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約款冊子(普通保険約款・特約) - 共栄火災 ネットで約款!(Web約款)

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約款冊子(普通保険約款・特約) - 共栄火災 ネットで約款!(Web約款)
安心生活総合補償保険(安心生活総合補償特約付帯普通傷害保険)
2012 年 2 月
(平成 24 年)
約款冊子(普通保険約款・特約)
ごあいさつ
このたびは共栄火災にご契約いただきありがとうございま
した。
この冊子には、保険契約の内容につきまして大切な事柄が
記載されておりますので、ご契約内容をご確認のうえ、保険
証券とともに大切に保管ください。
弊社は、いざという時、お客さまの身になって事故の解決
にあたることをモットーとし、一層のサービス向上に努めて
まいりますので、今後ともお引立てのほど、よろしくお願い
申し上げます。
12.02)①
SC340160 −( ’
1.保険証券を今一度お確かめください
お届けいたしました保険証券の記載事項およびご契約内容に誤りはご
ざいませんでしょうか。
もし、誤りやお気付きの点がございましたら、お手数でも代理店また
は弊社までご連絡ください。
2.ご契約内容の変更について
ご契約内容に変更があった場合は、代理店または弊社へご連絡のうえ
所定の手続きをお取りください。
その他、保険証券もしくは保険契約申込書の記載事項に変更があると
思われる場合は、代理店または弊社へお問い合わせください。
3.万一、事故にあわれましたら
事故が発生したときはすみやかに代理店または弊社へご通知のうえ、
保険金請求の手続きをお取りください。
ご通知が遅れますと、保険金を削減してお支払いする場合があります
ので、ご注意ください。
4.被保険者の方にもご契約の内容をお伝えください
ご契約者以外にも保険の補償を受けられる方(被保険者)がいらっしゃ
る場合は、その方にもご契約の内容をお伝えください。
ご不明な点につきましては、代理店または弊社までお問い合わせください。
<目次兼特約適用表>
1.この冊子に記載された特約については、証券面の「特約・割増引」欄に、名称または符号が印字されている場合、該当の特約が適用されます。
なお、証券面には簡易な表示をしてありますので下記の<目次兼特約適用表>でご確認ください。
2.この冊子に記載された特約のほか適用すべき特約がある場合は、保険証券に貼付されたものが適用されます。
頁
特 約
証 券 面 の 表 示
12
安心生活総合補償特約
すべての契約に適用となります。
29
受託品賠償責任補償特約(安心生活総合補償特約用)
「受託品賠償責任」
または「52」
33
修理費用補償特約(安心生活総合補償特約用)
「修理費用」
または「45」
36
就業外傷害倍額支払補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「就業外倍額支払対象外」
または「43」
36
携行品損害補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「携行品対象外」
または「AC」
36
個人賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「個人賠償責任対象外」
または「AD」
36
レンタル用品賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「レンタル用品賠対象外」
または「46」
36
キャンセル費用補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「キャンセル費用対象外」
または「47」
36
救援者費用等補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「救援者費用等対象外」
または「AJ」
36
借家人賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「借家人賠償責任対象外」
または「AK」
36
住宅内生活用動産補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「生活用動産対象外」
または「48」
36
ホールインワン・アルバトロス費用補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
「ホールインワン対象外」
または「44」
36
死亡保険金および後遺障害保険金のみの支払特約(安心生活総合補償特約用)
「死亡・後遺のみ」
または「01」
36
死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金および手術保険金のみの支払特約(安心生活総合補償特約用)
「死・後・入・手のみ」
または「36」
36
入院保険金および手術保険金支払日数延長特約(1,000 日用)
「入院手術延長」
または「JA」
36
通院保険金対象期間延長特約(1,000 日用)
「通院延長」
または「JB」
36
後遺障害保険金のみの支払特約
「後遺のみ」
または「41」
36
就業外における傷害のみの補償特約
「就業外のみ」
または「06」 36
就業中における傷害のみの補償特約
「就業中のみ」
または「07」
36
天災補償特約
「天災」
または「08」
37
特定感染症「後遺障害保険金、入院保険金および通院保険金」補償特約
「特定感染症」
または「29」
40
介護保険金支払特約
「介護保険金」
または「JF」
42
被害事故補償特約
「被害事故」
または「JG」
55
災害生活支援費用補償特約
「災害生活支援費用」
または「JH」
57
部位・症状別保険金支払特約
「部位・症状別保険金」
または「NA」
59
法人契約における後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金および通院保険金の受取人に関する特約
(※1)
「法人契約」
または「95」
(※2)「法人契約」
または「95」
59 法人契約における後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金および部位・症状別保険金の受取人に関する特約
59
通信販売に関する特約
「通信販売」
または「97」
60
保険契約の継続に関する特約
「保険契約の継続」
または「91」
61
保険料の払込みに関する特約
「保険料払込みに関する」
または「ZV」
63
追加保険料の払込みに関する特約
「保険料の払込みに関する特約」を適用する時に適用となります。
64
保険料分割払特約
保険料払込方法が「一般分割」の時に適用となります。
65
保険料分割払特約(一般団体契約用)
保険料払込方法が「団体契約分割」の時に適用となります。
66
保険料支払に関する特約
「保険料支払」
または「96」
66
災害補償規定等に基づく死亡保険金支払に関する特約
「災害補償死亡支払」
または「CL」
66
共同保険に関する特約
「共同保険」
または「00」
67
訴訟の提起に関する特約
すべての契約に適用となります。
67
条件付戦争危険等免責に関する一部修正特約
すべての契約に適用となります。
(※1)
2012 年3月31日以前始期契約用
(※2)
2012 年4月1日以降始期契約用
傷害保険普通保険約款
第1章 用語の定義条項
第2章 補償条項
第1条(用語の定義)
この約款において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
用 語
き
危険
こ
後遺障害
告知事項
し
事故
手術
傷害
た
他の保険契約等
ち
治療
つ
通院
通院保険金日額
に
入院
入院保険金日額
ひ
被保険者
ほ
保険期間
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者が日本国内または国外において事故によって被った傷害に対して、この約款
(50 音順)
に従い保険金を支払います。
第3条(保険金を支払わない場合−その1)
定 義
⑴ 当会社は、次の①∼⑬のいずれかに該当する事由によって生じた傷害に対しては、保険金を支
傷害の発生の可能性をいいます。
払いません。
① 保険契約者
(注1)または被保険者の故意または重大な過失
治療の効果が医学上期待できない状態であって、被保険者の身体に
② 保険金を受け取るべき者(注2)の故意または重大な過失。ただし、その者が死亡保険金の一
残された症状が将来においても回復できない機能の重大な障害に
部の受取人である場合には、保険金を支払わないのはその者が受け取るべき金額に限ります。
至ったものまたは身体の一部の欠損をいいます。
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
危険に関する重要な事項のうち、保険契約申込書の記載事項とする
④ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
ことによって当会社が告知を求めたものをいいます。
(注)
ア.被保険者が法令に定められた運転資格(注3)を持たないで自動車または原動機付自転車を
運転している間
(注)
他の保険契約等に関する事項を含みます。
イ.被保険者が酒に酔った状態(注4)で自動車または原動機付自転車を運転している間
急激かつ偶然な外来の事故をいいます。
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
治療を直接の目的として、メス等の器具を用いて患部または必要部
⑤ 被保険者の脳疾患、疾病または心神喪失
位に切除、摘出等の処置を施すことをいいます。
⑥ 被保険者の妊娠、出産、早産または流産
身体の傷害をいいます。この傷害には、身体外部から有毒ガスまた
⑦ 被保険者に対する外科的手術その他の医療処置。ただし、外科的手術その他の医療処置によっ
は有毒物質を偶然かつ一時に吸入、吸収または摂取した場合に急激
て生じた傷害が、当会社が保険金を支払うべき傷害の治療によるものである場合には、保険金
に生ずる中毒症状を含みますが、継続的に吸入、吸収または摂取し
を支払います。
た結果生ずる中毒症状は含みません。また、細菌性食中毒およびウ
⑧ 被保険者に対する刑の執行
イルス性食中毒は、この傷害には含みません。
⑨ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動(注5)
この保険契約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の
⑩ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
保険契約または共済契約をいいます。
⑪ 核燃料物質
(注6)もしくは核燃料物質(注6)によって汚染された物(注7)の放射性、爆発性
医師による治療をいいます。ただし、
被保険者が医師である場合は、
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
被保険者以外の医師による治療をいいます。
⑫ ⑨∼⑪の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑬ ⑪以外の放射線照射または放射能汚染
治療が必要な場合において、病院もしくは診療所に通い、または往
診により、治療を受けることをいいます。
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
保険証券記載の通院保険金日額をいいます。
(注2)
保険金を受け取るべき者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行す
治療が必要な場合において、自宅等での治療が困難なため、病院ま
るその他の機関とします。
たは診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること
(注3)
運転する地における法令による運転資格をいいます。
をいいます。
(注4)
アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注5)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
保険証券記載の入院保険金日額をいいます。
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
保険証券記載の被保険者をいいます。
(注6)
使用済燃料を含みます。
保険証券記載の保険期間をいいます。
(注7)
原子核分裂生成物を含みます。
保険金
死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金または通院
保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の死亡・後遺障害保険金額をいいます。
⑵ 当会社は、被保険者が頸部症候群(注1)、腰痛その他の症状を訴えている場合であっても、そ
れを裏付けるに足りる医学的他覚所見(注2)のないものに対しては、その症状の原因がいかなる
ときでも、保険金を支払いません。
(注1)
いわゆる「むちうち症」をいいます。
(注2)
理学的検査、神経学的検査、臨床検査、画像検査等により認められる異常所見をいいます。
― 1 ―
第4条(保険金を支払わない場合−その2)
下肢
(注2)の後遺障害に対しては、1肢ごとの後遺障害保険金は保険金額の 60%をもって限度
当会社は、次の①・②のいずれかに該当する間に生じた事故によって被った傷害に対しては、保
とします。
険契約者があらかじめこれらの行為に対応する当会社所定の保険料を支払っていない場合は、保険
(注1)
腕および手をいいます。
金を支払いません。
(注2)
脚および足をいいます。
① 被保険者が別表1に掲げる運動等を行っている間
⑸ 既に身体に障害のあった被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の
② 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間。ただし、下記ウ.に該当する場合を除き、自動車
結果として新たな後遺障害が加わったことにより別表3の1.∼5.のいずれかに該当した場合
もしくは原動機付自転車を用いて道路上で競技等(注1)をしている間または道路上で競技等
は、加重された後の後遺障害の状態に対応する別表2の1.∼ 10. に掲げる割合を適用して、後
(注1)
に準ずる方法・態様により自動車もしくは原動機付自転車を使用している間については、
遺障害保険金を支払います。ただし、既にあった身体の障害がこの保険契約に基づく後遺障害保
保険金を支払います。
険金の支払を受けたものである場合は、次の算式によって算出した割合により後遺障害保険金を
ア.被保険者が乗用具
(注2)
を用いて競技等
(注1)
をしている間
支払います。
イ.被保険者が乗用具
(注2)
を用いて競技等
(注1)
を行うことを目的とする場所において、競
技等(注1)
に準ずる方法・態様により乗用具
(注2)
を使用している間
ウ.被保険者が、法令による許可を受けて、一般の通行を制限し、道路を占有した状態で、自
加重された後の後遺障害の状態に
既にあった身体の障害に
動車もしくは原動機付自転車を用いて競技等
(注1)
をしている間または競技等
(注1)
に準ず
適用する割合 =
−
対応する割合
対応する割合
る方法・態様により自動車もしくは原動機付自転車を使用している間
(注1)次のア.・イ.のいずれかのことを行うことをいいます。
ア.競技、競争もしくは興行またはそれらのための練習
イ.性能試験を目的とする運転または操縦
(注2)自動車、原動機付自転車、モーターボート、水上オートバイ、ゴーカート、スノーモービル
その他これらに類するものをいいます。
⑹ ⑴∼⑸の規定に基づいて、当会社が支払うべき後遺障害保険金の額は、保険期間を通じ、保険
金額をもって限度とします。
第7条(入院保険金および手術保険金の支払)
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の結果として、
平常の業務に従事することまたは平常の生活ができなくなり、かつ、次の①・②のいずれかに該
第5条(死亡保険金の支払)
当した場合は、その期間に対し、入院保険金を被保険者に支払います。
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の結果として、
① 入院した場合
事故の発生の日からその日を含めて 180 日以内に死亡した場合は、保険金額の全額
(注)を死亡保
② 別表4の1.∼8.のいずれかに該当し、かつ、治療を受けた場合
険金として死亡保険金受取人に支払います。
⑵ ⑴の入院保険金は、次の算式によって算出した額とします。
(注)既に支払った後遺障害保険金がある場合は、次の算式によって算出した額とします。
入院保険金の額
死亡保険金の額
=
保険金額
−
=
入院保険金日額
×
⑴ ①・②に該当した日数
既に支払った後遺障害保険金の額
⑶ 臓器の移植に関する法律(平成9年法律第 104 号)第6条(臓器の摘出)の規定によって、同
⑵ 第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑴・⑵の規定により被保険者の法定相続人が死亡保険金
条第4項で定める医師により「脳死した者の身体」との判定を受けた後、その身体への処置がさ
受取人となる場合で、その者が2名以上であるときは、当会社は、法定相続分の割合により死亡
れた場合であって、その処置が同法附則第 11 条に定める医療給付関係各法の規定に基づく医療
保険金を死亡保険金受取人に支払います。
の給付としてされたものとみなされる処置(注)であるときには、その処置日数を⑴ ①に該当し
⑶ 第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑻の死亡保険金受取人が2名以上である場合は、
当会社は、
た日数に含みます。
均等の割合により死亡保険金を死亡保険金受取人に支払います。
(注)
医療給付関係各法の適用がない場合は、医療給付関係各法の適用があれば、医療の給付として
第6条(後遺障害保険金の支払)
されたものとみなされる処置を含みます。
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の結果として、
⑷ 当会社は、いかなる場合においても、事故の発生の日からその日を含めて 180 日を経過した後
事故の発生の日からその日を含めて 180 日以内に後遺障害が生じた場合は、次の算式によって算
の期間に対しては、入院保険金を支払いません。
出した額を後遺障害保険金として被保険者に支払います。
⑸ 被保険者が入院保険金の支払を受けられる期間中にさらに入院保険金の支払を受けられる傷害
を被った場合においても、当会社は、重複しては入院保険金を支払いません。
後遺障害保険金の額 = 保険金額 × 別表2の1.∼ 10. に掲げる割合
⑹ 当会社は、入院保険金が支払われる場合に、被保険者が事故の発生の日からその日を含めて
180 日以内に病院または診療所において、入院保険金を支払うべき傷害の治療を直接の目的とし
⑵ ⑴の規定にかかわらず、被保険者が事故の発生の日からその日を含めて 180 日を超えてなお治
て別表5の1.∼ 27.に掲げる手術を受けたときは、次の算式によって算出した額を手術保険
療を要する状態にある場合は、当会社は、事故の発生の日からその日を含めて 181 日目における
金として被保険者に支払います。ただし、1事故に基づく傷害について、1回の手術に限ります。
被保険者以外の医師の診断に基づき後遺障害の程度を認定して、⑴のとおり算出した額を後遺障
害保険金として支払います。
手術の種類に応じた別表5の1.∼ 27.に
⑶ 別表2の1.∼ 10. に掲げる後遺障害に該当しない後遺障害に対しては、当会社は、身体の障
手術保険金の額 = 入院保険金日額 ×
掲げる倍率(注)
害の程度に応じ、かつ、別表2の1.∼ 10. に掲げる区分に準じ、後遺障害保険金の支払額を決
定します。ただし、別表2の1.⑶・⑷、2.⑶、4.⑷および5.⑵に掲げる機能障害に至ら
ない障害に対しては、後遺障害保険金を支払いません。
(注)
1事故に基づく傷害に対して2以上の手術を受けた場合は、そのうち最も高い倍率とします。
⑷ 同一事故により2種以上の後遺障害が生じた場合には、当会社は、その各々に対し⑴∼⑶の規
定を適用し、その合計額を支払います。ただし、別表2の7.∼9.に掲げる上肢
(注1)
または
― 2 ―
第8条(通院保険金の支払)
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の結果として、
平常の業務に従事することまたは平常の生活に支障が生じ、かつ、通院した場合は、次の算式に
よって算出した額を通院保険金として被保険者に支払います。ただし、平常の業務に従事するこ
とまたは平常の生活に支障がない程度に傷害がなおった時以降の通院に対しては、通院保険金を
支払いません。
通院保険金の額
=
通院保険金日額
×
通院した日数(注)
① ⑵に規定する事実がなくなった場合
② 当会社が保険契約締結の際、⑵に規定する事実を知っていた場合、または過失によってこれ
を知らなかった場合(注)
③ 保険契約者または被保険者が、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被る前に、
告知事項につき書面をもって訂正を当会社に申し出て、当会社がこれを承認した場合。なお、
当会社が、訂正の申出を受けた場合において、その訂正を申し出た事実が、保険契約締結の際
に当会社に告げられていたとしても、当会社が保険契約を締結していたと認めるときに限り、
これを承認するものとします。
④ 当会社が、⑵の規定による解除の原因があることを知った時から1か月を経過した場合、ま
たは保険契約締結時から5年を経過した場合
(注)
当会社のために保険契約の締結の代理を行う者が、事実を告げることを妨げた場合、または事
実を告げないこともしくは事実と異なることを告げることを勧めた場合を含みます。
(注)90 日を限度とします。
⑵ 被保険者が通院しない場合においても、骨折等の傷害を被った部位を固定するために被保険者
以外の医師の指示によりギプス等を常時装着した結果、平常の業務に従事することまたは平常の
⑷ ⑵の規定による解除が傷害の発生した後になされた場合であっても、第 21 条(保険契約解除
生活に著しい支障が生じたときは、その日数を⑴の通院した日数に含みます。
の効力)の規定にかかわらず、当会社は、保険金を支払いません。この場合において、既に保険
⑶ 当会社は、⑴・⑵の規定にかかわらず、前条の入院保険金が支払われるべき期間中の通院に対
金を支払っていたときは、当会社は、その返還を請求することができます。
しては、通院保険金を支払いません。
⑸ ⑷の規定は、⑵に規定する事実に基づかずに発生した傷害については適用しません。
⑷ 当会社は、いかなる場合においても、事故の発生の日からその日を含めて 180 日を経過した後 第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)
の通院に対しては、通院保険金を支払いません。
⑴ 保険契約締結の後、次の①∼③のいずれかに該当した場合は、保険契約者または被保険者は、
⑸ 被保険者が通院保険金の支払を受けられる期間中にさらに通院保険金の支払を受けられる傷害
遅滞なく、その旨を当会社に通知しなければなりません。
を被った場合においても、当会社は、重複しては通院保険金を支払いません。
① 被保険者が保険証券記載の職業または職務を変更した場合
第9条(死亡の推定)
② 職業に就いていない被保険者が新たに職業に就いた場合
被保険者が搭乗している航空機または船舶が行方不明となった場合、または遭難した場合におい
③ 保険証券記載の職業に就いていた被保険者がその職業をやめた場合
て、その航空機または船舶が行方不明となった日または遭難した日からその日を含めて 30 日を経
⑵ 保険契約者または被保険者が故意または重大な過失によって、遅滞なく⑴の規定による通知を
過してもなお被保険者が発見されないときは、その航空機または船舶が行方不明となった日または
しなかった場合において、変更後の職業または職務に対して適用されるべき保険料が変更前の職
遭難した日に、被保険者が第2条
(保険金を支払う場合)
の傷害によって死亡したものと推定します。
業または職務に対して適用された保険料よりも高いときは、当会社は、職業または職務の変更の
第 10 条(他の身体の障害または疾病の影響)
事実
(注)
があった後に生じた事故による傷害に対しては、次の算式によって算出した割合により、
⑴ 次の①・②のいずれかにより、被保険者の被った第2条(保険金を支払う場合)の傷害が重大
保険金を削減して支払います。
となった場合は、当会社は、その影響がなかったときに相当する金額を支払います。
① 被保険者が第2条の傷害を被った時既に存在していた身体の障害または疾病の影響
変更前の職業または職務に対して適用された保険料
保険金を削減
② 被保険者が第2条の傷害を被った後にその原因となった事故と関係なく発生した傷害または
=
する割合
疾病の影響
変更後の職業または職務に対して適用されるべき保険料
⑵ 正当な理由がなく被保険者が治療を怠ったことまたは保険契約者もしくは保険金を受け取るべ
き者が治療をさせなかったことにより、被保険者の被った第2条(保険金を支払う場合)の傷害
(注)
⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
が重大となった場合も、⑴と同様の方法で支払います。
⑶ ⑵の規定は、当会社が⑵の規定による保険金を削減して支払うべき事由の原因があることを
知った時から保険金を削減して支払う旨の被保険者もしくは保険金を受け取るべき者に対する通
知をしないで1か月を経過した場合、または職業もしくは職務の変更の事実(注)が生じた時から
5年を経過した場合には適用しません。
第 11 条(保険責任の始期および終期)
(注)
⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
⑴ 当会社の保険責任は、保険期間の初日の午後4時
(注)
に始まり、末日の午後4時に終わります。
⑷ ⑵の規定は、職業または職務の変更の事実(注)に基づかずに発生した傷害については適用しま
(注)保険証券にこれと異なる時刻が記載されている場合はその時刻とします。
せん。
⑵ ⑴の時刻は、日本国の標準時によるものとします。
(注)
⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
⑶ 保険期間が始まった後でも、当会社は、保険料領収前に生じた事故による傷害に対しては、保
⑸ ⑵の規定にかかわらず、職業または職務の変更の事実(注1)によって、この保険契約の引受範
険金を支払いません。
囲
(注2)
を超えることとなった場合には、当会社は、保険契約者に対する書面による通知をもっ
第 12 条(告知義務)
て、この保険契約を解除することができます。
⑴ 保険契約者または被保険者になる者は、保険契約締結の際、告知事項について、当会社に事実
を正確に告げなければなりません。
(注1)
⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
⑵ 当会社は、保険契約締結の際、保険契約者または被保険者が、告知事項について、故意または (注2)保険料を増額することにより保険契約を継続することができる範囲として保険契約締結の
重大な過失によって事実を告げなかった場合、または事実と異なることを告げた場合は、保険契
際に当会社が交付する書面等において定めたものをいいます。
約者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。
⑹ ⑸の規定による解除が傷害の発生した後になされた場合であっても、第 21 条(保険契約解除
⑶ ⑵の規定は、次の①∼④のいずれかに該当する場合には適用しません。
第3章 基本条項
― 3 ―
の効力)の規定にかかわらず、職業または職務の変更の事実
(注)
があった時から解除がなされた
時までに発生した事故による傷害に対しては、当会社は、保険金を支払いません。この場合にお
いて、既に保険金を支払っていたときは、当会社は、その返還を請求することができます。
⑤ 保険契約者と被保険者との間の親族関係の終了その他の事由により、この保険契約(注)の被
保険者となることについて同意した事情に著しい変更があった場合
(注)
その被保険者に係る部分に限ります。
(注)⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
⑵ 保険契約者は、⑴ ①∼⑤のいずれかに該当する事由がある場合において、被保険者から⑴の
第 14 条(保険契約者の住所変更)
規定による解除請求があったときは、当会社に対する通知をもって、この保険契約(注)を解除し
保険契約者が保険証券記載の住所または通知先を変更した場合は、保険契約者は、遅滞なく、そ
なければなりません。
の旨を当会社に通知しなければなりません。
(注)
その被保険者に係る部分に限ります。
第 15 条(保険契約の無効)
⑶ ⑴ ①の事由がある場合は、その被保険者は、当会社に対する通知をもって、この保険契約(注)
次の①・②のいずれかに該当する事実があった場合には、保険契約は無効とします。
を解除することができます。ただし、健康保険証等、被保険者であることを証する書類の提出が
① 保険契約者が、保険金を不法に取得する目的または第三者に保険金を不法に取得させる目的
あった場合に限ります。
をもって保険契約を締結した場合
② 保険契約者以外の者を被保険者とする保険契約について死亡保険金受取人を定める場合
(注)
(注)
その被保険者に係る部分に限ります。
に、その被保険者の同意を得なかったとき。
⑷ ⑶の規定によりこの保険契約(注)が解除された場合は、当会社は、遅滞なく、保険契約者に対
(注)被保険者の法定相続人を死亡保険金受取人にする場合を除きます。
して、その旨を書面により通知するものとします。
第 16 条(保険契約の失効)
(注)
その被保険者に係る部分に限ります。
保険契約締結の後、被保険者が死亡した場合には、保険契約は効力を失います。
第 21 条(保険契約解除の効力)
第 17 条(保険契約の取消し)
保険契約の解除は、将来に向かってのみその効力を生じます。
保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者の詐欺または強迫によって当会社が保険契
約を締結した場合には、当会社は、保険契約者に対する書面による通知をもって、この保険契約を 第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に関する通知義務等の場合)
⑴ 第 12 条(告知義務)⑴により告げられた内容が事実と異なる場合において、保険料を変更す
取り消すことができます。
る必要があるときは、当会社は、変更前の保険料と変更後の保険料との差に基づき計算した保険
第 18 条(保険契約者による保険契約の解除)
料を返還または請求します。
保険契約者は、当会社に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができま
⑵ 職業または職務の変更の事実(注1)が生じた場合において、保険料を変更する必要があるとき
す。
は、当会社は、変更前の職業または職務に対して適用された保険料と変更後の職業または職務に
第 19 条(重大事由による解除)
対して適用されるべき保険料との差に基づき、職業または職務の変更の事実(注1)が生じた時以
⑴ 当会社は、次の①∼④のいずれかに該当する事由がある場合には、保険契約者に対する書面に
降の期間
(注2)
に対し日割をもって計算した保険料を返還または請求します。
よる通知をもって、この保険契約を解除することができます。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、当会社にこの保険契約に基づく保
(注1)
第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
険金を支払わせることを目的として傷害を生じさせ、または生じさせようとしたこと。
(注2)保険契約者または被保険者の申出に基づく、第 13 条⑴ ①∼③の変更の事実が生じた時以降
② 被保険者または保険金を受け取るべき者が、この保険契約に基づく保険金の請求について、
の期間をいいます。
詐欺を行い、または行おうとしたこと。
⑶ 当会社は、保険契約者が⑴・⑵の規定による追加保険料の支払を怠った場合(注)は、保険契約
③ 他の保険契約等との重複によって、被保険者に係る保険金額、入院保険金日額、通院保険金
者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。
日額等の合計額が著しく過大となり、保険制度の目的に反する状態がもたらされるおそれがあ
ること。
(注)
当会社が、保険契約者に対し追加保険料を請求したにもかかわらず相当の期間内にその支払が
④ ①∼③に掲げるもののほか、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、①∼
なかった場合に限ります。
③の事由がある場合と同程度に当会社のこれらの者に対する信頼を損ない、この保険契約の存
⑷ ⑴の規定により追加保険料を請求する場合において、⑶の規定によりこの保険契約を解除でき
続を困難とする重大な事由を生じさせたこと。
るときは、当会社は、保険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っていたと
⑵ ⑴の規定による解除が傷害の発生した後になされた場合であっても、第 21 条(保険契約解除
きは、当会社は、その返還を請求することができます。
の効力)の規定にかかわらず、⑴ ①∼④の事由が生じた時から解除がなされた時までに発生し
⑸ ⑵の規定により追加保険料を請求する場合において、⑶の規定によりこの保険契約を解除でき
た傷害に対しては、当会社は、保険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っ
るときは、当会社は、職業または職務の変更の事実(注)があった後に生じた事故による傷害に対
ていたときは、当会社は、その返還を請求することができます。
しては、次の算式によって算出した割合により、保険金を削減して支払います。
第 20 条(被保険者による保険契約の解除請求)
⑴ 被保険者が保険契約者以外の者である場合において、
次の①∼⑤のいずれかに該当するときは、
その被保険者は、保険契約者に対して、この保険契約
(注)
を解除することを求めることができま
変更前の職業または職務に対して適用された保険料
保険金を削減
す。
=
する割合
① この保険契約
(注)
の被保険者となることについての同意をしていなかった場合
変更後の職業または職務に対して適用されるべき保険料
② 保険契約者または保険金を受け取るべき者に、前条⑴ ①・②に該当する行為のいずれかが
あった場合
③ 前条⑴ ③に規定する事由が生じた場合
(注)
第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
④ ②・③のほか、保険契約者または保険金を受け取るべき者が、②・③の場合と同程度に被保
⑹ ⑴・⑵のほか、保険契約締結の後、保険契約者が書面をもって保険契約の条件の変更を当会社
険者のこれらの者に対する信頼を損ない、この保険契約
(注)
の存続を困難とする重大な事由を
に通知し、承認の請求を行い、当会社がこれを承認する場合において、保険料を変更する必要が
生じさせた場合
― 4 ―
あるときは、当会社は、変更前の保険料と変更後の保険料との差に基づき計算した、未経過期間
より通知しなければなりません。
に対する保険料を返還または請求します。
⑶ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
⑺ ⑹の規定により追加保険料を請求する場合において、当会社の請求に対して、保険契約者がそ
差し引いて保険金を支払います。
の支払を怠ったときは、当会社は、追加保険料領収前に生じた事故による傷害に対しては、保険
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴・⑵の規定の
契約条件の変更の承認の請求がなかったものとして、この保険契約に適用される普通保険約款お
いずれかに違反した場合
よび特約に従い保険金を支払います。
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴・⑵の規定に
第 23 条(保険料の返還−無効または失効の場合)
よる通知または説明のいずれかについて知っている事実を告げなかった場合、または事実と異
⑴ 保険契約が無効となる場合には、当会社は、保険料の全額を返還します。ただし、第 15 条(保
なることを告げた場合
険契約の無効)①の規定により保険契約が無効となる場合には、保険料を返還しません。
第 27 条(保険金の請求)
⑵ 保険契約が失効となる場合には、当会社は、未経過期間に対し日割をもって計算した保険料を
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、次の①∼④の時から、それぞれ発生し、これを行使すること
返還します。ただし、第5条(死亡保険金の支払)⑴の死亡保険金を支払うべき傷害によって被
ができるものとします。
保険者が死亡した場合には、保険料を返還しません。
① 死亡保険金については、被保険者が死亡した時
第 24 条(保険料の返還−取消しの場合)
② 後遺障害保険金については、次のア.・イ.のいずれか早い時
第 17 条(保険契約の取消し)の規定により、当会社が保険契約を取り消した場合には、当会社は、
ア.被保険者に後遺障害が生じた時
保険料を返還しません。
イ.事故の発生の日からその日を含めて 180 日を経過した時
第 25 条(保険料の返還−解除の場合)
③ 入院保険金および手術保険金については、次のア.∼ウ.のいずれか早い時
⑴ 第 12 条(告知義務)⑵、第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑸、第 19 条(重
ア.被保険者が平常の業務に従事することまたは平常の生活ができる程度になおった時
大事由による解除)⑴または第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の
イ.被保険者が第7条(入院保険金および手術保険金の支払)⑴ ①・②のいずれにも該当し
変更に関する通知義務等の場合)⑶の規定により、当会社が保険契約を解除した場合には、当会
ない程度になおった時
社は、未経過期間に対し日割をもって計算した保険料を返還します。
ウ.事故の発生の日からその日を含めて 180 日を経過した時
⑵ 第 18 条(保険契約者による保険契約の解除)の規定により、保険契約者が保険契約を解除し
④ 通院保険金については、次のア.∼ウ.のいずれか早い時
た場合には、当会社は、次の算式によって算出した保険料を返還します。
ア.被保険者が平常の業務に従事することまたは平常の生活に支障がない程度になおった時
イ.通院保険金の支払われる日数が 90 日に達した時
ウ.事故の発生の日からその日を含めて 180 日を経過した時
既経過期間に対し別表6に掲げる短期率に
返還する保険料 = 保険料
(注1) −
⑵ 被保険者または保険金を受け取るべき者が保険金の支払を請求する場合は、別表7に掲げる書
よって計算した保険料
類または証拠のうち当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
ただし、中途更改
(注2)
により保険契約を解除した場合には、当会社は、未経過期間に対し日
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
割をもって計算した保険料を返還します。
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
(注1)この保険契約に対して適用された保険料をいいます。
ることができます。
(注2)保険契約の条件を変更するため、保険契約を解除した日を保険期間の初日として、保険契約
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者(注)
者を同一とする保険契約を新たに締結することをいいます。
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
⑶ 第 20 条(被保険者による保険契約の解除請求)⑵の規定により、保険契約者が保険契約
(注1)
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
を解除した場合には、
当会社は、
保険料
(注2)
から既経過期間に対し別表6に掲げる短期率によっ
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
て計算した保険料を差し引いて、その残額を返還します。
がある場合には、①以外の配偶者(注)または②以外の3親等内の親族
(注1)その被保険者に係る部分に限ります。
(注2)この保険契約に対して適用された保険料のうちその被保険者に係る部分をいいます。
(注)
法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、事故の内容または傷害の程度等に応じ、保険契約者、被保険者または保険金を受け
取るべき者に対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査へ
の協力を求めることがあります。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出
(注1)その被保険者に係る部分に限ります。
し、必要な協力をしなければなりません。
(注2)この保険契約に対して適用された保険料のうちその被保険者に係る部分をいいます。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
第 26 条(事故の通知)
差し引いて保険金を支払います。
⑴ 被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被った場合は、保険契約者、被保険者また
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反
は保険金を受け取るべき者は、その原因となった事故の発生の日からその日を含めて 30 日以内
した場合
に事故発生の状況および傷害の程度を当会社に通知しなければなりません。この場合において、
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
当会社が書面による通知もしくは説明を求めたとき、または被保険者の診断書もしくは死体検案
類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
書の提出を求めたときは、これに応じなければなりません。
③ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
⑵ 被保険者が搭乗している航空機または船舶が行方不明となった場合、または遭難した場合は、
類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
保険契約者または保険金を受け取るべき者は、その航空機または船舶が行方不明となった日また 第 28 条(保険金の支払時期)
は遭難した日からその日を含めて 30 日以内に行方不明または遭難発生の状況を当会社に書面に
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
⑷ 第 20 条(被保険者による保険契約の解除請求)⑶の規定により、被保険者が保険契約(注1)
を解除した場合には、
当会社は、
保険料
(注2)
から既経過期間に対し別表6に掲げる短期率によっ
て計算した保険料を差し引いて、その残額を保険契約者に返還します。
― 5 ―
必要な次の①∼④の事項の確認を終え、保険金を支払います。
第 31 条(代位)
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、傷
当会社が保険金を支払った場合であっても、被保険者またはその法定相続人がその傷害について
害発生の有無および被保険者に該当する事実
第三者に対して有する損害賠償請求権は、当会社に移転しません。
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と 第 32 条(死亡保険金受取人の変更)
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
⑴ 保険契約締結の際、保険契約者が死亡保険金受取人を定めなかった場合は、被保険者の法定相
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、傷害の程度、事故と傷害との関係、治療
続人を死亡保険金受取人とします。
の経過および内容
⑵ 保険契約締結の後、被保険者が死亡するまでは、保険契約者は、死亡保険金受取人を変更する
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
ことができます。
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
⑶ ⑵の規定による死亡保険金受取人の変更を行う場合には、保険契約者は、その旨を当会社に通
知しなければなりません。
(注)被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいます。
⑷ ⑶の規定による通知が当会社に到達した場合には、死亡保険金受取人の変更は、保険契約者が
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑤に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
その通知を発した時にその効力を生じたものとします。ただし、その通知が当会社に到達する前
定にかかわらず、当会社は、
請求完了日
(注1)
からその日を含めて次の①∼⑤に掲げる日数
(注2)
に当会社が変更前の死亡保険金受取人に保険金を支払った場合は、その後に保険金の請求を受け
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
たとしても、当会社は、保険金を支払いません。
よびその確認を終えるべき時期を被保険者または保険金を受け取るべき者に対して通知するもの
⑸ 保険契約者は、⑵の規定による死亡保険金受取人の変更を、法律上有効な遺言によって行うこ
とします。
とができます。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
⑹ ⑸の規定による死亡保険金受取人の変更を行う場合には、遺言が効力を生じた後、保険契約者
結果の照会(注3)
180 日
の法定相続人がその旨を当会社に通知しなければ、その変更を当会社に対抗することができませ
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、医療機関、検査機関その他の専門機関による診断、鑑
ん。
なお、
その通知が当会社に到達する前に当会社が変更前の死亡保険金受取人に保険金を支払っ
定等の結果の照会 90 日
た場合は、その後に保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
③ ⑴ ③の事項のうち、後遺障害の内容およびその程度を確認するための、医療機関による診断、
⑺ ⑵・⑸の規定により、死亡保険金受取人を被保険者の法定相続人以外の者に変更する場合は、
後遺障害の認定に係る専門機関による審査等の結果の照会 120 日
被保険者の同意がなければその効力は生じません。
④ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼④の事
⑻ 死亡保険金受取人が、被保険者が死亡する前に死亡した場合は、その死亡した死亡保険金受取
項の確認のための調査 60 日
人の死亡時の法定相続人(注)を死亡保険金受取人とします。
⑤ ⑴ ①∼④の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
(注)
法定相続人のうち死亡している者がある場合は、その者については、順次の法定相続人とします。
における調査 180 日
⑼ 保険契約者は、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金および通院保険金について、その受
(注1)被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいい
取人を被保険者以外の者に定め、または変更することはできません。
ます。
第 33 条(保険契約者の変更)
(注2)複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
⑴ 保険契約締結の後、保険契約者は、当会社の承認を得て、この保険契約に適用される普通保険
(注3)弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
約款および特約に関する権利および義務を第三者に移転させることができます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき
⑵ ⑴の規定による移転を行う場合には、保険契約者は書面をもってその旨を当会社に申し出て、
者が、正当な理由がなくその確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合
(注)
には、これに
承認を請求しなければなりません。
より確認が遅延した期間については、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
⑶ 保険契約締結の後、保険契約者が死亡した場合は、その死亡した保険契約者の死亡時の法定相
続人にこの保険契約に適用される普通保険約款および特約に関する権利および義務が移転するも
(注)必要な協力を行わなかった場合を含みます。
のとします。
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者と 第 34 条(保険契約者または死亡保険金受取人が複数の場合の取扱い)
当会社があらかじめ合意した場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うもの
⑴ この保険契約について、保険契約者または死亡保険金受取人が2名以上である場合は、当会社
とします。
は、代表者1名を定めることを求めることができます。この場合において、代表者は他の保険契
第 29 条(当会社の指定する医師が作成した診断書等の要求)
約者または死亡保険金受取人を代理するものとします。
⑴ 当会社は、第 26 条(事故の通知)の規定による通知または第 27 条(保険金の請求)の規定に
⑵ ⑴の代表者が定まらない場合、またはその所在が明らかでない場合には、保険契約者または死
よる請求を受けた場合は、傷害の程度の認定その他保険金の支払にあたり必要な限度において、
亡保険金受取人の中の1名に対して行う当会社の行為は、他の保険契約者または死亡保険金受取
保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者に対して、当会社の指定する医師が作成し
人に対しても効力を有するものとします。
た被保険者の診断書または死体検案書の提出を求めることができます。
⑶ 保険契約者が2名以上である場合には、各保険契約者は連帯してこの保険契約に適用される普
⑵ ⑴の規定による被保険者の診断書または死体検案書の提出にあたり、
診断または死体の検案
(注
通保険約款および特約に関する義務を負うものとします。
1)
のために要した費用
(注2)
は、当会社が負担します。
第 35 条(契約内容の登録)
⑴ 当会社は、この保険契約締結の際、次の①∼⑥の事項を社団法人日本損害保険協会に登録する
(注1)死体について、死亡の事実を医学的に確認することをいいます。
ことができるものとします。
(注2)収入の喪失を含みません。
① 保険契約者の氏名・住所・生年月日
第 30 条(時効)
② 被保険者の氏名・住所・生年月日・性別、同意の有無
保険金請求権は、第27条
(保険金の請求)
⑴に定める時の翌日から起算して3年を経過した場合は、
③ 死亡保険金受取人の氏名
時効によって消滅します。
④ 保険金額・入院保険金日額・通院保険金日額
⑤ 保険期間
― 6 ―
⑥ 当会社名、保険種類、証券番号
⑵ 各損害保険会社は、⑴の規定により登録された被保険者について、他の保険契約等の内容を調
査するため、⑴の規定により登録された契約内容を社団法人日本損害保険協会に照会し、その結
果を保険契約の解除または保険金の支払について判断する際の参考にすることができるものとし
ます。
⑶ 各損害保険会社は、⑵の規定により照会した結果を、⑵に規定する保険契約の解除または保険
金の支払について判断する際の参考にすること以外に用いないものとします。
⑷ 社団法人日本損害保険協会および各損害保険会社は、⑴の登録内容または⑵の規定による照会
結果を次の①・②に該当するもの以外に公開しないものとします。
① ⑴の規定により登録された被保険者に係る保険契約の締結に関する権限をその損害保険会社
が与えた損害保険代理店
② 犯罪捜査等にあたる公的機関からその損害保険会社が公開要請を受けた場合のその公的機関
⑸ 保険契約者または被保険者は、その本人に係る⑴の登録内容または⑵の規定による照会結果に
ついて、当会社または社団法人日本損害保険協会に照会することができます。
第 36 条(被保険者が複数の場合の約款の適用)
被保険者が2名以上である場合は、それぞれの被保険者ごとにこの約款の規定を適用します。
第 37 条(訴訟の提起)
この保険契約に関する訴訟については、日本国内における裁判所に提起するものとします。
第 38 条(準拠法)
この約款に規定のない事項については、日本国の法令に準拠します。
別表1
運 動 等
山岳登はん(注1)
(注1)ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用具を使用するもの、ロックク
ライミングおよびフリークライミングをいいます。
2
リュージュ、ボブスレー、スケルトン
3
スカイダイビング
4
航空機(注2)
操縦
(注3)
5
ハンググライダー搭乗
6
モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機等の超軽量動力機(注4)
搭乗
7
ジャイロプレーン搭乗
8
その他1∼7に類する危険な運動
1.眼の障害
⑴ 両眼が失明した場合 …………………………………………………………………………… 100%
⑵ 1眼が失明した場合 …………………………………………………………………………… 60%
⑶ 1眼の矯正視力が 0.6 以下となった場合 ……………………………………………………… 5%
⑷ 1眼が視野狭窄(注1)となった場合 ……………………………………………………… 5%
2.耳の障害
⑴ 両耳の聴力を全く失った場合 ………………………………………………………………… 80%
⑵ 1耳の聴力を全く失った場合 ………………………………………………………………… 30%
⑶ 1耳の聴力が 50cm 以上では通常の話声を解せない場合 …………………………………… 5%
3.鼻の障害
⑴ 鼻の機能に著しい障害を残す場合 …………………………………………………………… 20%
4.咀しゃく、言語の障害
⑴ 咀しゃくまたは言語の機能を全く廃した場合
……………………………………………… 100%
⑵ 咀しゃくまたは言語の機能に著しい障害を残す場合
……………………………………… 35%
⑶ 咀しゃくまたは言語の機能に障害を残す場合 ……………………………………………… 15%
⑷ 歯に5本以上の欠損を生じた場合 …………………………………………………………… 5%
(注2)
に著しい醜状を残す場合
⑴ 外貌
………………………………………………………… 15%
(注2)
に醜状
(注3)を残す場合
⑵ 外貌
………………………………………………………… 3%
6.脊柱の障害
⑴ 脊柱に著しい変形または著しい運動障害を残す場合
⑵ 脊柱に運動障害を残す場合
(注2)航空機には、グライダーおよび飛行船は含みません。
(注3)職務として操縦する場合は含みません。
(注4)パラプレーン等のパラシュート型超軽量動力機は含みません。
後遺障害保険金支払区分表
の醜状
5.外貌(注2)
第4条(保険金を支払わない場合−その2)①の運動等
1
別表2
……………………………………… 40%
…………………………………………………………………… 30%
⑶ 脊柱に変形を残す場合 ………………………………………………………………………… 15%
7.腕
(注4)
、脚
(注5)の障害
⑴ 1腕
(注4)
または1脚(注5)を失った場合 ………………………………………………… 60%
⑵ 1腕(注4)または1脚(注5)の3大関節中の2関節または3関節の機能を全く廃した場合 … 50%
⑶ 1腕
(注4)
または1脚(注5)の3大関節中の1関節の機能を全く廃した場合 ………… 35%
⑷ 1腕
(注4)
または1脚(注5)の機能に障害を残す場合 …………………………………… 5%
8.手指の障害
⑴ 1手の母指を指節間関節以上(注6)で失った場合 ………………………………………… 20%
⑵ 1手の母指の機能に著しい障害を残す場合 ………………………………………………… 15%
⑶ 母指以外の1指を遠位指節間関節以上(注6)で失った場合 ……………………………… 8%
⑷ 母指以外の1指の機能に著しい障害を残す場合 …………………………………………… 5%
9.足指の障害
⑴ 1足の第1の足指を指節間関節以上(注6)で失った場合 ………………………………… 10%
⑵ 1足の第1の足指の機能に著しい障害を残す場合 ………………………………………… 8%
⑶ 第1の足指以外の1足指を遠位指節間関節以上(注6)で失った場合 …………………… 5%
⑷ 第1の足指以外の1足指の機能に著しい障害を残す場合 ………………………………… 3%
10.その他身体の著しい障害により終身常に介護を要する場合 ………………………………… 100%
― 7 ―
別表4
(注1)正常視野の角度の合計の 60%以下となった場合をいいます。
第7条(入院保険金および手術保険金の支払)⑴②の入院保険金を支払う状態
(注2)顔面・頭部・頸部をいいます。
(注3)顔面においては直径2cm の瘢痕、長さ3cm の線状痕程度をいいます。
(注4)
「腕」とは、手関節以上をいいます。なお、
「以上」とは、その関節より心臓に近い部分をい
います。
(注5)
「脚」とは、足関節以上をいいます。なお、
「以上」とは、その関節より心臓に近い部分をい
います。
(注6)
「以上」とは、その関節より心臓に近い部分をいいます。
(注7)
関節等の説明図
ਖ਼
˨ᑆɁᴰ‫۾‬ᩜኮ
ීǽ઩
¨ᑈᩜኮ©
¨Ʌȫᩜኮ©
ᤕͱ઩ኮᩖᩜኮ
1.両眼の矯正視力が 0.06 以下になっていること。
2.咀しゃくまたは言語の機能を失っていること。
3.両耳の聴力を失っていること。
4.両上肢の手関節
(注1)以上(注2)のすべての関節(注1)の機能を失っていること。
5.1 下肢の機能を失っていること。
6.胸腹部臓器の障害のため身体の自由が主に摂食、洗面等の起居動作に限られていること。
7.神経系統または精神の障害のため身体の自由が主に摂食、洗面等の起居動作に限られていること。
8.その他上記1.∼7.の部位の合併障害等のため身体の自由が主に摂食、洗面等の起居動作に限
られていること。
(注1)
「手関節」および「関節」については別表2(注7)の関節等の説明図によります。
(注2)
「以上」とはその関節より心臓に近い部分をいいます。
઩ኮᩖᩜኮ
ȮȠ
ᑫǽ౸
¨ਖ਼ᩜኮ©
˩ᑆɁᴰ‫۾‬ᩜኮ
¨ᑅᩜኮ©
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ᠴ
ቼᴮɁᠴ઩
ᤕͱ઩ኮᩖᩜኮ
઩ኮᩖᩜኮ
別表5
¨ᠴᩜኮ©
第7条(入院保険金および手術保険金の支払)⑹の手術
対象となる手術
倍 率
1.皮膚、皮下組織の手術(注1)
別表3
(注1)
単なる皮膚縫合は除きます。
第6条(後遺障害保険金の支払)⑸の後遺障害
⑴ 植皮術、皮膚移植術、皮弁作成術、皮弁移動術、皮弁切断術、遷延皮弁術(注2)
1.両眼が失明した場合
2.両耳の聴力を全く失った場合
3.両腕(注1)を失った場合、または両腕
(注1)
の3大関節中の2関節もしくは3関節の機能を全く
廃した場合
4.両脚(注2)を失った場合、または両脚
(注2)
の3大関節中の2関節もしくは3関節の機能を全く
廃した場合
5.1腕(注1)を失ったかまたは3大関節中の2関節もしくは3関節の機能を全く廃し、かつ、1脚
(注2)を失ったかまたは3大関節中の2関節もしくは3関節の機能を全く廃した場合
(注1)
「腕」とは、手関節
(※)
以上をいいます。なお、
「以上」とは、その関節より心臓に近い部分
をいいます。
(注2)
「脚」とは、足関節
(※)
以上をいいます。なお、
「以上」とは、その関節より心臓に近い部分
をいいます。
20
(注2)
いずれも 25cm2 未満は除きます。
⑵ 瘢痕拘縮形成術、顔面神経麻痺形成手術、動脈皮弁術、筋皮弁術、遊離皮弁
術、複合組織移植術、自家遊離複合組織移植術
20
2.手指、足指を含む筋、腱、腱鞘の手術(注3)
(注3)
筋炎手術および抜釘術を除きます。
⑴ 筋、腱、腱鞘の観血手術(注4)
10
(注4)
いずれも関節鏡下によるものを含みます。
3.手指、足指を含む四肢関節、靭帯の手術(注5)
(※)
「手関節」および「足関節」については別表2
(注7)
の関節等の説明図によります。
(注5)
抜釘術を除きます。
⑴ 四肢関節観血手術、靭帯観血手術(注6)
10
(注6)
いずれも関節鏡下によるものを含みます。
⑵ 人工骨頭挿入術、人工関節置換術
― 8 ―
10
対象となる手術
倍 率
4.手指、足指を含む四肢骨の手術
(注7)
対象となる手術
倍 率
11.涙嚢、涙管の手術
(注7)抜釘術を除きます。
⑴ 涙嚢摘出術
10
⑴ 四肢骨観血手術
10
⑵ 涙嚢鼻腔吻合術
10
⑵ 骨移植術(注8)
20
⑶ 涙小管形成術
10
(注8)四肢骨以外の骨を含みます。
12.眼瞼、結膜、眼窩、涙腺の手術(注19)
5.手指、足指を含む四肢切断、離断、再接合の手術
(注9)
(注19)抜釘術を除きます。
(注9)抜釘術を除きます。
⑴ 四肢切断術、離断術
(注10)
20
(注10)
骨、関節の離断に伴うものをいいます。
⑵ 切断四肢再接合術
(注11)
20
(注11)
骨、関節の離断に伴うものをいいます。
6.指移植の手術
⑴ 指移植手術
40
7.鎖骨、肩甲骨、肋骨、胸骨観血手術
(注12)
10
(注12)
抜釘術を除きます。
(注13)
8.脊柱、骨盤の手術
(注13)
頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の手術を含み、抜釘術は除きます。
⑴ 脊柱・骨盤観血手術
(注14)
20
(注14)
脊椎固定術、体外式脊椎固定術を含みます。
(注15)
9.頭蓋、脳の手術
20
(注16)
鼻骨および鼻中隔を除きます。
⑵ 頭蓋内観血手術
(注17)
10
⑵ 結膜嚢形成術
10
⑶ 眼窩ブローアウト(吹抜け)骨折手術
20
⑷ 眼窩骨折観血手術
20
⑸ 眼窩内異物除去術
10
13.眼球・眼筋の手術
⑴ 眼球内異物摘出術
10
⑶ 眼球摘出術
40
⑷ 眼球摘除および組織または義眼台充填術
40
⑸ 眼筋移植術
20
14.角膜・強膜の手術
⑴ 角膜移植術
40
10
⑶ 強膜移植術
20
⑴ 観血的前房・虹彩異物除去術
10
⑵ 虹彩癒着剥離術、瞳孔形成術
10
⑶ 虹彩離断術
10
⑷ 緑内障観血手術
(注20)
20
(注20)レーザーによる虹彩切除術は 13.⑵に該当します。
20
(注18)
形成術、移植術、切除術、減圧術、開放術、捻除術、縫合術、剥離術、
移行術をいいます。
⑵ 脊髄硬膜内外観血手術
20
⑵ 強角膜瘻孔閉鎖術
(注17)
穿頭術を含みます。
10.脊髄、神経の手術
⑴ 手指、足指を含む神経観血手術
(注18)
20
⑵ レーザー・冷凍凝固による眼球手術
15.ぶどう膜、眼房の手術
(注15)
抜釘術を除きます。
⑴ 頭蓋骨観血手術
(注16)
⑴ 眼瞼下垂症手術
16.網膜の手術
⑴ 網膜復位術
(注21)
20
(注21)網膜剥離症手術をいいます。
40
⑵ 網膜光凝固術
20
⑶ 網膜冷凍凝固術
20
― 9 ―
対象となる手術
倍 率
17.水晶体、硝子体の手術
⑴ 白内障・水晶体観血手術
20
(注22)
⑵ 硝子体観血手術
20
(注22)
茎顕微鏡下によるものを含みます。
⑶ 硝子体異物除去術
対象となる手術
24.心、脈管の手術
⑴ 観血的血管形成術
(注30)
18.外耳、中耳、内耳の手術
20
(注30)血液透析用シャント形成術を除きます。
⑵ 大動脈・大静脈・肺動脈・冠動脈手術(注31)
20
倍 率
40
(注31)開胸または開腹術を伴うものをいいます。
⑶ 開心術
40
⑴ 耳後瘻孔閉鎖術、耳介形成手術、外耳道形成手術、外耳道造設術
10
⑷ その他開胸術を伴うもの
40
⑵ 観血的鼓膜・鼓室形成術
20
⑶ 乳突洞開放術、乳突削開術
10
25.腹部の手術
⑴ 開腹術を伴うもの
(注32)
40
⑷ 中耳根本手術
20
⑸ 内耳観血手術
20
19.鼻・副鼻腔の手術
(注23)
(注32)腹腔鏡下によるものを含み、腹壁膿瘍切開術を除きます。
⑵ 腹腔ドレナージ
(注33)
10
(注33)持続的なドレナージをいいます。
(注23)
抜釘術を除きます。
⑴ 鼻骨観血手術
10
⑵ 副鼻腔観血手術
20
20.咽頭、扁桃、喉頭、気管の手術
⑴ 気管異物除去術
(注24)
⑶ 尿瘻観血手術
(注36)
20
(注25)
抜釘術を除きます。
20
20
20
(注36)経尿道的操作は除きます。
⑷ 陰茎切断術
40
⑸ 睾丸・副睾丸・精管・精索・精嚢・前立腺手術
20
⑹ 卵管・卵巣・子宮・子宮附属器手術(注37)
20
(注37)人工妊娠中絶術および経膣操作を除きます。
(注26)
顎関節鏡下によるものを含み、歯・歯肉の処置に伴うものは除きます。
23.胸部、食道、横隔膜の手術
⑴ 胸郭形成術
20
⑵ 開胸術を伴う胸部手術
(注27)
、食道手術
(注28)
、横隔膜手術
40
(注27)
胸腔鏡下によるものを含み、胸壁膿瘍切開術を除きます。
(注28)
開胸術を伴わない頸部手術によるものを含みます。
⑶ 胸腔ドレナージ
(注29)
40
(注35)いずれも経尿道的操作は除きます。
(注25)
22.顔面骨、顎関節の手術
(注26)
⑴ 頬骨・上顎骨・下顎骨・顎関節観血手術
⑵ 尿道狭窄観血手術、尿道異物摘出術、尿道形成手術(注35)
40
21.内分泌器の手術
⑴ 甲状腺、副甲状腺の手術
⑴ 腎臓・腎盂・尿管・膀胱観血手術(注34)
(注34)経尿道的操作によるものおよび膀胱内凝血除去術を除きます。
40
(注24)
開胸術によるものをいいます。
⑵ 喉頭形成術、気管形成術
26.尿路系、副腎、男子性器、女子性器の手術
10
⑺ 膣腸瘻閉鎖術
20
⑻ 造膣術
20
⑼ 膣壁形成術
20
⑽ 副腎摘出術
40
⑾ その他開腹術を伴うもの
40
(注29)
持続的なドレナージをいいます。
― 10 ―
対象となる手術
27.1.∼ 26.以外の手術
⑴ 1.∼ 26.以外の開頭術
倍 率
40
別表7
保険金請求書類
保険金種類
死 亡
後遺障害
入院・手術
通 院
1.保険金請求書
○
○
○
○
2.保険証券
○
○
○
○
3.当会社の定める傷害状況報告書
○
○
○
○
(注1)やむを得ない場合には、第三者の事故証
明書とします。
○
○
○
○
(注40)
尿管、膀胱、尿道の手術
5.死亡診断書または死体検案書
○
(注40)
検査および処置は除きます。
6.後遺障害もしくは傷害の程度または手術の内
容を証明する被保険者以外の医師の診断書
○
○
○
○
○
○
○
○
40
⑵ 1.∼ 26.以外の開胸術
(注38)
(注38)
胸壁膿瘍切開術を除きます。
⑶ 1.∼ 26.以外の開腹術
(注39)
40
(注39)
腹壁膿瘍切開術および膀胱内凝血除去術を除きます。
⑷ 1.∼ 26.以外の開心術
40
⑸ ファイバースコープまたは血管・バスケットカテーテル、バルーンカテーテ
10
ルによる脳、咽頭、喉頭、食道、気管、気管支、心臓、血管、胸・腹部臓器、
提出書類
4.公の機関の事故証明書(注1)
7.入院日数または通院日数を記載した病院また
は診療所の証明書類
別表6
短 期 率 表
短期率は、下記割合とします。
既経過期間 割合(%)
7日まで ………………………………………… 10
15 日まで ………………………………………… 15
1か月まで ………………………………………… 25
2か月まで ………………………………………… 35
3か月まで ………………………………………… 45
4か月まで ………………………………………… 55
5か月まで ………………………………………… 65
6か月まで ………………………………………… 70
7か月まで ………………………………………… 75
8か月まで ………………………………………… 80
9か月まで ………………………………………… 85
10 か月まで ………………………………………… 90
11 か月まで ………………………………………… 95
1年まで ………………………………………… 100
8.死亡保険金受取人
(注2)の印鑑証明書
(注2)死亡保険金受取人を定めなかった場合
は、被保険者の法定相続人とします。
○
9.被保険者の印鑑証明書
10.被保険者の戸籍謄本
○
11.死亡保険金受取人を定めなかった場合は、法
定相続人の戸籍謄本
○
12.保険金の請求を第三者に委任する場合は、保
険金の請求の委任を証する書類および委任を受
けた者の印鑑証明書
○
○
○
○
13.その他当会社が第 28 条(保険金の支払時期)
⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠く
ことのできない書類または証拠として保険契約
締結の際に当会社が交付する書面等において定
めたもの
○
○
○
○
(注3)
保険金を請求する場合には、○を付した書類または証拠のうち当会社が求めるものを提出し
なければなりません。
― 11 ―
特 約
安心生活総合補償特約
この就業外傷害倍
額支払条項の規定
=
により追加して支
払う保険金の額
第1章 就業外傷害倍額支払条項
第1条(用語の定義)
この就業外傷害倍額支払条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
き
つ
勤労者
通勤途上
定 義
事業主に雇用されており、次の①・②のいずれにも該当する者をい
います。
① 住居と就業の場所が同一建物内になく、職業または職務に従事
している間と従事していない間との区別が明確であること。
② その者の1日、1週または1か月の所定労働時間がその事業場
において同種の業務に従事する通常の労働者の所定労働時間より
も短くないこと。
普通保険約款の規
定により支払う保
険金の額
この就業外傷害倍額支払条項の保険料率
×
勤労者でなくなった場合に適用されるべ
き普通保険約款の保険料率
第2章 携行品損害補償条項
第1条(用語の定義)
この携行品損害補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
し
被保険者の住居と就業の場所とを合理的な経路および方法により往
復している間をいいます。なお、被保険者が往復の経路を逸脱した
場合、または往復を中断した場合は、次の①・②のとおりとします。
① その逸脱または中断が日用品の購入その他これに準ずる日常生
活上必要な行為をやむを得ない理由により行うための最小限度の
ものである場合
その逸脱または中断の間は、通勤途上とはみなしません。
② ①以外の場合
その逸脱または中断の間およびその後の往復の間は、通勤途上
とはみなしません。
定 義
事故
偶然な事故をいいます。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
住宅
被保険者の居住の用に供される保険証券記載の住宅をいい、その敷
地(注)を含みます。
(注)囲いの有無を問わず、その住宅の所在する場所およびこれに
連続した土地で、被保険者が占有しているものをいいます。
乗車券等
鉄道・船舶・航空機の乗車船券・航空券(注)、宿泊券、観光券また
は旅行券をいいます。
(注)定期券は除きます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
ほ
保険金
普通保険約款の規定によって支払われる死亡保険金、後遺障害保険
金、入院保険金、手術保険金または通院保険金をいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者がその職業または職務に従事していない間
(注)
に普通保険約款第2条(保険
金を支払う場合)の傷害を被った場合は、この就業外傷害倍額支払条項、第 10 章基本条項および
普通保険約款の規定に従い保険金を2倍にして支払います。
た
他の保険契約等
この携行品損害補償条項の全部または一部に対して支払責任が同じ
である他の保険契約または共済契約をいいます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
ほ
保険価額
損害が生じた地および時におけるその損害が生じた保険の対象の価
額をいいます。
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
(注)通勤途上は、職業または職務に従事している間とします。
保険金
携行品損害保険金をいいます。
第3条(職業または職務を変更した場合の保険金の支払額)
保険金額
保険証券記載の携行品損害保険金額をいいます。
保険契約締結の後、
被保険者が勤労者でなくなり、
その勤労者でない間に普通保険約款第2条(保
険金を支払う場合)の傷害を被った場合は、当会社は、前条の規定にかかわらず、この就業外傷害
倍額支払条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従い保険金の種類ごとに次の算式に 第2条(保険金を支払う場合)
よって算出した額を保険金に追加して支払うものとします。ただし、
被保険者が再び勤労者となり、
当会社は、日本国内または国外における事故によって、保険の対象について生じた損害に対して、
その勤労者である間に普通保険約款第2条の傷害を被った場合は、当会社は、前条の規定により保
この携行品損害補償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従い保険金を支払います。
険金を支払います。
第3条(保険金を支払わない場合)
当会社は、次の①∼⑯のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支払
いません。
① 保険契約者
(注1)または被保険者の故意または重大な過失
② 被保険者と生計を共にする親族の故意。ただし、被保険者に保険金を取得させる目的でなかっ
た場合には、保険金を支払います。
― 12 ―
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
④ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
運転している間
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
⑤ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動(注4)
⑥ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑦ 核燃料物質(注5)
もしくは核燃料物質
(注5)
によって汚染された物
(注6)
の放射性、爆発性
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑧ ⑤∼⑦の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑨ ⑦以外の放射線照射または放射能汚染
⑩ 差押え、徴発、没収、破壊等国または公共団体の公権力の行使。ただし、火災消防または避
難に必要な処置としてなされた場合には、保険金を支払います。
⑪ 保険の対象の欠陥。ただし、保険契約者、被保険者またはこれらの者に代わって保険の対象
を管理する者が、相当の注意をもってしても発見し得なかった欠陥については、保険金を支払
います。
⑫ 保険の対象の自然の消耗もしくは性質によるさび、かび、変色その他これらに類似の事由ま
たはねずみ食いもしくは虫食い等
⑬ 保険の対象の擦り傷、掻き傷または塗料のはがれ等単なる外観の損傷であって保険の対象の
機能に支障をきたさない損害
⑭ 偶然な外来の事故に直接起因しない保険の対象の電気的事故または機械的事故。ただし、こ
れらの事由によって発生した火災による損害については、保険金を支払います。
⑮ 保険の対象である液体の流出。ただし、その結果として他の保険の対象に生じた損害につい
ては、保険金を支払います。
⑯ 保険の対象の置き忘れまたは紛失
(注1)保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
(注2)運転する地における法令による運転資格をいいます。
(注3)アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注4)群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注5)使用済燃料を含みます。
(注6)原子核分裂生成物を含みます。
第4条(保険の対象およびその範囲)
⑴ 保険の対象は、住宅外において、被保険者が携行している被保険者所有の身の回り品に限りま
す。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、次の①∼⑨に掲げる物は、保険の対象に含まれません。
① 船舶(注)、航空機、自動車、原動機付自転車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの
付属品
② 自転車、ハンググライダー、パラグライダー、サーフボード、ウインドサーフィン、ラジコ
ン模型およびこれらの付属品
③ 移動電話・ポケットベル等の携帯式通信機器、ノート型パソコン・ワープロ等の携帯式電子
事務機器およびこれらの付属品
④ 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡その他これらに準ずる物
⑤ 動物および植物
⑥ 株券、手形その他の有価証券、印紙、切手その他これらに準ずる物。ただし、乗車券等なら
びに通貨および小切手は保険の対象に含まれます。
⑦ 預金証書、貯金証書、預金通帳、貯金通帳、キャッシュカード、クレジットカード、ローン
カード、プリペイドカードその他これらに準ずる物
⑧ 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これらに準ずる物
⑨ その他保険証券記載の物
(注)
ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含みます。
第5条(損害額の決定)
⑴ 当会社が保険金として支払うべき損害の額は、保険価額によって定めます。
⑵ 保険の対象の損傷を修繕し得る場合においては、その保険の対象を損害発生直前の状態に復す
るに必要な修繕費をもって損害の額とし、価値の下落は損害の額には含みません。
⑶ 保険の対象が1組または1対のものからなる場合において、その一部に損害が生じたときは、
その損害がその保険の対象全体の価値に及ぼす影響を考慮し、⑴・⑵の規定によって損害の額を
決定します。
⑷ 保険契約者もしくは被保険者またはこれらの者の代理人が次の①・②に掲げる費用(注)を負担
した場合は、その費用および⑴∼⑶の規定によって計算された額の合計額を損害の額とします。
① 第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)⑧に規定する損害の発生または拡大の防止
のために必要または有益であった費用
② 第 10 章基本条項第2条⑨に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要し
た費用
(注)
収入の喪失を含みません。
⑸ ⑴∼⑷の規定によって計算された損害の額がその損害の生じた保険の対象の保険価額を超える
場合は、その保険価額をもって損害の額とします。
⑹ ⑴∼⑸の規定にかかわらず、保険の対象が乗車券等の場合には、その乗車券等の経路および等
級の範囲内で、事故の後に被保険者が支出した費用および保険契約者もしくは被保険者またはこ
れらの者の代理人が負担した⑷ ①・②に掲げる費用の合計額を損害の額とします。
⑺ 保険の対象の1個、1組または1対についての損害の額が 10 万円を超える場合は、当会社は、
そのものの損害の額を 10 万円とみなします。ただし、保険の対象が乗車券等または通貨もしく
は小切手である場合において、保険の対象の損害の額の合計が5万円を超えるときは、当会社は、
それらのものの損害の額を5万円とみなします。
第6条(保険金の支払額)
⑴ 当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
保険金の額
=
前条の損害の額
−
1 回の事故につき保険証券記載の免責金額
⑵ ⑴の規定にかかわらず、当会社が支払うべき保険金の額は、保険期間を通じ、保険金額をもっ
て限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契約においては、保険年度(注)ごとに保
険金額をもって限度とします。
(注)
初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険期間の初
日応当日から1年間をいいます。
第7条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるとき
は、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
損害の額
−
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、その
― 13 ―
うち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
⑶ ⑴の場合において、他の保険契約等に再調達価額
(注)
を基準として算出した損害の額からこの
保険契約によって支払われるべき保険金の額を差し引いた残額について保険金または共済金を支
払う旨の約定があるときは、その再調達価額を基準とする他の保険契約等がないものとして⑴・
⑵の規定に基づいて算出した額を支払います。
住宅
本人の居住の用に供される保険証券記載の住宅をいい、その敷地内
(注)の動産および不動産を含みます。
(注)囲いの有無を問わず、その住宅の所在する場所およびこれに
連続した土地で、本人が占有しているものをいいます。
(注)保険の対象と同一の構造、
質、
用途、
規模、
型、
能力のものを再取得するのに要する額をいいます。
身体の障害
生命または身体を害することをいいます。
第8条(盗難品発見後の義務)
た 他の保険契約等
この個人賠償責任補償条項の全部または一部に対して支払責任が同
保険契約者または被保険者は、盗取された保険の対象を発見した場合、または回収した場合は、
じである他の保険契約または共済契約をいいます。
遅滞なく、その旨を当会社に通知しなければなりません。
ほ 保険金
個人賠償責任保険金をいいます。
第9条(残存物および盗難品の帰属)
保険金額
保険証券記載の個人賠償責任保険金額をいいます。
⑴ 当会社が保険金を支払った場合でも、保険の対象の残存物について被保険者が有する所有権そ
の他の物権は、当会社がこれを取得する旨の意思を表示しないかぎり、当会社に移転しません。
本人
保険証券記載の被保険者をいいます。
⑵ 盗取された保険の対象について、当会社が保険金を支払う前にその保険の対象が回収された場
み 未婚
これまでに婚姻歴がないことをいいます。
合は、第5条(損害額の決定)⑷ ①の費用を除き、盗取の損害は生じなかったものとみなします。
⑶ ⑵の規定にかかわらず、乗車券等が払戻期間を過ぎて回収された場合は、盗取の損害が生じた
ものとみなします。また、払戻期間内に回収された場合であっても、その払戻額が損害の額より 第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、日本国内または国外において生じた事故により被保険者が法律上の損害賠償責任を負
小さいときは、その差額について盗取の損害が生じたものとみなします。
担することによって被る損害に対して、この個人賠償責任補償条項、第 10 章基本条項および普通
⑷ 保険の対象が盗取された場合に、当会社が保険金を支払ったときは、当会社は、支払った保険
保険約款の規定に従い保険金を支払います。
金の額の保険価額(注)
に対する割合によって、その盗取された保険の対象について被保険者が有
第3条(保険金を支払わない場合−その1)
する所有権その他の物権を取得します。
当会社は、次の①∼⑥のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支払
(注)保険の対象が乗車券等の場合は、損害の額とします。
いません。
⑸ ⑷の規定にかかわらず、被保険者は、支払を受けた保険金に相当する額
(注)
を当会社に支払っ
① 保険契約者
(注1)または被保険者の故意
て、その保険の対象の所有権その他の物権を取得することができます。
② 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動
(注2)
(注)第5条(損害額の決定)⑷ ①の費用に対する保険金に相当する額を差し引いた残額とします。
③ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑹ ⑵・⑸の規定のいずれかに該当する場合においても、被保険者は、回収されるまでの間に生じ
④ 核燃料物質
(注3)もしくは核燃料物質(注3)によって汚染された物(注4)の放射性、爆発性
た保険の対象の損傷または汚損の損害に対して、保険金を請求することができます。この場合に
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
おいて、当会社が保険金を支払うべき損害の額は、第5条(損害額の決定)の規定によって決定
⑤ ②∼④の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
します。
⑥ ④以外の放射線照射または放射能汚染
第3章 個人賠償責任補償条項
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
第1条(用語の定義)
(注2)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
この個人賠償責任補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(50 音順)
(注3)
使用済燃料を含みます。
(注4)
原子核分裂生成物を含みます。
用 語
定 義
さ
財物の損壊
財物の滅失、損傷または汚損をいいます。
し
事故
次の①・②のいずれかに該当する事故により、被保険者が他人に身
体の障害を与えることまたは他人の財物を損壊することをいいま
す。
① 住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
② 被保険者の日常生活
(注)
に起因する偶然な事故
(注)
住宅以外の不動産の所有、使用または管理を除きます。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
第4条(保険金を支払わない場合−その2)
当会社は、被保険者が次の①∼⑨のいずれかに該当する損害賠償責任を負担することによって被
る損害に対しては、保険金を支払いません。
① 被保険者の職務遂行に直接起因する損害賠償責任
② 専ら被保険者の職務の用に供される動産または不動産(注)の所有、使用または管理に起因す
る損害賠償責任
③ 被保険者と同居する親族に対する損害賠償責任
④ 被保険者の使用人が被保険者の事業または業務に従事中に被った身体の障害に起因する損害
賠償責任。ただし、被保険者が家事使用人として使用する者については、保険金を支払います。
⑤ 被保険者と第三者との間に損害賠償に関する約定がある場合において、その約定によって加
重された損害賠償責任
⑥ 被保険者が所有、使用または管理する財物の損壊について、その財物について正当な権利を
有する者に対して負担する損害賠償責任
⑦ 被保険者の心神喪失に起因する損害賠償責任
⑧ 被保険者または被保険者の指図による暴行または殴打に起因する損害賠償責任
― 14 ―
⑨ 航空機、船舶・車両または銃器の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任。ただし、 第9条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるとき
原動力が専ら人力である船舶・車両およびゴルフ場におけるゴルフカートならびに空気銃の所
は、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
有、使用または管理に起因する損害賠償責任については、保険金を支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
(注)住宅の一部が専ら被保険者の職務の用に供される場合はその部分を含みます。
この保険契約の支払責任額
第5条(被保険者の範囲)
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
⑴ この個人賠償責任補償条項における被保険者は、
次の①∼④のいずれかに該当する者とします。
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
ただし、責任無能力者を除きます。
① 本人
他の保険契約等から支払われた
② 本人の配偶者
保険金の額 = 損害の額 −
保険金または共済金の合計額
③ 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
④ 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、その
⑵ ⑴の本人と本人以外の被保険者との続柄は、損害の原因となった事故発生時におけるものをい
うち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
います。
第 10 条(当会社による解決)
第6条(個別適用)
当会社は、必要と認めた場合は、被保険者に代わって、当会社の費用により、損害賠償請求の解
⑴ この個人賠償責任補償条項の規定は、それぞれの被保険者ごとに個別に適用します。
決に当たることができます。この場合において、被保険者は、当会社の求めに応じ、その遂行につ
⑵ ⑴の規定によって、第8条(保険金の支払額)に規定する当会社の支払うべき保険金の限度額
いて当会社に協力しなければなりません。
が増額されるものではありません。
第7条(支払保険金の範囲)
当会社の支払う保険金は、次の①∼⑦に掲げるものに限ります。この場合において、②∼⑦の費
第4章 レンタル用品賠償責任補償条項
用には、収入の喪失は含みません。
第1条(用語の定義)
① 被保険者が損害賠償請求権者に対して支払うべき損害賠償金
このレンタル用品賠償責任補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
② 保険契約者または被保険者が支出した第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)⑧に
(50 音順)
規定する損害の発生または拡大の防止のために必要または有益であった費用
③ 第 10 章基本条項第2条⑨に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要し
用 語
定 義
た費用
④ 事故が発生した場合において、損害の発生または拡大の防止のために必要または有益と認め
し 事故
レンタル用品を損壊することまたは盗取されることをいいます。
られる手段を講じた後に法律上の損害賠償責任のないことが判明したときは、保険契約者また
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
は被保険者がその手段を講じたことによって要した費用のうち、応急手当、護送、診療、治療、
共済金の額をいいます。
看護その他緊急措置のために要した費用、およびあらかじめ当会社の書面による同意を得て支
そ 損壊
滅失、損傷または汚損をいいます。
出した費用
⑤ 第 10 条(当会社による解決)の規定により被保険者が当会社に協力するために要した費用
た 他の保険契約等
このレンタル用品賠償責任補償条項の全部または一部に対して支払
⑥ 事故に関して被保険者の行う折衝または示談について、被保険者が当会社の同意を得て支出
責任が同じである他の保険契約または共済契約をいいます。
した費用
ほ 保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
⑦ 損害賠償に関する争訟について、被保険者が当会社の書面による同意を得て支出した訴訟費
用、弁護士報酬、仲裁、和解もしくは調停に要した費用またはその他権利の保全もしくは行使
保険金
レンタル用品賠償責任保険金をいいます。
に必要な手続をするために要した費用
保険金額
保険証券記載のレンタル用品賠償責任保険金額をいいます。
第8条(保険金の支払額)
1回の事故につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
本人
保険証券記載の被保険者をいいます。
保険金の額
=
前条①の損害賠償金の額が保険証券記載の免責
前条②∼⑦の費用
+
金額を超過する場合には、その超過した額
(注1)
の全額
(注2)
み
未婚
これまでに婚姻歴がないことをいいます。
れ
レンタル業者
業としてレンタル用品を賃貸する者をいいます。
レンタル用品
被保険者自らが使用する目的で、被保険者がレンタル業者から日本
国内において賃借した賃貸借の期間が6か月以内の賃貸借の用に供
される動産をいいます。ただし、不動産に付随して賃貸借され、か
つ、不動産に備え付けられた動産を除きます。
(注1)保険金額を限度とします。
(注2)前条⑥・⑦の費用は、同条①の損害賠償金の額が保険金額を超える場合は、次の算式によっ
て算出した額とします。
前条⑥・⑦の費用とし
て支払う保険金の額
=
被保険者が支出した前
×
条⑥・⑦の費用の額
保険金額
前条①の損害賠償金の額
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、レンタル用品が被保険者に引き渡されてからレンタル業者に返還されるまでの間に、
日本国内または国外において生じた事故により被保険者がレンタル業者に対し法律上の損害賠償責
任を負担することによって被る損害に対して、このレンタル用品賠償責任補償条項、第 10 章基本
条項および普通保険約款の規定に従い保険金を支払います。
― 15 ―
第3条(保険金を支払わない場合)
⑴ 当会社は、次の①∼⑧に掲げる物の損壊または盗取について、被保険者が損害賠償責任を負担
することによって被る損害に対しては、保険金を支払いません。
① 通貨、預金証書、貯金証書、預金通帳、貯金通帳、株券、手形その他の有価証券、印紙、切
手、稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これらに準ずる物
② 貴金属、宝石、書画、骨董、彫刻、美術品その他これらに準ずる物
③ 自動車(注1)
、原動機付自転車、船舶
(注2)
、航空機およびこれらの付属品
④ 銃砲、刀剣その他これらに準ずる物
⑤ 被保険者が次に掲げる運動等を行っている間のその運動等のための用具
運動等
1
山岳登はん
(注3)
2
リュージュ、ボブスレー、スケルトン
3
スカイダイビング
4
航空機
(注4)
操縦
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑧ ⑤∼⑦の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑨ ⑦以外の放射線照射または放射能汚染
⑩ 差押え、徴発、没収、破壊等国または公共団体の公権力の行使。ただし、火災消防または避
難に必要な処置としてなされた場合には、保険金を支払います。
⑪ 偶然な外来の事故に直接起因しないレンタル用品の電気的事故または機械的事故
⑫ レンタル用品の自然の消耗または性質による蒸れ、かび、腐敗、変色、さび、汗ぬれその他
これらに類似の事由
⑬ レンタル用品のねずみ食い、虫食いその他これらに類似の事由
⑭ レンタル用品の置き忘れまたは紛失
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
(注2)
運転する地における法令による運転資格をいいます。
(注3)
アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注4)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注5)
使用済燃料を含みます。
(注6)
原子核分裂生成物を含みます。
5
ハンググライダー搭乗
6
モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機等の超軽量動力機
(注5)
搭乗
7
ジャイロプレーン搭乗
8
その他1∼7に類する危険な運動
⑥ 動物、植物等の生物
⑦ 公序良俗に反する物
⑧ その他保険証券記載の物
(注1)被牽引車を含みます。
(注2)ヨット、モーターボートおよびボートを含みます。
(注3)ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用具を使用するもの、ロッククライミング
およびフリークライミングをいいます。
(注4)航空機には、グライダーおよび飛行船は含みません。
(注5)パラプレーン等のパラシュート型超軽量動力機は含みません。
⑵ 当会社は、レンタル用品が次の①・②のいずれかに該当する間に損壊した場合、または盗取さ
れた場合には、保険金を支払いません。
① 被保険者の職務の用に供されている間
② 被保険者以外の者に転貸されている間
⑶ 当会社は、次の①∼⑭のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支
払いません。
① 保険契約者
(注1)
または被保険者の故意
② 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
③ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
運転している間
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
④ 被保険者に引き渡される以前からレンタル用品に存在した欠陥
⑤ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動
(注4)
⑥ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑦ 核燃料物質(注5)
もしくは核燃料物質(注5)
によって汚染された物
(注6)
の放射性、爆発性
⑷ 当会社は、被保険者が次の①∼③のいずれかに該当する損害賠償責任を負担することによって
被る損害に対しては、保険金を支払いません。
① 被保険者とレンタル業者との間に損害賠償に関する特別の約定がある場合において、その約
定によって加重された損害賠償責任
② レンタル用品がレンタル業者に返還された後に発見されたレンタル用品の損壊に起因する損
害賠償責任
③ レンタル用品について、通常必要とされる取扱い上の注意に著しく反したことまたは本来の
用途以外にレンタル用品を使用したことに起因する損害賠償責任
第4条(被保険者の範囲)
⑴ このレンタル用品賠償責任補償条項における被保険者は、次の①∼④のいずれかに該当する者
とします。ただし、責任無能力者を除きます。
① 本人
② 本人の配偶者
③ 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
④ 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子
⑵ ⑴の本人と本人以外の被保険者との続柄は、損害の原因となった事故発生時におけるものをい
います。
第5条(個別適用)
⑴ このレンタル用品賠償責任補償条項の規定は、それぞれの被保険者ごとに個別に適用します。
⑵ ⑴の規定によって、第7条(保険金の支払額)に規定する当会社の支払うべき保険金の限度額
が増額されるものではありません。
第6条(支払保険金の範囲)
当会社の支払う保険金は、次の①∼⑦に掲げるものに限ります。この場合において、②∼⑦の費
用には、収入の喪失は含みません。
① 被保険者がレンタル業者に対して支払うべき損害賠償金であって、次のア.・イ.のいずれ
かに該当するもの。ただし、事故が生じた地および時における被害が生じたレンタル用品の価
額を超えないものとします。
ア.レンタル用品の損壊を修理できない場合、またはレンタル用品が盗取された場合には、賃
貸借契約に基づく損害賠償金
イ.レンタル用品の損壊を修理できる場合には、修理費(注)に相当する損害賠償金
② 保険契約者または被保険者が支出した第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)⑧に
規定する損害の発生または拡大の防止のために必要または有益であった費用
③ 第 10 章基本条項第2条⑨に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要し
た費用
― 16 ―
決に当たることができます。この場合において、被保険者は、当会社の求めに応じ、その遂行につ
④ 事故が発生した場合において、損害の発生または拡大の防止のために必要または有益と認め
いて当会社に協力しなければなりません。
られる手段を講じた後に法律上の損害賠償責任のないことが判明したときは、保険契約者また
は被保険者がその手段を講じたことによって要した費用のうち、
緊急措置のために要した費用、
およびあらかじめ当会社の書面による同意を得て支出した費用
第5章 キャンセル費用補償条項
⑤ 第9条(当会社による解決)の規定により被保険者が当会社に協力するために要した費用
⑥ 事故に関して被保険者の行う折衝または示談について、被保険者が当会社の同意を得て支出 第1条(用語の定義)
このキャンセル費用補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
した費用
(50 音順)
⑦ 損害賠償に関する争訟について、被保険者が当会社の書面による同意を得て支出した訴訟費
用、弁護士報酬、仲裁、和解もしくは調停に要した費用またはその他権利の保全もしくは行使
用 語
定 義
に必要な手続をするために要した費用
き キャンセル事由
被保険者、被保険者の配偶者(注)または被保険者の1親等内の親族
(注)損壊が生じた地および時において、レンタル用品を損壊発生直前の状態に復旧するために必要
(注)の死亡または傷害もしくは疾病による入院をいいます。
な費用をいいます。
(注)被保険者と被保険者以外の者との続柄は、キャンセル事由が
第7条(保険金の支払額)
発生した時におけるものをいいます。ただし、キャンセル事
1回の事故につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
由が発生した日からその日を含めて 30 日以内に被保険者が
婚姻の届出をした場合には、その配偶者をキャンセル事由が
発生した時において被保険者の配偶者であったものとみなし
前条①の損害賠償金の額が被保険
前条②∼⑦の費用の
ます。
保険金の額 = 者の自己負担額(注1)を超過する +
全額(注3)
場合には、その超過した額
(注2)
キャンセル費用
特定のサービスの全部または一部の提供を受けられなくなった場合
に、取消料、違約料その他の名目において、そのサービスに係る契
(注1)保険証券記載の免責金額またはその損害賠償金の額の 20%に相当する額のいずれか高い額
約に基づき、払戻しを受けられない費用または支払を要する費用を
とします。
いいます。(注1)
(注2)
(注2)保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契
約においては、保険年度(※)ごとに保険金額をもって限度とします。
(注1)被保険者に対して提供されるサービスに係る費用に限りま
す。ただし、被保険者がサービスの提供を受けられなくなっ
た場合において、被保険者に同行する被保険者の配偶者も
サービスの提供を受けられなくなったときは、配偶者に対
して提供されるサービスに係る費用を含むものとします。
(注2)サービスが複数の者に対して提供される場合には、被保険
者に対して提供されるサービスに係る費用と認められる金
額に限ります。
(※)初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険
期間の初日応当日から1年間をいいます。
(注3)前条⑥・⑦の費用は、同条①の損害賠償金の額が保険金額を超える場合は、次の算式によっ
て算出した額とします。
前条⑥・⑦の費用とし
て支払う保険金の額
=
被保険者が支出した前
×
条⑥・⑦の費用の額
保険金額
前条①の損害賠償金の額
第8条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるとき
は、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
損害の額
−
し
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
た
他の保険契約等
このキャンセル費用補償条項の全部または一部に対して支払責任が
同じである他の保険契約または共済契約をいいます。
ち
治療
医師による治療をいいます。ただし、キャンセル事由が発生した被
保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族が医師
である場合は、その者以外の医師による治療をいいます。
と
特定のサービス
業として有償で提供されるサービスで、次の①∼⑥のいずれかに該
当するものに限ります。
① 国内旅行契約、海外旅行契約に基づくサービス
② 旅館、ホテル等の宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービ
ス
③ 航空機、船舶、鉄道、自動車等による旅客の輸送
④ 宴会、パーティの用に供する施設の提供およびそれに付帯する
サービス
⑤ 運動、教養等の趣味の指導、教授または施設の提供
⑥ 演劇、音楽、美術、映画等の公演、上映、展示、興行
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に被保険者の自己負担額
(注)
の適用があ
る場合には、そのうち最も低い自己負担額
(注)
を差し引いた額とします。
(注)保険金の支払額の計算にあたって損害の額から差し引かれる金額をいいます。
第9条(当会社による解決)
当会社は、必要と認めた場合は、被保険者に代わって、当会社の費用により、損害賠償請求の解
― 17 ―
に
入院
治療が必要な場合において、自宅等での治療が困難なため、病院ま
たは診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること
をいいます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
保険金
キャンセル費用保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載のキャンセル費用保険金額をいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、キャンセル事由が発生したことにより、被保険者が特定のサービスの提供を受けられ
なくなった場合において、被保険者または被保険者の法定相続人が負担したキャンセル費用に対し
て、このキャンセル費用補償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従い保険金をそ
のキャンセル費用の負担者に支払います。
第3条(保険金を支払わない場合)
⑴ 当会社は、特定のサービスが被保険者の職務遂行に関係するものである場合には、保険金を支
払いません。
⑵ 当会社は、次の①∼⑪のいずれかに該当する事由によって発生したキャンセル費用に対しては、
保険金を支払いません。
① 保険契約者
(注1)
または被保険者の故意または重大な過失
② 保険金を受け取るべき者の故意または重大な過失。ただし、その者が保険金の一部の受取人
である場合には、保険金を支払わないのはその者が受け取るべき金額に限ります。
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
④ 被保険者の麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の使用。ただし、治療を目的として
医師が用いた場合には、保険金を支払います。
⑤ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
運転している間
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
⑥ 妊娠、出産、早産または流産による入院
⑦ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動(注4)
⑧ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑨ 核燃料物質(注5)
もしくは核燃料物質
(注5)
によって汚染された物
(注6)
の放射性、爆発性
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑩ ⑦∼⑨の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑪ ⑨以外の放射線照射または放射能汚染
(注1)保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
(注2)運転する地における法令による運転資格をいいます。
(注3)アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注4)群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注5)使用済燃料を含みます。
(注6)原子核分裂生成物を含みます。
(注1)
、
⑶ 当会社は、被保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族が頸部症候群
腰痛その他の症状を訴えている場合であっても、それを裏付けるに足りる医学的他覚所見(注2)
のないものによって発生したキャンセル費用に対しては、その症状の原因がいかなるときでも、
保険金を支払いません。
(注1)
いわゆる「むちうち症」をいいます。
(注2)
理学的検査、神経学的検査、臨床検査、画像検査等により認められる異常所見をいいます。
第4条(サービスの提供時期と支払責任の関係)
⑴ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する期間内に提供される特定のサービスについてキャ
ンセル費用を負担した場合に限り、保険金を支払います。
① 死亡がキャンセル事由である場合には、死亡した日からその日を含めて 31 日以内。ただし、
被保険者の死亡の場合には、死亡した日からその日を含めて 31 日を経過した日の翌日以後に
提供される特定のサービスについてキャンセル費用を負担した場合であっても、保険金を支払
います。
② 入院がキャンセル事由である場合には、入院を開始した日からその日を含めて 31 日以内
⑵ 当会社は、⑴に規定する期間が開始する前または⑴に規定する期間が経過した後において、特
定のサービスの全部または一部の提供を受けられた場合、または受けられる場合には、保険金を
支払いません。
⑶ 特定のサービスのうち旅行に係るもので⑴に規定する期間内に旅行行程(注)が開始する場合に
は、⑴に規定する期間が経過した後にその旅行行程が終了する場合であっても、その旅行に係る
サービスは、⑴に規定する期間内に提供される特定のサービスとみなします。
(注)
旅行の目的をもって住居を出発してから住居に帰着するまでの連続した旅行行程をいいます。
第5条(キャンセル事由の発生時期と支払責任の関係)
⑴ 当会社は、特定のサービスを予約した後、そのサービスの提供を受ける前にキャンセル事由が
発生した場合に限り、保険金を支払います。
⑵ ⑴の予約した日およびサービスの提供を受ける日が明確でない場合には、当会社は、保険金を
支払いません。
第6条(キャンセル事由の原因の発生時期と支払責任の関係)
⑴ 当会社は、普通保険約款第 11 条(保険責任の始期および終期)に規定する保険責任の始期ま
たは保険料領収前
(注1)に、キャンセル事由の原因(注2)が生じていたため負担したキャンセル
費用に対しては、保険金を支払いません。
(注1)
この保険契約が継続契約である場合には、この保険契約の保険責任の開始日に保険責任が終
了する前契約の始期または保険料領収前とします。
(注2)
被保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族について、死亡または入院の
直接の原因となった傷害の発生または疾病の発病をいいます。
⑵ ⑴の発病の認定は、医師の診断によります。ただし、発病した被保険者、被保険者の配偶者ま
たは被保険者の1親等内の親族が医師である場合は、その者以外の医師の診断によります。
第7条(保険期間と支払責任の関係)
当会社は、保険期間中にキャンセル事由が発生した場合に限り、保険金を支払います。
第8条(保険金の支払額)
⑴ 1回のキャンセル事由の発生につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した
額とします。
保険金の額
=
キャンセル費用の額
−
自己負担額(注)
(注)保険証券記載の免責金額またはそのキャンセル費用の額の 20%に相当する額のいずれか高い
額とします。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、当会社が支払うべき保険金の額は、保険期間を通じ、保険金額をもっ
て限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契約においては、保険年度(注)ごとに保
険金額をもって限度とします。
― 18 ―
(50 音順)
(注)初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険期間の初
日応当日から1年間をいいます。
第9条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額がキャンセル費用の額を
超えるときは、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
キャンセル費用の額
用 語
定 義
き
救援者
被保険者の捜索、救助、移送もしくは看護または事故処理を行うた
めに現地へ赴く被保険者の親族またはこれらの者の代理人をいいま
す。
け
現地
事故発生地または被保険者の収容地をいいます。
し
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
住宅
被保険者の居住の用に供される保険証券記載の住宅をいい、その敷
地(注)を含みます。
他の保険契約等から支払われた
−
保険金または共済金の合計額
(注)囲いの有無を問わず、その住宅の所在する場所およびこれに
連続した土地で、被保険者が占有しているものをいいます。
⑵ ⑴のキャンセル費用の額は、それぞれの保険契約または共済契約に被保険者の自己負担額
(注)
の適用がある場合には、そのうち最も低い自己負担額
(注)
を差し引いた額とします。
た
(注)保険金の支払額の計算にあたってキャンセル費用の額から差し引かれる金額をいいます。
他の保険契約等
この救援者費用等補償条項の全部または一部に対して支払責任が同
じである他の保険契約または共済契約をいいます。
ち 治療
医師による治療をいいます。ただし、被保険者が医師である場合は、
第 10 条(損害防止義務)
被保険者以外の医師による治療をいいます。
⑴ キャンセル事由が発生した場合は、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者は、
に 入院
治療が必要な場合において、自宅等での治療が困難なため、病院ま
遅滞なく、特定のサービスに係る契約を解除する等キャンセル費用の発生および拡大の防止に努
たは診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること
めなければなりません。
をいいます。(注)
⑵ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴の規定に違反し
た場合は、当会社は、発生または拡大を防止することができたと認められるキャンセル費用の額
(注)他の病院または診療所に移転した場合には、移転のために要
を差し引いて保険金を支払います。
した期間は入院中とみなします。ただし、その移転について
第 11 条(回収金額の控除)
治療のため医師が必要と認めた場合に限ります。
キャンセル費用について第三者から損害の賠償として支払を受けることができた場合には、その
ひ 被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
支払を受けた金額を被保険者または被保険者の法定相続人が負担したキャンセル費用の額から差し
引くものとします。
ほ 保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
第 12 条(当会社の指定する医師が作成した診断書等の要求)
保険金
救援者費用等保険金をいいます。
⑴ 当会社は、第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)④の規定による通知または同章第
4条(保険金の請求)の規定による請求を受けた場合は、保険金の支払にあたり必要な限度にお
保険金額
保険証券記載の救援者費用等保険金額をいいます。
いて、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者に対して、当会社の指定する医師が
作成した被保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族の診断書または死体検案 第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者が次の①∼③のいずれかに該当したことにより、保険契約者、被保険者また
書の提出を求めることができます。
は被保険者の親族が負担した費用に対して、この救援者費用等補償条項、第 10 章基本条項および
⑵ ⑴の規定による被保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族の診断書または
普通保険約款の規定に従い保険金をその費用の負担者に支払います。
死体検案書の提出にあたり、診断または死体の検案
(注1)のために要した費用
(注2)
は、当会社
① 保険期間中に被保険者が搭乗している航空機または船舶が行方不明になった場合、または遭
が負担します。
難した場合
(注1)死体について、死亡の事実を医学的に確認することをいいます。
② 保険期間中に、日本国内または国外における急激かつ偶然な外来の事故によって被保険者の
(注2)収入の喪失を含みません。
生死が確認できない場合、または緊急な捜索・救助活動を要する状態となったことが警察等の
公的機関により確認された場合
③ 保険期間中に住宅外において被った普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害を直
第6章 救援者費用等補償条項
接の原因として、傷害の原因となった事故の発生の日からその日を含めて 180 日以内に死亡し
第1条(用語の定義)
た場合、または継続して 14 日以上入院した場合
この救援者費用等補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
第3条(費用の範囲)
前条の費用とは、保険契約者、被保険者または被保険者の親族が負担した次の①∼⑤に掲げる費
用をいいます。
① 捜索救助費用
遭難した被保険者を捜索、救助または移送する活動に要した費用のうち、これらの活動に従
事した者からの請求に基づいて支払った費用をいいます。
― 19 ―
② 交通費
救援者の現地までの汽車、電車、船舶、航空機等の往復運賃をいい、救援者2名分を限度と
します。ただし、前条②の場合において、被保険者の生死が判明した後または被保険者の緊急
な捜索、救助もしくは移送の活動が終了した後に現地に赴く救援者に係る費用は除きます。
③ 宿泊料
現地および現地までの行程における救援者のホテル、旅館等の宿泊料をいい、救援者2名分
を限度とし、かつ、救援者1名につき 14 日分を限度とします。ただし、前条②の場合において、
被保険者の生死が判明した後または被保険者の緊急な捜索、救助もしくは移送の活動が終了し
た後に現地に赴く救援者に係る費用は除きます。
④ 移送費用
死亡した被保険者を現地から保険証券記載の被保険者の住所に移送するために要した遺体輸
送費用または治療を継続中の被保険者を保険証券記載の被保険者の住所もしくはその住所の属
する国の病院もしくは診療所へ移転するために要した移転費
(注)
をいいます。ただし、被保険
者が払戻しを受けた帰宅のための運賃または被保険者が負担することを予定していた帰宅のた
めの運賃はこの費用の額から除きます。
⑤ 諸雑費
救援者の旅券印紙代、査証料、予防接種料等の渡航手続費および救援者または被保険者が現
地において支出した交通費、電話料等通信費、死亡した被保険者の遺体処理費等をいい、次の
ア.・イ.のいずれかの金額を限度とします。
ア.これらの費用が、被保険者が日本国外において前条①∼③のいずれかに該当したことによ
り発生した場合は、20 万円
イ.これらの費用が、被保険者が日本国内において前条①∼③のいずれかに該当したことによ
り発生した場合は、3万円
(注)治療のため医師または職業看護師が付添うことを要する場合はその費用を含みます。
第4条(保険金を支払わない場合)
⑴ 当会社は、次の①∼⑭のいずれかに該当する事由によって第2条(保険金を支払う場合)①∼
③のいずれかに該当したことにより発生した費用に対しては、保険金を支払いません。
① 保険契約者
(注1)
または被保険者の故意または重大な過失
② 保険金を受け取るべき者の故意または重大な過失。ただし、その者が保険金の一部の受取人
である場合には、保険金を支払わないのはその者が受け取るべき金額に限ります。
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
④ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
運転している間
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
⑤ 被保険者の脳疾患、疾病または心神喪失
⑥ 被保険者の妊娠、出産、早産または流産
⑦ 被保険者に対する外科的手術その他の医療処置。ただし、
外科的手術その他の医療処置によっ
て生じた傷害が、当会社が保険金を支払うべき傷害の治療によるものである場合には、保険金
を支払います。
⑧ 被保険者に対する刑の執行
⑨ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動
(注4)
⑩ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑪ 核燃料物質(注5)
もしくは核燃料物質(注5)
によって汚染された物
(注6)
の放射性、爆発性
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑫ ⑨∼⑪の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑬ ⑪以外の放射線照射または放射能汚染
⑭ 被保険者が次に掲げる運動等を行っている間に生じた事故
運動等
1
山岳登はん
(注7)
2
リュージュ、ボブスレー、スケルトン
3
スカイダイビング
4
航空機(注8)
操縦
(注9)
5
ハンググライダー搭乗
6
モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機等の超軽量動力機(注
10)搭乗
7
ジャイロプレーン搭乗
8
その他1∼7に類する危険な運動
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
(注2)
運転する地における法令による運転資格をいいます。
(注3)
アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注4)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注5)
使用済燃料を含みます。
(注6)
原子核分裂生成物を含みます。
(注7)
ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用具を使用するもの、ロッククライミング
およびフリークライミングをいいます。
(注8)
航空機には、グライダーおよび飛行船は含みません。
(注9)
職務として操縦する場合は含みません。
(注 10)パラプレーン等のパラシュート型超軽量動力機は含みません。
⑵ 当会社は、被保険者が頸部症候群(注1)、腰痛その他の症状を訴えている場合であっても、そ
れを裏付けるに足りる医学的他覚所見
(注2)のないものによって第2条(保険金を支払う場合)
③の入院をしたことにより発生した費用に対しては、その症状の原因がいかなるときでも、保険
金を支払いません。
(注1)
いわゆる「むちうち症」をいいます。
(注2)
理学的検査、神経学的検査、臨床検査、画像検査等により認められる異常所見をいいます。
第5条(保険金の支払額)
⑴ 当会社は、第3条(費用の範囲)の費用のうち、社会通念上妥当な部分で、かつ、第2条(保
険金を支払う場合)①∼③のいずれかと同等のその他の事由に対して通常負担する費用相当額
(注)
についてのみ保険金を支払います。ただし、被保険者または保険金を受け取るべき者が第三
者から損害の賠償として支払を受けることができた場合には、その支払を受けた金額に対しては、
保険金を支払いません。
(注)
この保険契約を締結していなければ生じなかった費用を除きます。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、当会社が支払うべき保険金の額は、保険期間を通じ、保険金額をもっ
て限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契約においては、保険年度(注)ごとに保
険金額をもって限度とします。
(注)
初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険期間の初
日応当日から1年間をいいます。
第6条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が第3条(費用の範囲)の
費用の額を超えるときは、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
― 20 ―
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
第3条の費用の額
−
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑦ ④∼⑥の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
⑧ ⑥以外の放射線照射または放射能汚染
(注1)
保険契約者または被保険者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行
するその他の機関とします。
(注2)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注3)
使用済燃料を含みます。
(注4)
原子核分裂生成物を含みます。
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
第7章 借家人賠償責任補償条項
第1条(用語の定義)
この借家人賠償責任補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
定 義
か
貸主
借用戸室の貸主をいい、転貸人を含みます。
し
事故
次の①・②のいずれかに該当する事故により、被保険者が借用戸室
を損壊することをいいます。
① 火災
② 破裂または爆発
(注)
(注)
気体または蒸気の急激な膨張を伴う破壊またはその現象をい
います。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
借用戸室
日本国内において被保険者が借用または使用する保険証券記載の被
保険者住所の建物の戸室をいいます。
そ
損壊
滅失、損傷または汚損をいいます。
た
他の保険契約等
この借家人賠償責任補償条項の全部または一部に対して支払責任が
同じである他の保険契約または共済契約をいいます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。ただし、借用戸室の賃借名義
人がこれと異なる場合には、その賃借名義人を含みます。
ほ
保険金
借家人賠償責任保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の借家人賠償責任保険金額をいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、事故により被保険者が借用戸室について貸主に対し法律上の損害賠償責任を負担する
ことによって被る損害に対して、この借家人賠償責任補償条項、第 10 章基本条項および普通保険
約款の規定に従い保険金を支払います。
第3条(保険金を支払わない場合)
⑴ 当会社は、次の①∼⑧のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支
払いません。
① 保険契約者
(注1)
または被保険者
(注1)
の故意
② 被保険者の心神喪失
③ 借用戸室の改築、増築、取りこわし等の工事。ただし、被保険者が自己の労力をもって行っ
た仕事による場合については、保険金を支払います。
④ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動(注2)
⑤ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑥ 核燃料物質
(注3)
もしくは核燃料物質
(注3)
によって汚染された物
(注4)
の放射性、爆発性
⑵ 当会社は、被保険者が次の①・②のいずれかに該当する損害賠償責任を負担することによって
被る損害に対しては、保険金を支払いません。
① 被保険者と貸主との間に損害賠償に関する特別の約定がある場合において、その約定によっ
て加重された損害賠償責任
② 被保険者が借用戸室を貸主に引き渡した後に発見された借用戸室の損壊に起因する損害賠償
責任
第4条(支払保険金の範囲)
当会社の支払う保険金は、次の①∼⑦に掲げるものに限ります。この場合において、②∼⑦の費
用には、収入の喪失は含みません。
① 被保険者が貸主に対して支払うべき損害賠償金。この損害賠償金については、判決により支
払を命ぜられた訴訟費用または判決日までの遅延損害金を含み、また、損害賠償金を支払うこ
とによって、被保険者が代位取得する物がある場合は、その価額をこれから差し引くものとし
ます。
② 保険契約者または被保険者が支出した第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)⑧に
規定する損害の発生または拡大の防止のために必要または有益であった費用
③ 第 10 章基本条項第2条⑨に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要し
た費用
④ 事故が発生した場合において、損害の発生または拡大の防止のために必要または有益と認め
られる手段を講じた後に法律上の損害賠償責任のないことが判明したときは、保険契約者また
は被保険者がその手段を講じたことによって要した費用のうち、緊急措置のために要した費用、
およびあらかじめ当会社の書面による同意を得て支出した費用
⑤ 第7条(当会社による解決)の規定により被保険者が当会社に協力するために要した費用
⑥ 事故に関して被保険者の行う折衝または示談について、被保険者が当会社の同意を得て支出
した費用
⑦ 損害賠償に関する争訟について、被保険者が当会社の書面による同意を得て支出した訴訟費
用、弁護士報酬、仲裁、和解もしくは調停に要した費用またはその他権利の保全もしくは行使
に必要な手続をするために要した費用
第5条(保険金の支払額)
1回の事故につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
保険金の額
前条①の損害賠償金の額が保険証券
= 記載の免責金額を超過する場合に
は、その超過した額(注1)
+
前条②∼⑦の費用
の全額(注2)
(注1)
保険金額を限度とします。
(注2)
前条⑥・⑦の費用は、同条①の損害賠償金の額が保険金額を超える場合は、次の算式によっ
て算出した額とします。
― 21 ―
前条⑥・⑦の費用とし
て支払う保険金の額
=
被保険者が支出した前
条⑥・⑦の費用の額
保険金額
×
前条①の損害賠償金の額
第6条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるとき
は、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
損害の額
−
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、その
うち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
第7条(当会社による解決)
当会社は、必要と認めた場合は、被保険者に代わって、当会社の費用により、損害賠償請求の解
決に当たることができます。この場合において、被保険者は、当会社の求めに応じ、その遂行につ
いて当会社に協力しなければなりません。
乗車券等
鉄道・船舶・航空機の乗車船券・航空券(注)、宿泊券、観光券また
は旅行券をいいます。
(注)定期券は除きます。
せ
生活用動産
生活の用に供する家具、衣服、その他の生活に通常必要な動産をい
います。
た
他の保険契約等
この住宅内生活用動産補償条項の全部または一部に対して支払責任
が同じである他の保険契約または共済契約をいいます。
ひ
被災世帯
第2条(保険金を支払う場合)⑷②の損害が生じた世帯または法人
をいいます。
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
保険価額
損害が生じた地および時におけるその損害が生じた保険の対象の価
額をいいます。
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
保険金
損害保険金、臨時費用保険金、残存物取片づけ費用保険金または失
火見舞費用保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の住宅内生活用動産保険金額をいいます。
ほ
第8章 住宅内生活用動産補償条項
第1条(用語の定義)
この住宅内生活用動産補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
第2条(保険金を支払う場合)
(50 音順)
⑴ 当会社は、事故によって、保険の対象について生じた損害に対して、この住宅内生活用動産補
償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従い損害保険金を支払います。
用 語
定 義
⑵ 当会社は、⑴の損害保険金が支払われる場合において、事故によって保険の対象が損害を受け
さ
残存物取片づけ費用
損害を受けた保険の対象の残存物の取片づけに必要な費用で、取り
たため臨時に生ずる費用に対して、この住宅内生活用動産補償条項、第 10 章基本条項および普
こわし費用、取片づけ清掃費用および搬出費用をいいます。
通保険約款の規定に従い臨時費用保険金を支払います。
⑶ 当会社は、⑴の損害保険金が支払われる場合において、事故によって生ずる残存物取片づけ費
し
事故
日本国内における偶然な事故をいいます。
用に対して、この住宅内生活用動産補償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従
支払限度額
次の①∼③のいずれかをいいます。
い残存物取片づけ費用保険金を支払います。
① 第2条(保険金を支払う場合)⑵の臨時費用保険金の場合
⑷ 当会社は、次に掲げる①の事故によって②の損害が生じた場合には、それによって生ずる見舞
1回の事故につき、その事故が生じた生活用動産が所在する住
金等の費用に対して、この住宅内生活用動産補償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の
宅ごとに 100 万円
(注1)
規定に従い失火見舞費用保険金を支払います。
② 同条⑶の残存物取片づけ費用保険金の場合
① 保険の対象または保険の対象を収容する建物から発生した火災、破裂または爆発。ただし、
残存物取片づけ費用の額
第三者
(注1)
の所有物で被保険者以外の者が占有する部分(注2)から発生した火災、破裂また
③ 同条⑷の失火見舞費用保険金の場合
は爆発による場合を除きます。
1回の事故につき、20 万円(注2)に被災世帯の数を乗じて得
② 第三者
(注1)
の所有物(注3)の滅失、損傷または汚損。ただし、煙損害または臭気付着の損
た額
害を除きます。
(注1)他の保険契約等に、限度額が 100 万円を超えるものがある
場合は、これらの限度額のうち最も高い額とします。
(注2)他の保険契約等に、1被災世帯あたりの支払額が 20 万円
を超えるものがある場合は、これらの1被災世帯あたりの
支払額のうち最も高い額とします。
(注1)
保険契約者と被保険者が異なる保険契約の場合の保険契約者を含み、被保険者と生計を共に
する同居の親族を除きます。
(注2)
区分所有建物の共用部分を含みます。
(注3)
動産については、その所有者によって現に占有されている物で、その者の占有する場所にあ
るものに限ります。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
住宅
被保険者の居住の用に供される保険証券記載の住宅をいい、その敷
地
(注)
を含みます。
第3条(保険金を支払わない場合)
⑴ 当会社は、次の①∼⑯のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支
払いません。
① 保険契約者
(注1)または被保険者の故意または重大な過失
② 被保険者と生計を共にする親族の故意。ただし、被保険者に保険金を取得させる目的でなかっ
た場合には、保険金を支払います。
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
④ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
(注)
囲いの有無を問わず、その住宅の所在する場所およびこれに
連続した土地で、被保険者が占有しているものをいいます。
― 22 ―
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
付属品
運転している間
② 自転車、ハンググライダー、パラグライダー、サーフボード、ウインドサーフィン、ラジコ
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
ン模型およびこれらの付属品
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
③ 移動電話・ポケットベル等の携帯式通信機器、ノート型パソコン・ワープロ等の携帯式電子
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
事務機器およびこれらの付属品
⑤ 差押え、徴発、没収、破壊等国または公共団体の公権力の行使。ただし、火災消防または避
④ 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡その他これらに準ずる物
難に必要な処置としてなされた場合には、保険金を支払います。
⑤ 動物および植物
⑥ 保険の対象の欠陥。ただし、保険契約者、被保険者またはこれらの者に代わって保険の対象
⑥ 株券、手形その他の有価証券、印紙、切手その他これらに準ずる物。ただし、乗車券等なら
を管理する者が、相当の注意をもってしても発見し得なかった欠陥については、保険金を支払
びに通貨および小切手は保険の対象に含まれます。
います。
⑦ 預金証書、貯金証書、預金通帳、貯金通帳、キャッシュカード、クレジットカード、ローン
⑦ 保険の対象の自然の消耗もしくは性質によるさび、かび、変色その他これらに類似の事由ま
カード、プリペイドカードその他これらに準ずる物
たはねずみ食いもしくは虫食い等
⑧ 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これらに準ずる物
⑧ 保険の対象の擦り傷、掻き傷または塗料のはがれ等単なる外観の損傷であって保険の対象の
⑨ その他保険証券記載の物
機能に支障をきたさない損害
(注)
ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含みます。
⑨ 偶然な外来の事故に直接起因しない保険の対象の電気的事故または機械的事故。ただし、こ
⑶ 建物と生活用動産の所有者が異なる場合において、次の①∼③に掲げる物のうち、被保険者の
れらの事由によって発生した火災による損害については、保険金を支払います。
所有するものは、特別の約定がないかぎり、保険の対象に含まれます。
⑩ 保険の対象である液体の流出。ただし、その結果として他の保険の対象に生じた損害につい
① 畳、建具その他これらに類する物
ては、保険金を支払います。
② 電気、通信、ガス、給排水、衛生、消火、冷房・暖房、エレベーター、リフト等の設備のう
⑪ 保険の対象の置き忘れまたは紛失
ち建物に付加したもの
⑫ 保険の対象に加工
(注4)
を施した場合において、加工着手後に生じた損害
③ 浴槽、流し、ガス台、調理台、棚その他これらに類する物のうち建物に付加したもの
⑬ 保険の対象に対する修理、
調整の作業
(注5)
上の過失または技術の拙劣によって生じた損害。
ただし、火災がこれらの事由によって発生した場合には、その火災によって生じた損害につい 第5条(損害額の決定)
⑴ 当会社が第2条(保険金を支払う場合)⑴の損害保険金として支払うべき損害の額は、保険価
ては、保険金を支払います。
額によって定めます。
⑭ 詐欺または横領によって保険の対象に生じた損害
⑵ 保険の対象の損傷を修繕し得る場合においては、その保険の対象を損害発生直前の状態に復す
⑮ 楽器の弦もしくはピアノ線の切断または打楽器の打皮の破損。ただし、楽器の他の部分と同
るに必要な修繕費をもって損害の額とし、価値の下落は損害の額には含みません。
時に損害を被った場合には、保険金を支払います。
⑶ 保険の対象が1組または1対のものからなる場合において、その一部に損害が生じたときは、
⑯ 楽器の音色または音質の変化
その損害がその保険の対象全体の価値に及ぼす影響を考慮し、⑴・⑵の規定によって損害の額を
(注1)保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
決定します。
関とします。
⑷ 保険契約者もしくは被保険者またはこれらの者の代理人が次の①・②に掲げる費用(注)を負担
(注2)運転する地における法令による運転資格をいいます。
した場合は、その費用および⑴∼⑶の規定によって計算された額の合計額を損害の額とします。
(注3)アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
① 第 10 章基本条項第2条(事故等発生時の義務)⑧に規定する損害の発生または拡大の防止
(注4)修理を除きます。
のために必要または有益であった費用
(注5)点検または試運転を伴う場合には、これらを含みます。
② 第 10 章基本条項第2条⑨に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要し
⑵ 当会社は、次の①∼③のいずれかに該当する事由によって生じた損害(注1)
に対しては、保険
た費用
金を支払いません。
(注)
収入の喪失を含みません。
① 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
⑸ ⑴∼⑷の規定によって計算された損害の額がその損害の生じた保険の対象の保険価額を超える
暴動
(注2)
場合は、その保険価額(注)をもって損害の額とします。
② 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
③ 核燃料物質(注3)
もしくは核燃料物質(注3)
によって汚染された物
(注4)
の放射性、爆発性
(注)
保険の対象が貴金属、宝玉および宝石ならびに書画、骨董、彫刻品その他の美術品で、1個ま
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
たは1組の価額が 30 万円を超えるものについては、30 万円とします。
(注1)①∼③の事由によって発生した事故が延焼または拡大して生じた損害、および発生原因がい
⑹ ⑴∼⑸の規定にかかわらず、保険の対象が乗車券等の場合には、その乗車券等の経路および等
かなる場合でも事故がこれらの事由によって延焼または拡大して生じた損害を含みます。
級の範囲内で、事故の後に被保険者が支出した費用および保険契約者もしくは被保険者またはこ
(注2)群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
れらの者の代理人が負担した⑷①・②に掲げる費用の合計額を損害の額とします。
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
⑺ 保険の対象が乗車券等または通貨もしくは小切手である場合において、保険の対象の損害の額
(注3)使用済燃料を含みます。
の合計が5万円を超えるときは、当会社は、それらのものの損害の額を5万円とみなします。
(注4)原子核分裂生成物を含みます。
第6条(損害保険金の支払額)
第4条(保険の対象およびその範囲)
⑴ 当会社の支払う第2条(保険金を支払う場合)⑴の損害保険金の額は、次の算式によって算出
⑴ 保険の対象は、住宅内に所在する生活用動産で、被保険者または被保険者と生計を共にする親
した額とします。
族が所有する物とし、住宅内に所在する間に限ります。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、次の①∼⑨に掲げる物は、保険の対象に含まれません。
損害保険金の額 = 前条の損害の額 − 1 回の事故につき保険証券記載の免責金額
① 船舶(注)、航空機、自動車、原動機付自転車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの
― 23 ―
⑵ ⑴の規定にかかわらず、当会社が支払うべき第2条(保険金を支払う場合)⑴の損害保険金の
額は、保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険
契約においては、保険年度
(注)
ごとに保険金額をもって限度とします。
(注)初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険期間の初
日応当日から1年間をいいます。
第7条(臨時費用保険金の支払額)
⑴ 当会社は、第2条(保険金を支払う場合)⑵の臨時費用保険金として、次の算式によって算出
した額を支払います。ただし、1回の事故につき、その事故が生じた生活用動産が所在する住宅
ごとに 100 万円を限度とします。
臨時費用保険金の額
=
第2条⑴の損害保険金
×
(注)
保険の対象と同一の構造、質、用途、規模、型、能力のものを再取得するのに要する額をいいます。
⑷ 第2条(保険金を支払う場合)⑵∼⑷の費用を補償する他の保険契約等がある場合において、
それぞれの支払責任額の合計額が支払限度額を超えるときは、当会社は、次の①・②に掲げる額
のいずれかを同条⑵∼⑷の保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
支払割合
(30%)
=
支払限度額
−
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ ⑴の場合において、当会社は、⑴の規定によって支払うべき臨時費用保険金と他の保険金との
⑸ ⑷の場合において、第2条(保険金を支払う場合)⑵の臨時費用保険金および同条⑶の残存物
合計額が保険金額を超えるときでも、臨時費用保険金を支払います。
取片づけ費用保険金につき支払責任額を算出するにあたっては、同条⑴の損害保険金の額は、⑴・
第8条(残存物取片づけ費用保険金の支払額)
⑵の規定を適用して算出した額とします。
⑴ 当会社は、第2条(保険金を支払う場合)⑴の損害保険金の 10%に相当する額を限度とし、 第 11 条(盗難品発見後の義務)
残存物取片づけ費用の額を同条⑶の残存物取片づけ費用保険金として支払います。
保険契約者または被保険者は、盗取された保険の対象を発見した場合、または回収した場合は、
⑵ ⑴の場合において、当会社は、⑴の規定によって支払うべき残存物取片づけ費用保険金と他の
遅滞なく、その旨を当会社に通知しなければなりません。
保険金との合計額が保険金額を超えるときでも、残存物取片づけ費用保険金を支払います。
第 12 条(残存物および盗難品の帰属)
第9条(失火見舞費用保険金の支払額)
⑴ 当会社が保険金を支払った場合でも、保険の対象の残存物について被保険者が有する所有権そ
⑴ 当会社は、第2条(保険金を支払う場合)⑷の失火見舞費用保険金として、次の算式によって
の他の物権は、当会社がこれを取得する旨の意思を表示しないかぎり、当会社に移転しません。
算出した額を支払います。ただし、1回の事故につき、同条⑷①の事故が生じた住宅に所在する
⑵ 盗取された保険の対象について、当会社が保険金を支払う前にその保険の対象が回収された場
保険の対象の保険金額
(注)
の 20%に相当する額を限度とします。
合は、第5条(損害額の決定)⑷①の費用を除き、盗取の損害は生じなかったものとみなします。
⑶ ⑵の規定にかかわらず、乗車券等が払戻期間を過ぎて回収された場合は、盗取の損害が生じた
ものとみなします。また、払戻期間内に回収された場合であっても、その払戻額が損害の額より
失火見舞費用保険金の額 = 被災世帯の数 × 1被災世帯あたりの支払額
(20万円)
小さいときは、その差額について盗取の損害が生じたものとみなします。
⑷ 保険の対象が盗取された場合に、当会社が保険金を支払ったときは、当会社は、支払った保険
金の額の保険価額
(注)に対する割合によって、その盗取された保険の対象について被保険者が有
(注)保険金額が保険価額を超える場合は、保険価額とします。
する所有権その他の物権を取得します。
⑵ ⑴の場合において、当会社は、⑴の規定によって支払うべき失火見舞費用保険金と他の保険金
(注)
保険の対象が乗車券等の場合は、損害の額とします。
との合計額が保険金額を超えるときでも、失火見舞費用保険金を支払います。
⑸ ⑷の規定にかかわらず、被保険者は、支払を受けた保険金に相当する額(注)を当会社に支払っ
第 10 条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
て、その保険の対象の所有権その他の物権を取得することができます。
⑴ 第2条(保険金を支払う場合)⑴の損害を補償する他の保険契約等がある場合において、それ
ぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるときは、当会社は、次の①・②に掲げる額のいず
(注)
第5条(損害額の決定)⑷①の費用に対する保険金に相当する額を差し引いた残額とします。
れかを同条⑴の損害保険金として支払います。
⑹ ⑵・⑸の規定のいずれかに該当する場合においても、被保険者は、回収されるまでの間に生じ
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
た保険の対象の損傷または汚損の損害に対して、保険金を請求することができます。この場合に
この保険契約の支払責任額
おいて、当会社が保険金を支払うべき損害の額は、第5条(損害額の決定)の規定によって決定
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
します。
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
損害保険金の額
=
損害の額
−
第9章 ホールインワン・アルバトロス費用補償条項
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、その
うち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
⑶ ⑴の場合において、他の保険契約等に再調達価額
(注)
を基準として算出した損害の額からこの
保険契約によって支払われるべき損害保険金の額を差し引いた残額について保険金または共済金
を支払う旨の約定があるときは、その再調達価額を基準とする他の保険契約等がないものとして
⑴・⑵の規定に基づいて算出した額を支払います。
第1条(用語の定義)
このホールインワン・アルバトロス費用補償条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定
義によります。
(50 音順)
用 語
あ
― 24 ―
アルバトロス
定 義
各ホールの基準打数よりも3打少ない打数によってボールがホール
に入ることをいいます。ただし、ホールインワンの場合を除きます。
こ
ゴルフ競技
ゴルフ場において、他の競技者1名以上と同伴し
(注1)
、基準打数
35 以上の9ホールを正規にラウンドすることをいいます。
(注2)
(注1)
ゴルフ場が主催または共催する公式競技の場合は、他の競
技者と同伴しないものを含みます。
(注2)
ケイマンゴルフ、ターゲット・バード・ゴルフ、パターゴ
ルフ等ゴルフ類似のスポーツの競技を含みません。
ゴルフ場
日本国内に所在するゴルフ競技を行うための施設で、9ホール以上
を有し、かつ、名目がいかなる場合であっても施設の利用について
料金を徴するものをいいます。
し
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
た
他の保険契約等
このホールインワン・アルバトロス費用補償条項の全部または一部
に対して支払責任が同じである他の保険契約または共済契約をいい
ます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
ただし、
ゴルフ競技をアマチュ
アの資格で行う者をいい、ゴルフの競技または指導
(注)
を職業とし
ている者は含まれません。
第4条(保険金を支払わない場合)
当会社は、次の①・②のいずれかに該当する事由により発生した費用に対しては、保険金を支払
いません。
① 被保険者がゴルフ場の経営者である場合において、その被保険者が経営するゴルフ場で行っ
たホールインワンまたはアルバトロス
② 被保険者がゴルフ場の使用人(注)である場合において、その被保険者が実際に使用されてい
るゴルフ場で行ったホールインワンまたはアルバトロス
(注)
臨時雇いを含みます。
第5条(保険金の支払額)
当会社の支払う保険金の額は、保険金額を限度とします。
第6条(保険金額の自動復元)
当会社が保険金を支払った場合においても、保険金額は減額しません。
第7条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
他の保険契約等がある場合においては、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金と
して支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
(注)他人が行うゴルフの練習または競技に対して、指示、助言、
監督等を行うことをいいます。
ほ
ホールインワン
各ホールの第1打によってボールが直接ホールに入ることをいいま
す。
保険金
ホールインワン・アルバトロス費用保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載のホールインワン・アルバトロス費用保険金額をいい
ます。
保険金の額
=
支払責任額が最も高い保険契約
または共済契約の支払責任額
−
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
第 10 章 基本条項
第1条(用語の定義)
この基本条項において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者がゴルフ場においてゴルフ競技中にホールインワンまたはアルバトロスを
行った場合において、被保険者が慣習として負担した費用に対して、このホールインワン・アルバ
トロス費用補償条項、第 10 章基本条項および普通保険約款の規定に従い保険金を被保険者に支払
います。
第3条(費用の範囲)
前条の費用とは、ホールインワンまたはアルバトロスの達成を記念して、被保険者が慣習として
負担した次の①∼⑤に掲げる費用をいいます。
① 贈呈用記念品購入費用
(注1)
。ただし、
次のア.∼エ.に掲げるものの購入費用は除きます。
ア.貨幣、紙幣
イ.有価証券
ウ.商品券等の物品切手
エ.プリペイドカード。ただし、被保険者がホールインワンまたはアルバトロスの達成を記念
して特に作成した場合には、贈呈用記念品購入費用に含みます。
② 祝賀会費用
③ ゴルフ場に対する記念植樹費用
(注2)
④ 同伴キャディに対する祝儀
(注3)
⑤ その他慣習として負担することが適当であると認められる費用。ただし、保険金額の 10%
に相当する額を限度とします。
(注1)同伴競技者、友人等に贈呈する記念品の購入代金および郵送費用をいいます。
(注2)ホールインワンまたはアルバトロスを行ったゴルフ場に植える樹木の代金をいいます。
(注3)祝金として贈与する金銭をいいます。
用 語
定 義
し
事故等
次の①∼⑧のいずれかに該当する事故等をいいます。
① 第2章携行品損害補償条項の事故
② 第3章個人賠償責任補償条項の事故
③ 第4章レンタル用品賠償責任補償条項の事故
④ 第5章キャンセル費用補償条項の特定のサービスの提供を受け
られなくなった場合
⑤ 第6章救援者費用等補償条項第2条(保険金を支払う場合)①
∼③のいずれかに該当した場合
⑥ 第7章借家人賠償責任補償条項の事故
⑦ 第8章住宅内生活用動産補償条項の事故
⑧ 第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項のホールイ
ンワンまたはアルバトロスを行った場合
ひ
被保険者
第1章就業外傷害倍額支払条項から第9章ホールインワン・アルバ
トロス費用補償条項までの各章において定義するそれぞれの被保険
者をいいます。
第2条(事故等発生時の義務)
保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者は、事故等が発生したことを知った場合は、
次の①∼⑬のことを履行しなければなりません。
① 第2章携行品損害補償条項または第8章住宅内生活用動産補償条項の事故が発生した場合
― 25 ―
ア.損害発生の日時・場所、損害状況および損害の程度ならびにこれらの事項について証人と
なる者がある場合はその者の住所・氏名または名称をその原因となった事故の発生の日から
その日を含めて 30 日以内に当会社に通知すること。この場合において、当会社が書面によ
る通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
イ.損害が盗難によって生じた場合は、直ちに警察署へ届け出ること。ただし、盗難にあった
保険の対象が小切手または乗車券等の場合には、このほかに次の(ア)
・
(イ)に掲げる届出
のいずれかを直ちに行うこと。
小切手の場合
その小切手の振出人および支払金融機関への届出。ただし、被保険者がその小切手の振
出人である場合は、振出人への届出は必要ありません。
乗車券等の場合
その運輸機関もしくは宿泊施設または発行者への届出
② 第3章個人賠償責任補償条項の事故が発生した場合
次のア.∼ウ.の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が
書面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
ア.事故発生の日時・場所、事故の状況、被害者の住所・氏名または名称
イ.事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の住
所・氏名または名称
ウ.損害賠償の請求を受けた場合は、その内容
③ 第4章レンタル用品賠償責任補償条項の事故が発生した場合
ア.次の ∼ の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が書
面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
事故発生の日時・場所、事故の状況、レンタル業者の住所・氏名または名称、レンタル
用品、レンタル用品の損害の程度
事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の
住所・氏名または名称
損害賠償の請求を受けた場合は、その内容
イ.レンタル用品が盗取された場合は、直ちに警察署へ届け出ること。
④ 第5章キャンセル費用補償条項の特定のサービスの提供を受けられなくなった場合
キャンセル事由の発生の日時およびその内容、特定のサービスを予約した日、そのサービス
に係る契約の内容ならびにそのサービスが提供される予定であった日時を、遅滞なく、当会社
に通知すること。この場合において、当会社が書面による通知または説明を求めたときは、こ
れに応じなければなりません。
⑤ 第6章救援者費用等補償条項第2条(保険金を支払う場合)①∼③のいずれかに該当した場
合
同章第2条①∼③のいずれかに該当した日からその日を含めて 30 日以内に次のア.・イ.に
掲げる事項を当会社に通知すること。この場合において、当会社が書面による通知または説明
を求めたときは、これに応じなければなりません。
ア.同章第2条①・②の場合は、行方不明もしくは遭難または同条①・②の事故発生の状況
イ.同章第2条③の場合は、事故発生の状況および傷害の程度
⑥ 第7章借家人賠償責任補償条項の事故が発生した場合
次のア.∼ウ.の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が
書面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
ア.事故発生の日時・場所、事故の状況、貸主の住所・氏名または名称、借用戸室の損壊の程
度
イ.事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の住
所・氏名または名称
ウ.損害賠償の請求を受けた場合は、その内容
⑦ 第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項のホールインワンまたはアルバトロスを
行った場合
ホールインワンまたはアルバトロスを行った日時・場所、ホールインワンまたはアルバトロ
スを行った状況およびこれらの事項について証人となる者の住所・氏名または名称を、遅滞な
く、当会社に通知すること。この場合において、当会社が書面による通知または説明を求めた
ときは、これに応じなければなりません。
⑧ 損害の発生および拡大の防止に努めること。
⑨ 他人に損害賠償の請求(注1)をすることができる場合には、その権利の保全または行使に必
要な手続をすること。
⑩ 損害賠償の請求を受けた場合には、あらかじめ当会社の承認を得ないで、その全部または一
部を承認しないこと。ただし、第3章個人賠償責任補償条項、第4章レンタル用品賠償責任補
償条項または第7章借家人賠償責任補償条項の事故が発生した場合において、緊急措置を行う
ときを除きます。
⑪ 損害賠償の請求についての訴訟を提起し、または提起された場合は、遅滞なく当会社に通知
すること。
⑫ 他の保険契約等の有無および内容(注2)について遅滞なく当会社に通知すること。
⑬ ①∼⑫のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞
なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力すること。
(注1)
共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償を含みます。
(注2)
既に他の保険契約等から保険金または共済金の支払を受けた場合には、その事実を含みます。
第3条(事故等発生時の義務違反)
⑴ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく前条の規定に違反
した場合は、当会社は、次の①∼④の金額を差し引いて保険金を支払います。
① 前条①∼⑦・⑪∼⑬の規定のいずれかに違反した場合は、それによって当会社が被った損害
の額
② 前条⑧に違反した場合は、発生または拡大を防止することができたと認められる損害の額
③ 前条⑨に違反した場合は、他人に損害賠償の請求(注)をすることによって取得することがで
きたと認められる額
④ 前条⑩に違反した場合は、損害賠償責任がないと認められる額
(注)
共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償を含みます。
⑵ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく前条①∼⑦・⑬
の書類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく前条①∼⑦・⑬
の書類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
第4条(保険金の請求)
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、次の①∼⑤の時から、それぞれ発生し、これを行使すること
ができるものとします。
① 第2章携行品損害補償条項および第8章住宅内生活用動産補償条項の保険金については、同
章の事故による損害が発生した時
② 第3章個人賠償責任補償条項、第4章レンタル用品賠償責任補償条項および第7章借家人賠
償責任補償条項の保険金については、被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の
損害賠償責任の額について、被保険者と損害賠償請求権者との間で、判決が確定した時、また
は裁判上の和解、調停もしくは書面による合意が成立した時
③ 第5章キャンセル費用補償条項の保険金については、被保険者または被保険者の法定相続人
が同章第2条(保険金を支払う場合)のキャンセル費用を負担した時
④ 第6章救援者費用等補償条項の保険金については、保険契約者、被保険者または被保険者の
親族が同章第2条(保険金を支払う場合)の費用を負担した時
⑤ 第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項の保険金については、被保険者が同章第
2条(保険金を支払う場合)の費用を負担した時
⑵ 被保険者または保険金を受け取るべき者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑪に掲げ
る書類または証拠のうち当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
① 保険金請求書
② 保険証券
③ 第2章携行品損害補償条項または第8章住宅内生活用動産補償条項の保険金の支払を請求す
― 26 ―
る場合は、次のア.∼ウ.に掲げる書類
ア.当会社の定める事故状況報告書
イ.公の機関の事故証明書。なお、やむを得ない場合には、第三者の事故証明書とします。た
だし、盗難による損害の場合は、所轄警察署の証明書またはこれに代わるべき書類とします。
ウ.保険の対象の損害の程度を証明する書類
④ 第3章個人賠償責任補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次のア.∼カ.に掲げる書
類または証拠
ア.当会社の定める事故状況報告書
イ.被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額を示す示談書お
よび損害賠償金の支払または損害賠償請求権者の承諾があったことを示す書類
ウ.死亡に関して支払われる保険金の請求に関しては、死亡診断書、逸失利益の算定の基礎と
なる収入の額を示す書類および戸籍謄本
エ.後遺障害に関して支払われる保険金の請求に関しては、後遺障害診断書および逸失利益の
算定の基礎となる収入の額を示す書類
オ.傷害に関して支払われる保険金の請求に関しては、診断書、治療等に要した費用の領収書
および休業損害の額を示す書類
カ.財物の損壊に関して支払われる保険金の請求に関しては、被害が生じた財物の価額を確認
できる書類、修理等に要する費用の見積書
(注1)
および被害が生じた財物の写真
(注2)
⑤ 第4章レンタル用品賠償責任補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次のア.∼エ.に
掲げる書類または証拠
ア.当会社の定める事故状況報告書
イ.盗難による損害の場合は、所轄警察署の証明書またはこれに代わるべき書類
ウ.被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額を示す示談書お
よび損害賠償金の支払または損害賠償請求権者の承諾があったことを示す書類
エ.被害が生じたレンタル用品の価額を確認できる書類、修理等に要する費用の見積書
(注1)
および被害が生じたレンタル用品の写真
(注2)
⑥ 第5章キャンセル費用補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次のア.∼ク.に掲げる
書類
ア.当会社の定める事故状況報告書
イ.特定のサービスに係る契約書または契約の事実を証明する書類
ウ.保険金の支払を受けようとするキャンセル費用の支出明細書およびその支出を証明する書
類
エ.被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族の死亡または入院がキャンセル事由で
ある場合には、被保険者とその者との続柄を証明する戸籍謄本等の書類
オ.死亡がキャンセル事由である場合には、死亡診断書または死体検案書
カ.入院がキャンセル事由である場合には、入院日、入院日数および傷害または疾病の内容を
証明する被保険者
(注3)
以外の医師の診断書
キ.死亡または入院の直接の原因が疾病である場合には、その疾病が普通保険約款第 11 条(保
険責任の始期および終期)に規定する保険責任の始期または保険料領収日のいずれか遅い日
以後に発病したことを証明する被保険者
(注3)
以外の医師の診断書
ク.当会社が被保険者、被保険者の配偶者または被保険者の1親等内の親族の症状、治療内容
等について医師に照会し、説明を求めることについての同意書
⑦ 第6章救援者費用等補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次のア.・イ.に掲げる書
類
ア.被保険者が同章第2条(保険金を支払う場合)①∼③のいずれかに該当したことを証明す
る書類
イ.保険金の支払を受けようとする同章第3条(費用の範囲)①∼⑤に掲げる費用のそれぞれ
について、その費用の支出明細書およびその支出を証明する書類
⑧ 第7章借家人賠償責任補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次のア.∼ウ.に掲げる
書類または証拠
ア.当会社の定める事故状況報告書
イ.被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額を示す示談書お
よび損害賠償金の支払または損害賠償請求権者の承諾があったことを示す書類
ウ.被害が生じた借用戸室の修理等に要する費用の見積書(注1)および被害が生じた借用戸室
の写真
(注2)
⑨ 第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項の保険金の支払を請求する場合は、次の
ア.∼ウ.に掲げる書類または証拠
ア.次の ∼ に掲げる者すべてが署名または記名押印したホールインワンまたはアルバトロ
ス証明書
同伴競技者。ただし、ゴルフ場が主催または共催する公式競技の場合は必要ありません。
被保険者がホールインワンまたはアルバトロスを行ったゴルフ場に所属し、被保険者の
ゴルフ競技の補助者として使用したキャディ。ただし、次の a.∼ c.に掲げる書類また
は証拠のいずれかを提出できる場合は必要ありません。
a.被保険者がホールインワンまたはアルバトロスを行ったゴルフ場の使用人で、被保険
者のホールインワンまたはアルバトロスの達成を目撃した者1名以上が署名または記名
押印したホールインワンまたはアルバトロス証明書
b.被保険者が会員となっているゴルフ場が主催または共催する公式競技に被保険者が参
加している間に達成したホールインワンまたはアルバトロスの場合で、被保険者のホー
ルインワンまたはアルバトロスの達成を目撃したその公式競技の参加者または競技委員
1名以上が署名または記名押印したホールインワンまたはアルバトロス証明書
c.被保険者がホールインワンまたはアルバトロスを達成したことが確認できる映像等、
被保険者のホールインワンまたはアルバトロスの達成を客観的に立証することができる
資料
被保険者がホールインワンまたはアルバトロスを行ったゴルフ場の責任者
イ.保険金の支払を受けようとする同章第3条(費用の範囲)①∼⑤に掲げる費用のそれぞれ
について、その費用の支出明細書およびその支出を証明する書類
ウ.同伴競技者のアテスト済のスコアカード
⑩ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
けた者の印鑑証明書
⑪ その他当会社が次条⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠くことのできない書類また
は証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において定めたもの
(注1)
既に支払がなされた場合はその領収書とします。
(注2)
画像データを含みます。
(注3)
被保険者の配偶者および被保険者の1親等内の親族を含みます。
⑶ ⑵ ⑨ア.の「ホールインワンまたはアルバトロス証明書」とは、次の①∼⑦の事項が確認で
きる書類をいいます。
① 達成日時
② 達成場所
(注)
③ 基準打数
④ 同伴競技者の住所・氏名および連絡先。ただし、ゴルフ場が主催または共催する公式競技の
場合は必要ありません。
⑤ キャディの住所・氏名および連絡先。ただし、⑵ ⑨ア. a.∼ c.に掲げる書類または証
拠のいずれかを提出できる場合は必要ありません。
⑥ ゴルフ場の使用人の住所・氏名および連絡先。ただし、⑵ ⑨ア. a.に掲げる書類を提出
する場合に限ります。
⑦ 公式競技の参加者または競技委員の住所・氏名および連絡先。ただし、⑵ ⑨ア. b.に掲
げる書類を提出する場合に限ります。
(注)
ゴルフ場、コースおよびホール番号をいいます。
⑷ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべきその被
保険者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもっ
てその旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、その被保険者の代理人として保険金
を請求することができます。
① その被保険者と同居または生計を共にする配偶者(注)
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
― 27 ―
合には、その被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
(注1)
被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑷の規定による手続を完了した日をいい
ます。
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
⑸ ⑷の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
者が、正当な理由がなくその確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これに
⑹ 当会社は、事故の内容、損害の額、傷害の程度等に応じ、保険契約者、被保険者または保険金
より確認が遅延した期間については、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
を受け取るべき者に対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
調査への協力を求めることがあります。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やか
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者と
に提出し、必要な協力をしなければなりません。
当会社があらかじめ合意した場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うもの
⑺ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
とします。
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑹の規定に違反 第6条(先取特権)
⑴ 第3章個人賠償責任補償条項、第4章レンタル用品賠償責任補償条項および第7章借家人賠償
した場合
責任補償条項の事故にかかわる損害賠償請求権者は、被保険者の当会社に対する保険金請求権
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑷・⑹の書
(注)
について先取特権を有します。
類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
③ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑷・⑹の書
(注)
第3章個人賠償責任補償条項第7条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用、第4章レンタル用品
類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
賠償責任補償条項第6条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用および第7章借家人賠償責任補償
第5条(保険金の支払時期)
条項第4条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用に対する保険金請求権を除きます。
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
⑵ 当会社は、次の①∼④のいずれかに該当する場合に、第3章個人賠償責任補償条項、第4章レ
必要な次の①∼⑤の事項の確認を終え、保険金を支払います。
ンタル用品賠償責任補償条項および第7章借家人賠償責任補償条項の保険金の支払を行うものと
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、損
します。
害または傷害発生の有無および被保険者に該当する事実
① 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をした後に、当会社から被保険者に支
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
払う場合
(注1)
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
② 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、被保険者の指図により、
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、損害の額または傷害の程度、事故と損害
当会社から直接、損害賠償請求権者に支払う場合
または傷害との関係、治療の経過および内容
③ 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、損害賠償請求権者が⑴の
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
先取特権を行使したことにより、当会社から直接、損害賠償請求権者に支払う場合
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
④ 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、当会社が被保険者に保険
⑤ ①∼④のほか、他の保険契約等の有無および内容、損害について被保険者が有する損害賠償
金を支払うことを損害賠償請求権者が承諾したことにより、当会社から被保険者に支払う場合
請求権その他の債権および既に取得したものの有無および内容等、当会社が支払うべき保険金
(注2)
の額を確定するために確認が必要な事項
(注)被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑷の規定による手続を完了した日をいいま
す。
(注1)
被保険者が賠償した金額を限度とします。
(注2)
損害賠償請求権者が承諾した金額を限度とします。
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑤に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
⑶ 第3章個人賠償責任補償条項、第4章レンタル用品賠償責任補償条項および第7章借家人賠償
定にかかわらず、
当会社は、
請求完了日
(注1)
からその日を含めて次の①∼⑤に掲げる日数
(注2)
責任補償条項の保険金請求権(注)は、損害賠償請求権者以外の第三者に譲渡することはできませ
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
ん。また、第3章個人賠償責任補償条項、第4章レンタル用品賠償責任補償条項および第7章借
よびその確認を終えるべき時期を被保険者または保険金を受け取るべき者に対して通知するもの
家人賠償責任補償条項の保険金請求権(注)を質権の目的とし、または⑵③の場合を除いて差し押
とします。
さえることはできません。ただし、⑵①・④の規定のいずれかにより被保険者が当会社に対して
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
保険金の支払を請求することができる場合を除きます。
結果の照会(注3)
180 日
(注)
第3章個人賠償責任補償条項第7条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用、第4章レンタル用品
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、医療機関、検査機関その他の専門機関による診断、鑑
賠償責任補償条項第6条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用および第7章借家人賠償責任補償
定等の結果の照会 90 日
条項第4条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用に対する保険金請求権を除きます。
③ ⑴ ③の事項のうち、後遺障害の内容およびその程度を確認するための、医療機関による診断、
第7条(代位)
後遺障害の認定に係る専門機関による審査等の結果の照会 120 日
⑴ 損害が生じたことにより保険契約者、被保険者または被保険者の親族が損害賠償請求権その他
④ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の事
の債権
(注)
を取得した場合において、当会社がその損害に対して保険金を支払ったときは、その
項の確認のための調査 60 日
債権は当会社に移転します。ただし、移転するのは、次の①・②の額を限度とします。
⑤ ⑴ ①∼⑤の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
① 当会社が損害の額の全額を保険金として支払った場合
における調査 180 日
保険契約者、被保険者または被保険者の親族が取得した債権の全額
② ①以外の場合
― 28 ―
(50 音順)
保険契約者、被保険者または被保険者の親族が取得した債権の額から、保険金が支払われて
いない損害の額を差し引いた額
(注)共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償権を含みます。
用 語
し
⑵ ⑴ ②の場合において、当会社に移転せずに保険契約者、被保険者または被保険者の親族が引
き続き有する債権は、当会社に移転した債権よりも優先して弁済されるものとします。
⑶ 保険契約者、被保険者および保険金を受け取るべき者は、当会社が取得する⑴・⑵の債権の保
全および行使ならびにそのために当会社が必要とする証拠および書類の入手に協力しなければな
りません。この場合において、当会社に協力するために必要な費用は、当会社の負担とします。
⑷ この条の規定は、第1章就業外傷害倍額支払条項の規定には適用しません。
第8条(普通保険約款の適用除外)
第2章携行品損害補償条項から第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項までについて
は、普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)
、第4条(保険金を支払わない場合
−その2)、第 26 条(事故の通知)、第 27 条(保険金の請求)、第 28 条(保険金の支払時期)、第 29
条(当会社の指定する医師が作成した診断書等の要求)および第 31 条(代位)の規定は適用しません。
第9条(普通保険約款の読み替え)
第2章携行品損害補償条項から第9章ホールインワン・アルバトロス費用補償条項までについて
は、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。
規 定
読み替え対象の字句
第 11 条(保険責任の始期および終期)
事故による傷害
⑶
→
この特約の事故等による
損害
第 19条(重大事由による解除)⑴①
傷害
→
損害
傷害の発生した後に
→
損害の発生した後に
発生した傷害
発生したこの特約の事故
→
等による損害
第 19 条⑵
第 22 条(保険料の返還または請求−告
知義務・職業または職務の変更に関する
通知義務等の場合)⑺
事故による傷害
第 30 条(時効)
こ の 特 約 第 10 章 基 本 条
第 27 条(保険金の請求)
→ 項第4条
(保険金の請求)
⑴に定める時
⑴に定める時
→
この特約の事故等による
損害
第 10 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
附 則
⑴ 第 10 章基本条項第6条(先取特権)⑴・⑵の規定は、保険法(平成 20 年法律第 56 号)の施行
日以後に事故が発生した場合に適用します。
⑵ 第 10 章基本条項第6条(先取特権)⑶の規定は、保険法の施行日以後に保険金請求権(注)の
譲渡または保険金請求権(注)を目的とする質権の設定もしくは差押えがされた場合に適用しま
す。
(注)保険法の施行日前に発生した事故に係るものを除きます。
受託品賠償責任補償特約(安心生活総合補償特約用)
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
― 29 ―
定 義
事故
受託品を損壊すること、紛失することまたは盗取されることをいい
ます。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
住宅
被保険者の居住の用に供される住宅をいい、その敷地(注)を含みま
す。
(注)囲いの有無を問わず、その住宅の所在する場所およびこれに
連続した土地で、被保険者が占有しているものをいいます。
受託品
被保険者が日本国内において他人から借りた、または預かった財物・
レンタル用品等で、被保険者が管理するものをいいます。ただし、
次の①∼⑩に掲げる物は、受託品に含まれません。
① 通貨、預金証書、貯金証書、預金通帳、貯金通帳、株券、手形
その他の有価証券、印紙、切手、稿本、設計書、図案、証書、帳
簿その他これらに準ずる物
② 貴金属、宝石、書画、骨董、彫刻、美術品その他これらに準ず
る物
③ 自動車(注1)、原動機付自転車、船舶(注2)、航空機およびこ
れらの付属品
④ 銃砲、刀剣その他これらに準ずる物
⑤ 被保険者が次に掲げる運動等を行っている間のその運動等のた
めの用具
運動等
山岳登はん(注3)
リュージュ、ボブスレー、スケルトン
スカイダイビング
航空機(注4)操縦
ハンググライダー搭乗
モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトララ
イト機等の超軽量動力機(注5)搭乗
7 ジャイロプレーン搭乗
8 その他1∼7に類する危険な運動
1
2
3
4
5
6
⑥ 動物、植物等の生物
⑦ 建物(注6)
⑧ 門、塀もしくは垣または物置、車庫その他の付属建物
⑨ 公序良俗に反する物
⑩ その他保険証券記載の物
(注1)
被牽引車を含みます。
(注2)
ヨット、モーターボートおよびボートを含みます。
(注3)
ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用具を使
用するもの、ロッククライミングおよびフリークライミン
グをいいます。
(注4)
航空機には、グライダーおよび飛行船は含みません。
(注5)
パラプレーン等のパラシュート型超軽量動力機は含みませ
ん。
(注6)
次のア.∼ウ.のいずれかに該当するものを含みます。
ア.畳、建具その他これらに類する物
イ.電気、通信、ガス、給排水、衛生、消火、冷房・暖房、
エレベーター、リフト設備のうち建物に付加したもの
ウ.浴槽、流し、ガス台、調理台、棚その他これらに類す
る物のうち建物に付加したもの
⑨ ⑦以外の放射線照射または放射能汚染
⑩ 差押え、徴発、没収、破壊等国または公共団体の公権力の行使。ただし、火災消防または避
難に必要な処置としてなされた場合には、保険金を支払います。
⑪ 受託品に生じた自然発火または自然爆発
⑫ 偶然な外来の事故に直接起因しない受託品の電気的事故または機械的事故
⑬ 受託品の自然の消耗または性質による蒸れ、かび、腐敗、変色、さび、汗ぬれその他これら
に類似の事由
⑭ 受託品のねずみ食い、虫食いその他これらに類似の事由
⑮ 屋根、扉、窓、通風筒等から入る雨、雪または雹による受託品の損壊
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
(注2)
運転する地における法令による運転資格をいいます。
(注3)
アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいいます。
(注4)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
そ 損壊
滅失、損傷または汚損をいいます。
(注5)
使用済燃料を含みます。
(注6)
原子核分裂生成物を含みます。
た 他の保険契約等
この特約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の保険
契約または共済契約をいいます。
第4条(保険金を支払わない場合−その2)
当会社は、被保険者が次の①∼⑨のいずれかに該当する損害賠償責任を負担することによって被
ほ 保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
る損害に対しては、保険金を支払いません。
保険金
受託品賠償責任保険金をいいます。
① 被保険者の職務遂行に直接起因する損害賠償責任
② 専ら被保険者の職務の用に供される動産または不動産(注1)の所有、使用または管理に起因
保険金額
保険証券記載の受託品賠償責任保険金額をいいます。
する損害賠償責任
本人
保険証券記載の被保険者をいいます。
③ 被保険者と同居する親族に対する損害賠償責任
み 未婚
これまでに婚姻歴がないことをいいます。
④ 被保険者と第三者との間に損害賠償に関する約定がある場合において、その約定によって加
重された損害賠償責任
第2条(保険金を支払う場合)
⑤ 被保険者の心神喪失に起因する損害賠償責任
当会社は、日本国内または国外において次の①・②のいずれかに該当する間に生じた事故により、
⑥ 航空機、船舶または銃器の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任。ただし、原動力
被保険者が被害の生じた受託品について正当な権利を有する者に対し法律上の損害賠償責任を負担
が専ら人力である船舶および空気銃の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任について
することによって被る損害に対して、この特約および普通保険約款の規定に従い保険金を支払いま
は、保険金を支払います。
す。
⑦ 受託品が委託者に返還された後に発見された受託品の損壊に起因する損害賠償責任
① 受託品が住宅内に保管されている間
⑧ 直接であると間接であるとを問わず、被保険者がその受託品を使用不能にしたことに起因す
② 受託品が被保険者によって日常生活上の必要に応じて一時的に住宅外で使用・管理されてい
る損害賠償責任
(注2)
る間
⑨ 受託品について、通常必要とされる取扱い上の注意に著しく反したことまたは本来の用途以
第3条(保険金を支払わない場合−その1)
外に受託品を使用したことに起因する損害賠償責任
当会社は、次の①∼⑮のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支払
(注1)
住宅の一部が専ら被保険者の職務の用に供される場合はその部分を含みます。
いません。
(注2)
収益減少に基づく損害賠償責任を含みます。
① 保険契約者
(注1)
または被保険者の故意
第5条(被保険者の範囲)
② 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
⑴ この特約における被保険者は、次の①∼④のいずれかに該当する者とします。ただし、責任無
③ 次のア.∼ウ.のいずれかに該当する間に生じた事故
能力者を除きます。
ア.被保険者が法令に定められた運転資格
(注2)
を持たないで自動車または原動機付自転車を
① 本人
運転している間
② 本人の配偶者
イ.被保険者が酒に酔った状態
(注3)
で自動車または原動機付自転車を運転している間
③ 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
ウ.被保険者が麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができな
④ 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子
いおそれがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
⑵ ⑴の本人と本人以外の被保険者との続柄は、損害の原因となった事故発生時におけるものをい
④ 被保険者に引き渡される以前から受託品に存在した欠陥
います。
⑤ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
第6条(個別適用)
暴動(注4)
⑴ この特約の規定は、それぞれの被保険者ごとに個別に適用します。
⑥ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑵ ⑴の規定によって、第8条(保険金の支払額)に規定する当会社の支払うべき保険金の限度額
⑦ 核燃料物質
(注5)
もしくは核燃料物質(注5)
によって汚染された物
(注6)
の放射性、爆発性
が増額されるものではありません。
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
⑧ ⑤∼⑦の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
― 30 ―
第7条(支払保険金の範囲)
⑵ ⑴の損害の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、その
当会社の支払う保険金は、次の①∼⑦に掲げるものに限ります。この場合において、②∼⑦の費
うち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
用には、収入の喪失は含みません。
第 10 条(事故発生時の義務)
① 被保険者が被害の生じた受託品について正当な権利を有する者に対して支払うべき損害賠償
保険契約者または被保険者は、事故が発生したことを知った場合は、次の①∼⑧のことを履行し
金。ただし、事故が生じた地および時における被害が生じた受託品の価額を超えないものとし
なければなりません。
ます。
① 損害の発生および拡大の防止に努めること。
② 保険契約者または被保険者が支出した第 10 条(事故発生時の義務)①に規定する損害の発
② 次のア.∼ウ.の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が
生または拡大の防止のために必要または有益であった費用
書面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
③ 保険契約者または被保険者が支出した第 10 条④に規定する権利の保全または行使に必要な
ア.事故発生の日時・場所、事故の状況、被害が生じた受託品について正当な権利を有する者
手続をするために要した費用
の住所・氏名または名称、受託品、受託品の損害の程度
④ 事故が発生した場合において、損害の発生または拡大の防止のために必要または有益と認め
イ.事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の住
られる手段を講じた後に法律上の損害賠償責任のないことが判明したときは、保険契約者また
所・氏名または名称
は被保険者がその手段を講じたことによって要した費用のうち、
緊急措置のために要した費用、
ウ.損害賠償の請求を受けた場合は、その内容
およびあらかじめ当会社の書面による同意を得て支出した費用
③ 受託品が盗取された場合は、直ちに警察署へ届け出ること。
⑤ 第 12 条(当会社による解決)の規定により被保険者が当会社に協力するために要した費用
④ 他人に損害賠償の請求(注1)をすることができる場合には、その権利の保全または行使に必
⑥ 事故に関して被保険者の行う折衝または示談について、被保険者が当会社の同意を得て支出
要な手続をすること。
した費用
⑤ 損害賠償の請求を受けた場合には、あらかじめ当会社の承認を得ないで、その全部または一
⑦ 損害賠償に関する争訟について、被保険者が当会社の書面による同意を得て支出した訴訟費
部を承認しないこと。ただし、受託品に対する緊急措置を行う場合を除きます。
用、弁護士報酬、仲裁、和解もしくは調停に要した費用またはその他権利の保全もしくは行使
⑥ 損害賠償の請求についての訴訟を提起し、または提起された場合は、遅滞なく当会社に通知
に必要な手続をするために要した費用
すること。
第8条(保険金の支払額)
⑦ 他の保険契約等の有無および内容(注2)について遅滞なく当会社に通知すること。
1回の事故につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
⑧ ①∼⑦のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞
なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力すること。
保険金の額
=
前条①の損害賠償金の額が保険証
券記載の免責金額を超過する場合
には、その超過した額
(注1)
+
(注1)
共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償を含みます。
(注2)
既に他の保険契約等から保険金または共済金の支払を受けた場合には、その事実を含みます。
前条②∼⑦の費用
の全額
(注2)
(注1)保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契
約においては、保険年度(※)ごとに保険金額をもって限度とします。
(※)初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険
期間の初日応当日から1年間をいいます。
(注2)前条⑥・⑦の費用は、同条①の損害賠償金の額が保険金額を超える場合は、次の算式によっ
て算出した額とします。
第 11 条(事故発生時の義務違反)
⑴ 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく前条の規定に違反した場合は、当会社は、次
の①∼④の金額を差し引いて保険金を支払います。
① 前条①に違反した場合は、発生または拡大を防止することができたと認められる損害の額
② 前条②・③・⑥∼⑧の規定のいずれかに違反した場合は、それによって当会社が被った損害
の額
③ 前条④に違反した場合は、他人に損害賠償の請求(注)をすることによって取得することがで
きたと認められる額
④ 前条⑤に違反した場合は、損害賠償責任がないと認められる額
(注)
共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償を含みます。
前条⑥・⑦の費用とし
て支払う保険金の額
=
被保険者が支出した前
×
条⑥・⑦の費用の額
保険金額
前条①の損害賠償金の額
第9条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が損害の額を超えるとき
は、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
保険金の額
=
損害の額
−
他の保険契約等から支払われた
保険金または共済金の合計額
⑵ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく前条②・⑧の書類のいずれかに事実と異な
る記載をした場合
② 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく前条②・⑧の書類または証拠のいずれかを
偽造し、または変造した場合
第 12 条(当会社による解決)
当会社は、必要と認めた場合は、被保険者に代わって、当会社の費用により、損害賠償請求の解
決に当たることができます。この場合において、被保険者は、当会社の求めに応じ、その遂行につ
いて当会社に協力しなければなりません。
第 13 条(保険金の請求)
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害
賠償責任の額について、被保険者と損害賠償請求権者との間で、判決が確定した時、または裁判
上の和解、調停もしくは書面による合意が成立した時から発生し、これを行使することができる
ものとします。
⑵ 被保険者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑧に掲げる書類または証拠のうち当会社
― 31 ―
が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
① 保険金請求書
② 保険証券
③ 当会社の定める事故状況報告書
④ 盗難による損害の場合は、所轄警察署の証明書またはこれに代わるべき書類
⑤ 被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額を示す示談書およ
び損害賠償金の支払または損害賠償請求権者の承諾があったことを示す書類
⑥ 被害が生じた受託品の価額を確認できる書類、修理等に要する費用の見積書
(注1)
および被
害が生じた受託品の写真
(注2)
⑦ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
けた者の印鑑証明書
⑧ その他当会社が次条⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠くことのできない書類また
は証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において定めたもの
(注1)既に支払がなされた場合はその領収書とします。
(注2)画像データを含みます。
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべきその被
保険者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもっ
てその旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、その被保険者の代理人として保険金
を請求することができます。
① その被保険者と同居または生計を共にする配偶者
(注)
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
合には、その被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、事故の内容または損害の額等に応じ、保険契約者または被保険者に対して、⑵に掲
げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査への協力を求めることがありま
す。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出し、必要な協力をしなければ
なりません。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反した場合
② 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類のいずれかに事実と異な
る記載をした場合
③ 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類または証拠のいずれかを
偽造し、または変造した場合
第 14 条(保険金の支払時期)
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
必要な次の①∼⑤の事項の確認を終え、保険金を支払います。
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、損
害発生の有無および被保険者に該当する事実
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、損害の額、事故と損害との関係
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
⑤ ①∼④のほか、他の保険契約等の有無および内容、損害について被保険者が有する損害賠償
請求権その他の債権および既に取得したものの有無および内容等、当会社が支払うべき保険金
の額を確定するために確認が必要な事項
(注)
被保険者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいます。
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼④に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
定にかかわらず、
当会社は、請求完了日(注1)からその日を含めて次の①∼④に掲げる日数(注2)
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
よびその確認を終えるべき時期を被保険者に対して通知するものとします。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
結果の照会
(注3)
180 日
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、専門機関による鑑定等の結果の照会 90 日
③ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の事
項の確認のための調査 60 日
④ ⑴ ①∼⑤の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
における調査 180 日
(注1)
被保険者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいます。
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者または被保険者が、正当な理由がなくそ
の確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これにより確認が遅延した期間に
ついては、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者または被保険者と当会社があらかじめ合意し
た場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うものとします。
第 15 条(先取特権)
⑴ 損害賠償請求権者は、被保険者の当会社に対する保険金請求権(注)について先取特権を有しま
す。
(注)
第7条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用に対する保険金請求権を除きます。
⑵ 当会社は、次の①∼④のいずれかに該当する場合に、保険金の支払を行うものとします。
① 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をした後に、当会社から被保険者に支
払う場合
(注1)
② 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、被保険者の指図により、
当会社から直接、損害賠償請求権者に支払う場合
③ 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、損害賠償請求権者が⑴の
先取特権を行使したことにより、当会社から直接、損害賠償請求権者に支払う場合
④ 被保険者が損害賠償請求権者に対してその損害の賠償をする前に、当会社が被保険者に保険
金を支払うことを損害賠償請求権者が承諾したことにより、当会社から被保険者に支払う場合
(注2)
(注1)
被保険者が賠償した金額を限度とします。
(注2)
損害賠償請求権者が承諾した金額を限度とします。
⑶ 保険金請求権
(注)は、損害賠償請求権者以外の第三者に譲渡することはできません。また、保
険金請求権
(注)を質権の目的とし、または⑵③の場合を除いて差し押さえることはできません。
ただし、⑵①・④の規定のいずれかにより被保険者が当会社に対して保険金の支払を請求するこ
とができる場合を除きます。
(注)
第7条(支払保険金の範囲)②∼⑦の費用に対する保険金請求権を除きます。
第 16 条(代位)
⑴ 損害が生じたことにより被保険者が損害賠償請求権その他の債権(注)を取得した場合におい
て、当会社がその損害に対して保険金を支払ったときは、その債権は当会社に移転します。ただ
し、移転するのは、次の①・②の額を限度とします。
① 当会社が損害の額の全額を保険金として支払った場合
― 32 ―
(50 音順)
被保険者が取得した債権の全額
② ①以外の場合
被保険者が取得した債権の額から、保険金が支払われていない損害の額を差し引いた額
(注)共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償権を含みます。
⑵ ⑴ ②の場合において、当会社に移転せずに被保険者が引き続き有する債権は、当会社に移転
した債権よりも優先して弁済されるものとします。
⑶ 保険契約者および被保険者は、当会社が取得する⑴・⑵の債権の保全および行使ならびにその
ために当会社が必要とする証拠および書類の入手に協力しなければなりません。この場合におい
て、当会社に協力するために必要な費用は、当会社の負担とします。
第 17 条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)
、第4条(保険金を支払わない場合−
その2)
、第 26 条(事故の通知)
、第 27 条(保険金の請求)
、第 28 条(保険金の支払時期)および
第 31 条(代位)の規定は適用しません。
第 18 条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
用します。
規 定
→
この特約の事故による損害
第 19条(重大事由による解除)⑴①
傷害
→
損害
傷害の発生した後に
→
損害の発生した後に
発生した傷害
発生したこの特約の事故に
→
よる損害
第 22 条(保険料の返還または請求
−告知義務・職業または職務の変更 事故による傷害
に関する通知義務等の場合)⑺
第 30 条(時効)
→
この特約の事故による損害
第 27 条( 保 険 金 の 請 求 )
→
⑴に定める時
こ の 特 約 第 13 条( 保 険 金
の請求)⑴に定める時
定 義
貸主
借用戸室の貸主をいい、転貸人を含みます。
し
事故
次の①∼⑧のいずれかに該当する事故をいいます。
① 火災
② 落雷
③ 破裂または爆発
④ 借用戸室の外部からの物体の落下、飛来、衝突、接触または倒
壊。ただし、雨、雪、あられ、砂塵、粉塵、煤煙その他これらに
類する物の落下もしくは飛来、土砂崩れ、水災(注1)または⑦の
事故を除きます。
⑤ 次のア.・イ.のいずれかに該当する事故に伴う漏水、放水ま
たは溢水(注2)による水濡れ。ただし、水災(注1)または⑦の事
故を除きます。
ア.給排水設備(注3)に生じた事故
イ.被保険者以外の者が占有する戸室で生じた事故
⑥ 騒擾およびこれに類似の集団行動(注4)または労働争議に伴う
暴力行為もしくは破壊行為
⑦ 台風、旋風、暴風、暴風雨等の風災(注5)、雹災または豪雪、
雪崩等の雪災(注6)。ただし、借用戸室の内部については、借用
読み替え対象の字句
第11条
(保険責任の始期および終期)
事故による傷害
⑶
第 19 条⑵
用 語
か
戸室またはその一部(注7)が風災、雹災または雪災によって直接
破損した場合(注8)に限ります。
⑧ 盗難(注9)
(注1)台風、暴風雨、豪雨等による洪水・融雪洪水・高潮・土砂
崩れ等をいいます。
(注2)水が溢れることをいいます。
(注3)スプリンクラー設備・装置を含みます。
(注4)群衆または多数の者の集団の行動によって数世帯以上また
はこれに準ずる規模にわたり平穏が害される状態または被
害を生ずる状態であって、第3条(保険金を支払わない場
合)⑵ ①の暴動に至らないものをいいます。
(注5)洪水、高潮等を除きます。
(注6)融雪洪水を除きます。
(注7)窓、扉その他の開口部を含みます。
(注8)雨、雪、雹または砂塵の吹込みを含みます。
(注9)強盗、窃盗またはこれらの未遂をいいます。
第 19 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
附 則
⑴ 第 15 条(先取特権)⑴・⑵の規定は、保険法(平成 20 年法律第 56 号)の施行日以後に事故が
発生した場合に適用します。
⑵ 第 15 条(先取特権)⑶の規定は、保険法の施行日以後に保険金請求権(注)の譲渡または保険
金請求権(注)
を目的とする質権の設定もしくは差押えがされた場合に適用します。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
(注)保険法の施行日前に発生した事故に係るものを除きます。
借用戸室
日本国内において被保険者が借用または使用する保険証券記載の被
保険者住所の建物の戸室をいいます。
修理費用補償特約(安心生活総合補償特約用)
修理費用
借用戸室を実際に修理した費用をいいます。ただし、次の①・②の
いずれかに該当するものを修理した費用を除きます。
① 壁、柱、床、はり、屋根または階段等の建物の主要構造部
② 玄関、ロビー、廊下、昇降機、便所、浴室、門、塀、垣または
給水塔等の借用戸室の居住者の共同の利用に供せられるもの
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
― 33 ―
た
他の保険契約等
この特約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の保険
契約または共済契約をいいます。
は
破裂または爆発
気体または蒸気の急激な膨張を伴う破壊またはその現象をいいま
す。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。ただし、借用戸室の賃借名義
人がこれと異なる場合には、その賃借名義人を含みます。
ほ
保険金
修理費用保険金をいいます。
第5条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
⑴ 他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が修理費用の額を超える
ときは、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
この保険契約の支払責任額
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
他の保険契約等から支払われた
保険金の額 = 修理費用の額 −
保険金または共済金の合計額
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、事故により借用戸室に損害が生じた場合において、被保険者が貸主との契約に基づき、
⑵ ⑴の修理費用の額は、それぞれの保険契約または共済契約に免責金額の適用がある場合には、
自己の費用で現実にこれを修理したときは、その借用戸室を損害発生直前の状態に復旧するために
そのうち最も低い免責金額を差し引いた額とします。
必要な修理費用に対して、この特約および普通保険約款の規定に従い保険金を被保険者に支払いま
す。ただし、火災、破裂または爆発により、被保険者が借用戸室について貸主に対し法律上の損害 第6条(事故発生時の義務)
保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者は、事故により借用戸室に損害が生じたこ
賠償責任を負担する場合を除きます。
とを知った場合は、次の①∼⑤のことを履行しなければなりません。
第3条(保険金を支払わない場合)
① 損害の発生および拡大の防止に努めること。
⑴ 当会社は、次の①∼③のいずれかに該当する事由によって発生した修理費用に対しては、保険
② 次のア.
・イ.の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が
金を支払いません。
書面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければなりません。
① 保険契約者
(注1)
、被保険者
(注1)
、貸主またはこれらの者の法定代理人の故意または重大
ア.事故発生の日時・場所、事故の状況、貸主の住所・氏名または名称、借用戸室の損害の程
な過失
度
② 保険金を受け取るべき者
(注2)
またはその法定代理人の故意または重大な過失。ただし、そ
イ.事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の住
の者が保険金の一部の受取人である場合には、保険金を支払わないのはその者が受け取るべき
所・氏名または名称
金額に限ります。
③ 他人に損害賠償の請求をすることができる場合には、その権利の保全または行使に必要な手
③ 保険契約者、被保険者または貸主が所有し、または運転する車両またはその積載物の衝突ま
続をすること。
たは接触
④ 他の保険契約等の有無および内容(注)について遅滞なく当会社に通知すること。
(注1)保険契約者または被保険者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行
⑤ ①∼④のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞
するその他の機関とします。
なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力すること。
(注2)保険金を受け取るべき者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行す
(注)
既に他の保険契約等から保険金または共済金の支払を受けた場合には、その事実を含みます。
るその他の機関とします。
⑵ 当会社は、次の①∼③のいずれかに該当する事由によって発生した修理費用
(注1)
に対しては、 第7条(事故発生時の義務違反)
保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく前条の規定に違反し
保険金を支払いません。
た場合は、当会社は、次の①∼③の金額を差し引いて保険金を支払います。
① 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
① 前条①に違反した場合は、発生または拡大を防止することができたと認められる損害の額
暴動
(注2)
② 前条②・④・⑤の規定のいずれかに違反した場合は、それによって当会社が被った損害の額
② 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
③ 前条③に違反した場合は、他人に損害賠償の請求をすることによって取得することができた
③ 核燃料物質(注3)
もしくは核燃料物質
(注3)
によって汚染された物
(注4)
の放射性、爆発性
と認められる額
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
第8条(保険金の請求)
(注1)①∼③のいずれかに該当する事由によって発生した事故が延焼または拡大して発生した修理
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の修理費用を負担
費用、および発生原因がいかなる場合でも事故がこれらの事由によって延焼または拡大して
した時から発生し、これを行使することができるものとします。
発生した修理費用を含みます。
⑵ 被保険者または保険金を受け取るべき者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑥に掲げ
(注2)群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
る書類または証拠のうち当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
① 保険金請求書
(注3)使用済燃料を含みます。
② 保険証券
(注4)原子核分裂生成物を含みます。
③ 当会社の定める事故状況報告書
第4条(保険金の支払額)
④ 保険金の支払を受けようとする修理費用の支出明細書およびその支出を証明する書類
1回の事故につき当会社の支払う保険金の額は、
次の算式によって算出した額とします。ただし、
⑤ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
保険証券記載の修理費用保険金額を限度とします。
けた者の印鑑証明書
⑥ その他当会社が次条⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠くことのできない書類また
は証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において定めたもの
保険金の額 = 修理費用の額 − 免責金額 3,000 円
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
― 34 ―
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
ることができます。
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者
(注)
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
(注1)
被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいい
ます。
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき
者が、正当な理由がなくその確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これに
より確認が遅延した期間については、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者と
⑸ 当会社は、事故の内容または費用の額等に応じ、保険契約者、被保険者または保険金を受け取
当会社があらかじめ合意した場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うもの
るべき者に対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査への
とします。
協力を求めることがあります。この場合には、
当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出し、 第 10 条(代位)
必要な協力をしなければなりません。
⑴ 第2条(保険金を支払う場合)の修理費用が生じたことにより被保険者が損害賠償請求権その
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
他の債権を取得した場合において、当会社がその修理費用に対して保険金を支払ったときは、そ
差し引いて保険金を支払います。
の債権は当会社に移転します。ただし、移転するのは、次の①・②の額を限度とします。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反
① 当会社が修理費用の全額を保険金として支払った場合
した場合
被保険者が取得した債権の全額
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
② ①以外の場合
類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
被保険者が取得した債権の額から、保険金が支払われていない修理費用の額を差し引いた額
③ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
⑵ ⑴ ②の場合において、当会社に移転せずに被保険者が引き続き有する債権は、当会社に移転
類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
した債権よりも優先して弁済されるものとします。
第9条(保険金の支払時期)
⑶ 保険契約者、被保険者および保険金を受け取るべき者は、当会社が取得する⑴・⑵の債権の保
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
全および行使ならびにそのために当会社が必要とする証拠および書類の入手に協力しなければな
必要な次の①∼⑤の事項の確認を終え、保険金を支払います。
りません。この場合において、当会社に協力するために必要な費用は、当会社の負担とします。
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、費 第 11 条(普通保険約款の適用除外)
用発生の有無および被保険者に該当する事実
普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)
、第4条(保険金を支払わない場合−
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
その2)
、第 26 条(事故の通知)、第 27 条(保険金の請求)、第 28 条(保険金の支払時期)および
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
第 31 条(代位)の規定は適用しません。
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、費用の額、事故と費用との関係
第 12 条(普通保険約款の読み替え)
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
用します。
⑤ ①∼④のほか、他の保険契約等の有無および内容、第2条(保険金を支払う場合)の修理費
規 定
読み替え対象の字句
用について被保険者が有する損害賠償請求権その他の債権および既に取得したものの有無およ
第 11 条(保険責任の始期および終期)
この特約の事故による修
び内容等、当会社が支払うべき保険金の額を確定するために確認が必要な事項
事故による傷害
→
⑶
理費用
(注)被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいま
第
19
条(重大事由による解除)⑴
①
傷害
→
損害
す。
この特約の事故の発生し
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼④に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
傷害の発生した後に
→
た後に
定にかかわらず、
当会社は、
請求完了日
(注1)
からその日を含めて次の①∼④に掲げる日数
(注2) 第 19 条⑵
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
発生したこの特約の事故
発生した傷害
→
よびその確認を終えるべき時期を被保険者または保険金を受け取るべき者に対して通知するもの
による修理費用
とします。
第 22 条(保険料の返還または請求−告
この特約の事故による修
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
知義務・職業または職務の変更に関する 事故による傷害
→
理費用
結果の照会(注3)
180 日
通知義務等の場合)⑺
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、専門機関による鑑定等の結果の照会 90 日
第 27 条(保険金の請求)
この特約第8条(保険金
③ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の事
第 30 条(時効)
→
⑴に定める時
の請求)⑴に定める時
項の確認のための調査 60 日
④ ⑴ ①∼⑤の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
における調査 180 日
第 13 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
― 35 ―
規 定
就業外傷害倍額支払補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第1章就業外傷害倍額支払条項の規定により
支払われる保険金を支払いません。
携行品損害補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第2章携行品損害補償条項の規定により支払
われる保険金を支払いません。
個人賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
第7条(入院保険金および手術保険金の
支払)⑷
読み替え対象の字句
180 日
→
1,000 日
第7条⑹
180 日
→
1,000 日
第 27 条(保険金の請求)⑴ ③ウ.
180 日
→
1,000 日
通院保険金対象期間延長特約(1,000 日用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第3章個人賠償責任補償条項の規定により支
払われる保険金を支払いません。
この特約により、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用し
ます。
レンタル用品賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
規 定
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第4章レンタル用品賠償責任補償条項の規定
により支払われる保険金を支払いません。
読み替え対象の字句
第8条(通院保険金の支払)⑷
180 日
→
1,000 日
第 27 条(保険金の請求)⑴ ④ウ.
180 日
→
1,000 日
キャンセル費用補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第5章キャンセル費用補償条項の規定により
支払われる保険金を支払いません。
後遺障害保険金のみの支払特約
当会社は、この特約により、普通保険約款に規定する保険金については、後遺障害保険金のみを
支払うものとします。
救援者費用等補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第6章救援者費用等補償条項の規定により支
払われる保険金を支払いません。
就業外における傷害のみの補償特約
当会社は、この特約により、保険証券記載の被保険者がその職業または職務に従事していない
間(注)
に被った普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害に限り、保険金を支払います。
借家人賠償責任補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第7章借家人賠償責任補償条項の規定により
支払われる保険金を支払いません。
住宅内生活用動産補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
(注)
通勤途上は、職業または職務に従事していない間に含みます。
就業中における傷害のみの補償特約
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第8章住宅内生活用動産補償条項の規定によ
り支払われる保険金を支払いません。
ホールインワン・アルバトロス費用補償対象外特約(安心生活総合補償特約用)
当会社は、この特約により、安心生活総合補償特約第9章ホールインワン・アルバトロス費用補
償条項の規定により支払われる保険金を支払いません。
当会社は、
この特約により、保険証券記載の被保険者がその職業または職務に従事している間(注)
に被った普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害に限り、保険金を支払います。
(注)
通勤途上は、職業または職務に従事している間に含みます。
天災補償特約
第1条(保険金を支払う場合)
当会社は、この特約により、普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)⑴ ⑩・
当会社は、この特約により、普通保険約款および安心生活総合補償特約第1章就業外傷害倍額支
⑫の規定にかかわらず、次の①・②のいずれかに該当する事由によって生じた普通保険約款第2条
払条項に規定する保険金については、
死亡保険金および後遺障害保険金のみを支払うものとします。 (保険金を支払う場合)の傷害に対しても、保険金を支払います。
① 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金および手術保険金のみの支払特
② ①の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
約(安心生活総合補償特約用)
第2条(普通保険約款の読み替え)
当会社は、この特約により、普通保険約款および安心生活総合補償特約第1章就業外傷害倍額支
当会社は、この特約により、普通保険約款第 28 条(保険金の支払時期)⑵の規定を次のとおり
払条項に規定する保険金については、死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金および手術保険金
読み替えて適用します。
のみを支払うものとします。
「
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑥に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴
入院保険金および手術保険金支払日数延長特約(1,000 日用)
の規定にかかわらず、当会社は、請求完了日(注1)からその日を含めて次の①∼⑥に掲げる
この特約により、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用し
日数(注2)
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認
ます。
が必要な事項およびその確認を終えるべき時期を被保険者または保険金を受け取るべき者に
対して通知するものとします。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・
調査結果の照会
(注3) 180 日
死亡保険金および後遺障害保険金のみの支払特約(安心生活総合補償特約用)
― 36 ―
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、医療機関、検査機関その他の専門機関による診断、
鑑定等の結果の照会 90 日
③ ⑴ ③の事項のうち、後遺障害の内容およびその程度を確認するための、医療機関によ
る診断、後遺障害の認定に係る専門機関による審査等の結果の照会 120 日
④ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼④
の事項の確認のための調査 60 日
⑤ 災害対策基本法(昭和 36 年法律第 223 号)に基づき設置された中央防災会議の専門調査
会によって被害想定が報告された首都直下地震、東海地震、東南海・南海地震またはこれ
らと同規模以上の損害が発生するものと見込まれる地震等による災害の被災地域における
⑴ ①∼④の事項の確認のための調査 365 日
⑥ ⑴ ①∼④の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本
国外における調査 180 日
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
保険金
後遺障害保険金、入院保険金または通院保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の死亡・後遺障害保険金額をいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者が日本国内または国外において保険期間中に発病した特定感染症に対して、
この特約および普通保険約款の規定に従い保険金を支払います。
第3条(保険金を支払わない場合−その1)
⑴ 当会社は、次の①∼⑨のいずれかに該当する事由によって発病した特定感染症に対しては、保
険金を支払いません。
① 保険契約者
(注1)または被保険者の故意または重大な過失
② 保険金を受け取るべき者(注2)の故意または重大な過失
(注1)
被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日
③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為
をいいます。
④ 被保険者に対する刑の執行
(注2)複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
⑤ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
(注3)弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
暴動
(注3)
」
⑥ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
⑦ 核燃料物質
(注4)もしくは核燃料物質(注4)によって汚染された物(注5)の放射性、爆発性
特定感染症「後遺障害保険金、入院保険金および通院保険金」補償特約
その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
第1条(用語の定義)
⑧ ⑤∼⑦の事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
⑨ ⑦以外の放射線照射または放射能汚染
(50 音順)
(注1)
保険契約者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機
関とします。
用 語
定 義
(注2)
保険金を受け取るべき者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行す
こ
後遺障害
治療の効果が医学上期待できない状態であって、被保険者の身体に
るその他の機関とします。
残された症状が将来においても回復できない機能の重大な障害に
(注3)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
至ったものまたは身体の一部の欠損をいいます。
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
し
就業制限
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成
(注4)
使用済燃料を含みます。
10 年法律第 114 号)第 18 条(就業制限)第2項の規定による就業
(注5)
原子核分裂生成物を含みます。
制限をいいます。
⑵ 当会社は、普通保険約款の規定に従い保険金を支払うべき傷害に起因する特定感染症に対して
ち
治療
医師による治療をいいます。ただし、
被保険者が医師である場合は、
は、保険金を支払いません。
被保険者以外の医師による治療をいいます。
第4条(保険金を支払わない場合−その2)
⑴ 当会社は、保険責任の開始日からその日を含めて 10 日以内に発病した特定感染症に対しては、
つ
通院
治療が必要な場合において、病院もしくは診療所に通い、または往
保険金を支払いません。
診により、治療を受けることをいいます。
⑵ ⑴の規定は、この保険契約が継続契約(注)である場合には、適用しません。
通院保険金日額
保険証券記載の通院保険金日額をいいます。
(注)
普通保険約款およびこの特約に基づく保険契約の保険期間の末日を保険期間の初日とする保険
と
特定感染症
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成
契約をいいます。なお、その保険契約が保険期間の末日前に解除されていた場合には、その解
10 年法律第 114 号)第6条(定義)第2項から第4項までに規定す
除日を保険期間の初日とする保険契約を含みます。
る一類感染症、二類感染症または三類感染症をいいます。
(注)
(注)
特定感染症の発病の認定は、医師の診断によります。ただし、
被保険者が医師である場合は、被保険者以外の医師の診断に
よります。
に
ひ
入院
治療が必要な場合において、自宅等での治療が困難なため、病院ま
たは診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること
をいいます。
入院保険金日額
保険証券記載の入院保険金日額をいいます。
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
第5条(後遺障害保険金の支払)
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の特定感染症を発病し、その直接の結果
として、発病の日からその日を含めて 180 日以内に後遺障害が生じた場合は、次の算式によって
算出した額を後遺障害保険金として被保険者に支払います。
後遺障害保険金の額
=
保険金額
×
普通保険約款別表2の1.∼ 10. に掲げる割合
⑵ ⑴の規定にかかわらず、被保険者が特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を超えて
なお治療を要する状態にある場合は、当会社は、発病の日からその日を含めて 181 日目における
被保険者以外の医師の診断に基づき後遺障害の程度を認定して、⑴のとおり算出した額を後遺障
害保険金として支払います。
― 37 ―
⑶ 普通保険約款別表2の1.∼10.に掲げる後遺障害に該当しない後遺障害に対しては、
当会社は、
通院保険金の額 = 通院保険金日額 × 通院した日数(注)
身体の障害の程度に応じ、かつ、普通保険約款別表2の1.∼ 10. に掲げる区分に準じ、後遺障
害保険金の支払額を決定します。ただし、普通保険約款別表2の1.⑶・⑷、2.⑶、4.⑷お (注)
90 日を限度とします。
よび5.⑵に掲げる機能障害に至らない障害に対しては、後遺障害保険金を支払いません。
⑵ 当会社は、⑴の規定にかかわらず、前条または普通保険約款第7条(入院保険金および手術保
⑷ 同一の特定感染症の発病により2種以上の後遺障害が生じた場合には、当会社は、その各々に
険金の支払)の入院保険金が支払われるべき期間中の通院に対しては、通院保険金を支払いませ
対し⑴∼⑶の規定を適用し、その合計額を支払います。ただし、普通保険約款別表2の7.∼9.
ん。
に掲げる上肢(注1)
または下肢
(注2)
の後遺障害に対しては、1肢ごとの後遺障害保険金は保険
⑶ 当会社は、いかなる場合においても、特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を経過
金額の 60%をもって限度とします。
した後の通院に対しては、通院保険金を支払いません。
(注1)腕および手をいいます。
⑷ 被保険者がこの特約または普通保険約款の規定による通院保険金の支払を受けられる期間中に
(注2)脚および足をいいます。
さらに通院保険金の支払を受けられる特定感染症を発病した場合においても、当会社は、重複し
⑸ 既に身体に障害のあった被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の特定感染症を発病し、そ
ては通院保険金を支払いません。
の直接の結果として新たな後遺障害が加わったことにより普通保険約款別表3の1.∼5.のい 第8条(普通保険約款の保険金の支払に関する特則)
ずれかに該当した場合は、加重された後の後遺障害の状態に対応する普通保険約款別表2の1.
⑴ 普通保険約款の規定に基づいて、当会社が支払うべき死亡保険金の額は、既に支払った普通保
∼ 10. に掲げる割合を適用して、後遺障害保険金を支払います。ただし、既にあった身体の障害
険約款またはこの特約の後遺障害保険金がある場合は、次の算式によって算出した額とします。
がこの保険契約に基づく後遺障害保険金の支払を受けたものである場合は、次の算式によって算
出した割合により後遺障害保険金を支払います。
普通保険約款の規定に基づいて、当会
既に支払った普通保険約款およびこの
= 保険金額 −
社が支払うべき死亡保険金の額
特約の後遺障害保険金の額
加重された後の後遺障害の
適用する割合 =
− 既にあった身体の障害に対応する割合
状態に対応する割合
⑵ 普通保険約款およびこの特約の規定に基づいて、当会社が支払うべき後遺障害保険金の額は、
保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。
⑹ この特約および普通保険約款の規定に基づいて、当会社が支払うべき後遺障害保険金の額は、
⑶ 被保険者がこの特約の規定による入院保険金の支払を受けられる期間中にさらに普通保険約款
保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。
に規定する入院保険金の支払を受けられる傷害を被った場合においても、当会社は、普通保険約
第6条(入院保険金の支払)
款に規定する入院保険金を支払いません。
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の特定感染症を発病し、その直接の結果
⑷ 当会社は、この特約の規定による入院保険金が支払われるべき期間中の通院に対しては、普通
として、次の①・②のいずれかに該当した場合は、その期間に対し、入院保険金を被保険者に支
保険約款に規定する通院保険金を支払いません。
払います。
⑸ 被保険者がこの特約の規定による通院保険金の支払を受けられる期間中にさらに普通保険約款
① 入院した場合
に規定する通院保険金の支払を受けられる傷害を被った場合においても、当会社は、普通保険約
② 普通保険約款別表4の1.∼8.のいずれかに該当し、かつ、治療を受けた場合
款に規定する通院保険金を支払いません。
⑵ ⑴の入院保険金は、次の算式によって算出した額とします。
第9条(発病の通知)
⑴ 被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の特定感染症を発病した場合は、保険契約者、被保
険者または保険金を受け取るべき者は、発病の日からその日を含めて 30 日以内に特定感染症の
入院保険金の額 = 入院保険金日額 × ⑴ ①・②に該当した日数
発病の状況および程度を当会社に通知しなければなりません。この場合において、当会社が書面
による通知もしくは説明を求めたとき、または被保険者の診断書の提出を求めたときは、これに
⑶ 臓器の移植に関する法律(平成9年法律第 104 号)第6条(臓器の摘出)の規定によって、同
応じなければなりません。
条第4項で定める医師により「脳死した者の身体」との判定を受けた後、その身体への処置がさ
⑵ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
れた場合であって、その処置が同法附則第 11 条に定める医療給付関係各法の規定に基づく医療
差し引いて保険金を支払います。
の給付としてされたものとみなされる処置(注)であるときには、その処置日数を⑴ ①に該当し
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴の規定に違反
た日数に含みます。
した場合
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴の規定による
(注)医療給付関係各法の適用がない場合は、医療給付関係各法の適用があれば、医療の給付として
通知または説明について知っている事実を告げなかった場合、または事実と異なることを告げ
されたものとみなされる処置を含みます。
た場合
⑷ 被保険者に就業制限が課された場合には、その期間を⑴ ①に該当した日数に含みます。
第 10 条(保険金の請求)
⑸ 当会社は、いかなる場合においても、特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を経過
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、次の①∼③の時から、それぞれ発生し、これを行使すること
した後の期間に対しては、入院保険金を支払いません。
ができるものとします。
⑹ 被保険者がこの特約または普通保険約款の規定による入院保険金の支払を受けられる期間中に
① 後遺障害保険金については、次のア.・イ.のいずれか早い時
さらに入院保険金の支払を受けられる特定感染症を発病した場合においても、当会社は、重複し
ア.被保険者に後遺障害が生じた時
ては入院保険金を支払いません。
イ.特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を経過した時
第7条(通院保険金の支払)
② 入院保険金については、次のア.∼ウ.のいずれか早い時
⑴ 当会社は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の特定感染症を発病し、その直接の結果
ア.被保険者が第6条(入院保険金の支払)⑴ ①・②のいずれにも該当しない程度になおっ
として、通院した場合は、次の算式によって算出した額を通院保険金として被保険者に支払いま
た時
す。
イ.被保険者に就業制限が課せられた場合には、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療
― 38 ―
に関する法律施行規則第 11 条(就業制限)第3項に定める就業制限の期間を経過した時
ウ.特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を経過した時
③ 通院保険金については、次のア.∼ウ.のいずれか早い時
ア.被保険者が通院を要しない程度になおった時
イ.通院保険金の支払われる日数が 90 日に達した時
ウ.特定感染症の発病の日からその日を含めて 180 日を経過した時
⑵ 被保険者または保険金を受け取るべき者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑧に掲げ
る書類または証拠のうち当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
① 保険金請求書
② 保険証券
③ 保険期間中に特定感染症を発病したこと、特定感染症の程度または特定感染症による後遺障
害の程度を証明する被保険者以外の医師の診断書
④ 入院日数または通院日数を記載した病院または診療所の証明書類
⑤ 被保険者に就業制限が課されたことおよび就業制限の期間を記載した被保険者以外の医師ま
たは公的機関の証明書
⑥ 被保険者の印鑑証明書
⑦ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
けた者の印鑑証明書
⑧ その他当会社が次条⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠くことのできない書類また
は証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において定めたもの
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
ることができます。
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者
(注)
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、特定感染症の程度等に応じ、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者
に対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査への協力を求
めることがあります。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出し、必要な
協力をしなければなりません。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反
した場合
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
③ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
第 11 条(保険金の支払時期)
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
必要な次の①∼④の事項の確認を終え、保険金を支払います。
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、特定感染症の発病の状況、特定感
染症発病の有無および被保険者に該当する事実
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、特定感染症の程度、治療の経過および内容
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
(注)
被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいま
す。
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑤に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
定にかかわらず、
当会社は、請求完了日(注1)からその日を含めて次の①∼⑤に掲げる日数(注2)
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
よびその確認を終えるべき時期を被保険者または保険金を受け取るべき者に対して通知するもの
とします。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
結果の照会
(注3)
180 日
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、医療機関、検査機関その他の専門機関による診断、鑑
定等の結果の照会 90 日
③ ⑴ ③の事項のうち、後遺障害の内容およびその程度を確認するための、医療機関による診断、
後遺障害の認定に係る専門機関による審査等の結果の照会 120 日
④ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼④の事
項の確認のための調査 60 日
⑤ ⑴ ①∼④の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
における調査 180 日
(注1)
被保険者または保険金を受け取るべき者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいい
ます。
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき
者が、正当な理由がなくその確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これに
より確認が遅延した期間については、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者と
当会社があらかじめ合意した場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うもの
とします。
第 12 条(当会社の指定する医師が作成した診断書の要求)
⑴ 当会社は、第9条(発病の通知)の規定による通知または第 10 条(保険金の請求)の規定に
よる請求を受けた場合は、特定感染症の程度の認定その他保険金の支払にあたり必要な限度にお
いて、保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者に対して、当会社の指定する医師が
作成した被保険者の診断書の提出を求めることができます。
⑵ ⑴の規定による被保険者の診断書の提出にあたり、診断のために要した費用(注)は、当会社が
負担します。
(注)
収入の喪失を含みません。
第 13 条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)
、第4条(保険金を支払わない場合−
その2)
、第5条(死亡保険金の支払)、第6条(後遺障害保険金の支払)、第7条(入院保険金お
よび手術保険金の支払)、第8条(通院保険金の支払)、第9条(死亡の推定)、第 13 条(職業また
は職務の変更に関する通知義務)
、第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務
の変更に関する通知義務等の場合)⑵、第 26 条(事故の通知)、第 27 条(保険金の請求)、第 28 条
(保険金の支払時期)および第 29 条(当会社の指定する医師が作成した診断書等の要求)の規定は
適用しません。
第 14 条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
用します。
― 39 ―
規 定
第6条(後遺障害保険金の支払)
読み替え対象の字句
→
特定感染症「後遺障害保険金、入院保険金および
通院保険金」補償特約第2条(保険金を支払う場合)
の特定感染症を発病し
事故の発生
→
特定感染症の発病
同一事故
→
同一の特定感染症の発病
第 10 条⑴ ①
第2条の傷害を被った
この特約第2条の特定感染
→
時
症を発病した時
第2条の傷害を被った
→
後
この特約第2条の特定感染
症を発病した後
第2条(保険金を支払う場合)の傷害を
→
受けた
事故
→
特定感染症
→
発病した特定感染症
第 10 条⑴ ②
第 11 条(保険責任の始期および終期)
生じた事故による傷害
⑶
第 19 条(重大事由による解除)⑴ ①
第 19 条⑵
この特約第2条(保険金を
支払う場合)の特定感染症
が重大となった場合
傷害を生じさせ、また
→
は生じさせようとした
特定感染症を発病させ、ま
たは発病させようとした
傷害の発生した後に
→
特定感染症を発病した後に
発生した傷害
→
発病した特定感染症
第 22 条(保険料の返還または請求−告
知義務・職業または職務の変更に関する
通知義務等の場合)⑺
生じた事故による傷害
→
発病した特定感染症
第 30 条(時効)
第27条
(保険金の請求)
こ の 特 約 第 10 条( 保 険 金
→
⑴に定める時
の請求)⑴に定める時
第 31 条(代位)
傷害
→
特定感染症
第 15 条(後遺障害保険金の追加支払に関する特約が付帯された場合の取扱い)
この特約が付帯された保険契約に後遺障害保険金の追加支払に関する特約が付帯された場合に
は、同特約の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。
規 定
第2条(後遺障害保険金の追加支払)
特定感染症「後遺障害保険
金、入院保険金および通院
保険金」
補償特約第5条
(後
遺障害保険金の支払)
特定感染症「後遺障害保険
普通保険約款第2条
金、入院保険金および通院
(保険金を支払う場合) → 保険金」
補償特約第2条
(保
の傷害を被った
険金を支払う場合)の特定
感染症を発病した
第 16 条(後遺障害保険金の支払条件変更に関する特約が付帯された場合の取扱い)
この特約が付帯された保険契約に後遺障害保険金の支払条件変更に関する特約が付帯された場合
には、同特約の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。
規 定
読み替え対象の字句
→
事故の発生の日または特定感染症
の発病の日
同一の保険年度
に発生した事故
による傷害に対
して支払われた
普通保険約款第 →
第12条(保険金支払後の保険契約の失効) 6条(後遺障害
⑴
保険金の支払)
の後遺障害保険
金の額
同一の保険年度に発生した事故に
よる傷害に対して支払われた普通
保険約款第6条(後遺障害保険金
の支払)の後遺障害保険金および
同一の保険年度に発病した特定感
染症に対して支払われた特定感染
症「後遺障害保険金、入院保険金
および通院保険金」補償特約第5
条(後遺障害保険金の支払)の後
遺障害保険金の額
第2条(保険料の払込方法)⑷
事故の発生の日
傷害を被った時
→
傷害を被った時または特定感染症
を発病した時
第 18 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
介護保険金支払特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
定 義
こ
後遺障害
治療の効果が医学上期待できない状態であって、被保険者の身体に
残された症状が将来においても回復できない機能の重大な障害に
至ったものまたは身体の一部の欠損をいいます。
ち
治療
医師による治療をいいます。ただし、被保険者が医師である場合は、
被保険者以外の医師による治療をいいます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
読み替え対象の字句
特定感染症「後遺障害保険金、入院保険金および
普通保険約款第6条(後遺障害保険金の
→ 通院保険金」補償特約第5条(後遺障害保険金の
支払)
支払)
特定感染症「後遺障害保険金、入院保険金および
通院保険金」補償特約第2条(保険金を支払う場合)
の特定感染症を発病した
第 17 条(積立型基本特約が付帯された場合の取扱い)
この特約が付帯された保険契約に積立型基本特約が付帯された場合には、同特約の規定中、下表
に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。
読み替え対象の字句
普通保険約款第6条
(後遺障害保険金の支 →
払)
第5条(後遺障害保険金の支払)
第2条(保険金を支払う場合)の傷害を
→
被り
第 10 条(他の身体の障害または疾病の
影響)
被保険者の被った第2
条(保険金を支払う場
→
合)の傷害が重大と
なった場合
― 40 ―
ほ
よ
保険金
介護保険金をいいます。
保険金年額
保険証券記載の介護保険金年額をいいます。
要介護期間
事故の発生の日からその日を含めて 181 日目以後の後遺障害による
要介護状態にある期間をいいます。
要介護状態
終日就床しており、かつ、次の①・②のいずれにも該当する状態を
いいます。
(注)
① 歩行の際に、義手、義足、車いす等の補助用具を用いても、
別表の1.に規定するいずれかの状態またはそれらと同程度の
介護を必要とする状態にあるために、常に他人の介護が必要で
あること。
② 次のア.∼エ.のいずれかの行為の際に、義手、義足、車い
す等の補助用具を用いても、それぞれ別表の2.∼5.に規定
するいずれかの状態またはそれらと同程度の介護を必要とする
状態にあるために、常に他人の介護が必要であること。
ア.食事
イ.排せつ
ウ.入浴
エ.衣類の着脱
(注)
要介護状態の認定は、医師の診断によります。ただし、被保
険者が医師である場合は、被保険者以外の医師の診断により
ます。
第2条(保険金を支払う場合)
⑴ 当会社は、被保険者が普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の
結果として、事故の発生の日からその日を含めて 180 日以内に後遺障害が生じ、かつ、後遺障害
による要介護状態となった場合は、この特約および普通保険約款の規定に従い次の算式によって
算出した額を保険金として被保険者に支払います。
② 被保険者が第2条の傷害を被った後にその原因となった事故と関係なく発生した傷害または
疾病の影響
⑵ 正当な理由がなく被保険者が治療を怠ったことまたは保険契約者もしくは保険金を受け取るべ
き者が治療をさせなかったことにより、被保険者の被った第2条(保険金を支払う場合)の傷害
が重大となり後遺障害が生じた場合、または保険金を支払うべき後遺障害による要介護状態の程
度が加重された場合も、⑴と同様の方法で要介護期間を決定します。
第5条(事故の通知)
⑴ 被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被った場合は、保険契約者、被保険者また
は保険金を受け取るべき者は、その原因となった事故の発生の日からその日を含めて 30 日以内
に事故発生の状況および傷害の程度を当会社に通知しなければなりません。この場合において、
当会社が書面による通知もしくは説明を求めたとき、または被保険者の診断書の提出を求めたと
きは、これに応じなければなりません。
⑵ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴の規定に違反
した場合
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑴の規定による
通知または説明について知っている事実を告げなかった場合、または事実と異なることを告げ
た場合
第6条(後遺障害による要介護状態の通知)
被保険者が後遺障害による要介護状態となり、要介護期間が開始した場合は、保険契約者、被保
険者または保険金を受け取るべき者は、要介護期間が開始した日およびその1年ごとの応当日(注)
に、被保険者が後遺障害による要介護状態にあることを当会社に通知しなければなりません。この
場合において、当会社が書面による通知もしくは説明を求めたとき、または被保険者の診断書の提
出を求めたときは、これに応じなければなりません。
(注)
要介護期間が1年以上継続した場合に限ります。
第7条(保険金の請求)
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、被保険者が後遺障害による要介護状態でなくなった時から発
生し、これを行使することができるものとします。
⑵ 被保険者または保険金を受け取るべき者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑪に掲げ
る書類または証拠のうち当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
保険金の額 = 保険金年額 × 要介護期間の年数
(注)
① 保険金請求書
② 保険証券
(注)1年に満たない場合、または1年未満の端日数がある場合は、1年間を 365 日とした日割計算
③ 当会社の定める傷害状況報告書
によります。
④ 公の機関の事故証明書。ただし、やむを得ない場合には、第三者の事故証明書とします。
⑵ 当会社は、いかなる場合においても、後遺障害による要介護状態でなくなった日以後に対して
⑤ 後遺障害の程度を証明する被保険者以外の医師の診断書
は、保険金を支払いません。
⑥ 当会社の定める要介護状態報告書
⑶ 被保険者が保険金の支払を受けられる期間中にさらに保険金の支払を受けられる傷害を被った
⑦ 要介護状態の内容を証明する被保険者以外の医師の診断書および診療明細
場合においても、当会社は、重複しては保険金を支払いません。
⑧ 当会社が被保険者の症状、治療内容等について医師に照会し、説明を求めることについての
第3条(後遺障害の認定)
同意書
⑴ 前条の規定にかかわらず、被保険者が事故の発生の日からその日を含めて 180 日を超えてなお
⑨ 被保険者の印鑑証明書
治療を要する状態にある場合は、当会社は、事故の発生の日からその日を含めて 181 日目におけ
⑩ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
る被保険者以外の医師の診断に基づき後遺障害の程度を認定します。
けた者の印鑑証明書
⑵ 普通保険約款別表2の1.∼10.に掲げる後遺障害に該当しない後遺障害に対しては、
当会社は、
⑪ その他当会社が普通保険約款第 28 条(保険金の支払時期)⑴に定める必要な事項の確認を
身体の障害の程度に応じ、かつ、普通保険約款別表2の1.∼ 10. に掲げる区分に準じ、後遺障
行うために欠くことのできない書類または証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書
害の程度を認定します。
面等において定めたもの
第4条(他の身体の障害または疾病の影響)
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
⑴ 次の①・②のいずれかにより、被保険者の被った第2条(保険金を支払う場合)の傷害が重大
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
となり後遺障害が生じた場合、または保険金を支払うべき後遺障害による要介護状態の程度が加
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
重された場合は、当会社は、その影響がなかったときに相当する要介護期間を決定します。
ることができます。
① 被保険者が第2条の傷害を被った時既に存在していた身体の障害もしくは疾病または要介護
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者(注)
状態の影響
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
― 41 ―
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、事故の内容または傷害の程度等に応じ、保険契約者、被保険者または保険金を受け
取るべき者に対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査へ
の協力を求めることがあります。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出
し、必要な協力をしなければなりません。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反
した場合
② 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
類のいずれかに事実と異なる記載をした場合
③ 保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書
類または証拠のいずれかを偽造し、または変造した場合
第8条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第 10 条(他の身体の障害または疾病の影響)
、第 26 条(事故の通知)および第 27 条(保
険金の請求)の規定は適用しません。
第9条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
用します。
規 定
読み替え対象の字句
この特約第7条(保険金
の請求)⑵・⑶の規定に
よる手続
第28条
(保険金の支払時期)
⑴
(注)
・⑵
(注
1)
前条⑵・⑶の規定による
→
手続
第 29 条(当会社の指定する医師が作成
した診断書等の要求)⑴
この特約第5条(事故の
通知)もしくは同第6
第 26 条( 事 故 の 通 知 )
条(後遺障害による要介
の規定による通知または
→ 護状態の通知)の規定に
第 27 条(保険金の請求)
よる通知または同第7条
の規定による請求
(保険金の請求)の規定
による請求
第 30 条(時効)
第 27 条(保険金の請求)
→
⑴に定める時
この特約第7条(保険金
の請求)⑴に定める時
第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑼
後遺障害保険金、入院保
険金、手術保険金および →
通院保険金
介護保険金
別 表
第1条(用語の定義)に定める「要介護状態」の状態
1.歩行
⑴ 両手両足をつけて這ったり、膝・尻をつけて進んだりしないと移動できない。
⑵ 自分では寝返りおよびベッド上の小移動しかできない。
⑶ 自分では全く移動することができない。
2.食事
⑴ 食器または食物を工夫しても自分では食事ができない。
⑵ 自分では全く食事ができない。(注)
3.排せつ
⑴ 自分では拭取りの始末ができない。
⑵ 自分では座位を保持することができない。
⑶ かなりの頻度で失禁してしまうので、おむつまたは特別な器具を使用している。
⑷ 医師から絶対安静を命じられているため、しびん等を使用している。
4.入浴
⑴ 自分では体を洗ったり拭いたりすることができない。
⑵ 自分では浴槽の出入りができない。
⑶ 自分では全く入浴ができない。
5.衣類の着脱
衣類を工夫しても自分では全く手足を衣類に通せない。
(注)
身体の障害により療養中であり、経口食は禁じられ点滴で栄養をとっている、または、流動食
に限られている場合を含みます。
被害事故補償特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
定 義
う
運行中
自動車または原動機付自転車が通常の目的に従って使用されている
間をいいます。
こ
後遺障害
治療の効果が医学上期待できない状態であって、被保険者の身体に
残された症状が将来においても回復できない機能の重大な障害に
至ったものまたは身体の一部の欠損をいいます。
公的医療保険制度
健康保険法(大正 11 年法律第 70 号)等の法令に基づく医療保険制
度をいいます。
自賠責保険等
自動車損害賠償保障法(昭和 30 年法律第 97 号)に基づく責任保険
または責任共済をいいます。
支払責任額
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
共済金の額をいいます。
傷害
身体の傷害をいいます。この傷害には、身体外部から有毒ガスまた
は有毒物質を偶然かつ一時に吸入、吸収または摂取した場合に急激
に生ずる中毒症状を含みますが、継続的に吸入、吸収または摂取し
た結果生ずる中毒症状は含みません。また、細菌性食中毒およびウ
イルス性食中毒は、この傷害には含みません。
傷害定額保険契約等
被保険者の被った傷害に対して一定額の保険金または共済金を支払
う保険契約または共済契約をいいます。
し
第 10 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
― 42 ―
た
対人賠償保険等
自動車または原動機付自転車の所有、使用または管理に起因して他
人の生命または身体を害することにより、法律上の損害賠償責任を
負担することによって被る損害に対して保険金または共済金を支払
う保険契約または共済契約で、
自賠責保険等以外のものをいいます。
他の保険契約等
この特約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の保険
契約または共済契約をいいます。
ち
治療
医師による治療をいいます。ただし、
被保険者が医師である場合は、
被保険者以外の医師による治療をいいます。
は
賠償義務者
被害事故により被保険者またはその父母、配偶者もしくは子が被る
損害に対して法律上の損害賠償責任を負担する者をいいます。
ひ
被害事故
次の①・②のいずれかに該当する急激かつ偶然な外来の事故をいい
ます。
① 人の生命または身体を害する意図をもって行われた行為によ
り、被保険者の生命または身体が害される事故
② 次のア.・イ.のいずれかに該当する交通事故により、被保
険者の生命または身体が害される事故。ただし、その交通事故
を生じさせた自動車または原動機付自転車の運転者およびその
他の搭乗者全員が、被保険者の救護、警察への報告等の必要な
措置を行わずにその交通事故の現場を去った場合に限ります。
ア.運行中の自動車または原動機付自転車に搭乗していない被
保険者と運行中の自動車または原動機付自転車との衝突・接
触等の交通事故
イ.運行中の自動車または原動機付自転車の衝突・接触・火災・
爆発等の交通事故
ほ
ろ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
保険金
被害事故補償保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の被害事故補償保険金額をいいます。
保険金請求権者
被害事故により損害を被った次の①・②のいずれかに該当する者を
いいます。
① 被保険者。ただし、被保険者が死亡した場合は、その法定相
続人とします。
② 被保険者の父母、配偶者または子
労働者災害補償制度
労働者災害補償保険法(昭和 22 年法律第 50 号)等の法令によって
定められた業務上の災害を補償する災害補償制度をいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、日本国内または国外において被害事故が生じ、その直接の結果として、被保険者が傷
害を被ることによって被保険者またはその父母、配偶者もしくは子が被る損害に対して、この特約
および普通保険約款の規定に従い保険金を支払います。
第3条(保険金を支払わない場合−その1)
当会社は、次の①∼⑤のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支払
いません。
① 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または
暴動(注1)
② 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
③ 核燃料物質(注2)
もしくは核燃料物質
(注2)
によって汚染された物
(注3)
の放射性、爆発性
その他の有害な特性またはこれらの特性による被害事故
④ ①∼③の事由に随伴して生じた被害事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた被
害事故
⑤ ③以外の放射線照射または放射能汚染
(注1)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく平穏が害
され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注2)
使用済燃料を含みます。
(注3)
原子核分裂生成物を含みます。
第4条(保険金を支払わない場合−その2)
⑴ 当会社は、次の①∼③のいずれかに該当する損害に対しては、保険金を支払いません。
① 被保険者の故意または重大な過失によって生じた損害
② 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為によって生じた損害
③ 被保険者に対する刑の執行によって生じた損害
⑵ 当会社は、被保険者が頸部症候群(注1)、腰痛その他の症状を訴えている場合であっても、そ
れを裏付けるに足りる医学的他覚所見(注2)のないものに対しては、その症状の原因がいかなる
ときでも、保険金を支払いません。
(注1)
いわゆる「むちうち症」をいいます。
(注2)
理学的検査、神経学的検査、臨床検査、画像検査等により認められる異常所見をいいます。
⑶ 当会社は、被保険者が次の①∼④のいずれかに該当する行為を行った場合には、保険金を支払
いません。
① その被害事故を教唆または幇助する行為
② その被害事故を容認する行為
③ 過度の暴力または脅迫、重大な侮辱等その被害事故を誘発する行為
④ その被害事故に関連する著しく不正な行為
⑷ 当会社は、第2条(保険金を支払う場合)の損害が保険金請求権者の故意または重大な過失に
よって生じた場合には、その者が受け取るべき金額については、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、保険金請求権者が次の①∼④のいずれかに該当する行為を行った場合には、その者
が受け取るべき金額については、保険金を支払いません。
① その被害事故を教唆または幇助する行為
② その被害事故を容認する行為
③ 過度の暴力または脅迫、重大な侮辱等その被害事故を誘発する行為
④ その被害事故に関連する著しく不正な行為
第5条(保険金を支払わない場合−その3)
当会社は、被害事故発生時において、その被害事故を生じさせた者が次の①∼④のいずれかに該
当する者である場合には、保険金を支払いません。
① 被保険者の配偶者
② 被保険者の直系血族
③ 被保険者の3親等内の親族
④ 被保険者の同居の親族
第6条(損害額の決定)
⑴ 当会社が保険金として支払うべき損害の額は、被害事故の直接の結果として、被保険者が次の
①∼③のいずれかに該当した場合に、その区分ごとにそれぞれ別表に定める算定基準に従い算定
した金額の合計額とします。ただし、賠償義務者がある場合において、その合計額が自賠責保険
等によって支払われる金額(注)を下回るときは、自賠責保険等によって支払われる金額(注)とし
ます。
① 死亡
死亡した場合
② 後遺障害
後遺障害が生じた場合
③ 傷害
傷害を被り、その直接の結果として、平常の業務に従事することまたは平常の生活に支障が
生じ、かつ、治療を要した場合
― 43 ―
(注)自賠責保険等がない場合、または自動車損害賠償保障法(昭和 30 年法律第 97 号)に基づく自
動車損害賠償保障事業によって支払われる金額がある場合は、自賠責保険等によって支払われ
る金額に相当する金額とします。
② 労働者災害補償制度によって給付が受けられる場合は、その給付される額(注1)
③ 犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律(昭和55年法律第36号)
によって給付が受けられる場合は、その給付される額
④ 第6条⑵の規定により決定される損害の額および前条①・②の費用の額のうち、賠償義務者
以外の第三者が負担すべき額で、保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、その取得
した額
⑤ ①∼④のほか、第2条(保険金を支払う場合)の損害を補償するために支払われる保険金、
共済金その他の給付
(注2)で、保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、その取得し
た給付の額またはその評価額
⑵ 賠償義務者がある場合には、保険金請求権者は、⑴の規定にかかわらず、当会社の同意を得て、
⑴ ①∼③の区分ごとにそれぞれ別表に定める算定基準に従い算定した金額のうち、その賠償義
務者に損害賠償請求すべき損害に係る部分を除いた金額のみを、当会社が保険金として支払うべ
き損害の額として、当会社に請求することができます。
第7条(費用)
保険契約者、被保険者または保険金請求権者が支出した次の①・②に掲げる費用
(注)
は、これを
(注1)
労働福祉事業に基づく特別支給金を除きます。
損害の一部とみなします。
(注2)
傷害定額保険契約等の保険金、共済金その他の給付は含みません。
① 第9条(被害事故発生時の義務)①に規定する損害の発生または拡大の防止のために必要ま
第9条(被害事故発生時の義務)
たは有益であった費用
保険契約者、被保険者または保険金請求権者は、被害事故が発生したことを知った場合は、次の
② 第9条③に規定する権利の保全または行使に必要な手続をするために要した費用
①∼⑥のことを履行しなければなりません。
(注)収入の喪失を含みません。
① 損害の発生および拡大の防止に努めること。
第8条(保険金の支払額)
② 次のア.
・イ.の事項を、遅滞なく、当会社に通知すること。この場合において、当会社が
⑴ 1回の被害事故につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。
書面による通知もしくは説明を求めたとき、または被保険者の診断書もしくは死体検案書の提
ただし、保険金額を限度とします。
出を求めたときは、これに応じなければなりません。
ア.事故発生の日時・場所、事故の状況、傷害の程度
イ.事故発生の日時・場所または事故の状況について証人となる者がある場合は、その者の住
第6条(損害額の決定)⑴の規
前条①・②の費用
次の①∼⑧の合計
保険金の額 =
+
−
所・氏名または名称
定により決定される損害の額
の全額
額
③ 他人に損害賠償の請求をすることができる場合には、その権利の保全または行使に必要な手
続をすること。
① 自賠責保険等または自動車損害賠償保障法(昭和 30 年法律第 97 号)に基づく自動車損害賠
④ 損害賠償の請求についての訴訟を提起した場合は、遅滞なく当会社に通知すること。
償保障事業によって既に給付が決定し、または支払われた金額
⑤ 他の保険契約等の有無および内容(注)について遅滞なく当会社に通知すること。
② 対人賠償保険等によって賠償義務者が第2条(保険金を支払う場合)の損害について損害賠
⑥ ①∼⑤のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞
償責任を負担することによって被る損害に対して既に給付が決定し、または支払われた保険金
なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力すること。
または共済金の額
(注)
既に他の保険契約等から保険金または共済金の支払を受けた場合には、その事実を含みます。
③ 保険金請求権者が賠償義務者から既に取得した損害賠償金の額
第 10 条(被害事故発生時の義務違反)
④ 公的医療保険制度によって給付が受けられる場合は、その給付される額
保険契約者、被保険者または保険金請求権者が、正当な理由がなく前条の規定に違反した場合は、
⑤ 労働者災害補償制度によって給付が受けられる場合は、その給付される額
(注1)
当会社は、次の①∼③の金額を差し引いて保険金を支払います。
⑥ 犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律
(昭和55年法律第36号)
① 前条①に違反した場合は、発生または拡大を防止することができたと認められる損害の額
によって給付が受けられる場合は、その給付される額
② 前条②・④∼⑥の規定のいずれかに違反した場合は、それによって当会社が被った損害の額
⑦ 第6条⑴の規定により決定される損害の額および前条①・②の費用の額のうち、賠償義務者
③ 前条③に違反した場合は、他人に損害賠償の請求をすることによって取得することができた
以外の第三者が負担すべき額で、保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、その取得
と認められる額
した額
⑧ ①∼⑦のほか、
第2条の損害を補償するために支払われる保険金、
共済金その他の給付
(注2) 第 11 条(保険契約者または保険金請求権者の義務等)
⑴ 被保険者またはその父母、配偶者もしくは子が第2条(保険金を支払う場合)の損害を被った
で、保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、その取得した給付の額またはその評価
場合において、賠償義務者があるときは、保険金請求権者は、賠償義務者に対して遅滞なく損害
額
賠償の請求をし、かつ、次の①∼⑤の事項を当会社に書面により通知しなければなりません。
(注1)労働福祉事業に基づく特別支給金を除きます。
① 賠償義務者の住所・氏名または名称および被保険者との関係
(注2)傷害定額保険契約等の保険金、共済金その他の給付は含みません。
② 賠償義務者の損害に対して保険金または共済金を支払う対人賠償保険等の有無およびその内
⑵ ⑴の規定にかかわらず、保険金請求権者が、第6条(損害額の決定)⑵の規定により、賠償義
容
務者に損害賠償請求すべき損害に係る部分を除いた金額のみを請求した場合は、1回の被害事故
③ 賠償義務者に対して行った損害賠償請求の内容
につき当会社の支払う保険金の額は、次の算式によって算出した額とします。ただし、保険金額
④ 第2条の損害に対して、保険金請求権者が賠償義務者、自賠責保険等もしくは対人賠償保険
を限度とします。
等の保険者もしくは共済者または賠償義務者以外の第三者から支払われる損害賠償金または損
害賠償額がある場合は、その額
⑤ 被害事故の原因となった自動車または原動機付自転車がある場合は、その自動車または原動
第6条⑵の規定により決定
前条①・②の費用の
保険金の額 =
+
− 次の①∼⑤の合計額
機付自転車の所有者の住所・氏名または名称および被保険者との関係
される損害の額
全額
⑵ ⑴のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、保険金請求
権者は、遅滞なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力しなければなりません。
① 公的医療保険制度によって給付が受けられる場合は、その給付される額
⑶ 保険金請求権者が、正当な理由がなく⑴・⑵の規定のいずれかに違反した場合は、当会社は、
― 44 ―
それによって当会社が被った損害の額を差し引いて保険金を支払います。
⑷ 保険契約者または保険金請求権者は、損害賠償に係る責任割合等について、賠償義務者に対し
て意思表示を行う場合、または賠償義務者と合意する場合は、あらかじめ当会社の承認を得なけ
ればなりません。
⑸ 保険契約者または保険金請求権者が、正当な理由がなく⑷の規定に違反した場合は、当会社は、
保険契約者または保険金請求権者の意思表示または合意がなければ賠償義務者に損害賠償の請求
をすることによって取得することができたと認められる額を差し引いて保険金を支払います。
⑹ 当会社は、賠償義務者または第2条(保険金を支払う場合)の損害を補償するために保険金、
共済金その他の給付を行う者がある場合において、必要と認めたときは、これらの者に対して、
保険金、共済金その他の給付の有無、内容および額について照会し、または当会社の支払う保険
金について通知することがあります。
第 12 条(保険金の請求)
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、次の①∼③の時から、それぞれ発生し、これを行使すること
ができるものとします。
① 被保険者が死亡した場合は、その死亡した時
② 被保険者に後遺障害が生じた場合は、その後遺障害が生じた時
③ 被保険者が傷害を被った場合は、被保険者が平常の業務に従事することまたは平常の生活に
支障がない程度になおった時
⑵ 保険金請求権者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑪に掲げる書類または証拠のうち
当会社が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
① 保険金請求書
② 保険証券
③ 当会社の定める傷害状況報告書
④ 公の機関の事故証明書。ただし、やむを得ない場合には、第三者の事故証明書とします。
⑤ 死亡に関して支払われる保険金の請求に関しては、死亡診断書、逸失利益の算定の基礎とな
る収入の額を示す書類および戸籍謄本
⑥ 後遺障害に関して支払われる保険金の請求に関しては、後遺障害診断書および逸失利益の算
定の基礎となる収入の額を示す書類
⑦ 傷害に関して支払われる保険金の請求に関しては、診断書、治療等に要した費用の領収書お
よび休業損害の額を示す書類
⑧ 保険金請求権者の印鑑証明書
⑨ 被保険者と保険金請求権者との続柄を証明する戸籍謄本等の書類
⑩ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
けた者の印鑑証明書
⑪ その他当会社が第 14 条(保険金の支払時期)⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠
くことのできない書類または証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において
定めたもの
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
ることができます。
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者
(注)
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注)法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、事故の内容、損害の額、傷害の程度等に応じ、保険契約者または保険金請求権者に
対して、⑵に掲げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査への協力を求め
ることがあります。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出し、必要な協
力をしなければなりません。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者または保険金請求権者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反した場合
② 保険契約者または保険金請求権者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類のいずれかに事実
と異なる記載をした場合
③ 保険契約者または保険金請求権者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類または証拠のいず
れかを偽造し、または変造した場合
第 13 条(保険金請求の手続)
保険金の請求は、保険金請求権者全員から委任を受けた代表者を経由して行うものとします。
第 14 条(保険金の支払時期)
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
必要な次の①∼⑤の事項の確認を終え、保険金を支払います。
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、損
害または傷害発生の有無および被保険者に該当する事実
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、損害の額または傷害の程度、事故と損害
または傷害との関係、治療の経過および内容
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
⑤ ①∼④のほか、他の保険契約等の有無および内容、損害について被保険者が有する損害賠償
請求権その他の債権および既に取得したものの有無および内容等、当会社が支払うべき保険金
の額を確定するために確認が必要な事項
(注)保険金請求権者が第 12 条(保険金の請求)⑵・⑶および前条の規定による手続を完了した日
をいいます。
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑤に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
定にかかわらず、
当会社は、請求完了日(注1)からその日を含めて次の①∼⑤に掲げる日数(注2)
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
よびその確認を終えるべき時期を保険金請求権者に対して通知するものとします。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
結果の照会
(注3)
180 日
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、医療機関、検査機関その他の専門機関による診断、鑑
定等の結果の照会 90 日
③ ⑴ ③の事項のうち、後遺障害の内容およびその程度を確認するための、医療機関による診断、
後遺障害の認定に係る専門機関による審査等の結果の照会 120 日
④ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の事
項の確認のための調査 60 日
⑤ ⑴ ①∼⑤の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
における調査 180 日
(注1)保険金請求権者が第 12 条(保険金の請求)⑵・⑶および前条の規定による手続を完了した
日をいいます。
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者または保険金請求権者が、正当な理由が
なくその確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これにより確認が遅延した
期間については、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者または保険金請求権者と当会社があらかじめ
合意した場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うものとします。
― 45 ―
第 15 条(代位)
⑴ 損害が生じたことにより保険金請求権者が損害賠償請求権その他の債権を取得した場合におい
て、当会社がその損害に対して保険金を支払ったときは、その債権は当会社に移転します。ただ
し、移転するのは、次の算式によって算出した額を限度とします。
限度額
=
−
当会社が支払った保険金の額
第 7 条(費用)
第6条
(損害額の決定)
⑴の規定により決定さ + ①・②の費用の −
全額
れる損害の額
第6条⑴ ①∼③の区分
ごとにそれぞれ別表に定
める算定基準に従い算定
した金額のうち、賠償義
務者に損害賠償請求すべ
き損害に係る部分
第 22 条(保険料の返還または請求−告
知義務・職業または職務の変更に関する 事故による傷害
通知義務等の場合)⑺
→
第 26 条( 事 故 の 通 知 )
第 29 条(当会社の指定する医師が作成 の規定による通知または
→
した診断書等の要求)⑴
第 27 条(保険金の請求)
の規定による請求
第 27 条(保険金の請求)
→
⑴に定める時
第 30 条(時効)
被害事故による損害
この特約第9条(被害事
故発生時の義務)の規
定による通知または同
第 12 条(保険金の請求)
の規定による請求
こ の 特 約 第 12 条( 保 険
金の請求)⑴に定める時
第 19 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
⑵ 保険契約者および保険金請求権者は、当会社が取得する⑴の債権の保全および行使ならびにそ
のために当会社が必要とする証拠および書類の入手に協力しなければなりません。この場合にお
いて、当会社に協力するために必要な費用は、当会社の負担とします。
別 表
第 16 条(保険金の支払による請求権の移転)
損 害 額 算 定 基 準
⑴ 当会社が保険金を支払った損害について、保険金請求権者が、その補償にあてるべき保険金、
共済金その他の金銭
(注)
の請求権を有していた場合には、その請求権は、保険金支払時に当会社 第1 死亡による損害
死亡による損害は、葬儀費、逸失利益、精神的損害およびその他の損害とします。
に移転するものとします。
1.葬儀費
(注)傷害定額保険契約等および他の保険契約等の保険金、共済金その他の給付は含みません。
60 万円とします。ただし、立証資料等により 60 万円を超えることが明らかな場合は、100 万円を
⑵ 保険契約者および保険金請求権者は、⑴の規定により移転した請求権を当会社が行使するにあ
限度とした実費とします。
たって、当会社が必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞なく、これを提 2.逸失利益
出し、また、当会社が行う損害の調査に協力しなければなりません。
死亡したことにより生じた将来の得べかりし利益の損失をいい、原則として、下記⑴・⑵に従い、
第 17 条(普通保険約款の適用除外)
次の算式により計算します。
普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)
、第4条(保険金を支払わない場合−
その2)
、第 26 条(事故の通知)
、第 27 条(保険金の請求)
、第 28 条(保険金の支払時期)および
就労可能年数に対応する
収入額 − 生活費
×
第 31 条(代位)の規定は適用しません。
新ホフマン係数またはライプニッツ係数
第 18 条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
⑴ 被保険者区分別計算方法
用します。
① 家事従事者以外の有職者
規 定
読み替え対象の字句
次のア.
・イ.のいずれか高い額とします。
第2条(保険金を支払う
この特約第2条(保険金
ア.
→
第 10 条(他の身体の障害または疾病の 場合)の傷害
を支払う場合)の傷害
影響)⑴
金額
→ 損害の額
就労可能年数に対応する
現実収入額 − 生活費
×
ライプニッツ係数
第 10 条⑴ ①・②
第2条の傷害
→ この特約第2条の傷害
第 10 条⑵
第2条(保険金を支払う
→
場合)の傷害
この特約第2条(保険金
を支払う場合)の傷害
第 11 条(保険責任の始期および終期)
事故による傷害
⑶
→
被害事故による損害
第 19 条(重大事由による解除)⑴ ①
傷害
→
損害
傷害の発生した後に
→
損害の発生した後に
発生した傷害
発生した被害事故による
→
損害
第 19 条⑵
イ.
年齢別
−
平均給与額
生活費
×
就労可能年数に対応する
新ホフマン係数
② 家事従事者および 18 歳以上の学生
― 46 ―
年齢別
−
平均給与額
生活費
×
就労可能年数に対応する
新ホフマン係数
③ 幼児および 18 歳未満の学生
18 歳
−
平均給与額
生活費
4.その他の損害
1.∼3.以外の死亡による損害は、社会通念上必要かつ妥当な実費とします。
×
就労可能年数に対応する
新ホフマン係数
④ 身体・精神に特別異常がなく十分働く意思と能力を有している無職者
次のア.・イ.のいずれか高い額とします。
ア.
18 歳
−
平均給与額
生活費
×
就労可能年数に対応する
新ホフマン係数
イ.
年齢別平均
給与額の 50%
−
生活費
×
就労可能年数に対応する
新ホフマン係数
第2 後遺障害による損害
後遺障害による損害は、逸失利益、精神的損害、将来の介護料およびその他の損害とします。な
お、後遺障害の等級は、付表3によります。(注1)
(注2)
(注3)
(注1)
付表3の各等級に掲げる後遺障害に該当しない後遺障害であっても、各等級の後遺障害に相
当すると認められるものについては、身体の障害の程度に応じ、それぞれその相当する等級
の後遺障害に該当したものとみなします。
(注2)
同一事故により2種以上の後遺障害が生じた場合には、その等級は次のア.∼エ.のとおり
とします。
ア.付表3の第1級∼第5級に掲げる後遺障害が2種以上ある場合は、重い後遺障害に該当
する等級の3級上位の等級
イ.ア.以外の場合で、付表3の第1級∼第8級に掲げる後遺障害が2種以上あるときは、
重い後遺障害に該当する等級の2級上位の等級
ウ.ア.
・イ.以外の場合で、付表3の第1級∼第 13 級に掲げる後遺障害が2種以上あると
きは、重い後遺障害に該当する等級の1級上位の等級
エ.ア.∼ウ.以外の場合は、重い後遺障害の該当する等級
(注3)
既に後遺障害のある被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の傷害を受けたことによって、
同一部位について後遺障害の程度を加重した場合は、付表3に掲げる加重後の後遺障害に該
当する等級により算定した損害の額から既にあった後遺障害に該当する等級により算定した
損害の額を差し引くものとします。
⑵ 収入額、生活費、就労可能年数、中間利息控除方法
⑴の算式における収入額、生活費、就労可能年数および新ホフマン係数・ライプニッツ係数に
よる中間利息控除方法は、それぞれ次の①∼④のとおりとします。
① 収入額
1.逸失利益
ア.現実収入額は、事故前1か年間に労働の対価として得た収入額とし、事故前年の確定申告
後遺障害のため、労働能力の全部または一部を喪失したことにより生じた将来の得べかりし利益
書または市町村による課税証明書等の公的な税務資料により確認された額とします。
ただし、
の損失をいい、原則として、下記⑴・⑵に従い、次の算式により計算します。
公的な税務資料による立証が困難な場合において、公的な税務資料に準ずる資料があるとき
は、付表1に定める年齢別平均給与額等を基礎として決定します。なお、給与所得者の定年
労働能力
労働能力喪失期間に対応する
収入額 ×
×
退職等の事由により現実収入額が減少する蓋然性が高い場合には、離職後の現実収入額は、
喪失率
新ホフマン係数またはライプニッツ係数
付表1に定める年齢別平均給与額等を基礎として決定します。
イ.年齢別平均給与額および 18 歳平均給与額は、付表1によります。
⑴ 被保険者区分別計算方法
② 生活費
① 家事従事者以外の有職者
生活費は、被扶養者
(注)
の人数に応じ、次のア.∼エ.のいずれかの額とします。
次のア.
・イ.のいずれか高い額とします。
ア.被扶養者がない場合 収入額の 50%
ア.
イ.被扶養者が1人の場合 収入額の 40%
ウ.被扶養者が2人の場合 収入額の 35%
エ.被扶養者が3人以上の場合 収入額の 30%
労働能力
労働能力喪失期間に対応する
現実収入額 ×
×
なお、立証資料等により現実の生活費が上記によって算定した生活費を下回ることが明ら
喪失率
ライプニッツ係数
かな場合は、その立証された生活費によることができるものとします。
③ 就労可能年数の認定
イ.
就労可能年数は、付表2によります。
④ 新ホフマン係数・ライプニッツ係数
就労可能年数に対応する新ホフマン係数およびライプニッツ係数は、付表2によります。
年齢別
労働能力
労働能力喪失期間に対応する
×
×
(注)被保険者に現実に扶養されていた者をいいます。
平均給与額
喪失率
新ホフマン係数
3.精神的損害
被保険者区分別に次の⑴∼⑷のいずれかの金額を基準とします。
⑴ 被保険者が一家の支柱である場合
1,700 万円
⑵ 被保険者が 18 歳未満である場合
(注)
1,400 万円
⑶ 被保険者が高齢者である場合
1,250 万円
⑷ 被保険者が⑴∼⑶以外である場合
1,450 万円
② 家事従事者および 18 歳以上の学生
年齢別
×
平均給与額
(注)有職者を除きます。
― 47 ―
労働能力
喪失率
×
労働能力喪失期間に対応する
新ホフマン係数
③ 幼児および 18 歳未満の学生
18 歳
平均給与額
×
労働能力
喪失率
×
きは、第1級 1,250 万円、第2級 1,088 万円、第3級 941 万円とします。
3.将来の介護料
後遺障害の症状固定後に生じる介護料および諸雑費とし、原則として、下記⑴・⑵に従い、次の
算式により計算します。
労働能力喪失期間に対応する
新ホフマン係数
介護料
④ 身体・精神に特別異常がなく十分働く意思と能力を有している無職者
次のア.・イ.のいずれか高い額とします。
ア.
18 歳
平均給与額
×
労働能力
喪失率
×
労働能力喪失期間に対応する
新ホフマン係数
イ.
年齢別平均
給与額の 50%
×
労働能力
喪失率
×
労働能力喪失期間に対応する
新ホフマン係数
⑵ 収入額、労働能力喪失率・労働能力喪失期間、中間利息控除方法
⑴の算式における収入額、労働能力喪失率・労働能力喪失期間および新ホフマン係数・ライプ
ニッツ係数による中間利息控除方法は、それぞれ次の①∼④のとおりとします。
① 収入額
ア.現実収入額は、事故前1か年間または後遺障害確定前1か年間に労働の対価として得た収
入額のいずれか高い額とし、事故前年または後遺障害確定前年の確定申告書または市町村に
よる課税証明書等の公的な税務資料により確認された額とします。ただし、公的な税務資料
による立証が困難な場合において、公的な税務資料に準ずる資料があるときは、付表1に定
める年齢別平均給与額等を基礎として決定します。
イ.年齢別平均給与額および 18 歳平均給与額は、付表1によります。
② 労働能力喪失率
付表4に定める労働能力喪失率を基礎として、労働能力に影響を与える後遺障害の部位・程
度、被保険者の年齢・職業、現実の減収額等を勘案して決定します。
③ 労働能力喪失期間
労働能力に影響を与える後遺障害の部位・程度、被保険者の年齢・職業、現実の減収額等を
勘案して決定します。
④ 新ホフマン係数・ライプニッツ係数
労働能力喪失期間(年数)に対応する新ホフマン係数およびライプニッツ係数は、付表5に
よります。
2.精神的損害
後遺障害の等級別に次の金額を基準とします。
第1級
1,500 万円
第8級
343 万円
第2級
1,300 万円
第9級
255 万円
第3級
1,100 万円
第 10 級
192 万円
第4級
819 万円
第 11 級
138 万円
第5級
672 万円
第 12 級
94 万円
第6級
547 万円
第 13 級
58 万円
第7級
441 万円
第 14 級
32 万円
ただし、第1級、第2級または第3級に該当する場合で、父母、配偶者、子のいずれもいないと
×
介護期間に対応する
ライプニッツ係数
⑴ 介護料
① 付表3の第1級⑶・⑷のいずれかに該当する後遺障害の場合
1か月につき 13 万円とします。
② 付表3の第1級⑴・⑵・⑸∼⑻、第2級、第3級⑶・⑷のいずれかに該当する後遺障害で、かつ、
真に介護を要すると認められる場合
1か月につき 6.5 万円とします。
⑵ 介護期間およびライプニッツ係数による中間利息控除方法
① 介護期間
後遺障害の態様、機能回復の可能性、医師の診断、付表6に定める平均余命等を勘案して決
定します。
② ライプニッツ係数
介護期間(年数)に対応するライプニッツ係数は、付表5によります。
4.その他の損害
1.∼3.以外の後遺障害による損害は、社会通念上必要かつ妥当な実費とします。
第3 傷害による損害
傷害による損害は、被保険者が被った積極損害、休業損害および精神的損害とします。なお、臓
器の移植に関する法律(平成9年法律第 104 号)第6条(臓器の摘出)の規定によって、同条第4
項で定める医師により「脳死した者の身体」との判定を受けた後、その身体への処置がされた場合
であって、その処置が同法附則第 11 条に定める医療給付関係各法の規定に基づく医療の給付とし
てされたものとみなされる処置(注)であるときには、その処置に伴い生じた損害を含みます。
(注)
医療給付関係各法の適用がない場合は、医療給付関係各法の適用があれば、医療の給付として
されたものとみなされる処置を含みます。
1.積極損害
⑴ 救助捜索費
社会通念上必要かつ妥当な実費とします。
⑵ 治療関係費
① 応急手当費
緊急欠くことのできない必要かつ妥当な実費とします。
② 護送費
事故発生場所から医療機関までの護送のための必要かつ妥当な実費とします。
③ 診察料
必要かつ妥当な実費とします。
④ 入院料
治療のための必要かつ妥当な実費とします。
⑤ 投薬料、手術料、処置料等
治療のための必要かつ妥当な実費とします。
⑥ 通院費、転院費、退院費
傷害の態様等によりタクシー利用が相当とされる場合以外は電車、バスの料金とし、自家用
車を利用した場合は実費相当額とします。
⑦ 看護料
原則として医師が療養上必要と認めた場合に限り、次のア.・イ.のいずれかによります。
ア.厚生労働大臣の許可を受けた家政婦会の紹介による家政婦が看護をした場合
― 48 ―
厚生労働大臣の許可を受けた家政婦会の料金およびその家政婦に係る食費とします。
イ.近親者等が看護をした場合
入院看護をした場合は、1日につき 4,000 円とします。
12 歳以下の被保険者もしくは歩行困難な被保険者の通院に付添った場合、または医師
の指示により入院看護に代えて自宅看護をした場合は、1日につき 2,000 円とします。
⑧ 入院中の諸雑費
療養に直接必要のある諸物品の購入費または使用料、医師の指示により摂取した栄養物の購
入費または通信費等とし、入院1日につき 1,100 円とします。
⑨ 温泉療養費
医師が療養上必要と認め、かつ、その指導の下に医療機関の付属療養所またはこれに準ずる
施設において療養するための必要かつ妥当な実費とします。
⑩ 柔道整復等の費用
正規の免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、鍼師、灸師が行う施術のた
めの必要かつ妥当な実費とします。
⑪ 義肢等の費用
医師が必要と認めた義肢、義歯、義眼、眼鏡、補聴器、松葉杖その他の身体の機能を補完す
る用具の製作等のための必要かつ妥当な実費とします。
⑫ 診断書等の費用
必要かつ妥当な実費とします。
⑶ その他の費用
⑴・⑵以外の損害は、社会通念上必要かつ妥当な実費とします。
2.休業損害
専ら傷害を被った被保険者の労働の対価として得ている収入の減少が生じた場合に、その減収額
に応じて支払うものとし、原則として、次の⑴∼⑶のいずれかの方法により算定します。なお、被
保険者が所属または勤務する企業等の損害は、支払の対象となりません。
⑴ 有職者の場合
次の①∼④のいずれかの方法により算定します。ただし、提出資料1日あたりの減収額が 5,500
円を超える場合であっても、その減収額の立証が困難なときは、1日につき 5,500 円とします。
なお、休業損害の対象となる日数は、実休業日数を基準とし、傷害の態様、実治療日数等を勘案
して、治療期間の範囲内で決定します。
① 給与所得者
事故直前3か月間の月例給与等
×
休業損害の対象となる日数
90 日
ア.事故直前3か月間の月例給与等は、事故前年の源泉徴収票に記載された年収額を基礎とし
て、雇用主が作成した休業損害証明書における3か月間の月例給与の合計額(注)
により決定
します。ただし、入社当月等就労期間が短い場合は、雇用契約書等の立証資料に基づき決定
します。
イ.月例給与等の一部が支給されている場合は、上記の金額から休業損害の対象となる日数に
対応する期間に対して現実に支給された金額を差し引きます。
ウ.賞与等について、現実に収入の減少が生じた場合は、その減少額を休業損害に含めます。
エ.役員報酬は、原則として支払の対象となりません。ただし、傷害を被った被保険者の労働
の対価とみなされる部分がある場合は、その部分を支払の対象とします。
② 商・工・鉱業者、農・林・漁業者等の事業所得者および家族従業者
過去1か年間の収入額
−
必要経費
×
寄与率
×
365 日
ア.過去1か年間の収入額および必要経費は、事故前年の確定申告書または市町村による課税
証明書等の公的な税務資料により確認された額とします。ただし、公的な税務資料による立
証が困難な場合において、公的な税務資料に準ずる資料があるときは、付表1に定める年齢
別平均給与額等を基礎として決定します。
イ.寄与率は、傷害を被った被保険者の収入が事業収入または同一事業に従事する家族総収入
等として計上されている場合に適用し、その総収入に対し、その被保険者が寄与している割
合とします。
ウ.代替労力を利用した場合は、傷害を被った被保険者に収入の減少が生じたものとみなし、
休業損害に代えてその代替労力の利用に要した必要かつ妥当な実費とします。
③ 自由業者
固定費を除く過去
−
1か年間の収入額
必要経費
×
休業損害の対象
となる日数
365 日
ア.自由業者とは、報酬、料金または謝金により生計を営む者であって、開業医、弁護士、プ
ロスポーツ選手、芸能人、芸術家、保険代理店主、歩合制の外交員、著述業その他これらに
準ずる者をいいます。
イ.過去1か年間の収入額、必要経費、代替労力については、
「②商・工・鉱業者、農・林・
漁業者等の事業所得者および家族従業者」に準じます。
④ アルバイト・パートタイマー
「①給与所得者」に準じて算定します。ただし、休業日数が特定できない場合は、次の算式
によって休業損害の対象となる日数を算出します。
事故直前3か月間の就労日数
×
休業した期間の延べ日数
90 日
⑵ 家事従事者の場合
現実に家事に従事できなかった日数に対し、1日につき 5,500 円とします。なお、休業損害の
対象となる日数は、原則として実治療日数とし、傷害の態様等を勘案して、治療期間の範囲内で
決定します。
⑶ 金利生活者、地主、家主、恩給・年金生活者、幼児、学生、生活保護法(昭和 25 年法律第 144
号)の被保護者等の現実に労働の対価として得ている収入がない被保険者は、支払の対象となり
ません。
(注)
本給および付加給とします。
3.精神的損害
付表7により計算した金額とします。ただし、傷害の態様が重傷の場合には、具体的な傷害の部
位・程度、治療の内容等を勘案して、25%以内の割増をした金額とします。
休業損害の対象
となる日数
― 49 ―
付表2 就労可能年数および新ホフマン係数・ライプニッツ係数表
1.18 歳未満の者に適用する表
付表1 年齢別平均給与額表(平均月額)
年 齢
歳
全 年 齢
平均給与額
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
男 子
女 子
円
年 齢
円
425,800
261,000
185,800
201,200
222,600
244,000
265,400
279,900
294,300
308,800
323,300
337,700
350,700
363,700
376,700
389,700
402,700
412,400
422,200
431,900
441,600
451,300
458,100
464,900
471,600
478,400
485,200
165,000
173,000
191,500
210,100
228,600
237,200
245,800
254,400
263,000
271,600
275,600
279,600
283,600
287,500
291,500
291,100
290,600
290,200
289,800
289,300
287,500
285,600
283,800
281,900
280,000
男 子
歳
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68 ∼
女 子
円
491,900
498,700
505,500
512,200
519,000
521,000
522,900
524,800
526,800
528,700
521,200
513,600
506,100
498,500
491,000
469,000
447,100
425,100
403,200
381,300
371,900
362,600
353,300
343,900
334,600
325,300
円
279,300
278,500
277,800
277,000
276,200
275,400
274,500
273,700
272,800
271,900
269,900
267,800
265,700
263,600
261,600
256,900
252,300
247,600
243,000
238,400
237,300
236,200
235,100
234,000
232,900
231,800
年齢
歳
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
― 50 ―
幼児・学生・十分働く意思
と能力を有している無職者
就労可能
年 数
有
新ホフマン
係 数
ライプニッツ
係 数
就労可能
年 数
16.419
16.716
17.024
17.344
17.678
18.025
18.387
18.765
19.160
19.574
20.006
20.461
20.938
21.442
21.971
22.530
23.123
23.750
7.549
7.927
8.323
8.739
9.176
9.635
10.117
10.623
11.154
11.712
12.297
12.912
13.558
14.236
14.947
15.695
16.480
17.304
67
66
65
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
年
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
49
職
者
新ホフマン
係 数
ライプニッツ
係 数
29.022
28.793
28.560
28.325
28.087
27.846
27.602
27.355
27.105
26.852
26.595
26.335
26.072
25.806
25.535
25.261
24.984
24.702
19.236
19.201
19.161
19.119
19.075
19.029
18.980
18.929
18.876
18.820
18.761
18.699
18.633
18.565
18.493
18.418
18.339
18.256
年
付表3 後遺障害等級表
2.18 歳以上の者に適用する表
就労可
能年数
歳
年
18
49
19
48
20
47
21
46
22
45
23
44
24
43
25
42
26
41
27
40
28
39
29
38
30
37
31
36
32
35
33
34
34
33
35
32
36
31
37
30
38
29
39
28
40
27
41
26
42
25
43
24
44
23
45
22
46
21
47
20
48
19
49
18
50
17
51
16
52
15
53
14
54
13
55
13
56
12
57
12
年齢
新ホフマン
係 数
ライプニッツ
係 数
24.416
24.126
23.832
23.534
23.231
22.923
22.611
22.293
21.970
21.643
21.309
20.970
20.625
20.275
19.917
19.554
19.183
18.806
18.421
18.029
17.629
17.221
16.804
16.379
15.944
15.500
15.045
14.580
14.104
13.616
13.116
12.603
12.077
11.536
10.981
10.409
9.821
9.821
9.215
9.215
18.169
18.077
17.981
17.880
17.774
17.663
17.546
17.423
17.294
17.159
17.017
16.868
16.711
16.547
16.374
16.193
16.003
15.803
15.593
15.372
15.141
14.898
14.643
14.375
14.094
13.799
13.489
13.163
12.821
12.462
12.085
11.690
11.274
10.838
10.380
9.899
9.394
9.394
8.863
8.863
就労可
能年数
歳
年
58
11
59
11
60
11
61
10
62
10
63
9
64
9
65
9
66
8
67
8
68
8
69
7
70
7
71
6
72
6
73
6
74
6
75
5
76
5
77
5
78
4
79
4
80
4
81
4
82
4
83
3
84
3
85
3
86
3
87
3
88
3
89
2
90
2
91
2
92
2
93
2
94
2
95
2
96
2
97
2
98
2
99 ∼
1
年齢
新ホフマン
係 数
ライプニッツ
係 数
8.590
8.590
8.590
7.945
7.945
7.278
7.278
7.278
6.589
6.589
6.589
5.874
5.874
5.134
5.134
5.134
5.134
4.364
4.364
4.364
3.564
3.564
3.564
3.564
3.564
2.731
2.731
2.731
2.731
2.731
2.731
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
1.861
0.952
8.306
8.306
8.306
7.722
7.722
7.108
7.108
7.108
6.463
6.463
6.463
5.786
5.786
5.076
5.076
5.076
5.076
4.329
4.329
4.329
3.546
3.546
3.546
3.546
3.546
2.723
2.723
2.723
2.723
2.723
2.723
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
1.859
0.952
等 級
後 遺 障 害
第1級
⑴ 両眼が失明したもの
⑵ 咀しゃくおよび言語の機能を廃したもの
⑶ 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
⑷ 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
⑸ 両上肢をひじ関節以上で失ったもの
⑹ 両上肢の用を全廃したもの
⑺ 両下肢をひざ関節以上で失ったもの
⑻ 両下肢の用を全廃したもの
第2級
⑴ 1眼が失明し、他眼の矯正視力(注1)が 0.02 以下になったもの
⑵ 両眼の矯正視力(注1)が 0.02 以下になったもの
⑶ 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
⑷ 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
⑸ 両上肢を手関節以上で失ったもの
⑹ 両下肢を足関節以上で失ったもの
第3級
⑴ 1眼が失明し、他眼の矯正視力(注1)が 0.06 以下になったもの
⑵ 咀しゃくまたは言語の機能を廃したもの
⑶ 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができない
もの
⑷ 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
⑸ 両手の手指の全部を失ったもの(注2)
第4級
⑴ 両眼の矯正視力(注1)が 0.06 以下になったもの
⑵ 咀しゃくおよび言語の機能に著しい障害を残すもの
⑶ 両耳の聴力を全く失ったもの
⑷ 1上肢をひじ関節以上で失ったもの
⑸ 1下肢をひざ関節以上で失ったもの
⑹ 両手の手指の全部の用を廃したもの(注3)
⑺ 両足をリスフラン関節以上で失ったもの
第5級
⑴ 1眼が失明し、他眼の矯正視力(注1)が 0.1 以下になったもの
⑵ 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服す
ることができないもの
⑶ 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することが
できないもの
⑷ 1上肢を手関節以上で失ったもの
⑸ 1下肢を足関節以上で失ったもの
⑹ 1上肢の用を全廃したもの
⑺ 1下肢の用を全廃したもの
⑻ 両足の足指の全部を失ったもの(注4)
第6級
⑴ 両眼の矯正視力(注1)が 0.1 以下になったもの
⑵ 咀しゃくまたは言語の機能に著しい障害を残すもの
⑶ 両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
⑷ 1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が 40cm 以上の距離では普通の話声を解するこ
とができない程度になったもの
⑸ 脊柱に著しい変形または運動障害を残すもの
⑹ 1上肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの
⑺ 1下肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの
⑻ 1手の5の手指または母指を含み4の手指を失ったもの(注2)
― 51 ―
第7級
第8級
第9級
⑴ 1眼が失明し、他眼の矯正視力
(注1)
が 0.6 以下になったもの
⑵ 両耳の聴力が 40cm 以上の距離では普通の話声を解することができない程度になっ
たもの
⑶ 1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が1m 以上の距離では普通の話声を解すること
ができない程度になったもの
⑷ 神経系統の機能または精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することがで
きないもの
⑸ 胸腹部臓器の機能に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないも
の
⑹ 1手の母指を含み3の手指または母指以外の4の手指を失ったもの
(注2)
⑺ 1手の5の手指または母指を含み4の手指の用を廃したもの
(注3)
⑻ 1足をリスフラン関節以上で失ったもの
⑼ 1上肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
⑽ 1下肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
⑾ 両足の足指の全部の用を廃したもの
(注5)
⑿ 外貌に著しい醜状を残すもの
⒀ 両側の睾丸を失ったもの
⑴ 1眼が失明し、または1眼の矯正視力
(注1)
が 0.02 以下になったもの
⑵ 脊柱に運動障害を残すもの
⑶ 1手の母指を含み2の手指または母指以外の3の手指を失ったもの
(注2)
⑷ 1手の母指を含み3の手指または母指以外の4の手指の用を廃したもの
(注3)
⑸ 1下肢を5cm 以上短縮したもの
⑹ 1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
⑺ 1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
⑻ 1上肢に偽関節を残すもの
⑼ 1下肢に偽関節を残すもの
⑽ 1足の足指の全部を失ったもの
(注4)
⑴ 両眼の矯正視力
(注1)
が 0.6 以下になったもの
⑵ 1眼の矯正視力
(注1)
が 0.06 以下になったもの
⑶ 両眼に半盲症、視野狭窄または視野変状を残すもの
⑷ 両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
⑸ 鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの
⑹ 咀しゃくおよび言語の機能に障害を残すもの
⑺ 両耳の聴力が1m 以上の距離では普通の話声を解することができない程度になった
もの
⑻ 1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴
力が1m 以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの
⑼ 1耳の聴力を全く失ったもの
⑽ 神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に
制限されるもの
⑾ 胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限され
るもの
⑿ 1手の母指または母指以外の2の手指を失ったもの
(注2)
⒀ 1手の母指を含み2の手指または母指以外の3の手指の用を廃したもの
(注3)
⒁ 1足の第1の足指を含み2以上の足指を失ったもの
(注4)
⒂ 1足の足指の全部の用を廃したもの
(注5)
⒃ 外貌に相当程度の醜状を残すもの
⒄ 生殖器に著しい障害を残すもの
第 10 級
⑴ 1眼の矯正視力(注1)が 0.1 以下になったもの
⑵ 正面視で複視を残すもの
⑶ 咀しゃくまたは言語の機能に障害を残すもの
⑷ 14 歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
⑸ 両耳の聴力が1m 以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になっ
たもの
⑹ 1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
⑺ 1手の母指または母指以外の2の手指の用を廃したもの(注3)
⑻ 1下肢を3cm 以上短縮したもの
⑼ 1足の第1の足指または他の4の足指を失ったもの(注4)
⑽ 1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
⑾ 1下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
第 11 級
⑴ 両眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの
⑵ 両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
⑶ 1眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
⑷ 10 歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
⑸ 両耳の聴力が1m 以上の距離では小声を解することができない程度になったもの
⑹ 1耳の聴力が 40cm 以上の距離では普通の話声を解することができない程度になっ
たもの
⑺ 脊柱に変形を残すもの
⑻ 1手の示指、中指または環指を失ったもの(注2)
⑼ 1足の第1の足指を含み2以上の足指の用を廃したもの(注5)
⑽ 胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当な程度の支障があるもの
第 12 級
⑴ 1眼の眼球に著しい調節機能障害または運動障害を残すもの
⑵ 1眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
⑶ 7歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
⑷ 1耳の耳殻の大部分を欠損したもの
⑸ 鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨または骨盤骨に著しい変形を残すもの
⑹ 1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
⑺ 1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
⑻ 長管骨に変形を残すもの
⑼ 1手の小指を失ったもの(注2)
⑽ 1手の示指、中指または環指の用を廃したもの(注3)
⑾ 1足の第2の足指を失ったもの(注4)、第2の足指を含み2の足指を失ったもの(注
4)または第3の足指以下の3の足指を失ったもの(注4)
⑿ 1足の第1の足指または他の4の足指の用を廃したもの(注5)
⒀ 局部に頑固な神経症状を残すもの
⒁ 外貌に醜状を残すもの
― 52 ―
付表4 労働能力喪失率表
⑴ 1眼の矯正視力
(注1)
が 0.6 以下になったもの
第 13 級
第 14 級
⑵ 1眼に半盲症、視野狭窄または視野変状を残すもの
⑶ 正面視以外で複視を残すもの
⑷ 両眼のまぶたの一部に欠損を残し、またはまつげはげを残すもの
⑸ 5歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
⑹ 胸腹部臓器の機能に障害を残すもの
⑺ 1手の小指の用を廃したもの
(注3)
⑻ 1手の母指の指骨の一部を失ったもの
⑼ 1下肢を1cm 以上短縮したもの
⑽ 1足の第3の足指以下の1または2の足指を失ったもの
(注4)
⑾ 1足の第2の足指の用を廃したもの
(注5)
、第2の足指を含み2の足指の用を廃し
たもの
(注5)
または第3の足指以下の3の足指の用を廃したもの
(注5)
後遺障害の等級
労働能力喪失率
第1級
第2級
第3級
第4級
第5級
第6級
第7級
第8級
第9級
第 10 級
第 11 級
第 12 級
第 13 級
第 14 級
100 / 100
100 / 100
100 / 100
92 / 100
79 / 100
67 / 100
56 / 100
45 / 100
35 / 100
27 / 100
20 / 100
14 / 100
9 / 100
5 / 100
⑴ 1眼のまぶたの一部に欠損を残し、またはまつげはげを残すもの
⑵ 3歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
⑶ 1耳の聴力が1m 以上の距離では小声を解することができない程度になったもの
⑷ 上肢の露出面に手のひらの大きさの醜いあとを残すもの
⑸ 下肢の露出面に手のひらの大きさの醜いあとを残すもの
⑹ 1手の母指以外の手指の指骨の一部を失ったもの
⑺ 1手の母指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの
⑻ 1足の第3の足指以下の1または2の足指の用を廃したもの
(注5)
⑼ 局部に神経症状を残すもの
(注1)視力の測定は万国式試視力表によるものとします。
(注2)手指を失ったものとは、母指は指節間関節、その他の手指は近位指節間関節以上を失ったも
のをいいます。
(注3)手指の用を廃したものとは、手指の末節骨の半分以上を失い、または中手指節関節もしくは
近位指節間関節(母指にあっては指節間関節)に著しい運動障害を残すものをいいます。
(注4)足指を失ったものとは、その全部を失ったものをいいます。
(注5)足指の用を廃したものとは、第1の足指は末節骨の半分以上、その他の足指は遠位指節間関
節以上を失ったものまたは中足指節関節もしくは近位指節間関節(第1の足指にあっては指
節間関節)に著しい運動障害を残すものをいいます。
(注6)上肢、下肢、手指および足指の障害の規定中「以上」とは、その関節より心臓に近い部分を
いいます。
(注7)関節等の説明図
― 53 ―
付表5 新ホフマン係数・ライプニッツ係数表
期 間
年
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
新ホフマン係数
0.9523
1.8614
2.7310
3.5643
4.3643
5.1336
5.8743
6.5886
7.2782
7.9449
8.5901
9.2151
9.8211
10.4094
10.9808
11.5363
12.0769
12.6032
13.1160
13.6160
14.1038
14.5800
15.0451
15.4997
15.9441
16.3789
16.8044
17.2211
17.6293
18.0293
18.4214
18.8060
19.1834
19.5538
ライプニッツ係数
0.9523
1.8594
2.7232
3.5459
4.3294
5.0756
5.7863
6.4632
7.1078
7.7217
8.3064
8.8632
9.3935
9.8986
10.3796
10.8377
11.2740
11.6895
12.0853
12.4622
12.8211
13.1630
13.4885
13.7986
14.0939
14.3751
14.6430
14.8981
15.1410
15.3724
15.5928
15.8026
16.0025
16.1929
付表6 第 17 回生命表による平均余命表
期 間
年
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
新ホフマン係数
19.9174
20.2745
20.6254
20.9702
21.3092
21.6426
21.9704
22.2930
22.6105
22.9230
23.2307
23.5337
23.8322
24.1263
24.4162
24.7019
24.9836
25.2614
25.5353
25.8056
26.0723
26.3354
26.5952
26.8516
27.1047
27.3547
27.6017
27.8456
28.0865
28.3246
28.5599
28.7925
29.0224
(単位:年)
ライプニッツ係数
男
女
16.3741
16.5468
16.7112
16.8678
17.0170
17.1590
17.2943
17.4232
17.5459
17.6627
17.7740
17.8800
17.9810
18.0771
18.1687
18.2559
18.3389
18.4180
18.4934
18.5651
18.6334
18.6985
18.7605
18.8195
18.8757
18.9292
18.9802
19.0288
19.0750
19.1191
19.1610
19.2010
19.2390
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
(注)幼児および 18 歳未満の学生ならびに十分働く意思と能力を有している無職者の後遺障害によ
る逸失利益を算定する場合に、労働能力喪失期間の終期が 18 歳を超えるときの係数は、その
終期までの年数に対応する係数から就労の始期とみなす 18 歳までの年数に対応する係数を差
し引いて算出します。
― 54 ―
0歳
75.92
81.90
10 歳
66.53
72.42
20 歳
56.77
62.54
30 歳
47.16
52.73
40 歳
37.58
43.00
50 歳
28.40
33.51
60 歳
20.01
24.39
70 歳
12.66
15.87
80 歳
6.88
8.72
90 歳
3.51
4.18
100 歳
1.79
2.00
110 歳
−
0.99
1歳
75.30
81.25
11 歳
65.54
71.43
21 歳
55.81
61.56
31 歳
46.20
51.75
41 歳
36.64
42.04
51 歳
27.51
32.58
61 歳
19.24
23.51
71 歳
11.99
15.08
81 歳
6.43
8.14
91 歳
3.28
3.88
101 歳
1.67
1.86
111 歳
−
0.92
2歳
74.36
80.30
12 歳
64.55
70.44
22 歳
54.86
60.57
32 歳
45.23
50.77
42 歳
35.70
41.08
52 歳
26.63
31.66
62 歳
18.47
22.63
72 歳
11.33
14.30
82 歳
6.02
7.58
92 歳
3.06
3.60
102 歳
1.56
1.74
3歳
73.40
79.33
13 歳
63.56
69.44
23 歳
53.90
59.59
33 歳
44.27
49.79
43 歳
34.77
40.12
53 歳
28.76
30.73
63 歳
17.71
21.75
73 歳
10.70
13.53
83 歳
5.63
7.06
93 歳
2.86
3.34
103 歳
1.46
1.62
4歳
72.43
78.35
14 歳
62.57
68.45
24 歳
52.94
58.61
34 歳
43.31
48.82
44 歳
33.84
39.17
54 歳
24.90
29.81
64 歳
16.96
20.89
74 歳
10.09
12.79
84 歳
5.27
6.56
94 歳
2.68
3.10
104 歳
1.37
1.51
5歳
71.45
77.37
15 歳
61.58
67.46
25 歳
51.98
57.63
35 歳
42.35
47.84
45 歳
32.92
38.22
55 歳
24.06
28.90
65 歳
16.22
20.03
75 歳
9.50
12.06
85 歳
4.93
6.10
95 歳
2.50
2.88
105 歳
1.28
1.40
6歳
70.47
76.38
16 歳
60.60
66.47
26 歳
51.02
56.65
36 歳
41.39
46.87
46 歳
32.00
37.27
56 歳
23.22
27.99
66 歳
15.48
19.17
76 歳
8.93
11.35
86 歳
4.60
5.66
96 歳
2.34
2.68
106 歳
1.20
1.31
7歳
69.49
75.39
17 歳
59.63
65.49
27 歳
50.05
55.67
37 歳
40.43
45.90
47 歳
31.09
36.32
57 歳
22.40
27.08
67 歳
14.76
18.33
77 歳
8.38
10.66
87 歳
4.30
5.25
97 歳
2.19
2.49
107 歳
1.12
1.22
8歳
68.51
74.40
18 歳
58.67
64.50
28 歳
49.09
54.69
38 歳
39.48
44.93
48 歳
30.19
35.38
58 歳
21.60
26.18
68 歳
14.04
17.50
78 歳
7.85
9.99
88 歳
4.01
4.87
98 歳
2.04
2.31
108 歳
1.05
1.14
9歳
67.52
73.41
19 歳
57.72
63.52
29 歳
48.12
53.71
39 歳
38.53
43.96
49 歳
29.29
34.44
59 歳
20.80
25.28
69 歳
13.34
16.68
79 歳
7.35
9.34
89 歳
3.75
4.51
99 歳
1.91
2.15
109 歳
0.98
1.06
付表7 傷害による精神的損害額表(隔日通院の場合)
(単位:万円)
入院 1 月
通院
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
1 月 12.3 36.9 61.5 83.6 102.2 118.0 131.7 143.9 153.8 163.6 169.8 175.8 182.1 186.9 190.7 194.4
2 月 24.6 49.2 71.3 92.3 109.5 124.2 137.8 148.9 158.7 167.3 172.2 178.3 184.5 189.4 193.2 196.9
3 月 36.9 59.0 80.0 99.6 115.7 130.3 142.8 153.8 162.4 169.7 174.7 180.7 187.0 191.9 195.7 199.4
4 月 46.7 67.7 87.3 105.8 121.8 135.3 147.7 157.5 164.8 172.2 177.1 183.2 189.5 194.4 198.2 201.9
5 月 55.4 75.0 93.5 111.9 126.8 140.2 151.4 159.9 167.3 174.6 179.6 185.7 192.0 196.9 200.7 204.4
6 月 62.7 81.2 99.6 116.9 131.7 143.9 153.8 162.4 169.7 177.1 182.1 188.2 194.5 199.4 203.2
7 月 68.9 87.3 104.6 121.8 135.4 146.3 156.3 164.8 172.2 179.6 184.6 190.7 197.0 201.9
8 月 75.0 92.3 109.5 125.5 137.8 148.8 158.7 167.3 174.7 182.1 187.1 193.2 199.5
9 月 80.0 97.2 113.2 127.9 140.3 151.2 161.2 169.8 177.2 184.6 189.6 195.7
10 月 84.9 100.9 115.6 130.4 142.7 153.7 163.7 172.3 179.7 187.1 192.1
11 月 88.6 103.3 118.1 132.8 145.2 156.2 166.2 174.8 182.2 189.6
12 月 91.0 105.8 120.5 135.3 147.7 158.7 168.7 177.3 184.7
13 月 93.5 108.2 123.0 137.8 150.2 161.2 171.2 179.8
14 月 95.9 110.7 125.5 140.3 152.7 163.7 173.7
15 月 98.4 113.2 128.0 142.8 155.2 166.2
災害生活支援費用補償特約
事故
支払責任額
保険証券記載の被保険者をいいます。
未婚
これまでに婚姻歴がないことをいいます。
第2条(保険金を支払う場合)
当会社は、被保険者の属する世帯が事故によって被災者生活再建支援法(平成 10 年法律第 66 号)
第2条(定義)第2号の被災世帯に該当した場合において、被保険者が負担した費用に対して、こ
の特約および普通保険約款の規定に従い保険金を被保険者に支払います。
第3条(費用の範囲)
⑴ 前条の費用とは、被保険者が負担した次の①∼④に掲げる費用をいいます。ただし、事故の発
生の日からその日を含めて 365 日以内に日本国内において発生した費用に限ります。
① 被保険者が臨時の宿泊を余儀なくされた場合のホテル、旅館等の臨時宿泊費
② 住居の移転に通常必要な引越し費用
③ ②の住居の移転に伴い被保険者が移動するために必要な交通費
④ 住居を賃借するために支出した仲介手数料および権利金、礼金等の住宅を賃借する場合にお
けるその住宅の借家権の設定のための対価
⑵ ⑴の費用については、被災者生活再建支援法(平成 10 年法律第 66 号)その他の法令等による
給付を受けた場合には、その額を負担した費用から差し引くものとします。
第4条(2以上の事故の取扱い)
この特約においては、72 時間以内に生じた2以上の事故は、これらを一括して1回の事故とみ
なします。ただし、被災地域が全く重複しない場合には、それぞれを別の事故として取り扱います。
第5条(被保険者の範囲)
⑴ この特約における被保険者は、次の①∼④のいずれかに該当する者とします。
① 本人
② 本人の配偶者
③ 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
④ 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子
⑵ ⑴の本人と本人以外の被保険者との続柄は、費用の原因となった事故発生時におけるものをい
います。
第6条(保険金の支払額)
⑴ 当会社の支払う保険金の額は、第3条(費用の範囲)の費用の額とします。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、当会社が支払うべき保険金の額は、保険期間中に発生した事故につき、
保険金額をもって限度とします。ただし、保険期間が1年を超える保険契約においては、同一の
保険年度
(注)
内に発生した事故につき、保険金額をもって限度とします。
(注)
初年度については保険期間の初日から1年間、次年度以降についてはそれぞれの保険期間の初
日応当日から1年間をいいます。
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
し
本人
9 月 10 月 11 月 12 月 13 月 14 月 15 月
24.6 49.2 73.8 93.5 110.7 125.5 137.8 148.8 158.7 166.1 173.4 179.6 184.5 188.2 191.9
用 語
み
(50 音順) 第7条(他の保険契約等がある場合の保険金の支払額)
他の保険契約等がある場合において、それぞれの支払責任額の合計額が第3条(費用の範囲)の
費用の額を超えるときは、当会社は、次の①・②に掲げる額のいずれかを保険金として支払います。
被災者生活再建支援法(平成 10 年法律第 66 号)第2条(定義)第
① 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われていない場合
1号に掲げる自然災害によって、被保険者の居住する建物が全壊ま
この保険契約の支払責任額
たは全壊と同等の被害を受けたことをいいます。
② 他の保険契約等から保険金または共済金が支払われた場合
次の算式によって算出した額。ただし、この保険契約の支払責任額を限度とします。
他の保険契約等がないものとして算出した支払うべき保険金または
定 義
共済金の額をいいます。
た
他の保険契約等
この特約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の保険
契約または共済契約をいいます。
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
保険金
災害生活支援費用保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の災害生活支援費用保険金額をいいます。
保険金の額
=
第3条の費用の額
−
他の保険契約等から支払われた保険金
または共済金の合計額
第8条(特約の無効)
被保険者の居住する建物が地震防災対策強化地域(注1)に所在する場合において、その地域に対
して警戒宣言
(注2)
が発せられたときは、その警戒宣言(注2)が発せられた時から警戒解除宣言が
発せられた日
(注3)
までの間に締結されたこの特約は無効とします。ただし、警戒宣言(注2)が発
― 55 ―
せられた時までに締結されていた保険契約の期間満了に伴い、被保険者およびその居住する建物を
同一として引き続き締結されたこの特約については、効力を有します。
(注4)
(注)
法律上の配偶者に限ります。
⑷ ⑶の規定による被保険者の代理人からの保険金の請求に対して、当会社が保険金を支払った後
に、重複して保険金の請求を受けたとしても、当会社は、保険金を支払いません。
⑸ 当会社は、事故の内容または費用の額等に応じ、保険契約者または被保険者に対して、⑵に掲
げるもの以外の書類もしくは証拠の提出または当会社が行う調査への協力を求めることがありま
す。この場合には、当会社が求めた書類または証拠を速やかに提出し、必要な協力をしなければ
なりません。
⑹ 次の①∼③のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
差し引いて保険金を支払います。
① 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑸の規定に違反した場合
② 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類のいずれかに事実と異な
る記載をした場合
③ 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑵・⑶・⑸の書類または証拠のいずれかを
第9条(事故の通知)
偽造し、または変造した場合
⑴ 事故が発生した場合は、保険契約者または被保険者は、次の①∼③のことを履行しなければな 第 11 条(保険金の支払時期)
りません。
⑴ 当会社は、請求完了日(注)からその日を含めて 30 日以内に、当会社が保険金を支払うために
① 事故の発生の日からその日を含めて 30 日以内に事故発生の状況を当会社に通知すること。
必要な次の①∼⑤の事項の確認を終え、保険金を支払います。
この場合において、当会社が書面による通知または説明を求めたときは、これに応じなければ
① 保険金の支払事由発生の有無の確認に必要な事項として、事故の原因、事故発生の状況、費
なりません。
用発生の有無および被保険者に該当する事実
② 他の保険契約等の有無および内容
(注)
について遅滞なく当会社に通知すること。
② 保険金が支払われない事由の有無の確認に必要な事項として、保険金が支払われない事由と
③ ①・②のほか、当会社が特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合には、遅滞
してこの保険契約において定める事由に該当する事実の有無
なく、これを提出し、また、当会社が行う損害の調査に協力すること。
③ 保険金を算出するための確認に必要な事項として、費用の額、事故と費用との関係
④ 保険契約の効力の有無の確認に必要な事項として、この保険契約において定める解除、無効、
(注)既に他の保険契約等から保険金または共済金の支払を受けた場合には、その事実を含みます。
失効または取消しの事由に該当する事実の有無
⑵ 次の①・②のいずれかに該当する場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を
⑤ ①∼④のほか、他の保険契約等の有無および内容等、当会社が支払うべき保険金の額を確定
差し引いて保険金を支払います。
するために確認が必要な事項
① 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑴の規定に違反した場合
(注)
被保険者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいます。
② 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなく⑴の規定による通知または説明について
⑵ ⑴の確認をするため、次の①∼⑤に掲げる特別な照会または調査が不可欠な場合には、⑴の規
知っている事実を告げなかった場合、または事実と異なることを告げた場合
定にかかわらず、
当会社は、請求完了日(注1)からその日を含めて次の①∼⑤に掲げる日数(注2)
第 10 条(保険金の請求)
を経過する日までに、保険金を支払います。この場合において、当会社は、確認が必要な事項お
⑴ 当会社に対する保険金請求権は、被保険者が第2条(保険金を支払う場合)の費用を負担した
よびその確認を終えるべき時期を被保険者に対して通知するものとします。
時から発生し、これを行使することができるものとします。
① ⑴ ①∼④の事項を確認するための、警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査
⑵ 被保険者が保険金の支払を請求する場合は、次の①∼⑥に掲げる書類または証拠のうち当会社
結果の照会
(注3)
180 日
が求めるものを当会社に提出しなければなりません。
② ⑴ ①∼④の事項を確認するための、専門機関による鑑定等の結果の照会 90 日
① 保険金請求書
③ 災害救助法(昭和 22 年法律第 118 号)が適用された災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の事
② 保険証券
項の確認のための調査 60 日
③ 当会社の定める事故状況報告書
④ 災害対策基本法(昭和 36 年法律第 223 号)に基づき設置された中央防災会議の専門調査会に
④ 保険金の支払を受けようとする第3条(費用の範囲)⑴ ①∼④に掲げる費用のそれぞれに
よって被害想定が報告された首都直下地震、東海地震、東南海・南海地震またはこれらと同規
ついて、その費用の支出明細書およびその支出を証明する書類
模以上の損害が発生するものと見込まれる地震等による災害の被災地域における⑴ ①∼⑤の
⑤ 保険金の請求を第三者に委任する場合は、保険金の請求の委任を証する書類および委任を受
事項の確認のための調査 365 日
けた者の印鑑証明書
⑤ ⑴ ①∼⑤の事項の確認を日本国内において行うための代替的な手段がない場合の日本国外
⑥ その他当会社が次条⑴に定める必要な事項の確認を行うために欠くことのできない書類また
における調査 180 日
は証拠として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等において定めたもの
⑶ 被保険者に保険金を請求できない事情がある場合で、かつ、保険金の支払を受けるべき被保険
(注1)
被保険者が前条⑵・⑶の規定による手続を完了した日をいいます。
者の代理人がいないときは、次の①∼③に掲げる者のいずれかがその事情を示す書類をもってそ
(注2)
複数に該当する場合は、そのうち最長の日数とします。
の旨を当会社に申し出て、当会社の承認を得たうえで、被保険者の代理人として保険金を請求す
(注3)
弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)に基づく照会その他法令に基づく照会を含みます。
ることができます。
⑶ ⑴・⑵に掲げる必要な事項の確認に際し、保険契約者または被保険者が、正当な理由がなくそ
① 被保険者と同居または生計を共にする配偶者
(注)
の確認を妨げ、またはその確認に応じなかった場合(注)には、これにより確認が遅延した期間に
② ①に規定する者がいない場合、または①に規定する者に保険金を請求できない事情がある場
ついては、⑴・⑵の期間に算入しないものとします。
合には、被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
③ ①・②に規定する者がいない場合、または①・②に規定する者に保険金を請求できない事情
(注)
必要な協力を行わなかった場合を含みます。
がある場合には、①以外の配偶者
(注)
または②以外の3親等内の親族
(注1)大規模地震対策特別措置法(昭和 53 年法律第 73 号)第3条(地震防災対策強化地域の指定等)
第1項の規定により指定された地域をいいます。
(注2)大規模地震対策特別措置法(昭和 53 年法律第 73 号)第9条(警戒宣言等)第1項に基づく
地震災害に関する警戒宣言をいいます。
(注3)大規模地震対策特別措置法(昭和 53 年法律第 73 号)第9条(警戒宣言等)第3項の規定に
基づく地震災害に関する警戒解除宣言が発せられた日をいいます。ただし、その警戒宣言に
係る大規模な地震が発生した場合は、地震保険に関する法律(昭和 41 年法律第 73 号)第4
条の2(警戒宣言が発せられた場合における地震保険契約の停止)の規定により、財務大臣
が地震保険審査会の議を経て告示により指定する日とします。
(注4)保険金額が直前に締結されていた保険契約の災害生活支援費用保険金額を超過した場合は、
その超過した部分については無効とします。
― 56 ―
⑷ ⑴・⑵の規定による保険金の支払は、保険契約者または被保険者と当会社があらかじめ合意し
た場合を除いては、日本国内において、日本国通貨をもって行うものとします。
第 12 条(代位)
⑴ 第2条(保険金を支払う場合)の費用が生じたことにより被保険者が損害賠償請求権その他の
債権を取得した場合において、当会社がその費用に対して保険金を支払ったときは、その債権は
当会社に移転します。ただし、移転するのは、次の①・②の額を限度とします。
① 当会社が費用の全額を保険金として支払った場合
被保険者が取得した債権の全額
② ①以外の場合
被保険者が取得した債権の額から、保険金が支払われていない費用の額を差し引いた額
⑵ ⑴ ②の場合において、当会社に移転せずに被保険者が引き続き有する債権は、当会社に移転
した債権よりも優先して弁済されるものとします。
⑶ 保険契約者および被保険者は、当会社が取得する⑴・⑵の債権の保全および行使ならびにその
ために当会社が必要とする証拠および書類の入手に協力しなければなりません。この場合におい
て、当会社に協力するために必要な費用は、当会社の負担とします。
第 13 条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第 26 条(事故の通知)
、第 27 条(保険金の請求)
、第 28 条(保険金の支払時期)お
よび第 31 条(代位)の規定は適用しません。
第 14 条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
用します。
規 定
治療日数
治療のために病院または診療所に入院または通院した日数をいいま
す。ただし、事故の発生の日からその日を含めて 180 日以内の入院
または通院に限ります。なお、臓器の移植に関する法律(平成9年
法律第 104 号)第6条(臓器の摘出)の規定によって、同条第4項
で定める医師により「脳死した者の身体」との判定を受けた後、そ
の身体への処置がされた場合であって、その処置が同法附則第 11
条に定める医療給付関係各法の規定に基づく医療の給付としてされ
たものとみなされる処置(注)であるときには、その処置日数を入院
した日数に含みます。
(注)医療給付関係各法の適用がない場合は、医療給付関係各法の
適用があれば、医療の給付としてされたものとみなされる処
置を含みます。
つ
通院
次の①・②のいずれかに該当するものをいいます。
① 被保険者が次条⑴の傷害を被り、その直接の結果として、平常
の業務に従事することまたは平常の生活に支障が生じ、かつ、治
療が必要な場合において、病院もしくは診療所に通い、または往
診により、治療を受けること。
② 被保険者の被った次条⑴の傷害が骨折等である場合で、その骨
折等の傷害を被った部位を固定するために被保険者以外の医師の
指示によりギプス等を常時装着した結果、平常の業務に従事する
ことまたは平常の生活に著しい支障が生じていること。
に
入院
被保険者が次条⑴の傷害を被り、その直接の結果として、平常の業
務に従事することまたは平常の生活ができなくなり、かつ、治療が
必要な場合において、自宅等での治療が困難なため、病院または診
療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念することをいい
ます。
ひ
被保険者
保険証券記載の被保険者をいいます。
ほ
保険金
部位・症状別保険金をいいます。
保険金額
保険証券記載の部位・症状別保険金額をいいます。
読み替え対象の字句
第 11 条(保険責任の始期および終期)
事故による傷害
⑶
→
この特約の事故による費
用
傷害の発生した後に
→
この特約の事故の発生し
た後に
発生した傷害
→
発生したこの特約の事故
による費用
第 19 条(重大事由による解除)⑵
第 22 条(保険料の返還または請求−告
知義務・職業または職務の変更に関する
通知義務等の場合)⑺
事故による傷害
第 30 条(時効)
第 27 条(保険金の請求)
こ の 特 約 第 10 条( 保 険
→
⑴に定める時
金の請求)⑴に定める時
→
この特約の事故による費
用
第 15 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
部位・症状別保険金支払特約
第2条(保険金を支払う場合)
⑴ 当会社は、被保険者が普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害を被り、その直接の
結果として、治療を要した場合は、この特約および普通保険約款の規定に従い次の①・②に掲げ
る額のいずれかを保険金として被保険者に支払います。
① 治療日数の合計が5日以上の場合
保険金の額
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
=
保険金額
×
支払倍率
② 治療日数の合計が1日以上で、かつ、5日未満の場合
(50 音順)
用 語
保険金の額
定 義
し
支払倍率
傷害を被った部位およびその症状に対する別表の保険金支払倍率を
いいます。
ち
治療
医師による治療をいいます。ただし、
被保険者が医師である場合は、
被保険者以外の医師による治療をいいます。
=
保険金額
⑵ ⑴ ①の場合において、別表の各症状に該当しない傷害であっても、各症状に相当すると認め
られるものについては、身体の障害の程度に応じ、それぞれその相当する症状に該当したものと
みなします。
⑶ ⑴ ①の場合において、同一事故により被った傷害の部位または症状が別表の複数の項目に該
当するときは、当会社は、次の算式によって算出した額を保険金として被保険者に支払います。
― 57 ―
保険金の額
=
保険金額
×
別 表
それぞれの項目のうち
最も高い支払倍率
部位・症状別保険金支払倍率表
(単位:倍)
5
5
5
15
挫創、挫滅創または切創
15
15
−
−
10
15
15
10
10
10
10
35
筋、腱または靭帯の断裂(注2)
−
−
−
−
−
65
65
35
35
40
30
−
骨折または脱臼
65
30
−
−
80
35
60
35
20
65
25
85
欠損または切断
−
20
−
5
−
−
− 100 20 100 30
−
全
5
身
指
足 指 を 除 く
足
指
5
打撲、擦過傷、挫傷、捻挫または筋、腱
もしくは靭帯の損傷もしくは断裂(注1)
手
5
症 状
手指を除き、肩部を含む
第6条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款の規定
を準用します。
背部、腰部または臀部
部位・症状別
→
胸部または腹部
入院・手術
部
別表7の保険金種類
5
頸
部位・症状別保険金
−
牙
後遺障害保険金、入院保
険金、手術保険金および →
通院保険金
−
歯
第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑼
5
眼
第 27 条(保険金の請求)
→
⑴に定める時
治療日数の合計がこの特
約第2条(保険金を支払
う 場 合 ) ⑴ ①・ ② の い
ずれかに定める日数に
なった時
下 肢
眼および歯牙を除く
第 30 条(時効)
読み替え対象の字句
上 肢
部
規 定
顔面部
5
頭
⑷ 被保険者が保険金の支払を受けられる傷害を被り、治療日数の合計が5日以上となる前に、さ
らに保険金の支払を受けられる傷害を被った場合、当会社は、次条⑴の規定にかかわらず、それ
ぞれの傷害について他の傷害がないものとして算出した保険金の額のうち、高い方の額を保険金
として被保険者に支払います。
第3条(他の身体の障害または疾病の影響)
⑴ 次の①・②のいずれかにより、被保険者の被った前条⑴の傷害が重大となった場合は、当会社
は、その影響がなかったときに相当する金額を支払います。ただし、同条⑴の傷害が骨折である
場合は、保険金の支払を受けられる骨折を治療中にさらに傷害を被り、治療中の骨折の部位と同
一の部位を骨折したときに限ります。
① 被保険者が前条⑴の傷害を被った時既に存在していた身体の障害または疾病の影響
② 被保険者が前条⑴の傷害を被った後にその原因となった事故と関係なく発生した傷害または
疾病の影響
⑵ 正当な理由がなく被保険者が治療を怠ったことまたは保険契約者もしくは保険金を受け取るべ
き者が治療をさせなかったことにより、被保険者の被った前条⑴の傷害が重大となった場合は、
当会社は、その影響がなかったときに相当する金額を支払います。
第4条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第 10 条(他の身体の障害または疾病の影響)の規定は適用しません。
第5条(普通保険約款の読み替え)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
用します。
部 位
頭蓋内・眼球の内出血・血腫(注3)
120 −
30
−
−
−
−
−
−
−
−
−
神経の損傷または断裂
120 40
60
−
40
−
40
40
30
40
30
−
脊髄の損傷または断裂
−
−
−
− 120 − 120 −
−
−
−
−
臓器の損傷もしくは破裂
(注4)または眼
球の損傷もしくは破裂
−
−
60
−
−
−
臓器の損傷または破裂
(注5)
−
−
−
−
−
熱 傷
5
10
−
−
5
その他
10
10
10
10
10
10
90
−
−
−
−
−
55
−
−
−
−
−
−
10
10
5
5
5
5
35
10
10
10
15
15
15
(注1)
完全に切断されないものをいいます。
(注2)
完全に切断されるものをいいます。
(注3)
脳挫傷を含みます。
(注4)
手術を伴うものをいいます。
(注5)
手術を伴わないものをいいます。
(注6)
上表の「全身」とは、同一の症状につき次のア.∼カ.の部位のうち3部位以上にわたるも
のをいいます。
ア.頭部
イ.眼および歯牙を除く顔面部
ウ.頸部
エ.胸部、腹部、背部、腰部または臀部
オ.上肢
カ.下肢
(注7)
普通保険約款第2条(保険金を支払う場合)の傷害のうち、中毒症状の支払倍率は、部位に
かかわらず、5倍とします。
― 58 ―
(2012 年3月 31 日以前始期契約に適用)
法人契約における後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金および通院保
険金の受取人に関する特約
第1条(特約の適用)
この特約は、保険契約締結の際、保険契約者が死亡保険金受取人を定めた場合に適用します。
第2条(後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金および通院保険金の支払)
⑴ 当会社は、この特約により、普通保険約款第6条(後遺障害保険金の支払)から第8条(通院
保険金の支払)までの規定にかかわらず、普通保険約款およびこれに付帯された他の特約に基づ
いて支払われる後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金または通院保険金についても死亡保険
金受取人に支払います。
⑵ この特約が付帯された保険契約に後遺障害保険金の追加支払に関する特約が付帯されている場
合は、当会社は、同特約の規定にかかわらず、同特約に基づいて支払われる保険金についても死
亡保険金受取人に支払います。
第3条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑼の規定は適用しません。
(2012 年4月1日以降始期契約に適用)
法人契約における後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金
および部位・症状別保険金の受取人に関する特約
第1条(特約の適用)
この特約は、保険契約締結の際、保険契約者が死亡保険金受取人を定めた場合に適用します。
第2条(後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金および部位・症状別保険金の支払)
⑴ 当会社は、この特約により、普通保険約款第6条(後遺障害保険金の支払)から第8条(通院
保険金の支払)までの規定にかかわらず、普通保険約款およびこれに付帯された他の特約に基づ
いて支払われる後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金または通院保険金についても死亡保険
金受取人に支払います。
⑵ この特約が付帯された保険契約に後遺障害保険金の追加支払に関する特約または部位・症状別
保険金支払特約が付帯されている場合は、当会社は、同特約の規定にかかわらず、同特約に基づ
いて支払われる保険金についても死亡保険金受取人に支払います。
第3条(普通保険約款の適用除外)
普通保険約款第 32 条(死亡保険金受取人の変更)⑼の規定は適用しません。
通信販売に関する特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
用 語
け
契約意思の表示
つ
通知書
ほ
保険期間
も
申込書
引受けを行うものについては、通知書を保険契約者に送付するものとします。
⑶ ⑴ ②の規定により当会社が契約意思の表示を受けた場合は、保険契約引受けの可否を審査し、
引受けを行うものについては、通知書および申込書を保険契約者に送付するものとします。
⑷ ⑶の規定により当会社から申込書が送付された場合には、保険契約者は、申込書に所要の事項
を記載し、所定の期間内に当会社に返送するものとします。
⑸ 保険契約者から⑷の申込書が所定の期間内に当会社に返送されない場合は、当会社は、保険契
約者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。この場合の解
除は、保険契約の引受けを行った日から将来に向かってのみその効力を生じます。
第3条(保険料の払込み)
⑴ 保険契約者は、保険料払込期限までに保険料(注)を払い込まなければなりません。
(注)
保険料を分割して払い込む場合は、第1回分割保険料とします。
⑵ ⑴の保険料払込期限は、この保険契約に適用される他の特約に別の規定がある場合を除き、保
険期間の初日の前日までの通知書記載の日とします。
⑶ 保険期間が始まった後でも、当会社は、⑴の保険料領収前に生じた事故による傷害または損害
等に対しては、保険金を支払いません。
第4条(保険料不払の場合の保険契約の解除)
⑴ 当会社は、前条⑵の保険料払込期限までに同条⑴の保険料の払込みがない場合(注)には、保険
契約者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。
(注)
当会社が、保険契約者に対し前条⑴の保険料を請求したにもかかわらず相当の期間内にその支
払がなかった場合に限ります。
⑵ ⑴の規定による解除は、保険期間の初日から将来に向かってのみその効力を生じます。
第5条(当会社への通知等の方法)
⑴ 保険契約者または被保険者が普通保険約款第 12 条(告知義務)⑶ ③の訂正の申出を行う場合は、
書面または電話、情報処理機器等の通信手段により、当会社(注)に直接行うものとします。
(注)
当会社のために保険契約の締結の代理を行う者を除きます。
⑵ 保険契約者または被保険者が普通保険約款第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)
⑴の通知を行う場合は、当会社(注)に直接行うものとします。
(注)
当会社のために保険契約の締結の代理を行う者を除きます。
⑶ ⑴・⑵のほか、保険契約者が普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職
業または職務の変更に関する通知義務等の場合)⑹の保険契約条件の変更の承認の請求を行う場
合は、書面または電話、情報処理機器等の通信手段により、当会社(注)に直接行うものとします。
(注)
当会社のために保険契約の締結の代理を行う者を除きます。
(50 音順) 第6条(追加保険料の払込み)
⑴ 当会社が普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更
に関する通知義務等の場合)⑴の規定により追加保険料を請求する場合は、保険契約者は、請求
保険契約申込みの意思を表示することをいいます。
の日からその日を含めて 30 日以内に、追加保険料を払い込まなければなりません。
⑵ 当会社が普通保険約款第
22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更
保険料、保険料払込期限、保険料払込方法等を記載した通知書をい
に関する通知義務等の場合)⑵の規定により追加保険料を請求する場合は、保険契約者は、請求
います。
の日からその日を含めて 30 日以内に、追加保険料を払い込まなければなりません。
保険証券記載の保険期間をいいます。
⑶ 当会社は、保険契約者が⑴・⑵の規定による追加保険料の支払を怠った場合(注)は、保険契約
者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。
当会社所定の保険契約申込書をいいます。
定 義
第2条(保険契約の申込み)
⑴ 当会社に対して通信により保険契約の申込みをしようとする者は、次の①・②のいずれかの方
法により保険契約の申込みをすることができるものとします。
① 申込書に所要の事項を記載し、当会社に送付すること。
② 電話、情報処理機器等の通信手段を媒介として、当会社に対し契約意思の表示をすること。
⑵ ⑴ ①の規定により当会社が申込書の送付を受けた場合は、保険契約引受けの可否を審査し、
(注)
当会社が、保険契約者に対し追加保険料を請求したにもかかわらず相当の期間内にその支払が
なかった場合に限ります。
⑷ ⑴の規定により追加保険料を請求する場合において、⑶の規定によりこの保険契約を解除でき
るときは、当会社は、保険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っていたと
きは、当会社は、その返還を請求することができます。
⑸ ⑵の規定により追加保険料を請求する場合において、⑶の規定によりこの保険契約を解除でき
― 59 ―
るときは、当会社は、職業または職務の変更の事実
(注)
があった後に生じた事故による傷害に対
しては、普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に
関する通知義務等の場合)⑸の割合により、保険金を削減して支払います。
場合に適用します。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、継続契約に保険料の払込みに関する特約の適用がある場合は、第6条
(継続契約の保険料払込み前の事故の取扱い)および第7条(継続契約の保険料不払の場合の保
険契約の解除)の規定は適用せず、継続契約について同特約の保険料払込み前の事故の取扱いに
(注)普通保険約款第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑴ ①∼③の変更の事実をい
関する規定および保険料不払の場合の保険契約の解除に関する規定を適用します。
います。
⑶ ⑴の規定にかかわらず、継続契約に初回保険料の口座振替に関する特約の適用がある場合は、
⑹ 当会社が普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更
第6条(継続契約の保険料払込み前の事故の取扱い)および第7条(継続契約の保険料不払の場
に関する通知義務等の場合)⑹の規定により追加保険料を請求する場合は、保険契約者は、保険
合の保険契約の解除)の規定は適用せず、継続契約について同特約の保険料払込み前の事故の取
契約条件の変更の日(注)からその日を含めて 30 日以内に、追加保険料を払い込まなければなり
扱いに関する規定および保険料不払の場合の保険契約の解除に関する規定を適用します。
ません。
第3条(保険契約の継続)
⑴ この保険契約の保険期間が満了する日の属する月の前月 10 日までに、当会社または保険契約
(注)普通保険約款第 22 条⑹の規定による保険契約条件の変更の承認の請求を行った日以降の保険
者のいずれか一方から別段の意思表示がない場合には、この保険契約は、保険期間が満了する日
契約者が指定する日で、保険契約条件を変更すべき期間の初日をいいます。
の内容と同一の内容で継続されるものとします。
⑺ ⑹の規定により追加保険料を請求する場合において、当会社の請求に対して、保険契約者がそ
⑵ ⑴の規定によりこの保険契約が継続された場合には、当会社は、保険証券等を保険契約者に対
の支払を怠ったときは、当会社は、追加保険料領収前に生じた事故による傷害または損害等に対
して交付します。
しては、保険契約条件の変更の承認の請求がなかったものとして、この保険契約に適用される普 第4条(保険料の払込方法に関する特約の特則)
通保険約款および特約の規定に従い保険金を支払います。
⑴ 継続契約に保険料の払込方法に関する特約を付帯する場合、または継続契約から保険料の払込
第7条(保険契約の継続に関する特約が付帯された場合の取扱い)
方法に関する特約を削除する場合には、当会社は、保険契約者に対して、継続契約の内容を書面
⑴ この保険契約がこの保険契約に付帯された保険契約の継続に関する特約の規定により継続され
により通知するものとします。
る場合の継続契約については、第2条(保険契約の申込み)
、第3条(保険料の払込み)および
⑵ ⑴および前条⑴の規定にかかわらず、この保険契約の保険期間が満了する日の属する月の前月
第4条(保険料不払の場合の保険契約の解除)の規定は適用しません。
10 日までに、保険契約者から保険料の払込方法に関する特約の付帯または削除の申出があった
⑵ この保険契約がこの保険契約に付帯された保険契約の継続に関する特約の規定により継続され
場合は、その申出内容を継続契約に適用することができます。
る場合の継続契約について、
保険契約者または被保険者が同特約第9条(継続契約の告知義務等) 第5条(継続契約の保険料および払込方法)
⑴の告知を行うときは、書面または電話、情報処理機器等の通信手段により、当会社
(注)
に直接
⑴ 継続契約の保険料は、保険証券等記載の金額とします。
行うものとします。
⑵ 保険契約者は、次の①・②のいずれかに該当する期日までに継続契約の保険料を払い込まなけ
ればなりません。
(注)当会社のために保険契約の締結の代理を行う者を除きます。
① この保険契約の保険期間が満了する日
第8条(準用規定)
② 保険料を分割して払い込んでいる場合は、この保険契約の最後の払込期日の属する月の翌月
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および
(注)
の応当日
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
(注)
最後の払込期日の属する月がこの保険契約の保険期間の満了する日の属する月の前々月の場合
は、翌々月とします。
保険契約の継続に関する特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
⑶ ⑵の規定にかかわらず、継続契約に保険料の払込みに関する特約の適用がある場合には、保険
契約者は、同特約に規定する初回保険料払込期日までに継続契約の保険料を払い込まなければな
(50 音順)
りません。
⑷ ⑵の規定にかかわらず、継続契約に初回保険料の口座振替に関する特約の適用がある場合には、
用 語
定 義
保険契約者は、この保険契約の保険期間が満了する日の属する月の同特約に規定する初回保険料
け
継続契約
第3条(保険契約の継続)⑴の規定により継続される保険契約をい
払込期日までに継続契約の保険料を払い込まなければなりません。
います。
第6条(継続契約の保険料払込み前の事故の取扱い)
⑴ 前条⑵の期日までに継続契約の保険料の払込みがない場合には、保険契約者は、同条⑵の期日
継続契約の保険料
継続契約に対して適用された保険料をいい、保険料を分割して払い
の属する月の翌月末までに、継続契約の保険料を当会社に払い込まなければなりません。
込む場合は、第1回分割保険料とします。
⑵ 当会社は、保険契約者が前条⑵の期日の属する月の翌月末までに継続契約の保険料を払い込ん
こ
告知事項
普通保険約款に規定する告知事項のうち、この保険契約が継続され
だ場合は、継続契約の保険料払込み前に生じた事故による傷害または損害等に対しては、普通保
る前に書面によって当会社が変更の確認を求めたものをいいます。
険約款およびこれに付帯された他の特約に定める保険料領収前の当会社の保険責任に関する規定
は適用しません。
ほ
保険期間
保険証券等記載の保険期間をいいます。
⑶ ⑵の規定により、被保険者または保険金を受け取るべき者が継続契約の保険料払込み前に生じ
保険証券等
保険証券または保険証券に代わる書面をいいます。
た事故による傷害または損害等に対して保険金の支払を請求する場合には、保険契約者は、その
支払を受ける以前に、継続契約の保険料を当会社に払い込まなければなりません。
保険料の払込方法に関 保険料の払込みに関する特約、
初回保険料の口座振替に関する特約、
第7条(継続契約の保険料不払の場合の保険契約の解除)
する特約
クレジットカードによる保険料支払に関する特約等保険料の払込方
⑴ 当会社は、第5条(継続契約の保険料および払込方法)⑵の期日の属する月の翌月末を経過し
法に関して規定する特約をいいます。
た後も、継続契約の保険料の払込みがない場合には、保険契約者に対する書面による通知をもっ
第2条(特約の適用)
て、継続契約を解除することができます。
⑴ この特約は、当会社と保険契約者との間に、あらかじめ保険契約の継続についての合意がある
⑵ ⑴の規定による解除は、継続契約の保険期間の初日に遡及してその効力を生じます。
― 60 ―
第8条(継続契約に適用される保険料率)
⑴ この保険の保険料率が改定された場合には、
当会社は、
保険料率が改定された日以後第3条(保
険契約の継続)⑴の規定により保険期間が開始する継続契約の保険料率を変更します。
⑵ ⑴の場合には、当会社は、この保険契約の保険期間が満了する日の属する月の前月 10 日までに、
保険契約者に対して、保険料率を変更する旨を書面により通知し、この保険契約の保険期間が満
了する日までに、保険契約者から保険契約を継続しない旨の意思表示があったときは、
第3条(保
険契約の継続)⑴の規定にかかわらず、この保険契約を継続しません。
第9条(継続契約の告知義務等)
⑴ 第3条(保険契約の継続)⑴の規定によりこの保険契約が継続される場合において、告知事項
について変更があったときは、保険契約者または被保険者は、当会社に事実を正確に告げなけれ
ばなりません。
⑵ 継続契約の告知事項に関する普通保険約款の規定の適用については、普通保険約款第 12 条(告
知義務)の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。ただし、保険契
約者または被保険者が故意または重大な過失によって、職業または職務の変更の事実
(注)を告
げなかったときは、当会社は、普通保険約款第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)
⑵の規定に準じ、保険金を削減して支払います。
規 定
初回保険料
次の①・②のいずれかに該当する保険料をいいます。
① 保険料の払込方法が分割払の場合の第1回保険料
② 保険料の払込方法が一時払の場合の保険料
初回保険料払込期日
第3条(保険料の払込方法)⑵に定める初回保険料の払込期日をい
います。
て
提携金融機関
当会社と保険料の口座振替の取扱いを提携している金融機関等をい
います。
は
払込期日
保険証券記載の払込期日をいいます。
ふ
分割払
この保険契約に定められた総保険料を保険証券記載の回数および金
額に分割して払い込む方法をいいます。
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
み
未払込保険料
この保険契約に定められた総保険料から既に払い込まれた保険料の
総額を差し引いた額をいいます。
読み替え対象の字句
第2条(この特約の適用条件)
この特約は、保険証券にこの特約を適用する旨記載されている場合に適用されます。
第3条(保険料の払込方法)
保険契約締結の際
→ 保険契約が継続されるとき
⑴ 保険契約者は、次の①・②のいずれかの方法により保険料を払い込むこととします。ただし、
第 12 条⑶ ③
締結していた
→ 継続していた
②については、口座振替またはクレジットカードによって保険料を払い込む場合に限ります。
① 一時払
第 12 条⑶ ④
保険契約締結時
→ 保険契約が継続された時
② 分割払
⑵ 保険契約者は、次の①・②に定める期日までに、保険料を払い込まなければなりません。
(注)普通保険約款第 13 条⑴ ①∼③の変更の事実をいいます。
① 初回保険料である場合は、保険期間の初日の属する月の翌月の払込期日
⑶ ⑴の規定により変更のあった事実が告げられた場合には、第3条(保険契約の継続)⑴の規定
② 保険料の払込方法が分割払の場合の第2回以降の保険料であるときは、初回保険料払込期日
にかかわらず、当会社は、この保険契約を継続しないことができます。この場合において、この
以降に到来する毎回の払込期日
保険契約を継続しないときは、当会社は、保険契約者に対して、その旨を書面により通知するも 第4条(保険料の払込み−口座振替)
のとします。
⑴ 保険契約者が口座振替により保険料を払い込む場合には、保険契約締結の際に、当会社と保険
⑷ 継続契約の契約内容の登録に関する普通保険約款の規定の適用については、普通保険約款第
契約者との間にあらかじめ保険料を口座振替の方法により払い込むことについての合意があり、
35 条(契約内容の登録)の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適用します。
かつ、次の①・②に定める条件をいずれも満たしていなければなりません。
① 指定口座が提携金融機関に、保険期間の初日までに設定されていること。
規 定
読み替え対象の字句
② この保険契約の締結および当会社への保険料口座振替依頼書の提出が保険期間の初日までに
第 35 条⑴
保険契約締結の際
→ 保険契約が継続されるとき
なされていること。
⑵ 保険料の払込みは、払込期日に、指定口座から当会社の口座に振り替えることによって行うも
第 10 条(準用規定)
のとします。
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および
⑶ 払込期日が提携金融機関の休業日に該当し、指定口座からの口座振替による保険料の払込みが
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
その休業日の翌営業日に行われた場合には、当会社は、払込期日に払込みがあったものとみなし
ます。
保険料の払込みに関する特約
⑷ 保険契約者は、払込期日の前日までにその払込期日に払い込むべき保険料相当額を指定口座に
第1条(用語の定義)
預け入れておかなければなりません。
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
⑸ 保険契約者が初回保険料払込期日に初回保険料の払込みを怠り、その払込みを怠った理由が提
(50 音順)
携金融機関に対して口座振替請求が行われなかったことによる場合は、初回保険料払込期日の属
する月の翌月の応当日をその初回保険料の払込期日とみなして⑴∼⑷の規定を適用します。ただ
用 語
定 義
し、口座振替請求が行われなかった理由が保険契約者の責めに帰すべき事由による場合を除きま
い
一時払
この保険契約に定められた総保険料を一時に払い込む方法をいいま
す。
す。
⑹ 保険契約者が口座振替により保険料を払い込む場合において、保険料の払込みを怠ったことに
ついて、保険契約者に故意および重大な過失がなかったと当会社が認めたときは、当会社は、
「払
か
会員規約等
クレジットカード発行会社の会員規約等をいいます。
込期日の属する月の翌月末」を「払込期日の属する月の翌々月末」に読み替えてこの特約の規定
く
クレジットカード
当会社の指定するクレジットカードをいいます。
を適用します。この場合において、当会社は、保険契約者に対して、その払込期日以後、既に到
来した払込期日に払い込むべき保険料をあわせて請求できるものとします。
し
指定口座
保険契約者の指定する口座をいいます。
第 12 条⑵・⑶ ②
保険契約締結の際
→
保険契約継続の場合
― 61 ―
第5条(保険料の払込み−クレジットカード払)
⑴ 保険契約者がクレジットカードにより保険料を払い込む場合には、会員規約等によりクレジッ
トカードの使用が認められた者または会員として認められた法人と保険契約者が同一でなければ
なりません。
⑵ 保険契約者から、クレジットカードによる保険料の払込みの申出があった場合は、当会社は、
クレジットカード発行会社へそのクレジットカードの有効性および利用限度額内であること等の
確認を行ったうえで、当会社がクレジットカードによる保険料の払込みを承認した時をもって、
保険料が払い込まれたものとみなします。
⑶ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する場合には、⑵の規定は適用しません。
① 当会社がクレジットカード発行会社からその払込期日に払い込むべき保険料相当額を領収で
きない場合。ただし、保険契約者が会員規約等に従いクレジットカードを使用し、クレジット
カード発行会社に対してその払込期日に払い込むべき保険料相当額を既に払い込んでいる場合
を除きます。
② 会員規約等に定める手続きが行われない場合
⑷ ⑶ ①の保険料相当額を領収できない場合には、当会社は、保険契約者に保険料を直接請求で
きるものとします。この場合において、保険契約者がクレジットカード発行会社に対して保険料
相当額を既に払い込んでいるときは、当会社は、その払い込んだ保険料相当額について保険契約
者に請求しません。
⑸ 当会社がクレジットカード発行会社から払込期日に払い込むべき保険料相当額を領収できない
場合には、保険契約者は、当会社が承認しないかぎり、その時以降の保険料をクレジットカード
によって払い込むことはできません。
⑹ ⑸の場合には、保険契約者は、その払込期日の属する月の翌月末までに未払込保険料の全額を
一時に当会社に払い込まなければなりません。
第6条(初回保険料払込み前の事故の取扱い)
⑴ 初回保険料払込期日に初回保険料の払込みがない場合には、保険契約者は、初回保険料を初回
保険料払込期日の属する月の翌月末までに当会社に払い込まなければなりません。
⑵ 当会社は、保険契約者が初回保険料払込期日の属する月の翌月末までに初回保険料を払い込ん
だ場合には、初回保険料払込み前に生じた事故による傷害または損害等に対して、普通保険約款
第 11 条(保険責任の始期および終期)⑶の規定および普通保険約款に付帯された他の特約の保
険料領収前に生じた事故による傷害または損害等の取扱いに関する規定は適用しません。
⑶ 保険契約者が事故の発生の日以前に到来した初回保険料払込期日に払い込むべき初回保険料の
払込みを怠っていた場合において、初回保険料払込期日の属する月の翌月末までに当会社に保険
金の支払請求が行われるときは、当会社は、保険契約者が既に到来した初回保険料払込期日に払
い込むべき初回保険料の全額を払い込んだときに限り、その事故による傷害または損害等に対す
る保険金を支払います。
⑷ 事故の発生の日が初回保険料払込期日以前であり、保険契約者が初回保険料を初回保険料払込
期日に払い込む旨の確約を行った場合で、かつ、当会社が承認したときは、当会社は、初回保険
料が払い込まれたものとしてその事故による傷害または損害等に対して保険金を支払います。
⑸ ⑷の確約に反して保険契約者が初回保険料払込期日に初回保険料の払込みを怠り、かつ、初回
保険料払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込みを怠った場合は、当会社は、既
に支払った保険金の返還を請求することができます。
第7条(第2回以降の保険料払込み前の事故の取扱い)
保険契約者が事故の発生の日以前に到来した払込期日に払い込むべき保険料の払込みを怠ってい
た場合において、最初に払込みを怠った払込期日の属する月の翌月末までに当会社に保険金の支払
請求が行われるときは、当会社は、保険契約者が既に到来した払込期日に払い込むべき保険料の全
額を払い込んだときに限り、その事故による傷害または損害等に対する保険金を支払います。
第8条(保険料不払の場合の免責)
当会社は、保険契約者が払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込む
べき保険料(注1)
の払込みを怠った場合は、次の①・②に定める日以後に生じた事故による傷害ま
たは損害等に対しては、保険金を支払いません。
① 払い込むべき保険料が初回保険料である場合
(注2)
は、保険期間の初日
② 払い込むべき保険料が第2回以降の保険料である場合は、その保険料の払込期日の翌日
(注1)
第5条(保険料の払込み−クレジットカード払)⑹の場合は、未払込保険料の全額とします。
(注2)
第5条⑹の場合は、
未払込保険料に初回保険料が含まれるときとします。
第9条(解除−保険料不払の場合)
⑴ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する場合には、保険契約者に対する書面による通知を
もって、この保険契約を解除することができます。
① 払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込まれるべき保険料(注)
の払込みがない場合
② 保険料の払込方法が分割払の場合において、次のア.
・イ.に掲げる事実がすべてあったとき。
ア.払込期日までにその払込期日に払い込まれるべき保険料の払込みがないこと。
イ.ア.の保険料の次の回に払い込まれるべき保険料の払込期日がア.の払込期日の翌月であ
る場合において、その翌月の払込期日までにその翌月の払込期日に払い込まれるべき保険料
の払込みがないこと。
(注)
第5条(保険料の払込み−クレジットカード払)⑹の場合は、未払込保険料の全額とします。
⑵ ⑴の解除は、次の①・②の時からそれぞれ将来に向かってのみその効力を生じます。
① ⑴ ①による解除の場合は、その保険料を払い込むべき払込期日または保険期間の末日のい
ずれか早い日。ただし、その保険料が初回保険料である場合(注)は、保険期間の初日。
② ⑴ ②による解除の場合は、その翌月の払込期日または保険期間の末日のいずれか早い日
(注)
第5条(保険料の払込み−クレジットカード払)⑹の場合は、未払込保険料に初回保険料が含
まれるときとします。
⑶ ⑴の規定により、当会社が保険契約を解除した場合において、次の①・②のいずれかに該当す
る返還すべき保険料があるときは、当会社は、その額を返還します。
① 保険料の払込方法が一時払の場合
既に払い込まれた保険料の全額
② 保険料の払込方法が分割払の場合
既に払い込まれた保険料から既経過期間(注)に対し月割によって計算した保険料を差し引い
た残額
(注)
1か月に満たない期間は1か月とします。
⑷ ⑴の規定により初回保険料の払込みがないことにより解除された保険契約について、第6条(初
回保険料払込み前の事故の取扱い)⑷の規定により既に支払った保険金がある場合には、当会社は、
その返還を請求することができます。
第 10 条(分割払における特則)
⑴ 保険料の払込方法が分割払の場合において、保険契約者が保険料を払込期日の属する月の翌月
末までに払い込んだときであっても、保険契約者がこの保険契約における保険料の払込みを免れ
ることを目的として、故意にその翌月の払込期日に払い込まれるべき保険料の払込みを怠ったと
きは、前条⑵ ①の規定にかかわらず、その払込期日の前月の払込期日から解除の効力が生じる
ものとします。
⑵ ⑴の場合において、その保険料を払い込むべき払込期日の前月の払込期日の翌日以降に生じた
事故による傷害または損害等に対して、当会社が既に支払った保険金があるときは、当会社は、
その返還を請求することができます。
第 11 条(保険料の返還または請求−普通保険約款における解除等の場合)
⑴ 保険料の払込方法が一時払の場合において、未払込保険料があるときは、当会社は、未払込保
険料が払い込まれた後、次の①∼④の規定により、保険料を返還します。
① 普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に関す
る通知義務等の場合)⑴・⑵・⑹
② 普通保険約款第 23 条(保険料の返還−無効または失効の場合)⑵
③ 普通保険約款第 25 条(保険料の返還−解除の場合)⑴∼⑷
④ この特約が付帯された保険契約に育英費用補償特約が付帯された場合には、同特約第8条(特
約の失効)⑵
⑵ ⑴ ②・③の規定により当会社が保険料を返還すべき場合において、未払込保険料があるとき
― 62 ―
は、当会社は、未払込保険料が払い込まれる前に、次の算式によって算出した額を請求すること
ができます。
請求する保険料
=
未払込保険料
−
⑴ ②・③の規定により算出した額
⑶ ⑴の規定にかかわらず、この特約が付帯された保険契約に長期保険特約が付帯されている場合
において、未払込保険料があるときは、当会社は、未払込保険料が払い込まれた後、次の①∼⑤
の規定により、保険料を返還します。
① 普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に関す
る通知義務等の場合)⑴・⑹
② 長期保険特約第5条(保険料の返還または請求−職業または職務の変更に関する通知義務の
場合)
③ 長期保険特約第6条(保険料の返還−失効の場合)⑴
④ 長期保険特約第6条⑵
⑤ 長期保険特約第7条(保険料の返還−解除の場合)
⑷ ⑶ ③・⑤の規定により当会社が保険料を返還すべき場合において、未払込保険料があるとき
は、当会社は、未払込保険料が払い込まれる前に、次の算式によって算出した額を請求すること
ができます。
請求する保険料
=
未払込保険料
−
⑶ ③・⑤の規定により算出した額
第 12 条(死亡保険金支払の場合の保険料の払込み)
保険料の払込方法が分割払の場合において、この保険契約に定められた総保険料の払込みを完了
する前に、普通保険約款第5条(死亡保険金の支払)⑴の死亡保険金を支払うべき傷害によって被
保険者が死亡した場合には、保険契約者は、死亡保険金の支払を受ける以前に、その死亡保険金が
支払われるべき被保険者の未払込保険料の全額を一時に払い込まなければなりません。
第 13 条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
第2条(この特約の適用条件)
この特約は、
この保険契約に保険料の払込みに関する特約が適用されている場合に適用されます。
第3条(追加保険料の払込み)
⑴ 次の①∼③のいずれかに該当する場合において、普通保険約款第 22 条(保険料の返還または
請求−告知義務・職業または職務の変更に関する通知義務等の場合)⑴・⑵・⑹または普通保険
約款に付帯された他の特約の規定により当会社が追加保険料を請求するときは、保険契約者は、
追加保険料
(注1)
の全額を一時に払い込まなければなりません。
① 普通保険約款第 12 条(告知義務)⑴により告げられた内容が事実と異なる場合
② 職業または職務の変更の事実(注2)が生じた場合
③ 普通保険約款第 22 条⑹により保険契約者が書面をもって保険契約の条件の変更を当会社に
通知し、承認の請求を行い、当会社がこれを承認する場合
(注1)
保険料の払込方法が分割払の場合は、払込期日が到来していない保険料を変更することによ
り払い込まれる追加保険料を除きます。
(注2)普通保険約款第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑴ ①∼③の変更の事実を
いいます。
⑵ 保険契約者は、次の①・②に定める期日までに、追加保険料を払い込まなければなりません。
① ⑴ ①・②の場合において、⑴の規定により当会社が請求する追加保険料であるときは、そ
の請求の日の属する月の翌月の払込期日
② ⑴ ③の場合において、⑴の規定により当会社が請求する追加保険料であるときは、保険契
約条件の変更日
(注)の属する月の翌月の払込期日
(注)保険契約者が⑴ ③の通知および承認の請求を行った日以降の保険契約者が指定する日で、保
険契約条件を変更すべき期間の初日をいいます。
⑶ 保険契約者が⑴ ③の通知および承認の請求を行った場合には、保険契約者または被保険者に
正当な理由があり、かつ、当会社が認めるときを除いて、保険契約者はこれを撤回することはで
きません。
⑷ 当会社は、この特約により、普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職
業または職務の変更に関する通知義務等の場合)⑶・⑷・⑸・⑺の規定および普通保険約款に付
帯された他の特約の追加保険料領収前に生じた事故による傷害または損害等の取扱いに関する規
定は適用しません。
第4条(追加保険料の払込み−口座振替)
追加保険料の払込みに関する特約
⑴ 保険契約者が口座振替により追加保険料を払い込む場合には、保険料の払込方式が口座振替で
第1条(用語の定義)
あるときに限ります。
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
⑵ 追加保険料の払込みは、追加保険料払込期日に、指定口座から当会社の口座に振り替えること
(50 音順)
によって行うものとします。
⑶ 追加保険料払込期日が提携金融機関の休業日に該当し、指定口座からの口座振替による追加保
用 語
定 義
険料の払込みがその休業日の翌営業日に行われた場合には、当会社は、追加保険料払込期日に払
し
指定口座
保険契約者の指定する口座をいいます。
込みがあったものとみなします。
⑷ 保険契約者は、追加保険料払込期日の前日までに追加保険料相当額を指定口座に預け入れてお
つ
追加保険料
第3条(追加保険料の払込み)⑴の規定により一時に払い込む追加
かなければなりません。
保険料をいいます。
⑸ 保険契約者が追加保険料払込期日に追加保険料の払込みを怠り、その払込みを怠った理由が提
追加保険料払込期日
第3条(追加保険料の払込み)⑵に定める追加保険料の払込期日を
携金融機関に対して口座振替請求が行われなかったことによる場合は、追加保険料払込期日の属
いいます。
する月の翌月の応当日をその追加保険料の払込期日とみなして⑴∼⑷の規定を適用します。ただ
し、口座振替請求が行われなかった理由が保険契約者の責めに帰すべき事由による場合を除きま
て
提携金融機関
当会社と保険料の口座振替の取扱いを提携している金融機関等をい
す。
います。
⑹ 保険契約者が口座振替により追加保険料を払い込む場合において、追加保険料の払込みを怠っ
は
払込期日
変更手続き完了のお知らせ(承認書)記載の追加保険料払込期日を
たことについて、保険契約者に故意および重大な過失がなかったと当会社が認めたときは、当会
いいます。
社は、
「追加保険料払込期日の属する月の翌月末」を「追加保険料払込期日の属する月の翌々月末」
に読み替えてこの特約の規定を適用します。
み
未払込保険料
この保険契約に定められた総保険料および追加保険料の総額から既
第5条(追加保険料の払込み−クレジットカード払)
に払い込まれた保険料の総額を差し引いた額をいいます。
⑴ 保険契約者がクレジットカードにより追加保険料を払い込む場合には、会員規約等によりクレ
ジットカードの使用が認められた者または会員として認められた法人と保険契約者が同一でなけ
― 63 ―
ればなりません。
⑵ 保険契約者から、クレジットカードによる追加保険料の払込みの申出があった場合は、当会社
は、クレジットカード発行会社へそのクレジットカードの有効性および利用限度額内であること
等の確認を行ったうえで、当会社がクレジットカードによる追加保険料の払込みを承認した時を
もって、追加保険料が払い込まれたものとみなします。
⑶ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する場合には、⑵の規定は適用しません。
① 当会社がクレジットカード発行会社から追加保険料相当額を領収できない場合。ただし、保
険契約者が会員規約等に従いクレジットカードを使用し、クレジットカード発行会社に対して
追加保険料相当額を既に払い込んでいる場合を除きます。
② 会員規約等に定める手続きが行われない場合
⑷ ⑶ ①の追加保険料相当額を領収できない場合には、当会社は、保険契約者に追加保険料を直
接請求できるものとします。この場合において、保険契約者がクレジットカード発行会社に対し
て追加保険料相当額を既に払い込んでいるときは、当会社は、その払い込んだ追加保険料相当額
について保険契約者に請求しません。
第6条(追加保険料払込み前の事故の取扱い)
⑴ 追加保険料払込期日に追加保険料の払込みがない場合には、保険契約者は、追加保険料を追加
保険料払込期日の属する月の翌月末までに当会社に払い込まなければなりません。
⑵ 保険契約者が追加保険料払込期日の属する月の翌月末を経過した後も追加保険料の払込みを
怠った場合は、次の①∼③の定めるところによります。
① 第3条(追加保険料の払込み)⑴ ①に該当し、同条の規定により追加保険料を請求する場
合において、次条⑴の規定によりこの保険契約を解除できるときは、当会社は、保険金を支払
いません。この場合において、既に保険金を支払っていたときは、当会社は、その返還を請求
することができます。
② 第3条⑴ ②に該当し、同条の規定により追加保険料を請求する場合において、次条⑴の規
定によりこの保険契約を解除できるときは、
当会社は、
職業または職務の変更の事実
(注)
があっ
た後に生じた事故による傷害に対しては、普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−
告知義務・職業または職務の変更に関する通知義務等の場合)⑸の割合により、保険金を削減
して支払います。
③ 第3条⑴ ③の場合において、保険契約者が同条の規定による追加保険料の払込みを怠った
ときは、当会社は、追加保険料領収前に生じた事故による傷害または損害等に対しては、保険
契約条件の変更の承認の請求がなかったものとして、この保険契約に適用される普通保険約款
および特約に従い保険金を支払います。
(注)普通保険約款第 13 条(職業または職務の変更に関する通知義務)⑴ ①∼③の変更の事実をい
います。
⑶ 保険契約者が事故の発生の日以前に到来した追加保険料払込期日に払い込むべき追加保険料の
払込みを怠っていた場合において、追加保険料払込期日の属する月の翌月末までに当会社に保険
金の支払請求が行われるときは、当会社は、保険契約者が既に到来した追加保険料払込期日に払
い込むべき追加保険料の全額を払い込んだときに限り、その事故による傷害または損害等に対す
る保険金を支払います。
第7条(解除−追加保険料不払の場合)
⑴ 第3条(追加保険料の払込み)⑴ ①・②のいずれかに該当し、同条の規定により当会社が追
加保険料を請求する場合において、追加保険料払込期日の属する月の翌月末までにその追加保険
料の払込みがないときは、当会社は、保険契約者に対する書面による通知をもって、この保険契
約を解除することができます。
⑵ ⑴の解除は、将来に向かってのみその効力を生じます。
⑶ ⑴の規定により、当会社が保険契約を解除した場合において、次の①・②のいずれかに該当す
る返還すべき保険料があるときは、当会社は、その額を返還します。
① この特約が付帯された保険契約に長期保険特約が付帯されている場合
この保険契約が解除された日の保険契約の条件に基づき計算した保険料に対し、未経過期間
に対応する長期保険特約に規定する未経過料率係数を乗じて計算した保険料から未払込保険料
を差し引いた額
② ①以外の場合
未経過期間に対し日割をもって計算した保険料から未払込保険料を差し引いた額
第8条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
保険料分割払特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
定 義
は
払込期日
保険証券記載の払込期日をいいます。
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
み
未払込保険料
この保険契約に定められた総保険料から既に払い込まれた保険料の
総額を差し引いた額をいいます。
第2条(この特約の適用条件)
⑴ この特約は、保険証券に一般分割の記載がある場合に適用されます。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、この保険契約に保険料の払込みに関する特約および追加保険料の払込
みに関する特約が適用される場合は、次条から第7条(保険料の返還または請求)⑴までの規定
および第8条(死亡保険金支払の場合の保険料の払込み)の規定は、これを適用しません。
第3条(保険料の払込方法)
⑴ 保険契約者は、この特約により、この保険契約に定められた総保険料を保険証券記載の回数お
よび金額に分割して払い込むこととします。
⑵ 保険契約者は、保険契約の締結と同時に初回保険料を払い込み、第2回以降の保険料について
は、払込期日までに払い込まなければなりません。
第4条(初回保険料払込み前の事故の取扱い)
保険期間が始まった後でも、当会社は、保険契約者が初回保険料を払い込む前に生じた事故によ
る傷害または損害等に対しては、保険金を支払いません。
第5条(第2回以降の保険料不払の場合の免責)
当会社は、保険契約者が払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込む
べき第2回以降の保険料の払込みを怠った場合は、その第2回以降の保険料の払込期日の翌日以後
に生じた事故による傷害または損害等に対しては、保険金を支払いません。
第6条(解除−保険料不払の場合)
⑴ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する場合には、保険契約者に対する書面による通知を
もって、この保険契約を解除することができます。
① 払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込まれるべき保険料の払
込みがない場合
② 次のア.
・イ.に掲げる事実がすべてあった場合
ア.払込期日までにその払込期日に払い込まれるべき保険料の払込みがないこと。
イ.ア.の保険料の次の回に払い込まれるべき保険料の払込期日がア.の払込期日の翌月であ
る場合において、その翌月の払込期日までにその翌月の払込期日に払い込まれるべき保険料
の払込みがないこと。
⑵ ⑴の解除は、次の①・②の時からそれぞれ将来に向かってのみその効力を生じます。
① ⑴ ①による解除の場合は、その保険料を払い込むべき払込期日または保険期間の末日のい
ずれか早い日
② ⑴ ②による解除の場合は、その翌月の払込期日または保険期間の末日のいずれか早い日
⑶ ⑴の規定により、当会社が保険契約を解除した場合において、既に払い込まれた保険料から既
経過期間
(注)
に対し月割によって計算した保険料を差し引いた残額があるときは、当会社は、そ
の額を返還します。
― 64 ―
第3条(保険料の払込方法)
⑴ 保険契約者は、この特約により、この保険契約に定められた総保険料を保険証券記載の回数お
第7条(保険料の返還または請求)
よび金額に分割して払い込むこととします。
⑴ 普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に関する
⑵ 保険契約者は、保険契約の締結と同時に初回保険料を払い込み、第2回以降の保険料について
通知義務等の場合)⑴・⑵・⑹の規定により、当会社が追加保険料を請求する場合は、保険契約
は、払込期日までに払い込まなければなりません。ただし、当会社が特に承認した団体を保険契
者は、追加保険料
(注)
の全額を一時に払い込まなければなりません。
約者とする場合には、保険契約締結の後、初回保険料を保険料相当額の集金手続を行いうる最初
の集金日の属する月の翌月末までに払い込むことができます。
(注)払込期日が到来していない保険料を変更することにより払い込まれる追加保険料を除きます。
第4条(初回保険料払込み前の事故の取扱い)
⑵ 普通保険約款第 23 条(保険料の返還−無効または失効の場合)⑵の規定により返還する保険
保険期間が始まった後でも、当会社は、保険契約者が初回保険料を払い込む前に生じた事故によ
料は、次の算式によって算出した額とします。ただし、次の算式によって算出した額がマイナス
る傷害または損害等に対しては、保険金を支払いません。
となる場合は、当会社は、その額を請求することができます。
第5条(第2回以降の保険料不払の場合の免責)
当会社は、保険契約者が払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込む
べき第2回以降の保険料の払込みを怠った場合は、その第2回以降の保険料の払込期日の翌日以後
普 通 保 険 約 款 第 23 条 ⑵
返還する保険料 =
− 未払込保険料
に生じた事故による傷害または損害等に対しては、保険金を支払いません。
の規定により算出した額
第6条(解除−保険料不払の場合)
⑴ 当会社は、次の①・②のいずれかに該当する場合には、保険契約者に対する書面による通知を
⑶ 普通保険約款第 25 条(保険料の返還−解除の場合)⑴∼⑷の規定(注)により返還する保険料は、
もって、この保険契約を解除することができます。
次の算式によって算出した額とします。ただし、次の算式によって算出した額がマイナスとなる
① 払込期日の属する月の翌月末を経過した後も、その払込期日に払い込まれるべき保険料の払
場合は、当会社は、その額を請求することができます。
込みがない場合
② 次のア.
・イ.に掲げる事実がすべてあった場合
ア.払込期日までにその払込期日に払い込まれるべき保険料の払込みがないこと。
普 通 保 険 約 款 第 25 条 ⑴ ∼ ⑷
返還する保険料 =
− 未払込保険料
イ.ア.の保険料の次の回に払い込まれるべき保険料の払込期日がア.の払込期日の翌月であ
の規定
(注)
により算出した額
る場合において、その翌月の払込期日までにその翌月の払込期日に払い込まれるべき保険料
の払込みがないこと。
(注)普通保険約款第 25 条⑵∼⑷の規定により保険料を返還する場合は、同条⑵∼⑷の規定中「別
⑵ ⑴の解除は、次の①・②の時からそれぞれ将来に向かってのみその効力を生じます。
表6に掲げる短期率」とあるのは「月割」と読み替えて適用します。この場合において、同条
① ⑴ ①による解除の場合は、その保険料を払い込むべき払込期日または保険期間の末日のい
⑵∼⑷に規定する既経過期間に1か月に満たない期間があるときは、これを1か月とします。
ずれか早い日
第8条(死亡保険金支払の場合の保険料の払込み)
② ⑴ ②による解除の場合は、その翌月の払込期日または保険期間の末日のいずれか早い日
この保険契約に定められた総保険料の払込みを完了する前に、普通保険約款第5条(死亡保険金
⑶ ⑴の規定により、当会社が保険契約を解除した場合において、既に払い込まれた保険料から既
の支払)⑴の死亡保険金を支払うべき傷害によって被保険者が死亡した場合には、保険契約者は、
経過期間
(注)
に対し月割によって計算した保険料を差し引いた残額があるときは、当会社は、そ
死亡保険金の支払を受ける以前に、その死亡保険金が支払われるべき被保険者の未払込保険料の全
の額を返還します。
額を一時に払い込まなければなりません。
(注)
1か月に満たない期間は1か月とします。
第9条(準用規定)
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および 第7条(保険料の返還または請求)
⑴ 普通保険約款第 22 条(保険料の返還または請求−告知義務・職業または職務の変更に関する
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
通知義務等の場合)⑴・⑵・⑹の規定により、当会社が追加保険料を請求する場合は、保険契約
保険料分割払特約(一般団体契約用)
者は、追加保険料
(注)の全額を一時に払い込まなければなりません。
第1条(用語の定義)
(注)
払込期日が到来していない保険料を変更することにより払い込まれる追加保険料を除きます。
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
⑵ 普通保険約款第 23 条(保険料の返還−無効または失効の場合)⑵の規定により返還する保険
(50 音順)
料は、次の算式によって算出した額とします。ただし、次の算式によって算出した額がマイナス
用 語
定 義
となる場合は、当会社は、その額を請求することができます。
は
払込期日
保険証券記載の払込期日をいいます。
(注)1か月に満たない期間は1か月とします。
ほ
保険期間
保険証券記載の保険期間をいいます。
み
未払込保険料
この保険契約に定められた総保険料から既に払い込まれた保険料の
総額を差し引いた額をいいます。
返還する保険料
第2条(この特約の適用条件)
⑴ この特約は、保険証券に団体契約分割の記載がある場合に適用されます。
⑵ ⑴の規定にかかわらず、この保険契約に保険料の払込みに関する特約および追加保険料の払込
みに関する特約が適用される場合は、次条から第7条(保険料の返還または請求)⑴までの規定
および第8条(死亡保険金支払の場合の保険料の払込み)の規定は、これを適用しません。
=
普 通 保 険 約 款 第 23 条 ⑵
の規定により算出した額
−
未払込保険料
⑶ 普通保険約款第 25 条(保険料の返還−解除の場合)⑴∼⑷の規定(注)により返還する保険料は、
次の算式によって算出した額とします。ただし、次の算式によって算出した額がマイナスとなる
場合は、当会社は、その額を請求することができます。
― 65 ―
第3条(災害補償規定等の備付け)
保険契約者は、災害補償規定等を備え、当会社がその閲覧または写しの提出を求めた場合は、い
つでもこれに応じなければなりません。
第4条(保険金の請求)
(注)普通保険約款第 25 条⑵∼⑷の規定により保険料を返還する場合は、同条⑵∼⑷の規定中「別
保険契約者が普通保険約款に規定する死亡保険金の支払を請求する場合は、普通保険約款第 27
表6に掲げる短期率」とあるのは「月割」と読み替えて適用します。この場合において、同条
条(保険金の請求)⑵に規定する書類または証拠のほか、次の①∼③に掲げる書類のいずれかを当
⑵∼⑷に規定する既経過期間に1か月に満たない期間があるときは、これを1か月とします。
会社に提出しなければなりません。
第8条(死亡保険金支払の場合の保険料の払込み)
① 災害補償規定等の受給者が保険金の請求内容について了知していることを証する書類(注)
この保険契約に定められた総保険料の払込みを完了する前に、普通保険約款第5条(死亡保険金
② 災害補償規定等の受給者が保険契約者から金銭を受領したことを証する書類
の支払)⑴の死亡保険金を支払うべき傷害によって被保険者が死亡した場合には、保険契約者は、
③ 保険契約者が災害補償規定等の受給者に金銭を支払ったことを証する書類
死亡保険金の支払を受ける以前に、その死亡保険金が支払われるべき被保険者の未払込保険料の全
(注)
死亡保険金受取人や保険金の額等の契約の内容の記載を含みます。
額を一時に払い込まなければなりません。
第5条(普通保険約款の読み替え)
第9条(準用規定)
この特約については、普通保険約款の規定中、下表に掲げる字句は、同表のとおり読み替えて適
この特約に定めのない事項については、この特約の趣旨に反しないかぎり、普通保険約款および
用します。
これに付帯された他の特約の規定を準用します。
返還する保険料
=
普 通 保 険 約 款 第 25 条 ⑴ ∼ ⑷
−
の規定
(注)
により算出した額
未払込保険料
保険料支払に関する特約
規 定
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
(50 音順)
用 語
ほ
保険期間
第28条(保険金の支払時期)⑴(注)
・⑵(注
1)
読み替え対象の字句
前条⑵・⑶の規定による
手続
→
前条⑵・⑶およびこの特
約第4条(保険金の請求)
の規定による手続
定 義
保険証券記載の保険期間をいいます。
共同保険に関する特約
第1条(用語の定義)
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
第2条(保険料の払込方法)
(50 音順)
保険契約者は、この保険契約の保険料を、保険契約締結の後、保険料相当額の集金手続を行いう
る最初の集金日の属する月の翌月末までに払い込むものとします。
用 語
定 義
第3条(保険料領収前の事故)
ひ 引受保険会社
保険証券記載の保険会社をいいます。
保険期間が始まった後でも、当会社は、保険契約者が前条の規定に従い保険料を払い込まない場
合は、その保険料領収前に生じた事故による傷害または損害等に対しては、保険金を支払いません。
第2条(独立責任)
第4条(保険料不払の場合の保険契約の解除)
この保険契約は、引受保険会社による共同保険契約であって、引受保険会社は、保険証券記載の
当会社は、保険契約者が第2条(保険料の払込方法)の規定に従い保険料を払い込まない場合に
それぞれの保険金額または引受割合に応じて、連帯することなく単独別個に、保険契約上の権利を
は、保険契約者に対する書面による通知をもって、この保険契約を解除することができます。
有し、義務を負います。
第5条(保険契約解除の効力)
第3条(幹事保険会社の行う事項)
前条の規定による解除は、保険期間の初日に遡及してその効力を生じます。
保険契約者が保険契約の締結に際しこの保険契約の幹事保険会社として指名した保険会社は、す
災害補償規定等に基づく死亡保険金支払に関する特約
べての引受保険会社のために、次の①∼⑩に掲げる事項を行います。
第1条(用語の定義)
① 保険契約申込書の受領ならびに保険証券等の発行および交付
この特約において、次の用語の意味は、それぞれ次の定義によります。
② 保険料の収納および受領または返戻
(50 音順)
③ 保険契約上の規定に基づく告知または通知の受領等
④ 保険契約の条件の変更の承認または保険契約の解除
用 語
定 義
⑤ 保険金請求権等に関する次のア.・イ.に掲げる事項
さ
災害補償規定等
企業等がその従業員等の業務中および業務外の災害等に対し補償を
ア.保険金請求権等の譲渡の通知に係る書類等の受領およびその譲渡の承認
行う旨を定めたものをいいます。なお、保険証券記載の死亡・後遺
イ.保険金請求権等の上の質権の設定、譲渡または消滅の通知に係る書類等の受領およびその
障害保険金額が従業員等に対する弔慰金、退職金等の支払に充当さ
設定、譲渡または消滅の承認
れる額を超過する場合には、その超過額が企業等の費用等に充当さ
⑥ 保険契約に係る異動承認書等の発行および交付または保険証券に対する裏書等
れることが規定されたものに限ります。
⑦ 保険の対象その他の保険契約に係る事項の調査
⑧ 事故発生もしくは損害発生の通知に係る書類等の受領または保険金請求に関する書類等の受
第2条(特約の適用)
領
この特約は、災害補償規定等に定められた弔慰金、退職金等の支払に充当するため、企業等が保
⑨ 損害の調査、損害の査定、保険金等の支払および引受保険会社の権利の保全
険契約者および死亡保険金受取人になり、その従業員等を被保険者として締結する保険契約に適用
⑩ その他①∼⑨の事務または業務に付随する事項
します。
第4条(幹事保険会社の行為の効果)
この保険契約に関し幹事保険会社が行った前条①∼⑩に掲げる事項は、すべての引受保険会社が
― 66 ―
これを行ったものとみなします。
第5条(保険契約者等の行為の効果)
この保険契約に関し保険契約者等が幹事保険会社に対して行った通知その他の行為は、すべての
引受保険会社に対して行われたものとみなします。
訴訟の提起に関する特約
訴訟の当事者となる保険契約者、被保険者または保険金を受け取るべき者が次の①・②のいずれ
かに該当する場合には、普通保険約款第 37 条(訴訟の提起)の規定にかかわらず、日本国外の裁
判所に訴訟を提起することができます。
① 日本国以外の国籍を有し、かつ、日本国外に居住する者である場合
② 日本国外に主たる事務所を有する法人または団体である場合
条件付戦争危険等免責に関する一部修正特約
第1条(戦争危険等免責の一部修正)
⑴ 当会社は、この特約により、普通保険約款第3条(保険金を支払わない場合−その1)⑴ ⑨
の規定を次のとおり読み替えて適用します。
「
⑨ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変ま
たは暴動(注1)
。ただし、これらに該当するかどうかにかかわらず、テロ行為
(注2)
に対
しては、保険金を支払います。
(注1)
群衆または多数の者の集団の行動によって、全国または一部の地区において著しく
平穏が害され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいいます。
(注2)
政治的、社会的もしくは宗教・思想的な主義・主張を有する団体・個人またはこれ
と連帯するものがその主義・主張に関して行う暴力的行動をいいます。
」
⑵ 当会社は、この保険契約に付帯された他の特約に普通保険約款第3条(保険金を支払わない場
合−その1)⑴ ⑨と同じ規定がある場合には、その規定についても⑴と同様に読み替えて適用
します。
第2条(特約の解除)
テロ行為
(注1)
の発生の可能性が著しく増加したことによって、この特約の引受範囲(注2)を超
えることとなった場合には、当会社は、保険契約者に対する 48 時間以前の書面による予告をもって、
この特約を解除することができます。
(注1)
政治的、社会的もしくは宗教・思想的な主義・主張を有する団体・個人またはこれと連帯す
るものがその主義・主張に関して行う暴力的行動をいいます。
(注2)
この特約を引き受けることができる範囲として保険契約締結の際に当会社が交付する書面等
において定めたものをいいます。
第3条(特約解除の効力)
前条の規定により当会社がこの特約を解除する場合には、将来に向かってのみ第1条(戦争危険
等免責の一部修正)⑴・⑵の読み替えはなかったものとします。
<補償を受けられる方の範囲>
補償を受けられる方(被保険者)の範囲は、保険商品ごとに、また、普通保険約款に規定する補償
内容や特約ごとに異なります。以下は、
補償を受けられる方の範囲について各々別表にしたものです。
同封の保険証券でご契約内容を確認いただきながらご覧ください。
約款・特約名(証券表示符号)*1
傷害保険普通保険約款
安心生活総合補償特約
就業外傷害倍額支払条項
借家人賠償責任補償条項* 2
ホールインワン・アルバトロス費用補償条項
個人賠償責任補償条項
レンタル用品賠償責任補償条項
携行品損害補償条項
キャンセル費用補償条項
救援者費用等補償条項
住宅内生活用動産補償条項
被保険者(保険の補償を受けられる方)
③その他の
①本人
②配偶者
親族
○
―
―
○
―
―
○
○
○
○
―
―
その他の特約
修理費用補償特約(45)* 2
受託品賠償責任補償特約(52)
被害事故補償特約(JG)
部位・症状別保険金支払特約(NA)
○
○
―
○
―
○
○
―
―
* 1 保険証券の「特約割増引」
(「特約」)欄に上記特約名称または()内の符号が印字されている場合に、
該当の特約が適用されます。
* 2 借家人賠償責任補償条項または修理費用補償特約で借用戸室の賃借名義人が本人以外の場合は、
その賃借名義人を含みます。
① 保険証券の被保険者欄に記載の方をいいます。
② 被保険者本人の配偶者の方をいいます。
③ 本人または配偶者と生計を共にする「同居の親族および別居の未婚の子」をいいます。
(※1)
「未婚」とは、これまでに婚姻歴がないことをいいます。
(※2)被保険者本人と本人以外の方との続柄は、保険金のお支払いの原因となった事故発生時に
おけるものをいいます。
― 67 ―
ご契約者さまへ
【ご契約内容および事故報告内容の確認について】
損害保険会社等の間では、傷害保険等について不正契約における事故招致の発生を未然に
防ぐとともに、保険金の適正かつ迅速・確実な支払を確保するため、契約締結および事故発
生の際、同一被保険者または同一事故に係る保険契約の状況や保険金請求の状況について
日本損害保険協会に登録された契約情報等により確認を行っております。
登録内容および確認内容は、上記目的以外には用いません。ご不明の点は、当社にお問い
合わせください。
(注)具体的には、損害保険の種類、ご契約者名、被保険者名、被保険者の同意の有無、ご
契約金額(保険金額)、取扱保険会社等の項目について確認を行っています。
〒105‐8604 東京都港区新橋1丁目 18 番6号
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