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2013 年度活動報告書
2013 年度活動報告書 (自 2013 年 4 月 1 日 至 2014 年 3 月 31 日) 特定非営利活動法人幼い難民を考える会 東京都文京区音羽 1 丁目 10-4 池田ビル 3F ≪2013 年度事業報告≫ カンボジア事業 I. 保育事業 幼い難民を考える会(CYR)は 1980 年、カンボジアの内戦で難民となった子どもたちが、 タイ国境の難民キャンプで、少しでも人間らしい環境と必要な配慮のもとで暮らせるようにと 願い活動を始めた。1991 年からは復興を目指すカンボジアの農村で、子どもたちが安心して暮 らせる環境づくりと女性の自立支援を目的に活動を続けた。 未就学乳幼児(0~6 歳)の割合が、日本は全人口の 5%に対して、カンボジアは 12%と多 い。一方で、2012 年―2013 年のカンボジア政府統計では、3 歳~5 歳の子どもの就園率は 33% である。幼児期に教育を受けていない多くの子どもたちが置かれている環境を少しでも配慮の あるものにしなければならない。公立幼稚園に通う子どもたちへの予算は、5 歳児のみが対象 となっており、それも年間一人 1.5 ドルと少ない。 CYRはカンボジアで、幼い子どもたちの支援を様々な方法・形態で行ってきた。これらの 経験から、より多くの子どもたちを視野に入れ、「村の幼稚園(簡易な保育の場)」を増やす 必要性を痛感した。資金をかけずに、できるだけ多くの場所で「村の幼稚園」を開設し、4 年 目には村の「幼稚園運営委員会」に引き渡す計画で展開していく。 カンボジア政府「教育省」は 2008 年から、「公立地域幼稚園」を全国に展開しており、C YRはこれらの公立地域幼稚園にも研修と教材提供に協力した。 1.CYR独自事業 a) バンキアン保育所・プレイタトウ保育所 カンダール州の農村にある「プレイタトウ保育所(1991 年開設)」と「バンキアン保育所(1993 年開設)」は、地域での自主運営を目指し、住民と CYR が約 20 年間運営支援を続けている。 カンボジアでも指折りの保育所モデルとなっている。 2013 年の調査では、保護者の約半数が縫製工場で働き始めており、親が安心して子どもを預 けられる保育所の意義は更に大きくなってきた。地域の協力を得て保育者給与を賄える仕組み を更に進めていかなければならない。 【2013 年度報告】 ・2 保育所で 51 名の子どもが卒園、小学校に入学した。 ・保育料を、一日 1000 リエル(25 円)から、1500 リエル(38 円)に値上げした。 ・卒園児 2 名に、幼稚園の先生を目指すための奨学金支援を開始した。 ・「保育所運営委員会」、保育者、給食係、保護者の協力で、米・野菜づくり、養魚を行い、 保育所の給食に役立てた。 b) 村の幼稚園 2011 年度から開始した「村の幼稚園」事業は、2013 年度はタケオ州に 3 カ所を開き、これ までに 5 カ所の幼稚園を開設した。時間は午前中の 3 時間、グループで遊ぶ時間を多くして、 みんなで過ごす楽しさや喜びを遊びながら学んでほしいと考えている。 【2013 年度報告】 ・ モニタリングを実施して保育者と話し合い、保育内容を一緒に考えた。 ・ 保育者給与、給食を継続して支援した。 ・ 保護者からの協力金を得るために、村の運営委員会と話し合いを重ねた。 1 ・ 給食費を払えない保護者 9 名に「みんなで布チョッキン」のボールを縫ってもらった。支 払った縫製料の中から協力金の納入をお願いする仕組みをつくった。 ・ 保育者の技術不足、保育料が払えない保護者が多いなど、幼稚園がある村々によって異な った問題があり、時間をかけて対応する必要性が生じている。 2. 現地 NGO 支援事業 a) カンボジアの NGO「ケマラ」 2003 年、首都プノンペンの貧困層が多い地域(スラム)で、「ケマラ」の要請に応えて、資 金難で閉鎖されていた保育所 2 カ所の再開に協力した。支援内容は、保育者給与、園舎補修、 給食、教材提供と保育者研修、交流保育等であった。遊び場がなく危険な状態で放置されてい る子どもたちが多い地域で、事業は緊急かつ必要性が高かった。 2006 年、貧困層の子どもたちの実態を知るため、スラム 2 カ所で 186 家族(1,222 名)の家庭訪 問調査をした。保育の必要性を痛感し、新たに 4 保育所を開設し支援を続けた。 【2013 年度報告】 ・ ケマラが運営する 6 保育所に毎月、補助給食として豆乳を支援した。 3. 教育省との共同事業 2004 年、CYR は独自事業(バンキアン・プレイタトウ保育所運営)を行うカンダール州で 教育省と協力し、公立幼稚園の支援を始めた。2007 年までの 4 年間で、カンダール州の全公 立幼稚園 154 園、277 クラス、保育者 335 名を対象に、現場での実地研修を行い、保育教材 12 種類、14,730 個の教材を配布した。この経験を生かし、クラチエ州などの公立幼稚園の保 育教材支援も行った。 2005 年、教育省の要請を受けて僻地の公立幼稚園への支援を始めた。少数民族が住むモンド ルキリ州から開始し、その後毎年、「ユニセフ」等の支援が入っていない遠隔地の州に出向い た。州ごとに公立幼稚園の保育者全員に参加してもらい、保育教材の研修・配布事業を続けた。 研修実施の翌年以降は、配布した教材がどのように使われ、管理されているかを見るためモニ タリング・二次研修を続けた。 この事業は、保育教材が無く、研修に参加する機会のない僻地の保育者にとって大変刺激と なった。公立幼稚園では多くの保育教材を使えるようになり、環境が改善された。 CYR と教育省幼児教育局は、チームとなって研修企画・日程を立案している。教育省のチー ムメンバーにとっては、予算不足で行く機会の無かった、公立幼稚園と公立地域幼稚園(簡易 幼稚園)の実情を知り、直接指導するよい機会となっている。 a) 公立幼稚園支援 【2013 年度報告】 ・ カンダール州の公立幼稚園保育者を対象に、カリキュラム及び保育内容の見直しと意見交 換を目的に、2 つの郡で技術研修会を各 5 回開催した。 ・ カンダール州は全郡で技術研修会を終え、CYR の支援を 2013 年度で終了した。 ・ 僻地の公立幼稚園研修は、ウドミエンチェイ州で 9 月に 3 日間ワークショップを開催した。 保育者 55 名、州・郡担当者 6 名、計 61 名を対象に、教材・遊具・絵本 21 種類の目的・ 使い方の研修と配布を行い、子どもが遊びながら学べる環境作りを支援した。 ・ 僻地公立幼稚園の二次研修は次の 4 州で行った。モニタリングと教材の使い方研修。 モンドルキリ州・ラタナキリ州(7 月)、カンポート州(11 月)、バンテアイミァンチェ イ州(12 月) 研修対象者:計 157 名(保育者 55 名、州・郡担当者 6 名) 2 b) 公立地域幼稚園支援 公立地域幼稚園は 2008 年から、カンボジア政府が世界銀行等の支援を受けて、小学校の就 学率を上げる対策として全国に 451 カ所を開設し、CYR は研修に協力した。 【2013 年度報告】 ・ 公立地域幼稚園への追加支援として、絵本研修・配布を次の 6 州で行った。 モンドルキリ州・ラタナキリ州(7 月)、カンダール州・タケオ州(10 月)、 カンポート州(11 月)、バンテアイミァンチェイ州(12 月) 研修対象者:計 259 名(保育者 213 名、各州の郡担当者 46 名) ・ 次頁、5.a) に記載の絵本研修・配布や、「みんなで布チョッキン」のボールを配布・遊 び方の研修も行った。 4. その他の事業 a) トロピエンスバイ公立小学校と 5 歳児クラス プノンペンのトロピエンスバイ村は、貧しい家族が多く暮らしている。近くに学校は無く、 自転車やバイクが無い住民たちは、子どもたちを学校に送る事ができなかった。カンボジアの NGO が寺子屋を開き、子どもたち約 100 名が読み書きを習っていたが、この NGO は資金難 で活動を終えた。CYR は住民の要望に応えて 2005 年、小学校(低学年・5 歳児クラス)を建 設。2007 年には 2 棟目(高学年クラス、図書室、集会室)を建設。2006 年の家庭訪問調査で、 子どもたちの栄養状態が深刻とわかり、CYR は小学校児童に対し、朝食のおかゆ提供を続けて いる。 【2013 年度報告】 ・ 子どもたちは近隣の 5 村から通学するまでに増えた。児童数 613 名、教師 14 名。二部制で 授業を行っている。 ・ 子どもたちに朝給食を提供し、給食係に給与を支払った。また、給食費 100 リエル(2.5 円)の徴収率は先生たちの協力で、79%から 94%に向上した。 ・ 給食費を払えない保護者 9 名に「みんなで布チョッキン」のボール縫製を依頼した。 b) テッカポンヨ公立幼稚園 プノンペン市郊外の農村で、CYR は保育所 2 カ所を開き(1992 年:トロピエンタヌン保育 所、1993 年:チェンメン保育所)、現地 NGO と協力し運営を続けた。 カンボジア政府は 2005 年、幼児教育を強化する方針を掲げた。CYR は賛同し、この地域の 小学校敷地に「テッカポンヨ公立幼稚園(3 クラス)」を建設。保育所 2 カ所を閉鎖し、新設 の幼稚園に統合した。テッカポンヨ幼稚園には、保育者 2 名の派遣と給与支援、教材提供と研 修、給食を行った。CYR の長年の働きかけにより、2012 年、テッカポンヨ小学校の先生 2 名 が同幼稚園で働き始め、保育者派遣と給与支援を終えた。 【2013 年度報告】 ・ 新しく働き始めた保育者は、幼稚園の勤務経験が無かったので、保育者 3 名の研修・会議、 教材作りの支援を継続した。 ・ 給食は毎月、豆乳とパンを提供した。 ・ 2013 年 10 月、保育者 1 名退職によって幼稚園は 2 クラスになったが、運営は継続されて おり、CYR の支援は 2013 年度で終了した。 3 5. 教材製作・支援事業 a) 翻訳絵本 7 種の印刷、研修・配布 【2013 年度報告】 ・ 福音館書店発行の絵本7種をカンボジア語に翻訳し、カンボジアで印刷、出版した。 印刷部数は絵本各 500 冊、計 3,500 冊。翻訳は、東京外国語大学カンボジア語専攻の学生 6 名が協力した。 ・ 絵本 7 種は、CYR が独自に支援する保育所・幼稚園、公立幼稚園、公立地域幼稚園などに 配布して、読み聞かせの研修を行った。 ・ 絵本は次の 7 種類である。 「ほね」「みんなうんち」「しっぽのはたらき」「ねないこだれだ」「にんじん」 「いやだいやだ」「もじゃもじゃ」 II. 織物事業 織物事業は 1993 年、保育所を支援していたカンダール州プレイタトウ村の保護者や女性を対 象に、クロマー(格子柄の布)の織り技術を教え、その収入が生活の一助となる事を目的に開 始された。1997 年にはプノンペンの「CYR カンボジア事務所(CYK)」で絹絣の技術研修を 実施した。2003 年、タケオ州バティ郡トロピエンクランサン村にあった地域学習センターの敷 地内に、「織物研修センター」を建設。初心者を対象に 1 年間の絣織り研修、中級コース、絣 模様の研修など、様々な研修を行った。また、地域の織手を対象に絣柄の括り方を村に出かけ て指導する研修(巡回研修)も実施した。 2013 年度、CYR と CYK の織物事業を統括し、織物製作・販売に力を入れるため、「織物事 業委員会」を設置した。織物製品の製作・販売管理と、カンボジア人スタッフが主となる事業 管理体制を強化した。2011 年度に開始した「藍染め研修」の成果と課題に基づき、泥藍作りと 絹糸の藍染め研修に注力した。また、日本の西陣織の老舗から帯の注文を受け、新しい色あわ せの帯を製作した。5 月、CYK 事務所の移転に伴い、併設店舗の営業と製品の販売促進に力を 入れ、売上げの向上によって織り手の収入安定に努めた。タケオ州の織物研修センター近郊に 縫製工場ができ、同センタースタッフ 1 名、織り手 9 名が辞め、縫製工場で働き始めた。織り 手の確保が課題である。 1. 織物技術研修事業 a) 絣織研修 ・11 月、帯の製作者を対象に縦糸作りの研修会を実施、技術指導を行った。 b) 巡回研修 ・6 月、タケオ州プレイカバス郡クダン地区で、新しい図柄を学ぶ巡回研修を実施した。 ・参加者 16 名が、孔雀模様の新しい柄の括り方を習得した。 2. 染色技術研修事業 a) 藍染め研修(コンポンチャム州、タケオ州織物研修センター) ・ コンポンチャム州コーンミア郡アンコールバーン村にて、7名が参加し、泥藍作り・藍染 め研修を 2 回実施した。初回研修では藍の葉が成長しておらず、また藍の葉発酵と取り出す 時期が早すぎたため、泥藍の質が良くなかった。第 2 回研修は、藍の葉が良く成長した時期 で、良い泥藍ができた。藍の葉 2791 キロを使い、397 キロの泥藍を作った。 ・ 研修を受けた女性たちは作った泥藍を建て、8 月から 11 月に綿糸 18 キロを染めた。 4 ・ 織物研修センターで 2012 年度の研修経験を踏まえ、5 月に泥藍作りを試みた。コンポンチ ャム州から藍の葉を運んだが、葉が乾燥して泥藍作りは上手くできなかった。9 月から 1 月に絹糸の試染をしたが、泥藍の質が悪く、絹糸の退色が多かった。 b) 草木染め研修 ・ 織物研修センターで 8 月、草木染めの研修を実施した。技術指導強化と、草木染めの基礎 技術を定着させ、指導内容を一定させるように働きかけた。 ・ 「草木染め体験」に染織に関心がある来訪者を受け入れ、技術と製品に対する理解と関心 を広めた。 3. 織物製作販売事業 a) 織物製作 - ピダン(仏像の天蓋絹絵絣)、絣布、無地布、帯 ・ 絣模様を生かした帯製作を実施し、伝統技術の伝承・伝播に取り組んだ。 ・ スカーフの新デザイン導入により、製品の品揃えを増やした。 b) 織物販売 -CYK ショップ「ピダン クメール」 ・CYK 事務所 1 階の新店舗開設に伴い、ショップ名を「ピダン クメール」とした。 ・近隣のレストランに店舗リーフレットを置き、旅行会社にはツアー客がショップに寄って くれるよう働きかけ、販売促進に力を入れた。 ・販売促進担当のスタッフ 1 名を増やし、新店舗の展示、営業活動に務めた。 ・草木染め製品や、カンボジアの伝統絹絵絣などの製品を販売し、店舗のイメージ力を高め て売上を伸ばす努力をし、村の女性の安定した収入に繋げる努力をした。 ・良く売れた製品は、ピダン、スカーフ(綿・絹)、マスコットであった。 - 出張販売 ・ 日本・カンボジア修好60周年を記念して、8月27日から9月3日、阪急うめだ本店、アート ギャラリーで、 「よみがえるカンボジア伝統絹絵絣ピダン ―布にこめられた文化・信仰―」 と題した展示・販売が行われた。CYK製作ピダンなど17点を展示。 ・ カンボジア国立博物館では、「ピダンプロジェクトチーム」と同博物館の協力で 2014年1月25日から4月27日に、「甦るクメールの至宝・ピダン絵絣展」が開催され た。CYK研修指導者と研修卒業生の作品14点も展示された。 ・カンボジアの「日本人会」主催の盆踊り大会、クリスマスセール、ダイヤモンド島での催 事に出展販売した。 - 委託販売 ・ アンコールワットがあるシェムリアップ州では、「公益財団法人日本国際協力財団」が運営 する NGO アンテナショップと、ミラクルホテルで新たに委託販売を始めた。プノンペンでは 「チュム(トゥールスレン博物館前)」で開始し、委託販売は計 5 カ所に広がった。 5 2013年度 カンボジア事業報告(資料) 1. 独自事業 子ども 在籍数 研修対象者 数 3+給食係 46 1 プレイタトウ保育所 州・郡 担当者 給食支援 絵本7種 教材セット ○ 配布済 2012年以前 配布 研修の種類 モニタリング &研修 2012年以前 モ ニ タ リ ン グ 配布 &研修 2012年以前 モ ニ タ リ ン グ 配布 &研修 2012年以前 モ ニ タ リ ン グ 配布 &研修 モニタリング ○ &研修 モニタリング ○ &研修 モニタリング ○ &研修 バンキアン保育所 40 4 ○ 配布済 プラサート村の幼稚園 46 2 ○ 配布済 タプロム村の幼稚園 20 1 ○ 配布済 カンダール村の幼稚園 32 1 ○ ― トロピエンクロライン村 の幼稚園 18 1 ○ ― プンプノン村の幼稚園 15 1 ○ ― 給食支援 絵本7種 教材セット 研修の種類 ○ 配布済 2012年以前配布 モニタリング 給食支援 絵本7種 教材セット 研修の種類 2.現地NGO 支援事業 子ども 在籍数 ケマラ保育所6カ所 277 研修対象者 数 州・郡 担当者 18 3.教育省との共同事業 子ども 在籍数 1) 公立幼稚園 研修対象者 数 州・郡 担当者 5958 193 18 モンドルキリ州 300 9 3 ― 2012年以前 教材二次研修 配布 ラタナキリ州 542 23 3 ― 2012年以前 教材二次研修 配布 カンポート州 976 17 3 ― 2012年以前 教材二次研修 配布 バンティアイミエン チェイ州 2,712 88 3 ― 2012年以前 教材二次研修 配布 ウドミエンチェイ州 1,428 56 6 ― 5,159 222 41 カンダール州 2,520 102 12 ― ○ 2012年以前 配布 タケオ州 1,002 40 9 ― ○ 2012年以前 配布 モンドルキリ州 54 3 1 ― ○ 2012年以前 配布 ラタナキリ州 83 4 3 ― ○ 2012年以前 配布 カンポート州 1,060 54 8 ― ○ 2012年以前 配布 絵本の配布・ 研修 絵本の配布・ 研修 絵本の配布・ 研修 絵本の配布・ 研修 絵本の配布・ 研修 バンティアイミエン チェイ州 440 19 8 ― ○ 2012年以前 配布 絵本の配布・ 研修 州・郡 担当者 給食支援 絵本7種 教材セット 研修の種類 2) 公立地域幼稚園 ○ 初回研修 4. その他の事業 子ども 在籍数 トロピエンスバイ小学 校・5歳児クラス テッカポンヨ 公立幼稚園 研修対象者 数 618 14 ― ○ ― 2012年以前 配布 モニタリング 106 3 ― ○ ― 2012年以前 配布 モニタリング &研修 *研修対象者には、CYRが日当、交通費、宿泊費を支給する。 *絵本7種は2013年度事業 6 5.織物事業 研修生 研修担当者 CYR職員 給食提供 草木染め研修(タケオ 州織物研修センター) 5 帯経糸他研修(タケオ 州織物研修センター) 7 巡回研修(タケオ州プ レイカバス郡) 16 ― 藍染研修(コンポンチャ ム州・タケオ州織物研修 センター) 11 ― ― ○ 3 タケオ州織物研修セン 延2108 ター図書室 7 ― 1 ― 2013年度 初回研修を実施 プノンペン タケオ州:保育・織物、両事業を実施 保育研修・教材配布を 実施した州 織物事業を実施した州 7 2. 国内事業 I .東日本大震災被災地支援事業 幼い難民を考える会は、カンボジア難民キャンプ(1980~1993 年)、カンボジア(1991 年~現在)、阪神 大震災被災地(1995 年)、タイの地震・津波被災地(2004~2007 年)で保育活動を行い、保育研修や遊具・ 教材、給食提供を通じて、厳しい環境にあっても、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを続けてきた。 2011 年 3 月、東日本大震災発生後は、これまでの経験を活かして、以下の目的で活動を実施した。 目的 ① 慣れない避難生活で、緊張や我慢を強いられている子どもたちをストレスから少しでも解放し、安 心して楽しく過ごせる居場所をつくる。 ② 被災地・移転先で地域の人々が行う保育に協力し、保育者に手当を支払い、保育者がある程度 安定して保育に専念することができる。 支援先と活動内容 【福島県】 3 施設、他 子育てサロン 2 カ所 ・・・・・・・・・ 保育者手当・通勤費、電話代、行事費、おやつ代 やまゆり保育所 ・・・・・・・・・・・・・ 飲料水 浪江町の幼稚園 文集づくり・・・ 中野優子さん(大堀幼稚園・刈野幼稚園元園長)に協力 【宮城県】 2 施設 おおぞら保育園 ・・・・・・・・・・・・ 環境整備(トレーラーハウス園舎に、デッキの遊び場建設) つぼみ保育園 ・・・・・・・・・・・・・・ 施設家賃 1)職員とボランティア計 4 名が、以下の内容で、福島市を 4 回訪問した。訪問月:5 月、6 月、10 月、12 月。 ・子育てサロン代表、長正サツキさんから活動報告、課題を聞く。新たに開いた子育てサロンを見学。 ・中野優子さんと、「文集」の目的、内容、予算、作業日程を話し合う。 2) 子育てサロン、おおぞら保育園、つぼみ保育園から保育月報・写真が届き、ニュースレターで紹介した。 II.広報事業 活動の最新情報を、よりわかりやすく具体的に広報するため、職員、ボランティア、インターンが協力しあ い、ニュースレター発行、ホームページ更新、「みんなで布チョッキン」のボランティア活動等に力を注いだ。 1. みんなで布チョッキン 2003 年に始まった「みんなで布チョッキン」、カンボジアの子どもたちに遊具を届けるボランティア活 動は、多くの企業、団体、個人が協力し各地で行われた。参加者 2,269 名(前年比 3.1 倍)。団体の開 催数 71 回(前年比 1.6 倍)。人形 1,203 体、ボール 1,932 個が、カンボジアの子どもたちに届けられた。 誰もが手軽に参加できる活動を心がけ、布チョッキンの広報資料をわかりやすく作成した。企業内で、 自主的に実施できるよう、布チョッキンの説明資材を製作、貸出した。企業による布チョッキンで活動説 明を依頼された時は、ボランティア、インターン、職員が協力して出向き、説明と補佐を行った。2013 年 度は延べ 52 名のボランティア・インターンが参加した。 2. 活動報告会 2013 年 5 月 25 日(土) 15 時半から 17 時、天風会館(文京区)にて、2012 年度の活動報告を行った。 第 1 部 「ふやそう!『村の幼稚園』」 チャン・スレイ(当会カンボジア事務所 所長代行) 第 2 部 「震災を超えて ~子どもたちの未来のために」 8 災害子ども支援ネットワークみやぎ 代表 小林純子氏 報告会記録をニュースレター、ホームページに掲載した。 3. ニュースレター、年次報告書 1) 2) ニュースレター 「子どもたちの明日」 106 号(6 月)、107 号(9 月)、108 号(12 月)、109 号(3 月) 各 2,000 部発行 ボランティアの協力により作成。読者の視点に立った内容を心がけた結果、反響が増えている。 「年次報告書 2013」 6 月発行、2,000 部 当会および他団体ホームページで公開 4. ホームページ、フェイスブック等 ボランティア、インターンが主となって、ホームページ・フェイスブック・ツィッターなど、インターネット上 での情報発信を行った。カンボジアの活動や文化紹介、織物展等のイベント案内、広報資料の貸出 案内などを伝えた。メールでの「CYR 通信」配信は終了した。 5. マスコミ取材 ・ 2013 年 9 月 16 日、TBS系列の番組で、カンボジア織物事業が紹介された。 番組名 「アジア熱風街道-メコンを結ぶ旅1000キロの旅-」 旅人:市原隼人 ・ 2014 年 3 月 18 日、BS の番組で、カンボジア保育事業が取材を受けた。歌手の倉木麻衣さんが、 CYR が協力する、現地 NGO「ケマラ」のローコンバオ保育所を訪ねた。(2014 年 9 月放映予定) III.織物販売事業 ボランティア、インターンが主になって、ラタナショップ・ピダン展示会・委託販売・出張販売・通信販 売を行った。ピダン展は 4 カ所(明治寺・阪急百貨店・正光院・東慶寺)、委託販売は 11 カ所、出張販 売は 13 カ所で行った。ピダン展では、カンボジアの絹絵絣の素晴らしさを広報した。ピダンを小さいサ イズにしたことで購入しやすくなった。新しい製品開発を手がけた。委託販売用の書類を整備した。 IV.ボランティア・インターンの活躍 当会の設立主旨に賛同して活動に参加しているボランティアは、延べ 785 名。「みんなで布チョッキ ン」、織物出張販売、ニュースレターの発送、織物販売のための製品管理、パソコン入力、お礼状書き など、さまざまな活動に参加した。 ボランティア登録者は 29 名。そのうち、「みんなで布チョッキン」ボランティアのメーリングリスト登録者 は 19 名、織物販売メーリングリスト登録者は 16 名。ボランティア保険加入者は 48 名。インターンは、 東京外国語大学から 2 名が 1 年間、活動に参加した。 9 ≪2013年度決算≫ 活 動 計 算 書 (自2013年4月1日 至2014年3月31日) 科 目 Ⅰ 経常収益 1 会費収入 2 寄付収入 3 事業収入 4 補助金収入 5 その他収益 経常収益計 Ⅱ 経常費用 1 事業費 (1)人件費 事業人件費 人件費計 (2)その他経費 売上原価 印刷費 施設支援費 保育給食費 研修費 広報費 会議費 旅費交通費 通信運搬費 販売関連費 備品消耗品費 諸謝礼金 支払手数料 車両費 賃借料等 租税公課 減価償却費 その他経費計 事業費計 2 管理費 (1)人件費 管理人件費 退職給付費用 人件費計 (2)その他経費 印刷費 研修費 渉外費 会議費 旅費交通費 通信運搬費 備品消耗品費 諸謝礼金 支払手数料 賃借料等 租税公課 専門家相談料 減価償却費 その他経費計 管理費計 経常費用計 当期経常増減額 Ⅲ 経常外収益 1 その他収益 経常外収益計 当期正味財産増減額 前期繰越正味財産額 次期繰越正味財産額 (単位:円) 金 額 2,171,000 28,478,820 12,079,401 8,102,904 517,012 51,349,137 21,452,437 21,452,437 4,105,136 228,205 1,469,861 1,045,953 7,317,031 105,461 34,429 1,111,667 946,514 875,186 819,595 33,333 84,681 666,462 2,039,159 135,200 194,663 21,212,536 42,664,973 7,196,800 788,334 7,985,134 28,192 10,000 79,238 63,268 652,380 545,333 885,651 22,337 608,944 2,672,328 76,350 259,000 105,000 6,008,021 13,993,155 56,658,128 △ 5,308,991 3,882,981 3,882,981 △ 1,426,010 46,309,748 44,883,738 10 ≪2013年度決算≫ 貸 借 対 照 表 2014年3月31日現在 (単位:円) 科 目 Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 売掛金 棚卸資産 その他流動資産 流動資産合計 2. 固定資産 有形固定資産 敷金 固定資産合計 資産合計 Ⅱ 負債の部 1. 流動負債 未払費用 預り金 流動負債合計 2. 固定負債 退職給付引当金 固定負債合計 負債合計 Ⅲ 正味財産の部 前期繰越正味財産 当期正味財産増減額 正味財産合計 負債及び正味財産合計 金 額 41,304,730 255,360 3,923,852 2,394,623 47,878,565 271,518 828,571 1,100,089 48,978,654 290,567 277,265 567,832 3,527,084 3,527,084 4,094,916 46,309,748 △ 1,426,010 44,883,738 48,978,654 11 ≪2013年度決算≫ 財 産 目 録 (2014年3月31日現在) (単位:円) 科 目 金 額 Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 手許現金 三菱東京UFJ銀行 普通預金 三菱東京UFJ銀行 定期預金 みずほ銀行 普通預金 みずほ銀行 定期預金 カンボジアコマーシャル銀行 普通預金 ($18,700.35) CAMBODIA ASIA銀行 普通預金($15,705.34) ACLEDA銀行 当座預金 ($2,013.00) ゆうちょ銀行 通常貯金 ゆうちょ銀行 振替貯金 ゆうちょ銀行 定額貯金 ゆうちょ銀行 振替貯金(国債) 売掛金 株式会社細尾 棚卸資産 織物製品(東京事務所) 織物製品(プノンペン事務所) 切手(東京事務所) その他流動資産 カンボジア事務所小口資金(事務所ほか)($7,200) 住民税立替金(東京事務所) 事務所4月分賃借料(東京事務所) 利付国債未収経過利息(東京事務所) 村人貸付金(カンボジア事務所)($4,900) 保育者貸付金(カンボジア事務所)($6,500) 保育所田んぼ用資金(カンボジア事務所)($1,000) 現地NGO保育所用資金(カンボジア事務所)($493.14) 源泉所得税仮払金 住民税利子割仮払金 流動資産合計 2. 固定資産 (1)有形固定資産 車両運搬具 VIGO、PRADO各1台(カンボジア事務所) (2)投資その他の資産 敷金(東京事務所) 固定資産合計 資産合計 Ⅱ 負債の部 1. 流動負債 未払費用 未払給与(東京事務所) 未払社会保険料(東京事務所) 未払運賃(東京事務所) 未払物品費(東京事務所) 預り金 退職者預り社会保険料(東京事務所) 預り所得税(東京事務所) 預り住民税(東京事務所) その他預り金(東京事務所) 流動負債合計 2. 固定負債 退職給付引当金(東京事務所) 固定負債合計 負債合計 正味財産 12 85,330 8,598,050 10,000,000 2,766,332 3,527,084 1,934,549 1,624,717 208,243 7,970 552,455 2,000,000 10,000,000 255,360 1,973,263 1,901,308 49,281 744,840 13,100 298,285 1,243 506,905 672,425 103,450 51,015 2,624 736 47,878,565 271,518 828,571 1,100,089 48,978,654 207,787 53,055 5,965 23,760 59,061 30,260 170,300 17,644 567,832 3,527,084 3,527,084 4,094,916 44,883,738 ≪2013年度決算≫ 財務諸表の注記 2013年度(自2013年4月1日 至2014年3月31日) 1. 重要な会計方針 財務諸表の作成は、NPO法人会計基準によっています。 (1) 固定資産の減価償却の方法 車両(カンボジア事務所)の減価償却は定率法によっています。 無形固定資産(パソコン・ソフトウェア:東京事務所)の減価償却は定額法によっています。 (2) 引当金の計上基準 ・ 退職給付引当金 職員(東京事務所在籍)の退職給付に備えるため、就業規則・職員給与規程に基づいて計算し、当期末に発生していると認められる金額を計上し ています。 (3) ボランティアによる役務の提供 ボランティアによる役務の提供は、「3.活動の原価の算定にあたって必要なボランティアによる役務の提供の内訳」として注記しています。 (4) 消費税等の会計処理 消費税は税込方式によっています。 2. 事業別損益の状況 別紙参照。 3. 活動の原価の算定にあたって必要なボランティアによる役務の提供の内訳 内 容 算定方法 金額 事務所での定例ボランティア(毎週水曜日) 2,308,064 織物出張販売ボランティア 257,224 単価は東京都の2014年3月末時点の最低賃金869円によって算定してい 「布チョッキン」募金活動サポート 163,372 ます。 学生ボランティア 535,304 合計 3,263,964 4. 使途等が制約された寄附金等の内訳 使途等が制約された主な助成金・寄附金等の内訳は以下の通りです。 内 容 備 考 期首残高 当期受入額 当期減少額 期末残高 公益財団法人日本国際協力財団 助成金 0 独立行政法人 郵便貯金・簡易生命保険管理機 構 平成25年度国際ボランティア貯金寄附金配 分事業 助成金 0 1,192,000 1,192,000 4,910,904 4,910,904 0 カンボジアでの藍染織技術の確立事業に使 用。 カンボジアでの就学前教育の充実のため公立 0 幼稚園及び公立地域幼稚園での教材配布・ 研修会開催事業に使用。 日本労働組合総連合会 「連合・愛のカンパ」 中央助成金 0 2,000,000 2,000,000 0 給食募金 寄付金 0 2,011,516 2,011,516 0 カンボジアでの給食活動に使用。 布チョッキン募金 寄付金 0 4,699,890 4,699,890 0 カンボジアでの遊具(人形・ボール)の制作・配 布・保育者研修活動に使用。 地震募金 寄付金 0 2,860,968 2,860,968 0 東北大震災の被災地での保育活動支援に使 用。 村の幼稚園 寄付金 0 2,340,000 2,340,000 0 カンボジアでの「村の幼稚園」の運営に使用。 バンキアン・プレイタトウ保育所 寄付金 (味 の素株式会社「食と健康」寄付金ほか) 0 1,982,400 1,982,400 0 0 21,997,678 21,997,678 取得 減少 合計 カンボジアでの保育教材の製作・配布、保育 者研修活動に使用。 カンボジアでのバンキアン保育所・プレイタトウ 保育所の保育者給与、給食費等に使用した。 0 5. 固定資産の増減内訳 科目 有形固定資産 車両運搬具(2台)(カンボジア事務所) 無形固定資産 ソフトウェア 投資その他の資産 敷金 合計 6. 役員及びその近親者との取引 科目 (活動計算書) 会費収入 寄付収入 事業収入 専門家相談料 期首 取得価額 期末 取得価額 減価償却 累計額 期末 帳簿価額 5,930,212 5,930,212 5,658,694 271,518 525,000 525,000 525,000 0 828,571 7,283,783 828,571 828,571 0 5,884,031 828,571 1,100,089 財務諸表に 内役員及び 計上された 近親者との 金額 取引 2,171,000 28,478,820 12,079,401 259,000 42,988,221 100,000 167,720 25,604 84,000 377,324 活動計算書計 7. その他特定非営利活動法人の資産、負債及び正味財産の状態並びに正味財産の増減の状況を明らかにするために必要な事項 ・事業費と管理費の按分方法 東京事務所 人件費は、従事割合により、広報事業、織物販売事業、震災支援事業及び管理費に区分している。 賃借料については30%を織物販売事業の経費、70%を管理費としている。 その他の共通経費については、各事業の負担割合を見積もり按分している。 プノンペン事務所 事務所の人件費・経費は、負担割合を見積もり保育事業、織物研修事業及び織物販売事業に全額按分している。 13 ≪2013年度決算≫ 科目 カンボジア事業 合計 保育 織物研修 国内事業 織物販売 広報 織物販売 管理 震災 Ⅰ経常収益 会費収入 2,171,000 0 0 0 0 0 0 2,171,000 寄付収入 28,478,820 8,553,526 0 0 0 0 2,860,968 17,064,326 事業収入 237,000 12,079,401 0 0 6,825,390 0 5,017,011 0 補助金収入 8,102,904 6,910,904 1,192,000 0 0 0 0 0 その他収入 517,012 0 0 0 0 0 0 517,012 51,349,137 15,464,430 1,192,000 6,825,390 0 5,017,011 2,860,968 19,989,338 0 0 0 (1)人件費 0 0 0 人件費 28,649,237 5,272,546 5,432,925 経常収益計 Ⅱ経常費用 退職給付費用 人件費計 0 0 3,550,167 2,878,720 2,878,720 1,439,359 7,196,800 0 0 0 788,334 2,878,720 2,878,720 1,439,359 7,985,134 788,334 0 0 29,437,571 5,272,546 5,432,925 3,550,167 4,105,136 0 0 2,366,003 256,397 0 0 535 213,330 14,340 0 28,192 0 (2)その他経費 売上原価 印刷費 1,739,133 0 施設支援費 1,469,861 7,039 12,822 0 0 0 1,450,000 保育給食費 1,045,953 983,253 0 0 0 0 62,700 0 研修費 7,327,031 6,373,820 758,199 185,011 0 0 0 10,000 広報費 105,461 0 0 94,946 10,515 0 0 0 渉外費 79,238 0 0 0 0 0 79,238 会議費 97,697 24,100 6,886 3,443 0 0 0 63,268 旅費交通費 1,764,047 318,234 155,309 222,464 98,835 212,200 104,625 652,380 通信運搬費 1,491,847 353,118 20,147 163,533 169,312 226,019 14,385 545,333 販売関連費 875,186 0 0 354,434 0 520,752 0 0 1,705,246 410,057 72,212 203,534 110,899 22,892 0 885,651 備品消耗品費 諸謝礼金 支払手数料 車両費 55,670 0 0 693,625 31,957 9,130 33,333 0 0 22,337 4,565 5,460 25,064 8,505 608,944 666,462 359,022 146,710 160,730 0 0 0 0 賃借料等 4,711,487 0 0 1,290,404 0 748,755 0 2,672,328 租税公課 211,550 0 0 0 0 135,200 0 76,350 専門家相談料 259,000 0 0 0 0 0 259,000 減価償却費 その他の経費計 経常費用計 299,663 173,730 20,933 0 0 0 0 105,000 27,220,557 9,034,330 1,202,348 5,049,604 641,684 3,644,355 1,640,215 6,008,021 56,658,128 14,306,876 6,635,273 8,599,770 3,520,404 6,523,075 3,079,574 13,993,155 △ 5,308,991 1,157,554 △ 5,443,273 △ 1,774,380 △ 3,520,404 △ 1,506,064 △ 218,606 5,996,183 3,882,981 0 0 1,901,308 0 1,973,263 0 8,410 3,882,981 0 0 1,901,308 0 1,973,263 0 8,410 当期正味財産増減額 △ 1,426,010 1,157,554 △ 5,443,273 126,928 △ 3,520,404 467,199 △ 218,606 6,004,593 前期繰越正味財産額 46,309,748 0 0 0 0 0 0 46,309,748 次期繰越正味財産額 44,883,738 1,157,554 △ 5,443,273 126,928 △ 3,520,404 467,199 △ 218,606 52,314,341 当期経常増減額 Ⅲ経常外収益 雑収入 経常外収益計 14 15