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2017年トレンド予測 キャリア領域
2017年のトレンド予測 キャリア領域 キャリア領域のご紹介 正社員を中心とした転職支援サービス 転職情報サイト 転職エージェントサービス ※サービスお申し込みはサイトから実施 38 キャリア領域における2017年予測 キーワード 企業と対話し、生活にあわせた働き方を実現する 「ライフフィット転職」 未曾有の労働人口減少、制約社員の増加、「働き方改革」の推進。 今、求人市場の主権は、構造的に企業から個人へシフトしつつある。 実際、入社前の面談シーンでは、求職者が企業に勤務条件を交渉し、 入社後もイキイキと活躍するケースが増えている。 これまで、企業が提示する「一律の働き方」に適応してきた求職者が、 生活と仕事のバランスをとった「多様な働き方」での活躍を念頭に、 能動的に、個別の勤務条件を交渉する時代が始まりつつある。 39 背景① 減少し続ける働く人々 ■生産年齢人口の推移 万人 14,000 12,000 1,490 1,826 2,201 2,567 2,925 3,207 3,395 3,612 10,000 3,657 3,685 3,741 8,000 6,000 4,000 8,590 8,717 8,622 8,409 8,103 7,883 7,682 7,341 7,085 6,773 6,343 2,000 2,249 2,001 1,847 1,752 1,680 1,637 1,583 1,457 1,457 1,204 1,129 2000年 2005年 2010年 2013年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 0 1990年 1995年 14歳以下人口 15~64歳人口 65歳以上人口 (出典)2010年までは国勢調査、2013年は人口推計12月1日確定値。※2015年以降は推計値 2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推 計結果 40 背景② 制約を抱える社員の増加 育児 (%) ■児童のいる母親の就業割合 70.0 65.0 62.2 60.2 65.7 63.7 63.0 2012年 2013年 68.0 60.0 55.0 52.5 50.0 45.0 2001年 2010年 2011年 2014年 2015年 (出典)厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」 (万人) 介護 ■介護・看護により前職を離職した15歳以上人口 12 10 8 6 7.77 8.12 7.15 6.57 1.71 1.61 2.09 1.84 1.99 2007年10月 ~2008年9月 2008年10月 ~2009年9月 2009年10月 ~2010年9月 2010年10月 ~2011年9月 2011年10月 ~2012年9月 4 2 0 (イラスト出典)かわいいフリー素材集いらすとや http://www.irasutoya.com/ 男性 6.59 女性 (出典)総務省統計局「平成24年就業構造基本調査」 41 背景③ 国を挙げた「働き方改革」の推進 一億総活躍に向け 労働参加率の向上は待ったなし! 長時間労働の是正 柔軟な働き方 女性・若者が活躍しやすい環境整備 高齢者の就業促進 子育て・介護と仕事の両立 (写真出典)首相官邸ホームページ http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201609/02kunji.html 42 兆し① 「生活のゆとり」を重視しだした働く人々 リクナビNEXT 検索ワードの推移 ■リクナビNEXT 検索ワード推移 ■転職先を選ぶ際の優先項目 転職先を選ぶ際の優先項目 年収 (%) 62.4 60.6 60 48.5 42.5 44.9 58.3 48.9 46.8 58.5 50.6 在宅 勤務 228 残業 450 350 待遇 福利厚生 252 250 188 48.4 休日休暇 150 40.8 50 30 2014年 8月 2015年 3月 2015年 9月 2016年 3月 (出典)リクルートキャリア 「第30回転職世論調査」n=593人 470 実施期間:2016年3月11日~3月21日 「第29回転職世論調査」n =393人 実施期間:2015年8月24日~9月4日 100 104 89 120 109 高収入 69 2015年5月 2015年9月 2016年1月 2016年9月 (出典)リクルートキャリア リクナビNEXT 2015年5月を100とした場合の求職者の検索ワード推移 小数点以下切り捨て 「第28回転職世論調査」n =563人 実施期間:2015年2月24日~3月1日 「第27回転職世論調査」n =527人 実施期間:2014年8月26日~8月31日 43 兆し② 面接で勤務条件を交渉しだした働く人々 ■転職先企業に、どれぐらい相談・交渉できた? (%) 5.6 6.7 22.9 交渉ができた 求職者は 約7割 すべてを伝えることができた ある程度は伝えることができた 64.8 あまり伝えることができなかった ほとんど伝えることができなかった (出典)リクルートキャリア「第31回転職世論調査」 n=713人 実施期間:2016年9月28日~10月5日 44 兆し③ 「個人の働き方」に寄り添いだした企業 企業が提示する 個人が提示する 条件確認を行う企業の割合 (%) 35.0 条件交渉を行う企業の割合 16.0 29.3 30.0 27.1 14.3 14.5 2016年 2017年(推定) 14.0 12.0 25.0 10.0 20.0 15.0 (%) 7.9 16.5 8.0 11.2 6.0 10.0 4.5 4.0 5.0 2.0 0.0 0.0 2014年 面接の順序 2015年 人事面接 2016年 2017年(推定) 部門長面接 (出典)リクルートキャリア 2014年 役員面接 2015年 企業が提示する 条件の確認 個人が提示する 条件の交渉 法人営業担当者アンケート n=105 実施期間:2016年11月16日~11月21日 45 雇用契約交渉の「今まで」と「これから」 NAME (特徴) WHO (交渉主) WHAT (交渉内容) HOW (交渉方法) RESULT (活躍度) BEFORE AFTER カンパニーフィット ライフフィット 企業 個人 業務内容、給与 勤務時間、勤務地 企業が主導 個人が従属 個人が主導 企業が支援 未活躍、離職 活躍 46 事例① 育児×仕事のフィット 子育てと両立できず不本意な離職を選択 30代女性 保育園に迎えに行くため 16時には会社を出たい フィットさせましょう 時短でフルタイム社員と同じ待遇を獲得し活躍 <協力企業>株式会社浜松ファーマリサーチ 事業:医薬品の試験の実施、設立:2005年11月1日、資本金:7,150万円 47 事例② 家族療養×仕事のフィット 家族療養のため半年休職した飲食店経験 44歳男性 終電までには帰って 午前中は主夫をしたい フィットさせましょう 家族優先の働き方を獲得し、終電帰宅店長として活躍 <協力企業>クロスバウンダーズ株式会社 事業: 飲食店経営 、設立:2014年7月 、資本金:1,000万円 48 事例③ 介護×仕事のフィット 介護のため離職した30代プログラマー男性 介護と仕事を両立させたい 日中介護を実現のため、朝夕在宅勤務を獲得 <協力企業>株式会社シグナルトーク 事業:インターネットサービス、設立:2002年5月10日、資本金:1,000万円 49 個人の声に、企業が向き合う時代へ 新しい「働き方」の発明 それを担うのは“個人” そして それに真摯に向き合う”企業” 50 キャリア領域における2017年予測 キーワード 企業と対話し、生活にあわせた働き方を実現する 「ライフフィット転職」 未曾有の労働人口減少、制約社員の増加、「働き方改革」の推進。 今、求人市場の主権は、構造的に企業から個人へシフトしつつある。 実際、入社前の面談シーンでは、求職者が企業に勤務条件を交渉し、 入社後もイキイキと活躍するケースが増えている。 これまで、企業が提示する「一律の働き方」に適応してきた求職者が、 生活と仕事のバランスをとった「多様な働き方」での活躍を念頭に、 能動的に、個別の勤務条件を交渉する時代が始まりつつある。 51