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Apcoordinator

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Apcoordinator
4. クライアント
アプリケーション
51
4.1 バックエンド連携サービスライブラリ
Apcoordinatorでは、バックエンドシステムと連携するためのサービスライブラリを提供しています。
バックエンド連携サービスライブラリは、Interstage Business Application Server Standard Edition、
Enterprise Edition で提供される機能です。
CORBAサーバアプリケーションを呼び出す方法として、このサービスライブラリの「CORBAサービスアダプ
タ」を使用する方法を紹介します。
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バックエンド連携サービスライブラリ
Apcoordinatorフレームワーク
Apcoordinator
アプリケーション
バックエンド連携
サービスライブラリ
バックエンド
システム
COBOLで作成した
CORBAアプリ
バックエンド連携サービスライブラリでは、共通インターフェースによるバックシステムとの連携を行うライブ
ラリを提供します。
バックエンド連携サービスライブラリでは、以下のサービス連携を実現します。
z CORBAを呼び出す、CORBAサービスアダプタ
z メッセージを送信する、メッセージ送信サービスアダプタ
z コマンドの実行を行う、コマンド実行サービスアダプタ
z 利用者が作成する、利用者作成サービスアダプタ
COBOLとの連携を実現する場合、CORBAサービスアダプタもしくは、コマンド実行サービスアダプタを利
用することになります。一般的なCORBAアプリケーション呼び出しも可能ですが、CORBAサービスアダプ
タを介することにより、同期、非同期処理が実現できます。
ただし、コマンド実行サービスアダプタの場合、同期(コマンドの終了を待ち合わせる直接呼出し)、非同期
(突き放し実行)のみのサポートとなります。
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バックエンド連携サービスライブラリの構成
Apcoordinatorフレームワーク
アダプタ
サービス
アダプタ
イベント
サービス
Apcoordinator
アプリケーション
イベント処理
Bean
バックエンド
システム
サービス
アダプタ
asyncマップ
以下にバックエンド連携サービスライブラリの構成要素を説明します。
●アダプタ
CORBAアプリケーションや、利用者が作成したアプリケーションを呼び出す連携サービスにおける共通な
インターフェース(AsyncServiceAdapterインターフェース)です。
Apcoordinatorアプリケーションのビジネスクラスから、このインターフェースを実装した各種サービスアダプ
タを利用することにより、同一インターフェースでバックエンド連携サービスライブラリの利用が行えます。
AsyncServiceAdapterインターフェースを実装した各種サービスアダプタは、AsyncServiceFactoryインター
フェースにより取得します。
●サービスアダプタ
AsyncServiceAdapterインターフェースを実装したサービスを実行するクラスです。
サービスアダプタには、CORBAアプリケーションを呼び出すCORBAサービスアダプタや、利用者がイン
ターフェースを実装したサービスアダプタなどがあります。
●イベント処理 Bean
イベントサービスを利用した同期呼び出しおよび、非同期呼び出しを行う場合に、サービスアダプタの呼び
出し制御を行うEJB(AsyncServiceMessageDrivenBeanクラス)です。 Apcoordinatorアプリケーションのビ
ジネスクラスにて、アダプタを利用し、アプリケーションの呼び出し要求を行うと、イベントサービスを経由し、
イベント処理Beanへ呼び出し要求が通知されます。イベント処理Beanでは、呼び出し要求に従い処理を行
います。
●asyncマップ
利用するサービスアダプタやイベントサービス、およびサービスの呼び出し方法といったバックエンド連携
サービスライブラリの定義ファイルです。定義ファイルは、asyncmap.xmlというファイル名で、所定の場所へ
格納します。
●イベントサービス
バックエンド連携サービスライブラリでは、J2EEで規定されたJMS APIを使用してイベントサービスを利用
しています。
JMSについての詳細は、Interstageオンラインマニュアルの J2EE ユーザーズガイド を参照してください。
54
アプリケーションの呼び出し
バックエンドシステムの処理
完了まで待ち合わせます。
Apcoordinator
直接呼出し アプリケーション
アダプタ
バックエンドシステムの処理
完了まで待ち合わせます。
Apcoordinator
同期変換 アプリケーション
アダプタ
イベント
サービス
イベント
処理
Bean
要求は、処理結果を待たずに復帰し
ます。処理結果は通知されません。
突き放し
Apcoordinator
アプリケーション
アダプタ
イベント
サービス
バック
エンド
システム
イベント
処理
Bean
要求は、処理結果を待たずに復帰しま
す。処理結果は問い合わせ可能です。
Apcoordinator
突き合わせ アプリケーション
アダプタ
イベント
サービス
イベント
処理
Bean
アプリケーションの呼び出し方法には、大きく分けて同期呼び出しと非同期呼び出しの2つの方法がありま
す。
同期呼び出し:直接呼び出し、同期変換
非同期呼び出し:突き放し、突き合わせ
z 直接呼び出しは、イベントBeanを介さずに実行します。
z 同期変換は、イベントBeanを介し、イベントBeanから復帰するまで待ち合わせます。
z 突き放しは、イベントBeanへ処理依頼をした時点で処理が完了します。処理結果は参照できません。
z 突き合わせは、イベントBeanへ処理依頼をした後、復帰しますが、結果を問い合わせることができます。
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クライアントアプリケーション実行
ネーミングサービスのホスト情報の設定
(inithostの設定)
以下の場合は不要
・クライアントとネーミングサービスの
存在するホストが同一の場合
・CORBAサーバとネーミングサービスの
存在するホストが同一の場合
アプリケーション実行
クライアントアプリケーションの実行モジュールを実行します。
◆ネーミングサービスのホスト情報の設定(inithostの設定)
クライアントアプリケーションが、サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスを獲得するためには、
ネーミングサービスにアクセスします。Interstageのクライアント環境から、ネーミングサービスにアクセスす
るには、ネーミングサービスがネットワーク上のどのホストに存在するかを指定する必要があります。
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inithostの設定(1)
inithostはInterstage管理コンソール上で設定することが可能です
※OD(ObjectDirector)サーバとネーミングサービスが異なるホストの場合
① システム −[環境設定]を選択し、
[詳細設定]の[表示]をクリック
※Interstageクライアントパッケージ場合は、ノート記載の方法で設定ください。
【参考】 inithostの手動設定方法
◆INITHOSTファイルの格納場所(Windows)
X:¥Interstage¥ODWIN¥etc
◆ホストの指定方法
ファイルに以下の書式で指定
hostname
CORBAサービスのport番号
※自ホスト側/サーバ側(サービスが動作しているホスト)のホスト名定義と統一させて指定する必要があ
ります。
(例)ネーミングサービスが、hostAに存在していて、CORBAサービスのポート番号が8002を使用している
場合
hostA
8002
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inithostの設定(2)
②[ネーミングサービス詳細設定]の
[表示]をクリック
③詳細を設定し、
[適用]をクリック
58
4.2 本章のポイント
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本章のポイント
Interstageにおいて、CORBAサーバアプリケーションを
呼び出すには、「バックエンド連携サービスライブラリ」を
用いる方法があります。
zクライアントアプリケーションは以下の手順で実行します。
①inithostの設定
②アプリケーション実行モジュールの実行
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