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気象台による地方公共団体への 技術的な支援について 気象庁
資料3-4 気象台による地方公共団体への 技術的な支援について 気象庁 地方公共団体における災害情報等の伝達の あり方に係る検討会(第4回) 1 気象台による自治体支援 各地の気象台では、都道府県と連携しながら、 市町村の避難勧告等の防災対応の判断を支援 平常時 ・避難勧告等の判断・伝達マニュアル、 ハザードマップ策定支援 ・自治体防災訓練への企画段階からの 参画、助言 ・過去の災害時の気象データの提供 ・防災気象情報利活用に関する啓発 ・防災情報提供システムの利用促進 ・防災会議、地域防災計画への参画 都道府県 気象台 災害時 ・防災気象情報の発表 ・防災情報提供システムによる情報提供 ・ホットラインによる最新の気象解説 ・台風説明会 ・災害対策警戒本部等への職員派遣と解説 連携 市町村 災害後 ・即時的な解説資料提供 ・災害時気象支援資料の提供 ・避難勧告等の判断・伝達マニュアルの改善支援 ・検証委員会等への参画 ・防災気象情報の改善等 2 防災気象情報を有効に利活用して頂くために 気象台が発表する防災気象情報を、防災対策に有効に利活用して頂くために・・・ 気象、地震、火山等の知識や、気象台が発表する 防災気象情報について理解して頂くための取り組み ・地方公共団体の防災担当者が集まる会議・研修等の 場をお借りして説明 ・気象台主催で、防災担当者向けの講習会 や勉強会を定期的に実施 ・地方公共団体主催の防災訓練に参画し、 訓練時や事前打合せ時に防災気象情報に ついて解説 ・市町村への個別訪問 ・避難判断を最終的に決断する市町村長と、 気象台長との直接面談 3 気象台と自治体との連携による普及啓発 防災知識・防災意識の普及啓発 気象台 ・地域住民 ・自主防災組織 ・児童・生徒 等 ・自治体職員 ・防災指導者 等 自助・共助 公助 防災力の向上 ●自治体と連携した人材育成研修会(鳥取地方気象台) 【県・市町村及び地区研修への講師派遣】 ・土木防災ボランティア研修(東部・中部・西部地区)、自主防災組織研修会、 市町村職員防災基本研修、地域防災活動指導者(協力員)養成研修 ・気象と災害、地震津波・気象情報の利活用 等 【アンケートから】 ・気象情報や各種警報・注意 報の見方が理解できた。 ・自然災害の基礎知識や土砂 災害と対策等、講義内容は 知識理解に役立っている。 ・他の方へ説明する研修資料 としても役立つ。 ●自主防災組織設立のための支援(沖縄気象台) ・住民や市職員の防災意識向上 → 気象台へ相談 ・市企画の防災気象講演会を気象台が連携して継続実施 → ・住民や市職員の防災意識の向上、市防災担当者の防災知識の向上 ・地域への防災に関する取り組みの広がり - 市担当者自らが、自治会や市役所内、周辺自治体へ出前講座 - 自主防災組織のリーダーが未組織の地区へ出向いてアドバイス 4 防災関係機関向けハンドブック(福岡管区気象台) 福岡管区気象台では、防災関係機関の 職員向けに、気象台の発表する気象、地 震・津波、火山等の情報を利用するにあ たって知っておいて頂きたい内容を解説 したハンドブックを作成。 (対象:九州各県、山口県) ・福岡管区気象台HPにて自由に閲覧可能 ・本ハンドブックの内容に即して説明会・勉 強会等を行うほか、市町村等の避難判断 マニュアル策定支援、気象台による市町 村訪問等の際に、認識共有のための基 礎資料として活用 http://www.jma‐net.go.jp/fukuoka/chosa/handbook/1‐1.htm 5