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アニュアルレポート2012

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アニュアルレポート2012
A N N UA L R EPORT 2 012
アニュアルレポート
(年次報告書) 2 0 1 1 年 4月1日∼2 0 1 2 年 3月3 1日
考える力。行動する力。わかちあう力。かなえる力。
ガールスカウトは少女たちの、そして、女性たちの 生きる力を伸ばしていく活動です。
自然や仲間と交わる さまざまな体験を通じて、芯のある心と、なんでもできる手を身につけ、
未来を、世界を、ゆたかに生きる力を育てます。
〔日本連盟 2020年のビジョン〕
〔日本連盟 使命〕
すべての少女と若い女性が声をあげ、
よりよい社会にするために行動を起こす
少女と若い女性が自分自身と他の人々の幸福と平和のために、
責任ある市民として自ら考え、行動できる人となれるようにする
❖2011年度の主な活動
少女の自己肯定感を高める
シニア全国キャンプ
※1
思春期の女子に低くなる自己肯定感 は、ガールスカウトが行っている
体験活動によって高められることが実証されました。パトロールシステ
※2
ム を取り入れた、宿泊を伴う野外生活をすることで、協力し合うこと
や自ら考えて行動することを実践し、少女たちの自己肯定感を高めるプ
ログラムを提供しています。
場 所 戸隠ガールスカウトセンター(長野県長野市戸隠)
実 施 日 8月5日㈮∼8日㈪
参加人数 中学生の少女会員325人(38支部)
※1 自己肯定感▷自分自身のあり方を概して肯定する気持ち
※2 パトロールシステム▷5∼6人の小グループで、メンバー一人ひとりが役割を
持って活動する、ガールスカウトの特徴的な教育方法
世界的課題への取り組み
ガールスカウトギャザリング
同年代の仲間と世界で起きているいろいろな課題について話し合い、よ
りよい社会を構築するために、声をあげ、社会に影響を与える行動につ
なげる場を設けています。また、このような場を青少年自ら企画・運営す
ることで、世界市民として成長する機会を提供します。
<全国大会>
場 所 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
実 施 日 12月23日(金・祝)∼25日㈰
参加人数 高校生年代の少女会員115人(38支部)
<地区大会>
地 区
実 施 日
参 加 人 数
北関東
7月29日∼ 7月31日 シニア81人、
レンジャー58人
南関東
10月 8日∼10月10日 シニア53人、
レンジャー16人
北陸・東海
8月19日∼ 8月21日 シニア23人、
レンジャー21人
地 区
近畿
実 施 日
参 加 人 数
8月20日∼ 8月21日 シニア34人、
レンジャー28人
中国・四国 10月 8日∼10月10日 シニア19人、
レンジャー13人
九州・沖縄
7月29日∼ 7月31日 シニア20人、
レンジャー24人
ピースプロジェクト
Greener×Greener
日本国内の環境問題や食料問題に目を向け、地域の
人々とともに保全・改善のための活動をし、同時に
世界で困難な状況にある難民の住む環境を改善す
ることを目指して活動しています。
ふれあいの日
日韓ガールスカウト交流事業
5月22日は『ガールスカウトの日』。
「少女が力をつければ、世界を
変えられる」のテーマのもと、少女
が 主 体 性を持 って全 国 一 斉に
社会へのアピール活動を行いま
した。
次代の日韓関係を担う中高生
が直接交流することで、両国
の友好な関係を築き、互いを
理解する機会を提供します。
開 催 地 47都道府県
実 施 日 5月21日㈯
または22日㈰
開 催 地 北海道・滋賀県・
京都府・奈良県・
和歌山県・大分県
を訪問
招へい人数 韓国ガールスカウト91人
実 施 日 1月4日㈬∼1月11日㈬ 8日間
外務省(日韓文化交流基金)委託事業 21世紀東アジア青少年大交流計画
東日本大震災支援事業
ガールスカウト東日本大震災支援プロジェクト
震災直後から、物資支援をはじめ、各地域のガールスカウトが、被災地復興のための取り組みを始めています。
永年にわたり、青少年教育に取り組んでいる私たちは、その「ノウハウ」と「全国の会員の力」を生かし、
子どもたちの成長を支援する活動をおこないます。
〔これまでに寄せられた支援金〕
40,050,940円(平成24年3月末現在)
〔支援事業〕
ガールスカウト「いきるちからキャンプ」
場 所 国立花山青少年自然の家(宮城県栗原市)
実 施 日 8月14日㈰∼16日㈫
参加人数 94人(小学生1∼6年生88人、中学生6人)
〔物資支援〕
靴(2,849足)、肌着(3,894枚)、テント(190張)、防犯ブザー(577個)、炊き出し用品
〔他団体への協力〕
・こどもゆかたプロジェクト(RQ市民災害救援センター)
・∼のんびり遊ぼう∼ニコニコキャンプ!!(子どもの心と身体の成長支援ネットワーク)
・グリーフキャンプ in テンパーク(公益財団法人ボーイスカウト日本連盟)
指導者の育成
トレイナーセミナー
少 女の活 動を支 援 す
る指導者を養成・育成
する任務にあたるトレ
イナーのための研修会
を全国7地区で実施し
ています。
現在、全国に2 8 7人の
トレイナーがおり、指
導者の育成に取り組ん
でいます。
リーダー養成講習・
指導者研修
少女の活動を支援する
指導者の養成
全国で307回開催
2,327人の指導者を養成
指導者の学習の機会の提供
指導者研修を全国で
239回実施
指導者を養成・育成する
トレイナーの養成
ガールスカウトトレイナー11人、プログラムトレイナー14人
■ 施 設
少女が安全に活動するための施設を運営しています。
●ガールスカウト会館(東京都渋谷区)
ガールスカウト会館は、研修・会議・交流の場として広く利用されています。
●戸隠ガールスカウトセンター(長野県長野市)
戸隠ガールスカウトセンターは野外での活動が安全に安心して行える場を
提供しています。
■夏期利用参加:27グループ 宿泊1,353人、日帰り利用192人
■春・秋利用参加:宿泊189人、日帰り利用124人
■ミセス・ウェストン祭:8月6日㈯(戸隠キャンプ場/長野市)
戸隠観光協会との共催で、式典を開催しています。
■団キャンプ支援事業:7月29日㈮∼7月31日㈰
戸隠のフィールドを活かしたプログラムを提供し、参加団が団独自で
キャンプができるよう支援しています。
■ 他の機関・団体との連携
■ 広報活動
■UNHCR駐日事務所・国連UNHCR協会との協力
■早寝早起き朝ごはん全国協議会(文部科学省)
■内閣府 青年国際交流事業への指導者の派遣
■チャレンジ25キャンペーン(環境省)
■フォレストサポーターズ(林野庁)
■ユニセフ東京事務所
■国連人口基金 東京事務所
■体験の風をおこそう運動
推進委員会
■自然体験活動推進協議会
■SAFETY OUTDOOR
キャンペーン
■STAND UP TAKE
ACTION
機関誌の発行、
ホームページの更新、
メールマガジンの配信、
プレスリリースの配信、
テレビや雑誌の取材対応、ポスター・
チラシ・事業報告書の発行など
❖日本連盟 役員・顧問・評議員
(2012年度)
■理 事
会 長 浅野 万里子(東京都連盟)
副 会 長 竹下 珠路(千葉県連盟)
副 会 長 岡 智子(神奈川県連盟)
国際コミッショナー 湯田 ミノリ(埼玉県連盟)
理事(財務) 谷井 尚子(茨城県連盟)
理 事 植田 めぐみ(北海道連盟)
理 事 大﨑 加奈(宮城県連盟)
理 事 河合 千尋(奈良県連盟)
理 事 重住 恭子(東京都連盟)
理 事 竹山 早穗(和歌山県連盟)
■監 事
山下 泰子(文京学院大学名誉教授)
吉村 晴子(群馬県連盟)
■顧 問
高力 壽美子(元会長)
三島 昌子(元会長)
尾平 和子(元会長)
永井 かよ子(元会長)
松山 正惠(元会長)
東山 元子(元会長)
佐藤 初女(元監事・「森のイスキア」主宰)
■会計顧問
栁澤 享(公認会計士栁澤享事務所/公認会計士・税理士)
■法律顧問
相澤 光江(ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護士事務所
坂井・三村・相澤法律事務所(外国法共同事業)/弁護士)
■評議員
岩崎 久美子(国立教育政策研究所 総括研究官)
岩田 喜美枝(キリンホールディングス株式会社 外部監査役)
河井 栄(医療法人社団倫芳会河井医院 副院長)
久芳 美惠子(東京女子体育大学 体育学部教授)
小松 正明(釧路市副市長)
坂本 文武(立教大学 大学院 21 世紀デザイン研究科准教授)
髙木 紀代子(大阪府教育委員会 元社会教育委員)
高木 幹夫(株式会社日能研 代表取締役)
冨田 久枝(千葉大学 教育学部教授)
バッケス 井上 幸子(汎太平洋東南アジア婦人協会 国際広報委員)
松下 倶子(恵泉女学園学園長)
❖ガールスカウト構成図
ガールスカウト運動は、国籍、人種、宗教の違いを越え、世
界中で活動が展開されています。現在、世界145の国や地域
で、約1,000万人の会員が活動している世界最大の女性の社
会教育団体です。国内では、47都道府県に連盟があり、
37,556人(平成24年3月末現在)の会員が活動しています。
世界連盟
ガールガイド
・
ガールスカウト世界連盟
http://www.wagggsworld.org/
日本連盟
ガールスカウト日本連盟(国ごとの集まり)
http://www.girlscout.or.jp/
都道府県連盟
都道府県連盟(都道府県ごとの集まり)
団
団(地域の活動グループ)
会 員
会 員
❖活動の3つのポイント
日本のガールスカウトは、
「自己開発」「人とのまじわり」
「自然とともに」を教育の3つのポイントとして活動に取り
組み、少女たちの実行力、コミュニケーション能力、責任
感を育てます。
自
と 然と
人
との
もに
まじわり
さまざまな人々と
ともに行動し、
互いを尊重する
心を育てる。
自然との
調和を学び、豊かな
感性を養う。
❖沿 革
1920年(大正9年)
日本での活動が始まる(東京・香蘭女学校)
名称は「日本女子補導団」
1928年(昭和3年)
ガールガイド・ガールスカウト世界連盟が設立
日本も加盟
1942年(昭和17年)
第二次世界大戦の激化のため継続が困難になり、
「日本女子補導団」解散
1947年(昭和22年)
運動再開への準備を開始(5月22日)
元日本女子補導団の関係者が集まり、GHQ(連合
総司令部)とアメリカの指導者によって支えられ再建
以後、アメリカにならってガールスカウトと称して、
活動が現在に至る
1949年(昭和24年)
ガール・スカウト日本連盟 設立
1952年(昭和27年)
社団法人として認可
「社団法人ガール・スカウト日本連盟」成立
1960年(昭和35年)
世界連盟正加盟
「戸隠キャンプセンター」竣工(長野県戸隠)
1963年(昭和38年)
アジアキャンプ大会開催
1966年(昭和41年)
日本で第19回世界会議を開催
皇太子妃美智子殿下(当時)がご来臨
自己
開発
自分の
可能性を
発見し、
「主体的に
生きる」ことを
身につける。
❖各部門と育成目標
テンダーフット(就学一年前)
豊かな感性を持つ
ブラウニー(小学1∼3年生)
自分を表現する
ジュニア(小学4∼6年生)
仲間と協力する
シニア(中学生)
1974年(昭和49年)
アジア太平洋国際キャンプ開催
1984年(昭和59年)
「ガールスカウト会館」竣工(東京都渋谷区)
1994年(平成6年)
ガールガイド・ガールスカウト世界連盟が
平和提唱発表
日本連盟ピースパックプロジェクト開始
2000年(平成12年)
日本のガールスカウト運動80周年
新「やくそくとおきて」施行
「戸隠ガールスカウトセンター」改築
2001年(平成13年)
テンダーフット部門(就学一年前の年代)を設置
2005年(平成17年)
愛・地球博 地球市民村に出展
体験を通して自分を見いだす
2010年(平成22年)
レンジャー(高校生相当年齢)
2012年(平成24年)
責任ある立場で自分を生かす
日本のガールスカウト運動90周年
公益社団法人へ移行
❖2 0 1 1 年 度 収支報告
前期繰越金
(9,158,623)
次期繰越金
預金取崩
教育活動費
(28,463,173)
(33,852,648)
雑収入
(25,144,525)
指導者育成費
(16,064,957)
固定資産取得
(761,713)
国際交流事業費
(686,700)
運用利息収入
(14,150,863)
(5,236,370)
支援金
会費収入
(40,050,940)
寄付金・
賛助会費収入
(13,524,420)
(149,338,000)
東日本大震災
支援事業
特定資産取得
(14,203,018)
収入の部
委託事業、
助成金収入
(26,752,294)
推進事業費
(70,968,716)
(47,583,160)
支出の部
440,344,248円
440,344,248円
(22,235,971)
(13,616,300)
需品事業収入
需品事業費
(128,491,041)
(109,337,548)
事業収入
負担金支出
(2,392,150)
委託事業費
戸隠事業収入
会館運営事業費
(18,298,895)
管理費
(43,924,522)
戸隠事業
(19,561,899) (26,890,050)
❖ ガ ー ルスカウトへのご支援をお願いします
ガールスカウトは、少女と若い女性が自ら考え、行動できる人となることを目指しています。活動を通して、
リーダーシップを養い、社会に役立つ女性を育成しています。ぜひ、子どもたちの未来のためにご支援を
お願いいたします。
◎賛 助 会 員
個人会員(年会費)
5,000円 以上
団体会員(年会費)
10,000円 以上
トレフォイル会員(終身会員) 100,000円 以上
◎日本連盟への寄付金
【振込先】
口座名義 公益社団法人ガールスカウト日本連盟
◆ゆうちょ銀行 00180-3-82926
◆三菱東京UFJ銀行 代々木上原支店
普通預金 №0763671
◆みずほ銀行 渋谷中央支店 普通預金 №1315303
少女 の心 身 発 達 に寄 与 する 事 業 や 指 導 者 の育成 など、
ガールスカウトの使命を達成するための事業に役立てさせて
いただきます。
※領収証送付のため、連絡先を日本連盟まで
お知らせください。
当連盟へのご寄付は、寄付金控除の対象となり、税制上の優遇措置が受けられます。
公益社団法人ガールスカウト日本連盟
Girl Scouts of Japan
〒151-0066 東京都渋谷区西原 1 丁目40番 3 号
TEL : 03-3460-0701(代)
03-3468-5278(需品直通)
FAX : 03-3460-8383
E-mail : [email protected]
http://www.girlscout.or.jp
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