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次世代育成支援対策推進法に基づく新たな行動計画について
(ご参考) 平成17年5月23日 ダイキン工業株式会社 次世代育成支援対策推進法に基づく新たな行動計画について ダイキン工業株式会社(本社:大阪市)は、次世代育成支援対策推進法の施行に伴い、新たに行動計 画を策定(平成 17 年 4 月 1 日提出済)し、実行しております。 当社は、平成4年に育児休暇・育児勤務制度を新設し、平成15年には「仕事と子育て両立支援サイ ト(イントラネット)」の開設や、「育児休暇中に自宅からイントラネットにアクセスできる環境整備」 等、他社に先駆けた独自の取り組み・環境整備を展開したことにより、女性で子供を有する社員の比率 が31%(平成16年)に達し、その数は年々増加しております。 このたびの新たな行動計画の策定に際しては、とりわけ管理職への「仕事と育児の両立」への理解の 促進の仕組みづくりなど、3つの目標を掲げ、アクションプランを実行することにより、男女の区別な く、社員一人ひとりがより働きやすい風土を確立してまいります。 1.これまでの取り組みと内容 当社は、仕事と子育ての両立を目指し、働きやすい環境づくりを推進してまいりました。 平成4年に「育児休暇・育児勤務制度」を導入し、平成 13 年には「機会均等」 「意識改革」 「人材確 保」 「両立支援」の4つの切り口からポジティブアクションを立案し、男女関係なく社員一人ひとりが 能力を十分に発揮できる環境づくりを推進しております。さらに今年は「グループ年頭方針」の中で 女性の活躍推進を掲げ、より一層取り組みを強化しています。 1)主な施策 ① 育児休暇・育児勤務制度の充実 ・平成 4 年(制度新設当初)から、妊娠期~子供の就学前までの育児勤務(時差勤務・フレックス勤 務・短時間勤務)を実施。 ・平成 15 年 6 月に、育児休暇の延長・育児勤務の適用期間の見直しなど、さらなる改善を実施。 ② 「仕事と子育て両立支援サイト」の開設(平成 15 年:イントラネット上に専用ページ開設) 〈主なコンテンツ内容〉 ・ ワーキングマザーのカレンダー(妊娠~出産~職場復帰までに何をやらねばならないかの紹介) ・ 両立についてここが知りたい Q&A(先輩の知恵と工夫を紹介) ・ 先輩ワーキングマザーへのインタビュー ・ ワーキングマザーを部下に持つ上司の皆さんへ(上司への意識付け) ③ 育児休暇中に自宅からのイントラネット・E メールにアクセスできる環境整備(平成 15 年) ・育児休暇中に会社の動きや職場の情報を入手し、スムーズな職場復帰につなげる ④ 保育者派遣サービス会社、㈱マザーネットとの法人契約(平成 15 年) ・子供の病気や急な残業、出張時など、必要な時に有料で保育者を自宅派遣してもらえるサービス 2)当社の現状 女性社員で子供を有する社員は、平成 16 年には31%(約200名)に達しており、その数は年々 増加しております(平成4年:約7%・57名、平成 11 年:約21%・142名)。 出産後も働き続ける女性社員が大幅に増加しており、職場復帰後も能力を十分に発揮できる環境づく りが課題と考えております。 3)今後の方針 次世代育成支援対策推進法施行に当たり、職場環境について社内調査(ヒアリング等)を実施した ところ、仕事と育児の両立支援のための「制度の充実」は先進的に取り組めていることからむしろ、 職場復帰後の制度の「運用面(制度を取得する上での職場の風土・環境)」を改善することにより、さ らに働きやすくなるという意見が大半であり、今回の行動計画は「制度の充実」に加え「運用面での 改善」により重点を置いたものといたしました。 2.次世代育成支援対策推進法に基づく当社の行動計画(平成 17 年 4 月 1 日提出済) 計画期間:平成 17 年4月1日から平成 19 年3月31日までの2年間 行動計画の内容:仕事と子育てを両立し、社員一人ひとりがその能力を十分に発揮できるような環 境づくりを目指し、次の3つの目標を掲げ、実行してまいります。 1)平成 18 年 3 月までに、仕事と育児の両立支援制度の概要やマネジメントのあり方に ついて、基幹職(管理職)に周知徹底するための「仕組み」を立案し、実行する。 施策① 育児休暇対象者とその上司に対する制度説明・対話の場の設定 従来は、取得予定者のみに育児休暇関連の制度や賃金の説明をしていたが、今後は上 司を同席させ、制度の内容や上司がマネジメント上留意すべき点について、説明・共 有・徹底を図る。 施策② 育児休暇中の社員と上司とのコミュニケーションを支援するためのメールシステムの 導入 育児休暇中(特に職場復帰前)、本社人事部から、上司と育児休暇者にメールを配信し、 職場復帰後の仕事や勤務形態に関する対話を進め、3ヶ月前から職場復帰の準備を双 方で進めるための「対話システム」を導入する。 施策③ 「仕事と子育て両立支援サイト」における上司へのマネジメント指針・アドバイスコ ーナーの充実 「子供を有する社員の能力を引き出すリーダーシップ・マネジメント」について明文 化したコーナーを新設し、上司への徹底を図る。 2)男性社員の育児休暇取得率を 0.5%以上にする。(現状:0.2%) 施策① 会議やミーティング、社内報等あらゆる機会を利用して、PRを徹底し、管理職・男 性の意識改革を図る。 施策② 「仕事と子育て両立支援サイト」に、男性の育児参画奨励ページ(男性の取得事例の 紹介など)を新設する。 3)平成 19 年 3 月までに、小学校 3 年生まで育児勤務(時差勤務、フレックス勤務、短時間 勤務から選択)を取得できる「勤務時間の柔軟性」を確保する施策を立案し実行する。 (現行:最大小学1年生まで取得可能) 以 上