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環 境 影 響 評 価 方 法 書 補 足 説 明 資 料
(仮称)中紀ウィンドファーム事業 環 境 影 響 評 価 方 法 書 補 足 説 明 資 料 平成25年8月 エコ・パワー株式会社 1.実施地域の北側にある一般環境騒音の調査地点は国道 424 号に非常に近いの で、一般環境騒音を測るという意味では、できるだけ国道の騒音の影響がないよ うに離すこと。 (回答) 当地の家屋集合地域は、地形的に道路沿いに存在しているため、国道 424 号線沿に 2 地点選ぶこととなりましたが、ご指摘の通り、できるだけ道路から離れ た地点で調査を実施いたします。 2.この地点は、尾根筋に管理用道路を造るのですか。 (回答) 事業実施区域内に既に大規模な林道が幅 4.5mで整備をされておりますので、 林道から風車までのアクセス道路の新設を計画しております。 3.工事中トイレのことも記載していただきたい。 (回答) 22 ページ工事用の仮設の概要の項で記載しております。 4.生態系のクマタカ調査で、餌となるヤマドリやヘビを調査するとなっています が個体数の推定はかなり困難を極めます。記載されている方法だと恐らくかなり の過小評価になりますので見直した方がよいのでは。なお、ヤマドリは自動撮影 カメラの使用も考慮してください。 (回答) クマタカの餌種については既存文献を参考とし、主要な餌種を対象として 検討いたします。また、ヤマドリやヘビの定量化に関する調査方法については、自 動撮影カメラの使用も考慮に入れて、再検討いたします。 5.景観の調査について、水平の視野角。随分これはたくさん並んでいますので、 どういうふうに群化するか説明願います。また、有田川町の市街地のあたりにも 調査地点を設けられたいご検討願います。 (回答) 水平角を考慮しての予測・評価を検討いたします。有田川町の市街地での 調査地点追加については、現地確認を行い適切な場所を設定出来る場合に行うこと と致します。 6.生態系のところでの糞の調査は、出現頻度、個体数、餌の分布、餌の種類等が 把握できるよう考慮して調査してもらいたい。 (回答) 4.の再検討の結果、糞粒調査を行うこととした場合は、出現頻度、個体数、 餌の分布、餌の種類等も把握できるよう考慮して調査を実施いたします。 7.近くで実施した自主アセス(当社事業)の調査結果(飛翔の調査等)を予測評 価に活用するとともに準備書で公開してほしい。 (回答) 広川・日高川ウィンドファーム事業における自主アセスの事後調査として、 猛禽類の繁殖状況調査を実施しております。調査結果については、可能な範囲で本 事業への予測評価への活用を検討してまいります。 8.一般環境騒音調査の強風時での調査において、強風だと正しく騒音データが測 れないので注意して測定を実施していただきたい。 道路交通騒音の調査点の路面の舗装状況、種類等を記録してください。 (回答) 強風の基本的な考え方としましては、風車の建設予定地の尾根部が強風の 時、測定したいと考えております。しかし、その測定のピンポイントの場所に強風 が直接当たるような場所というのは選定時から避けたいと考えております。また、 使用機材の中でも防風スクリーン等を使用し、ノイズが入らないよう配慮します。 路面の舗装状況、種類は調査時に記録し、準備書に記載します。 9.法面を切った周りの樹林地の後退は、風が強いのであればそれの対策も考える 必要があります。準備書の段階でその辺を考慮願いたい。 (回答) 準備書では、造成地の法面周辺の樹林地の後退等、その影響も考慮し検討 いたします。 10.文献等による鳥類相の表が出てくるが、配列が現在の日本鳥類目録に沿って いないものが多く見受けられる。現在、日本鳥学会が昨年9月に発行した日本鳥 類目録改訂第7版に準ずるべきである。 (回答) 準備書において、「日本鳥類目録改訂第7版」に基づき配列いたします。 11.渡り鳥の調査方法で、夜間に渡る鳥類の把握手法として、レーダーを利用し た調査を行うものと行わないものが混在している。もし諸般の事情により行えな い場合は、それに代わる方法で夜間の渡り鳥の状況を調査するべきである。 (回答) 風力発電機を設置する場所はほとんどが稜線上の樹林地であり、効果的なポイント が調査範囲内ではないため、レーダー調査の実施は困難と考えています。 レーダーに代わる手法として、対象事業実施区域及びその周辺で、目視確認及び鳴 き声確認により、夜間に渡る鳥類の有無の把握を行います。