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消毒ポイントにおける車両等消毒方法

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消毒ポイントにおける車両等消毒方法
消毒ポイントにおける車両等消毒方法(P1~3)
1
消毒方法
動力噴霧器による4%炭酸ソーダの噴霧
車両消毒マットの設置
2
設置場所の選定基準
P1 :農場出入り口
P2 :農場への直接進入路
P3 :農場進入路へ侵入
(1)消毒機器の設置が可能なスペースがあること
(2)休憩場所、簡易トイレの確保
(3)軟弱な路面には大型鉄板を敷設
3
設置の周知
周知しない。
4
必要体制
2名
(3交代ならのべ6名)
5
必要資材
連絡手段の確保
消毒薬(アルデヒド系消毒薬)
動力噴霧器用タンク
消毒薬希釈用水
動力噴霧器(予備用ガソリンタンク含む)
車輌消毒証明書等
デジタルカメラ、筆記用具、携帯電話
タオル、防疫服、雨合羽、ゴム長靴、医療用手袋、ゴム手袋、防護マ
スク、防護ゴーグル、曇り止め液、洗浄用ブラシ、ポリバケツ
27
①農場の封鎖と必要出入口に消毒ポイント設置
目 的
初動時の農場内からのウイルス拡散防止
開始時
異常家畜通報から家畜防疫員が農場に立入し、臨床検査等から口蹄
疫を疑い検査が必要と判断した時点※1
※1:判断時点で家畜保健衛生所へ連絡、消毒対応動員を要請
終了時
・陰性の場合:国による判定※2で口蹄疫が否定された時点
※2:写真またはPCR検査で陰性判定
・陽性の場合:防疫措置(殺処分、埋却、消毒、封鎖)が完了した時点
実施内容
・出入口作業動線から必要最小限とする→P1
・不必要な出入口は封鎖する→封鎖
・農場敷地全周囲を囲い込む(トラロープ、ブルーシート、コンパネ等)
・農場を出入する全ての者(物)を対象に消毒を実施する
方
法
・踏込消毒槽(4%炭酸ソーダ)で靴、長靴を浸漬→別添1
・動力噴霧機(4%炭酸ソーダ)で対象表面全体を直接噴霧→別添2
備
考
・防疫に関わる人(物)以外の入りは避け、原則、農場内から人(物)は
出さない
・4%炭酸ソーダはクレンテ、アンテックビルコンSでも可
口蹄疫ウイルス封じ込めのための消毒ポイント(農場版)
農場出入口
◆3箇所封鎖
◆3箇所消毒P設置;P1
計 P1:3箇所
P1
関連施設
封鎖
P1
封鎖
P1
畜舎
封鎖
畜舎
畜舎
畜舎
畜舎
畜舎
畜舎
関連
施設
29
農
場
囲
込
み
別添1
踏込消毒槽(トロ船)例
踏込消毒マット例
別添2
警察による交通整理
動力噴霧機による車両消毒
30
②周辺道路の通行制限(~遮断)と消毒ポイント設置
目 的
・初動時の想定汚染地域への通行制限(~遮断)
・初度時の想定汚染地域からのウイルス拡散防止
開始時
①と同時
終了時
①と同時
実施内容
・農場へ直接進入する全ての通路口に消毒ポイント設置→P2
・農場へ直接進入する全ての道から地域道に交わる全ての地点に消
毒ポイント設置→P3 ※1
※1:P3を結ぶ区域は農場の所在地、他農場の分布状況、幹線道
路の有無等を考慮し、概ね農場を起点とした半径300~500
mの範囲とする
・通過する全ての者(物)を対象に消毒を実施する
方
法
①と同じ
備
考
・原則、当該地域内に用の無い、通過目的のみの車両等は別途迂回
路を指定し通行及び進入させない
・4%炭酸ソーダはクレンテ、アンテックビルコンSでも可
口蹄疫ウイルス封じ込めのための消毒ポイント(農場周辺版)
農場進入路
◆直接進入路:P2
◆進入路への進入路:P3
P3
P3
P3
計 P2:5箇所、P3:7箇所
P2
P2
P1
P1
P2
P3
農
場
P2
P3
P1
P3
P2
P3
31
③農場が所在する地域の消毒ポイント設置
目 的
・③の地域から河川等により地理的に遮断できる地点の通行規制
・③の地域からの通路が幹線道路と交差する全ての地点の通行規制
・③の地域から幹線道路に至る地域からのウイルス拡散防止
開始時
疑似患畜と確定した時点※1
※1:国による写真またはPCR検査で陽性と判定されてから家畜防
疫員が確定
終了時
防疫措置(殺処分、埋却、消毒、封鎖)が完了後、21日経過した時点
実施内容
・河川等で地理的に遮断できる直近の地点に消毒ポイント設置:P4
・幹線道路と交差する全ての直近の地点に消毒ポイント設置:P4
・ポイントを通行する全ての車両の記録
・ポイントを通行する全ての車両の消毒
・消毒済証の発行→別添3
方
法
・動力噴霧機(グルタールアルデヒド等)で車体全体を直接噴霧→別添2
備
考
・原則、当該地域内に用の無い、通過目的のみの車両等は別途迂回
路を指定し通行及び進入しないよう協力を求める
・幹線道路を含むため、交通整理が必要
口蹄疫ウイルス封じ込めのための消毒ポイント(地域版)
農場所在地域
◆地域境界:P4
◆幹線道路入口:P4‘
計 P4:15箇所
P4
P4
P4
P4
P4
P4
農場
所在
場所
P4
P4
P4
P4
P4
P4
P4
P4
32
P4
消毒ポイントにおける車両等消毒方法 (P4~7)
1
消毒方法
動力噴霧器によるアルデヒド系消毒剤(800倍)の噴霧
車両消毒マットの設置
2
設置場所の選定基準
P4 :制限区域内で農場所在地域内の地域境界
P 4 ’: 制 限 区 域 内 で 農 場 所 在 地 域 内 の 幹 線 道 路 入 口
P5 :移動制限区域の境界
P6 :搬出制限区域の境界
P7 :府県境
(1)大型車両も誘導可能で、消毒機器の設置が可能なスペースがあるこ
と
(2)高速道路においては料金所、パーキング等車両誘導のしやすいとこ
ろ。
(3)休憩場所、簡易トイレの確保
(4)軟弱な路面には大型鉄板を敷設
3
設置の周知
インターネットのホームページを用い、設置場所と設置時間等につい
て掲載する。
4
必要体制
4名
(3交代ならのべ12名)
5
必要資材
連絡手段の確保
消毒薬(アルデヒド系消毒薬)
動力噴霧器用タンク
消毒薬希釈用水
動力噴霧器(予備用ガソリンタンク含む)
車輌消毒証明書等
デジタルカメラ、筆記用具、携帯電話
タオル、防疫服、雨合羽、ゴム長靴、医療用手袋、ゴム手袋、防護マ
スク、防護ゴーグル、曇り止め液、洗浄用ブラシ、ポリバケツ
28
④移動及び搬出制限区域境の消毒ポイント設置
目 的
・移動制限区域及び搬出制限区域内への通行規制
・移動制限区域及び搬出制限区域外へのウイルス拡散防止
開始時
③と同時
終了時
③と同時
実施内容
・移動制限区域境を通過する幹線道路に消毒ポイント設置:P5
・搬出制限区域境を通過する幹線道路に消毒ポイント設置:P6
・通行する全ての車両の記録
・通行する全ての車両の消毒
・消毒済証の発行→別添3
方
法
・動力噴霧機(グルタールアルデヒド等)で車体全体を直接噴霧→別添2
・交通量、場所により臨時車両踏込槽や消毒マット通過→別添4
・動力噴霧と消毒マット等の併用
備
考
・幹線道路を含むため、交通整理が必要
口蹄疫ウイルス封じ込めのための消毒ポイント(制限区域版)
P6
P6
P6
P6
P6
P5
P6
R175
R9
R1175
R9
R173
R27
府1
R27
宮津IC
府9
R178
R428
R9
R429
R173
R173
春日IC
R9
R27
府12
府28
舞鶴東IC
R27
R178
P6
P6
制限区域境
◆移動制限区域境:P5
◆搬出制限区域境:P6
計 P5:8箇所、P6:16箇所
P6
P5
P5
移動制限区域
搬出制限区域
P6
P5
P5
P6
P5
P5
P6
P5
P5
P6
P6
P6
P6
P6
33
別添3
消毒済証(例)
車両消毒記録表(例)
車
N0.
消
◆車両の種類
1
毒
タンクローリー
済
2
証
トラック
3
両
消
毒
実
施
簿
平成
控
年
月
日
消毒ポイント場所
乗用車
4
その他
◆積載物の内容
◆ナンバープレート
◆運転者所属氏名
会社
番号
)
1
飼料配送
4
その他
◆車輌の通行方向
受付
氏名
(電話
◆通行の目的
2
農場への訪問
区域内
3
集
実施日時
実施者名
業
者
名
連
絡
先
運転者
車両
の署名
ナンバー
又は印
乳
区域外
次のとおり消毒を実施しました。
◆消毒実施
月
日
時
分
消毒実施印欄
◆消毒実施場所
◆消 毒 指 示 者
家畜防疫員
N0.
消
◆車両の種類
1
毒
タンクローリー
済
2
証
トラック
3
通行者用
乗用車
4
その他
◆積載物の内容
◆ナンバープレート
◆運転者所属氏名
会社
氏名
(電話
◆通行の目的
)
1
飼料配送
4
その他
◆車輌の通行方向
2
区域内
農場への訪問
3
区域外
集
乳
消毒実施印欄
次のとおり消毒を実施しました。
◆消毒実施
月
日
時
分
◆消毒実施場所
◆消 毒 指 示 者
家畜防疫員
別添4
臨時車両踏込槽
路面設置消毒マット
34
⑤府県境の消毒ポイント設置
目 的
・府域外へのウイルス拡散防止
開始時
③と同時
終了時
③と同時
実施内容
・府県境を通過する全ての幹線道路に消毒ポイント設置:P7
方
法
・動力噴霧機(グルタールアルデヒド)車体に直接噴霧→別添2
・交通量、場所により臨時車両踏込槽や消毒マット→別添4
・動力噴霧と消毒マット等の併用
備
考
・幹線道路を含むため、交通整理が必要
・発生場所、発生状況により範囲は限定する
・混雑の原因とならない方法、場所の選定
口蹄疫ウイルス封じ込めのための消毒ポイント(府県境版)
P7 R178
R482
R426
R9
R429
R173
R372
R477
R423
R171
R1
R307
R24
R163
R307
京滋バイパス
R1
R477
R162
R27
P7 宮津天橋立IC
舞鶴大江IC
綾部安国寺IC
京丹波和知IC
福知山IC
綾部IC
西舞鶴IC
東舞鶴IC
丹波IC
沓掛IC
◆兵庫県境7箇所:P7
◆大阪府境5箇所:P7
◆奈良県境1箇所:P7
◆滋賀県境4箇所:P7
◆三重県境1箇所:P7
◆福井県境2箇所:P7
◆京都府内25箇所:P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7 京都南IC
京都東IC
久御山淀IC
久御山IC
巨椋池IC
巨椋IC
久御山西IC
宇治西IC
八幡東IC
笠取IC
城陽IC
田辺北IC
精華下狛IC
精華学研IC
山田川IC
木津IC
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
P7
35
設置消毒ポイント一覧(最大限のシミュレーション例)
区分
設置数
対応要員
日要員
P1
3箇所
P2
5箇所
P3
7箇所
P4 15箇所
P5
8箇所
P6 16箇所
P7 45箇所
2名/箇所
6名
2名/箇所 10名
2名/箇所 14名
4名/箇所 60名
4名/箇所 32名
4名/箇所 64名
4名/箇所 180名
99箇所
366名
期
間
初動※~完了:4日
初動※~完了:4日
初動※~完了:4日
当日※~終息:25日
当日※~終息:25日
当日※~終息:25日
当日※~終息:25日
8,520名
通報初日+農場の防疫措置3日間+移動制限21日=25日
初動※:病性鑑定開始から農場の防疫措置完了までの間
当日※:疑似患畜確定から移動制限解除(終息)までの間
24時間体制(8時間3交代)の場合上記要員×3名とする
(なお、設営箇所及び対応時間は発生状況、防疫措置の進捗状況により別途決める)
消毒ポイント設置の概説
区分 ポイント設置の根拠
使用消毒剤
消毒方法
P1
農場出入口(不要出入
口は封鎖)
4%炭酸ソーダ液
踏込槽
動力噴霧
P2
農場への直接進入路
4%炭酸ソーダ液
踏込槽
動力噴霧
P3
P2から地域道への交差 4%炭酸ソーダ液
路
動力噴霧
P4
P3から地域幹線道路へ グルタールアルデヒ 動力噴霧
の交差路
ド等
消毒マット
P5
移動制限区域境界線上
の幹線道路上
グルタールアルデヒ 動力噴霧
ド等
消毒マット
P6
搬出制限区域境界線上
の幹線道路上
グルタールアルデヒ 動力噴霧
ド等
消毒マット
P7
県境界線上の幹線道路
上及び高速道路進入路
グルタールアルデヒ 動力噴霧
ド等
消毒マット
36
車両消毒ポイント設置略図(道路引き込みケース)
進行方向
進行方向
概ね15m
車両誘導
概
ね
10
m
概
ね
20
~
30
m
引込誘導
投光機
大型車両の出入、場内で
の複数車両が停車、移動
できる広さを確保する。
車両
実施者
消毒スペースは必要により
鉄板を敷き詰め、一段高く
し、凹凸を無くし、常に消毒
剤で浸しておく
補助
動力噴霧機
テント
ト
イ
レ
タンク
消毒は車両前方からホースを誘導
し、外側+タイヤ、正面、内側+タイヤ、
後面の順で車体全体に噴霧
概ね40m
要員の詰め所(仮設テント、
プレハブ)、仮設トイレを併設
要員
車両誘導 2名
消毒実施 1名
補助(操作、ホース誘導)1名
車両消毒ポイント設置略図(車両消毒ゲート+マット併用例)
進行方向
車両消毒ゲート
進行方向
車両誘導
消毒マット
投光機
ト
イ
レ
テント
概
ね
3
m
ゲート噴霧機本体
引込誘導
概
ね
5
m
タンク
機器担当
大型車両を対象とすると
施設の大型化に伴う場所
必要。一般車両向き
消毒スペースそのものは通
過面積分と高さで可能
要員の詰め所(仮設テント、
プレハブ)、仮設トイレを併設
消毒マットはタイヤ1周分以上の長さが必要
可能な限り車体長(消毒中の段差を回避
するため)、概ね幅5m×長さ5~10m
37
要員
車両誘導 2名
機器担当(操作)1名
Fly UP