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塗装から考える人と環境に優しい自動車作り
塗装から考える人と環境に優しい自動車作り 工学部 化学システム工学科 准教授 三島 健司 株式会社九州電化 山田 登三雄、中野 寛文 自動車と環境問題 燃料電池車 などの開発 温室効 果ガス 超臨界二酸化炭素を用いた急速膨張法(Rapid Expansion of Supercritical Solution with a Nonsolvent; RESS-N法) 炭酸ガス 新しい塗装技術の原理 回収により有効利用 製造工程での排出 トルエンなど の有害物質 大幅なVOC 削減 CO2 有機溶剤 樹脂 超臨界流体 の利用 超臨界流体 揮発性有機化合物 VOC(Volatile Organic Compounds)削減 溶剤の蒸発→大気汚染 有機溶剤 圧力p 従来の溶剤型塗料の問題点 Tc[K] 臨界点 気体 P C T ウc P 0 液 体 新しい塗装システムの開発 ・水性塗料 ・粉体塗料→超臨界技術の利用 CO2と水の臨界温度 Tcと臨界圧力pc Pc[atm] CO2 304.2 72.8 水 647.3 217.6 T0 蒸気+ 液体 Vm 体積v RESS-N法を用いた塗装用高分子微粒子の製造 超臨界二酸化炭素+ ポリマー 有害有機溶媒を用いない 環境調和型自動車用塗装 システム + 極性有機溶媒 (エタノール) 物質の液化 アクリル樹脂 エポキシ樹脂 急速膨張 溶解 極性有機溶媒 + 超臨界二酸化炭素 超臨界流体に対する高分子の溶解挙動 (a)溶解前 PMMA (c)CO2 添加 溶解中 RESS-N法を用いて製造した高分子微粒子の電子顕微鏡写真 (b)攪拌中 PMMA (c)溶解 均一相 攪拌子 薄膜の場合 PMMA 癒着のない 微粒子の生成 帯電電荷 溶媒の蒸発 粉体塗装システム 温風 塗膜 40μm ガラス板 10μm程度の均 一な薄膜の形成 RESS-N法により製造した高分子微粒子による粉体塗装 超臨界CO2+エタノール+PMMAの相分離挙動 産学官連携センター 〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19番1号(文系センター高層棟4階) TEL.092(871)6631 FAX.092(866)2308 E-mail: [email protected] http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu853/home1/