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相談支援 - 宮崎県
は じ め に このテキストは、指定特定相談支援事業所の設置を検討されている法人向 けに、相談支援事業や指定特定相談支援者の指定申請手続きの概要を解説し たものです。 障がい者や障がい児に対する障害福祉サービスの分野では、平成24年4 月から、サービス等利用計画の作成対象者が段階的に拡大され、平成27年 3月末までに原則として全ての障害福祉サービス又は地域相談支援の利用 者を対象にサービス等利用計画を作成することとなっています。 このため、宮崎県内においても指定特定相談支援事業所の新設・拡充が喫 緊の課題となっております。 本テキストが、皆様の指定特定相談支援事業所の開設の一助となれば幸い です。 平成25年7月22日 宮崎県障害福祉課 (本テキストをお読みいただく場合の注意点) 本テキストは、制度の概要を解説したものであり、制度の詳細については取り上 げておりません。詳しい内容については、関係法令、告示、通知等を確認いただく か、指定特定相談支援事業所の設置を予定している市町村の障がい福祉主管課又は 県障害福祉課までお問い合わせください。 1 目 はじめに 目 次 第1 次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 相談支援事業について 1 相談支援事業の種類 2 支給決定プロセスの見直しについて―計画相談支援の仕組み― ・・・・・・・・5 3 相談支援専門員について 第2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 指定特定相談支援事業者の指定申請について 1 指定申請を始める前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 2 指定に係る主な要件について 3 相談支援専門員が障害福祉サービス事業所の職員(入所・通所・在宅)と兼務する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 場合のモニタリング等の取扱い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 4 第3 指定申請の際に提出を求められる書類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 指定申請書(参考様式)の書き方について 1 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 2 申請手続きを始める前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3 申請書への記入例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 参考 相談支援に係るQ&Aについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 2 第1 1 相談支援事業について 相談支援事業の種類 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下「障害者総合支 援法」といいます。)における相談支援は、 「①基本相談支援」、 「②地域相談支援」、 「③ 計画相談支援」に分かれています(詳しくは、図1を参照ください。)。 このうち、「①基本相談支援」と「②地域相談支援」のいずれも行う事業を「一般相 談支援事業」といい、「①基本相談支援」と「③計画相談支援」のいずれも行う事業を 「特定相談支援事業」といいます。このうち、サービス等利用計画の作成については、 「特定相談支援事業」に位置付けられます。 サービス等利用計画の作成をはじめとする計画相談支援を提供し、市町村から報酬 (計画相談支援給付費)の支払いを受けるには、あらかじめ「指定特定相談支援事業者」 の指定を受ける必要があります。 また、児童福祉法においては、障害者総合支援法における「③計画相談支援」に相当 するものとして、「④障害児相談支援」が置かれています。 障害児相談支援を提供し、市町村から報酬(障害児相談支援給付費)の支払いを受け るためには、あらかじめ「指定障害児相談支援事業者」の指定を受ける必要があります。 なお、「指定特定相談支援事業者」及び「指定障害児相談支援事業者」の指定は、事 業所の設置を行う地域の市町村長が指定権者となります。 【よくあるご質問】 (障害児相談支援に取り組みたい場合) (問)障害児相談支援に取り組みたい場合は、「指定障害児相談支援事業者」の指定のみを受 ければよいのですか。 (答)「指定障害児相談支援事業者」の指定に併せて「指定特定相談支援事業者」の指定を取 得することが基本となります。 (一般相談支援事業(地域移行支援・地域定着支援)に取り組みたい場合) (問)一般相談支援事業に取り組みたい場合は、「指定一般相談支援事業者」の指定のみを受 ければよいのですか。 (答)地域相談支援(地域移行支援・地域定着支援)の支給決定では、サービス等利用計画の 作成が必要となるため、 「指定一般相談支援事業者」の指定に併せて「指定特定相談支 援事業者」の指定を受けてください。 なお、「指定一般相談支援事業者」の指定は、宮崎県障害福祉課(宮崎市の事業所に ついては、宮崎市障害福祉課)が指定の事務を行っています。 3 ② 地域相談支援 ③ 計画相談支援 障害者総合支援法における相談支援 ① 基本相談支援 【図1:相談支援事業の種類】 ○地域の障がい者等の福祉に関する様々な問題について、障がい者、障がい児の保護者、介護者から の相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、市町村及び指定障害福祉サービス事業 者等との連絡調整などを総合的に行います(※ 「基本相談支援」は、市町村が委託して行う相談 支援事業とは関係ありません。 )。 地域移行支援 ○障害者支援施設等に入所者や精神科病院等に入院している精神障がい者につい て、地域における生活に移行するための活動に関する相談等を行います。 地域定着支援 ○居宅において単身等で生活する障がい者について、常時連絡体制を確保し、障が いの特性に起因して生じた緊急の事態等の場合に相談を行います。 ○支給決定や支給決定の変更前に、サービス等利用計画案の作成を行います。 サービス 利用支援 継続サービス 利用支援 ○支給決定後や支給決定の変更後に、指定障害サービス事業者等との連絡調整を行 い、サービス等利用計画を作成します。 ○厚生労働省令で定める期間ごとに、障害福祉サービスや地域相談支援の利用状況 の検証を行いサービス等利用計画の見直しを行います。 ○指定障害福祉サービス事業者等との連絡調整を行い、必要に応じて利用者に支給 決定や支給決定の変更に係る申請を奨励します。 「一般相談支援事業」=「①基本相談支援」+「②地域相談支援」…指定は県又は宮崎市 「特定相談支援事業」=「①基本相談支援」+「③計画相談支援」…指定は市町村 ④ 障害児相談支援 児童福祉法における相談支援 ○支給決定や支給決定の変更前に、障害児支援利用計画案の作成を行います。 障害児支援 利用援助 継続障害児 支援利用援助 ○支給決定後や支給決定の変更後に、指定障害児通所支援事業者等との連絡調整を 行い、障害児支援利用計画を作成します。 ○厚生労働省令で定める期間ごとに、障害児通所支援等の利用状況の検証を行い障 害児支援利用計画の見直しを行います。 ○指定障害児通所支援事業者等との連絡調整を行い、必要に応じて利用者に支給決 定や支給決定の変更に係る申請を奨励します。 4 2 支給決定プロセスの見直しについて―計画相談支援の仕組み― (1) はじめに 平成24年4月に行われた障害福祉サービスの支給決定プロセスの見直しにより、 障害福祉サービス又は地域相談支援の利用に当たってはサービス等利用計画の作成 が必要となりました。 なお、平成24年4月から平成27年3月までの間は経過措置として、市町村が必 要と認める場合にサービス等利用計画の作成が行われることとなっており、県内の各 市町村では、順次対象者が拡大されています。 【表1:支給決定時に計画の作成が必要となるサービス】 ≪障害者総合支援法のサービス≫ 〇介護給付…………居宅介護(ホームヘルプ)、重度訪問介護、同行援護、行動援護、短期 入所(ショートステイ)、重度障害者等包括支援、療養介護、生活介護、 施設入所支援、共同生活介護(ケアホーム) 〇訓練等給付………自立訓練(機能訓練、生活訓練、宿泊型自立訓練) 、就労移行支援、就 労継続支援(A型、B型)、共同生活援助(グループホーム) 〇地域相談支援……地域移行支援、地域定着支援 ≪児童福祉法のサービス≫ 〇障害児通所支援…児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所 等訪問支援 なお、障害者総合支援法の障害福祉サービス又は地域相談支援の利用に当たって作 成する計画を「サービス等利用計画」といい、児童福祉法の障害児通所支援の利用に 当たって作成する計画を「障害児支援利用計画」といいます。このテキストでは、サ ービス等利用計画を中心に説明を行います。 【よくあるご質問】 (サービス等利用計画作成の例外) (問)サービス等利用計画を作成しない場合はあるのですか。 (答)サービス等利用計画を作成しない場合は、2種類あります。 ①セルフプラン(指定特定相談支援事業者以外が作成する計画)が作成されている場合 ②介護保険によるケアプランが作成されている場合(なお、利用する障害福祉サービス の種類によっては市町村がケアプランとは別にサービス等利用計画の作成を求める場 合があります。) (1種類のサービスしか利用していない場合) (問)これまで1種類のサービスしか利用していなかったような利用者であっても、サービス 等利用計画は必要となるのですか。 (答)(前問のような例外を除いては)必要となります。 5 (2) 見直し後の支給決定プロセス 平成24年4月の支給決定プロセスの見直しにより、図2で示すプロセスにより障 害福祉サービスの支給決定が行われることとなりました。 【図2:見直し後の支給決定プロセス】 ↑⑧ ↑⑦ ↑⑥ ↑⑤ ↑④ ↑③ ↑② ↑① 具体的には、市町村は①障害福祉サービス又は地域相談支援の利用を希望する障がい 者等からの申請を受け付けると、②障がい者の障害程度区分(6段階)の認定を行いま す。その後、③指定特定相談支援事者は、障がい者の置かれている状況や障害福祉サー ビス等の利用に関する意向等を勘案し、障がい者等が利用する障害福祉サービス等の種 類や内容等を定めたサービス等利用計画案(表2を参照ください。)を作成します。 【表2:サービス等利用計画案の内容】 〇障害程度区分又は障害の種類及び程度その他の心身の状況 〇介護を行う者の状況 〇介護給付費、障害児通所支援、指定入所支援、介護保険法による居宅サービス等受 給・利用の状況 〇保健医療サービス又は福祉サービス等の利用の状況 〇障がい者等又は障がい児の保護者の障害福祉サービスの利用に関する意向の具体 的内容 〇障がい者等の置かれている環境 〇障害福祉サービスの提供体制の整備の状況 そして、④市町村は、サービス等利用計画案(セルフプランの提出も可)を勘案して 申請者に対して支給決定を行います。 支給決定後には、指定特定相談支援事業者が⑤サービス担当者会議を開催し、⑥サー ビス等利用計画(案ではない正式な計画)を作成します。 なお、指定特定相談支援事業者が行う③⑤⑥といった、サービス等利用計画の作成に 係る一連のサービスを「サービス利用支援」といいます。 6 また、支給決定の後も一定期間ごとに、指定特定相談支援事業者により⑦モニタリン グを実施して計画の見直しを行い、その結果に基づき、⑧計画を変更しサービス担当者 会議の実施し、必要に応じて利用者に支給決定の変更申請を行うよう奨励します。 これらの⑦⑧のモニタリングに係る一連のサービスを「継続サービス利用支援」とい います。 【表3:モニタリング期間の考え方】 今回の見直しにより、支給決定に先立って申請者や市町村とは異なる指定特定相談支 援事業者が専門的な立場からサービス等利用計画案を作成し、その内容を勘案して市町 村が支給決定を行うことで、利用者に十分な種類と量のサービスを届けることが可能と なります。また、これまで指定障害福祉サービス事業所が個別に行っていた障害福祉サ ービスが一定の連携のもとに行われるようになります。 (3) 計画相談支援の提供に伴う報酬(計画相談支援給付費)とその請求方法 サービス等利用計画の作成やモニタリングに要する費用には、市町村から指定特定 相談支援事業者に報酬(計画相談支援給付費(詳しくは、表4を参照ください。))が 支給され、利用者負担は生じません(※)。 ※…指定特定相談支援事業者が、通常実施地域以外で計画相談支援を行った場合には、事前 に利用者の同意を得たうえで利用者から交通費の支払いを受ける場合があります。 7 【表4:報酬(計画相談支援給付費)の概要】 相談の種類 報酬 (1 単位=10 円) サービス利用支援 1,600 単位/月 継続サービス利用支援 1,300 単位/月 備考 〇特別地域加算 15% 〇介護保険のケアプランが作成されている利用 者にサービス等利用計画を作成する場合で、同 一の者が作成を担当している場合には調整が ある。 なお、表5の要件を満たさない場合には、報酬(計画相談支援給付費)を算定するこ とはできません。 【表5:報酬(計画相談支援給付費)算定の要件】 相談の種類 サービス利用支援 継続サービス利用支援 報酬算定に必要となる要件 ○サービス等利用計画の作成に当たってのアセスメントに係る利用者 の居宅等への訪問による利用者及びその家族への面接等 ○サービス等利用計画案の利用者又はその家族への説明並びに利用者 又は障がい児の保護者の文書による同意 ○サービス等利用計画案及びサービス等利用計画の利用者又は障がい 児の保護者及び担当者への交付 ○サービス担当者会議の開催等による担当者への説明及び専門的な意 見の聴取 ○利用者の居宅等への訪問による利用者又は障がい児の保護者への 面接等 ○サービス等利用計画の変更について、サービス利用支援に準じた手続 きの実施 また、市町村に対する報酬(計画相談支援給付費)の請求は、宮崎県国民健康保険団 体連合会(以下「国保連」といいます。)を経由して電子請求により行われます。請求 事務については、表6の流れにより行われます。 【表6:請求の流れ】 時 当 期 月 概 要 サ ー ビ ス 提 供 月 翌 月 請 求 ・ 審 査 月 翌々月 支 払 月 内 容 計画相談支援給付費の発生時点は、利用者が障害福祉サービス等の 支給決定を受けた後に、指定特定相談支援事業者がサービス担当者 会議を踏まえたサービス等利用計画を作成し、利用者から文書によ り同意を得た時点となります。 国保連を経由して市町村に電子請求(10 日までに請求)を行いま す。請求内容について市町村が審査を行い請求内容に誤りがある場 合には、請求の修正等が必要となる場合があります。 国保連から指定口座に対して計画相談支援給付費が支払われます (15 日頃) 。 電子請求の手続きに必要な、振込口座の登録、ID・パスワードの発行等については、 市町村から指定特定相談支援事業者の指定が行われた後に国保連から連絡があります。 8 3 相談支援専門員について 指定特定相談支援事業所で行われる基本相談支援と計画相談支援の業務については、 「相談支援専門員」が担当します。相談支援専門員となるには、①一定の実務経験(実 務経験等の区分に応じて 3∼10 年以上)と、②相談支援従事者研修の修了という、2つ の要件を満たす必要があります。 (1) 相談支援専門員となるために必要な一定の実務経験について 相談支援専門員となる実務経験については、国が告示で定めている区分ごとに 3∼ 10 年以上の実務経験が必要となります(表7を参照ください。)。 なお、実務経験の有無は、指定申請、更新申請及び変更届出を市町村に提出する際 に、過去に勤務していた事業所等が発行する実務経験証明書によって市町村が確認 を行います。 【表7:相談支援専門員の実務要件】 実務経験についての不明な点は、関係告示をご確認いただくか、指定申請を予定 している市町村障がい福祉主管課又は県障害福祉課にお問い合わせください。 9 (2) 相談支援従事者研修について 相談支援従事者研修については、表8のとおり3種類の研修があります。このうち、 相談支援専門員となるには、①最初に相談支援従事者初任者研修(以下「初任者研修」 といいます。)を修了し、②その後一定期間ごとに相談支援従事者現任研修(以下「現 任研修」といいます。)を修了しなければなりません。 なお、研修の修了については、指定相談支援事業者の指定申請、更新申請及び変更 届出を市町村に提出する際に、各都道府県が発行する修了証により市町村が確認を行 います。 なお、宮崎県においては、平成25年度の相談支援従事者研修を社会福祉法人宮崎 県社会福祉協議会に委託して実施いたします。 【表8:相談支援従事者研修の種類】 研修の種類 研修の位置づけ ① 初 任 者 研 修 初任者研修は、相談支援専門員となろうとする方が最 初に修了いただく研修(必須)で、講義と演習を併せて 31.5 時間(約 5 日)となります。 ② 現 任 研 修 現任研修は、初任者研修を修了した方に一定期間ごと (※)に修了いただく研修(必須)で講義と演習を併せて 18 時間(約 3 日)となります。 ③ 専門コース別研修 現任研修の対象となる方に対して実施している研修で、 平成 24 年度は「地域移行・地域定着」と「障害児支援」 の 2 コースを各 1 日ずつ実施いたしました。 ⋮ ⋮ ※…現任研修の受講の時期 相談支援専門員となる要件は、①初任者研修を修了することと、②初任者研修を修了した日の属 する年度の翌年度を初年度とする同年度以降の5年度ごとの各年度の末日までに現任研修を修了 することとなります。 例えば、平成22年11月30日に初任者研修を修了した方の場合は、終了日の属する年度の翌 年度である平成23年度から平成27年度までに第1回目の現任研修を修了しなければ相談支援 専門員となる要件を満たさなくなります。また、第2回目以降は下表のとおりとなります。 受講期間 受講期間 第1回目 平成23年度から平成27年度 第2回目 平成28年度から平成32年度 第3回目 平成33年度から平成37年度 10 あなたの法人に「潜在的有資格者」はいらっしゃいませんか? 宮崎県では、これまでに相談支援従事者初任者研修で延べ650人 の修了者を送り出してきました。 しかしながら、平成25年3月末時点で、相談支援事業所の相談支 援専門員として従事しているのは、わずか88名にとどまっています。 残りの多くの方々は、相談支援専門員の潜在的な有資格者として、 県内の様々な法人・事業所で障害福祉サービスに携わっておられます。 みなさんの法人にいらっしゃるこのような「潜在的有資格者」を、 指定特定相談支援事業所の新設・拡充の人材として有効にご活用くだ さい。 なお、宮崎県では「障害福祉サービスに係る相談支援に携わる人材 確保事業(平成25年度)」の第2弾として、県内3ブロックで「潜在 的有資格者向けフォローアップ研修」 (平成25年9月)を実施し、潜 在的有資格者を活用した相談支援事業所の新設・拡充をサポートしま す。 11 第2 1 指定特定相談支援事業者の指定申請について 指定申請を始める前に 指定特定相談支援者の指定については、事業所を設置する地域の市町村長に対して申 請を行う必要があります。 指定基準については、厚生労働省令により全国一律の基準が定められています。また、 指定申請書の様式については、厚生労働省が示した参考例をもとに各市町村が定めてお りますので、申請を行われる場合には、あらかじめ市町村障がい福祉主管課に相談の上、 手続き・提出書類・指定に係る標準処理期間などについて確認を行ってください。 【図3:指定までの流れ】 定 事業開始 指 審査︵※︶ 指定申請 事前相談 ※ 申請書に不備がある場合には、補正を求められるか申請を却下される場合があります。 2 指定に係る主な要件について 指定特定相談支援事業者の指定を受ける場合には、以下のような要件を満たす必要が あります。 (1) 法人格の有無に関する要件 指定特定相談支援事業者の指定を申請する者は、「法人」に限られます。(なお、 相談支援事業は第2種社会福祉事業であるため、社会福祉法人や株式会社等といっ た法人の種類ついての制限はありません。) (2) 欠格事項の概要 申請者が以下のような事項に該当する場合には、指定を受けられません。 ○申請者が、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなく なるまでの者であるとき。 ○申請者が、障害者総合支援法(児童福祉法)その他国民の保健医療若しくは福祉に関す る法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は 執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 ○申請者が、労働に関する法律の規定であって政令で定めるものにより罰金の刑に処せら れ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 ○申請者や申請者に密接な関係を有する者が、指定を取り消され(取消しの行政手続き中 に廃業届を提出した場合なども含む。)、その取消しの日から起算して五年を経過しない とき。 ○申請者が、指定の申請前五年以内に相談支援に関し不正又は著しく不当な行為をした者 であるとき。 ○法人の役員等や管理者に上記に該当する者がいるとき。 12 (3) 主な指定基準 指定特定相談支援事業者の指定を受ける際には、厚生労働省令で定める指定基準 を満たす必要があります。主な指定基準は、以下のとおりです。 ① 人員に関する基準 従 業 者 専従の相談支援専門員(業務に支障がない場合は他の職務の兼務可) 管 理 者 原則として管理業務に従事するもの(管理業務に支障がない場合には他の 職務の兼務可) ② 運営に関する基準 運営に関する基準には、運営規程の整備、計画相談支援の提供の手順、設備・ 備品、秘密保持、苦情解決などについて基準が設けられています。 ≪運営規程≫ ① 事業の目的及び運営の方針 ② 従業者の種類、員数及び職務の内容 ③ 営業日及び営業時間 ④ 指定計画相談支援の提供方法及び内容並びに計画相談支援対象障害者等から受領 する費用及びその額 ⑤ 通常の事業の実施地域 ⑥ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 ⑦ 虐待防止のための措置に関する事項 ⑧ その他運営に関する重要事項 ≪設備・備品≫ 事務室(他の事業と兼用の場合には明確に区画の特定が必要)、受付・相談・サービ ス担当者会議等のスペース、設備備品などが必要(貸与を受けているもので可) 【よくあるご質問】 (指定基準を詳しく知りたい場合) (問)指定基準について詳しく知りたいのですが、何を確認すればよいでしょうか。 (答)以下の告示、通知等をご確認ください。 ≪障害者総合支援法≫ ○「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相 談支援の事業の人員及び運営に関する基準」 (平成 24 年 3 月 13 日厚生労働省令第 28 号) ○「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相 談支援の事業の人員及び運営に関する基準について」 (平成 24 年3月 30 日障発 0330 第 22 号) 〇「指定計画相談支援の提供に当たる者として厚生労働大臣が定めるもの」(平成 24 年 3 月 30 日厚生労働省告示第 227 号) ≪児童福祉法≫ ○「児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準」(平 成 24 年 3 月 13 日厚生労働省令第 29 号) ○「児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準につい て」(平成 24 年 3 月 30 日障発 0330 第 23 号) ○「指定障害児相談支援の提供に当たる者として厚生労働大臣が定めるもの」 (平成 24 年 3 月 30 日厚生労働省告示第 225 号) ≪その他≫ ○相談支援に係るQ&Aについて(平成 25 年 2 月 22 日事務連絡:厚生労働省社会・援 護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室)※ 本テキスト 33 頁以下参照 13 なお、市販の書籍としては「障害者自立支援六法」、 「障害者自立支援法事業者ハンドブッ ク―指定基準編―」(いずれも中央法規)等に通知・告示が収録されています(但し、平成 27 年 7 月 1 日現在、2012 年版(平成 24 年版)が最新版で最新の法改正が反映されておりま せん)。 3 相談支援専門員が障害福祉サービス事業所の職員(入所・通所・在宅) と兼務する場合のモニタリング等の取扱い 相談支援専門員は、原則専従とされていますが、相談支援の提供体制を確保する観点 から、業務に支障がない場合には障害福祉サービス提供事業所の職員等の兼務が認めら れています。 そのため、障害福祉サービス事業所の職員(入所・通所・在宅すべて)と兼務する相 談支援専門員がサービス等利用計画を作成し、その兼務する障害福祉サービス提供事業 所を利用することとなった場合には、中立性の確保や、障害福祉サービス提供事業所の 職員と異なる視点での検討が欠如してしまう恐れがあります。 このことについて、表9のやむを得ない場合を除いて、モニタリングや支給決定の更 新又は変更に係るサービス利用支援については当該事業所と兼務しない別の相談支援 専門員が行うことが基本とされています。 【図4:指定障害福祉サービス事業所と兼務する相談支援専門員のモデル】 指定特定相談支援事業所(A) Bと兼務していない ( 制 限 な し ) AとBを兼務して いる(制限あり) 指定障害福祉サービス事業所・施設(B) A の 計 画 相 談 支 援 を 利 用 利 用 者 B の 障 害 福 祉 サ ー ビス を 利用 【表9:やむを得ない場合】 〇地域に他の相談支援事業者がない場合 〇新規支給決定又は変更後、概ね3ヶ月以内の場合(計画作成とその直後のモニタリングは一 体的な業務であること、また、特定相談支援事業者・障害児相談支援事業者(計画作成担当) の変更に当たっては利用者が別の事業者と契約を締結し直すことが必要となるため、一定期 間が猶予されています。 ) 〇 その他市町村がやむを得ないと認める場合 ※ これらの要件に該当するかどうかは、あらかじめ市町村にご確認ください。 14 4 指定申請の際に提出を求められる書類 申請の際には、主に以下の書類の提出を求められます。 指定申請の様式は、国が示す参考様式例をもとに各市町村が独自に定めておりますの で、提出書類については、あらかじめ各市町村の障がい福祉主管課にご確認ください。 申請書類の構成 参考 備考 様式 1 指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所指定申請書 あり 2 附表:指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所の指定に係 あり る記載事項 3 別紙:他の事業所又は施設の従事者と兼務する相談支援専門員について あり 4 定款 ― 5 登記事項証明書(法人登記) ― 6 平面図 あり 7 備品等一覧 あり 8 管理者経歴書 あり 9 相談支援専門員経歴書 あり 10 実務経験証明書(相談支援専門員のもの) あり 11 資格証明書(相談支援専門員のもの) ― 実務経験に資格 が必要な場合に 添付する。 12 相談支援従事者研修の修了証明書(相談支援専門員のもの) ― 13 利用者又はその家族からの苦情を解決するために講ずる措置の概要 あり 14 従業者の勤務の体制及び勤務形態一覧表 あり 15 指定特定相談支援事業者の指定に係る誓約書(誓約書別添の役員等名簿 あり に役員も押印) 16 指定障害児相談支援事業者の指定に係る誓約書(誓約書別添の役員等名 あり 簿に役員も押印) 指定障害児相談 支援者の指定を 受ける場合に添 付する。 17 資産状況(貸借対照表、財産目録等) ― 15 第3 1 指定申請書(参考様式)の書き方について はじめに ここでは、指定特定相談支援事業者の指定申請書(参考様式)の書き方について、具 体的な想定事例をもとに参考様式への記入例をお示しします。 ≪想定事例≫ ○「社会福祉法人宮崎県障がい福祉サービス協議会」は、宮崎市内で平成 25 年 10 月 1 日から 指定特定相談支援事業所の「障がい者相談支援事業所 みやざき」を開設する。 ○同法人は、既に障害者総合支援法に基づく指定居宅介護事業所「居宅介護事業所 みやざき」 を宮崎市内に設置しており同事業所への併設を行う。 ○人員については、以下のとおりとする。 ・日向花子(管理者兼相談支援専門員) ・西都太郎(相談支援専門員(兼務)「居宅介護事業所 みやざき」の居宅介護従事者) ○今回は、指定特定相談支援事業者と指定障害児相談支援事業者の指定を受けることとし、事 業が軌道に乗ったら、指定一般相談支援事業者の指定を受けたいと考えている。 2 申請手続きを始める前に 指定特定相談支援事業者の指定の申請は、事業所を設置する「市町村長」に対して行う 必要があります。 今回の想定事例では、宮崎市長が指定権者となりますが、申請を行う前にあらかじめ障 がい福祉の担当課に連絡して、以下の点を確認してください。 ○平成 25 年 10 月 1 日に事業を開始する場合には、何日前までに申請を行う必要があるのか。 ○申請書の様式は、どのような様式を使えばよいのか。 ○申請書は何部提出すればよいのか。 など 3 申請書への記入例 次ページ以降をご覧ください。なお、以下の記入例では重複する内容については省略し ている部分があります。また、国の参考様式例に沿って作成しているため、各市町村が使 用している様式とは異なっている場合がありますので、詳しくは申請先の市町村障がい福 祉主管課にご確認ください。 16 (様式第1号) 受付番号 指定特定相談支援事業所 指定障害児相談支援事業所 指定申請書 平成25年8月20日 宮崎市長 殿 申請者 (設置者) 所在地 宮崎県宮崎市橘通り東2丁目×番×号 名 称 社会福祉法人 宮崎県障がい福祉サービス協議会 代表者 理事長 宮崎 太郎 印 印 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定する指定特定相談支援事業所及び児童 福祉法に規定する指定障害児相談支援事業所に係る指定を受けたいので、下記のとおり、関係書類を添えて申請し ます。 フ リ ガ ナ 名 称 社会福祉法人 宮崎県障がい福祉サービス協議会 (郵便番号 880 ― 8501 ) 主たる事務所の所在地 宮崎 県 宮崎 郡 ・市 橘通東2丁目×番×号 ︵ 申 請 者 シャカイフクシホウジン ミヤザキケンショウガイフクシサービスキョウギカイ ︶ 設 置 者 法人である場合その種別 連絡先 代表者の職・氏名 代表者の住所 指 定 を 事 受 業 け の よ 種 う 類 と す る 法人所轄庁 宮崎市長 F A X 番 号 (XXXX)XX-XXXX フ リ ガ ナ ミヤザキ タロウ 社会福祉法人 電話番号 (XXXX)XX-XXXX 職 名 氏 名 宮崎 太郎 理事長 (郵便番号 880 ― 0051 ) 宮崎 県 宮崎 郡 ・市 江平西2丁目×番×号 フ リ ガ ナ ショウガイシャソウダンシエンジギョウショ ミヤザキ 名 称 障がい者相談支援事業所 みやざき 事業所の所在地 事業の種類 特定相談支援事業 障害児相談支援事業 (郵便番号 880 ― 0032 ) 宮崎 県 宮崎 郡 ・市 霧島1丁目×番×号 実施 指定申請をする事業の 事業 事業開始予定年月日 ○ ○ 備 考 様 式 平成25年10月1日 付表 平成25年10月1日 付表 既に特定相談支援事業の指定を受けている場合は記載してください。 事業所番号 指定年月日 既に地域相談支援事業(地域移行支援)の指定を受けている場合は記載してください。 事業所番号 指定年月日 既に地域相談支援事業(地域定着支援)の指定を受けている場合は記載してください。 事業所番号 指定年月日 介護保険法の居宅介護支援事業の指定を受けている場合は記載してください。 事業所番号 指定年月日 介護保険法の介護予防支援事業の指定を受けている場合は記載してください。 事業所番号 (備考) 指定年月日 1 「受付番号」欄には記載しないでください。 2 「法人である場合その種別」欄には、「社会福祉法人」「医療法人」「社団法人」「財団法人」「株式会社」「有限会社」等の別を記載してください。 3 「法人所轄庁」欄には、申請者が認可法人である場合に、その主務官庁の名称を記載してください。 4 「実施事業」欄には、今回申請をする相談支援事業の種類に「○」を記載してください。 5 「障害児相談支援事業」の指定を申請する場合は、「特定相談支援事業」の申請も併せて申請すること。 17 付表 指定特定相談支援事業所及び指定障害児相談支援事業所の指定に係る記載事項 受付番号 名称 事 業 所 障がい者相談支援事業所 みやざき (郵便番号 880 − 0032 ) 所在地 宮崎 県 宮崎 郡 ・市 霧島1丁目×番×号 連絡先 電話番号 (XXXX)XX-XXXX FAX番号 当該事業について定めてある定款・寄付行為等の条文 管 理 者 フリガナ ヒュウガ ハナコ 氏名 日向 花子 生年月日 昭和48年6月15日 (XXXX)XX-XXXX 第 2 条 第 2 項 第 5 号 (郵便番号 889 − 1601) 住所 宮崎県宮崎市清武町木原××××番地 当該事業所における相談支援専門員との兼務の有無 有 ・ 無 他の事業所又は施設の従業者との兼務(以下、有の場合記載) 有 ・ 無 事業所の名称 兼務する職種 事業の種類 勤務時間 相談支援専門員 従 員事 数者 の 人職 種 ・ 専 従 その他の者 兼 務 ︵ ︶ 1 1 0 0 非常勤(人) 0 0 0 0 常勤換算後の人数(人) 1 0.5 0 0 事業の主たる対象とする障害の 種類の定めの有無 有 ・ 無 有 ・ 無 主たる対象としていない者への 対応体制 医療機関や行政との 連携体制 計画的な研修又は当該事業所に おける事例の検討等を行う体制 営業日 主 な 掲 示 事 項 兼 務 常勤(人) 他の事業所又は施設の従業者との兼務(有の場合、別紙に記載) 総 具の合 体実的 的施 な な 体相 方制談 法の支 援 専 従 営業時間 主たる対象者 その他の費用 通常の事業実施地域 添付書類 ケースに応じて利用者のかかりつけ医療機関と連携を取る。自立支援協議 会に参加する。 研修計画を定め研修を実施する。月2回の事例検討会を実施する。 月曜日から金曜日(年末年始、祝日を除く。) 8:30∼17:15 特 定 無 し ・ 身 体 障 害 者 ・ 知 的 障 害 者 ・ 精 神 障 害 者 ・ 難病患者等 ・ 障 害 児 運営規程に定めるとおり 宮崎市、国富町、綾町 別添のとおり(定款及び登記簿謄本又は条例等、事業所の平面図、運営規程、経歴書、入所者からの苦情を 解決するために講ずる措置の概要、勤務体制・形態一覧表、資産状況(貸借対照表・財産目録等)) (備考) 1.特定相談支援事業と障害児相談支援事業の両方の指定を申請する場合についても、本様式1枚にまとめて提出して ください。 2.「受付番号」欄は、記入しないでください。 3.「兼務」については、指定特定相談支援事業所、指定障害児相談支援事業所、指定一般相談支援事業所との兼務を除く。 4.「総合的な相談支援の実施体制の具体的な方法」については、具体的な内容について記載する他、それぞれ根拠となる 書類も提出してください。 また、「主たる対象としていない者への対応体制」については、「事業の主たる対象とする障害の種類の定めの有無」が 有の場合に記載すること。 5.「主な掲示事項」については、本欄の記載を省略し、別途資料として添付して差し支えありません。 6.記入欄が不足する場合は、適宜欄を設けて記載するか又は別様に記載した書類を添付してください。 18 別紙 他の事業所又は施設の従事者と兼務する相談支援専門員について 他の事業所又は施設の従業者と兼務する相談支援専門員を全て記載してください。 氏 名 1 フリガナ サイト タロウ 事業の種類 氏名 西都 太郎 勤務時間 氏 名 2 事業の種類 氏名 勤務時間 4 事業の種類 氏名 勤務時間 5 兼務する職種 8:30∼17:15 兼務する職種 兼務する職種 事業所の名称 フリガナ 事業の種類 氏名 勤務時間 氏 名 指定居宅介護事業所 事業所の名称 フリガナ 氏 名 居宅介護事業所みやざき 事業所の名称 フリガナ 氏 名 3 事業所の名称 兼務する職種 事業所の名称 フリガナ 事業の種類 氏名 勤務時間 19 兼務する職種 居宅介護従事者 法人の定款と登記簿謄本(登記事項証明書)を添付する。 20 21 計画相談の区画 事務室(兼用) 手洗い場 (兼用) トイレ (兼用) 居宅介護の区画 備考1 各室の用途及び面積を記載してください。 2 当該事業所の専用部分と他の事業所等との共用部分がある場合はそれぞれ色分けする等して使用関係を分かり易く表示してください。 相談室(兼用) 受付(兼用) 障がい者相談支援事業所 みやざき 玄関(兼用) 事業所の名称 平面図 (参考様式1) (参考様式2) 備品等一覧表 事業所名( 障がい者相談支援事業所 みやざき ) 設けられている室名 備品の品目及び数量 事務室 受付用カウンター ×1(共用) 事務用机 ×2 事務用机 ×2 パソコン ×2 鍵付きキャビネット×3 相談室 応接用机 ×1(共用) 応接用椅子 ×4(共用) 手洗い場 消毒液 ×1(共用) 備考 1 必要に応じて写真等を添付し、その旨を合わせて記載してください。 22 運営規程を添付する。 23 (参考様式3) 管理者兼相談支援専門員 経歴書 事 業 所 の 名 称 障がい者相談支援事業所 みやざき フリガナ ヒュウガ ハナコ 生 年 月 日 昭和48年 6月15日 氏 名 日向 花子 (郵便番号889−1601) 住 所 宮崎県宮崎市清武町木原××××番地 電 話 番 号 (XXXX)XX-XXXX 主な職歴等 年 月 ∼ 年 月 勤務先等 職務内容 平成 6年4月∼18年3月 株式会社 ○○福祉機器 事務職員 平成18年4月∼24年3月 社会福祉法人 ひむか福祉会 障害者支援施設ひむか 生活支援員 平成24年4月∼ 社会福祉法人 宮崎県障がい福祉サービス協議会 居宅介護従事者 居宅介護事業所みやざき 職務に関連する資格 資格の種類 介護福祉士 資格取得年月日 平成6年3月10日 備考(研修等の受講の状況等) 宮崎県相談支援従事者初任者研修 平成23年12月10日修了 備考1 「管理者」及び「相談支援専門員」について作成すること。 2 「○○○」には、「管理者」又は「相談支援専門員」と記載してください。 3 住所・電話番号は、自宅のものを記載してください。 4 当該管理者が管理する事業所が複数の場合は、「事業所の名称」欄を適宜拡張して、その全てを 記載してください。 5 相談支援専門員については、相談支援従事者初任者(現任)研修の終了した旨の証明書を添付すること。 24 (参考様式4) 実 務 経 験 証 明 書 ひむか発第014号 宮崎市長 様 平成 25 年 8 月 10 日 施設又は事業所所在地及び名称 日向市中町〇−〇 社会福祉法人 ひむか福祉会 代表者氏名 障害者支援施設ひむか 電話番号 施設長 財光寺 三郎 (XXXX)XX−XXXX 印 印 下記の者の実務経験は、以下のとおりであることを証明します。 氏 名 現 住 所 施設又は事業所名 (生年月日 昭和48年6月15日) 日向 花子 宮崎県宮崎市清武町木原××××番地 障害者支援施設ひむか 施設・事業所の種別( 生活介護・施設入所支援 ) 業 務 期 間 うち業務に従事した日数 平成18年4月1日∼平成24年3月31日(6年0月間) 1440日間 職名( 生活支援員 ) 業 務 内 容 入所者に対する入浴、排せつ、食事その他の介護及び介護者に対する 介護の指導 (注) 1. 施設又は事業所名欄には、居宅介護、生活介護等の種別も記入すること。 2. 業務期間欄は、証明を受ける者が障害者に対する直接的な援助を行っていた期間を記入す ること。(産休・育休・療養休暇や長期研修期間等は業務期間となりません) 現在、既に必要とする実務経験期間を満たしている場合は、実務経験証明書作成日までの 期間または、退職した日までの期間を記入してください。 3. 業務内容欄は、生活支援員、看護師等の職名を記入し、業務内容について具体的に記入す ること。 また、療養病床の病棟等において介護業務を行った場合は明記し、当該病棟が療養病床と して許可等を受けた年月日を記入すること。 4. 証明内容を訂正した場合は、証明権者の職印を押印してください。なお、修正液による訂 正は認められません。 25 日向花子の介護福祉士の資格証明書の写しと、相談支援従事 者初任者研修の写しを添付する。 26 西都太郎についても、相談支援専門員経歴書(必須)、実務 経験証明書(必須)、資格証明書の写し(実務経験に資格が要 求されている場合のみ)、相談支援従事者研修の修了証明書 (必須)を作成し添付する。 27 (参考様式6) 利用者又はその家族からの苦情を解決するために講ずる措置の概要 事業所名 障がい者相談支援事業所 みやざき 措 置 の 概 要 1 利用者又はその家族からの相談又は苦情等に対応する常設の窓口(連絡先)、担当者 ○相談・苦情の窓口として相談担当を設置する。 また、従業者の誰でも対応可能なように相談・苦情受付票を作成し、 相談担当者に引き継げるよう配慮する。 相談担当:電話(XXXX)XX-XXXX FAX(XXXX)XX-XXXX 担当:日向花子 〇利用者には契約時、配布物及び掲示物等で周知を実施する。 2 円滑かつ迅速に苦情を解決するための処理体制・手順 1 利用者からの苦情の申出(相談担当・従業者が受理) 2 相談担当から管理者へ報告 3 訪問により聴き取り(必要に応じて) 4 対応会議の開催 5 対応方法の決定 6 利用者に対応方法の説明 ※具体的な対応方針 〇苦情・相談に対しては、利用者の状況を詳細かつ的確に把握する。 〇必要に応じて訪問する等のきめ細やかな体制を取る。 〇相談担当者は、管理者へ内容の報告を行い、対応を決定する。 〇対応内容に基づき必要に応じて連絡等を行い、利用者への結果報告を行う。 3 その他参考事項 〇事業所内で処理しえない内容でも、適切な対応方法を利用者の立場に立っ て誠実かつ熱心に検討し、対処する。 備考 上の事項は例示であるので、これにかかわらず適宜項目を追加し、その内容について具体的 に記載してください。 28 29 日向 花子 西都 太郎 常勤・専従 管理者兼相談支援専門員 相談支援専門員 常勤・兼務 該当する体制等 第3週 4 4 4 4 4 8 8 8 8 8 4 4 4 4 4 8 8 8 8 8 4 4 4 4 4 8 8 8 8 8 12 12 12 12 12 0 0 12 12 12 12 12 0 0 12 12 12 12 12 0 0 12 12 12 12 12 0 0 4 4 4 4 4 8 8 8 8 8 240 80 160 160 60.0 20.0 40.0 1.50 8 雇用を証明する書類を添付してください。 7 各事業所・施設において使用している勤務割表等(変更の届出の場合は変更後の予定勤務割表等)により、届出の対象となる従業者の職種、勤務形態、氏名、当該業務の 勤務時間及び看護職員と介護職員の配置状況(関係する場合)が確認できる場合はその書類をもって添付書類として差し支えありません。 6 当該事業所・施設に係る組織体制図を添付してください(多機能型の場合のみ)。 5 算出に当たっては、小数点以下第2位を切り捨ててください。 4 「職種」欄は、直接サービス提供職員に係る職種を記載し、「勤務形態」欄は、①常勤・専従、②常勤・兼務、③非常勤・専従、④非常勤・兼務のいずれかを記載すると ともに、加算等に係る職員の加配を区分した上、それぞれ1日あたりの勤務時間を記載してください。 3 「人員配置区分」欄は、報酬算定上の区分を記載し、「該当する体制等」欄は、「介護給付費等の請求に関する事項(介護給付費等の算定に係る体制等状況一覧表)」様 式第7号に掲げる体制加算等の内容を記載してください。 2 *欄は、当該月の曜日を記入してください。 第4週 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 備考1 本表はサービスの種類ごとに作成してください。 サービス提供時間 障がい者相談支援事業所 みやざき 基準上の必要職員数 事業所・施設名 週平均 常勤換 4週の の勤務 算後の 合計 時間 人数 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 第1週 第2週 指定特定相談支援 前年度の平均実利用者数 就業規則に定める1週間に当該事業所・施設における常勤職員の勤務すべき時間数 合計 氏名 勤務形態 人員配置区分 サービス種類 職種 定員 従業者の勤務の体制及び勤務形態一覧表 (参考様式8) 指定特定相談支援事業者の指定に係る誓約書 平成25年8月20日 宮崎市長 様 申請者 代表者 所在地 宮崎県宮崎市橘通東2丁目×番×号 名 称 社会福祉法人 宮崎県障がい福祉サービス協 住 所 議会 氏 名 宮崎県宮崎市江平西2丁目×番×号 印 理事長 宮崎 太郎 印 当法人(別紙に記載する役員等を含む。)は、下記に掲げる障害者の日常生活及び社会生活を 総合的に支援するための法律第51条の20第2項において準用する同法第36条第3項(第4 号、第10号及び第13号を除く。)の規定のいずれにも該当しないことを誓約します。 記 【障害者総合支援法第36条第3項(第4号、第10号及び第13号を除く。)の読替後の規定】 1 申請者が法人でないとき。 2 当該申請に係る特定相談支援事業所(第五十一条の二十第一項に規定する特定相談支援事業所をいう。以下この項において同 じ。)の従業者の知識及び技能並びに人員が、第五十一条の二十四第一項の厚生労働省令で定める基準を満たしていないとき。 3 申請者が、第五十一条の二十四第二項の厚生労働省令で定める指定計画相談支援の事業の運営に関する基準に従って適正な特定 相談支援事業の運営をすることができないと認められるとき。 4 申請者が、この法律その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、そ の執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 5 申請者が、労働に関する法律の規定であって政令で定めるものにより罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受け ることがなくなるまでの者であるとき。 6 申請者が、第五十条第一項(同条第三項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)又は第五十一条の二十九第 一項若しくは第二項の規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者(当該指定を取り消され た者が法人である場合においては、当該取消しの処分に係る行政手続法 (平成五年法律第八十八号)第十五条 の規定による通 知があった日前六十日以内に当該法人の役員又はその特定相談支援事業所を管理する者その他の政令で定める使用人(以下「役 員等」という。)であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないものを含み、当該指定を取り消された者が法人で ない場合においては、当該通知があった日前六十日以内に当該者の管理者であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過 しないものを含む。)であるとき。ただし、当該指定の取消しが、指定特定相談支援事業者(第五十一条の十七第一項第一号に 規定する指定特定相談支援事業者をいう。以下この項において同じ。)の指定の取消しのうち当該指定の取消しの処分の理由と なった事実及び当該事実の発生を防止するための当該指定特定相談支援事業者による業務管理体制の整備についての取組の状況 その他の当該事実に関して当該指定特定相談支援事業者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する指定の取消 しに該当しないこととすることが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 7 申請者と密接な関係を有する者(申請者(法人に限る。以下この号において同じ。)の株式の所有その他の事由を通じて当該申 請者の事業を実質的に支配し、若しくはその事業に重要な影響を与える関係にある者として厚生労働省令で定めるもの(以下こ の号において「申請者の親会社等」という。)、申請者の親会社等が株式の所有その他の事由を通じてその事業を実質的に支配 し、若しくはその事業に重要な影響を与える関係にある者として厚生労働省令で定めるもの又は当該申請者が株式の所有その他 の事由を通じてその事業を実質的に支配し、若しくはその事業に重要な影響を与える関係にある者として厚生労働省令で定める もののうち、当該申請者と厚生労働省令で定める密接な関係を有する法人をいう。)が、第五十条第一項又は第五十一条の二十 九第一項若しくは第二項の規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過していないとき。ただし、当 該指定の取消しが、指定特定相談支援事業者の指定の取消しのうち当該指定の取消しの処分の理由となった事実及び当該事実の 発生を防止するための当該指定特定相談支援事業者による業務管理体制の整備についての取組の状況その他の当該事実に関して 当該指定特定相談支援事業者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する指定の取消しに該当しないこととする ことが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 8 申請者が、第五十条第一項又は第五十一条の二十九第一項若しくは第二項の規定による指定の取消しの処分に係る行政手続法第 十五条 の規定による通知があった日から当該処分をする日又は処分をしないことを決定する日までの間に第四十六条第二項 又 は第五十一条の二十五第二項 若しくは第四項 の規定による事業の廃止の届出をした者(当該事業の廃止について相当の理由が ある者を除く。)で、当該届出の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 9 申請者が、第四十八条第一項(同条第三項において準用する場合を含む。)又は第五十一条の二十七第一項若しくは第二項の規 定による検査が行われた日から聴聞決定予定日(当該検査の結果に基づき第五十条第一項又は第五十一条の二十九第一項若しく は第二項の規定による指定の取消しの処分に係る聴聞を行うか否かの決定をすることが見込まれる日として厚生労働省令で定め るところにより都道府県知事又は市町村長が当該申請者に当該検査が行われた日から十日以内に特定の日を通知した場合におけ る当該特定の日をいう。)までの間に第四十六条第二項又は第五十一条の二十五第二項若しくは第四項の規定による事業の廃止 の届出をした者(当該事業の廃止について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出の日から起算して五年を経過しないもの であるとき。 10 申請者が、指定の申請前五年以内に相談支援に関し不正又は著しく不当な行為をした者であるとき。 11 申請者が、法人で、その役員等のうちに第五号から第六号まで、第八号、第九号又は前号までのいずれかに該当する者のあるも のであるとき。 30 (参考様式10) 役 員 等 名 簿 申請者(法人)名 (ふりがな) 生年月日 氏 名 役職名 ミヤザキ タロウ 宮崎 太郎 ミヤコノジョウ ヨシコ 都城 良子 (社会福祉法人 宮崎県障がい福祉サービス協議会 昭和〇年〇月○日 理事長 昭和〇年〇月○日 理事 住 所 TEL FAX XXXX-XX-XXXX 印 XXXX-XX-XXXX ミヤザキシ 宮崎市×××× XXXX-XX-XXXX ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ゴカセ ⋮ ⋮ XXXX-XX-XXXX 宮崎市×××× XXXX-XX-XXXX 押印 印 印 ミヤザキシ ) イチロウ 五ヶ瀬 一郎 昭和〇年〇月○日 理事 ミヤザキシ 宮崎市×××× XXXX-XX-XXXX 注 当該法人の役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいい、相談役、顧問 その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、法人に対し業務を執行する社員、取締役、執行役又 はこれらに準ずる者と同等の支配力を有するものと認められる者を含む。)及び事業所を管理する者に ついて記入・押印してください。 31 「指定障害児相談支援事業者の指定に係る誓約書」、資産状 況(貸借対照表・財産目録等)を添付する。 32 参考 相談支援に係るQ&Aについて 次ページ以降では、相談支援事業について厚生労働省が作成しているQ&A集を紹介しま す。 〇相談支援に係るQ&Aについて(平成 25 年 2 月 22 日付け事務連絡:厚生労働省社会・ 援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室)指定申請書(参考様 式)の書き方について 33 相談支援関係Q&A 1 指定基準関係 【設備基準】 問1 指定相談支援事業所の相談室と、併設される障害福祉サービス事業所や障害児通 所支援事業所の相談室を兼用することは可能か。 (答) ○ 指定相談支援事業所及び併設される障害福祉サービス事業所・障害児通所支援事業 所の運営に支障がない場合は、兼用して差し支えない。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 1指定基準関係‐1) 【受給資格の確認】 問2 指定基準において、受給者証により計画相談支援及び障害児相談支援の支給対象 者であること等を確認することとされているが、サービス等利用計画案等の作成時 点においては、受給者証が交付されていないため、不可能ではないか。 (答) ○ 当該規定は、支給決定後に、指定計画相談支援又は指定障害児相談支援の提供を求 められた際の受給資格の確認について規定しているものである。 なお、サービス等利用計画案等の作成時点においては、市町村が通知する計画作成 依頼書により市町村から依頼を受けた対象者であることを確認する。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 1指定基準関係‐2) 【取扱件数】 問3 1 人の相談支援専門員が受け持つ件数や人数に制限はないのか。 (答) ○ 利用者の状況等により必要となるモニタリングの頻度が異なることから、1 人の相談 支援専門員が受け持つ件数や人数に制限は設けていない。 -1- 34 【補助の業務】 問4 サービス等利用計画の作成については、厚生労働省令において「管理者は、相談 支援専門員に基本相談支援に関する業務及びサービス等利用計画の作成に関する業 務を担当させるものとする。 」と定められているが、相談支援専門員の資格を有して いない補助職員が計画を作成し、相談支援専門員が管理監督した計画を利用者に交 付することは可能か。可能であれば、計画作成担当者は、補助職員となるのか、相 談支援専門員となるのか。 (答) ○ サービス等利用計画を作成するのは、相談支援専門員である。補助職員は相談支援 専門員の指示の下に補助的業務を行うものである。 【アセスメント】 問5 児童福祉法に基づく障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準におい て、障害児支援利用計画を作成する際の留意点として「相談支援専門員は、アセス メントの実施に当たっては、必ず障害児の居宅を訪問し、障害児及びその家族に面 接して行わなければならない。 」と規定されているが、次の場合についてはどうか。 ①自宅訪問よりも効果的なアセスメントができる場合や自宅訪問が難しい場合は、 事前に行われる面接は、相談支援事業所や日中通っている保育園等で行ってもか まわないか。 ②作成時は、上記①の理由で自宅訪問しないことがあっても、モニタリング等を通 じていつかは自宅訪問することでよいか。 (答) ○ 障害児支援利用計画は、障害児の日常生活全般を支援する観点に立って作成される ことが重要であることから、生活状況を十分把握する必要があり、その把握について は、障害児及びその家族からの聞き取りだけでなく、自宅訪問により生活環境を見る ことが重要である。 よって、①~②とも障害児支援利用計画の作成に先立ち自宅訪問が必要である。 -2- 35 2 指定事務関係 【指定に当たっての基本的な考え方】 問6 指定に係る 「総合的な相談支援」の基準について、現行の特定事業所加算の算 定と同様に確認する必要があるか。 (答) ○ 同様に確認することが必要である。 なお、医療機関や行政との連携体制に係る「自立支援協議会への定期的な参加」等 については、例示であることに留意すること。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐2) 【指定に当たっての基本的な考え方】 問7 市町村直営の場合の「支給決定を行う組織とは独立した体制」の具体的な内容如 何。 (答) ○ 具体的な組織形態については、それぞれの市町村の実情が様々であることから、市 町村がサービス等利用計画案を勘案し支給決定を行うこととされた法の趣旨を踏まえ て、市町村において適切に判断していただきたい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐3) 【指定に当たっての基本的な考え方】 問8 障害者のみを対象として計画相談支援を実施する場合には、指定特定相談支援事 業所のみの指定でよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A -3- 36 2指定事務関係‐4) 【その他留意事項】 問9 都道府県と市町村は、1つの事業所から複数の種類(指定一般・特定・障害児) の指定の申請があった場合においては、指定にあたっての必要な情報の共有を図る こととされているが、その趣旨如何。 (答) ○ 当該趣旨は、指定に当たって相談支援専門員の実務経験の判断等が異なることがな いよう情報共有を図ることである。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐5) 【指定権者】 問 10 指定については、事業所の所在地の市町村が指定を行い、隣接の市町村など事業 所が所在する市町村以外の市町村は指定しないという理解でよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 なお、利用者は、居住する市町村以外の市町村が指定した事業所についても、利用 することが可能であることに留意。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐6) 【指定権者】 問 11 指定事業所が、他の市町村に移転した場合の手続き如何。 (答) ○ 他の市町村に移転する場合は、移転前の市町村に廃止届出書を提出するとともに、 移転先の市町村に新規の指定申請を行うこととなる。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐7) 【指定権者】 問 12 指定事業所が、当該市町村内で事業所を移転した場合の手続き如何。 (答) ○ 当該市町村に変更届出書を提出することとなる。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A -4- 37 2指定事務関係‐8) 【独自条件の付加】 問 13 指定特定相談支援事業所の指定について、サービス提供事業所と相談支援事業所 の分離を図るために、市で独自の条件を付したいと考えているが可能か。 (答) ○ 指定権者において基準省令以上の要件を課すことはできない。 なお、相談支援事業所の指定基準については、市町村は条例を定める必要はないも のである。 【相談支援専門員】 問 14 相談支援専門員は実務経験と研修の受講が要件となるが、相談支援の提供体制の 確保のため、研修の受講に係る経過措置を設けていただきたい。 (答) ○ 相談支援専門員は、相談支援の質を確保するため、障害者等へのケアマネジメント 技術等の研修の受講を必須としており、研修受講に係る経過措置を設けることは考え ていない。 ○ なお、平成23年10月から研修の実施主体を指定事業者まで拡大することとした ところであり、都道府県においては、当該指定制度の活用等により研修の実施体制の 拡大に努めていただきたい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 2指定事務関係‐9 一部修正) 【相談支援専門員】 問 15 相談支援専門員の要件となる実務経験等について 県の担当者は、1年180日以上×5年でないといけないと言うが、通算で5年 以上900日以上を満たしていれば良いはずなので、180日従事していない年が あっても要件を満たすと考えるが、いかがか。 (答) ○ お見込みのとおり。 -5- 38 【相談支援専門員】 問 16 保健所において「保健師」として 30 年勤務し、その間、通算 10 年以上精神保健 相談業務に従事していた場合、その間の年数を実務経験と見なしてよいのか。 (答) ○ お見込みのとおり。 なお、保健所については、診療所に準じたものと考えるほか、行政機関として児童 相談所、更生相談所などに準じたものとも考えられる。 【相談支援専門員】 問 17 居宅介護支援事業所において相談支援の業務に従事していた期間は対象となる か。 (答) ○ 居宅介護支援事業所も対象に含まれる。 また、地域包括支援センターも対象と考えられ、当該センターにおいて相談支援の 業務に従事した期間が対象となる。 -6- 39 3 支給決定通知・事務処理要領 【様式】 問 18 受給者証(障害福祉サービス・地域相談支援・障害児の受給者証)や申請様式(障 害者・障害児)については、一体の様式とすることが可能か。 (答) ○ お見込みのとおり。 市町村において適宜工夫して活用されたい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐1) 【受給者証】 問 19 入所者が地域相談支援を利用する場合は、地域相談支援受給者証と障害福祉サー ビス受給者証の両方を発行し、精神科病院入院患者が地域相談支援のみ利用する場 合は地域相談支援受給者証のみ発行するのか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐2) 【申請窓口】 問 20 計画相談支援と障害児相談支援の担当部局が別となる場合、申請についても各々 の部局に行うこととなるのか。 (答) ○ 利用者の申請手続の負担軽減を図るため、できる限り、1つの窓口において一体的 な申請様式により申請を受け付けることが望ましい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐5) 【基本相談支援】 問 21 指定相談支援事業者が行う「基本相談支援」と、 「地域生活支援事業の相談支援事 業」との関係についてお示しいただきたい。 (答) ○ 「地域生活支援事業の相談支援事業(財源は交付税措置) 」は、指定相談支援事業者 が行う「基本相談支援」とは異なり、障害者自立支援法に基づき、市町村の責務とし -7- 40 て必ず実施する事業として規定されているものであり、これまでと何ら変更がないも のである。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐3) 【基本相談支援】 問 22 計画相談支援の対象者で、モニタリング月ではない時も随時相談があったり、電 話が頻回で対応をしなければならない場合も基本相談支援で対応をしなければなら ないのか。 こういう場合は、委託相談支援事業所が担当することとしてよいか。 または、地域定着支援事業で対応することはできないか。 (答) ○ 計画相談支援以外の相談支援が日常的に必要な場合は、委託相談支援事業所と連携 したり必要に応じてモニタリングの回数を増やすなどの対応も検討されたい。 地域定着支援の対象となる者(単身等であって地域生活が不安定な者)である場合 には、支給決定の上で地域定着支援で対応することも想定される。 【対象者】 問 23 地域移行支援及び地域定着支援の給付決定に当たり、サービス等利用計画の作成 は必須か。 (答) ○ 地域移行支援・地域定着支援を利用する者についてもサービス等利用計画の作成対 象者となるが、障害福祉サービスと同様に、平成24年度から平成26年度までの3 年間は、給付決定に当たってサービス等利用計画の作成は必須ではない。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐4) 【対象者】 問 24 地域活動支援センター等の地域生活支援事業のみのサービス利用者は、計画相談 支援の対象外か。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A -8- 41 3支給決定通知・事務処理要領‐18) 【対象者】 問 25 サービス等利用計画案又は障害児支援利用計画案の作成依頼を行っていない者か ら、計画案が提出された場合には、計画相談支援給付費等の申請は却下するのか。 (答) ○ 当該者を担当する指定特定相談支援事業者等が、当該者に対して計画相談支援等を 提供することが可能な場合には、計画相談支援給付費等の支給対象とすることが望ま しい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐12) 【対象者】 問 26 重度包括支援の利用者も計画相談の対象という扱いでよろしいか。 (答) ○ 重度包括支援を利用する場合も、サービス等利用計画案は必要である。重度包括支 援を利用する場合はニーズ等が複雑な場合が多いと思われ、相談支援事業者によって ニーズ整理を行い他の障害福祉サービス等の利用も検討した上で、重度包括支援の利 用となることが想定される。 なお、重度包括支援の場合、通常の調整はサービス提供責任者が行うので、支給決 定の最終月のモニタリング(継続の可否の判断)のみ行うことを想定して、1年に1 回のモニタリングとしているところである。 【対象者】 問 27 介護保険制度のケアプラン作成対象者の場合であって、障害福祉サービス固有の 重度訪問介護による外出支援等、障害福祉の観点からその必要性や支給量について 判断する必要がある場合については、サービス等利用計画の作成対象者として良い か。 (答) ○ 市町村が支給決定に当たってサービス等利用計画案の作成が必要と認める場合には、 作成対象者として差し支えない。 ○ 「市町村が必要と認める場合」とは、基本的には、介護保険のケアマネジャーが障 害福祉サービスも含めたプランを作成するべきであるが、ケアマネジャーだけでプラ ンを作成するのが困難な場合等を想定している。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐19 一部修正) -9- 42 【支給決定プロセス】 問 28 サービス等利用計画案等の提出依頼については、文書によることが必須か。 (答) ○ 指定特定・障害児相談支援事業者が計画案の作成に当たって、市町村の依頼を受け た者であることを確認できるよう、文書による提出依頼を行うことを必須としている。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐16) 【支給決定プロセス】 問 29 サービス等利用計画案等の提出依頼は、申請後直ちに行うこととしているが、市 町村への計画案の提出は障害程度区分の認定後ということでよいか。 (答) ○ サービス等利用計画案等の提出依頼は、申請から支給決定までの期間の短縮化を図 るため、申請後直ちに行うこととしているが、介護給付費に係るサービス利用に当た っては障害程度区分の認定を踏まえてサービス等利用計画案等を作成する必要がある ため、当該計画案の提出は障害程度区分認定後となる。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐17) 【モニタリング】 問 30 モニタリング期間の設定についての考え方如何。 (答) ○ モニタリング期間については、障害者等の心身の状況、環境、生活課題、援助方針、 サービスの種類・内容・量などを勘案して定める必要がある。 具体的には、指定特定相談支援事業者が、サービス等利用計画案において、個々の サービスの効果・必要性を判断すべき時期を設定した上でモニタリング期間の提案を したものを踏まえ、市町村が設定する。 ○ 一般的には、状態が不安定で障害福祉サービス事業者等との連絡調整等を頻回に行 わなければならない場合等はモニタリング期間が短くなることが想定され、逆に、状 態が安定している場合等はモニタリング期間が長くなることが想定される。 【モニタリング】 問 31 計画相談支援給付費等の支給期間やモニタリングの実施月等の具体例を示してほ しい。 - 10 - 43 (答) サービスの支給決定(更新)の有効期間が H24.5.1~H25.4..30 で、モニタリング 例1) 期間を3月ごととする場合。 1 計画相談支援給付費等の支給期間 H24.5~H25.4 2 受給者証のモニタリング期間の記載 3 継続サービス利用支援の実施月 3月ごと(H24.7~H25.4) H24.7→H24.10→H25.1→H25.4 サービスの支給決定(新規)の有効期間が H24.5.1~H25.4..31 で、モニタリング 例2) 期間を毎月(利用開始から3ヶ月間以内)とする場合。 1 計画相談支援給付費等の支給期間 H24.4(計画作成月)~H25.4 2 受給者証のモニタリング期間の記載 毎月ごと(H24.5~H24.7) 3 継続サービス利用支援の実施月 H24.5→H24.6→H24.7 H24.7 に、市町村がモニタリング期間の変更について通知。 ※ この場合にモニタリング期間を6月ごとに変更する場合は以下のとおり。 1 計画相談支援給付費等の支給期間 上記から変更なし 2 受給者証のモニタリング期間の記載 6月ごと(H24.10~H25.4) 3 継続サービス利用支援の実施月 H24.10→H25.4 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐7 一部修正) 【モニタリング】 問 32 支給期間の終期月とモニタリングの最終月が一致しない場合の取扱いはどうした らよいか。 (答) ○ 支給期間の終期月には必ずモニタリングを行う必要があるため、モニタリングの最 終月を支給決定期間の終期月に設定し、そこから遡ってモニタリング月を設定された い。 【モニタリング】 問 33 新規申請や変更申請の場合で、月の途中に支給決定をした場合のモニタリング期 間の設定を3か月毎月モニタリングと設定した場合、モニタリング期間の開始時期 は支給決定した月から3か月か、支給決定した翌月から3か月か。 (答) ○ どちらでも良い。サービス等利用計画のモニタリング時期を参考に、市町村が決定 することとなる。 - 11 - 44 【モニタリング】 問 34 訓練等給付は、暫定支給決定を2か月間を上限として行うが、暫定支給決定から 支給決定を行う際には、改めて指定特定相談事業者が作成するサービス等利用計画 案の提出を求める必要はないこととなっている。 訓練等給付の暫定支給決定をした人のモニタリング期間の開始時期は、暫定支給 決定の期間の開始月からということでよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 【モニタリング】 問 35 サービス等利用計画等について、短期入所等、単一サービスのみの利用であって も、サービス等利用計画等を作成し、モニタリングを実施する必要があるのか。 (答) ○ 単一サービスの利用であっても、その他のサービスの利用の必要性も含め適切なサ ービスの検討が必要となることから、計画作成や一定期間ごとのモニタリングを実施 する必要がある。 なお、モニタリング期間については、市町村において、標準期間を踏まえ、サービ スの種類や量、その他の状況等を勘案して個別に判断されたい。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐15) 【モニタリング】 問 36 障害福祉サービス等の支給決定は受けたものの、実際の障害福祉サービス等の利 用がなかった場合でも、モニタリング月に継続サービス利用支援を行うのか。 (答) ○ 障害福祉サービス等の利用がない場合でも、モニタリング月には継続サービス利用 支援を行い、状況を把握した上でサービス内容の変更等が必要かを判断することとな る。 - 12 - 45 【モニタリング】 問 37 「相談支援専門員がサービス提供事業所の職員と兼務する場合のモニタリング等 の取扱い」については、相談支援専門員が担当する障害者等に直接サービス提供を 行うか否かに関わらず、当該相談支援専門員が、担当する障害者等が利用するサー ビス提供事業所の職員と兼務する場合は、当該相談支援専門員がモニタリング等を 行うことは望ましくないとの考えか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐9) 【モニタリング】 問 38 「相談支援専門員がサービス提供事業所の職員と兼務する場合のモニタリング等 の取扱い」については、障害者等が当該相談支援専門員を希望する場合は、 「市町村 がやむを得ないと認める場合」として、引き続き当該相談支援専門員によるモニタ リング等を認めてよいか。 (答) ○ 障害者等が希望する場合であっても、サービス提供事業所との中立性の確保やサー ビス提供事業所の職員と異なる視点での検討が欠如しかねず望ましくないため、当該 障害者等に制度の趣旨を説明し理解を求めること。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐10) 【モニタリング】 問 39 相談支援専門員がサービス提供事業所の職員と兼務する場合は、兼務する事業所 の利用者のモニタリングを実施することができないこととされているが、同一法人 の他の事業所を利用する利用者のモニタリングは実施できるということでよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 【モニタリング】 問 40 計画作成後に遠方の施設に入所した場合、モニタリングは現に契約している指定 特定相談支援事業所から施設の近くの事業所に委託可能か。 - 13 - 46 (答) ○ 業務のすべてを他の事業所へ委託することは認められない。 遠方の施設であって事業所が出向くことができない場合は、施設の近くの相談支援 事業所に引き継ぐことが想定される。 【モニタリング】 問 41 サービス等利用計画及び障害児支援利用計画は、指定基準において、市町村への 提出が義務づけられているが、モニタリング結果については市町村にモニタリング 記録等の書類を提出する必要があるか。 (答) ○ モニタリングについては、以下に掲げる場合等、必要な時にモニタリング結果を報 告することとする。 ・ 支給決定の更新や変更が必要となる場合 ・ モニタリング期間を設定し直す必要がある場合 ○ 等 なお、上記に加え市町村が毎回モニタリング結果について報告を求めることも可能 である。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐11 一部修正) 【セルフプラン】 問 42 指定特定・障害児相談支援事業者以外の者が計画を作成する場合の作成主体は、 誰を想定しているのか。 (答) ○ 「指定特定・障害児相談支援事業者以外の者」については、基本的には制限はなく、 本人や家族、支援者等が作成したものを想定している。 なお、サービス等利用計画案等は、市町村が支給決定に当たって勘案するものであ るため、市町村の支給決定を行う担当職員が作成することは想定していない。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐8) 【セルフプラン】 問 43 利用者本人が作成するサービス等利用計画(セルフプラン)の場合も、指定特定 相談支援事業者が提出するものと同じ様式で提出しなければならないのか。また、 当事者の意向や目標達成時期等、すべての項目を記入しなければならないのか。支 給決定を行う市町村の裁量で、項目を減らす等はできないのか。 - 14 - 47 (答) ○ サービス等利用計画の様式は、国で示している様式例を参考に市町村で定めること になっており、セルフプランについても市町村の判断でセルフプラン用の様式を定め ることも可能であるが、当事者の意向や生活全般の解決すべき課題、目標達成時期、 サービスの種類・内容・量等省令で示している項目については省略することはできな い。 【セルフプラン】 問 44 例えば身体障害の場合は利用者本人が作成するサービス等利用計画(セルフプラ ン)の提出を求めるなど、市町村でサービス等利用計画案と利用者本人が作成する サービス等利用計画(セルフプラン)との場合を分けて申請者に指示してよいか。 (答) ○ 利用者本人が作成するサービス等利用計画(セルフプラン)は、申請者の希望によ り指定特定相談支援事業者が作成するプランに代えて提出することができるものであ り、利用者が希望していないにも関わらず市町村が提出を求めることは適当ではない。 - 15 - 48 4 報酬関係 【請求のタイミング】 問 45 サービス利用支援は、サービス等利用計画を作成した日が属する月分(以下の場 合は平成24年4月分)として翌月に請求するのか。 (例) 支給決定の通知日 4 月 10 日 計画作成 4 月 20 日 サービスの有効期間 5 月 1 日~ 4月分として5月に請求 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 4報酬関係‐2 一部修正) (H24.8.31 平成24年度障害福祉サービス等報酬改定に関するQ&A 問 44 一部修正) 【請求のタイミング】 問 46 計画相談支援給付費が発生する時点は、いつか。 (答) ○ 計画相談支援給付費が発生するのは、市町村から障害福祉サービス等の支給決定を 受けた後に、サービス担当者会議を踏まえたサービス等利用計画を作成し、利用者か ら文書により同意を得た時点である。 【障害児相談支援対象保護者に指定計画相談支援を行う場合】 問 47 障害福祉サービスと障害児通所支援の両方のサービスを利用する障害児について は、計画相談支援と障害児相談支援の両方を一体的に実施することとなるが、報酬 については、障害児相談支援のみの報酬が算定されるという理解でよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A - 16 - 49 3支給決定通知・事務処理要領‐6) 【介護保険の対象者の場合】 問 48 介護保険の対象者の場合、同じ者(ケアマネジャーと相談支援専門員を同一人物 が行う)がプランを作成すると減算されることが報酬告示で示されている。 介護保険のケアプランを作っている者と障害者自立支援法のサービス等利用計画 を作っている者が別々である場合、報酬を両方が100%請求できるのか。 (答) ○ 請求できる。 なお、利用者の立場に立った支援を行うためには、両者で調整しながらプランを作 成する必要がある。 【申請却下の場合】 問 49 障害福祉サービス等の申請が却下された場合は、計画相談支援給付費等は支給さ れないのか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐14) (H24.8.31 平成24年度障害福祉サービス等報酬改定に関するQ&A 問 43) 【利用者が死亡した場合】 問 50 指定特定相談支援事業者がサービス等利用計画案の作成はしたが、サービス等利 用計画を作成し、利用者から文書により同意を得る前に利用者が死亡した場合は、 サービス利用支援費の算定は可能か。 (答) ○ サービス利用支援費の算定はできない。 - 17 - 50 【継続サービス利用支援費】 問 51 モニタリングの結果、サービス等利用計画等の変更や新たな支給決定等に係る勧 奨が必要ない場合であっても、継続サービス利用支援・継続障害児支援利用援助の 報酬は算定できるか。 (答) ○ 算定できる。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 4報酬関係‐1) (H24.8.31 平成24年度障害福祉サービス等報酬改定に関するQ&A 問 42) 【契約変更した場合】 問 52 指定特定相談支援事業者の廃止や利用者の市町村内の転居等により、別の指定特 定相談支援事業者に契約変更した場合であって、契約変更後の指定相特定談支援事 業者が、契約変更前の指定特定相談支援事業者からサービス等利用計画を引き継ぎ、 利用者の状況を把握するため利用者と面接したりサービス担当者会議を行う等モニ タリングを行った場合に、継続サービス利用支援費を算定することは可能か。 (答) ○ 契約変更後の指定特定相談支援事業者がモニタリング月ではない月に継続サービス 利用支援を行う場合には、市町村に報告し、モニタリング期間の変更を行った上で継 続サービス利用支援費を算定することは可能である。 【計画相談支援給付費の算定の考え方】 問 53 計画相談支援給付費の算定に当たっての基本的な考え方如何。 (答) ○ サービス利用支援費及び継続サービス利用支援費は、月額報酬のため同一の月に複 数回行ったとしてもサービス利用支援費については 1,600 単位、継続サービス利用支 援費については 1,300 単位しか算定することはできない。 ○ 同一の月に継続サービス利用支援を行った後に、サービス利用支援を行った場合は、 継続サービス利用支援費は算定せず、サービス利用支援費のみを算定する。 ○ サービス利用支援を行った後、同一の月に継続サービス利用支援を行った場合は、 サービス利用支援費及び継続サービス利用支援費の両方を算定できる。 - 18 - 51 【同一の月に指定サービス利用支援を複数回行う場合】 問 54 障害福祉サービスの利用に係る支給決定を受け、サービス利用支援を行った直後 に、利用者の心身の状況の急変や転居による環境の変化等により、新たな障害福祉 サービス等の申請又は支給決定の変更の申請を行うことが必要となり、同一の月に サービス利用支援を2回行うこととなった場合、同一の月にサービス利用支援費を 2回分算定してもよいか。 (答) サービス利用支援費は、月額報酬のため、同一の月に複数回行ったとしても 1,600 ○ 単位しか算定することはできない。 【同一の月に指定継続サービス利用支援を複数回行う場合】 問 55 モニタリング期間が1月(毎月)ごとと決定されている利用者で、やむを得ない 事由により継続サービス利用支援を行うのがモニタリング月の翌月となった場合、 前月実施予定だった継続サービス利用支援と当月実施予定となっている継続サービ ス利用支援を同一の月に行うことになるが、継続サービス利用支援費は2回分算定 することは可能か。 (答) ○ 継続サービス利用支援費は、月額報酬のため、同一の月に複数回行ったとしても 1,300 単位しか算定することはできない。 【指定継続サービス利用支援を行った結果指定サービス利用支援を行う場合】 問 56 継続サービス利用支援を行った結果、利用者の状態に変化があり、新たな支給決 定若しくは支給量の変更等の必要が生じた場合、新たなサービス等利用計画を作成 する必要があるので、継続支援サービス利用ではなくサービス利用支援として 1600 単位/月を算定できるか。 (答) ○ お見込みのとおり。 ○ なお、継続サービス利用支援を行った結果サービス等利用計画を作成するという一 連の流れで行っている場合は、計画作成のアセスメントのプロセスをモニタリング(継 続サービス利用支援)で行えているため、月をまたいだ場合も同様に継続サービス利 用支援費は算定せず、サービス利用支援費のみを算定する。 - 19 - 52 【同一の月に指定継続サービス利用支援と指定サービス利用支援を行う場合】 問 57 継続サービス利用支援を行った直後に、利用者の心身の状況の急変や転居による 環境の変化等により、新たな障害福祉サービス等の申請又は支給決定の変更の申請 を行うことが必要となり、同一の月に継続サービス利用支援とサービス等利用支援 を行うこととなった。 継続サービス利用支援とサービス利用支援を一連の流れで行ったわけではないの で、継続サービス利用支援費及びサービス利用支援費の両方を算定してもよいか。 (答) ○ 同一の月に継続サービス利用支援を行った後に、サービス利用支援を行った場合は、 継続サービス利用支援費は算定せず、サービス利用支援費のみを算定する。 【同一の月に指定継続サービス利用支援と指定サービス利用支援を行う場合】 問 58 障害福祉サービスの体験利用(短期間)を行うための支給決定に係るサービス利 用支援を行った後、同一の月に当該支給決定等に係るサービスの利用状況を検証す るための継続サービス利用支援を行い、その結果支給決定等の更新等の申請がなさ れ、同一の月に当該申請に係るサービス利用支援を行った場合には、計画相談支援 費の算定はどのように行うこととなるのか。 (答) ○ 同一の月にサービス利用支援と継続サービス利用支援を行うことと市町村が決定し た者については、サービス利用支援費と継続サービス利用支援費を算定する。 さらに、同一の月にサービス利用支援を行った場合であっても、サービス利用支援 費は月額報酬のため、サービス利用支援を行った回数分請求することはできない。 【契約変更した場合】 問 59 契約変更前の指定特定相談支援事業者が継続サービス利用支援を行った場合は、 同一月に契約変更後の指定特定相談支援事業者は継続サービス利用支援費を算定で きるか。 (答) ○ 契約変更後の指定特定相談支援事業者が継続サービス利用支援を行った場合には、 継続サービス利用支援費を算定できるが、その場合には、契約変更前の指定特定相談 支援事業者は継続サービス利用支援費を算定できない。 このような場合、変更前の指定特定相談支援事業者は、転居等に関する利用者の意 向を確認しておくべきである。 - 20 - 53 なお、契約変更後の指定特定相談支援事業者にケースを引き継ぐ場合には、ケース を円滑に引き継げるよう配慮すること。 【契約変更した場合】 問 60 障害福祉サービス等の支給決定の終期月等において継続サービス利用支援を行っ た後に、別の指定特定相談支援事業者が同一の月にサービス利用支援を行った場合、 契約変更前の指定特定相談支援事業者は継続サービス利用支援費を、契約変更後の 指定特定相談支援事業者はサービス利用支援費を算定できるか。 (答) ○ 同一の月に継続サービス利用支援を行った後に、サービス利用支援を行った場合は、 継続サービス利用支援費は算定せず、サービス利用支援費のみを算定することとされ ているため、契約変更前の指定特定相談支援事業者は継続サービス利用支援費を算定 できず、契約変更後の指定特定相談支援事業者のみサービス利用支援費を算定する。 【契約変更した場合】 問 61 サービス利用支援を行った後に、指定特定相談支援事業者の廃止や利用者の市町 村内の転居等により、別の指定特定相談支援事業者に契約変更した場合であって、 同一の月に契約変更後の指定特定相談支援事業者が、契約変更前の指定特定相談支 援事業者からサービス等利用計画を引き継ぎ、利用者の状況を把握するため利用者 と面接したりサービス担当者会議を行う等モニタリングを行った場合に、契約変更 前の指定特定相談支援事業者はサービス利用支援費を、契約変更後の指定特定相談 支援事業者は継続サービス利用支援費を算定することは可能と考えるが、いかがか。 (答) ○ お見込みのとおり。 【転出・転入】 問 62 サービス利用支援又は継続サービス利用支援を行った後に、利用者が市町村外に 転出し、同一の月に転出先の市町村で障害福祉サービス等の申請に係るサービス利 用支援を別の指定特定相談支援事業者が行った場合、両方の指定特定相談支援事業 者が計画相談支援給付費を算定できると考えるが、いかがか。 (答) ○ お見込みのとおり。 転出に伴い支給決定を行う市町村が変わった場合は、同一の月であってもサービス - 21 - 54 利用支援費又は継続サービス利用支援費を算定できる。 この場合、指定特定相談支援事業者は、利用者の転出予定等を事前に確認しておく べきであり、転出先の指定特定相談支援事業者に円滑に引き継げるよう配慮すること。 【障害児から障害者へ切り替わる際の取扱い】 問 63 障害児通所支援から障害福祉サービス等に利用するサービス等が切り替わる際 に、障害児相談支援の支給期間の終期月に指定障害児相談支援事業者が障害児相談 支援対象保護者に対して継続障害児支援利用援助を行い、同一の月に、指定特定相 談支援事業者が計画相談支援対象障害者に対してサービス利用支援を行った場合、 指定障害児相談支援事業者が継続障害児支援利用援助費を、指定特定相談支援事業 者がサービス利用支援費を算定することは可能か。 (答) ○ 報酬告示において「障害児相談支援対象保護者に対して、指定計画相談支援を行っ た場合には、所定単位数を算定しない。」とされているため、同一月に指定特定相談支 援事業者がサービス利用支援費を算定することはできない。 したがって、サービス等利用計画を作成し、利用者から文書による同意を得る日を、 障害児相談支援の支給期間の終期月の翌月に属する日とすること。 なお、この取扱いについては、指定障害児相談支援事業者から指定特定相談支援事 業者へケースを引き継ぐ場合も、指定障害児相談支援事業者と指定特定相談支援事業 者の両方の指定を受けている事業者がケースを受け持つ場合も同じである。 (例) 1月 2月 3月 4月 放課後等デイサービス 5月 生活介護 障害児相談支援 継続障害児支援利用援助費 計画相談支援 サービス利用支援費 - 22 - 55 6月 5 その他 【基幹相談支援センター】 問 64 地域生活支援事業費補助金の基幹相談支援センター等機能強化事業については、 専門的職員の配置は基幹相談支援センター以外の相談支援事業所も補助対象となり うるが、地域の相談支援体制の強化の取組及び地域移行・地域定着の促進の取組は 基幹相談支援センターのみが補助対象となるという理解でよいか。 (答) ○ お見込みのとおり。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 5その他‐1) 【指定管理】 問 65 市の福祉センターの運営について、指定特定相談支援事業を行っている法人に対 し指定管理により委託している。市からは、相談支援についても指定管理料に含ま れていると考えているので、指定管理者が指定特定相談支援事業者として行った計 画相談に係る給付費について、国保連から事業所ではなく市に支払うこととしたい。 (答) ○ 計画相談支援給付費は、指定特定相談支援事業者の指定を受けている者に支払われ るものであるから、市が自らを指定特定相談支援事業者として指定していないのであ れば、国民健康保険団体連合会から市に支払うことはできない。 - 23 - 56