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初のネットワーク信号制御システムの導入について 従来の
2006年11月7 日 東日本旅客鉄道株式会社 初のネットワーク信号制御システムの導入について ○ 駅構内の信号機や転てつ機等の制御は、制御装置から各信号機器へ敷設した銅線ケー ブルを介して行っています。このため、信号機器の工事を行う場合は膨大な量のケー ブル敷設や複雑な配線作業、信号機器ごとの配線確認試験を行う必要がありました。 ○ そこで、制御装置と各信号機器を光ケーブルで接続し、IP技術により信号機器を制 御するネットワーク信号制御システムの開発を行いました。これにより、ケーブル敷 設量の削減、配線作業の削減・簡素化、制御回線の2重化による信頼度向上が図られ ることとなります。 ○ 末端の信号機器まで光ケーブルとIP技術により制御するシステムの導入は世界でも 初めてです。2004 年度から本格的開発に着手し、今回導入の目途がついたため、1号 機を武蔵野線・市川大野駅に導入致します。時期については来年春を予定しています。 信号機器室 従来の信号制御 信号機 転てつ機 制御装置 配線架 膨大な銅線ケーブル 複雑な配線作業 信号機器ごとの配線確認試験 中継箱 複雑な配線 膨大な銅線ケーブル ケーブル量削減 ネットワーク信号制御 制御回線2重化 光ケーブル 光成端箱 信号機器室 信号機 制御装置 光ケーブル・IP技術の採用 光伝送装置 転てつ機 ケーブル敷設量削減 配線作業の削減・簡素化 制御回線2重化による信頼度向上 電源箱 電源ケーブ ル 配線の簡素化 光コネクタ 開発・導入工程 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2007 年度以降 導入拡大のための開発 試作システム開発 (データ作成支援ツール ネットワーク信号制御 ネットワーク信号制御シ システムの開発 ステムの開発 等) モニターラン試験 (土浦駅) ネットワーク信号制御 ネットワーク信号制御シ ステムの導入 システムの導入 導入工事 (市川大野駅) ▲ 2号駅以降の導入 予定 検証 導入の効果 従来の 信号制御システム 信号機器室 銅線ケーブル 信号機 配線架 ・・・ 光ケーブルによる制御 複雑な 配線作業 膨大な量の 銅線ケーブル敷設 多数の銅線を 1本ずつ配線 ・ケーブル敷設量 の削減 ネットワーク 信号制御システム 信号機 信号機器室 光ケーブルを布設 ・配線作業の削減・ 簡素化 光成端箱 伝送装置 光ケーブル 光コネクタ 光コネクタの接続 光コネクタ の接続でOK IP技術の導入 従来の 信号制御システム 電力ON/OFFで 機器を制御 配線架 信号機 青 黄 赤 - 銅線ケーブル ・配線確認試験の 削減 ネットワーク 信号制御システム デジタル情報伝送 ・制御回線2重化 による信頼度向上 ①IPアドレス設定 ②接続確認 青、黄、赤を個別の銅線で制御 しているため、すべてについて 配線確認試験が必要 端末名称:1R IPアドレス: 192.168.0.1 1R赤 2L青 ・・・ 1R 192.168.0.1 伝送装置 IPアドレスの設定と 光ケーブルの接続確認 で確認OK 光ケーブル 信号機 光制御回線2重化