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仁川大橋 引受民間企業は資金のみ、建設、運営は入札で決定

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仁川大橋 引受民間企業は資金のみ、建設、運営は入札で決定
財団法人地方自治体公民連携研究財団 20110120
【公共サービス/公共施設/社会インフラ/地域活性化/国際PPP】
仁川大橋 引受民間企業は資金のみ、建設、運営は入札で決定
■事業の主な内容
(1)目的・事業概要(経緯等)
出典:JICE(財)日本国際協力センター レポートより
項目
・仁川国際空港へのアクセスは永宗大橋のみであったが、松島
国際都市の開発にともない、連携を目指した新たなインフラ構
築について、元々投資意向を持っていたカナダ企業AGRAを買
収した英国の多国籍企業AMECと仁川市が仁川大橋㈱を設立
し、韓国政府に仁川大橋事業提案書を提出。
(2)効果・ポイント(仕組み・サービス評価等)
事業名
・仁川大橋民間投資事業
発注者
・韓国中央政府 国土海洋部(「東北アジア経済国家の核心インフラ」の一環)
整備内容・
規模
・事業費1.52兆ウォン(民間7,739億/政府補助金7,462億)
・長さ 12.34㎞
事業内容
・仁川・永宗島と松島国際郡を結ぶ橋の建設事業・総事業費:約2.4兆ウォン(0.
1205円換算で2,870億円)、総延長21.38㎞(橋梁18.38㎞)のうち一部を民間部分
で行った。
・完成したら所有権を政府に移転。その後は管理運営権を付与され、道路利用者
より通行料金を徴収し費用を回収(小型車基準で5,500ウォン=663円、計画交通量
1日当たり2010年35千台、2020年51千台、2030年79千台、2039年91千台)
・実質収益率8.48%
・15年間 計画の80%を政府保証(不足分を補填)
事業方式
・民間投資事業(PPP in Infrastructure) BTO方式
選定事業者
・仁川大橋㈱ 株主:AMEC(英国)・仁川市・投資銀行
プロジェクト監理(PM):AMEC
施工者:サムスン物産JointVenture
設計者:長大(日本)、ソヨン技術団(サムスンとの契約)
設計監理:ユシンコーポレーション
責任監理:ユシンコーポレーション(政府から委託された韓国道路公社との契約)
金融諮問:Ernst & Young ハンヨン(金融)、ヤンホン(法律)、AON(保険)
道路管理:仁川大橋㈱
事業期間
・施工期間:2004年10月~2009年10月
・運営期間:2009年10月~2039年10月(30年間)
・期間満了後は、管理運営権を韓国道路公社に移譲
選定方法
・仁川市と事業者が共同で提案したことから始まった。
・SPCは出資のみの会社であり、施工会社は公開競争入札(韓国で初)
審査方式
・施工会社の入札に当たっては、SPCと主務官庁で審査した。
応募者
・提案事業者を選定したため該当なし
・仁川大橋㈱はAMECとプロジェクトマネジメント契約を結んだこ
とにより当初の総事業費1.59兆ウォンより低い金額で竣工した。
→700億ウォンの節約となった。
・設計及び施工を総額固定として一括契約した。
・コンクリート舗装、機械化施工により施工継ぎ目なし、快適な
走行状態とのこと。
大阪地域研究所HPより
朝鮮日報より
内容
【公共サービス/公共施設/社会インフラ/地域活性化/国際PPP】
財団法人地方自治体公民連携研究財団 20110120
仁川大橋 引受民間企業は資金のみ、建設、運営は入札で決定
出典:JICE(財)日本国際協力センター レポートより
■事業の遂行手順
①国土海洋部と仁川大橋(株)の間で事業実施協約
国土海洋部から韓国道路公社に監督権限委譲
②仁川大橋(株)と施工者間で設計施工一括契約
(1)仁川大橋(株)が入札者に設計案提示
(2)仁川大橋(株)は入札者より提示された案を諮問
委員会に諮って請負者決定
(3)請負者は詳細設計及び施工計画書を事業施工者
監理者の承認を得た後、工事に着手。特に重要な
設計については技術諮問委員会の審査を受ける。
■設計・監理体制
・カナダのバックランド&テイラー社が基本設計
・日本の(株)長大が細部設計
・英国のハルクロウとアラップ、韓国の打算・コンサル
ティング・エンジニアーで校正されたチームを第1次施行
監理評価団に選定(2005年3月)
・ユーシン・コーポレーションが第2次設計監理
・建設エンジニアリング分野の学者、韓国道路公社の専
門家からなる政府設計新議員会が最終監理
朝鮮日報より
【公共サービス/公共施設/社会インフラ/地域活性化/国際PPP】
財団法人地方自治体公民連携研究財団 20110120
仁川大橋 引受民間企業は資金のみ、建設、運営は入札で決定
■事業の主な経過
項目
出典:JICE(財)日本国際協力センター レポートより、Inbest KOREA HP
内容
・カナダのAGRA社と仁川市の合弁でSPC KODA開発(株)設立
・KODA開発(株)が社名変更 仁川大橋(株)
・仁川大橋(株)が政府に大橋建設に関する許可申請
1999年4月
・アジア通貨危機以後の対策として社会的間接資本施設に対する民間投資法制定
2001年3月
・仁川空港完工
2004年4月
・AGRA社を英国AMEC社が買収
2004年10月
・工事施工開始
2008年
・仁川大橋(株)の資本構成
仁川市
6%
マッコーリー・コリア・インフラストラクチャー・ファンド 41%
国民銀行 15%
企業銀行 15%
AMEC社 23%
・貸し出しを行っている協力会社 大韓生命、教保生命、サムスン生命
・サムスン建設合弁投資(仁川大橋建設プロジェクト)
サムスン物産45% 大林産業20% 大宇建設13% GS建設10% 韓進重工業5% ハンファ建設5% 錦湖産業2&
2009年10月
・仁川大橋開通
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