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Microsoft Exchange Server GWFgCXgKCh

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Microsoft Exchange Server GWFgCXgKCh
IBM Tivoli Composite Application Manager
for Microsoft Applications: Microsoft
Exchange Server エージェント
バージョン 6.3.1
インストールと構成ガイド
IBM
SA88-7114-01
IBM Tivoli Composite Application Manager
for Microsoft Applications: Microsoft
Exchange Server エージェント
バージョン 6.3.1
インストールと構成ガイド
IBM
SA88-7114-01
注記
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 57 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。
本書は、IBM Tivoli Composite Application Manager for Microsoft Applications: Microsoft Exchange Server エ
ージェント のバージョン 6.3.1.10 (製品番号 5724-U17) および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリ
リースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ
れたりする場合があります。
原典: SC27-5658-01
IBM Tivoli Composite Application Manager for Microsoft
Applications: Microsoft Exchange Server Agent
Version 6.3.1
Installation and Configuration Guide
発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社
担当: トランスレーション・サービス・センター
© Copyright IBM Corporation 2007, 2013.
目次
図 . . . . . . . . . . . . . . . . . v
表 . . . . . . . . . . . . . . . . . vii
第 1 章 エージェントの概要 . . . . . . 1
このリリースの新機能 . . . . . . . .
IBM Tivoli Monitoring 環境のコンポーネント
エージェント管理サービス. . . . . . .
ユーザー・インターフェースのオプション .
データ・ソース . . . . . . . . . .
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
2
2
4
4
5
第 2 章 エージェントのインストールおよ
び構成. . . . . . . . . . . . . . . . 9
要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
言語パックのインストール. . . . . . . . . . 9
Windows システムでの言語パックのインストール 9
UNIX または Linux システムでの言語パックの
インストール . . . . . . . . . . . . . 10
Windows、UNIX、または Linux システムでの
言語パックのサイレント・インストール . . . . 11
前提条件の検査 . . . . . . . . . . . . . 13
エージェント固有のインストールおよび構成 . . . 13
ユーザーの作成 . . . . . . . . . . . . 13
Microsoft Exchange Server ユーザーへの管理者
権限の割り当て . . . . . . . . . . . . 17
Microsoft Exchange Server ユーザーをローカル
管理者にする . . . . . . . . . . . . . 19
サーバーごとに MAPI プロファイルを作成 . . 21
Microsoft Exchange Server の到達可能性の構成 22
ドメイン・ユーザーの下で実行するためのエージ
ェントの構成 . . . . . . . . . . . . . 24
ローカル・インストールおよび構成 . . . . . . 24
ローカルでのエージェントの構成 . . . . . . 25
「Exchange Server のプロパティー」タブの構成
パラメーター . . . . . . . . . . . . . 25
「Exchange サービスのモニター」タブの構成パ
ラメーター . . . . . . . . . . . . . 28
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
「拡張構成プロパティー」タブの構成パラメータ
ー . . . . . . . . . . . . . . . .
構成値の検証 . . . . . . . . . . . . .
リモート・インストールおよび構成 . . . . . .
リモート構成パラメーター . . . . . . . .
リモート側で構成した値の検証 . . . . . . .
Exchange サービス . . . . . . . . . . . .
構成パラメーターおよび環境変数によって影響を受
ける属性グループ . . . . . . . . . . . .
Microsoft Exchange Server エージェントの始動お
よび停止 . . . . . . . . . . . . . . .
「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管
理」ウィンドウからのエージェントの開始 . . .
Tivoli Enterprise Portal . . . . . . . . .
tacmd コマンド行 . . . . . . . . . . .
クラスター環境でのMicrosoft Exchange Server エ
ージェント . . . . . . . . . . . . . .
手動としてのエージェント開始のセットアップ .
リソースとしてのエージェント・サービスの追加
リソースとしての VB スクリプトの追加 . . .
クラスター・パラメーターの構成 . . . . . .
付録. ITCAM for Microsoft
Applications 資料ライブラリー
前提資料 . . . . . . .
関連資料 . . . . . . .
Service Management Connect
コミュニティー . . . . .
その他の資料のソース . . .
.
.
の
.
.
30
31
33
34
41
42
44
46
47
47
47
48
48
49
50
51
. . . . 53
. . . . . . .
. . . . . . .
Tivoli Monitoring
. . . . . . .
. . . . . . .
53
54
54
54
特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 57
商標 . . . . . . . . . . . . . . . . . 59
製品資料に関するご使用条件 . . . . . . . . 59
IBM オンラインでのプライバシー・ステートメント 60
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . 61
iii
iv
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
図
1.
2.
3.
4.
「Exchange Server のプロパティー」 タブ
「Exchange サービスのモニター」タブ
「拡張構成プロパティー」タブ . . . . . .
エージェント・サービス・ログオンの検証に失
敗したときに表示されるメッセージ . . . .
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
26
29
30
5.
Exchange ユーザー名が指定されていないとき
に表示されるメッセージ . . . . . . . . 33
32
v
vi
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
属性を収集するメカニズム . . . . . . . . 6
「Exchange Server プロパティー」タブの構成
設定の名前と説明 . . . . . . . . . . 27
「Exchange サービスのモニター」タブの構成
設定の名前と説明 . . . . . . . . . . 29
「拡張構成プロパティー」タブの構成設定の名
前と説明 . . . . . . . . . . . . . 31
妥当性テスト . . . . . . . . . . . . 32
リモート構成用の構成設定の名前と説明
35
Microsoft Exchange Server 2007 および 2010
の Exchange サービス . . . . . . . . . 42
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
8.
9.
10.
11.
12.
Microsoft Exchange Server 2010 の Exchange
サービス . . . . . . . . . . . . .
Microsoft Exchange Server 2013 の Exchange
サービス . . . . . . . . . . . . .
属性に対する構成パラメーターの影響 . . . .
属性に対する環境変数の影響 . . . . . . .
Microsoft Exchange Server エージェントをロ
ーカルおよびリモートで開始および停止するた
めに使用されるインターフェース . . . . .
43
43
44
46
46
vii
viii
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
第 1 章 エージェントの概要
IBM Tivoli Composite Application Manager for Microsoft Applications: Microsoft Exchange Server エ
ージェント (製品コード EX) は、Microsoft Exchange Server をモニターするための機能を提供します。
このエージェントを使用して、Microsoft Exchange Server で基本的なアクションを実行することもできま
す。
IBM® Tivoli® Monitoring は、Microsoft Exchange Server エージェントの基本ソフトウェアです。
IBM Tivoli Monitoring
IBM Tivoli Monitoring により、指定された 1 台または複数のワークステーションからエンタープライズ
内のすべてのシステムのアベイラビリティーおよびパフォーマンスをモニターできます。また、傾向をトラ
ッキングしたり、システムに関する問題のトラブルシューティングに役立つヒストリカル・データが提供さ
れます。
IBM Tivoli Monitoring を使用して、以下のタスクを実行することができます。
v 定義済みのシチュエーションまたはカスタム・シチュエーションを使用して管理対象システムのアラー
トをモニターする。
v 独自のパフォーマンスしきい値を設定する。
v アラートに至った原因をトレースする。
v システム条件に関する広範囲のデータを収集する。
v ポリシーを使用してアクションの実行、作業のスケジュール、および手動タスクの自動化を行う。
Tivoli Enterprise Portal は、IBM Tivoli Monitoring 製品のインターフェースです。Tivoli Enterprise
Portal に表示されたご使用の環境の統合ビューを使って、エンタープライズ全体にわたってパフォーマン
スの問題をモニターし、解決することができます。
IBM Tivoli Monitoring および Tivoli Enterprise Portal について詳しくは、 53 ページの『前提資料』に
記載されている IBM Tivoli Monitoring の資料を参照してください。
モニター・エージェントの機能
Microsoft Exchange Server エージェントは、ご使用の Microsoft Exchange Serverを中央から管理しま
す。この製品は、問題の早期検出および防止に必要な情報を正確に収集するための包括的な方法を提供しま
す。
このモニター・エージェントを使用して、ユーザーは以下の Microsoft Exchange Server サーバー固有の
情報を容易に収集し分析できます。
v アドレス帳のアクティビティー
v キャッシュ統計
v 接続統計
v インターネット・メール統計
v メッセージ・トラフィック統計
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
1
Microsoft Exchange Server エージェントは管理対象システムにある、インテリジェントなリモート・モニ
ター・エージェントです。これにより、重大なイベントがシステムに発生した場合に、トラブルを予期し、
システム管理者に警告することができます。システム管理者は Microsoft Exchange Server エージェント
を使用することにより、要求に沿ってしきい値レベルを設定したり、システムがこれらのしきい値に達した
場合にアラートを出すためにフラグを設定することができます。
Microsoft Exchange Server エージェントには以下の利点があります。
v エンタープライズ全体で多様なアプリケーションおよびリソースを管理することにより、効率性を向上
し、アプリケーション管理およびシステム管理を簡素化します。
v 信頼性が高い最新のデータにリアルタイムにアクセスし、十分な情報に基づいて迅速に運用上の決定を
行うことにより、利益が向上します。
v 環境、ネットワーク、コンソール、および主幹業務アプリケーションを統合、モニター、管理できるこ
とにより、システム・パフォーマンスが向上します。ご使用の環境で、条件がしきい値の条件に合致し
た場合、モニター・エージェントは Tivoli Enterprise Console® にアラートを出します。これらのアラ
ートは、システム管理者にシステム・トラフィックを制限および制御するように通知します。管理対象
システムの状況に関してモニター・エージェントで収集されたデータは、レポートおよびグラフで表示
できます。
Microsoft Exchange Server エージェントを使用すると、ジョブを効率的に実行するために必要な、正確で
一貫性のある情報を適宜モニターおよび収集できます。
このリリースの新機能
バージョン 6.3.1.10 の Microsoft Exchange Server エージェントでは、バージョン 6.3 以降、フィックス
パックも含め、以下の機能拡張が行われました。
v 新しい属性グループ:
– MS Exchange サイズ超過の E メール数
– MS Exchange サイズ超過の E メールの詳細
– MS Exchange DLP ポリシー・ヒント
– フォレスト当たりの MS Exchange HTTP プロキシー
– MS Exchange の GoLocal アシスタント
– MS Exchange の共有キャッシュ
– MS Exchange サービス・プロキシー・プール
v 以下の属性グループの新規の属性または変更された属性:
– MS Exchange トランスポート・キュー
– MS Exchange OAB 要求ハンドラー
IBM Tivoli Monitoring 環境のコンポーネント
Microsoft Exchange Server エージェントをインストールしてセットアップすると、Tivoli Monitoring の
クライアント、サーバー、およびモニター・エージェント実装を備えた環境が整います。
この Tivoli Monitoring 環境には、以下のコンポーネントが含まれます。
Tivoli Enterprise Portal クライアント
このポータルには、エンタープライズの表示およびモニターを行うための、Java™ に基づくユーザ
ー・インターフェースが備わっています。
2
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
Tivoli Enterprise Portal Server
ポータル・サーバーは、クライアントと Tivoli Enterprise Monitoring Server の間に置かれ、モ
ニター・エージェントからのデータを取得、操作、および分析できるようにします。 Tivoli
Enterprise Portal Server は、すべてのユーザー・データの中央リポジトリーです。
Tivoli Enterprise Monitoring Server
このモニター・サーバーは、モニター・エージェントから受け取ったアラートの収集および制御点
として機能し、またモニター・エージェントのパフォーマンスおよび可用性のデータを収集しま
す。 Tivoli Enterprise Monitoring Server は、ヒストリカル・データのリポジトリーでもありま
す。
Tivoli Enterprise Monitoring Agent である Microsoft Exchange Server エージェント。
このモニター・エージェントは、データを収集して、そのデータを Tivoli Enterprise Monitoring
Server、Tivoli Enterprise Portal Server、Tivoli Enterprise Portal、Tivoli Data Warehouse、お
よび Tivoli Integrated Portal に配布します。
IBM Tivoli Netcool/OMNIbus
Tivoli Netcool/OMNIbus はオプションのコンポーネントであり、推奨されるイベント管理コンポ
ーネントです。Netcool/OMNIbus ソフトウェアは、複雑なネットワークと IT ドメイン・イベン
トをリアルタイムに集中モニターするサービス・レベル管理 (SLM) システムです。イベント情報
は高性能なメモリー内データベースで追跡され、個別に構成可能なフィルターおよびビューを通し
て特定のユーザーに表示されます。このソフトウェアには、管理対象イベントでインテリジェント
処理を実行するために使用できる自動化機能が含まれています。このソフトウェアを使用すると、
Tivoli Monitoring シチュエーションのイベントを Tivoli Netcool/OMNIbus に転送できます。
IBM Tivoli Enterprise Console
Tivoli Enterprise Console はオプションのコンポーネントで、他の Tivoli ソフトウェア・アプリ
ケーション、Tivoli パートナー・アプリケーション、カスタム・アプリケーション、ネットワーク
管理プラットフォーム、およびリレーショナル・データベース・システムなどといった、さまざま
なソースからのイベントを一元的に収集します。これらのイベントは、Tivoli Enterprise Portal を
介して (イベント・ビューアーを使用して) 表示できます。また、Tivoli Monitoring のシチュエー
ションから Tivoli Enterprise Console コンポーネントにイベントを転送することも可能です。ま
だ Tivoli Enterprise Console を使用しておらず、イベント管理コンポーネントが必要な場合、
IBM Tivoli Netcool/OMNIbus を使用することを選択できます。
IBM Tivoli Common Reporting
Tivoli Common Reporting は、Tivoli ソフトウェアのユーザーが利用できる、単独でインストー
ル可能な機能で、レポートを生成してカスタマイズするための一貫した方法を提供します。個々の
製品の中には、Tivoli Common Reporting で使用できるように設計された、ルック・アンド・フ
ィールが整合したレポートを提供するものもあります。
IBM Tivoli Application Dependency Discovery Manager (TADDM)
TADDM は、アプリケーションの複雑さをリアルタイムで把握できるアプリケーション・マップを
作成するための自動化ディスカバリーおよび構成トラッキングの機能を提供します。
IBM Tivoli Business Service Manager
Tivoli Business Service Manager コンポーネントは、ビジネス要件に基づいて効果的にアラート
に応答するのに役立つリアルタイム情報を提供します。サービス・レベルの合意 (SLA) を満たす
ために、オプションで、このコンポーネントを使用することができます。Tivoli Business Service
Manager ツールを使用すると、Tivoli Netcool/OMNIbus アラートと統合したり、オプションで
SQL データ・ソースのデータと統合したりできるサービス・モデルを構築するのに役立ちます。
オプションのコンポーネントでは、他の IBM Tivoli アプリケーション (Tivoli Monitoring や
TADDM など) のデータにアクセスできます。
第 1 章 エージェントの概要
3
Tivoli Integrated Portal
Tivoli Integrated Portal は、共通のポータルを介して Tivoli 製品間での対話およびデータの安全
な引き渡しを支援します。同じダッシュボード・ビュー内で、あるアプリケーションを起動してか
ら別のアプリケーションを起動し、管理対象エンタープライズのさまざまな側面を調査することが
できます。このコンポーネントは、Tivoli Integrated Portal フレームワークを使用する最初の
Tivoli 製品と共に自動的にインストールされます。後続の製品は、更新済みバージョンの Tivoli
Integrated Portal をインストールできます。バージョン 2.2 の後、このコンポーネントは
Dashboard Application Services Hub に取って代わられます。
エージェント管理サービス
IBM Tivoli Monitoring エージェント管理サービスを使用して、Microsoft Exchange Server エージェント
を管理できます。
エージェント管理サービスは、Windows、Linux、および UNIX の各 IBM Tivoli Monitoring OS エージ
ェントで使用可能です。これらのサービスは、Microsoft Exchange Server エージェントを使用できる状態
を保持し、製品の状況に関する情報を Tivoli Enterprise Portal に提供するように設計されています。IBM
Tivoli Monitoring V6.2.2 フィックスパック 2 以降では、エージェント管理サービスがサポートされてい
ます。エージェント管理サービスについて詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring 管理者ガイド」の『エージ
ェント管理サービス』を参照してください。
ユーザー・インターフェースのオプション
基本 IBM Tivoli Monitoring ソフトウェアおよびその他の統合アプリケーションをインストールすると、
さまざまなインターフェースが提供され、リソースおよびデータの処理に使用できるようになります。
使用可能なインターフェースは次のとおりです。
Tivoli Enterprise Portal ユーザー・インターフェース
Tivoli Enterprise Portal は、デスクトップ・アプリケーションまたはブラウザー・アプリケーショ
ンとして実行できます。クライアント・インターフェースは、Windows または Linux ワークステ
ーション上の Java ベースのグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) です。ブラウザ
ー・アプリケーションは Tivoli Enterprise Portal Server とともに自動的にインストールされま
す。デスクトップ・アプリケーションは、Tivoli Monitoring インストール・メディアまたは Java
Web Start アプリケーションを使用してインストールされます。インターネット・ブラウザーで
Tivoli Enterprise Portal ブラウザー・クライアントを開始するには、Web サーバーにインストー
ルした特定の Tivoli Enterprise Portal ブラウザー・クライアントの URL を入力します。
コマンド行インターフェース
Tivoli Monitoring コマンドを使用して、Tivoli Monitoring コンポーネントおよびその構成を管理
することができます。また、Tivoli Enterprise Console イベント・サーバーまたは Tivoli
Netcool/OMNIbus ObjectServer でコマンドを実行して、エンタープライズ・シチュエーションの
イベント同期を構成することもできます。
Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理 ウィンドウ
Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理 ユーティリティーのウィンドウを使用して、エージ
ェントを構成し、自動開始が指定されていない Tivoli サービスを開始できます。
IBM Tivoli Netcool/OMNIbus イベント・リスト
イベントをモニターおよび管理する Netcool/OMNIbus イベント・リストを使用できます。イベ
ントは、Netcool/OMNIbus ObjectServer がイベント、アラート、メッセージ、またはデータ項目
4
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
を受信した場合に作成されます。各イベントは、ObjectServer の alerts.status 表の行に表示され
る情報の列 (またはフィールド) で構成されています。また、Tivoli Netcool/OMNIbus Web GUI
は、1 つ以上のデータ・ソースからのネットワーク・イベントを処理して、イベント・データをさ
まざまなグラフィカル形式で表示する Web ベースのアプリケーションです。
IBM Tivoli Enterprise Console
Tivoli Enterprise Console を使用して、組織の IT サービスの可用性を最適化できます。 Tivoli
Enterprise Console は、システム、ネットワーク、データベース、およびアプリケーションの管理
を統合するイベント管理アプリケーションです。まだ Tivoli Enterprise Console を使用しておら
ず、イベント管理コンポーネントが必要な場合、Tivoli Netcool/OMNIbus を使用することを選択
できます。
IBM Tivoli Common Reporting
Tivoli Common Reporting Web ユーザー・インターフェースを使用して、レポート・パラメータ
ーおよびその他のレポート・プロパティーの指定、フォーマット済みレポートの生成、レポート生
成のスケジュール設定、およびレポートの表示を行うことができます。このユーザー・インターフ
ェースは、Tivoli Common Reporting 3.1 の場合は Dashboard Application Services Hub に基
づき、それよりも前のバージョンの場合は Tivoli Integrated Portal に基づいています。
IBM Tivoli Application Dependency Discovery Manager
ディスカバリー管理コンソールは、ディスカバリーを管理するための TADDM クライアント・ユ
ーザー・インターフェースです。
IBM Tivoli Business Service Manager
Tivoli Business Service Manager コンソールでは、サービス・モデル内のサービスおよびビジネ
ス要件を論理的にリンクするために使用できるグラフィカル・ユーザー・インターフェースが提供
されます。サービス・モデルは、特定の時点における企業のパフォーマンス、または特定の期間に
わたる企業のパフォーマンスに関する秒単位のビューをオペレーターに提供します。
Tivoli Integrated Portal
Tivoli Integrated Portal フレームワークの上に構築された Web ベースの製品は、ユーザーがアプ
リケーションを起動して情報を共有することができる共通のユーザー・インターフェースを共有し
ます。バージョン 2.2 より後では、このインターフェースは Dashboard Application Services
Hub によって置き換えられています。
データ・ソース
モニター・エージェントは、特定のデータ・ソースからデータを収集します。
Microsoft Exchange Server エージェントは、以下のソースからデータを収集します。
WMI
Windows Management Instrumentation (WMI) を使用して、ネットワーク全体で管理対象リソー
スのモニターおよび制御を行うことができます。リソースには、ハード・ディスク、ファイル・シ
ステム、オペレーティング・システム設定、プロセス、サービス、共有、レジストリー設定、ネッ
トワーク・コンポーネント、イベント・ログ、ユーザー、およびグループが含まれます。WMI
は、Windows 2000 以降のクライアントに組み込まれており、任意の 32 ビット Windows クラ
イアントにインストールすることができます。
Perfmon
Windows Performance Monitor (Perfmon とも呼ばれます) を使用して、管理アプリケーション
によって収集および使用されるさまざまなシステムおよびアプリケーションのパフォーマンス・メ
トリックを表示することができます。通常は、「perfmon」アプリケーションを通じて Windows
システム上のシステム・メトリックを表示します。
第 1 章 エージェントの概要
5
スクリプト
このエージェントのアプリケーション固有のコマンドおよびインターフェースを使用してメトリッ
クを収集できます。
ログ・ファイル
このエージェントは、ファイル・システムを使用してアプリケーションのログ・ファイルをモニタ
ーし、他のデータ・ファイルを使用してメトリックを収集します。
以下の表は、各 Microsoft Exchange Server エージェント属性グループ、およびこの属性を収集するため
に使用されるメカニズムを示しています。
表 1. 属性を収集するメカニズム
属性グループ
収集ソース
Forefront Exchange On Demand Scanner
Perfmon
Forefront Exchange Realtime Scanner
Perfmon
Forefront Exchange Scheduled Scanner
Perfmon
Forefront Exchange Transport Scanner
Perfmon
メールボックス・サーバー・クラスターの状態
Exchange Server
Microsoft Forefront Server のセキュリティーのスキャン Perfmon
MS Exchange アクティブ・マネージャー
Perfmon
MS Exchange アクティブ・マネージャー・クライアント Perfmon
MS Exchange アクティブ・マネージャー・サーバー
Perfmon
MS Exchange Active Sync
Perfmon
MS Exchange ADAccess キャッシュ
Perfmon
MS Exchange ADAccess ドメイン・コントローラー
Perfmon
MS Exchange ADAccess フォレスト探索
Perfmon
MS Exchange ADAccess プロセス
Perfmon
MS Exchange アドレス帳
Perfmon
MS Exchange Assistants
Perfmon
データベース当たりの MS Exchange Assistants
Perfmon
MS Exchange 添付ファイルのフィルタリング
Perfmon
MS Exchange 認証
Perfmon
MS Exchange 自動検出サービス
Perfmon
MS Exchange 可用性サービス
Perfmon
MS Exchange カレンダー・アテンダント
Perfmon
MS Exchange 接続フィルタリング・エージェント
Perfmon
MS Exchange コンテンツ・フィルター・エージェント
Perfmon
MS Exchange コントロール・パネル (RBAC)
Perfmon
MS Exchange データベース可用性グループ
Active Directory Service Interfaces
MS Exchange DB
Perfmon
MS Exchange DB インスタンス
Perfmon
MS Exchange 配信 DSN
Perfmon
MS Exchange DS
Perfmon
MS Exchange E メール統計
ログ・ファイル
6
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 1. 属性を収集するメカニズム (続き)
属性グループ
収集ソース
MS Exchange イベントの詳細
Windows イベント・ログ
MS Exchange 拡張エージェント
Perfmon
MS Exchange FDS OAB
Perfmon
MS Exchange IS
Perfmon、Active Directory Service Interfaces
MS Exchange IS クライアント
Perfmon
MS Exchange IS HA アクティブ・データベース
Perfmon
MS Exchange IS プライベート
Perfmon、Active Directory Service
Interfaces、Exchange Server
MS Exchange IS パブリック
Perfmon、Active Directory Service
Interfaces、Exchange Server
MS Exchange IS パブリック・レプリケーション
Perfmon
MS Exchange IS ストア
Perfmon、Active Directory Service
Interfaces、Exchange Server
MS Exchange メール発信
Perfmon
MS Exchange Mail Tips
Perfmon
MS Exchange メールボックス・レプリケーション・サー Perfmon
ビス
MDB ごとの MS Exchange メールボックス・レプリケ
ーション・サービス
Perfmon
MS Exchange メールボックスの詳細
Perfmon、Active Directory Service
Interfaces、Exchange Server
MS Exchange 管理フォルダー・アシスタント
Perfmon
MS Exchange MAPI 接続の詳細
Active Directory Service Interfaces、Exchange Server
MS Exchange 未配信レポート
ログ・ファイル
MS Exchange NLB 状況
Windows のシステム API
MS Exchange OAB の詳細
Active Directory Service Interfaces
MS Exchange OAB 要求ハンドラー
Perfmon
MS Exchange OWA
Perfmon
MS Exchange プロトコル分析エージェント
Perfmon
MS Exchange パブリック・フォルダーの詳細
Perfmon、Active Directory Service
Interfaces、Exchange Server
MS Exchange の到達可能性
Active Directory Service Interfaces、Exchange Server
MS Exchange 受信者のキャッシュ
Perfmon
MS Exchange 受信者フィルター・エージェント
Perfmon
MS Exchange レプリケーション
Perfmon、Exchange Server
MS Exchange レプリカ・シーダー
Perfmon
MS Exchange レプリケーション・サーバー
Perfmon
MS Exchange リソース予約
Perfmon
MS Exchange リソースの正常性
Perfmon
MS Exchange Rights Management Service
Perfmon
MS Exchange 役割ベース・サービス
Exchange Server
第 1 章 エージェントの概要
7
表 1. 属性を収集するメカニズム (続き)
属性グループ
収集ソース
MS Exchange 役割トポロジー
Active Directory Service Interfaces、Exchange Server
MS Exchange RPC Client Access
Perfmon
MS Exchange 検索インデックス
Perfmon
MS Exchange メールボックス検索オペレーター
Perfmon
MS Exchange メールボックス検索セッション・キャッシ Perfmon
ュ
MS Exchange 送信者フィルター・エージェント
Perfmon
MS Exchange 送信者 ID エージェント
Perfmon
MS Exchange Server
Active Directory Service Interfaces、Windows のシステ
ム API
MS Exchange サービスの詳細
Windows のシステム API
MS Exchange ストレージ・グループの詳細
Active Directory Service Interfaces、Windows のシステ
ム API
MS Exchange ストア・ドライバー
Perfmon
MS Exchange ストア・ドライバー・データベース
Perfmon
MS Exchange ストア・ドライバー・サーバー
Perfmon
MS Exchange Store Interface
Perfmon
MS Exchange 発信
Perfmon
MS Exchange 発信 DSN
Perfmon
MS Exchange テキスト・メッセージング
Perfmon
MS Exchange Throttling
Perfmon
MS Exchange トランスポート・データベース
Perfmon
MS Exchange トランスポート・ダンプスター
Perfmon
MS Exchange トランスポート・キュー
Perfmon
MS Exchange トランスポート・ルール
Perfmon
MS Exchange トランスポート・シャドー冗長
Perfmon
MS Exchange トランスポート SMTP 可用性
Perfmon
MS Exchange トランスポート SmtpReceive
Perfmon
MS Exchange トランスポート SmtpSend
Perfmon
MS Exchange UM 自動応答
Perfmon
MS Exchange UM 可用性
Perfmon
MS Exchange UM 呼び出し応答
Perfmon
MS Exchange UM 有効なユーザーの詳細
Active Directory Service Interfaces
MS Exchange UM 全般
Perfmon
MS Exchange UM サブスクライバー・アクセス
Perfmon
MS Exchange Web サービス
Perfmon
MS Exchange ワークロード
Perfmon
MS Exchange ワークロード管理ポリシー
Active Directory Service Interfaces
RPC/HTTP プロキシー
Perfmon
8
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
エージェントをインストールおよび構成するには、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイ
ド」およびエージェント固有のインストールと構成に関する情報を使用する必要があります。
Microsoft Exchange Server エージェントをインストールおよび構成するには、「IBM Tivoli Monitoring
インストールおよび設定ガイド」のモニター・エージェントのインストール用の手順を、エージェント固有
のインストールおよび構成に関する情報と共に使用してください。
応答ファイルを使用してサイレント・インストールを実行する場合は、「IBM Tivoli Monitoring インスト
ールおよび設定ガイド」の『IBM Tivoli Monitoring のサイレント・インストールの実行』を参照してく
ださい。
自己記述型エージェント機能を使用すると、IBM Tivoli Monitoring V6.2.3 以降を使用する新規または更
新された IBM Tivoli Monitoring エージェントが、インストール後に追加の製品サポート・インストール
手順を実行しなくても、作動可能になります。この機能を活用するには、「IBM Tivoli Monitoring インス
トールおよび設定ガイド」内の『ハブ・モニター・サーバーでの自己記述型エージェント機能の使用可能
化』を参照してください。また、「IBM Tivoli Monitoring 管理者ガイド」の『自己記述型モニター・エー
ジェント』も参照してください。
要件
エージェントをインストールして構成する前に、現在の環境が IBM Tivoli Composite Application
Manager for Microsoft Applications: Microsoft Exchange Server エージェント の要件を満たしているこ
とを確認してください。
システム要件に関する最新情報については、Software product compatibility reports (http://www969.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/index.html) を参照してください。ITCAM for
Microsoft Applications 製品を検索してください。
言語パックのインストール
言語パックのインストール手順は、使用しているオペレーティング・システムおよびインストールのモード
によって異なります。
エージェント・サポート・ファイルの言語パックを Tivoli Enterprise Monitoring Server、Tivoli
Enterprise Monitoring Agent、および Tivoli Enterprise Portal Server にインストールするには、本製品
を英語でインストールしてあることを確認してください。次に、ご使用のオペレーティング・システムまた
はインストール・モード用のステップに従います。
v 『Windows システムでの言語パックのインストール』
v
v
10 ページの『UNIX または Linux システムでの言語パックのインストール』
11 ページの『Windows、UNIX、または Linux システムでの言語パックのサイレント・インストー
ル』
Windows システムでの言語パックのインストール
言語パックを Windows システムにインストールすることができます。
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
9
始める前に
英語版の製品がインストールされていることを確認してください。
手順
Windows システムに言語パックをインストールするには、以下の手順を実行します。
1.
言語パック CD で、lpinstaller.bat ファイルをダブルクリックして、インストール・プログラムを
開始します。
2.
インストーラーの言語を選択して、「OK」をクリックします。
3.
「概要」パネルで、「次へ」をクリックします。
4.
「追加/更新 (Add/Update)」をクリックして、「次へ」をクリックします。
5.
各国語サポート・パッケージ (NLSPackage) ファイルが入っているフォルダーを選択します。
注: NLSPackage ファイルは、インストーラーの実行可能ファイルが含まれている nlspackage フォ
ルダーにあります。
6.
必要なエージェント用の言語サポートを選択し、「次へ」をクリックします。
注: 複数の言語を選択するには、Ctrl キーを押しながら必要な言語を選択します。
7.
インストールする言語を選択して、「次へ」をクリックします。
8.
インストールの概要のページを確認して、「次へ」をクリックし、インストールを開始します。
9.
インストールが完了したら、「完了」をクリックします。
10.
Tivoli Enterprise Portal、Tivoli Enterprise Portal Server、および Eclipse Help Server のいずれか
がインストールされている場合は、それらのコンポーネントを再始動します。
UNIX または Linux システムでの言語パックのインストール
言語パックを UNIX または Linux システムにインストールすることができます。
始める前に
まず、該当の製品を英語でインストールしたことを確認します。
手順
1.
mkdir コマンドを入力して、コンピューターに一時ディレクトリーを作成します (例えば、mkdir
dir_name)。ディレクトリーの絶対パスにスペースが含まれていないことを確認してください。
2.
作成した一時ディレクトリーに言語パック CD をマウントします。
3.
以下のコマンドを入力して、インストール・プログラムを開始します。
cd dir_name lpinstaller.sh -c install_dir
ここで、install_dir は、IBM Tivoli Monitoring のインストール先ディレクトリーです。通常、UNIX
と Linux システムの場合、ディレクトリー名は /opt/IBM/ITM です。
4.
インストーラーの言語を選択して、「OK」をクリックします。
5.
「概要」パネルで、「次へ」をクリックします。
6.
「追加/更新 (Add/Update)」をクリックして、「次へ」をクリックします。
10
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
7.
各国語サポート・パッケージ (NLSPackage) ファイルが入っているフォルダーを選択します。通常、
NLSPackage ファイルはインストーラーの実行可能ファイルがある nlspackage フォルダーにありま
す。
8.
選択したエージェントの言語サポートを選択して、「次へ」をクリックします。複数選択するには、
Ctrl キーを押しながら必要な言語を選択します。
9.
インストールする言語を選択して、「次へ」をクリックします。
10.
インストールの概要のページを確認して、「次へ」をクリックし、インストールを開始します。
11.
インストールが完了した後、「完了」をクリックしてインストーラーを終了します。
12.
Tivoli Enterprise Portal、Tivoli Enterprise Portal Server、および Eclipse Help Server を再始動し
ます (これらのコンポーネントのいずれかがインストールされている場合)。
Windows、UNIX、または Linux システムでの言語パックのサイレント・
インストール
言語パックをインストールするために、サイレント・モードのインストール方式を使用できます。サイレン
ト・モードでは、インストール・プロセスは、定義済みの応答ファイルからインストール設定を取得しま
す。情報の入力を求めるプロンプトが出されることはありません。
始める前に
まず、該当の製品を英語でインストールしたことを確認します。
手順
1.
12 ページの『応答ファイルの例』に示されている ITM_Agent_LP_silent.rsp 応答ファイルのテンプ
レートをコピーして貼り付けます。
2. 以下のパラメーター設定を変更します。
NLS_PACKAGE_FOLDER
各国語サポート・パッケージ (NLSPackage) ファイルが入っているフォルダー。通常、
NLSPackage ファイルは nlspackage フォルダー内にあります (例えば、NLS_PACKAGE_FOLDER
= //tmp//LP//nlspackage)。
PROD_SELECTION_PKG
インストールする言語パックの名前。複数の製品コンポーネントが 1 つの言語パッケージに含
まれている可能性があります。言語パック内の使用可能なコンポーネントのうちの一部のみを
インストールすることもできます。
BASE_AGENT_FOUND_PKG_LIST
言語サポートのインストール対象となるエージェント。通常、この値は
PROD_SELECTION_PKG と同じです。
LANG_SELECTION_LIST
インストールする言語。
3. 以下のコマンドを入力し、応答ファイルを使用して言語パックをインストールします (サイレント・イ
ンストール)。
v
Windows システムの場合:
lpinstaller.bat -f path_to_response_file
v
UNIX または Linux システムの場合:
lpinstaller.sh -c candle_home -f path_to_response_file
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
11
ここで、candle_home は IBM Tivoli Monitoring のベース・ディレクトリーです。
応答ファイルの例
#
IBM Tivoli Monitoring Agent Language Pack Silent Installation Operation
#
#This is a sample response file for silent installation mode for the IBM Tivoli
#Monitoring Common Language Pack Installer.
#.
#This file uses the IBM Tivoli Monitoring Common Agent Language Pack with the
#install package as an example.
#Note:
#This response file is for the INSTALLATION of language packs only.
#This file does not support UNINSTALLATION of language packs in silent mode.
#------------------------------------------------------------------------------#------------------------------------------------------------------------------#To successfully complete a silent installation of the the example of Common Agent
#localization pack, complete the following steps:
#
#1.Copy ITM_Agent_LP_silent.rsp to the directory where lpinstaller.bat or
#lpinstaller.sh is located (IBM Tivoli Monitoring Agent Language Pack build
#location).
#
#2.Modify the response file so that it is customized correctly and completely for
#your site.
# Complete all of the following steps in the response file.
#
#3.After customizing the response file, invoke the silent installation using the
#following command:
#For Windows:
#
lpinstaller.bat -f <path_to_response_file>
#For UNIX and Linux:
#
lpinstaller.sh -c <candle_home> -f <path_to_response_file>
#Note:<candle_home> is the IBM Tivoli Monitoring base directory.
#-------------------------------------------------------------------------------#-------------------------------------------------------------------------------#Force silent install mode.
#-------------------------------------------------------------------------------INSTALLER_UI=silent
#--------------------------------------------------------------------------------#Run add and update actions.
#--------------------------------------------------------------------------------CHOSEN_INSTALL_SET=ADDUPD_SET
#--------------------------------------------------------------------------------#NLS Package Folder, where the NLS Packages exist.
#For Windows:
# Use the backslash-backslash(¥¥) as a file separator (for example,
#C:¥¥zosgmv¥¥LCD7-3583-01¥¥nlspackage).
#For UNIX and Linux:
# Use the slash-slash (//) as a file separator (for example,
#//installtivoli//lpsilenttest//nlspackage).
#--------------------------------------------------------------------------------#NLS_PACKAGE_FOLDER=C:¥¥zosgmv¥¥LCD7-3583-01¥¥nlspackage
NLS_PACKAGE_FOLDER=//tmp//LP//nlspackage
#--------------------------------------------------------------------------------#List the packages to process; both variables are required.
#Each variable requires that full paths are specified.
#Separate multiple entries with a semicolon (;).
#For Windows:
#
Use the backslash-backslash(¥¥) as a file separator.
#For Unix and Linux:
#
Use the slash-slash (//) as a file separator.
#--------------------------------------------------------------------------------#PROD_SELECTION_PKG=C:¥¥zosgmv¥¥LCD7-3583-01¥¥nlspackage¥¥KIP_NLS.nlspkg
#BASE_AGENT_FOUND_PKG_LIST=C:¥¥zosgmv¥¥LCD7-3583-01¥¥nlspackage¥¥KIP_NLS.nlspkg
PROD_SELECTION_PKG=//tmp//LP//nlspackage//kex_nls.nlspkg;//tmp//LP//nlspackage//
koq_nls.nlspkg
12
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
BASE_AGENT_FOUND_PKG_LIST=//tmp//LP//nlspackage//kex_nls.nlspkg;//
tmp//LP//nlspackage//koq_nls.nlspkg
#-------------------------------------------------------------------------------#List the languages to process.
#Separate multiple entries with semicolons.
#-------------------------------------------------------------------------------LANG_SELECTION_LIST=pt_BR;fr;de;it;ja;ko;zh_CN;es;zh_TW
前提条件の検査
前提条件チェッカー・ユーティリティーでは、エージェントのインストールに必要な前提条件がすべて満た
されているかどうかを検査します。前提条件チェッカーでは、前提条件チェッカーが実行された際の、すべ
ての前提条件の検査のレポートが含まれたログ・ファイルを作成します。
Microsoft Exchange Server エージェントの場合、前提条件チェッカーでは、次の要件を検査します。
v メモリー
v ディスク
v オペレーティング・システム
v Microsoft Exchange Server のバージョン
さらに、前提条件チェッカーでは、エージェントをインストールするユーザーが管理者グループのメンバー
であるかどうかを検証します。
インストールの前提条件について詳しくは、Software product compatibility reports (http://www969.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/index.html) を参照してください。
前提条件チェッカーは、スタンドアロン・モードで実行でき、またリモートから実行することもできます。
前提条件チェッカーについて詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド」の
『IBM Tivoli Monitoring Agent の前提条件チェック』を参照してください。
エージェント固有のインストールおよび構成
Exchange Server リソースをモニターするようにエージェントを構成する前に、Microsoft Exchange
Server エージェントと通信するように Microsoft Exchange Server を構成する必要があります。
Microsoft Exchange Server エージェントと通信するように Microsoft Exchange Server を構成するに
は、以下のタスクを実行してください。
v 『ユーザーの作成』
v
17 ページの『Microsoft Exchange Server ユーザーへの管理者権限の割り当て』
v
19 ページの『Microsoft Exchange Server ユーザーをローカル管理者にする』
v
21 ページの『サーバーごとに MAPI プロファイルを作成』
v
22 ページの『Microsoft Exchange Server の到達可能性の構成』
v
24 ページの『ドメイン・ユーザーの下で実行するためのエージェントの構成』
ユーザーの作成
Exchange Server でエージェントのユーザーを作成するには、手動で作成するか、または「新規ユーザ
ー」ユーティリティーを実行します。モニターする Microsoft Exchange Server ごとに、ユーザーを作成
する必要があります。
以下のいずれかの方法でユーザーを作成します。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
13
v 『Exchange Server 2007 および 2010 での手動によるユーザーの作成』
v
15 ページの『Exchange Server 2013 での手動によるユーザーの作成』
v
16 ページの『新規ユーザー・ユーティリティーの使用によるユーザーの作成』
Exchange Server 2007 および 2010 での手動によるユーザーの作成
エージェントがモニター対象の Exchange Server と通信し、Exchange Server での認証を行うことができ
るように、Exchange Server 2007 および 2010 でエージェントのユーザーを作成する必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server のモニター・エージェントをインストールします。エージェントのインストー
ルについては、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド 」の『モニター・エージェントの
インストール』を参照してください。ユーザーを作成するには、Microsoft Exchange Server で完全な管理
者権限を持つドメイン管理者である必要があります。
このタスクについて
このタスクでは、Exchange Server 2007 でのユーザーの作成について説明します。Exchange Server 2010
でユーザーを作成する手順は類似しています。
手順
ユーザーを作成するには、以下の手順を実行します。
1. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「Microsoft Exchange Server 2007」>「Exchange 管理コン
ソール」をクリックします。「Exchange 管理コンソール」ウィンドウが開きます。
2. コンソール・ツリーで、「受信者の構成」の「メールボックス」をクリックします。
3. 操作ウィンドウで「メールボックスの新規作成」をクリックします。「メールボックスの新規作成」ウ
ィザードが開きます。
4. 概要ページで、「ユーザー メールボックス」をクリックします。
5. 「ユーザーの種類」ページで、「新しいユーザー」をクリックします。
6. 「ユーザー情報」ページで、以下の情報を指定します。
組織単位
デフォルトでは、Active Directory にある「ユーザー」コンテナーが表示されます。デフォル
トの組織単位を変更するには、「参照」をクリックします。
名
ユーザーの名を入力します。
イニシャル
ユーザーのイニシャルを入力します。
姓
ユーザーの姓を入力します。
名前
このフィールドには、デフォルトで、ユーザーの名、イニシャル、および姓が表示されます。
名前は変更できます。
ユーザー ログオン名 (ユーザー プリンシパル名)
ユーザーがメールボックスにログオンする際に使用するユーザー名を入力します。
ユーザー・ログオン名 (Windows 2000 以前)
Microsoft Windows 2000 サーバー以前と互換性のあるユーザー名を入力します。
14
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
パスワード
ユーザーがメールボックスにログオンする際に使用するパスワードを入力します。
パスワードの確認入力
「パスワード」フィールドに入力したパスワードを再入力します。
ユーザーは次回のログオン時にパスワード変更が必要
ユーザーのパスワードをリセットしたい場合は、このチェック・ボックスを選択します。
7. 「メールボックスの設定」ページで、以下の情報を指定します。
エイリアス
デフォルトで、このフィールドの値は、「ユーザー ログオン名 (ユーザー プリンシパル名)」
フィールドで指定した値と同じです。
メールボックス データベース
「参照」をクリックして「メールボックス データベースの選択」ウィンドウを開きます。使用
するメールボックス・データベースを選択して、「OK」をクリックします。
管理フォルダ メールボックス ポリシー
メッセージング・レコード管理 (MRM) ポリシーを指定するには、このチェック・ボックスを
選択します。「参照」をクリックして、このメールボックスに関連付ける MRM メールボック
ス・ポリシーを選択します。
Exchange ActiveSync メールボックス ポリシー
Exchange ActiveSync メールボックス・ポリシーを指定するには、このチェック・ボックスを
選択します。「参照」をクリックして、このメールボックスに関連付ける Exchange
ActiveSync メールボックス・ポリシーを選択します。
8. 「メールボックスの新規作成」ページで、「構成の概要」を確認します。「新規作成」をクリックし
て、メールボックスを作成します。「完了」ページの「概要」セクションに、メールボックスが作成さ
れたかどうかが表示されます。
9. 「完了」をクリックします。
タスクの結果
ユーザーが作成されました。
次のタスク
作成した Exchange ユーザーに管理者権限を割り当てます。管理者権限の割り当てについては、 17 ペー
ジの『Microsoft Exchange Server ユーザーへの管理者権限の割り当て』を参照してください。
Exchange Server 2013 での手動によるユーザーの作成
エージェントがモニター対象のサーバーと通信し、認証を行うことができるように、Exchange Server
2013 でエージェントのユーザーを作成する必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server のモニター・エージェントをインストールします。エージェントのインストー
ルについては、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド 」の『モニター・エージェントの
インストール』を参照してください。ユーザーを作成するには、Microsoft Exchange Server で完全な管理
者権限を持つドメイン管理者である必要があります。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
15
手順
Exchange Server 2013 でユーザーを作成するには、以下の手順を実行します。
1. 管理者の資格情報を使用して Exchange 管理センターにログインします。
2. 「Exchange 管理センター」で、ページの左上隅にある「受信者」をクリックしてから、右側のペイン
の「メールボックス」をクリックします。
3. 「メールボックス」オプションの下にある正符号 (+) の隣の下矢印をクリックして、「ユーザー メー
ルボックス」をクリックします。
4. 「『新規ユーザー メールボックス (new user mailbox)』」ページで、「新しいユーザー」をクリック
して、その他のフィールドの値を指定します。
5. 「保存」をクリックします。
次のタスク
作成した Exchange ユーザーに管理者権限を割り当てます。管理者権限の割り当てについては、 17 ペー
ジの『Microsoft Exchange Server ユーザーへの管理者権限の割り当て』を参照してください。
新規ユーザー・ユーティリティーの使用によるユーザーの作成
新規ユーザー・ユーティリティーを実行して、Exchange Server 2007 以降上にユーザーを作成することが
できます。このユーティリティーの実行によって作成されたユーザーは、エージェントを実行するために必
要な権限をすべて持っています。このユーティリティーは、エージェントのインストール時にインストール
されます。
始める前に
エージェントがインストール済みであることを確認します。新規ユーザー・ユーティリティーを実行するに
は、Exchange Server で完全な管理者権限を持つドメイン管理者である必要があります。
このタスクについて
このタスクは、新規ユーザー・ユーティリティーを実行して、Exchange Server にモニター対象のユーザ
ーを作成するための情報を提供します。このユーティリティーを実行すると、以下の権限を持つユーザー
が、Active Directory のユーザー・グループ内に作成されます。
v Exchange Server 2007 上:
– ローカル管理者
– リモート・デスクトップ・ユーザー
– Exchange 受信側管理者
– Exchange 表示のみ管理者
v Exchange Server 2010 以降:
– ローカル管理者
– リモート・デスクトップ・ユーザー
– 受信側管理者
– 表示のみ組織管理
16
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
手順
新規ユーザー・ユーティリティーを実行するには、以下のステップを実行します。
1. kexnewuser.exe ファイルをダブルクリックします。このファイルは、以下の場所にあります。
v
CANDLE_HOME¥TMAITM6 (32 ビットのエージェントの場合)
v
CANDLE_HOME¥TMAITM6_x64 (64 ビットのエージェントの場合)
2. 「新規ユーザー」ウィンドウで、以下のステップを実行します。
a. ユーザーの姓と名を該当するフィールドに入力します。
制約事項: 姓名の長さは、28 文字を越えることはできません。
b.
「ユーザー・ログオン名」フィールドに、ユーザーがログイン時に必ず入力する必要がある名前を
入力します。
制約事項: ユーザー・ログオン名の長さは、256 文字を超えることはできません。
c.
「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。
d.
「パスワードの確認」 フィールドに再度パスワードを入力します。
e.
ユーザーに、次回のログオン時に指定したパスワードを再設定するように指示する場合は、「ユー
ザーは次回のログオン時にパスワード変更が必要」 を選択します。
f.
「次へ」をクリックします。
指定した構成値が検証され、誤った値に対してエラー・メッセージが表示されます。
3. メールボックス・データベースのリストから、必要なメールボックス・データベースを選択し、「次
へ」をクリックします。 構成値の要約が表示されます。
4. 「完了」をクリックします。 設定が保存され、ユーザーが作成されます。
次のタスク
各ユーザーの MAPI プロファイルを作成します。MAPI プロファイルの作成方法については、 21 ページ
の『サーバーごとに MAPI プロファイルを作成』を参照してください。
Microsoft Exchange Server ユーザーへの管理者権限の割り当て
Microsoft Exchange Server エージェント用に作成したユーザーは、Microsoft Exchange Server で完全な
管理者権限を持つドメイン管理者である必要があります。 Microsoft Exchange Server コンポーネントに
アクセスするためには、管理者権限が必要です。
始める前に
モニター対象の Exchange Server にメールボックスを持つ Microsoft Exchange Server ユーザーを作成し
ます。
このタスクについて
次のいずれかの方法で、ユーザーに管理者権限を割り当てます。
v
18 ページの『Exchange Server 2007 での管理者権限の割り当て』
v
18 ページの『Exchange Server 2010 での管理者権限の割り当て』
v
19 ページの『Exchange Server 2013 での管理者権限の割り当て』
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
17
Exchange Server 2007 での管理者権限の割り当て
Exchange Server 2007 上のユーザーに Exchange 受信者管理者権限を割り当てる必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Exchange Server 2007 上のユーザーに Exchange 受信者管理者権限を割り当てるには、以下の手順を実行
します。
1. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「Microsoft Exchange Server 2007」>「Exchange 管理コン
ソール」をクリックします。「Exchange 管理コンソール」ウィンドウが開きます。
2. コンソール・ツリーで、「組織の構成」をクリックします。
3. 操作ウィンドウで、「Exchange 管理者の追加」をクリックします。
4. 「Exchange 管理者の追加」ページで、「参照」をクリックします。作成した新規ユーザーを選択し
て、「Exchange 受信者管理者」の役割を選択します。
5. 「追加」をクリックします。
6. 「完了」ページで、「完了」をクリックします。
次のタスク
ユーザーを Microsoft Exchange Server がインストールされているコンピューターのローカル管理者にし
ます。ユーザーをローカル管理者にする方法については、 19 ページの『Microsoft Exchange Server ユー
ザーをローカル管理者にする』を参照してください。
Exchange Server 2010 での管理者権限の割り当て
Exchange Server 2010 上のユーザーに Exchange の受信の管理権限を付与する必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Exchange Server 2010 上のユーザーに Exchange の受信者の管理権限を割り当てるには、以下の手順を実
行します。
1. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「Microsoft Exchange Server 2010」>「Exchange 管理コン
ソール」をクリックします。「Exchange 管理コンソール」ウィンドウが開きます。
2. コンソール・ツリーで、「ツールボックス」をクリックします。
3. 作業ウィンドウで、「役割ベースのアクセス制御 (RBAC) ユーザー エディター」ツールをダブルクリ
ックします。「Exchange コントロール パネル」ウィンドウが開きます。
4. 「Exchange コントロール パネル」のユーザー・エディターを開く許可を持つアカウントのユーザー
資格情報を入力します。「サインイン」をクリックします。
5. 「管理者の役割」タブをクリックします。
6. 「受信者の管理」役割グループを選択して、「詳細」をクリックします。
7. 「メンバー」領域で、「追加」をクリックします。
8. 役割グループに追加するユーザーを選択して、「OK」をクリックします。
18
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
9. 「保存」をクリックして、役割グループに加えた変更を保存します。
次のタスク
ユーザーを Microsoft Exchange Server がインストールされているコンピューターのローカル管理者にし
ます。ユーザーをローカル管理者にする方法については、『Microsoft Exchange Server ユーザーをローカ
ル管理者にする』を参照してください。
Exchange Server 2013 での管理者権限の割り当て
Exchange Server 2013 上のユーザーに Exchange の受信者の管理権限を付与する必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Exchange の受信者の管理権限を Exchange Server 2013 上のユーザーに割り当てるには、以下の手順を実
行します。
1. 管理者の資格情報を使用して Exchange 管理センターにログインします。
2. 「メール (Mails)」>「オプション」>「組織の管理」をクリックします。
3. 左側のナビゲーション・ペインで、「役割と監査」をクリックします。
4. 右側のペインで、「受信者の管理」をダブルクリックします。
5. 「受信者の管理」ページで、「追加」をクリックします。
6. ユーザーのリストから、グループに追加するユーザーを選択し、「OK」をクリックします。
7. 「保存」をクリックします。
タスクの結果
ユーザーが「受信者の管理」グループに追加されました。「受信者の管理」グループのすべてのメンバーが
管理者権限を持っています。
次のタスク
ユーザーを Microsoft Exchange Server がインストールされているコンピューターのローカル管理者にし
ます。詳しくは、『Microsoft Exchange Server ユーザーをローカル管理者にする』を参照してください。
Microsoft Exchange Server ユーザーをローカル管理者にする
Microsoft Exchange Server データにアクセスするには、Microsoft Exchange Server エージェント用に作
成したユーザーが、Microsoft Exchange Serverがインストールされているコンピューターのローカル管理
者である必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
このタスクについて
次のいずれかの方法で、ユーザーをローカル管理者にします。
v
20 ページの『Windows 2003 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする』
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
19
v 『Windows 2008 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする』
v
21 ページの『Windows 2012 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする』
注: ユーザーをコンピューターのローカル管理者にするには、グループ・ポリシーの使用など、さまざまな
方法があります。Tivoli コンポーネント・ソフトウェアを正しく機能させるには、指定された方法を使用
します。
Windows 2003 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする
Microsoft Exchange Server エージェント用に作成したユーザーを、Windows 2003 オペレーティング・
システムで稼働していて Microsoft Exchange Server がインストールされているコンピューターのローカ
ル管理者にする必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Windows 2003 オペレーティング・システムで稼働するコンピューターでユーザーをローカル管理者にす
るには、以下の手順を実行します。
1. コンピューターのデスクトップにある「マイ コンピュータ」を右クリックし、「管理」をクリックし
ます。
2. 「ローカル ユーザーとグループ」を展開します。
3. 「グループ」をクリックします。
4. 「管理者」をダブルクリックして、「管理者のプロパティ」ウィンドウを表示します。
5. 「追加」をクリックします。
6. 「場所」リストから「ディレクトリ全体」を選択します。
7. 作成したユーザーの名前を選択し、「追加」をクリックします。
8. 「OK」をクリックします。
9. 「OK」をクリックします。
次のタスク
各ユーザーの MAPI プロファイルを作成します。MAPI プロファイルの作成方法については、 21 ページ
の『サーバーごとに MAPI プロファイルを作成』を参照してください。
Windows 2008 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする
Microsoft Exchange Server エージェント用に作成したユーザーを、Windows Server 2008 オペレーティ
ング・システムで稼働していて Microsoft Exchange Server がインストールされているコンピューターの
ローカル管理者にする必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Windows Server 2008 オペレーティング・システムで稼働するコンピューターでユーザーをローカル管理
者にするには、以下の手順を実行します。
20
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
1. 「スタート」 > 「管理ツール」 > 「サーバー マネージャ」をクリックします。
2. 左側のペインで「構成」を展開します。
3. 「ローカル ユーザーとグループ」をダブルクリックします。
4. 「グループ」をクリックします。
5. ユーザー・アカウントを追加するグループを右クリックして、「グループに追加」をクリックします。
6. 「追加」をクリックして、ユーザー・アカウントの名前を入力します。
7. 「名前の確認」をクリックしてから「OK」をクリックします。
次のタスク
各ユーザーの MAPI プロファイルを作成します。MAPI プロファイルの作成方法については、『サーバー
ごとに MAPI プロファイルを作成』を参照してください。
Windows 2012 コンピューター上でユーザーをローカル管理者にする
Microsoft Exchange Server エージェント用に作成したユーザーを、Windows Server 2012 オペレーティ
ング・システムで稼働していて Microsoft Exchange Server がインストールされている、コンピューター
のローカル管理者にする必要があります。
始める前に
Microsoft Exchange Server ユーザーを作成します。
手順
Windows Server 2012 システムで稼働するコンピューターでユーザーをローカル管理者にするには、以下
のステップを実行します。
1. 「スタート」 > 「サーバー マネージャ」をクリックします。
2. 「サーバー マネージャ ダッシュボード」ページの右上隅で、「ツール」>「コンピュータの管理」を
クリックします。
3. 「コンピュータの管理」ページの左側のナビゲーション・ペインで、「ローカル ユーザーとグルー
プ」を展開してから、「ユーザー」をクリックします。
4. 右側のペインのユーザー・リストから、管理者権限を割り当てるユーザーを右クリックして、「プロパ
ティ」をクリックします。
5. 「所属するグループ」タブをクリックして、「追加」をクリックします。
6. 「グループの選択」ページで、Administrators と入力してから、「OK」をクリックします。
7. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
次のタスク
各ユーザーの MAPI プロファイルを作成します。MAPI プロファイルの作成方法については、『サーバー
ごとに MAPI プロファイルを作成』を参照してください。
サーバーごとに MAPI プロファイルを作成
Messaging Application Programming Interface (MAPI) プロファイルは、レジストリーに保管される
MAPI 構成設定のセットです。 MAPI プロファイルにより、Microsoft Exchange Server、Microsoft
Outlook、Outlook Express などのさまざまなメッセージング・サービスに接続できます。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
21
始める前に
MAPI プロファイルを作成する前に、以下のタスクが完了していることを確認してください。
v モニターする Microsoft Exchange Server ごとに、管理権限を持つユーザーを作成する。
v ユーザーが、Exchange Server がインストールされているコンピューターのローカル管理者である。
このタスクについて
このタスクでは、モニターする Microsoft Exchange Server ごとに MAPI プロファイルを作成する方法
を示します。
注: 以下の条件のいずれかが true の場合は、MAPI プロファイルを作成しないでください。
v Microsoft Exchange Server エージェント 2010 以降をモニターするために 32 ビットの Microsoft
Exchange Server を使用している。
v Microsoft Exchange Server エージェント 2007 以降をモニターするために 64 ビットの Microsoft
Exchange Server を使用している。
手順
MAPI プロファイルを作成するには、以下の手順を実行します。
1. 作成したユーザーの資格情報を指定して、コンピューターにログオンします。
2. Microsoft のサポート Web サイト (http://www.codeplex.com/MFCMAPI) から MFCMAPI エディ
ターをダウンロードし、インストールします。
Microsoft Exchange Server 2007 で Microsoft Exchange Server エージェントを実行するには、
Microsoft サポート Web サイト (http://www.microsoft.com/downloads/
details.aspx?FamilyID=E17E7F31-079A-43A9-BFF2-0A110307611E&displaylang=en) から
MSExchangeMAPIcdo、MAPI、および CDO サポートをインストールします。
3. MFCMAPI エディターを開きます。
4. MAPI プロファイルを作成します。
注: プロファイルの目的を示す名前を指定します (TivoliProfile など)。プロファイル名にはスペースを
使用しないでください。
5. 指定したユーザーの Microsoft Exchange メールボックス・サーバーの名前を入力します。
注: Microsoft Exchange Server エージェント用に作成したユーザーを使用して MAPI プロファイル
を作成する必要があります。
6. チェック名を選択してメールボックス名を解決します。
注: プロファイル名はメモしておいてください。Microsoft Exchange Server エージェントの構成時に
必要になります。
Microsoft Exchange Server の到達可能性の構成
到達可能性を検証するために、Microsoft Exchange Server エージェントはサーバーへ E メール・メッセ
ージを送信し、自動応答の受信にかかる時間を測定します。エージェントを開始する前に、E メール・メ
ッセージに自動的に応答するように Microsoft Exchange Server を構成しておく必要があります。
22
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
始める前に
Microsoft Exchange Server を構成する前に、以下を確認してください。
v モニターする Microsoft Exchange Server にユーザーのメールボックスが作成されている。
v エージェント用に作成したユーザーがドメイン・ユーザーである。
v ご使用の Microsoft Exchange 組織内のサーバーがサーバー間のメール・フローに合わせて構成されて
いる。
このタスクについて
このタスクでは、E メール・メッセージに自動的に応答するように Microsoft Exchange Server を構成す
る方法を示します。
手順
到達可能性を検証する Microsoft Exchange Server ごとに、以下の手順を実行します。
1.
作成したユーザーの資格情報を指定して、Microsoft Outlook にログインします。
2.
スタートアップ・ウィンドウで「次へ」をクリックします。
3.
「はい」を選択し、「次へ」をクリックします。
4.
「Microsoft Exchange Server」フィールドに、Microsoft Exchange Server の名前を入力します。
5.
「メールボックス」フィールドに、作成したユーザーの名前を入力します。
6.
「完了」をクリックします。
7.
「OK」をクリックします。
8.
「ツール」>「仕分けルールと通知」>「新しい仕分けルール」とクリックします。
9.
「新しい仕分けルールを作成」を選択します。
10.
「受信メール用に独自の仕分けルールを作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
11.
以下のオプションを選択します。
v 「宛先」に自分の名前がある場合
v 「件名」または本文に特定の文字が含まれる場合
12.
このウィンドウの「ステップ 2」の下で「特定の文字」をクリックします。
13.
「「件名」または本文に含まれる文字」フィールドに AVAILABILITY CHECK と入力します。
14.
「追加」をクリックします。
15.
「OK」をクリックしてから、「次へ」をクリックします。
16.
「通知メッセージを使ってサーバーで返信する」を選択し、「通知メッセージ」をクリックします。
17.
E メール・メッセージ・エディターで、メッセージの件名フィールドに次のテキストを入力します。
CHECK RECEIVED: MAILBOX AVAILABLE.
18.
E メール・メッセージ・エディターを閉じ、「はい」をクリックしてこれらの変更を保存します。
19.
「次へ」をクリックします。
20.
例外について確認されたときは、制限を指定しないでください。
21.
「次へ」をクリックします。
22.
「完了」をクリックしてから、「OK」をクリックします。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
23
次のタスク
Microsoft Exchange Server エージェントを構成します。
ドメイン・ユーザーの下で実行するためのエージェントの構成
デフォルトでは、Microsoft Exchange Server エージェントは、ローカル・ユーザーの下で実行されるよう
に構成されます。エージェントは、作成したドメイン・ユーザーを使用して実行する必要があります。
始める前に
以下のタスクが完了していることを確認してください。
v 作成したユーザーがローカル管理者権限を持つドメイン・ユーザーである。
v ユーザーの MAPI プロファイルが作成されている。
v ユーザーが、モニター・エージェントがインストールされているサーバーの管理者権限を持っている。
このタスクについて
作成したドメイン・ユーザーは、モニター対象の Exchange Server の管理者権限を持っています。エージ
ェントがドメイン・ユーザーの下で実行されると、エージェントは Exchange Server のすべてのコンポー
ネントをモニターできます。このタスクでは、モニター・エージェントがドメイン・ユーザーの下で実行さ
れるように構成する方法を示します。
注: Tivoli Enterprise Portal または tacmd コマンド行を使用すると、エージェントを実行するユーザーを
構成できます。エージェントのユーザーを構成するときに使用する構成パラメーターについては、 33 ペー
ジの『リモート・インストールおよび構成』を参照してください。Microsoft Exchange Server エージェン
トの Windows サービスを使用して、エージェントのユーザーを構成することもできます。
手順
エージェントを実行するユーザーを変更するには、以下の手順を実行します。
1. 次のコマンドを実行して、エージェントを開始するために使用されるユーザー ID を検証します。
install_dir¥InstallITM¥KinCinfo.exe –r
2. 管理者グループに属さないユーザー ID を使用して、モニター・エージェントが開始された場合、エー
ジェントは停止します。
3. 「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウを開きます。
4. エージェント・インスタンスを右クリックし、「スタートアップの変更」をクリックします。
5. 完全修飾ユーザー ID として <Domain¥Userid> を指定した後、パスワードを指定します。
注: ユーザーは、管理者権限を持っている必要があり、Exchange Server への接続に使用される MAPI
プロファイルの所有者である必要があります。
6. モニター・エージェントを開始します。エージェントの開始については、 46 ページの『Microsoft
Exchange Server エージェントの始動および停止』を参照してください。
ローカル・インストールおよび構成
Microsoft Exchange Server エージェントをローカルでインストールおよび構成することができます。
エージェントをローカルでインストールする場合は、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガ
イド」の『モニター・エージェントのインストール』を参照してください。
24
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
サイレント・インストール
サイレント・インストールを実行している場合は、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイ
ド」のトピック『IBM Tivoli Monitoring のサイレント・インストールの実行』を参照してください。
ローカル構成
エージェントをローカルで構成するには、以下のトピックを参照してください。
v 『ローカルでのエージェントの構成』
v 『「Exchange Server のプロパティー」タブの構成パラメーター』
v
28 ページの『「Exchange サービスのモニター」タブの構成パラメーター』
v
30 ページの『「拡張構成プロパティー」タブの構成パラメーター』
v
31 ページの『構成値の検証』
ローカルでのエージェントの構成
「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウを使用して、エージェントをローカルで構成
することができます。
始める前に
13 ページの『エージェント固有のインストールおよび構成』のトピックで指定されているタスクをすべて
完了したことを確認してください。
手順
ローカルでエージェントを構成するには、以下の手順を実行します。
1. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Tivoli Monitoring」をクリックします。
2. 「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」をクリックします。
3. 「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウで、「Monitoring Agent for Microsoft
Exchange Server」を右クリックします。
4. 「再構成」をクリックします。
5. 「Monitoring Agent for Microsoft Exchange Server: エージェント拡張構成」ウィンドウで、
「OK」をクリックします。
6. 「エージェント構成」ウィンドウで、以下の手順を実行します。
a. 「Exchange Server のプロパティー」タブをクリックして、構成パラメーターの値を指定します。
「OK」をクリックすると、指定された値が検証されます。
b.
「Exchange サービスのモニター」タブをクリックして、構成パラメーターの値を指定します。
「OK」をクリックすると、指定された値が検証されます。
c.
「拡張構成プロパティー」タブをクリックして、構成パラメーターの値を指定します。「OK」を
クリックすると、指定された値が検証されます。
7. エージェントをリサイクルします。
「Exchange Server のプロパティー」タブの構成パラメーター
Microsoft Exchange Server エージェントの「エージェント構成」ウィンドウには「Exchange Server の
プロパティー」タブがあります。このタブには、サーバー名、ドメイン名、およびユーザー名などの
Exchange Server のプロパティーを構成するためのパラメーターが示されます。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
25
次の図は、「Exchange Server のプロパティー」タブの内容を示しています。
図 1. 「Exchange Server のプロパティー」 タブ
27 ページの表 2 は、「Exchange Server のプロパティー」タブの構成設定についての詳細な説明を示し
ています。
26
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 2. 「Exchange Server プロパティー」タブの構成設定の名前と説明
必須フィー
ルド
パラメーター名
説明
Exchange Server 名
Exchange Server の名前。
Exchange Server のインストール時、Exchange
Server 名のデフォルトは Windows Server のホス
ト名です。Exchange Server 名のデフォルトを変更
した場合は、Exchange Server エージェントの構成
時にその変更した名前を使用する必要があります。
注: クラスター環境および分散環境の場合は、
Exchange Server 2007 のメールボックス・サーバ
ー名を指定してください。
はい
注: ノード数
が 2 より多
い単一のコ
ピー・クラ
スターを持
つサーバー
にエージェ
ントがイン
ストールさ
れている場
合は、値を
指定しない
でくださ
い。
Exchange ドメイン名 Exchange Server がインストールされているドメイ はい
ンの名前。
例
Exchange Server 名が
popcorn の場合は、
「Exchange Server 名」
フィールドに popcorn と
入力します。
Exchange Server が
LAB.XYZ.com ドメインに
ある場合、最初のドット
の左側 (この例では LAB)
を名前として入力しま
す。
Exchange ユーザー名 Exchange Server のアクセス用に構成されるユーザ はい
ーの名前。
注: ユーザーは同じ Exchange Server 上にメール
ボックスを配置する必要があります。
Exchange ユーザー・ Exchange Server のアクセス用に構成されるユーザ はい
パスワード
ーのパスワード。
パスワードの確認入力 Exchange Server ユーザーに対して指定するのと同 はい
じパスワード。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
27
表 2. 「Exchange Server プロパティー」タブの構成設定の名前と説明 (続き)
パラメーター名
説明
必須フィー
ルド
例
Exchange MAPI プロ MAPI プロファイルは Exchange Server へのアク
ファイル名
セスに必要なプライマリー構成設定です。
いいえ
注: 到達可能
性モニター
MAPI プロファイルの作成方法については、 21 ペ またはメー
ージの『サーバーごとに MAPI プロファイルを作 ルボックス
成』を参照してください。
の詳細モニ
注: 以下の条件のいずれかが true の場合は、
ターが使用
「Exchange MAPI プロファイル名」フィールドは 可能な場
使用できません。
合、このフ
v Microsoft Exchange Server 2010 以降をモニタ ィールドは
ーするために 32 ビットの Microsoft Exchange 必須です。
Server エージェントを使用している。
v Microsoft Exchange Server 2007 以降をモニタ
ーするために 64 ビットの Microsoft Exchange
Server エージェントを使用している。
MAPI プロファイルは、「Exchange ユーザー名」
フィールドに指定したのと同じユーザーで作成する
必要があります。
クラスターでの構成
クラスター環境で Exchange Server エージェント 適用外
を構成する場合は、このチェック・ボックスを選択
します。
クラスター・サーバー クラスター・サーバーの名前。
名
このフィールドは、「クラスターでの構成」チェッ
ク・ボックスを選択すると、使用可能になります。
フィールド
が使用可能
な場合、は
い。
例えば、SCCCluster など
です。
Exchange サブシステ クラスター・サーバー・ノードの名前。
ム ID
このフィールドは、「クラスターでの構成」チェッ
ク・ボックスを選択すると、使用可能になります。
フィールド
が使用可能
な場合、は
い。
例えば、node1 などで
す。
Exchange エージェン ヒストリカル・データが保管されるディスク上のロ フィールド
トのヒストリカル・デ ケーション。
が使用可能
ータ・ディレクトリー
な場合、は
このフィールドは、「クラスターでの構成」チェッ い。
ク・ボックスを選択すると、使用可能になります。
例えば、c:¥history など
です。
「Exchange サービスのモニター」タブの構成パラメーター
Microsoft Exchange Server エージェントの「エージェント構成」ウィンドウには「Exchange サービスの
モニター」タブがあります。このタブには、Exchange Server の状況を知るために選択できる Exchange
サービスのリストが示されます。
次の図は、「Exchange サービスのモニター」タブの内容を示しています。
28
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
図 2. 「Exchange サービスのモニター」タブ
表 3 は、「Exchange サービスのモニター」タブの構成設定についての詳細な説明を示しています。
表 3. 「Exchange サービスのモニター」タブの構成設定の名前と説明
パラメーター名
説明
必須フィールド
Exchange サービス
使用可能な Exchange サービスのリストから Exchange Server エー 適用外
ジェントでモニターする必要のある Exchange サービスを選択しま
す。
注: 使用可能なサービスのリストは、インストールする Exchange
Server のバージョンと役割によって異なります。
サーバー状況用に構成され
たサービス
選択したサービスがこのリストに表示されます。選択したサービス
により Exchange Server の状況が決定されます。
適用外
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
29
「拡張構成プロパティー」タブの構成パラメーター
Microsoft Exchange Server エージェントの「エージェント構成」ウィンドウには「拡張構成プロパティ
ー」タブがあります。このタブには、ターゲット E メール・アドレスや到達可能性の間隔など、到達可能
性に関連するパラメーターが示されます。
次の図は、「拡張構成プロパティー」タブの内容を示しています。
図 3. 「拡張構成プロパティー」タブ
31 ページの表 4 は、「拡張構成プロパティー」タブの構成設定についての詳細な説明を示しています。
30
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 4. 「拡張構成プロパティー」タブの構成設定の名前と説明
パラメーター名
説明
必須フィールド
メールボックス到達可能
性のモニターを使用可能
にする
エージェントで到達可能性メトリック・データを取得する場合は、
このチェック・ボックスを選択します。
適用外
ターゲット E メール・ア 到達可能性を確認するための E メール・アドレス。複数の E メー
ドレス
ル・アドレスはセミコロン (;) で区切ります。
注: このフィールドの合計文字数は 1023 以下にする必要がありま
す。
このフィールドが使
用可能な場合、はい
E メール送信間隔 (秒)
Exchange Server エージェントが E メールを送信するまでの待機
時間 (秒)。
このフィールドが使
用可能な場合、はい
E メール送信タイムアウ
ト (秒)
メールボックス・サーバーが到達可能かどうかをテストするために
送信された E メールに対する応答を Exchange Server エージェン
トが待機する間隔 (秒)。
いいえ
メールボックスの詳細の
モニターを使用可能にす
る
メールボックスの詳細メトリックスに関するデータを収集するに
は、このチェック・ボックスを選択します。
適用外
メールボックスの詳細の
収集開始時刻
メールボックスの詳細メトリックが収集される時刻 (hh:mm:ss 形
式)。
いいえ
メールボックスの詳細の
収集間隔 (秒)
メールボックスの詳細メトリックの収集間隔 (秒単位)。
いいえ
イベント・ログ収集時間
(分)
Exchange Server エージェントがイベント・レコードを収集する期
間 (分単位)。
いいえ
イベントの最大数
収集されるイベント・レコードの最大数。イベント・レコードの収
集は、収集されたイベント・レコードの数が最大数を超えると停止
します。
いいえ
収集間隔 (秒)
Exchange Server エージェントのサイクルの間隔 (秒単位)。
いいえ
Exchange トポロジー間隔 トポロジー詳細情報の収集の間隔 (秒単位)。
(秒)
メッセージ追跡の収集間
隔 (時間)
いいえ
メッセージ追跡ログが収集される間隔 (時間単位)。
いいえ
注: 間隔の値は 1 から 12 までの範囲内にする必要があります。12
より大きい間隔の値を指定すると、値は 12 として保存されます。
英字または特殊文字を含む無効値を入力すると、値は 0 として保存
されます。0 という値は、メッセージ追跡の収集が無効になってい
ることを示します。 以下の条件のいずれかが true の場合は、この
フィールドは使用できません。
v
メールボックス・サーバーの役割、ハブ・トランスポートの役
割、またはエッジ・トランスポートの役割が Exchange Server
にインストールされていない。
v
メッセージ追跡の機能が Exchange Server で使用不可になって
いる。
構成値の検証
エージェントを構成するために指定する値は検証されます。検証により、すべての必須パラメーターに対し
て値が指定されていることと、ユーザーのローカル管理者権限などの特定の条件が満たされていることが保
証されます。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
31
表 5 は、指定された構成値に対して実行される妥当性テストを示しています。
表 5. 妥当性テスト
妥当性テスト
検証
Exchange Server 名
ユーザーのメールボックス・サーバー名と指定し Exchange Server 名が一致している
かどうか。
Exchange Server 権限
ユーザーが必要な Exchange Server 権限を持っているかどうか。Exchange Server
2007 では受信側管理者権限が、Exchange Server 2010 および 2013 では受信側の管理
権限が必要です。
ローカル管理者
ユーザーがローカル管理者権限を持っているかどうか。
MAPI プロファイル
指定した MAPI プロファイルが使用可能かどうか。
エージェント・サービス・
ログオン
指定したユーザー・アカウントで実行するようにエージェント・サービスが構成されて
いるかどうか。
指定した妥当性テストのいずれかが失敗した場合、エラー・メッセージが生成されます。図 1 は、エージ
ェント・サービス・ログオン妥当性テストが失敗したときに生成される検証メッセージを示しています。
図 4. エージェント・サービス・ログオンの検証に失敗したときに表示されるメッセージ
すべての必須パラメーターに値を指定する必要があります。そうしないと、構成値を保存できません。図 2
は、「Exchange ユーザー名」フィールドをブランクにしていると生成される検証メッセージを示していま
す。
32
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
図 5. Exchange ユーザー名が指定されていないときに表示されるメッセージ
リモート・インストールおよび構成
Tivoli Enterprise Portal または tacmd コマンド行を使用して、リモート側でエージェントをインストー
ルおよび構成することができます。
リモート側でのエージェントのインストールおよび構成については、「IBM Tivoli Monitoring インストー
ルおよび設定ガイド」の『非 OS エージェントのデプロイ』のトピックを参照してください。構成パラメ
ーターについては、以下のトピックを参照してください。
v
34 ページの『リモート構成パラメーター』
v
41 ページの『リモート側で構成した値の検証』
Tivoli Enterprise Portal
Tivoli Enterprise Portal を使用してモニター・エージェントをリモート側でデプロイするには、「IBM
Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド」の『ポータルからのデプロイ』の手順を実行してくだ
さい。
また、 34 ページの『リモート構成パラメーター』 のエージェント固有の情報も使用してください。
tacmd コマンド行
コマンド行を使用してこのモニター・エージェントをリモートでデプロイするには、「 IBM Tivoli
Monitoring インストールおよび設定ガイド」の『コマンド行によるデプロイ』の手順を実行します。tacmd
addSystem コマンドについては、 34 ページの『リモート構成パラメーター』 にあるエージェント固有の
構成情報も参照してください。「IBM Tivoli Monitoring コマンド・リファレンス」に tacmd addSystem コ
マンドについての詳細な情報が記載されています。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
33
構成する Microsoft Exchange Server エージェント (EX) を指定するには、-t または --type TYPE パラ
メーターを使用します。
プロパティーは、-p または -property オプションで指定します。
例えば、次の場合があります。
tacmd addSystem -t EX -n Primary:myhostname:NT -p
EXCHSETTINGS.exchange_server=ESservername
EXCHSETTINGS.exchange_reach_enable=1
EXCHSETTINGS.exchange_password=itm@123
EXCHSETTINGS.exchange_reach_threshold=60
EXCHSETTINGS.exchange_mailbox_runtime=02:00:00
EXCHSETTINGS.exchange_user=tivoliuser
EXCHSETTINGS.exchange_interval=120
[email protected]
EXCHSETTINGS.exchange_profile=TivoliMapiProfile
EXCHSETTINGS.exchange_domain=LAB
EXCHSETTINGS.exchange_reach_interval=600
EXCHSETTINGS.exchange_mailbox_interval=1800
EXCHSETTINGS.exchange_mailbox_enable=1
EXCHSETTINGS.exchange_topology_interval=300
EXCHSETTINGS.exchange_message_tracking_interval=0
SERVICESSETTINGS.exch_service_conncont=1
SERVICESSETTINGS.exch_service_lotus=1
SERVICESSETTINGS.exch_service_event=0
SERVICESSETTINGS.exch_service_imap=0
CLUSTERSETTINGS.exch_cluster_server= mbxserver
CLUSTERSETTINGS.exch_history= C:¥History
CLUSTERSETTINGS.exch_subsystem=CCRNode1
_WIN32_STARTUP_.Username= domain¥justin
_WIN32_STARTUP_.Password=lotus15@#
サービスを選択するには、以下の値を指定します。
SERVICESETTINGS.ServiceID=1。既に選択されているサービスを削除するには、以下の値を指定します。
SERVICESETTINGS.ServiceID=0。
この例では、わかりやすくするために、パラメーターを別々の行に示しています。コマンドを入力するとき
には、すべてのパラメーターを 1 行に入力してください。
エージェントを構成するために、configureSystem コマンドが使用されます。このコマンドの使用方法につ
いて詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring コマンド・リファレンス・ガイド」を参照してください。
エージェントを構成するときは、変更が必要なプロパティーと INSTANCE プロパティーを指定します。
リモート構成パラメーター
コマンド行または Tivoli Enterprise Portal を使用してリモート側でエージェントを構成する際、構成パラ
メーターの値を指定する必要があります。
注: エージェントをリモート側で構成する前に、 13 ページの『エージェント固有のインストールおよび構
成』のトピックで指定されているタスクをすべて完了したことを確認してください。
35 ページの表 6 では、各インターフェースの構成パラメーターについて説明しています。
34
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
tacmd コマンド行
説明
例
Exchange Server EXCHSETTINGS.exchange
の名前 1
_server
Exchange Server の名前。
Exchange Server のインストール
時、Exchange Server 名のデフォ
ルトは Windows Server のホス
ト名です。 Exchange Server 名
のデフォルトを変更した場合は、
Exchange Server エージェントの
構成時にその名前を使用する必要
があります。
注: クラスター環境および分散環
境の場合は、Exchange Server
2007 のメールボックス・サーバ
ー名を指定します。
Exchange Server 名が popcorn の
場合は、「Exchange Server 名」
フィールドに popcorn と入力しま
す。
Exchange ドメイ EXCHSETTINGS.exchange
ン名1
_domain
Exchange Server が配置されてい Exchange Server が LAB.XYZ.com
るドメインの名前。
ドメインにある場合、最初のドッ
トの左側 (この例では LAB) を名前
として入力します。
Exchange ユーザ EXCHSETTINGS.exchange
ー名1
_user
Exchange Server のアクセス用に
構成されるユーザーの名前。
注: ユーザーは同じ Exchange
Server 上にメールボックスを配
置する必要があります。
Exchange ユーザ EXCHSETTINGS.exchange
ー・パスワード1 _password
Exchange Server のアクセス用に
構成されるユーザーのパスワー
ド。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
35
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
tacmd コマンド行
Exchange MAPI EXCHSETTINGS.exchange
プロファイル名 1 _profile は適用されませ
ん
説明
例
MAPI プロファイルは Exchange
Server へのアクセスに必要なプ
ライマリー構成設定です。
詳しくは、 21 ページの『サーバ
ーごとに MAPI プロファイルを
作成』を参照してください。
注: 以下の条件のいずれかが true
の場合は、「Exchange MAPI プ
ロファイル名」フィールドは使用
できません。
v Microsoft Exchange Server
2010 のモニターに 32 ビット
の Microsoft Exchange Server
エージェントを使用してい
る。
v Microsoft Exchange Server
2007 および 2010 のモニター
に 64 ビットの Microsoft
Exchange Server エージェン
トを使用している。
MAPI プロファイルは、
「Exchange ユーザー名」フィー
ルドに指定したのと同じユーザー
で作成する必要があります。
メールボックス
到達可能性のモ
ニターを使用可
能にする
EXCHSETTINGS.exchange
_reach_enable
この設定により、到達可能性メト 到達可能性を使用可能にするに
リックの収集が使用可能または使 は、次のようにします。
用不可に設定されます。以下のよ v Tivoli Enterprise Portal で「は
うに設定します。
い」を選択します。
v 0 = 使用不可
v コマンド行で、
v 1 = 使用可能
ターゲット E メ EXCHSETTINGS.exchange
ール・アドレス1 _targets
36
到達可能性を確認するための E
メール・アドレス。複数の E メ
ール・アドレスはセミコロン (;)
で区切ります。
注: このフィールドの合計文字数
は 1023 以下にする必要がありま
す。
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
EXCHSETTINGS.exchange_reach
_enable=1 と指定します。
複数の E メール・アドレスを指定
するときは、以下の形式を使用し
ます。
[email protected];[email protected]
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
tacmd コマンド行
説明
E メール送信間
隔 (秒)1
EXCHSETTINGS.exchange
_reach_interval
Exchange Server エージェントが
E メールを送信するまでの待機時
間 (秒)。
注: 0 から 300 までの範囲の間
隔を指定すると、値は 300 に変
更されます。
Exchange 送信タ EXCHSETTINGS.exchange
イムアウト (秒)1 _reach_threshold
メールボックス・サーバーが到達
可能かどうかをテストするために
送信された E メールに対する応
答を Exchange Server エージェ
ントが待機する間隔 (秒)。
注: 0 から 60 までの範囲の間隔
を指定すると、値は 60 に変更さ
れます。
メールボックス
の詳細のモニタ
ーを使用可能に
する
これにより、メールボックスの詳 メールボックスの詳細を使用可能
細メトリックの収集が使用可能ま にするには、次のようにします。
たは使用不可に設定されます。以 v Tivoli Enterprise Portal で「は
下のように設定します。
い」を選択します。
v 0 = 使用不可
v コマンド行で、
EXCHSETTINGS.exchange
_mailbox_enable
例
v 1 = 使用可能
EXCHSETTINGS.exchange_
mailbox_enable=1 と指定しま
す。
メールボックス
の詳細の収集開
始時刻1
EXCHSETTINGS.exchange
_mailbox_runtime
メールボックスの詳細メトリック 例えば、次のように入力します。
が収集される時刻 (hh:mm:ss 形
02:30:00
式)。時間は、24 時間クロック形
午前 2 時30 分。
式です。
14:30:00
午後 2 時30 分。
メールボックス
の詳細の収集間
隔 (秒)
EXCHSETTINGS.exchange
_mailboxinterval
メールボックスの詳細メトリック
の収集間隔 (秒単位)。
注: 0 から 1800 までの範囲の間
隔を指定すると、値は 1800 に変
更されます。
イベント・ログ
収集時間 (分)
EXCHSETTINGS.exchange
_event_interval
Exchange Server エージェントが
イベント・レコードを収集する間
隔 (分単位)。
注: 値 0 は 1440 として保存さ
れます。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
37
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
tacmd コマンド行
説明
イベントの最大
数
EXCHSETTINGS.exchange
_event_count
収集されるイベント・レコードの
最大数。イベント・レコードの収
集は、収集されたイベント・レコ
ードの数が最大数を超えると停止
します。
注: 値 0 は 50 として保存され
ます。
収集間隔 (秒)1
EXCHSETTINGS.exchange
_interval
Exchange Server エージェントの
サイクルの間隔 (秒単位)。
注: 0 から 120 までの範囲の間
隔を指定すると、値は 120 に変
更されます。
Exchange トポロ EXCHSETTINGS.exchange
ジー間隔 (秒)
_topology_interval
トポロジー詳細情報の収集の間隔
(秒単位)。
注: 間隔に 0 を指定すると、エ
ージェントは情報を収集しませ
ん。1 から 300 までの範囲の間
隔を指定すると、値はデフォルト
の収集間隔である 300 に変更さ
れます。 300 より大きい値は、
そのまま使用されます。
メッセージ追跡
の収集間隔 (時
間)
メッセージ追跡ログが収集される
間隔 (時間単位)。
注: 間隔の値は 1 から 12 まで
の範囲内にする必要があります。
12 より大きい間隔の値を指定す
ると、値は 12 として保存されま
す。英字または特殊文字を含む無
効値を入力すると、値は 0 とし
て保存されます。0 という値は、
メッセージ追跡の収集が無効にな
っていることを示します。 以下
の条件のいずれかが true の場合
は、このフィールドは使用できま
せん。
EXCHSETTINGS.exchange
_message_tracking_
interval
v メールボックス、ハブ・トラ
ンスポート、またはエッジ・
トランスポートの役割が
Exchange Server にインスト
ールされていない。
v メッセージ追跡の機能が
Exchange Server で使用不可
になっている。
38
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
例
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
このアカウント
を使用2 このオプ
ションを選択す
る場合は、以下
のフィールド
に、説明のとお
りに入力しま
す。
v
アカウント:
エージェン
ト・インスタ
ンスの実行に
使用する ID
v
パスワードお
よび確認パス
ワード: パス
ワード
tacmd コマンド行
説明
_WIN32_STARTUP_.
Username
and_WIN32_STARTUP_.
Password
詳しくは、 24 ページの『ドメイ
ン・ユーザーの下で実行するため
のエージェントの構成』を参照し
てください。
Exchange サービ SERVICESSETTINGS.exch
スのモニター
_service_is,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_sa,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_search,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_adts,
例
サーバー状況 (「稼働中」または
「ダウン」) を判別するためにモ
ニターする Exchange Windows
サービス。
サービスを選択するには、次のよ
うに指定します。
SERVICESSETTINGS.exch_service
_conncont=1
Microsoft Exchange Server がア
クティブであるかどうかを判別す
るために Exchange エージェント
がモニターする下記のいずれかの
Windows サービスを選択してく
ださい。
選択済みのサービスを削除するに
は、次のように指定します。
SERVICESSETTINGS.exch_service
_conncont=0
v Microsoft Exchange
Information Store
v Microsoft Exchange System
Attendant
v Microsoft Search
v Microsoft Exchange Active
Directory Topology Service
v Microsoft Exchange
Anti-spam Update
v Microsoft Exchange EdgeSync
(次ページに続く)
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
39
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
tacmd コマンド行
Exchange サービ SERVICESSETTINGS.exch
スのモニター (続 _service_asu,
き)
SERVICESSETTINGS.exch
_service_edgesync,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_fd,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_mailsub,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_mailassist,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_monitor,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_rep,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_si,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_servhost,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_transport,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_translog,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_addbook,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_fbauth,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_mailboxrep,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_protservhost,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_rpcclient
access,
SERVICESSETTINGS.exch
_service_throttling
40
説明
(続き)
v Microsoft Exchange ファイル
配布
v Microsoft Exchange メール発
信
v Microsoft Exchange メールボ
ックス・アシスタント
v Microsoft Exchange
Monitoring
v Microsoft Exchange
Replication Service
v Microsoft Exchange Search
Indexer
v Microsoft Exchange Service
Host
v Microsoft Exchange Transport
v Microsoft Exchange Transport
Log Search
v Microsoft Exchange アドレス
帳
v Microsoft Exchange フォー
ム・ベース認証サービス
v Microsoft Exchange メールボ
ックス複製
v Microsoft Exchange Protected
Service Host
v Microsoft Exchange RPC
Client Access
v Microsoft Exchange
Throttling
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
例
表 6. リモート構成用の構成設定の名前と説明 (続き)
構成設定が指定されるインターフェース
Tivoli
Enterprise
Portal
クラスター・プ
ロパティー
tacmd コマンド行
説明
例
CLUSTERSETTINGS.exch
_cluster_server,
CLUSTERSETTINGS.exch
_history,
CLUSTERSETTINGS.exch
_subsystem
エージェントのクラスター環境。 例えば、次のように入力します。
以下のように設定します。
v クラスター・サーバー名=
v クラスター・サーバー名 =
SCCCluster
Exchange Cluster Server の名 v Exchange エージェントのヒス
前
トリー・データ・ディレクトリ
v Exchange エージェントのヒス
ー = c:¥history
トリー・データ・ディレクト
v Exchange サブシステム ID=
リー = Microsoft Exchange
node1
Server のヒストリカル・デー
タを保管するディレクトリー
(Microsoft Exchange Server
のヒストリーがモニター・エ
ージェントに保管されるよう
に構成されている場合)
v Exchange サブシステム ID =
クラスター・サーバー・ノー
ドの名前。
注: いずれかのクラスター・パラ
メーターに値を指定する場合は、
クラスター環境の設定が必須で
す。 Exchange Server 2010 の場
合は、これらのフィールドに値を
指定しないでください。
リモート側で構成した値の検証
エージェントをリモート側で構成するときは、指定した構成値が検証されます。検証により、すべての必須
パラメーターに対して値が指定されたことが保証されます。
検証の結果が格納されたログ・ファイルは、エージェントがインストールされている Exchange Server の
以下の場所に保存されます。
v ibm¥itm¥tmaitm6¥logs (32 ビットのエージェントの場合)
v ibm¥itm¥tmaitm6_x64¥logs (64 ビットのエージェントの場合)
必須パラメーターのいずれかが構成されていない場合、エージェントの構成は失敗します。必須パラメータ
ーについては、 24 ページの『ローカル・インストールおよび構成』を参照してください。
エージェントの構成に失敗すると、対応するエラー・メッセージが以下の形式で Tivoli Enterprise Portal
または tacmd コマンド行に表示されます。
validation_test_name:error_message
このメッセージは同じ形式でログ・ファイルにも保存されます。ログ・ファイル名は以下の形式になりま
す。
kexconfig_hostname_timestamp.log
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
41
すべての必須パラメーターが順番に検証され、一度に 1 件のエラー・コードとメッセージがポータルに表
示されます。例えば、複数の必須パラメーターが構成されていない場合、ポータルには最初の必須パラメー
ターに関するエラー・コードとメッセージが表示されます。必須パラメーターがすべて構成されている場
合、その他のオプション・パラメーターが検証され、エージェントが構成されます。エージェント構成に関
する確認メッセージが、ポータル上に表示されます。
ログ・ファイルを表示して、無効な構成値を確認することができます。適正な構成値でエージェントを再び
構成することができます。
Exchange サービス
Microsoft Exchange Server は、それぞれのサーバーの役割にサービスを提供します。それぞれのサーバー
の役割のサービスは、「Exchange 構成 (Exchange Configuration)」パネルで確認できます。
表 7には、Exchange Server 2007 および 2010 のサービスと、それらのサービスに必要な役割が示されて
います。
表 7. Microsoft Exchange Server 2007 および 2010 の Exchange サービス
Microsoft Exchange サービス
サーバーの役割
MSExchangeADTopology
v
クライアント・アクセス役割
v
メールボックス役割
v
ユニファイド・メッセージング役割
v
ハブ・トランスポート役割
v
クライアント・アクセス役割
v
ユニファイド・メッセージング役割
v
クライアント・アクセス役割
v
ハブ・トランスポート役割
v
ハブ・トランスポート役割
v
エッジ・トランスポート役割
v
エッジ・トランスポート役割
v
ハブ・トランスポート役割
ADAM_MSExchange
v
エッジ・トランスポート役割
EdgeCredentialSvc
v
エッジ・トランスポート役割
MSExchangeMailboxAssistants
v
メールボックス役割
MSExchangeMailSubmission
v
メールボックス役割
MSExchangeRepl
v
メールボックス役割
MSExchangeSearch
v
メールボックス役割
v
ハブ・トランスポート役割
MSExchangeSA
v
メールボックス役割
W3Svc
v
すべての役割
MSSpeechService
v
ユニファイド・メッセージング役割
MSExchangeUM
v
ユニファイド・メッセージング役割
MSExchangeFDS
MSExchangeServiceHost
MSExchangeTransport
MSExchangeAntispamUpdate
42
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 7. Microsoft Exchange Server 2007 および 2010 の Exchange サービス (続き)
Microsoft Exchange サービス
サーバーの役割
MSExchangeEdgeSync
v
ハブ・トランスポート役割
MSExchangeTransportLogSearch
v
ハブ・トランスポート役割
v
メールボックス役割
v
エッジ・トランスポート役割
MSExchangeMonitoring
すべての役割
MSExchangePOP3
v
クライアント・アクセス役割
MSExchangeIMAP4
v
クライアント・アクセス役割
表 8では、Exchange Server 2010 のサービスと、それらのサービスに必要な役割が示されています。
表 8. Microsoft Exchange Server 2010 の Exchange サービス
Microsoft Exchange サービス
サーバーの役割
MSExchangeAB
v
クライアント・アクセス役割
MSExchangeFBA
v
クライアント・アクセス役割
MSExchangeMailboxReplication
v
クライアント・アクセス役割
MSExchangeProtectedServiceHost
v
クライアント・アクセス役割
v
ハブ・トランスポート役割
v
クライアント・アクセス役割
v
メールボックス役割
v
メールボックス役割
MSExchangeRPC
MSExchangeThrottling
表 9 には、Microsoft Exchange Server 2013 のサービスと、それらのサービスに必要な役割が示されてい
ます。
注: Exchange Server 2013 では、メールボックス・サーバー役割にハブ・トランスポート役割とユニファ
イド・メッセージング役割が含まれています。
表 9. Microsoft Exchange Server 2013 の Exchange サービス
Microsoft Exchange サービス
サーバーの役割
MSExchangeAntispamUpdate
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeADTopology
すべての役割
MSExchangeEdgeSync
メールボックス・サーバー役割
IISAdmin
すべての役割
MSExchangeIMAP4
クライアント・アクセス・サーバー役割
MSExchangeIS
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeMailboxAssistants
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeRepl
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeMonitoring
すべての役割
MSExchangePOP3
クライアント・アクセス・サーバー役割
MSExchangeServiceHost
すべての役割
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
43
表 9. Microsoft Exchange Server 2013 の Exchange サービス (続き)
Microsoft Exchange サービス
サーバーの役割
MSExchangeTransport
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeTransportLogSearch
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeUM
メールボックス・サーバー役割
W3Svc
すべての役割
MSExchangeMailboxReplication
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeRPC
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeThrottling
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeDiagnostics
すべての役割
MSExchangeFrontEndTransport
クライアント・アクセス・サーバー役割
MSExchangeHM
すべての役割
MSExchangeIMAP4BE
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeDelivery
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeSubmission
メールボックス・サーバー役割
MSExchangePOP3BE
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeFastSearch
メールボックス・サーバー役割
HostControllerService
クライアント・アクセス・サーバー役割
Wsbexchange
メールボックス・サーバー役割
MSExchangeUMCR
クライアント・アクセス・サーバー役割
SearchExchangeTracing
すべての役割
FMS
メールボックス・サーバー役割
注: 「エージェント構成」パネルで特定のサービスを選択しない場合、Microsoft Exchange Server エージ
ェントは Microsoft Exchange Server 2007 以降で使用可能なすべてのサービスをモニターします。
構成パラメーターおよび環境変数によって影響を受ける属性グループ
エージェントを構成すると、一部の属性グループが影響を受けます。
表 10 に、各構成パラメーターの影響を受ける属性グループと、パラメーターに対して値が指定されない場
合のエージェントの動作に関する情報を示します。
表 10. 属性に対する構成パラメーターの影響
パラメーター
影響を受ける属性グループ
パラメーター値が指定されていない
場合のエージェントの動作
Exchange エージェントの間隔
MS Exchange IS パブリック、MS
Exchange IS プライベート
デフォルト値の 2 分が使用されま
す。
Exchange Server 名
メールボックスの詳細、到達可能性、
パブリック・フォルダーの詳細
属性データは戻されません。
Exchange ドメイン名
メールボックスの詳細、到達可能性、
パブリック・フォルダーの詳細、役割
ベースのトポロジー (Role Based
Topology)
属性データは戻されません。
44
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
表 10. 属性に対する構成パラメーターの影響 (続き)
パラメーター値が指定されていない
場合のエージェントの動作
パラメーター
影響を受ける属性グループ
Exchange ユーザー名
メールボックスの詳細、到達可能性、
パブリック・フォルダーの詳細、
MAPI 接続の詳細
属性データは戻されません。
メールボックスの詳細、到達可能性、
パブリック・フォルダーの詳細、
MAPI 接続の詳細
属性データは戻されません。
注: 以下の条件のいずれかが true の
場合は、「Exchange MAPI プロフ
ァイル名」フィールドに値を指定し
ないでください。
Exchange ユーザー・パスワード
Exchange MAPI プロファイル名
v
Microsoft Exchange Server 2010
以降をモニターするために 32 ビ
ットの Microsoft Exchange
Server エージェントを使用してい
る。
v
Microsoft Exchange Server 2007
以降をモニターするために 64 ビ
ットの Microsoft Exchange
Server エージェントを使用してい
る。
メールボックス到達可能性のモニタ
ーを使用可能にする
到達可能性
到達可能性は使用不可と見なされま
す。
ターゲット E メール・アドレス
到達可能性
属性データは戻されません。
E メール送信間隔 (秒)
到達可能性
デフォルト値である 300 秒が使用さ
れます。
E メール送信タイムアウト (秒)
到達可能性
デフォルト値である 60 秒が使用さ
れます。
メールボックスの詳細のモニターを
使用可能にする
メールボックスの詳細
メールボックスの詳細のモニターは
使用不可と見なされます。
メールボックスの詳細の収集開始時
刻
メールボックスの詳細
エージェントの始動後に値が更新さ
れない場合、属性データは戻されま
せん。
メールボックスの詳細の収集間隔
(秒)
メールボックスの詳細
デフォルト値である 86400 秒が使用
されます。
イベント・ログ収集時間 (分)
イベントの詳細
デフォルト値の 1440 分が使用され
ます。
イベントの最大数
イベントの詳細
デフォルト値の 50 分が使用されま
す。
Exchange トポロジー間隔 (秒)
役割ベースのトポロジー (Role Based
Topology)
デフォルト値である 300 秒が使用さ
れます。
メッセージ追跡の収集間隔 (時間)
E メール統計、未配信レポート、サイ
ズ超過の E メール数、サイズ超過の
E メールの詳細
属性データは戻されません。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
45
表 10. 属性に対する構成パラメーターの影響 (続き)
パラメーター値が指定されていない
場合のエージェントの動作
パラメーター
影響を受ける属性グループ
Exchange サービスのモニター
MS Exchange Server
デフォルト設定とモニター対象のサ
ービスについては、「Microsoft
Exchange Server Agent V6.3.1
Reference Guide」の『Attributes
reference』の章にあるサーバー状況
の属性の説明を参照してください。
クラスター・プロパティー
すべての属性グループ
エージェントは、クラスター・リソ
ースとして動作しません。
表 11 に、各環境パラメーターの影響を受ける属性グループと、環境変数に対して値が指定されない場合の
エージェントの動作に関する情報を示します。
表 11. 属性に対する環境変数の影響
環境変数が指定されていない場合の
エージェントの動作
環境変数
影響を受ける属性グループ
KEX_EMAIL_SIZE
注: この環境変数の値を 4 より大き
い値に設定してから、エージェント
を再始動してください。
サイズ超過の E メールの数、サイズ
超過の E メールの詳細
属性データは戻されません。
Microsoft Exchange Server エージェントの始動および停止
Microsoft Exchange Server エージェントをローカル側またはリモート側で開始および停止することができ
ます。
表 12 は、モニター・エージェントをローカル側またはリモート側で開始または停止するための、
Windows オペレーティング・システムで使用できるインターフェースを示しています。
表 12. Microsoft Exchange Server エージェントをローカルおよびリモートで開始および停止するために使用されるイ
ンターフェース
ローカル
リモート
v
Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理
v Tivoli Enterprise Portal
v
tacmd startAgent
v tacmd startAgent
v
tacmd stopAgent
v tacmd stopAgent
v
tacmd restartAgent
v tacmd restartAgent
エージェントの開始および停止について詳しくは、以下のトピックを参照してください。
v
47 ページの『「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウからのエージェントの開
始』
v
47 ページの『Tivoli Enterprise Portal』
v
47 ページの『tacmd コマンド行』
46
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウからのエー
ジェントの開始
「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウから Microsoft Exchange Server エージェ
ントを開始および停止することができます。
手順
「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウからMicrosoft Exchange Server エージェン
トを開始するには、以下の手順を実行します。
1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Tivoli Monitoring」 > 「Tivoli Enterprise
Monitoring Services の管理」をクリックします。
2. 「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウで、Microsoft Exchange Server エージ
ェントのインスタンスを右クリックし、「開始」をクリックします。同様にして、エージェントを停止
することができます。
Tivoli Enterprise Portal
Tivoli Enterprise Portal を使用して、Microsoft Exchange Server エージェントを開始および停止するこ
とができます。
詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド」の『コンポーネントの開始および停
止』のトピックを参照してください。
tacmd コマンド行
tacmd コマンド行を使用して、Microsoft Exchange Server エージェントを開始または停止することがで
きます。
以下の例ではtacmd コマンドを使用して、Primary という名前の Microsoft Exchange Server インスタン
スを始動、停止、または再始動します。このインスタンスは Windows システム上にあり、myhostname
は、モニター・エージェントが実行されるシステムの短縮名です。
v ローカル
– tacmd startAgent -t ex
– tacmd stopAgent -t ex
– tacmd restartAgent -t ex
v リモート
– tacmd stopagent -t ex -n Primary:myhostname:NT
– tacmd startagent -t ex -n Primary:myhostname:NT
– tacmd restartagent -t ex -n Primary:myhostname:NT
tacmd コマンドの使用法については、「IBM Tivoli Monitoring コマンド・リファレンス」を参照してくだ
さい。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
47
クラスター環境でのMicrosoft Exchange Server エージェント
クラスター環境で Microsoft Exchange Server エージェントを構成できます。
Microsoft Exchange Server エージェントは、以下のどのクラスター環境でも構成できます。
v シングル コピー クラスタ (SCC)
v クラスタ連続レプリケーション (CCR)
v ローカル連続レプリケーション (LCR)
v スタンバイ連続レプリケーション (SCR)
v Exchange Server 2010 以降のデータベース可用性グループ (DAG)
このトピックの情報は、SCC および CCR のクラスター環境での Exchange Server エージェントの構成
に固有のものです。
クラスター環境でエージェントを構成するには、以下のタスクを実行します。
v クラスター内の各ノードにエージェントをインストールする。
v エージェントの開始タイプを手動に変更する。
v クラスター・リソースとしてエージェントを追加する。
v クラスター・パラメーターを構成する。
リソースがノード間で移動されると、サーバー・ダウン・シチュエーション・イベントがトリガーされま
す。このイベントは、Microsoft Exchange Server エージェントが Exchange Server より早くオンライン
になるため、トリガーされます。Exchange Server がオンラインになると、サーバー・ダウン・イベント
はクリアされます。
注: クラスター環境でエージェントを構成する場合、アクション実行の開始コマンドおよび停止コマンド
は、クラスター・サーバーによって実行されるアクションと競合するため、これらのコマンドは使用しない
でください。
クラスタリングについて詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド 」を参照して
ください。
手動としてのエージェント開始のセットアップ
クラスター・リソースがエージェントを開始または停止できるように、エージェントの開始パラメーターを
手動に設定します。
手順
開始パラメーターを構成するには、以下の手順を実行します。
1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Tivoli Monitoring」 > 「Tivoli Enterprise
Monitoring Services の管理」をクリックします。
2. 「Tivoli Enterprise Monitoring Services の管理」ウィンドウで、Microsoft Exchange Server エージ
ェントのインスタンスを右クリックし、「スタートアップの変更」をクリックします。
3. 「Microsoft Exchange Server エージェントのサービス開始」ウィンドウで、「手動」を選択します。
4. 「OK」をクリックします。
48
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
リソースとしてのエージェント・サービスの追加
クラスター内にエージェント・サービスをリソースとして追加する必要があります。エージェント・サービ
スをリソースとして追加した後、クラスター管理機能を使用してエージェントを開始または停止することが
できます。
エージェント・サービス用に作成するクラスター・リソースは、Microsoft Exchange Server インスタンス
を制御するのと同じクラスター・リソース・グループに関連付けられている必要があります。リソースとし
てのエージェント・サービスの追加については、以下のトピックを参照してください。
v 『Windows 2003 クラスターへのリソースとしてのエージェント・サービスの追加』
v 『Windows 2008 クラスターへのリソースとしてのエージェント・サービスの追加』
Windows 2003 クラスターへのリソースとしてのエージェント・サービスの追加
Windows 2003 クラスターにエージェント・サービスをリソースとして追加する必要があります。
始める前に
以下のタスクが完了していることを確認してください。
v クラスターをセットアップする。
v クラスター内の各ノードに Exchange Server エージェントをインストールする。
手順
Windows 2003 クラスターにエージェント・サービスをリソースとして追加するには、以下の手順を実行
します。
1. 「クラスタ アドミニストレータ」ウィンドウを開きます。
2. エージェント用に作成されたリソース・グループを右クリックして、「新規」>「リソース」をクリッ
クします。
3. 「新しいリソース」ウィンドウで、以下の手順を実行します。
a. 「名前」フィールドにリソース名を入力します。
b.
「説明」フィールドにリソースの説明を指定します。
c.
「リソースの種類」リストから「汎用サービス」を選択します。
d.
「次へ」をクリックします。
4. 「実行可能な所有者の変更」ウィンドウで、「利用可能なノード」リストからすべてのノードを選択
し、矢印をクリックして、「実行可能な所有者」リストにノードを移動します。
5. 「依存関係」ウィンドウで依存関係を選択せず、「次へ」をクリックしてください。
6. サービス名を kexcma_Primary として指定します。
7. その他すべてのウィンドウでデフォルト設定を保持し、「要約」ウィンドウで「完了」をクリックしま
す。エージェント・サービスがリソースとして追加されました。
8. 「Monitoring Agent for Microsoft Exchange Server」を右クリックして、「リソースをオンライン
にします」をクリックします。
Windows 2008 クラスターへのリソースとしてのエージェント・サービスの追加
Windows 2008 クラスターにエージェント・サービスをクラスター・リソースとして追加する必要があり
ます。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
49
始める前に
以下のタスクを完了していることを確認してください。
v クラスターをセットアップする。
v クラスター内の各ノードに Exchange Server エージェントをインストールする。
手順
Windows Server 2008 クラスターでエージェント・サービスをリソースとして追加するには、以下の手順
を実行します。
1. 「フェイルオーバー クラスタ管理」ウィンドウを開きます。
2. 左側のペインで、「サービスとアプリケーション」を右クリックして、「他の操作」>「空のサービス
またはアプリケーションの作成」をクリックします。新規サービスが「サービスとアプリケーション」
リストに表示されます。
3. 新しく作成したサービスを名前変更します。
4. 新規サービスを右クリックして、「リソースの追加」>「汎用サービス」をクリックします。
5. 「新しいリソース ウィザード」ウィンドウで、「Monitoring Agent for Microsoft Exchange
Server」を選択して、「次へ」をクリックします。
6. 「完了」ボタンが表示されるまで、後続のウィンドウで「次へ」をクリックします。
7. 「完了」をクリックします。エージェント・サービスがリソースとして追加されました。
8. 「Monitoring Agent for Microsoft Exchange Server」を右クリックして、「リソースをオンライン
にします」をクリックします。
リソースとしての VB スクリプトの追加
カスタマイズした VB スクリプトをクラスター内にリソースとして追加する必要があります。この VB ス
クリプトは、ノード数が 2 つより多い SCC クラスター環境でクラスター・パラメーターを構成するため
に使用されます。
始める前に
クラスター内の各アクティブ・ノード上の共有ディスクにこのスクリプトを格納する必要があり、すべての
スクリプトの名前が同じでなければなりません。
手順
VB スクリプトをリソースとして追加するには、以下の手順を実行します。
1. 「スタート」>「管理ツール」>「クラスタ アドミニストレータ」をクリックします。
2. エージェント・リソース・グループを右クリックして、「新規」>「リソース」をクリックします。
3. リソース・タイプとして「汎用スクリプト」を選択し、リソースの名前を指定します。
4. リソースの所有者を指定せずに、「次へ」をクリックします。
5. 依存関係として共有ディスクを選択して、「次へ」をクリックします。
6. Exchange Server の共有ディスク上のスクリプトのパスを指定します。
7. 「完了」をクリックします。
8. リソースを右クリックして、「リソースをオンラインにします」をクリックします。
50
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
タスクの結果
スクリプトが実行され、クラスター・パラメーターが構成されます。また、クラスター内の現行のアクティ
ブ・ノードでエージェントが開始されます。
クラスター・パラメーターの構成
エージェントが SCC および CCR のクラスター環境で機能するように、クラスター・パラメーターを構
成する必要があります。
クラスター・パラメーターを構成する前に、以下のタスクを必ず完了してください。
v クラスター内の各ノードに Microsoft Exchange Server エージェントをインストールして構成する。
v エージェント・サービスおよびスクリプトをクラスター・リソースとして追加する。
v エージェントの開始パラメーターを手動に変更する。
以下のクラスター・パラメーターを構成できます。
クラスター・サーバー名
クラスター・サーバーの名前。この名前は、クラスター内の各ノードで同じである必要がありま
す。
Exchange サブシステム ID
Cluster Server ノードの名前
Exchange エージェント履歴ディレクトリー
履歴データ・ファイルの保管場所。履歴データが Tivoli Enterprise Monitoring Server に保管さ
れる場合は、このパラメーターを無視できます。ただし、Tivoli Enterprise Monitoring Server に
は履歴を保管しないようにお勧めします。
注: 履歴データを保管するために選択するディレクトリーは、ローカル・ドライブ上または共有物
理ディスク上のディレクトリーである必要があります。このパラメーターでは、共有ディレクトリ
ーもマップ済みドライブもサポートされません。
クラスター・パラメーターの構成については、 24 ページの『ローカル・インストールおよび構成』を参照
してください。VB スクリプトは、ノード数が 2 より多い SCC クラスター環境でクラスター・パラメー
ターを構成するために使用されます。各ノード上のエージェントのクラスター・パラメーターを構成するた
めに、同じ VB スクリプトが使用されます。クラスター・パラメーターを構成するために VB スクリプト
を使用する前に、クラスター・パラメーターに値が指定されていないことと、VB スクリプトがクラスター
内にリソースとして追加されていることを確認してください。リソースとしての VB スクリプトの追加に
ついては、 50 ページの『リソースとしての VB スクリプトの追加』を参照してください。
VB スクリプトを実行する前に、VB スクリプト内の以下の変数の値を更新する必要があります。
v strCluster - クラスターの名前。
v strSubSystemID - アクティブ・ノードのホスト名。
v strHistDir - 共有ディスク上の履歴ディレクトリーの場所。
VB スクリプトは、エージェント構成ユーティリティーです。クラスター・パラメーターの構成にエージェ
ント構成ユーティリティーが使用されると、ユーティリティーはモニター・エージェントを停止します。ク
ラスター環境では、クラスター・リソースとして追加されたエージェント・サービスが、Exchange Server
エージェントの開始と停止を制御します。クラスター環境でエージェントを構成するときには、可能な限
り、クラスター管理ツールからエージェントを開始または停止してください。
第 2 章 エージェントのインストールおよび構成
51
エージェントを開始または停止するために、エージェント・サービスの状況がオンライン状態からオフライ
ン状態に変更されます。エージェント構成ユーティリティーがエージェントを停止した場合は、エージェン
トが停止されたことをクラスター・サーバーが通知します。クラスター内の他のクラスター・リソースがオ
ンライン状態である場合は、クラスター・サーバーがエージェントの開始を試行します。エージェントを開
始できなかった場合は、Tivoli Enterprise Portal にデータが表示されません。
52
Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
付録. ITCAM for Microsoft Applications 資料ライブラリー
ITCAM for Microsoft Applications の使用法に関して、さまざまな資料が用意されています。
資料の入手および使用方法については、マニュアルの使用法 を参照してください。
旧バージョンの製品の資料について確認するには、「目次」ペインで製品名の下にある「前のバージョン」
をクリックしてください。
この製品の資料は、にあります。ITCAM for Microsoft Applications の Knowledge Center
(http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSDKXQ_6.3.1/com.ibm.itcamms.doc_6.3.1/
welcome_msapps631.html)
v クイック・スタート・ガイド
v オファリング・ガイド
v ダウンロードの説明
v 前提条件へのリンク
v 各エージェントのインストールおよび構成ガイド
v 各エージェントの参照情報へのリンク
v 各エージェントのトラブルシューティング・ガイドへのリンク
前提資料
エージェントに関する情報を効果的に利用するには、前提知識が必要です。
前提知識を得るために、IBM Tivoli Monitoring インフォメーション・センター (http://www.ibm.com/
support/knowledgecenter/SSAUBV/com.ibm.omegamon_share.doc_6.3.0.2/shared_welcome/
welcome.htm)で以下の情報を参照してください。
v IBM Tivoli Monitoring 管理者ガイド
v IBM Tivoli Monitoring インストールおよび設定ガイド
v IBM Tivoli Monitoring 分散システム用高可用性ガイド
v IBM Tivoli Monitoring で使用するオペレーティング・システム・エージェントとウェアハウス・エー
ジェントの、インストールおよび構成ガイド
v IBM Tivoli Monitoring で使用する、Agentless OS モニター、ログ・ファイル・エージェント、
System p エージェント、および Systems Director ベース・エージェントのユーザーズ・ガイド
v IBM Tivoli Monitoring Agent Builder ユーザーズ・ガイド
v IBM Tivoli Monitoring コマンド・リファレンス
v IBM Tivoli Monitoring: メッセージ
v IBM Tivoli Monitoring トラブルシューティング・ガイド
v IBM Tivoli Monitoring で使用するオペレーティング・システム・エージェントおよびウェアハウス・
エージェントのリファレンス
v IBM Tivoli Monitoring で使用するオペレーティング・システム・エージェントおよびウェアハウス・
エージェントのトラブルシューティング・ガイド
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
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v Tivoli Enterprise Portal ユーザーズ・ガイド
関連資料
関連するインフォメーション・センター内の資料には、役に立つ情報が記載されています。
以下のインフォメーション・センターを参照してください。これらのインフォメーション・センターを参照
するには、Tivoli Documentation Central (https://www.ibm.com/developerworks/community/wikis/
home?lang=en#!/wiki/Tivoli%20Documentation%20Central) にアクセスします。
v Tivoli Monitoring
v Tivoli Application Dependency Discovery Manager
v Tivoli Business Service Manager
v Tivoli Common Reporting
v Tivoli Enterprise Console
v Tivoli Netcool/OMNIbus
Service Management Connect の Tivoli Monitoring コミュニティー
Service Management Connect (SMC) は、コミュニティー別に編成された技術情報のリポジトリーです。
Service Management Connect (https://www.ibm.com/developerworks/servicemanagement) にアクセス
してください。
Tivoli 製品については、アプリケーション・パフォーマンス管理コミュニティー (http://www.ibm.com/
developerworks/servicemanagement/apm/index.html) を参照してください。
Service Management プロフェッショナルに接続し、これについて学習し、共有してください。独自の視
点と専門知識を提供する開発者や製品サポート技術担当者にアクセスしてください。SMC は、これらの目
的に使用できます。
v 透過的な開発、つまり Tivoli 製品の他のユーザーと IBM 開発者との間のオープンな進行中の連携に参
加する。初期設計、スプリント・デモ、製品ロードマップ、およびプレリリース・コードにアクセスで
きます。
v 専門家と 1 対 1 でつながって、Tivoli および Application Performance Management コミュニティ
ーについてコラボレーションし、ネットワークを形成する。
v ブログを読み、他のユーザーの専門知識や経験から学ぶ。
v Wiki やフォーラムを使用して、幅広いユーザー・コミュニティーとコラボレーションする。
その他の資料のソース
モニター製品に関する技術資料は、他のソースからも入手できます。
モニター製品に関する技術文書については、以下のソースを参照してください。
v IBM Integrated Service Management Library (http://www.ibm.com/software/brandcatalog/
ismlibrary/) は、統合資料と、他のダウンロード可能な製品拡張機能が格納されたオンライン・カタロ
グです。
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Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
v IBM Redbook 資料 (http://www.redbooks.ibm.com/) には、プラットフォームとソリューションの観
点から見た製品情報を提供する Redbooks® 資料、Redpapers、および Redbooks 技術情報が用意され
ています。
v IBM ソフトウェア・サポート Web サイトの技術情報 (http://www.ibm.com/support/entry/portal/
software) は、製品の既知の制限と解決方法に関する最新情報を提供します。
付録. ITCAM for Microsoft Applications 資料ライブラリー
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Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。この資料の他の言語版を
IBM から入手できる場合があります。ただし、これを入手するには、本製品または当該言語版製品を所有
している必要がある場合があります。
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用
可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM
製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみ
が使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害するこ
とのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM
以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があ
ります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありま
せん。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒103-8510
東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の
保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負
わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場
合、強行規定の制限を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変
更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプロ
グラムに対して、改良または変更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであ
り、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、
この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信
ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラム
を含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本
プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
IBM Director of Licensing
IBM Corporation
North Castle Drive, MD-NC119
Armonk, NY 10504-1785
US
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本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあり
ます。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム
契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供され
ます。
本書に含まれるパフォーマンス・データは、特定の動作および環境条件下で得られたものです。実際の結果
は、異なる可能性があります。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースか
ら入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関す
る実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問
は、それらの製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向性および指針に関する記述は、予告なく変更または撤回される場合があります。これら
は目標および目的を提示するものにすぎません。
本書はプランニング目的としてのみ記述されています。 記述内容は製品が使用可能になる前に変更になる
場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるため
に、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。こ
れらの名称はすべて架空のものであり、類似する個人や企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎま
せん。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプ
リケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれて
いるオペレーティング・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠
したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、
IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。このサンプル・プログラ
ムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プロ
グラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。
これらのサンプル・プログラムは特定物として現存するままの状態で提供されるものであり、いかなる保証
も提供されません。 IBM は、お客様の当該サンプル・プログラムの使用から生ずるいかなる損害に対して
も一切の責任を負いません。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、
またはすべての派生的創作物にも、次のように、
著作権表示を入れていただく必要があります。
© (お客様の会社名) (西暦年).
このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。
© Copyright IBM Corp. 2007, 2016.
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Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
商標
IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines
Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合
があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml を
ご覧ください。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびそ
の他の国における商標です。
UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国にお
ける商標または登録商標です。
製品資料に関するご使用条件
これらの資料は、以下のご使用条件に同意していただける場合に限りご使用いただけます。
適用条件
IBM Web サイトの「ご利用条件」に加えて、以下のご使用条件が適用されます。
個人使用
これらの資料は、すべての著作権表示その他の所有権表示をしていただくことを条件に、非商業的な個人に
よる使用目的に限り複製することができます。ただし、IBM の明示的な承諾をえずに、これらの資料また
はその一部について、二次的著作物を作成したり、配布 (頒布、送信を含む) または表示 (上映を含む) す
ることはできません。
商業的使用
これらの資料は、すべての著作権表示その他の所有権表示をしていただくことを条件に、お客様の企業内に
限り、複製、配布、および表示することができます。ただし、IBM の明示的な承諾をえずにこれらの資料
の二次的著作物を作成したり、お客様の企業外で資料またはその一部を複製、配布、または表示することは
できません。
権利
ここで明示的に許可されているもの以外に、資料や資料内に含まれる情報、データ、ソフトウェア、または
その他の知的所有権に対するいかなる許可、ライセンス、または権利を明示的にも黙示的にも付与するもの
ではありません。
特記事項
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資料の使用が IBM の利益を損なうと判断された場合や、上記の条件が適切に守られていないと判断された
場合、IBM はいつでも自らの判断により、ここで与えた許可を撤回できるものとさせていただきます。
お客様がこの情報をダウンロード、輸出、または再輸出する際には、米国のすべての輸出入 関連法規を含
む、すべての関連法規を遵守するものとします。
IBM は、これらの資料の内容についていかなる保証もしません。これらの資料は、特定物として現存する
ままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての
明示もしくは黙示の保証責任なしで提供されます。
IBM オンラインでのプライバシー・ステートメント
サービス・ソリューションとしてのソフトウェアも含めた IBM ソフトウェア製品 (「ソフトウェア・オフ
ァリング」) では、製品の使用に関する情報の収集、エンド・ユーザーの使用感の向上、エンド・ユーザー
との対話またはその他の目的のために、Cookie はじめさまざまなテクノロジーを使用することがありま
す。多くの場合、ソフトウェア・オファリングにより個人情報が収集されることはありません。IBM の
「ソフトウェア・オファリング」の一部には、個人情報を収集できる機能を持つものがあります。ご使用の
「ソフトウェア・オファリング」が、これらの Cookie およびそれに類するテクノロジーを通じてお客様
による個人情報の収集を可能にする場合、以下の具体的事項をご確認ください。
このソフトウェア・オファリングは、展開される構成に応じて、セッション管理、認証、およびシングル・
サインオン構成の目的のために、それぞれのお客様のユーザー名を、セッションごとの Cookie を使用し
て収集する場合があります。これらの Cookie は無効にできますが、その場合、これらを有効にした場合
の機能を活用できなくなる可能性があります。
この「ソフトウェア・オファリング」が Cookie およびさまざまなテクノロジーを使用してエンド・ユー
ザーから個人を特定できる情報を収集する機能を提供する場合、 お客様は、このような情報を収集するに
あたって適用される法律、ガイドライン等を遵守する必要があります。これには、エンドユーザーへの通知
や同意の要求も含まれますがそれらには限られません。
このような目的での Cookie を含む様々なテクノロジーの使用の詳細については、IBM の『IBM オンライ
ンでのプライバシー・ステートメント』(http://www.ibm.com/privacy/details/jp/ja/) の『クッキー、ウ
ェブ・ビーコン、その他のテクノロジー』および『IBM Software Products and Software-as-a-Service
Privacy Statement』(http://www.ibm.com/software/info/product-privacy) を参照してください。
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Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
索引
日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されてい
ます。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われて
います。
[ア行]
インスタンス名 27
インストール 25
エージェント 9
サイレント 25
リモート 33
インターフェース、ユーザー 4
エージェント
機能 1
エージェント管理サービス 4
エージェントのインストール
ローカルで 24
エージェントの構成
ローカルで 25
エージェント・サービス 49, 50
オペレーティング・システム 9
[カ行]
概要
IBM Tivoli Monitoring 1
技術情報 54
機能拡張 2
資料 (続き)
関連 54
技術情報 54
前提 53
IBM Tivoli Monitoring 53
Integrated Service Management Library 54
Redbooks 54
Service Management Connect 54
SMC
参照: Service Management Connect
新規ユーザー・ユーティリティー 13
前提条件 13
前提条件チェッカー 13
前提資料 53
[タ行]
データ収集 5
データ・ソース 5
到達可能性
通信の構成 23
[ハ行]
パスワード 27
文書
参照: 資料
言語パック
インストール 9
[マ行]
言語パックのインストール 9
構成
モニター・エージェントのインストール 9
エージェント 9
リソース・モデルの通信 23
ローカル管理者の作成 19, 20, 21
MAPI プロファイルの作成 22
tacmd コマンド行 33
Tivoli Enterprise Portal 33
このリリースの新機能 2
コマンド 47
tacmd addSystem 33
コンポーネント 2
IBM Tivoli Monitoring 2
[サ行]
サーバー名 27
サイレント 25
モニター・エージェントの構成 9
[ヤ行]
ユーザー 14, 15
管理者権限 17, 18, 19
ユーザー ID
Run-As の構成 24
ユーザー・インターフェースのオプション 4
要件 9
[ラ行]
リソース 49, 50
リモート・インストール 33
ローカル構成 24
ローカル・インストール 24
作成 14, 15
資料 53, 54
© Copyright IBM Corp. 2007, 2013
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E
Exchange Server 2007 14, 18
Exchange Server 2010 18
Exchange Server 2013 15, 19
I
IBM Tivoli Monitoring 2
概要 1
Integrated Service Management Library の資料 54
M
MAPI プロファイル 22
Messaging Application Programming Interface プロファイル
22
Microsoft Exchange Server
通信の構成 23
ローカル管理者の作成 19, 20, 21
MAPI プロファイルの作成 22
R
Redbooks 54
Run-As ユーザー ID
構成 24
Run-As ユーザー ID の構成 24
S
Service Management Connect 54
SMC
参照: Service Management Connect
SMC の Application Performance Management コミュニティ
ー 54
T
tacmd addSystem コマンド 33
tacmd startAgent 47
tacmd コマンド行
リモート構成 33
Tivoli Enterprise Portal
リモート側でのエージェントの構成 33
W
Windows 2003 クラスター 49
Windows 2008 クラスター 50
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Microsoft Exchange Server エージェントインストールと構成ガイド
IBM®
Printed in Japan
SA88-7114-01
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