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ミョウバンのかざり/ミョウバンの大きなつぶ

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ミョウバンのかざり/ミョウバンの大きなつぶ
第5学年
単元名「もののとけ方」
熊野町立
熊野第二小学校
ミョウバンのかざり/ミョウバンの大きなつぶ
ね
事前にミョウバンのかざりやミョウバンの大きなつぶを作成しておき,実際に児童が作成
ら
する前に見せることで,児童の興味を喚起し,ミョウバンと水の温度によってとける量につ
い
いての理解を高めることができる。
材
約60℃の水,ポット,ミョウバン,モール,割り箸,透明なカップ,ビーカー,実験用ガ
料
スコンロ,エナメル線,金網,発泡ポリスチレンの箱
<ミョウバンのかざり>
① モールで好きな形を作って,カップの中に吊り下げられるようにしておく。
② 約60℃の水100mlにミョウバン50gを混ぜた水溶液を作りカップの中に移す。
作
り
方
③ 用意していたモールをカップの中に吊るし,冷めるまでそのままにしておく。
<ミョウバンの大きなつぶ>
① 約60℃の水にミョウバンをできるだけ溶かして,そのまま一日冷ます。
② 形のきれいな粒を選び,熱したエナメル線の先につける。
③ はじめのミョウバンの水溶液の温度を上げて,全ての粒をもう一度溶かす。
④ 水溶液の温度が45℃くらいに下がったら,エナメル線につけた粒を入れる。
⑤ 発泡ポリスチレンの箱の中で,静かに 1 日冷ます。
使
用
方
法
<作成上の注意>
<ミョウバンのかざり>…モールは単純な方が結晶を観察しやすい。
<ミョウバンの大きなつぶ>…種結晶が溶けないよう温度が高いうちに吊り下げない。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
活
用
の
実
際
ミョウバンが形を変えて大きな塊になっていること,大変きれいな結晶になっていること
で,児童は大変興味をもち,なぜこのようになるのかということを自分達で考えようとして
いた。初めから,作り方の手順を示すのではなく,これまでの学習を振り返らせ自分の言葉
で述べさせることで,理解が深まる。
-1-
第5学年
単元名「もののとけ方」
熊野町立熊野第四小学校
安全湯せん器具
材料に使うもの
出来上がり
大ビーカーに装着したところ
ね
ら
い
せる学習で,安全に水の温度管理を行うことをねらいとする。
材
ビーカー500ml用1×グループ数,ビーカー100ml用2×グループ数,わりばしの使え
料
るようにバラにしたもの×4×グループ数,輪ゴム(大)×2×グループ数
作
り
方
使
用
方
法
食塩やミョウバンを水にとかす際に,水の温度変化によりとける量が変わることを理解さ
①ビーカーの注ぎ口に 2 本の割り箸をはずしたものを合わせてもつ。
②ビーカーと割り箸を 8 の字になるように輪ゴム(大)でとめて 2 本の割り箸でビーカー
を挟むように調節する。
ビーカー500ml用にお湯を入れて温度計でお湯の温度を計る。水溶液を入れたビーカー
100ml用安全湯せん器具装着済みをセットする。大ビーカーをガスコンロにのせて,コン
ロを点火する。大ビーカーの湯を加熱しながら,小ビーカーで湯せんをする。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
活
用
湯せんをする際に小ビーカーを持つ必要がないので,安全に湯せんができ,溶質を溶かし
ながら,温度測定ができるので,温度管理を安全に行うことができる。
の
実
際
<留意点>
ビーカーと割り箸を輪ゴムで止める際に,少しきつめに止めないと湯せんする際にゴムが
外れて小ビーカーが大ビーカーの中へ落ちてしまうので留意すること。
-2-
第5学年
単元名「花から実へ」
東広島市立高屋東小学校
受粉を実感!寒天培地
ね
ら
い
材
料
作
り
方
使
用
方
法
活
用
の
実
際
・中学校第3学年での学習内容である花粉管の伸長について小学校第5学年で扱うことで,興味・
関心を高める。
・受粉して結実するという現象について実感を伴った理解を促す。
・花粉管の伸長の観察でよく扱うアフリカホウセンカだけではなく,児童たちにとって身近な植物
であるヘチマの花粉についても扱うことで,より身近なものとして観察することができる。
水…50mL
砂糖(グラニュー糖)…5g
粉寒天…5g
ビーカーに砂糖 5g,粉寒天 5g,水 50mL を入れる。
ガラス棒でかき混ぜながら,溶液が透明になるまでコンロやバーナーで加熱する。
シャーレに,厚さが 1~2mm になるように,寒天溶液を流し込む。
室温で放冷し,固まるのを待つ。
スライドグラスに乗せやすいサイズに切る。
※ カバーガラスを使うと,ちょうど良いサイズに切ることができる。
⑥ スライドグラスに載せた寒天に,おしべから直接花粉をつける。
①
②
③
④
⑤
作成した寒天培地の上に,観察したい花粉を散布する。
アフリカホウセンカであれば数分で花粉管の伸長が確認され,ヘチマであっても 10∼15
分ほどで花粉管の伸長を確認することができる。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
・受粉して実ができることを学習のまとめとした後,「めしべの先で受粉をしたのに,なぜ
めしべのもとが膨らむのだろう」という疑問を抱かせた。
・児童にとって必要感のある疑問であり,「受粉した後何が起きるのだろう」「見てみたい」
と発展的内容へと興味を継続させることができた。
・ヘチマなどの児童にとって身近な植物を扱うことで,花粉管の伸長を興味深く観察し,よ
り実感を伴った理解に繋げることができた。
<留意点>
・指導を行う上では,顕微鏡にセットされているプレパラートが,めしべの柱頭に花粉が付
いている「受粉した状態」を再現していることを確認してから観察させる必要がある。
・寒天が完全に固まると花粉管の伸長が止まってしまうため,授業のどの段階で観察させる
かを考えながら,教材を作成する時間を決めなければならない。
-3-
,
第5学年
単元名「魚のたんじょう,花から実へ」
福山市立瀬戸小学校
顕微鏡観察の際のプレパラートの動かし方学習マシーン
ね
ら
い
顕微鏡を使った観察の際,プレパラートの試料は上下左右が逆にみえる。そのため,見たい
試料を視野の中央に動かしたい場合,見た目とは逆の方向にプレパラートを動かさなければ
ならない。それを,生徒が体感し手軽に復習できるように考えた。
材
料
発泡スチロール,ストロー4 本,くぎ 2 本,波型ボール紙,滑車 2 個,昆虫採集用ピン 2 本,
画用紙(白,黒),透明シート,箱,重し(磁石,金属板など)
作
り
方
使
用
方
法
活
用
の
実
際
①かっしゃに波型ボール紙をぴっちり巻きつけ簡易歯車を作る(2 個)
。
②2つの歯車がかみ合って接するようにくぎで発泡スチロールの台に固定する。この2つの歯
車の働きが,一方に,ある方向に引っ張る力を加えると,他方に逆方向の動きを発生させる。
③ストロー2 本をセロテープでつなぎ先端から 5 ㎜ほどのところを昆虫採集用ピンでさし貫く。
これと同じものをもう一組作る。
④③のストローのピンを②の歯車の下端に接する様に波型ボール紙の穴にさしこむ。
⑤一方のストローに白画用紙(プレパラートに見立てている)
,一方に透明シート(試料を描く)
をセロテープで固定する。
⑥適当なサイズの箱に黒画用紙をはり,丸い穴(顕微鏡視野に見立てる)をあけ,発泡スチロ
ールの台全体にかぶせる。
⑦発泡スチロールの台は軽いので,磁石,金属板などをはりつけ重しにするとよい。
① 予め,試料をはしによせた状態で生徒に見せる。
② 顕微鏡で観察する際,試料を視野の中央に動かしたい場合,プレパラートをどの方向に
動かしたらよいか,考えさせる。
③ 白い画用紙(プレパラート)の部分を持って,考えた方向にひっぱらせる。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
実際の顕微鏡観察に近い状態をつくれたことで,手軽に,何度も繰り返しプレパラートの動
かし方を学習できた。透明シートに描く試料をプランクトンや花粉など,学習にそったもの
に変えてみるとさらに興味を喚起できた。
<留意点>
可動部分が紙やピンなど軽いものでできているのであまり力を入れて引っ張らないよう予
め注意しておく。ストロー部分ではなくプレパラートと書かれた画用紙を引っ張るように伝
える。
-4-
第5学年
単元名「魚のたんじょう」
福山市立駅家小学校
メダカの卵の採取器
ね
この器具を使用することで,卵の毎日の採取が容易になり,児童にメダカの卵の変化を観察
ら
しようとする意欲を高めることができる。
い
材
料
ナイロン研磨シート(40mm×40mm),発泡スチロール(直径10mm高さ10mmの
円柱),拘束バンド1本
①ナイロン研磨シートを40mm×40mm の大きさに切る。(1個分)
作
②シートの上の部分10mmを残して「のれん状」になるよう5mm間隔に切る。
り
③シ−トを洗う。
方
④発泡スチロールを直径10mm高さ×10mmの円柱の形に削る。
(1個分)
⑤発泡スチロールにシ−トを巻いて拘束バンドでしめる。
使
①この器具を数個作成し,水槽の中に1日1個浮かべる。
用
②卵が付いていたら日にち別に容器を用意し入れ替える。成長の様子を観察する。
方
③解剖顕微鏡で観察するときは,卵だけ時計皿に入れて観察すれば見やすい。
法
<良かった点>
活
用
・シ−トが卵を産みやすい形,位置(ホテイアオイの根の形や水面からの位置)なので,メ
ダカが卵をよく産み付ける。
の
・シ−トの表面が荒いので卵がシ−トから離れて水の中を浮遊することが少ない。
実
・シ−トが深い緑色なので卵の有無が判別しやすい。
際
・毎日未使用のものを入れて,次の日に日にち別の容器に移すことが簡単にできる。
-5-
第5学年 単元名「メダカのたんじょう」
府中市立府中小学校
微生物拡大提示お助けグッズ
実物の写真等
㋐
ね
ら
い
材
料
作
り
方
使
用
方
法
この中に閉じ込
めて観察する。
㋑
このパー
ツは移動
可能で、広
さを調整
する際に
使用する。
・池や川、田んぼなどの水中の小さな生物に興味をもち観察して調べる学習で、観察対象と
なる生き物を拡大して観察の視点を共有化したり、観察したことの共通理解を図ったりする
ときに使用する。これらの使い方により、微生物を観察することに対し、児童の興味関心を
高めることができる。
・カセットテープのケース
・OHPシートなどの透明プラスチックシート
・導線やポリウレタンシート(太さ,厚さの異なるものを用意する。
)
・接着剤
①㋐には、導線の切れ端,㋑には緩衝材として使われるポリウレタンシートをプールとなるよ
うに、U字に曲げたり、凵字に切り抜いたりして、カセットケースに接着剤で貼り付ける。
②その上に透明プラスチックをカバーとして貼り付ける。
①ホウネンエビなどの大型の生物は、㋐の厚い方に入れ、ミジンコなどは、薄い方に入れて
観察する。㋑の方も同じであるが、切り抜いた余りのシートを使えば、広さを狭くし、動
きの範囲を限定して観察することができる。
②ビデオルーペをテレビ画面につなぎ、拡大投影して観察する。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
・顕微鏡で個別に観察した後に一斉指導でまとめたり、発展的に他の微生物を扱いたい時、
活
共有したりできる良さがある。
用
・動き回るメダカを見ながら雌雄を判断するのが難しいため、メダカの雌雄を比べる際に厚
の
さと広さを変えたものを使用した。メダカは動けずじっとしているため、本物のメダカを
実
使って、背びれ、尻びれの形の違いを全員で確認することができた。
際
<留意点>
・導線の太さで厚みに違いをもたせるように作成する。
・カセットケースのため、自立する。立てたままの状態で観察できることを効果的に使用する。
-6-
第5学年
単元名「流れる水のはたらき」
東広島市立吉川小学校
雨天時の校庭,土の山と砂山
マサ土の山での流水の実験(勾配を変えたり,流れる長さを変えたりしての実験)
ね
・雨天時の校庭を観察することにより,流水による地面の変化に気付かせる。
ら
・流水の働きを調べる実験計画をたてさせる。
い
・条件を変えて流水の働きを調べさせる。
材
串と付箋で作った旗
料
作
串にのりをつけた付箋紙(2 色)を巻きつける。
り
方
使
雨降りの校庭の観察,流水実験の際に水路のカーブの内側と外側で色を決めて旗を立て,観
用
察の視点をはっきりさせる。
方
法
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
・旗を立てることにより位置が明確になり,児童が侵食や堆積の様子を説明する際,他の児
童は具体的にその様子を確認することができた。
活
用
の
実
際
・マサ土の山と砂山で流水実験をしたことにより,土と砂の水のしみ込み方,浸食の様子,
堆積の様子の違いをはっきりと理解することができた。
・マサ土の山は場所によって傾斜角度を変えたので流れる水の勢いが変わり,実際にある地
形に模しながら流水の作用を考えることができた。
・流れる長さも変えたので,途中で洪水になる様子も見ることができた。
<留意点>
・実験では,水の勢いと水量は小さいほうが観察しやすい。
・児童は勢いよく水を流す傾向があるので,実際にジョロを使ってどのくらいの水量,勢い
が適当なのかを演示した。
-7-
第5学年
単元名「流れる水のはたらき」
府中町立府中中央小学校
流水実験装置
二種類の川の流れで実験
ね
ら
真直ぐ
曲がっ
な川
た川
この教具を使用することで,児童に流れる水と土地の変化について,「浸食」「運搬」「堆
積」について結果を予想して実験し,考察する力を身につけさせることができる。
い
材
料
作
り
実験用トレー(たて2m×横50cm),ホース又はじょうろ,旗を作る折り紙(二種類の
色を用意),旗の柄になるような竹ひご(爪楊枝),細いストロー,色付きチョークの粉
① 流水実験器を2つ用意し,実験用トレーの中に土を入れ平らにする。
② スコップなど小さめの道具で平らになった土に,真っ直ぐな川と曲がった川の二種類の
流水の通り道を作る。
方
使
①
まっすぐな川と曲がった川について,どのように土が削られるか予想をする。
用
②
水の量や速さを変えながら,上流からホースやじょうろで水を流す実験をする。
方
③
水によって土が削られたところを観察する。
法
④
実験をして気づいたことと考察を記録する。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
活
用
の
実
際
チョークの粉の色の違いにより,水の通る道筋や速さを分かりやすく児童に提示すること
ができた。曲がった川の蛇行する部分に立てる旗の色を変えることで,内側と外側の浸食の
違いについて児童に理解させることができた。
<留意点>
急激な流水による排水は実験用トレーにある排水用の穴が塞がってしまい,上手く機能し
ないことが起こるので注意が必要である。
-8-
第5学年
単元名「流れる水のはたらき」
神石高原町立来見小学校
流水実験装置・河川モデル
流水実験装置
河川モデル
実験で使用する砂・小石・粘土等
ね
ら
い
○流水のはたらきについての理解を図り,流水のはたらきと土地の変化の関係についての見
方や考え方をもつことができた。
○浸食・運搬・堆積という流水の3つのはたらきを流水実験装置や河川モデルを活用するこ
とにより,視覚を通して理解を図ることができる。
○流水実験装置は,流す水の量や傾きを変えることができるため,流れる水の量や流れる水
の速さや勢いによる違いを見つけ出すことができる。
材
料
○32㎝×100㎝×1㎝の板2枚
○12㎝×100㎝×1㎝の板6枚
○10㎝×150㎝のアクリル板4枚 ○20㎝×200㎝×1㎝の板1枚
○砂・粘土・小石(3∼4種類)・おかくず・もみがら
○グラウンド(砂場近く)にまさ土の山をつくる。
・ブロック10個 ・水道(ホース) ・バケツ ・ジョロ
作
り
方
○流水実験装置
①板でコの字の溝装置を作る。
②釘でアクリル板を蛇行状に固定する。
○河川モデル
①グラウンドにまさ土の小高い山を作る。
②蛇行した側(溝)を掘る。
使
用
方
法
○流水実験装置
①最初は,水の量や角度をかえながら水だけを流す。
②次におがくずやもみがらを流す。
③最後に,粘土・砂・小石等を流す。
○河川モデル
①水の量を変えながら実験をする。
活
用
の
実
際
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
・流水実験装置や河川モデル実験を通して,水の量や水の速さにより流れる水のはたらきや
「浸食・運搬・堆積」に大きな違いがあることを捉えることができた。
・蛇行する河川の流れや水のはたらきについて明確に観察できた。
・学校での流水実験を学習した後,学習のまとめとして地域を流れる川に行き,実際に河川
を観察したり,実験したりする探究学習により,理解を深めることができた。
<留意点>
・「浸食・運搬・堆積」の3つの視点について,観察する焦点を絞り実験を行う。
-9-
第5学年
単元名「雲の動きと変化」
廿日市市立玖島小学校
掲 示 物
ね
この教材を使用することで,イメージとしてとらえにくい雲の動きの変化を視覚的にとらえ
ら
させ,全体を把握させることができる。
い
材
・模造紙
料
・カラーペン
作
模造紙にイラスト等を用いて,分かりやすく単元の学習内容をまとめる。
り
方
使
黒板に掲示して,まとめ学習をする。
用
授業が終わった後も教室に掲示する。
方
法
活
用
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
まとめ学習で用いることで,児童の理解が深まった。
の
実
<留意点>
際
- 10 -
第5学年
単元名「
雲と天気の変化
」
府中町立府中南小学校
8方位と雲の量の掲示
ね
この教具を使用することで,児童に地図上の方位と上空の方位の関連を意識付け,雲の様子
ら
について興味関心を高めることができる。
い
材
料
8方位;ラミネートフィルム(B5または A4サイズ),ラベル
雲の量の掲示;画用紙(水色,灰色)
8方位の作り方
作
り
方
① ラミネートフィルムの内側に直接線や方位の文字を書く。
(なるべく漢字を左右対称に書く)
② ラベル(不透明な紙)に「地」と「空」を裏表に書き,フィルムにはさむ。
③ ラミネートし,フィルムの角を丸くカットする。
使
用
方
法
8 方位の使用方法
方位磁針で方位を合わせて,地上を見ている状態からそのまま上空に持ち上げ,ひっくり返
さないようにする。そのまま雲の動く方位や速さを観察する。
雲の量の掲示
十等分した水色の画用紙を灰色の画用紙で 1 割∼9割を隠しながら説明する。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
活
用
の
実
際
・地図上の方位と空を見上げたときの方位が東西逆になるため児童は混乱しやすい。操作を
することで理解させることができた。
・算数の教科で「割合」が未習なので,掲示により雲の量の定義が理解しにくいのを補うこ
とができた。
<留意点>
・8 方位を見上げる際,太陽を直接見ないように気をつけさせる。
・雲の量を判別するのは個人差があり,観察範囲も曖昧になるので事前に指定する。
- 11 -
第5学年 単元名「自由研究 広げよう 科学の世界を」 熊野町立熊野第一小学校
しずくレンズ・浮沈子
ね
この教材・教具を使用することで,①科学研究に向けて,自分なりの課題を見つけ,自分の
ら
科学研究の実施に向けて見通しをもつこと②実験を通して見つけた疑問を話し合うことで,
い
理科に対する興味関心を高めること,ができる。
材
【しずくレンズ】・・・にんじん,ストロー
料
【浮沈子】・・・ペットボトル500mL,しょうゆさし,ナット(小)
【しずくレンズ】
作
①輪切りにしたにんじんに,ストローで穴を作る。
り
【浮沈子】
方
①しょうゆさしの口にナットをつける。②しょうゆさしの中に水を少し入れる。③ペットボ
トルに水をいっぱい入れ,しょうさしを入れてできあがり。
使
用
方
法
【しずくレンズ】
①水につけて取り出し,穴に水のまくがはるようにする。②にんじんを水平にし,水のまく
を通してものを見る。
【浮沈子】
ペットボトルを軽く手でつかんだり,手をはなしたりする。
<授業で活用して良かった点や指導上の工夫>
・児童にも分かりやすく簡単な実験だったので,教具も作りやすかった。
活
用
の
実
際
・それぞれの現象や変化を十分に観察することができた。
・それぞれの実験から見つけた疑問をワークシートに整理し,記録させた。
・科学研究につながる学習課題をもつことができた児童が多かった。
<留意点>
・児童が見つけた疑問は比較したり,グループ分けしたりしながら学習を進めると,さらに学習
を深めることができる。
・例えば,
【しずくレンズ】の実験では,材料をにんじんだけでなく,様々な野菜で実験を行い,
結果を整理するよい。
- 12 -
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