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その3 - 檜山振興局

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その3 - 檜山振興局
乙部町
歴史と浪漫あふれる北緯42度の町
■日本二位の神秘的な巨樹「縁桂」(えんかつら)
自然豊かな乙部町には、二本のカツラの木が枝でつ
ながり一体となった「連理(れんり)の木・縁桂(え
んかつら)」があります。
樹齢は500年とも言われており、その見事な巨樹ぶり
で、2012年(平成24年)には、日本経済新聞社・
NIKKEIプラス1の「何でもランキング」で「訪れたい神
秘的な巨樹」として、屋久島の縄文杉に次ぐ、日本第
2位に選ばれました。
また、2000年(平成12年)には林野庁の「森の巨人
たち百選」にも選ばれています。
縁桂は、地元では、縁結びの神様としても有名で、
夏だけでなく、冬も白銀に美しく荘厳な雰囲気を漂わ
せ、見学者を迎えてくれます。
なお、縁結びの効果を得るためには、木の周りを一
周してください。どちらの方向に回ればよいかは、現
地へ行ってのお楽しみです。
※縁桂への遊歩道は2013年(平成25年)の大雨で破損し、現在修復作業を
行っています。立入禁止の場合もありますので、詳しくは乙部町役場
にご確認ください。
【基本情報】
・2000年(平成12年)
・2012年(平成24年)
写真:夏と冬の縁桂
林野庁「森の巨人たち百選」
日本経済新聞社「訪れたい神秘的な巨樹」
第2位
【プチ情報】
・標高が低い箇所では、ミズナラ、オヒョウニレ、カツラ、イロ
ハモミジなどの落葉広葉樹が見られます。
・9月23日(秋分の日)には、「縁桂森林フェスティバル」が開催
されます。縁桂への散策や、地元産野菜の直売、抽選会などの
楽しいイベントが開催されます
【関連リンク】
・乙部町
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
24
■官軍反撃開始「箱館戦争官軍上陸の地」(はこだてせんそうかんぐんじょうりくのち)
写真:箱館戦争官軍上陸の地の碑
1869年(明治2年)4月6日、蝦夷地奪還のために
青森県に集結した官軍約1,500名は、各輸送船に乗
船。
軍艦「甲鉄」、「春日」など8隻の護衛を受けつ
つ青森県を出港しました。
4月8日、松前、江差沖を通過した官軍艦隊は、9
日早朝には乙部沖に進出し、陸地から約1キロの地
点まで乗り入れ、様子をうかがいました。
4月9日10時頃、官軍は、ついに乙部町津花(現元
町)、相泊(現館浦)に上陸、現宮ノ森公園付近で
旧幕府軍と交戦。その後も、旧幕府軍と激戦を交わ
しながら進撃を続け、途中、土方歳三などの反撃を
受けつつも、ついに箱館を奪還したのです。
官軍が上陸した乙部町には、「箱館戦争官軍上陸
の地」の碑が建てられており、往時の激戦を想起さ
せています。
【関連リンク】
・乙部町
■快水浴場百選・道内唯一の入賞「元和台海浜公園」(げんなだいかいひんこうえん)
海水が循環するように設計され、波が荒いときで
も安心して海遊びができるように作られた海のプー
ル。
滑り台や木製遊具のほか、展望台などもあり、夏
の海水浴シーズンは大賑わいとなっています。
2006年(平成18年)には、環境省の快水浴場百選
に、道内で唯一入選しています。
写真:海のプール「元和台海浜公園」
【基本情報】
・平成27年度の海のプールオープンは、7月20日(月)
(海の日)(予定)
【プチ情報】
・施設自体が防波堤となっている海水浴場。
・7月26日(日)には、元和台マリンフェスティバルが開催予定
です。
【関連リンク】
・乙部町
25
■日本農業大賞受賞の特産品ゆり根で作った「ゆり最中」(ゆりもなか)
写真:富貴堂「ゆり最中」
写真:富貴堂「百合根のパイ」
京都などの高級料亭を中心に消費される乙部町のゆ
り根。
そんなゆり根を100%使用した餡(あん)を最中皮で
包んだ人気の銘菓が富貴堂の「ゆり最中」です。
収穫まで4年を要する高級食材のゆり根の風味を最大
限に引き出すために、収穫後、2年間低温貯蔵して味を
凝縮し、手作業で丁寧に裏ごしして、餡を作ります。
きめ細かく、しっとりとした舌触り。
さくっとした皮とゆり根の風味豊かできめ細かく、
しっとりとした舌触りの餡が人気の逸品です。
また、新商品として、ゆり根のこしあんに密漬けし
たゆり根を混ぜ合わせ、パイ生地で包み、香ばしく焼
き上げた「百合根のパイ」も人気急上昇中です。
【基本情報】
・ゆり根は植え替えを繰り返して大きな根に育てるため、作付け
から出荷まで4年もの期間を必要としています。また、病害虫
に弱く非常にデリケートなため、栽培には熟練の技術と長年に
培われたノウハウが必要です。
・乙部町産のゆり根は、ホクホクとした食感とほのかな甘みが特
徴で、料亭などで茶碗蒸しや天ぷらなどに使われています。
・収穫期9~10月
【プチ情報】~日本農業賞~
・JA全中、JA都道府県中央会とNHKが主催して、日本農業
の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改革と発展に取り組み、
地域社会の発展に貢献している農業者と営農集団を表彰してい
ます。
・乙部町では、昭和55年に第9回日本農業賞を受賞しています。
写真:ゆり根
【関連リンク】
・乙部町
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
・渡島総合振興局(食彩王国)
・とべとべモール(富貴堂)
地図:富貴堂
26
■道内初の障がい者優先の宿泊施設「バリアフリーホテルあすなろ」
写真:バリアフリーホテルあすなろ
写真:客室の様子
写真:スロープ付き浴槽
乙部町館浦に今年4月21日オープンした障がい者
優先の温泉ホテル。従業員33名のうち20名が障がい
者の方で、管内初となる障害者自立支援法に基づく
「就労継続支援事業所(A型)」の指定を受けてい
ます。なお、ホテルを就労継続支援事業所として運
営するのは道内初であり、全国的にも数例しかあり
ません。
客室出入り口にはカード式の自動ドアを備え、リ
クライニングベッドや車いす利用者らが使いやすい
書斎を設置するなど、利用者に優しいつくりとなっ
ています。
大浴場には、スロープ付きの浴槽や露天風呂が設
置されており、車いすに乗ったまま温泉を楽しむこ
とができます。このほか、フィンランドサウナや海
水冷泉浴槽、女性用浴槽にはミストサウナも設置さ
れています。また介護用リフトを備えた家族風呂も
あり、介護が必要な方もゆっくりと温泉を楽しむこ
とができます。
このほかにもエステやマッサージなどのオプショ
ンもあります。
【基本情報】
・宿泊
客室 全29室(エコノミー19室、デラックス4室、エグゼク
ティブ2室、コネクティング4室)
1泊2食付 1万2,000円~(夕食:本格中華料理、朝食:焼
きたてパン、薬膳がゆ)
素泊まり 7,000円~
・日帰り入浴(15:00~20:00) 大人(中学生以上)800円、
子供 400円
・効能 リウマチ性疾患、慢性疾患、創傷、更年期障害、高血圧
症など
・予約時に希望をすると、ホームヘルパー資格保持者による入
浴介助が受けられます。
【プチ情報】~海水冷泉の海水~
・良質な水質で知られる町内の「元和台海浜公園」海のプールよ
り毎日海水を汲み上げて運んでいます。
写真:海水冷泉
【関連リンク】
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
・バリアフリーホテルあすなろ
27
奥尻町
心かよいあう幸の島:みんなのおくしり
うにまる
■日本有数の大きさ「丁字頭勾玉」(ちょうじがしらまがたま)
1976年(昭和51年)、奥尻島南部の青苗遺跡(あお
なえいせき)の発掘調査で発見された丁字頭勾玉。
その大きさは、日本有数の大きさで、5本の指に入る
ものと言われています。
青苗遺跡は、奥尻島最大の遺跡で、古い時代では、
約8,000年前の縄文時代早期から、約1,000年前の擦文
時代後期までの遺構・遺物が発見されており、丁字頭
勾玉も、青苗遺跡の東側の海岸段丘縁で見つかった墓
から出土しました。
現在は、奥尻島青苗地区にある「奥尻島津波館」に
展示されています。
写真:丁字頭勾玉
【基本情報】
・長さ5cm、幅2cm、石材は、緑色の翡翠。
・原石は現在の新潟県糸魚川産で、頭部に刻文が刻まれています。
【プチ情報】
・丁字頭勾玉は、出土時、ガラス玉や水晶玉、水晶製切り子玉と
ともに1つのネックレスを形作っていたと考えられています。
・この勾玉が奥尻島に渡ったのは、古墳時代(6世紀頃)後期と
考えられており、日本海に浮かぶ奥尻島は、南北の文化を結ぶ
架け橋を担っていたと考えられます。
【関連リンク】
・奥尻町
■北海道最古の歴史文献「新羅之記録」(しんらのきろく)
1970年(昭和45年)、北海道指定有形文化財として指定。
今日残された北海道最古の歴史文献で、奥尻町在住の松前氏の末裔の方が所有
しています。
「新羅(しんら)」は、源頼義の三男で、新羅明神で元服した源義光(甲斐武
田家の祖)を意味し、上之国花沢館主であった蠣崎季繁の養嗣子となった武田信
広の出自である武田家が新羅三郎の流れをくむものであることから「新羅」の名
が付されています。
なお、蠣崎・松前家は武田の氏族であり、遡れば「源氏」である旨、書かれた
系図と史書を兼ねた巻子本となっており、上下二巻あります。
【プチ情報】
・「新羅之記録」の所有者の方のご先祖は、戊辰戦争の折、奥尻に避難してきたそうです。
【関連リンク】
・奥尻町
28
■日本有数の防災施設「人工地盤・望海橋」(じんこうじばん・ぼうかいきょう)
写真:人工地盤・望海橋
今から21年前の1993年(平成5年)7月12日午後10時
17分。
奥尻島北方沖約50Kmを震源とするマグニチュード
7.8の大地震「北海道南西沖地震」が発生。
大津波や火災、土砂崩れ等により、死者行方不明者
198名という甚大な被害を受けました。
その後、全国の暖かいご支援をいただきながら見事
復興を成し遂げた奥尻島には、日本でも有数の防災施
設が設けられています。
そのうち、青苗地区(あおなえ)にある「人工地
盤・望海橋」は、青苗港に設置された緊急避難用の施
設で、地震発生後の津波襲来に備え、港から最短距離
で高台へと避難できるように階段や橋が整備されてい
ます。
なお、奥尻島では、「奥尻島津波語りべ隊」が結成
され、震災や復興への取組などの経験やノウハウを全
国の方々へ伝承するための活動を行っています。
【基本情報】
・高さ6.6m、幅164m。
・65本の鉄筋コンクリート柱で支えられ、複数の階段が設置さ
れており、島の高台へ最短距離で避難できるようになってい
ます。
【プチ情報】
・平時には、見晴らしの良い展望台ともなっています。
【関連リンク】
・奥尻町
・檜山振興局(奥尻島津波語りべ隊)
■日本一「離島最北の米」(りとうさいほくのこめ)
写真:奥尻米
奥尻島は、日本の離島で最北の稲作を行っていま
す。
1887年(明治20年)から水田稲作に取り組んでい
る奥尻島では、現在、他の地域と同じように少子高
齢化や人口減少により、後継者不足などの課題が生
じています。
このような中、農家が協力して「奥尻島・離島最
北限のお米を守れ!プロジェクト」を結成し、「奥
尻米」の商品化に取り組んでいます。
【関連リンク】
・奥尻町
・「奥尻島・離島最北限のお米を守れ!プロジェクト」のフェ
イスブックページ
29
■日本唯一「離島唯一のワイナリー」(りとうゆいいつのわいなりー)
奥尻島の神威脇に所在する(株)奥尻ワイナリーで
は、奥尻島が育む葡萄を原材料にしたワインづくり
を行っています。
その製造では、バルーン式の圧搾機でゆっくり抽
出。一番搾りだけを使用するため、澱(おり)が少
ない贅沢な造り。
ラベルには、奥尻島のシンボル「なべつる岩」を
使用。日本海を望むブドウ畑で、海からのミネラル
分を吸収したワインは、独特の味わいです。
【基本情報】
・営業日
オンシーズン(4月下旬~10月下旬):不定休
オフシーズン(11月上旬~4月中旬):日曜定休日
・営業時間
午前9時30分から午後5時まで
・工場見学
前日までの電話予約制(01397-3-1414)です。
写真:奥尻ワイナリーと奥尻ワイン
【プチ情報1】~ワインづくりの歴史~
・2001年(平成13年)、ワイン専用種の栽培を開始し、翌年
には、苗木1万5千本を8.6haに定植。
・2008年(平成20年)、2階建てのワイナリーを完成し、翌年
4月10日に初出荷しています。ワインは、赤・白・ロゼを取
り揃えているほか、ワイナリー限定商品もあります。
写真:奥尻ワイナリー横のブドウ畑
【プチ情報2】~ワインで作ったアイスクリーム~
・奥尻ワイナリ-ではワインで作ったアイスクリームも製造。
甘さ控えめでさっぱりと仕上げたアイスで、ワインの風味が
感じられ、暑い夏の奥尻に最適です。(ワイナリー限定・数
量限定)
【プチ情報3】~奥尻の水~
・グループ企業の(有)奥尻総業では、「奥尻の水」を製造。
奥尻島に神の宿る山と言い伝えられている神威山は、ブナ
の原生林が生い茂る美しい水の宝庫であり、その山麓から
湧く神威水は、豊かな自然が育んだ天然水です。
【関連リンク】
・奥尻ワイナリー
30
■北海道最西端の和牛「おくしり和牛」(おくしりわぎゅう)
周囲を海に囲まれ、ミネラル分たっぷりの奥尻の
牧草を食べて育った肉牛、「おくしり和牛」。
きめ細かくしっとりした食感の肉質と、適度な脂
の旨みが飽きの来ない味わいで、島民や観光客に人
気の逸品。奥尻ワインを片手に和牛を楽しむと、島
気分を満喫できることでしょう。
【プチ情報】~どこで食べられるのおくしり和牛~
・島内では、8月開催の「なべつる祭り」で販売されます。
写真:おくしり和牛
【関連リンク】
・奥尻町、奥尻島観光協会
写真:おくしり和牛
■全道一の島の秘湯「神威脇温泉」(かむいわきおんせん)
島民憩いの場として、また、観光客の癒しの場として
1978年(昭和53年)に開設した神威脇温泉保養所。
東京の旅行誌「島へ。」が特集した「島の秘湯」で、
全国第7位にランクインするほどの名湯です。
約60度のお湯が、地下30メートルから毎分300リット
ル汲み上げられる天然温泉(加水・掛け流し)で、浴室
から日本海に沈む夕日は絶景。
また、隣接地の漁港は、釣り場となっており、多くの
釣り客にとっても、冷えた体を温める絶好の保養施設と
なっています。
写真:神威脇温泉
【基本情報】
・効 能:神経痛、関節痛、冷え性、慢性婦人病、慢性皮膚病、
疲労回復など
・料 金:大人(中学生以上)420円、小学生160円、
65歳以上の町民230円、幼児無料
・営業時間:午前9時~午後9時まで
・定休日:4~10月31日まで無休
【プチ情報】
・神威脇温泉保養所の近くには、奥尻ワイナリーがあります。
・北海道最西端の温泉でもあります。
【関連リンク】
・奥尻町
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
31
■日本の離島最北「離島最北のブナ林」(りとうさいほくのぶなりん)
奥尻島では、ブナが大半を占める離島最北のブナ
林が形成され、学術的にも高く評価されています。
檜山森林管理署では、1996年(平成8年)から良好
な天然林が成立している地域を植物群落保護林に設
定しており、林齢170年に達するブナもあります。
【基本情報】
・奥尻島は檜山道立自然公園や鳥獣保護区ともなっています。
写真:球島山(たましまやま)からの眺望
【プチ情報】「百獣の王・タヌキ」
・奥尻島には、クマが生息しておらず、強い毒を持つヘビも生
息していないことから、安心して山歩きが楽しめます。
そんな奥尻島の百獣の王はタヌキ。かつて、本土から連れて
きたタヌキが繁殖したものと考えられています。
【関連リンク】
・奥尻町
写真:幌内方面の紅葉
■「離島最北の米」で作った地酒 特別純米「奥尻」
(とくべつじゅんまいおくしり)
写真:特別純米「奥尻」
写真:酒造好適米「吟風」
奥尻の農業振興による地域活性化を目指し、ブラ
ンド米として高い評価を受けている「離島最北の
米」と島の天然水を使用した地酒を開発しようと始
まった「奥尻地酒プロジェクト」。平成27年春、つ
いに誕生したのが、北海道離島初の地酒「奥尻」で
す。
米は、平成26年に作付けに成功した奥尻島初の酒
造好適米「吟風」を使用。水は「奥尻ワイン」の原
水にもなっている神威山山麓のブナ原生林が育んだ
湧き水。製造元は、栗山町の創業明治11年の老舗酒
造である小林酒造株式会社です。
奥尻の島の米と島の水にこだわった地酒は、奥尻
の海産物に合う、素朴で透明感のあるとても繊細で
すっきりした味わいが特徴です。
【プチ情報】~禁酒の島 奥尻島~
・明治時代、奥尻島近海は不漁に見舞われ、島民たちは不安定な
生活を送っていました。そのため多くの漁師たちは酒に走り、
生業をおろそかにしてしまいました。現状を改めるため島民の
沢口富士吉が禁酒会を発足、禁酒令も成立し、全島に適用され
ました。これを受け、島民は酒を断ち、不漁を乗り切ったとい
います。
【関連リンク】
・奥尻町
32
今金町
いいまち、いまかね、夢の町
いまルン
だんしゃくん
■日本最古の玉製品が出土した遺跡「美利河遺跡」(ぴりかいせき)
写真:ピリカ遺跡
ピリカ遺跡は、今から1~2万年前、縄文時代より
も古い旧石器時代の遺跡。
1978年(昭和53年)に美利河ダムを建設する際、ダ
ムの材料である粘土を採取するための土質調査を
行った場所で発見されました。
その後の発掘調査で、10万点を超える多くの石器
が複数の地層から発見され、日本最古の玉製品や石
器類も次々発見。現在、出土品のうちの163点が国の
重要文化財に、遺跡そのものは国の史跡に指定され
ています。
また、1983年(昭和58年)、美利河ダム工事中、海
牛(かいぎゅう)の骨が発見されました。翌1984年
(昭和59年)、町民を中心に大発掘団が編成され、
頭骨を含む上半身33個の骨を発掘。
「ピリカカイギュウ」と名付けられたこの海牛の
化石は、今から120万年ほど前のものと考えられ、体
長は8mと世界最大級です。
【基本情報】
・ピリカ旧石器文化館
営業時間 9時30分~16時30分まで
入館料
大人200円、小中高校生100円
休館日
月曜日・祝日の翌日、12/31~3/31
・石器づくり体験可(要事前予約)
写真:ピリカカイギュウ
【プチ情報】~海の牛? 海牛(かいぎゅう)~
・カイギュウは、人魚伝説で知られるジュゴンの仲間。
浅瀬の海で海草を食べる草食動物で、海草を牛のようにモグ
モグと食べる姿から海の牛「カイギュウ」と呼ばれるように
なりました。
・120万年前の今金町は、浅く冷たい海で、カイギュウがゆった
りと暮らす風景が拡がっていたと考えられます。
・ピリカカイギュウは町のカントリーサインともなっています。
国道沿いなどをよ~く注意して見てみてください。カイギュ
ウのデザインされた看板が皆さんをお出迎えしてくれます。
【関連リンク】
・今金町
・史跡ピリカ遺跡
33
■ダムの長さ&魚道延長日本一「美利河ダム」(ぴりかだむ)
写真:美利河ダム
写真:日本一長い魚道
1979年(昭和54年)に建設を開始し、1991年(平
成3年)に竣工した美利河ダムは、道南最大のダム。
ダムの長さは1,480mあり、755mの重力式コンク
リートダムと725mのロックフィルダムを併せた複合
ダムとして、日本一の長さを誇っています。
また、2005年(平成17年)には、やはり日本一の
長さを誇る2,400mの魚道が整備されました。
魚道の一部には観察窓が設けられており、季節に
よってはヤマメ、アユ、アメマス、ウグイなどの姿
を見ることができます。
【基本情報】
・美利河ダム
堤高 40.00m(ビル15階相当)
総貯水容量18,000,000m3(札幌ドーム12杯分)
・魚道延長 2.4Km(ダム直下~チュウシベツ川合流点)
【プチ情報】~美利河ダムの魚道の特徴~
・魚の遡上がしやすいように河道を掘り下げ、自然の川の形状
に近づけるため、蛇行させています。
・魚道を行き交う魚たちが休息したり、越冬できるよう、中州
や倒木で変化を付けた待避プールを設けています。
・高低差の大きい箇所は階段状にし、魚たちが休みながら遡上
できるよう工夫しています。
【関連リンク】
・今金町
・北海道開発局 函館開発建設部美利河ダム管理支所
■日本唯一鍾乳洞の中の温泉「奥美利河」(おくぴりか)
写真:鍾乳洞
秘湯・奥美利河温泉・山の家に隣接する鍾乳洞の
中には、日本の鍾乳洞で唯一確認されている温泉が
あります。
なお、鍾乳洞内は、立ち入り禁止となっています
が、隣接する奥美利河温泉・山の家には、混浴露天
風呂もあり、知る人ぞ知る名湯を楽しみに、毎年、
リピーターが数多く訪れます。
【基本情報】
・奥美利河温泉・山の家
営業期間 5~10月まで
宿泊料等 1泊2日夕・朝食付き 5,557円
(ただし、一部の日は6,082円)
【関連リンク】
・今金町
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
写真:奥美利河温泉・山の家
※地図は、上記項目をご覧ください。
34
■日本一の品質・プライスリーダー「今金男爵」(いまかねだんしゃく)
写真:今金男爵
写真:畑おこしの風景
写真:今金男爵の選別風景
「その年の男爵いもの価格は、今金男爵で決まる」
そう言われるほどの高い品質を誇る今金男爵。多くが
本州で流通し、道内では入手できないほどの人気があ
ります。
今金町では、長年の栽培で蓄積したノウハウを駆使
して土づくりから力を入れ、毎年高品質な男爵いもを
栽培。春と秋の昼夜の寒暖差が大きく、ジャガイモの
甘みを増す要因となっています。
また、6月から7月にかけて強く吹く東風が地表に熱
がとどまるのを防ぐため、暑さに弱い男爵いもの栽培
の適地となっています。
7~9月の収穫時には、農家段階で粗選別を行い、共
同選別施設で厳しい選別で高品質な男爵いもを安定的
に出荷することにもつながっています。
【基本情報】
・今金男爵のデンプン価:13.5%以上
デンプンの含有量が高いとホクホクとした食味で、煮たときに
「粉ふき」の状態になりやすい。
・現在、日本国内では、80種類を超えるジャガイモの品種があり
ますが、今金町では、男爵いも一品種にこだわって生産。
【プチ情報1】~新・ご当地グルメ~
・今金男爵を使った町おこしの一環として、町民が一体となって
新・ご当地グルメ「今金男爵ポテサラごはん」を開発、2013年
(平成25年)3月に完成・発表。
・彩り鮮やかに盛り付けされた、味わいの異なるポテトサラダや
北海道の形をしたご飯を、豪華三段重にして、町内5店舗で提
供しています。
・3月末の発表からわずか一ヶ月で1,000食販売を達成しました。
【プチ情報2】~どこで食べるの?「今金男爵ポテサラごはん」~
・HOTELいまかね、クアプラザピリカの2店舗で召し上がることがで
きます。
写真:今金男爵ポテサラごはん
【関連リンク】
・今金町
・「今金男爵ポテサラごはん」フェイスブックページ
■幻の和牛「今金産黒毛和牛」(いまかねさんくろげわぎゅう)
ほどよい脂身と焼いても柔らかい肉質など、高い品
質で評価が高く、ほとんど本州へ出荷される幻の和
牛、今金産黒毛和牛。
町内では、ホテル「クアプラザピリカ」や7月に開催
される「ピリカまつり」で食べることができます。
写真:今金産黒毛和牛
【関連リンク】
・今金町
・クアプラザピリカ
35
■全国トップクラスの評価「鶴の子大豆」(つるのこだいず)
道南の一部地域でのみ生産されている「鶴の子大豆」。
その中でも今金町は、作付け面積も道内トップクラス。
美しいクリーム色の色合いと、大粒で皮が薄く、もっち
りとした食感に、高い糖度。豆本来の自然な甘さで、全国
トップクラスの評価を得ています。
町内では、この「鶴の子大豆」を使った豆腐も製造販売
され、札幌など大都市でも人気となっています。
写真:鶴の子大豆
【基本情報】
・「鶴の子大豆」は、煮豆用の高級品として豆専門店でも販売さ
れています。食物繊維たっぷりで糖質中のショ糖の割合が高い
ことでも有名です。
【プチ情報】~豆腐もおいしい~
・糖度が高い「鶴の子大豆」をふんだんに使い、清流日本一の
「後志利別川」の地下水と、こだわりの「にがり」を使った
(有)小川商店の豆腐は、豆本来の味わいを感じることがで
きる豆腐として、町内外を問わず人気の逸品です。
写真:小川商店の鶴の子豆腐など
【関連リンク】
・今金町
・檜山振興局(檜山を旅しよう)、渡島総合振興局(食彩王国)
36
せたな町
「共生・協働」、「安心」、「せたな力」
■日本有数の危険な参道「太田神社」(おおたじんじゃ)
写真:太田神社拝殿
嘉吉年間(1441~1443年)創立と言われる太田神
社。1454年(享徳3年)に松前藩の祖、武田信広が
この地に上陸した際に、太田大権現の尊号を賜った
と言われ、航海の安全と霊神の加護として信仰され
てきました。
本殿は、断崖絶壁にそびえる標高485mの太田山頂
上の洞窟内にあるため、参拝者は、まず、139段も
の急斜面の階段を登り、さらに、ロープを頼りに狭
い道幅の参道を進みます。
最後は、ほぼ垂直の崖から吊り下がっている鉄の
鎖にしがみつき、よじ登ってようやく本殿へ。
道南五大霊場に相応しい山岳霊場です。
【プチ情報】
・太田神社近くには、道内最古の灯台「定燈籠」(じょうとう
ろう)や道道で道内一長い延長の「太田トンネル」などナン
バー1が集まっています。
写真:太田神社本殿のある洞窟からの
景色と、本殿へ登る最後の崖
【関連リンク】
・せたな町
※地図は、下記項目に掲載しています。
■道内最古の灯台「定燈籠」(じょうとうろう)
写真:定燈籠
太田神社拝殿のすぐ横にある灯台は、1857年(安政
4年)に建設された道内最古の灯台。
昔から「じょうとうの崎」と呼ばれていた地名の由
来を調べるため、地元の高校教諭が古文書を調べ、台
座や本体の破片を発見しました。台座の岩に刻まれた
碑文から、安芸の国の行者、政四良が奉納したと推測
できます。
夜に淡くともる灯りが幻想的です。
【プチ情報】
・高さ1.3m、幅40cmの青銅製のその形は、どの方向から見ても、
「太田」の文字となっています。
【関連リンク】
・せたな町
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■日本一高い灯台「茂津多岬灯台」(もったみさきとうだい)
写真:茂津多岬灯台
1937年(昭和12年)に、茂津多岬に建設された灯
台で、平均海面から灯台の一番先までの高さが290m
と日本一高い灯台。
所在地は島牧村であるものの、灯台までの道はせ
たな町側からのみとなっています。
なお、1951年(昭和26年)、兵庫県余部埼灯台が
建設され、日本一の座を失いましたが、2001年(平
成13年)に海上保安庁のデザイン灯台として三本杉
岩(さんぼんすぎいわ)をイメージとしたモニュメ
ントとなるよう改築され、灯台の高さ日本一奪還と
なりました。
【基本情報】
・灯台の高さ(平均海面から塔頂)
・光の到達距離 約43.5Km
290m
【関連リンク】
・せたな町
・海上保安庁
■日本初の洋上風車「風海鳥」(かざみどり)
日本ではじめて洋上に建設され、本格稼働した風車。
日本海から吹く強い風をエネルギーに変えようとプロ
ジェクトがはじまりました。
2003年(平成15年)10月に試運転、11月から送電を開
始し、翌2004年(平成16年)4月から本格稼働を開始し
ています。
なお、2基の風車の出力は600Kw。
瀬棚港の沖合700mに浮かぶ洋上風車は、羽を鳥のイ
メージにみたてた「風海鳥」の愛称でせたな町民に親し
まれています。
【プチ情報1】
・洋上風車は、建設費は割高となるものの、騒音問題の解消や
安定した風力を確保できるなどのメリットがあります。
・洋上風車と夕日のコラボレーションは絶景です。
写真:洋上風車・風海鳥
【プチ情報2】~「新エネ百選」~
・平成21年に、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発
機構(NEDO)と経済産業省が、地域の特性などを考慮しつつ、
全国各地における新エネルギー等利用の優れた取組を「新エ
ネ百選」として選定。「風力エネルギー」について、道内か
らは、せたな町を含む3町が選定されました。
【関連リンク】
・せたな町
38
■道道で一番長いトンネル「太田トンネル」(おおたとんねる)
2013年(平成25年)4月に供用が開始された、道
道北檜山大成線に新設されたトンネルは、延長が
3,395mで道道一長いトンネル。
これまで、災害が発生し、道路が寸断されると、
集落が孤立状態になることもあった周辺地域の交通
不能を解消するため、整備が急がれていました。
2002年(平成14年)に工事を開始した太田トンネ
ルは、3年後の2005年(平成17年)に貫通。2009年
(平成21年)まで延伸工事などを行い、2010年(平
成22年)に北海道開発局から北海道に委譲されてい
ます。
2011年(平成23年)に道路本体が完成した後は、
越波対策のための消波ブロックや越波防止策等を整
備し、2013年(平成25年4月)、ついに、念願のト
ンネル完成・供用開始となりました。
写真:太田トンネル
【基本情報】
・太田トンネルは、一般道道740号線(北檜山大成線)にあり
ます。
・トンネル延長 3,395m
【関連リンク】
・檜山振興局
※地図は国土地理院「地理院地図」を利用しています。
■日本一のロングホール「北檜山グリーンパーク」(きたひやまぐりーんぱーく)
190mという日本一長いロングホールがあるパーク
ゴルフ場。
13.8haと道内最大級の広さを誇り、真駒内コース
(18H)、狩場コース(18H)の2コースには、100m級
のロングホールが4箇所も。
写真:北檜山グリーンパーク
【基本情報】
・1ラウンド
高校生以上300円、70歳以上及び中学生以下100円
・道具貸出(200円)もあります
【プチ情報】
・日本一長いロングホールは、狩場コース第6ホールです。
・狩場コース第3ホールは110m、真駒内コース第3ホールは109m、
同第18ホールは108mとなっています。
【関連リンク】
・せたな町
39
■日本初の女医「荻野吟子」(おぎのぎんこ)
写真:荻野吟子
1885年(明治18年)3月、荻野吟子は医師の開業試験
に合格し、日本初の女医となりました。
1897年(明治30年)、瀬棚会津町(現せたな町瀬棚
区)で医院を開業。村の有力者に呼びかけ「淑徳
(しゅとく)婦人会」を結成し、自ら会長になって、
東北地方の大飢饉に対して義捐金募集を行うなど精力
的に活動しています。
2013年(平成25年)は、荻野吟子が1913年(大正2
年)に亡くなってから没後100年となります。
【プチ情報1】
・昭和59年、公認女医誕生百年記念式が東京で行われ、日本女医
会に荻野吟子賞が設けられました。
【プチ情報2】~小説・花埋み(はなうずみ)~
・北海道出身で医学博士でもある渡辺淳一氏の著作「花埋み」は、
荻野吟子の生涯を描いた小説。舞台化され、山本陽子氏や三田
佳子氏などの名優により演じられています。
【関連リンク】
・せたな町、檜山振興局(檜山を旅しよう)
■賞味期限1時間・幻のスイーツ「岩シュー」(いわしゅー)
写真:岩シュー
抜群のサクサク感を出すために、少量づつ何度も
焼き、注文を受けてからクリームを注入。賞味期限
はわずか1時間としているこだわりのシュークリー
ム、甲田菓子店の「岩シュー」。
クリームの種類によって、シュ-生地の味も変え
るという細やかさで、多くのファンの心と舌を捕ら
えて放しません。
甲田菓子店の「せたな町に人を呼びたい」との熱
い想いが、売り切れ必至の名品、幻のスイーツを生
んでいます。
【基本情報】
・甲田菓子店は、1900年(明治33年)創業の老舗菓子店。
・販売 火・木・土・日・祝日
・定番のカスタードのほか、奇数月はチョコクリーム、偶数
月は抹茶クリームを販売
・季節限定クリームもあります。
・賞味期限は1時間。
【関連リンク】
・渡島総合振興局(食彩王国)
・檜山振興局(檜山を旅しよう)
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■品評会・農林水産大臣賞・受賞「若松ポークマン」(わかまつぽーくまん)
高橋畜産で飼育している豚は、品評会において農
林水産大臣賞を受賞する高級ブランド豚。
出荷量は年間3千頭と少なめであるものの、豚舎
の衛生管理とストレスを与えない飼育を徹底してい
ます。
肉質はきめ細かく、しっとりした口触りと風味豊
かでしつこさのない脂が人気で、町内のホテルなど
で食べることができます。
【プチ情報】~出荷量は3分の1~
若松ポークマンは、出荷基準を厳しく設けており、「上」
の格付けを得たランクのものを出荷しています。その量は全体
の約3分の1程度と少量で、市場から高い信頼を得るブランド肉
です。
【関連リンク】
・せたな町
写真:若松ポークマン
■雑誌「BRUTUS」のお取り寄せグランプリ
写真:ハードチーズカリンパ
写真:チーズづくりの風景
ハードチーズ「カリンパ」
ハードチーズ「カリンパ」は、海の見える丘の牧
場で、日本海の潮風のミネラルの恵みを存分に含ん
だ無農薬・無科学肥料のオーガニックな放牧地で、
輸入穀類は与えず、24時間放牧で牧草や野草や野
花などの青草をたっぷり食べたブラウンスイス種と
ジャージー種のミルクが原料です。
鮮度の良いままヨーロッパの銅鍋でチーズに加
工。地元熊石の海洋深層水塩を使い、土着菌を生か
した熟成庫で6ヶ月以上の熟成を経て完成。土から
チーズまでを一貫して家族経営の牧場内で作り上げ
ます。
2014年春、カリンパは雑誌「BRUTUS」のお取り寄
せグランプリで審査員の秋本康さん、松任谷正隆さ
んらから高評価を得て国産チーズ部門グランプリを
受賞。せたな町の風土を生かし、生かされるチーズ
づくりが6年目にして快挙を成し遂げました。
【プチ情報】
・味や品質で優れる道産加工食品として、食の専門家による審
査の結果を経て「北のハイグレード食品+(2015)」選定さ
れました。
・牧場の直売所のほかネット通販などでも販売されています。
【関連リンク】
・渡島総合振興局(食彩王国)
・村上牧場 ミルク工房レプレラ
41
■日本初の有機JAS加工食品認定「フレッシュチーズ」
ワタミファームで製造している「フレッシュチー
ズ」(モッツァレラチーズ、フロマージュチーズ)
は、日本初の有機JAS加工食品認定を受けたチーズ。
自社牧場でホルスタイン、ジャージー、ブラウン
スイスを飼育し、その生乳からフレッシュタイプの
チーズを作っています。クセや臭みが少ないため、
チーズが苦手な人にも喜ばれており、関東地方中心
に販売されています。
写真:ワタミファームの乳製品
【プチ情報】~有機JASマーク~
・有機食品の日本農林規格に適合した生産が行われているか
否かを登録認定機関が検査し、認定された場合、事業者は
有機JASマークを貼ることができます。
【関連リンク】
・ワタミファーム、ミルクランド北海道
■全国菓子大博覧会会長賞・受賞「親子熊羊羹」(おやこぐまようかん)
せたな町大成区のシンボルともいえる奇岩「親子
熊岩」(おやこくまいわ)の名を冠した中栄菓子舗
の名物羊羹。
原材料として、道内産の大正金時を使い、甘さを
抑え、素材の味を生かした風味は格別で、2003年
(平成15年)には、第43回全国推奨観光土産品審査
会推奨、2008年(平成20年)には、全国菓子大博覧
会会長賞受賞など各賞を受賞しています。
写真:親子熊羊羹
写真:親子熊岩
【プチ情報】~愛と悲しみの物語:親子熊岩~
大昔、天変地異をもたらす大嵐があり、自然の猛威で飢餓
が発生したそうです。
この頃、山奥に親子の熊が棲んでいました。
親熊は、飢えをうったえる子熊を連れ、海岸に向かい、群
れる子蟹を見つけて子熊に食べさせていました。子熊も親熊
の仕草を真似て子蟹を追っていましたが、足を滑らせて、一
瞬のうちに海中へ・・・。
親熊は夢中で溺れる子熊を助けるため手を伸ばしましたが、
濡れた岩に足をとられ、無残にも海中へ姿を消したのです。
一部始終を見ていた海の神様は、子を思う親の愛の深さに
心をうたれ、溺れる親子熊をすくいあげると、愛の姿をその
ままに、岩へと変身させたのでした。
【関連リンク】
・せたな町
地図:中栄菓子舗
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日本のNo.1 北海道のNo.1
それが檜 山
ひ や ま
「Hiyama is No.1」Vol.4
発行:初 版
Vol.2
Vol.3
Vol.4
平成25年4月
平成26年4月
平成26年8月
平成27年5月
北海道 檜山振興局 地域政策部 地域政策課
〒043-8588 檜山郡江差町字陣屋町336-3
TEL 0139-52-6481 内線2181
43
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