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名古屋市における主な自殺対策の取組み(平成 26 年度) 1 自殺の予防

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名古屋市における主な自殺対策の取組み(平成 26 年度) 1 自殺の予防
名古屋市における主な自殺対策の取組み(平成 26 年度)
健康福祉局関係分
「自殺の予防」、「自殺の防止」、「自死遺族の支援」という3つの段階に応じて総合的
な対策を推進する。(★新規・☆拡充事業)
1
自殺の予防
自殺や精神疾患の正しい知識の普及など、自殺の危険が低い段階で予防を図る。
区
内
分
容
☆ こ こ ろ の 絆 創 膏 9 月の自殺予防週間と 3 月の自殺対策強化月間に合わせ、ボラ
キャンペーン
ンティアの協力のもと、街頭キャンペーンを実施。
☆ 相 談 窓 口 周 知 用 うつ病の早期発見・早期受診を促し、相談窓口を周知する啓発
物品の作成
物品として、「こころの絆創膏」や「ウェブサイト周知カー
ド」、「自殺予防パンフレット」等、民間事業者等の配布協力が
得られる多様な啓発物品を作成。
☆ ス マ イ ル デ ー 子どもや若者を対象に「生活上の困難やストレスに直面し悩み
なごやの開催
を抱えたときには周囲に援助を求めてよい」というメッセージ
を発信するとともに、各相談窓口の理解を深めることにより、
【9 月 21 日(日)】
子ども・若者の自殺予防に繋げること目的として、悩みの解決
に関するエピソード等をテーマとしたマンガコンテストや各相
談機関のPR等を行うイベントを実施。
【会場:オアシス21】
★ こ こ ろ の 健 康 に 中日健康フェアとの共催により、こころの健康に関する講演会
関 す る 講 演 会 の 開 を開催。
催【9 月 7 日(日)】
【会場:スパイラルタワーズ】
☆ こ こ ろ の 絆 創 膏 自殺予防週間(9月)及び自殺対策強化月間(3月)にあわせて、
ツ イ ン ス テ ッ カ ー 地下鉄車内にウェブサイト「こころの絆創膏」の周知を行う
掲出
ツインステッカー等の広告媒体を掲出。
こ こ ろ の 健 康 フ ェ 精神保健福祉関係機関で実行委員会を組織し、地域内の連携、
スタ
協働を念頭に置いた啓発事業を実施(4区単位(26 年度は中・
【3 月 1 日(土)】
昭和・瑞穂・天白)で開催)。
【会場:イオン新瑞橋店】
各種統計分析
衛生研究所において、本市における自殺に関連する統計の分析
を行う。
若 者 向 け 自 殺 対 策 地域内の大学関係者を対象に、大学組織、学生による自殺対策
セミナー
等について情報共有、意見交換を行うセミナーを開催し、若年
【11 月 17 日(月)】 層の自殺対策推進を図る。
1/4
区
分
内
容
うつ病・アルコール 精神保健福祉センターにおいて、うつ病やアルコール問題に悩
問題家族教室
むの家族を対象に正しい知識や接し方を学び、家族同士で交流
する教室を開催する。
うつ病家族相談日
各区保健所において、精神科嘱託医により、うつ病の心配のあ
る方、またはうつ病と診断された方の家族を対象とした相談を
実施(月1回)
。
2 自殺の防止
自殺の危険がある人のサインに気づき自殺を防ぐための相談支援や人材育成を実施
(1)うつ病やその疑いのある人等を対象とした相談事業
中高年男性等が利用しやすいよう夜間・土日に相談機会を提供するほか、家族を対象
とした教室・相談などを実施する。
区 分
内
容
こ こ ろ の 健 康 ( 夜 中高年男性等が相談しやすい平日夜間または土日に、市内中心
間・土日)無料相談 部において、精神科医・産業カウンセラーによる相談を実施。
(毎月4回、各回2組)。
【会場:名駅、栄】
いのちの支援嘱託員 様々な悩みを抱えた人からの相談に応じ、適切な指導または助
の配置
言を行うとともに、情報提供等を行う嘱託員を配置。
ウェブサイト「ここ 悩みに応じた相談機関の紹介、うつ病に関する知識や精神科医
ろの絆創膏」の運営 療に関する問答を掲載したウェブサイト(パソコン版・携帯
版)を運営。
★インターネット相 電話や面談による相談を苦手とする主に若年層の方に利用しや
談事業
すいEメール相談の実施に向けて、相談員の養成等を行う。
(実施主体:(福)愛知いのちの電話協会)
(2)人材の育成
悩みを抱えた人を適切な相談につなげるための人材を幅広く育成する。
区
分
内
容
かかりつけ医等心の
健康対応力向上研修
かかりつけ医師や医療関係者を対象に、うつ病・思春期精神
疾患等に関する知識及び精神科医との連携方法に関する研修
を実施(年4回)。(26 年度委託先:名古屋市医師会)
市職員・関係職員の
人材育成
職員用マニュアル「常備薬こころの絆創膏」の充実を図るほ
か、イントラネット上で関係相談機関の紹介記事等の配信を
行うことにより、日常的な研修機会を提供。
2/4
区
分
内
容
☆民間事業者向けゲ 様々な悩みを抱えた人に声をかけ、話を聞き、必要な支援につ
ートキーパー講習
なげ、見守る「ゲートキーパー」の考え方を普及させるため、
理容店のほか民間事業者を対象にした研修を実施。
市民向け傾聴講座
各区生涯学習センターにおいて、一般市民を対象に傾聴等に関
する講座を開催し、身近な人への見守りや、自殺対策への関心
を高める機会を提供。(愛知いのちの電話協会へ委託)
★自殺対策に関する 主に若年層への自殺対策に関する知識等の向上を図ることを目
講座への講師派遣事 的として開催される研修会等への講師派遣を行う。
業
「気づき・傾聴ハン 民間事業者等に対する研修時や保健所・精神保健福祉センター
ドブック」の作成
主催講座等で配布し、研修等で学んだ内容を振り返ることがで
きるようなハンドブックを作成。
(3)関係機関とのネットワークの強化
複合的な悩みを抱えた人の支援を行うための情報提供、連携の仕組みづくりを推進
区
分
内
容
自殺対策関係相談機 自殺対策に関する相談機関の連携強化を図るための会議を開
関等ネットワーク会 催。
議の開催
【5 月 28 日(水)】
いのちの電話相談員 24時間365日体制で相談に応じる「いのちの電話」の相談
メンタルケアサポー 員の心理的負担の軽減を図り、安定した相談を行えるよう、精
ト事業
神保健福祉センターにおいて、臨床心理士によるメンタルケア
を実施。(毎月2回 各回2人)
3 自死遺族の支援
自死遺族を対象とした相談事業や、遺族に接する機会のある人材の理解促進のため
の事業を実施
区
分
自死遺族相談日
内
容
精神保健福祉センターにおいて、自死遺族を対象とした相談を
実施。(毎月1回
各回2組)
自 死 遺 族 カ ウ ン セ 自死遺族相談を利用した方のうち、継続したこころのケアが必
リング
要な方に対して、市内2大学においてカウンセリングを実施。
(1人につき1年間30回を限度)
☆ 自 死 遺 族 向 け リ 既存のリーフレットとは別に、遺族の方が入手しやすいよう、
ーフレットの周知
内容・サイズをコンパクトにしたリーフレットの配布。
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4
その他
区
分
内
容
名古屋市自殺対策連 地域の特性に応じた自殺対策の取組みの方向性や取組みの成果
絡協議会の開催
の検証について、民間団体を含めた関係機関間で協議し、各機
【7 月 24 日(木)】
関・団体が担うべき役割を明確にし、自殺対策に資するネット
ワークを構築することを目的とする連絡協議会を開催。
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