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1 ICT社会実現に向けた当社の取組みのご紹介 ∼ 省エネ制御の事例を中心に ∼ 2009年2月25日 野村 淳二 ■本日の内容 2 9 １．当社におけるIPｖ6への取組み経緯 ２．IPｖ6対応開発事例 −ホーム情報ブレーカ（くらし安心ホームシステム：LiFinity） −ビル エネルギーマネジメントシステム ３．IPｖ6の実用化事例 −北京オリンピック公園照明制御システム ４.今後の展開 1 当社のＩＰｖ６関連活動 № 時期 3 内 容 Global IPv6 Summit Chinaに参画 （当社のIPv6対応の開始） １ 2002年5月 ２ 2003年8月 IPv6・センサネットワーキングコンソーシアム立ち上げに参画 仮想IPv6ゲートウェイBXをIRIと共同開発し、 藤沢インキュベーションビレッジに納入 ３ （BXは2005年IPv6協議会にて企業枠最優秀賞を受賞） ファシリティの相互接続を検討するFNICやLiveE!活動を推進し、 組込みミドルウェア EMIT-DOとのコラボレーションを検討 ４ 北京オリンピック公園ＩＰｖ６省エネ照明制御システムの納入 （2008.08開催） ５ 2008年4月 ６ 2008年5月 「グリーン東大工学部プロジェクト」に参画 IPv6Readyロゴ取得商品 4 ネットワーク照明コントローラ （FreeFit） EMITマンションGW ゲートマネジメントシステム用 インテリジェントコントローラ （Icont） ホーム情報ブレーカ FULL-2WAY Web Server Unit 環境監視・電源管理システム Panasonic FULL-2WAY WR3331-803 Panasonic FULL-2WAY WR3333K-803 Panasonic FULL-2WAY WR3337-803 Panasonic FULL-2WAY WR3338-803 2 ＩＰｖ４からＩＰｖ６の世界へ 5 ■ICT社会では生活に関わる様々な 設備機器・センサがネットワーク化 これから のインターネット これまでのインターネット ・IPv4（ 32ビット）＝約 43億個 ＝約4.3×109個 PC主体の世界 （ＩＰｖ４） 情報家電の世界 人が意図してネットに接続 ・パソコン、テレビ 人が意図せずにネットに接続 住宅設備の世界 設備機器の世界 （ＩＰｖ６） ・設備、センサ、照明 ◇ Peer to Peer ◇ invisible computer embedded in everyday objects ・IPv6（128ビット）＝約340澗個 ＝約3.4×1038個 ＩＣＴ社会に求められるＩＰミドルウェア 6 ◎ユビキタス＝人・家・ビル・街がオープンネットワークでつながる暮らし ※ユビキタスを実現するためのポイント・・・ ①マルチプラットフォーム ②マルチベンダー ③マルチプロトコル 3 EMIT “invisible computers embedded in everyday objects” 7 ＥＭＩＴ：Embedded Micro Information and communication Technology 設備機器をインターネットにつなぎ、コントロール、監視、 この技術を活用し 安心ă安全、快適 便利、セキュリティ、省エネを実現 ■1999年 よりＥＭＩＴの設備ネットワーク向け開発着手 EMITは設備ネットワークの1台1台を最適にコントロールできるミドルウェア ①シンプルにIPネット接続、 ②柔軟な足し算型システム ③ネットサービスによる拡充、④ピア・ツー・ピアとIPｖ６対応 ⑤設備機器で暗号化通信、 ⑥既存システムとも連携 設備系ネットワークシステム 8 当社の設備系ネットワークシステムの総称 つながる エリア エリア 住 住宅 宅 ビルă施設 ビルă施設 マンション マンション インターネットや電話回線などの 情報通信網につなげられる 組み合わせられる 拡充できる 色々な機器を組み合わせて 使用できる 顧客ニーズに合わせて 将来拡充できる 4 設備機器をIPベースでネットワーク化 設備機器 WEB サービス UPnP DLNA 9 家電などその他 ネットワークとの 相互接続 BACnet LON いろいろなネットワークとの接続 設備機器組込み EMIT ミドルウェア ・小型化 ・低コストデバイス化 ・高信頼性 ・長ライフサイクル TCP/IP (IPv4/IPv6) いろいろなメディアへの対応 ペア線 イーサネット 専用線 ワイヤレス WiFi Bluetooth 電力線 同軸 PLC ■本日の内容 10 １．当社におけるIPｖ6への取組み経緯 9 ２．IPｖ6対応開発事例 −ホーム情報ブレーカ（くらし安心ホームシステム：LiFinity） −ビル エネルギーマネジメントシステム ３．IPｖ6の実用化事例 −北京オリンピック公園照明制御システム ４.今後の展開 5 ユビキタス社会基盤システムへの社会的要請 11 ■ユビキタス社会基盤システム（Ubiquitous Social multi-Utility System） ・ユビキタス環境の社会において、複数の階層に 対して複数の価値・効用（multi-Utility）を提供するシステム ＜ユビキタス社会におけるシステム商品開発規範＞ ◆平常時機能 個人、企業、法人などの必要機能をリアルタイムに提供 ◆災害時・異常時対応機能 エリア・地方公共団体・国などの公的ﾚﾍﾞﾙでの必要情報を、 生活者のﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰを保護した情報ﾚﾍﾞﾙで、ﾘｱﾙﾀｲﾑに自動的に提供 要素技術 ＩＰｖ6技術 ネットワークエージェント技術 ヒューマンインターフェース技術 ＩＰミドルウェア技術 （ユニバーサルデザイン） センサネットワーキング技術 セキュリティ技術（ＩＳＭＳ） ISMS（Information Security Management System) 当社の取組む事業領域 当社の取組む事業領域と開発事例 ユビキタス社会基盤システム に基づいたソリューション事業 12 くらし安心ホームシステム ホーム ネットワーク ソリューション エリア ネットワーク ソリューション 北京オリンピック公園 照明制御システム ｴﾐｯﾄ・ﾏﾝｼｮﾝｼｽﾃﾑ マンション トータル ソリューション事業 ネットワーク ソリューション 施設 ビル ネットワーク ソリューション ネットワーク ソリューション グリーン東大工学部プロジェクト ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム 6 生活快適空間の創造 13 人が生活する空間の基本的要素で快適な空間を実現 この快適な空間を活用して、更なる価値を提供 夢・感動 夢・感動 美容・健康 美容・健康 快適・便利 快適・便利 省エネ・エコ 省エネ・エコ 安心・安全 安心・安全 個人に応じた更なる価値の提供 個人に応じた更なる価値の提供 設備系インフラ機器＋端末機器 14 住宅への応用例 工事を伴う設備系インフラを構築し、種々の端末群（ġļĚļĞķTV、電話等）が繋がり、 ホームネットワークを構成 ホーム AV機器 DTV IPTV電話 NWカメラ 電話など 白物家電 PLC ĘĻĜĻĢ 携帯 ĺĐIJĸě熱線 ĜĻę送信機 設備機器 電気+情報 ĘĻĜĻĢ サーバ ブロードバンド HGW PLC くらし安心 安全盤 ドア 窓用センサ PLC ĘĻĜĻĢ 安心 安全 快適 便利を提供、家一軒丸ごとソリューションを提供 7 スケルトンとインフィル 15 インフィル インフィル ：住まい手のライフスタイルの多様性に対応する機器 ：住まい手のライフスタイルの多様性に対応する機器 スケルトン スケルトン ：住まい手のライフステージの変化に対応する設備機器 ：住まい手のライフステージの変化に対応する設備機器 スケルトン 住宅設備 【住まい一体型機器】 電柱 住宅機器 発電所 情報端末 インフィル デジタル家電 【住まい独立型機器】 変電所 送電線 プラグイン プラグイン プラグイン プラグイン（接続）するだけで利用可能 住まい手に応じてくらし方を提供 16 ライフスタイルの多様化に対応 健康 ・美容 インフィル 料理 リラク ゼーション スケルトン 睡眠 結婚 出産∼育児 子供の独立 ∼老後 ライフステージの変化に対応 8 分電盤の歴史 17 ヒューズからブレーカへ，ビルから住宅へ 昭和30年代 昭和40年代 昭和50 60年代 平成年代 内線規定 S43.11 住宅向け H8 コスモパネル コンパクト21 S55 ホーム分電盤C型 H5 ニューコスモ S45 ホーム分電盤 H8 高機能 住宅分電盤 H8 コンパクト ブレーカSH型 S32 簡易分電盤 S59 Naホーム盤 H5 単3中性線欠相 保護付漏電ブレーカ H18 オール電化対応住宅分電盤 ビル向け S30 小型 遮断器 S34 N型分電盤 S47 新型ＥＬＢ S50 N-HB S62 電灯分電盤 NE型 S33 押釦開閉器 H4 アロー盤 S62 単3中性線 欠相保護付 漏電ブレーカ S33 安全開閉器 H14 コンパクト ブレーカ搭載 電灯分電盤C型 H14 コンパクト ブレーカSH型 S42 漏電ブレーカ ホームネットワークシステムの実現 18 Internet 発電所 POWER 電力 INFORMATION 情報 様々な機器・センサーとつながる ホームネットワークシステムを構築 9 生活快適実現に向けて３つの基盤システムを提供 19 ■３つの基盤技術をスケルトンの標準として提供 ⇒ ユビキタス社会基盤システムへ 構造・空間機能部材 システム ●センサネットワーキング の提供 技術 ●セキュリティ技術 ●ネットワークエージェント 技術 ●ヒューマンインターフェース技術 （ユニバーサルデザイン） 電力分電盤 システム の提供 POWER ホーム情報 システム ●ＩＰｖ6技術 の提供 ●ＩＰミドルウェア 技術 INFORMATION 当社の推進するホームネットワークシステム 20 Life + Infinity 10 ライフィニティの概要 くらし安心ホームシステム 21 設備系 宅内ＬＡＮ システム 住宅用分電盤 くらし安心ホームパネル インターネット WWW. ネットセキュリティ 玄関番システム 携帯電話で来客 録画画像を確認 ネットワイヤレス セキュリティシステム 携帯電話へ 家宅侵入などを お知らせ ネットリモコン システム 携帯電話で 電気機器の コントロール ＥＣＯ マネシステム ＩＴによる エネルギー マネジメント 省エネ推進 ホーム情報ブレーカ搭載 モデム ルータ ｾﾝﾀｰｻｰﾊﾞ （パナソニック電工） 情報家電系 家庭からのCO2排出量が増加 22 ２００５年度に家庭から排出されたCO 排出量は全体の13.5％だが、 2 １９９０年度と比較した場合、 産業部門の増加率は▲6％と低下しているのに対し、 家庭からの排出量は37％増加し、4,700万トン増加 40 CO2排出量の増加率 （1990年度比） 30 家庭から 13.5％ 家庭部門 37％ 20 年間排出量 12億9,400万㌧ （2005年度） 産業・運輸から 86.6％ 10 産業部門 ▲６％ 0 日本で排出されるCO の内訳 2 （２００５年度・国立環境研究所温室効果ｶﾞｽｲﾝﾍﾞﾝﾄﾘｰｵﾌｨｽ「日本の温室効果ｶﾞｽ排出量ﾃﾞｰﾀ」より作成） 11 家庭でのエネルギ消費の傾向 消費電力量 ［Wh］ 洗濯機の場合 6,000 75%↓ 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 7年前 消費電力量 ［Wh］ エアコンの場合 利用機器数増加 電化機器の増加 大型電化製品の省電力化 新製品 2,500 43%↓ 2,000 1,500 1,000 500 0 １１年前 23 電化製品の増加 一家に数台 一家に一台 寝室に リビングに 子供部屋に 現在 昭和35年 コードレスFAX電話 黒電話 新たに増加 パソコン・情報端末機器 新製品 電力 常時・長時間利用機器の数：増 大型電化製品の消費電力：減 →ベース値：増加 →ピーク値：減少 7:00 12:00 時間 17:00 家庭でのエネルギマネジメントシステムが必要 ライフィニティECO対応システム（省エネ制御） 24 計測、制御、見える化による節約（省エネ） 分電盤内蔵センサで部屋・機器毎の電力量の監視と制御へ 主幹電力ユニット （新電流センサ） ネットリモコン （ECO対応型） 計測制御ユニット （新電流センサ） 設備型モニター 太陽光発電 システム リビングに 和室に 子供部屋に エコ キュート オール電化に アクトビラ対応 デジタルテレビ 各ビューワで表示 子供部屋 床暖 寝室 食器 洗浄器 リビング IHヒータ 寝室に 大型家電に 各部屋に 12 HEMS（Home Energy Management System） 25 家まるごとＥＣＯ対応システムの展開 ・燃料電池 ・太陽光発電 創エネ機器、AC/DCハイブリッド配線・蓄電 システム、省エネ電気機器使用に加えて、 ・AC/DCハイブリッド 配線システム ・蓄電システム 省エネ 電気機器 ＩＴによる 省エネ マネジメント （マルチエージェントシステム） ＩＴによる省エネマネジメントの導入により、 家全体での効率的な省エネ・ＥＣＯ生活 （HEMS）を実現し、家まるごとＥＣＯシステム、 HEMS 家庭での省エネ・ＥＣＯ対応を加速化したい 省エネに向けた新たな取組み（DC配電） 26 環境省プロジェクト 2次電池を用いた家庭等民生用省エネシステム技術の開発 ① リチウムイオン2次電池連携 直流配電システム技術開発 DC情報分電盤 直流(DC) 配線システム 太陽光発電 AC-DCコンバータ 創エネルギー設備 住宅設備機器 （DC入力機器） コージェネ機器 2次電池盤 ③ 創エネルギー設備との 高効率連携制御技術開発 ② 住宅用リチウムイオン2次電池パック技術開発 13 ＡＣ/ＤＣ/情報 ハイブリッド住宅 27 ■エネルギーの計測・制御・見える化による省エネ ■創エネ設備と情報家電・設備のDC配電でAC/DC変換ロスを削減し省エネを実現 ■非常時は、電池盤や太陽光発電とDC配電で、情報や安全の機器をバックアップ ■ユーザの利用設備や機器のメンテナンスやライフエンドに対応 太陽光発電 設備 直流配電 （防犯・防火） ・安全 スイッチ 照明 安心 非常時の電力系 ライフラインの バックアップ 通信機器 直流分電盤 屋側 コンセント 燃料電池 サーバ バックアップ対応 情報分電盤 WWW. 安心 ・安全 情報盤 利用機器や設備の メンテナンスや ライフエンド対応 情報家電 省エネ 設備と情報家電の DC配電で AC/DC変換ロス削減 設備 屋内 コントロール コンセント パネル 電池盤 （24h換気） 交流分電盤 交流配電 白物家電 蛍光灯 商用電源 当社の取組む事業領域 当社の取組む事業領域と開発事例 ユビキタス社会基盤システム に基づいたソリューション事業 28 くらし安心ホームシステム ホーム ネットワーク ソリューション エリア ネットワーク ソリューション 北京オリンピック公園 照明制御システム ｴﾐｯﾄ・ﾏﾝｼｮﾝｼｽﾃﾑ マンション トータル ソリューション事業 ネットワーク ソリューション 施設 ビル ネットワーク ソリューション ネットワーク ソリューション グリーン東大工学部プロジェクト ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム 14 現在推進中のビル・施設 省エネルギープロジェクト 29 既設小規模 （ 横浜：2∼3千m2） 中国建築設計研究院 新築大規模 （汐留：4万m2） 既設中規模 （第二別館：2万m2） エネルギー 使用合理化技術 戦略的開発 （NEDO） テナントビル 食品スーパー 地球温暖化対策 中国建设部 技術開発事業 《建筑机电节能设计研究》 （環境省） 课题共同研究合同 H19∼20 H18～19 地球温暖化 対策実証モデル評価 FS事業 （NEDO） H18 共同研究 （名古屋大−中部大） H18∼19 ノウハウ層 大規模ビル 店舗 小規模ビル 中規模ビル 個別端末層 大学 大学 ソリューションBB （専門家不在分野） 専門家 インフラBB 基本システム （エミットフル2線計量機能付き） インフラ層：共通ﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑ （ITｲﾝﾌﾗ、IPv6） 当社のビルエネルギーマネジメントシステム 30 ＥＭＩＴ-ＢＥＭＳの構成 （ＢＥＭＳ：ビルエネルギーマネジメントシステム） 省エネツール・サービス データ収集分析ツール 省エネ制御システム ３ ブラインド協調制御システム １ ４ マルチ方式空調コントローラ 調光 クライアントパソコン ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ 昼光 ５ フロア居住者参加型「ヒトセンサ」システム エネルギーマネジメントシステム ２ EMITEMIT-EMS サーバ インターネット接続モジュール SW-HUB SW-HUB 無停電電源装置 インターネット ・ イントラネット 中央監視盤 制御機器 建 物 設 備 計測計量モジュール ■インタフェース ■電力量計量・温湿度計測等の端末 15 ブラインド、照明、空調の協調制御 狙い 31 調光による照明エネルギー、熱流入出による空調エネルギーによるエネルギー バランスと、グレアによるまぶしさ感を考慮して、最適なブラインド角度を決定 空調 システム構成 照明 照明 HIM BACnet 調光 ブラインド 受変電用 Icont 照明用 Icont 空調用 Icont ブラインド制御 独自通信 協調制御 Icont 最大255台/1Icont のブラインド接続 特長 ∼∼∼∼ ∼∼∼∼ ∼∼∼∼ 熱流入出 昼光 ■省エネ効果 30 %以上 %以上 ■まぶしさ防止、省エネ考慮したブラインド角度制御 協調制御のほうが窓面 輝度が抑えられている 【窓面輝度画像比較】 窓面輝度画像比較】 電気設備学会開発賞受賞 電気設備学会開発賞受賞 日建設計東京ビル 日建設計東京ビル 従来制御 協調制御 「エミット・ビルトータルシステム」 32 空調・照明・ブラインドの協調制御、フロア別・指定エリア毎の監視制御を実現 ﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞ ｺﾝﾄﾛｰﾗ 冷却 照度 センサ 照明器具 からの発熱 ブラインド 昼光による発熱 昼光 VAV 照明器具 空調機 人感センサ 温湿度 センサ ＜2006年度＞ 当社東京本社ﾋﾞﾙが『省エネルギー実施 優秀事例表彰』で「経済産業大臣賞」受賞 主 催 ：（財）省エネルギーセンター 受賞テーマ：オフィスビルのチューニングによる省エネルギー 照明器具 による照度 昼光による照度 照度 フロアごとの協調制御 による省エネ効果 照明 熱源 照明 その他 空調用電力の 空調用電力の 削減 削減 照明 2469 29.4％の省エネ ％の省エネ 空調 照明用電力の 照明用電力の 削減 削減 不要な空調を 不要な空調を カット カット 熱源 ＭＪ/ ＭＪ/㎡・年 空調 改善後 不要な照明を 不要な照明を カット カット 空調 従来 ブラインドの開閉で 昼光の採光を制御 その他 空調･ 空調･照明･ 照明･ブラインドの 協調制御 1744 ＭＪ/ ＭＪ/㎡・年 （当社 大阪本社第二別館） ・オープン初年度のエネルギー消費量を基準に ２年目で13.6%を省エネ ・費用対効果では4,438万円の費用削減を 実現（期間：２年間、所要費用：3,670万円） 16 ■本日の内容 33 １．当社におけるIPｖ6への取組み経緯 ２．IPｖ6対応開発事例 −ホーム情報ブレーカ（くらし安心ホームシステム：LiFinity） −ビル エネルギーマネジメントシステム 9 ３．IPｖ6の実用化事例 −北京オリンピック公園照明制御システム ４.今後の展開 当社の取組む事業領域 当社の取組む事業領域と開発事例 ユビキタス社会基盤システム に基づいたソリューション事業 34 くらし安心ホームシステム ホーム ネットワーク ソリューション エリア ネットワーク ソリューション 北京オリンピック公園 照明制御システム ｴﾐｯﾄ・ﾏﾝｼｮﾝｼｽﾃﾑ マンション トータル ソリューション事業 ネットワーク ソリューション 施設 ビル ネットワーク ソリューション ネットワーク ソリューション グリーン東大工学部プロジェクト ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム ｴﾐｯﾄ・ビルトータルシステム 17 ■北京オリンピック 納入までの経緯 2003.4 ∼ 2005.3 2005.11 2003.4∼2005.3 2003.4∼2005.3 日中ＩＰｖ６−ＪＣ 日中ＩＰｖ６−ＪＣ プロジェクト参画 プロジェクト参画 ∼ 35 2006.12 2007.6 ＜社内プロジェクト＞ ＜社内プロジェクト＞ 北京オリンピック公園照明AMS 北京オリンピック公園照明AMS 企画・開発プロジェクト 企画・開発プロジェクト コンセプト立案，企画，設計 2008.9 ＜社内プロジェクト＞ ＜社内プロジェクト＞ 北京オリンピック公園ＡＭＳ開発 北京オリンピック公園ＡＭＳ開発 ・納入プロジェクト ・納入プロジェクト システム開発，評価 納入，調整 受 注 確 定 後 日本：経済産業省 中国：国家発展改革委員会 照明制御システムと ＩＰv６の融合を提案 ∼ 目的 北京オリンピック公園件名の受注 2008年04月 引渡し 2008年08月 オリンピック開催 ＜中国側パートナー＞ 北京市建築設計院 北京航空航天大学 中国建築設計研究院 ■日中国プロの成果 36 ・EMIT+IPｖ６技術で広域に点在する照明設備を一元管理 ・新しい都市計画、省エネ計画に最適なシステムソリューション提供 IPv6網 当社 AMS展示ブース 18 ■北京オリンピック 受注活動 37 ◆北京オリンピックのコンセプトは３つ → 「先端技術導入」，「省エネ」，「人文科学展」 ◆当社は，中国の照明デザイン会社と共同にエリアマネジメントシステム(AMS)をコンセ プトに，日中国プロの成果であるIPv6広域照明制御システムにて受注活動を推進 ■エリアマネジメントシステム（AMS） コンセプト立案 38 ＡＭＳ（エリアマネジメントシステム） ・次世代ネットワークであるIＰv６活用して，照明制御，空調制御，エネルギー管理， セキュリティ，防犯などの一元管理，制御が可能なシステム ・主な導入効果は，省エネルギー，ライフサイクルコストの削減など ・北京オリンピック公園のＡＭＳは，下記１３種類のサブシステムから構成 道路照明制御 ＬＥＤ照明制御 地下鉄照明制御 体育場（館）照明制御 連動システム 駐車場（庫）照明制御 設備管理システム 空中照明 運営状況分析 屋内照明制御 北京オリンピック公園 屋外照明制御 防犯補助照明制御 情報ポール 19 ■システム構成（AMS） センター装置 センターサーバ 39 カメラシステム カメラ管理 パソコン 管理パソコン ネットワーク カメラ （北京航空航天大） 基幹LAN エリアサブシステム エリアサブシステム IPv6 エリアサブシステム エリアサブシステム エリアサブシステム 分電盤：118面 エリアユニット 照明制御システム (フル2線式リモコン） 照明制御数：３６３６点 ◆機能 １．公園全体の照明制御，監視機能 ２．エネルギーデータ収集及び管理 ３．機器の状態及び警報履歴監視 ４．他システムとの連携機能 管理ユニット IPv6 照明制御 ユニット ◆エリアマネジメントシステム（世界初） ＩＰｖ６を活用して，照明制御をはじめとす る様々な広域ネットワーク環境を一元管理 するシステム 計量管理 ユニット 計量管理システム （多回路チェッカー） ◆特徴 １．拡張性が高く，規模に合わせたシス テム構築が可能，サブシステムの組合 せも自由 ２．次世代ネットワーク通信 IPv６対応 （IPv6ReadyLogo取得予定） ３．自律分散型システム 計測回路数：２４７８点 ■IPv6認定書 40 オリンピック公園の盤内に設置された IPv6ユニット 照明制御ユニット 計量管理ユニット 20 ■システムの定格（最終仕様） 41 センターサーバ １台 エリアユニット ５５台（オリンピック公園での設置台数） 管理ユニット ５５台（オリンピック公園での設置台数） 照明制御ユニット １エリア内で最大６台 照明回路数 １エリア内で最大１５３６回路 （照明制御ユニット１台で２５６回路） 計量管理ユニット １エリア内で最大６台 計量回路数 ＜三相３線＞ １エリア内で最大２９７６回路 （計量管理ユニット１台で４９６回路） ＜単相２線＞ １エリア内で最大５９５２回路 （計量管理ユニット１台で９９２回路） ■システム評価 42 ◆北京オリンピックは中国で最大のイベント → 信頼性が確保された高品質なシステムが求められる 納入前に全機器を盤工場へ集結し，最大接続テストを実施 システム最大接続評価イメージ 21 ■本日の内容 43 １．当社におけるIPｖ6への取組み経緯 ２．IPｖ6対応開発事例 −ホーム情報ブレーカ（くらし安心ホームシステム：LiFinity） −ビル エネルギーマネジメントシステム ３．IPｖ6の実用化事例 −北京オリンピック公園照明制御システム 9 ４.今後の展開 今後の展開 44 ■IPｖ6エリア照明制御システム展開（AMS=Area Management System） 今回導入されたシステムを ・オリンピック公園周辺の地域開発へ拡張 ・中国で開催予定の上海万博，広州アジア大会などへ展開 ■中国市場での相互接続の標準化推進 中国建築設計研究院と共同に中国の国家プロに参画し、標準化技術を確立 名称：建築機電設備オープン型通信プロトコルの研究 期間：2006年1月1日∼2006年12月31日 2007年1月1日∼2008年6月30日 ◆オープン型通信プロトコル ・複数ネットワークの相互通信を可能にする技術 ・組込み商品へ対応しやすい軽量なプロトコル ・商標 iopeNet を取得 LonWorks BACnet ◆中国建築部による国プロ審議会 ・2008年6月に開催 ・技術的に高い評価を受ける ・これを基盤に中国市場への参入加速 KNX （EMIT-DO) 22 中国での事業展開 45 ■中国建築設計研究院とのパートナーシップで 省エネシステム事業を展開 2008年12月12日 設備系ネットワーク『 』普及に向け、より緊密な協力の展開を基本合意 ⇒ 中国の建物設備系の省エネ・環境ビジネスの発展への貢献を確認 ＩＰｖ6などのオープン化技術を軸に、当社の設備系ネットワーク技術や 省エネコントロール技術を用いて、各種サブシステムを統合し、建物設備の 効率的な運用を図ることで、より一層の省エネや環境改善の実現へ 46 ご清聴ありがとうございました。 23