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都市・郡計画施設の決定、構造及び設置基準に関する
[韓国の法令] [周藤利一:訳] 都市・郡計画施設の決定・構造 及び設置基準に関する規則 2002 年 12 月 30 日 建設交通部令第 343 号 新規制定 2013 年 3 月 23 日 国土交通部令第 1 号 最新改正 所管:国土交通部都市政策課 第1章 総 則 第 1 条(目 的) この規則は、「国土の計画及び利用に関する法律」第 43 条第 2 項の規定に よる都市・郡計画施設の決定・構造及び設置の基準並びに同法施行令第 2 条第 3 項の規定による 基盤施設の細分及び範囲に関する事項を定めることを目的とする。<改正 2005.7.1、2012.6.28> 第 2 条(都市・郡計画施設決定の範囲) 基盤施設に関する都市・郡管理計画決定(以下「都 市・郡管理計画決定」という。)を行うに当たっては、当該都市・郡計画施設の種類と機能に応 じ、その位置、面積等を決定しなければならず、市場、公共庁舎、文化施設、図書館、研究施設、 社会福祉施設、葬祭式場、総合医療施設等の建築物である施設であって、その規模により特別市、 広域市、特別自治市、市又は郡(広域市の管轄区域にある郡を除く。以下同じ。)の空間利用に かなりの影響を及ぼす都市・郡計画施設である場合には、建ぺい率、容積率及び高さを、同時に 決定しなければならない。<改正 2012.6.28> 2 港湾、空港、遊園地、流通業務設備、学校(第 88 条第三号による学校に限る。)及び運動 場について、都市・郡計画施設決定を行う場合には、その施設の機能発揮のため設置する重要な 細部施設に対する造景計画を、同時に決定しなければならない。ただし、他の法律で当該法律に よる許可、承認、認可等を受けたことにより「国土の計画及び利用に関する法律」第 30 条によ る都市・郡管理計画の決定を受けたものと擬制される場合には、その施設の機能発揮のために設 置する重要な細部施設に対する造成計画は、当該都市・郡計画施設事業の実施計画認可を受ける 前までに決定することができる。<改正 2005.7.1、2010.3.16、2012.6.28> 3 駐車場、公園、緑地、遊園地、広場、学校、運動場、公共庁舎、文化施設、図書館、青少年 修練施設及び総合医療施設を次の各号のいずれかに該当する地域等災害に脆弱な地域(以下「災 害脆弱地域」という。)又はその近隣に設置する場合には、貯留施設及び住民待避施設等を含め て都市・郡計画施設決定をすることができる。<本項新設 2012.10.31> 一 「国土の計画及び利用に関する法律」第 37 条第 1 項第五号による防災地区(以下「防災 地区」という。) 二 「急傾斜地災害予防に関する法律」第 2 条第一号による急傾斜地(以下「急傾斜地」とい う。) 三 「自然災害対策法」第 12 条による自然災害危険地区及び同法第 16 条により樹立される風 水害低減総合計画で自然災害の発生危険が高いと評価された地域 [題名改正 2012.6.28] 第 3 条(都市・郡計画施設の重複決定) 土地を合理的に利用するため必要な場合には、2 以上 の都市・郡計画施設を同一の土地に合わせて決定することができる。この場合、各都市・郡計画 1 施設の利用に支障がないようにし、将来の機能拡張性を考慮しなければならない。 <改正 2008.9.5、2012.6.28> 2 都市地域に都市・郡計画施設を決定するときには、前項により 2 以上の都市・郡計画施設を 同一の土地に合わせて決定する必要があるか否かを優先的に検討しなければならない。<本項新 設 2008.9.5、改正 2012.6.28> [題名改正 2012.6.28] 第 4 条(立体的都市・郡計画施設決定) 都市・郡計画施設が位置する地域の適正かつ合理的な 土地利用を促進するため必要な場合には、都市・郡計画施設が位置する空間の一部のみを区画し て都市・郡計画施設決定を行うことができる。この場合、当該都市・郡計画施設の保全、将来の 機能拡張性、周辺の都市・郡計画施設等を考慮して、必要な空間が不足しないようにしなければ ならない。<改正 2012.6.28> 2 前項の規定により都市・郡計画施設を設置しようとするときは、あらかじめ、土地所有者、 土地に関する所有権以外の権利を有する者及びその土地にある物件に関し所有権その他の権利を 有する者と、区分地上権の設定又は移転等のための協議をしなければならない。 <改正 2012.6.28> 3 都市地域に建築物である都市・郡計画施設又は建築物と連携する都市・郡計画施設を決定す るときには、都市・郡計画施設が位置する空間の一部のみを区画して都市・郡計画施設決定を行 う こ と が で き る か 否 か を 優 先 的 に 検 討 し な け れ ば な ら な い 。 < 本 項 新 設 2008.9.5 、 改 正 2012.6.28> [題名改正 2012.6.28] 第 4 条の 2(都市・郡計画施設を通じた都市活性化) 都市地域に都市・郡計画施設決定をする場 合には、都市再生計画と連係して都市を活性化させられるようにしなければならない。 2 道路及び鉄道等交通施設は、土地利用計画を考慮して定め、交通結節点には利用頻度が高い 施設を配置して、土地の圧縮的活用の可能性を高められるようにしなければならない。 [本条新設 2012.10.31] 第 5 条(都市・郡計画施設の規模) 都市・郡計画施設は、当該地域の機能の維持及び増進に寄 与することができるよう、将来の需要及び他の施設の代替活用の可能性等を考慮し、適正な規模 で決定しなければならず、不当に過大又は過小な規模で決定してはならない。<改正 2012.6.28、 2012.10.31> [題名改正 2012.6.28] 第 6 条(建築物である都市・郡計画施設の構造及び設備) 建築物である都市・郡計画施設は、 その構造及び設備が「建築法」に適合しなければならない。 <改正 2005.7.1、2012.6.28、 2012.10.31> 2 国家又は地方自治体が設置又は所有する建築物である施設であって、延面積 5 千平方メート ル以上の公共庁舎、文化施設、図書館、社会福祉施設及び青少年修練施設は、「緑色建築物造成 支援法」第 16 条による緑色建築の認証及び同法第 17 条による建築物のエネルギー効率等級認証 を受けなければならない。<本項新設 2012.10.31> [題名改正 2012.6.28] 第 7 条(障害者等のための便宜施設) 都市・郡計画施設には、「障害者・老人・妊産婦等の便 宜増進保障に関する法律」で定めるところにより、障害者・老人・妊産婦等のための各種便宜施 設を優先的に設置しなければならない。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2012.6.28> [題名改正 2004.12.3] 第 8 条(環境・文化・景観の保護) 都市・郡計画施設決定をする場合には、環境、生態系及び自 然景観のき損を最小化しなければならない。 2 2 都市・郡計画施設は、温室ガス排出量及びエネルギー消費量を削減し、親環境的な都市を造 成することができるようにしなければならない。 3 都市・郡計画施設は、歴史的、文化的又は郷土的価値がある資源を保全・育成できるように 決定しなければならない。 4 都市・郡計画施設は、都市景観を形成する主な要素として周辺地域景観を先導することがで きるように決定しなければならない。 5 都市・郡計画施設は、設置される場所に適合した規模及び構造美を備えるようにして、視覚 的な連続性及び景観資源に対する眺望を確保して、周辺の景観と調和を作り出すように決定しな ければならない。 [全文改正 2012.10.31] 第 8 条の 2(都市安全及び健康) 都市・郡計画施設は、災害による都市・郡計画施設の被害を最 小化して、災害から周辺地域を保護できるように決定しなければならない。 2 都市・郡計画施設は、犯罪発生を減少させることができる構造で設置して、住民の肉体的・ 精神的健康を高められるようにしなければならない。 [本条新設 2012.10.31] 第2章 交通施設 第1節 道 路 第 9 条(道路の区分) 道路は、次の各号のとおり区分する。<改正 2004.12.3、2005.10.7、 2012.6.28、2012.10.31> 一 使用及び形態別区分 ア 一般道路 幅員 4m以上の道路であって通常の交通疎通のため設置される道路 イ 自動車専用道路 特別市、広域市、特別自治市、市又は郡(以下「市・郡」という。) 内の主要地域間又は市・郡相互間に発生する大量交通量を処理するための道路であって、 自動車のみが通行することができるようにするため設置する道路 ウ 歩行者専用道路 幅員 1.5m以上の道路であって歩行者の安全で便利な通行のため設置 する道路 エ 自転車専用道路 幅員 1.1m(長さが 100m未満のトンネル及び橋梁の場合には、0.9 m)以上の道路であって、自転車の通行のため設置する道路 オ 高架道路 市・郡内の主要地域を連結し、又は市・郡相互間を連結する道路であって、 地上交通の円滑な疎通のため空中に設置する道路 カ 地下道路 市・郡内の主要地域を連結し、又は市・郡相互間を連結する道路であって、 地上交通の円滑な疎通のため空中に設置する道路(道路、広場等の地下に設置された地下 公共歩道施設を含む。)ただし、立体交差を目的として地下に道路を設置する場合を除く。 二 規模の基準 ア 広路 (1) 1 類 幅員 70m以上の道路 (2) 2 類 幅員 50m以上 70m未満の道路 (3) 3 類 幅員 40m以上 50m未満の道路 イ 大路 (1) 1 類 幅員 35m以上 40m未満の道路 (2) 2 類 幅員 30m以上 35m未満の道路 (3) 3 類 幅員 25m以上 30m未満の道路 ウ 中路 (1) 1 類 幅員 20m以上 25m未満の道路 (2) 2 類 幅員 15m以上 20m未満の道路 (3) 3 類 幅員 12m以上 15m未満の道路 3 エ 小路 (1) 1 類 幅員 10m以上 12m未満の道路 (2) 2 類 幅員 8m以上 10m未満の道路 (3) 3 類 幅員 8m未満の道路 三 機能別区分 ア 主幹線道路 市・郡内の主要地域を連結し、又は市・郡相互間を連結し、大量通過交通 を処理する道路であって、市・郡の骨格を形成する道路 イ 補助幹線道路 主幹線道路を集散道路又は主要交通発生源と連結し、市・郡の交通の集 散機能を果たす道路であって、近隣住居地域の外郭を形成する道路 ウ 集散道路 近隣住居地域の交通を補助幹線道路に連結し、近隣住居地域内の交通の集散 機能を果たす道路であって、近隣住居地域の内部を区画する道路 エ 局地道路 街区(道路で囲まれた一団の地域をいう。以下同じ。)を区画する道路 オ 特殊道路 歩行者専用道路、自転車専用道路等自動車以外の交通に専用される道路 第 10 条(道路の一般的決定基準) 道路の一般的決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2012.6.28、2012.10.31> 一 道路の効率を高めるため、当該道路が交通の疎通に及ぼす影響が最大限になるようにすべ きこと 二 道路の種類別に一貫性をもって系統化された道路網が形成されるようにし、広域交通網と の連携を考慮すべきこと 三 道路の配置感覚は、次の各目の基準によるものとし、市・郡の規模、地形条件、土地利用 計画、人口密度等を勘案すべきこと ア 主幹線道路と主幹線道路の配置間隔 1,000m程度 イ 主幹線道路と補助幹線道路の配置間隔 500m程度 ウ 補助幹線道路と集散道路の配置間隔 250m程度 エ 局地道路間の配置間隔 街区の短辺間の配置間隔は 90m程度ないし 150m程度、街区の 長辺間の配置間隔は 25m程度ないし 60m程度 四 国道代替迂回道路及び自動車専用道路には、集散道路及び局地道路が直接連結しないよう にすべきこと 五 道路の幅員は、当該市・郡の人口及び発展の展望を勘案した交通手段別の交通量分担計画、 当該道路の機能及び近隣の土地利用計画により定めるべきこと 六 車道の幅員は、「道路の構造・設置基準に関する規則」第 10 条の規定によるべきこと 七 歩道、自転車道路、分離帯、駐停車帯、安全地帯、植樹帯及び路上工作物等必要な施設の 設置が可能な幅員を確保すべきこと 八 縁石、障害物及び車線等を設置して車道、歩道及び自転車道路等で空間を画する場合には、 特定の交通手段又は利用主体に不利でないように空間配分の公平性を考慮すること 九 道路の線形は、近隣住居区域、地域共同体、道路の設計速度、地形・地物、経済性、安全 性、今後の維持・管理等を考慮して決定すること 十 道路が電力、電話線等を架設することができる基盤又は変圧器塔、開閉器等の地上施設物 若しくは上下水道、共同溝等の地下施設を設置できる基盤になるようにすること 十一 既存道路を拡張する場合には、原則的に片方方向で拡張するようにして、道路の線形、 補償費、工事の難易度、工事費、周辺土地の利用効率、他の公共施設との関係等を総合的に 考慮して、道路敷地に国・公有地が優先的に編入されるようにすること 十二 一般道路及び歩行者専用道路の場合には、障害者、老人、妊産婦及び児童の利用を考慮 すべきこと 十三 緑地地域、管理地域、農林地域及び自然環境保全地域には、原則として次の各目の道路 に限り設置し、道路を設置した後、当該道路に接した地域が開発されないよう、緩衝緑地の 設置等必要な措置を講ずべきこと。この場合、緩衝緑地により既存の道路が遮断され、通行 できない場合が発生しないよう、既存道路と連結する裏面道路等を設置しなければならない。 ア 当該地域を通過する交通量を処理するための道路 4 イ 都市・郡計画施設への進入道路 ウ 都市・郡計画事業及び他の法令による大規模開発事業が施行される区域と連結する道路 エ 第 2 種地区単位計画区域と連結する道路 オ 既存集落と連結する道路 十四 開発がなされない住居地域、商業地域及び工業地域には、地域開発に必要な主幹線道路 及び補助幹線道路に限り設置し、主幹線道路及び補助幹線道路以外の道路は、地区単位計画 を樹立した後、これにより設置すべきこと 第 11 条(用途地域別の道路率) 用途地域別の道路率は、次の各号の区分によるものとし、 「都市交通整備促進法」第 15 条による交通影響分析・改善対策、建築物の用途・密度、住宅の 形態及び地域状況に応じて、適切に増減することができる。<改正 2010.3.16、2011.11.1> 一 住居地域:20%以上 30%未満。この場合、主幹線道路の道路率は、10%以上 15%未満で なければならない。 二 商業地域:25%以上 35%未満。この場合、主幹線道路の道路率は、10%以上 15%未満で なければならない。 三 工業地域:10%以上 20%未満。この場合、主幹線道路の道路率は、5%以上 10%未満でな ければならない。 2 削除<2008.9.5> 第 12 条(道路の構造及び設置に関する一般的基準) 道路の構造及び設置に関する一般的基準 は、次の各号のとおりとする。<改正 2005.7.1、2008.9.5、2012.10.31> 一 緑地地域、管理地域、農林地域及び自然環境保全地域にあっては、緑地、優良農地及び山 林の毀損並びに生態系の破壊を最小化するため、環境親和的に設置し、将来の市・郡の開発 条件を考慮すべきこと 二 歩行者の安全及び交通の疎通を促進するため必要な場合には、地下又は高架とすべきこと 三 主幹線道路及び自動車専用道路を設置する場合には、その機能が適切に発揮されるよう、 交差方式を立体交差方式とし、一定の進入路及び出入路以外の地点にあっては、自動車が当 該道路に出入できないようにすべきこと 四 一般道路及び歩行者専用道路は、歩行者の安全で快適な利用を保障するため、照度、騒音、 振動、煤煙等の環境基準を充足しなければならず、トイレ、公衆電話、郵便箱、長椅子、緑 地、休息空間等、歩行者の便益のための施設を適正な位置に設置し、快適な歩行空間を造成 すべきこと 五 道路の排水施設は、路面の排水に支障を与えない範囲内で、雨水が地中に浸透するよう、 誘導する施設を設置すべきこと 六 道路の照明施設の構造及び設置に関しては、「産業標準化法」第 12 条の規定による韓国 産業規格の道路照明基準によるべきこと 七 災害脆弱地域には道路の設置をできるだけ抑制して、やむを得ず設置する場合には、災害 発生の可能性を十分に考慮して設置すること 八 道路の設置により路面の雨水が近隣低地帯住居地などに入らないようにすること 2 道路及び附帯施設の構造及び設置に関し、この規則で規定するものを除き、「道路の構造・ 施設基準に関する規則」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 3 前項の規定にかかわらず、地域状況等によりやむを得ない場合、集散道路、局地道路及び特 殊道路の構造及び設置基準は、道路交通の安全に支障がない範囲内で、都市計画委員会(当該都 市・郡計画施設事業の実施計画認可権者に所属する委員会をいう。以下、第 14 条の 3 第 2 項、 第 15 条第 4 項及び第 33 条第 1 項第三号で同じ。)の審議を経て、これを緩和することができる。 この場合、都市計画委員会の審議は、「国土の計画及び利用に関する法律」第 90 条第 1 項の規 定 に よ る 実施 計 画 の供覧 を 行 う 前に 、 経 なけれ ば な ら ない 。 < 本 項新設 2004.12.3 、 改正 2005.7.1、2012.6.28、2012.10.31> 5 第 13 条(路線及び路線番号) 道路の路線は、当該道路の幅員、線形等、道路の構造的特性、 道路の連結状態、交通体系等を考慮し、原則として、起点及び終点が連続するように定めなけれ ばならない。 2 路線番号は、道路の機能に応じ、主幹線道路、補助幹線道路、集散道路及び局地道路に区分 し、体系的に付与しなければならない。ただし、「道路法」による高速道路、一般国道及び国家 支援地方道にあっては、「道路法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 3 路線番号は、市・郡の規模、道路網の形態及び交通上の機能等を考慮し、順次的に付与する ものとし、新たな路線の新設に備えて、欠番を置くことができる。 4 主幹線道路にあっては、路線の全体的な方向が南北方向であるものについては、西側にある 路線から奇数の路線番号を順次的に付与し、路線の全体的な方向が東西方向であるものについて は、南側にある路線から偶数の路線番号を順次的に付与するものとする。ただし、主幹線道路網 が放射型である場合には、北側にある路線から時計方向に一連番号を付与することができる。 5 主幹線道路以外の道路にあっては、近くにある主幹線道路の始点側にある路線から当該主幹 線道路の路線番号の次に一連番号を付け加えた路線番号を順次的に付与することを原則とする。 第 14 条(道路交差点の長さ等) 道路の交差点における交通を円滑にして、視野を充分に確保 するために必要な場合、道路交差点の長さを別表の基準以上にしなければならない。 2 道路の交差方式を交通島、変速車道等を設置する方式による場合又はロータリーを設置する 方式による場合には、前項の規定にかかわらず、道路交差点の長さを、当該交差方式に適合した 比率に調整することができる。 3 道路交差点部分の歩道と車道の境界線は、円弧又は複合曲線になるようにし、曲線半径は第 9 条第三号の機能別分類に従い、次の各号の区分によるものとする。この場合、交差する道路の 機能別分類が互いに異なるときは、交差地点の曲線半径は曲線半径が大きい道路の基準を適用す る。 一 主幹線道路:15m以上 二 補助幹線道路:12m以上 三 集散道路:10m以上 四 局地道路:6m以上 4 第 3 項にかかわらず、次の各号のいずれかの場合には、横断距離の短縮及び回転車両の減速 のために、道路曲がり角の曲線半径を減少させることができる。<本項新設 2012.10.31> 一 「道路交通法」第 12 条第 1 項により指定された子供保護区域及び同法第 12 条の 2 第 1 項 により指定された老人及び障害者保護区域 二 「交通弱者の移動便宜増進法」第 2 条第一号による交通弱者(以下「交通弱者」とい う。)の通行が頻繁で、横断距離の短縮及び回転車両の減速が要求される地点 三 「交通弱者の移動便宜増進法」第 18 条により指定された歩行優先区域 四 「歩行安全及び便宜増進に関する法律」第 9 条により指定された歩行環境改善地区 五 歩行者優先道路の進入地点 第 14 条の 2(歩道の決定基準) 道路には、道路幅員、歩行者の通行量、周辺土地利用計画及び 地形条件等を考慮して、車道と分離した歩道を設置することを考慮しなければならない。 2 第 1 項にかかわらず、歩道が設置されない既存道路に対しては、次の各号の優先順位を考慮 して、歩道の新設、道端区域整備及び安全施設設置等歩行者の安全な通行のために必要な措置を 検討しなければならない。 一 歩行者交通事故発生量 二 交通弱者の通行量 三 学校、公共庁舎及び公共交通施設等主要な歩行誘発施設と生活圏の連結 四 歩行の流れの連続性 五 歩行者の通行量 [本条新設 2012.10.31] 6 第 14 条の 3(歩道の構造及び設置基準) 歩道の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。 一 歩道と隣接した車道の境界には、縁石、段差、植樹帯、防護垣根、自動車進入抑制用杭等 を設置して車道から歩行者を安全に保護して車両の無断侵入を防止すること 二 歩道の幅員は、歩行者の通行量及び周辺土地利用現況を考慮して決定するものとし、歩行 者及び交通弱者の通行のために「道路法」の基準に従い十分な有効幅員を確保すること 三 歩道に街路樹等の路上施設を設置する場合、有効幅員を侵害しないようにして、施設設置 に必要な幅員及び歩道と施設の間に緩衝空間を追加して確保すること 四 木や草花を植える場合、その植栽面の高さを歩道の路床高さと同一又は低くして、雨水が 植栽面を経て排水口に流れることができる構造で設置すること。ただし、景観、歩行者安全 及び木や草花の保護等のために必要な場合は、この限りでない。 五 路上施設は、歩行者の安全、持続可能性、耐久性、維持・補修、地域別特性及び審美性等 を考慮した地方自治体別デザイン計画に従い、形態、色及び材質を選択して、一貫性がある ように設置すること 六 歩行者の通行経路について連続性及び一貫性があるように設置すること 七 路床は歩行に適合した表面を維持できるように平坦性、支持力、すべり抵抗性、耐久性、 透水性及び排水性を備えた構造で設置して、舗装をする場合には、雨水が土地に十分浸透す るように端に芝及び草花等を植えることができる構造とし、又は透水性材料を使用すること 2 第 1 項にかかわらず、都市・郡計画施設事業実施計画認可権者所属の都市計画委員会の審議 を経て、歩行者優先道路に設置する歩道の設置基準を緩和又は強化して適用することができる。 3 第 1 項で規定する事項のほか、歩道の構造及び設置に関しては、「交通弱者の移動便宜増進 法」及び「道路の構造・施設基準に関する規則」で定めるところによる。 [本条新設 2012.10.31] 第 15 条(横断歩道) 横断歩道は、道路を横断する歩行者の安全と便宜のために次の各号の事 項を考慮して定める。<改正 2012.10.31> 一 歩行者の通行が頻繁な地点で通行の流れを自然に連結して歩行者の迂回距離及び横断距離 を最小化できる地点に設置すること 二 歩行者の安全、運転者の可視性及び交差路の交通の流れを考慮して設置すること 三 道路曲線部、急傾斜区間及びトンネル入口で 100 メートル以内の道路区間等、交通の安全 及び流れに深刻な支障を招くおそれがある場合には、設置しないこと 四 構造は平面横断歩道とすること。ただし、道路の効率性及び歩行者の安全のために必要な 場合又は周辺条件上平面横断歩道を設置することが困難な場合には、自動車専用道路、主幹 線道路及び鉄道踏切等に立替横断歩道を設置することができる。 2 平面横断歩道の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2012.10.31> 一 横断歩道の境界を明確に表示して、横断歩道標識を設置すること 二 道路の幅員に応じ交通島・安全地帯等を設置すること 三 点字表示及び夜光表示等を設置して、夜間歩行者の安全のために必要な場合には、別途の 横断歩道照明を設置すること 四 歩道との境界に段差がある場合には、交通弱者の通行に支障を与えないように、「交通弱 者の移動便宜増進法」に適合した段差低減施設を設置すること 五 交通弱者の通行が頻繁な区間、歩行者優先道路と交差する地点、自動車出入施設、住居団 地の進入路等、歩行者の安全及び歩行経路の連続性を優先的に考慮する必要がある場合には、 横断歩道の路面を歩道と同一の高さに連結する高原式横断歩道を設置すること 3 立体横断歩道の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2007.12.3> 一 横断歩道橋(陸橋)及び地下横断歩道に区分すべきこと 二 横断歩道橋及び地下横断歩道の構造は、次の各目の基準によるべきこと ア 幅員は次の基準によるべきこと (1) 1 分当たり歩行者数が 80 人未満の場合:1.5m以上 (2) 1 分当たり歩行者数が 80 人以上 120 人未満の場合:2.25m以上 (3) 1 分当たり歩行者数が 120 人以上 160 人未満の場合:3.0m以上 7 (4) 1 分当たり歩行者数が 160 人以上 200 人未満の場合:3.75m以上 (5) 1 分当たり歩行者数が 200 人以上 240 人未満の場合:4.5m以上 イ 階段部の段の高さは 15cm(地形、地物等周辺状況上やむを得ない場合には 18cm)以下 とし、段の幅は 30 cm(地形、地物等周辺状況上やむを得ない場合には 26cm)以上とすべ きこと ウ 歩道橋の高さが 3mを超過する場合には、階段の幅員以上(直階段にあっては 1.2m以 上)の踊り場を設置すべきこと。ただし、地形、地物等周辺状況上やむを得ない場合は、 この限りでない。 エ 階段でない傾斜路の斜度は 18 分の 1 以下とすべきこと。ただし、地形上困難な場合に は、12 分の 1 まで緩和することができる。 オ 歩道橋の両横には高さ 1m以上の欄干を設置して、各階段の足踏み部分には滑り防止処 理を施し、昇降部分と歩道橋の上部分には第 12 条第 1 項第六号の規定による証明施設を 設置すべきこと 4 第 1 項ないし前項の規定にかかわらず、地形条件等によりやむを得ない場合、集散道路、局 地道路及び特殊道路に設置する横断歩道の設置基準は、道路交通の安全に支障がない範囲内で、 都市・郡計画施設事業実施計画認可権者所属の都市計画委員会の審議を経て、これを緩和するこ とができる。この場合、都市計画委員会の審議は、「国土の計画及び利用に関する法律」第 90 条第 1 項の規定による実施計画の供覧を行う前に、経なければならない。<本項新設 2004.12.3、 改正 2005.7.1、2012.6.28、2012.10.31> 第 16 条(地下道路及び高架道路の決定基準) 地下道路及び高架道路の決定基準は、次の各号 のとおりとする。<改正 2003.7.1、2004.12.3、2005.10.7、2012.6.28> 一 次の各目の 1 に該当する地域に設置すべきこと ア 地上交通の円滑な疎通のため、土地を立体的に利用する必要がある地域 イ 周辺の土地利用計画上人口集中が予想される地域であって、交通の円滑な処理のため、 地下又は空中に道路を設置する必要がある地域 ウ 運動場、公演場、市場等、多数の住民が利用する施設がある地域であって、交通の円滑 な処理のため、地下又は空中に道路を設置する必要がある地域 二 広域都市・郡計画、都市基本計画、都市・郡管理計画及び都市・住居環境整備基本計画に 符合するか否かを考慮すべきこと 三 交通整備基本計画等交通施設の設置に関する計画を考慮すべきこと 四 既存の道路、地下道路、高架道路、駅広場等の隣接施設との機能上の連携性を考慮すべき こと 五 豪雨による浸水等を防止するため、災害脆弱地域には、地下道路を設置しないこと。ただ し、排水施設を設置する場合は、この限りでない。 2 前項の規定にかかわらず、地下公共歩道施設に関する決定基準に関しては、別に国土交通部 令で定める。<本項新設 2005.10.7、改正 2008.3.14、2013.3.23> 第 17 条(地下道路及び高架道路の構造及び設置基準) 地下道路及び高架道路の構造及び設置 基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2005.10.7、2012.6.28> 一 将来の道路の拡張可能性を考慮し、地下、地上及び空中の道路網に対する都市・郡管理計 画を樹立した後、これに従い設置すべきこと 二 水道供給設備、下水道、共同溝その他の都市・郡計画施設の設置が計画されている区間又 は必要であると認められる区間には、地表面から 4m以内に地下道路を設置しないこと 三 周辺建築物の安全を充分に考慮すべきこと 2 前項の規定にかかわらず、地下公共歩道施設に関する構造及び設置基準に関しては、別に国 土交通部令で定める。<本項新設 2005.10.7、改正 2008.3.14、2012.3.23> 第 18 条(歩行者専用道路の決定基準) る。 歩行者専用道路の決定基準は、次の各号のとおりとす 8 一 車両通行により歩行者の通行に支障が多いものと予想される地域に設置すべきこと 二 都心地域、副都心地域、住宅地、学校、河川周辺地域等においては、一般道路とその機能 が互いに補完関係が維持されるようにすべきこと 三 歩行の快適性を高めるため、緑地体系との連関性を考慮すべきこと 四 歩行者通行量の主たる発生源とバス停留場、地下鉄駅等公共交通施設が体系的に連結され るようにすべきこと 五 歩行者専用道路の規模は、歩行者通行量、環境条件、歩行目的等を充分に考慮して定め、 将来の歩行者通行量を予測して、歩行形態、地域の社会的特性、土地利用密度、土地利用の 特性を考慮すべきこと 六 歩行ネットワーク形成のため、公園、緑地、学校、公共庁舎及び文化施設等と円滑に連結 するようにすべきこと 第 19 条(歩行者専用道路の構造及び設置基準) 歩行者専用道路の構造及び設置基準は、次の 各号のとおりとする。<改正 2005.7.1、2012.10.31> 一 車道と接している場合又は海辺、絶壁等危険性がある地域に位置する場合には、安全保護 施設を設置すべきこと 二 歩行者専用道路の位置、幅員、通行量、周辺地域の用途等を考慮し、周辺の景観と調和を なすよう多様に設置すべきこと 三 適正な位置に、便所、公衆電話、郵便ポスト、長椅子、遮陽施設、緑地等歩行者の多様な 欲求を充足させることができる施設を設置して、その美観が周辺地域と調和をなすべきこと 四 小規模広場、公演場、休憩施設、学校、公共庁舎、文化施設等が歩行者専用道路と連接し ている場合には、これら空間と歩行者専用道路を連携させて、立体化された歩行空間が造成 されるようにすべきこと 五 歩行の安全性と便利性を確保して、歩行が中断しないようにするため、歩行者専用道路と 主幹線道路が交差する場所には、立体交差施設を設置して、歩行者優先構造とすべきこと 六 必要時には歩行者専用道路と自転車道路を併せて設置し、歩行と自転車通行を並行するこ とができるようにすべきこと 七 点字表示をし、又は傾斜路を設置する等、障害者、老人、妊産婦、児童等の利用に不便が ないようにすべきこと 八 舗装をする場合には、雨水が地面に充分に浸透できるよう、透水性材料を使用し、木又は 草花を植える場合には、その植栽面の高さを歩行者専用道路の路床高さと同一又は低くすべ きこと 九 歴史文化遺跡の周辺と通路、交差点付近、造形物がある広場等に設置する場合には、舗装 形態、材料又は植生を異にし、又はロゴ、文様等を設置する等、当該地域の特性を充分に表 わすようにすべきこと 十 傾斜路は、「障害者、老人、妊産婦等の便宜増進保障に関する法律施行規則」別表 1 第 1 号ア目(3)及びイ目の基準によるべきこと。ただし、階段にあってはこの限りでない。 十一 車両の進入及び駐停車を抑制するため遮断施設を設置すべきこと 第 19 条の 2(歩行者優先道路の決定基準) 歩行者優先道路の決定基準は次の各号のとおりとす る。 一 都市地域内幹線道路の裏面道路であって、車両通行と歩行者の通行を区分しにくい地域中 歩行者の通行が多い地域に設置すること 二 歩行者の安全のために傾斜が激しい場所には設置しないこと 三 歩行者優先道路では、車両速度、車両通行量及び歩行者の通行量を考慮した事前検討計画 を樹立して設置すること。この場合、車両速度は、時速 30 キロメートル以下で計画するこ と 四 安全で快適な歩行のために、歩行者専用道路及び緑地体系等と最短距離に連結されるよう にすること [本条新設 2012.10.31] 9 第 19 条の 3(歩行者優先道路の構造及び設置基準) 歩行者優先道路の構造及び設置基準は、次 の各号のとおりとする。 一 歩行者の通行安全性を確保するために、歩行者優先道路の一部区間又は全区間に歩行安全 施設及び車両速度低減施設等を設置すること 二 車両及び歩行者の円滑な通行のために、歩行者優先道路に路上駐車は許容しないこと。た だし、道路幅員、車両通行量、歩行者の通行量及び周辺土地利用現況等を考慮して必要な場 合は、この限りでない。 三 歩行者の通行の部分の路床は、ブロック、石材等、歩行者が歩行するのに安らかさを感じ ることができる材質を使用し、歩行者優先道路が一般道路の歩道と交差する場合、交差地点 には、歩行者を保護できる構造で路床を設置すること 四 雨水により車両及び歩行者の通行が不便にならないように排水施設を設置すること 五 歩行者の多様な活動を充足しつつ、車両通行に支障を与えないように、適正な位置に歩行 者のための便宜施設を設置すること [本条新設 2012.10.31] 第 20 条(自転車専用道路の決定基準) 自転車専用道路の決定基準は、次の各号のとおりとす る。 一 通勤、通学、散策等日常生活に必要な交通のために必要な場合には、当該地域の土地利用 現況を考慮し、自転車専用道路を別途設置し、又は一般道路に自転車専用車線を確保すべき こと 二 自転車専用道路は、断絶せず、バス停留場及び地下鉄駅と互いに連携するよう、設置すべ きこと 三 学校、公共庁舎、図書館、文化施設等と円滑に連結されるように設置すべきこと 第 21 条(歩行者専用道路の構造及び設置基準) 自転車専用道路の構造及び設置基準は、次の 各号のとおりとする。<改正 2012.10.31> 一 舗装を行う場合には、当雨水が地面に充分に浸透することができるよう、透水性材料を使 用し、木又は草花を植える場合には、その植栽面の高さを歩行者専用道路の路床高さと同一 又は低くすべきこと 二 一般道路に自転車専用道路を確保する場合には、次の各目の基準によるべきこと ア 自転車利用者の安全のため、車道との分離帯等の安全施設を設置すべきこと イ 自転車利用者の表示を設置し、車道との境界を明確にすべきこと 三 自転車専用道路を設置する場合には、次の各目の基準によるべきこと ア 自転車専用道路と公共交通手段間の連携地点においては、自転車保管所を設置すべきこ と イ 自転車専用道路が一般道路と交差する場合、自転車利用に不便がないよう、自転車専用 道路を優先構造としてすべきこと 2 前項の規定にかかわらず、自転車専用道路の構造及び設置基準に関しては、「自転車利用活 性化に関する法律」で定めるところによる。<改正 2005.10.7> 第2節 鉄 道 第 22 条(鉄道) この節において「鉄道」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 「鉄道建設法」第 2 条第一号の規定による鉄道 二 「都市鉄道法」第 3 条第一号の規定による都市鉄道 三 削除<2005.7.1> 四 「韓国鉄道施設公団法」第 7 条及び「韓国鉄道公社法」第 9 条第一号の規定による事業の 施設 10 第 23 条(鉄道の決定基準) 鉄道の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2012.10.31> 一 地域の成長による将来の施設拡張、建設費等の経済的側面等を考慮して定めるものとし、 適正な規模の線路、鉄道駅、鉄道車両基地等により区分すること 二 全国的な鉄道体系に関連して他の交通との関係を総合的に検討すること 三 路線は周辺地域の土地利用計画及び建築物の利用現況、河川等の通過による技術的事項及 び建設費等を考慮して定めること 四 鉄道駅は旅客及び貨物の集産が容易に行われるように、他の交通と連絡する場所に設置す るものとし、旅客数及び貨物輸送量が多い地域には、旅客専用駅と貨物専用駅を区分するこ と 五 鉄道駅は第 1 種専用住居地域、保全緑地地域及び保全管理地域の外の地域に設置すること 六 都市地域を地上で通過する鉄道は、地域共同体を断絶させないように路線を計画して、地 域住民が疎通できる空間を十分に確保すること 七 生態系が断絶しないように生態通路を確保して、重要な緑地軸は保全すること 第 24 条(鉄道の構造及び設置基準) 鉄道の構造及び設置基準は次の各号のとおりとする。<改 正 2005.7.1> 一 鉄道駅には障害者、高齢者、妊婦、子供等のためのエレベーター又はエスカレーターを設 置すること 二 前号に規定された事項のほかに鉄道の構造及び設置に関しては、「鉄道建設法」又は「都 市鉄道法」で定めるところによること 第3節 港 湾 第 25 条(港湾) この節において「港湾」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1、 2008.9.5、2009.12.14、2010.3.16、2011.11.1> 一 「港湾法」第 2 条第五号による港湾 二 「漁村・漁港法」第 2 条第五号による漁港施設 三 「マリーナ港湾の造成及び管理に関する法律」第 2 条第二号によるマリーナ港湾施設 第 26 条(港湾の決定基準並びに構造及び設置基準) 港湾の決定基準は次の各号のとおりとす る。<改正 2010.3.16、2012.10.31> 一 港湾の規模は、貨物の数量、種類、旅客の数、対象地域の地形、地物,海陸の交通相互間 の連繋性並びに将来の貨物及び旅客の増加及び船舶の大型化による施設拡充等を考慮して定 めること 二 港湾機能を円滑にして海運交通と内陸交通が迅速に変換されることができるように、道路、 鉄道等交通の配置が容易な地域に定めること 三 マリーナ港湾は、周辺港湾及びマリーナ港湾を利用する船舶の安全及び経済性等を考慮し て決定すべきこと 四 港湾及びマリーナ港湾は、都市活性化のため周辺の土地利用計画及び都市景観を考慮して 決定すべきこと 2 前項に規定された事項のほかに港湾の決定、構造及び設置に関しては、「港湾法」、「漁 村・漁港法」及び「マリーナ港湾の造成及び管理に関する法律」で定めるところによる。<改正 205.7.1、2008.9.5、2010.3.16> 第4節 空 港 第 27 条(空港) この節において「空港」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1、 2011.11.1> 一 「航空法」第 2 条第七号による空港 二 「航空法」第 2 条第八号による空港施設 11 第 28 条(空港の決定基準並びに構造及び設置基準) 空港の決定基準は、次の各号のとおりと する。 一 空港の立地は、国土総合計画、地域計画等の上位国土計画との関係を広域的な側面から総 合的に検討して定めること 二 旅客及び貨物の円滑な輸送のために、空港まで道路・鉄道等の交通が円滑に連絡されるよ うにすること 三 将来の市街地として発展する地域が滑走路の延長線上に位置しないようにすること 四 霧・突風等非正常的な気候による障害が少ない場所に定めること 五 将来の航空機の大型化及び高速化並びに運航回数の増加に備えた施設拡充を考慮すること 2 前項に規定された事項のほかに空港の決定、構造及び設置に関しては、「航空法」で定める ところによる<改正 2005.7.1> 第5節 駐車場 第 29 条(駐車場) この節において「駐車場」とは、「駐車場法」第 2 条第一号イ目の規定に よる路外駐車場をいう。<改正 2005.7.1> 第 30 条(駐車場の決定基準並びに構造及び設置基準) 駐車場の決定基準は、次の各号のとお りとする。<改正 2012.10.31> 一 駐車場は円滑な交通の疎通のために、主幹線道路の交差点に接して設置されないようにす ること 二 主幹線道路に進入口又は出入口が設置されないようにすること。ただし、別途の進入路、 出入り路又は緩和車線を設置する場合は、この限りでない。 三 大衆交通手段と連携される地点に設置すること 四 災害脆弱地域で国家又は地方自治体が設置又は管理する面積 3 千平方メートル以上の駐車 場には、地形及び排水環境等を検討して適正な規模の地下貯留施設を設置することを考慮す ること。ただし、河川区域及び公有水面に設置する場合は、この限りでない。 五 建築物でない駐車場の表面を舗装する場合には、雨水が土地によく浸透するように透水性 材料で舗装して、木又は草花を植える場合には、その植栽面の高さを駐車場の路床と同一又 は低くして、排水路の表面は、雨水受け幅以上の生態型で設置することを考慮すること 2 前項に規定された事項のほか、駐車場の決定、構造及び設置に関しては、「駐車場法」で定 めるところによる。<改正 2005.7.1> 第6節 自動車停留場 第 31 条(自動車停留場) この節において「自動車停留場」とは、次の各号の施設をいう。<改 正 2005.7.1、2008.9.5、2008.11.6、2010.3.16> 一 旅客自動車ターミナル 「旅客自動車運輸事業法」第 2 条第五号の規定による旅客自動車 ターミナルであって、旅客自動車ターミナル事業者が市内バス運送事業、農漁村バス運送事 業、市外バス運送事業又は貸切バス運送事業に提供するため設置するターミナル 二 貨物ターミナル 「貨物流通促進法」第 2 条第二号の規定による貨物ターミナルであって、 貨物ターミナル事業者が「貨物自動車運輸事業法施行令」第 3 条第一号の規定による一般貨 物自動車運送事業又は「海運法」第 2 条第三号の規定による海上貨物運送事業に提供するた め設置するターミナル 三 公営車庫地 ア 旅客自動車運輸事業用公営車庫地 「旅客自動車運輸事業法施行規則」第 72 条の規定 による公営ターミナル イ 貨物自動車運輸事業用公営車庫地 「貨物自動車運輸事業法」第 2 条第九号の規定によ る公営車庫地 12 四 共同車庫地 「貨物自動車運輸事業法」第 21 条第 4 項第二号の規定による共同車庫地の うち同法第 46 条又は第 50 条による協会又は連合会が設置する共同車庫地 五 複合乗換センター 「国家統合交通体系効率化法」第 2 条第十五号による複合乗換センタ ー 第 32 条(自動車停留場の決定基準) 自動車停留場の決定基準は、次の各号のとおりとする。< 改正 2008.1.14、2008.9.5、2010.3.16> 一 旅客自動車ターミナル及び旅客自動車運輸事業用公営車庫地 ア 主幹線道路又は他の交通との有機的な連結が可能な地域に設置すること イ 旅客需要が集中する地域であって利用者が接近しやすい地域に設置すること ウ 高速国道を主として利用する自動車のための自動車停留場の場合には、高速国道と容易 に連絡できるようにすること。ただし、当該自動車停留場の専用道路を設置する場合は、 この限りでない。 エ 旅客自動車ターミナル及び旅客自動車運輸事業用公営車庫の騷音圏に平穏を要する地域 が含まれないように近隣の土地利用現況を考慮すること オ 準住居地域、中心商業地域、一般商業地域、流通商業地域、準工業地域及び計画管理地 域に限り設置すること。ただし、市内バス運送事業用旅客自動車ターミナル及び市内バス 運送事業用公営車庫は第 2 種一般住居地いく、第 3 種一般住居地域及び生産緑地地域にも 設置することができ、複合乗換センターは第 1 種専用住居地域、保全緑地地域、保全管理 地域及び生産管理地域以外の地域に設置することができる。 二 物流ターミナル、貸物自動車運輸事業用公営車庫地及び共同車庫地 ア 主幹線道路又は他の交通との有機的な連結が可能な地域に定めること イ 高速国道を主として利用する自動車のための自動車停留場の場合には、高速国道と容易 に連絡できるようにすること。ただし、当該自動車停留場の専用道路を設置する場合は、 この限りでない。 ウ 地域の現況又は将来における空間構造、産業活動及び物流量を考慮して流通の円滑を期 すことができること エ 用地の確保が容易で、地域間の交通が便利な場所に設置すること オ 輸送能率を高めて、すべての交通施設との連結が容易なように、近隣の土地利用計画を 考慮すること カ 中心商業地域、一般商業地域、流通商業地域、一般工業地域、準工業地域及び計画管理 地域に限り設置すること。ただし、地域の土地利用計画上やむを得ない場合であって、地 域間を連結する主幹線道路又は高速国道との連結が容易な隣接地域に 2 万平方メートル以 上の規模で設置するときには、環境汚染防止対策を樹立した場合に限り、自然緑地地域に も設置することができる。 第 33 条(自動車停留場の構造及び設置基準) 自動車停留場に設置することができる施設は、 次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2006.11.222011.11.1、2012.6.28、 2012.10.31> 一 附帯施設 : ガソリンスタンド、自動車用ガス充電所、変電室、ボイラー室、公害防止施 設、自動車整備施設、放送室、配車室、案内室、車庫、洗車場、従業員用休憩室、従業員用 浴室、従業員用寮、乗務員待機室 二 便益施設 : 「建築法施行令」別表 1 による建築物中次の各目のいずれかに該当しない施 設 ア 「建築法施行令」別表 1 の第 1 号、第 2 号及び第 5 号ないし第 28 号に該当する施設 イ 「建築法施行令」別表 1 の第 4 号エ目(テニスコート及びゴルフ練習場に限る。)、オ目 (宗教集会場及び公演場に限る。)、カ目(不動産仲介業者及び出版社に限る。)、キ目(製 造業店に限る。)及びケ目ないし他目に該当する施設 三 第一号及び前号の施設に類似する施設であって、都市・郡計画施設事業実施計画認可権者 所属の都市計画委員会の審議を経た施設。この場合、都市計画委員会の審議は、「国土の計 13 画及び利用に関する法律」第 90 条第 1 項の規定による実施計画供覧をする前に経なければ ならない。 2 前項に規定された事項のほか、自動車停留場の構造及び設置に関しては、「旅客自動車運輸 事業法」、「貸物自動車運輸事業法」、「物流施設の開発及び運営に関する法律」及び「国家統 合交通体系効率化法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2008.9.5、2010.3.16> 第7節 軌 道 第 34 条(軌道) この節において「軌道」とは、「軌道運送法」第 2 条第三号による軌道施設 をいう。<改正 2005.7.1、2010.3.16> 第 35 条(軌道の決定基準) 軌道の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2010.3.16> 一 他の交通との関係を充分に考慮しなければならず、特に道路計画と連携して設置すること 二 近隣の土地利用現況を考慮して、自然環境、住居環境等が阻害されないようにすること 三 索道は、周辺地域の景観維持に支障とならないようにすること 第 36 条(軌道の構造及び設置基準) 軌道の構造及び設置に関しては、「軌道運送法」で定め るところによる。<改正 2005.7.1、2010.1.11、2010.3.16>> 第8節 索 道<削除 2010.3.16> 第 37 条(索道) 削除<2010.3.16> 第 38 条(索道の決定基準) 削除<2010.3.16> 第 39 条(索道の構造及び設置基準) 削除<2010.3.16> 第9節 運 河 第 40 条(運河) この節において「運河」とは、主として地域間の内陸水運のため設置する施 設をいう。 第 41 条(運河の決定基準) 運河の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 運河の規模は、地域間の物流量等貨物輸送量及び経済性を考慮して定めること 二 港湾、道路、鉄道等と運河との水陸交通体系が相互有機的に連携されるようにすること 三 既存の水路がある場合には、その水路を活用すること 四 周辺の土地利用現況を考慮して、低地帯に設置して、排水路として機能することができる ようにすること 五 既存河川の流路を低水工事、浚渫等により改良する場合又は河川工事等により船路として 造ろうとする場合には、これを河川施設として設置すること。ただし、運河としての機能が 低下しないように運河の決定、構造及び設置基準を考慮しなければならない。 第 42 条(運河の構造及び設置基準) 運河の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。 一 直線部分の幅は、運河を利用する最大船舶 2 隻がその船舶間及び船舶と岸壁間にそれぞれ 最小 10 メートルないし 20 メートルの余裕を持って自由に運航することができるようにする こと 二 屈曲部分の曲線最小半径は、運航対象最大船舶長さの 4 倍以上にすること 三 深度は、運河を利用する最大船舶が最大喫水時に無動力船舶の場合には 0.3 メートルない し 0.6 メートル以上、動力船舶の場合には 0.6 メートルないし 1 メートル以上の余裕がある ようにすること 14 四 運河に設置する橋梁は、船舶運行に支障を与えないように、適切な高さ、幅員等必要な空 間を確保し、その他船舶運航に必要な装置を設置すること 五 船舶が停泊又は旋回することができる空間を充分に確保すること 六 周辺の土地利用現況を考慮して必要な場所に貨物荷役施設を設置するものとし、必ず道路 と接続されるようにすること 七 船舶の運航速度は、運河の管理と船舶の安全を考慮した適正な速度で維持されるようにす ること 八 運河の水質を良好な水準で維持及び管理するようにすること 九 運河の建設により地域間断絶が発生しないようにすること 第 10 節 自動車及び建設機械検査施設 第 43 条(自動車及び建設機械検査施設) この節において「自動車及び建設機械検査施設」と は、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 「自動車管理法施行規則」第 73 条の規定による自動車検査施設 二 「建設機械管理法施行規則」第 32 条の規定による建設機械検査所 第 44 条(自動車及び建設機械検査施設の決定基準) 自動車及び建設機械検査施設の決定基準 は、次の各号のとおりとする。 一 検査を受けるための自動車及び建設機械の接近が容易で交通が便利な場所であること 二 検査を受けるための自動車及び建設機械の出入りにより交通停滞を発生させないこと 三 準住居地域、近隣商業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域 に限り設置すること 第 45 条(自動車及び建設機械検査施設の構造及び設置基準) 自動車及び建設機械検査施設に は、次の各号の便益施設を設置することができる。 一 食堂、売店、休憩室及び喫茶店 二 従業員用寮 2 前項に規定された事項のほか、自動車及び建設機械検査施設の設置に関しては、「自動車管 理法」又は「建設機械管理法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第 11 節 自動車及び建設機械運転学院 第 46 条(自動車及び建設機械運転学院) この節において「自動車及び建設機械運転学院」と は、「道路交通法」第 2 条第三十二号の規定による自動車運転学院及び「学院の設立・運営及び 課外教習に関する法律」第 2 条第一号の規定による学院のうち建設機械運転学院をいう。<改正 2005.7.1、2006.5.30、2012.6.28> [全文改正 2004.12.3] 第 47 条(自動車及び建設機械検査施設の決定基準) 自動車及び建設機械運転学院の決定基準 は、次の各号のとおりとする。 一 車及び建設機械の出入りに支障がなく、排水が容易に行われ、近隣の住居環境に危害を及 ぼすおそれがない地域に設置すること 二 騷音、大気汚染等環境汚染問題を考慮すること 三 準住居地域、一般商業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域 に限り設置すること 第 48 条(自動車及び建設機械検査施設の構造及び設置基準) 自動車及び建設機械運転学院の 構造及び設置に関しては、「道路交通法」又は「学院の設立・運営及び課外教習についての法 律」で定めるところによる。<改正 2004.12.3、2005.7.1> 15 第3章 空間施設 第1節 広 場 第 49 条(広場) この節において「広場」とは、「国土の計画及び利用に関する法律施行令」 第 2 条第 2 項第三号各目の交通広場、一般広場、景観広場、地下広場及び建築物付設広場をいう。 <改正 2005.7.1> 2 交通広場は、交差点広場、Uターン広場及び主要施設広場に区分し、一般広場は中心帯広場 及び近隣広場に区分する。 第 50 条(広場の決定基準) 広場は、公共交通、歩行動線、近隣主要施設及び土地利用現況等 を考慮して、歩行者に適切な休息空間を提供して、周辺の横環境及び建築計画等と連係して都市 の景観を高められるように決定しなければならず、次の各号の決定基準に従わなければならない。 <改正 2012.10.31> 一 交通広場 ア 交差点広場 (1)混雑する主要道路の交差地点で各種車と歩行者を円滑に疎通させるために必要な場所 に設置すること (2)自動車専用道路の交差地点の場合には、立体交差方式にすること (3)主幹線道路の交差地点の場合には、接続道路の機能に応じ、立体交差方式にし、又は 交通島、変速車路等による平面交差方式にすること。ただし、都心部又は地形条件上 広場の設置が不適合な場合は、この限りでない。 イ 駅前広場 (1)駅前での交通混雑を防止して、利用者の便宜を図るために、鉄道駅の前に設置するこ と (2)鉄道交通と道路交通の効率的な変換ができるようにするために、道路との連結が容易 なようにすること (3)大衆交通手段及び駐車施設と円滑に連携されるようにすること ウ 主要施設広場 (1)港湾、空港等一般交通の混雑要因となる主要施設に対する円滑な交通処理のために、 当該施設と接する部分に設置すること (2)主要施設の設置計画に交通広場の機能を持つ施設計画が含まれたときには、その計画 によること 二 一般広場 ア 中心大広場 (1)多数人の集会、行事、社交等のために必要な場合に設置すること (2)全体住民が容易に利用できるように交通中心地に設置すること (3)一度に多数人が集散する場合の交通量を考慮すること イ 近隣広場 (1)住民の社交、娯楽、休息等のために必要な場合に、生活圏別に設置すること (2)市場、学校等、多数人が集散する施設と連携されるように、近隣の土地利用現況を考 慮すること (3)市・郡全般にわたって系統的に均衡を成すようにすること 三 景観広場 ア 住民の休息、娯楽及び景観、環境の保全のために必要な場合に、河川、湖、史跡地、保 存価値がある山林や歴史的、文化的、郷土的意義がある場所に設置すること イ 景観物に対する景観維持に支障がないように近隣の土地利用現況を考慮すること ウ 住民が容易に接近できるようにするために、道路と連結させること 四 地下広場 16 ア 鉄道の地下停車場、地下道又は地下商店街と連結して交通処理を円滑にして、利用者に 休息を提供するために必要な所に設置すること イ 広場の出入口は用意に出入りすることができるように、道路と連結させること 五 建築物敷設広場 ア 建築物の利用効果を高めるために、建築物の内部又はその周囲に設置すること イ 建築物と広場相互間の機能が阻害されないようにすること ウ 一般人が接近しやすい接近路を確保すること 第 51 条(広場の構造及び設置基準) 広場の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。。 <改正 2005.7.1、2012.10.31> 一 交差点広場は、自動車の設計速度による曲線半径以上にあるようにして、交通処理が円滑 に行われるようにすること 二 交差点広場には、横断歩行者の通行に支障がない施設を設置して、「道路法」の規定によ る道路附属物を設置するようにすること 三 駅前広場及び主要施設広場には、利用者のための歩道、車道、タクシー停留場、バス停、 休息施設等を設置すること 四 中心大広場には、住民の集会、行事又は休息のための施設及び歩行者の通行に支障がない 施設を設置すること 五 近隣広場には、住民の社交、娯楽、休息等のための施設を設置しなければならず、広場の 利用に支障を与えないように、広場内又は広場近隣に当該地域を通過する交通量を処理する ための道路を配置しないこと 六 景観広場には、住民の休息、娯楽又は景観のための施設及び景観物の保護のために必要な 施設及び標識を設置すること 七 地下広場には、利用者の休息のための施設及び広場の規模に適合した適正な出入口を設置 すること 八 地下広場は通風及び換気が円滑に行われるようにすること 九 建築物敷設広場には、利用者の休息及び観覧のための施設を設置することができるものと し、建築物の利用に支障がないようにすること 十 住民の休息、娯楽、景観等を目的とする広場に舗装をする場合には、周辺の自然環境及び 美観を考慮して、雨水がよく浸透するように透水性舗装材を使用すること 十二 災害脆弱地域に 3 千平方メートル以上の駅前広場、一般広場及び景観広場を設置する場 合には、広場の規模及び目的を検討して、地表に階段型で雨水を貯留することができる空間 を設置すること又は適正な規模の地下貯留池を設置することを考慮すること 十三 木又は草花を植える場合、その植栽面の高さを広場の底面高さと同一又は低くして、雨 水が植栽面に流れることができる構造で設置すること。ただし、景観、歩行者安全及び木又 は草花の保護等のために必要な場合は、この限りでない。 第2節 公 園 第 52 条(公園) この節において「公園」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 「都市公園及び緑地等に関する法律」第 15 条第 1 項各号の公園 二 都市地域以外の地域に「都市公園及び緑地等に関する法律」を準用して設置する公園 [全文改正 2006.11.22] 第 53 条(公園の決定基準並びに構造及び設置基準) 都市地域内に設置する公園の決定、構造 及び設置に関しては、「都市公園及び緑地等に関する法律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2006.11.22> 2 都市地域外の地域に設置する公園の決定、構造及び設置に関しては、「都市公園及び緑地等 に関する法律」を準用する。<改正 2005.7.1、2006.11.22> 17 第3節 緑 地 第 54 条(緑地) この節において「緑地」とは、次の各号の施設をいう。 一 「都市公園及び緑地等に関する法律」第 35 条各号の緩衝緑地、景観緑地及び連結緑地 二 都市地域以外の地域に「都市公園及び緑地等に関する法律」を準用して設置する緑地 [全文改正 2006.11.22] 第 55 条(緑地の決定基準並びに構造及び設置基準) 都市地域内に設置する緑地の決定、構造 及び設置に関しては、「都市公園及び緑地等に関する法律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2006.11.22> 2 都市地域外の地域に設置する緑地の決定、構造及び設置に関しては、「都市公園及び緑地等 に関する法律」を準用する。<改正 2005.7.1、2006.11.22> 第4節 遊園地 第 56 条(遊園地) この節において「遊園地」とは、主として住民の福祉の向上に寄与するた め設置する娯楽及び休養のための施設をいう。 第 57 条(遊園地の決定基準) 遊園地の決定基準は次の各号のとおりとする。<改正 2005.7.1、 2008.9.5> 一 市・郡内の空地の適切な活用、余暇空間の確保、都市環境の美化、自然環境の保全等の効 果を高めるようにすること 二 森、谷、湖、河川、海等、自然環境が美しくて変化が多い場所に設置すること 三 遊園地の騷音圏に住居、学校等、平穏を要する地域が含まれないように、近隣の土地利用 現況を考慮すること 四 準住居地域、一般商業地域、自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置すること。ただし、 遊園地面積の 50 パーセント以上が計画管理地域に該当する場合には、残余面積が生産管理 地域又は保全管理地域に該当する場合にも設置することができる。 五 利用者が容易に接近できるように交通施設を連結すること 六 大規模遊園地の場合には、各地域から容易に行き来することができるように、交通施設が 高速国道又は地域間主幹線道路に容易に連結できるようにすること 七 電力及び用水の供給を容易に受けることができ、自然災害のおそれがない地域に設置する こと 八 小川のほとり、川辺、湖畔又は浜辺に設置する遊園地の場合には、次の各目の事項を考慮 すること ア 小川のほとり、川辺、湖畔又は浜辺が遮られずに、緩やかに傾斜していること イ きれいで広い砂浜があること ウ 水泳ができる場合には、水質が「環境政策基本法」等関係法令に規定する水質基準に適 合すること エ 上水源の汚染を誘発させない場所であること 九 遊園地の規模は 1 万平方メートル以上であって、遊園地の性格と機能に応じ、適正な規模 とすること 第 58 条(遊園地の構造及び設置基準) 遊園地の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとす る。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2010.3.16、2012.10.31> 一 各階層の利用者の要求に応じるように多様な施設を設置すること 二 年齢と性別の区分なく利用することができる施設を含むこと 三 休養を目的とする遊園地を除き、土地利用の効率化を期するように一定地域に施設を集中 させて、細部施設間の有機的関連性がある場合には、2 以上の細部施設を 1 の敷地に共に設 置することを考慮すること 18 四 遊園地には、歩行者中心に道路を設置して、車道を設置する場合にあっても、歩行者の安 全及び便宜を阻害しないようにすること 五 特色があり、健全な休息空間になることができるように細部施設を設置すること 六 遊園地の目的及び地域別特性を考慮して、細部施設造成計画で休養施設、便益施設及び管 理施設の種類を定めること 七 河川、渓谷及び山地に遊園地を設置する場合、災害危険性を十分に考慮して、キャンプ場 及び宿泊施設は、必ず災害から安全な場所に設置すること 八 遊園地の駐車場表面を舗装する場合には、芝、ブロック等の透水性材料を使用し、排水路 の表面は雨水受け幅以上の生態型で設置することを考慮すること 2 遊園地には、次の各号の施設を設置することができる。この場合、第一号の遊戯施設は、主 として子供向けの遊戯施設と主として家族用の遊戯施設に区分して設置しなければならない。< 改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.1.14、2008.9.5、2010.3.16、2012.6.28、2012.10.31> 一 遊戯施設 :「観光振興法」による遊戯施設・遊戯器具、バンジージャンプ、ブランコ・ すべり台・シーソー等の施設、ミニソリ場・ミニスケート場等余暇活動と運動を合わせて楽 しむことができる施設その他機械等で操作する各種遊戯施設 二 運動施設 : 陸上競技場、テニス場、ゴルフ練習場、室内野球練習場、卓球場、弓道場、 体育道場、プール、ボート遊び場、浮き橋、桟橋、係留場、スキー場(室内スキー場を含 む。)、ゴルフ場(9 ホール以下の場合に限る。)、馬場等の各種運動施設 三 休養施設 : 休憩室、テーマパーク、釣り場、宿泊施設、キャンプ場(オートキャンプ場 を含む。)、野遊会場、青少年修練施設、自然休養林 四 特殊施設 : 動物園、植物園、公演場、結婚式場、馬券場外発売所(これらに類似するも のを含む。)、観覧場、展示場、陣列館、彫刻、野外音楽堂、野外劇場、温室及び樹木園 五 レジャー施設 : 観光ホテルに附属する施設であって、「観光振興法」第 15 条による事 業計画承認を受けて設置するレジャー施設 六 便益施設 : 展望台、売店、休憩飲食店、一般飲食店、音楽鑑賞室、一般浴場、団欒酒場、 カラオケ、写真館、薬局、簡易医療施設及び金融業所 七 管理施設 : 道路、駐車場、索道、ごみ処理場、管理事務所、トイレ、案内標識及び倉庫 八 第一号ないし第七号の施設と類似する施設であって、遊園地別目的、規模及び地域別特性に 適合して都市・郡計画施設決定権者所属の都市計画委員会(当該都市・郡計画施設決定権者に所 属する委員会をいう。以下、第 64 条第 2 項第三号、第 93 条第 2 項、同条第 3 項、第 101 条第 2 項及び第 119 条第三号の二において同じ。)の審議を経た施設 3 遊園地内での安寧秩序の維持その他遊園地周辺の状況からみて特に必要と認められる場合に は、交番、警戒所等の施設を第 2 条第 2 項の規定による詳細施設に関する造成計画に含ませるこ とができる。 4 遊園地のうち「観光振興法」第 2 条第六号による観光地又は同条第七号による観光団地とし て指定された地域及び同法第 15 条により同法施行令第 2 条第 3 号ア目による専門休養業又は同 号イ目による総合休養業として事業計画の承認を受けた地域には、第 2 項にかかわらず、「観光 振興法」で定める施設を含めて設置することができる。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 5 遊園地のうち「済州特別自治道の設置及び国際自由都市造成のための特別法」による開発事 業により造成する遊園地に対しては、第 1 項第四号、第五号及び第 2 項の規定を適用しない。< 改正 2004.12.3、2005.7.1、2012.6.28> 第5節 公共空地 第 59 条(公共空地) この節において「公共空地」とは、市・郡内の主要施設又は環境の保護、 景観の維持、災害対策、歩行者の通行及び住民の一時期休息区間の確保のため設置する施設をい う。 第 60 条(公共空地の決定基準) 公共空地は、公共目的のために必要な最小限の規模で設置し なければならない。 19 第 61 条(公共空地の構造及び設置基準) 公共空地の構造及び設置基準は、次の各号のとおり とする。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2012.10.31> 一 地域の美観を阻害しないようにすること 二 地域の快適な環境を造成するために必要な場合、長椅子、藤、つた等の横木、造形物、屋 外に設置する生活体育施設(「体育施設の設置・利用に関する法律」第 6 条の規定による生 活体験施設中建築物の建築又は工作物の設置を伴わないものをいう。)等、公衆が利用する ことができる施設を設置すること 三 住民の日常生活において快適性及び安全性を確保すること 四 周辺地域の開発事業により増加する雨水に混入されている汚染物質を集めておく施設又は 土中に染み込ませる貯留池、浸透池、浸透溝、植生帯等の施設を設置すること 五 底面は緑地として造成することを原則とするものとし、やむを得ない場合には、透水性舗 装をし、又はブロック、石材等の資材を使用して利用者に安らかさを与えて美観を高められ るようにすること 第4章 流通及び供給施設 第1節 流通業務設備 第 62 条(流通業務設備) この節において「流通業務設備」とは、次の施設をいう。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5、2009.12.14、2010.3.16、2012.6.28> 一 「流通施設の開発及び運営に関する法律」による流通団地 二 次の各目の施設であって、各目別に 1 以上の施設が同一の場所又は隣接した場所に合わせ て設置され、相互その効用を果たす施設 ア 次の施設のうち 1 以上の施設 (1) 「流通産業発展法」第 2 条第三号、第四号、第七号及び第十五号の規定による大規模 店舗、臨時市場、専門商店団地及び共同集配送センター (2) 「農水産物流通及び価格安定に関する法律」第 2 条第五号及び第十二号の規定により 農水産物卸売市場、農水産物共販場及び農水産物総合流通センター (3) 「自動車管理法」第 60 条第 1 項の規定による自動車競売場 イ 次の施設のうちいずれか 1 以上の施設 (1) 第 31 条第二号による物流ターミナル及び同条第三号イ目による貨物自動車運輸事業用 公営車庫地 (2) 貨物を取り扱う鉄道駅 (3) 「流通施設の開発及び運営に関する法律」第 2 条第七号エ目の規定による貨物の運送、 荷役及び保管施設 (4) 「港湾法」第 2 条第五号イ目(2)の規定による荷役施設 ウ 次の施設のうち 1 以上の施設 (1) 倉庫、野積場又は貯蔵所(「危険物安全管理法」第 2 条第四号の貯蔵諸を除く。) (2) 貨物積下し施設、貨物積置用建造物その他これらに類似する施設 (3) 「畜産物加工処理法」第 2 条第十号の規定による畜産物保管場 (4) 生産された自動車を引き渡す出庫場 第 63 条(流通業務設備の決定基準) 流通業務設備の決定基準は、次各号のとおりとする。<改 正 2004.12.3、2005.7.1、2008.1.14、2008.9.5> 一 物資輸送において地域間交通と市・郡交通の変換点としての機能及び物資需給において供 給者と需要者の中継基地としての機能が相互にその効用を発揮するようにすること 二 都心の交通混雑を軽減させて、流通機能の効率化のために地域間の交通が円滑な高速国道、 鉄道駅、港湾等が連結する地点又はこれらに近接する都市の外郭に設置すること 20 三 集散地、工業団地等の物資供給地と容易に連結して、市・郡内の各種市場及び集配所との 交通が便利な所に設置すること 四 全国の流通網体系により物資の移動性向を充分に考慮すること 五 将来における物流量の増加と輸送装備の大型化に備えて施設の拡充が可能なようにするこ と 六 主要施設の周辺又は人口が密集した地域に設置しないように、近隣の土地利用計画を考慮 すること 七 準住居地域、中心商業地域、一般商業地域、近隣商業地域、流通商業地域、一般工業地域、 準工業地域及び計画管理地域に限り設置すること。ただし、「流通産業発展法施行令」別表 1 による大規模店鋪のうち大型マート又は専門店の設置を目的とする場合には、自然緑地地 域にも設置することができる。 第 64 条(流通業務設備の構造及び設置基準) 流通業務設備の構造及び設置基準は、次の各号 のとおりとする。<改正 2005.7.1、2008.9.5、2012.6.28> 一 すべての施設を同じ敷地の中に集団的に設置することにより流通業務設備の効用を高める ようにするものとし、そうではないときには、近隣に設置して相互にその効用を発揮するよ うにすること 二 周辺環境を保護して、各種交通災害及び大気汚染、騷音、震動等の公害を防止するために、 外郭境界部分に緑地、道路等の遮断空間を置くこと 三 流通構造の発展に対処することができるように施設、設備等を設置して、公害要因がある 施設とない施設を適切に分離すること 四 附帯施設及び便益施設を適切に設置するものとし、流通業務設備の特性を充分に勘案して 相互関連をもって設置すること 五 物流ターミナル、倉庫、荷役施設、荷扱い所、車庫及び自動車競り市等、貨物運送関連施 設の進入口及び出入口は、交通の円滑な流れと安全に支障がないように設置すること 六 第一号ないし前号で規定された事項以外に、流通業務設備の設置に関しては、第 24 条、 第 26 条、第 33 条、第 84 条又は「流通産業発展法」、「自動車管理法」、「物流施設の開 発及び運営に関する法律」及び「畜産物加工処理法」で定めるところによること 七 流通業務設備中第 62 条第一号による物流団地の設置基準に関しては、「物流施設の開発 及び運営に関する法律」で定めるところによること 2 流通業務設備に設置することができる附帯施設及び便益施設の種類は、次の各号のとおりと する。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5、2012.6.28、2012.10.31> 一 附帯施設 : 事務所、店鋪、駐車場、従業員用寮、ガソリンスタンド、流通業務に関する 研究施設及び「大気環境保全法」第 58 条第 2 項第二号による施設 二 便益施設 : 銀行、休憩室、食堂、薬局及び喫茶店 三 第一号及び前号の施設と類似する施設であって、都市計画委員会(当該都市・郡計画施設 の決定権者に属する委員会をいう。)の審議を経た施設 第2節 水道供給設備 第 65 条(水道供給設備) この節において「水道供給設備」とは、「水道法」第 3 条第五号の 規定による水道(一般水道及び広域用水道に限る。)のうち次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 取水施設、貯水施設、浄水施設及び排水施設 二 専用管路敷地上に設置する導水施設及び送水施設 第 66 条(水道供給設備の決定基準並びに構造及び設置基準) 水道供給設備の決定、構造及び 設置に関しては、「水道法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 21 第3節 電気供給設備 第 67 条(電気供給設備) この節において「電気供給設備」とは、「電気事業法」第 2 条第十 六 号 の 規 定 に よ る 電 気 事 業 用 電 気 設 備 の う ち 次 の 各 号 の 施 設 を い う 。 < 改 正 2005.7.1 、 2006.11.22、2008.1.14、2012.6.28> 一 発電施設 二 発電施設(屋内に設置するものを除く。) 三 送電線路(15 万 4 千ボルト以上のものに限る。) 四 配電事業所(配電設備と連結された機械及び器具が設置されたものに限る。) 第 68 条(電気供給設備の決定基準) 電気供給設備の決定基準は、次の各号のとおりとする。< 改正 2006.11.22、2009.5.15、2012.10.31> 一 発電施設 ア 騒音、事故等による災害を防止することができるよう、近隣の土地利用計画を考慮して 設置すること イ 専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置 すること。ただし、「新エネルギー及び再生エネルギー開発・利用・普及促進法」第 2 条 第二号による新・再生エネルギー設備に該当する発電施設は、専用住居地域及び一般住居 地域以外の地域に設置することができる。 ウ 火力又は原子力を利用した発電施設は、ア目及びイ目のほか、次の基準を考慮して設置 すること 1) 港湾又は鉄道輸送が便利で燃料を確保しやすい場所に設置すること 2) 臨海地域等、発電用水を確保しやすい場所に設置すること 3) 潮水、波浪等による浸水のおそれがない場所に設置すること 二 変電施設 ア 送電線路と容易に連結されて、重量物の搬入及び搬出が可能な場所に設置すること イ 需要地域の中心部に近接して設置すること ウ 浸水及び土砂崩壊等、災害の発生可能性が小さい場所に設置すること 三 送電線路 ア 外郭幹線は、都市周辺の空地に設置すること イ 内部進入幹線は、事故等による災害を防止するように、空地又は低密度地域に設置する ものとし、近隣の土地利用現況を考慮すること 四 配電事業所 変電所と容易に連結して、需要地域の中心部に近接して設置すること 第 69 条(電気供給設備の構造及び設置基準) 電気供給設備の構造及び設置に関しては、「電 気事業法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第4節 ガス供給設備 第 70 条(ガス供給設備) この節において「ガス供給設備」とは、次の各号の施設をいう。<改 正 2004.12.3、2005.7.1、2010.3.16> 一 「高圧ガス安全管理法」第 3 条第一号の規定による貯蔵所(貯蔵能力 30 トン以下の液化 ガス貯蔵所及び貯蔵能力 3 千立方メートル以下の圧縮ガス貯蔵所を除く。)及び同法施行規 則別表 5 第三号の固定式移動充填車両充填所 二 「液化石油ガスの安全管理及び事業法施行規則」別表 3 第一号ア目及びウ目の規定による 容器充填施設と自動車に固定されたタンク充填施設 三 「都市ガス事業法」第 2 条第五号の規定によるガス供給施設 22 第 71 条(ガス供給設備の決定基準) ガス供給設備の決定基準は、次の各号のとおりとする。< 改正 2012.10.31> 一 主要施設物又は建築物が密集した地域に設置されないように、近隣の土地利用計画を考慮 すること 二 専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置す ること。ただし、ガス供給施設のうち配管及び定圧期並びにこれらに附随する施設は、他の 地域にも設置することができる。 三 引火、爆発等による不意の事故に備えて、交通が混雑する商店街、繁華街、市場等、人が たくさん集まる場所及びこれに近接する場所に設置しないこと 四 浸水及び土砂崩壊等災害発生の可能性が小さい場所に設置すること 第 72 条(ガス供給設備の構造及び設置基準) ガス供給設備の構造及び設置に関しては、「高 圧ガス安全管理法」、「液化石油ガスの安全管理及び事業法」及び「都市ガス事業法」で定める ところによる。<改正 2004.12.3、2005.7.1> 第5節 熱供給設備 第 73 条(熱供給設備) この節において「熱供給設備」とは、「集団エネルギー事業法」第 9 条の規定による集団エネルギー事業の許可を受けた者が設置する次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 「集団エネルギー事業法施行規則」第 2 条第一号の規定による熱源施設 二 「集団エネルギー事業法施行規則」第 2 条第二号の規定による熱輸送施設 第 74 条(熱供給設備の決定基準) 熱供給設備の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2012.10.31> 一 熱源施設は、事故等による災害を防止するため、近隣の土地利用計画を考慮して設置する こと 二 熱源施設は第 2 種占用住居地域、第 2 種一般住居地域、第 3 種一般住居地域、準住居地域、 専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置する こと 三 ごみを焼却して熱を発生させる熱源施設は、大気及び水質の汚染等の各種環境汚染問題を 考慮して設置するものとし、車が容易に接近することができる地域に設置すること 四 熱輸送施設は、輸送効率を高めるために、供給地と消費の間の距離を最小化することがで きる経路で設置すること 五 熱輸送施設は、工事の不必要な重複を避けるため、近隣道路網及び地下埋設物の分布を考 慮すること 六 引火、悪臭等による近隣の被害を減らすため、周囲に緩衝緑地を置くこと 七 人口及び産業団地等の分布を考慮して立地を定めること 八 浸水及び土砂崩壊等災害発生の可能性が小さい場所に設置すること 第 75 条(熱供給設備の構造及び設置基準) 熱供給設備の構造及び設置に関しては、「集団エ ネルギー事業法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第6節 放送・通信施設 第 76 条(放送・通信施設) この節において「放送・通信施設」とは、国又は地方自治団体が 設置する施設(第一号の場合には、放送通信委員会が設置する施設を含む。)であって、次の各 号の施設をいう。<改正 2005.7.1> 一 「電気通信事業法」第 2 条第四号の規定による事業用電気通信設備 23 二 「電波法」第 2 条第五号の規定による無線設備(「電気通信事業法」第 2 条第四号の規定 による事業用電気通信設備を除く。) 三 「放送法」第 79 条の規定による有線放送局設備(総合有線放送局に限る。) [全文改正 2011.11.1] 第 77 条(放送・通信施設の決定基準) 放送・通信施設は、利用者がアクセスしやすく、放送 施設従事者の円滑な活動のため、交通が便利な場所に設置しなければならない。 第 78 条(放送・通信施設の構造及び設置基準) 放送・通信施設の構造及び設置に関しては、 「電気通信事業法」、「電波法」及び「放送法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第7節 共同溝 第 79 条(共同溝) この節において「共同溝」とは、「国土の計画及び利用に関する法律」第 2 条第九号の規定による共同溝をいう。<改正 2005.7.1> 第 80 条(共同溝の決定基準) 共同溝を設置する場合、共同溝に収容する施設の設置現況、長 期需要予測及び経済的妥当性並びに周辺施設物に及ぼす影響を充分に調査して検討しなければな らない。 第 81 条(共同溝の構造及び設置基準) 共同溝の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとす る。<改正 2004.12.3、2005.7.1> 一 降水時に通風孔等に浸水する水を汲み出すことができる排水ポンプを 2 台以上設置するこ と 二 ガス管又は下水管からのガス漏洩、漏水及び浸水による湿度の増加、電力ケーブル、暖房 配管等による温度上昇及び細菌類の繁殖を予防することができる換気設備を設置すること 三 共同溝内での円滑な作業のために、15 ルクス程度の照明装置をして、点燈スィッチは入 口に手回しにより装置して、共同溝内で必要な場合に備えて、適当な間隔でコンセントを設 置すること。この場合、照明装置、点燈スィッチ及びコンセントは、防水型、防爆型(ガス 管を収容する場合又はガス発生のおそれがある場合に限る。)及び耐腐食性の器具を使用し なければならない。 四 変電室の中の火事、停電等の事故に備えた非常照明設備を設置すること 五 非常時に共同溝の出口及び非常口に誘導するための誘導灯を設置して、停電のときにも照 明が可能になるように設備すること 六 共同溝内の附帯施設を稼動するための電源は、耐腐食性及び耐衝撃の電線官及び耐火配線 を使用して、漏電による感電を防止して、収容施設を保護するために、漏電遮断機を設置す ること 七 火事その他の事故が発生した場合に、共同溝に出入りする者が共同溝内の状況を共同溝管 理事務所に迅速に連絡することができる通信設備を設置すること 八 内部の掃除等のために共同溝内に給水施設を設置すること 九 作業員の安全のために内部点検及び作業のための出入口は、原則として地上に立体型で設 置するものとし、材料搬入口及び換気口は、非常時の出入りが可能なようにすること。この 場合、出入口、材料搬入口及び換気口は、道路交通に影響を与えないように、車道を避けて 設置して、交差点等での視野確保に支障がないようにしなければならない。 十 共同溝に収容される施設の機能を維持して、毀損及び障害を防止する等、共同溝に収容さ れる施設の円滑な維持及び管理のため必要な場合には、共同溝内に中間壁を設置すること 十一 共同溝は、可能な限り、道路の線型と一致するように設置して、道路の状況により調整 すること 十二 共同溝が交差する部分の構造物は立体化すること 24 13 共同溝内で分岐する場所は、共同溝に収容される施設の維持及び管理を円滑にできるよ うに、作業空間及び点検通路を充分に確保しなければならず、共同溝に収容される施設がお 互いに交差しないようにすること 十四 共同溝の円滑な維持及び管理のために共同溝への出入りが便利な場所に、共同溝管理事 務所を設置して、共同溝システムの制御、各種設備の自動運転及び共同溝に関する資料の監 視、保管及び分析を行う中央統制システムを構築すること。ただし、長さが 1 キロメートル 未満の共同溝であって、各種警報設備の受信設備を関係行政機関に設置した場合は、この限 りでない。 十五 共同溝内には、次の各目の警報設備を設置して、共同溝管理事務所において設備の作動 状態を監視することができるようにすること ア 浸水警報設備 イ 出入者監視設備 ウ ガス感知器(ガス管を収容する場合に限る。) 十六 共同溝内には、「消防施設設置維持及び安全管理に関する法律」で定めるところにより 自動火事探知設備及び燃焼防止設備を設置すること。この場合、自動火事探知設備の作動状 態が共同溝中央統制システム及び管轄消防官署に同時に伝達するようにしなければならない。 十七 共同溝内には突発的な事故に備えて非常発電設備又は予備電源を設置すること 十八 第四号ないし第七号及び第十四号の施設基準については、消防防災庁長が定めて告示す る火事安全基準を適用すること 十九 第一号ないし前号に規定された事項のほか、共同溝に収容される施設の設置に関しては、 当該施設の設置基準によること 第8節 市 場 第 82 条(市場) この節において「市場」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2004.12.3、 2005.7.1、2008.9.5> 一 「流通産業発展法」第 2 条第三号及び第四号の規定による大規模店舗及び臨時市場 二 「農水産物流通及び価格安定に関する法律」第 2 条第二号、第五号及び第十二号の規定に よる農水産物卸売市場、農水産物共販場及び農水産物総合流通センター 三 「畜産法」第 34 条の規定による家畜市場 第 83 条(市場の決定基準) 市場の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、 2005.7.1、2008.1.14> 一 主に地域間に需給が成り立つ物品を扱う市場は、流通業務設備と連携して設置すること 二 卸売り機能の市場は、交通の連結が容易な鉄道駅、高速国道又は主幹線道路に近接した都 市の周辺に設置すること 三 小売機能の市場の分布は、住民が容易に接近して利用するように適切な配置間隔を維持す ること 四 多数人の集散による交通停滞の発生等により市場の機能が低下しないように、円滑な交通 疎通を期すことができる交通を連結させること 五 市場の円滑な機能のために駐車場、管理事務所等を合理的に設置すること 六 主幹線道路への交差地点又は人口が密集した地域に設置されないように、近隣の土地利用 現況を考慮すること 七 市場の規模及び立地は、生活圏、市場の勢力圏及び将来の拡張可能性等を考慮して定める こと 八 周辺の住居地域に騷音、悪臭及び交通停滞等を発生させるおそれがない地域に設置するこ と 九 準住居地域、中心商業地域、一般商業地域、近隣商業地域、流通商業地域、準工業地域、 自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置すること。ただし、「流通産業発展法施行令」別 25 表 1 による大規模店鋪(大型マート及び専門店を除く。)は、自然緑地地域に設置することが できない。 十 市場の規模は、「流通産業発展法」又は「農水産物流通及び価格安定に関する法律」で定 めるところによること 第 84 条(市場の構造及び設置基準) 市場の構造及び設置に関しては、「流通産業発展法」、 「農水産物流通及び価格安定に関する法律」及び「畜産法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第9節 油類貯蔵及び送油設備 第 85 条(油類貯蔵及び送油設備) この節において「油類貯蔵及び送油設備」とは、次の各号 の施設をいう。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5> 一 「石油及び石油代替燃料事業法」第 2 条第七号の規定による石油精製業者又は韓国石油公 社が石油を備蓄・貯蔵する施設及び送油施設 二 「送油管安全管理法」第 3 条の規定による工事計画認可を受けた者が設置する送油管 三 「危険物安全管理法」第 6 条の規定による製造所等の設置許可を受けた者が同法施行令別 表 1 の規定による第 1 石油類・第 2 石油類・第 3 石油類又は第 4 石油類を貯蔵するため設置 する貯蔵所 第 86 条(油類貯蔵及び送油設備の決定基準) 油類保存及び送油設備の決定基準は、次の各号 のとおりとする。<改正 2012.6.28、2012.10.31> 一 主要施設物又は人口が密集した地域に設置しないように、近隣の土地利用現況を考慮する こと 二 専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、保全緑地地域、自然緑地地域及び計画管理地 域に限り設置すること。ただし、送油管安全管理法第 2 条第二号の規定による送油管のうち 配管は、他の地域にも設置することができる。 三 引火、爆発等による不意の事故に備えて、周辺境界部分に緑地等の遮断空間を置くこと 四 ガソリンスタンド又は販売所に対する供給が便利な場所に設置すること 五 工事の不必要な重複を避けるように、近隣の道路網及び地下埋設物の分布を考慮して立地 を定めること 六 浸水及び土砂崩壊等災害発生の可能性が少ない場所に設置すること 第 87 条(油類貯蔵及び送油設備の構造及び設置基準) 油類貯蔵及び送油設備の構造及び設置 に関しては、「石油及び石油代替燃料事業法」、「送油管安全管理法」及び「危険物安全管理 法」で定めるところによる。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5> 第5章 公共・文化体育施設 第1節 学 校 第 88 条(学校) この節において「学校」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2004.12.3、 2005.7.1、2005.12.14、2008.9.5、2012.6.28> 一 「幼児教育法」第 2 条第二号の規定による幼稚園 二 「初等・中等教育法」第 2 条の規定による学校 三 「高等教育法」第 2 条第一号から第五号までの規定による学校及び同条第七号の各種学校 のうち、国又は地方自治団体が設置して運営する学校。ただし、同法第 2 条第五号の規定に よる遠隔大学のうちサイバー大学及び同法第 30 条の規定による大学院大学を除く。 26 四 「経済自由区域及び済州国際自由都市の外国教育機関の設立・運営に関する法律」第 5 条 の規定による設立する外国教育機関であって、第一号ないし前号の規定による学校に相応す る外国教育機関 第 89 条(学校の決定基準) 学校の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2011.11.1、 2012.6.28、2012.10.31> 一 通学圏の範囲、周辺環境の整備状態等を総合的に検討して、健全な教育目的の達成及び住 民の文化教育向上に寄与することができる中心施設となるようにすること 二 地域全体の人口規模及び就学率を勘案した学生数を推定して、地域別人口密度に応じて適 切な配置間隔を維持すること 三 災害脆弱地域には設置をできる限り抑制して、やむを得ない場合には、設置しないこと 四 衛生、教育、保安上支障をもたらす工場、ごみ処理場、遊興業店、観覧場及び騷音、震動 等により教育活動に障害になる高速国道、鉄道等に近接した地域には設置しないこと。ただ し、勤労青少年の教育のために産業体が当該産業体の中に私設学校を設置する場合は、この 限りでない。 五 通学に危険又は支障となる要因があってはならず、交通が頻繁な道路、鉄道等が貫かない 場所に設置すること 六 日照、通風及び排水がよくできる地域に設置すること 七 学校周辺には緑地等、遮断空間を置くこと 八 屋外体育場は原則として校舎敷地と連接した場所に設置すること。ただし、周辺に適正規 模の屋外体育場及び運動場があって、これを利用する場合は、この限りでない。 九 図書館、講堂等、一般住民が使用することができる施設を設置する場合には、管理上又は 放火上支障がないようにすること 十 小学校は、近隣住居区域単位に設置して、近隣住居区域の中心施設になるようにすること。 ただし、管轄教育長が必要と認めて要請する場合には、近隣住居区域単位未満の場合にも、 小学校を設置することができる。 十一 小学校は、児童が安全で便利に通学できるように、他の公共施設の利用関係を考慮しな ければならず、通学距離は 1 千メートル以内とすること。ただし、都市部の外の地域に設置 する小学校のうち児童数の確保が難しい場合には、児童数が 1 学年当たり 1 クラス以上を維 持することができる範囲まで通学距離を拡大することができるものとし、通学のための交通 の利用可能性を考慮すること 十二 中学校及び高等学校は、2 個の近隣住居区域単位に 1 個の割合で配置するものとし、当 該地域の人口密度、世帯当たり人口数、進学率・、居形態等及び設置しようとする学校の規 模に従い適切に調整すること 十三 大学は、当該大学の機能と特性に適合するようにしなければならず、大学の配置に関し ては、都市基本計画を考慮すること 十四 小学校、中学校及び高等学校は、歩行者専用道路、自転車専用道路、公園及び緑地軸と 連携して設置すること 十五 災害発生時に「自然災害対策法」等により避難所機能を果たす場合には、住民の一時的 滞留のための施設(食糧貯蔵施設、冷暖房施設、衛生施設、換気施設及び消防施設をいう。 以下「住民一時滞留施設」という。)を設置すること 2 前項の規定による近隣住居区域の範囲は、既に開発された地域の場合には、開発現況により 決定し、新たに開発される地域(再開発又は再建築される地域を含む。)の場合には、2 千世帯な いし 3 千世帯を 1 個の近隣住居区域とする。ただし、近接する地域の開発状況を考慮して必要な 場合には、2 千世帯未満の地域を近隣住居区域とすることができる。 第 90 条(学校の構造及び設置基準) 学校の構造及び設置に関しては、「幼児教育法」、「初 等・中等教育法」及び「高等教育法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2005.12.14> 27 第2節 運動場 第 91 条(運動場) この節において「運動場」とは、国民の健康増進と余暇専用に寄与するた め設置する総合運動場(国際競技種目として採択された競技のための施設のうち陸上競技場と 1 種目以上の運動競技場を合わせて備えた施設又は 3 種目以上の運動競技場を合わせて備えた施設 に限る。)ただし、観覧席の数が 1 千席以下の小規模室内運動場を除く。 第 92 条(運動場の決定基準) 運動場の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 主要施設物の周辺又は人口密集地域に設置しないように、近隣の土地利用現況を考慮する こと 二 第 1 種専用住居地域、流通商業地域、専用工業地域、一般工業地域、保全緑地地域、生産 管理地域、保全管理地域、農林地域及び自然環境保全地域以外の地域に設置すること 三 利用者の接近及び分散が容易でなければならず、多数の利用者が短時間内に集散すること ができるように、他の交通との連携を考慮して、地域間の交通連結が便利な場所に設置する こと 四 平坦な地形及び地帯に設置して、起伏がある土地のこう配は、附帯施設等として適切に利 用するようにすること 五 市・郡の空間体系の一環として設置して、風向及び風速が比較的一定で、気象條件が急変 しない地域に設置すること。ただし、室内運動場の場合は、この限りでない。 六 多くの施設を集結させるものとし、やむを得ない場合には、大規模競技場の運営及び観覧 者の利用に支障をもたらさない範囲内で施設を分散させること 第 93 条(運動場の構造及び設置基準) 運動場の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとす る。<改正 2008.1.14、2012.10.31> 一 運動場は、国際的に通用する規格により設置するものとし、その規模は市・郡の状況によ り適正に定めること 二 運動場には、その機能により次の各目の施設を設置すること ア 観衆席 イ 管理施設 : 管理事務所、倉庫、切符売り場、案内所、照明施設、給水施設、排水施設、 防水施設、各種表示板及びごみ施設 ウ 便益施設 : 駐車場、休憩室、売店、休憩飲食店、試着室、浴場及びトイレ 三 災害発生時に「自然災害対策法」等により避難所機能を果たす運動場には、住民一時滞留 施設を設置すること 2 運動場には、運動場利用に支障がない範囲内で前項第二号による施設以外の施設であって利 用者の便宜を図るために必要な施設を都市計画委員会の審議を通して設置することができる。< 改正 2004.12.3、2010.3.16> 3 次の各号の運動場には、運動場の管理に必要な財政を支援するために、収益施設を都市・郡 計画決定権者所属都市計画委員会の審議を経て設置することができる。<改正 2004.12.3、 2005.7.1、2008.1.14、2008.9.5、2010.3.16、2012.6.28、2012.10.31> 一 国又は地方自治団体が設置する運動場 二 「2002 年ワールドカップサッカー大会支援法」第 2 条第一号の規定による競技場施設 三 面積が 10 万平方メートル以上の「第 14 回アジア競技大会支援法」第 2 条の規定による競 技場施設 四 面積が 10 万平方メートル以上の「2011 大邱世界陸上選手権大会及び 2014 仁川アジア競 技大会支援法」第 2 条による競技場施設 五 「2018 平倉冬季オリンピック大会及びパラリンピック大会支援等に関する特別法」第 2 条による競技施設 六 主務部長官、特別市長、広域市長、特別自治市長、道知事又は特別自治道知事が収益施設 を設置する必要があると認めて都市・郡管理計画の立案権者に要請した運動場 4 削除<改正 2010.3.16> 28 5 第 1 項から第 3 前項に規定された事項のほか、運動場の構造及び設置に関しては、「体育施 設の設置・利用に関する法律」で定めるところによる。<本項新設 2004.12.3、2005.7.1、 2010.3.16> 第3節 公共庁舎 第 94 条(公共庁舎) この節において「公共庁舎」とは、次の各号の施設をいう。 一 公共業務を遂行するため設置・管理する国又は地方自治体の庁舎 二 韓国と外交関係を樹立した国の外交業務遂行のため政府が設置して駐韓外交官に貸与する 公館 三 矯正施設(矯導所、拘置所、少年院及び少年分類審査院に限る。) 第 95 条(公共庁舎の決定基準並びに構造及び設置基準) 公共庁舍の決定基準並びに構造及び 設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2012.6.28、2012.10.31> 一 各種交通の連携を考慮すること 二 歩行者専用道路及び自転車専用道路との連携を考慮すること 三 交通が混雑する商店街又は繁華街に設置してはならず、公務執行に適合した環境を維持す るように近隣の土地利用現況を考慮すること 四 中枢的な施設は、市・郡全体の空間構造を考慮して単独型で設置して、局地的な施設は、 利用者の分布状況を考慮して分散型にすること 五 類似の機能の公共庁舍は一定の地域に集団化することができるように、既存公共庁舍の配 置状況を考慮すること 六 駐車場、休憩所、公衆電話ボックス、構内売店等、利用者のための便益施設及び案内室、 業務待機室、トイレ等の附帯施設を充分に確保すること 七 将来の業務需要の増加に備えて施設拡充が可能なようにすること 八 物流・流通業務を遂行する公共庁舎には、利用者及び地域住民の便宜のためにガソリンス タンドを設置できるように考慮すること 九 利用者の多様な要求を反映して障害者、老弱者及び外国人等全ての人が利用するのに便利 な構造で設置すること 十 周辺環境と調和を創出して地域の景観を先導することができるようにすること 十一 企画段階から地域特性に合うデザイン及び効率的な予算執行を考慮して、「建築基本 法」第 23 条による民間専門家の参加及び同法第 24 条による設計公募を積極的に活用するこ と 十二 災害発生時「自然災害対策法」等により待避所機能を果たす場合には、住民一時滞留施 設を設置すること 第4節 文化施設 第 96 条(文化施設) この節において「文化施設」とは、国又は地方自治体が設置した施設及 び文化体育観光部長官(第六号の場合には、教育科学技術部長官をいう。)が指定する者が設置 する次の各号の施設をいう。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5、2011.11.1、2012.6.28、 2012.10.31、2013.3.23> 一 「公演法」第 2 条第四号の規定による公演場 二 「博物館及び美術館振興法」第 2 条第一号及び第二号の規定による博物館及び美術館 三 「地方文化院振興法施行令」第 4 条の規定による施設 四 「文化芸術振興法」第 2 条第 1 項第三号の規定による文化施設 五 「文化産業振興基本法」第 2 条第十七号及び第十八号の規定による文化産業振興施設及び 文化産業団地 六 「科学館育成法」第 2 条第一号の規定による科学館 29 第 97 条(文化施設の決定基準) 文化施設の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 利用者がアクセスしやすく、公共交通手段の利用が便利な場所に設置すべきこと 二 地域の文化発展及び文化増進のため地域の特性及び機能を考慮すべきこと 第 98 条(文化施設の構造及び設置基準) 文化施設の構造及び設置基準に関しては、「公演 法」、「博物館及び美術館振興法」、「地方文化院振興法」、「文化芸術振興法」、「文化産業 振興基本法」及び「科学館育成法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第5節 体育施設 第 99 条(体育施設) この節において「体育施設」とは、体育施設の設置・利用に関する法律 で定める体育施設のうち一般人の利用に提供するため設置する施設をいう。ただし、次の各号の 施設を除く。<改正 2012.6.28> 一 国又は地方自治体が設置又は所有する体育施設 二 「国民体育振興法」第 33 条による大韓体育会、第 34 条による大韓障害者体育会及び第 36 条によるソウルオリンピック記念国民体育振興公団が設置・管理する体育施設 三 「2002 年ワールドカップサッカー大会支援法」第 2 条第一号による競技場施設 四 「第 14 回アジア競技大会支援法」第 2 条による競技場施設 五 「2011 大邱世界陸上選手権大会、2013 忠州世界漕艇選手権大会、2014 仁川アジア競技大 会、2014 仁川障害者アジア競技大会及び 2015 光州夏季ユニバーシアード大会支援法」第 2 条による競技場施設 六 「2018 平昌冬季オリンピック大会及び障害者冬季オリンピック大会支援等に関する特別 法」第 2 条による競技場施設 [全文改正 2011.11.1] 第 100 条(体育施設の決定基準) 体育施設の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、2008.9.5> 一 第 92 条第一号及び第三号ないし第六号の規定を準用すること 二 第 1 種専用住居地域、流通商業地域、専用工業地域、一般工業地域、保全緑地地域、生産 管理地域、保全管理地域、農林地域及び自然環境保全地域以外の地域に設置すること。ただ し、市長、郡守又は区庁長(自治区の区庁長をいう。以下同じ。)が設置する生活体育施設は、 第 1 種専用住居地域にも設置することができ、体育施設面積の 50 パーセント以上が計画管 理地域に該当する場合には、残余面積が生産管理地域又は保全管理地域に該当する場合にも 設置することができる。 三 都市部外の地域に設置する体育施設の規模は、地域的特性、立地条件、傾斜度、標高等の 地形条件及び設置しようとする体育施設の特性を考慮して定めること 第 101 条(体育施設の構造及び設置基準) 体育施設の一般的構造及び設置基準は、次の各号の とおりとする。<改正 2008.1.14、2012.10.31> 一 体育施設は、国際的に通用する規格により設置するものとし、その規模は市・郡の状況に 応じて適正に定めること。ただし、市長、郡守又は区庁長が設置する生活体育施設について は、この限りでない。 二 体育施設には、その機能により次の各目の施設を設置すること ア 観衆席 イ 管理施設 : 管理事務所、倉庫、切符売り場、案内所、照明施設、給水施設、排水施設、 防水施設、各種表示板及びごみ施設 ウ 便益施設 : 駐車場、休憩室、売店、休憩飲食店、一般飲食店(ゴルフ場に設置する場 合に限る。)、脱衣室、浴室及びトイレ 2 体育施設には、体育施設の利用に支障がない範囲内で前項第二号により設置可能な施設以外 の施設であって利用者の便宜を図るための施設及び体育施設の管理に必要な財政を支援するため 30 の収益施設を都市・郡計画施設の決定権者所属都市計画委員会の審議を経て設置することができ る。<改正 2004.12.3、2010.3.16、2011.11.1、2012.10.31> 3 削除<2011.11.1> 4 都市部以外の地域に設置する体育施設の追加的な設置及び構造基準は、次の各号のとおりと する。<改正 2005.7.1、2005.12.14、2006.11.22、2008.1.14、2009.5.15> 一 体育施設を設置するために土地の形質を変更する場合、原則として次の各目の基準に適合 すること。ただし、スキー場に対してはア目及びイ目を適用しない。 ア 山地である土地の形質を変更する場合、傾斜度が 25 度未満で標高が一番低い地域(以下 「山裾下部」という。)を基準として、300 メートル以下の地域とすること。この場合、傾 斜度及び標高は原地形を基準として算定する。 イ 山頂付近では土地の形質を変更しないようにすること ウ 土地の形質変更により発生するこう配は、高さを 30 メートル以下とし、5 メートル以 下の小段(幅は 1 メートル以上とする。)を造成して、緑地として造成し、原則として体育 施設の外から見えないようにすること 二 体育施設の敷地は、次の各目の基準に適合して区画すること。ただし、必要な場合、用途 区画を追加することができる。 ア 体育施設用地は、原則として全体敷地面積の 60 パーセント未満とすること イ 体育施設ではない建築施設の用地は、原則として全体敷地面積の 5 パーセント未満とす ること ウ 緑地用地は、原地形保全緑地、復元緑地、緩衝用緑地等により区画し、全体敷地面積の 40 パーセント以上とすること エ 基盤施設用地には、道路、駐車場、環境汚染防止施設等を設置するようにすること 三 基盤施設の設置は、次の各目の基準によること ア 全体敷地の境界から国道、地方道、市道、郡道その他幅員 10 メートル以上の道路に連 結する進入道路を次の基準により計画すること (1)幅員 8 メートル以上とし、歩道の設置が必要な場合には、10 メートル以上とすること (2)削除<2008.1.14> (3)進入道路の幅員が 8 メートル(歩道の設置が必要な場合には、10 メートルをいう。)未 満の場合、次の区分による全体敷地面積の 10 パーセント以内で拡張するときには、 (1)にかかわらず、当該体育施設の進入道路の幅員を維持することができる。ただし、 当該進入道路の幅員が 8 メートル未満の場合であって、その道路の条件上大型乗合自 動車のすれ違いが困難な区間に対しては待機車線を設置しなければならない。 (ア) 2002 年 12 月 31 日以前に設置された体育施設(法律第 6655 号国土の計画及び利用 に関する法律により廃止される前の「国土利用管理法」により 2003 年 1 月 1 日以 後に設置された体育施設及び設置中の体育施設を含む。)の場合、その当時の全体 敷地の面積 (イ) 2003 年 1 月 1 日以後に設置完了した体育施設(法律第 6655 号国土の計画及び利用 に関する法律により廃止される前の「国土利用管理法」により 2003 年 1 月 1 日以 後に設置された体育施設又は設置中の体育施設を除く。)の場合、その全体敷地の 面積(全体敷地の面積が 1 平方キロメートル未満の場合に限る。) イ 敷地内道路は、幅員 4 メートル以上とすること ウ 上水道施設は、体育施設の最大収容人員に対して 1 人 1 日基準で 150 リットル以上を供 給するように計画すること エ 発生する下水を BOD10ppm 以下で処理することができる下水処理施設を設置すること。 ただし、環境基準維持のための事前環境性協議により環境官署が要求した基準がある場合 には、その基準を満たさなければならない。 オ 廃棄物発生施設がある場合には、「廃棄物管理法」による処理施設(焼却場を含む。)を 設置すること。ただし、委託処理が可能な場合は、この限りでない。 カ 駐車場等その他必要な基盤施設は、関係法令に適合して設置すること 31 5 第 1 項ないし前項に規定された事項のほか、体育施設の構造及び設置に関しては、「体育施 設の設置・利用に関する法律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第6節 図書館 第 102 条(図書館) この節において「図書館」とは、「図書館法」第 2 条第四号の規定による 図書館及び同条第七号の規定による専門図書館をいう。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 第 103 条(図書館の決定基準) 図書館の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 地域の特性及び機能に応じ、図書館の適切な系列化を図ること 二 規模が大きい図書館及び図書館の本館は、都心地であって利用者が接近しやすいように、 大衆交通手段の利用が便利で、位置を確認しやすい場所に設置すること 三 規模が小さい図書館及び図書館の分館は、大部分の利用者が徒歩により接近することがで きるように、近隣住居区域又は地域単位で設置して、歩行者専用道路及び自転車専用道路と の連携を考慮すること 四 地域別利用人口に応じ、住民が等しく利用することができるように適正な配置間隔を維持 すること 五 都心地に設置する図書館は、利用者のための駐車場、造景等の附帯施設を確保すること 六 よく目立つ場所であって、敷地が平坦で、道路から出入りが便利な場所に設置すること 七 将来の拡張に必要な面積並びに交通施設の拡大、移動文庫のための運行及び造景のための 面積を確保することができる規模とすること 八 学校及び文化施設等関連施設と連携する地域に設置すること 第 104 条(図書館の構造及び設置基準) 図書館の構造及び設置に関しては、「図書館法」で定 めるところによる。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 第7節 研究施設 第 105 条(研究施設) この節において「研究施設」とは、科学・技術・学術・文化・芸術及び 産業経済等に関する調査、研究、試験等のため設置する研究施設をいう。 第 106 条(研究施設の決定基準並びに構造及び設置基準) 研究施設の決定基準並びに構造及び 設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2010.3.16> 一 快適な研究環境を確保するため、当該研究施設の機能及び特性に適合した場所に設置すべ きこと 二 電気、上水道等基盤施設が備えられた場所に設置すべきこと 三 騒音、振動等研究及び試験活動に対する外的妨害要素がないように、近隣の土地利用現況 を考慮すべきこと 四 研究機能に関連がある他の機関の利用に便利で関連機関と連絡しやすい場所に設置すべき こと 第8節 社会福祉施設 第 107 条(社会福祉施設) この節において「社会福祉施設」とは、「社会福祉事業法」第 34 条の規定により設置する社会福祉施設をいう。ただし、当該施設の主要部分を分譲又は賃貸する 目的で設置する社会福祉施設を除く。<改正 2005.7.1、2010.3.16> 第 108 条(社会福祉施設の決定基準) 社会福祉施設の特性に応じ、近隣の土地利用現況を考慮 して、人口密集地域に設置することが不適合な施設及び居住環境に良くない影響を及ぼす施設は、 都市の外郭に設置しなければならない。 32 第 109 条(社会福祉施設の構造及び設置基準) 社会福祉施設の構造及び設置に関しては、「社 会福祉事業法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第9節 公共職業訓練施設 第 110 条(公共職業訓練施設) この節において「公共職業訓練施設」とは、「勤労者職業能力 開発法」第 2 条第三号ア目の規定による公共職業能力開発訓練施設をいう。<改正 2005.7.1、 2012.6.28> 第 111 条(公共職業訓練施設の決定基準並びに構造及び設置基準) 公共職業訓練施設の決定、 構造及び設置に関しては、「勤労者職業能力開発法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第 10 節 青少年修練施設 第 112 条(青少年修練施設) この節において「青少年修練施設」とは、「青少年活動振興法」 第 10 条第一号の規定による青少年修練施設をいう。<改正 2004.12.3、2005.7.1> 第 113 条(青少年修練施設の決定基準) 青少年修練施設の決定基準は、次の各号のとおりとす る。 一 生活圏青少年修練施設は、日常生活圏の中で青少年が随時利用するのに便利な場所であっ て、広場、公園、学校、運動場、体育施設、文化施設及び図書館等との連携を考慮して設置 すること 二 自然圏青少年修練施設は、秀麗な自然環境を備えて、自然の中で行う修練活動実施に適合 して場所であって、青少年が利用するのに便利で、環境毀損を最小化することができる立地 及び設置方法を講ずること 三 都市地域以外の地域に設置する自然圏青少年修練施設の規模は、原則として 1 平方キロメ ートルを超過しないようにし、全体面積の 30 パーセント以上を原地形どおり保全すること 四 遊興業店その他青少年有害施設と接近しないこと 五 地域別人口密度を勘案して青少年が容易に接近できるように適正な配置間隔を維持するこ と 六 周辺の土地利用計画及び建築物と調和をなすこと 七 第 1 種専用住居地域、第 2 種専用住居地域、専用工業地域、保全緑地地域、生産緑地地域、 生産管理地域及び保全管理地域以外の地域に設置すること 第 114 条(青少年修練施設の構造及び設置基準) 都市地域以外の地域に設置する青少年修練施 設の構造及び設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2005.12.14、2008.1.14、2009.5.15、 2012.10.31> 一 山地に建築物を配置する場合、傾斜度が 25 度未満で標高が山裾下端を基準として 250 メ ートル以下の地域とすること 二 既存地形を考慮して建築物を配置して、良好な眺望を確保することができるようにするこ と 三 建築物の長さは、傾斜度が 15 度以上の山地においては 100 メートル以内とし、その他の 地域においては 150 メートル以内とすること 四 傾斜度が 15 度以上の山地に建築物等を 2 以上設置する場合には、景観、眺望圏等の確保 のために、長さが長いものを基準としてその長さの 5 分の 1 以上を離隔するようにすること 五 第一号、第三号及び前号の基準を適用するに当たり、傾斜度及び標高は原地形を基準とし て算定すること 六 青少年キャンプ場、体育施設等として使用するために土地の形質を変更する場合、原則と して次の各目の基準に適合すること 33 ア 山地である土地の形質を変更する場合、傾斜度が 25 度未満で、標高が山裾下端を基準 として 300 メートル以下の地域とすること イ 青少年キャンプ場は、既存地形を最大限利用して、土地の形質変更を最小化すること ウ 体育施設は、既存地形の傾斜度を 50 パーセント以上変更しないようにして、過度の盛 土、切土等が行われないようにすること。ただし、基本的な地形を維持しつつ 1,000 平方 メートル未満の土地について傾斜度を変更する場合は、この限りでない。 七 青少年修練施設の敷地は、次の各目の基準に適合して区画すること。ただし、必要な場合、 用途区画を追加することができる。 ア 修練施設用地及び体育施設用地は、原則として全体敷地面積の 60 パーセント未満とす ること イ 緑地用地は、原地形保全緑地、緩衝用緑地等により区画し、全体敷地面積の 40 パーセ ント以上とすること ウ 基盤施設用地には、道路、駐車場、環境汚染防止施設等を設置するようにすること 八 基盤施設は、次の各目の基準に適合して設置すること ア 全体敷地の境界から国道、地方道、市道、郡道その他幅員 10 メートル以上の道路に連 結する進入道路を次の基準により設置すること (1)幅員 8 メートル以上とするものとし、歩道の設置が必要な場合には 10 メートル以上と すること (2)削除<2008.1.14> (3)第 101 条第 4 項第三号ア目(3)の規定は、青少年修練施設の進入道路設置に関し、これ を準用する。この場合、「体育施設」は「青少年修練施設」に読み替える。 イ 敷地内道路は、幅員 4 メートル以上とすること ウ 上水道施設は、青少年修練施設の最大収容人員に対して 1 人 1 日基準で 300 リットル以 上を供給して、ユースホステル等宿泊施設がある場合には、当該宿泊施設に限り、1 室(4 名基準)に 1 千 200 リットルを基準として必要な給水量を供給するようにすること エ 第 101 条第 4 項第三号エ目ないしオ目の基準に適合すること 九 青少年野営場には、林野施設から 100 メートル以内に臨時避難所を設置すること 2 前項に規定された事項のほか、青少年修練施設の構造及び設置に関しては、「青少年活動振 興法」で定めるところによる。<改正 2004.12.3、2005.7.1> 第6章 防災施設 第1節 河 川 第 115 条(河川) この節において「河川」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1、 2008.4.16> 一 「河川法」第 7 条の規定による国家河川及び地方河川 二 「小河川整備法」第 2 条第一号の規定による小河川 第 116 条(河川の決定基準) 河川の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2005.7.1、 2012.6.28> 一 「河川法」による河川整備基本計画又は「小河川整備法」による小河川整備総合計画によ るべきこと 二 雨水による堤内地の内水を河川に排水するために設置する排水施設は、防水設備として決 定すべきこと。 三 河川は、原則として覆蓋しないこと。ただし、「河川法」による河川整備基本計画又は 「小河川整備法」による小河川整備総合計画において覆蓋するように定められている場合に は、河川を覆蓋して環境改善及び災害防止に寄与するようにすることができる。 四 前号ただし書の規定により覆蓋された河川は、建築物の建築を伴わない道路、広場、駐車 場、体育施設、自動車運転練習場及び緑地の用途にのみ使用すべきこと。ただし、覆蓋され 34 た河川に 1992 年 12 月 16 日以前に適法な手続により設置された建築物がある場合には、そ の覆蓋された河川は、建築物の敷地として使用することができる。 第 117 条(河川の構造及び設置基準) 河川の構造及び設置に関しては、「河川法」及び「小河 川整備法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第2節 遊水地 第 118 条(遊水地) この節において「遊水地」とは、次の各号の施設をいう。 一 遊水施設 集中豪雨により急増する堤内地及び低地帯の排水量を調節して、これを河川に 放流するため一時的に貯蔵する施設 二 貯留施設 雨水を一時的に集めて置き、外水位が低下した後に放流するための施設 第 119 条(遊水施設の決定基準並びに構造及び設置基準) 遊水施設の決定基準並びに構造及び 設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、2010.3.16、2012.6.28> 一 集中豪雨により急増する堤内地及び低地帯の水を河川に排水しやすい河川又は住居環境を 阻害しない低地帯に設置すること 二 遊水施設は、原則として覆蓋しないこと。ただし、特別市長、広域市長、特別自治市長、 市長又は郡守(広域市の管轄区域にある郡守を除く。以下同じ。)が遊水地管理基本計画を樹 立して、これを管理する場合であって、洪水等災害発生上影響がないと判断される場合には、 遊水施設を覆蓋することができる。 三 前号ただし書の規定により覆蓋された遊水施設は、建築物の建築を伴わない道路、広場、 駐車場、体育施設、自動車運転練習場及び緑地の用途にのみ使用すること 三の二 遊水施設に建築物を建築(遊水施設を一部覆蓋して建築する場合を含む。)する場合 には、次の各目の要件を全て充足すること ア.排水ポンプ場等排水のための施設(以下、この号において「排水施設」という。)の設 置のための建築物であること イ.ア目以外の建築物は、国又は地方自治体が設置する大学生用公共寄宿舎、文化施設、体 育施設及び図書館のための用途にのみ使用すること。この場合、悪臭、安全事故及び浸 水等が発生しないようにし、遊水池の災害防止機能を妨害しないようにしなければなら ない。 ウ.都市・郡計画施設決定権者所属都市計画委員会の審議を受けること。ただし、排水施設 の設置のみのための建築物の場合には、その審議を受けないことができる。 四 堆積物の処分が可能で、下水道施設との連携運営が可能な構造とすること 第 120 条(貯留施設の決定基準並びに構造及び設置基準) 貯留施設の決定基準並びに構造及び 設置基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3> 一 降水時に、雨水の移動を最小化して、雨水を集めておくことができる公共施設、共同住宅 団地等の場所に設置すること 二 集水及び排水が円滑に行われるようにして、放流地点となる河川、下水道、水路等との連 結が円滑になるようにすること 三 公園、運動場等本来の利用目的がある土地に貯留施設を設置する場合には、本来の土地利 用目的が毀損されないように排水が迅速に行われるようにして、その使用回数が過多でない ようにすること 四 貯留施設本来の機能が損傷されず、雨水を安全に集めておくことができるよう、次の構造 とすること ア 円滑な排水のために原則として排水口を設置すること イ 放流口は、貯留施設の底面以下に設置して、水量全体を放流するようにすること ウ 貯留施設の水深は、周辺地域の安全性等を勘案して適正な水深とすること エ 貯留施設内には、浸水により障害を受けることができる施設を設置しないこと 35 五 開発行為等により貯留施設に土砂が流入して、降雨量が計画降雨量に達していない状態で 雨水が貯留施設から流れて溢れないようにすること 六 堆積物の処分が可能で、下水道施設との連携運営が可能な構造にすること 第3節 貯水池 第 121 条(貯水池) この節において「貯水池」とは、発電用水、生活用水、工業用水、農業用 水若しくは河川維持用水の供給又は洪水調節のためのダム、堤防その他当該ダム又は堤防と一体 となってその効用を高める施設又は工作物及び公有水面をいう。 第 122 条(貯水池の決定基準並びに構造及び設置基準) 貯水池に関する決定、構造及び設置に 関しては、「河川法」、「ダム建設及び周辺地域支援等に関する法律」等関係法令で定めるとこ ろによる。<改正 2005.7.1> 第4節 防火設備 第 123 条(防火設備) この節において「防火設備」とは、「消防施設の設置、維持及び安全管 理に関する法律」第 2 条第一号の消防施設のうち消火用水設備をいう。<改正 2004.12.3、 2005.7.1> 第 124 条(防火設備の決定基準並びに構造及び設置基準) 防火設備に関する決定、構造及び設 置に関しては、消防庁長が定めて告示する火災安全基準で定めるところによる。<改正 2004.12.3> 第5節 防風設備 第 125 条(防風設備) この節において「防風設備」とは、風により発生する被害を防止して、 土砂及び砂礫の移動、大気汚染等の公害を防止するため、外部から吹いて来る風を遮断する次の 各号の施設をいう。 一 防風林施設 樹林帯又は樹林団地を造成して防風効果を得る施設 二 防風塀施設 人工的な構造物又は塀を設置して防風効果を得る施設 三 防風網施設 塩化ビニル網等を設置して防風効果を得る施設 第 126 条(防風設備の決定基準) 防風設備の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2012.10.31> 一 台風被害が多い地域又は広大な砂地帯においては、公害の防止及び快適な環境の造成のた めに設置すること 二 対象地域の地形、季節別の風向及び風速、大気汚染源の分布状況等を充分に調査して、近 隣の土地利用現況を考慮すること 三 主として大規模区域を対象とする防風設備は、防風林施設とすること 四 海岸に接した地域に設置する防風設備は、防風林施設又は防風網施設とするものとし、昼 と夜の風向が変わる海陸風の発達状況を充分に考慮すること 五 小規模区域又は独立した単位施設を対象として設置する防風設備は、防風垣根施設とする こと 六 沿岸浸食が深刻な地域又はそのおそれがある地域及び防災地区には、防風林を設置し、緩 衝緑地機能を果たすようにすること 第 127 条(防風設備の構造及び設置基準) 防風設備の構造及び設置基準は、次の各号のとおり とする。 36 一 防風林施設のための樹種は、根が深く、幹及び枝が壮健で葉が多い常緑樹を選定して、防 風目的と共に快適な環境造成にも寄与することができるようにすること 二 防風及び防潮を目的とするときには、防風林、塩化ビニル網等を主な風向と直角に設置す ること 三 海水が直接触れる場所には樹林帯の設置を避けて垣根を設置すること 四 海岸に接する地域の樹林帯には、背が低い木を植えて、内陸側に行くほど徐々に高い木を 植えること 第6節 防水設備 第 128 条(防水設備) この節において「防水設備」とは、低地帯及び地盤が弱い地域に対する 内水氾濫及び浸水被害を防止するため設置する排水及び防水施設をいう。 第 129 条(防水設備の決定基準並びに構造及び設置基準) 防水設備に関する決定、構造及び設 置に関しては、第 116 条、第 117 条及び第 155 条の規定を準用する。 第7節 砂防設備 第 130 条(砂防設備) この節において「砂防設備」とは、「砂防事業法」第 2 条第三号の規定 による砂防施設をいう。<改正 2005.7.1> 第 131 条(砂防設備の決定基準) 砂防設備は、砂防目的以外に、景観的側面を考慮し、快適な 環境の造成に寄与するように設置しなければならない。 第 132 条(砂防設備の構造及び設置基準) 砂防設備の構造及び設置に関しては、「砂防事業 法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第8節 防潮設備 第 133 条(防潮設備) この節において「防潮設備」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1、2008.9.5、2009.12.14> 一 「港湾法」第 2 条第五号の規定による港湾施設のうち防潮堤 二 「漁村・漁港法」第 2 条第五号の規定による漁港施設のうち防潮堤 三 「防潮堤管理法」第 2 条第 1 項の規定による防潮堤 第 134 条(防潮設備の決定基準) 防潮設備は、海岸に接する地域において、高潮、津波、波動 その他の海水による浸食を防止し、又は浸食が深刻な施設物若しくはそのおそれがある施設物を 保護するのに必要な場合に設置しなければならない。<改正 2012.10.31> 第 135 条(防潮設備の構造及び設置基準) 防潮設備の構造及び設置に関しては、「港湾法」、 「漁村・漁港法」及び「防潮堤管理法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 第7章 保健衛生施設 第1節 火葬施設 第 136 条(火葬施設) この節において「火葬施設」とは、次の各号の施設をいう。 一 「葬事等に関する法律」第 13 条第 1 項の規定による公設火葬施設 二 「葬事等に関する法律」第 15 条第 1 項の規定による私設火葬施設のうち一般の使用に提 供される火葬施設 37 [全文改正 2008.9.5] 第 137 条(火葬場の決定基準) 火葬場の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 土地の取得並びに火葬場の管理及び運営が容易で、将来の拡張が可能な地域に設置するこ と 二 地形上排水がよくできる場所に設置すること 三 火葬場及びその周辺地域には、緑化又は造景をして、必要な便益施設を設置すること 四 利用者が不便でないように、交通が便利な所に設置して、進入道路及び駐車場を十分な規 模で確保すること 第 138 条(火葬場の構造及び設置基準) 火葬場には、一般の使用に提供する納骨施設及び斉場 を設置することができる。 2 前項に規定された事項のほか、火葬場の設置に関しては、「葬事等に関する法律」で定める ところによる。<改正 2005.7.1> 第2節 共同墓地 第 139 条(共同墓地) この節において「共同墓地」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5> 一 国が設置・運営する共同墓地(法人等に委託して設置及び運営する場合を含むものとし、 以下「国立墓地」という。) 二 「葬事等に関する法律」第 13 条第 1 項の規定による公設墓地 三 「葬事等に関する法律」第 14 条第 1 項の規定による私設墓地のうち一般の使用に提供さ れる墓地 第 140 条(共同墓地の決定基準) 共同墓地の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3> 一 土地の取得並びに共同墓地の管理及び運営が容易で、将来の拡張が可能な地域に設置する こと 二 地形上排水がよくできる場所に設置すること 三 墓地及びその周辺地域には、緑化又は造景をして、必要な便益施設を設置すること 四 省墓節(訳注:日本の彼岸)等、多数人が一時に利用するときに備えて、進入道路及び駐 車場を十分な規模で確保すること 五 都市地域以外の地域に設置する共同墓地の規模は、原則として 1 平方キロメートルを超過 しないようにし、全体面積の 30 パーセント以上を毀損なく原地形どおり保全すること。た だし、国立墓地及び公設墓地については、施設の規模制限を適用しない。 第 141 条(共同墓地の構造及び設置基準) 共同墓地には、斉場並びに一般の使用に提供する納 骨施設及び火葬場を設置することができる。 2 都市地域以外の地域に共同墓地を設置するために土地の形質を変更する場合には、原則とし て次の各号の基準に適合しなければならない。<改正 2005.12.14、2009.5.15> 一 山地である土地の形質を変更する場合、傾斜度が 25 度未満で標高が山裾下端を基準とし て 300 メートル以下の地域とすること 二 既存地形を最大限利用して土地の形質変更を最小化し、既存地形の傾斜度を 50 パーセン ト以上変更しないようにして、過度の盛土、切土等が行われないようにすること 三 共同墓地の敷地は、次の各目の基準に適合して区画すること。ただし、必要な場合、用途 区画を追加することができる。 ア 墓地施設用地は、原則として全体敷地面積の 50 パーセント未満とし、3 万平方メート ル未満の街区単位で区画すること イ 納骨施設用地は、原則として墓地施設用地面積の 10 パーセント以上とすること 38 ウ 緑地用地は、原地形保全緑地及びその他の緑地等により全体敷地面積の 40 パーセント 以上とすること エ 基盤施設用地には、道路、環境汚染防止施設、管理事務所、駐車場等を設置するように すること 四 基盤施設の設置は、次の各目の基準によること ア 全体敷地の境界から国道、地方道その他幅員 10 メートル以上の道路に連結する進入道 路を次の基準により設置すること (1)全体敷地面積が 30 万平方メートル未満の場合には幅員 8 メートル以上 (2)全体敷地面積が 30 万平方メートル以上 60 万平方メートル未満の場合には、幅員 10 メ ートル以上 (3)全体敷地面積が 60 万平方メートル以上の場合には幅員 12 メートル以上 (4)進入道路の幅員 12 メートル未満の場合に、次の区分による全体敷地面積の 10 パーセ ント以内で拡張するときには、(1)ないし(3)の規定にかかわらず、当該共同墓地の進 入道路の幅員を維持することができる。ただし、当該進入道路の幅員が 8 メートル未 満の場合であって、その道路の状況上、大型乗合自動車のすれ違い困難な区間につい ては、待機車線を設置しなければならない。 (ア) 2002 年 12 月 31 日以前に設置された体育施設(法律第 6655 号国土の計画及び利用 に関する法律により廃止される前の「国土利用管理法」により 2003 年 1 月 1 日以 後に設置された共同墓地及び設置中の共同墓地を含む。)の場合、その当時の全体 敷地の面積 (イ) 2003 年 1 月 1 日以後に設置完了した体育施設(法律第 6655 号国土の計画及び利用 に関する法律により廃止される前の「国土利用管理法」により 2003 年 1 月 1 日以 後に設置された共同墓地又は設置中の共同墓地を除く。)の場合であって、進入道 路の幅員が 10 メートル未満で全体敷地の面積が 30 万平方メートル未満の場合、 その全体敷地の面積 (ウ) 2003 年 1 月 1 日以後に設置完了した共同墓地(法律第 6655 号国土の計画及び利 用に関する法律により廃止される前の「国土利用管理法」により 2003 年 1 月 1 日 以後に設置された共同墓地又は設置中の共同墓地を除く。)の場合であって、進入 道路の幅が 10 メートル以上 12 メートル未満で全体敷地の面積が 60 万平方メート ル未満の場合、その全体敷地の面積 イ 敷地内街区間に幅員 4 メートル以上の道路を区画すること ウ 発生する下水を BOD 10ppm 以下で処理することができる下水処理施設を設置すること。 ただし、環境基準維持のための事前環境性協議により環境官署が要求した基準がある場合、 その基準を満たさなければならない。 五 建築物の階数は 4 階以下とし、施設物又は工作物の高さは 20 メートル以下とすること 3 第 1 項及び前項に規定された事項のほか、共同墓地の設置に関しては、「葬事等に関する法 律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2005.12.14> 4 第 1 項ないし前項の規定にかかわらず、国立墓地の構造及び設置に関しては、関係法令で定 めるところによる。<本項新設 2004.12.3> 第3節 納骨施設 第 142 条(奉安施設<改正 2008.9.5>) この節において「奉安施設」とは、次の各号の施設を いう。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5> 一 国が設置・運営する奉安施設(法人等に委託して設置及び運営する場合を含む。) 二 「葬事等に関する法律」第 13 条第 1 項の規定による公設奉安施設 三 「葬事等に関する法律」第 15 条第 1 項の規定による私設奉安施設のうち一般の使用に提 供される奉安施設 39 第 143 条(奉安施設の決定基準<改正 2008.9.5>) 奉安施設の決定基準は、次の各号のとおり とする。<改正 2008.9.5、2012.10.31> 一 土地の取得並びに納骨施設の管理及び運営が容易で、将来の拡張が可能な地域に設置する こと 二 地形上排水がよくでき、崩壊及び浸水のおそれがない場所に設置すること 三 奉安施設及びその周辺地域には、緑化又は造景をして、必要な便益施設を設置すること 四 利用者が不便でないように、交通が便利な場所に設置して、省墓節等、多数人が一時に利 用するときに備えて、進入道路及び駐車場を十分な規模で確保すること 第 144 条(奉安施設の構造及び設置基準<改正 2008.9.5>) 奉安施設の構造及び設置に関して は、「葬事等に関する法律」で定めるところによる。ただし、第 142 条第一号による奉安施設の 構造及び設置基準に関しては、関係法令で定めるところによる。<改正 2004.12.3、2005.7.1、 2008.9.5> 第3節の2 自然葬地<新設 2008.9.5> 第 144 条の 2(自然葬地) この節で「自然葬地」とは、次の各号の施設をいう。 一 「葬事等に関する法律」第 13 条第 1 項による公設自然葬地 二 「葬事等に関する法律」第 16 条第 1 項第三号による法人等自然葬地のうち一般の使用に 提供する自然葬地 [本条新設 2008.9.5] 第 144 条の 3(自然葬地決定基準) 自然葬地の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 地形上排水がよくできて、崩壊や浸水のおそれがない場所に設置すること 二 自然葬地及びその周辺地域には、緑化又は造景をして、必要な便益施設を設置すること 三 利用者が不便でないように、交通が便利な所に設置して、墓参等多くの人数が一時に利用 するときに備えて、進入道路及び駐車場を十分な規模で確保すること [本条新設 2008.9.5] 第 144 条の 4(自然葬地の構造及び設置基準) 自然葬地の構造及び設置に関しては、「葬事等に 関する法律」で定めるところによる。 [本条新設 2008.9.5] 第4節 葬礼式場 第 145 条(葬礼式場) この節において「葬礼式場」とは、「葬事等に関する法律」第 29 条第 1 項の規定による葬礼式場をいう。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 第 146 条(葬礼式場の決定基準) 葬礼式場の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 近隣の土地利用計画を考慮して設置するものとし、人口密集地域及び学校、研究所、青少 年施設又は図書館等の近隣には設置しないこと 二 周辺の他の建築物等と遮断されるように、周囲に緑地帯又は造景施設を置くこと 三 大衆交通手段との連結が容易な場所に設置すること 四 準住居地域、一般商業地域、近隣商業地域、一般工業地域、準工業地域、保全緑地地域、 自然緑地地域及び計画管理地域に限り設置すること 第 147 条(葬礼式場の構造及び設置基準) 葬礼式場の構造及び設置基準は、「葬事等に関する 法律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 40 第5節 屠畜場 第 148 条(屠畜場) この節において「屠畜場」とは、「畜産物加工処理法」第 2 条第十一号の 規定による屠畜場をいう。<改正 2005.7.1、2012.6.28> 第 149 条(屠畜場の決定基準) 屠殺場の決定基準は、次の各号のとおりとする。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2012.6.28> 一 人口密集地域及び学校、研究施設、医療施設、宗教施設等、平穏を要する施設に近接して 設置しないように近隣の土地利用計画を考慮すること 二 屠殺場の効率性を高めるために必要な場合には、「畜産物加工処理法」第 2 条第十一号の 規定による集油場、畜産物価工場又は畜産物保管場を合わせて設置することができる。 三 一般工業地域、準工業地域、生産緑地地域、自然緑地地域、生産管理地域、計画管理地域 及び農林地域に限り設置すること 四 屠殺場により住民の保健衛生及び生活環境が阻害されないように、必要な衛生施設及び環 境保護施設を設置すること 五 供給対象者の消費人口、消費量等を充分に調査して適正な規模を決めなければならず、家 畜の搬入及び獣肉の搬出が容易で交通が便利な場所に設置すること 六 用水及び動力を容易に確保することができ、排水及び汚物処理を円滑に行うことができる 場所に設置すること 第 150 条(屠畜場の構造及び設置基準) 屠畜場の構造及び設置に関しては、「畜産物加工処理 法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第6節 総合医療施設 第 151 条(総合医療施設) この節において「総合医療施設」とは、「医療法」第 3 条第 3 項第 三号オ目の規定による総合病院をいう。<改正 2005.7.1、2012.6.28> 第 152 条(総合医療施設の決定基準) 総合医療施設の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 近隣の土地利用計画を考慮して、医療行為に支障を与える煤煙、騷音、震動等の阻害要素 がなく、日照、通風及び排水がよくできる場所に設置すること 二 第 2 種一般住居地域、第 3 種一般住居地域、準住居地域、中心商業地域、一般商業地域、 近隣商業地域、専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地域 に限り設置すること 三 利用者、特に、救急患者が容易に接近できるように都心部に設置して、各種交通機関と連 結することができるようにすること 四 視覚的に不快感を与える事物については隠蔽施設をしなければならず、周辺に十分な緑地 施設をし、平穏な環境を維持するようにすること 五 既存医療施設の配置状況を考慮して、既存医療施設と機能、施設等が重複しないようにす ること 六 駐車場、休憩所、構内売店。食堂、洗面所、トイレ等、利用者のための便益施設を設置す ること 第 153 条(総合医療施設の構造及び設置基準) 総合医療施設の構造及び設置に関しては、「医 療法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 41 第8章 環境基礎施設 第1節 下水道 第 154 条(下水道) この節において「下水道」とは、次の各号の施設をいう。<改正 2005.7.1、 2008.9.5> 一 「下水道法」第 2 条第四号の規定による公共下水道のうち幹線機能を有する下水管(周辺 状況上必要な場合には、支線機能を有する下水管を含む。) 二 「下水道法」第 2 条第九号の規定による下水終末処理施設。ただし、1 日処理容量が 500 立方メートル未満の施設を除く。 第 155 条(下水道の決定基準並びに構造及び設置基準) 下水道の決定、構造及び設置に関して は、「下水道法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第2節 廃棄物処理施設 第 156 条(廃棄物処理施設) この節において「廃棄物処理施設」とは、次の各号の施設をいう。 ただし、「廃棄物管理法施行規則」第 38 条各号の施設を除く。<改正 2004.12.3、2005.7.1、 2008.9.5、2010.3.16、2011.11.1> 一 「廃棄物管理法」第 2 条第八号の規定による廃棄物処理施設のうち次の各目のいずれかに 該当する者が設置する施設 ア 市長、郡守又は区庁長 イ 「廃棄物管理法」第 25 条第 3 項の規定による廃棄物処理業の許可を受けた者。ただし、 廃棄物の再活用を目的として施設を設置する場合を除く。 ウ 「廃棄物管理法」第 25 条第 3 項の規定による廃棄物処理業の許可を受けようとする者 であって、同法第 25 条第 2 項の規定により事業計画の適合通報を受けた者。ただし、廃 棄物の再活用を目的として施設を設置する場合を除く。 二 「廃棄物管理法」第 5 条の規定による広域廃棄物処理施設 三 「資源の節約と再活用の促進に関する法律」第 2 条第十号の規定による再活用施設のうち 次の各目のいずれかに該当する者が設置する施設 ア 市長、郡守又は区庁長 イ 「資源の節約と再活用の促進に関する法律」第 23 条の規定による再活用指定事業者 ウ 「資源の節約と再活用の促進に関する法律」第 34 条の規定による再活用団地を造成す る者 エ 廃棄物の再活用を目的として「廃棄物管理法」第 25 条第 3 項の規定による廃棄物処理 業の許可を受けた者又は廃棄物処理業の許可を受けようとする者であって、同法第 25 条 第 2 項の規定により事業計画の適合通報を受けた者 四 「建設廃棄物の再活用の促進に関する法律」第 21 条第 4 項の規定による建設廃棄物処理 業の許可を受けた者又は建設廃棄物処理業の許可を受けようとする者であって、同法第 21 条第 3 項の規定により事業計画の適合通報を受けた者が設置する施設 第 157 条(廃棄物処理施設の決定基準) 廃棄物処理施設の決定基準は、次の各号のとおりとす る。<改正 2004.12.3、2005.7.1、2008.9.5> 一 人口密集地域及び公共機関、学校、研究施設、医療施設、宗教施設等と近接せず、住居環 境に悪い影響を与えないように近隣の土地利用計画を考慮すること。ただし、「大気環境保 全法」による排出許容基準に適合した施設を備えた場合は、この限りでない。 二 風向及び排水を考慮して、住民の保健衛生に危害を及ぼすおそれがない地域に設置するこ と 三 大気及び水質汚染等、各種環境汚染問題を考慮しなければならず、周囲に垣根、樹林帯等 の遮断空間を置くこと 42 四 用水及び動力を確保しやすく、自動車が接近やすく、廃棄物運送車が市街地を通過しない 地域に設置すること 五 埋立の方法により処理する施設は、地形上、低地帯、低湿地、峡谷、谷、公有水面埋立予 定地等に設置しなければならず、埋立後の土地利用計画をあらかじめ考慮すること 六 当該市・郡の廃棄物処理計画及び対策等を考慮して、必要な場合、廃棄物焼却施設を設置 すること 七 廃棄物処理施設は、工業地域、緑地地域、管理地域、農林地域(農業振興地域を除く。)、 自然環境保全地域に設置すること。ただし、次の各目の施設は、第 2 種一般住居地域、第 3 種一般住居地域、準住居地域及び一般商業地域にも設置することができる。 ア 「廃棄物管理法施行令」別表 3 第一号ア目の焼却施設であって、1 日処理能力が 2 千ト ン以下の施設 イ 「廃棄物管理法施行令」別表 3 第 1 号イ目の機械的処理施設(圧縮施設及び破鎖・粉砕 施設に限る。)であって、1 日処理能力が 1 千トン以下で「大気環境保全法」による排出許 容基準に適合した施設 八 削除<2004.12.3> 九 リサイクル施設(第 156 条第三号及び第四号の廃棄物処理施設をいう。)は、住居地域(第 2 種一般住居地域、第 3 種一般住居地域及び準住居地域に限る。)、一般商業地域、工業地域、 緑地地域、管理地域、農林地域(農業振興地域を除く。)又は自然環境保全地域に設置するこ と 第 158 条(廃棄物処理施設の構造及び設置基準) 廃棄物処理施設の構造及び設置基準は、次の 各号のとおりとする。<改正 2005.7.1> 一 焼却施設の場合には、「大気環境保全法」による排出許容基準に適合した施設を備えるこ と 二 焼却場の排熱を使用する住民便益施設等を設置するようにすること 2 前項に規定された事項のほか、廃棄物処理施設の構造及び設置に関しては、「廃棄物管理 法」又は「資源の節約及びリサイクル促進に関する法律」で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 第3節 水質汚染防止施設 第 159 条(水質汚染防止施設) この節において「水質汚染防止施設」とは、次の各号の施設を いう。<改正 2005.7.1、2006.6.28、2008.9.5> 一 「水質及び水生態系保全に関する法律」第 48 条の規定により設置する廃水終末処理施設 二 「水質及び水生態系保全に関する法律施行令」第 79 条第一号の規定による廃水受託処理 施設 三 市長・郡守・区庁長又は代行業者が設置する「家畜糞尿の管理及び利用に関する法律」第 2 条第八号による処理施設、同条第九号による公共処理施設及び「下水道法」第 2 条第十号 の規定による糞尿処理施設 四 「鉱山被害の防止及び復旧に関する法律」第 31 条の規定による石炭産業合理化事業団が 同法第 11 条の規定による鉱害防止事業の一環として廃鉱の廃水を処理するために設置する 施設 第 160 条(水質汚染防止施設の決定基準) 水質汚染防止施設の決定基準は、次の各号のとおり とする。 一 第 157 条第一号ないし第四号の規定による基準に適合した地域に設置すべきこと 二 専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、生産緑地地域、自然緑地地域、生産管理地域、 計画管理地域及び農林地域に限り、設置すべきこと 43 第 161 条(水質汚染防止施設の構造及び設置基準) 水質汚染防止施設の構造及び設置に関して は、「水質及び水生態系保全に関する法律」、「家畜糞尿の管理及び利用に関する法律」、「下 水道法」及び「石炭産業法」で定めるところによる。<改正 2005.7.1、2008.9.5> 第4節 廃車場 第 162 条(廃車場) この節において「廃車場」とは、「自動車管理法」第 2 条第六号の規定に よる自動車管理事業のうち同法第 53 条の規定による自動車廃車業の登録をした者が設置する事 業場をいう。<改正 2005.7.1> 第 163 条(廃車場の決定基準) 廃車場の決定基準は、次の各号のとおりとする。 一 人口密集地域及び公共機関、学校、研究施設、医療施設、宗教施設等に近接する場所には 設置せず、住居環境に悪影響を与えないように近隣の土地利用現況を考慮すること 二 大型車の出入りに支障がなく、排水が容易で、住民の保健衛生に危害を及ぼすおそれがな い地域に設置すること 三 大気、水質汚染等、各種環境汚染問題を考慮して設置すること 四 流通商業地域、専用工業地域、一般工業地域、準工業地域、自然緑地地域及び計画管理地 域に限り設置すること 第 164 条(廃車場の構造及び設置基準) 廃車場の構造及び設置に関しては、「自動車管理法」 で定めるところによる。<改正 2005.7.1> 附 則<第 343 号、2002.12.30> 第 1 条(施行日) この規則は、2003 年 1 月 1 日から施行する。 第 2 条(他の法令の廃止) 都市・郡計画施設基準に関する規則は、廃止する。 第 3 条(一般的適用例)~ 略 ~ ないし 第 9 条(他の法令の改正) ~ 略 ~ ~ 附 中 略 ~ 則<第 1 号、2013.3.23>(国土交通部及びその所属機関職制施行規則) 第 1 条(施行日) この規則は、公布した日から施行する。 第2条 ~ 略 ~ ないし 第 6 条(他の法令の改正) ~ 略 ~ 44 [別 表] 道路交差点の長さ<第 14 条第 1 項関係> 交差 角度 90 度 前後 60 度 前後 120 度 前後 道路の幅員 40 以上 40 以上 35 以上 40 未満 30 以上 35 未満 25 以上 30 未満 20 以上 25 未満 15 以上 20 未満 12 以上 15 未満 10 以上 12 未満 8 以上 10 未満 6 以上 8 未満 40 以上 35 以上 40 未満 30 以上 35 未満 25 以上 30 未満 20 以上 25 未満 15 以上 20 未満 12 以上 15 未満 10 以上 12 未満 8 以上 10 未満 6 以上 8 未満 40 以上 35 以上 40 未満 30 以上 35 未満 25 以上 30 未満 20 以上 25 未満 15 以上 20 未満 12 以上 15 未満 10 以上 12 未満 8 以上 10 未満 6 以上 8 未満 12 10 10 10 10 8 6 15 12 12 12 12 10 8 6 8 8 8 8 8 6 5 - 35 以上 40 未満 10 10 10 10 10 8 6 12 12 12 12 12 10 8 6 8 8 8 8 8 6 5 - 30 以上 35 未満 10 10 10 10 10 8 6 5 12 12 12 12 12 10 8 6 8 8 8 8 8 6 5 4 - 25 以上 30 未満 10 10 10 10 10 8 6 5 12 12 12 12 12 10 8 6 8 8 8 8 8 6 5 4 - 20 以上 25 未満 10 10 10 10 10 8 6 5 5 12 12 12 12 12 10 8 6 6 6 8 8 8 8 8 6 5 4 4 4 15 以上 20 未満 8 8 8 8 8 8 6 5 5 5 10 10 10 10 10 10 8 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 4 4 4 12 以上 15 未満 6 6 6 6 6 6 6 5 5 5 8 8 8 8 8 8 8 6 6 6 5 5 5 5 5 5 5 4 4 4 ※道路交差点の長さ (以 上) Japanese Translation Copyright 2013 SUTO Toshikazu, All rights reserved. 45 10 以上 12 未満 5 5 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 4 4 4 4 4 4 4 4