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福祉よこはま163号 - 横浜市社会福祉協議会

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福祉よこはま163号 - 横浜市社会福祉協議会
福祉よこはま
社会福祉法人
横浜市社会福祉協議会
2012 年
3 月 15 日
No.163
市民活動・ボランティア活動情報誌
特集
精神障害って何ですか? 2・3・4
…
横浜市緑区生活支援センターのスタッフの皆さん
↓﹁自立支援員﹂
﹁自立生活アシスタント﹂の仕事は
5ページで紹介しています
目次
福祉の仕事…………………5
福祉Q&A……………………6
オススメDVD………………6
リレートーク………………6
Let’
s try ボランティア……7
市社協情報…………………8 福よこクイズ……………… 11
ボラセン情報………………9
「福祉よこはま」は、
一部共同募金
みんなのきもち ありがとう
配分金を活用して発行しています。
寄付者、賛助会員のご紹介… 10
みんなの声、情報のたまてばこ… 11 「福祉よこはま」は、横浜市が編集に協力しています。
特集
精神
障害 って何ですか?
精神障害には疾病と障害が共存しており、
様々な精神症状により仕事や日常生活、人と
の付き合いなどに不具合が出てきます。例え
ば、コミュニケーションが苦手。話すのが億劫
で相談なしに行動して失敗をしてしまう。疲
精神障害者を取り巻く環境…
~精神障害者地域移行・地域定着支援事業より~
精神科病院には、病状が落ち着いていても帰る場所が無かったり、受け入れてくれる家族がいなかったり等の理由から長い間入院生活を続け
ざるを得ない患者さんが大勢います。
このような社会的入院患者の退院に向けてのお手伝いが「地域移行・地域定着支援事業」です。緑区生活支
援センターでは横浜市事業開始当初(平成19年度)
よりこの事業に取り組み多くの精神科病院に入院されている患者さんと向き合ってきました。
入院生活が30年以上の方、
中学卒業と同時に入院していつの間にか30代になってしまった方、入退院を10回以上繰り返している方など状況
は様々です。入院が長くなると退院することに不安が沢山ですが、担当の「自立支援員」が何度も根気よく病棟に訪問しご本人の気持ちを引き出し
ていきます。
また同じ障害を抱えながら地域生活をしている仲間と触れ合うことが何よりの安心に繋がりますが、生活支援センターはそんな役割
の場所として病院から一歩外に出るきっかけにもなっています。
さらに地域移行後は地域での生活を安心して継続できるよう「自立生活アシスタ
ント」
が訪問等で支えていきます。
横浜市緑区支援センター 主任 久米野
私を気にかけてくれる人がいる その安心感
ドアが開いて笑顔で迎えるスタッフに、
利用者はホッとした表情
を見せます。開放的な集会室では、
懇談、
読書など人それぞれに自
横浜市緑区
動
生活支援センターの活
由な時間を過ごしています。横浜市緑区生活支援センター (以下
センター )は地域の中での暮らし、
あるいは自立生活アシスタント
れやすく、長時間の仕事ができない。
「できた」
の支援(詳しくは5ページを参照)を利用しながら単身生活を希望
「できない」の差が日によって大きいといっ
する精神障害者に対して、
地域での生活を続けられるよう生活面 ②
たことから、マイナスの面が目に入りがちにな
での助言、
コミュニケーション支援を行っています。行政や医療機
り、誤解が生まれ、多くの精神障害者は「生き
関からの紹介や仲間からの情報で利用し始める方が多く、
利用は無料です。
づらさ」を感じています。
「居場所があるっていいことです」と女性の利用者が言います。
「ここへ通うのは生活の一部」と男性の利
用者。
「気にかけてくれる人(スタッフ)がいる安心感」を理由に挙げた利用者も。センターでは、
相談や情報
一方で、秀でた集中力を活かして正確な作
提供をはじめ、
夕食、
入浴、
洗濯、
インターネット等のサービスが受けられます。
業を長時間やり続ける方や、感性を活かして
*有料のサービスは登録が必要です
芸術で力を発揮する方もいらっしゃいます。精
神障害があるからといって「何もできない人」
センターで不調を訴える人が出ると、
その場に居
ではないのです。
合わせた利用者が助け合います。センター利用の
ルール・マナーを訴える張り紙もありません。利用者
横浜市内には66,037人※(男性31,081人、
一人ひとりが自らの病気や障害と向き合い、
悩み、
葛
女性34,956人)が精神の障害に悩みながら生
③
活をしています。環境と個人の特性がうまく
④
形で影響を与えています。
マッチしない状況では誰でもなりうる病気で
あり、精神障害であっても「とくべつなひと」
①食堂・娯楽室と集会室が一体となった広い空間。卓球をしたり仲
間と談笑したり。自分に合った利用ができます。
ではなく私たちとともに「ふつうのくらし」を
②自主事業の「手作りビーズクラブ」で作られた作品
している方なのです。その中で、薬や支援と
③栄養バランスの考えられた夕食。
2月には話題を集めるある社員
食堂で提供されているメニューも並びました。
いったエッセンスが必要なのです。
れがちな偏見や先入観を取り払う第一歩とし
住居探し
福祉サービスの利用
など
退院へ
手続き支援
福祉施設の体験利用 など
生活支援センターの利用が
ここにあたり、その後の継続的
な支援につながっていきます。
各種
近くのコンビニ
交通機関を利用する
買い物をする
慣れて
きたら
院外に
出てみる
相 談
2
例
退院に向けての
面 接
※第90回横浜市統計書 第14章 社会福祉 第9表
障害者の福祉(4)精神障害者等基礎把握数〈平成
22年度〉
から引用
横浜市精神障害者
地域移行・地域定着
支援事業
利用希望の確認
医師のコメントを紹介します。
⑤センターの壁などに飾られている絵手紙
①
て、精神障害の病気についてではなく、精神障
を中心に、その生活をサポートする施設職員や
⑤
④近隣の畑を借りて「みどり菜園」。自然農を通して得ることは多い
と言います。
今回の特集では、
「知らないこと」から生ま
害を抱えながら地域で生活を送っている方々
藤しながら自立をめざす姿は若いスタッフに様々な
くりかえし、心に寄り添いながら。一歩ずつ一歩ずつ一緒に
3
特集
※1
した
SST を体験してきま
「Dr.
島田の地域生活に役立つ健康管理のSST」
日 時
平成24年1月21日
場 所
横浜市緑区生活支援センター
SST参加のルール
いくつかのルールがあります
1.
見学は いつでも できます
2.
いやな時は「パス」できます
練習の順序
1.
練習することを きめる
2.
場面を作って
1回目の練習をする
3.
よいところを ほめる
※2
野菜が足りていないということが
ロールプレイ では
6.
もう一度 練習する
7.
よいところを ほめる
8.
チャレンジしてみる課題
『宿題』
をきめる
10.
次回に 結果を 報告する
参加してみて・・・
3.
身をのり出して話をする
4.
はっきりと大きな声で
5.
明るい表情
6.
話の内容が適切
7.
人の話をよく聞く
精神障害者のための特別なトレーニン
グではないと感じました。私自身にも日常
の生活を振り返るいい機会になりました。
「社会生活技能
※1 SSTとは…"Social Skills Training"(ソーシャル スキルズ トレーニング)の略で、
自立支援員とは
『退院したい人』の気持ちに寄り添い、
時には背中を押し、
時には見守り、
そして一緒に
考え、
悩みながら、
地域の中で
『その人らしい生活』
が送れるように支援します。
●具体的な仕事の紹介
精神科病院に入院している方の地域生活に向けた退院支援をします。具体的には、
社会資
源の見学や様々な手続き等の同行、
アパート探し、
宿泊体験支援を行います。
また、
病院や地域に向け事業の理解や協力を求める普及啓発活動も行います。
●自立支援員の役割とは
病院と地域の中間にいる『橋渡し』
的な役割です。
●仕事の楽しさは
病院の外になかなか一歩が踏み出
せないご本人と一緒に散歩を繰り返
し、
「今度は買い物に行きたい!」などの
積極的な言葉が聞けた時。ご本人が少
しずつ変化していく姿を実感できるこ
とが嬉しいです。
●お2人はどのような役割で利用者と接するのですか
大きな役割分担はありませんが、
それぞれで利用する方を担当し、
訪問や同行、
各関係機
関への連絡調整などの支援を行います。利用する方によっては2名で関わることもあります。
●「自立生活アシスタント」の役割
を一言で表すとしたら
生活のしづらさを感じている一人
暮らしの方が安心して地域で暮ら
せるようにお手伝いをする存在です。
●手ごたえを感じるのは
福祉情報紙「福祉よこはま」の広告企画をご案内いたします。法人・施設の活動広報や企業の宣伝活動にご活用ください。
各号45,
000部
配布先
自治会町内会、
地区社会福祉協議会、
地区民生委員児童委員協議会、
市内福祉関係施設・団体、
小・中学校、
高等学校、
大学、
福祉専門学校、
横浜銀行・横浜信用金庫・駅PRボックス等(いずれも横浜市内)
版 下
版下支給・完全データ入稿にてお願い申しあげます。
(使用ソフト:アドビイラストレーター等)
*原稿から作成される場合は別途制作費用が必要となります。
☎045-201-2090
▲自立生活アシスタント 大橋さん(左)と日向さん(右)
訪問した時に出迎えてくれる利
用者さんの笑顔です。
訪問や同行支援の中で少しずつ
利用者さんとの信頼感が生まれて
くるのを実感するからです。
料 金 (税込価格)
お問合せ・お申し込み 横浜市社会福祉協議会 経営企画部 企画・IT等担当
4
?
障害者が地域で自立した生活を送ることができる社会を実現する為、
単身などで生活
する精神障害者に対して日常生活上の相談・助言・情報提供・コミュニケーション支援を総
合的に行います。
「福祉よこはま」に広告を載せませんか
発行部数
▲自立支援員 岩本さん(左)と井さん(右)
〈〈〈〈 自立生活アシスタント 〉〉〉〉自立生活アシスタントとは
※2 ロールプレイ…設
定を決め、
2人以上で対話を
する形で与えられた役割に
沿って行動・会話し、
自分の
行動を振り返る演習方法
訓練」や「生活技能訓練」などと呼ばれています。他人との関わり方を中心とする社会生活技能のほか、
服
薬の自己管理・症状の自己管理などの疾病の自己管理技能、
日常の生活動作(ADL)に関わる日常生活技
能を高める方法が開発され、
パッケージ化された認知行動療法の一つで、
応用範囲の広い技法です。
例えば、
自分の考えや気持ち、
相手に対する要求などをもっとうまく伝えられるように、
また実生活での悩
みや困難だけでなく、
夢や希望を伝えられるよう、
実際に演じながら練習をしていきます。
?
地域移行・地域定着支援事業 自立支援員 〉〉〉〉
9.
実際の場面で 実行してみる
よいコミュニケーション
2.
手を使って表現する
〈〈〈〈
日向将人 さんと、
大橋正司 さんに聞きました
最後にストレッチをして
リラックス
5.
必要ならば お手本を みる
福祉の仕事
横浜市緑区生活支援センター自立生活アシスタント
わかり、
食事にもっと野菜を入れて
もらうよう家族に頼むという場面設定でロールプレイを行いました。
良かった点をみんなで確認し合い、
さら
問題解決技能訓練
さあ困った、どうしよう!
に良くなるにはどうしたらいいかを話し
そんなときの問題解決法
ステップ1.
まず立ち止まって
合います。
かんがえよう
4.
さらに よくする点を 考える
さんに聞きました
6.
トイレには ちょっと
ことわってから
さんと、
5.
質問は いつでも どうぞ
わかし
4.
よい練習ができるように
他の人を助けましょう
井 沙織
3.
人の よいところを
ほめましょう
先生が話をしながら、
参加者に質問を
して、
参加者が答えていきます。
【考える→言葉にする】
参加者が話したいことから話題を抽出
して進めていきます。
「なぜ?」
「その理由は?」
「どう思うか?」
「どうしたらいい?」
「SSTは1回やったからといって劇的な変化
理解のために考える事が重要です。
があるものではありません。続けていくことに
意味があると思っています。」
(島田先生)
1.
視線を合わせる
岩本俊樹
先生を中心に輪になります
ステップ2.
何が問題だろう?
(いつ、どこで、誰が、
何が問題)
ステップ3.
いろいろな解決方法
をあげてみよう
ステップ4.
それぞれの解決策の
長所と短所を考えよう
ステップ5.
あなたにとってうまく
解決でき、簡単にでき
そうな解決策を選ぼう
ステップ6.
選んだ解決策を実行する
ための練習をしよう
ステップ7.
さあ実際にやってみよう!
シリーズ⑫
横浜市緑区生活支援センター自立支援員
地域で生活を送るためにどのようなことをしているのか、実
際に体験をしようと、医療機関や各種の社会復帰施設、作業所
など多くの施設で実践されている「SST」を体験してきました。
精神
障害 って何ですか?
会員・賛助会員は別料金設定
一般料金
横浜市緑区生活支援センター
A 4版(裏表紙)
¥200,000
A 4版(中面)
¥150,000
A 4版1/2(128×180)
¥120,000
〒226-0011 横浜市緑区中山町1154−1 午前9時∼午後9時 土日祝日・年末年始も開館
休館は毎月第一火曜日 ※祝日の場合は翌日
☎045-920-2800 FAX:045-931-6650
URL:http://business4.plala.or.jp/midori01/
サイズ
A 4版1/4(63×180)
FAX:045-201-8385 Eメール:[email protected]
¥50,000
横浜市内の福祉人材に関する求人情報
ウェルじゃん求人情報 http://www.yokohamashakyo.jp/willing/weljan/weljan-kyujin.html
横浜市介護人材求人情報システム
http://cgi.city.yokohama.jp/kenkou/zinzaikakuho
5
ボランティアをやってみたいけれど、
実際にはどんなことをするの? できるの?
そんなギモンにこたえる
「Let’s try ボランティア」。
東日本大震災被災地での移動・送迎サービス支援に取り組む
NPO法人横浜移動サービス協議会(以下サービス協議会)に、
山野上啓子さんと天野和子さんを訪ねました。
「浜家連」は「特定非営利活動法人 横浜市精神障害者家族連合会」の略称です。
はま か れん
「浜家連」
し せい れん
「市精連」
って
なんですか?
1979(昭和54)年に発足。横浜市内における精神障害者の家族が連帯して
家族力を強化し、
精神障害者が安心して自立した日常生活を営むことができるよ
うに、
社会復帰の促進と医療・福祉制度の改善、
充実を図るため様々な事業活動
を行っています。平成22年にNPO法人になりました。
昨年4月2日からボランティアスタッフが滞在するなどして支援しています
「市精連」は「特定非営利活動法人 横浜市精神障害者地域生活支援連合会」の略称です。
津波で車や、介護・介助の担い手を失った震災の被災地では、今でも送迎
車両・
ドライバーの支援が求められています。車いすの介助が必要なある女
性は移動の手段がなくなり、送迎ボランティアが訪問すると「3か月ぶりの外
出です」
と喜んだと言います。
1987
(昭和62)年に地域作業所が集まって発足し、
現在は市内128の地域
活動支援センター、
グループホーム、
生活支援センターを会員に、
精神障害者が
地域の中で安心して暮らせるよう、
活動しています。主に要望や陳情活動、
その
他作業所で製作している自主製品の販路拡大事業、
研修事業を行っています。
送迎ボランティアに期待されていることは
日常の移動道具だった車が激減し、運転者も被害に
遭ったことでそれまでの家族・地域力が低下したためだと
思います。震災前は、家族が支えてきた福祉送迎のニーズ
がますます高くなっているのが現実です(山野上)。
『17歳のカルテ』
ボランティア活動をするときの条件というと…
時は1967年。17歳のスザンナ・ケイセンは、
ごく普通のアメリカのティーンエ
イジャーだった。混乱し、
不安に苛まれ、
自分の周囲でめまぐるしく変わる世界に
意味を見出そうと必死になっていた。
原作は、
自身が精神病院で2年間を過ごし、
人に明かしたことのなかった人生
の一時期の光景をスケッチ風に綴り、
退院から25年後の1993年に出版した、
スザンナ・ケイセンの回想録。
1999年/アメリカ/127分
監督:ジェームズ・マンゴールド
配給:ソニー・ピクチャーズ・
エンタテインメント
「どうしてあんなところに入ったのか、
と人は尋ねる。彼らが本当に知りたい
のは、
自分たちもそこに入るなんてことがあるだろうか、
ということ。本音の方
の質問に、
私は答えられない。言えるのはこれだけ……入るのは簡単よ」
――スザンナ・ケイセン(原作者)
調査員の心意気を感じ
前 回のリレートークに引 き続 き
” 福祉サービス第三
者評価 を話題にさせていただきます。
社会福祉法の改訂に伴い、社会福祉施設が第三者
機関の評価を受けよとの制度化がされましたが、
はじ
めは大きな戸惑いがありました。長い間、
行政監査と
いうものがあったからです。新制度と行政監査の違い
がよく分からず、
市で発行したガイドブックを入念に
読んで、
やっと分かってき ました。評 価の項 目には、施
設側が、
施設福祉サービス水準を自ら知り、
その向上
を目的として取り組んでいるか、
また、
利用者がサービ
スをどう感じながら施設に通い、評価しているかなど
があります。
受 審をする前に、施 設 側で職 員にこの制 度を理 解
してもらい協 力 体 制 をつくるため、
一斉に保 育 園の職
員研修をはじめました。この時実施した研修は、
各保
育園の相互理解ができ、
保育に対しての意志統一を図
ることができました。また、
自分たちが欠けていたとこ
ろも再確認することができました。
一番心配していた保護者側の評価でしたが、保育園
の方では、提 出 数がわかり ませんでしたが、相 当 数の
回 答 をいただけたようです。実 際の評 価 書の内 容か
ら、
自分達の保育が保護者に受け入れられている事を
知り、
励みになりました。
そして最 も驚いたのは、調 査 員の方が、私どもの保
育内容を細かいところまで事前に学ばれていたことで
す。ここまでしっかりと調査している心 意気に私は感
激させられました。
6
福祉って
ここがおもしろい
ここがむずかしい
現地入りして道路状況、送迎ルートをつかむために数日かかるため、
1
∼2週間滞在しての活動が求められます。
2人一組で行動し、助手席に座
る人は利用者の話し相手、買い物の手助けなどをします。運転が苦手とい
う人でも大丈夫です(天野)。
▲現地での活動の様子
自分の車で活動することもできる…
▲天野さん(左)山野上さん(右)それぞれ被
災地での活動経験があります。
ガソリン代など必要経費の負担について、事前に承諾をいただく
ことになります。慣れない所での運転になるので、経験者のアドバイ
ス、
講習などを受けられるといいです(天野)。
今年1月、
青葉区社会福祉協議会で活躍していた福祉車両「ハマの大魔神号」
リフ
ト付きと軽車両(スロープ付き)の2台が、
サービス協議会の仲介・搬送で、
宮城県仙
台市のNPO法人地域生活オウエン団せんだいに寄贈された。震災直後、
福祉車両
の必要性を感じ、
社会福祉協議会へ廃車にする車両の寄贈を呼びかけ、
廃車予定
だった2台の再利用の相談を受けた。サービス協議会が被災地で活動する団体と
連絡を取り、
自動車整備の専門家の判断を受けて被災地での供用が決まった。
1台は、
石巻市を中心とした被
災者の移動支援、
病院や福祉・公共施設への送迎に、
1台は、
被災障害者団体の活動で活躍している。
NPO法人横浜移動サービス協議会 福祉団体、企業が会員となって発足した市民セクターよこはまの移動
プロジェクトが前身。平成16年にNPO法人化。ひとりで外出ができない人への移動サービス団体の紹介や車両に
よる有償福祉移動サービスの提供、
国交省認定運転者講習(介助・運転・当事者理解など)、
横浜市障がい者ガイドボ
ランティア事業などを行っている。
〒231−0013 横浜市中区住吉町2−26洋服会館3階 よこはま市民共同オフィス内
募集
石巻市を中心とした移動支援活動の
運転ボランティア 1∼2週間単位での参加、通院・買い物・温泉地送迎など
社会福祉法人イクソス会
理事長
松川 和照
活動継続資金援助
送迎のための燃料代や通信費、車両整備費、
おでかけ企画等の資金に充当
☎045-212-2863 FAX:045-212-2864 http://www.yokohama-ido.jp
7
横浜市社会福祉協議会からのお知らせ
横浜市ボランティアセンターからのお知らせ
統一ブランド
「ハートメイド」をご存知ですか
企業・会社のボランティア活動いろいろ
「ハートメイド」は、
横浜市内の障害者地域作業所等で障害のある人たちが製作している自主製品
の統一ブランド名です。この名前のとおり、
それらの一つひとつが心を込めた手作りでできています。
横浜市社会福祉協議会 障害者支援センターでは、
販路拡大事業としてこれらの製品のカタログ
通信販売を行っています。このカタログには7つのカテゴリー
別に320点を掲載しています。
通信販売用カタログ請求やお問合わせは、
下記の連絡先ま
でお願いします。
(平日9時~16時、
土日祝日休)
最近、
ボランティアセンターには、
企業・会社からの地域貢献活動の相談が多く寄せられます。ボランティアセンターでは
横浜の企業・会社やそこで働く皆さんも、
ともに暮らす横浜市民と考え、
ボランティア活動・地域貢献活動をサポートしてい
ます。今回は、
その中のいくつかをご紹介します。
お問合せ
横浜市社会福祉協議会 障害者支援センター ハートメイド担当
☎045-681-1131(直通)
ホームページはこちら▼
http://www.yokohamashakyo.jp/siencenter/hanro/hanro.html
お知らせ
障害者110番について
権利擁護に関する相談は、
引き続き横浜生活あんしんセンターで行います。
お問合せ 横浜生活あんしんセンター
☎045-201-2009 FAX:045-201-9116
Eメール:[email protected]
地 区 ボランティア
センターの紹介
Vol.4
オープンカーで市内の児童施設などを訪
問する「訪問サンタ」や、
工作・お店屋さん・獅
子舞体験ができる「広場サンタ」などがあり、
総勢500名、
企業は39社の参加がありました。
▲パシフィコ横浜にサンタが大集合!これから
笑顔を届けに行きます!
…?
さいさい
お茶のこ
の巻
障害者110番は、
平成24年3月31日終了します
~こどもたちとの交流を通して~
三菱電機㈱神奈川支社
▼詳しくは、
ホームページをご確認ください。
http://yokohamashakyo.jp/ansin/shogai-110.html
美しが丘ボランティアセンター (青葉区美しが丘) 街の身近な相談室として平成23年10月17日に開設したボラン
ティアセンターです。第4次横浜市地域福祉活動計画のモデル設置
事業の4館目としてオープンし、
地域企業の東急電鉄と協働しながら
美しが丘ボランティアセンターを運営しています。
連合自治会、
社会福祉協議会、
民生・児童委員協議会、
保健活動推
進員、
老人会など地域住民が主体となって作る美しが丘ボランティア
センターは、
「高齢者が安心して自分らしく暮らせるまち」をテーマに、
人と人とを「つなぐ」、
地域と人を「つなぐ」、
行政と地域と人を「つな
ぐ」ことによって高齢者の暮らしを支援し、
情報発信などを通して「安
心と生きがい」を持っていただ
く地域拠点を目指しています。
【開館時間】
「美しが丘地区は、
ますます
毎週月・水・木・金曜日
高齢化が進みます。皆さんの
(祝祭日は休館)10:00∼16:00
お困りごとの解決の手助けが 【お問合せ】
できるよう、
一歩いっぽ地道に
☎045-513-3999
Eメール:[email protected]
運営して行きます」と運営委
【所
在 地】
員会会長の鮫島毅人さん。
横浜市青葉区美しが丘1-12-24
ボランティアセンターの今
あおばフレンズ内
後の取り組みに期待です。
8
このプロジェクトは、
「 横浜を笑顔でいっぱ
いに!」というテーマのもと、
市内の企業、
団体、
NPO法人が協働で実施しています。
当日以外にもプレゼントの寄付やPRの協
力など、
いろいろな参加方法があります。
家族によるピア相談、
「障害者110番」は、
平成24年3月31日をもって終了します。
当事者相談については、
横浜市の新しい事業に転換される予定です。
~みんなで社会貢献~
横浜サンタプロジェクト2011
▲自然の中で、
珍しい生き物を発見。こども
も大人も興味津々です。
「横浜自然観察の森」で行われたみどりアップ計
画の自然観察会(横浜市資源循環局主催)に、
三菱
電機㈱神奈川支社の社員の皆さんと一緒に参加し
ているのは、
市内の児童養護施設のこどもたちです。
短い時間でしたが、
自然の中でこどもたちと行動
をともにし、
交流を図ることで、
こどもたちとの距離
がぐんと縮まりました。
担当者の方は「このような活動を継続して行って
いきたい」と話していました。
~寄付で社会貢献~「文化振興とご招待」
千代田化工建設㈱
CSR活動 ※ の一環として、
日本フィルハーモ
ニー交響楽団のコンサートに、
NPO法人横浜市
視覚障害者福祉協会の皆さん23組46名をご
招待しました。
コンサートに行かれた方からは
「生演奏を全身で聴き、
とても感動しました!」と
いった声が聞かれました。
※CSR活動
Corporate Social Responsibility の頭文字をとったもの。
「企業の社会的責任」という意味。
▶配分先の方々から届いたお礼状
▲贈呈式の様子 左から千代田化工建設㈱
松岡CSR総室長 小保方常務執行役員
横浜市社会福祉協議会 横松常務理事
イラスト:和泉直子
興味を持たれた企業・会社の皆さ
ん、
お問合わせは横浜市ボランティ
アセンターまでお気軽にどうぞ。
横浜市ボランティアセンター
検 索
9
みなさまから寄せられたご寄付は、
市内の市民活動団体、障害児・者団体の支援のため、
有効に活用させていただきます。
うちの子は自閉症です。日々の生活でいろいろな
面でボランティアさんの手を借りています。3.11の
前号の感想
東日本大震災の時は、
もしもうちの子が同じような
ご寄付いただきました!
きん じょうたつ ひこ
横浜DeNAベイスターズ 金城龍彦 選手
状況になったらどうなっていたんだろうと思いまし
た。その時のために、
自分もできるかぎりのそなえ
寄付物品
大人用車いす 10台
フェリス女学院大学ボランティアセン
ターのプロジェクト、
いろいろなことを
をしたいです。
(保土ケ谷区 眞壁 泰さん)
サポートしていることにおどろきまし
平成23年12月15日、横浜DeNAベイスターズ金城龍彦選
た。若くて元気な時こそボランティア
手から横浜市社会福祉協議会へ車いす10台の寄付をいただ
いつも福祉の最前線のことを紹介していただいて感銘を
で自分をみがいてください ! !
きました。金城選手は、横浜における社会福祉活動として、
受けております。民生委員・児童委員、
たまに聞きますが具
(保土ケ谷区 後藤 明美さん)
毎年車いすの寄付をされており、今回が4シーズン目になり
体的にどんな仕事されているのかさっぱりでしたが、
今号
でよく理解できました。いつかはこういう委員になって横
ます。今回寄付していただいた車いすは、市内の地域ケアプ
「ご 近
ラザ10か所に配分いたしました。
金城選手より
横浜DeNAベイスターズ金城選手(中央)とケアプラザの皆さん
よこはま あいあい基金寄付者
障害者年記念基金寄付者
●コーヒーの大学院
ルミエール・
ド・パリ
(3件)
●株式会社 まるやま
●特定非営利活動法人 日米加吟詠連盟
日本國風流詩吟吟舞会 総本部
●財団法人 神奈川霊園
●宗教法人 真如苑
●キヤノン 株式会社(2件) ●キヤノン マーケティングジャパン
株式会社(2件)
●匿名(2件)
●富士松 延治太夫
●ふれあいチャリティーバザー実行委員会
(2件)
●共に生きるふれあいバザー実行委員会 代表 北田 正
●鶴見コンクリート 株式会社
●匿名
善意銀行 金銭寄付者
●社団法人 横浜市港友会
●株式会社 悠石
●神奈川チャリティーコンサート実行委員会
代表幹事 粟竹 明
●日本書道家連盟
●横浜市女性団体連絡協議会
●横浜冷凍 株式会社
●松栄輸送 株式会社
●匿名(2件)
善意銀行 物品寄付者
●日本音楽文化交流協会 代表 及川 光悦
●千代田化工建設 株式会社
●横浜DeNAベイスターズ 金城 龍彦
●匿名
福祉基金寄付者
●神奈川県フォークダンス連盟
●KenP
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ng 代表 桃川 健
●大洋建設 株式会社 代表取締役 黒田 憲一
●KYB労働組合
●神奈川県労働者学習協会
●株式会社 エースプラン
●横浜クリニック・友の会
●株式会社 ソーゴーイベント
●NPO法人 神奈川県腎友会
●神奈川日本建工株式会社
●株式会社 サンリフォーム
●株式会社 江戸清
●宗貞 秀紀
●杉本 さと
●香坂 茂良
●杉山 順三郎
●服部 淑子
●山口 雅子
●須藤 安三
●田沢 ハル子
●青木 伸久
●髙橋 昌三郎
賛助会員になっていただけませんか
賛助会員は、
横浜市社会福祉協議会の行う様々な地域福祉
推進の“サポーター”
として会費による支援を行っていただい
ています。会員はいつでも、
どなたでもなることができます。
【年会費】
(個人)一口 2,000円 (団体)一口 10,000円
【お問合せ】横浜市社会福祉協議会 経営企画部
☎045-201-2096 FAX:045-201-8385
みなさまのご協力をお待ちしています。
なぁ?
さん)
指原 紀子
(栄区 福よこ
クイズ
特集:精神障害ってなんですか? で紹介した施設の名称
横浜市○○生活支援センター(漢字だと2文字、
ひらがなだと
4文字)
Q2
福祉の仕事:今回紹介したお仕事は
○○生活アシスタント(漢字だと2文字、
ひらがなだと3文字)
Q3
みんなのきもちありがとう:車いすのご寄付をいただきました
金城龍彦選手が所属するプロ野球チーム
横浜DeNA○○スターズ(カタカナ2文字)
前号 162 号の福よこクイズの答えは、
Q1 援護 Q2 そなえ Q3 フェリス でした。多くの方にご応募いただき、どうもありがと
うございました。
●
福 祉、ボランティア、全く関心のない人
にも、
気づいた人が、
見てネ・
・
・と渡しま
しょう!! 草の根運動が大切ですね・
・
・
(保土ケ谷区 佐々木 セツ子さん)
http://www.kaikosai.com/volunteer.html
お問合せ 横浜開港祭実行委員会 事務局
☎045-212-5511 FAX
:045-212-5510
6月1日
(金)、
2日
(土)に開催される第31回横浜開港祭
で行われるイベント等の当日ボランティアを募集しています。
会場:臨港パーク・みなとみらい21
・山下地区・新港地区・
その他周辺
対象:18歳以上の男女(高校生は除く)、
野外活動の為
健康で元気な方
条件:ボランティア説明会に参加できる方、
公共の交通
機関にて来場できる方
申込方法・詳細についてはホームページをご覧ください。
編集後記
10
個人会員
か
アあるの
ボランティ
る
き
で
も
自分に
第31回横浜開港祭ボランティア募集
Q1
ご支援・ご協力ありがとうございました。順不同・敬称略
平成23年10月1日∼平成23年12月30日新規受付分・継続受付分
(南区 谷元 博樹さん)
情報のたまてばこ
ご支援・ご協力ありがとうございました。順不同・敬称略
平成23年10月1日∼平成23年12月30日
団体会員
浜の福祉をささえられたらなと感じるところです。
所で見
守り・た
すけあ
でいる
い」は 私
自
治 会で
ておりま
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ようです
待され
。
ている
(戸塚
区 鈴
木 孝雄
さん)
の住ん
2008年から、自分のできる限りでお役に立
てたらと、この活動を続けています。
台数に限りはございますが、喜んでいただければ嬉し
く思います。
これからも1台でも多くお贈りできるよう、野球が続け
られるようにがんばります。
いつも
ティアも、
うこと
い
が大切だと
のこころがけ
各地の
されていて、
が具体例で示
た。
めて感心しまし
取り組みに改
)
口 浜子さん
(金沢区 滝
非 常 時もボラン
「情報のたまてばこ」にイベントや
活動の案内を掲載しませんか
①福祉保健の内容 ②対象が限定されない市域対象 ③参加費が無料 などのイベントや活動なら、
「 福祉よこ
はま」に掲載が可能です。掲載希望月(6・9・12・3月)の2
か月前までにご連絡ください。
お問合せ 横浜市社会福祉協議会 経営企画部
☎045-201-2090 FAX:045-201-8385
Eメール:[email protected]
Q1∼Q3のクイズの答え・郵
応募方法 はがき・FAXまたはEメールに、
便番号・住所・氏名(ふりがな)
・年齢・電話番号・
「福祉よこはま」の入手
法と「福祉よこはま」への感想・意見等(みんなの声に掲載する場合があ
ります)をお書きの上、
下記までお送りください。抽選で30名の方にプレ
ゼントを差し上げます。ご応募お待ちしています!
締め切り:2012年6月8日(金)
消印(はがき)
・ 到着(FAX・Eメール)有効
〒231−8482 横浜市中区桜木町1−1
横浜市社会福祉協議会「福よこクイズ」係
FAX:045-201-8385
Eメール:[email protected]
・クイズの答え Q1∼
Q3
・郵便番号・住所
・氏名(ふりがな)
・年齢
・電話番号
・
「福祉よこはま」の
入手法と
・
「福祉よこはま」への
感想・意見等
※応募に関わる個人情報については、
当選者への発送及び福祉よこはま紙面作成の参考
にのみ利用させていただきます。
東日本大震災から1年が経ちました。
まだまだ支援の手は必要です。復興に
向かう人たちは、
風化してしまうことを恐れていると言います。支援のボラン
ティアなど一過性のもので終わらせることなく、
継続していくことが求められ
ています。
No.163
2012年3月15日
No.164
2012年6月 発行予定
発 行 : 社会福祉法人 横浜市社会福祉協議会
〒231-8482 横浜市中区桜木町1-1
1045-201-2090 FAX:045-201-8385
Eメール:[email protected]
URL:http://www.yokohamashakyo.jp
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地域福祉活動やボランティア活動の一環として行われる各種行事におけるケガや賠償責任を補償!
● 行事参加者(主催者〔個人〕を含みます。)全員のケガを補償(往復途上も含みます。) ● 行事主催者の損害賠償責任も補償
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● 在宅福祉サービス
● 障害福祉サービス
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(公的介護保険対象外サービスを含みます。) ●
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団体契約者
社会福祉法人
全国社会福祉協議会
この保険は、全国社会福祉協議会が保険会社と一括して契約を行う団体契約です。
取扱代理店
株式会社
福祉保険サービス
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3丁目3番2号 新霞が関ビル 17F
TEL:03(3581)4667 FAX:03(3581)4763
〈引受幹事保険会社〉日本興亜損害保険株式会社
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