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アニメからＪポップへ
東京芸術大学 修士課程2年 日高良祐
アニメで使用されている楽曲がきっかけとなりＪポップに触れる
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典型的なコメント例
■オーストラリア 20～29歳
「はじめてJpopを聴いたのは、たぶんアニメだった。ナルトの最初のopだったと思う。そ
れからググって、今ではほとんどyoutubeかNHK WORLDで聴いてる。」
■サウジアラビア 20～29歳
「アニメを見たから。歌がきれいだったので、インターネットでその曲とアーティストを調
べて、それから日本語の歌が全部好きになった。」
■アイルランド 10～19歳
「私も日本の音楽が好きな友達もみんなアニメで聴いた。曲を調べて好きなアーティスト
を見つけて、今ではyoutubeで聴いてる。後になってJ-MELOのことを知って、そこで日
本の曲を聴いたり、曲や歌手の情報を得ている。」
『ＮＡＲＵＴＯ - ナルト -』 （全220話）で使用されたＪポップ
「R★O★C★K★S」：HOUND DOG
「遥か彼方」：ASIAN KUNG-FU GENERATION
「悲しみをやさしさに」：little by little
「GO!!!」：FLOW
「青春狂騒曲」：サンボマスター
「ノーボーイ・ノークライ」：STANCE PUNKS
「波風サテライト」：シュノーケル
「Re:member」：FLOW
「ユラユラ」：Hearts Grow
「Wind」：Akeboshi
「ハルモニア」：RYTHEM
「ビバ★ロック ～japanese side～」：ORANGE RANGE
「ALIVE」：雷鼓
「今まで何度も」：ザ・マスミサイル
「流星」：TiA
「マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー」：キャプテンストライダム
「はじめて君としゃべった」：ガガガSP
「失くした言葉」：No Regret Life
「スピード」：アナログフィッシュ
「そばにいるから」：アマドリ
「パレード(sui sui sui)」：CHABA
「Yellow moon」：Akeboshi
「ピノキオ」：オレスカバンド
「シナリオ」：SABOTEN
「NARUTO -ナルト- (アニメ)」 Wikipedia （2011/4/23）
http://ja.wikipedia.org/wiki/NARUTO_-%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%88-_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)#.E4.B8.BB.E9.A1.8C.E6.AD.8C
アニメとＪポップとのタイアップ
「アニメ主題歌、2005年の音楽シーンを席巻！」 ORICON STYLE
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/6227/ （2011/4/23）
タイアップすることでお互いのファン層を拡大するという効果
アニメがきっかけとなってJポップへ触れるというスタイル
→海外における日本文化受容の一つのひな型
今後の考察へ向けて
・「彼らはどのようにして日本のアニメを見るようになったのか」
・インターネットというメディアによるバイアス