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大規模木造施設の計画・設計の手引
www.naturallywood.com 大規模木造施設の計画・設計の手引 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの勘所 目次 www.naturallywood.com 1 2 3 はじめに p.6 1-1 ツーバイフォー構法による大規模木造施設づくりに向けて p.8 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント p.52 4-1 平面計画と部材配置の調整 1-2 木造耐火建築物の建設動向 p.55 4-2 壁枠組 ①開口部の納まり p.10 1-3 耐火設計の 3 つのルート p.58 4-3 壁枠組 ②まぐさ p.12 1-4 木造耐火構造の例示仕様と認定仕様 p.60 4-4 床枠組 ①バルコニー p.15 1-5 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの進め方 p.63 4-5 床枠組 ②上階の防水床 p.65 4-6 防火区画等の貫通部措置 p.68 4-7 小屋裏の防火措置 大規模木造施設の計画のポイント p.20 2-1 施設建設事業の流れ p.22 2-2 各種施設の上乗せ基準など p.24 2-3 プランニングと階高の計画 p.26 2-4 ツーバイフォー構法の構造計画 p.32 2-5 ツーバイフォー構法と設備計画 p.34 2-6 ツーバイフォー構法と施工計画 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント p.38 3-1 大規模ツーバイフォー建築物の設計図書 p.40 3-2 ツーバイフォー構法の枠組図の役割 p.42 3-3 たて枠の割付けと耐火構造 p.45 3-4 大規模ツーバイフォー建築物とパネル化 p.47 3-5 ツーバイフォー構法の構造材の入手性 5 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) p.72 5-1 モデル図面に関する基本情報 p.72 5-2 設計図書の分量と構成 p.74 図面集 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) p.110 6-1 モデル図面に関する基本情報 p.110 6-2 設計図書の分量と構成 p.112 図面集 1 はじめに 1-1 ツーバイフォー構法による大規模木造施設づくりに向けて 1-2 木造耐火建築物の建設動向 1-3 耐火設計の 3 つのルート 1-4 木造耐火構造の例示仕様と認定仕様 1-5 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの進め方 www.naturallywood.com 1-1 ツーバイフォー構法による 大規模木造施設づくりに向けて 本書の狙い 本書は、非木造施設や木造軸組住宅の設計経験は十分に持っている設計者に向けて、ツーバイフォー 構法による大規模木造施設設計の要点を解説したものである。 具体的には、地方で公共建築を手 掛けるような設計事務所やアトリエ系設計事務所の設計スタッフを読者として想定している。そのため、 本書執筆に先立って設計者などにヒアリング調査を行い、大規模木造施設設計に求められる実務的 要点を洗い出した。 そうした内容の解説に絞ったため、本書はツーバイフォー構法や木造耐火建築物の基礎知識をくまな 大規模木造施設づくりの現状 く取り上げているわけではない。それぞれの詳しい内容は[表 1]に示す技術資料などに記されている。 むしろ、これらの技術資料を使いこなすきっかけとなることを期待して本書は構成されている。 21 世紀に入って生じた建築技術の最も大きな変化の一つが、木造耐火建築物の実現である。この 分野を先導したのはツーバイフォー構法であり[1-2 参照]、近年では 9,000㎡を超えるような大規模施 [表 1]ツーバイフォー構法に関する基本的な技術資料など 1) 設にもツーバイフォー構法の耐火構造が活用され始めている。 「名称」(発行所や URL) こうした大規模木造施設を設計するには、 「ツーバイフォー構法の特性」 と 「木造耐火建築物の仕様」 『木造計画・設計基準』(公共建築協会) に関する実務的理解が前提になる。しかし、公共建築を手掛けるような設計事務所は、主な設計対 きた設計者は、基本計画段階で求められる各種申請資料づくりに戸惑ってしまう。 技術資料 象が非木造建物であり、そもそも木造に馴染みがない。その一方で、戸建住宅などを中心に手掛けて 『公共建築木造工事標準仕様書』(公共建築協会) [図 1]ツーバイフォー構法による大規模木造施設の工事風景 概要 木造の公共建築に関する設計や工事の基準 『2007 年枠組壁工法建築物設計の手引』(2 × 4 協会) 枠組壁工法に関する告示の解説 『2007 年枠組壁工法建築物構造計算指針』(2 × 4 協会) 枠組壁工法の構造計算の実務解説 『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』(2 × 4 協会) 枠組壁工法の耐火構造の解説 『ツーバイフォー工法による高齢者福祉施設のすすめ 計画・設計の手引』(2 × 4 協会) 事業者向けの解説本 ウェブページ 「耐火建築物:工法技術」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/taika/taika_index.html 「講習会 Web 申込み」 https://www.2x4assoc.or.jp/smwcharge/smwent_top.php 「出版物等のご案内」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/publication/pub_index.html 参考資料 『【フラット 35】対応 枠組壁工法住宅工事仕様書平成 26 年版』 (井上書院) 『Midply Wall System を用いた中層・大規模枠組壁工法建築物』 (カナダ林産業審議会) 『木造建築のすすめ』(木を活かす建築推進協議会) ツーバイフォー構法による耐火構造の認定仕様の利用方法 2 × 4 協会が行う講習会の紹介 ツーバイフォー関連書籍の紹介 枠組壁工法の基本仕様の解説 許容応力度設計を前提とした高性能耐力壁の紹介 国土交通省住宅局が編集協力したパンフレット 1)本表では日本ツーバイフォー建築協会を「2 × 4 協会」と略記 [図 2]ツーバイフォー構法に関する基本的な技術資料の書影 りんどう麻溝(延床面積 6,397㎡) 6 1 はじめに 1-1 ツーバイフォー構法による大規模木造施設づくりに向けて 7 [図 3]木造耐火建築物の建設実績の概要(2014 年 3 月末時点) 1-2 0 ①法定耐用年数が短い ②工事単価が低い ③工期が短い ①はデフレの長期化という経済情勢と関連が深い。つまり、近年の経営ではキャッシュフローが重要視 されており、建物を利用するビジネスでは、大きな減価償却費を計上できる方が経営上有利になってい る。 20 04 年度 20 2 04 20 0 0 2 年度 004 年度 04 5年 年度 度 20 2 2 00 05 20 0 4年 年度 005 年 6年度 度 5 度 20 2 2 06 20 00 0 年度 006 5年 年度 6 度 7年 2 度 20 20 00 2007 07 2 6年 007年度 年度 年 度 08 年度 度 20 20 08 2008 7年 2 08年度 度 00 9年 年度 2 度 20 20 00 09 2 09 20 8年 年 00 年度 度 0年 度 19 年度 20 度 2 2 00 10 20 10 9年 年度20 年 01 度 度 10 1年 年度 度 20 20 11 10 1年 2 20 年度 01 度 11 2年 年度 20 度 20 2 01 12 2 12 1年 年度20 年度 01 1 2 度 3年 年度 20 度 2 2 01 13 20 1 2年 年度 013 年 度 3年度 度 20 13 年度 その主な理由は、非木造に比べて次の 3 つの特徴を持つためである。 (1) (1) (1) 建設累計棟数の推移 建設累計棟数の推移 建設累計棟数の推移 (1)建設累計棟数の推移 (1)建設累計棟数の推移 方が安価でも、 耐火建築物をつくれなかったためである。 しかし、 2004 年から木造の耐火構造が登場し、 耐火建築物の低廉な仕様として活用され始めている。 助金を受け、単年度事業で建設される。この場合、着工から竣工までの工期は実質的に半年ほどし か確保できない。一方、RC 造はコンクリートを硬化させる期間が必要であり、 工期短縮には限度がある。 しかも RC 造は労務集約的な技術である。型枠工・鉄筋工・コンクリート工という3 つの職種が必要 になるが、低額な労務費が長期化したことから就業者の減少が目立ち、作業員の確保が困難になって きている。 ~500㎡ ~500㎡ ~500㎡ 26 35 26 2635 35 66 268 66 268 ~300㎡ ~300㎡ 62 97 62 6297 97 ~1500㎡ ~1500㎡ ~1500㎡ ~500㎡ ~500㎡ 26 35 26 35 軸組構法 軸組構法 軸組構法 2×4構法 2×4構法 2×4構法 3 73 3 373 73 1500㎡超 1500㎡超 1500㎡超 62 97 62 97 ~1500㎡ ~1500㎡ 軸組構法 軸組構法 2×4構法 2×4構法 3 73 3 73 1500㎡超 1500㎡超 (2) (2) (2) 延床面積の分布 延床面積の分布 延床面積の分布 愛知愛知 愛知 千葉千葉 千葉 3% 3% 3% 1% 1% 1% その他 その他 その他 大阪大阪 大阪 800 1200 2400 棟 3%愛知 1200 1600 1600 2000 2000 2400 棟 8% 8% 3% 3% 愛知 千葉8%千葉 1555 1555 1555 3% 3% 1% 1% その他 その他 大阪 大阪 神奈川 神奈川 8% 8% 3% 神奈川 3% 1555 1555 9% 9% 9% 0713 0 713 400 713 戸建戸建 戸建 戸建 713 400800 713 112 604 112112 604604 共同・ 共同 長屋 ・長屋 共同 ・長屋 112 604 共同・ 長屋 112 共同・長屋 神奈川 神奈川 9% 9% 604 東京 東京 75% 75% 軸組構法 軸組構法 軸組構法 2×4構法 2×4構法 2×4構法 112 147 112 147 その他 その他 東京東京 東京 75%75% 75% 軸組構法 軸組構法 2×4構法 2×4構法 (3) (3) (3) 建物用途の内訳 建物用途の内訳 建物用途の内訳 (4) (4) (4) 建設地の内訳 建設地の内訳 建設地の内訳 (3)建物用途の内訳 (3)建物用途の内訳 (4)建設地の内訳 (4)建設地の内訳 耐火構造による大規模木造建築物 多くの場合、延床面積 3,000㎡以下の施設は準耐火建築物としてつくることが可能である。しかし、 木造耐火建築物の実績 [図 3]に示されるように、2014 年 3 月末の時点で約 3,400 棟 1240 1240 (2)延床面積の分布 (2)延床面積の分布 112147 147 112112 147 その他 その他 その他 ③が改めて注目されるのには二つの理由がある。通常規模の高齢者施設は地方自治体を経由して補 66 268 66 66268 268 ~300㎡ ~300㎡ ~300㎡ ~200㎡ ~200㎡549 549 800 1200 1200 1600 1600 2000 2000 2400 棟 2400 棟 1240 1240 1240 400 800800 8001200 12001600 1600 2000 2400 0 00 400400 1200 1600 2000 2000 2400 2400 棟 棟棟 戸建 ②は建築分野の技術革新と関連する。これまで居住系施設は主に RC 造でつくられてきた。木造の 513 延床面積 老人ホームなどの社会福祉施設を中心として、木造の耐火建築物が注目を集めるようになっている。 549 ~200㎡ ~200㎡ ~200㎡ 549549 197 197 513 100㎡以下 100㎡以下 延床面積 延床面積延床面積 木造耐火建築物への注目 0 0 400400 400 800800 800 1200 1200 1200 1600 1600 1600 2000 2000 2000 2400 2400 2400 棟 棟棟 197197 197 513513 513 100㎡以下 100㎡以下 100㎡以下 0 0400 400 800 延床面積 木造耐火建築物の建設動向 棟 棟棟 3500 3500 3500 3000 3000 3000 2×4構法 2×4構法 2×4構法 棟 棟 2500 2500 25003500 3500 軸組構法 軸組構法 軸組構法 2306 2306 2306 2000 2000 20003000 3000 2017 2017 2017 2×4構法 2×4構法 1500 1500 15002500 2500 1743 1743 1743 軸組構法 軸組構法 1462 1462 1462 2306 2306 1000 1000 1000 1208 1208 1208 2000 2000 1071 1071 1071 983983 983 7952017 795 795 2017 500500 500 739 739 739 511511 511 1500 1500 5831743 583 583 1743 342342 342 103 103 103 201 201 201 280 280 96 280 0 096 0 96 1462 1462 40 7 740 7 40 1000 1000 1208 1208 1071 1071 983 983 795 795 500 500 511 739 511 739 583 583 103 342 201 342 96 280 0 960 280 40 40 201 7 7 103 主要室の設置階が制約されたり消火設備や非常警報設備がより多く必要になったりして、耐火建築物 *1 の木造耐火建築物が建設されて よりも設計が煩雑になりがちである。そのため、準耐火建築物にできる規模でも、木造の耐火建築物 *2 がツーバイフォー おり、その 3/4 ほどが東京都に建設されている。こうした木造耐火建築物の 7 割ほどはツーバイフォー とすることが増えている。実際、2014 年 3 月末までに約 100 棟の高齢者施設 構法(枠組壁工法)によって建てられている。これは日本ツーバイフォー建築協会とカナダ林産業審議会 構法による耐火建築物として建設されているが、その 7 割は延床面積 500 ~ 2,000㎡の規模である。 が共同で 2004 年に大臣認定を取得し、ツーバイフォー構法による耐火建築物の普及に努めてきたこ また、耐火建築物にすると定期的な避難訓練が不要になるという運営上の効果があることから、木造 とが大きな要因になっている。 平屋建てを耐火建築物として計画した事例も現れている 。 *3 これまでのところ、木造耐火建築物は防火地域の戸建住宅を中心に実績を積み重ねてきた。そ の一方で大規模建築物への適用も目立ち始めており、延床面積が 9,000㎡を超える施設をツーバイ フォー構法で建設する計画も発表されている。 *1[図3] は日本ツーバイフォー建築協会と日本木造住宅産業協会が集計したデータに基づく。いずれも2014年3月末時点の実績。なお 認定書発行数を実績棟数とした (一部は建設確認済数) : (『耐火木造による高齢者福祉施設づくりの最新事情①耐火木造の建設動 向』WAM2014年10月号、 pp.30~31 *2[図3 (3) ] では、 高齢者施設などの社会福祉施設は 「その他」 に含まれている *3 準耐火建築物の特別養護老人ホームでは、消防長の判断によって、平屋建てに対しても夜間の定期訓練が求められることが多い。 し かし、木造耐火建築物にした場合には 「特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」の第11条第1項第2号ロが求められるこ とがなくなる [2-2表1参照] 8 1 はじめに 1-2 木造耐火建築物の建設動向 9 ツーバイフォー構法の耐火設計 1-3 これまでのところ、ツーバイフォー構法の木造耐火建築物には専らルート A が採用されている。本書で はこの方法の耐火設計に焦点を絞っているが、もちろんツーバイフォー構法でも、ルート B や C を活 耐火設計の 3 つのルート *2 用する耐火設計は可能である 。 なお、木造耐火構造の床・壁・屋根は中空になる。従来の技術的基準がこうした層構成の耐火 構造を想定していなかったこともあり、防火区画の貫通部措置や間仕切壁上端の防火措置について 指定確認機関等の判断が分かれることがある[4-6・7 参照]。 耐火建築物の構成 近い将来には木造耐火構造に対応した技術的基準が整備されていくと予想されるが、現時点ではこ 実務的に見れば、耐火建築物とは「耐火構造の主要構造部」と「防火設備を備えた外壁開口部」 うした実情を踏まえ、建築確認申請を予定している機関の見解を予め確認しておくことが求められる。 を持つ建築物である[図 4]。こうした耐火建築物の基本的な考え方が変わったわけではないが、建築 基準法が性能規定化された 2000 年以降は、耐火構造などに要求される性能が非損傷性、遮熱性、 [図 5]主要構造部に関する耐火設計のルート 遮炎性という3 つの性能によって明確に規定されるようになった。その結果、「木造耐火構造」の仕 された。 外壁の開口部1) 耐火構造 防火設備 1)延焼の恐れのある部分にある開口部 1) 延焼の恐れのある部分にある開口部 主要構造部の設計方法 現在の建築基準法には主要構造部と開口部の両方に対して、3 つの耐火設計法が用意されており、 *1 それらにはルート A から C までの略称が付けられている [図 5]。 「ルート A」はいわゆる仕様規定に従った設計法である。つまり、壁、床、屋根、階段といった主要 法第2条 第9号の2イ (2) 耐火建築物の主要構造部に 関する技術的基準に適合 (令第108条の3) 主要構造部 第9号の2イ (1) 法第2条 第9号の2 (1) 耐火建築物 耐火建築物の主要構造部 [図 4]耐火建築物の基本構成 法第2条 政令で定める技術的基準 に適合 (令第107) 様が 2004 年から大臣認定されるようになり、2014 年には外壁と間仕切壁の木造耐火構造が告示 例示仕様 告示された構造方法 (H12建告1399号1)) 認定仕様 ルートA (本書の範囲) 大臣認定を受けた構造方法 耐火性能検証法 ルートB (H12建告1433号) 高度な検証による大臣認定 (性能評価機関による 評価を必要とする) ルートC 1)H26 国告 861 号により改正。木造耐火構造の仕様が外壁と間仕切壁のみ示された 1) H24国造第861号により改正 「壁等」によって延焼を防止した大規模建築物 延床面積 3,000㎡を超える建築物には、延焼防止対策として、主要構造部を耐火構造とすることが求 *3 構造部の全てに耐火構造の仕様を用いていく方法であり、そうした仕様は告示に盛り込まれた「例示 められていた。しかし、現在の建築基準法第 21 条には、「壁等」 仕様」と開発主体ごとに大臣認定を取得した「認定仕様」とに大別される[1-4 参照]。 ようになった(2015 年 6 月施行)。つまり、特殊建築物以外であれば、主要構造部を耐火構造にすること による延焼防止対策も併記される なく大規模建築物をつくることが可能になっている[p.49 コラム「壁等によって区画した大規模建築物」参照]。 「ルート B」は「耐火性能検証法」によって建物の耐火性能を確かめる方法である。こちらの設計法 では、所定の性能を満たしていることが確かめられれば主要構造部に耐火構造以外を採用しても差し 支えなく、確認申請も通常の手続きで済む。 *1『2001年版耐火性能検証法の解説及び計算例とその解説』海文堂出版、 2001年3月 *2 現状ではルートBやCは木材現しの大空間に採用されることが多い (『耐火木造 [計画・設計・施工] マニュアル』 エクスナレッジ、 2012年 3月、 pp.45~47 「ルート C」は、耐火性能検証法とは異なる方法で耐火性能を確かめる設計法である。そのため、性 *3 技術基準として 「壁等の構造方法を定める件」 (平成27年国土交通省告示第250号) が示された。 能評価機関による評価が必須になり、通常の確認申請手続きでは済まなくなる。 10 1 はじめに 1-3 耐火設計の 3 つのルート 11 [表 3]木造耐火構造の代表的な例示仕様(外壁と間仕切壁) 1-4 部位 木造耐火構造の例示仕様と認定仕様 仕上材 木造耐火構造の部位の内訳 木造耐火構造の部位の内訳は、 [表 2]が示す通りである。日本ツーバイフォー建築協会とカナダ林 産業審議会は、一通りの主要構造部について耐火構造の大臣認定を取得している。これらの認定仕 *1 様を活用するためには、 日本ツーバイフォー建築協会が主催する講習会を受講することが必要になる 。 両面 部位 外壁 *3 。 床・天井 1) 屋根・天井 1) 1 時間 階段 耐火被覆 30 分 例示仕様 ○ ○ なし 認定仕様 ○ ○ ○ なし 2) なし 2) 2) ○ 仕上材 ○ 備考 1)水平部位は、上面(床や屋根)から下面(天井)までが一つの耐火構造として認定される 2)2015 年 3 月末時点 屋内側 強化石膏ボード重張り 下張り厚さ:21mm 以上 上張り厚さ:15mm 以上 屋外側 ALC 板厚さ35mm 以上 木造耐火構造の代表的な例示仕様 *4 枠組材等 は、 [表 3]が示す通りである(2015 年 3 月時点)。外壁も間 て合計厚さ42mm 以上の耐火被覆 *5 床 屋根 床根太:210 材以上、床下地受け材:204 材以上 天井根太:204 材以上 垂木:206 材以上、屋根下地受け材:204 材以上 天井根太:204 材以上 (床側)構造用合板厚さ12mm 以上 耐火被覆 を設ければよい。 外壁と間仕切壁の例示仕様の最も大きな相違点は、仕上材に関する規定の有無である。外壁に 強化石膏ボード重張り 下張り厚さ:21mm 以上 上張り厚さ:15mm 以上 断熱材(ロックウール)を枠組材の間に充填。上張りと下 断熱材を枠組材の間に充填する場合は、上張りと下張 りの間にアルミニウム箔(厚さ0.05mm 以上)を張る 張りの間にアルミニウム箔(厚さ0.05mm 以上)を張る 下地材 仕切壁も、下地材となる枠組材の断面に制約はなく、枠組材等の両面に強化石膏ボード重張りによっ 両面 窯業系サイディング厚さ15mm 以上 部位 木造耐火構造の例示仕様 204 材以上 (屋外側)合板厚さ9mm 以上、防水紙、 胴縁厚さ9mm 以上 下地材 耐火時間 間仕切壁 204 材以上 [表 2]木造耐火構造の部位の内訳 間仕切壁 強化石膏ボード重張り 合計厚さ:42mm 以上 [表 4]ツーバイフォー構法による耐火構造の代表的な認定仕様 された例示仕様は壁のみになる。つまり、 現時点では例示仕様のみでルー 外壁 両面 次のいずれか:①窯業系サイディング、②金属板、 ③モルタル塗り、④ ALC 板、⑤しっくい塗り 枠組材等 部位 強化石膏ボード重張り 合計厚さ:42mm 以上 参照: 「耐火構造の構造方法を定める件の一部を改正する件」(平成 26 年国土交通省告示第 861 号) http://www.houko.com/00/NEN/H26/04/9.HTM *2 ト A の耐火建築物を設計することはできない 間仕切壁 枠組材等 下地材 耐火被覆 一方、 2014 年 8月に告示 外壁 両面 強化石膏ボード重張り 下張り厚さ:21mm 以上 上張り厚さ:15mm 以上 (屋根側)構造用合板厚さ9mm 以上 両面 強化石膏ボード重張り 下張り厚さ:15mm 以上 上張り厚さ:12.5mm 以上 仕上材 は 5 種類の外部仕上材が例示されており、これら以外の仕上げにすると例示仕様から外れることにな *6 る。一方、間仕切壁の仕上げは規定されておらず、内装制限に従って選択すればよい 。 備考 床側の上張りの継目の下にアルミニウム箔 (厚さ0.05mm 以上、幅 100mm 以上)を張る 断熱材(グラスウールまたはロックウール) を枠組材の間に充填。 アルミニウム箔張りは不要 参照: 『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』日本ツーバイフォー建築協会、2013 年 5 月 ツーバイフォー構法の代表的な認定仕様 認定仕様と例示仕様は併用することができる。[表 4]には日本ツーバイフォー建築協会とカナダ林産 業審議会が取得した認定仕様のうち、代表的な仕様を示している。間仕切壁は、例示仕様に比べて 薄い壁厚で済む。ただし、そうした壁厚を実現するため、枠組材の最小断面が定められており、耐火 被覆も上張りと下張りとに分けて規定されている。また、断熱材を充填する場合には、上張りと下張り *1「講習会Web申込」https://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/taika/taika02.html#02 日本ツーバイフォー建築協会 (2015年3月31日閲覧) *2 平成26年国土交通省告示第861号 (平成12年建設省告示第1399号の改正) *3 今後は水平部位などの例示仕様も告示されていくと予想される *4 平成26年国土交通省告示第861号には、 ケイ酸カルシウム板を張った仕様も例示されている の間にアルミニウム箔張りが求められる。 外壁の認定仕様は、屋外側の耐火被覆に ALC 板を採用したものが代表である。この仕様に板張 *7 りはできないが、厚 15 ~ 40mm の下見板張りができる認定仕様もある [図 6]。 実務上、壁や屋根の枠組材に制約はないと考えて差し支えない。しかし、床の認定仕様は床根太 *5 当該告示では防火被覆と呼んでいる *6 木質材料に関する内装制限は 「木造建築のすすめ」 [表1参照] に簡潔にまとめられている *7 薬剤処理原紙を用いた強化石膏ボード (重張り) を屋外側の耐火被覆に採用した仕様 (『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.設II-1-P31~P32) の断面が 210 材以上に規定されていることに注意が必要である。 12 1 はじめに 1-4 木造耐火構造の例示仕様と認定仕様 13 [図6] ツーバイフォー構法による耐火構造の認定仕様の例 [図 6] ツーバイフォー構法による耐火構造の認定仕様の例 1-5 たて枠 (38mm以上×89mm以上、 @455mm以下) 上張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) 外壁(FP060BE-0006) アルミニウム箔 (厚さ0.05mm以上) 窯業系サイディング張り 下張り強化せっこうボード (厚さ15mm以上) ツーバイフォー構法による 耐火建築物づくりの進め方 断熱材(ロックウール又は充てんしない) 大規模ツーバイフォー建築物の躯体(枠組)工事の特徴 外装下地材 (木質系ボード厚さ9mm以上) 鉄骨造では、鉄骨ファブリケーターが製作した部材を鉄骨鳶が組み立てる。ツーバイフォー構法の躯 たて胴縁 (90mm以上×9mm以上および45mm以上×9mm以上) 防水紙 窯業系サイディング (厚さ15mm以上) こうした鉄骨工事のあり方になぞらえると分かりやすい。つまり、枠組材は「コンポー 体(枠組)工事は、 たて枠 (38mm以上×89mm以上、 @455mm以下) 軽量気泡コンクリート パネル (厚さ35mm以上) 下張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) 上張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) 内装下地材 (木質系ボード厚さ9mm以上等) 外壁(FP060BE-0098) 木材張り 防湿気密フィルム ようにコンポーネント会社にフレーマーの紹介を依頼する場合もある。さらに、大規模施設工事になると コンポーネント会社が枠組工事の材工一式を請け負って、躯体サブコンとして参画することも多い。 [図 7]ツーバイフォー構法の躯体(枠組)工事の材料・労務調達 材料 材料 労務 労務 コンポーネント会社 コンポーネント会社 (紹介) (紹介) フレーマー フレーマー 元会 請社 会社 元請 たて胴縁 (厚さ15mm以上、幅45~90mm) 上張り両面薬剤処理ボード用原紙張 せっこう板 (厚さ21mm) (1)材工分離 (1)材工分離 下張り両面薬剤処理ボード用原紙張 せっこう板 (厚さ21mm) 材料 材料 コンポーネント会社 コンポーネント会社 労務 労務 フレーマー フレーマー (2)材工一式 (2)材工一式 大規模ツーバイフォー建築物の設計の勘所 たて枠 (38mm以上×89mm以上、 @455mm以下) 大規模ツーバイフォー建築物の生産情報の核心は「枠組図」にある。この図面は構造図であると同 上張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) 下張り強化せっこうボード (厚さ15mm以上) 達する。一方、非木造中心の元請会社はフレーマー事情に詳しくないため、 [図 7(1) ]に示される 元会 請社 会社 元請 防水紙 アルミニウム箔 (厚さ0.05mm以上) 躯体工事は元請会社の直営工事であり、ツーバイフォー住宅の元請会社は材料と労務を別々に調 断熱材 (ロックウール) 外装下地材 (木質系ボード厚さ9mm以上等) 外装材:木材 (厚さ15~40mm) *1 現場では「フレーマー」と呼ばれる建方大工によって組み立てられる。 ネント会社」 によって加工され、 間仕切壁(FP060BP-0005) ※仕上材の規定なし [図 8]が示 時に、RC 造のコンクリート躯体図(施工図)に相当する施工情報を持っている。実際、 すように枠組図に基づいて見積り・入札が行われ、請負契約後は躯体工事の施工図の元情報となっ ていく。しかも、ツーバイフォー構法の枠組材は、耐火被覆となる石膏ボードや外壁サイディングなどの 下地材も兼ねているので、その割付けは様々な材料の歩留まりや取り付け作業の効率も決めてしまう。 断熱材 (ロックウール又は充てんしない) 枠組図は構造図の一つである。非木造の経験が豊富な意匠設計者ほど、構造設計者に任せがち 上張り強化せっこうボード (厚さ15mm以上) ま確認申請を済ませてしまうと、大規模ツーバイフォー建築物では、着工遅延や工事費変更といった 下張り強化せっこうボード (厚さ15mm以上) 下張り強化せっこうボード アルミニウム箔 (厚さ0.05mm以上) (厚さ21mm以上) 上張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) ※仕上材の規定なし 深刻なトラブルが生じやすい。もちろん外壁材や開口部の割付けは最終的に施工図の段階で決定され る。RC 造や鉄骨造では、請負契約後にこれらの本格的検討が始まることさえある。ところが、ツーバ イフォー構法の枠組図は確認申請図書に含まれるため、大幅な変更は確認申請のやり直しに繋がる。 床被覆材用受け材 (38mm以上×89mm以上) 床(FP060FL-0016) である。しかし、外壁材や開口部の割付けは意匠設計者の役割である。これらを十分に検討しないま アルミニウム箔 (厚さ0.05mm以上、 幅100mm以上) 床下地材 (木質系ボード厚さ12mm以上) つまり、枠組材の割付け修正によって材料歩留まりや作業効率の大幅な向上が可能であったとしても、 施工図の検討段階での抜本的な対応は事実上困難である。 天井根太 下張り強化せっこうボード (厚さ21mm以上) (38mm以上×89mm以上 @227.5mm以下) 上張り強化せっこうボード (厚さ15mm以上) 床根太 (38mm以上×235mm以上 @455mm以下) 出典: 『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』日本ツーバイフォー建築協会、2013 年 5 月 14 1 はじめに 出典: 『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月 1-5 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの進め方 15 コンポーネント会社への技術相談 [図 8]大規模ツーバイフォー建築物の枠組工事に関する生産情報の生成と伝達 躯体は元請会社の直営工事になる。そのため、請負契約の前から躯体の専門工事会社と技術的検 設計者 元請会社 討をすることはほとんどない。しかし、カーテンウォールなどに目を向ければ、基本設計段階からサッシメー コンポーネント会社 カーと相談することは珍しくない。実際、相談してみると、規格カーテンウォールにはカタログに載って 基本設計 いないアタッチメントが豊富に存在しているなど、有益な情報が得られる。 カーテンウォールなどと同様、大規模ツーバイフォー建築物の躯体は一種の建築部品と考え、検討 設計期間 技術相談 の初期段階からコンポーネント会社に相談することが有効である。[表 5]にコンポーネント会社を検索 するための代表的な窓口を例示する。 枠組図 実施設計 建築確認 [表 5]コンポーネント会社を検索するための代表的な窓口 検索方法 ウェブページ名(URL) 入札 請負契約 耐火建築物の実績業者を探す 材料 見積り 工事費 見積り 耐火建築物の実例から探す 関連団体から探す ウェブサイト運営者 「ツーバイフォー工法大型物件実績業者リスト」 カナダ林産業審議会(COFI) http://www.cofi.or.jp/contact-lists 「〈ツーバイフォー建築〉大型建築物事例集」 日本ツーバイフォー建築協会 http://www.2x4assoc.or.jp/2x4building/building03.html 日本ツーバイフォーランバー JAS 協議会 「会員/工場紹介」 http://www.2x4lumber.jp/kaiin_1.html 工事期間 (施工図) p.16 [ 図9 ] パネル図 総合図 技術提案競争・交渉方式に基づく入札について 承認 「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が 2014 年 6 月に改正された。入札契約の多様化に 向け、この中に「技術提案競争・交渉方式」が盛り込まれたことから、今後の社会福祉施設などの 入札にもこの方式が広まっていくと予想されている。 [図 9]枠組図の例 技術提案競争・交渉方式では、まず応募者が提出した技術提案書に基づいて複数の交渉権者が 2,634 ▽軒高 3-210 3-204 3-204 3-210 OPEN OPEN OPEN OPEN 3-210 3-204 3-204 3-210 OPEN OPEN OPEN OPEN 610 610 OPEN OPEN 610 610 OPEN OPEN 3-206 OPEN 3-210 3-204 3-204 3-210 3-210 3-204 OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN 3-210 3-204 3-204 3-210 3-210 3-204 OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN 選ばれる。その後、価格交渉を行いながら施工方法や予定価格が設定され、見積り合わせを経て落 札者が決定する。つまり、この方式で入札を行うと、実質的に元請会社への技術相談を基本設計段 *2 階などから開始できる[図 10] 。 8,991 2,975 ▽3SL 3-206 OPEN [図 10]技術提案競争・交渉方式の手続きの流れ 技術力の競争 610 OPEN 3-204 3-210 3-210 3-204 OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN OPEN 3,640 AX3 3,640 AX5 4,880 AX7 2,400 25,480 AX9 3,640 AX11 3,640 AX13 3,640 AX15 AX17 契約締結 ▽1SL ▽GL 受注者の決定 OPEN 3-210 3-204 予定価格の設定・ 見積合わせ OPEN 3-206 公募 449 610 施工方法等の確認・ 価格交渉 OPEN OPEN 発注者と交渉権者の交渉 交渉権者の決定 3-204 3-210 OPEN OPEN 技術審査 (書類審査・ヒアリング等) 3-210 3-204 技術提案書の提出 2,933 ▽2SL 枠組図 AY2 通り[モデル図面② S-09] 枠組図 AY2通り[モデル図面②S-09] ※水色の文字は、 本文ページの図中タイトルと同フォント、 同Q数としてください。 右側、半面の外に点線がはみ出てますが、OKです。 16 1 はじめに *1 建物ごとに枠組材を加工 (プレカット) して納入する材木会社を指す。大規模建築物では壁枠組などの工場組立 (パネル化) まで行うこと が一般的である。 なお、 パネル化の程度は元請会社が立案する建方計画に応じて物件ごとに決められる *2 和田賢哉「多様な入札契約方式の導入に向けた動きについて」第603回建設技術講習会 http://www.zenken.com/kensyuu/kousyuukai/H26/603/603_wada.pdf 1-5 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの進め方 17 2 大規模木造施設の 計画のポイント 2-1 施設建設事業の流れ 2-2 各種施設の上乗せ基準など 2-3 プランニングと階高の計画 2-4 ツーバイフォー構法の構造計画 2-5 ツーバイフォー構法と設備計画 2-6 ツーバイフォー構法と施工計画 写真:海外事例 www.naturallywood.com 2-1 施設建設事業の流れ 単年度事業のスケジュール [図 2]は地域密着型特別養護老人ホームの事業スケジュールを例示している。この図のように募集 要項が 4 月初日に発表されたとしても、単年度事業の実質的な工期は半年ほどしか確保できない。つ まり、事業者の内示が出るのが 6 ~ 7 月頃になり、入札を経て元請会社が決まるのは早くても 8 月 中になる。その一方で、老人福祉法などに基づく開設申請には検査済証が必要であり、2 月中には 竣工検査を完了させる必要がある。 こうした事業スケジュールは、年度予算の成立時期などの影響を受け、自治体によって様々である。 施設建設と事業者募集 ただし、近年は募集要項の発表が遅れがちであり、工期は増々厳しくなっている。いずれにせよ、施 老人ホームなどの社会福祉施設にせよ幼稚園などの学校施設にせよ、施設の多くは地方公共団体か 設の基本設計は前年度中に完了させておくことが求められる。なお、基本設計が完了して入札を実施 ら補助金を受けて建設される。そうした補助金の申請業務では、十分な事前調査が求められる。補助 するまでに工事費が上昇することがある。こうした事態が見込まれる場合には、そのリスクを事業者に 金申請を検討する場合には、複数の補助金を組み合わせることが可能かどうかも確認する。 対して適切に伝えることも重要になる。 施設の企画検討から開設までのスケジュールの大枠は、地方公共団体の事業者募集スケジュール によって決まってしまう。特に施設設計に初めて取り組むような場合は、次に述べる公共工事に準じた [図 2]地域密着型特別養護老人ホームの事業スケジュールの例 事業スケジュールを十分に留意する必要がある。 社会福祉施設の建設期間 前年度 月 9 10 11 12 1 2 3 8 9 10 11 12 1 2 3 審査 4 5 ●開設 ●工事完了検査 補助金申請 7 ●事業者決定 どにとどまる。もっともデイサービス、ショートステイ、サービス付き高齢者向け住宅などの併設を認めてい 6 (補助の内示) 地域密着型には入所定員に上限があり、特別養護老人ホームだけなら大きくても延床面積 2,000㎡ほ 手 続 き 関 係 5 ●公募書類提出 ホームの場合、入所定員 30 人以上の広域型は都道府県、29 人以下の地域密着型は市町村を窓 年度事業となる。 4 ●募集要項発表 社会福祉施設の建設期間は、補助事業の条件の一つとして予め定められる。例えば特別養護老人 口として事業者募集が行われる。一般に、広域型は 2 カ年事業となるが、地域密着型の場合は単 運営開始 年度 事業実施年度 開設申請 事前協議 る自治体は少なくないため、地域密着型特別養護老人ホームは複合化する傾向が強く、5,000㎡近い 施設も存在する。つまり、施設全体の規模が広域型特別養護老人ホームに匹敵することもあり、そ の場合には厳しい工期での工事となる。 [図 1]複合化した特別養護老人ホームの例 設 計 関 係 基本計画 基本設計 実施設計 工事監理 予算計画 確認申請 公告 ●請負契約 ●入札 各種検査 準備 工事 竣工 着工 工 事 関 係 注)募集要項発表から事業者決定までの流れは自治体によって異なるので、事前に確認する必要がある 明治清流苑(設計:株式会社吉高綜合設計) 49 床の特別養護老人ホームに、ショートステイ(11 床)とデイサービス(定員 30 名)が併設されている 20 2 大規模木造施設の計画のポイント 2-1 施設建設事業の流れ 21 スプリンクラーの設置基準 2-2 近年、老人ホーム等の火災が度々起きている。そのため 2009 年 4 月の消防法施行令改正に引き 続き、2015 年 4 月にも同施行令の改正が行われた。現行のスプリンクラー設置基準の概要は[表 各種施設の上乗せ基準など 2]に示す通りであり、単に施設の種類だけでなく入所者の避難能力も考慮して細かく場合分けされて いる。 [表 3] が示すように、 木造耐火建築物ではスプリンクラーヘッドを有効散水半径 2.3m で設置できる。 延床面積 1,000㎡以下の場合には、特定施設水道連結型を活用できるので、スプリンクラー設備用 求められる耐火性能 の受水槽を省略することも可能になる。なお、スプリンクラーを設置した場合は、設置面積の 1/2 を *1 各種施設の関連政令等は、建築基準法 よりも厳しい耐火性能を求めている。こうした上乗せ基準 防火区画面積から除くことができる(建築基準法施行令第 112 条第 1 項)。 でも準耐火建築物を許容しているが、その条件として夜間の避難訓練が課されるような施設では、耐 [表 2]社会福祉施設に関するスプリンクラー設置基準の概要(消防法施行令) 火建築物になることがほとんどである[表 1]。 「特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」は、平屋の準耐火建築物に対して、夜間 入所者 の避難訓練を課していない。しかし、消防長の判断によっては、2 階建ての準耐火建築物と同様の 別表第一 の区分 施設の種類 訓練が求められることも少なくない。つまり、建物の耐火性能は施設運営のあり方と合わせた検討が 特別養護老人ホーム等 (6) 項 ロ (1) 必要な場合もある。 介助がないと 避難できない [表 1]耐火性能に関する上乗せ基準(建築基準法以外の制限) 施設種類 主要室の設置階 幼稚園 保育室、遊戯室または便所を 2 階に 置く場合 保育所 乳児室、ほふく室、保育室、遊戯室を 2 階以上に設ける場合 特別養護老人ホーム 入所者の日常生活に充てられる場所が 2 階以上、あるいは地下 耐火建築物 1) 入所者の療養生活に充てられる場所が 1 階のみ 準耐火建築物 入所者の療養生活に充てられる場所が 2 階以上、あるいは地下 耐火建築物 1) 有料老人ホーム サービス付き高齢者 向け住宅 幼稚園設置基準 所管 文部科学省 介助がなくても 避難できる 特別養護老人ホームの設備及び 運営に関する基準 養護老人ホームの設備及び 運営に関する基準 介護老人保健施設の人員、施設 及び設備並びに運営に関する 基準 軽費老人ホームの設備及び 運営に関する基準 準耐火建築物 高齢者生活福祉センター運営 事業の実施について 準耐火建築物 有料老人ホームの設置運営 標準指導指針について 準耐火建築物 利用者の日常生活に充てられる場所が 2 階以上、あるいは地下 耐火建築物 1) 100㎡未満 ~ 275㎡ ○ ○ ①自動火災報知 設備(煙感知器) の設置 ① + ②入居者等の 居室を非難階 のみに設置 (6) 項 ロ (2) 1) 乳児院 (6) 項 ロ (3) 障害児入所施設 1) (6) 項 ロ (4) 障害者支援施設等 児童福祉施設最低基準 準耐火建築物 利用者の日常生活に充てられる場所が 1 階のみ 上乗せ基準なし(共同住宅と同じ) 関連法規 耐火建築物かつ 仕上げ不燃 準耐火建築物 生活支援ハウス 生活短期入所生活 介護事業所 準耐火建築物 (イ準耐に限る) 準耐火建築物 養護老人ホーム 老 人 施 軽費老人ホーム 設 耐火建築物 入所者の日常生活に充てられる場所が 1 階のみ 3 階以上に居室がある場合 介護老人保健施設 求められる基本的 な耐火性能 救護施設 スプリンクラーの設置(凡例:○ 必要[代替方法の概要]3)― 必要でない) 1) (6) 項 ロ (5) 老人デイサービス センター等 (6) 項 イ (1) 更正施設 (6) 項 イ (2) 保育所等 (6) 項 イ (3) 児童発達支援 センター等 (6) 項 イ (4) 身体障害者福祉 センター等 (6) 項 イ (5) 幼稚園等 2) (6) 項 ニ ~ 1000㎡ 1000㎡以上 ○ ○ ③内装制限 ③内装制限 (避難経路:不燃材料、 その他:難燃材) (避難経路:不燃材料、 その他:難燃材) + + ④準耐火構造 による区画 - ⑤耐火構造に よって 200㎡ 以内に区画 1)介助がなければ避難できない者を概ね8割以上入所させている場合 2)幼稚園は学校教育法に基づく学校施設に含まれる 3)消防法施行規則第 12 条の 2 厚生労働省 [表 3]スプリンクラー設置数等に関連する基準(消防法施行令第 12 条) 建築物の条件 規定内容 耐火建築物 スプリンクラーヘッドから天井各部までの水平距離が 2.3m 以下になるように設 置する 1) 耐火建築物以外 スプリンクラーヘッドから天井各部までの水平距離が 2.1m 以下になるように設 置する 1) 1000㎡以下 特定施設水道連結型スプリンクラー設備を採用できる 耐火性能 延床面積 指定居宅サービス等の事業の 人員、施設及び設備並びに 運営に関する基準 1)劇場等の舞台部や指定可燃物を貯蔵・取扱う建物では水平距離 1.7m 以下で設置する 国土交通省 厚生労働省 *1 特殊建築物に関する制限 (建築基準法第27条、別表第1等) 大規模建築物に関する制限 (建築基準法第21条等) 、防火・準防火地 域内の制限 (建築基準法第61、 62条) を規定している 1)定期的な避難訓練を夜間にも実施すれば準耐火建築物も可能になる 22 2 大規模木造施設の計画のポイント 2-2 各種施設の上乗せ基準など 23 [表 4]耐火構造の根太断面(寸法型式)の目安 2-3 (1)床根太① 住宅の居室など(積載荷重 1,800 N/㎡) プランニングと階高の計画 スパン 3m 以下 ~ 4m 枠組用製材 1) 210 2-210 集成材 2)、LVL3) ~ 5m ~ 6m ~ 7m 612 614 ~ 5m ~ 6m ~ 7m 610 614 616 ~ 7m 410 (2)床根太② 集会室(積載荷重 3,500 N/㎡) ツーバイフォー構法による耐火構造の壁厚 [図3] ツーバイフォー構法 (耐火構造) の壁の層構成の例 *1 には 204 材のたて枠を想定し 16 ~ 18cm 2-210 ~ 4m 410 (3)天井根太 スパン の壁厚を見込む。外部耐力壁 の壁厚は、204 材なら 21cm 程度、206 材なら 26cm 程度を見込む。 枠組用製材 外壁に 206 材を用いる場合、壁心を 206 材の中心に置かず、95.5mm と 44.5mm に振り分けるこ とが一般的である。壁心の寄せ方は設計の考え方によって異なり、室内側に寄せることもあれば屋外 4) 3m 以下 ~ 4m ~ 5m ~ 6m 204 206 210 2-210 (4)断面検討の条件 側に寄せることもある[図 3]。 ※赤字は上付き文字です! [図 3]ツーバイフォー構法(耐火構造)の壁の層構成の例 3m 以下 集成材 2)、LVL3) ツーバイフォー構法は壁構造である。壁式 RC 造と同様、基本計画では耐力壁のおおよその壁厚を 見込みながらプランニングを行う。通常、内部耐力壁 スパン 枠組用製材 1) 〈床根太〉 ①床根太間隔 455mm、②固定荷重は 630N/㎡+天井根太重量、 ③変形はスパンン/ 450 かつ 1.0cm 以下、④スパン 6m 以上は天井荷重も負担 [図4] ツーバイフォー構法による耐火構造の躯体階高 〈天井根太〉 ①天井根太間隔 455mm、②固定荷重は 570 N/㎡+天井根太重量、③変形はスパン/ 300 かつ 1.0cm 以下 1)S.P.F 甲種 1 級 2)E120-F330 3)140E 4)S.P.F 甲種 2 級 21 15 89 15 21 155 3599 89 15 21 [140] 強化石膏ボード厚21 強化石膏ボード厚21 アルミニウム箔* アルミニウム箔* 強化石膏ボード厚15 強化石膏ボード厚15 (断熱材:ロックウール) 断熱材:ロックウール ツーバイフォー構法による 耐火構造の躯体階高 RC 造の躯体階高 *2 は、基本的に柱、梁、スラブといっ た構造部材の寸法とは無関係に設計される。一方、ツー たて枠204 [たて枠206] 構造用合板厚9 強化石膏ボード厚21 80.5 80.5 ALC板厚35 サイディング固定具厚5 の高さで構成され、耐火構造の場合は、床張り石膏ボー ドの見切材となる「補足下枠」の厚みも加わる。 131.5 80.5 [131.5] [131.5] [182.5] [80.5] [] 内は206材の場合 壁枠組は枠組材と壁下張りによって構成され、その高さ は下枠の下端から頭つなぎの上端までの値になる。壁枠 組の高さは、合板の定尺寸法を活かすことが多く、3 つ 212 [263] 壁枠組 161 頭つなぎ* 上枠 △直天井の耐火被覆の下端 高さは床根太のせいに床下張りの厚みを加えた値となる。 窯業系サイディング厚15 (1)内部耐力壁 は「壁枠組」と「床枠組」 躯体階高 胴縁厚9 アルミニウム箔* ▽SFL 床枠組は、床根太と床下張りによって構成され、その 防水シート 強化石膏ボード厚15 床下張り (構造用合板等) 床根太 (210以上) 床枠組 *3 バイフォー構法の躯体階高 たて枠204 [図 4]ツーバイフォー構法による耐火構造の躯体階高 壁下張り (構造用合板等) たて枠 の代表的な値がある[3-5 参照]。 (2)外部耐力壁 *ロックウールを充填した場合に設ける *ロックウールを充填した場合に設ける ▽SFL 下枠 補足下枠** ▽床の耐火被覆の上端 スパンと部材断面の目安 ツーバイフォー構法の床はジョイスト(根太)床で構成される。天井面も、床根太とは別に天井根太を *頭つなぎは 2 枚設けることもある。この場合の躯体階高は、2 枚目の頭つなぎの厚みだけ大きくなる **補足下枠を設けない納まりもある 設けて支える。床根太と天井根太の断面(寸法型式)の目安は[表 4]に示す通りである。 なお、事務室の場合(積載荷重 2,300N/㎡)の床根太は、スパン 4m までは住宅の居室などと同じ 寸法型式で済むが、4m を超えると一つ上位の寸法型式が必要になる。 *1[図3] には、 ツーバイフォー協会がカナダ林産業審議会と取得した大臣認定の仕様を例示している。平成26年国土交通省告示第861 号の例示仕様を用いる場合、 例えば内部耐力壁には173mm以上の厚みが必要になる *2 スラブの上端から上階スラブの上端までの寸法 *3 床の下張り合板の上端から上階床の下張り合板の上端までの寸法 24 2 大規模木造施設の計画のポイント 2-3 プランニングと階高の計画 25 [図 5]RC 造(高齢者施設)をツーバイフォー構法で再検討した例(壁量・偏心率を確認する前段階の資料) 2-4 再検討の方針 ツーバイフォー構法の構造計画 この検討では、原則としてプランは変更しないこと RC 造ラーメンによる基本設計プラン(2 階) にする。ただし、耐力壁の上下階不一致や告示 構造計画の方針 大規模施設の構造安全性の確認は、壁量計算で済ますことはできない。2 階建て以下でも、延べ面 積 500㎡以下・建物高さ13m 以下・軒高 9m 以下という3 つの条件を全て満たさない限り、許容 応力度計算などが求められる。この場合、壁量計算の前提となる仕様規定 図のタイトル RC 造ラーメンによる基本設計プラン(2 階) *1 を満たす必要はない。 ただし、一連の仕様規定をツーバイフォー構法の知恵と受け止め、その範囲内で構造計画を進めると 不適合等が生じる部分には、代案を示す。 居室 今回は最大スパンの部分(デイルームや事務 居室 室)に床トラスを用いることにする。 小屋組は、 P.27[図5] スプリ ンクラー設置が可能ならトラス、それが不可 能で小屋裏に伸長する壁が必要なら小屋梁束立 P.27[図5] てを採用することにする。 P.27[図5] 居室 いう考え方は実務的である。 ツーバイフォー建築物の構造計画の出発点は、耐力壁線区画を計画することにある。ツーバイフォー 構法は、四面の壁と上下の床によって建物を支えているため、基本的な構造要素は、耐力壁の壁心(耐 力壁線)で囲まれた区画(耐力壁線区画)の集まりに還元できるからである。 大規模ツーバイフォーの構造計画では、戸建住宅とは異なり、50 ~ 60㎡程度の区画をおおらかに 考えていく。非木造設計に慣れていれば、RC 造の標準スパン程度(6 ~ 8m)の通り心を設定してもよい。 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 居室 食堂 居室 居室 食堂 居室 居室 ただし、ツーバイフォー構法は壁式なので、通り心が建物全体を貫いていなくても差し支えない。参考 として、約 7m スパンの RC 造(ラーメン)としてまとめた基本設計をツーバイフォー構法で再検討した例 居室 居室 リ リネ ネン ン 台所 浴室 趣味 サービス バルコニー 洗濯 食堂 居室 * 居室 EV 居室 ホール EV 居室 浴室 リネン サービス バルコニー リネン サービス 浴室 バルコニー 洗濯 居室 居室 リネン EV 趣味浴室 居室 居室 居室 ホール 居室 居室 台所 食堂 居室 居室 食堂 台所 居室 居室 食堂 台所 洗濯 居室 居室 居室 2 階平面:サー ビス付き高齢者向け住宅(再検討後) サービス 趣味 洗濯 バルコニー を[図 5]に示す。 2 階平面:サービス付き高齢者向け住宅(再検討後) 耐力壁線の配置が見通せた段階で、床根太の基本構成を判断できる。ツーバイフォー構法による 2 階平面:サービス付き高齢者向け住宅(再検討後) 2 階平面:サービス付き高齢者向け住宅(再検討後) 高齢者向け住宅 耐火建築物は 210 材が床根太の基本仕様であり、スパン 4m まではこの部材断面で賄うことが可能 である[表 4 参照]。しかし、4m を超えると 410 材以上の LVL や集成材が必要になり、6m を超える 浴室 とトラス床の使用も視野に入ってくる。さらに、集会室のような部屋では、積載荷重に応じた床根太が 必要になることは言うまでもない。 このように架構の大枠を見通した後に耐力壁線区画を確定し、耐力壁と垂れ壁(まぐさ)を表示して いく。原則として、耐力壁線区画の交差部(+部や T 部)には、少なくとも一方向に耐力壁を設けておく。 なお、垂れ壁の表示は省略されがちである。しかし、そうした表示では、耐力壁線区画が曖昧になり、 構造計画の破綻箇所を見逃すことになる。 耐力壁と開口部の調整 [図 6]に仕様規定の概要を示す。とりわけ重要なのが次の 3 つの規定である。 脱衣 脱衣 浴室 高齢者向け住宅 倉庫 浴室 浴室 脱衣 脱衣 浴室 浴室 浴室 脱衣 浴室 浴室 脱衣 浴室 脱衣 脱衣 浴室 浴室 脱衣 脱衣 脱衣 高齢者デイルーム 静養 脱衣 静養 倉庫 ホール 静養 風除 屋外機置場 高齢者デイルーム EV 機械 更衣 EV 台所 ホール 台所 事務 台所 事務 事務 更衣 更衣 更衣 相談 書庫 相談 書庫 準備 会議 準備 厨房 会議 準備 厨房 会議 書庫 屋外機置場 厨房 1 階平面:デイサービス施設(再検討後) 1 階平面:デイサー ビス施設(再検討後) 1 階平面:デイサー ビス施設(再検討後) 凡例 凡例 ③開口部の幅:4m 以下かつ当該耐力壁線の 3/4 以下 凡例 2 大規模木造施設の計画のポイント 機械 EV 更衣 相談 高齢者デイルーム ②耐力壁線区画の面積:原則として 72㎡以下 計では、むしろ耐力壁線区画を計画してからこれらを事後的にチェックすることが多い。構造計算によっ 機械 更衣 ホール ①耐力壁線の間隔:12m 以下 戸建住宅などでは、これらを念頭に置いて構造計画を進めていく。一方、大規模ツーバイフォーの設 風除 高齢者向け住宅 倉庫 風除 屋外機置場 26 居室 居室 ホール 倉庫 趣味 居室 居室 EV 倉庫 台所 靴箱 ワーカー 仮眠室 倉庫 台所 居室 居室 居室倉庫 居室 居室 居室 ホール 居室 ワーカー 靴箱 仮眠室 台所 居室 ワーカー 仮眠室 ワーカー 仮眠室 居室 台所 居室 *床根太のはね出しに大き* な荷重が生じ ること を避けるため、オーバーハング先端の壁は耐 床根太のはね出 しに大き な荷重が生じることを避けるため、 力壁線としない(非耐力壁と する) 。 オーバーハング先端の壁は耐力壁線と しない(非耐力壁とする)。 靴箱 食堂 居室 靴箱 居室 居室 居室 居室 食堂 居室 居室 大規模ツーバイフォーの構造エスキス 居室 居室 居室 凡例 1 階平面:デイサービス施設(再検討後) 耐力壁 (追加部分) 垂れ壁 (追加部分) 耐力壁線区画 耐力壁 (既存RC壁の置換え) 間取り変更の提案部分 耐力壁 (追加部分) 垂れ壁 (追加部分) 耐力壁線区画 耐力壁 (既存RC壁の置換え) 耐力壁 (追加部分) 間取り変更の提案部分 垂れ壁 (追加部分) 耐力壁 (既存RC壁の置換え) 間取り変更の提案部分 耐力壁線区画 2-4 ツーバイフォー構法の構造計画 27 て安全性を確かめる以上、全てを満足させる必要はないが、これらの規定から外れている箇所を把握し 壁倍率が定められた耐力壁の活用 ておくと、構造設計者との打合せが円滑になる。 ツーバイフォー構法では、壁倍率から耐力壁の 仕様規定の範囲で設計する場合でも、偏心率が 0.15 以下であることを確認できれば、耐力壁線 剛性と耐力を求める方法が確立している 。そ 区画の面積は 72㎡を超えることができる 。耐力壁の配置バランスがよければ、それだけ構造性能が のため、構造計算を行う場合でも、 [表 5]に 向上するからである。従って、大きな区画が現れる場合には、耐力壁が偏らないよう気を配っておくと 示されるような例示仕様や認定仕様の範囲で構 設計の手戻りが少なくなる。 造計画を行うという考え方は実務的である。 例 [図 7]面材の釘打ち *3 [図6] 構造計画の定石 (仕様規定の概要) *2 えば、CN50 *4 外周 を用いた通常の釘打ちでも、 両面張り(No.5)や細かな釘打ち(No.9)によっ て壁倍率 5 程度の耐力壁が実現する。 [図 6]構造計画の定石(仕様規定の概要) 面材 (合板、OSBなど) 現在では、釘打ちの長さや間隔の工夫によっ 耐力壁線区画 て、壁倍率 5 を超えるような仕様も登場してい 40㎡以下 12.0 m以下 壁線 耐力 壁線 耐力 耐力 壁線 下 12.0 m以下 12 以 .0m 区画面積 条件 る。こうした耐力壁を用いると 1 階の壁脚部に 40㎡以下 形状比 1:4 以下 極めて大きな引抜き力が生じるようになり、こうし 40㎡超 60㎡以下 形状比 1:3 以下 た部分の枠組材のめり込みなどの検討が求めら 60㎡超 72㎡以下 形状比 1:2 以下 れる。つまり、耐力壁の仕様だけでなく、壁枠 耐力 壁線 中通り 釘 (CN50など) 組や床枠組の仕様全体の見直しが必要になっ てくる。 壁線 耐力 [表 5]ツーバイフォー構法の耐力壁の例(壁倍率 2.5 以上) (1)耐力壁線区画の形状の目安 No. 2階 耐力壁 耐力壁 1階 少なくとも一方向に90cm以上の 耐力壁を設置 (3)建物外周隅角部への耐力壁設置 釘の種類 1 構造用合板[2[図7] 級・7.5mm] 面材の釘打ち 2 構造用合板[2 級・厚 9mm] 3 構造用パネル(OSB) [厚 12mm] 4 構造用合板[1 級・厚 9mm] 5 上記 No.1 ~ 4 の両面張り 6 構造用パネル(OSB) [厚 9mm] 7 8 9 (2)2階以上の耐力壁線の設け方 面材の仕様等 CN50 10 外周 中通り 壁倍率 備考(認定取得者等) 2.5 100mm 200mm 3 H13 年国告第 1541 号より 代表的仕様を抜粋 3.5 5 75mm CN65 構造用合板[2 級厚 12mm] 釘間隔 CN50 CN65 150mm 100mm 75mm 50mm 200mm 外周 3.6 4.5 4.8 APA エンジニアード・ウッド協会 1) 日本合板工業組合連合会 2) 5 1)http://osbpanel.org 2)http://www.jpma.jp L1, L2, L3, L4≦4m L5=900未満 L1+L2+L5 3 ≦ Lx 4 L4 L1 Lx L2 L3 Ly (4)開口部の配置の目安 28 2 大規模木造施設の計画のポイント L3+L4 3 ≦ Ly 4 中層建築物に生じる引抜き力への対応 耐力壁の脚もとには引抜き力が生じる。戸建住宅などの低層木造では、ホールダウン金物を用いてたて 面材 枠の一部を緊結するが、中層木造になると、タイロッドを設置して引抜き力に対応することが多い[図 8]。 1 階の耐力壁には各階の引抜き力が累積し、中層建築物では 200kNを超えるような大きさになる。 つまり、ホールダウン金物で引抜き力を伝えていくと、1 階たて枠と金物の接合部が弱点になってしまう。 一方、ロッドと金物だけならばこうした弱点はなくなり、より大きな引抜き力を伝えることができる。ただし、 *5 枠組壁工法建築物は横架材の乾燥収縮によって縮むので 、緩み止めを各階に設置する。タイロッド の緩み止めには、ばねを利用して自動的に追い締めを行う金物が用いられている。 2-4 ツーバイフォー構法の構造計画 29 Column [図 8]引抜き力への対応 高性能耐力壁の活用 3階 F3 ホールダウン 金物 ロッド F3 F3 イフォー建築物が持つ可能性の一つである。むしろ、木 テム(MP 耐力壁)など、従来の仕様から一歩踏み出すよ *1 , 2 [図 9]MP(ミッドプライ・ウォール・システム)耐力壁 タイダウン金物:ロッド (PC鋼板等) +浮上り押え鋼板 緩み止め F2 F2 F2+F3 面材を 1 枚挟む仕様 たて枠:204,206,208,210等 F2+F3 (S-MP)と 2 枚挟む 下枠:204等 仕様(D-MP)が提案 されている。 床材:構造用合板、 OSB等 1階 緩み止めの取付部の例 F1 ▽GL (1) ホールダウン金物 S-MPは9 倍、D-MP 頭つなぎ: MP耐力壁 (シングル仕様) :204 MP耐力壁 (ダブル仕様) :206 F1+F2+F3 アンカー ボルト 壁倍率に換算すると、 床根太:集成材等 F1 F1+F2+F3 。 技術の底上げが急速に求められ始めている。 実際、2 F3 ホールダウン 金物 枚合わせの横向きたて枠で面材を挟み込んだ耐力壁シス うな提案もな され始めている[図 9] 造耐火建築物の登場によって、木造に関する構造設計 ←はコラムの基調色基調色にして ください! 本データ差替予定 2階 仕様規定の耐力壁にとらわれないことは、大規模ツーバ を持つ 上枠:204等 凡例 基礎 は 14.5 倍程度の性能 注)左図は S-MP 耐力壁 面材 (壁材) :OSB又は構造用合板、厚12 耐力壁に生じる引抜き力 金物が伝達する力 (2) タイロッドによる対応 補強たて枠: S-MP耐力壁 (シングル仕様) :204 D-MP耐力壁 (ダブル仕様) :206 *1 平成13年国土交通省告示第1540号と第1541号に示された仕様規定の解説は次が詳しい: 『2007年枠組壁工法建築物設計の手 引』 日本ツーバイフォー建築協会、2007年11月 *2 平成13年国土交通省告示第1541号第三号 *3『2007年枠組壁工法建築物構造計算指針』 日本ツーバイフォー建築協会、2007年11月、pp.9~55 *4 長さ50mmの太め鉄丸釘。 ツーバイフォー構法の面材張りに用いる標準的な釘 *5 木造建築物の部材が収縮したり隙間が減少したりして鉛直方向に縮む現象は、 「沈み込み」 と呼ばれている。4階建てツーバイフォー建 築物の測定によれば、小屋の床面で20mmほどの沈み込みが生じたが、1年間ほどで安定した状態になった (中島史郎『ツーバイフォー 耐火構造4階建モデル棟における沈み込み量測定実験報告』 ツーバイフォーvol. 66、pp.15-16、2007年3月) 面材釘:CN75 ⇒壁材とたて枠を緊結する釘 土台 (床根太) :150×150等 上下枠と床版の枠組材の接合具:SDS等 基礎:RC立上り等 合せ柱の構成用の釘:CN90 ⇒たて枠とたて枠を緊結する釘で、 壁材の端部に 用いる [表 6]MP 耐力壁の構造性能 降伏せん断耐力 面内せん断剛性 終局せん断耐力 仮想降伏変形角 終局変形角 (kN/m) (kN/mm/m) (kN/m) (rad/m) (rad/m) S-MP 耐力壁 17.65 1.725 × (2.47H) D-MP 耐力壁 28.70 3.589 × (2.47H) 仕様 27.13 -3 6.36 × 10 4.95 × 10-2 45.84 5.17 × 10-3 3.44 × 10-2 (一般財団法人ベターリビング:試験報告書第 11-4800 号に基づく) 注) 『Midply Wall System を用いた中層・大規模枠組壁工法建築物』の表 3.3.1 ~ 3.3.3 より作成。なお表中の H は MP 耐力壁を設置する当該階の階高を示す *1『Midply Wall Systemを用いた中層・大規模枠組壁工法建築物』 カナダ林産業審議会、 2014年4月 *2 2016年に技術基準の告示が予定されているCLT (直交集成板) なども、大規模ツーバイフォー建築物に親和性が高いと考えられる: 「CLTの普及に向けたロード マップ」 (http://www.mlit.go.jp/common/001060153.pdf) 国土交通省、 2014年11月 30 2 大規模木造施設の計画のポイント 2-4 ツーバイフォー構法の構造計画 31 [図 11]設備経路のための吊り天井 2-5 ツーバイフォー構法と設備計画 ツーバイフォー構法による耐火構造の床・天井と設備 ツーバイフォー構法による耐火構造は、耐火被覆を施した床枠組と天井組が合わさって耐火構造の床 を形成している。つまり、「床・天井」というまとまりが、RC 造におけるコンクリートスラブの役割を果 たしている。そのため、木造耐火構造の床・天井では、耐火性能を確保するために開口の大きさが *1 制限されている。日本ツーバイフォー建築協会の認定仕様の場合、 天井開口は 200c㎡未満になる 。 設置された鋼製天井下地。吊りボルトの受金物は天井根太の底に留付け 現在の RC 造では、スラブに電灯用の配線程度は埋め込んでも配管を埋め込むことはない。ツーバ イフォー構法による耐火構造も同様であり、配管やコンセント用配線などは床・天井の中に設置せず、 ック等を用いて床 ・天井の下部に設置する。こうした配線・配管類を隠したり天井カセッ 図9] 床・専用吊り具やラ 天井の構成と配線 ・配管類の設置 ト形エアコン類を設置する場合には、鋼製下地天井を用いた通常の吊り天井を設ける[図 10]。 なお、配線・配管類の専用吊り具やラック類は設備工事の積算から漏れやすい。これらの数量拾 いに留意すると、見積もり精度が向上する。 [図 10]床・天井の構成と配線・配管類の設置 上張り石膏ボード 下張り石膏ボード 床下張り (構造用合板等) 床・天井 (耐火構造) 下張り石膏ボード 吊り天井 上張り石膏ボード 配管 ケーブルラック 配管・ダクト経路と下り天井 現在の RC 造は梁貫通を前提として設備計画を行うことも多い。一方、木造では木材貫通部の簡便 配管経路が設けられた壁際のみに吊り天井を設置 スプリンクラーヘッドの配置間隔 スプリンクラーは設備工事費の大きな割合を占める。準耐火建築物ではスプリンクラーヘッドを有効散 水半径 2.1m で配置するが、耐火建築物では、2.3m で配置できることに留意する[表 3]。 な補強方法が存在しないため、横架材を貫通させながら空調・排気ダクトを計画することはない。ツー バイフォー構法の耐火構造も同様である。つまり、空調・排気ダクトも床・天井の下部に設置し、ダク 受水槽やキュービクルなどの配置 ト径が大きくなる場合には吊り長さを大きくして下り天井にする。天井高を確保したいときには直天井で 社会福祉施設などでは、様々な設備を外構に設置することが多い。受水槽、キュービクル、自家発 計画し、配線・配管類を収める部分のみ吊り天井を設けることもある[図 11]。 電設備などの配置は、基本設計段階からの検討が求められる。また、ビルマルチエアコンなどを用い 床・天井の内部には 200mm ほどのスペースが存在する。防火ダンパーを設ければ認定上はダクト る場合には、室外機置き場の検討にも留意する。 設置も可能である。しかし、床・天井の内部は床根太と天井根太が概ね交互に通っており、直天井 にする場合はダウンライトなども埋め込まれる。つまり、ダクト経路を計画する余地は残されていないこと がほとんどである。 32 2 大規模木造施設の計画のポイント *1『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.設Ⅳ-2-P6 2-5 ツーバイフォー構法と設備計画 33 2-6 ツーバイフォー構法と施工計画 大規模ツーバイフォー建築物の躯体工事の特徴 社会福祉施設を木造耐火建築物で建設する動機の一つは、短工期の実現である[1-2 参照]。上棟 *1 までの工程は、建方工事がクリティカルパスになる 。そのため、大規模ツーバイフォー建築物ではコ ンポーネント工場で枠組パネルを製作して、現場の作業工数を削減する。さらに敷地条件によってはト ラスの地組なども行って、クレーン作業の効率化を図ることもある[図 12]。 北棟は建方完了(左奥) 。管理棟は 1 階の建方中(右奥) 。西棟は根切りの準備中(左手前) [図 12]枠組やトラスの施工風景 資材搬入とストックヤード(仮置場)の確保 建方には枠組材などの仮置場が必要である[図 14]。敷地に余裕がない場合には、工事期間中に隣 地を借りるなどして仮置場を確保することになる。一般に、枠組パネルは 4トンロングトラックで搬入さ [図 12] 大規模ツーバイフォー建築物の総合仮設計画の例(りんどう麻溝) れるが、これはコンクリートミキサー車よりも大きい。通常の搬入が可能かどうか確認し、通行できない 場合には適切な搬入計画を立案する。 [図 14]仮置場の資材 床枠組パネルの建込み 壁枠組パネルの建方 地組中のトラス クレーンによる建方と総合仮設計画 大規模木造の施工では、敷地条件を考慮して総合仮設計画が立てられる。例えば、 [図 13]は広 い敷地条件での総合仮設の例を示している。4 棟から構成されたこの建物では、クレーン作業の位置 を順次移動させながら施工を進め、重機用の仮設通路も途中から敷地西側へ盛り替えられた。いずれ にせよ、大規模ツーバイフォー建築物では、枠組パネルの建方にクレーンが必須になるので、見積り に適切な共通仮設費を見込むよう留意する。 [図 13]大規模ツーバイフォー建築物の総合仮設計画の例(りんどう麻溝) 北棟 管理棟 ①北棟パネル ②管理棟パネル 仮置場 仮置場 基礎型枠 基礎型枠 加工場 加工場 北棟 管理棟 西棟 *1 大規模ツーバイフォー建築物の施工計画全体については次の解説が詳しい: 『ツーバイフォー工法による高齢者福祉施設のすすめ 計画・設計の手 引』 日本ツーバイフォー建築協会、2012年3月、pp.61~66。 『 耐火木造 [計画・設計・施工] マニュアル』 エクスナレッジ、2012年3月、pp.169~180 北棟から順次着工。外部足場を解体して次の棟に使用 北棟から順次着工。外部足場を解体して次の棟に使用 34 2 大規模木造施設の計画のポイント 2-6 ツーバイフォー構法と施工計画 35 3 大規模ツーバイフォー建築物の 枠組図のポイント 3-1 大規模ツーバイフォー建築物の設計図書 3-2 ツーバイフォー構法の枠組図の役割 3-3 たて枠の割付けと耐火構造 3-4 大規模ツーバイフォー建築物とパネル化 3-5 ツーバイフォー構法の構造材の入手性 www.naturallywood.com [表 1]ツーバイフォー構法の大規模木造施設で作成される主な設計図書 分類 3-1 図番 A-001 種類 木造耐火建築物に関する留意事項 建築概要書、案内図 A-01 特記仕様書 A-02 求積図 A-03 外部・内部仕上表 A-04 配置図 A-05 各階平面図 1) A-06 立面図 A-07 断面図 A-08 矩計図 設計図書の枚数は、建物の規模に応じて増加する。つまり、木造だからといって特別に分量が減るこ A-09 平面詳細図 とはない。例えば、 5 章と6 章には大規模ツーバイフォー建築物のモデル図面を例示したが、 これらによっ A-10 展開図 A-11 天井伏図 A-12 建具表 A-13 家具図 A-14 部分詳細図 S-01 特記仕様書 仕様規定の範囲で構造設計を行う場合には作成せず、各図面に特記事項として 示すこともある S-02 杭伏図 軟弱地盤や中層建物など、杭を用いる場合に作成する 3 階建ての特別養護老人ホーム(延床面積 5,816㎡) S-03 基礎伏図 基礎立上り等の断面リストも作成する ①意匠図 93 枚、②構造図 80 枚、③電気設備図 42 枚、 S-04 各階床伏図 木材断面や接合金物を示す ④機械設備図(空調換気・給排水衛生)46 枚 S-05 たて枠図 S-06 小屋伏図 S-07 各階天井根太伏図 S-08 耐力壁配置図 木造であれ非木造であれ、設計図書の基本的構成は変わらない。ただし、ツーバイフォー構法を採用 S-09 枠組図 することによって簡略化される図面もある[表 1]。例えば、上部構造の木材と接合金物は、そのほと S-10 構造詳細図 んどが規格品になるため、非木造のような部材断面リストや構造詳細図は必ずしも作成されない 。 E-01 特記仕様書 MA-01 特記仕様書 一方、基礎には本格的な断面リストが必要になる。大規模ツーバイフォー建築物は布基礎が多い。 E-02 配置図 MA-02 機器表 E-03 単線結線図 MA-03 空調設備ダクト系統図 E-04 盤図 MA-04 制気口表 大規模ツーバイフォー建築物の 設計図書 意匠図 設計図書の分量 て建てられた建物では次の分量の設計図書が作成されている。 2 階建ての特別養護老人ホーム(延床面積 2,651㎡) ①意匠図 103 枚、②構造図 33 枚、③電気設備図 38 枚、 ④機械設備図(空調換気・給排水衛生)22 枚 構造図 非木造の設計図書との違い *1 そのため躯体三職を必要とするような RC 工事にはならないが、基礎立上りの種類などは戸建住宅と 電気設備図 は比較にならないほど増える。 非木造の耐火建築物では作成しない図面が求められることもある。例えば、指定確認機関等の見 解によっては、防火区画等の壁上端の措置が小屋裏で求められる[4-7 参照]。この場合には「小屋 裏平面図」などを作成し、そうした措置の実施状況を設計図書に示すことになる。 日本ツーバイフォー建築協会のサポート内容 木造耐火構造を実現する方法は、主に特記仕様書と部分詳細図に示される。多くの場合、これらに 給排水 衛生設備図 は日本ツーバイフォー建築協会が作成した雛形が活用されている。そのまま利用されることも少なくない が、例示仕様を併用する建物などでは、必要な情報が設計内容に応じて追加されている。協会会員 *2 はこうした雛形を無料で利用できるが、会員外にも頒布されている 。 なお、日本ツーバイフォー建築協会では、ツーバイフォー構法による公共建築づくりの支援に向け、 協会版の標準見積書式の見直しを進めている。具体的には国土交通省官庁営繕部の「公共建築 特記仕様書は、日本ツーバイフォー建築協会が作成した書式を活用することが多い 防火区画等が小屋裏に到達していることを示す場合には「小屋裏平面図」 なども作成する 部分詳細図のうち「耐火関連(壁、床、屋根、バルコニー、開口部、貫通部措置)」は まとめて作成。耐火構造の詳細図は日本ツーバイフォー建築協会が作成した 資料を活用することが多い たて枠図にはラフ開口寸法と接合金物を示す。伏図には木材断面や接合金物を 示す 耐力壁の位置と長さを示す(壁倍率が規定されている場合はその値も示す) 仕様規定の範囲で構造設計を行う場合は、一般に省略される 空調換気 設備図 E-05 系統図・機械姿図 MA-05 屎尿浄化槽 E-06 各階平面図 2) MA-06 各階平面図 3) E-07 各部詳細図 2) MA-07 各部詳細図 3) P-01 特記仕様書 ELV-01 特記仕様書 P-02 機器表 ELV-02 機器表 P-03 系統図 ELV-03 平面詳細図 P-04 外構平面図 ELV-04 断面詳細図 P-05 各階平面図 4) P-06 各部詳細図 4) 2) 昇降機 設備図 1)屋根伏図を含む 2)幹線、電灯、コンセント、自動火災報知設備などに分けて作成 3)配管、ダクト、排煙ダクトに分けて作成 4)給排水設備と消火設備などに分けて作成 木造工事標準仕様書」に対応する書式に改めると共に、構造材の標準拾い明細書式の整備も行っ *3 ており、その成果は 2015 年度には協会の Web サイトに公開された 。 *1 構造計算による安全性確認に基づき、 従来の仕様から一歩踏み出すような試みをする場合には、 構造詳細図も必要になる *2「認定の利用方法」 (http://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/taika/taika02.html) 日本ツーバイフォー建築協会、 (2015年3月31日閲覧) *3 会員限定サイトに公開予定: 「会員会社専用ページ」 (http://www.2x4assoc.or.jp/builder/index.html) よりログインする 38 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 3-1 大規模ツーバイフォー建築物の設計図書 39 床梁410 (E120-F330) 床梁410 (E120-F330) 床梁410 (E120-F330) 床梁410 (E120-F330) 2-210 1,075 967 745967 X1 X1 A 1,075 X2 X2 X2 X3 A B C A 壁枠組高さ 壁枠組高さ C A 2,050 1,902.5 1,902.5 1,6551,655 2-210 2-210 1,8201,820 1,902.5 992.5 1,6552,7302,730 1,902.5 992.5 1,655 1,902.5 2,730 1,820 992.5 1,655 X3 X1 X1 X2 X2 2,730 1,820 X3 2,730 1,820 1)天井は、構造耐力上主要な部分ではないが、木造耐火構造では主要構造部(床)の一部を構成する 745 967 2-206 2-206 2-206 2-206 967 745 745 967 745 16009 1,075 2,050 16009 1,075 910 992.5 910 X1 2,050 16009 2-210 160092-210 A C 壁枠組高さ 壁枠組高さ A A ツーバイフォー構法に固有な図面 1,075 1,075 C 天井根太の寸法型式と間隔、接合金物を表示 2,050 16009 1,075 まぐさ まぐさ A 天井根太伏図(各階)1) 2,050 2,050 ラフ開口幅1600916009 ラフ開口幅 まぐさ C 軸組構法と同様 ラフ開口幅 2-210 992.5992.5 Y1 Y1 2-206 2-206 まぐさまぐさ 壁枠組高さ 小屋伏図 屋根の勾配、軒の出を表示。垂木の寸法型式と間隔、 接合金物を表示 Y1 造作腰壁 まぐさの枚数 2-206 まぐさの枚数 造作腰壁 と寸法型式 と寸法型式 造作腰壁 まぐさの枚数 まぐさの枚数 と寸法型式 まぐさの枚数 と寸法型式 と寸法型式 ラフ開口幅 ラフ開口幅 0 2,057 2,057 735-20 2-206 2-206 735-20 0 0 C 軸組構法の軸組図に相当する 0 帯金物 帯金物 凡例 凡例S-65S-65 帯金物 S-65 帯金物 帯金物 S-65 S-65 1,928 1,928 たて枠、下枠、上枠、頭つなぎの他に、まぐさや まぐさ受け、窓台や窓台受けも表示 Y1 Y1 2,057 吹抜2,050 735-20 2,050 吹抜0 06009 吹抜 造作腰壁 造作腰壁 06009 1,075 1,075 1,928 枠組図(耐力壁線が通る部分) 軸組構法では柱の割付けも床伏図に示される 1,075 1,075 1,928 たて枠図(各階) たて枠の割付けを表示。ラフ開口の位置と幅と上端 の高さ、窓台上端の高さ、まぐさの寸法型式を表示 2,050 06009 1,075 凡例 0 床根太の寸法型式と間隔、接合金物を表示 凡例 凡例 2-2062-206 2,929 967 654 2,929 967 654 2,929 2-206 2,050 2,050 2,057 2,057 2-206 06009 吹抜 吹抜 06009 735-20735-20 2-206 0 床伏図(各階) 2,9292,929 0 2,057 OPEN 軸組構法と同様 X3 X3 0 2,057 OPEN 基礎の底版と立上りを表示 X3 1,928 基礎伏図 2,050 備考 2,730 内容 992.5 図面名称 Y2 Y2 3,640 [表 2]ツーバイフォー構法の構造図の種類 910 Y2 992.5 づいてパネル分割を行う。つまり、枠組図はパネル製作の基本情報としても機能する。 992.5 910 910 、現場では搬入したパネルを建て込んでいく。そのため、コンポーネント会社は枠組図に基 992.5 1,665 1,665 2,730 2,730 16009 Y3 Y3 Y2 Y2 *2 992.5 大規模ツーバイフォー建築物の工事では、壁枠組の合板張りまでをコンポーネント会社の工場で行い(パ Y3 1,665 3,640 3,640 2-210 2,730 3,640 2,730 3,640 枠組図とパネル製作 654 654 X3 1,820 X3 1,820 654 2-210 2,050 967 Y3 Y3 X2 X2 2-210 2,050 16009 1,075 2,050 16009 1,075 る部材であり、構造計算の対象になる。 [図2] たて枠図の例 [図2] たて枠図の例 [図 2]たて枠図の例 [図2] たて枠図の例 [図2] たて枠図の例 967 967 [図2] たて枠図の例 992.5 992.5 る壁下地材に過ぎない間柱と異なり、ツーバイフォー構法のたて枠は構造耐力上主要な部分を構成す 1,075 992.5 992.5 2-210 1,665 2-210 1,665 *1 になる 。ツーバイフォー構法のたて枠は、軸組構法の間柱と類似した断面をしている。しかし、単な X2 X1 X1 枠組図は軸組構法の軸組図に相当する。つまり、構造図の一つであり、確認申請の図面として必要 ネル化) 1,820 X2 X2 2,730 2,730 2-206 X1 枠組図の内容 2-210 2-210 合板厚12 合板厚12 2,730 X1 X1 帯金物 帯金物 凡例 S-45×2 凡例 S-45×2 帯金物 S-45×2 帯金物 帯金物 帯金物 帯金物 S-45×2 S-45×2 S-90×2 S-90×2 帯金物 S-90×2 帯金物 帯金物 根太受金物 根太受金物 S-90×2 S-90×2 JH210 JH210 根太受金物 JH210 根太受金物 根太受金物 JH210 JH210 1,8201,820 2,057 OPEN 建築物をつくる場合は床・天井というまとまりで耐火構造の床を構成するため、各階について作成する。 床梁410 (E120-F330) 44.5 44.5 44.5 44.5 合板厚12合板厚12 44.5 2,7302,730 Y1 Y1 2,057 OPEN Y1 床根太210 床根太210 @455 @455 機械等級区分 機械等級区分 構造用製材 構造用製材 機械等級区分 機械等級区分 構造用製材機械等級区分 構造用製材 構造用製材 0 天井根太伏図は、ツーバイフォー構法に固有の図面である。通常は最上階のみ作成されるが、耐火 凡例 床根太210 床根太210 @455@455 床根太210 @455 210材の2枚合わせ 210材の2枚合わせ 210材の2枚合わせ Y1 Y1 示す。 凡例 凡例 210材の2枚合わせ 210材の2枚合わせ 2,057 OPEN イフォー構法の床伏図には床根太の割付けのみを示し、たて枠(スタッド)の割付けは「たて枠図」に 2-210 造軸組構法と同じである。ただし、軸組構法の床伏図が柱の割付図を兼用しているのに対し、ツーバ 床根太210@455 床根太210@455 2-210 [表 2]はツーバイフォー構法の構造図の種類を示している。基礎伏図や床伏図などは、基本的に木 床根太210@455 床根太210@455 2,730 ツーバイフォー構法の構造図の種類 3,640 3,640 3,640 Y2 Y2 44.5 合板(厚12パッキン) 44.5 合板(厚12パッキン) 44.5 44.5 44.5 合板(厚12パッキン) 吹抜 キン) 吹抜 合板 (厚12パッ 合板(厚12パッキン) 吹抜 吹抜 吹抜 2,730 2,730 44.5 Y2 2,730 3,640 2,730 3,640 Y3 Y3 Y2 Y2 910 ツーバイフォー構法の枠組図の役割 44.5 Y3 910 910 合板厚12 Y3 Y344.5 44.5 44.5 床根太210@455 3-2 910 44.5 44.5910 44.5 [図1] 床伏図の例 [図1] 床伏図の例 [図1] 床伏図の例 [図1] 床伏図の例 [図1] 床伏図の例 44.5 44.5 [図 1]床伏図の例 ラフ開口上端の高さ ラフ開口上端の高さ B B 建具呼び寸法な 建具呼び寸法な ど ど ラフ開口上端の高さ 窓台上端の高さ C 窓台上端の高さ C A 建具呼び寸法な どラフ開口上端の高さ A ラフ開口上端の高さ B 建具呼び寸法など 窓台上端の高さ B 建具呼び寸法など 窓台上端の高さ C 窓台上端の高さ C X3 X3 *1 戸建住宅などの4号建築物では枠組図を省略することも多い *2 床枠組のパネル化まで行うかどうかはプロジェクト条件に応じて判断される。 なお、床パネルを製作する場合は、工場で合板張りまで行う ことは稀である 40 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 3-2 ツーバイフォー構法の枠組図の役割 41 [図 4]間仕切壁の耐火被覆の割付け(石膏ボード張り) 3-3 たて枠の割付けと耐火構造 外周 内装下張り材 部10 たて枠の割付け間隔のデファクト・スタンダート 中間部200mm以下 外周部100mm以下 [図3] 壁の枠組の例 0mm 以下 内装上張り材 たて目地を 75mm以上ずらす ツーバイフォー構法のたて枠は、構造材と壁下地材を兼ね た部材である。ツーバイフォー構法の仕様規定はたて枠間 *1 隔を 500mm 以下と定めているが 、日本では専ら 3 尺幅 (910mm)の合板が流通している。その結果、この半分の ※内装下張り材に横目地が発生する 場合、同様に75mm以上ずらす 値が、日本のたて枠間隔のデファクト・スタンダートになって いる[図 3]。日本ツーバイフォー建築協会が開発した耐火 構造の仕様は予めこの値を採用しており、外壁も間仕切壁 もたて枠間隔 455mm 以下で大臣認定されている[1-4 図 プランニング・モジュールの見積り精度への影響 6 参照] 。 木造住宅の設計では、今日でも 3 尺(910mm)をプランニング・モジュールに用いている。しかし、住 宅以外では 1m のプランニング・モジュールの方が一般的であり、バリアフリー対応の通路寸法なども 確保しやすい。そのため、ツーバイフォー構法を用いる場合でも、大規模施設の平面計画は 455mm のモジュールから外れることも少なくない。プランニング・モジュールは設計行為そのものと深く関わって おり、設計者の裁量に任されている。ただし、1m モジュールでプランニングを行った場合には、材料 [図 3]壁の枠組の例(910mm のプランニング・モジュールに対してたて枠を 455mm 間隔で割付け) 上枠 の歩留まりに留意して数量を拾わないと躯体工事費の見積り精度が著しく低下することがある。 頭つなぎ* 例えば、幅 1m の合板(通称:メーター合板)を想定すれば、1m モジュール(サブモジュール 0.5m)の整 然とした部材割付けが成立する。しかし、耐火構造の認定仕様はたて枠間隔が 455mm 以下であり、 大量のメーター合板を所定期間で調達することも一般に困難である[3-5 参照]。そのため、そうした割 まぐさ まぐさ 付けが行われていても、 施工図作成段階で910mmモジュールの割付けに変更されることが多い[図 5]。 この際に、耐力壁線区画などのプランニング・モジュールも 910mm に変更できれば、材料の数量が 窓台 窓台受け 大きく変わることはない。ところが、そうした変更には建築確認の再申請が必要になるため、耐力壁線 たて枠 まぐさ受け 区画を保持したまま部材割付けのみが調整される。その結果、 [図 5]の例では、壁下張りやたて枠 が 1 割から 2 割ほどかさむことになった。 下枠 455 〃 〃 〃 〃 もちろん、1m のプランニング・モジュールと 455mm 単位の部材割付けを共存させるような寸法調 89 補足下枠** 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 455 整は可能である[4-1 参照]。ただし、そうした寸法調整は意匠設計者の役割であり、確認申請以前に 実施しておく必要がある。 *頭つなぎは 2 枚設けることもある **補足下枠を設けない納まりもある *1 平成13年国土交通省告示第1541号 *2『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.工Ⅲ-1-P2 耐火被覆の割付け *3『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.工Ⅳ-3-P3 乾式構法では面材をずらしながら各層を割付けていく。日本ツーバイフォー建築協会が開発した耐火構 造の壁や床では、設けるべき目地のずれ幅が具体的に規定されている。例えば、外壁の屋外側は、 ALC 板と窯業系サイディングの組み合わせで耐火性能を確保しており、両者のたて目地は 455mm *2 以上、横目地は 70mm 以上離すことが求められる 。また、室内側の耐火被覆には間仕切壁と同 *3 様に石膏ボード重張りを用いるが、下張りと上張りの目地は 75mm 以上離すことが求められる 。 42 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 3-3 たて枠の割付けと耐火構造 43 [図5] 1mモジュールから910mmモジュールへ割付け直した例 mモジュールへ割付け直した例 〈割付け直しの結果〉 合板:約13%増[8枚(メーター幅合板) から9枚(910mm幅合板)] 〈割付け直しの結果〉 [図 5]1m ュールに対するたて枠割付けの検討例(0.5m 間隔と 445mm 間隔の割付けの比較) たて枠のプランニング・モジ :約23%増[23本から30本] 合板:約13%増[8枚(メーター幅合板) から9枚(910mm幅合板)] たて枠:約23%増 ター幅合板) から9枚(910mm幅合板) ] [23本から30本] から30本] 付け たて枠を0.5m間隔で割付け (メーター合板を想定) たて枠を0.5m間隔で割付け (メーター合板を想定) 3-4 大規模ツーバイフォー建築物とパネル化 (メーター合板を想定) 例示仕様ではたて枠間 隔 0.5mも可能。ただし、 壁枠組の代表的な高さ [図6] 壁枠組の代表的な高さ ツーバイフォー構法の壁下張りの典型は針葉樹合板である。壁枠組高さには、構造用合板の定尺版 メーター合板の価格 は 1 枚当たり5 割増 長さに対応して、次の 3 つの代表的な寸法がある。 ※赤字は上付き文字にしてください! ① 2,450mm(3 × 8 版の場合) ② 2,750mm(3 × 9 版の場合) ③ 3,050mm(3 × 10 版の場合) これらに床枠組高さを加えれば躯体階高となる。例えば、①の上に厚 15mm の下張りをした 210 材 500 〃 2,000 〃 〃 〃 〃 〃2,000 〃 〃 〃 2,000 〃 6,500 〃2,000500 〃 2,000 〃 2,500 〃 〃 〃 〃 〃 500 〃 〃 〃 2,500 〃 〃 500 を載せると、躯体階高は 2.7m になる[図 6]。もちろん、切断した合板を張って階高を調整することは 差し支えない。ただし、壁枠組高さが 3m を超えると道路交通法の制約で縦積みができなくなり、輸送 コストがかさむことになる。 2,500 6,500 [図 6]壁枠組の代表的な高さ 6,500 〃 455 〃 2,000 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 2,000 〃 2,000 〃 〃 〃 〃 〃 2,000 〃 〃 〃 6,500 455 〃 2,000 130 2,500 6,500 〃 〃 〃 〃 455 130 〃 〃 2,500 〃 〃 455 130 2,500 躯体階高 6,500 * 8 枚(メーター合板)から 9 枚(910mm 幅合板)へ増加 凡例 上階からの集中荷重 上階から集中荷重を受けるたて枠 (2枚合わせ) 壁下張りの割付け 上階からの集中荷重 たて枠の追加分 上階から集中荷重を受けるたて枠 (2枚合わせ) 上階からの集中荷重 上階から集中荷重を受けるたて枠 (2枚合わせ) 壁下張りの割付け 壁下張りの割付け たて枠の追加分 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 〈250〉 10 2,730 2,750 2.7~3.0m 3.0~3.3m ** 3 × 8 版の高さは、構造用合板では 2,430mm、OSB では 2,440mm になる 凡例 凡例 2.7m未満 *床枠組の高さ250mm は、床根太に 210 材、床下張りに厚 15mm を用いた場合 ** 23 本から 30 本へ増加 44 ▽下枠下端 3×10版 10 〃 3×8版** 3×9版 10 〃 2,430 〃 (2,440) 〃 〃 10 〃 455 壁 枠 組 (5) 合板:約 13% 増* たて枠:約 23% 増** 2,450 認定仕様ではたて枠間 隔は455mm以下になる [3-5 参 照 ] 。0.5m 間 隔の割付けに比べて、 〈2,700〉 割付け (910mm幅合板を使用) ▽床下張り上端 10 床* 枠 組 (5) たて枠を455mm間隔で割付け (910mm幅合板を使用) 〈250〉 たて枠を455mm間隔で割付け (910mm幅合板を使用) 〈3,300〉 〃 〈250〉 〃 10 〃 3,030 〃 3,050 〃 〃 〈3,000〉 〃 500 たて枠の追加分 3-4 大規模ツーバイフォー建築物とパネル化 45 [図7] 壁枠組の製作 (上:現場組立て、下:工場組立て) [図7] 壁枠組の製作 (上:現場組立て、下:工場組立て) 枠組の製作方法 大規模ツーバイフォー建築物では、工期短縮のために壁パネルを工場製作することが一般的である。 リンク画像:fig_3_7_1.jpg、fig_3_7_2.jpgです。 リンク画像:fig_3_7_1.jpg、 fig_3_7_2.jpgです。 もちろん現場組立ても可能であるが、ど ち らの方法にせよ、作業面に並べた枠組材の上か ら合板等を 反射原稿からのスキャンでかな り粗いですが、 反射原稿か らのスキャンでかな り粗いですが、 [図 7] 。 釘打ちする という作業手順に変わり はない とりあえず入れておいて く ださい ・ ・ ・ 。 とりあえず入れておいてください・ ・ ・。 3-5 ツーバイフォー構法の構造材の入手性 [図 7]壁枠組の製作(上:現場組立て、下:工場組立て) 製材、LVL・集成材 *1 ツーバイフォー構法には、インチ規格に由来する寸法型式の木材を用いる。もっとも、 [表 3] が示 すように寸法型式の全てが流通しているわけではない。長さによっては受注生産になり、6m 超の集 [図8] 合板等の縦継ぎ 成材等を大量活用するような場合には、設計段階から納期見込みの確認が求められる。 [表 3]ツーバイフォー構法の構造材に関する現在の流通状況 たて枠などの組み立て 壁下張りの釘打ち たて枠などの組み立て たて枠な どの組立て 壁下張りの釘打ち 壁下張りの釘打ち (1)製材 定尺長さ 1) 寸法型式 PET 2,336mm 10ft 12ft 14ft 16ft 18ft 20ft (3,050mm) (3,660mm) (4,270mm) (4,880mm) (5,490mm) (6,100mm) 204 図版未着 図版未着 図版未着 図版未着 206 製材 2) ○ 208 210 ― (○) 212 工場の壁枠組み立て機 工場での枠材組立て 工場のシーティング 工場での壁下張り釘打ち 工場の壁枠組み立て機 1)定尺長さ(呼び寸法)はフィート単位であるため( )内は参考値。ただし、8ft 材はたて枠に用いられるため正確な長さ(PET 材:Precision End Trimmed)で流通している 2)現在流通している製材は KD 材(人口乾燥材)である 工場のシーティング (2)集成材・LVL 壁枠組における合板等の縦継ぎ [図 8]合板等の縦継ぎ 定尺長さ 寸法型式 壁枠組高さが 3,050mmを超える場合は、 408 切断した 3×6版等 4,690mm 5,750mm 5,750mm 超 数のフレーマーが必要になる上に、工期 受け材 豊富な施工者と十分な事前打合せを行っ 606 608 610 614 通しを得ておくことが求められる。 (○) 412 612 て、工期内に工事が実現するかどうか見 ○ 410 LVL・ 集成材 る。ただし、その場合には建方工事に多 も厳しくなる。 基本設計段階から、経験 3,830mm 406 縦継ぎする[図 8]。こうした壁枠組多くは 用して高い階高を計画することも可能であ 2,870mm 404 たて枠の途中に受け材を設けて合板等を 吹き抜けに採用されるが、この方法を利 1,910mm (○) ○ (○) (○) 3×8版等 凡例 ○ 一般に流通している (○)受注生産による ― 事実上生産されていない 46 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 3-5 ツーバイフォー構法の構造材の入手性 47 Column 構造用面材 ツーバイフォー構法の耐力壁や床(水平構面)は、基本的に構造用合板や OSB などの構造用面材 *2 壁等によって区画した大規模建築物 を釘打ちすることによって耐力を確保する。 [表 4]に示したように、構造用合板 1 級は一般流通している。しかし、1 級合板を用いて壁倍率 防火地域では、原則として耐火建築物が求められる。し 曖昧な点が少なくなかった。2015 年 6 月から施行された を上げると 2 級合板よりもコストアップになるので、ツーバイフォー構法に慣れた設計者は 1 級合板を かし、防火地域以外では、 [表 5]に該当しなければ、 「壁等による区画」とは、防火壁の考え方も取り入れつ 指定することはほとんどない[2-4 表 5 参照]。そのため、ラワン合板であれ針葉樹合板であれ、コンポー 準耐火構造などによって大規模建築物をつくることが可 つ別棟解釈を合理化したものであり、この規定の導入に ネント会社が 1 級合板を注文する場合は「受注生産扱い」になり、一定の納期が必要になる。 能である。さらに、特殊建築物や 4 階建て以上の階数 よって大規模木造建築物の延焼を防止する方法が追加 大規模ツーバイフォー建築物では 1m のプランニング・モジュールで設計することも少なくない。しかし、 でなければ、 「壁等による区画」を行うことによって、 3,000 されることになった。 メーター合板は受注生産になるため、コンポーネント会社は正式な積算後に発注することなる。しかも、 ㎡を超える大規模建築物を実質的に準耐火構造などでつ メーター 合板メーカーからは一定の納期が求められ、 1 枚当たりの単価も50%ほど上昇する 。同様に、 くれる[表 6]。 幅の断熱材や石膏ボードの単価も割高となり、フローリングなどの仕上材のロスも増加することになる。 従来も「別棟解釈」と呼ばれる通達に基づき、3,000 *3 [表 5]耐火建築物が求められる主な条件(防火地域以外) 条件 関連条文 ㎡を超える建築物を耐火構造以外でつくることが可能で ①規模 付けを行うことが一般的である[4-1 参照]。 あった。しかし、木造耐火構造の部分を挟むことによって ②用途 特殊建築物 建築基準法第 27 条 別棟と解釈することが可能なのか、あるいは耐火構造の ③階数 4 階建て以上 2) 建築基準法第 62 条 壁 1 枚で区画することが可能なのかなど、この規定には [図 9]3 × 9 版の針葉樹合板 延床面積 3,000㎡超 建築基準法第 21 条 従って、1m のプランニング・モジュールを採用する場合でも、910mm 幅の合板を前提とした部材割 1) 1)壁等によって区画すれば、主要構造部が耐火構造でなくてもよい 2)準防火地域の場合 [表 6]建築物の一部を耐火構造にすることによる延焼防止方法の概要 壁等による区画 壁タイプ 別棟解釈 1) コアタイプ 2m 以上 の突出 6.5m 以上を 防火構造とす る(壁等の外 壁・屋根は耐 火構造) A B 延焼防止の考え方 C [表 4]ツーバイフォー構法に用いる主な木質系面材に関する現在の流通状況 呼称 3×6 3 × 81) 定尺幅 構造用合板 2級 OSB 3 × 10 1M × 2M 910mm 定尺長さ 構造用合板 1級 3×9 1,820mm 2,430mm ○ 2) ラワン 針葉樹 2,730mm (○) ラワン ― 3,030mm 1,820mm (○) ○ 2) ○ 2) ○ 1)OSB の 3 × 8 版の定尺長さは 2,440mm 2)現在、コンポーネント会社からの注文は、「受注生産扱い」になっている 1M × 8 1M × 9 1M × 10 1,000mm 2,430mm 2,730mm (○) 3,030mm (○) 自立する間仕切壁 2)によって区画 4×8 1,220mm ― ― ○ 針葉樹 特定防火設備 2,430mm ― ○ ○ 2) ― (○) 凡例 ○ 一般に流通している (○)受注生産による ― 事実上生産されていない 火災の恐れの少ない室 3)で区画 3m以上 A・B:木造の部分 C:耐火構造の部分 別棟として分離 用途 廊下、階段、便所、 エレベーターの機械室等 3) 限定なし 避難計画 建物全体で計画 棟ごとに計画 耐火構造 構造計画 にする部分 構造的に独立させる(Exp.J の設置) ①壁等の間仕切壁は強化石膏ボード (厚 21mm)三重張りにする 主な仕様 ②壁等を屋根面と外壁面から 2m 以上突出させる 4) 規定条文等 ①壁等の間仕切壁と外壁は強化石膏 耐火構造以外の建築物の部分には 3m 以上の距離を確保する ボード(厚 21mm)三重張りにする ②壁等を含め、その周囲の外壁と屋 根の 6.5m 以上は防火構造とする 5) 建築基準法第 21 条第 2 項第 2 号 昭和 26 年住防発第 14 号 1)別棟解釈は、現在でも技術的助言として有効であることが通知されている(国住指第 2391 号平成 20 年 9 月 30 日) 2)間仕切壁を耐力壁とする場合と柱・梁と併用する場合の二つの方法がある 3)平成 12 年建設省告示第 1440 号によって定められた室 4)防火設備に関する仕様は省略した 5)壁等の外壁が 3m 未満の場合は、その周囲の外壁を含めて 3m 以上を耐火構造にする *1 日本ツーバイフォー建築協会の公共建築物技術委員会に参加しているコンポーネント会社 (4社) に対する照会に基づく (2015年3月) *2 内壁の耐力壁は石膏ボード張りが一般的である *3 日本ツーバイフォー建築協会の公共建築物技術委員会に参加しているコンポーネント会社 (4社) に対する照会によれば、 メーター合板 の納期は2ヶ月以上になる。 また、面積当たりに換算すれば、 メーター合板の単価は25~35%ほど割高になる (2015年3月時点) 48 3 大規模ツーバイフォー建築物の枠組図のポイント 3-5 ツーバイフォー構法の構造材の入手性 49 4 大規模ツーバイフォー建築物の 納まりのポイント 4-1 平面計画と部材配置の調整 4-2 壁枠組 ①開口部の納まり 4-3 壁枠組 ②まぐさ 4-4 床枠組 ①バルコニー 4-5 床枠組 ②上階の防水床 4-6 防火区画等の貫通部措置 4-7 小屋裏の防火措置 www.naturallywood.com [図2] 居室 (3m×6m) の部材配置の検討例 [図2] 居室 (3m×6m) の部材配置の検討例 ラフ開口 1,782 (1,690) 1,782 (1,690) [図2] 居室 (3m×6m) の部材配置の検討例 大規模ツーバイフォー建築物に 1m のプランニング・モジュールを採用する場合、意匠設計者が 455mm 間隔の部材割付けも検討する必要がある。こうした検討は外壁のたて枠割付けから始まるが、 455 455 壁枠組を「耐力壁部分」と「非耐力壁部分(開口)」に分けると、寸法調整の値やその箇所数など 455 455 を整理しやすい。 270 270 730730 730730 1m のプランニング・モジュールに対する 455mm 間隔の部材割付け 455 〃 〃 〃 455 455 455 455 3,000 〃 〃 〃 455 455 455 3,000 1,976 455 455 97 38 455 455 97 38 〃 3,000 1,706 (耐力壁を規則的に設ける場合) 2,000 ***** ラ フ開口 2,000 730 455 455 2-210 1,706 2-210 2-210 1,270 (1,178) [図 1] 高齢者施設の居室回りの 耐力壁配置の模式図 455 455 38 97 455 455 38 97 〃 〃3,000 〃 2-210 1,976 たて枠割付けの寸法調整の考え方の例 2,000 2,000 ラフ開口 1,976 (1,884) 1,976 (1,884) ラフ開口 1,270 1,270 (1,178) (1,178) ラフ開口 2,000 16011 ラ フ開口 2,000 730 16011 730 1,782 1,270 (1,178) 平面計画と部材配置の調整 2,000 2,000 4-1 1,270 1,270 (1,178) (1,178) [図 2] 居室(3m × 6m)の部材配置の検討例 [図1] 高齢者施設の居室回りの耐力壁配置の模式図 (1)寸法調整を1ヵ所で行う場合(ビル用サッシを想定) (2)寸法調整を2ヵ所で行う場合(住宅用サッシを想定) 4m 5m 6m 910mm 開口幅の仕様 規定の上限 2) 455mm 間隔 の箇所数 1ヵ所設置 2ヵ所設置 2,090mm 4ヵ所 270mm 135mm 1,976mm 2,250mm 3,090mm 6ヵ所 360mm 180mm 2,900mm 3,000mm 4,090mm 8ヵ所 450mm 225mm 3,900mm 3,750mm 4,900mm 4,000mm3) 5,090mm 10ヵ所 11ヵ所 270mm 85mm 42.5mm 1)「非耐力壁の長さ-たて枠見付寸法-まぐさ受け見付寸法× 2」。なお、ラフ開口幅 2,730mm 以上ではまぐさ受けを 2 枚合わせとした 2)壁長さ× 3/4 かつ 4m 以下 3)6m × 3/4 = 4.5m なので、この場合の上限は 4m になる たて枠割付けの調整箇所とサッシ選定 大規模ツーバイフォー建築物の開口部には、ビル用サッシを使うこともあれば住宅用サッシを使うことも ある。前者の場合、可能な限り大きな窓を設置することが多く、たて枠割付けの寸法調整は 1ヵ所で 済む[図 2(1)]。一方、住宅用サッシの規格寸法には、455mm 間隔の部材割付けに納まる系列が ある。こうしたサッシを活用する場合、たて枠割付けの寸法調整は開口部の外側で行う。ただし、耐 火構造では開口内周部に防火上の措置(強化石膏ボード厚 21mm +硬質木片セメント板 25mm など)が求め られる。つまり、開口内周部の不燃材張りを考慮した寸法調整が必要になる。具体的には、まぐさ受 730 転び止め 転び止め 転び止め 転び止め 床根太 (1)寸法調整を1ヵ所で行う場合(ビル用サッシを想定) 床根太 3,000 1,180 1,820 受け材 転び止め 転び止め 床根太 455 455 97 38 凡例 〃 〃 3,000 455 455 38 97 455 1,706 凡例 (強化石 ( ) 開口内周部の不燃処理 2-210 膏ボー ド厚21mm+硬質木片セメ (強化石 ( ) 開口内周部の不燃処理 ン ト板厚25mm) 2,000 を考慮したときの 膏ボー ド厚21mm+硬質木片セメ 16011 (正味寸法) 床根太の割付けにも寸法調整が必要に 内法寸法の上限 ン ト板厚25mm) を考慮したときの 730 なるが、たて枠ほどは複雑ではない[図 内法寸法の上限 (正味寸法) * 2(3) ] 。この図では床下張りの割付け 壁下張りや床下張りの割付け (2)寸法調整を2ヵ所で行う場合 (住宅用サッシを想定) を部屋ごとに行っているので、半数ほど 壁下張りや床下張りの割付け* は寸法調整が必要になっている。しか 寸法調整の部分 し、数部屋ごとに割付けていけば、基 寸法調整の部分 本的に定尺版で済むよ うになる。 *ラフ開口部分の下張り割付けは 原則として省略した *ラフ開口部分の下張り割付けは 原則として省略した 凡例 (強化石 ( ) 開口内周部の不燃処理 膏ボード厚21mm+硬質木片セメ ント板厚25mm) を考慮したときの 内法寸法の上限 (正味寸法) 壁下張りや床下張りの割付け* 寸法調整の部分 *ラフ開口部分の下張り割付けは 原則として省略した (3)床根太と床下張りの割付け (3)床根太と床下張りの割付け 〃 〃 〃 けの心々間隔が 455mm の倍数になるようたて枠を割付けることになる[図 2(2)]。 730 受け材 〃 3m 寸法調整間隔 非耐力壁の 長さ 2,000 受け材 ***** 〃 6,000 (袖壁幅) 2-210 455 〃 耐力壁長さ ラフ開口幅の 上限 1) 〈参考〉 3,000 1,976 455 〃 〃 壁長さ 非耐力壁のたて枠の割付け 455 455 85 44.5 〃 〃 〃 〃 910 584.5 6,000 6,000 壁長さの内訳 3,000 1,820 〃 〃1,820〃 910910 [表 1] 1m モジュールの壁長さに対するたて枠の割付けとラフ開口幅の例 455455〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 455455 〃 〃 〃 〃 〃 455 よって求められ、その値は 1,976mm になる。 4551,180 455 270 〃 幅の上限は、非耐力壁の壁長さからたて枠とまぐさ受けの見付寸法を除くことに 耐力壁 屋外 455 〃 270mm のたて枠間隔を 1ヵ所設ければよい[図 2(1)]。 確保できるラフ開口 85 44.5 85 44.5 455455 584.5 584.5 1,180 910910 3,000 例えば、間口 3m の居室を計画すると非耐力壁の長さは 2,090mm になるので、 〃 〃 居室 していく例である。この場合、必要な寸法調整の値は[表 1]のように定まる。 730 防火上主要な 間仕切壁 2,000 (1,690) (2)寸法調整を2ヵ所で行う場合 (住宅用サッシを想定) そうした交差部の両側に幅 455mm の袖壁を設け、910mm の耐力壁を確保 2,000 高齢者施設の外壁には防火上主要な間仕切壁などが数多く交わる。[図 1]は ***** 730 1,976 (1,884) (1)寸法調整を1ヵ所で行う場合 (ビル用サッシを想定) 4-1 平面計画と部材配置の調整 10 〃 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 〃 52 53 1m のプランニング・モジュールにおける住宅用サッシの活用 4-2 住宅用サッシの規格寸法には、「MM(メーターモジュール)」や「九州・四国間」の寸法系列もある[表 2] 。大規模ツーバイフォー建築物に 1m のプランニング・モジュールを採用する場合、こうした寸法系 壁枠組 ①開口部の納まり 列に目を向けると親和性の高い寸法があることに気付く。 例えば、耐力壁を[図 1]のように配置する場合、壁長さ3m にはラフ開口の正味幅として最大 *1 呼称「183**」 の MM 系列サッシは外法幅が 1,870mm 1,884mmを確保できる[図 2(1)]。一方、 なので *2 、この 1,884mmという正味幅にクリアランス 7mm で納まる。壁長さ4m の場合は、ここまで 相性のよい規格寸法はない。 しかし、 まぐさ受けに厚 12mm 合板を2 枚張れば、 九州・四国間系列の 「270 木造耐火構造のラフ開口寸法の特徴 **」がクリアランス 10mm で納まる。同様に壁長さ5m に対しては、204 材と厚 12mm 合板を調整 ツーバイフォー構法の実施設計では、「ラフ開口(後述)」の寸法を検討しながら枠組図やたて枠図を 材として張ることによって、「366**」の製品が活用可能になる。 作成していく。しかし、ビル用サッシなどは非木造向けに開発されているので、木造に対する納まりがカ タログ等に十分に掲載されているわけではない。サッシメーカーに相談することが基本であるが、十分 ○:標準寸法規格サイズ [表 2] 住宅用サッシの規格寸法の例(半外付引違いサッシ) 呼称 3 尺未満 関東間 3 尺系 ● ● 関西間 在来 九州・ 四国間 ● ● ○ る。具体的には、 開口内周部に強化石膏ボードや硬質木片セメント板といった不燃材を張ることになる 。 ○ ○ ● ○ ○ ○ ● [図3] 開口部周りの構成 [図 3] はツーバイフォー構法の開口部周りの構成を示している。サッシが挿入される部分は「ラフ開口」 ○ 600 690 740 780 805 830 1145 1195 1280 1330 1500 1600 1650 1740 1760 1780 1805 1830 1860 サッシ H/W 640 730 780 820 845 870 1185 1235 1320 1370 1540 1640 1690 1780 1800 1820 1845 1870 1900 300 370 06003 06903 07403 500 570 06005 06905 07405 07805 08005 08305 11405 11905 12805 13305 15005 16005 16505 17405 17605 17805 18005 18305 18605 700 770 06007 06907 07407 07807 08007 08307 11407 11907 12807 13307 15007 16007 16507 17407 17607 17807 18007 18307 18607 900 970 06009 06909 07409 07809 08009 08309 11409 11909 12809 13309 15009 16009 16509 17409 17609 17809 18009 18309 18609 1100 1170 1300 1370 11413 11913 12813 13313 15013 16013 16513 17413 17613 17813 18013 18313 18613 1500 1570 15015 16015 16515 17415 17615 17815 18015 18315 18615 11903 12803 13303 16503 17403 17603 18003 18603 07411 て枠の割付け間隔からたて枠の見付寸法とまぐさ受け 2 箇所分の見付寸法を除いた値となる。なお、 構造計算を行ってまぐさの支持方法を設計すれば、まぐさ受けを用いない開口部も可能である 。 ①ラフ開口幅 900mm未満の場合 [図 3] 開口部周りの部材構成とまぐさ受け本数の目安 2000 2030 11920 13320 15020 16020 16520 17420 17620 17820 18020 18320 18620 まぐさ受け不要 ラフ開口 (たて枠と同材をまぐさとして釘打ちする) まぐさ 15022 16022 16522 17422 17622 17822 18022 18322 18622 出典: 『住宅サッシ/住宅出入り口商品「標準規格寸法」』日本サッシ協会、2013 年 4 月、p.11。なお、9 尺系と 12 尺系は省略した ラフ開口幅 まぐさ ラフ開口 ラフ開口 窓台 まぐさ受け ②ラフ開口幅 900~2,730mmの場合 まぐさ受け たて枠 ラフ開口幅 ラフ開口高さ 16522 まぐさ受け不要 (たて枠と同材をまぐさとして釘打ちする) ①ラフ開口幅 900mm未満の場合 ②ラフ開口幅 900~2,730mmの場合 ラフ開口高さ 13318 15018 16018 16518 17418 17618 17818 18018 18318 18618 2230 。一方、 ツーバイフォー 構法のたて枠図には、ラフ開口が明示される[3-2 図 2 参照]。[図 3]が示すように、ラフ開口幅はた たて枠 11918 2200 ランマ付 *2 専らサッシ枠の内法寸法が示され、 こうしたラフ開口寸法が示されることはない 08311 11411 11911 12811 13311 15011 16011 16511 17411 17611 17811 18011 18311 18611 1830 2230 と呼ばれ、その寸法はサッシ枠の外法寸法に作業上の余裕を加えた値になる。RC 造の設計図には *3 1800 2200 ランマ通し [図3] 開口部周りの構成 つまり、木造耐火構造のラ フ開口寸法には、こうした不燃材の厚みを考慮した値が求められる[図 5]。 開口部周りの構成 幅w 08003 08303 務的対応である。 *1 ○ ○ な耐力壁長さが確保されている場合には、実施設計図のラフ開口寸法を大きめに設定しておくのも実 木造耐火構造の外壁や間仕切壁に開口を設ける場合、壁の断面部分に防火上の措置が必要であ ○ ○ ● :標準規格としないサイズ 6 尺系 ○ ○ MM 内法 基準 高さh :標準規格サイズ 4.5 尺系 ○ ●:入隅寸法規格サイズ 窓台受け まぐさ受け ラフ開口 たて枠間隔 まぐさ受け ③ラフ開口幅 2,730mm以上の場合 たて枠間隔 ラフ開口 ③ラフ開口幅 2,730mm以上の場合 ラフ開口 たて枠間隔 窓台受け *1 現在の住宅用サッシでは、内法幅と内法高さが5桁の数字で表現されている。例えば、内法幅186cm・内法高さ110cmの規格寸法の サッシは 「18611」 と呼称される 窓台 たて枠間隔 *2 これは日本サッシ協会の技術資料に示された値なので、実際の値は採用する製品ごとに確認することが必要である 54 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 4-2 壁枠組 ①開口部の納まり 55 [図5] 耐火構造の開口内周部の処理の例 [図5] 耐火構造の開口内周部の処理の例 [図5] 耐火構造の開口内周部の処理の例 ビル用サッシのラフ開口 [図 5] 耐火構造の開口内周部の処理の例 ビル用サッ シの利点は、開口寸法を自由に指定でき ることにある。ただし、取り付ける壁の種類によっ [図4] サッ シカタ ログの表示内容の違い サッ シカタログの表示内容の違い てサッシ枠を使い分けるため、用いる枠の外法寸法に応じて必要なラフ開口は異なってくる。ツーバイ [図4] サッ シカタログの表示内容の違い サッ シカタログの表示内容の違い 強化石膏ボード厚21 強化石膏ボード厚21 フォー構法にビル用サッシを用いる場合は、鋼製下地壁用の半外付タイプや外付タイプの枠を用いる 硬質木片セメン強化石膏ボー ト板厚25 ド厚21 硬質木片セメント板厚25 ことが多い。サッシメーカー各社の納まり図によると、こうしたビル用サッシのラフ開口は、サッシ枠の 硬質木片セメント板厚25 *4 内法寸法よりも幅が 50 ~ 60mm ほど大きくなり、高さは 75 ~ 85mm ほど大きくなる [図 4]。 [図 4] サッシカタログの表示内容の違い 内法 w 内法 w 内法 w 内法 w 内法 w 内法 w 内法 w 内法 w 合板厚12×60 合板厚12×60 合板厚12×60 外法 W 外法 W (外法 W) ← ← ← ← h hH 強化石膏ボー ド厚21 ント板厚25 硬質木片セメ 強化石膏ボード厚21 ラフ開口 ラフ 高開 さ口 の高 最さ 小の 値最小値 hH 窓台化粧シー ト張り 硬質木片セメ ント板厚25 硬質木片セメント板厚25 強化石膏ボード厚21 サイディング用シーリング サイディング用シーリング サイディ 片ハットジョ イナーング用シーリング 片ハットジョイナー サッシー外壁防水紙三角シー 片ハットジョイナー リング サッシー外壁防水紙三角シーリング サッシー外壁防水紙三角シーリング h+75~85mm H h+75~85mm h+75~85mm H h+75~85mm ) h+75~85mm h (外法(外 )法 h+75~85mm H h+75~85mm H+5~10mm ラフ開口 ラフ 高開 さ口 の高 最さ 小の 値最小値 h+75~85mm H H+5~10mm (内 外法 法(内 外 )法 法 ) H+5~10mm 内法 内法 (ラフ開 (口 ラフ 高開 さ口 の高 最さ 小の 値最 )小値) hH H+5~10mm 外法 外法 h (ラフ開 (口 ラフ 高開 さ口 の高 最さ 小の 値最 )小値) 外法 法 内 外法 法 内 内法 内法 hH 窓台化粧シート張り 窓台化粧シート張り ラフ開口幅の最小値 ラフ開口幅の最小値 (外法 W) (外法 W) w+50~60mm w+50~60mm ラフ開口幅の最小値 ラフ開口幅の最小値 w+50~60mm w+50~60mm (ラフ開口幅の最小値) (ラフ開口幅の最小値) 外法 W 外法 W (W+10mm → w+50~60mm) (W+10mm → w+50~60mm) (ラフ開口幅の最小値) (ラフ開口幅の最小値) (W+10mm → w+50~60mm) (W+10mm → w+50~60mm) h (外法 W) ALC厚37 ALC厚37 水切りシート 水切りシート ALC厚37 透湿防水シート 透湿防水シート 水切りシート 透湿防水シート (1)住宅用サッシ(1)住宅用サッシ ビル用サッシ (2) ビル用サッシ(2) (1)住宅用サッシ(1)住宅用サッシ ビル用サッシ (2) ビル用サッシ(2) 住宅用サッシのラフ開口 強化石膏ボード厚21 強化石膏ボード厚21 硬質木片セメント板厚25 強化石膏ボー ド厚21 硬質木片セメ ント板厚25 ネオコーナーテープ 硬質木片セメント板厚25 ネオコーナーテープ *5 住宅用サッシの利点は、規格サッシが用意されていることである 。旧呼称を使えば、呼び寸法 1.5 尺幅(455mm)で製品がラインナップされており、それぞれ入隅用の規格もある[表 2]。これらは、 *6 455mm 間隔のたて枠に対して相性がよいため 、枠組工事費の抑制に大きな効果がある。 住宅用サッシの納まり図にラフ開口寸法は表示されていないが、外法寸法は示されている。住宅用 注)写真と図面は異なる建物を例示 ネオコーナーテープ サッシでは、この値に 10mm ほど加えた値がラフ開口寸法の最小値の目安となる[図 4]。なお、先に も述べたように、耐火構造の開口内周部には不燃材張りが必要になり、サッシ枠を挿入できる正味寸 *7 法はこうした不燃材の厚みの分だけ小さくなる 。つまり、「160 **」といった入隅用サッシを用いる 場合でも、耐火構造では開口部両側のたて枠位置を調整し、まぐさ受けの心々間隔を 455mm の倍 数に整えることが求められる[図 2(2)]。 *1『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.工Ⅱ-1-P1~P2 *2 RC造のラフ開口は施工図 (躯体図) に示され、 一般にサッシ枠の外法寸法に100~150mm加えた寸法となる *3『枠組壁工法建築物設計の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2007年11月、pp.58~59 *4 図には引違い窓の値を例示した。 ラフ開口の必要寸法は開閉形式や枠の取付方法によって異なったりするので、 実際の値はサッシカタ ログに掲載された納まり図を確認することが必要である *5 現在の住宅用サッシの基本寸法は次の解説が詳しい: 『住宅サッシ/住宅出入り口商品「標準規格寸法」』 日本サッシ協会、 2013年4月 *6 ツーバイフォー用サッシなどと呼ばれる製品は、 住宅用サッシの中から入隅対応の規格寸法を抜き出したものと考えてよい *7 現在のところ、耐火構造の開口内周部の不燃処理として性能が検証された納まりは 「強化石膏ボード厚21mm+硬質木片セメント板 厚25mm」のみであるが、 様々な納まりの性能検証が進められている最中である 56 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 4-2 壁枠組 ①開口部の納まり 57 [図 7] まぐさの位置の調整 4-3 耐力壁 耐力壁 耐力壁 耐力壁 耐力壁 壁枠組 ②まぐさ 大開口部のまぐさは耐力が不足しやすい。耐風梁となる吹き抜けや階段室などのまぐさも同様である。 配管貫通の ための垂れ壁 配管 配管貫通の ための垂れ壁 配管貫通の ための垂れ壁 配管 配管 配管 配管貫通の ための垂れ壁 配管 配管貫通の ための垂れ壁 まぐさ断面の調整 木造軸組構法は梁幅と柱の見込寸法が違っても差し支えなく、壁式 RC 造でも壁梁の幅を増して局 まぐさ 部的な荷重に対応することがある。一方、ツーバイフォー構法は、 [3-4 図 7]に示した手順で作業を 行うため、壁枠組の一部の部材幅だけを大きくすることはない [図6] まぐさの耐力が不足した場合の対応 まぐさ まぐさまぐさ まぐさ *1 。つまり、大開口部のまぐさの耐力が 不足した場合には、まぐさのせいの寸法を大きくするか当該壁の厚さそのものを変更して対応する[図 6]。 (1)上枠近くに配置したま ぐ上枠近く さ まぐさを下げて垂れ壁を確保 (1) に配置したま (1) 上枠近く ぐ に配置したま さ ぐさ ぐさ (2) ま ぐさを下げて垂れ壁を確保 まぐさを下げて垂れ壁を確保 (1)上枠近く に配置したま (2) まぐ(2) さを下げて垂れ壁を確保 (2) まぐ(2) さを下げて垂れ壁を確保 (1)上枠近く に配置したま ぐ さ もちろん、大規模ツーバイフォー建築物では構造計算を行うので、部材断面を変えず、機械等級区分 構造用製材の中からヤング係数の大きな等級を選ぶという方法もある。 排煙窓 [図 6] まぐさの耐力が不足した場合の対応 大規模ツーバイフォー建築物の外壁には、排煙窓を設けることがある。排煙規定が求める開口部面積 は内法寸法なので、ラフ開口と取り違えないよう留意する。同様に非常用進入口も内法寸法で規定さ まぐさの耐力不足 れているので、3 階建て以上の場合は注意が必要になる。 現在の住宅用サッシの大部分は内法寸法が示されている。しかし、一部の製品には外法寸法を基 壁枠組 204 壁枠組 206 準とした寸法設定が残っている。住宅用サッシを排煙窓に利用する場合には、外法寸法と取り違えな いよう注意する。 頭つなぎ [図 7(2) ]と同様の措置を外壁で行うこともある。この場合にも、排煙窓の必要面積を確保でき 上枠 なくなったりするので注意が必要である。 居室の出入り口 まぐさ 老人ホームの居室の出入り口は、ラフ開口幅が 900mm を超える。通常はまぐさ受けを設けるので[図 大開口 大 開 口 3 参照] 、こうした施設の界壁の端部には小さな袖壁が現れる。 (1) まぐさのせいを変更 (2)壁厚を変更 *1 頭つなぎの上に設ける床梁の幅は、 枠組材と異なっても差し支えない まぐさ位置の調整 老人ホームなどには食堂やデイサービス部分といった大空間がある。その上階に居室を設けたりすると、 耐力壁を受けるまぐさが必要になる。しかし、一般に吊り天井懐は配管経路になっているので、まぐさ 位置を上枠に近づけると配管経路を分断してしまうことも少なくない。 配管経路の変更の余地がない場合には、まぐさ位置を下げて垂れ壁をつくり出し、この部分を貫通 させることが定石になっている[図 7]。もちろん、こうした措置をすると天井面に出っ張りが現れてしまう ため、天井意匠を再検討する必要が出てくる。 58 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 4-3 壁枠組 ②まぐさ 59 足付きバルコニー 4-4 外壁の外側に鉛直力を受ける支持壁 *2 を設ければ、室内床よりも低い位置にバルコニー床をつくるこ とができる。こうした足付きバルコニーの床根太は、建物外壁と支持壁で支えることになる。つまり、 床枠組 ①バルコニー 床根太の片方を支持壁の頭つなぎに載せ、もう片方を建物外壁に根太受金物を設けて支持する。ただし、 バルコニー床を下げすぎると、根太受金物を端根太や頭つなぎ・上枠に釘打ちできなくなる[図 10]。 [図10] 足付きバルコニーの納まりの例 [図 10] 足付きバルコニーの納まりの例 赤い*は上付き文字 片持バルコニー RC 造の共同住宅などでは、片持梁を利用 [図 8] 床根太のはね出し バルコニー してバルコニーを設置することが多い。ツー 室内 バイフォー構法でも、床根太をはね出すこと によってバルコニーを設けることができる[図 通常の木組みによって 床根太を支持 8] 。ただし、 こうした方法でバルコニーをつくっ 図4.4.2 はね出 しを持つ床枠組 た場合には、防水立上り 図4.4.2 はね出しを跨いで出入りす を持つ床枠組 バルコニー腰壁 ▽SFL 下枠 補足下枠 床下張り (構造用合板等) 床根太 (210以上) 端根太 る必要がある。 図4.4.2 はね出 しを持つ床枠組 はね出しを持つ床枠組には、通常とは異 頭つなぎ* 上枠 なる力が生じる。そのため、はね出しを支え 受け材 る外壁や床根太の終端補強が必要になる *1 ことが多い [図 9]。 バルコニーの床根太 根太受金物 たて枠 根太受金物によって 床根太を支持 壁下張り (構造用合板等) 支持壁 [図 9] はね出しを持つ床枠組と求められる補強 P w P w P 外壁 はね出し 床根太 はね出し 転び止め はね出し 床根太 転び止め 床根太 屋外 屋外 屋外 *頭つなぎは 2 枚設けることもある *頭つなぎは2枚設けることもある 外壁 外壁 w 床根太 終端 床根太 終端 室内 床根太 室内 [図 11] 足付きバルコニーを持つ大規模ツーバイフォー建築物の例 終端 室内 転び止め (1)床枠組の構成 ①外壁の補強(大きな圧縮力が働く ため) (2)力の流れ ②床根太の終端の補強(上向きに力が働くため) (2)力の流れ (1)床枠組の構成 (2)力の流れ (1)床枠組の構成 風の杜(延床面積 2,964㎡) 60 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 4-4 床枠組 ①バルコニー 61 [図12] 片持バルコニーと足付きバルコニーを組み合わせた場合 二方向バルコニー 4-5 足付きバルコニーと片持バルコニーを組み合わせれば、建物の二方向にバルコニーを回すこともできる。 こうした組み合わせによって、建物隅角部にバルコニーを構成した場合の床伏図を[図 12]に示す。 床枠組 ②上階の防水床 [図 12] 片持バルコニーと足付きバルコニーを組み合わせた場合 X2 X1 X1 下り床の納まり 2階などの浴室には、浴室ユニットを用いるのが定石である。この場合の対応の一つとして、下り床の Y2 床根太のはね出し はね出しバルコニー Y3 床根太分だけ低い壁枠組を製作して下り床を支えるという考え方がある[図 13]。もちろん、これ以外 Y2 根太受金物 A部 Y1 にも様々な納まりがありうるが、複雑な構成になると金物補強が必要になる。 [図13] 下り床の納まりの例 [図 13] 下り床の納まりの例 ▽床の耐火被覆の上端 補足下枠** ▽SFL 下り床 転び止め Y1 転び止め 端根太 足付きバルコニー (1) キープラン (2)床伏図(A部拡大) 太を設けることによって、支持壁なしの二方向バルコニーを設けることが可能になる。こうした床枠組は、 構造計算による安全性の確認が必要になるので、仕様規定の範囲では行われない。しかし、構造計 算が前提となる大規模ツーバイフォー建築物であれば、こうした部材構成のバルコニーも検討の範囲に 下り床を受ける壁枠組 ただし、バルコニー床の段差が許容できるのであれば、床根太の直交方向に桔木(はねぎ)となる床根 通常の壁枠組 ツーバイフォー構法では、通常の片持バルコニーのみで二方向バルコニーを構成することはできない。 端根太 転び止め 頭つなぎ* 上枠 たて枠 入ってくる。 *1『枠組壁工法建築物設計の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、2007年11月、pp.37~39 *2 例示仕様 (2014年8月時点) にもツーバイフォー構法の認定仕様にも耐火構造の柱は含まれていない 62 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント *頭つなぎは 2 枚設けることもある *頭つな ぎは2枚設けることもある。 **補足下枠を設けない納ま りもある 4-5 床枠組 ②上階の防水床 63 鉄骨架台の活用 浴室ユニットの大きさは限られている。2階などに大きな浴室を設ける場合は、防水工事を行って浴槽 を設置することになる。ツーバイフォー構法の床枠組によって大きな浴室を支えることは困難であるが、 実務的には、鉄骨架台を設けて支えるという考え方がある[図 14]。 [図 14] 鉄骨架台を用いてコンクリート床を設けた例 4-6 防火区画等の貫通部措置 大野の郷(延床面積 4,079㎡) 見落としやすい貫通部措置 配管・配線の防火区画貫通部は見積りから漏れがちである[図 15]。コンクリートスラブや ALC 板等 の貫通部はモルタル埋めで済むため、数量を拾って見積もっても全体の工事費に影響を与えることは *1 ない。しかし、中空層を持つ部位の貫通部措置はそうした簡便な方法では済まないので 、見落とす と見積り精度が予想外に低下してしまう。 [図 15] 耐火構造の貫通部 布基礎に設置された鉄骨架台 鉄骨架台の周囲に壁枠組を建方 床枠組とコンクリート床下地(デッキプレート) コンクリート床下地(デッキプレート)の見上げ 間仕切壁 混構造の活用 床 貫通部措置に関する技術基準 鉄骨架台を活用する場合には、木造部分との間にエキスパンションジョイントを設け、構造的に切り離 *1 防火区画等の貫通部措置の技術基準は、穴埋めと管の構造の二つの側面から規定されている。前 すことが一般的である。こうした措置を講じればルート1の構造計算を適用できるためである 。その一 者は不燃材の充填、後者は管の種類に応じた最大外径が定められており、それぞれ建築基準法第 方で、平面混構造形式を積極的に利用し、建物の耐震性を高めるという考え方もある。例えば、大き 112 条や平成 12 年建設省告示第 1422 号に具体的な仕様が例示されている[図 16]。 な平面の建物であれば RC 造部分をバランスよく配置して、木造部分の水平力を適切に伝達する接合 しかし、そうした例示仕様は、コンクリートスラブのような耐火構造を想定している。強化石膏ボード *2 部を設けていく。ただし、この場合には、ルート2以上の構造計算による安全性の確認が必要になる 。 重張りのような中空層を持つ耐火構造の貫通部措置は、建築基準法が予想しない技術であったため、 2000 年までは日本建築センターに性能評価が委ねられ、ここで認められた措置(通称:BCJ 評定工法) が鋼製下地の防火区画等に広く用いられてきた。また、建築基準法が改正された 2000 年以降は、 *1 平成19年国土交通省告示第593号第3号。 なお、木造部分と鉄骨架台が構造的に切り離されているかどうかの判断は建物の個別的 条件を考慮して行われる。指定確認機関などの見解を事前に確かめることが重要である *2 平成19年国土交通省告示第593号第4号 64 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント こうした BCJ 評定工法は 2 年間の猶予期間を経て、現行の建築基準法に基づく大臣認定へと読み *2 替えが行われた 。 4-6 防火区画等の貫通部措置 65 [図 16] 防火区画等の貫通部措置の概要 穴埋めの技術 的基準 (令第 112条 第15項) 管の構造の技術的基準に適合 (令第129条の2の5 第1項第7号) 防火区画等の貫通部措置 法第36条 例示仕様 〈H12年以前〉 モルタル等の不燃材 中空壁の 貫通部装置 例示仕様 読み替え ハ. 大臣認定を受けた構造方法 (穴埋め方法と共に認定) 〈H14年以降〉 66 ケーブル PS060WL-0728(壁) ○ ○ ニジカンパイプ PS060WL-0674(壁) ○ ○ イチジカン耐火パック2 PS060WL-0455(壁) ○ ○ ニジカン -APW PS060WL-0305(壁) ○ ○ イチジカン -HOLD(ホールド) 古河テクノマテリアル Column 貫通部措置の認定仕様の特徴 貫通物 ○ PS060WL-0466(壁) [図18] 中空層を持つ耐火構造の貫通部措置に見られる共通性 [図18] 中空層を持つ耐火構造の貫通部措置に見られる共通性 製品名 給排水管 メーカー名 PS060FL- 0614(床) ○ ○ PS060WL-0608(壁) ○ ○ PS060FL- 0601(床) ○ ○ PS060WL-0774(壁) ○ ○ PS060FL- 0791(床) ○ ○ PS060WL-0756(壁) ○ ○ PS060WL-0293(壁) ○ PS060WL-0694(壁) ○ PS060WL-0695(壁) ○ PS060WL-0436(壁) ○ 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 耐火プラグ S(IRG-S) 準が、木造耐火構造を含めて明 強化せっこうボード 12.5mm以上 強化せっこうボード 12.5mm以上 2枚重ね張り 2枚重ね張り 確化されていくと予想される。そう 耐火仕切り板 25mm以上 耐火仕切り板 25mm以上 (繊維混入けい酸カルシウム板) (繊維混入けい酸カルシウム板) ケーブルラック ケーブルラック 際に付された添付図を読み取ると 耐熱シール材 耐熱シール材 既存の認定仕様には図のような 共通性が挙げられるという。貫通 部措置に関する技術上の問い合 わせを行う際には、こうした基本 ケーブル 構成に留意するとメーカーとの意 耐火テープ電線管タイプ(IKD-N) ○ に対する貫 通 部 措 置の技 術 基 が、BCJ 評定工法の読み替えの 耐火シートマルタイプ(IKS-N) ○ [図 17] 中空層を持つ耐火構造の貫通部措置に見られる共通性 なるか現時点では明らかではない 耐火プラグケーブルタイプ(IKG) PS060WL-0673(壁) 今後は、中空層を持つ耐火構造 した技術基準がどのようなものに [表 3] 木造耐火構造の防火区画貫通部措置として使用できる認定仕様の例 PS060FL- 0600(床) プチロクワイド消防キット しい。 なお、 BCJ認定工法から大臣認定への読み替え状況は、 同協議会会員各社の製品カタログやWebサイトに示されている して、ケーブル防災設備協議会等への照会結果を[表 3]に示す(2015 年 3 月確認)。 ○ ○ *2 防災区画貫通部に関する法令・技術解説はケーブル防災設備協議会のWebサイト (http://www.cfaj.gr.jp/about/index.html) が詳 認定仕様 に大臣認定への読み替えが済んでいるため、適合の可否が明らかになっていないことが多い。参考と PS060WL-0757(壁) PS060WL-0545(壁) *1『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』 日本ツーバイフォー建築協会、 2013年5月、 pp.設Ⅳ-1-P3~P4 る必要がある。ただし、BCJ 評定工法に由来する認定仕様の多くは、木造耐火構造が登場する前 ○ プチロクワイド イ. 不燃材 ロ. 管外径の制限(H12建告1422号) 貫通部措置として認定仕様を採用する場合は、木造耐火構造に適合するかどうか各メーカーに確認す PS060WL-0516(壁) ○ 注)ケーブル防災設備協議会等への照会に基づいて作成(2015 年 3 月確認) 。なお、協議会等へは木造耐火構造の例示仕様(平成 26 年国土交通省告示第 861 号)に 対する適合の可否を照会したが、上記は認定仕様にも適合するとの回答であった BCJ認定工法 木造耐火構造に適合する認定仕様 認定番号(対象部位) PS060WL-0367(壁) 因幡電機産業 思疎通が円滑化すると思われる。 固定用ボルト Φ9 固定用ボルト Φ9 ケーブル 開口補強鋼板 0.8mm 開口補強鋼板 0.8mm 耐火遮音カバー(IRSP 115mm 以上 115mm 以上 耐火キャップ NX(IRC-NX) ロクマル大開口キット(矩形開口用の製品) ロクマル丸穴キット イチジカンパットキット プチロク 古河テクノマテリアル ①中空壁内部と貫通部防火措置部が鋼材 ①中空壁内部と貫通部防火措 こと①中空壁内部と貫通部防火措置 置部が鋼材等によ いる り仕切られて いること いること ②中空壁と貫通部防火措置部が耐火機能 ②中空壁と貫通部防火措置部が ②中空壁と貫通部防火措置部 より隙間を埋め られていること より隙間を埋められていること が耐火機能を有する目地材等に より隙間を埋められていること 添付図の例(ケーブル配線の貫通部配置) 添付図の例(ケーブル配線の貫通部配置) 次に基づいて作成: 『防火区画貫通部に関する法令解説(古河防災製品総合カタログ)』 古河テクノマテリアル、2014 年 11 月 次に基づいて作成: 『防火区画貫通部に関する法令解説 (古河防災製品総合カタログ)』古河テクノマテリアル、 2014.11 次に基づいて作成: 『防火区画貫通部に関する法令解説 (古河防災製品総合カタログ)』古河テクノマテリアル、 2014.11 4-6 防火区画等の貫通部措置 67 4-7 Column 木造耐火構造の間仕切壁上端の防火措置 小屋裏の防火措置 耐火建築物の「防火区画の間仕切壁」「界壁」「防火 上階以外では、直天井の裏面と間仕切壁上端の境界で 上主要な間仕切壁」の上端は、小屋裏や天井裏に達す 防火措置が行われている。 ることが求められる。しかし、木造耐火建築物の最上階 一方、最上階では間仕切壁上端の防火措置を屋根 の壁上端の防火措置を巡っ の裏面で行うことも可能であり、その方が延焼防止の観 て次に示すような二つの考え方が存在しているため[図 18 点から適切であるとも考えられる。つまり、木造耐火構造 では、こうした防火区画等 耐火建築物の防火区画設計 *1 耐火建築物や準耐火建築物には防火区画設計が求められる 。耐火建築物の場合、耐火構造の 床と壁によって建物内部を区画し、こうした防火区画の接合部が延焼防止の弱点にならないように措 *2 置を行う 。 *1 (1) ] 、建築確認手続きを行う前に、指定確認検査機関 や建築主事の見解を予め確認しておく必要がある。 の屋根に対しても、鉄骨造屋根の野地板 *2 と同様の位 置で防火措置を行うという考え方が生まれる[図 18(2)]。 [図19] 耐火建築物の防火区画等の間仕切壁上端に求め ただられる防火措置 し、火炎が耐火構造の部位内部へ侵入することを想 間仕切壁上端の防火措置に関する基本的な考え方 は、耐火構造の部位区分の原則に求めることができる。 定する必要はないのではないかという指摘もなされている。 界壁や防火上主要な間仕切壁に求められる措置 つまり、耐火構造の性能は屋根や床ごとに定められてい 実際、木造耐火構造の外壁内部には、火炎侵入を想 面積区画等を形成しない間仕切壁でも、防火区画と同様の防火措置が求められるものがある。具体 るので、間仕切壁上端の防火措置も耐火構造としての 定する必要がないことから、 準耐火構造のようなファイアー 的には、共同住宅等の「界壁」と学校や就寝に供される建物等の「防火上主要な間仕切壁」にも 部位の境界で行えばよいという考え方である。実際、最 ストップ材の設置は不要になっている。 そうした措置が求められる。前者に対する内容は建築基準法施行令第 114 条第 1 項、後者に対す る内容は同第 2 項に規定されており、耐火建築物の場合はどちらの壁も耐火構造 *3 とした上で小屋 [図 18] 耐火建築物の防火区画等の間仕切壁上端に求められる防火措置 裏か天井裏に達することが求められている[表 4]。 なお、建築基準法施行令第 114 条第 3 項は木造小屋組に設ける隔壁を規定しているが、同項 第 1 号が示すように、耐火建築物にこうした隔壁は求められていない。 [表 4] 界壁、間仕切壁及び隔壁に求められる防火上の措置 最上階の間仕切壁上端 の措置を巡る二つの解釈 ①直天井の裏面 に達せしめなければならない。 3 建築面積が三百平方メートルを超える建築物の小屋組が木造である場合においては、けた行間隔 12 メートル以内ごとに小屋 裏に準耐火構造の隔壁を設けなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する建築物については、この限りでない。 防火区画の 間仕切壁等 防火区画等 の間仕切壁 小屋裏 (屋根スラブの裏面 や野地板の裏面) 床 (耐火構造) 床・天井 (耐火構造) ケットの用途に供する建築物の当該用途に供する部分については、その防火上主要な間仕切壁(自動スプリンクラー設備等設置 部分その他防火上支障がないものとして国土交通大臣が定める部分の間仕切壁を除く。)を準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏 屋根 (耐火構造) 屋根・天井 (耐火構造) 第 114 条 長屋又は共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。 2 学校、病院、診療所(患者の収容施設を有しないものを除く。) 、児童福祉施設等、ホテル、旅館、下宿、寄宿舎又はマー ②野地板の裏面 防火区画の 間仕切壁等 (1)木造耐火構造の場合 防火区画の 間仕切壁等 天井裏 (直天井の裏面) (2)RC造や鉄骨造の場合 一 法第 2 条第 9 号の 2 イに掲げる基準に適合する建築物 (以下、省略) *1 建築基準法施行令第129条の2の5第1項第7号でいう 「防火区画等」 を指す。耐火建築物の場合、基本的に防火壁 (同第113条) や隔壁 (同第114条第3 項) が設置されることはないので、 実質的には防火区画を形成する床と壁に界壁 (同第114条第1項) と防火上主要な間仕切壁 (同第114条第2項) を含めたも 注)法第 2 条第 9 号イ:主要構造部が耐火構造である建築物など のを指すことになる *2 屋根の耐火構造 (30分) の認定仕様として、 硬質木片セメント板などの野地板に不燃材を葺いたものがある *1 建築基準法施行令第112条 (防火区画) *2「乾式工法を採用する (中略) 建築物においては (中略) 間仕切壁と床スラブとの間 (中略) が延焼防止上の弱点とならないように」 する ことが求められる (『2001年版耐火性能検証法の解説及び計算例とその解説』p.8) *3「法令の記載中に準耐火構造とある場合、耐火建築物は耐火構造に、準耐火建築物は準耐火構造にしなければならない」 (『建築物 の防火避難規定の解説2005 (第6版)』 ぎょうせい、2010年1月、p.18) 68 4 大規模ツーバイフォー建築物の納まりのポイント 4-7 小屋裏の防火措置 69 5 ツーバイフォー構法による 大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) 5-1 モデル図面に関する基本情報 5-2 設計図書の分量と構成 図面集 資料提供:株式会社松崎設計 (図面掲載にあたり、細かな文字や寸法等を省略した) www.naturallywood.com [表 2]モデル図面①の構成 1)(太字は図面の一部を掲載) 5-1 モデル図面に関する基本情報 図面種類・名称 意匠図[103 枚] 電気設備図[38 枚] A-001[2 枚] 工事概要書、 付近見取図 E-01 [4 枚] 電気設備工事特記仕様書(1)~(4) A-01 [3 枚] 特記仕様書(1)~ (3) E-02 [1 枚] 高圧引込 ・ 警報 ・ 外灯 ・ 電話用引込設備配置図 モデル図面①には、ショートステイを併設した地域密着型特別養護老人ホーム(2 階建て)の設計図書 A-02 [6 枚] 求積図 ・ 面積表(敷地、 建築面積、 室面積) E-03 [2 枚] を例示した[表 1]。 [2 枚] A- ** 法規チェック図(1)防火区画等、(2)排煙 ・ 採光 ・ 換気計算表 受変電設備単線結線図 ・ 装柱図、 非常用発電装 置設備計算書 ・ 姿図 E-04 [2 枚] 動力分電盤単線結線図(1) (2) A-03 [3 枚] 仕上表(1) ~ (3) E-05 [1 枚] 幹線設備系統図 A-04 [4 枚] 現況配置図、 計画配置図、 敷地縦横断面図 E-06 [2 枚] 幹線 ・ 動力 ・ 警報設備平面図(1 階、 2 階) A-05 [3 枚] 各階平面図(1 階、 2 階、 R 階) E-07 [1 枚] 動力 ・ コンセント設備平面詳細図(厨房) A-06 [2 枚] 立面図(1)(2) E-04 [3 枚] 電灯分電盤単線結線図(1) ~ (3) A-07 [1 枚] 断面図 E-05 [2 枚] 照明器具姿図(1) (2) A-08 [8 枚] 矩計図(1)~ (8) E-06 [2 枚] 電灯設備平面図(1 階、 2 階) A-09 [7 枚] 平面詳細図[1階(1) ~ (4) 、 2階(1) ~ (3) ] E-06 [2 枚] 非常灯 ・ 誘導灯設備平面図(1 階、 2 階) 当初、この施設は鉄骨造で検討が進められ、途中からツーバイフォー構法による耐火建築物に切り 替えられた。設計者は公共建築物に関する豊富な設計経験を持っていたが、木造耐火構造を手掛け るのは初めてであり、実施設計を進めながら日本ツーバイフォー建築協会の「木造耐火構造技術基準 講習会」を受講することになった。 当該敷地の隣接住宅地では建築協定が結ば [表 1]事例①の施設概要 れている。協議の結果、地域の住環境を考慮し 用途 特別養護老人ホーム(29 床) て、建物は高さ9m 以下・軒高 7m 以下に抑え 構造 枠組壁工法(耐火構造) ることになった。なお、2 階建ての特別養護老 階数 2 階建て 人ホームは準耐火建築物も可能である。しかし、 規模 建築面積 1,589㎡ 延床面積 2,651㎡ A-10 [19 枚] 展開図[1階(1) ~ (10) 、 2階(1) ~ (9) ] E-06 [2 枚] コンセント設備平面図(1 階、 2 階) 工期 2013 年 9 月~ 2014 年 4 月 A-11 [2 枚] 天井伏図(1 階、 2 階) E-05 [1 枚] 弱電設備系統図 ・ 機器姿図 備考 ショートステイ(20 床)を併設 A-12 [7 枚] 建具キープラン(1階、 2階) 、 建具表(1) ~ (5) E-06 [2 枚] 電話用配線 ・LAN 設備平面図(1 階、 2 階) A-13 [4 枚] 家具キープラン、 家具表(1) ~ (3) E-06 [2 枚] TV 共聴 ・ 電気錠設備平面図(1 階、 2 階) E-05 [1 枚] ナースコール設備系統図 ・ 機器姿図 E-06 [2 枚] ナースコール ・ インターホン ・ELV インターホン設備 平面図(1 階、 2 階) 消防長の同意や地域住民を巻き込んだ連携体制 などが求められることもあり、耐火建築物での建 設になった。 A-14 [8 枚] 5-2 設計図書の分量と構成 部分詳細図[建具納まり(1) (2) 、 調理器具 (1) (2) 、 ほか] A-14 [2 枚] EV 詳細図(1) (2) [8 枚] A- *** 枠組壁工法耐火建築物標準詳細図(1) ~ (8) E-05 [1 枚] 非常放送設備系統図 ・ 機器姿図 枠組壁工法耐火建築物標準仕様書 (外壁-1) ~ (外壁-4) 、 (間仕切壁-1) ~ (間仕切壁-2) ( 、 床-1) ~ (床-3) 、 (屋根-1) 、(階段-1) ~ (階段-2) E-06 [2 枚] 非常放送設備平面図(1 階、 2 階) E-05 [1 枚] 自動火災報知設備系統図 E-06 [2 枚] 自動火災報知設備平面図(1 階、 2 階) A- ****[20 枚] 意匠図について 構造図[33 枚] モデル図面①の分量は A1 版 196 枚である[表 2]。 建築工事特記仕様書には、自治体が公共建 築向けに作成した書式を使用しており、日本ツーバイフォー建築協会が作成したものは使われていない。 S-01 [17 枚] ただし、意匠図の巻末には、同協会が作成した「枠組壁工法耐火建築物標準仕様書」と「同標 準詳細図」(合計 20 枚)を収録している。また、意匠図には「法規チェック図」が 2 枚含まれている。 S-02 構造設計標準仕様書、鉄筋コンクリート構造配筋詳 細図(1) (2) 、 壁式鉄筋コンクリート構造配筋詳細 図(1) (2) 、 鉄骨構造配筋詳細図(1) (2) 、 枠組 壁工法構造標準図(1) ~ (10) (杭伏図等なし) 機械設備図[22 枚] MA・P-01[2 枚] 機械設備工事特記仕様書(1) (2) MA-02 [2 枚] 空調設備機器表、 換気設備機器表 MA-06 [2 枚] 空調設備平面図(1 階、 2 階) MA-06 [2 枚] 換気設備平面図(1 階、 2 階) S-03 [3 枚] 基礎伏図、 基礎リスト MA-06 [2 枚] 24 時間換気設備平面図(1 階、 2 階) S-04 [2 枚] 土台伏図、 2 階床伏図 P-02 [1 枚] 衛生設備機器 ・ 器具表 を引用して「枠組 S-05 [2 枚] たて枠図(1 階、 2 階) P-04 [1 枚] 給排水衛生設備配置図 壁工法構造標準図」が作成されている。構造詳細図はやや特殊な構成を持つ車寄せポーチ部分に S-06 [4 枚] 小屋伏図、トラス姿図(1) ~ (3) P-05 [2 枚] 給排水衛生設備(給水配管)平面図(1 階、2 階) ついて作成されている。構造図には、構造計画の考え方を明示するために作成された 「耐力壁配置図」 S-07 P-05 [2 枚] 給排水衛生設備平面図(1 階、 2 階) P-05 [2 枚] 給排水衛生設備(給湯配管)平面図(1 階、2 階) P-03 [1 枚] スプリンクラー設備系統図 P-04 [1 枚] スプリンクラー設備配置図 P-05 [2 枚] スプリンクラー設備平面図(1 階、 2 階) 構造図と設備図について *1 構造特記仕様書では、「枠組壁工法住宅工事共通仕様書(住宅金融公庫住宅)」 という図面も含まれている。空調換気設備と給排水衛生設備の設計図書は、「機械設備図」として 一つにまとめられている。昇降機設備の設計図書は意匠図の中に含まれており、設備図として独立し て作成されてはいない。一方、電気設備図は通常の非木造建物と同様の構成である。 *1 現在の 『【フラット35】対応 枠組壁工法住宅工事仕様書』 72 図面種類・名称 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-08 [1 枚] (天井根太伏図なし) 耐力壁配置図 2) S-09 [1 枚] 枠組図 S-10 [3 枚] 構造詳細図、 鉄骨詳細図(1) (2) 1)図面記号は本書 3-1[表 1] (p.39)の分類に基づいて整理した。 そのため図面の順番は実施図面と一部異なっている 2)建築確認では「軸組図」と呼ばれることもある 5-1 モデル図面に関する基本情報 / 5-2 設計図書の分量と構成 73 編 1. 総 則 章 1. 一 般 共 通 事 項 1. 一 般 共 通 事 項 1.適用基準等 ・共通仕様書 (建築工事編) (土木部制定) ※建築工事、電気設備工事、機械設備工事、建築改修工事施工監理指針 (国土交通大臣官房庁営繕部監修) ※建築工事標準詳細図、電気設備工事標準図、機械設備工事標準図 (国土交通大臣官房官庁営繕部監修) ※公共住宅建設工事共通仕様書解説書 (国土交通省住宅局監修) ※ふくしま公共施設等ユニバーサルデザイン指針 (検討・工事する基本方針は 別表-1のとおり) ・建築工事標準仕様書・同解説 (日本建築学会制定) ) (適用工種・全工種・一部工種 (JASS 工事) ・ ( ) ・下記以外は、現場説明書等による。 工事車両の駐車場※構内、資材置場 ※構内、建設発生土 (埋戻し・盛土用) の仮置場所 ※構内 3.工事実績データ の作成、登録 ・適用する ・適用しない 25.設計GL 26.火災保険等 ・適用する ・適用しない 作業の種別 ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ 適用工事種別 鉄筋工事 (・鉄筋施工・鉄筋組立作業) コンクリート工事 (・型枠施工) 鉄骨工事 (・とび) (・ブロック建築・ALCパネル施工 ブロック・ALCパネル工事・PCカーテンウォール工事 ・カーテンウォール施工・サッシ施工・ガラス施工) 防水工事 (・アスファルト防水工事作業・合成ゴム系シート防水工事作業 ・塗膜防水工事作業・シーリング防水工事作業) 石工事 (石材施工 (石張り施工) ) タイル工事 (・タイル張り) 木工事 (・建築大工) 木造工事 (・建築大工) 屋根及びとい工事 (・建築板金 (内外装板金作業) ) 金属工事 (・内装仕上げ施工 (鋼製下地工事作業) ) 左官工事 (・左官) 建具工事 (・サッシ施工・ガラス施工・自動ドア) 塗装工事 (・塗装 (建築塗装作業) ) 内装工事 (・プラスチック床仕上げ工事作業・ボード仕上げ工事作業・表装 (壁装) ・畳工) 植栽工事 (・造園) 5.イメージアップ 6.発生材の処理 2. 建 築 工 事 2. 仮 設 工 事 ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ ※全て・ 4.工事用水 5.工事用電力 6.工事用進入路 7.ベンチマーク 8.交通誘導員 3. 土 工 事 備考 ・建設副産物の処理方法 建設副産物 処理方法 施設名 ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) ・再資源化・中間・最終 (一般) ・最終 (特別管理産業廃棄物) 8.監督員事務所の 備品等 5.山留め 6.騒音・振動の防止 ・設ける (規模・1号・2号・3号・4号・5号) ・設けない 備品の種類 数量 備品の種類 数量 備品の種類 数量 備品の種類 数量 机・いす 組 書棚 黒板 台 ゴム長靴 個 加入電話の付属電話機 足 衣類ロッカー 人用 台 雨がっぱ 着 冷暖房機 台 製図板 個 消火器 個 11.色彩計画 ・色彩計画無し ・色彩計画あり ( ) 12.使用材料等 使用材料の製造所、 製品名及び施工業者等は特記されたもの又は同等以上とする。 ただし、 同等以上とする場合は、 監督員の承諾を受ける。 また、 「建築材料・設備機材等品質性能評価事業」 により評価された海外製造の建築材料・ 設備機材等についても同様の取扱いとする。 13.特別な材料の 工法 共通仕様書に記載されていない特別な材料の工法は、 監督員の承諾を受けて、 当該製品の 指定工法による。 14.風荷重等 建築基準法による指定 風速 (VO) ・30 ・32 ・34 ・I ・II ・III ・IV 地表面粗度区分 ・有 ・無 多雪地域の指定 (平成12年5月31日付建設省告示第1455号) 工事経過報告書は、 下記により提出する。 ※毎月1回 ・監督員の指示 日誌、 天候、 工程進度、 材料搬入状況、 状況図打合せ記録、 工事状況写真 月間工程表、 各工程の区分毎の社内検査報告書 (写真含む) 電子成果品は、福島県電子納品運用ガイド (案) (営繕工事編) により納品を行う。 対象書類 (※工事写真 ・施工計画書 ・完成図 ・その他 (監督員の指示) ) 17.完成時の提出 図書 ※提出する ・提出しない ※A1版2つ折製本 (1部) ・建物の保全に関する書類 (1部) ・その他 (監督員の指示) ・チューブファイル文字入A4版 ※原図 ・CADデータ 部数 ○ 1部 ○ (○) 1部 (1部) (○) ・上記以外の必要写真は、 監督員の指示による。 ・撮影は福島県土木部制定「建築工事用写真の撮影要領」 による。 次のものを原版 (CD-R他) とともに監督員に提出する。 ・規格撮影箇所数 42 箇所 箇所 箇所 部数 部 部 部 3.場所打ちコンク リート杭地業 4.割り石、砂利地業 1) 種別 6.割石 コンクリート 地業設計 基準強度 (N/mm2) 5. 1.鉄筋の種類 鉄 筋 工 事 2.鉄筋の継手 原板の大きさ (mm) ・100×125以上 ・電子媒体 (CD-R他) ・波形鉄板 ・万能板塀 ・ ( ) ・シート張り ・金アミ ・ ( ) ※内部足場 ※外部足場 ・基礎足場 ・コンクリート打設足場 ・ ( ) 」 ※枠組足場については、 「手すり先行工法に関するガイドライン (厚生労働省平成15年4月) による設置を行うこと。 ※「手すり先行工法」の足場とは、 全層に二段手すりとつま先板 (幅木) のある足場をいう。 ※請負者は、 工事着工前に足場の種類及び設置方法等について、 監督員と協議すること。 協議の結果、 請負者及びリース会社の在庫がない等の理由により、「手すり 先行工法に関するガイドライン」に基づく枠組足場 (二段手すりとつま先板 (幅木) ) の設置が できない場合は、 設計変更の対象とする。 構内既存の施設 ・利用できる (※有償 ・無償) ・利用できない 構内既存の施設 ・利用できる (※有償 ・無償) ・利用できない 土木工事 ・仮設道路造成 ・ ( ) 設置方法 ※コンクリート杭 ・固定物 ・ ( ) ・置く ・置かない ・A種 ・B種 盛土埋戻し ・C種 建設発生土受入量 m3 発生場所 ( ) 受入条件 ( ) 5.くい頭補強 6. 地業 割り石 砂利 (砕石) 5.捨てコンクリート 1) 設計基準強度 (N/㎡) 幅、厚さ 2) 強度 ( ) ※18 ・ 部位 基礎 地中ばり ※設ける ・設けない 幅 (mm) フーチング各外面より+150 フーチング各外面より+100 スランプ (cm) ※15 ・18 ・ ( ) 幅 (mm) フーチング各外面より+100 フーチング各外面より+100 厚さ (mm) ※50・ ( ) ※50・ ( ) ( ) ※JIS規格品 ・ (防水押さえ用) ・使用箇所 ・ ・耐久上不利な箇所などの鉄筋のかぶり厚さ 最小かぶり厚 (mm) (床板を除く) ※ (表5-3-6)表の値+10 ・ ( ) ・A形 ※B形 ・図示による。 8.圧接試験 ※超音波探傷試験 ・引張試験 (5-4-9) 1.コンクリートの強度 普通コンクリートの設計基準強度 設計基準強度 Fc (N/㎡) 8. 適用箇所 基礎・基礎梁 (詳細は構造図による) ※21・24 軽量コンクリートの設計基準強度 設計基準強度 Fc(N/㎡) (7-2-9( )7-10-3( )表7-10-2) 種別 ※A種 ・B種 10.錆止め塗装 ※ 適用する ・適用しない ※ 適用する ・適用しない 1.補強コンクリート ブロック ※建築用ブロック (・空胴ブロック ・型枠状ブロック ・ ) ※異形鉄筋SD295A ・ ( ) 2.コンクリート ブロック 帳壁及び塀 ブロックの種類 仕上塗材を施すコンクリート表面及び化粧打放しを施す表面 ※普通ポルトランドセメント又は混合セメントのA種 JIS R 5210 (ポルトランドセメント) に示された規定の他、 上記普通ポルトランドセメントは、 次の規定に適合するものとする。 水和熱は7日目で84cal/g以下、28日目で96cal/g以下とする。 塩素量は0.02%以下とする。 全アルカリ量は0.75%以下、 (低アルカリ) による。) (全アルカリ量の算出は、JIS R 5210ポルトランドセメント ・高炉セメントB種 ・フライアッシュセメントB種 細骨材の塩分含有率 (%) ※0.04以下 ※混和剤 (JIS A 6204) ※AE剤又はAE減水剤標準形又は高性能AE減水剤標準形 混和剤 ・フライアッシュ (JIS A 6201) 7.型枠 せき板の種別 合板使用 (JAS ・1種 ※2種) ※厚12mm ・ ( ) 9.無筋コンクリート 適用箇所 発注強度 (N/cm2) ( ) ※18 ・ スランプ (cm) ・12 ・15 ※18 ・適用する (部位 ※図示による) セメントの種類 ※高炉セメントB種又は普通ポルトランドセメントに (1) の混和剤を混合したもの (2) ・ ( ) (2) 混和材料 ※AE減水剤遅延形又は減水剤遅延形 ・ ( ) ( 3) スランプ ・ cm ・適用する ベースコンクリートスランプ ※12cm ・15cm 種別 ※標準形 ・遅延形 ※適用しない 12.水密コンクリート ・適用する (部位 ※図示による) ※適用しない ・スランプ ( cm) 公的機関でコンクリートの材齢28日圧縮強度試験を行う建築物・その他部位等 建築物名 本工事に関わる全て 部位 ※躯体 ・ ( ) ・監督員の承諾する工場 (7-1-3) ・建築基準法第77条の45第1項に基づき国土交通大臣から性能評価機関として認可を受けた (株) 日本鉄骨評価センター又は (社) 全国鉄構工業協会の「鉄骨製作工場の性能評価基準に 基づき、国土交通大臣から認可を受けた工場 ( グレード以上) 又は同等以上の能力のある工場 2.施工管理技術者 ・適用する ※適用しない 3.鋼材の種別 ・SS400 ・SSC400 ・STK400 ・STKR400 ・BCR295 ・SN400B ・SN400C ・SN490B ・SN490C ・SM400 ・SM490 4.高力ボルト ※トルシア形高力ボルト (7-2-2) ・JIS形高力ボルト ・溶融亜鉛めっき高力ボルト 5.溶接部の試験 6.耐火被覆面の錆 止め塗料の種別 1.アスファルト防水 超音波探傷試験 ※行う ・行わない 工場溶接の場合 AOQL ※4.0% ・2.5% 検査基準 ※第6基準 単位荷重 (N/㎡) 種類 取付け工法種別 厚さ (mm) ・外壁パネル ・間仕切パネル ・屋根パネル ・床パネル ・1180・1960 ・100 ・980 ・2350・3530 ・100・150 施工箇所 表面形状 ※フラットパネル ・デザインパネル (図示) ・タイルベースパネル (図示) ※フラットパネル ・デザインパネル (図示) ・タイルベースパネル (図示) ・外壁 パネル工法 化粧の有無 ※ 無 ・有 厚さ (mm) ・120 ・150 ・A種・B種・C種 ・B種・C種・D種・E種 による。 ※ (8-4-6) 厚さ (mm) 取付け工法種別 ・A種 ・B種 ・A種 ・C種 種類施工箇所 アスファルトの種類 ・3種 ※4種 断熱材 材質 ※JIS A9511押出法ポリエチレンフォーム3種bスキン層付き (特定フロンを含まないもの) 厚さ (mm) ・25 ・50 ・ 60 立ち上がり部の保護の方法 (9-2-2( )9-2-5( )表9-2-3~表9-2-6) ・れんが押え ・モルタル押え ※コンクリート押え ・乾式保護材 (9-2-2) 屋根露出防水の換気装置 ・設ける 種類 設置数量 ・設けない サイド ブチルゴム製) 伸縮調整目地 ※成形伸縮目地 (天端 EPTゴム、 2.合成高分子系 ルーフィング シート防水 防水層の種別 〔県:10.3.2, 10.3.3〕 3.塗膜防水 塗膜防水の種別 〔県:10.4.1, 10.4.2〕 適用箇所 11.流動化 コンクリート 1.鉄骨製作工場 9. 防 水 工 事 ※粗骨材の最大寸法 25 (mm) (捨てコンクリート及び防水押えコンクリートの場合) 適用箇所 10.マスコンクリート 所要気乾単位容積質量 (t/m2) 化粧の有無 ※ 無 ・有 種類 ※無石綿タイプ (タイプⅡ) パネル相互の目地幅 (8-5-3) ※長辺 8mm以上、短辺15mm以上 出隅入隅部の目地幅 (mm) ( ) (8-5-3) ※15 ・ 耐火以外の目地、 隙間の処理 ※パネル製造所の仕様 備考 ・ひび割れ誘発目地 目地寸法 (9-6-3) による。 位置 ※図示 (表11-1-1) 種別 ・1種 ・2種 断面形状及び圧縮強さによる区分 ・空洞ブロック-08 ・空洞ブロック-16 ・間仕切壁 パネル工法 6.混和材料 厚さ 種類 2) 鉄筋の種類 適用箇所 砂利及び砂のアルカリシリカ反応性による区分 (JIS A 5308) (アルカリ骨材反応対策 ) ※A ・B のアルカリシリカ反応性による区分 砕石及び砕砂 (JIS A 5005) ※A ・B (アルカリ骨材反応対策 ) 8.軽量コンクリート 適用箇所 1) 種別 4.押出成型 セメント板(ECP) 厚さ 適用箇所 12.入熱量パス 間温度管理 ※21 使用箇所 種別 ※A種 ・B種 ・C種 3.ALCパネルの 種類 5.骨材 適用箇所 9.柱底モルタルの 工法 ※I類 Ⅱ類 ・A種 ※ B種 ・C種 構造区分 ・建方用 ・構造用 (7-2-4( )7-10-3( )表7-10-1) 種別 ・A種 ※B種 ・C種 適用箇所 種別 種別 ・ラス張りモルタル塗り ・耐火材吹付け (・乾式工法 ・半乾式工法 ・半湿式工法 ・湿式工法) ・耐火板張り工法 所要性能 8.アンカーボルトの 保持及び埋込み 工法 ・正方形 ・長方形 ( ) ・50 ・75 ・100 ・150 ・ ( ) ・2.6 ・3.2 ・4.0 ・5.0 ・6.0 ・ 補強形式 ※H型・構造設計標準仕様及び鉄筋コンクリート構造配筋標準図による 4.セメントの種類 鉄 骨 工 事 7.耐火被覆 11.溶融亜鉛めっき ※H型 3.打放し仕上種類 7. 厚さ (mm) ( ) ・150・ ( ) ・60・ 径 (mm) D10, D13, D16 D19以上 接合方法 ・ガス・重ね・機械式 ・ガス・重ね・機械式 ・ガス・重ね・機械式 ・ガス・重ね・機械式 7.梁貫通孔の補強 13.コンクリートの 圧縮強度試験 ※砂利地業 (・砕石 ・砂利 ・再生クラッシャーラン) ・割り石地業 ・ ( ) 部位 各躯体部分 各躯体部分 6.柱の帯筋 2.レディーミクスト コンクリートの種類 ※機械締め (300mmごと) ・ ( ) ※建設副産物適正処理推進要綱に従い処理する。 (土の処分費用のみ別途とする) 場外搬出距離 km以上 km以下 ・構外指示の場所に処分 受入れ施設名 ( ) 受入れ場所 ( ) 仮置場所 ( ) ・構内指示の場所に敷きならす。 ・搬出調書等を提出する。 ・構内指示の場所にたい積する。 GL- (約4.80~7.00) m ・水替工法 ( ) ※地均し :建物周囲 ・2m ・4m ・砂利又は砕石敷は、 屋外整備工事による。 ・図示による。 低騒音型、 低振動型建設機械指定要領に基づき指定された建設機械 ※使用する ・使用しない 8. 鉄 骨 工 事 所要性能 (注) 屋外に面するコンクリート打放し箇所、 海水の作用を受ける 箇所化学実験室などの箇所 ・D種 掘削工法 (4-5-1) ・アースドリル工法 (安定液 ※使用する ・使用しない) ・リバース工法 ・オールケーシング工法 (孔内の水張り ※行う ・行わない) 鉄筋のかぶり厚さ ※100 コンクリートの種別 ・A種 ・B種 設計基準強度 ( ) N/㎡ 支持地盤 ※図示による 試験杭 ※図示による 2. 建 築 工 事 径 (mm) ( ) ・D10 ・D13 ・D16 ・ ・D19 ・D22 ・D25 ・ ( ) ( ) ・D25 ・D29 ・ 施工箇所など (注) ・塩害を受けるおそれのある部分 ・選定する ※選定しない 施工範囲 「各工事の分担区分表」) による。 工事概要書 (第6項目 施工図 設備機器の位置、 取合いなどの検討できる施工図を提出して、監督員の承認を受ける。 ( ) ・現状平均地盤高± ( ) ※図示 BM± ※適用する (保険期間:工期+14日) ・適用しない ・加入時間 (・着工日 ※躯体及び建方完了時) 種類の記号 ※SD295A ※SD345 ・SD390 寸法 鉄線の径 4.鉄筋のかぶり厚さ スランプ (cm) ※15 ・ ( ) 強度 ※18 ・ ( ) 形状 ※撮影箇所は監督員の指示による。 ・図示 ・貸与 ・工事材料 ( ) ・工場製品 ( ) 幅、厚さ 2) 3) 床下防湿層 4. 3.溶接金網 杭の種類 ・高強度プレストレストコンクリート杭 (※JIS規格品・認定品) ・A種 ・B種 ・C種 継手 (4-3-6) 継手 ※アーク溶接継手 ・無溶接継手 (旧38条大臣認定工法) 先端部形状 ※閉そく平たん形 ・開放形 杭の施工法 ・掘削打撃併用工法 プレボーリングの掘削深さ 現地盤 m オーガー径 杭径 -50mm程度 ・セメントミルク工法 (4-3-5) 特定埋込杭 ・国土交通省告示1113号第6に定める地盤の許容支持力式の内 α= 、 β= γ= を採用している工法 杭打撃の種類ハンマーの種別 ・ディーゼルハンマー ・ ドロップハンマー ・低騒音型油圧パイルハンマー 低騒音型油圧パイルハンマー仕様 に基づき評価された 建設技術評価規定 (昭和53年建設省告示第976号) もの又は低騒音型油圧パイルハンマー施工研究報告書 (昭和59年9月 (財) 国土開発技術研究センター) に記載されたもの。 パイルドライバー ※三点支持式クローラクレーン ・DHJ ・ラフタークレーン ・専用杭打ち機 騒音・振動の測定 ・行う ※行わない 杭施工に伴う発生汚泥の処理 ・場内で固化した後に搬出する。 掃除具 個 ・適用する ・適用しない 〔県:1.3.2図〕 竣工 2.既製杭地業 懐中電灯 個 湯沸器 台 10.施工歴標 内容 添付書類 工事中 試験方法 ( ) 試験の仕様等 ( ) 個 保護帽 着工前 1.載荷試験 掛時計 ・適用する ・適用しない 〔県:1.3.1図〕 16.電子納品 4. 地 業 工 事 備品等の設置 9.工事用表示板 15.記録報告 1) 報告時期 3.常水面の深さ 4.建物周囲の整地 積算上の施設 受入れ場所 (住所) 注:積算上の施設は積算上の条件明示であり、 処理施設を指定するものではない。 なお、 ここに明示した施設と異なる施設で処理する場合は、監督員の承諾を得る こと。 ただし、 設計変更の対象とはしない。 7.監督員事務所 1.埋めもどし及び 盛土 種別 1) 工法 2) 2.建設発生土の 処理 ・有価物 ( ) ・引渡しを要するもの( ) ・現地において再利用化を図るもの 処理方法等 1.仮囲い 2.危険防止 3.足場 ※全て・ ※適用する ・適用しない ・仮囲いの美化 ・フラワーボックスの設置 ・夜間照明設備 建設副産物 区分 地 業 工 事 コンクリート 工 事 4.技能士 工事検査に際し、下記により写真を監督員に提出する。 提出 時期 分類 ※キャビネ判 ・カラー ・全紙パネル ・ ・ 21.地質調査結果 22.部分払の対象 として指定す るもの 23.電気担当 (保安) 技術者 24.他工事との 取合い 建 築 工 事 記入内容 (・有 ・無 ) 既済検査 20.完成写真 2. 種類 監督員の指示による 既 成コンクリート 工 事 2.施工条件 2) CADデータ 貸与 19.工事検査 1) 提出写真 2編〔建築工事〕1.1.5〔完成図等〕 によるほか、下記による ・竣工検査 (既済後) 特記事項 項目 18.完成図(施工 図及び施工計 画書を除く) 1) 種類及び 記入内容 ○ 1. 総 則 ○ **県建築工事特記仕様書 I.工事概要 別紙工事概要書による。 II.工事仕様 1.共通仕様 図面及び特記仕様に記載されていない事項は 「建築・設備工事共通仕様書 」 による。 (平成20年版+240101共通仕様書改訂版) 2.特記仕様 1) 章、 項目は、番号に○印のついたものを適用する。 2) 特記事項は、◎印のついたものを適用する。 ◎印のない場合は、※印のあるものを適用する。 ◎印と※印ののある場合は、 共に適用する。 特記事項に記載の ( ) 内表示番号で 〔県:○-○-○〕 と表示されているものは 3) 「建築・設備工事共通仕様書」当該項目、 当該図又は当該表を示す。 種別 ・S-F1 ・S-F2 ・S-M1 ・S-M2 ・S-M3 厚さ (mm) 施工箇所 仕上塗料 (露出) ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー ・Vシート 厚1.0 浴室床及び立ち上がり ・X-1 ・X-2 バルコニー床及び立ち上がり 施工箇所 仕上塗料 (露出) ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー ・Y-1 ・Y-2 ※地下外壁防水 ※屋内防水 ※ カラー ・シルバー ※ カラー ・シルバー 種別 脱気装置 材質 ( ) ・設ける 設置数量 ・設けない 4.改質アスファルト シート防水 5.脱気装置 種別 ・AS-1 ・AS-2 防水種別 D-1,D-2 施工箇所 脱気装置の種類 ※製造所の仕様 ・平面部脱気型 X-1 6.シーリング ・立ち上がり部 脱気型 材質 ※製造所の仕様 ・ポリエチレン樹脂 ・ABS樹脂 ・ステンレス ・鋳物 ・合成ゴム ・塩化ビニル樹脂 ・ステンレス ・鋼 設置数量 シーリング材の種類、施工場所 下記以外は、 (表9-6-1) による 種別 (記号) 施工箇所 MS-2建具周囲等 (部位 ) 接着性試験 ※簡易接着性試験 ・引張接着性試験 7.塗布型防水材 日本建築学会材料規格JASS 8T-301 ケイ酸質系塗布防水材料の品質、規格による施工場所: エレベーターピット床、 壁面部分 ・ ( ) (7-9-2) P.74~75 A-01|特記仕様書 (1) 74 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-01 |特記仕様書(1) 事例① 75 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 AD 9 3,185 AD 9 3,185 AD 9 AD 9 地境界線 防 AW 10 看護職員室 AW 7A AW 1 AW 8 出入口 ユニットB ユニットC 25,480 AD 11 1,946 廊下 パントリー 介護 ハ-3 ステーション 防 AW 1 出入口 ユニットA 静養室 AW 12 ライトコート バルコニー 介護 材料室 防 配膳コーナー 医務室 ホール AW 8 AW 8 脱衣室 AW 10 廊下 配膳車 着衣室 配膳コーナー 介護 ステーション ハ-3 洗濯室 汚物処理室 防 仰臥位入浴 居室 C-1 居室 C-2 座位入浴 特別室B 居室 A-1 居室 A-2 居室 A-3 居室 A-9 食堂 居室 A-4 居室 A-5 3,185 AD 9 AD 13 AD 9 共同生活室 機能訓練室 居室 A-6 居室 A-7 特別室A ユニットA バルコニー 1,820 サンルーム 455 1,365 AD 9 3,185 AD 9 AW 13 バルコニー 3,185 1,820 AD 9 3,185 AD 9 3,185 6,370 AD 9 3,185 6,370 AW 15 AW 15 3,185 AD 9 AD 9 3,185 6,370 6,370 3,185 AD 9 AD 9 3,185 AD 9 3,185 6,370 AD 9 3,185 AD 11 AD 11 採光補正係数=D1/H1×10-1 =6.345/4.477×10-1 =13.17 ∴3.00 採光補正係数=D2/H2×10-1 =5.900/2.696×10-1 =20.88 ∴3.00 AW- 1,240 7,935 2,035 6,370 1,150 7,280 5,915 ▽2FL 7,280 5,915 1,820 ホール 地域交流ホール 機能訓練室 ホール 中庭 ▽1FL ▽基準設計GL 2階平面図 S=1/300 2,730 7,025 バルコニー 医務室 AW 14 3,185 6,370 Y Y 採光補正係数=D1/H1×10-1 =6.345/5.147×10-1 =11.32 ∴3.00 採光補正係数=D2/H2×10-1 =5.445/3.392×10-1 =15.05 ∴3.00 AD- 避難用すべり台 AD 9 1,365 Y ▽軒高 居室 A-8 たたみコーナー 可動式 介護職員室 ▽1FL ▽基準設計GL Y03 1,820 5,915 455 1,365 1,820 家族室 居室 C-3 AD 9 居室 A-10 テラス ▽1FL ▽基準設計GL バルコニー 介護 材料室 脱衣室 AD 9 配膳コーナー 散水栓 ボックス 居室 C-4 居室 B-10 1,946 配膳車 機械浴室 居室 C-5 6,370 介護 材料室 脱衣室 個浴室 AD 9 居室 B-9 食堂 防 洗濯室 バルコニー ハ-2 歩行距離 32.00m 汚物処理室 防 AW 1 AD 9 6,370 ハ-3 着衣室 脱衣室 居室 B-8 ▽2FL 共同生活室 機能訓練室 テラス 居室C-4 バルコニー 6,370 廊下 階段室 エレベーター 寝台用 出入口 ユニットC 配膳車 7,735 たたみコーナー 可動式 1,946 洗濯室 汚物 処理室 個浴室 散水栓ボックス 食堂 共同生活室 機能訓練室 居室 B-6 居室 B-5 5,899.5 ▽2FL 3,185 居室 B-4 居室 B-3 ▽軒高 3,185 居室 B-2 AD 9 居室 B-7 6,345 共同生活室 機能訓練室 バルコニー 3,185 居室 B-1 特別室B AD 12 5,444.5 25,480 AW 12 ▽軒高 3,185 AW 7A 散水栓 ボックス 居室C-9 居室C-8 たたみコーナー 可動式 DN 6,345 3,185 AW 7B 1,946 バルコニー 共同生活室 機能訓練室 AD 11 ユニットB タタミ敷き AW 1 延 AD 9 リネン室 廊下 ハ-2 AD 11 AD 11 バルコニー 居室C-7 1,365 455 1,946 居室C-6 5,915 AD 9 防B 防B 1,820 5,915 3,185 m 5 イン 焼ラ 5,000 AD 10 5,915 7,280 バルコニー 敷 AD 10 7,280 6,370 1,365 455 AD 9 3,185 50 ° 1,820 2,094 6,370 1,820 4,477 2,696 2,730 道路境界線 3,185 3,556 6,946.8 6,370 1,670 5,147 3,391.6 1,515 1,180 455 3,185 1,365 6,370 3,185 道路境界線 32,305 6,370 3,185 AD 9 5,915 1,820 6,370 3,185 3,185 25,480 1,820 455 1,365 57,785 32,305 6,370 3,185 3,185 3,185 6,370 3,185 2,730 1,820 6,370 1,820 6,370 3,185 3,185 AD 3 AD 3 3,185 6,370 3,185 AD 3 3,185 AD 3 3,185 AD 3 AD 3 線 AW 1 居室B-3 居室B-5 居室B-4 居室B-6 AW 4 散水栓 ボックス 4,550 洗浄室 女子 更衣室 廊下 散水栓ボックス 男子 ハ-2 更衣室 面談室 ボランティア室 通用口 下足室 防 ハ-2 ハ-2 廊下 WD 6C 2,275 5,915 ライトコート 会議室兼 地域交流室 介護職員室 AW 8 AD 8 出入口 ユニットA AW 8 防 廊下 受付 ハ-2 3,640 AW 12 玄関ホール ハ-3 湯沸室 宿直室 AD 8 1,640 1,592.5 1,592.5 AD 5 地域交流ホール 機能訓練室 防 ハ-3 リネン室 防煙垂壁H=500 AD 7 汚物処理室 防 脱衣室 洗濯室 個浴室 着衣室 防 介護 材料室 配膳車 介護 ステーション 風除室 受付 収納庫 配膳コーナー 居室B-10 1,946 脱衣室 居室A-2 居室A-3 居室A-4 AD 3 居室A-10 居室A-6 AD 3 AD 3 居室A-8 共同生活室 機能訓練室 ユニットA 居室A-7 AD 3 AW 1 AW 3 AD 1 AD 3 AD 3 AD 3 テラス AD 3 AD 3 AD 3 AD 6 1,820 AW 1 455 1,365 テラス AW 1 スロープ通路勾配1/70.8 5,005 1,820 AW 1 AD 6 PS 避難通路 避難通路 道路境界線 455 1,365 1,820 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 6,370 3,185 6,370 57,785 76 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 7,280 採光補正係数算定図 S=1/200 屋内階段:30分耐火 FP030ST-0013 防火区画部貫通措置:管は貫通前後1mを不燃材料とし、 隙間はモルタルその他不燃材料を充填する 防 防火設備 (常時閉鎖式) 防B 防火設備 (遮炎性能付) (網入ガラス ア6.8) 5,915 1,820 1階平面図 S=1/300 スプリンクラー 設置面積 (㎡) 階 1,351.04 1 床面積 個浴室 -6.02 汚物処理室 -2.89 汚物処理室 -2.89 エレベーター -9.93 計 屋根:30分耐火 FP030RF-0054 2 床面積 機械浴室 個浴室 汚物処理室 汚物処理室 BU1418 BT1418 個浴室 計 ハ-2 H12年建告第1436号四-ハ( - 2) の室を示す ハ-3 H12年建告第1436号四-ハ( - 3) の室を示す ※間仕切戸の上部壁はH=500 (防煙垂壁) ※居室A,B,Cのトイレ、介護材料室 ハ建告第1436号四-ハ (2) の室とする ・令120条の歩行距離については令120条2項の規定 30m+10m=40mとする (準不燃材使用) ・令125条の歩行距離については令120条2項の規定 (30m+10m) ×2=80mとする (準不燃材使用) 対象 避難通路 スロープ通路勾配1/17.3 採光補正係数=D1/H1×10-1 =1.24/2.094×10-1 =4.92 ∴3.00 TP- 床:1時間耐火 FP060FL-0113 スロープ通路勾配1/15.9 7,395 4551,365 避難用すべり台 AW 2 :1時間耐火 FP060BP-0051 間仕切壁 (耐力壁) (木質系ボード張) 食堂 防 TV AW 1 間仕切壁 (耐力壁) :1時間耐火 FP060BP-0006 介護 材料室 居室A-9 居室A-5 3,185 テラス たたみコーナー 可動式 居室A-1 AD 3 配膳コーナー 配膳車 洗濯室 汚物処理室 カウンター 225 Y 面積区画の検討 令114条第2項 防火上主要な間仕切壁 食堂 手洗所 事務室 AD 3 居室B-9 ハ-3 ハ-2 仕分コーナー AW 7A AW 8 準備室 (1) 洗濯室 AW 8 AW 7A AD 8 ハ-2 準備室 (2) AD 7 アラーム 弁室 ユニットB 出入口 ハ-2 ハ-2 AD 4B 7,735 検収室 廊下 1,946 25,480 食品庫 搬入口 階段下 倉庫 配膳室 1,640 1,820 AD 4A 調理室 エレベーター 寝台用 調理 事務室 配膳車プール 採光補正係数=D1/H1×10-1 =7.935/6.947×10-1 =10.42 ∴3.00 外壁 (耐力壁) :1時間耐火 FP060BE-0006 1,946 910 1,820 検品事務 下処理室 AW 8 1,365 5,915 AW 7B 居室B-8 2,275 Y Y 凡例 たたみコーナー 可動式 テラス AD 3 共同生活室 機能訓練室 910 Y 採光補正係数=D2/H2×10-1 =7.025/3.556×10-1 =18.75 ∴3.00 3,185 居室B-2 居室B-1 AW 5 居室B-7 AD 3 3,185 AW 5 ユニットB 7,280 Y AD- 3,185 5,915 AW 5 3,000 AW 6 AD 6 テラス ン 3m 延焼ライ AW 7A AD 6 910 Y 25,480 1,365 敷地境界 1,820 1,365455 3,185 910 1,365 6,370 2,275 3,185 1,365 3,185 6,370 1,820 3,185 25,480 1,820 455 1,365 必要排煙面積 排煙有効面積 3.64㎡ 3.68㎡ 2.99㎡ 3.11㎡ 3.03㎡ 3.11㎡ 1.57㎡ 2.20㎡ 2.81㎡ 3.71㎡ スプリンクラー 非設置面積 (㎡) 個浴室 汚物処理室 汚物処理室 エレベーター 6.02 2.89 2.89 9.93 1,329.31 計 21.73 1,300.11 -37.67 -6.02 -2.89 -2.89 -3.70 -3.74 -7.27 1,235.93 37.67 6.02 2.89 2.89 3.70 3.74 7.27 64.18 機械浴室 個浴室 汚物処理室 汚物処理室 BU1418 BT1418 個浴室 計 面積区画 1,329.31×1/2 = 664.66 21.73 = 21.73 計 = 686.39 1,235.93×1/2 = 617.97 = 64.18 64.18 計 = 682.15 1階+2階 686.39+682.15 =1,368.54≦1,500㎡ ∴面積区画ナシ 消防法 令10条第1項第5号、則5条の2による無窓階の検討 階 床面積 (㎡) 必要面積 (1/30) 1 1,351.04 45.0347 AD-1 AD-5 AD-3 AD-6 AW-1 2 1,300.11 43.3370 AD-9 1.60×2.34×1/2×27 = 50.5440 ≦68.1390 = 3.7440 AD-10 1.60×2.34×1/2×2 = 13.8510 AD-11 2.43×1.90×1/2×6 有効開口面積 1.42×2.00 1.60×2.34×1/2×20 0.85×1.80 2.43×1.90×1/2×4 1.60×1.50×1/2×6 = 2.8400 ≦58.2440 = 37.4400 = 9.2340 = 1.5300 = 7.2000 事例① 77 P.76~77 A-**|法規チェック図 A- **|法規チェック図(1 階) N 60 60 道 路 境 界 線 道 路 6,0 幅員 00 65 道 路 6,0 幅員 30 線 界 敷 地 境 60 線 境界 敷地 界 境 地 敷 線 敷地境界線 消火水槽・ポンプ室 25,480 駐車場 5m サービスヤード (物干) 発電機 キュービクル 幅員 道路 20 6,0 界線 道路境 敷地境界線 イン ラ 焼 線 受水槽・ポンプ室 65 ン 3m 延焼ライ ン 5m イ 延焼ラ 延 境界 敷地 60 55 55 55 50 50 駐車場 駐車場 道路幅員 6,020 道路境界線 道路境界線 道路幅員 6,000 延焼ライン 5m 6,000 6,000 道路境界線 57,785 P.78~79 A-04|計画配置図|S=1/500 78 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-04 |計画配置図| S=1/500 事例① 79 X20 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X11 X10 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 57,785 25,480 6,370 1,820 1,820 455 1,365 2,275 1,365 32,305 6,370 910 6,370 3,185 3,185 6,370 6,370 3,185 1,820 2,730 3,185 1,820 3,185 6,370 3,185 3,185 7,280 6,370 3,185 3,185 1,820 5,915 1,365 455 3,185 820 2,750 2,725 1,065 335 1,030 外部階段 Y19 Y18 3,000 Y18 1,365 1,395 Y19 テラス 線 敷地境界 居室B-1 5,915 Y17 居室B-2 居室B-3 居室B-4 居室B-5 3,185 居室B-7 ン 3m 燃焼ライ 共同生活室 機能訓練室 居室B-6 Y17 ユニットB テラス 居室B-8 Y15 910 Y15 Y14 洗濯室 居室B-10 25,480 Y11 4,550 仕分コーナー 7,735 1,592.5 Y8 Y7 1,592.5 Y6 Y5 Y11 配膳コーナー テラス 配膳コーナー 居室A-10 面談室 ボランティア室 玄関ホール 脱衣室 介護 材料室 汚物処理室 食堂 居室A-9 廊下 下足室 外部階段 Y7 Y6 Y5 湯沸室 会議室兼 地域交流室 介護職員室 居室A-8 受付 事務室 3,640 居室A-1 受付 風除室 居室A-2 居室A-3 居室A-4 居室A-5 共同生活室 機能訓練室 居室A-6 Y3 ユニットA 収納庫 居室A-7 720 Y2 テラス 避難用すべり台 1,820 455 1,365 1,820 Y1 Y9 Y4 宿直室 Y2 Y10 Y8 2,735 5,915 Y3 介護 ステーション 洗濯室 男子 更衣室 2,900 2,275 250 Y4 ライトコート リネン室 4,185 1,450 女子 更衣室 着衣室 3,185 Y9 廊下 洗浄室 洗濯室 地域交流ホール 機能訓練室 Y12 介護 材料室 25,480 準備室 (1) 準備室 (2) Y13 3,185 脱衣室 検収室 1,365 食堂 汚物処理室 配膳室 3,185 居室B-9 3,185 5,915 調理室 階段下 倉庫 調理 事務室 配膳車プール 食品庫 1,820 Y12 下処理室 3,185 検品事務 Y13 3,185 1,820 Y14 Y10 Y16 3,185 Y16 テラス Y1 7,395 2,015 道路境界線 455 1,365 3,185 1,820 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 3,185 6,370 7,280 5,915 1,820 57,785 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X10 X11 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 X20 ショートスティユニットA ショートスティユニットB 管理・共有部門 配管ピット P.80~81 A-05|各階平面図 (1階) |S=1/200 80 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-05 |各階平面図(1階)| S=1/200 事例① 81 屋根:フッ素ガルバリウム鋼板 縦葺 外壁:窯業系サイディング張 GL+9.000M 最高の高さ 軒高 2,841 8,990 9,000 2,593 外壁:窯業系サイディング張 300 3,256 2FL GL 基本設計GL 外壁:窯業系サイディング張 腰壁:窯業系サイディング張 3,185 3,185 6,370 3,185 3,185 3,185 6,370 1,820 3,185 3,185 6,370 3,185 6,370 25,480 1,365 南面立面図 屋根:フッ素ガルバリウム鋼板 縦葺 外壁:窯業系サイディング張 トップライト 軒高 2,841 8,990 9,000 2,593 GL+9.000M 最高の高さ 300 3,256 2FL GL 外壁:窯業系サイディング張 腰壁:窯業系サイディング張 3,185 3,185 6,370 1,365 3,185 3,185 6,370 19,110 3,185 3,185 3,185 6,370 3,185 6,370 3,185 3,185 6,370 6,370 3,185 3,185 6,370 32,305 7,280 1FL 基本設計GL 5,915 1,820 57,785 西面立面図 P.82~83 A-06|立面図 (1) |S=1/200 82 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-06 |立面図(1)| S=1/200 事例① 83 道路 境 界 線 外壁:窯業系サイディング張 屋根:フッ素ガルバリウム鋼板 縦葺 トップライト 2,593 GL+9.000 M 最高の高さ 2FL 3,256 9,000 2,841 8,990 9,000 軒高 300 車寄 GL 基本設計GL 外壁:窯業系サイディング張 1,365 910 1,365 5,005 4,550 1,592.51,592.5 19,565 5,915 5,915 1,820 5,005 25,480 北面立面図 屋根:フッ素ガルバリウム鋼板 縦葺 トップライト 外壁:窯業系サイディング張 トップライト エレベーター機械室立上 2,593 外部階段 2FL 300 3,256 外部階段 軒高 2,841 8,990 9,000 18 GL+9.000 M 最高の高さ 100 GL 外壁:窯業系サイディング張 腰壁:窯業系サイディング張 3,185 455 1,365 1,820 5,915 7,280 3,185 6,370 32,305 3,185 3,185 6,370 基本設計GL 腰壁:窯業系サイディング張 3,185 3,185 1,820 6,370 4,550 6,370 3,185 3,185 3,185 6,370 3,185 6,370 25,480 3,185 3,185 6,370 1,365 57,785 東面立面図 P.84~85 A-06|立面図 (2) |S=1/200 84 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-06 |立面図(2)| S=1/200 事例① 85 1,050 1,050 絶対限度高 9mまで 介護 材料室 配膳車 静養 室 EV階段廊下ホール バルコニー 2,400 食堂 バルコニー 個浴室 脱衣 着衣室 介護 ステーション 配膳コーナー 居室 個浴室 脱衣 着衣室 介護 ステーション 配膳コーナー 居室 バルコニー 女子 更衣室 男子 更衣室 面談室 ボランティア室 地域交流 ホール 機能訓練室 玄関ホール 2,655 洗濯室 2,400 テラス 120 255 2,400 共同生活室 機能訓練室 300 2,400 1FL=1SL バルコニー 300 基準設計GL 8,990 6,397 3,256 2,841 2FL 130 軒高 中庭 テラス 配管ピット 5,460 2,730 1,365 3,185 2,730 1,365 3,640 31,850 6,370 2,275 4,095 910 2,275 2,275 1,820 1,065 6,370 3,940 19,565 2,275 5,915 1,365 57,785 Y8a-Y9a 断面図 1,050 絶対限度高 9mまで 絶対限度高 9mまで 軒高 1,365 Y 1,820 5,915 Y 1,820 7,735 Y 2,275 X5b-X4b 断面図 配管ピット Y 1,365 Y Y 1,365 Y03 Y テラス 配管ピット 1,820 910 2,730 3,185 5,915 2,730 5,915 Y 2,275 Y 910 Y 7,280 Y 910 Y Y 2,275 Y 2,841 8,950 居室 3,256 2,400 廊下 バルコニー 2,400 中庭 2,400 廊下 3,185 5,915 Y 居室 居室 300 基準設計GL テラス 廊下 2,400 1FL=1SL バルコニー 2,525 1FL 基準設計GL 廊下 2,525 テラス 配管ピット 配管ピット 1,820 Y03 調理室 居室 759 300 500 洗浄室 2FL 2,400 男子 便所 2FL 3,256 男子 便所 廊下 300 会議室兼 地域交流室 2,400 テラス 300 基準設計GL 2,400 3,256 2FL バルコニー 2,400 バルコニー 550 居室 300 食堂 8,990 6,397 3,256 2,841 居室 軒高 2,841 8,990 バルコニー 2,400 2,400 8,990 2,841 軒高 1FL=1SL 1,050 1,050 1,050 Y 1,365 Y Y X13b-X12a 断面図 P.86~87 A-07|断面図|S=1/200 86 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-07 |断面図| S=1/200 事例① 87 認定仕様 屋根 (30分耐火構造) フッ素ガルバニューム鋼板 ア0.45 横葺き アスファルトルーヒング22kg 野地板:構造用合板 ア12 垂木:38×140@455 野地板受:38×89@910 天井根太:38×140@455 1,695 15 1,257 1,167 904 42 410 1,800 2,400 2,453 100 600 25 125 1,898 657 250 42 36 10 15 750 900 150 900 100 600 25 125 2,400 2,625 250 38 500 1,860 廊下 1,050 100 30 250 300 100 100 40 100 100 防湿フィルム ア0.15 ステコン ア30 切込砕石 ア120 2,730 5,915 Y2 2-210 34 50 41 配管ピット 3,185 Y1a 235 1,250 856 436.48 1,900 2,340 2,400 置床:パーティクルボード ア20 H=800 断熱材:ビーズ法発泡ポリスチレン ア30 断熱材:A種発泡ポリスチレン 3種b 1,365 バルコニー 床:発泡層付長尺塩ビシート 床材ア2.8木目調 下地:アンダーレイシート PM-1420 ア3.0 合板 ア12 捨張 巾木:塩ビ幅木 H=300 759 100 100 1,919 天井:不燃化粧石膏ボード ア9.5 LGS19型@303 洗面化粧台 床:発泡層付長尺塩ビシート 床材ア2.8木目調 下地:アンダーレイシートPM-1420 ア3.0、合板 ア12 捨張 塩ビ幅木 H=300 120 250 250 30 550 41 2,293 89 259 500 100 30 20 100 100 廊下 2-210 居間 120 30 300 89 ▽基準設計GL 吊戸棚 ブラインドボックス:アルミ製 150×80 床:コンクリート金ゴテ 2-210 天井:不燃化粧石膏ボード ア9.5 LGS19型@303 2,587 テラス 外壁 (1時間耐火構造) 認定仕様 上張材:窯業系サイディング ア16 専用止金物使用 縦目地構成ハットジョイナー仕様変成シリコン 下張材:ALC版 ア35又はア37 縦胴縁:45×9及び90×9 防水紙:透質防水シート 構造用合板 ア9 断熱材:ロックウール ア90 ▽1FL=1SL ビニルクロス張り (防火種別1-1) 二重天井:不燃石膏ボード ア9.5 LGS19型@303 2,422 2,860 60 503 36 235 42 856 10 15 15 191 817 235 15 19 38 3,256 3,199 バルコニー下軒天: (木目調) 窯業系サイディング張 ア16 床認定耐火仕様: 上張強化石膏ボード ア15、 下張強化石膏ボード ア21 床認定耐火仕様 室内側:上張強化石膏ボード ア15、 下張強化石膏ボード ア21 断熱材ロックウール ア55 750 アルミ軽量庇 (AM-750) 235 38 床:発泡層付長尺塩ビシート 床材ア2.8木目調 下地:アンダーレイシートPM1420 ア3.0、合板 ア9 床認定耐火仕様:上張下張共強化 石膏ボード ア21 構造用合板 ア15 120 250 30 8,990 6,397 497 2-208 408 1,900 洗面化粧台 アルミ笠木 ▽2FL 2,006 2,400 2,340 2,439 居間 床:ウレタン塗膜防水 ア2.0 モルタル塗り ア30~50 ワイヤメッシュ100角×3.2 硅カル板8+8 床認定耐火仕様:上張下張共強化石膏ボード 構造用合板 ア15 ア21、 外壁 (1時間耐火構造) 認定仕様に同じ 2-210 二重天井:不燃石膏ボード ア9.5 LGS19型@303 アルミ手摺 ▽2SL 吊戸棚 892 天井:ビニルクロス張り (防火種別1-1) ブラインドボックス:アルミ製 150×80 バルコニー 2,860 2,841 軒天:窯業系サイディング張 ア16 (木目調) 外壁認定耐火仕様: 下張材:ALC版 ア35又はア37 胴縁:45×9及び90×9 軒裏換気:ステンレス製 140×450 防火ダンパー付置 127.5 2-210 500 459 100 256 38×286 (2×12) 2-208 346.98 ▽軒高 413.5 60 441 27.5 軒樋:大型塩ビ角樋 金物:上吊式SUS製 鼻隠し:窯業系サイディング ア20以上 877.5 屋根認定耐火仕様 室内側:上張強化石膏ボード ア12.5、 下張強化石膏ボード ア15 断熱材ロックウール ア90 235 48 1,050 2,275 Y3a Y4 910 Y7 Y7a P.88~89 A-08|矩計図 (1) |S=1/40 88 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) A-08 |矩計図(1)| S=1/40 事例① 89 X2b X2c X0 X1 X2 X2a 1,365 X3a X3b X5a X3 1,820 X4 910 455 910 1,365 X4a 910 1,820 X5 1,365 X5b X6 3,185 X7b X7 550 2,120.5 514.5 1,365 1,820 X6a X7a 3,185 1,820 X8c X8 X10b X8b 910 455 1,820 X9 910 X10d X10 1,820 1,820 X12a X10c X11 455 1,640 180 910 X11a X14b X12 1,090 2,095 X12b X13 910 1,185 X13a X13b X14 1,090 1,090 1,185 X14a 910 2,095 X15b X15 180 910 X16c X15c X15a X16 X16a X16b 1,090 275 1,365 455 1,065 X16e X20 X16d X17 3,940 X17b 2,275 2,730 455 X18 2,730 X19 1,365 455 57,785 10,570 350 3,185 2,730 1,820 1,365 455 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 7,280 5,915 2,398 787 FG5 2,398 787 FG5 1,465 2,015 FG5 2,398 FG5 2,398 787 3,233 FG6A 814 FS1 基礎天端 -140~-170 FG2 3,233 1,415.5 859.5 FS1 基礎天端 -140~-170 FG5 FG5 2,236.5 787 77 1,365 3,185 3,185 FG5 910 455 455 455 455 1,365 355 1,365 455 910 455 455 455 455 455 100 3,185 3,185 3,185 Y17 Y16a Y16 Y15 Y14 Y13a Y13 Y12c Y12a Y12 Y11d Y11c Y11b Y11a Y11 Y10 Y9a Y9 Y8a Y8 Y7c Y7 Y6 Y6a Y5 Y4 455 455 1,820 27,300 3,185 3,185 3,185 1,137.5 455 910 455 1,365 455455 910 455 227.5 2,155 950 2,155 FG5 1,110 2,155 950 2,155 Y3b Y3a Y3 3,185 FG5 1,110 2,155 950 2,155 1,110 FG5 FS1 3,185 FS1 Y19 Y2a 基礎天端 -140~-170 1,920 FG6 FS1 基礎天端 -140~-170 FS1 基礎天端 -770 545 505 1,720 1,090 W=100 2,550 2,550 FG6 960 FG5 FG5 FG2 545 FG5 505 1,365 1,920 FG5 FG6 FG6 FG6 FG6 960 1,314.5 FG2 FS3 2,530 FS1 基礎天端 -770 FS1 基礎天端 -140~-170 555 FS1 859.5 2,530 FG2 FS1 FG5 3,233 FG5 505 505 1,720 89 FG2 FG2 814 89 FG7 FG5 908 400 1,720 960 2,398 2,325 859.5 FS1 1,870.5 FS1 960 787 400 基礎天端 -770 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG1A 400 100 160.5 100 FG2 160.5 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG1A W=100 FG6 960 960 1,720 FG2 FG6 958 FS1 基礎天端 -140~-170 960 FG1A FG2 160.5 400 100 FG2 FG2 FS1 FG2 基礎天端 -770 FG2 FG5 FG6 FS1 2,398 FG2 FG5 960 基礎天端 -140~-170 787 FS1 基礎天端 -770 505 1,720 FS1 基礎天端 -770 1,314.5 2,134.5 FG2 1,720 505 1,722 FS1 859.5 FS3 FS1 960 787 FG2 859.5 160.5 FG2 2,325 505 505 1,720 FG2 FG2 FS1 FS1 FS1 FS1 960 FS1 1,870.5 FG2 1,870.5 FG2 FS1 FS1 960 1,314.5 FS1 基礎天端 -770 FG5 960 958 FG2 1,722 185.5 100 400 FG2 FS1 FG2 FG2 FG2 FG1A FG1A 2,325 FS1 基礎天端 -140~-170 FG6 160.5 400 89 FG2 100 400 FG2100 160.5 FG2 185.5 FG2 FS1 FG2 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 FG6 FG5 FG6 FS1 505 1,720 FG2 2,134.5 FS1 1,720 505 960 FG2 FG2 FG2 160.5 FG2 859.5 FG2 100 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 基礎天端 -140~-170 2,234.5 FG2 FS1 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FS1 FG6 FG9A 1,465 160.5 160.5 2,134.5 960 FG2 100 100 FG2 185.5 FG2 FG2 185.5 FG2 FS1 100 100 FG2 FG2 100 859.5 FG8 FG2 FS1 基礎天端 -770 505 1,720 89 FS1 基礎天端 -770 185.5 FG2 FG2 100 FS1 FS1 FG6A 4,350 100 FS1 基礎天端 -770 FG2 FS1 FG2 FG2 FG2 FG8 2,236.5 1,820 160.5 FS1 859.5 FS3 FS1 FS1 FS1 FG2 基礎天端 -770 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG1A FG2 FG1A 基礎天端 -770 FG5 FG6A FS1 89 FG2 FG2 185.5 FS1 W=100 W=100 787 W=50 FG2 475 FG2 100 160.5 FG2 FG2 FG2 642.5 1,177.5 3,145 100 FG2 FG2 185.5 100 FG2 160.5 FG2 FG2100 160.5 100 100 FG2 FG2 185.5 FG2100 160.5 FG2A FG2A FG2 1,920 FG5 FG4 630.5 100 2,398 787 FS1 FS1 FG2 FS1 3,233 1,870.5 FS1 FG2 FG2 FS1 89 787 119.5 2,610.5 FS1 基礎天端 -140~-170 FG5 FG5 695.5 2,398 100 FG1A 基礎天端 -770 FG1A FS1 FS1 W=100 FG2 814 FG5 455 1,365 FG5 1,510.5 2,489.5 FS1 基礎天端 -140~-170 FG2 W=100 908 FG5 455 1,365 2,236.5 1,674.5 FG1A W=100 FS1 930 FG5 2,325.5 基礎天端 -140~-170 基礎天端 -140~-170 FS1 100 FG2 W=100 FS1 FG2 1,920 FG2 89 FG2 FS1 基礎天端 -770 FS1 FG2 基礎天端 -770 FG2 W=100 FG2 FS1 FG2 FG2 FG2 FS1 基礎天端 -770 FS1 FG2 基礎天端 -770 FG2 2,325 基礎天端 -770 FS1 基礎天端 -770 404.5 1,870.5 FG2 FS1 基礎天端 -770 FS1 150 100 FS1 W=1001,225.5 FS1 FG2 1,959.5 FG2A FG2 160.5 FS1 基礎天端 -770 FS1 FS2 FS1 770.5 FS1 FG2A 859.5 FS1 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 基礎天端 -770 FG8 1,403.5 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 1,769.5 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG2 FG2 FS1 FS1 1,314.5 FG2 FG2 FS1 FG2 FG2 FS1 FG2 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 FG2 FG2 FG8 スロープ 基礎天端 -20~-160 100 160.5 FG2 FG2 FS1 FG2 FS1 FG2 FG2 FG2 FG2 FG2 FG2 FS1 FG2 FG2 FS1 FG2 FG2 FS1 基礎天端 -770 FS1 FG2 基礎天端 -770 基礎天端 -770 FS1 FG2 FG2 FG2 FG2 FS1 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG2 基礎天端 -770 FG2 FG2 FG3 FG8 FS1 FG2 FS1 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 160.5 100 FG2 505.5 2,135.5 FG4 FG2A FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG3 FG2 2,679.5 基礎天端 -770 595.5 FG3 FS1 基礎天端 -1020 FS1 FG2 FG2 基礎天端 -770 FS1 基礎天端 -770 FG2 FS1 基礎天端 -770 FG2 FG2 FG2 FG2 FS1 FG2 FG2 FS1 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 FG2 FS1 FG2 FG2 455 125 125 FG3A 350 FG3A FG2A FG2 FS1 105 FG3 FG3A FG2 FS1 FS1 1,504.5 3,044.5 625 100 基礎天端 -770 FS1 基礎天端 -770 FS1 FG4 FG2 FS1 基礎天端 -770 FS1 FG2 FG5 1,465 FG5 FG5 FG5 FS2 基礎天端 -1020 ELVピット 595.5 基礎天端 -1020 FG3 FS2 FG3A FG3A FG3 FG3 FG7 1,440 835 FS2 FS1 1,050.5 FS1 基礎天端 -1270 FS1 基礎天端 -520 1,584.5 1,145.5 基礎天端 -140~-170 FS1 FS1 基礎天端 -770 基礎天端 -770 基礎天端 -770 2,574.5 FG3A FS1 基礎天端 -1020 FG7 3,109.5 1,476 FG5 2,164 FG3 FS2 基礎天端 -1020 2,610 FG5 1,405 FG3 1,145 FG3 FG5 1,465 1,365 910 5,005 3,640 FG3 FG2 FS1 930 FG2 FS1 1,720 505 FS1 基礎天端 -770 505 1,720 FS1 Y20 Y18 FS1 基礎天端 -140~-170 1,720 505 FG5 545 W=100 FS1 基礎天端 -140~-170 FG2 859.5 FG2 FS1 1,090 1,870.5 1,720 505 545 1,465 FG2 2,550 FG2 2,550 FS1 FG2 FS1 FS1 FS1 505 1,720 960 960 2,236.5 基礎天端 -140~-170 FG2 505 FS1 基礎天端 -140~-170 3,233 814 3,233 FG6A FG6 1,720 787 2,853 FG5 FG5 505 787 FG2 505 2,853 FG5 FG6 1,720 960 960 787 FS1 基礎天端 -140~-170 FG6 1,720 2,398 FG2 2,530 FG5 787 FG5 FG6 1,720 960 FS1 FS1 基礎天端 -140~-170 934.5 1,795.5 384.5 1,435.5 550 Y1 3,044.5 FG2 避難器具基礎 455 1,365 Y1a 455 1,365 Y2 3,226.5 FG5 FS1 基礎天端 -140~-170 119.5 FS1 FS1 FS1 基礎天端 -140~-170 1,050.5 1,679.5 FG5 720 3,185 Y2a 787 1,870.5 Y3 FS1 基礎天端 -170 2,398 基礎天端 -770 1,415.5 314.5 Y3a FG5 787 FG5 基礎天端 -140~-170 FS1 1,510.5 695.5 FG3 基礎天端 -1020 FG3A 770.5 Y3b 455 455 1,820 Y4 FG3 FG5 Y5 2,398 FG3 FS1 基礎天端 -1020 FG2A FG5 4,435 787 FG3 FG5 FG6 Y6 FS1 基礎天端 -1020 FS1 基礎天端 -770 FG2 Y6a FS1 1,959.5 Y7 1,403 Y7c 2,398 960.5 4,044.5 FG5A Y8 3,147 Y9 Y8a 787 FG4 FG3 FG3 FG5A Y9a 2,398 1,674.5 FG3 FG3 基礎天端 -1020 1,476 Y10 787 FG5 基礎天端 -1020 FG3 FG5 Y11 3,400 Y11a 2,398 FS1 基礎天端 -140~-170 FG3 FG3 FS1 4,550 Y11b 787 基礎天端 -140~-170 1,820 Y11c 1,365 Y11d 2,275 Y12 2,236.5 FG5 FG5 Y12a 2,398 4,550 3,185 Y12c 910 455 455 455 455 1,365 355 1,365 455 910 455 455 455 455 455 100 Y13 787 FS1基礎天端 -140~-170 FG6 960 505 2,398 FS3 1,920 27,300 Y14 Y13a 1,137.5 455 910 455 1,365 455 910 455 227.5 455 Y15 787 FG5 1,465 1,365 FG6 FG5 1,720 Y16 2,398 FG5 FS1基礎天端 -140~-170 Y18 Y16a 787 FG5 Y19 Y17 2,398 400 787 89 2,691.5 FG5 1,365 1,920 FS1 基礎天端 -170787 2,398 FG5 FG5 FG5A Y20 Y2 Y1a Y1 100 719.5 600 3,185 3,185 6,370 6,370 4,550 5,005 FG10 4,550 (天端=GL-700) 5,770 455 FG9 FG10 455 FG9 FG9 FG9 Y0 455 Y0a 基礎天端 -970 330 300 140 300 300 4,550 FG10 (天端=GL-700) 455 FS4 600 Y0a Y0 6,970 4,550 1,820 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 6,825 910 5,460 57,785 1,365 1,820 910 455 910 1,365 910 1,820 1,365 550 514.5 2,120.5 2,730 455 1,820 910 155 300 1,520 910 1,820 1,520 300 155 1,640 300 X0 X1 X2 X2a X3 X2b X2c X4 X3a X3b X4a X5 X5b X5a X6 X7 X6a X7a X8 X7b 300 X8b X8c X9 X10 X10b 910 1,090 2,095 910 1,185 1,090 1,090 1,185 910 2,095 180910 1,090 275 1,365 455 1,065 3,940 2,275 2,730 455 2,730 1,365 455 180 X10c X11 X11a X12 X12a X12b X13 X13a X13b X14 X10d X14a X15 X14b X15a X15b X16 X16a X15c X16b X16d X16c X17 X17b X18 X16e 基礎伏図凡例 基礎梁 (天端 = GL+270) 土台継手位置 基礎梁 (上部増打) アンカーボルトM12 L=360 2,000mm間隔以下 基礎梁 (側面増打) ホールダウン用アンカーボルトM16 X19 X20 配筋の詳細は、 基礎リストを参照のこと。 地耐力 30KN/㎡ ※床下換気の為通気口(75A)を設置のこと。 1区画(4面)1面に付き2ヶ所 :地盤表層改良範囲 :改良深さ GL-0.3m~1.5m P.90~91 S-03|基礎伏図|S=1/200 90 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-03 |基礎伏図(A 棟)| S=1/200 事例① 91 500 150 100 50 250 30 1,020 750 270 500 250 150 100 50 stp:2-D13@200 腹筋D13 @200ダブル 主筋2-D16 主筋4-D16 FG2A 内部 配管ピット部(廊下・居室) 200 主筋4-D16 200 stp:2-D13 @200 主筋2-D16 水勾配 120 30 150 250 270 1,000 1,270 30 150 770 120 30 500 270 250 250 1,270 200 70 D13@125ダブル タテヨコ共 stp:2-D13@200 腹筋D13@200ダブル 腹筋D13 @200ダブル 補強筋D13 斜め補強筋D13@200 主筋2-D16 250 主筋2-D16 stp:2-D13@200 腹筋D13 @200ダブル 腹筋D13 @200ダブル 主筋2-D16 120 250 30 150 1,270 200 70 120 250 30 150 D13@125ダブル タテヨコ共 750 stp:2-D13@200 D13@200ダブル タテヨコ共 200 30 1,170 150 820 200 500 100 120 250 30 70 100 主筋4-D16 主筋4-D16 stp:2-D13@200 FG2 内部 配管ピット部(廊下・居室) FG1A 内部 D13@200ダブル タテヨコ共 腹筋D13 @200ダブル 30 1,020 750 270 250 250 主筋4-D16 FG1 内部 200 30 1,170 150 820 200 500 100 120 250 30 70 100 主筋2-D16 30 770 500 270 主筋2-D16 FG1 外部 stp:2-D13@200 腹筋D13@200ダブル 150 120 30 250 250 30 770 500 270 主筋2-D16 200 主筋2-D16 主筋4-D16 stp:2-D13@200 腹筋D13@200ダブル 150 120 30 150 120 30 250 250 30 770 500 270 stp:2-D13@200 腹筋D13@200ダブル 200 200 主筋2-D16 水上天端 150 600 30 120 500 100 30 200 主筋2-D16 750 200 主筋2-D16 FG5A テラス部 150 100 50 250 stp:2-D13@200 FG7 外部掃出し窓部 500 腹筋D13 @200ダブル 250 30 1,020 750 270 170 130 主筋2-D16 主筋5-D16 主筋5-D16 FG8 内部 配管ピット部 FG9A 玄関ポーチ タテヨコ共 D13@200ダブル タテヨコ共 D13@125ダブル 200 300 タテヨコ共 D13・D16@100ダブル タテヨコ共 D16@100ダブル タテヨコ共 D13@200ダブル 1,200 腹筋D13 @200ダブル 250 250 250 300 stp:2-D13@200 1,500 700 700 主筋5-D16 150 120 30 主筋4-D16 2,200 700 300 30 650 270 150 250 250 120 30 腹筋D13@200ダブル 1,200 1,200 stp:2-D13@200 2,470 300 700 700 1,500 2,470 stp:2-D13@200 腹筋D13 @200ダブル 300 1,550 150 120 30 30 270 腹筋D13@200ダブル FG9 玄関ポーチ 250 主筋4-D16 stp:2-D13@200 主筋2-D16 主筋4-D16 FG6A 外部掃出し窓部 200 主筋2-D16 150 120 30 主筋2-D16 FG6 外部掃出し窓部 200 stp:2-D13@200 腹筋D13 @200ダブル FG5 テラス部 主筋2-D16 880 750 補強筋D13 斜め補強筋D13@200 主筋4-D16 200 主筋4-D16 150 120 30 腹筋D13 @200ダブル stp:2-D13@200 腹筋D13 @200ダブル 150 630 170 120 500 130 30 630 170 150 120 500 130 30 主筋4-D16 水勾配 120 30 150 250 水上天端 150 600 30 120 500 100 30 stp:2-D13 @200 200 主筋2-D16 250 250 200 200 FG4 EVピット部 250 FG3A 配管ピット部(調理室・配膳室・洗浄室) 250 250 FG3 配管ピット部(調理室・配膳室・洗浄室) 主筋5-D16 FG10 玄関ポーチ FS1 FS2 FS3 FS4 S1 P.92~93 S-03-2|基礎リスト|S=1/60 92 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-03-2 |基礎リスト| S=1/60 事例① 93 1,820 455 1,640 910 180 1,365 455 2,095 910 180 X15a X16 1,090 1,365 275 X16a X16e 1,065 3,940 X17 X18 2,275 2,730 455 2,730 1,365 455 676 2,509 676 2,964 1,050 2,550 1,090 2,550 676 2,509 676 2,347.5 1,409.5 1,310 1,025 1,095 1,085 1,871 1,922 1,870.5 1,870.5 228 1,870.5 2,325 908 814 3,133 3,233 1,870.5 4,044.5 1,920 1,720 1,010 1,720 1,010 1,720 1,920 1,720 1,050 2,550 1,090 954.5 2,802.5 676 2,550 2,347.5 676 2,509 676 2,509 676 2,509 676 2,509 676 2,392 2,392 4,461 676 2,509 676 2,509 676 2,509 676 2,509 676 2,802.5 732 499.5 1,731 999 1,365 1,365 3,185 3,185 455 1,365 455 910 1,820 910 455 910 455 910 455 455 3,185 3,185 25,480 3,185 Y10 Y9a Y9 Y8a Y8 Y7c Y7 Y6a Y6 Y5 Y4 Y3b Y3a Y3 Y1a Y1 300 300 3,185 3,185 6,370 455 455 455 Y0 Y11b Y11a Y11 1,503.5 949.5 1,043.5 727 49.5 4,550 300 300 Y0a Y11d Y2 4,044.5 2,392 1,409.5 Y12a Y12 4,550 1,409.5 Y13 3,185 1,720 505 2,415 4,044.5 1,864.5 3,185 2,509 676 1,920 2,465 300 1,050.5 1,720 1,415 4,044.5 3,044.5 4,044.5 1,920 3,233 1,870.5 1,864.5 1,720 1,050.5 1,050.5 2,800 814 537.5 3,145 3,044.5 4,044.5 2,240.5 3,233 4,044.5 455 910 455 1,365 455 910 455 455 505 1,720 1,920 1,720 1,720 1,720 1,010 1,920 1,720 1,870.5 Y15 Y14 455 1,310 1,720 1,075 1,415 2,465 1,057 4,044.5 Y16a Y16 910 1,342 4,044.5 Y17 1,820 1,310 228 1,010 2,465 1,415 1,415 2,465 1,415 1,844 958 1,870.5 300 898 1,690 1,722 497.5 1,095 1,085 1,870.5 300 826 221.5 1,747.5 958 4,044.5 Y18 455 455 1,310 1,722 898 2,237 1,068.5 872 1,180 4,044.5 1,415 938 1,870.5 1,010 1,342 3,133 1,870.5 1,720 1,310 1,122 1,280 1,412 802 929 1,882 1,260 1,260 1,409.5 4,044.5 1,720 228 1,922 938 497.5 1,180 1,057 1,055.5 1,882 4,044.5 4,044.5 1,075 1,095 1,085 1,871 3,233 826 1,720 3,185 1,310 1,025 814 228 549.5 1,310 1,085 908 1,075 1,870.5 1,095 2,325 300 300 4,000 4,044.5 3,044.5 1,310 3,233 221.5 549.5 1,342 814 2,415 1,920 1,050.5 1,310 228 1,030.5 1,720 939.5 1,720 939.5 860.5 1,869.5 910 3,233 872 1,068.5 1,095 1,085 3,185 940.5 4,550 2,408 1,720 1,415 537.5 1,920 1,415 1,720 1,860 1,310 1,709 910 2,491 944.5 1,826 3,995.5 2,964 557.5 860 877.5 4,000 4,095 910 4,000 676 300 1,010 2,142.5 1,342 2,408 1,870.5 1,826 1,959.5 3,955.5 3,145 2,509 5,915 300 300 1,720 884 241 1,310 860.5 781.5 676 7,280 1,747.5 1,920 1,870.5 1,085 4,000 4,000 2,359 910 932 395 2,092.5 3,185 1,731 3,044.5 4,044.5 1,870.5 1,095 1,648 1,360 2,319.5 1,623 4,000 1,260 4,000 1,720 1,050.5 1,010 1,021 2,685.5 970 767.5 682.5 4,322.5 4,000 1,720 1,839 682.5 910 1,870.5 3,000 3,955.5 2,870.5 350 105 1,409.5 354 998 2,509 4,000 3,044.5 1,720 420 1,010 927.5 425 676 228 1,395 930 3,044.5 910 2,082 910 2,509 3,235.5 1,084 241 900 882 4,044.5 1,050.5 1,145 820 310 2,617 3,999 203 827.5 1,092 1,410 1,310 196.5 1,541 2,273 3,044.5 1,573 777.5 960 165 462.5 820 2,106.5 1,541 196.5 1,902.5 1,902.5 3,044.5 970 1,075 870 912 312.5 2,315.5 970 392.5 1,084 1,450 4,044.5 970 502 540 1,095 750 677 3,042.5 1,265 1,276 1,008.5 1,222 1,190 2,870.5 3,000 412.5 870 4,000 1,504.5 4,000 874.5 1,920 676 3,185 4,044.5 1,409.5 2,641 3,337.5 1,720 2,509 3,185 Y19 505 1,864.5 676 1,222 910 4,000 910 910 412.5 600 412.5 412.5 850 870 1,265 1,465 2,509 1,092.5 1,490 3,000 975.5 676 676 3,185 2,186 2,509 3,185 2,802.5 X19 1,365 455 3,185 954.5 676 4,000 910 940.5 2,509 970 165 3,000 676 1,837.5 2,010 910 637.5 1,145 2,721 1,365 2,509 910 1,409.5 676 2,275 1,365 1,365 910 X15 455 1,365 Y1 455 1,365 Y2 Y1a 1,294 3,220.5 5,005 25,480 4,550 2,275 3,640 3,185 Y3 1,090 1,090 1,185 X14a 1,870.5 1,820 4,550 1,365 910 455 1,820 Y3a 455 455 Y3b 1,682.5 4,000 Y5 Y4 2,092.5 1,050.5 1,959.5 Y6 1,292 Y6a 2,509 4,000 3,044.5 3,258 Y7 2,685.5 Y8 Y7c 676 4,044.5 1,409.5 Y8a 455 227.5 910 455 1,137.5 455 Y9a Y9 1,365 455 910 455 Y10 1,820 Y11 2,347.5 4,044.5 1,365 Y11a X13b X14 1,050.5 2,730 1,365 1,365 3,185 1,365 455 910 1,864.5 1,820 Y11d Y11b 910 455 910 455 910 455 455 Y12 X13a 3,044.5 3,185 Y17 Y12a 1,185 4,044.5 350 Y18 Y13 910 X13 1,720 10,570 1,864.5 Y14 2,095 X12b 4,044.5 3,185 Y19 Y15 1,090 3,044.5 1,820 Y16 X12 X12a 57,785 1,365 Y16a X11a 3,185 1,820 X11 3,185 910 X10c 3,185 1,820 X10 1,820 910 455 X9 1,864.5 1,820 X8b X8c 2,347.5 3,185 X8 676 2,120.5 X7a 2,509 550 514.5 X7 676 1,365 X6 X20 2,509 1,820 X5b X15c 676 910 455 910 455 455 910 455 X5 X15b 2,509 X4a X14b 676 X4 X10d 2,509 1,820 X3a X3c X10b 676 X3 X7b 2,847 1,365 X2a X6a 499.5 X2 X5a 1,030.5 X1 X3b X3d 2,641 X2b X2c 6,370 4,550 1,820 3,185 3,185 1,365 3,185 3,185 3,185 7,280 5,915 57,785 1,365 X1 3,185 1,600 X2 910 455 910 455 455 910 220 455 X2b X2a X3 X2c X3b X3d X4 1,820 1,365 X4a 550 514.5 X5 X3a X3c X5b X5a 2,120.5 3,185 X6 1,820 X7 X6a 910 455 X7a X8 X7b 1,820 910 X8b X8c 1,820 1,820 X9 455 X10 X10b 1,640 910 180 X10c X10d 1,090 X11 X11a Y0a Y0 1,820 2,095 910 1,185 X12 1,090 1,090 X12b X12a X13 1,185 910 X13a X14 X13b 2,095 910 180 X14a X14b 1,090 X15 1,365 455 1,065 3,940 2,275 1,365 5,915 455 275 X15b X15a X16 X15c X16a X16e X17 X18 X19 X20 土台伏図凡例 土台 特記なき限り404 土台継手位置 アンカーボルトM12 L=360 2,000mm間隔以下 ホールダウン用 アンカーボルトM16 樹種 404・406 … Hem-Fir甲種2級 (防腐防蟻処理材) P.94~95 S-04|土台伏図|S=1/200 94 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-04 |土台伏図| S=1/200 事例① 95 X7b X2a X2c X3b X3d X5a X6a X10a X7b X8a X9a X10b X13b X10d X14b X15b X15c X16c X16e X20 X2 X2b 1,365 1,600 X3 X3a X3c X4 X4a 910 455 910 455 455 910 220 455 X5 1,820 X5b X6 1,365 550 514.5 X7 2,120.5 2,730 X7a 455 1,820 X8 X9 X8b X8c 910 455 1,820 910 X10 1,820 1,820 X10c X11 455 1,640 910 180 1,365 X11a 1,090 2,095 3,185 10,920 3,185 2,730 1,820 1,820 3,185 1,864.5 3,185 X14a 910 2,095 338 338 3,185 X15 910 180 X15a 1,090 X16 1,365 X16a 4551,065 X16b 1,210 X16d 910 910 X17 910 X18 2,275 2,730 455 2,730 X19 1,365 455 275 338 338 2,509 3,185 2422 408 0 338 338 2,509 3,185 2422 408 0 338 338 2,509 7,280 2422 408 0 338 338 2,509 5,915 2371 410 0 338 338 2,509 2371 410 0 2,964 2371 410 0 338 338 2,964 338 338 1,090 2重壁 2,550 545 2371 410 0 338 338 2,509 2,347.5 1,409.5 2422 408 0 2,509 338 338 3,185 2,509 2422 408 0 338 338 2422 408 0 6,370 1,720 2,509 338 338 960 2,509 1,720 505 2,509 338 338 3,185 960 1,720 338 338 2,347.5 2422 408 0 2422 408 0 2422 408 0 2422 408 0 2422 408 0 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 LVL 140E 2,802.5 2371 410 0 1,600 X2 910 455 910 455 455 910 220 455 X2b X2a X3 X2c X3a X3c X3b X3d X4 1,820 1,365 X4a 550 514.5 X5 2,120.5 X5b X5a 2,730 X6 455 X7 X6a 1,820 910 300 1,520 155300 X7a X8 X7b X8a X7b 910 X8b X8c 1,820 1,520 X9 300 1,640 910 300155 180 X10 X9a X10b 1,090 X10c X11 パッキン 厚4.5 HD-B15 1,731 999 HD-B20 1,503.5 X10d 3,185 3,185 455 1,365 455 910 3,185 1,820 910 455 910 455 910 455 455 3,185 3,185 27,300 3,185 3,185 Y13 Y12a Y12 Y11c Y11b Y11a Y11 Y10 Y9a Y9 Y8a Y8 Y7a Y7 Y6 Y6a Y5 Y4 Y3b Y3a Y3 3,185 3,185 455 455 3,185 455 910 455 910 455 1,365 455 910 455 455 2422 408 0 2422 408 0 2422 408 0 2422 408 0 2371 410 0 2371 410 0 2371 410 0 Y15 Y14 1,820 2422 408 0 2,347.5 338 338 338 338 2,509 338 338 338 338 2,509 338 338 2,509 LVL 140E Y16 Y2 BH3-212 LVL 140E 949.5 1,043.5 727 49.5 2371 410 0 Y17 Y1a Y1 2371 412 0 5,915 1,820 2,095 910 1,185 1,090 1,090 1,185 910 2,095 910 1,090 180 X11a 44.5 2,802.5 499.5 960 居室A-7 57,785 1,365 338 338 1,720 2517 2-204 0 1,276 便所 2371 410 0 7,280 2,509 960 1,720 505 960 PS PS PS 2371 410 0 2,509 960 1,720 505 1,720 1,720 505 便所 1,720 505 2293 2-208 0 居室A-8 455 499.5 277 1,365 1,864.5 505 1,720 2293 2-208 0 960 2293 2-208 0 505 2293 2-208 0 960 2293 2-208 0 505 960 2293 2-208 0 居室A-9 545 LVL 140E 676 2293 2-208 0 1,232.5 1,232.5 1,232.5 1,232.5 1,232.5 1,232.5 便所 2,641 2,550 PS PS 1,276 LVL 140E 1,090 2重壁 2,802.5 2466 2-206 0 2517 2-204 0 537.5 2453 412 0 2,550 954.5 44.5 1,415 537.5 537.5 PS 148 148 52 52 便所 2517 2-204 0 1,720 2453 412 0 505545 1,415 537.5 537.5 PS 共同生活室 機能訓練室 居室A-10 960 2154 410 0 44.5 1860 2-208 0 PS 2,509 338 338 1,415 LVL 160E 3,088.5 居室B-10 2293 2-208 0 148 52 2517 2-204 0 1,276 便所 1,415 2154 414 0 2重壁 52 614 52 148 148 PS PS 1,415 537.5 537.5 44.5 50 150 便所 1,415 1860 2-208 0 食堂 2293 2-208 0 960 1,415 1860 2-208 0 1860 2-208 0 1860 410 0 PS HD-B25 1,720 1860 410 0 898 HD-B25 PS 2-204 0 221.51860 44.5 LVL 140E HD-B25 898 1,844 2060 2-208 0 2060 2-208 0 975 975 1,690 221.5 1860 2-208 0 44.5 3,096 44.5 1860 2-204 0 2100 410 0 221.5 LVL 140E 772.5 826 826 772.5 826 HD-B20 HD-B25 2154 410 0 1860 410 0 LVL 140E 1,871 EPS 2,347.5 2422 408 0 2,072 44.5 50 1,522 52 150 148 居室A-6 2293 2-208 0 505 2210 414 839 居室B-8 505 1,720 LVL 140E キッチン HD-B25 1,310 671 354 114 1860 410 0 土台下端まで 158.5 2517 2-204 0 1,276 便所 居室B-9 1,232.5 1,232.5 居室A-5 2293 2-208 0 338 338 317.5 826 221.5 便所 1,058 2210 414 839 PS PS 1,415 居室A-4 960 1,122 1,070.5 2060 2-206 0 1860 2-204 0 1860 2-208 0 2587 2-210 0 1,522 1,360 居室B-7 便所 537.5 505 505 1,085 114 981 HD-B20 1860 2-210 0 PS LVL 140E Y18 1,864.5 960 2587 410 0 1,731 114 1,310 HD-B25 671 671 1860 2-210 0 1,180 1,012.5 82.5 1860 2-210 0 PS 150 1,522 148 50 52 44.5 976 44.5 PS PS 2293 2-208 0 2293 2-208 0 PS 44.5 食堂 3,096 HD-B25 1860 2-206 0 1,280 884 82.5 82.5 398.5 1860 2-206 0 2.5 1860 2-210 0 2060 2-210 0 846.5 2060 938 415 2-210 148 52 HD-B25 50 150 2587 2-210 0 介護 材料室 LVL 160E 3,088.5 2154 410 0 976 44.5 44.5 介護 ステーション 0 2,186 524.5 720 114 1,310 介護 材料室 着衣室 PS 汚物処理室 671 PS 2,186 洗濯室 便所 922 2517 2-204 0 2517 2-204 0 2,186 2587 2-210 0 524.5 720 462.5 720 979.5 979.5 PS 2587 2-210 0 2453 410 0 1,310 114 2154 414 0 1860 2-208 0 2293 2-208 0 1,820 個浴室 2587 2-210 0 HD-B25 便所 居室A-3 LH206 TC-11 TC-11 PS 汚物処理室 洗濯室 PS PS 居室A-2 960 1860 2-210 0 720 2328 2-206 1133 1860 2-208 0 HD-B25 1860 410 0 114 1,085 HD-B20 HD-B25 981 671 671 1,310 114 1860 2-210 0 2328 2-208 1133 2606 406 0 2587 2-210 0 2,186 1,310 114 廊下 1,720 1860 2-208 0 PS 148 148 52 614 52 2重壁 PS 354 1,871 1860 410 0 PS 共同生活室 機能訓練室 EPS 1,012.5 938 415 82.5 1,180 922 537.5 2178 410 783 2606 406 0 LVL 160E 1,720 1,720 505 120.5 434.5 HD-B25 505 1,085 114 2200 2-210 0 929 44.5 HD-B25HD-B20 2328 2-208 1133 2328 2-206 1133 2606 406 0 LVL 160E 505 1,720 434.5 120.5 1,720 便所 981 671 1,730 HD-B25 2,186 HD-B25HD-B20 LVL 160E 便所 1,365 X1 1,085 1860 2-208 0 HD-B25 981 居室A-1 1,409.5 44.5 4,550 505 HD-B25 PS PS 2384 414 0 6,370 114 HD-B20 HD-B25 1860 2-210 0 2210 2-206 0 2323 410 133 910 410 0 2587 2-210 0 2,186 114 1,310 671 860 422.5 82.5 4,461 2422 408 0 2587 2-210 0 2,186 2587 410 0 1,709 485.5 535.5 485.5 1,839 2,685.5 44.5 土台下端まで 2重 LVL 160E 1,409.5 44.5 2,347.5 4,550 550 720 550 505 1,720 505 930 LVL 160E 上枠2枚カット 3,145 475 2重 LH206 2,509 338 338 LVL 140E 1872 414 940 1,731 44.5 44.5 LVL 160E 上枠2枚カット 2453 410 0 居室B-6 PS PS PS 114 1,310 671 1,310 1,085 114 114 廊下 HD-B25 PS 収納庫 2重 910 地域交流 ホール 訓練 室 910 PS 475 4,550 1860 2-210 0 1860 2-210 0 2453 52 52 412 0 148 148 HD-B25 2453 412 0 LVL 140E 1,720 1860 2-208 0 居室B-5 2,550 2371 412 0 960 910 1,541 82.5 196.5 1860 2-210 600 945 2重 1860 2-206 600 960 便所 981 1860 410 0 PS HD-B25 1860 410 0 2285 414 0 114 PS 545 2293 2-208 0 2371 2-210 0 1,720 風除室 671 1,310 1860 2-208 0 114 1,310 671 505 2517 2-204 0 505 2323 2-208 728 1860 2-210 0 1,720 1,720 居室B-4 PS PS 960 2293 2-208 0 206壁H=2,658 上階より床梁618 206壁H=2,658 LVL 160E LVL 160E 2052 418 0 1860 2-210 0 居室B-3 960 2517 2-204 0 505 1,720 338 338 2422 408 0 2422 408 0 3,185 960 1860 416 0 LVL 140E 4,461 3,145 1,085 505 2293 2-208 0 2517 2-204 0 960 LVL 140E 114 便所 981 505 X12 X12a X12b X13 X13a X13b X14 X14a X15 X14b 1,365 455 1,065 1,210 910 910 910 2,275 5,915 1,365 455 275 X15a X15b X16 X15c X16a X16b X16d X16c X17 X18 X16e X19 X20 たて枠図凡例 X10a たて枠204 たて枠206 マグサ受204 マグサ受206 ツーバイコーナー (TC-11) ツーバイハイパー (TBH) ツーバイホールド (TH-18) ツーバイビッグコーナー (TBIG-13) ホールダウン金物 マグサ受LH204/206 標準パネルH=2,860 標準たて枠2-204@455 全ての壁に構造用合板厚9mm両面貼り 特記なき樹種は下記の通り 204・206・208・210 … S-P-F甲種2級 404・406・408・410 … 対称異等級E120-F330 特記なき限り頭ツナギ1枚、 上枠2枚、下枠1枚 A B C A RH B マグサ寸法 C rh パネルH 2,509 338 338 1,720 LVL 140E 2587 410 0 1860 416 600 2323 2-208 728 2重 2153 414 0 781.5 1,295 (4) 2,359 4,095 2587 410 0 (7) 4,322.5 410 0 LVL 160E 44.5 44.5 1,883 1,731 2587 2-210 0 932 350.5 1860 PS 410 0 (4) 505 505 1,742.5 PS 1,720 1,720 455 1,365 2,347.5 499.5 1,720 PS 114 1,310 960 2293 2-208 0 居室B-2 PS PS PS LVL 160E 2517 2-204 0 960 2587 410 0 玄関ホール 505 960 206壁H=2,658 上階より床梁618 206壁H=2,658 LVL 160E 1,731 1,731 44.5 44.5 44.5 900 2060 2-210 0 事務室 (4) 954.5 505 2587 2-210 0 354 (5) 2153 414 0 682.5 17.5 1,720 82.5 ボランティア室 2060 2-210 0 900 882 1,084 120.5 120.51860 2323 2-208 728 1860 2-208 0 階段 425 505 82.5 3,823 2517 2-204 0 1,720 2323 2-208 728 2323 2-208 728 EPS 土台下端まで 1,360 2000 410 0 350 105 1860 410 0 384.5 1,260 1,085.5 82.5 2000 410 0 2517 2-204 0 505 2606 2-206 0 2323 2-208 728 PS 1,395 1,731 44.5 44.5 777.5 960 82.5 2587 410 0 1872 412 827 1,837.5 準備室 (1)便所 910 196.5 1,541 階段下 倉庫 2071 2-206 HD-B25 0 82.5 82.5 820 777.5 960 462.5 2,232.5 廊下 介護職員室 会議室兼 地域交流室 1860 2-204 0 945 PS 420 1,010 390 1,720 537.5 910 (4) 土台下端まで 2060 2-206 0 1860 2-204 0 970 82.5 767.5 1,276 870 44.5 44.5 82.5 1,980.5 PS PS 1,980.5 1,084 120.5 1860 2-210 0 HD-B20 82.5 767.5 970 1860 2-210 0 970 310 土台下端まで 1871 2-204 0 廊下 面談室 男子便所 1860 2-208 0 調理 事務室 1,304.5 2060 410 0 エレベーター PS 寝台用 2323 2-208 728 PS 2587 410 0 2517 2-204 0 1860 2-208 0 2587 410 0 2587 410 0 4,006 宿直室 1,276 44.5 44.5 992.5 870 867.5 TC-11 先付 2606 2-206 0 1860 410 0 1860 2-210 0 1,410 470.5 掃除具入 男子更衣室 女子便所 970 312.5 954.5 PS 965 PS 82.5 82.5 洗浄室 1860 2-208 0 82.5 2587 2-210 0 970 540 82.5 970 502 2355 2-204 0 土台下端まで 120.5 2328 2-204 1133 1860 2-204 0 LVL 160E リネン室 下足室 1,365 土台下端まで 1,400 4,095 1,276 82.5 1,450 1,102.5 44.5 PS LVL 140E PS (4) 1,864.5 1,731 960 2328 2-206 0 2448 414 933 945 2323 2-210 0 537.5 1,200 587.5 1,265 44.5 975.5 1,020 720 LVL 140E 425 上枠1枚カット 1860 410 862 2060 2-208 0 2060 410 0 女子更衣室 洗濯室 2323 410 133 2355 410 0 土台下端まで 1,750 2587 410 0 (4) 910 4,095 2587 410 0 4,095 配膳室 1,008.5 1,184 82.5 600 1871 2-204 0 準備室 ( 2) PS PS 2323 2-208 133 (4) 870 412.5 82.5 (3) (4) 940.5 食品庫 1871 2-204 0 1871 2-206 0 1,092.5 (4) 82.5 2,010 1,745 44.5 LVL 160E 2587 410 0 2121 2-208 0 2080 412 0 82.5 2080 2-210 0 土台下端まで 1,265 910 637.5 2,010 1,220 613.5 720 114 下処理室 検収室 472.5 2323 410 1033 517.5 1,220 671 PS 82.5 LVL 140E 505 2036 410 0 1,720 2587 410 0 960 412.5 870 960 82.5 1,720 44.5 505 2422 408 0 1,720 1860 2-204 0 960 2486 414 0 2323 2-208 133 960 2517 2-204 0 1,720 505 955.5 820 44.5 2466 2-206 0 505 910 555.5 1,220 44.5 720 114 HD-B25 3,337.5 338 338 1,869 2,509 338 338 LVL 140E 405.5 2,509 338 338 1953 2-206 758 LVL 140E HD-B20 2587 2,509 338 338 1,720 2293 2-208 0 居室B-1 2320 412 0 2371 410 0 960 860.5 2,509 338 338 2422 408 0 960 2293 2-208 0 2371 410 840 2517 2-208 0 2422 408 0 2517 2-204 0 2422 408 0 Y19 1,720 2517 2-204 0 1,409.5 2,641 2371 410 0 2,509 338 338 便所 600 1,294 3,220.5 LVL 140E 1,365 2,275 LVL 140E 1,258 3,292 986 412.5 82.5 970 870 767.5 82.5 1,409.5 2,721 LVL 140E 2371 410 0 2328 410 933 2328 410 0 2371 410 0 1,820 455 1,365 Y1 455 1,365 Y2 Y1a 2328 2-210 1133 1,365 910 5,005 3,185 Y3 3,640 Y3a 2422 408 0 2,347.5 UB 455 455 Y3b 2,275 1,820 Y4 LVL 160E Y5 1517 2-204 0 2,685.5 Y6 LVL 140E Y6a 1,409.5 Y7 2371 410 0 Y8 Y7a 2517 2-204 0 2320 414 0 Y9 Y8a 2371 410 0 Y9a 4,550 Y10 1,592.5 Y11 1,864.5 1860 ― 0 2517 2-204 0 1,592.5 Y11a 2422 408 0 2328 2-204 1133 2517 2-204 0 2466 2-206 0 4,550 3,185 5,915 455 1,365 455 910 1,820 Y11b 910 455 910 455 910 455 455 Y12 Y11c X14 1,185 2422 408 0 LVL 140E LVL 140E 19,565 Y12a 455 910 455 910 455 1,365 455 910 455 455 Y13 1,090 1,090 3,185 2422 408 0 2,802.5 505 LVL 140E 1,365 Y18 Y15 X13a LVL 140E Y19 Y14 1,185 X13 1,365 2371 410 0 Y16 910 X12b 57,785 1,820 Y17 X12 X12a rh ROH RH X1 P.96~97 S-05|1階たて枠図|S=1/200 96 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-05 | 1 階たて枠図| S=1/200 事例① 97 X2c X1 X2 1,365 X2b X7c X3a X3c X3 X3b X6a X4 910 455 910 455 455 910 455 1,820 3,185 X4a 1,820 3,185 1,365 X5 X5a 1,065 3,185 X6 2,120 X7b X7a X7 455 2,730 X10d X10a X8 910 300 155 1,820 1,365 300 1,520 3,185 X10b X8b X8c 1,820 3,185 910 2,730 X10c X10 X9 1,820 1,820 1,820 1,820 300 1,640 155 X11b X11 910 180 X12a X11a 1,090 275 X12 1,820 910 X13b X12b 1,185 X13 X13a 1,090 1,090 X14b X14a X14 1,185 910 2,090 X15 910 X16c X15c X15a X16 X16a 1,085 280 1,360 460 1,065 X16b 1,210 X17a X16e X16d 958 814 X20 X17b X17 958 X17c 2,275 695 455 2,035 X18 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 7,280 5,915 1,820 3,185 3,185 2,730 455 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 Y12c Y12a Y12 Y11c Y11b Y11a Y11 Y10 Y9a Y9 Y8a Y8 Y7c Y7 Y6 Y6a Y5 455 1,365 455 910 1,820 Y4 455 455 Y3b Y3a Y3 455 1,365 Y1a Y1 5,005 4,095 LVL 160E 414 Y13 3,185 4,095 910 LVL 140E 410 410 208 455 227.5 910 455 1,365 455 910 1,137.5 455 455 910 455 910 455 455 455 455 455 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 2,730 208 2-208 410 2-208 208 208 2-208 3,185 Y15 Y14 Y2 2,100 2,144.5 ※斜線部は上部に208床施工 455 455 2FL+201 LVL 160E 414 LVL 160E 414 LVL 160E 414 2FL-237 Y16a Y16 410 LVL 160E 414 2FL+201 LVL 160E 414 2FL+201 208 LVL 160E 414 410 Y17 1,820 3,185 2,730 2,502.5 2-210 2,047.5 455 2-210 2,502.5 複合大梁※ 2-210 LVL 160E 610 208 455 2-210 2-210 610 LVL 160E 610 2-208 LVL 160E 414 208 2-210 208 1,820 455 1,365 4,095 Y0 503 407 503 407 407 503 455 455 Y0a 455 455 複合大梁※ 逆梁 LVL 160E 418(89×437) 405 LVL 160E 610 2-210 2,730 505 LVL 140E 410 LVL 140E 610 複合大梁※ LVL 140E 610 2-210 2-210 2-210 LVL 140E 410 LVL 160E 610 LVL 140E 410 ※斜線部は上部に208床施工 Y0b 2,047.5 2-210 2-210 410 410 410 2-210 LVL 140E 410 2-210 LVL 140E 410 LVL 140E 410 LVL 140E 410 2-210 27,300 LVL 140E 410 LVL 140E 410 LVL 140E 410 2-210 複合大梁※ 2-210 複合大梁※ 410 2-210 LVL 140E 410 2-210 LVL 140E 410 2-210 2-210 3-210 5,005 Y1 455 208 LVL 140E 410 410 682.5 LVL 160E 610 305 150 410 410 2,370 410 逆梁 LVL 160E 418(89×437) 2-210 逆梁 LVL 160E 418(89×437) 2-208 208 LVL 140E 410 Y2 Y1a 複合大梁※ 複合大梁※ 2,945 2-210 410 LVL 140E 410 LVL 160E 610 3,185 Y3 2FL-200 LVL 140E 618 2-210 5,915 Y3a 455 455 Y3b 2-210 LVL 160E 610 2-210 LVL 140E 410 1,820 Y4 LVL 140E 410 410 2-210 Y5 LVL 140E 618 2-210 複合大梁※ Y6 LVL 140E 410 505 455 407 405 455 503 2-210 Y6a 2-210 3-210 LVL 160E 610 2-210 2-210 Y7 410逆梁 410 2-210 LVL 140E 610 LVL 160E 610 2-210 410 Y8 Y7c 410 410 Y9 Y8a 503 407 407 503 208 2FL-200 Y9a 2FL-237 410 Y10 410 410 Y11 410 逆梁 LVL 160E 418(89×437) Y11a 2FL-200 逆梁 LVL 160E 418(89×437) Y11b 208 410 410 LVL 140E 410 Y11c LVL 140E 410 Y12 5,915 Y12a 7,735 Y13 Y12c 910 455 455 1,137.5 455 910 455 1,365 455 910 910 455 455 455 455 455 227.5 455 27,300 1,820 Y14 208 逆梁 LVL 160E 418(89×437) Y15 LVL 160E 610 LVL 140E 410 2,060 Y16 610 LVL 160E 610 910 3,185 Y16a Y18 410 455 1,365 455 910 Y17 Y19 208 208 2-210 208 1,365 Y19 Y18 X19 1,365 455 2,730 185 59,605 3,185 X15b 1,365 X3d Y0b Y0a Y0 LVL 160E 414 6,370 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 3,185 7,280 2,035 1,150 2,730 2,035 695 455 2,730 1,820 59,605 1,365 X1 1,820 X2 910 455 910 455 455 910 455 X2b X3 X2c X3b X4 1,820 1,365 X4a 1,065 X5 X3a X3c X3d X5a 2,120 2,730 X6 455 X7 X6a 1,820 910 300 155 X7a X8 X7b X7c 1,820 910 X8b X8c 1,820 1,820 X9 300 1,640 155 X10 X10a X10b 910 180 X10c X10d 1,090 X11 1,820 910 1,185 1,090 1,090 1,185 910 275 X11a X11b X12 X12a X12b X13 X13a X13b X14 2,095.9 910 1,090.9 1,365.8 1,065 179.1 274.1 454.2 X14a X14b X15 X15a X15b X16 X15c 1,210 X16a 958 X16b 814 958 X16d X16c 2,275 X17 X16e X17b X17a 1,365 455 X18 X17c 床伏図凡例 床根太・転び止め・ 添え木 (L=400)210 金物JH210 標準より低い部材 金物BH2-210 標準より高い部材 金物BHH3-210 X20 X19 特記なき樹種は下記の通り 204・206・208・210 … S-P-F2級 404・406・408・410 … 対称異等級 E120-F330 床合板 構造用合板 厚15 特記なき場合、 釘 CN65@100 特記なき限り床根太は210@455とする。 ※ 複合大梁は、 構造詳細図 (S-10) を参照。 P.98~99 S-04|2階床伏図|S=1/200 98 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-04 | 2 階床伏図| S=1/200 事例① 99 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X8b X9 X10 X11 59,605 X12 X13 X14 X15 X16 X16b X17 X18 X19 57,785 6,370 5,915 BH-1.8-5.0X7 BH-1.8-4.5X8 L1 L2 L3 L3 L5 L6 L7 YH-1.8-6.5-GTX2 YH-1.8-6.5-T7 YH-1.8-6.5-T6 YH-1.8-6.5-T5 YH-1.8-6.5-T4 YH-1.8-6.5-T3 YH-1.8-6.5-T2 YH-1.8-6.5-T1 BH-1.8-3.25ツノ455 BH-1.8-3.25ツノ910 BH-1.8-3.25ツノ1365 BH-1.8-3.25ツノ1820 BH-1.8-3.25ツノ2275 BH-1.8-3.25ツノ2730 BH-1.8-3.25ツノ3185 BH-1.8-3.25ツノ3640 BH-1.8-3.25ツノ4095 BH-1.8-3.25ツノ4550 BH-1.8-3.25ツノ5005 BH-1.8-3.25ツノ5460 BH-1.8-3.25ツノ5915 BH-1.8-3.25ツノ6370 BH-1.8-3.25ツノ6825 BH-1.8-3.25ツノ6370 BH-1.8-3.25ツノ5915 BH-1.8-3.25ツノ5460 BH-1.8-3.25ツノ5005 BH-1.8-3.25ツノ4550 BH-1.8-3.25ツノ4095 BH-1.8-3.25ツノ3640 BH-1.8-3.25ツノ3185 BH-1.8-3.25ツノ2730 BH-1.8-3.25ツノ2275 BH-1.8-3.25ツノ1820 BH-1.8-3.25ツノ1365 BH-1.8-3.25ツノ910 BH-1.8-3.25ツノ455 YH-1.8-6.5-T1 YH-1.8-6.5-T2 YH-1.8-6.5-T3 YH-1.8-6.5-T4 YH-1.8-6.5-T5 YH-1.8-6.5-T6 YH-1.8-6.5-T7(1982) YH-1.8-6.5-GTX2(1982) R7(1982) R6(1982) R5(1982) R4(1982) R3(1982) BH-1.8-3.25X29 Y-1.8-14両カケ3.25-T2 Y-1.8-14両カケ3.25-T3 Y-1.8-14両カケ3.25-T4 Y-1.8-14両カケ3.25-T5 Y-1.8-14両カケ3.25-T6 Y-1.8-14両カケ3.25-T7 Y-1.8-14両カケ3.25-T8 Y-1.8-14両カケ3.25-T9 Y-1.8-14両カケ3.25-T10 Y-1.8-14両カケ3.25-T11 Y-1.8-14両カケ3.25-T12 Y-1.8-14両カケ3.25-T13 Y-1.8-14両カケ3.25-T14 Y-1.8-14両カケ3.25-T15 C-1.8-14両カケ3.25AX5 200 CH-1.8-5.25 BH-1.8-4.5X8 BH-1.8-3.25X29 1,820 BH-1.8-5.0X7 L2-5 Y12 Y11b Y10 Y8a Y8 Y5 Y3 Y2 Y1 455 4 -1 L15(1982) L14(1982) L13(1982) L12(1982) L11(1982) L10(1982) L9(1982) L8(1982) L7(1982) L6(1982) L5(1982) L4(1982) L3(1982) Y15 Y14 .8 -1 SIS-6.0,3.6-3.0X10 R2-5 Y17 200 1,820 CH-1.8-5.25X3 C-1.8-14カケ3.25,5.25 GE-1.8-14カケ3.25,5.25 CH-1.8-5.25カケ2.0X2 C-1.8-10.75カケ5.25X5 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T8 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T7 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T6 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T5 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T4 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T3 Y-1.8-10.75両カケ3.25-T2 1,451 1,820 C-1.8-12654X3 BH-1.8-3.25X17 4,550 5 BH-1.8-3.25X27 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13 R14 R15 R16 0. 7 C-1.8-10.75両カケ3.25X20 -1 .8 -1 C-1.8-14両カケ3.25X10 H 200 1,820 Y2 TB1.8 C-1.8-14両カケ3.25X17 H 3,185 2,730 9,783 Y4 CH-1.8-5.25カケ2.0X2 1,029 2,730 Y7 1,029 2,730 3,185 9,783 27,300 1,451 2,730 412 412 Y11 Y9 5 .7 Y11a AH-1.8-2.0X5 BH-1.8-3.25X27 2,644 10 Y12 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 YH-1.8-7.0-GTX2 YH-1.8-7.0-T8 YH-1.8-7.0-T7 YH-1.8-7.0-T6 YH-1.8-7.0-T5 YH-1.8-7.0-T4 YH-1.8-7.0-T3 YH-1.8-7.0-T2 YH-1.8-7.0-T1 BH-1.8-3.5ツノ455 BH-1.8-3.5ツノ910 BH-1.8-3.5ツノ1365 BH-1.8-3.5ツノ1820 BH-1.8-3.5ツノ227X3 BH-1.8-4919 BH-1.8-4919 BH-1.8-4919 BH-1.8-4919 BH-1.8-3.5ツノ227X3 BH-1.8-3.5ツノ1820 BH-1.8-3.5ツノ1365 BH-1.8-3.5ツノ910 BH-1.8-3.5ツノ455 YH-1.8-7.0-T1 YH-1.8-7.0-T2 YH-1.8-7.0-T3 YH-1.8-7.0-T4 YH-1.8-7.0-T5 YH-1.8-7.0-T6 YH-1.8-7.0-T7 YH-1.8-7.0-T8 YH-1.8-7.0-GTX2 L7 L6 L5 L4 L3 L2 L1 C-1.8-10.75カケ5.25X2 .8 Y13 L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 L9 L10 L11 L12 L13 L14 L15 L16 -1 Y15 Y18 27,300 GE-1.8-3.25X2 1,029 BH-1.8-3.25X17 1,029 1,029 2,730 3,185 H 5,915 Y18 1,820 200 6,825 3,185 93 13,650 12,740 640 1,451 640 8,190 9,555 1,820 12,740 1,451 2,730 3,185 6,370 R15 R14 R13 R12 R11 R10 R9 R8 R7 R6 R5 R4 R3 R2 R1 H -1 .8 -1 4 4,919 6,370 455 6,370 2,730 1,029 455 3,185 3,185 455 200 1,029 6,370 3,185 9,555 6,370 6,370 6,370 6,370 7,280 5,915 1,820 200 57,785 59,605 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X10 X11 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 野地合板 釘打ち CN65@90 100 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) P.100~101 S-06|小屋伏図|S=1/200 事例① S-06 |小屋伏図| S=1/200 101 0.910 5.915 2.275 5.915 0.910 5.915 5.915 1.820 2.275 5.915 0.910 2.275 0.910 5.915 1.820 1.210 0.910 1.820 1.820 1.592 1.820 0.910 1.820 0.910 0.910 1.210 3.640 1.592 1.820 0.910 2.047 1.365 1.365 1.365 1.820 5.915 4.095 1.820 5.915 4.095 1.820 1.820 5.915 2.275 0.682 0.682 2.180 1.820 0.910 0.852 1.820 1.820 2.180 0.848 1.820 1.005 0.848 0.910 0.910 5.915 0.910 0.910 0.682 1.820 5.915 5.915 1.820 2.275 1.820 4.095 5.915 0.910 1.820 0.852 2.275 5.915 5.915 1.820 1.005 2.180 6.370 0.910 4.095 5.915 0.910 0.910 1.365 0.848 5.915 5.915 6.825 1.820 1.365 1.592 1.640 0.910 0.910 4.095 4.095 1.592 3.185 1.820 2.423 2.502 5.915 0.910 1.820 0.796 4.095 1.820 2.047 1.820 2.275 2.275 1.820 0.910 0.802 3.185 0.682 2.047 2.275 1.137 0.910 1.820 0.910 2.275 0.910 0.910 0.910 2.275 2.180 0.910 0.682 3.185 0.910 0.848 1.005 4.095 0.682 1.820 0.910 0.910 1.820 0.848 1.005 0.935 1.365 2.180 0.910 0.796 5.915 4.322 5.915 5.915 5.915 5.915 5.915 0.848 2.322 6.370 4.095 0.910 1.137 0.910 0.682 0.910 0.910 0.910 2.180 1.820 0.910 1.820 0.910 1.820 0.910 1.820 1.820 1.820 1.137 3.185 0.910 2.275 1.820 0.910 1.820 0.910 0.910 2.430 3.185 1.820 0.910 0.910 1.820 1.820 0.910 1.820 0.682 1.820 1.820 0.600 0.600 1.365 1.820 5.915 1.820 0.600 5.915 0.910 0.600 0.600 5.915 5.915 0.600 5.915 1.820 1.820 5.915 0.910 2.275 5.915 0.910 1.820 1.210 0.600 1.820 0.910 1.820 0.600 0.910 3.640 1.592 1.210 0.910 0.910 1.820 1.592 1.820 1.820 0.910 1.820 0.910 2.047 1.820 1.137 1.592 1.365 2.275 1.365 0.910 0.910 0.852 5.915 2.180 1.820 1.820 1.820 0.848 4.095 1.820 5.915 4.095 1.820 5.915 1.365 2.275 1.005 2.180 1.820 0.852 5.915 0.910 2.275 0.848 1.820 5.915 1.820 5.915 1.005 2.180 0.848 2.275 3.185 2.180 1.592 1.365 3.185 6.370 0.848 1.005 0.910 0.910 0.910 0.910 0.910 0.848 0.910 0.910 1.820 1.820 5.915 1.820 1.005 2.180 0.910 0.796 0.682 0.796 2.180 6.370 2.275 0.910 0.910 0.910 2階 耐力壁倍率図 1.365 2.275 1.820 0.600 0.910 0.910 0.600 2.275 1.820 4.095 0.910 4.095 1.820 4.095 0.600 0.910 0.796 0.910 0.750 1.365 0.600 6.370 2.275 0.910 2.047 0.682 0.910 0.600 凡例 たて枠間隔50cm以下 0.910 0.910 1.365 1.820 0.910 1.820 0.910 1.820 0.600 0.600 0.600 0.600 0.600 6.370 0.910 0.910 0.600 壁の構造 (1) (2) 記号 0.910 1.137 0.910 1.820 0.600 0.600 0.910 5.915 0.682 5.915 1.820 0.910 0.910 0.682 2.275 0.910 1.365 1.820 1.365 0.910 3.867 5.460 1.820 5.915 1.845 0.830 4.095 4.550 0.682 3.185 0.682 0.910 4.095 0.600 2.730 2.502 3.640 0.910 5.915 1.365 1.820 1.365 4.265 0.682 2.502 1.820 0.750 0.750 0.910 0.910 4.095 4.550 2.730 2.047 1.592 1.820 1.365 1.820 0.910 2.957 8.417 5.915 0.682 0.910 1.820 0.750 0.682 1.365 3.185 0.600 0.848 0.910 0.935 0.600 5.915 1.820 0.682 0.600 1.820 1.820 0.600 4.095 0.910 0.796 1.820 1.820 0.600 1.820 1.820 0.600 1.137 1.592 1.365 0.600 0.750 1.820 0.600 0.742 0.910 1.820 1.365 1.251 0.600 0.750 0.600 0.682 0.910 1.820 1.137 1.365 1.365 2.730 0.910 0.682 1階 耐力壁倍率図 W1 W2 W3 倍率 9.0㎜構造用合板 15.0㎜強化石膏ボード 3.0 1.0 15.0㎜強化石膏ボード 15.0㎜強化石膏ボード 9.0㎜構造用合板 9.0㎜構造用合板 1.0 1.0 3.0 3.0 4.0 2.0 5.0 P.102~103 S-08|耐力壁配置図|S=1/240 102 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-08 |耐力壁配置図| S=1/240 事例① 103 X1 X2 1,720 2,730 X3 X4 X5 X2c X6 X7 1,720 50 X8 3,145 4,550 475 1,820 X9 X10 2,293 X11 1,720 505 505 1,720 3,185 3,185 960 X12 Y2通り 軸組図 2,439 2,371 2,466 2,293 Y18 Y19 960 3,185 3,185 1,720 505 505 1,720 50 960 X13 X14 7,280 1,052 1-412 2-208 AD-6 AD-3 W1600×H2340 W2430×H2500 2-208 2-208 AD-3 AD-3 W1600×H2340 W1600×H2340 1,720 505 505 1,720 50 3,185 3,185 2,550 1-410 2-208 AD-11 AD-9 W1600×H2340 W2430×H2500 2-208 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 960 3,185 1,720 50 564 960 X15 1,720 50 545 3,185 X16 2,550 2,550 564 3,185 2,730 2,155.5 985 1,955 730.5 44.5 44.5 2-204 1-410 AD-11 W2430×H2500 10 1.8 2-206 975 2,392 960 2-208 2-208 AD-3 AD-3 W1600×H2340 W1600×H2340 960 Y17 1-412 AD-6 W2430×H2500 2,536 2,439 2,439 50 1,720 50 3,185 3,185 3,185 1,720 505 505 1,720 Y16 505 1,276 44.5 44.5 Y15 2-208 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 2-208 2-206 AD-3 AW-3 W600×H2100 W1600×H2340 2,439 2,439 Y14 1,720 3,185 2,695 1,395 960 2,293 1-414 AD-1 W3025×H2450 2,285 930 3,185 505 50 1,720 50 2-208 2-208 AW-15 AD-9 W1600×H1300 W1600×H2340 1,044 2-208 AW-1 W1600×H1300 728 960 960 6,370 1,720 1,044 2-208 AW-15 W1600×H1300 2,439 2-208 AD-9 W1600×H2340 6,370 505 1,415 1,720 1,595 1,595 728 728 2-208 2-208 AW-1 AW-1 W1600×H1300 W1600×H1300 410 1,720 505 505 1,720 960 6,370 3,185 1,720 50 505 1,395 960 2,439 2,439 2,439 50 1,720 505 505 1,720 3,185 960 2-208 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 728 2-208 2-208 AW-2 AW-1 W1600×H1300 W1600×H1300 728 505 455 3,185 3,185 410 1,720 505 505 1,720 Y13 X18通り 軸組図 133 2,190 505 1,595 2,439 1,595 728 GL 1-408 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 1,595 2,439 2,898 2,439 740 2,860 2,323 1,583 2-208 AW-1 W1600×H1300 960 1,595 3,185 3,185 50 1,720 505 505 1,720 2-208 AD-9 W1600×H2340 2FL 1FL 3,185 1,720 505 Y12 960 2,599 Y5 505 2,439 Y10 Y11 960 2,453 Y9 1,720 505 505 1,720 3,185 3,185 2,618 Y8 960 2,599 Y7 960 2,453 Y6 1,720 505 505 1,720 3,185 3,185 2,439 Y4 960 2-206 2-208 AD-3 W1600×H2340 2-208 2-208 AD-3 AD-3 W1600×H2340 W1600×H2340 2,293 Y3 960 2-208 AD-9 W1600×H2340 2,293 2,293 2,293 1,720 505 505 1,720 3,185 3,185 505 2,439 Y2 960 2-208 2-208 AD-3 AD-3 W1600×H2340 W1600×H2340 3,185 1,720 2,293 960 960 1-408 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 2,439 1,720 3,185 960 2,293 Y1 505 44.5 3,185 3,185 1,720 505 505 1,720 2,439 1,731 44.5 960 2,293 GL 2,293 1FL 960 2-208 2-208 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 2-208 2-208 AD-3 AD-3 W1600×H2340 W1600×H2340 2,293 2,860 2,371 2-208 AD-3 W1600×H2340 3,185 3,185 1,720 505 505 1,720 2,439 2,439 2,898 2,549 2FL 1-412 960 × 2-208 1-408 AD-9 AD-9 W1600×H2340 W1600×H2340 1-410 1-410 960 2,293 3,185 3,185 1,720 505 505 1,720 960 2,439 986 2,293 910 910 3,185 537.5 783 2,154.5 44.5 44.5 2,439 1.8 10 1,090 7,280 2,550 545 5,915 X17 X17c X18 X19 X20 P.104~105 S-09|枠組図|S=1/200 104 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-09 |枠組図| S=1/200 事例① 105 GPL-6 LVL160E 300×200 LVL160E414 ※斜線部は上部に 208床施工 (208材勾配加工) 4-M16 50 50 89 300 200 300 LVL160E414 LVL160E414 2-M16 GPL-6 [-300×90×9×13 GPL-6 LVL160E 300×200 4-M16 235 テラス LVL160E414 GPL-6 50 2,860 2 [-300×90×9×13 ※斜線部は上部に 208床施工 (208材勾配加工) LVL160E414 共同生活室 [-300×90×9×13 50 LVL160E414 LVL160E414 ハイブリッド床梁 B200×H300 LVL160E414 [-300×90×9×13 2-M16 1,000以下 1,000以下 1,000以下 2,660 2,730 LVL160E414 1,000以下 1,000以下 [-300×90×9×13 140 315 140 455 「柱」200×300 土台下端まで 2,860 351 184 400 150 201 ▽GL 250 250 300 89 基礎梁 ▽1SL LVL160E 300×200 LVL160E 300×200 [-300×90×9×13 [-300×90×9×13 2,710 LVL160E610 200 LVL160E610 2-M16 2-M16 GPL-6 GPL-6 150 200 150 90 90 89 Y18 600 2重壁部分 S=1/60 5,770 ポーチ部分断面図 S=1/100 使用材料 鉄骨:SS400 H・TB:F10T 600 44.5 44.5 89 211 300 89 複合大梁詳細図 S=1/40 P.106~107 S-10|構造詳細図 106 5 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ①特別養護老人ホーム(2 階建て) S-10 |構造詳細図 事例① 107 6 ツーバイフォー構法による 大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) 6-1 モデル図面に関する基本情報 6-2 設計図書の分量と構成 図面集 資料提供:株式会社吉高綜合設計 (図面掲載にあたり、細かな文字や寸法等を省略した) www.naturallywood.com tur [表 2]モデル図面②の構成 1)(太字は図面の一部を掲載) 6-1 モデル図面に関する基本情報 A-001 [1 枚] A-01 [3 枚] モデル図面②には、ショートステイを併設した広域型特別養護老人ホーム(3 階建て)の設計図書を例 示した[表 1]。 近年は特別養護老人ホームの事業者間の競争が激しくなっている。この施設の場合、事業者が掲 げる介護の実践には木造建物がふさわしいと判断 され、ツーバイフォー構法による高齢者施設づくり [表 1]事例②の施設概要 A- ****[6 枚] 図面種類・名称 意匠図[93 枚] 電気設備図[42 枚] 概要 ・ 付近見取 E-01 [1 枚] 電気設備工事特記仕様書 枠組壁工法建築特記仕様書(1) ( 2) (3) E-02 [1 枚] 配置図 枠組壁工法耐火建築物標準仕様書(外壁) 、 (間仕切) ( 、 床1) ~ (床2) ( 、 屋根) ( 、 階段) A-02 [4 枚] 各種求積図 ・ 面積表(敷地、 建築面積、 各室面積) 、 平均 GL A-03 [5 枚] 仕上表[外部、内部(1) ~ (4) ] A-04 [3 枚] 配置図、 外構図、 排水計画図 E-03 [2 枚] 高圧受変電単線結線図、 発電機仕様書 ・ 容量計算書 E-04 [6 枚] 動力盤負荷リスト、 電灯盤負荷リスト(1) ~ (5) E-05 [1 枚] 電灯 ・ 動力幹線設備系統図 E-06 [4 枚] 幹線 ・ 動力設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) 、 厨房平面図 ・ 器具表 A-05 [4 枚] 各階平面図(1 階、 2 階、 3 階、 屋根) E-05 [1 枚] 照明器具姿図 用途 特別養護老人ホーム(80 床) A-06 [1 枚] 立面図 E-06 [3 枚] 電灯設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) 構造 枠組壁工法(耐火構造) 持っているが、構造上は 3 つの建物をエキスパン A-07 [1 枚] 3 階建て 断面図 E-06 [3 枚] 非常用照明 ・ 誘導灯平面図(1 階、 2 階、 3 階) 階数 ションジョイントで結んでいる。基礎には、柱状体 規模 建築面積 2,902㎡ 延床面積 5,816㎡ A-08 [3 枚] 矩計図(1)~ (3) E-06 [3 枚] コンセント設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) を用いた地盤改良を行った上で、布基礎が採用 工期 2013 年 12 月~ 2014 年 8 月 A-09 [6 枚] 平面詳細図[A・C 棟、 B 棟 1 階(1) (2) 、 B 棟 2 階(1) (2) 、 B 棟 3 階] E-05 [1 枚] 電話 ・LAN・ テレビ共聴設備系統図 備考 ショートステイ(20 床)を併設 A-09 [6 枚] 屋内階段詳細図(A・B・C 棟) 、 屋外階段詳細図(A・B・C 棟) A-10 [16 枚] 展開図 [A・C棟 (1) ~ (3) 、B棟 (1) ~ (12) ] 、 浴室断面図 A-11 [3 枚] 天井伏図(1 階、 2 階、 3 階) の経験豊富な設計者に設計業務が委託された。 建物全体は約 90m ×約 37m の平面規模を されている。 6-2 設計図書の分量と構成 A-12 [7 枚] 意匠図と構造図について 家具図(1) ~ (3) A-14 [7 枚] エレベーター詳細図(1) ~ (7) A- ** [6 枚] モデル図面②の分量は 261 枚である[表 2]。モデル図面①に比べて 3 割ほど多いのは、構造図と S-01 [6 枚] モデル図面①との大きな違いは意匠図と構造図の構成にある。意匠図では、日本ツーバイフォー建 築協会が作成した「枠組壁工法建築特記仕様書」が活用され、「枠組壁工法耐火建築物標準仕 様書」などもこれに続いて収録されている。同様に、構造図でも同協会が作成した構造特記仕様書 S-02 [8 枚] E-06 [3 枚] 構造設計標準仕様書、 構造鉄筋規準図(1) 、 枠組壁工法構造特記仕様書(1) ~ (4) 地盤改良工事特記仕様書、 改良体配置図 (A・B・C 棟、 鉄骨階段部) 、 ボーリング調査位置図 、 地盤改良図(A・B・C 棟) 電話 ・LAN・ テレビ共聴設備平面図 (1 階、 2 階、 3 階) E-05 [1 枚] 非常放送設備系統図 ・ 機器姿図 E-06 [3 枚] 非常放送設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) E-05 [2 枚] ナースコール ・ インターホン設備系統図 ・ 姿図 E-06 [3 枚] ナースコール ・ インターホン設備平面図 (1 階、 2 階、 3 階) E-05 [1 枚] 自動火災報知設備系統図 E-06 [3 枚] 自動火災報知設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) 枠組壁工法耐火建築物標準詳細図(1) ~ (5) ~ (8) 法規チェック図(1 階、 2 階、 3 階) 、 法規チェック表 (1) ~ (3) 構造図[80 枚] 機械設備図の枚数が増えているためである。もっとも、構造図は A2 版で棟別に作成されているので、 実質的な図面分量が大きく増えているわけではない。 建具配置図(1 階、 2 階、 3 階) 、 建具表 (1) ~ (4) A-13 [3 枚] A- *** [8 枚] 機械設備図[46 枚] MA・P-01[3 枚] 機械設備工事特記仕様書(1) 、(2) 、 拡大版 MA-02 [1 枚] 空調設備機器表 MA-03 [1 枚] 空調設備配管系統図 MA-06 [3 枚] 空調設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) MA-02 [1 枚] 換気設備機器表 MA-03 [1 枚] 換気設備ダクト系統図 MA-06 [3 枚] 換気設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) S-03 [6 枚] 基礎伏図、 基礎配筋仕様書(A・B・C 棟) 構成になっていることである。つまり、これらの工事にはそれぞれ専用の特記仕様書が作成され、関連 S-04 [9 枚] 土台伏図(A・B・C 棟) 、 床根太伏図(A・B・C 棟 2 階、 3 階) 図面には構造図とは異なる図番が付けられている。 S-05 [9 枚] たて枠図(A・B・C 棟 1 階、 2 階、 3 階) P-03 [3 枚] 衛生設備系統図 ・ 器具表 ・ 枡リスト S-06 [6 枚] 小屋伏図(A・B・C 棟) 、 トラス図(1) (2) 、 ギャングネイル一覧(トラス図) P-06 [3 枚] 衛生設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) S-07 [7 枚] 天井根太伏図(A・B・C 棟 1 階、 2 階、 3 階) S-08 [9 枚] 壁倍率配置図(A・B・C 棟 1 階、 2 階、 3 階) P-07 [4 枚] 衛生設備詳細図[B棟(1) ~ (3) 、 厨房] S-09 [3 枚] 枠組図 2) P-07 [1 枚] 衛生設備詳細図(受水槽) S- ** [13 枚] 構造特記仕様書、 壁式鉄筋コンクリート構造配筋 標準図(1) (2) 、 鉄骨構造標準図(1) (2) 、 鉄筋コンクリート構造配筋標準図(1) (2) P-03 [1 枚] 消火設備系統図 S- *** [2 枚] エレベーター図面(EV1、 EV2) S- ****[2 枚] 鉄骨階段[A・C 棟(1) (2) 、 B 棟(1) (2) ] を活用しているが、さらに目を引くのは、「地盤改良工事」だけでなく「鉄骨工事」も別工事扱いの 設備図について 設備図の構成はモデル図面①とほぼ同様である。空調換気設備と給排水衛生設備は「機械設備図」 として一つにまとめられており、昇降機設備の設計図書は意匠図の中に含まれている。 110 図面種類・名称 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) MA-07 [9 枚] 空調・換気設備詳細図[居室(1) ~ (8) 、 1 階厨房] P-02 [1 枚] 衛生設備機器表 P-07 [8 枚] 衛生設備詳細図[A・C棟1階各室(1) ~ (4) 、 A・C棟2階各室 (1) ~ (4) ] P-06 [3 枚] 消火設備平面図(1 階、 2 階、 3 階) 1)図面記号は本書 3-1[表 1] (p.39)の分類に基づいて整理した。 そのため図面の順番は実施図面と一部異なっている 2)建築確認では「軸組図」と呼ばれることもある 6-1 モデル図面に関する基本情報 / 6-2 設計図書の分量と構成 111 枠組壁工法:建築特記仕様書 (2) 施設建築用 運用は適用項目に■を記入する。 本特記仕様書は 「木造建築工事標準仕様書 (官庁営繕部) 」の特記指定項目について記載している。 12章、建具工事(H22木標仕P206~231) 1.住宅用 アルミニウム 建具 11.ガラス ○住宅用アルミニウムサッシュの内枠組壁工法用専用サッシュを (既成品-半外付タイプ) 。 使用する 型板ガラス 2.アルミニウム 製建具 水密性 □W-1 □W-2 □W-3 □W-4 □W-5 断熱性 □H-1 □H-2 □H-3 □H-4 □H-5 遮音性 □T-1 □T-2 □T-3 □T-4 種類 □熱線吸収フロート板ガラス □熱線吸収網入り磨き板ガラス 枠見込 ■断熱複層ガラス □日射熱遮蔽複層ガラス ○熱線反射ガラス 品種 70 ○ガラスブロック 寸法mm 12.ガラスとめ材 及び溝 ○簡易気密扉の簡易気密ドアセット性能値 ■適用する (適用箇所は建具表による) □適用しない ○品質規格建具表による他製造所仕様による。 13.ガラス用フィルム センサーの種類 □マットスイッチ □電子マットスイッチ ■光線スイッチ □音波スイッチ □熱線スイッチ □光電スイッチ 14.重量シャッター 加工・組立時の含水率 15%以下 人工乾燥15%以下 自然乾燥18%以下、 18%以下 色調 映像調整 色調 □グレー □ブルー □ブロンズ 色調 □ 熱線反射 □ カラー パターン 防火認定 □無 □乙種防火 名称 面クリア ランス 5以上 5以上 5以上 2以上 種類 第2種 エッジクリアランス 部位 固定部 可動部 4以上 3以上 上・縦 4以上 下 4以上 3以上 上・縦 下 7以上 上・縦 4以上 3以上 7以上 下 上・縦 4以上 3以上 4以上 下 張り面 ■内張 □外張 □内張 ■外張 2.下地ごしらえ ○押出し成形セメント板、 窯業系サイディング材等の下地ごしらえの基準は 各製造所の仕様による。 3.床用塗装塗り ○材質 ■ウレタン樹脂系塗装 ○仕上種別 □平滑仕上 ■防滑仕上 15.軽量シャッター 種類 □本締り付モノロック 品質・規格 16.障害物 感知装置 ○建具表による他下記による。 ○合わせガラス 品種 フロート合わせガラス 網入り磨き合わせガラス 15.オーバーヘッド ドアー 2.ビニル床タイル 張り 3.帯電防止床 タイル張り 構成種類 □フロート板合わせガラス □熱線吸フロート板合わせガラス □網入り磨きフロート板合わせガラス □網入り磨き熱線吸収合わせ板ガラス ○本特記仕様内容は、 平成22年版「木造建築標準仕様書」 に対応した特記仕様書とする 開閉方式 □バランス式 □チェーン式 □電動式 収納形式 色柄 □無地 □マーブル ■柄物 □無地 NC 種類 厚さ 備考 2.0 mm CT CTS HT 種類 □コンポジションビニル床タイル □ホモジニアスビニル床タイル 厚さ 性能 2.0 mm 4.5 mm 体積抵抗値1.0×103以上 ○タフテッドカ―ペット パイル形状 帯電性 人体耐電圧 □ 3Kv以下 □ パイル長㎜ □ 5~7 □ 4~6 □4 □ ○タイルカーペット 種別 パイル形状 □A種 □ループパイル □カットパイル □B種 工法 □全面接着 工法 □グリッパ― 工法 9.壁紙張り ○障害物感知装置を設ける電動式シャッター (ドア) の内防火シャッター及び 防煙シャッターにおいては、 「防火シャッター開閉作動時の危険防止に関 するガイドライン」 に基づく 「危険防止機構防火シャッターの据え付け」 に 掲げられた障害物感知装置又は、 二段降下防火シャッターの機構を有す るものとする。 ただし、 たて穴区画及び、 異種用途区画には二段降下防火シャッターは 使用しない。 その他電動シャッター (ドア) は電動降下中に障害物を感知 し、 自動的に停止させる機能を有するもとする。 ○畳床の仕様は下記による。 区分 稲わら畳 ポリスチレンフォーム サンドイッチ稲わら畳 建材畳 ■シージングせっこうボード GB-S ■12.5mm □15.5mm ■9.5mm GB-D GB-D ■9.5mm □12.5mm ■9.5mm □12.5mm ○壁紙の仕様は設計図による。 ○防火材料の指定又は認定を受けた壁紙には、施工後適切な表示を行う。 10.タイル工事 ・陶磁器質タイル ○タイルの仕様は設計図による。 施工場所 生地 釉 役物 色 形状寸法 磁器 せっ器 陶器 施釉 無釉 あり なし 標準 特注 浴室床 150角 浴室壁 100角 WC壁一部 150角 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 帯電性 人体帯電圧 □3Kv以下 □ 電気抵抗 (Ω) 適用しない 109Ω以下 備考 ・特殊タイル ・壁タイル張り 施工 場所 形状 寸法 生地 釉役物 色 施釉 無釉 あり なし 標準 特注 ○壁タイル張り工法 1内壁壁タイル ■接着張り □積上げ張り 2外壁タイル □密着張り □改良圧着張り □改良積上げ張り ○仕上塗装 □ウレタン樹脂ワニス塗り ■製造所仕様による □オイルステイン、 ワックス塗り □ワックス塗り 7.畳敷き ■12.5mm ■15mm ■21mm □ ■メラミン樹脂化粧板 ○仕上樹種 □なら材 ■仕上表による ガイドレール GB-F ■化粧せっこうボード (天井用) ■化粧せっこうボード (和室天井用) 色柄等 □単一色 (無地) □柄物 (標準品) 6.フローリング張り ○施工方法 □釘留め工法 □接着工法 ■釘・接着併用工法 □スタンダード □溶融亜鉛メッキ鋼板 □ローヘッド □ステンレス鋼板 □ハイリフト □バーチカル ■強化せっこうボード ■杉板 6.5 以上 性能値 ■せっこうボード □凹凸タイプ ( ) mm □フラットタイプ ( ) mm □凹凸タイプ ( ) mm ■9.5mm ■12.5mm GB-R ■15mm ■シナ合板 15以上 飛散防止率 D1 □15 □20 □25 タイプ2 (無石綿) mm ■フラットタイプ ( 9.12 ) 記号 ■コンポジションビニル床タイル (半硬質) □コンポジションビニル床タイル (軟質) □ホモジニアスビニル床タイル □カットパイル □マルチレベルループ □レベルマープパイル □カット・ループ併用 DR □ロックウール化粧吸音板 (軒天井用) 厚さ 2.5 mm ○織じゅうたん 種別 パイル形状 □ A種 □ カットパイル □ B種 □ ループパイル □ C種 □ カット・ループ併用 ○開閉機能 □上部電動式 □上部手動式 セクション材料 記号 厚さ (mm) ・規格 記号 ■ロックウール化粧吸音板 工法 ■熱溶接工法 □突き付け (施工場所) ○開閉機能 □上部電動式 □上部手動式 □スチール □アルミニウム □ファイバーグラス 種類 □発泡層のないもの ■発泡層のあるもの 5.カーペット敷き ○水圧解放装置 □設ける □設けない 種類 □難燃木毛セメント板 ■ケイ酸カルシウム板 14章、内装工事(H22木標仕P251~264) 1.ビニル床シート 張り ○幅木高さ ■60mm □75mm ■200mm ■300mm 6.5 以上 ガラス厚 以上 ○ 4.防塵用塗装塗り ○材質 ■水性アクリル系樹脂塗装 ○仕上種別 ■コーティング (ローラー刷毛引き) 4.幅木 掛代 8.せっこうボード ○防耐火被覆用ボード類は下記による。 その他ボード張り 1省令準耐火構造の耐火被覆は (財) 住宅金融支援機構 「枠組壁工法住宅工事共通仕様書」 による。 2準耐火構造の耐火被覆は建築基準法・建築基準法施行令による。 3耐火構造の耐火被覆は (社) 日本ツーバイフォー建築協会 国土交通省大臣認定「耐火構造仕様」 による。 ○塗装面の確認方法 項目 状態 つや及び仕上の程度が同様 見本塗板等との比較 見本板等と色、 であること むら、 しわ、 へこみねはじき、 つぶ等が 仕上り面の状態 ないこと ○水圧解放装置 □設ける □設けない ○建具表による他下記による。 11.ガラス ガラス厚 ■ガラス飛散防止フィルム □ ○マスターキー■制作する□制作しない □モノロック ■シリンダ箱錠 ○現場塗装の場合は、 塗装材の使用量から単位当りの塗布量を推定する。 ○シャッターケース □設ける □設けない 9.木製建具 (WD) ○建具材料の含水率 種別 □A種 ■B種 □C種 10.建具用金物 □ クリア □ 乳白 □単板ガラス 6.8 シーリ □単板ガラス ング材 8・10 □複層ガラス 18以下 ガス □単板ガラス ケット 6.8以下 ○簡易気密扉の簡易気密ドアセット性能値 ■適用する (適用箇所は建具表による) □適用しない 開閉方法 ■スライディングドア □スイングドア 反射被膜面 ○ガラスとめ材 建具の種類 材種 ■ガスケット アルミニウム製 ■シーリング材 鋼製及び軽量鋼製 ■シーリング材 ステンレス製 ■シーリング材 ※ただし、 防火戸は建築基準法に基づく 「防火性能認定品」 とする。 ガラス 留め材 6.鋼製軽量 ○品質規格建具表による他製造所仕様による。 自閉装置付引戸 8.自動ドア開閉装置 3.塗装面の確認 建具表による 12 ○板ガラスをはめ込む溝の大きさ ○品質規格建具表による他製造所仕様による。 7.ステンレス建具 建具表による ○倍強化ガラス 材料板ガラスによる種類の名称 □フロート倍強度ガラス □熱線吸収倍強化ガラス ○品質規格建具表による他製造所仕様による。 5.鋼製軽量建具 (LSD) ○あらかじめ塗り見本を作製し監理者に提出する。 □ブルー □グレー □ブロンズ □グレー □ブロンズ □熱線反射ガラス □内面 □外面 □ブルー □グレー □行わない □高性能熱線反射ガラス □内面 □外面 □ブロンズ □シルバー □行う 枠見込 ○防虫網 網の種別 ■合成樹脂製 □ガラス繊維入り合成樹脂製 □ステンレス製 形式 ■外部可動式 ■固定式 ■ロール式 ■プリーツ式 4.鋼製戸 (SD) 2.塗装見本 色調 板ガラスの組み合わせ 外側 空気層内側 種類 80~ 86㎜ ○耐震ドア仕様は建具表による他製造所仕様による。 3.網戸 ○防火材料の指定がある場合は、 建築基準法に基づき指定 又は認定された製品を使用する。 ○複層ガラス ○建具仕様は建具表特記による。 ○性能値 耐風圧性 気密性 水密性 断熱性 遮音性 □W-1 □A-1 □S-1 ■H-1 ■T-1 □W-2 □S-2 □A-2 □H-2 □T-2 □W-3 □S-3 □A-3 □H-3 □T-3 □W-4 □S-4 ■A-4 □H-4 □T-4 ■S-5 ■W-5 □H-5 ○断熱ドア・断熱サッシュの仕様は建具表特記による。 1.防火材料 ○熱線吸収板ガラス ○建具仕様は建具表特記による。 気密性 □A-1 □A-2 □A-3 □A-4 ■フロート強化ガラス □熱線吸収強化ガラス ■型板強化ガラス フロートガラス ○(社)日本サッシュ協会の規格による他、 各製造所の規格による。 ○性能値 耐風圧性 □S-1 □S-2 □S-3 □S-4 □S-5 ○強化ガラス 材料板ガラスによる種類種類 13章、塗装工事(H22木標仕P232~250) 3試験張り □行なう □行なわない ・タイル張り材料 等級 □特級 □ 1級 □ 2級 □3級 記号 WR-S WR-1 WR-2 WR-3 □ □Ⅰ型 ■Ⅱ型 □Ⅲ型 □K型 □N型 規格 JISA5901 JISA5901 JISA5901 JISA5901 ○タイル施工用既製調合モルタルは製造所の仕様による。 ○既製調合目地材は製造所の仕様による。 ・タイル色・柄 ○タイルの色・柄・割付張りは設計図特記による。 ○外壁 擬石張りは試験張りを行う。 JISA5901 KT-I KT-Ⅱ KT-Ⅲ KT-K KT-N JISA5914 JISA5914 JISA5914 JISA5914 JISA5914 (社) 日本ツーバイフォー建築協会 公共建築物技術総会 p.112-113 A-01|枠組壁工法建築特記仕様書(2) 112 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) A-01 |枠組壁工法建築特記仕様書(2) 事例② 113 BY17 5,093 BY2 36,780 24,833 隣地 線 隣地境界 ライン 3.0M延焼 ライン 5.0M延焼 駐車場 25,480 CX3 3,080 2,623 CX1 線 隣地境界 隣地境界線 駐車場 緑地 現況幅 員 8,070 9,000 駐車場 27,562 界線 隣地 歩道上 隣地境界線 BX21 空地 道路境 CX17 2,620 C棟2階建 光庭 市道**-***号線 建築基準法第42条1項1号道路 B棟3階建 現況幅 員 隣地境界線 83m) 界線( 隣地境界線 3.0M延焼ライン 5.0M延焼ライン 9,000 駐車場 防火水槽 11,910 AX1 3,080 キュービクル 緑地 隣地境界線 消化活動用空地 受水槽 AX3 市道**-***号線 建築基準法第42条1項1号道路 A棟3階建 接道長 さ107 .9 25,480 隣地境界線 界 境 地 隣 線 緑地 道路境 AX17 隣地境界線 BX1 2,620 8,030 駐車場 隣地境界線 隣地境界線 現況幅 員 7,990 隣地 114 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) 事例② A-04 |配置図| S=1/500 115 p.114-115 A-04|配置図| S=1/500 BX12 BX1 BX5 BX7 CX15 CX13 CX16 CX14 CX11 CX9 CX12 30,225 13,553.5 2,730 1,916.5 358.5 2,076 1,136 2,959 1,627 455 750.5 4,646.5 3,640 4,095 隣地境界線 3,736.5 910 3,185 455 2,730 3,185 1,820 455 2,592 1,048 1,820 1,820 1,820 580 3,640 3,640 3,640 3,060 2,400 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,105 4,880 3,640 3,640 2,925 1,023.75 3,071.25 線 隣地境界線 隣地境界 1,750 3,000 隣地境界線 2,874 766 2,874 766 2,874 居室1 居室4 脱衣室 浴室 居室10 3,212 光庭 5,005 居室6 玄関 浴室 介護材料室 居室4 脱衣室 居室5 居室6 可動式書庫 居室7 居室8 廊下 (幅員有効2.7M) 玄関ホール 居室1 居室1 居室2 居室8 屋内階段 地域交流スペース 可動間仕切り 居室7 玄関 廊下 相談室 居室3 共同生活室 居室5 2,959 ボランティアルーム 廊下1 居室9 浴室 下部水槽 居室4 廊下2 談話コーナー (幅員有効2.7M) 居室4 介護材料室 廊下 脱衣室 屋外階段 脱衣室 附室 喫茶コーナー 浴室 屋外階段 乙 廊下 談話コーナー (幅員有効2.7M) 特別避難階段 廊下 保育室 廊下 居室10 900 玄関 居室5 居室9 共同生活室 宿直 750.5 介護材料室 居室3 事務室 洗浄室 屋内階段 居室2 居室2 共同生活室 居室3 居室9 談話コーナー 屋外階段 居室10 事務室 バルコニー 3,080 613 2,644 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 風除室 理事長室 バルコニー 2,644 613 613 2,644 766 CY16 CY15 CY14’ CY13 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,644 613 CY14 CY12 CY12’ CY11 1,745 1,630 居室5 居室6 3,080 廊下 清掃控 洗濯室 備品庫 休憩室 玄関 居室7 2,644 613 3,185 調理室 介護材料室 居室8 766 運転手控 乳児室 居室1 廊下1 居室6 2,874 3,185 廊下2 (幅員有効2.7M) 居室7 766 6,292.5 居室2 居室3 共同生活室 食品庫2 下処理室 居室8 2,874 2,075 1,300 3,375 6,292.5 居室9 766 1,500 2,644 766 CY10 BY16 BY15 BY14 BY13 BY12 CY8 CY7 CY6 CY5’ CY5 CY4 CY3’ CY2 CY1 3,080 △ 特養主要 出入口 BY17 CY9 BY11 BY10 BY9 BY8 BY7 BY6 CY3 1,500 910 1,365 AY1 613 3M延焼ライン BY5 BY4 BY3 BY2 BY1 5,000 隣地境界線 BY1 AY2 2,644 613 1,500 3,185 BY2 AY3’ 1,500 910 2,730 BY3 5,000 BY4 AY3 766 1,259 2,381 15,925 AY5 AY4 居室10 談話コーナー 3,752 4,550 AY5’ BY6 2,874 5,005 1,300 2,075 3,375 1,630 1,745 1,500 14,695 AY6 BY8 BY5 1,300 2,075 3,375 1,630 1,745 AY7 BY9 屋外避難階段 5,938 6,292.5 36,065 38,870 1,137.5 2,047.5 1,820 3,185 3,185 910 910 AY8 BY10 BY7 6,675 AY9 BY11 766 バルコニー 3,185 AY10 BY12 2,874 1,745 1,630 AY11 14,695 BY13 2,730 910 2,200 BY14 AY12’ 766 食品庫1 2,075 1,300 3,375 AY12 BY15 3,185 16,440 AY13 3,185 1,253 4,438 567 9,100 AY14’ 2,874 バルコニー 3,185 1,253 3,185 567 4,438 AY15 AY14 2,874 766 1,500 BY16 AY16 1,500 BY17 2,874 766 6,292.5 5,938 3,752 3,185 1,253 4,438 567 3,185 613 2,644 766 3,080 1,500 5,350 38,870 3,600 1,820 2,730 5,473.5 隣地境界線 800 9,100 3,640 2,730 2,178.5 CX1 CX2 3,412.5 4,095 1,550 CX3 CX4 2,957.5 3,640 3,000 CX5 CX6 910 2,200 3,640 800 CX8 5,840 2,400 4,880 1,820 CX7 CX10 2,730 3,640 CX17 CX18 3,185 3,640 BX20 2,957.5 1,706.25 2,957.5 1,933.75 2,047.5 1,820 2,957.5 1,137.5 1,592.5 N 2,925 BX21 BX17 27,562 5801,820 1,820 1,820 1,048 2,592 455 3,185 3,060 BX10 BX14 BX9 3,185 BX4 1,365 BX3 8,190 BX2 30,225 1,105 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 BX19 BX11 AX18 2,730 AX17 AX16 1,137.5 1,137.5 1,365 3,867.5 2,730 AX15 AX14 3,185 AX13 AX12 5,005 AX11 AX10 36,065 AX9 AX8 14,695 AX7 AX6 6,675 AX5 AX4 14,695 AX3 AX2 1,253 3,185 567 4,438 AX1 道路境 界線 BY0 BY0 A棟 道路境 界線 空地 22,035 2,925 3,640 3,640 3,060 2,400 3,640 1,820 1,500 5,460 3,640 C棟 5,687.5 2,592 4,880 1,105 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 B棟 歩道上 3,640 5801,820 1,820 1,8201,048 2,592 455 3,185 910 1,820 1,820 2,900 2,783.5 10,465 2,371.5 3,640 8,190 11,375 3,640 4,357 27,562 5,460 11,830 2,178.5 2,178.5 800 30,225 6,142.5 682.5 910 1,365 1,820 1,820 5,232.5 2,592 3,640 3,185 22,035 3,640 3,640 2,400 4,880 455 2,592 1,048 1,820 1,820 1,820 580 3,060 800 3,640 3,640 2,925 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,105 30,225 89,612 AX2 AX3 AX6 AX5 AX8 AX7 AX10 AX9 AX12 AX11 AX14 AX13 AX16 AX15 AX18 AX17 BX1 BX6 BX8 BX13 BX15 BX16 BX18 CX18 BX21 CX16 CX17 CX15 CX14 CX13 CX12 CX10 CX11 CX8 CX9 CX7 道路境 界線 116 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) CX6 CX4 CX5 CX2 CX3 CX1 線 隣地境界 AX1 AX4 事例② p.116-117 A-05 |各階平面図 (1階) |S=1/300 A-05 |各階平面図(1 階)| S=1/300 117 ※少し版面に入り切らないと思いますけれど、 OKです。 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 タテハゼ葺き 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 屋根:ガルバリウム 鋼板 (ア) 0.4 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 1FL ▼ ▼ 3FL 2,975 2FL ▼ 2FL 461 2,975 3FL 3,579 ▽最高高さ 9,990 1FL 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 外壁:防火サイディング (ア) 16 クラシックレンガ調 外壁:防火サイディング (ア) 16 クラシックレンガ調 16 外壁:防火サイディング (ア) クラシックレンガ調 16 外壁:防火サイディング (ア) レンガ調タイル貼 (乾式) 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 東立面図 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 タテハゼ葺き 屋根:ガルバリウム 鋼板 (ア) 0.4 1FL ▼ ▼ ▼ 3FL 2,975 ▼ 2FL 461 2,975 2FL 3,579 ▽最高高さ 9,990 3FL 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 タテハゼ葺き 1FL 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 16 外壁:防火サイディング (ア) レンガ調タイル貼 (乾式) 北立面図 南立面図 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 タテハゼ葺き 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 0.4 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) タテハゼ葺き 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 1FL ▼ 3FL 2,975 2FL ▼ 2FL 461 2,975 3FL 3,579 ▽最高高さ 9,990 1FL 屋根:ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4 タテハゼ葺き 16 外壁:防火サイディング (ア) クラシックレンガ調 外壁:防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) 16 (外壁通気工法) 外壁:防火サイディング (ア) 外壁:防火サイディング (ア) 16 クラシックレンガ調 凡例 西立面図 ▼ 118 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) 非常用代替進入口 p.118-119 A-06|立面図|S=1/300 事例② 119 A-06 |立面図| S=1/300 14,695 6,675 AY16 AY10 14,695 14,695 AY7 AY1 6,675 CY1 CY7 A棟断面図 居室 2,400 2FL 居室 2,400 廊下 2,350 廊下 2,350 居室 2,400 居室 2,400 居室 2,400 廊下 居室 2,400 居室 2,350 2,400 廊下 2,350 居室 2,400 2,400 居室 2,400 居室 3FL 2,400 2,350 廊下 2,350 廊下 居室 2,350 2,400 居室 2,400 居室 廊下 2,400 2,400 居室 2,400 居室 居室 2,400 廊下 2,350 廊下 居室 2,350 居室 廊下 2,350 居室 2,400 居室 2,400 1FL 461 2,975 2FL 2,975 3FL 2,400 3,579 ▽最高高さ 9,990 1FL 14,695 CY10 CY16 C棟断面図 19,305 AX1 10,920 AX12 800 27,562 AX18 廊下 廊下 2,400 2,400 廊下 光庭 2,400 2,400 廊下 廊下 2,350 廊下 2,400 1FL 461 2,975 2FL 2,975 3FL 2,350 3,579 ▽最高高さ 9,990 倉庫 800 CX18 BX1 10,920 19,305 CX12 CX1 BX21 B棟断面図 120 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) p.120-121 A-07|断面図|S=1/300 事例② 121 A-07 |断面図| S=1/300 14,695 1,500 500 5,005 1,000 65 3,185 5,005 6,598 935 6,598 強化石膏ボード (ア) 15+12.5 グラスウール (ア) 50(16kg相当) 1 塩ビ軒樋 (カラー塩ビ) 150角/2 2,634 1,100 54 8,991 54 1,100 2,975 2,933 461 ▽設計GL 300 149 ▽1FL (仕上天端) △1SL (合板天端) 89 28 20 12 12 1,100 1,300 2,400 居室06 800 21 腰:強化石膏ボード (ア) +15 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) 長尺塩ビシート シナ合板貼り (ア) 6OSCL塗り (木製見切) 合板 (ア) 28 +断熱材 (ア) 30 300 575 275 350 天井根太@455 21+15 下地 強化石膏ボード (ア) ビニールクロス 廊下 △2SL (合板天端) 吊りボルト@910(端部は壁から150mm以内) 石膏ボード (ア) 12.5 (軽鉄下地) ビニールクロス 長尺塩ビシート 合板 (ア) 28 +断熱材 (ア) 30 2,975 2,975 1,300 800 2,400 居室06 450 500 強化石膏ボード (ア) 21+15 2,580 300 1,300 800 575 300 防火サイディング (ア) 16 (外壁通気工法) (留付金具止め:留め代5mm) 軽量気泡コンクリートパネル (ア) 37 通気層 (ア) 9 防水紙 合板 (ア) 9 (仕上天端) ▽2FL 1,900 居室09 2,400 450 275 350 2,350 長尺塩ビシート 構造合板 (ア) 15 +強化石膏ボード (ア) 21 +21+合板 (ア) 10 575 300 石膏ボード (ア) 12.5 (軽鉄下地) ビニールクロス 2,400 1,300 800 1,150 30 天井根太@455 1,900 1,900 廊下 長尺塩ビシート 15+ 構造合板 (ア) 腰:強化石膏ボード (ア) 21+15 強化石膏ボード (ア) 21+21 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) +合板 (ア) 10 シナ合板貼り (ア) 6OSCL塗り (木製見切) ▽3FL (仕上天端) △3SL (合板天端) 吊りボルト@910(端部は壁から150mm以内) 強化石膏ボード (ア) 21+15 下地 ビニールクロス 2,350 30 居室09 450 500 強化石膏ボード (ア) 21+15 石膏ボード (ア) 12.5 (軽鉄下地) ビニールクロス 強化石膏ボード (ア) 21+15 21+15 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) 強化石膏ボード (ア) ビニールクロス (仕上天端) ▽1FL △1SL (合板天端) 2,350 長尺塩ビシート 構造合板 (ア) 15 +強化石膏ボード (ア) 21 +21+合板 (ア) 10 1,900 1,900 長尺塩ビシート 構造合板 (ア) 15 +強化石膏ボード 21+21+合板 (ア) 10 腰:強化石膏ボード (ア) 21+15 (ア) 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) 不燃銘木単板貼化粧板 居室06 1,900 800 1,300 2,400 800 1,150 1,889 54 20 12 12 89 28 461 廊下 石膏ボード (ア) 12.5 (軽鉄下地) ビニールクロス 強化石膏ボード (ア) 21+15 ▽2FL (仕上天端) △2SL (合板天端) バルコニー 300 149 居室09 強化石膏ボード (ア) 21+15 下地 ビニールクロス (不燃) 575 300 317 2,975 バルコニー 2,933 2,975 石膏ボード (ア) 12.5 (軽鉄下地) ビニールクロス (不燃) 強化石膏ボード (ア) 21+15 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) ビニールクロス (不燃) 21+15 下地 (外壁面:アルミ箔 (ア) 0.05) 強化石膏ボード (ア) ビニールクロス 8,991 2,975 9,990 最高軒高さ 8,947 グラスウール (ア) 50(16kg相当) 強化石膏ボード (ア) 15+12.5 ビニールクロス (不燃) 30 (仕上天端) ▽3FL △3SL (合板天端) 715 54 1,150 バルコニー 合板 (ア) 15+強化石膏ボード (ア) 21+アルミ泊 (ア) 0.05+強化石膏ボード (ア) 15 44 12 合板 (ア) タル木 @455 10 500 300 1,300 250 300 強化石膏ボード (ア) 21+強化石膏ボード (ア) 15+ケイカル板 (ア) 6 吹付タイル (ローラー仕上) 最高軒高さ 9,946 防水アスファルトルーフィング ▽軒高さ 2,400 125 2,634 2,580 ▽軒高さ ▽平均GL 635 65 999 塩ビ軒樋 (カラー塩ビ) 150角/2 50 999 920 グラスウール (ア) 50(16kg相当) 700 ガルバリウム鋼板 (ア) 0.4タテハゼ葺き ※基礎下・土間下:均しコン (ア) 50+RC-40 (ア) 100 1,500 5,005 3,185 5,005 14,695 CY1 CY2 CY4 CY5 CY7 p.122-123 A-08|矩計図 (1) |S=1/60 122 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) A-08 |矩計図(1)| S=1/60 事例② 123 2.主要構造部以外の部分 2-1 最下階の床 2-3 軒裏に取付く開口 2-2 軒裏 その他のバルコニーの場合 (2) (1) 軒裏換気口 ① 屋根構造の一部として取扱う場合 ① 耐火構造である壁を先施工とする場合床は後施工とする ① 持ち出しバルコニーの場合 間仕切り壁 の耐火被覆 外壁の屋内側 の耐火被覆 外壁の屋外側 の耐火被覆 屋根材 (不燃材) 屋根材 (不燃材) バルコニー 軒先 (窯業系不燃材料 厚さ20mm以上、 または同等品) サッシ 軒先 (窯業系不燃材料 厚さ20mm以上、 または同等品) 不燃材料 床材 (不燃材) 天井 (屋根裏面の 耐火被覆) 天井 (屋根裏面の耐火被覆) 外壁の屋内側 の耐火被覆 図2-1-1 外壁の屋内側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 防火ダンパー 付換気口 軒裏は外壁の屋外側 と同等の耐火被覆 ② 床(上面) を耐火被覆する場合 外壁の屋外側 の耐火被覆 外壁の屋内側 の耐火被覆 床の上面の耐火被覆 外壁の屋外側 の耐火被覆 間仕切り壁 の耐火被覆 床 (上面) の耐火被覆 床 (下面) の耐火被覆 外壁の屋内側の耐火被覆 外壁の屋外側と同等の耐火被覆 軒裏は外壁の屋外側 と同等の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 床の上面の耐火被覆 図2-2-1 図2-3-1 図2-4-2 2-4 バルコニー ② 付属物(付け庇) として取り扱う場合 図2-1-2 ② 後付けバルコニーの場合 (1) 避難上有効なバルコニーに該当する場合 屋根材 (不燃材) バルコニー バルコニー サッシ (防火設備) 不燃材料 不燃材料 ③ 最下階の床板を鉄筋コンクリート造とする場合 床 (上面) の耐火被覆 床 (上面) の耐火被覆 床 (上面) の耐火被覆 後付バルコニー 間仕切り壁 の耐火被覆 外壁の屋外側 の耐火被覆 外壁の屋内側 の耐火被覆 天井 (屋根裏面の耐火被覆) 外壁の屋内側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 床 (下面) の耐火被覆 外壁の屋内側の耐火被覆 土台 床 (下面) の耐火被覆 土間コンクリート床 サッシ 土間コンクリート床 図2-1-3 図2-2-2 外壁の屋内側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 外壁の屋外側の耐火被覆 床 (下面) の耐火被覆 図2-4-3 図2-4-1 (社) 日本ツーバイフォー建築協会 発行:平成16年6月30日 最後改定:平成24年11月1日 p.124-125 A-***|枠組壁工法耐火建築物標準詳細図 (5) 124 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) 事例② A- * **|枠組壁工法耐火建築物標準詳細図(5) ※この図面には縮尺 (S=X/XXX) はありません。 125 BX12 BX5 BX7 CX18 CX16 CX14 CX12 CX10 3,000 4,095 1,550 2,178.5 2,730 13,553.5 2,730 1,916.5 358.5 2,076 1,136 2,959 1,627 455 750.5 4,646.5 3,640 4,095 隣地境界線 5,473.5 3,600 455 2,592 1,048 1,820 1,820 1,820 580 3,185 1,820 3,640 3,640 3,640 3,060 2,400 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,105 4,880 3,640 3,640 2,925 1,023.75 3,071.25 3,736.5 910 3,185 455 2,730 線 隣地境界 1,750 5,350 隣地境界線 隣地境界線 1,820 3,000 隣地境界線 隣地境界線 BY1 1,365 AY2 AY1 766 2,874 766 2,874 2,874 766 2,874 766 2,644 613 運転手控 乳児室 居室1 下処理室 居室1 居室2 居室3 居室9 共同生活室 居室10 乙 廊下 清掃控 洗濯室 備品庫 乙 居室4 洗浄室 a 脱衣室 900 脱衣室 廊下 保育室 浴室 喫茶コーナー a 甲 750.5 900 5,005 居室8 居室7 居室6 居室5 居室10 居室3 共同生活室 玄関 浴室 相談室 居室2 居室4 脱衣室 居室5 居室6 居室7 居室8 廊下 (幅員有効2.7M) 玄関ホール 談話コーナー 乙 TR 居室1 居室8 甲 可動式書庫 可動間仕切り 居室7 甲 地域交流スペース 廊下1 居室9 玄関 甲 廊下 居室4 廊下2 談話コーナー (幅員有効2.7M) 乙 2,959 廊下 浴室 ボランティアルーム 浴室 脱衣室 乙 3,212 光庭 玄関 甲 居室6 甲 甲 a 廊下 居室5 附室 甲 玄関 居室4 TR 居室1 居室2 共同生活室 居室3 居室9 乙 居室10 事務室 バルコニー 乙 3,080 613 2,644 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 2,874 766 風除室 理事長室 バルコニー 2,644 613 613 2,644 766 2,874 766 2,874 CY14’ 766 2,874 766 乙 2,874 766 2,874 766 2,644 613 CY12 CY11 CY10 CY7 CY6 CY5’ CY5 CY4 CY3’ CY2 空地 22,035 3,080 2,925 3,640 4,880 3,640 1,105 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 3,060 2,400 3,640 1,820 1,500 5,460 3,640 3,640 5801,820 1,820 1,8201,048 2,592 455 3,185 910 1,820 1,820 2,900 2,783.5 10,465 2,371.5 8,190 3,640 4,357 27,562 682.5 910 1,365 2,592 5,460 11,830 2,178.5 2,178.5 800 30,225 1,820 1,820 5,232.5 3,640 3,185 22,035 3,640 3,640 2,400 4,880 455 2,592 1,048 1,820 1,820 1,820 580 3,060 800 3,640 3,640 2,925 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,105 AX2 AX4 AX3 AX6 AX5 AX8 AX7 AX10 AX9 AX12 AX11 AX14 AX13 AX16 AX15 AX18 AX17 BX1 BX6 甲 BX8 BX13 BX15 BX16 BX18 CX18 BX21 CX16 CX17 CX15 CX14 CX13 CX12 CX10 CX11 CX8 CX9 CX6 CX7 道路境 界線 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) BY9 BY8 BY7 BY5 BY4 BY3 BY2 BY1 屋外階段を示す 30,225 89,612 AX1 BY10 面積防火区画を示す 1時間耐火 認定番号FP060BP-0006 ※上記区画は水平区画(各階床) 竪穴区画により面積区画を行う スプリンクラー設置の場合 区画面積≦1,500m2≦3,000m2とする 6,142.5 3,640 11,375 BY11 間仕切壁(耐力壁)防火上主要な間仕切を 示す(建令114区画) 1時間耐火 認定番号FP060BP-0006 (天井裏・小屋裏まで達せしめる) (構造方法は別紙仕様書による) 竪穴区画を示す(建令112-9) 1時間耐火 認定番号FP060BP-0006 C棟 5,687.5 2,592 BY14 BY13 凡例 B棟 歩道上 BY15 BY6 CY3 CY1 界線 界線 BY16 BY12 CY8 道路境 道路境 BY17 CY9 △ 特養主要 出入口 A棟 CY14 CY12’ BY0 126 CY13 1,745 1,630 居室5 居室6 廊下 談話コーナー (幅員有効2.7M) 宿直 休憩室 3,185 居室7 事務室 CY15 2,075 1,300 3,375 居室8 調理室 廊下1 CY16 5,005 1,300 2,075 3,375 1,630 1,745 廊下2 (幅員有効2.7M) 談話コーナー 乙 3,185 居室2 居室3 共同生活室 食品庫2 3,080 乙 バルコニー 6,292.5 居室9 766 1,500 2,874 1,500 910 3,185 BY2 AY3’ 1,500 910 2,730 BY3 5,000 BY4 AY3 AY4 2,644 766 1,500 15,925 AY5 613 3M延焼ライン 1,259 2,381 4,550 AY5’ BY6 乙 3,752 BY8 2,644 613 900 14,695 AY6 766 バルコニー 居室10 5,938 6,292.5 BY9 BY5 1,300 2,075 3,375 1,630 1,745 AY7 BY10 BY7 6,675 36,065 AY8 2,874 900 38,870 1,137.5 2,047.5 1,820 3,185 3,185 910 910 BY11 766 900 AY9 2,874 3,185 AY10 BY12 766 1,745 1,630 AY11 14,695 BY13 2,730 910 2,200 BY14 AY12’ 2,874 食品庫1 2,075 1,300 3,375 AY12 BY15 3,185 AY13 16,440 AY14 3,185 1,253 4,438 567 9,100 AY14’ 2,874 766 乙 3,185 1,253 3,185 567 4,438 AY15 2,874 766 6,292.5 1,500 AY16 1,500 BY16 1,500 BY17 613 2,644 766 6,292.5 5,938 3,752 3,185 1,253 4,438 567 3,185 3,080 1,500 1,820 3,640 38,870 3,640 CX2 2,730 3,640 CX4 30,225 800 9,100 2,400 CX6 CX1 3,412.5 5801,820 1,820 1,820 1,048 2,592 455 3,185 CX8 CX3 2,957.5 3,060 4,880 3,640 BX20 CX5 910 2,200 3,640 800 CX7 5,840 N 2,925 BX17 CX9 27,562 30,225 1,105 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 1,820 BX10 BX14 BX9 CX11 2,730 BX4 CX13 3,185 BX3 CX15 2,957.5 1,706.25 2,957.5 1,933.75 2,047.5 1,820 2,957.5 1,137.5 1,592.5 BX2 CX17 3,185 AX18 BX21 1,365 AX16 BX19 BX11 8,190 AX14 BX1 2,730 AX12 AX17 1,137.5 1,137.5 1,365 3,867.5 2,730 AX10 AX15 3,185 AX8 AX13 5,005 AX6 AX11 36,065 AX4 AX9 14,695 AX2 AX7 6,675 AX5 14,695 AX3 1,253 3,185 567 4,438 AX1 CX4 CX5 CX2 CX3 乙 CX1 a 特定防火設備を示す (常時閉鎖) (建告1369号及び建告2563号による) 法2条9の2-ロによる防火設備を示す EV乗場戸 (特定防火戸) (CAS-0520) ディフェンスドア 2枚戸片引き用 P波+S波センサー付3段設定(普通級) 3M延焼ラインを示す 事例② 127 p.126-127 A-**|法規チェック図 (1階) |S=1/300 A- **|法規チェック図(1 階)| S=1/300 キープラン AY1 3,970 2,925 3,900 3,640 3,900 3,640 850 YLC-45 173 629 629 3,900 3,900 -100 主筋2-D16 3,970 150 (200) 1,745 3,375 150 (200) 1,630 4,880 3,900 3,185 3,185 125.5 125.5 2,010 YLC-25 2,400 3,900 3,640 2,010 3,640 3,640 1,820 89,612 AX2 AX3 AX4 AX5 AX6 AX7 AX8 AX11 AX9 AX10 128 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 150 (200) 基礎天端からの土間 レベル 鋼製束 土台継手位置 ・地耐力50.0 KN/㎡以上 ・特記無き基礎天端はGL+300とす る。 ・特記無き土間レベルは基礎天端 -630とする。 ・特記無き基礎芯は、土台芯とする。 ・普通コンクリートFc21N/㎜52 ・特記無き人通口はW=600とする ・鉄筋 SD295A (D16以下) ・土間コン下部 防湿フィルム ・工事施工前に地耐力を確認してか ら施工する。 ※特記なき外部、 内部の基礎梁は、 一般部断面とする。 ※特記なきベース幅 B= 900mm ※特記なき人通口部の基礎梁は、 人通口・地中梁断面とする。 HD金物 ※ホールダウン金物下は、 用アンカーを使用すること。 ※YLC-45使用部は、 アンカー埋め 込み長さ450mmを確保。 ※GL+1000までの主要構造木部 は防腐防蟻処理。 30,225 AX1 HD金物用アンカーボルト YLC-45仕様箇所はM20 YLC-25仕様箇所は、16 -** 186 3,900 (配置 アンカーボルト M12 間隔2000mm以下) 印は、土間コンクリートとす る YLC-25 YLC-25 150 (200) 2,075 1,300 198 YLC-25 1,820 基礎伏図凡例 186 YLC-25 3,900 150 YLC-25 424.5 475.5 YLC-25 YLC-25 YLC-25 376 198 150 (200) 土 台 端 部 5,005 600 YLC-25 198 YLC-25 774.5 125.5 338 125.5 125.5 450 450 3,900 2,035 600 2,970 600 150 (200) 125.5 125.5 74.5 125.5 74.5 2,035 地中梁A 186 1,095 424.5 475.5 3,970 土 台 継 手 部 YLC-25 -100 610 2,970 600 1,210 YLC-25 3,970 160 125.5 125.5 YLC-25 YLC-25 3,900 YLC-45 783 186 3,900 700 362 T 字 部 十 字 部 3,375 700 3,900 YLC-25 2,970 100 300 197 3,900 850 850 186 100 2,275 1,820 74.5 610 YLC-25 100 400 2,900 74.5 125.5 地中梁A 450 450 450 450 3,185 2,900 地中梁A 地中梁C 174.5 125.5 450 450 774.5 125.5 地中梁E 地中梁E YLC-25 150 (200) 1,500 主筋2-D16 3,900 910 1,320 500 500 3,900 1,210 186 146 376 125.5 125.5 3,900 475.5 424.5 1,500 629 3,970 YLC-25 74.5 125.5 910 186 500 500 1,820 2,970 YLC-25 125.5 125.5 125.5 74.5 186 629 YLC-25 198 3,830 2,219 AY2 YLC-25 地中梁C 800 2,970 800 450 450 4,438 600 610 YLC-25 YLC-25 YLC-25 610 600 173 2,970 YLC-25 YLC-25 198 地中梁F 125.5 774.5 198 198 地中梁D 350 YLC-45 3,970 YLC-25 地中梁A 3,900 YLC-25 173 2,035 610 3,900 2,900 YLC-45 C棟 隅 角 部 YLC-25 2,970 1,210 2,035 225.5 2,035 610 424.5 475.5 3,900 600 600 2,035 3,900 186 3,010 100 400 YLC-25 YLC-25 610 3,900 475.5 424.5 100 400 610 450 450 74.5 125.5 374.5 450 450 2,900 375.5 74.5 3,900 450 450 地中梁F 1,365 186 主筋2-D16 B棟 アンカーボルト配置例 1,320 -* 500 500 YLC-25 地中梁B 424.5 774.5 125.5 5,005 3,832 地中梁F 600 600 2,970 2,970 910 910 地中梁E 1,960 2,900 地中梁E 186 610 610 475.5 424.5 125.5 774.5 3,900 274 2,219 YLC-45 AY3' 3,830 125.5 74.5 AY3 YLC-25 475.5 424.5 125.5 74.5 567 3,185 3,752 AY5 地中梁A 224 74.5 125.5 274 164 424.5 475.5 910 YLC-25 YLC-45 600 600 2,970 AY5' 600 600 225.5 2,970 600 600 74.5 5,005 475.5 424.5 3,047 YLC-25 682.5 YLC-45 地中梁D 186 475.5 186 YLC-25 1,365 186 363 AY6 AY4 363 YLC-45 262 YLC-25 2,900 910 823 2,035 2,035 2,035 YLC-25 823 YLC-25 424.5 475.5 823 YLC-25 YLC-25 3,530 2,035 823 埋戻し 3,900 2,035 YLC-25 198 YLC-25 埋戻し 2,900 74.5 125.5 600 AY7 3,900 424.5 475.5 埋戻し 3,970 3,900 AY8 3,832 542.5 424.5 475.5 208.5 691.5 1,434 D13@200 (短辺・長辺共) 300 500 500 1,434 3,640 2,948.5 浴室 版厚t=150mm 100 3,640 2,931.5 1863,970 500 500 3,640 3,140 325.5 3,640 3,140 225.5 3,640 3,140 450 450 450 450 3,970 1,105 424.5 186186 3,900 475.5 173 5,475 6,675 36,065 542.5 100 200 A棟 AX18 AX16 p.128-129 S-03|基礎伏図|S=1:100 S-03 |基礎伏図(A 棟)| S=1/100 事例② 129 200 300 400 100 200 100 100 100 400 100 300 300 300 (B=900,1700) (B=900) 100 240 D13@200 50 B 50 人通口-地中梁B 400 1-D13 D13@200 50 (B=1400) (B=900,1200) 50 人通口-地中梁C 200 200 100 100 100 100 500 350 5-D16 B 50 人通口-地中梁A 450 □-D10@150 1-D13 B 50 5-D16 420 240 4-D16 100 180 50 1-D13 D13@200 50 一般部 100 4-D16 □-D10@150 420 3-D16 B 50 330 330 330 50 100 D13@200 240 420 1-D13 100 180 50 570 (2-D16) 1-D16 3-D16 □-D10@150 180 1,050 D10@150 1-D10 100 180 50 300 300 1-D10 300 (2-D16) 1-D16 1-D10 300 300 300 300 1-D16 D13@200 2-D16 570 D10@150 1-D13 180 D13@200 D13@200 1-D16 50 240 420 240 1-D13 D10@150 100 180 50 D13@200 7-D16 100 180 50 1-D13 □-D10@100 420 240 6-D16 100 180 50 420 □-D10@150 2-D16 100 7-D16 1,050 330 330 330 D10@150 6-D16 D13@200 B 50 (B=900,1700) B 50 人通口-地中梁D 50 (B=1000) 人通口-地中梁E B B 50 50 (B=900) 人通口-地中梁F 50 50 (B=900) 50 AX3,AX18,AY3,AY14通り p.130-131 S-03|基礎配筋仕様書|S=1/30 130 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) S-03 |基礎配筋仕様書(A 棟)| S=1/30 事例② 131 キープラン 2,900 A棟 B棟 C棟 1,434 2,900 3,900 3,185 2,900 土台伏図凡例 土台 406 146 5,005 2,900 3,832 1,320 720 2,035 2,035 2,035 2,035 3,047 2,035 1,320 UB 土間床 際根太204(四方) 404 404 404 404 404 404 404 600 AY7 3,530 404 3,900 3,900 404 3,900 AY8 3,970 3,832 大引 404@910 土台継手位置 3,375 1,434 1,745 3,640 2,948.5 208.5 691.5 根太掛204 1,630 3,640 2,931.5 500 500 3,900 3,640 3,140 835 3,640 3,140 500 500 835 3,640 3,140 3,970 1,105 910 455 760 5,475 6,675 772 SOH-404 JH 204・206 3,900 3,900 3,900 大引き継手 1,300 床合板 2,900 3,900 特類 針葉樹 2級 大引404@910 1,095 4-CN90F (両面合わせて) 3,185 3,900 3,970 3,900 構造用合板(ア)28mm 90 1,820 際根太204(四方) 3,900 鋼製束 @910 3,375 2,075 3,900 際根太204(四方) 1,100 際根太204(四方) JH 2-204・206 455 3,900 際根太204(四方) 2,900 3,970 3,970 455 455 2,970 3,010 際根太204(四方) 土間床_ 44. 5 44 .5 大引継手詳細図 3,970 2,035 1,820 3,900 基礎パッキン バルコニー部 フレームH =2,663 (下枠1枚) 455 3,185 ※床合板-構造用合板28mm 釘 CN75 周辺部@150 中央@200 特記なき断面形式404以上の材は、 SⅡHem-Fir 2級を使用のこと。 特記なき構造材は、 SPF2級とする。 3,970 2,970 2,970 際根太204(四方) 910 455 455 際根太204(四方) 455 580 455 910 際根太204(四方) 2,970 2,970 際根太204(四方) 2,970 2,970 際根太204(四方) 5,005 際根太204(四方) バルコニー断面図 際根太204(四方) 3,830 2,219 2,035 2,150 2,035 2,730 2,035 2,035 2,035 3,060 継ぎ手位置 4,438 AY3' 1,820 際根太204(四方) 2,219 AY3 3,900 567 567 土台406 AY4 3,970 3,900 3,900 3,900 3,900 3,900 2,010 3,900 3,900 3,900 2,010 1,500 AY2 1,500 @455 @455 3,900 際根太204(四方) 際根太204(四方) 際根太204(四方) 1,960 3,185 3,752 際根太204(四方) 2,900 3,830 際根太204(四方) 455 455 455 455 2,970 2,970 AY5' AY5 際根太204(四方) 2,970 際根太204(四方) 際根太204(四方) 2,970 5,005 36,065 AY6 土間床_ AY1 3,970 2,925 3,900 3,640 3,900 3,640 4,880 2,400 3,640 3,640 3,640 1,820 30,225 89,612 AX1 AX2 @455 AX3 AX4 AX5 @455 AX6 AX7 AX8 AX9 AX11 AX10 AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 AX18 AX16 ※GL+1000までの主要構造木部は防腐防蟻処理 132 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) p.132-133 S-04|土台伏図|S=1:100 S-04 |土台伏図(A 棟 1 階)| S=1/100 事例② 133 3,185 AY2 947 947 747 YLC-25 3-204 3-210 YLC-25 3-204 629 490 745 1,930 1,500 2177 AWAC-3 285 629 745 490 190 3-210 1,930 2177 AWAC-1 2177 285 610 610 2,130 250 2,130 185 190 2177 AWAC-3 2177 747 YLC-25 YLC-25 3-206 YLC-45 735 930 2177 AWAC-3 947 947 YLC-25 3-204 629 490 745 1,930 629 745 490 190 2177 2277 747 AWAC-3 747 AWAC-8 947 3-210 3-210 YLC-25 3-204 1,930 285 285 3,640 3,640 4,880 1,745 3,375 190 RH H 1,300 3,185 マグサ受:206 集成材:406 開口部調整材 2-206 マグササイズを示す SS MD-14 YLC-25 YLC-45 造作壁 5,005 ・外壁構造用合板 2級 9mm ・建物の隅角部及び開口両端の 縦枠と床組は、 SSにて緊結するこ と。 ・特記なき断面形式404以上の材 は、集成材 E120-F330とする。 SPF2級とする。 ・特記なき構造材は、 190 YLC-25 186 2,400 3,640 3,640 530 釘打ち② 2,810 釘打ち② 300 300 釘打ち② 3,040 釘打ち② 300 300 釘打ち① 3,040 釘打ち② 300 300 釘打ち① 3,040 釘打ち② 600 釘打ち① 3,040 釘打ち② 300 300 釘打ち① 3,040 釘打ち② 釘打ち① 釘打ち② 釘打ち② 釘打ち② 2,925 300 300 スタッド:206 (特記なき限り@455) YLC-25 186 490 745 1,930 土台直上 フレームH=2663 2,810 たて枠図凡例 1,820 186 2277 AWAC-8 YLC-25 3-204 3-210 173 735 285 2277 AWAC-8 YLC-25 530 YLC-25 70 185 AY1 198 186 3-206 上枠・頭ツナギのみ� 上枠・頭ツナギのみ� 3-210 YLC-45 ADAC-2 - 197 2,120 1,340 180 180 1,340 YLC-25 186 186 AWAC-1 - - YLC-25 LSDAC-1 0 186 198 YLC-25 376 1,220 530 YLC-25 YLC-25 YLC-25 975 783 186 198 YLC-25 2277 AWAC-8 186 AWAC-2 747 2277 AWAC-8 YLC-25 160 1982 3-210 227.5 2,140 227.5 227.5 227.5 3,185 4,438 2177 2,120 3-210 YLC-25 YLC-25 釘打ち② 2,120 YLC-25 YLC-25 rh ※特記なき壁厚は206壁とする。 3,185 ADAC-1 - LSDAC-1 0 3-210 RH 開口記号 1,500 485 2077 LSDAC-1 0 630 146 730 944 362 YLC-25 3-206 ▽1SL 3,640 釘打ち② 930 1982 1,490 227.5 2683-101= YLC-25 3-210 上枠・頭ツナギのみ� YLC-45 274 1,510 逆梁 フレーム下げ 上枠+頭ツナギ注意 606 釘打ち② 198 上枠・頭ツナギのみ� 3-210 1982 1,110 76 180 1,340 1,214 フレームH=2544 224 3-210 釘打ち② 180 (頭ツナギ・上枠に取付) LSDAC-2 S-65×2 0 上枠・頭ツナギのみ� 1977 ADAC-3 - rh 262 1,340 上枠・頭ツナギのみ� 227.5 2,120 1,520 YLC-25 1982 LSDAC-4 0 開口部調整材 特記ナキ限りフレームH=2645 173 LSDAC-1 0 1982 (頭ツナギ・上枠に取付) S-65×2 釘打ち③ 3-210 186 LSDAC-1 0 2,120 2,120 3-210 1982 YLC-25 YLC-25 YLC-25 198 910 1,340 180 910 198 上枠・頭ツナギのみ� 3-210 1982 180 1,340 1,340 180 2,120 1,890 3-210 2,120 ADAC-6 0 914 227.5 1,340 180 180 1,340 2,120 上枠・頭ツナギのみ� 2,120 2,090 1977 914 1,040 186 YLC-25 3-206 173 1982 LSDAC-1 0 YLC-25 AY3' 227.5 227.5 227.5 227.5 1982 LSDAC-1 0 通しマグサ 3-206 3-206 1982 LSDAC-1 0 3-210 3-206 - 345 930 136 930 136 930 345 2277 AWAC-5 - 2277 AWAC-5 AY3 2277 AWAC-4 1,253 567 3,185 3,752 AY4 1982 LSDAC-1 0 180 1,340 YLC-25 274 164 釘打ち② AY5 1982 釘打ち③ 2,330 LSDAC-3 0 LSDAC-1 0 186 YLC-45 585 YLC-25 1982 610 マグ サ 38 上枠・頭ツナギのみ� 0 縦枠間にコロビ210 RH=2372 上枠1枚+頭ツナギ 1,630 YLC-45 SDAC-1 5,005 2,075 2092 SDAC-1 0 3,047 (下枠1枚) バルコニー断面図 70 152.5 152.5 YLC-25 175 3,375 960 2092 338 530 2,585 土台直上 フレームH=2663 1,733 縦枠間にコロビ210 RH=2372 3-206 146 847 3-210 2,948.5 0 YLC-25 3-204 691.5 ADAC-4 847 3-210 2,931.5 YLC-25 919 500 500 3-204 363 YLC-25 930 3-204 YLC-25 YLC-25 363 152.5 152.5 227.5 227.5 5,005 AY5' @455 @455 3-210 3,140 823 285 縦枠間にコロビ210 RH=2372 2277 228 2277 AWAC-6 AWAC-6 500 500 3-210 3,140 823 1,930 208.5 152.5 AY6 3-204 YLC-25 285 745 490 190 204壁 1,930 186 YLC-25 634.5 772.5 1,640 YLC-45 1977 178 930 YLC-25 3-204 YLC-25 823 745 490190 190490 745 204壁 1,930 バルコニー部 フレーム H=2,663 198 70 3-210 3,140 823 285 285 C棟 土台406 900 YLC-25 1,930 B棟 基礎パッキン 釘打ち③ 376 530 190 490 745 745 490 190 204壁 542.5 YLC-45 3-210 3-206 2177 AWAC-3 747 縦枠間にコロビ210 RH=2372 2277 AWAC-8 947 186 2177 AWAC-3 747 186 2277 AWAC-8 947 186 186 2277 AWAC-8 947 173 2177 AWAC-3 747 1,295 2177 AWAC-3 747 1,434 YLC-45 3-206 914 2277 AWAC-8 947 1,930 198 AY7 2277 AWAC-8 947 152.5 600 285 2177 AWAC-3 747 993 AY8 2077 ADAC-1 - 1,434 1,112.5 3-206 960 4,085 2,861 5,475 6,675 36,065 1,112.5 キープラン A棟 1,820 30,225 89,612 AX1 AX2 AX3 AX4 AX5 AX6 AX7 AX8 AX9 AX11 AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 AX18 @455 @455 AX10 AX16 p.134-135 S-05|たて枠図(A棟1階)|S=1:100 134 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) S-05 |たて枠図(A 棟 1 階)| S=1/100 事例② 135 キープラン 610 2SL-302(合板上端合せ) 610 3-210 357.5 715 715 715 715 715 715 715 715 357.5 3-210 3-210 2,075 2-206@455 天井根太204@455 300 LVL140E1級 140×336 床根太 210@455 合板パッキン 12mm 2,925 3,640 BHH 3-210 S-45 上下2段 S-65 上下2段 5,005 4,880 2,400 3,640 釘打ち① 釘打ち① (上端合せ) 610 2SL-75 斜線部分CN65周辺@75,中央@200 3,640 JH-S 上下2段 3,185 3,640 3,640 3,640 1,500 2-210+210 2SL-75 (上端合せ) 206@455 天井根太204@455 釘打ち① 2-210+210 2SL-75 (上端合せ) 3,640 斜線部分CN65周辺@75,中央@200 JH 2-206 BH 2-210 1,820 1,253 1,500 AY1 JH 206 S-90 上下2段 610 AY2 継手 S-45 JH 210 3-210@455 3,185 4,438 2-210@455 (根太平行) CN75T@100, 釘打ち① : (コロビ) CN75T 6本 床根太伏図凡例 釘打ち② AY3' 床組から下階縦枠への釘打ち補強 ※特記なき限り釘打ち本数は 特記仕様書による (根太平行)CN75T@50, 釘打ち② : (コロビ) CN75T 8本 2-210+210 2SL-75 (上端合せ) 釘打ち① ※特記なき限り構造材はSPF2級と する。 ※特記なき限り集成材 (410 ・ 610) は E120-F330とする。 ※特記なき限りLVL材140E一級は (89×235 ・140×23 5) 60V-51Hとする。 ※床合板-構造用合板15mm 釘 CN65 周辺部@150 中央@200 ※合板受け 204平@910とする。 ※側根太・端根太の継ぎ手部 釘 CN90F 2本以上 バルコニー (2SL-155) 合板上端合せ 床根太 206@455 1,300 TBHH-410 LVL140E1級 140×235 釘打ち② 3-210 610 釘打ち① 567 側根太から縦枠間コロビへ 釘打ちCN90@200 3-210 104 釘打ち① 釘打ち② 3-210 410+210 3,185 3,752 70 3-210 1,300 44 釘打ち① AY5 AY3 側根太から縦枠間コロビへ 釘打ちCN90@200 釘打ち② AY5' AY4 釘打ち② 2,492.5 3,792.5 AY6 @455 @455 146 3,375 3-210 3-210 3-210 3-210 1,212.5 釘打ち① 釘打ち② 715 610 715 610 715 610 715 610 釘打ち② 610 715 C棟 JH天井根太[email protected] L=3640未満 [email protected] L=3640以上 [email protected] 5,005 3,375 3,047 B棟 3,185 610 1,434 3,185 1,434 410+210 2SL-75 (上端合せ) 3,640 2,948.5 あごかけ金物 610 3,640 2,931.5 208.5 691.5 500 500 610 3,640 3,140 釘打ち② 釘打ち② 600 3,640 3,140 釘打ち② AY8 500 500 釘打ち② 3,640 3,140 釘打ち② 斜線部分CN65周辺@75,中央@200 1,105 AY7 3,966.5 5,475 6,675 36,065 A棟 1,820 30,225 89,612 AX1 AX2 AX3 AX4 AX5 @455 @455 AX6 AX7 AX8 AX9 AX11 AX10 AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 AX18 AX16 p.136-137 S-04|床根太伏図 (A棟2F) |S=1:100 136 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) S-04 |床根太伏図(A 棟 2 階)| S=1/100 事例② 137 キープラン 3,185 B棟 C棟 19,870 410 410 3,185 6,675 33,065 A棟 1 10 AY8 3,185 41 0 1,820 115 3,375 3,304.4 635 AY7 3,047 410 2,868 635 410 ※タルキから頭ツナギへ CN75T 2本以上 41 0 3,640 410 455 軒の出206 1,820 41 ※特記なき限り構造材はSPF2級と する。 ※特記なき限り集成材 (410・610) は E120-F330とする。 ※特記なき限りLVL材140E一級は (89×235・140×235) 60V-51Hと する。 1,300 1,300 0 ※コロビから頭ツナギへ CN75T 2本以上 3,375 410 2,075 410 1,202 2,502.5 AY5' 410 2,145.6 410 5,005 AY6 ※野地-構造用合板 12mm 釘 CN50 周辺部@150 中央@200 合板受け(204平) 3,705 2,502.5 ※隅木受け208 410 1,592.5 410 410 410 小屋伏図凡例 タルキ206@455 鼻隠208 YS ( 軒側は、YS + SS@910 ) 1,592.5 410 44.5 410 0 YP JH 204・206 S-65両面 屋根梁継手ニ使用 2,502.5 棟 S-45 455 410 410 3,640 3,640 LVL140E1級 60V-51H 90×235 410 410 410 410 3,640 3,640 3,640 JH-S 吊天井根太204@455 L=3640未満 204@455 L=3640以上 206@455 ハッチ部小屋壁位置 AY2 935 935 @455 @455 2,502.5 2,502.5 4,438 AY3' 410 41 LVL140E1級 60V-51H 90×235 6,597.5 1,935.5 AY3 410 410 635 567 1,592.5 AY4 2,159.5 3,752 1,592.5 AY5 AY1 235 235 235 2,925 4,880 2,400 115 1,820 30,225 89,612 AX1 AX2 AX3 AX4 AX5 AX6 AX7 AX8 AX9 AX11 AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 AX18 @455 @455 AX10 AX16 p.138-139 S-06|小屋伏図|S=1:100 138 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) S-06 |小屋伏図(A 棟)| S=1/100 事例② 139 キープラン A棟 1,105 3,640 3,640 3,640 3,640 3,640 2,868 3,047 B棟 C棟 天井根太伏図凡例 5,005 天井根太204@227.5 AY8 合板パッキン 12mm 1,745 継手 S-45 3,375 JH-204・206 AY7 JH 2-204・2-206 JH 210 BH 2-210 GT-R 1,300 1,300 AY5' S-45 上下2段 3,375 2,075 5,005 3,705 BHH 3-210 AY6 1,592.5 S-65@910 妻小屋組と壁との緊結 ※特記なき限り構造材はSPF2級と する。 ※特記なき限り集成材 (410・610) はE120-F330とする。 ※特記なき限りLVL材140E一級は (89 × 235・140 × 235) 60V-51Hとする。 567 1,592.5 3,185 3,752 S-90 上下2段 JH-S AY5 AY4 S-65 上下2段 1,253 AY3 @455 @455 5,005 3,185 4,438 AY3' AY2 AY1 2,925 3,640 3,640 4,880 2,400 3,640 3,640 3,640 1,820 30,225 89,612 AX1 AX2 AX3 AX4 AX5 @455 @455 AX6 AX7 AX8 AX9 AX11 AX10 AX12 AX13 AX14 AX15 AX17 AX18 AX16 p.140-141 S-07|天井根太伏図|S=1:100 140 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) S-07 |天井根太伏図(A 棟 1 階)| S=1/100 事例② 141 ▽軒高 2,634 3-210 OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-210 610 610 OPEN OPEN 610 610 OPEN OPEN 610 610 OPEN OPEN 3-210 3-206 OPEN OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-210 3-210 OPEN OPEN 3-210 3-210 OPEN OPEN 3-210 3-210 OPEN OPEN 3-204 OPEN OPEN ▽3SL 2,975 8,991 3-210 OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-210 3-210 3-206 OPEN OPEN 3-204 OPEN OPEN ▽2SL 449 2,933 3-210 OPEN 3-204 3-204 OPEN OPEN 3-210 3-210 3-206 OPEN OPEN 3-204 OPEN OPEN ▽1SL ▽GL 3,640 3,640 4,880 2,400 3,640 3,640 3,640 25,480 AX3 AX5 AX7 AX9 AX11 AX13 AX15 AX17 枠組図 AY2通り 2,634 ▽軒高 410 610 410 OPEN OPEN OPEN ▽3SL 2,975 8,991 610 610 OPEN OPEN OPEN ▽2SL 449 2,933 610 610 OPEN OPEN OPEN ▽1SL ▽GL 3,185 3,375 3,375 3,185 3,375 3,375 3,185 23,055 AY4 AY5 AY6 AY8 AY9 AY11 AY12 AY13 ※特記なき限り構造材はSPF2級とする。 ※特記なき限り集成材 (410・610) は E120-F330とする。 ※特記なき限りLVL材140E一級は 60V-51Hとする。 ※床合板-構造用合板15mm 釘 CN65 周辺部@150 中央@200 ※合板受け 204平@とする。 ※側根太・端根太の継ぎ手部 釘 CN90F 2本以上 ※ころび止め・受け材は適宜入れることとする。 (スラブライン) =床構造用合板天端とする。 ※SL 枠組図 AX18通り 142 6 ツーバイフォー構法による大規模施設のモデル図面 ②特別養護老人ホーム(3 階建て) p.142-143 S-09|枠組図|S=1/100 S-09 |枠組図| S=1/100 事例② 143 参考文献 公共建築物技術委員会 『木造計画・設計基準』一般社団法人公共建築協会、2011年10月 委員長 中村 孝 西武建設株式会社 『公共建築木造工事標準仕様書』一般社団法人公共建築協会、2013年7月 委員 小見康夫 東京都市大学 『2007年枠組壁工法建築物設計の手引』一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、2007年11月 橋本 宰 ウイング株式会社 中村正芳 株式会社カナイ 麓 英彦 カナダ林産業審議会 ケビン・J・ビューズ カナダ林産業審議会 岩田哲幸 西武建設株式会社 大川典彦 大成建設ハウジング株式会社 『耐火木造による高齢者福祉施設づくりの最新事情①耐火木造の建設動向』佐藤考一、WAM2014年10月号、pp.30-31 津田綾子 津田産業株式会社 『2001年版耐火性能検証法の解説及び計算例とその解説』財団法人日本建築センター他編、海文堂出版、2001年3月 浅井 透 東急建設株式会社 エクスナレッジ、2012年3月 『耐火木造[計画・設計・施工] マニュアル』佐藤考一他、 植竹孝広 三井ホームコンポーネント株式会社 ツーバイフォーvol.166、pp.15-16、2007年3月 『ツーバイフォー耐火構造4階建モデル棟における沈み込み量測定実験報告』中島史郎、 大芝宗一郎 株式会社三井ホームデザイン研究所 櫻井直樹 株式会社三菱地所加工センター 松本照夫 株式会社松本設計 吉高久人 株式会社吉高綜合設計 事務局 川本俊明 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会(2015年6月以降) 辻村行雄 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会 青山 浩 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会 『2007年枠組壁工法建築物構造計算指針』一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、2007年11月 『枠組壁工法耐火建築物 設計・施工の手引』一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、2013年5月 『ツーバイフォー工法による高齢者福祉施設のすすめ 計画・設計の手引』一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会・カナダ林産業審議会、2012年3月 『 【フラット35】対応 枠組壁工法住宅工事仕様書 平成26年版』独立行政法人住宅金融支援機構編、井上書院、2014年10月 カナダ林産業審議会、2014年4月 『Midply Wall Systemを用いた中層・大規模枠組壁工法建築物』 『木造建築のすすめ 2010版』財団法人日本住宅・木材技術センター編、木を活かす建築推進協議会、2010年4月 『住宅サッシ/住宅出入り口商品「標準規格寸法」』一般社団法人日本サッシ協会、2013年4月 『防火区画貫通部に関する法令解説(古河防災製品総合カタログ)』株式会社古河テクノマテリアル、2014年11月、pp.83-89 日本建築行政会議編、 ぎょうせい、2010年1月 『建築物の防火避難規定の解説2005(第6版)』 図・写真 本書に用いた図・写真は、本文中に示した出典のほか、以下に示す関係者の承認を得て転載したものである。 (その他の図・写真は、 日本ツーバイフォー建築協会のほか、施設設計手引作成小委員会委員の提供による) p.20[図1] 、株式会社吉高綜合設計 p.46[図7] 、工場での枠材組み立て・工場での壁下張り釘打ち、 内外工業株式会社 施設設計手引作成小委員会 p.61[図11] 、株式会社吉高綜合設計 主査 小見康夫 東京都市大学 p.64[図14] 、株式会社吉高綜合設計 委員 中村 孝 西武建設株式会社 橋本 宰 ウイング株式会社 麓 英彦 カナダ林産業審議会 小﨑浩史 株式会社三井ホームデザイン研究所 松本照夫 株式会社松本設計 事務局 池田富士郎 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会(小委員会当時) 辻村行雄 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会 資料提供 株式会社吉高綜合設計 株式会社松崎設計 三井ホームコンポーネント株式会社 株式会社タナカ 内外工業株式会社 pp.74~107 大規模ツーバイフォー建築物のモデル図面①、株式会社松崎設計 pp.112~143 大規模ツーバイフォー建築物のモデル図面②、株式会社吉高綜合設計 参考ウェブサイト 「耐火建築物:工法技術」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/taika/taika_index.html 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、 (2015年3月31日閲覧) 「講習会Web申込み」 https://www.2x4assoc.or.jp/smwcharge/smwent_top.php 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、 (2015年3月31日閲覧) 「出版物等のご案内」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/publication/pub_index.html 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、 (2015年3月31日閲覧) 「ツーバイフォー工法大型物件実績業者リスト」 http://www.cofi.or.jp/sites/default/files/contact-list/files/welfare_medical_educational_arcindustry_list_201407edition.pdf カナダ林産業審 議会、 (2015年3月31日閲覧) 「〈ツーバイフォー建築〉大型建築物事例集」 http://www.2x4assoc.or.jp/2x4building/building03.html 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会、 (2015年3月31日閲覧) 「会員/工場紹介」 http://www.2x4lumber.jp/kaiin_1.html 日本ツーバイフォーランバーJAS協議会、 (2015年3月31日閲覧) 「CLTの普及に向けたロードマップ」 http://www.mlit.go.jp/common/001060153.pdf 国土交通省、2014年11月 「認定の利用方法」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/taika/taika02.html 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会 (2015年3月31日閲覧) 「会員会社専用ページ」 http://www.2x4assoc.or.jp/builder/index.html ( 、2015年3月31日閲覧) 「多様な入札契約方式の導入に向けた動きについて」和田賢哉、第603回建設技術講習会 http://www.zenken.com/kensyuu/kousyuukai/H26/603/603_wada.pdf、 (2015年3月31日閲覧) 「CFAJとは」ケーブル防災設備協議会 http://www.cfaj.gr.jp/about/index.html (2015年3月31日閲覧) コンサルタント佐藤考一 A/E WORKS 大規模木造施設の計画・設計の手引 ツーバイフォー構法による耐火建築物づくりの勘所 発行年月 2015年11月 編集 公共建築物技術委員会、施設設計手引作成小委員会 協力 カナダ林産業審議会 発行 一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-17 虎の門センタービル8階 電話 03-5157-0835/FAX 03-5157-0832 http://www.2x4assoc.or.jp カナダ林産業審議会 (COFI: Council of Forest Industries Canada) 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-27 巴町アネックス2号館9階 電話 03-5401-0532/FAX 03-5401-0538 http://www.cofi.or.jp 本書に収録されている情報の一切には、正確を期するために細心の注意が払われていますが、一般 社団法人日本ツーバイフォー建築協会、 カナダ林産業審議会、Canada Wood、Forest Innovation Investmentおよびその役員、被用者、代理人は、本書のいかなる誤謬、欠陥あるいはこれに基づく設計 ないし仕事上の不都合に対して、 いかなる責任を負うものではありません。 また、本書掲載内容の無断複 写は著作権法上での例外を除き禁じられています。