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第5回カターレ富山「2016 ファン・サポーターカンファレンス」議事録 選手

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第5回カターレ富山「2016 ファン・サポーターカンファレンス」議事録 選手
第5回カターレ富山「2016 ファン・サポーターカンファレンス」議事録
2016 年 1 月 24 日(日) 15:00~17:00
@富山県総合運動公園陸上競技場 会議室 1-A、B
選手挨拶
背番号 7 北井 佑季 選手
背番号7番 北井佑季です。日頃からのご支援どうもありがとうございます。
今年の目標は何と言っても J2 昇格だと思うので、それに向かって 18 日から練習を始めています。
昨年は、開幕戦は勝てたものの、その後 4 試合勝てずに、勝ったり、負けたりと、チームとしては連勝ができず、波に乗れ
ずに終わってしまったと思うので、今年はスタートからチームが波に乗れるよう、良いスタートが切れるようにすることが大切だ
と思うので、そこに向けて今からしっかり準備してやっていきたいと思います。
シーズンを戦っていく中で、昨年も皆さんの後押しで難しい時間帯や、難しい試合を勝ちに持っていけた場面があったので、
今年も引き続き応援よろしくお願いします。
背番号 4 國吉 貴博 選手
いつも本当にご支援ありがとうございます。
去年は正直、自分の中でやっぱり悔しい思いというのがありました。結果がついてこないのは、自分の中でも色々考えて、
今年は監督も変わって、新しいメンバーも増えて、今までの苦しい経験を生かし、昇格して、さらにもっと飛躍できるように自
分自身も成長して、もっとチームの為に、影響を与えられる選手になれるよう頑張りますので今年も応援をよろしくお願いしま
す。
酒井 英治 代表取締役社長 挨拶・説明
本日は、大変寒い中、ファン・サポーターカンファレンスにお集まり頂き、本当にありがとうございます。
また、皆様方には、日頃よりカターレ富山に対し、大変大きなご支援・ご声援を賜り、心から御礼申し上げます。今日は皆
様との忌憚のない意見交換により、有意義な会にして参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、私の方から 2015 シーズンの総括と 2016 シーズンに向けたクラブ経営についてご説明をさせて頂きます。 お
配りした資料をご覧ください。
(チーム成績)
2015 シーズンのチーム成績ですが、新監督に岸野氏を迎え、J2 復帰を必達目標に掲げてシーズンに臨みましたが、5
位に終わり目標を達成することができませんでした。
お約束していた1年での J2 復帰を果たせず、応援して頂いた皆様方のご期待にまったく沿えない成績に終わり、本当に申
し訳なく思っております。
この資料の裏面をご覧頂きたいと思いますが、シーズン当初から故障者が続出し予定していたベストメンバーが組めず、
開幕からの 5 試合を 1 勝 3 敗 1 分と開幕ダッシュに失敗いたしました。そしてこの躓きが大きく影響したまま第 1 クルーは 5
勝 5 敗 2 分、第 2 クルーも 4 勝 4 敗 4 分と低迷し、また、8 月 23 日に行われた天皇杯の富山県代表選ではアマチュアの
新庄クラブさんに負けて、天皇杯への出場も逃しました。
そして、9 月 6 日の第 3 クルーからは監督を代えて J2 復帰への僅かな望みにかけたものの 5 勝 3 敗 4 分で、下のリーグ
戦順位表にありますとおり年間を通しての成績は 14 勝 10 分 12 敗と一度も昇格争いに絡むことなく、勝点 52 で 5 位という
結果に終わりました。
また、全試合の総得点 37 は 13 チーム中 8 位、失点 36 は 4 位であり、特に得失点差では昇格を争った上位のチーム
はいずれも2ケタ以上であるのに対し、わずか「1 点」にとどまり、明らかに得点力不足により試合に勝ち切れませんでした。
特に、攻撃面では、中盤を起点としたコンビネーションプレーからの得点チャンスを作れず、また、シュートに対する積極性
が欠けていたように思います。
守備面では、選手個々の守備意識は高く、失点はある程度抑えることができましたが、選手の能力に頼る戦術が中心とな
り、組織的な守備戦術の構築ができないまま、安定性に欠くなど、チーム戦術が選手に十分浸透せず、また、チームリーダ
ーが不在であったことなども、2015 シーズンにおいてチーム成績が低迷し、J2 復帰という目標に大きく届かなかった要因で
あると考えております。
(平均入場者数)
平均入場者数ですが、J3 に降格した影響を織込み、3,100 人を目標に掲げておりましたが、最終的に 2,820 人となり、目
標対比 280 人の減で達成率 91%と未達になりました。
昨年はホームでの 20 試合の内、県総での 17 試合の平均入場者数は 2,951 人、魚津桃山での 3 試合平均は 2,075
人でありました。
少しでも多くの方に見に来ていただくために、試合告知を新聞の番組面に掲載し、誰もが目に触れやすいように工夫したり、
県内の自治体と連携し市町村サンクスデーや T-1 グランプリをはじめホームゲームの開催日に合わせて富山市サッカー協
会さまと共同で幼児サッカー大会や新たに PK 選手権大会などを企画し開催をいたしました。
また、総曲輪を中心としたまちなかや富山駅周辺などでの試合告知活動をサポーターの皆様にもご協力頂き、我々フロン
トスタッフや選手と一緒になって試合告知のチラシを配ったり、ポスターを商店街のお店ごとに貼って頂くなど、スタジアムに
少しでも多くの方に足を運んで頂くための取組みを積極的に行いました。
この様に昨年は皆様のご協力のもと、集客活動を行って参りましたが、J2 の時と違い、アウェイのお客様が大幅に減少す
る中で、先程、見て頂いた試合結果の表に入場者数が記載してありますが、特に 5 月 24 日、第 1 クルー最後の福島戦ま
でのホーム 7 試合の平均入場者数は 3,331 人と目標を上回っておりました。
しかしながら、NHK で県内に放映された、この福島戦に 1-2 で負け、第 1 クルーの成績は、勝点 17 の 6 位と期待外れの
成績に留まりました。
そして第 2 クルーに入っても成績が上向かず、ここからの入場者数は減少の一途を辿り始め、第 2 クルー6 試合の平均は
2,478 人、第 3 クルーでは少し持ち直したものの、この 7 試合の平均は 2,601 人と、いずれも目標値を大きく下回る結果と
なり、チーム成績の不振が大きく影響したものと思います。
(ファンクラブ会員数)
ファンクラブ会員ですが、これも J3 に降格したことによる大幅な会員減少を織込み、目標を 4,000 名といたしましたが、新
たに WEB での入会を可能とした利便性の向上や選手の生メールを配信するなどの会員サービスの充実を図るとともに、ス
ポンサー企業や株主企業等への訪問の際や様々な機会をとらえてファンクラブ会員の新規募集・継続に努めた結果、最終
4,014 名と何とか目標値をクリアいたしました。
(ホームタウン活動)
ホームタウン活動につきましては、地域との交流活動回数の目標を 200 回とし、県内各地で開催される様々なイベントや
サッカー教室等への「選手やスタッフの積極的参加」を中心に、県内市町村とタイアップした「市町村サンクスデー等の実
施」やカターレブランドであるライカくんやリープブルーも地域イベント等へ積極的に参加するなど、目標を大きく上回る 226 回
の活動を行い、地域とのふれあい、絆を深めました。
(経営状況)
最後に、記載しておりませんが、2015 年度の経営状況についてご報告をいたします。
2015 年度の収支においては、まだ公表できる段階にはありませんが、、僅かですが黒字を確保できる見込みとなっており
ます。以上が 2015 シーズンの総括であります。
(2016 シーズンに向けたクラブ経営)
2016 シーズンのクラブ経営に掲げた目標値と、この目標を達成するための施策等についてご説明いたします。
(チーム成績)
チーム成績ですが、昨年と同様に J2 復帰を目標に掲げ、そのために勝率 7 割、勝点 63 を目指します。
昨年度の反省としてチームの得点力不足が課題になりましたが、2016 シーズンは J2 復帰を目指す中、この得点力をア
ップするため、新たに攻撃的なサッカーを志向する「三浦泰年」監督を招聘するとともに、得点に絡める選手を補強いたしま
した。
そして、全員が常にゴールを目指す攻撃的なサッカーと一体感のあるチームを作り上げ、今シーズンこそは最後まで昇格
争いの中心となって J2 復帰を果たして参ります。
そのための具体策につきましては、後ほど、黒部強化部長からご説明させて頂きます。
(平均入場者数)
平均入場者数でありますが、昨年度に引き続き、J2 昇格基準となります 3,000 人を少し上回る、3,100 人を目標としまし
た。
2016 シーズンから新たに FC 東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪といったビッククラブの若手選手が中心の U-23 チームが
参加することになりましたが、これら 3 チームのアウェイからのお客様が多くお越しいただけることを期待しておりますし、
2015 シーズンの平均入場者数の実績は 2,830 人でしたが、ここから目標としている 3,100 人をクリアし、さらに上積みを
図るには、最後まで昇格争いの中心となり、常にお客様が興奮と感動を覚える試合をお見せすることが、入場者数を増加さ
せるための大変重要な要素であると思います。
とは言え、集客増をアウェイのお客さまや試合内容にだけに頼らず、2016 シーズンでの集客対策として、チケット料金を各
シートともに大幅に値下げし、これまでも実施してきた市町村サンクスデーなどでのイベントやホームゲームの日程に合わせ
た幼児サッカー大会等の継続実施をはじめ、富山大学の学生さんと共同で集客イベントを企画するなど、自治体や学生の
皆様を取り込んで少しでも多くの方にご来場頂けるよう努めて参ります。
また、ジュニアドリームパスの小学校への積極的な広報により、親子での観戦を増やすほか、選手のメディアへの露出機
会を増やすことや、SNS や YouTube での動画配信を積極的に利用して、若い方をターゲットに情報の拡散を図るなど、広報
戦略を強化して、一試合平均 3,100 人以上の集客を図って参ります。
なお、昨年は魚津の桃山で 3 試合を実施いたしましたが、駐車スペースが少なく、ご来場者に不便をおかけし、先ほどお
話しした通り観客数が県総と比べ、一試合平均 900 人程度少なかったことから、今年度は桃山では実施せず、全試合、県
総での開催となる予定です。
(ファンクラブ会員数)
ファンクラブ会員ですが、昨年の目標値と同様の 4,000 名といたしました。
昨年のチーム成績が振るわなかったことから、2016 シーズンは会員の減少が予想されますが、会員の継続率を高めるこ
とを最優先とし、自治体や企業等に出向いての出張受付や DM 等での入会アプローチを強化するとともに、引き続き会員へ
のメール情報配信、クラブ主催のイベントへの参加などといった会員向け企画を充実し、会員満足度の向上と WEB からの入
会など利便性の向上やスポンサー企業、株主企業の会員継続、新規加入に努め、4,000 名以上のファンクラブ会員の確
保を図って参ります。
(ホームタウン活動)
ホームタウン活動につきましては、これまで着実に実績回数を伸ばしてきましたが、2016 シーズンは回数のみに目を向け
ず、「質」を重視することで、その目標回数は 210 回といたしました。
県民の皆さんに支えられているクラブであることを肝に銘じ、これまでも継続して実施してきた監督や選手の参加のもとで
の様々な地域との交流・ふれあい活動や社会貢献活動を内容に工夫を凝らして展開し、地域の皆さんとの絆をより一層深
めることや地域社会に貢献することで、県民から愛される地域密着型のクラブづくりに努めて参ります。
2016 シーズンは、この様な目標の達成に向けて、積極的に諸施策を展開していくとともに、2015 年度並みの事業収入の
確保と、コスト削減に努め、クラブの健全経営に努めて参ります。
(クラブスローガン)
2016 シーズンのクラブ運営を進める上で、皆さんにも既にご案内のとおり、今年のクラブスローガンは「覚悟」といたしまし
た。
1 月 15 日の新体制記者会見の中でも申し上げましたが、J3 への降格に引き続き、昨年は必達目標としておりました「一
年での J2 復帰」も果たせず、ファン・サポーターの皆様をはじめ、これまでカターレ富山に期待し、そして支えて頂いておりま
した多くの方々に、クラブへのこれら度重なる失望感は非常に大きく、この様な状況が続けば、クラブの存在意義そのものが
問われかねない事態になるものと強い危機感を抱いております。
それ故に、2016 シーズンは、クラブの未来をかけた勝負の年と位置付け、チームとフロントスタッフが一丸となって、J2 復
帰に立ちはだかる困難を真正面から受け止めながら全力で戦い抜き、今年こそは J2 復帰という唯一最大のミッションを何と
しても達成する、この強い決意を「覚悟」の二文字に込めたものであります。
従いまして、2016 シーズンは、是が非でも昨年果たせなかった J2 への復帰と、私どもが理念として掲げております県民の
皆様に感動と元気を与え、そして子供達に夢と希望を与えるクラブとして未来へと繋ぐことが出来るよう、このスローガンに示
した「覚悟」をもって、全力で戦って参ります。
ファン・サポーターの皆様方には、三浦監督の率いる新チームに対しまして、力強い応援を賜りますとともに、我々と一緒
になって戦って頂きますよう、心からお願いを申し上げ、私からの説明を終ります。
澤入 重雄ゼネラルマネージャー 説明
澤入です。よろしくお願いいたします。
本日は雪の中、本当に多くの方に集まって頂きありがとうございます。
先ほど社長からもお話がありましたが、2015 シーズンについては目標である J2 復帰を果たせず、我々、カターレ、選手一
同も悔しく思っておりますし、申し訳なく思っています。
さて、総括ということで、先ほど社長の方からのご説明の中にもありましたが、なぜ J2 に復帰できなかったのかという事が、
出ていたと思います。その中で、まず大きな中身というものをご説明させて頂きます。
まずひとつめが、開幕当初、開幕ダッシュに躓いたというところで、故障者というお話が出ていました。
開幕当初のキャンプ。昨年度につきましては 1 次キャンプを磐田で行い、そして 2 月に高知で 2 次キャンプと 2 つ行いま
した。その 2 つのキャンプにおいて、主力と踏んでいた選手が故障し、不参加としたところで、チームの戦術的な構築であると
か、コンビネーションの構築に影響がでたのではないかと思います。
では、何故、故障者がでたのかという事については、個別にひとつひとつご説明はできませんが、ひとつひとつの故障に対
して、何故、この故障が出たのかということを分析して、今年はその故障がおきないように分析は進んでいます。このひとつひ
とつのご説明については勘弁して頂きたいと思います。
そして次に、得点力不足。これは明らかだと思います。J3 に限らず、J1,J2。昨年度 J2 復帰を果たすということは、J3 で優
勝しなければならない。そこで、優勝したチームを見ると得点力という面で、J1 では広島、J2 では大宮、ここを見ると試合数
の倍は得点している。「試合数×2」というのをだいたい取っているというのが例年の例。優勝した山口に関しては、爆発的な
得点力ということで、秀でて異常なほど取れているのですが、やはり、例年 J1、J2、J3 というチームはやはり「試合数×2」と
いう事になっています。やはり、そこの攻撃力、得点力をあげる事が非常に大切だと感じました。
そこに関して言いますと、まず、チームとしてどこまでチャンスを作れたかというのがひとつ、その分析はチャンス構築率と
言いますが、単純にボールを持っているのが、ポゼッションと言い、ポゼッションの回数があまり劣らず、J3 の中でカターレ富
山は真ん中くらいという数字が出ています。ボールを持っているということです。
次に、ボールは持っているけどもチャンスに繋げたかという事。チャンス構築率ですが、そこに関して言いますと、かなり低く
なってしまいます。同時にシュートに関しても 9 位ということで、シュートにも行けてなかったという事になっています。
ボールは持っているがチャンス、シュートに行けなかったという事がチームとしての反省だと思っています。
そこで突出しているのは山口。シュート成功率は、18%くらいで非常に高くなっています。カターレで言いますと 8.4%と非常
に低く、これは全体の 8 位であり、シュートが成功していないということになります。
やはりシュートを積極的に打つ。積極的にシュートしたのを決めるという形が必要であると考えますと、次に今度はタレントと
いう事になると思います。
タレントという事になると昨年に関しては、苔口選手が 7 点、中西選手が 6 点、北井選手が 5 点。木本選手が 2 点という
ことで、2 ケタ点を取っている選手がいなかったというが事になってくると思います。ただ、一人頑張ればという事ではなく、チ
ームとしてチャンスを作ることがひとつ大きな課題になると思いますし、その上でタレントが必要になるというか、タレントがでて
くるというか、作っていくこと、それを同時にやっていくという事が、非常に必要になるのではないだろうかと思っています。
以上、得点ということに関しては、昨年は低かったので、この反省というのが勝ち越しに繋がらなかったのではないかなと思
います。
そして勝ち星というところで今お話をさせて頂いたのですが、昨年勝ち星は勝点が 52、14 勝 10 分 12 敗、分けの 10 と負
けの 12 を足すと 22 になります。昨年 1 位の山口に関しては分けが 3、負けが 8、これを足すと11。町田に関しては、分け
が 9、負けが 4、足すと 13。一昨年、両方に関しても、金沢に関しては分けが 6、負けが 4。長野に関しては分けが 9、負けが
4 で 13。だいたい 10 ちょっととなります。
やはり J2 に復帰ということになると、勝っていかなくてはならない。負けはもちろん勝点 0 で、分けは勝点 1 ですが、これを
勝点 2 を失ったと考えていかなくてはならないと思います。
昨年、10 分、負けが 12。この 10 と 12 の試合を何とか得点を取って分けた試合を勝ちに持っていく。そして負けた試合を
なんとか分けに持っていくという事をきちっとゲームの中でやっていかなくてはならないと思います。
やはり得点に関して、貪欲にチームとして取り組んでいくという事が昨年の反省から今年の課題になるのではなかろうかと
いう事になると思います。
最後に、数字ではないのですが、メンタリティというところで、今年、三浦監督が就任して、非常に就任当初からプロフェッシ
ョナルとして、自覚を持ってやって行こうという事を選手たちに言っている。
J2 の環境で非常にお客さんも入り、自然にモチベーションがあがる環境でやっていた選手たちが、J3 という立場になって、
盛り上がりにかけるというか違う環境になって、そこに戸惑いを感じたのではないかと三浦監督は言っていたが、そういうことは
選手にとって、どんな環境になってもやらなくてはいけない。移動やいろんな環境というか影響があるとは思うが、どこの場で
も結果を残していく選手にならなければならないという事を非常に三浦監督は言っています。
去年からの反省といいますか、メンタリティの強さ、試合を勝ち抜いて行くという事、試合の始めから最後まで、作って行くと
いうことが、数字ではないですが、昨年足りなかったということが、今年はひとつひとつトレーニングから取り組むことが大事な
のだと思います。
以上、冒頭の故障の問題、得点力、メンタリティ、この 3 つを昨年の大きな反省とさせて頂きました。
黒部 光昭 強化部長
説明
強化部長という形でまた富山に帰ってくることになりました。よろしくお願いします。
今年の強化というところで話をしたいのですが、本当に、僕も新しく、チャンレンジをするという形で、本当に富山をどうにか
したいと思ったし、チャレンジという気持ちで帰ってきました。
監督、コーチ、指導者というところですが、三浦泰年さんという監督を呼ぶにあたって、時間をかけて話をさせてもらいなが
ら、共感する部分もあって、僕はお声をかけさせてもらって、そこから、コーチ陣。大島、濱田、そして皆さんご存知の朝日大
輔。この 3 人みんながチャレンジという気持ちで、そしてみんながトップを見るのもはじめて、朝日なんかは、現役を引退してチ
ャレンジすることも初めて、基本的にここから作っていこうという事で、いろんな人選をさせてもらっています。
選手の方になりますが、基本的には、チームが何年たっても、基本的に崩れない軸になれる選手を考えました。
まず、一番最初に、どうしても獲りたかった選手は衛藤選手。経験もあるし、澤入 GM が言った、攻撃のところを補う選手。
まっさきに声をかけさせてもらいました。
次に代、西川という選手ですが、代選手は DF で、もちろん守備のところは大事になる所なので、基本的には守備で計算の
できる選手を獲りたい。それで代選手。何故、代選手なのか、さっき言ったメンタリティの中にすごい大事な部分があって、代
選手は山口にいました。去年 J2 に昇格した経験をしています。という経験も大切だということも自分で感じていますし、それら
をふまえて、年齢のバランスも考え、代選手に是非来てほしいと声をかけさせてもらいました。
西川選手は、もともと富山にもいましたし、チームの関係上、一回レンタルで移籍をするという形をとっていましたが、僕自
身がトライアウトで見させてもらったときに正直戦力になると思いました。うちの今のチームにとっては本当にプラスになると思
ったし戦力になると感じられましたし、FW もそうだし MF でも使えるかなと、色んなポジションもいけそうだというところで声をか
けさせてもらいました。
そこに、軸として、強化として、今考えているのは、今獲る選手以外のところで、本当に全体的に軸になれる、苔口選手、
そこに衛藤選手をいれて、後ろに代選手、実際、僕自身は 12 月のトライアウト前のところからサポートさせてもらっていたので、
実はキーパーの所はいじれませんでした。そこはこれからチェックもしながら考えていければと思っています。
そこにあと、ボランチ、徳島から窪田という選手をレンタルで獲得しています。 窪田は、大学の時にすごく評価が高くて、
大学ナンバー1のボランチと言われていましたが、プロに入り出番がない、どうしてもチャレンジがしたい、試合を見ていて、もう
一回自分自身を見せたいということで、どこかチャレンジできるところがないかという事で、僕自身もチェックしていましたし、彼
が左利きで面白いプレーをするというのは情報も入っていたので、富山で試合に出てチャレンジしたいという気持ち、チャレン
ジする気持ちを持っている中で、声をかけさせてもらっています。
そこに小見という選手。岐阜からレンタルで獲っていますが、彼は J リーグで出場機会がないです。 彼自身が試合に出場
するためにどれだけできるのか、岐阜の方からチャレンジさせてやりたいという事もあったので、獲得しました。彼がどれだけの
戦力になるかというのは、彼が富山でどれだけやるかということなので、即戦力という考えではないです。ただ彼が、気持ちを
見せてくれるかなと期待を込めて獲得をしています。
そこに、どういう風に入っていけるのかなという大卒 4 人。脇本、石坂、萱沼、西室、この 4 人を新卒で獲得しています。こ
の 4 人は新卒なので、どれくらいできるかまだ、未知数ではあるが、この 4 人から1人から 2 人、試合にレギュラーとして出場
してこれば富山にとって良い戦力になり得るなと、その期待が十分にあると 18 日の練習スタートから感じています。
先ほども来てくれた北井。去年からいますけど、完全移籍という形で獲得したので、彼は計算もできる素晴らしい選手です。
今のところ、獲得という意味では、10 人獲得をするという形になっています。トータルで元々いた選手もいれて 29 名、椎名が
故障で長期離脱中なので 28 名なのですが、近日中にある 1 人の選手は新しい環境でチャレンジしたいということなので、1
人レンタルに出す予定になっています。
今年は本当に J2 昇格する事はもちろん持ちつつ、長期の事を考えて、来年、再来年と本当に崩れないで、計算のできる
選手をこれからじっくり見定めながら、どういう選手が移籍しました。どういう選手が引退します。という形をとっても、基本的に
はカターレ富山というチームが、大崩れしないような形の地盤ができているようなチーム作りを意識して、今年からやっていき
たいなと思って、こういうチーム作りをさせて頂きました。
質疑応答
Q.男性
本日はカンファレンスを開催頂いてありがとうございます。
黒部強化部長にお伺いさせて頂きます。
昨年の反省点として岸野さんの戦術がなかなか選手に浸透できなかったのではないかというのがメディアを通じてありま
す。
今年ですが、三浦さんが入ってまだ間もないということで、昨年と同様の危惧があるのではないかと考えているのですが、
そういう点に関して黒部強化部長はどのように考えていらっしゃいますか。
A.黒部光昭 強化部長 (以下 黒部)
逆にお聞きしたいのですが、岸野さんの戦術でうまくいかなかったところがある。うまく浸透しなかったと思いましたか。
Q 男性
今まで、安間さんが非常に長い間やってきて、そういう部分が染みついてしまっていて、岸野さんのサッカーでやりたいとい
う時に、難しい場面でぼろが出てしまって、岸野さんの目指す事ができない。これは公式のコメントでも出ていたと思いますが、
そういうことで、まだ、安間さんの時の選手もいますので、それをどのように取り組まれるか、もし、お考えならというのが質問の
趣旨です。
A.黒部
僕自身は、岸野さんのサッカーというのが良くわからないというのが実はあって、一概には難しいなとは思いますが、ただ、
安間さんは長くやっていたので、たぶんサポーターの方はわかると思うのですが、試合中、ピッチ上に出た時、点が入った時、
何か起こった時に、あまり喜怒哀楽がでない。例えば、点を取られたら、めちゃくちゃ悔しいとかあるじゃないですか。それが三
浦監督はすごく出ると思います。正直、点をとったら嬉しいだろうし、やられたらやられたと、選手と同じ感情で、ベンチの前の
ところで表現をするくらい、彼は選手のやっているプレーを自分がやっているように表現すると思うのです。そこが監督の求め
ているコレクティブなサッカー、一体になってやって行こうという所で言えば、富山のサッカーに合っているなと思っています。
ただひとつ、懸念材料があって、去年、僕は聞いた事でしかないですが、強く言われすぎた時に、カターレの選手達がすご
く委縮をする可能性があったと。選手が試合の中で、大きく、自由に出せてなかった気がするということを少し聞いた事があり
ます。だけど、三浦監督の場合はそういうところになり得ないということも僕自身もわかっています。
もちろん、厳しいです。相当厳しい事を平気で言うし、だけど、そういうところをさっき澤入 GM が言った。メンタリティのところ、
「人に言われた」「サポーターの方に厳しい言葉をかけられた」だからやらないのか。ということで委縮してしまうこと自体がプロ
としてどうかと僕は思うので、そこのメンタリティを三浦監督には強いメンタリティを持たせてもらうようなことも期待して、要望も
しつつチームを作っていってほしいという事はお願いをしています。
Q.男性
ありがとうございます。だいたいお考え承りました。
岸野さんが解任してかなりの時間を経過してやっと出たということがあったので、非常に不安がありましたので、質問させて
もらいました。
最後になりましたが、黒部さんお帰りなさい。また一緒に頑張って行きましょう。
Q.男性
昨年も質問させてもらいましたが、昨年と同じ質問をさせて頂きたいと思います。
昨年、富山のテレビ局、新聞社、メディアがなかなか報道してくれない、そういう状況の中でどうやって露出していくのかと
言いましたが、今年についてもまた、県民の皆さん、ファンの皆さん、ここから東京や大阪などに出て行っている皆さん、その
方に、カターレの試合を発信していく。それにあたって、SNS とか YouTube という話はありましたが、具体的に今年はアウェイ
戦の結果をどうしいくのか。速報が欲しいというのは皆さん持っていらっしゃると思いますが、そういう事についてどうしていくの
かお聞かせ頂きたい。
広報部長の澤入さんお願いします。
A.澤入重雄 ゼネラルマネージャー (以下 澤入)
速報に関して、テレビという事に関しては放映権という事でスカパーの映像という部分は使う事は難しいと思います。ただし、
速報に関していいますと、クラブの人間が現地に行っているので、速報を流すという事はできると思いますので、できるだけ早
く流していけるようにしたいと思います。
それに関して考えているのは、向こうでの試合の状況を何かの形で皆さんにお知らせできるようなシステムを作りたいなと
いう事は広報の所でやっております。
もうひとつは、アウェイに関してやろうとしている事は、アウェイのゲームでテレビ中継がある時に、こちらの同局でできないか
ということは考えている。
なかなか、映像というところに関しては、テレビ中継がないのでリアルタイムという事は難しいのですが、できるだけリアルタイ
ムで速報をお知らせできるように考えていきます。
Q.男性
ありがとうございます。以上です。
Q.女性
個人協賛金についての質問ですが、去年、色々県内のメーカーさんと組んで富山の美味しいものなどというのはとても良
い企画だったなと思いました。
その中で、選手と食事会という項目があったかと思います。その時に、前年度、その前にその企画に参加された、サポータ
ーの方、ファンの方はいらっしゃると思います。だけど、今年はそこに協賛金が無いお客様もいらっしゃると思います。そこに、
「いついつ選手と食事会がありますよ。今年いかがされますか?」という案内のひとつでもあったら、「協賛金を出そうかしら」と
思ってくれるお客様がいたかもしれない。いるんじゃないかな。」と思ったので、そういう営業活動はされる予定はないです
か?されませんか?と思いました。以上です。
A.岡田洋一 管理部長
今、ご提案がありましたが、昨年、そのような取り組みができていなくて、「いかがですか?」というお声掛けするということが
そこまで頭が回らなかったというのがございますので、大変有難く受け止めております。
今年度は、個人スポンサーという形で、クラブを個人の立場でスポンサーとしてお支え頂ければという思いがありますので、
そういったネーミングにさせて頂いております。また、特典もご用意させて頂いておりますので、昨年、一昨年、お食事会にご
参加頂いた方には改めてこの後、パンフレット等、チラシ等でご案内させて頂こうと思っております。
よろしくお願いいたします。
Q.男性
昨年度のスタートダッシュの失敗。その原因としては故障者が多かった。そして得点力不足。今年は「覚悟」というスローガ
ンを掲げておられ、両方とも向上すると言われていますが、具体的な案がない。今年はどうしていくか。ケガに対する対策、
得点力の対策の具体案をひとつでもふたつでも聞かせて頂きたい。覚悟の程がわかりませんのでお願いいたします。
A.黒部
具体的にというか、得点力アップを具体的にと言い方をしてしまうと、いかに決定力を増やせるのか、決定力の数がどれだ
けあるかという事になると思いますし、それをどれだけ入れられる人材がいるかということにもなると思います。その中で、今、
監督の記者会見でもあったと思いますが、点が取れる選手、スペシャルな選手が特別に必要ではないと。監督は、チームと
して点が取れれば良いし、チームとして守れれば良い。
今の現段階で、どういう風にとれるのかという所を、今監督が、少しずつチームとして作っている状態ではあります。
それがどういう風な形でとれるのかというのは、今まで、カターレでやっているベースとなる得点力のある苔口やそこに西川を
戻して、衛藤といったチャンスメイクをできつつ、点もとれる選手がいる。北井ももちろんそう。もともと、そこに計算できる木本
という選手もいるし、新しく萱沼という選手が新卒で入ってきている。その中で、今年は誰が中心となって点をとっていくかとい
う事は、監督の戦術、ポジション、それによっても変わってくると思います。ひょっとしたらそれが苔口じゃないかもしれないし、
ひょっとしたら新卒の萱沼が出てくるのか、衛藤がずっとチャンスメイクしながら、点を取ってくれるのか。というのは、監督の戦
術、そのチームとしてどういう風にやっていくのかによって、どこからどう点を取っていく形になっていくのかという事は、監督の
やり方が、浸透していって出てくると思います。
それは、僕ら自身も誰が、点を多く取ってくれるというのは今のところは言えないところもあるので、逆に言うと、2 月キャンプ
をやって 3 月の開幕前、草島で雪が融けて練習ができるようになった頃に、サポーターの方々には少しずつ、こういう選手が
レギュラーで出てくるのか、予想ができるようになると思いますし、練習を見ながら、こういう選手が活躍してくれるんじゃない
かというのは少しずつ見えてくるのではないかと思います。
現段階で、具体的にというのは少し難しいとは思います。
A.澤入
もうひとつ、故障に関しては選手の体調管理だと思いますので、新卒、レンタル等、完全移籍で来た選手については少し
難しいですが、オフ前に体重を中心とした健康管理をチェックして、今回新たに、18 日からトレーニングが始まったのですが、
15 日の祈願祭というところで一度集まって、その後にトレーナーのチェックを必ず受ける形で体調管理。オフのシーズンが終
わった時のコンディションと今度はシーズンが始まった時のシーズンオフをはさんでの体重を中心とした体調管理をチェックし
て、今のところで故障がないようにというところは強化の方でチェックをして、18 日からトレーニング始まっているので、そこに関
してからの体調管理については今後は、監督にまかせるという形になると思います。
Q.男性
ありがとうございます。
クロさんありがとうございます。
三浦監督もこれから築き上げていかれると思いますので、三浦監督、選手、クロさんを信じております。
ケガに関してですが、必ず 1 人か 2 人、1 年棒にふるような選手がいる。せっかく来て頂いているので、申し訳ないと思う。
痛切に感じております。
新しく入団された方は一生懸命やられると思うし、故障を恐れてはいけないが、頑張ってほしい。
経験ある方を丈夫にして頂きたいと思います。ありがとうございます。
A.澤入
ひとつだけ付け加えさえて頂きます。
先ほど長期離脱という事で椎名という名前がでましたが、椎名選手に関しては、手術を 1 月最初に無事に終わりまして、今
月末まではこちらでリハビリというか体を落ち着かせて、2 月の頭から、チームは高知でキャンプをしますが、彼は独自に施設
に入り、彼一人で、別のキャンプをはるという形で、2 月いっぱいはチームを離れるという形になると思います。できれば 3 月の
頭には、こちらに合流をして、また少しずつリハビリをして、復帰の時期については大けがでしたので、こちらとしては、できるだ
け早くと思っていますが、皆様にお知らせという形ではしたいなとは思っておりますが、責任を持って皆様にお知らせします。
Q.男性
ありがとうございます。
実は、椎名選手はすごく心配しておりまして、手術されたということで。
椎名選手は去年入団された時にすごく活躍してくれたので、すごい戦力になると思いますので是非完治して活躍してほし
い。ありがとうございます。
Q.男性
先ほど黒部強化部長もおっしゃられていましたが、崩れないチーム、軸となる選手たち、当然今シーズンも後押ししていき
ます。
得点力不足の話もありましたけど、クラブの資金力もあると思うが、三浦監督も新聞報道でもおっしゃられていましたが、外
国籍選手の獲得、スター選手の獲得を望んでいないということでしたで、いる選手、カターレで頑張ってくれる選手を後押しし
たいと思います。
J3 優勝、J2 復帰を目標に掲げていらっしゃいますし、現場もそうですし、フロントもそうですし、応援する側も一丸となって
戦っていきたいと思っています。
2016 シーズンの目標に掲げてある勝率 7 割、勝点 63 以上となっていますが、この根拠とそれに対する1年間の設計図
を言える範囲であれば聞きたい。澤入 GM でよろしいでしょうか。
A.澤入
63 となっているのは J2 復帰、で J3 優勝するのが条件となると思います。優勝となると、最低ライン 63 は取らなくてはい
けないというのが、まず、今年だけではなく、昨年、一昨年の J の結果から見るとそうなるのではないかなという算出です。
ここに対してどうしていくかは、具体的には難しいのですが、最初に取れれば良いのですが、後からでもこの数字を間に合う
ように取っていく。ひとつの目標としてこの数字を取っていく。
監督、強化部長と話をしている中であるのは、今年に関して見ますと、ホーム&アウェイの 2 試合になります。各チームに 1
勝をすると仮定した時に 45 になります。30 試合の半分の 15 試合。各チームにまずは、連敗はせずに1つ絶対に勝つという
ことがまずは条件になると思います。これは、浮き沈みと言いますか、でこぼこはあると思ますが、まずそれが大事なことでは
なかろうかと。あと 15 試合で、2 クール目というかそこの勝点をどう拾うかということになるが、ただ、この 63 という数字は過去
の 2 年間を見ますと、山口、金沢、そこの数字から算出しているのですが、ひとつ、懸念というか、そういう思いにならないの
が、今年、FC 東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪、この 3 チームの U-23 が加わる。昨年までは U-22 という日本代表という形
で J3 の単独のチームではない形で参加していましたが、今度は新たに、J1 の若い選手達が参入するチームが 3 チーム増
えます。この 3 チームがどういう力を持っているのか、どういうモチベーションを持って戦っているのか、そして、それぞれ J1 で
戦っていく中で、この選手たちがどういうメンバーで戦ってくるのか、非常に昨年、一昨年とは違ったリーグになるのではないか
という予想がありますので、今年は、勝点というのは、算出はしましたが非常に読みにくいところではあります。
Q.男性
ありがとうございました。
開幕と 2 試合しか発表されていないので、日程がどうなのかわからないのですが、去年の反省ではないですが、僕自身も
甘く考えていたところはあったので、初戦は鹿児島という相手ですので、ここは引き分け以下だと厳しいと思いますので、開幕
戦から連勝スタートでやって頂きたい気持ちもありますし、僕らもサポートしたいと思います。
Q.男性
今も出ましたが、勝点 63 ということで、読みにくいという事で、去年の 2 位が 78 なので、混戦を予想しいるということですが、
北井選手も言っていましたが、スタート失敗が響いた。
理由のひとつとして監督のやりたいことをすんなりできなかったという事もあったと思いますが、監督の戦術をキャンプの間
で、摺合せしていくという事が今必要なんですが、できれば監督のやり方を知っている選手を入れることもできたと思うが、今
回は方向としてはとられなかった。
キャンプで一刻も早く、監督のやり方を浸透させていく事が必要ですが、これがうまくいかなかった場合、やはりスタートには
不安があるんです。
去年のスタートを失敗して、立て直す機会というのは、何回かあったと思うのですが、そのタイミングごとに私達からも意見
は出たと思うのですが、去年の監督交代の後の、次の監督選定までの実際 8 月に解任されてから 12 月の何か月間かのタ
イムラグ、もっと言いますと、降格した後の期限付き移籍の選手のくるタイミングとか、チームとしての立て直すスピードの速さ
というのが、色々問題があったのではないかと感じていました。
そういう事もあって、強化に関しては黒部強化部長がやられるということなんですけど、そのスピード感と言いますか、最終
的なご判断としては GM と社長の方でご判断されると思うのですが、スピード感といいますか、全体的な統括というのは GM が
されるということでよろしいんですか?
A.酒井英治 代表取締役社長
基本的に、強化は黒部に任せます。そういう形になります。2 月以降は。
何回も何回もいくつも階段を設けるのではなく、なるだけ早く判断していくようにしてきたいと思っています。
Q.男性
今年も辛い時期もあるかもしれませんが、できるだけ私達も進めて参りますが、よろしくお願いいたします。
Q.男性
チームの力を増やす為には選手の力がすごく大きいと思うのですが、選手が活動する環境として他のチームと比べてどう
かという事は分析していると思うのですが、他のクラブと違ってどうかという事。昨年から工夫されている事があれば教えてほ
しい。
確か、監督が芝生の練習する面が 2 面ある。クラブハウスがあると言っていらっしゃいましたが、その他にも、工夫されてい
る所があれば教えて頂きたいなと思います。以上です。
A.黒部
今のカターレ富山の練習する環境についてという事ですか?
Q.男性
優秀な選手に来てもらわないとチームの力は維持できないと思うのですが、そうする為にはチームとしてそれなりの環境を
作っていかないと、来てもらえないのではないかな。とそれは僕もファンやサポーターの数にもなると思うのですが、クラブとし
ても工夫をしていかないと優秀な選手、頑張ってくれる選手に目を向けてもらえないのかな?と思うわけです。
そういったところで、工夫をしている所がないかと。今後、そういった事をされる事がないかなという事で質問をさせて頂い
ているわけです。
A.黒部
例えば、サッカーをする環境という事だけで言えば、富山のマイナスのアドバンテージは雪だけです。この雪でこの 1 週間、
屋内で練習させてもらっているのですが、監督はこの環境は室内でも悪くないと言っています。ただひとつだけ言うならば、サ
ッカーができるコートがない。試合ができる、11 対 11 ができる屋内ドームがあれば何とかなる。だけど今はそれができない。
それはキャンプに行ってから。先程少しお話されましたが、キャンプの今の時期、監督が代わって、完璧にスタートできること
はまず不可能です。
そうじゃないと、何故、安間さんが 3 年も 4 年もやっているんですか?という話になります。
時間をかけて、チームを作っていかないとチームはできないと思うし、それを 1,2 か月で出来るのであれば、そんな簡単な
事はないと僕は思っています。だけど、去年の夏、9 月から監督のところをいかに選定できていたのかできていなかったのか。
もしできていても、その監督はそう簡単に来年富山でやるとは言えないと思います。
1 年終わってどういう順位で終わるのか、来年、どういう風なチームで、どこの順位で頑張ろうとしているのか。クラブの指標
を出さないと、監督は OK を出さないと思うので、頭の中に入っていても絶対に監督の選定は 12 月くらいになると思うんです。
そのことを含めて考えた時に、富山の選手がやる環境だと思えば、僕は、正直本当に良いクラブだと思っています。芝生が
2 面あって、正直言えば、人工芝が 1 面あれば最高ですが、そこは今後会社として、僕自身も強化として選手が一番良い状
態でやれるのかという事はこれから考えていきたいと思っています。クラブハウスのところに関しても、寮が上についています。
中での筋トレルームもある、ミーティングルームもある、寮で食事をちゃんととることもできる、一人一人のロッカールームも付
いている、24 時間のお風呂も付いている。環境だけで言うならば非常に素晴らしく良い環境だと。記者会見で三浦監督が J1
のポテンシャルがあると言いましたがあの言葉はこういう意味です。
サッカーの選手に対する環境は素晴らしく良いです。
ただ、そこに対して、僕も強化になって、選手の立場からこの立場になって、選手を見た時に、選手の時に思ったのはメン
タル的な問題がプロフェッショナルな選手ではない選手が多い。気持ちのところ、メンタリティの所で良く言えば良い環境に甘
えていると思うんです。
山口はあの環境で J2 に昇格している。じゃあ、何故、富山はこの施設で、これだけの状態で昇格できないというのは、言い
訳にしかならないし、そこはクラブとして、もっとしっかり考えていかなければならない。
逆に、選手たち一人一人にこの環境でやらせてもらっているという事、感謝してやらなきゃいけないという事も僕ら自身が選
手たちに植え付けないといけないのではないかなと思います。
サッカーをやる環境としては、僕は素晴らしいと感じます。
細かいことを言えば、スタジアムを専用のスタジアムができないか?そういうことが出来れば、富山はもっと素晴らしいチー
ムになれるし、今回、新幹線も開通し、東京、関東の選手たちが移籍しやすくなった。良い選手が来る口実ができたというプ
ラスもできたと思います。選手を獲得するという意味では、僕自身も含めて今後強化として、良い選手をと獲得するというの
は今後の僕の仕事でもあるし、会社としてやっていかなくてはならないなと思います。
ただ、現状、今の J3 で、今の選手たちをチョイスさせてもらっているので、彼らで、まずはどうやって J2 に復帰するか。この
1 年はまずそれを考えながら、監督が最も求めているポジション、選手というのがカターレ富山として必要な選手と一致する
のであれば僕は獲ります。ただ、それが、一致しなければ、内容によっては断ることもあると思います。僕はあくまでカターレ富
山の強化部長なので、監督から絶対欲しい選手がカターレ富山にプラスになるかは絶対にわからないので、僕はカターレに
必要な選手。その中から強くチームを作ってほしいという事が第一にあるります。
僕はそういうチーム作りをしたいと思っています。
Q.男性
回答ありがとうございました。
環境としては良いというお話だったので安心しました。
あとはメンタルの方をやっていって頂ければと思います。
Q.男性
去年の総括のところで、勝点の取得率の話もありましたが、私が気にしている所は、勝点は当然そうなのですが、去年、第
1クール 5 勝 5 負け 2 引き分け、勝点 17。この中で、ホームでどれだけ勝点を取れていたかっていう数字って知っています
か?把握していますか?
ホームで 7 試合やっています。7 試合やって 4 勝 3 負け 0 引き分け、勝ち点 12。アウェイで勝点を取ったのが 5 です。
第 2 クールに行きますと、4 勝 4 負け 4 引き分け。勝点 16。ホームでの試合が 6 試合あります。ホームでの勝ちが 1、負け
が 2、引き分けが 3。勝点 6 です。
これで見た時に、勝点の取得率があきらかに少ない。第 2 クールでも全然勝ててないんです。
ここで、いったん天皇杯があって、天皇杯の出場ができず負けて、第 3 クールに行きますと、5 勝 3 負け 4 分け。勝点 19。
1,2,3 クールを見るとほぼ変わらない。勝点的には取得率。変わっていないです。
改善されたのは第 3 クールのホームの試合。負けが 1 で、勝ちが 3、分けが 3。勝点 12。第 1 クールと勝点取得率は変
わっていないんです。
明らかに第 2 クールで負けすぎたのが第 1 要因です。スタートダッシュに失敗したのもありますけど。数字的にはこういう数
字が出ています。トータルの勝点は 52。今季の目標 63 というのを単純に計算すると、今季 30 試合なので、21 勝が必達な
んです。ということは、9 試合負けても良いし引き分けても良い数字になりますよね。この数字は先程言われたように山口と勝
点の取得率はあまり変わりはないんです。去年、山口の 1 試合平均で 2.16。これを 30 試合でかけると 64.8。私が考えてい
たのは勝点 66 くらいかなと。勝点 66 取ったら 1 抜けできるかなと、今季の数字はそれくらいかなと見ていたのですが、63 と
いうことを考えたとしても、21 勝しないといけない。その 21 試合をどこでするのか?という話です。
考えた時に富山県民的には、アウェイで勝っても嬉しくないんです。絶対ホームで勝たなきゃならないんです。
ホームで勝つ為に何が必要なのかという事なんです。選手のモチベーションもそうだし、もちろん僕たち応援している側の
僕達のモチベーションもそうだと思うんです。いかにホームで勝つか。ここにこだわって私はやってもらいたい。ホームで全勝
すると、15 試合。勝点 45。あとアウェイでどれだけ取れるか。この数字をいかに取るかにこだわってやらないと去年と同じ状
況になると私は考えています。
始まる前から数字の話しをするのはあまり良くないとは思いますが、J2 優勝しようとするとそれだけの勝点が必然的に必要
となってくる。じゃあ、チームは何をしたらよいのか。どこで勝点を取るのか。そういったところを考えながらやらないとたぶん勝
てない。
精神論だけではなくて、勝つための数字は絶対に必要だと思うんです。
その中でどう勝ち切っていくのか、僕は今季のテーマだと思います。その為にはフロント。特にクロさんの力が大きく必要にな
ると思うんです。
せっかく戻ってきてくれたんだから、期待もしてるし、頑張ってもらいたいと思います。このあたりの数字の扱い、蓄積は、実
際ゲームが動いてみないとどうなるかわからないという話もありましたが、今年勝ち越したチームは 12 チームの総当たりで 36
試合なんで、勝ち越したチームは 4 チームだけなんです。それ以外は引き分け以下。勝、負け、引き分け、1 勝 1 敗 1 分け
以下のところです。
引き分け以下のところで、ダメだったところは琉球戦。勝点が全然取れていないんです。勝点 2 しか取れていない。2 分け
1 敗、もっと悪いのは町田戦なんです。町田は勝てていません。全敗しています。今年のリーグを考えた時に、4 チームに勝
ち越ししていたんですけど、J-22 がなくなってそこに、ガンバ大阪、セレッソ大阪、FC 東京のアンダーのチームが入ってくる。
同じアンダー世代ですけど、先程話もありましたが、どんなチームがくるかは、ふたを開けてみないとわからない。勝点がな
かなか読めないというところはあると思いますけど、必達目標 J2 昇格を目指すのであれば、確実にホームは勝っていかなく
てはならない。と考えたとします。今季の 2 戦のスケジュールは出ていますが、ここから考えたとしてもだいたい 5 月の頭くらい
までの 7 試合くらいだと思います。7 試合のうちアウェイがスタートなので、4 試合、3 試合。ホームが 3 試合と考えて、アウェ
イが 4 試合と考えます。勝点の計算をしていくと前半でこけるとあきらかに無理という決断。私が考えているのは、勝点 66 を
目標と考えていると負けられる試合が 8 試合と考えている。
前半のアウェイの 4 試合で負けるか、引き分けになるかで状況が大きく変わってくると思います。なので、スタートダッシュの
失敗は J2 昇格の障害になると言わざるを得ないと私は考えています。その為に何ができるかという事を強化と GM、社長もそ
うですが、チームに関わる人が共通認識として持っていかないとダメかなと考えています。
今季はとにかくホームで勝ってください。それがおそらく J2 復帰の足掛かり、ベースになると思います。その部分はぶれず
にやって頂きたいと思います。
質問ではないですが、この辺の数字については、シーズンが始まるとなかなか冷静に考えられない。勝った、負けた、良か
った、悪かったというところで終わってしまうと思うので、シーズン始まる前にしっかりと認識してもらいたい。勝点の部分と勝敗
の部分。このあたりに数字的なものを重要視してシーズン迎えられるようにしてほしい。
あと、このカンファレンスをキックオフパーティー前に開催して欲しいと言ったのは私です。ホーム最終戦の時にもお話させ
てもらいましたが、具体的な数字という話をさせてもらいました。その数字はこのあたりの数字の話です。その時にはクロさんは
いませんでしたが、数字は大事です。嘘はつきません。蓄積という意味で、データ的に、今までの昇格したチームのデータも
当然、調べれば出てきますし、僕達でもこれくらいの計算はできます。プロじゃなくても、数字は読めます。
質問じゃなく要望です。とにかくホームで勝ってください。
A.黒部
強化部長という立場にいますが、ホームで勝ってサポーターの方、皆さんに喜んでもらう、という試合は絶対だし、言われ
る事はごもっともだと思います。
しかし、どこで勝っても、勝点 3 だと思います。アウェイで勝ってもホームで勝っても、どこで勝っても数字での 63、66 という
のは、どこで勝ち点をとっても一緒だと思います。
僕は、素直にそう思います。逆にホームで 6 試合しか勝てません。アウェイで全部勝って帰ってきた 66 と、ホームの試合
全部勝っての 65 でも、クラブの目的である J2 復帰するという事に関して、どこで勝点を取っても同じではないかと帰ってきた
ばかりでこんな事を言うのもあれですが素直に思います。
クラブとしての目標はそこだし、やはりホームで勝利した喜びというのは分かち合いたい。もちろん、ホームで勝つのは大前
提ですが、勝点の数字だけの話であれば、僕はどこで勝っても良いんじゃないかというのが僕の素直な気持ちです。
Q.男性
その通り。その通りなんですけど、クラブの事を考えた時にやっぱりホームで勝って、お客さんが来て盛り上がってという事
がないと、先程のメディアの話ではないですけど、圧倒的にやっぱり知ってもらえる機会を。
特に、J3 は、スカパーはありません。ダイジェストしかありません。放送がない。
昨年の大失敗は NHK が放送した試合が負けた。動員をかけたいところで負けちゃっているというのは、僕たちはついていけ
ますけど、ライトユーザーからしたら絶対にやってはいけないという事だと思うんです。
勝点だけで、アウェイだけ勝って、ホームで少ない勝ち試合でも構わないんですけど、果たしてそれでよいのかという事です。
チームを愛してもらえるかという話になるんです。
正直僕はアウェイに行きます。たぶん顔見てもらっていると思いますが。
アウェイに行かない人に対して、どれだけ訴求するかという事を考えて、動いていかないと、アウェイに来てくれた人だけが
楽しむというのであれば、好きな人だけ来て、応援してくださいという話になってしまいかねない。
来る人だけが喜んで、結果を聞けば喜んでもらえると思います。
そういう事もあると思います。チームの事を考えたら、ホームだけ。ホームだけではなくて勝ちにつながると思います。
A.黒部
それは本当にごもっともな事ですが、もちろんホームで勝つ試合ができるように努力はしますし、サポートというのは強化とし
て選手達にします。勝点 3 を取りにいく、先程澤入 GM が言いましたが、引き分けを 2 試合するのなら、1 個負けて、1 個勝
った方が勝点が多い。勝点を取りにいくことだけを考えれば、そういう試合を、強化として監督に望むかもしれません。
そこら辺をシーズンがスタートして、勝点を目標に考えた時にどういう事を考えていってほしいという事を強化として、監督と
も擦り合わせながら、選手たちに伝えていき、進んでいければ良いと思っています。
Q.男性
前にあったサポーターカンファレンスでも社長にお願いしたのですが、
発信は今、されていますが、受信はいかがなのか?ということです。
紙で書いて郵便を出せば良いんじゃないかと言われるかもしれませんが、今時、メールなり、なんなりで聞くだけでも聞いて
ください。必ずしも答えなくても良いです。聞く耳を持ってください。メールの受付もひとつですけど、今回サポーターカンファレ
ンスがいきなり 1 月で、第 2 回はもう今年ないのかと思ってしまいまして、こういった話し合いは、とても重要だと思うんですけ
ど、我々はスタジアムに行って選手に声をかけたりはしますが、フロントの声はなかなか聞く機会はない。マスコミを通して聞く
しかない。
もう少し話せる時間、機会がないかなと、お酒飲んだりしながら…そこまでとは言いませんが、もっとコミュニケーションがと
れればチーム、サポーター、県民一丸になって向かっていけるんじゃないかなと思います。
去年、残念な垂れ幕も出てしまって、コミュニケ―ション不足からきてるのかなと思いました。
もっともっと一緒に戦っていきたい。なんか壁を感じる。聞いてくれないということで、こっちが一方的に言っている。カターレ
から一方的にきている。いまひとつ一体感がないような、聞く耳をあまり持ってくれてないのかなという気がするのが残念なと
ころだとずっと思っています。メールを読んだら返信してとは言いませんが、コストも人間もかかりますから、是非、聞く耳を今
後もっと増やしていってほしいと思います。その点いかがでしょうか。
A.和田勝 事業・運営部長 (以下 和田)
今のご意見については、私共も進めておりまして、皆さんからのご意見を、ホームページで問い合わせメールという形で行
っています。
ご意見に対しても、皆さんから頂いた意見を社内で回覧し、返答ができるものに関しては返信しております。
ただ、言われたようにコミュニケーションという所に関しては、私共も、もう一度見直し、できる限り、皆さんの意見を聞いて、
クラブを良い方向に持っていければと思っていますので、コミュニケ―ションの部分に関してはこれからまた社内でしっかり話
をさせて頂き、2016 年進めさせて頂きたいと思っております。
Q.男性
ありがとうございます。できれば社内だけではなく、出せるところは出していただけると本当にありがたい。
A.和田
表にという事ですね。
わかりました。ありがとうございます。
Q.男性
カターレ富山のホームページをよく見ているのですが、高校生とよく練習試合をして、よくわからないんですが、高校生と試
合をして強くなるような気が全くしないような気がするんですが?それは、何でですか?
高校生でも強いかもしれませんが、プロの選手が高校生と試合をして上達するという感じがしないのですが、その辺はどの
ような意味を持って試合をしているのかなと、お聞きしたいなと思いまして。
A.黒部
その質問の答えですが、カターレ富山は富山県でプロサッカーチームとして本拠でやっている。
やっている高校生は全部ベスト 8 以上のチームだと思います。富山県のサッカー協会から依頼をされて、カターレと 1 年に
1 回、県内のレベルアップを目的に試合をしてください。という要望でお願いされています。強化という意味ではなく、富山の
サッカーとして、もちろん僕らとしてはカターレ富山を強くしたいと思ってやっている意味もあるし、向こうからすると高校生がカ
ターレ富山に対してどれだけできるのかというチャレンジの意味で、その試合を受けているというのが本音。逆に言ったら、僕
らもユースの年代もいる。富山第一というすごい高校があって、そのベスト8の中から、僕らもいろんな選手がいる中で、富山
の高校生にどういう良い選手がいるのかという事も見たいし、実際に高校生からカターレ富山に入れる選手。今、実際、ユー
スから馬渡という選手が入団するという形になって 2 年目になりますけど、正直、高校生からプロになるのは難しいです。レベ
ル的に、でもその高校生がプロにチャレンジするということ。僕らに対してどれだけできるかという事を、経験させてほしいという
協会側とカターレ側の話し合いの場を持って、1 年を通じて何試合か入っているという事です。
Q.男性
天皇杯で控えの選手達があまり良い活躍ができなかったので、練習試合があまり良い形ではないのかなと疑ってしまうとこ
ろがあるんですけど、また色々とお願いします。
Q.男性
カターレの観客動員とグッズ販売についてお聞きしたいと思います。
去年はホームで 20 試合、今年は 15 試合しかありません。去年の開幕は、4,542 人。今年 J2 の昇格争いをすればお客
さんが入りますがアウェイからのお客さんがまったくといっていないんですね。私も調べてきたんですけど、サッカーに興味が
ない人を呼ぶにはどうしたら良いかと考えてみましたら、他のチームを抜粋させて頂きます。藤枝は、アニソン歌手の水木一
郎さんを呼んでコンサートをして、尚且つ試合で選手がゴールしたら「Z(ゼーット)!」というポーズをした写真が全国のネット
に載ったらしいです。
鳥取は土屋アンナさんを呼んで岡野 GM とトークショーをして、サッカーに全く関係のないお客を呼んだそうです。お客さん
はどれだけ入ったかは知りません。
あとは、町田は地元にタレントの谷原章介さんが、熱狂的なサポーターらしいんで、その人を呼んでトークショーを開催した
そうです。
去年カターレは、ご当地アイドルのビエノロッシさんを呼んだのは覚えているんですが、たしか男性グループとかも来てまし
たがはっきり言って印象がないです。すいませんけど。そこら辺はサッカーに興味がない人達をどうホームに来てもらうかとい
うことを考えて頂きたい。
例えば、地元のタレントさんを呼ぶとか、戦隊ヒーロー青色の役者さんが富山第一のサッカー部らしいですね。泰次郎の 1
個下で、中田の 1 個上で、青つながりで呼ぶとか。萱沼選手のお兄さん、ミュージシャンだそうですね。彼を呼ぶとか。これは
僕の希望なんですが。そういった事を何か一つでも考えてもらえないでしょうか。
グッズ販売なんですけれども、他のサッカーチームはアニメとか全く関係のないお客を呼びこんでいるそうなんです。FC 岐
阜さんや東京ヴェルディさん、水戸さん、大宮さん、フロンターレさんなどはアニメとコラボしたグッズを出している。特に FC 岐
阜さんは毎年続けてやっている。カターレもそういうコラボ。富山県にしかできないものを考えるとか。
例えば、アニメの事は詳しくないですが、南砺市にアニメの制作会社があるそうですが、今年の夏に野外音楽イベントをや
る予定だったが、中止になったということで、それくらい人気があるということ。富山県にしかできないコラボだと思うんです。あ
と、富山には文具メーカーもあるし、カターレ限定の学習帳を作って、グッズを売り上げるとかはどうか。最後にライカくんの
LINE のスタンプを作るなど、少しでもカターレにお金が入ることなどは考えているのでしょうか。たくさん言ってどうもすいませ
ん。
A.和田
貴重なご意見ありがとうございます。
まず、サッカーに興味の無い人をどう取り込んでくるか、という所ですが、2015 年は、2014 年より平均入場者数が 1,447
減っている状態になっております。まず、2016 年はそのお客様を取り戻す為に、どうしていけばよいかということを明確なター
ゲットとして進めていきたいと思っています。
その為に、富山大学生と連携し、まずは 2015 年、観戦調査というところから取り組みをさせて頂きました。その観戦調査
をもとに、2016 年度は大学生と一緒に共同で、色々な集客対策を取っていきたいと思っています。人気者を呼ぶのもひとつ
だと思いますが、それには、かなりお金がかかる所でもあります。それはまず、クラブの土台がしっかりしてきてから僕はやるべ
きだと思います。まずは、1,000 人。今まで来ていただいたお客様を継続して 2016 年どう取り込んでくるか、観戦調査の結果
をふまえ、クラブとして考えていきたいと思っております。
グッズの方ですが、確かにコラボ商品は、他のクラブで販売しているところはあります。アニメという部分だけではなく、今、
まず県内の企業様やスポンサーである企業様と一緒にコラボや企画ができたらと考えています。営業の方もそうですが、グッ
ズの方も、営業部の協力を受けながら、まずは県内の企業様と私共のスポンサーになって頂いている企業様とコラボして、
2016 年始めていこうという流れで進めております。私共も、スポンサー様がいてのクラブだと思いますし、そこを密にとりなが
ら、まずは企業様とどういうことができるかということを考えていこうと思っています。その次に、貴重なご意見を頂きましたので、
アニメ等色々出てくると思いますが、それを先に見据えて、まずは第一歩として県内のスポンサー様、企業様と一緒にコラボ
商品を企画していきたいと思っています。
ライカくんのスタンプについてもフロントの中で相談し、実施できる可能性を探りつつ、広報とも検討させて頂き、進めていき
たいと思っております。
貴重なご意見ありがとうございます。
Q.男性
今年、開幕戦で朝日選手の引退セレモニーなどをする予定はあるんですかね?
限定グッズなどをやれば売れるんじゃないかと思うのですが、いやらしい話ですが。
A.黒部
クラブとして、強化として、朝日選手については少し考えている事はあります。
引退試合という形にできるかわからないのですが、どこかのタイミングで、もちろん、クラブの土台となっている YKK さん、北
陸電力さんというところ、元選手やサポーターの方々をからめて、どれくらいの規模にするかという事は考えていますが、いつ
とは言えないです。そういう些細なことは企画として考えています。
開幕戦というのは開幕というひとつのクラブとしてのイベントなので、そこに朝日のイベントを同時に持ってくるのは、別けたほ
うがクラブにとって良いのではという判断もあって、開幕に朝日の関係のものを行う事は考えてなくて、違うところで、彼は、功
労者でもありますから、そこに対する恩返しという形で考えています。
Q.男性
絶対買います。出たら。
あと、去年選手達の動画でのグッズの宣伝ですが。クロさんも現役時代にやっていたと思いますが、今年はやらないんです
か。もし選手達が忙しいのであれば、Leap-Blue のお姉さん達に頼んで、宣伝をすればよいと思うのですが。
A.和田
グッズ担当や広報とも相談しながら、まず、今までできていたのに、できていなかったというところをしっかりと話し合いをして
おります。お客様が求められる事、サポーターの方やファンの方が求められている事はしっかりと社内でターゲットを見据えな
がら行っている最中なので、できる限り、多くやるとは言えませんが、効果的要素も考え更新していくように行っていきますの
でご了承頂けますでしょうか。
A.中市秀人 営業部マネージャー
営業部からですが、先程、文具メーカー様のお名前をあげて頂きましたが、現状、過去にコンタクトを取っている所もござい
まして、うまくお話が進まなかったという現状がございます。ご来場の皆様にもし、色んな企業様。カターレにお力添えをして
頂けるような企業様。もしおつなぎ頂けるようでありましたら、是非今後、ご紹介頂いて、そのあとは営業部の方で、誠心誠意
ご説明をさせて頂きたいと思っております。営業の方も、西岡部長が不在ですが、私を含め林というものと 3 名でやっておりま
して、まだまだ人数も足りていない状況でして、もしそういった情報をお持ちでしたら、お力添え頂ければと思います。
Q.男性
今年、チケット料金が値下げになりました。先ほど、事業規模で 2,000 万程度減っている。もし来年 J2 復帰が叶った場合、
また上げざるをえないと思うのだが、この「覚悟」をいう事を聞けば、覚悟を持って選手を獲るということで、お金も必要。なぜ
この時期にチケット料金を下げたのか?というのがすごい疑問。このまま J3 のチームで行きますというのであればこれでも良
いと思いますが、J2 に復帰してまた料金を上げます。こんな変更で人がついてこない気がするのですが。どうなんでしょうか。
A.和田
今年度チケット料金をなぜ下げたのかと言うことですが、社内で話をさせてもらい、正直申しまして、J3 リーグの話題性とサ
ービスプロダクトと満足度、再観戦意図との関係性を見た中で、魅力がないと言う所でした。
また、ホームゲーム時にサッカー大会などを開催させて頂いていますが、参加頂く保護者の方々にも魅力がないと言われる
こともあります。
魅力とはなにかと考えた際、試合だけでなく、スタジアムにおけるサービス、地域密着の活動、イベントを充実させることで、
満足度、再観戦意図の両方に影響力を与え、これらのロイヤルティを高めることで、観戦頻度が高まる可能性があると考え
ました。
そこでより多くのお客様に見て頂けるように、魅力ある試合、スタジアムの雰囲気作り(サービス)、地域密着活動がクラブ
として課題であり、クラブとして充実させていこう、アクションを起こしていこうと。
チケット料金を下げさせて頂いた部分は、クラブとしても多くの方に呼びかけて行かなければならないのですが、ファン・サ
ポーターの皆様にも試合を見に来て頂ける、また誘いやすいチケット料金があると思います。
その部分を考慮しながら、クラブとしてこの 1 年間やって行こうと決めさせて頂き、先ほども言いましたが、約 1,400 人のお
客様を取り戻すために、皆様のご協力のもと、クラブ一丸となり、しっかりとやって行こうと進めさせて頂いております。
来年、J2 に復帰できたとしても、これらの事がクラブとして出来たかを総合的に判断し、チケット料金も考えさせて頂く事に
なるかと思います。
また、アウェイのお客様が減少していく中で、2014 年はアウェイのお客様で 800 万円程の売上を上げてきましたが、2015
年は減少する傾向になると予想していましたが、売上は約 100 万。その 700 万の違いをどうホームで取り戻してくるか。
2014 年・15 年のアウェイのお客様の単価は、いずれも 1,400 円であり、2014 年と比較し 2015 年は 249 人/試合減と
なっております。1,400 人のお客様を 15 試合で割ると 93 人/試合そして、249 人/試合をプラスし、1 試合 342 人のお客
様を呼び込まなくてはいけません。
2016 年の平均単価目標を 1,335 円/人として、約 47 万円/試合を目標に、この部分をどう取り戻すのかということで、一
度見直しをし、J3 リーグの単価基準を参考に一度このチケット価格でやらせてくださいと社長にお願いをして、この流れで今
年 1 年、その減少した 700 万円を絶対に取り戻すために、今シーズンチケットの値下げをさせて頂きました。
Q.男性
今のお話だと、お父さん方が魅力的な試合じゃないからということで来年上がっても魅力的な試合じゃなければ値段はそ
のままなのかという話にもなりますし、アウェイの方ですが、単価同じということですが、アウェイに遠征するというのはある種そ
れが好きだから来ているのであって。
他のチームですけど、琉球は 1,000 人しか入らないレベルの試合をホームでしていますが、そんな人たちがアウェイにたく
さん来るかと言ってもこないと思うんです。
そういう事を考えても、アウェイの人は高くしても来る人は来ると思っているし、来年は昇格すると思っているので下げる必
要性がないと思っています。
カターレ富山としての判断だと思うので、今年、1 年どうなるか見たいと思いますが、もうひとつ、夏場にどこのチームにも底
上げするだけの目標はあると思いますが。そのための資金も必要だと思うのですが、大丈夫でなんでしょうか?
私が疑問に思っていることでこれから見させていただくだけなんですが。
A.和田
私共も J3 での観戦調査を行い、J2 時代とは違ったお客様からのご意見を頂いております。「お客様を呼びやすい・誘いや
すいチケット価格はいくらでしょうか?」と皆さんやご来場頂いたお客様に調査をさせて頂きましたが、結果は、1,000 円程度
という回答が多く、その 1,000 円の価値と、今までクラブが 2,000 円程度で販売していた価値とは、まったく違っており、正直
これだけの開きがあるとは思っていませんでした。観戦調査など、色々なものをふまえて、富山県でサッカーを観る文化を構
築していくために、まずはどの値段が一番ベストなのかを模索させてもらった中でのチケット単価でしたので、そのチケットの売
上で、選手を獲得するなどはあるかと思いますが、選手を獲得する中で一番必要なのは、シーズンパスを販売していくことが、
一番選手を獲得するために必要なものだと思っております。クラブとしては、シーズンパスをなるべく早い段階で販売し、多く
のお客様に早めに購入して頂く。チケット売上のところを強化費と言われる部分もあるかと思いますが、シーズンパスは早い
段階で収入が確保でき、入場者数にぶれることなく、確実に強化費にまわせる部分でもあります。しかしながら正直申しまし
て、この期間にシーズンパスを販売させて頂いておりますが、伸び悩んでいるのが現状です。
この金額になっても継続して頂けるお客様が今の段階ではかなり減ってきております。チーム強化としてまず必要なのは、
シーズンパスをより多くのお客様に、継続しご購入頂き、2016 年クラブが進めて行く事をご理解頂き、シーズンパスをより多く
の皆様にお声掛け頂き、是非ご購入頂きますようお願い申し上げます。
2016 年はこのチケット価格でまずは進めさせてください。
これでクラブがやるべきことが、最終的に見えてくると思います。これが、私が一番やりたかったことであり、クラブが今年
「覚悟」を決めてやっていく中で、自分たちにもプレッシャーがあります。価格を下げてお客様を呼び戻すことができるのかと言
う所もありますが、クラブとしてはその目標を達成するために、お客様を呼び戻す仕組み作りを皆さんとクラブと一丸になりや
って行きたいと思っております。まずはホーム開幕戦により多くの方々にご観戦いただくためにクラブとしても精一杯頑張って
行きますので、皆様方も力を貸して頂きたく思っておりますので、何卒ご了承頂きますようお願いいたします。
酒井 英治 代表取締役社長 閉会挨拶
2 時間という短い時間でございましたが、今日は、皆様方から大変貴重なご意見を賜り、本当にありがとうございました。
皆さまから頂きましたご意見を参考にして、カターレ富山を支えて頂いております多くの方々のご期待に応えることができる
クラブとなりますよう、この後、しっかりとクラブの経営に努めてまいります。
そして、何度も申し上げておりますが、今年こそは何としてもJ2に復帰する、この覚悟をもって、全力で戦って参りますので、
皆様には今シーズンも、是非とも我々と一緒になって戦って頂きますよう、重ねてお願いを申し上げ、閉会の挨拶といたしま
す。
本日は、誠にありがとうございました。
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