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第7章 職業生活と家庭生活との両立
第 第7 7章 章 職 職業 業生 生活 活と と家 家庭 庭生 生活 活と との の両 両立 立 1 父親の子育てや家事への参加 現状と課題 平成 11 年に男女共同参画社会基本法が制定されて以来、全国的に様々な取り組みが 行われており、本市においても、平成 19 年度から平成 23 年度を期間とする、本巣市 男女共同参画プランを策定し、男女共同参画社会の実現に向けて積極的に取り組んでい ます。しかし、性別による固定的な役割分担意識やそれに基づく社会慣行は根強く残っ ており、男女共同参画社会の実現には多くの課題が残されています。 今後も、根強い性別役割分担意識を払拭し、男女が共同して家庭責任を果たすことの 重要性の認識を高め、子育てや家事などに男女共同して取り組む環境づくりが必要です。 施策の方向性 男性を含めたすべての人が、職業生活と家庭生活のバランスがとれ、多様な働き方を 選択できるよう、男女共同参画の取り組みを通じて、子育て意識の向上を図ります。ま た、職場優先の意識や固定的な性別役割分担に捉われず、男女がともに子育てできるよ う、事業主や就業者に対する意識啓発及び環境づくりを促進します。 具体事業一覧 事業名 事業内容 現状 目標値 担当課 育児休業等を取得しや すい環境の整備等 育児休業及び部分休業制度の周知・育児休業等体 験等に関する情報提供・育児休業及び部分休業を 取得しやすい雰囲気の醸成 希望者:3 人 育児休業取 得者:3 人 継続 秘書広報課 時間外勤務の縮減 子どものいる職員の深夜勤務及び超過勤務の制 限の制度の周知・一斉定時退庁日等の実施・事務 の簡素合理化の推進 時間外勤 務手当支 給額 47,934 千円 継続 秘書広報課 男女共同参画フォーラ ム等の開催 男女共同参画に関する基調講演・セミナー・出前 講座を開催 男女共同参画 フォーラム 参加者 49 人 継続 総合企画課 男女共同参画プラン策 定事業 男女共同参画社会を実現するために、必要な施策 を総合的かつ計画的に推進していくため、プラン の策定を行う 2007 年度から 2011 年度を期間 とする、本巣市 男女共同参画プ ランを策定。 継続 総合企画課 88 2 女性の就業、子育てと仕事の両立の支援 現状と課題 育児休業等を取得しながら働き続ける女性は増加する傾向にありますが、出産や育児 を理由として退職する方も依然として多くいます。このような退職者が離職後長期にわ たって職業能力を維持することは難しく、また、企業はより実践的な職業能力を求めて いることから、育児等のためにいったん退職した方が、それらが一段落してから再就職 することは難しいのが現状です。 アンケート調査結果をみると、就労希望がありながら就労していない理由として「働 きながら子育てできる適当な仕事がないから」という意見や、女性の育児休業制度を利 用した人が2割以下にとどまっているなどの現状があり、『仕事と家庭の調和の実現』 には課題を残しています。今後も、女性の就業率が年々伸びることが想定されることか ら、引き続き、仕事と家庭生活を両立できるよう、企業に対し環境整備や意識啓発など の働きかけを行うとともに、多様なニーズに対する子育て支援サービスをさらに充実し ていく必要があります。 また、男性も女性も自らの意思で職場や家庭、地域において活躍できる機会は増えて おり、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進を図る必要があります。 図 就労希望がありながら現在働いていない主な理由 14.4 保育サービスや留守家庭教室が利用できれ ば就労したい 3.3 27.1 働きながら子育てできる適当な仕事がない 44.0 1.7 3.3 自分の知識、能力にあう仕事がない 11.0 6.6 家族の考え方(親族の理解が得られない) 等就労する環境が整っていない 33.1 35.2 その他 12.7 7.7 無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 乳幼児の保護者(236) 資料:平成 20 年度 89 小学生の保護者(91) 本巣市次世代育成行動計画市民意識調査 施策の方向性 仕事と生活の調和の実現に向けた労働者、事業主、地域住民の理解や合意形成を促進 するための広報・啓発をします。 そして、子育てをしながら働ける環境を整備するため、保育サービスや放課後児童健 全育成事業の充実、預かり保育事業の促進などに取り組み、また、再就職を希望する人 がスムーズに就職できるよう、情報提供や相談事業等の充実など、子育てと仕事を両立 するために必要なサポート体制の充実を図ります。 具体事業一覧 事業名 事業内容 現状 目標値 担当課 育児休業等を取得しや すい環境の整備等(再 掲) 育児休業及び部分休業制度の周知・育児休業等体 験等に関する情報提供・育児休業及び部分休業を 取得しやすい雰囲気の醸成 希望者:3人 育児休業取得 者:3人 継続 秘書広報課 時間外勤務の縮減(再 掲) 子どものいる職員の深夜勤務及び超過勤務の制 限の制度の周知・一斉定時退庁日等の実施・事務 の簡素合理化の推進 時間外勤 務手当支 給額 47,934 千 円 継続 秘書広報課 通常保育事業(再掲) 仕事と子育ての両立のため、保育需要に応えた保 育サービスを行う。 ※保育時間 午前 8 時~午後 4 時まで(保育園) 午前 8 時~午後 5 時まで(幼児園) ※受入年齢 満 1 歳児~(本巣地域 2 ヵ所 3 歳児~) 満 10 ヵ月~(糸貫東幼児園) 1 歳児~ (糸貫西幼児園) 本巣 199 名 真正 301 名 糸貫 42 名 根尾 20 名 継続 子ども大切課 保護者の勤務先の都合等により市外保育所への 入所希望が増えていることから、広域入所の協議 が成立した近隣市町村と相互の受入れを行う。 委託 12 ヵ 所(人数 17 名) 受入 0 ヵ所 (人数 0 名) 継続 子ども大切課 昼間、保護者が家庭にいない児童に対し、保護者 に代わって児童を預かっている。設置は、本巣小 留守家庭教室(本巣小) 、弾正小留守家庭教室(弾 正小)、真桑小留守家庭教室(真桑小)、糸貫留守 家庭教室(子どもセンター)の 4 カ所である。 本巣 61.1 人 真桑 71.1 人 真正 43.0 人 糸貫 76.1 人 (月平均) 継続 子ども大切課 広域保育事業(再掲) 留守家庭教室(再掲) 90