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いさ・スマ6月号 - 伊佐沼すまいる保育園
伊佐沼るまいる保育園の心がけ「大人は極力口出しをしない」 2013年 伊佐沼すまいる保育園便り 自分の足であるかせてほしい たとえ 何度ころんでも どんなにおそくても 自分の手でやらせてほしい たとえ どんなにきずをつけても どんなに下手であっても 自分の頭で考えさせてほしい たとえ どんなに間違っていても その間違いが、必ずその後の育ちに役立ってくれるのだから (斉藤公子著「 (斉藤公子著「子育て・綿を織るしごと」 子育て・綿を織るしごと」より) 〇 大切なこと自分自身で考えること(温かい見守りをお願いします) 人は自分自身の体験を通じ、成長をしていきます。たとえ結果が、うまくいっても、うまくいかなくても、楽しくても、 悔しくても、もし自分で考え実行したことなら、全て心の経験となり、やがて活きた力や知恵に変わります。長い時間 を過ごす保育園、様々なことがあります。例えば幼児のお友だちでは、ロッカーやお部屋を片付けができず、遊びに 夢中になってお食事やお昼寝の時間が過ぎてしまうこともあります。またお友だち同士、おもちゃを取り合ってけん かになったり、着替えしながら遊んでしまい、すごく時間がかかることもあります。 〇 大人の関わりと姿勢 そんな時、大人が片づけてしまったり、ケンカを仲裁したり、子どもに具体的な指示だけをして、考えさせずに行動 をさせてしまえば、短時間で目の前の問題を打ち消すことができます。、一方、子どもたち自身に気付かせ、考えさ せ、子どもたち自身が解決することを促し見守るのは、時間がかかり、大人にとっても忍耐が必要です。 〇 子ども自身が問題に気付くこと もちろん、安心安全に問題がある場合は即座に大人が介入しますが、そうでない場合、伊佐沼すまいる保育園で は、まず子どもたち自身が「問題の存在」に気付き、自分自身で考え、解決に向けて行動できるよう促していきます。 たとえば持ち物を散らかし放しにしても、あえて見守ることもあります。散らかしていることが他のお友だちの迷惑に なったり、おもちゃを大切にしない事でなくなったり壊れたり、次に遊べなくなるなど、困ることがあることを、まず子ど もたち自身が知る必要があります。逆に言えば、大人が困ることを目の前から消してしまうと、子どもが問題の存在 に気付くチャンスを無くすこととなります。不都合や問題の存在に気付かぬまま、誰かの指示に従うことを繰り返し ていると、やがて、自分の頭で考えることを止めてしまい、問題の本質が分からなくなります。また、そのやり方は子 どもにとっても大人にとっても一見楽な道です。 〇 人生は応用問題の連続です。就学前の種まきが、学童期に向けて大きな力となります。 指示に従う聞き分けのよい子は良いのでは?という見方もあるとおもいます。もちろん、誰かのお話を素直に聞け ることはとても大切です。肝心なことは、聞いた話を自分の頭で考え判断し、自分自身の方法で実行していく力です。 先日聴いた乙武さんの講演では、最近指示待ちの子どもが多く、自分の頭で考えることができなくなっているという 話しがありました。子どもが大人の指示に従うことだけに慣れてしまうと、その子は問題が起きたときにまず助けてく れる先生や大人を探し、大人が見つからない場合、解決をあきらめてしまったり、善悪の判断を大人に委ねてしまう ため、時として大人がいない場面では好ましくない行動をとってしまう場合もあります。人生の困難は何一つ同じも のはなく、全て応用問題。当たり前の話ですが、先生や大人であっても、すべてについて解決策を持っているわけ ではありません。自分で問題に向き合い、調べたり考えたりしながら、最後は自分が判断し決めていかなくてはいけ ません。 〇 自分自身で考える環境を作ります(多様な選択肢と丁寧な説明、異年齢保育) 伊佐沼すまいる保育園では、自分自身で考える機会を極力多く作るために、子どもたち自身に活動やあそび、時 間や量などについて考える場面・選択肢を極力増やしています。また、けんかのときに子どもたち自身が話し合うピ ア・メデュエーション(ハートの椅子)を取り入れ主体的な解決を促しています。また問題の存在に気付かせるよう根 気よく見守り、だめなものはだめ、ルールだからダメということではなく、なぜそのことがいけない事なのか、そのこと を放置しておくと、どういう不都合があるのかということを丁寧に子どもたちに伝えていきたいと考えています。一見、 部屋が散らかっているように見える時期もあるかもわかりませんが、温かいご理解をよろしくお願いします。また4月 より1~2才の子どもたちも異年齢保育へと移行しました。同年齢での関わりに比べ、異年齢では子どもたちの選択 肢や考える機会が飛躍的に増えます。同年齢では競争心が生まれますが、異年齢では向上心や思いやりを知る 機会が多く産まれます。子どもたちの心に考える種をたくさん撒いておきたい。そのことが必ず、後の困難を乗り越 える力になってくれるのですから。懇談会において、育児についてのお話をお聞かせください(園長 淺川) いさ・スマ6月号 ☆住所:川越市古谷上2237番地1 ☆℡:049-230-1717 ☆ホームページ:www.isanumasmile.com E-MAIL:[email protected] ☆発行責任者:園長 淺川 弘子 —保護者の皆様・地域の皆様・保育園を結ぶ— 保護者様・地域の皆様へ 入梅の時期となります。雨が降る星は私たちが住む地球以外にまだ確認されていません。雨は何十億年も地球を 循環する水の物語、多くの生命が織りなすドラマをそっと育んできたのです。風に揺れる小麦畑を見ながらふと思い ました。雨の日にしか見えないこともたくさんあります。子どもたちも雨がっぱを着て、雨や自然をたくさん感じて欲し いとおもいます。(淺川 弘子拝) 日 月 火 水 木 金 土 1 7 8 6月7日は歯科検診日です。 2 3 4 5 6 9 10 11 12 13 歯科検診日 (朝の歯磨きを お忘れなく) 14 保護者役員会 保護者集金日 16 17 18 身体測定(乳) クラス懇談会夢 23 24 15 25 総合防災訓練 19 20 21 22 身体測定(幼) クラス懇談会虹 クラス懇談会 クラス懇談会華 異年齢 26 27 28 29 お誕生会 7月の予定 1日:プール開き、10日:保護者集金日、12日保護者役員会、17日乳児身体測定、18日幼児身体測 定、19日夕涼み会、23日避難訓練、26日お誕生会 毎月10日が保護者集金日となります。お忙しいところとは思いますが期日の協力をお願いします。 ご意見・ご要望、提案等ございましたら、お気軽にお知らせください。保育園の事務所正面に設置してある 「ご意見箱」、電話やe 「ご意見箱」、電話やe-mail等でも、随時受付中です。ツイッターID 等でも、随時受付中です。ツイッターID( IDID(isanumasmile) e) (受付担当:主 任保育士・渡邉) 華組・虹組さん、1~2才のお部屋がひとつになりました。 4月中旬より、1~2才のお部屋が一つになりました。当初、お部屋が広くなったことや異年齢の合同保育と なり人数が増えたことで子どもたちにも戸惑う姿も見られましたが、2才の子が1才の子に自分が遊んでいるお もちゃを渡してみたり、1才の子が2才の子を見てまねをしながら学んでいったり、とても温かい関わり合いが 見られます。今後、2才と3才、0才と1才の子どもたち、幼児と乳児の交流などを更に広げていきたいと思い ます。乳児のお子さまは発達の個人差もあり活動によって得意不得意もあります。意図的に年齢で活動を分ける のではなく、子どもたち個人の発達に応じて、子どもたちに活動を選択できるよう保育を設定していきます。 6月3日~14日 「子ども安全週間」(園) 「くつが痛いから散歩に行きたくない」子どもの衣類や靴 によって、思わぬ事故が起きることをご存知ですか?ぶ かぶかだったり、きつかったりサイズに合わない靴で転ん でしまったり、いざという時にとっさの行動ができなかった り、フードや紐が乗り物や遊具に巻付いて思わぬケガに つながったりもします。伊佐沼すまいる保育園では園内 に「安全ワーキンググループ」を設け、日々「ひやりはっ と」や安全点検を実施し子どもたちの安全の改善を図ると ともに、最新情報の収集に努めております。今回ワーキ ンググループで「こども安全週間」を設けました。園・保護 者様双方で、子どもたちの衣服や靴について考えていき ましょう。 6月25日 第一回総合防災訓練(煙体験します) 6月25日(火)、川越北消防署南古谷分署の指導のもと、本年度第一回目の総合防災訓練を 実施します。毎月1回の避難訓練に加え、年2回消防署の立会による総合防災訓練があります。 第二回目の総合防災訓練は10月18日(金)、起震車や引取訓練がありますので、よろしくお 願いします。また、10月19日(土)には、消防署による子どもの緊急時の「普通救命救急講 習」を行います。かけがえのないお子さまの命を守るため、是非、ご参加ください。 5月のお誕生会、園庭を使ってお誕生会 1才、2才の子ども達、遊びの中で助けたり助けられたり、優しい姿がたくさん見られます。 ☆畑体験を通して命の尊さを学んでほしい☆ 今年も畑活動をしていきます。先日は、地域の方よりハウストマトをいただき、翌日のお昼にみんなでおいしくいた だきました。また、幼児クラスの子どもたちが畑から採ってきたたまねぎを自宅に一つづつ、お土産に持ち帰りまし た。今年は、畑活動を通じてご家庭でのコミュニケーションを増やしていけるよう畑のお土産を持ち帰っていただ いたり、絵をいかいたり観察や食育活動を通じ、循環している自然、食物連鎖等に気付けるようにしていきたいと 思います。また、畑だけではなく近くでも見れるよう、園庭にトマトのプランターを置いたり、地主の新井様のお庭 でも園児の観察用に野菜を育てて頂いています。 伊佐沼すまいる保育園で大切にしていることは「子どもの主体性と自主性」です。保育園ではお誕生会をは じめ、様々なイベントがありますが「子どもが見る」イベントから「自ら参加できるイベント」へと変えることが できないか、話し合いを重ねてきました。その結果、今回、子どもたちが5月生まれのお友だちに自らプレゼ ントを作り渡す、それを宝探しのように園のあちこちに隠し、探し出したプレゼントをお友だちに渡すことにし てみました。園舎の中だけではなく、園庭も使うことにより、完全に参加型のイベントとなりました。宝物を隠 したのは「風の又三郎」という魔法使い?空から聞こえてくる声に泣き出す乳児さんもいましたが、すまいる 憲章や園歌をしっかり歌い、ヒントをもらい宝物を無事探し出し渡すことができました。これからもたくさんの イベントがありますが、これからも子どもたち自身が主役となって参加できるイベントを心掛けていきます。 ホールでスタート 又三郎登場! プレゼントを隠した子どもたち どこだろう、園内を探します 園庭にも宝物が! 無事、渡せました! 6月 クラス懇談会 6月18日 0才 夢組/6月19日 1才 華組/6月20日 2才 虹組 /6月21日 幼児(月星宙)、お時間 はお昼寝午睡中とします。13時から14時半の子どもたちの午睡中に支援センターで行う予定です。詳細は登 降園表にてお知らせ致します。