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企業概要 経 緯 現 状 課題と今後の対応

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企業概要 経 緯 現 状 課題と今後の対応
企業概要
企 業 名:株式会社札幌パーツ
所 在 地:札幌市東区北25条東21-1-5
代 表 者:大熊 薫
電話番号:011−786−7777
資 本 金:1,000万円
従業員数:16名
取扱商品:自動車中古部品
EC開始時期:昭和62年
http://www.sapporo-parts.co.jp/
経 緯
当社は、使用済み自動車より取り外した部品を、クリーニング・検査を経てリサイクルされ
るリユース部品、及び部品を完全に分解し、消耗部品を新品と交換して再組み立てされるリビ
ルド部品の販売を行う会社である。
自動車の解体部品は、鋼材需要の落ち込みや鉄スクラップ価格の低下の影響を受け、昭和49
年以降、取引価格が低下しており、中古部品の再販による付加価値増が必要であった。そこで、
自動車リサイクル部品の販売力を強化するため、平成2年、3人の同業者と提携しオフコンに
よるリサイクルパーツの共同在庫管理を行うコンピュータネットワークグループSSGを構築し、
平成13年には法人化して株式会社エス・エス・ジーを設立した。当社の工藤会長が社長を務め、
道内自動車リサイクル部品販売業41社が加盟する自動車リサイクル部品の業者間電子商取引
(BtoB)ネットとなっている。
現 状
部品在庫は札幌市内の中沼営業所にある最新鋭の電動パレットラックにより集中管理されて
おり、部品の総アイテム数は2万数千点であるが、SSGで40万点、全国で600社以上の同業者が
参加するA-JAPANnetでは160万点に及ぶ。A-JAPANnetには中古部品販売業者、自動車整備業
者などの自動車関連専業者約8,000社が参加しており、SSG対A-JAPANnetの年間取引額は約7
億円である。
システム環境は、ISDNによるバッチシステムであるが、今年中にはブロードバンドによる常
時接続方式に移行することになっている。
電子商取引上の事務処理については(株)エス・エス・ジーが在庫情報の共有化の他、代金決済、
債務保証等会員間の代金一括相殺などのサービスを提供しているが、今後、常時接続に移行し
た場合はA-JAPANnet全体でこのシステムを採用する事により、お互い顔の見えない同士での
流通に弾みがつく事と思われる。
2002年3月20日、自社生産のリサイクルパーツの品質を向上させ世界規模で認知してもらう
ために、中古部品を扱う企業としては第1号の国際品質基準である2000年版ISO9001を取得し、
品質保証体制を確立している。
課題と今後の対応
平成14年7月、自動車メーカーと輸入業者に使用済み自動車の再資源化を義務づけるとともに、
自動車所有者からリサイクル料金を徴収する自動車リサイクル法が成立した。今後、既存の事
業者が営業を継続するための許可基準や今後の経営方針の検討に必要な行為基準に対応する必
要がある。
現在SSGのようなネットワークが全国に10社ほど存在しているが、それぞれの組織の独自性
を保ちながら、ネット間の在庫共有を図っていく事がリサイクル部品の安定供給と品質の統一
につながり、顧客満足を目指して取り組む方針である。
(I)
Electronic Commerce
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