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LAN ポートの設定

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LAN ポートの設定
安全にお使いいただくために必ずお守りください
お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぎ、本製品を安全にお使いいただく
ために守っていただきたい事項を記載しました。
正しく使用するために、必ずお読みになり、内容をよく理解された上でお使いください。
なお、本書には弊社製品だけでなく、弊社製品を組み込んだパソコンシステム運用全般に
関する注意事項も記載されています。
パソコンの故障/トラブルや、いかなるデータの消失・破損または、取り扱いを誤ったた
めに生じた本製品の故障/トラブルは、㈱メルコの保証対象には含まれません。あらかじ
めご了承ください。
■ 使用している表示と絵記号の意味
警告表示の意味
絶対に行ってはいけないことを記載しています。この表示の注意事項を守らないと、使用
警告 者が死亡または、重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示の注意事項を守らないと、使用者がけがをしたり、物的損害の発生が考えられ
注意 る内容を示しています。
絵記号の意味
△は、警告・注意を促す記号です。△の中や近くに具体的な警告内容(例: 感電
注意)が描かれています。
○に斜線は、してはいけない事項(禁止事項)を示す記号です。
○の中や近くに、具体的な禁止事項が描かれています。(例:
分解禁止)
●は、しなければならない行為を示す記号です。
●の中や近くに、具体的な指示内容(例:●プラグをコンセントから抜く)が描か
れています。
警告
電源プラグ
を抜く
● 液体や異物が内部に入ったら、電源スイッチを切り、ACコンセントからプラグ
を抜いてください。
そのまま使用を続けると、ショートして火災になったり、感電する恐れが
あります。弊社インフォメーションセンターまたは、お買い求めの販売店
にご相談ください。
● 風呂場など、水分や湿気が多い場所では、本製品を使用しないでください。
水場での
使用禁止
火災になったり、感電・故障する恐れがあります。
● 小さな子供が電気製品を使用する場合には、本製品の取り扱い方法を理解した
強 制
大人の監視、指導のもとで行うようにしてください。
● 電気製品の内部やケーブル、コネクタ類に子供の手が届かないように機器を配
強 制
置してください。
子供がさわって、けがをする危険があります。
● 本製品を取り付け、使用する際は、必ずパソコンメーカーおよび周辺機器メー
強 制
カーが提示する警告・注意指示に従ってください。
● 本製品の分解や改造や修理を自分でしないでください。
分解禁止
火災や感電の恐れがあります。
● 煙が出たり変な臭いや音がしたら、すぐに電源を OFF にし、AC コンセントから
電源プラグ
を抜く
電源プラグを抜いてください。
そのまま使用を続けると、ショートして火災になったり、感電する恐れが
あります。弊社インフォメーションセンターまたは、お買い求めの販売店
にご相談ください。
● 本製品を落としたり、強い衝撃を与えたりしないでください。与えてしまった
電源プラグ
を抜く
場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
そのまま使用を続けると、ショートして火災になったり、感電する恐れが
あります。弊社インフォメーションセンターまたは、お買い求めの販売店
にご相談ください。
● 本製品の取り付け/取り外しをするときは、本製品およびパソコン、周辺機器
電源プラグ
を抜く
の電源スイッチを OFF にし、電源プラグを AC コンセントから抜いてください。
電源プラグがコンセントに接続されたまま、取り付け/取り外しを行う
と、感電および故障の原因となります。
注意
● 電源ケーブルがACコンセントに接続されているときには、濡れた手で本製品に
禁 止
さわらないでください。
感電の原因となります。
● 静電気による破損を防ぐため、本製品に触れる前に、身近な金属(ドアノブや
強 制
アルミサッシなど)に手を触れて、身体の静電気を取り除くようにしてくださ
い。
人体などからの静電気は、本製品を破損、またはデータを消失・破損させ
る恐れがあります。
● ハードディスク内のデータは、必ず他のメディア(フロッピーディスク、MOディ
強 制
スク等)にバックアップしてください。
とくに、修復・再現できない重要なデータは、オリジナルの更新前・更新
後と、常に二重のバックアップを作成されることをおすすめします。以下
のような場合に、データは消失・破損する恐れがあります。
・誤った使い方をしたとき
・静電気や電気的ノイズの影響を受けたとき
・故障、修理などのとき
・パソコンの電源OFF直後に、すぐに電源を入れたとき
・長時間使っていなかったために電池が自然放電したとき
・天災による被害を受けたとき
上記の場合、またその他いかなる場合でも、データが消失・破損したこと
による損害について当社は一切の責任を負いません。あらかじめご了承く
ださい。
● 本製品の取り付け/取り外しや、ソフトウェアをインストールするときなど、
強 制
お使いのパソコン環境を少しでも変更するときは、変更前に必ずパソコン内
(ハードディスク等)のすべてのデータのバックアップ(フロッピーディスク、
MO ディスク等)を作成してください。
誤った使い方をしたり、故障などが発生してデータが消失、破損したとき
など、バックアップがあれば被害を最小限に抑えることができます。
データが消失、破損したことによる損害については、当社は一切責任を負
いません。あらかじめご了承ください。
● ハードディスク・MO・フロッピーディスクドライブなどの、データの格納用機
禁 止
器へのアクセス中は、パソコンや機器の電源を OFF にしたり、リセットしない
でください。
データが消失・破損する恐れがあります。データが消失、破損したことに
よる損害については、当社は一切責任を負いません。あらかじめご了承く
ださい。
● アプリケーションソフトの動作中に電源を切ったり、リセットしないでくださ
禁 止
い。
データが消失・破損する恐れがあります。データが消失、破損したことに
よる損害については、当社は一切責任を負いません。あらかじめご了承く
ださい。
禁 止
● 次の場所には設置しないでください。感電、火災の原因となったり、製品やパ
ソコンに悪影響を及ぼすことがあります。
・ 強い磁界が発生するところ
故障の原因となります。
・ 静電気が発生するところ
故障の原因となります。
・ 振動が発生するところ
けが、故障、破損の原因となります。
・ 平らでないところ
転倒したり、落下して、けがや故障の原因となります。
・ 温度、湿度がパソコンのマニュアルが定めた使用環境を超える、または
結露するところ
故障の原因となります。
・ 直射日光が当たるところ
故障や変形の原因となります。
・ 火気の周辺、または熱気のこもるところ
故障や変形の原因となります。
・ 漏電の危険があるところ
■ 版権
本書は㈱メルコが著作権を有します。本書の一部または全部について、以下のことを禁
じます。
・ 形式または手段を問わず複製・複写・転載すること。
・ 派生物(翻訳・変形・改作・流用)を作成すること。
■ 免責
・ 本書の内容に関しては、万全を期して作成しておりますが、万一ご不審な点があれ
ば、販売店または㈱メルコインフォメーションセンターまでお問い合わせください。
また上記に関わらず、以下の事柄については㈱メルコはいっさい責任を負いません。
(1) 本製品に付随する、または運用の結果もたらされたいかなる損害。
(2) 本製品によりもたらされるべき、直接的、間接的な効果および利益の損失。
(3) 本製品のために費やした時間、経費。
(4) ㈱メルコの責任によらない製品の損傷、破損、または改造による故障や不具合
など。
(5) 本製品をお使いになって生じたデータの消失、または破損。
(6) 本製品をご使用になって生じたいかなる結果および、直接的、間接的なシステ
ム、機器およびその他の異常。
・ ㈱メルコは、製品および本書を改訂し、随時その外観・内容のすべてを変更する権
利を有します。またその際に、改訂または変更をいかなる個人または団体に対して
通知する義務を負いません。
■ 商標
本書に記載されている他社商品名は、
それぞれの製造および販売会社の商標または登録
商標となっている場合があります。
本書に他社商品名が記載されている場合、参考を目的としたものであり、㈱メルコはそ
れらの商品の使用を強制あるいは推奨するものではありません。
また㈱メルコは、
それら他社商品の性能または運用についていっさい責任を負いません。
■ 日本国外への持ち出しについて
・ 本製品のうち、戦略物資または役務に該当するものの日本国外への持ち出しに際し
ては外国為替法に基づく輸出許可または役務取引許可が必要です。
・ 本製品は、日本国内でのみ使用されることを前提として設計・製造されています。
本製品を日本国外で使用された場合の運用結果については、㈱メルコはいっさい責
任を負いません。また㈱メルコは、本製品に関して海外での保守サービスおよび技
術サポートは行っておりません。
はじめに
このたびは、IND-SS2/SST(以後 IND-SS と表記)、IND-SP2/SPT(以後、IND-SP と表記)
をお買い求めいただきまことにありがとうございます。
・IND-SS は、LAN 機能(弊社 LGY-98 相当)に高速シリアルポートを2チャンネル搭
載したマルチインターフェースボードです。
・IND-SP は、LAN 機能(弊社 LGY-98 相当)に高速シリアルポートとパラレルポート
を各1ポートづつ搭載したマルチインターフェースボードです。
マニュアルの表記について
本書は、IND-SS/SP 共通のユーザーズマニュアルです。それぞれの見出しには、対応
機種を表すマークがついています。
SS
……… IND-SS についての記述です。
SP
……… IND-SP についての記述です。
用語の表記
「 」
ユーティリティやアプリケーション、ウィンドウの名称を表記しています。
[ ]
メニュー名やボタン、テキストボックス、チェックボックスなど、操作に関わる項目
を表記しています。
記号の表記
製品の取り扱いにあたって注意すべき事項です。この注意事項に従わなかった場合、
身体的あるいは物的な損傷をこうむるおそれがあります。
製品の取り扱いに関する補足事項や知っておくと便利な参考情報です。
■ユーザ登録について
ユーザ登録はがきに必要事項をご記入のうえ、郵送してください。はがきが到着した時
点で、弊社製品の正式ユーザとして登録させて頂きます。ユーザ登録がない方は、サ
ポートやバージョンアップなどのサービスを受けることができません。必ずユーザ登録
を行ってください。なお、商品譲渡によってユーザ登録を変更することはできません。
■メルコ製品に関する情報は以下の方法で入手できます
・インターネット(24 時間)
新製品情報、Q&A サービス、会社案内、求人情報などを提供しております。ぜひご利用
ください。
<WWW サーバアドレス > http://www.melcoinc.co.jp/
・BBS(24 時間)
<NIFTY-Serve>
MELCO Station(GO SMELCO)
<PC-VAN>
MELCO 情報ステーション(J MELCO)
・FAX 情報(24 時間)
さらに詳しい使い方やトラブル対策など、㈱メルコ製品についての様々な最新情報を
24 時間提供しています。
<FAX 番号 >
052-614-6911(受信したいファクシミリで操作してください)
操作手順
情報は、おかけ頂いたファクシミリに送られます。必ず、情報を受け取りたいファクシミ
リで操作してください。また、ファクシミリは、プッシュ信号が出るものをご利用くださ
い。
① ファクシミリの受話器をあげて、052 - 614 - 6911を押してください。
② 音声案内に従って BOX 番号と#を押してください。
※ 情報は、一つ一つ「BOX」と呼ばれる場所に収められています。全 BOX 一覧は、BOX
番号「0010」 の総合メニューに収められています。はじめてお使いになると
きは、
「0010 #」と押して、総合メニューを取り寄せ、目的の情報の BOX 番号
を確認の上、おかけ直しください。
③ 確認のメッセージがあります。押したBOX番号でよければ#を、取り消すには7#
を押してください。
④ BOX 番号は、5つまで続けて選択できます。ご希望の BOX がなければ、#を押して
ください。
⑤「このまま FAX を送信します..
.」という応答の後、
「ピー」という送信音が聞こえ
たら、ファクシミリのスタートボタンを押し、受話器を置いてください。ファク
シミリに情報が送られてきます。
・インフォメーションセンター
メルコインフォメーションセンターでは、メルコ製品に関するご質問・ご相談を承り
ます。次の項目をお調べの上、連絡してください。
①パソコン名とパソコンの割り込みレベルの設定値
②メルコ製品名とスイッチ設定
③ IND のシリアルナンバー
④併用している周辺機器名と割り込みレベルの設定値
⑤使用しているアプリケーションソフト名
⑥具体的なエラーメッセージ
< 住所 >
〒 457 名古屋市南区柴田本通 4-15 ㈱メルコハイテクセンター内
インフォメーションセンター
< 電話番号 > 052-619-1825
(名古屋)
/03-5350-7870(東京)
LAN・パーソナルネットワーク用 専用回線
月曜日∼金曜日(祝祭日を除く) 9:30∼12:00/13:00∼17:00
※電話番号のおかけ間違いがないよう、ご注意ください。
もくじ
もくじ
Chapter1 IND シリーズについて
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
パッケージ内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
ご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
添付ディスクのバックアップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
Chapter2 パソコンに取り付けます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
IND ボードのジャンパーピン設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
シリアル/パラレルポートの設定について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
IND-SST/SPT の取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
IND-SST/SPT の配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
IND-SS2/SP2 の取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
IND-SS2/SP2 の配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
Chapter3 Windows95 環境での設定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
IND ボードの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
LAN ポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
LAN ドライバのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
Windows95 のマシン同士をピアツーピア接続するときの設定例 ・・・・・・・・・ 26
LAN ポートの MAC アドレスについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
PC-9821 X シリーズ、V シリーズ(VALUESTAR)をお使いの方へ ・・・・・・・・・・・・ 31
シリアルポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
ボーレート設定ユーティリティのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
ボーレート設定ユーティリティのアンインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
シリアルボーレートの設定について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
モデムや TA を使ってインターネットに接続するときの注意事項 ・・・・・・・・ 45
正常にインターネットがつながらないときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
もくじ
パラレルポートの設定(IND-SP のみ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
At Work 対応プリンタを使用する場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60
Q&A情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
LAN ポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
設定ファイルの生成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
簡単 WEB を使用して LAN 環境を設定するとき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
NetWare 4.1J クライアントマシンとして設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71
NetWare3.12J クライアントマシンとして設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72
NetWare3.11J クライアントマシンとして設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73
NetWare3.12J サーバとして設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76
マイクロソフト LAN マネージャのクライアントとして設定する ・・・・・・・・ 78
パケットドライバを使用して設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
NetWare Lite J のネットワークマシンとして設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84
Personal NetWare J のネットワークマシンとして設定する ・・・・・・・・・・・・・ 86
シリアルポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
ボーレート設定ユーティリティのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
シリアルボーレートの設定について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
パラレルポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
Chapter5 Windows NT4.0 環境での設定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93
WindowsNT4.0 での制約事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
WindowsNT4.0 への LAN ドライバのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
設定を始める前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
ドライバのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95
LAN ポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
設定の手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
もくじ
Chapter6 Windows NT3.5/3.51 環境での設定
・・・・・・・・・・・・・・・ 99
WindowsNT3.5/3.51 での制約事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
WindowsNT への LAN ドライバのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
設定を始める前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
ドライバのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101
LAN ポートの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104
設定の手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104
Chapter7 トラブルシューティング
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107
トラブルかな?と思ったら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 108
LAN ボード診断プログラム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 109
診断結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 111
Chapter8 補足事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 115
製品仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 116
ハードウェア仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 116
MEMO
Chapter 1
IND シリーズ
について
Chapter1 INDシリーズについて
概要
LAN 機能 + 高速シリアルポート2チャンネル
SS
本製品は、LAN 機能(弊社 LGY-98 ボード相当)と高速シリアルポート(D-sub 25 ピ
ン)を2チャンネル搭載した拡張ボードです。
使用例)
・LAN 環境でモデムを共有する場合、接続数(使用者)が増えると待ちが発生する確
率が上がります。モデムを2台接続することにより、より快適な LAN 環境を構築で
きます。(注)ただし、本製品添付の簡単 WEB ではモデムの共有はできません。
・LAN 環境でモデムなど複数のシリアル機器を共有する場合、パソコン本体標準の
ポートと合わせて、合計3チャンネルまでの機器が接続可能です。
LAN 機能 + 高速シリアルポート + パラレルポート
SP
本製品は、LAN 機能(弊社 LGY-98 ボード相当)と高速シリアルポート(D-sub 25 ピ
ン)、パラレルポート(セントロニクス ハーフピッチ 36 ピン)を1ボードに搭載し
た拡張ボードです。
At Work プリンタ(NEC 製 PC-PR1000E/4W/EW,PC-PR2000/6W/4W)対応
SP
IND搭載のパラレルポートは、At Work対応のプリンタ(NEC製 PC-PR1000E/4W/EW,PCPR2000/6W/4W)が使用できます。標準で At Work に対応していないパソコンでも INDSP2/T を取り付けることにより対応可能になります。
※ WindowsNT3.5/3.51/4.0 には対応していません。
パラレルポートが使用できるのは次の場合です。
パソコン本体のプリンタポートのコネクタ形状
アンフェノール 14 ピン
使用する
OS
Windows3.1
ハーフピッチ 36 ピン
AtWork対応プリンタ使用時 AtWork対応プリンタ使用時
のみ LPT1 として使用可能 のみ LPT2 として使用可能
使用不可
Windows95
230.4Kbps までの高速シリアルポート搭載
LPT2 として使用可能
ただし、双方向通信プリン
タを使用する場合、AtWork
対応プリンタのみ使用可能
SS SP
IND 搭載のシリアルポートは、230.4Kbps までの高速転送に対応しています。転送速
度は、付属のシリアル転送ボーレート設定ユーティリティ(DOS 用 /Windows3.1/95
用)にて変更可能です。各社製通信ソフトでは、IND のシリアルポートを、NEC 製 RS232C ボード「PC-9861K(調歩同期モード)」の互換ボードとしてお使いいただけます。
ただし、PC-9861K ボードを直接制御するソフトは使用できません。
2 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter1 INDシリーズについて
パッケージ内容
パッケージには、次のものが梱包されています。万が一、不足している物がありまし
たら、お買い求めの販売店にご連絡ください。
■ IND-SS 本体(いずれか1個)
※本体形状はイラストと異なる
場合があります。
SS
IND-SS2
IND-SST
この部分に手を触れない
でください。
プラカード
この部分に手を触れない
でください。
プラカード
BNC コネクタ
モジュラ−コネクタ
シリアルポート
シリアルポート
※本体形状はイラストと異なる
場合があります。
■ IND-SP 本体(いずれか1個) SP
IND-SP2
プラカード
IND-SPT
この部分に手を触れな
いでください。
BNC コネクタ
この部分に手を触れな
いでください。
プラカード
モジュラ−コネクタ
パラレルポート
パラレルポート
PC CON
PC CON
EXT
(使用しません)
EXT(使用しません)
シリアルポート
シリアルポート
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 3
1
Chapter1 INDシリーズについて
■ T型コネクタ
SS SP ■ ケーブル SP
※ IND-SS2/SP2 のみ付属
■ LAN ボードユーティリティディスク(5inch/3.5inch)
■ ユーザーズマニュアル(本書) SS
■ 簡単 WEB ユーザーズマニュアル
■ 保証書・登録はがき
SS SP
4 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
SP
SS SP
SS SP
Chapter1 INDシリーズについて
ご注意
本製品は精密機器です。正しいご使用のために、本書を必ずお読みください。
パソコンの故障/トラブルまたは、取り扱いを誤ったために生じた周辺機器(本製品
を含む)の故障/トラブルは、(株)メルコの保証対象には含まれません。
取り付けに関する注意
・ パソコンおよび周辺機器の電源をオフにし、ケーブル類を取り外してから作業を
行ってください。そのままで取り付けや取り外しを行うと、感電するおそれがあり
ます。
・ パソコンおよび周辺機器の取り扱いは、それぞれ付属のマニュアルに記載されて
いる手順で行ってください。
・ 各種コネクタのチリ・ホコリなどは取り除いてください。
添付ディスクのバックアップ
製品に添付されているディスク(「LAN ボード ユーティリティ」)は、必ずバックアッ
プを作成し、実際の作業はバックアップディスクを使用するようにしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 5
1
MEMO
Chapter 2
パソコンに
取り付けます
Chapter2 パソコンに取り付けます
IND ボードのジャンパーピン設定
INDが使用する各ポートの割り込みレベルが、パソコン本体または他の
周辺機器の設定と重ならないように設定してください。また、シリア
ル・パラレル・LANで使用する割り込みレベルがお互い重ならないよう
に設定してください。
IND の出荷時設定と一般的に使用される割り込みレベルは下表のとおりです。
割り込みレベル
INT0(IRQ3)
IND-SS
シリアルポート CH2
使用状況
IND-SP
シリアルポート
INT1(IRQ5)
INT2(IRQ6)
パソコン本体
2nd CCU
LAN ポート
INT3(IRQ9)
INT5(IRQ12) シリアルポート CH3
INT6(IRQ13)
LAN ポート
パラレルポート
SASI/IDE BIOS
サウンド
マウス
※ ジャンパーピンでINDのシリアルポート/パラレルポートの割り込みレベルを
「使用しない」に設定すれば、他の機器の割り込みレベルと重なりません。
(P.9
∼ P.10 参照)ただし、そのポートは、使用できなくなります。
※ 2nd CCUは使用しない設定にできます。
詳しくはパソコン本体のマニュアルを
参照してください。
※ 2nd CCU は全てのパソコンに装備されているわけではありません。
※ Windows95/3.1/DOS上でのLANポートの割り込みレベルの設定はLGYSETUP.EXE
で変更します。
(Windows95 は P.23 参照、Windows3.1/DOS は P.64 参照)
※ パソコン機種によっては、INT(IRQ)の空きのないものがあります。その場合
は、使用していない機能を無効にし、INT(IRQ)の空きを確保して、競合のな
いように設定してください。
詳しくは、
各パソコン添付のマニュアルを参照し
てください。
8 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter2 パソコンに取り付けます
シリアル/パラレルポートの設定について
■ ジャンパーピン仕様
SS
2
JP7
JP6
JP5
JP4
シリアルポートCH2用割り込み設定
シリアルポートCH3用割り込み設定
JP4
JP5
設定値
2−3
2−3
INT0(IRQ3)
1−2
2−3
INT1(IRQ5)
2−3
1−2
INT2(IRQ6)
1−2
1−2
使用しない
JP6
JP7
設定値
2−3
2−3
INT0(IRQ3)
1−2
2−3
使用しない
2−3
1−2
INT5(IRQ12)
1−2
1−2
INT6(IRQ13)
は初期設定値
※「使用しない」の設定にすると、そのポートは使用できなくなります。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 9
Chapter2 パソコンに取り付けます
■ ジャンパーピン仕様
SP
JP6 JP5
JP11
JP10
JP9
JP8
※ JP11 は設定不要
JP7
JP5
JP6
設定値
パラレルポート用レジスタ
アドレス設定
1−2
1−2
1XXH
2−3
1−2
3XXH
※通常、初期設定値で使用します。
1−2
2−3
5XXH
2−3
2−3
7XXH
JP7
JP8
設定値
2−3
2−3
INT0(IRQ3)
1−2
2−3
INT1(IRQ5)
2−3
1−2
INT2(IRQ6)
1−2
1−2
使用しない
JP9
JP10
設定値
2−3
2−3
INT0(IRQ3)
1−2
2−3
使用しない
2−3
1−2
INT5(IRQ12)
1−2
1−2
INT6(IRQ13)
シリアルポート用割り込み設定
パラレルポート用割り込み設定
※Windows95上では、INT5(IRQ12)
は使用できません。
は初期設定値
※「使用しない」の設定にすると、そのポートは使用できなくなります。
10 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter2 パソコンに取り付けます
IND-SST/SPT の取り付け
次の手順で IND をパソコン本体背面の拡張スロットに取り付けてください。拡張
スロットはどれを使用してもかまいません。
注)イラストはIND-SPT ですが IND-SST でも取り付け方法は同じです。
① パソコンおよび周辺機器の電源が ON になっているときは、すべて OFF にして
ください。
② 本体背面の拡張スロットカバーを外してください。
カバーを止めている2本のネジを外すと、カバーが取れます。
(外したネジ
は、装着後の IND を本体に固定するために使ってください。
)
ネジ
拡張スロットカバー
③ IND をスロットの
に合わせて、奥まで挿入してください。
IND と印刷してあるプラカード面を上に向けてください。
プラカード
ネジ
IND-SST
④ 奥まで届いたところで、強めに押し込んでください。
「カクン」という軽い手
ごたえがあり、IND が完全に挿入されます。
スロットカバーのネジで、パソコン本体に完全に止めてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 11
2
Chapter2 パソコンに取り付けます
IND-SST/SPT の配線
① LAN ポートを使用する場合、モジュラーコネクタとハブ(LHB-S4/S8 別売)の
10BASE-T ポートをケーブル(ETP ケーブル別売)で接続します。
注)ハブへの接続についての詳細は、
ハブに付属のマニュアルを参照してくだ
さい。
ハブ(LHB-S4/S8)
モジュラ−
コネクタ
ケーブル
(弊社製 ETP ケーブル)
② INDボードのシリアルポートを使用する場合、シリアルポートにRS-232Cケー
ブルを接続します。IND-SST で1チャンネルのみの接続の場合、どちらに接続
してもかまいません。
シリアルポート
RS-232C ケーブル
③ IND-SPTでパラレルポートを使用する場合は、パラレルポートにプリンタケー
ブルを接続します。
以上で取り付けは終わりです。
12 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter2 パソコンに取り付けます
IND-SS2/SP2 の取り付け
次の手順で IND をパソコン本体背面の拡張スロットに取り付けてください。拡張
スロットはどれを使用してもかまいません。
注)イラストは IND-SS2 ですが IND-SP2 でも取り付け方法は同じです。
① パソコンおよび周辺機器の電源が ON になっているときは、すべて OFF にして
ください。
② 本体背面の拡張スロットカバーを外してください。
カバーを止めている2本のネジを外すと、カバーが取れます。
(外したネジ
は、装着後の IND を本体に固定するために使ってください。
)
ネジ
拡張スロットカバー
③ IND をスロットの
に合わせて、奥まで挿入してください。
IND と印刷してあるプラカード面を上に向けてください。
プラカード
ネジ
④ 奥まで届いたところで、強めに押し込んでください。
「カクン」という軽い手
ごたえがあり、IND が完全に挿入されます。
スロットカバーのネジで、パソコン本体に完全に止めてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 13
2
Chapter2 パソコンに取り付けます
IND-SS2/SP2 の配線
① LANポートを使用する場合、
本機のT型コネクタと他機のT型コネクタはケーブ
ルで接続します。
T型コネクタとINDのBNCコネクタを下図のように接続します。
注)ケーブルをつながないT型コネクタには、必ずターミネータ(別売)を取
り付けてください。ターミネータはひとつの LAN 構成の両端に1つずつ
(合計2つ)必要です。そのうちひとつは、アースを取り付けてください。
ターミネータ
BNC コネクタ
ケーブル
T 型コネクタ
T 型コネクタ
アース
② INDボードのシリアルポートを使用する場合、シリアルポートにRS-232C ケー
ブルを接続します。IND-SS2 で1チャンネルのみの接続の場合、どちらに接続
してもかまいません。
シリアルポート
RS-232C ケーブル
③ IND-SP2でパラレルポートを使用する場合は、パラレルポートにプリンタケー
ブルを接続します。
以上で取り付けは終わりです。
14 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter 3
Windows95 環境
での設定
Chapter3 Windows95 環境での設定
IND ボードの設定
設定する前に、IND ボード上のジャンパーピン設定を必ず確認してく
ださい。
割り込みレベルの設定が他のリソースと重複していると、各ポート
は使用できません。
(P.8 参照)
パラレルポートを使用しない場合
ジャンパーピンの設定で「使用しない」に設定してください。
(P.9 ∼ P.10 参照)
シリアルポートを使用しない場合
ジャンパーピンの設定で「使用しない」に設定してください。
(P.9 ∼ P.10 参照)
LAN ポートを使用しない場合
以下の手順を行ってください。
① IND ボードをパソコンに挿入して、MS-DOS または Windows95 の MS-DOS モード
を起動してください。
Windows95 の MS-DOS モードを起動するには以下の手順を行ってください。
1. Windows95 の起動時に「Windows95 を起動しています.
..
」とメッセージが
表示されますので、キーボードの h キーを押してください。
2. 起動メニューが表示されますので「コマンドプロンプトのみ」を選択して
ください。
② フロッピードライブに「LAN ボードユーティリティ」をセットして、次のよう
に大文字で入力します。
B:¥>LGYSETUP NOTSET@
※ 必ずすべて大文字で入力してください。
③ 画面の指示にしたがって @ キーを押してください。
16 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
LAN ポートの設定
パソコンに IND ボードを取り付けたら、LAN ポートの設定とネットワークの設定
を行います。
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られている事を確認してください。
Windows95が動作している環境に対して「WEB」
「簡単WEB」のインストー
ルを行わないでください。インストール後に Windows95 が起動できな
いなどの問題が発生します。
「WEB」
「簡単 WEB」が動作中のシステムに Windows95 のセットアップを
行わないでください。セットアップが正常に終了しないなどの問題が
あります。
Windows95 のネットワークとWindows3.1またはMS-DOSのパソコンにイ
ンストールした「WEB」「簡単 WEB」を接続することはできません。
EPSON 機では、EPSON 版 Windows95 を使用してください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 17
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
LAN ドライバのインストール
Windows95 上で LAN ポートが使用するドライバとリソース(I/O ポートアドレス、
IRQ)の設定を行います。
LAN ポートの設定は環境によって手順が異なります。当てはまるケースに従って
作業を行ってください。
Windows95がすでにセットアップされているパソコンにLANポートの設定をす
る
→「Windows95 搭載のパソコンに設定する」
Windows95 のセットアップと同時に LAN ポートの設定をする
→「Windows95 のセットアップ中に設定する」
Windows95 搭載のパソコンに設定する
① パソコンの電源をオンにし、Windows95 を起動します。
②[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]の中の[ハードウェア]を選択します。
③「ハードウェアウィザード」画面が表示されたら、
[次へ]をクリックします。
「ハードウェアを
自動的に検出しますか?」とメッセージが表示されますので、[いいえ]を選択
し、
[次へ]をクリックします。
④[ハードウェアの種類]から「ネットワークアダプタ」を選択し、
[次へ]をクリックします。
18 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑤ 製造元:
[メルコ]、
モデル:
[MELCO LGY-98]を選択して[OK]をクリックします。
3
⑥[次へ]をクリックします。Windows95 の CD-ROM またはフロッピーディスクを
セットするようメッセージが表示されたら、[次へ]をクリックします。CDROMまたは指定されたフロッピーディスクをセットしてください。
CD-ROMの場
合は、CD-ROM ドライブの ¥Win95 を指定してください。
お使いのパソコンが Windows95 プリインストールモデルの場合は、Windows95
がインストールされているドライブの¥Windows¥OPTION¥CABSを指定してくだ
さい。
⑦ [OK]をクリックすると、ファイルの転送が始まります。
⑧ 処理が完了すると「いますぐ再起動しますか?」のメッセージが表示されま
す。[はい]をクリックして Windows95 を再起動します。
⑨ 再起動後、コントロールパネルの[システム]をダブルクリックします。
⑩「システムのプロパティ」画面が表示されたら、[デバイスマネージャ]のタブをクリッ
クします。
「ネットワークアダプタ」の下の「LGY-98」を選択し、
[プロパティ]をクリック
します。表示されていない場合は「ネットワークアダプタ」の左の「+」印をクリック
してください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 19
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑪「Melco LGY-98 のプロパティ」画面の[デバイスの状態]に「このデバイスは正
常に動作しています。
」と表示されていれば、リソースの設定は完了です。
表示されていなければ、設定が正しく行われていませんので、
「正常に設定さ
れないときは」を参照して、設定をやり直してください。
(参照 P.22「正常に
設定されないときは」
)
実際の LAN ポートの IRQ の値と Windows95 の「リソースの設定」の IRQ が異
なっていても「このデバイスは正常に動作しています」と表示されます。
しかし、この状態では LAN 機能は動作しません。
必ず「ハードウェアの設定」を参照して、LAN ポートの設定と Windows95
のリソースの設定が一致するように設定してください。
「Melco LGY-98のプロパティ」の「リソースの設定」でI/Oポートアドレス、IRQを
変更しても、実際の LAN ポートの設定は変更されません。「リソースの設定」
を変更した場合は、LANボード設定プログラムで設定を一致させてくだ
さい。
20 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
Windows95 のセットアップ中に設定する
① パソコンの電源をオンにし、Windows95 のセットアップを行います。セット
アップ中に LAN ポートが「MELCO LGY-98」として認識されます。
②[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して[システム]をダブルクリックします。
③「システムのプロパティ」の画面が表示されたら、
「デバイスマネージャ」のタブをクリック
します。
「ネットワークアダプタ」の下の「MELCO LGY-98」を選択します。表示されて
いない場合は「ネットワークアダプタ」の左の「+」をクリックしてください。
④「MELCO LGY-98 のプロパティ」画面の[デバイスの状態]に「このデバイスは正常に動
作しています。」と表示されていれば、リソースの設定は完了です。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 21
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
表示されていなければ、設定が正しく行われていませんので、以下の「正常に
設定されないときは」を参照して、設定をやり直してください。
実際の LAN ポートの IRQ の値と Windows95 の「リソースの設定」の IRQ
が異なっていても「このデバイスは正常に動作しています」
と表示され
ます。 しかし、 その状態では L A N 機能は動作しません。
必ず「ハードウェアの設定」を参照して、LAN ポートの設定と Windows95
のリソースの設定が一致するように設定してください。
「Melco LGY-98 のプロパティ」の「リソースの設定」で I/O ポートアドレ
ス、IRQ を変更しても、実際の LAN ポートの設定は変更されません。「リ
ソースの設定」を変更した場合は、LANボード設定プログラムで設定を一
致させてください。
正常に設定されないときは
リソースの設定が正常に行われない場合は、次の手順に従って設定内容を変更し
ます。
①「Melco LGY-98のプロパティ」画面の[デバイスの使用]の「Original Configuration
(使用中)」のチェックボックスに印をつけます。
②「リソース」のタブをクリックします。[競合するデバイス]に競合するデバイスが表示
されている場合は、
[リソースの設定]から競合しているリソースをクリックして選
択し、
[設定の変更]をクリックします。
③ リソースの編集画面が表示されたら、
[値]に競合しない値を設定します。この
とき、変更した値をメモしておいてください。
④[OK]をクリックします。
「いますぐ再起動しますか?」のメッセージが表示され
たら、
[はい]をクリックし、Windows を再起動します。
⑤ 再起動の処理中に、
「Windows95を再起動しています...」とメッセージが表示
されますので、すぐにキーボードの h を押してください。
⑥ Windows95 の起動メニューが表示されます。
「コマンドプロンプトのみ」を選
択し、DOS モードで起動します。
⑦「ハードウェアの設定」の②以降を参照し、③でメモした値のとおりにハード
ウェア側の設定を行ってください。
(参照 P.23「ハードウェアの設定」)
22 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
ハードウェアの設定
Windows95上で行ったリソースの設定に合わせてハードウェアの設定を行います。
Windows95 の MS-DOSプロンプトからは LAN ボード設定プログラムを実
行することはできません。MS-DOS モードで再起動後、実行してくださ
い。
3
①[スタート]-[Windowsの終了]を選択し、[MS-DOSモードでコンピュータを再起動する]を選択
して「はい」をクリックします。
② パソコンが MS-DOS モードで再起動したら、
「LAN ボードユーティリティ」をフ
ロッピードライブにセットし、
次のように入力します。
(フロッピードライブが
B の場合)
B:¥>LGYSETUP @
1 台のパソコンに LAN ボードを複数枚併用して取り付けるときは、必ず
1 枚ごとに取り付けて LAN ポートの設定を行ってください。
③ LANボード設定プログラムのメインメニュー画面が表示されたら、
[1.ボードの
設定]を選択します。
LGY-VI LGY-98 設定プログラム
Ver.X.xx
MELCO Inc. JAPAN
<メインメニュー>
処理を選択してください
1. ボードの設定
2. 設定ファイルの生成
0. 終了
選択:↑・↓
決定:Enter
終了:Esc
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 23
Chapter3 Windows95 環境での設定
④ リソース(I/Oポートアドレス、割り込みレベル)の設定内容が表示されます。
LGY-98 設定プログラム
Ver.X.xx
MELCO Inc. JAPAN
<ボードの設定>
設定変更する項目を選択してください
ボートの番号
I/O ポートアドレス
割り込みレベル
コネクタ選択
ボート 1
00D0h
INT 0
変更できません
選択:↑・↓
決定:Enter
終了:Esc
⑤ 設定を変更したいリソースを選択して @ を押します。
⑥ ポップアップウィンドウに値の一覧が表示されます。
「リソースの設定」でメ
モした値を選択し、@を押します。選択できない値は他のデバイスが使用し
ています。
選択できる範囲は次のとおりです。
I/O ポートアドレス
00D0h / 10D0h / 20D0h / 30D0h / 40D0h / 50D0h /
60D0h / 70D0h
割り込みレベル(INT)
0 / 1 / 2 / 5
割り込み番号(IRQ)と割り込み(INT)レベルの関係は次のようになっ
ています。
割り込みレベル
割り込み番号
INT 0
IRQ 3
INT 1
INT 2
IRQ 5
IRQ 6
INT 5
IRQ 12
24 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑦ 設定が完了したら@ を押してください。設定変更の処理が行われます。
「設
定を変更しました」
のメッセージが表示されたら、任意のキーを押してくださ
い。
⑧ メインメニュー画面に戻ったら、vを押してLANボード設定プログラムを終
了します。
3
LAN ポートを設定後、必ず LAN ボード診断プログラムを実行して LAN
ポートが正常に動作しているか確認してください。
(参照 P.109 「LAN
ボード診断プログラム」)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 25
Chapter3 Windows95 環境での設定
Windows95のマシン同士をピアツーピア接続するときの設定例
詳しくは Windows95 ファーストステップガイドの「第 3章 ネットワークの知識」
を参照してください。
設定の前に
[コントロールパネル]-[ネットワーク]-[現在のネットワーク構成]に中に
Net BEUI が組み込まれていることを確認してください。
組み込まれていないときは次の手順で追加してください。
①[コントロールパネル]-[ネットワーク]を開き「追加」をクリックします。
②[ネットワーク構成ファイルの追加]の中の「プロトコル」をクリックしてか
ら「追加」をクリックします。
③[ネットワークプロトコルの選択]の中で「製造元」はMicrosoft、「ネットワー
クプロトコル」は NetBEUI を選択し「OK」をクリックします。
④ ②の画面に戻りますので、「OK」をクリックして終了します。
⑤ パソコンを再起動します。
設定方法
① [コントロールパネル]-[ネットワーク]の中の[ファイルとプリンタの共有]ボ
タンをクリックします。
26 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
② [ファイルとプリンタの共有]の「ファイルを共有できるようにする」および
「プリンタを共有できるようにする」のチェックボックスを ON にして、
[OK]を
クリックします。
3
③ [コントロールパネル]-[ネットワーク]の中の[ユーザー情報]タブをクリック
して、
[コンピュータ名][ワークグループ]および[コンピュータの説明]に入力
します。
ワークグループ名は、ピアツーピア接続するパソコン間で同じ名前に
してください。
Windows95のバージョンによってはアクセスできないコンピュータ名が
あります。以下の手順でWindows95 のバージョンを確認してください。
デスクトップにある[マイコンピュータ]アイコンを右クリックして
[プロパティ]を選択します。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 27
Chapter3 Windows95 環境での設定
[システム]の欄に表示されているバージョンを確認します。
バージョン名が「4.00.950B」のときは、コンピュータ名に半角のピリ
オド(.)が含まれているパソコンには、ネットワークからのアクセス
ができません。アクセスする場合は、コンピュータ名を変更してくだ
さい。
④[OK]をクリックすると「再起動しますか」とメッセージが表示されるので[は
い]をクリックします。
⑤ 再起動後[コントロールパネル]-[ネットワーク]を選択し、現在のネットワー
ク構成のところに少なくとも
「Microsoft ネットワーククライアント」、「MELCO
LGY-98」、「NetBEUI」、「Microsoftネットワーク共有サービス」がインストールさ
れていることを確認してください。
28 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑥ フォルダ(フォルダとそのフォルダ内のファイル)の共有を設定する場合、
[マイ
コンピュータ]などから共有したいフォルダのあるウィンドウをオープンしま
す。
3
⑦ 共有したいフォルダをマウスの右ボタンでクリックして選択し、
ショートカッ
トメニューから[共有]を選択します。選択するとそのフォルダのプロパティ
シートが次のように表示されます。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 29
Chapter3 Windows95 環境での設定
LAN ポートの MAC アドレスについて
LAN ポートの MAC アドレス(イーサネットアドレス)を確認する手順
ネットワークプロトコルにTCP/IPプロトコルが組み込まれている場合は、次の手
順で MAC アドレスを確認できます。
TCP/IPプロトコルが組み込まれていない場合は、LANボード診断プログラムで確認
してください。(参照 P.109「LAN ボード診断プログラム」)
①[スタート]-[プログラム]から[エクスプローラ]を起動します。
②「Windows」フォルダの中の「WINIPCFG.EXE」をダブルクリックします。
③「IP設定」の画面が表示されます。MAC アドレスは[アダプタアドレス]に表示さ
れている値です。
30 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
PC-9821 Xシリーズ、Vシリーズ(VALUESTAR)をお使いの方へ
PC-9821 X シリーズ、V シリーズ(VALUESTAR)でネットワーク上の他のパソコンに
アクセスできない場合は、次の手順で設定の変更を行ってください。
① Windows95 を起動後、[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]を選
択して、
[デバイスマネージャ]タブをクリックします。
②[サウンド、ビデオ、およびゲームのコントローラ]を選択して[プロパティ]
をクリックします。
③ 手順⑧でサウンド機能を 「 使用しない」 に設定する場合、 「 O r i g i n a l
Configuration(使用中)」のチェックボックスの印を消します。サウンド機能を
「INT41」に設定する場合、[リソース]タブをクリックして IRQ の設定を IRQ12
から IRQ10 に変更します。
④[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]を選択して、
[デバイスマ
ネージャ]タブをクリックします。
⑤[ネットワークアダプタ]の下の[LGY-98]を選択して、
[プロパティ]をクリッ
クし、
[リソース]タブをクリックして IRQ の設定を IRQ12 に変更します。
⑥ 変更後、
[OK]をクリックすると、[Windowsを終了しますか?]のメッセージが
表示されますので、[はい]をクリックします。
⑦ Windows95 が終了したら、x を押しながらパソコンをリセットし、システム
セットアップメニューを起動します。
⑧ コンピュータ本体のサウンド機能を「使用しない」または「INT41」に変更します。
⑨ システムセットアップメニューを終了すると、パソコンが再起動し、
「Windows95が起動しています.
..
」と表示されますので、すぐにキーボードの
h を押してください。
Windows95 の起動メニューが表示されますので「コマンドプロンプトのみ」を
選択してください。
⑩ DOS プロンプトの状態で再起動したら、LAN ボード設定プログラムを実行しま
す。「ボードの設定」を選択して割り込みレベルを「INT5」に変更します。
(参照 P.23「ハードウェアの設定)
⑪
LAN ボード診断プログラムを実行し、設定内容がすべて正常と表示されるこ
とを確認します。
(参照 P.109「LAN ボード診断プログラム」)
⑫ パソコンを再起動します。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 31
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
シリアルポートの設定
Windows95 上でシリアルポートが使用するドライバの設定を行います。
シリアルポートの設定は環境によって手順が異なります。当てはまるケースに
従って作業を行ってください。
Windows95がすでにセットアップされているパソコンにINDボードのシリアル
ポートの設定をする。
→「Windows95 搭載のパソコンに設定する」
Windows95のセットアップと同時にINDボードのシリアルポートの設定をする。
→「Windows95 のセットアップ中に設定する」
Windows95 搭載のパソコンに設定する
① IND ボードをパソコンの拡張スロットに挿し、パソコンの電源をオンにして
Windows95 を起動してください。
②[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して、
[ハードウェア]アイコンをダブ
ルクリックしてください。
32 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
③「ハードウェア ウィザード」が起動したら、[次へ]をクリックしてください。「新し
いハードウェアを自動的に検出しますか?」と表示されますので、
[いいえ]を選択
して[次へ]をクリックしてください。
3
④「マルチファンクションアダプタ」を選択して、[次へ]をクリックしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 33
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑤ モデル:「Extended Communication Board(PC-9861K)」を指定して、[OK]を
クリックしてください。インストールが開始されます。
⑥ インストールの途中に Windows95 の CD-ROM またはフロッピーディスクを要求
されたときは、CD-ROM または指定されたフロッピーディスクをセットしてく
ださい。CD-ROM の場合はドライブ名の ¥WIN95 を指定してください。
お使いのパソコンが W i n d o w s 9 5 のプリインストールモデルの場合は、
Windows95がインストールされているドライブの¥Windows¥OPTIONS¥CABSを指
定してください。
⑦ インストールが終了したら、
「再起動しますか?」と表示されますので[いい
え]をクリックしてください。
⑧[コントロールパネル]の中の[システム]アイコンをダブルクリックして、
「デバイスマネージャ」
タブをクリックしてください。
34 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑨「マルチファンクションアダプタ」の下にある「Extended Communication Board(PC-9861K)」
を選択して、[プロパティ]をクリックしてください。
3
⑩「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスに印がないときは、
印をつけてください。
このチェックボックスに印が
付いていることを確認する
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 35
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑪「リソース」タブをクリックしてください。
「リソースの設定」に2つ「IRQ」が表示さ
れますが、上の「IRQ」が CH2 のシリアルポートの割り込み、下の「IRQ」が
CH3 のシリアルポートの割り込みです。
[競合するデバイス]に「競合なし」と
表示されていることを確認してください。
⑫[競合するデバイス]に競合するデバイスが表示されている場合は、[リソースの設
定]から競合する IRQ を選択した後、
[設定の変更]をクリックして、競合し
ない値に変更してください。
(ただし、CH2はIRQ3、5、6、CH3はIRQ3、12、
13のいず
れかのみ選択可能)
IND-SP ボードをお使いの場合は、CH3 は存在しませんが下の「IRQ」には競合
しない IRQ を設定してください。
(実際には IRQ は使用しません)
⑬ IRQの設定値をメモしておいてください。
[OK]
をクリックしてください。IRQ
の設定を変更した場合は「Windows を終了します。」と表示されますので[は
い]をクリックしてください。表示されなかった場合はWindowsを終了してく
ださい。
⑭ Windows95 を起動してください。コントロールパネルの中の「システム」をダブル
クリックして、
「デバイスマネージャ」タブをクリックしてください。
36 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑮「マルチファンクションアダプタ」の下にある「Extended Communication Board(PC-9861K)」
に「!」マークが表示されていないことを確認してください。もし、
「!」マー
クが表示されている場合は、手順⑨から再度行ってください。
3
⑯ IND-SP ボードをお使いの場合は、「ホ ゚ ー ト(COM/LPT )」の下の「Extended
Communication Port PC-9861K(COM3)」を選択後、
[プロパティ」をクリックして、
「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスの印を消してくだ
さい。設定後、
[OK]をクリックしてください。
「×」マークがつきますが正
常です。
このチェックボックスの印を消す
⑰ Windows95 を終了してください。
⑱ INDボードを取り外し、P.9∼10「シリアル/パラレルポートの設定について」
を参照して、INDボード上のジャンパーピンの設定を先程メモした値と同じ設
定にしてください。
⑲ パソコンにINDボードを挿入後、
電源をONにしてWindows95を起動してください。
以上でインストールは完了です。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 37
Chapter3 Windows95 環境での設定
Windows95 のセットアップ中に設定する
① パソコンの電源をオンにし、Windows95 のセットアップをしてください。セッ
トアップ中に「Extended Communication Board(PC-9861K)」がインストール
されます。
② インストール後、
[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して、
「システム」ア
イコンをダブルクリックしてください。
③「デバイスマネージャ」タブをクリックしてください。
④「マルチファンクションアダプタ」の下にある
「Extended Communication Board(PC-9861K)」
を選択して、
[プロパティ]をクリックしてください。
38 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑤「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスに印がないときは
印をつけてください。
3
このチェックボックスに印が
付いていることを確認する
⑥「リソース」タブをクリックしてください。
「リソースの設定」に2つ「IRQ」が表示さ
れますが、上の「IRQ」が CH2 のシリアルポートの割り込み、下の「IRQ」が
CH3 のシリアルポートの割り込みです。INDボード上のジャンパーピンのシリ
アルポートの設定と同じ設定にしてください。(P.8 参照)
IND-SP ボードをお使いの場合は、CH3 は存在しませんが下の「IRQ」には競合
しない IRQ を設定してください。(実際には IRQ は使用しません)
⑦[OK]をクリックしてください。IRQ の設定を変更した場合は「Windows を終
了します。
」と表示されますので[はい]をクリックしてください。表示され
なかった場合は Windows を終了してください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 39
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑧ Windows95 を起動してください。コントロールパネルの中の「システム」をダブル
クリックして、
「デバイスマネージャ」タブをクリックしてください。
⑨「マルチファンクションアダプタ」の下にある
「Extended Communication Board(PC-9861K)」
に「!」マークが表示されていないことを確認してください。もし、
「!」マー
クが表示されている場合は、手順④から行ってください。
⑩ IND-SP ボードをお使いの場合は、「ホ ゚ ー ト( COM/LPT)」の下の「Extended
Communication Port PC-9861K(COM3)」を選択後、
[プロパティ」をクリックして、
「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスの印を消してくだ
さい。設定後、
[OK]をクリックしてください。
「×」マークがつきますが正
常です。
以上でリソースの設定は完了です。
40 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
ボーレート設定ユーティリティのインストール
IND には、以下のユーティリティが付属しています。ご使用のパソコンのハード
ディスクにインストールしてください。インストールは、専用のインストールプ
ログラム(INDSINST.EXE)で行います。
INDSPEED.EXE(DOS 用シリアル転送ボーレート設定ユーティリティ)
IND のシリアルポートの転送ボーレートの設定を DOS 上で行います。
INDSPEED.CPL(WINDOWS 用シリアル転送ボーレート設定ユーティリティ)
IND のシリアルポートの転送ボーレートの設定を Windows95 上で行います。
●インストールの前に SS SP
① インストール作業を安全に行うために、
ユーティリティディスクのバックアッ
プを作成してください。
※ 必ずバックアップしたユーティリティディスクの方を使用してください。
② パソコン本体に必ずWindows95のインストールを行ってからインストールして
ください。
●実行手順 SS SP
① DOSプロンプトを起動して、フロッピーディスクに
「LANボードユーティリティ
ディスク」をセットしてください。
② プロンプトが表示されたら、以下のように入力します。
B:¥INDSINST@
(下線部には、
① でフロッピーをセットしたドライブ名を指定してください)
③ インストールプログラムが起動し、以下の画面が表示されます。
各項目の選択
をして @ キーを押します。各ユーティリティが自動的にハードディスクに
コピーされインストールが完了します。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 41
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
SS
SP
DOS 用ユーティリティのインストール
DOS用のユーティリティ(INDSPEED.EXE)を A:¥INDSTOOL ディレクトリ(固
定)にコピーします。ディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成し
ます。
Windows 用ユーティリティのインストール
Windows用のユーティリティ(INDSPEED.CPL)をWindows95のシステムディ
レクトリにコピーし、
コントロールパネルアプリケーションとして登録し
ます。
Windows Printing System への対応
パラレルポートを使用する場合も「しない」を指定してください。
ボーレート設定ユーティリティのアンインストール
ボーレート設定ユーティリティをアンインストールする場合は、エクスプローラ
などを使用して、Windows95がインストールしてあるドライブの¥WINDOWS¥SYSTEM
にあるINDSPEED.CPLファイルおよび A:¥INDSTOOL ディレクトリを削除してくださ
い。
42 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
シリアルボーレートの設定について
Windows95 上から IND シリアルポートの転送ボーレートを設定します。
通信ソフトが動作しているときは、ボーレート設定ユーティリティを
起動しないでください。
3
●使用方法
① Windows95 を起動します。
②[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択してください。
③[INDボーレート設定]
アイコンをダブルクルックすると、以下のようなダイアログ
ボックスが表示されます。候補の中から選択して[設定終了]ボタンを押すと
転送ボーレートが確定されます。
[詳細設定]のラジオボタンをクリックする
とより多くの選択候補が表示されます。
SS
SP
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 43
Chapter3 Windows95 環境での設定
IND 内部でのフロー制御
Windows95 でモデム等の周辺機器を使用して、文字落ちを起こすなどの症状が出
る場合、ON にしてください。特にパソコンの処理速度が遅いとこの症状は発生
する可能性があります。
設定モード
簡易設定モード
設定可能な転送ボーレート(bps)
230400,115200,76800,57600,38400,28800,
19200,14400,9600,4800,2400,1200
230400,115200,76800,57600,46080,38400,
28800,25600,23040,19200,15360,14400,
詳細設定モード
12800,11520,9600,7680,7200,6400,
5120,4800,3600,2400,1800,1200,
900,600,450,300,150,75
INDのボーレート設定は、
ボーレート設定ユーティリティでのみ変更可
能です。
Windows95のデバイスマネージャや通信ソフトでボーレートを
設定しても無効となります。
パソコン−モデム・TA間の転送ボーレートは接続したモデムまたは
TAによって設定が異なります。各モデム・TAのマニュアルを参照
して転送ボーレートを変更してください。モデム・TAに接続して正
常につながらない場合は転送ボーレートを下げてお使いください。
44 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
モデムやTAを使ってインターネットに接続するときの注意事項
IND-SSの場合、モデム・TAがINDボードのCH2に接続されているものとします。
① INDボードを使う前に、モデム・TA本体に添付されているマニュアルを参照し
て、モデム・TA をパソコン本体の RS-232C コネクタ(COM1)と電話回線に接
続し、インターネットに接続できるか確認してください。
② INDをパソコンに取り付けた後、ドライバをインストールしてINDとモデムを
接続してください。
(P.7「Chapter2 パソコンに取り付けます」参照)
③[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択してコントロールパネルを起動し
てください。
④「システム」アイコンをダブルクリックして「デバイスマネージャ」タグをクリックして
ください。
「モデム」をダブルクリックすると、接続されているモデムが表示さ
れますので、そのモデムを選択して[プロパティ]をクリックしてください。
モデムを選択する
[プロパティ]をクリックする
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 45
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑤「モ テ ゙ ム 」タグをクリックしてください。「ホ ゚ ー ト 」で上側の「E x t e n d e d
Communication Port」を選択します。選択後、
[OK]をクリックしてください。
上側の「Extended Communication Port」
を選択する
[OK]をクリックする
⑥ ボーレート設定ユーティリティでパソコン−モデム・TA 間の転送ボーレート
を設定してください。通常、ボーレート設定は 115,200bps に設定します。
⑦ 通信ソフト上のモデムの通信速度は 9,600bps 以下に設定します。ここでは、
ダイヤルアップネットワークを使用する場合について説明します。
[スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[ダイヤルアップネットワーク]を選択して、モデム
や TA のプロパティを開いてください。
アイコンを選択して、
「プロパティ」を選択する
46 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑧ 電話番号を確認して、
[設定]をクリックしてください。
[サーバーの種類]の設
定については、接続先プロバイダへお問い合わせください。
3
クリックする
⑨ ポートは上側の「Extended Communications Port」のドライバを選択してく
ださい。最高速度は「9,600bps」に設定してください。ただし、IND ボード上
のシリアルポートは
「ボーレート設定ユーティリティ」で設定した転送速度で
動作します。設定後、
[OK]をクリックしてください。
上側の「Extended Communication Port」
を選択する(IND-SSでシリアルポートCH3
を使用するときは下側を選択する)
9,600bps に設定する
[OK]をクリックする
⑩ モデム・TA のアイコンをクリックし、
「ユーザ名」と「パスワード」を入力し
て[接続]をクリックすると、プロバイダに接続されます。接続後、ブラウザ
を起動してください。
※「9600bps で接続」と表示されますが、IND ボード上のシリアルポートは
ボーレート設定ユーティリティで設定された転送速度で通信しています。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 47
Chapter3 Windows95 環境での設定
正常にインターネットがつながらないときは
モデム・TA が検出できるかどうか、次の手順で確認してください。
IND-SSの場合、モデム・TAがINDボードのCH2に接続されているものとします。
①[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]でコントロールパネルを起動して、
「モデ
ム」アイコンをダブルクリックしてください。
ダブルクリックする
②「検出結果」タグをクリックしてください。モデムがインストールされている
ポートを選択して、詳細情報をクリックしてください。
クリックする
ポートを選択する
クリックする
48 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
③ 検出結果が表示されるか確認してください。
「モデムが応答しませんでした。
」
と表示された場合、P.22「正常に設定されないときは」を参照して、設定を確
認してください。
3
④[スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[ハイパーターミナル]を選択してください。
そこで、
「hypertrm.exe」アイコンをダブルクリックしてください。
⑤「test」などの適当な名前を入力して[OK]をクリックしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 49
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑥ 適当な電話番号を入力して[OK]をクリックしてください。
(ここへ入力した電話番号には電話をかけません)
お使いのモデムや TAのドライバが選択
されていることを確認してください。
⑦[キャンセル]をクリックしてください。
⑧ at@ と入力してください。
「OK」と表示されれば正常です。
「OK」が表示され
ない場合、P.22「正常に設定されないときは」を参照して、設定を確認してく
ださい。
50 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
接続した TA・モデムによっては、数回繰り返し at@ を入力しない
と「OK」が表示されない場合があります。又、TA・モデムの設定に
より、キー入力の表示や「OK」を表示しない設定になっている場合
もありますので、必ず TA・モデムのマニュアルを参照してください。
TA・モデムの設定値を確認しても「OK」が表示されない場合は、標
準のシリアルポート(COM1)で「OK」が表示されるか確認してくだ
さい。
それでも、インターネットに接続できない場合は、P.45「モデムや TA を使ってイ
ンターネットをするときの注意事項」の手順⑨を参照して、最高速度の設定を再
度確認してください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 51
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
パラレルポートの設定(IND-SP のみ)
本体のプリンタポートがアンフェノール14ピンの場合、
IND-SP2/Tの
パラレルポートは使用できません。
本体のプリンタポートがハーフピッチ36ピンの場合、
IND-SP2/Tのパ
ラレルポートには At Work 対応プリンタおよび双方向通信非対応のプ
リンタを接続できます。ポート名は LPT2 になります。
IRQ12(INT5)は使用できません。また、IRQ13(INT6)は通常マウス
で使用しています。そのため IND ボードのパラレルポートの割り込み
番号は、IRQ3(INT0)に設定してください。
(P.10 参照)
パラレルポートを使用しない場合は、IND-SP 上のジャンパーピンの設
定で「使用しない」に設定します。
EPSON 版 Windows95 では、パラレルポートは使用できません。
(パラレ
ル用ドライバ PC-9801-94 が入っていないため)
Windows95 上でパラレルポートが使用するドライバの設定を行います。
パラレルポートの設定は環境によって手順が異なります。当てはまるケースに
従って作業を行ってください。
Windows95がすでにセットアップされているパソコンにINDボードのパラレル
ポートの設定をする。
→「Windows95 搭載のパソコンに設定する」
Windows95のセットアップと同時にINDボードのパラレルポートの設定をする。
→「Windows95 のセットアップ中に設定する」
Windows95 搭載のパソコンに設定する
① IND-SPT/2 をパソコンの拡張スロットに挿し、パソコンの電源をオンにして
Windows95 を起動してください。
52 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
②[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して、
[ハードウェア]アイコンをダブ
ルクリックしてください。
3
③「ハードウェア ウィザード」が起動したら、[次へ]をクリックしてください。「新し
いハードウェアを自動的に検出しますか?」と表示されますので、
[いいえ]を選択
して[次へ]をクリックしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 53
Chapter3 Windows95 環境での設定
④「ポート(COM/LPT)」を選択して、[次へ]をクリックしてください。
⑤ モデル:
「プリンタポートPC-9801-94」を指定して、
[OK]をクリックしてください。
インストールが開始されます。
⑥ インストールの途中に Windows95 の CD-ROM またはフロッピーディスクを要求
されたときは、CD-ROM または指定されたフロッピーディスクをセットしてく
ださい。CD-ROM の場合はドライブ名の ¥WIN95 を指定してください。
お使いのパソコンがWindows プリインストールの場合は、Windows95 がインス
トールされているドライブの ¥Windows¥OPTIONS¥CABS を指定してください。
⑦ インストールが終了したら、
「再起動しますか?」と表示されますので[はい]
をクリックしてください。
54 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑧ Windows95 の再起動後、
[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して、
[シ
ステム]アイコンをダブルクリックしてください。
3
⑨「デバイスマネージャ」タブをクリックしてください。
「ポート(COM/LPT)」の下にある
「プリンタポートPC-9801-94(LPT2)」を選択して、
[プロパティ]をクリックしてくだ
さい。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 55
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑩「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスに印をつけてくだ
さい。
⑪「リソース」タブをクリックしてください。
「競合するデバイス」に「競合なし」と表
示されていることを確認してください。
⑫[競合するデバイス]に競合するデバイスが表示されている場合は、[リソースの設
定]の中の「IRQ」を選択した後、
[設定の変更]をクリックして、競合しない
値に変更してください。
※ IRQ12(INT5)は使用できません。また、IRQ13(INT6)は通常マウスで使
用しています。IRQ3(INT0)に設定してください。IRQ3(INT0)が他のデ
バイスで使用している場合はそのデバイスの割り込み番号を変更してくだ
さい。
⑬ IRQの設定値をメモしておいてください。
[OK]
をクリックしてください。IRQ
の設定を変更した場合は「Windows を終了します。」と表示されますので[は
い]をクリックしてください。表示されなかった場合はWindowsを終了してく
ださい。
⑭ Windows95 を終了したら、IND ボードを取り外してください。
⑮ P.9「シリアル/パラレルポートの設定について」を参照して、IND ボード上
のジャンパーピンの設定を手順⑬でメモした値と同じ設定にしてください。
⑯ パソコンに IND ボードを挿入後、電源を ON にして Windows95 を起動してくだ
さい。
以上でインストールは完了です。
56 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
Windows95 のセットアップ中に設定する
① パソコンの電源をオンにし、Windows95のセットアップをしてください。セッ
トアップ中に「プリンタポートPC-9801-94」がインストールされます。
② インストール後、
[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]を選択して、
「システム」ア
イコンをダブルクリックしてください。
③「デバイスマネージャ」タブをクリックしてください。
④「ポート(COM/LPT)」の下にある「プリンタポートPC-9801-94(LPT2)」を選択して、
[プ
ロパティ]をクリックしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 57
3
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑤「Original Configuration(使用中)
」のチェックボックスに印をつけてくだ
さい。
⑥「リソース」タブをクリックしてください。IND ボード上のジャンパーピンで指定
したパラレルポートの設定と同じ設定にしてください。
※ IRQ12(INT5)は使用できません。また、IRQ13(INT6)は通常マウスで使
用しています。そのため、IND ボードのパラレルポートは、IRQ3(INT0)に
設定してください。
⑦[OK]をクリックしてください。IRQの設定を変更した場合は「Windows を終
了します。
」と表示されますので[いいえ]をクリックしてください。
⑧「ポート(COM/LPT)」の下に「プリンタポートPC-9801-94(LPT3)」が表示されていると
きは選択をして、
[削除]をクリックしてください。
58 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
⑨[OK]をクリックしてください。
「今すぐ再起動しますか?」と表示されたと
きは「はい」をクリックしてください。表示されなかった場合は Windows を再
起動してください。
⑩ Windows95 を起動してください。
以上でリソースの設定は完了です。
3
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 59
Chapter3 Windows95 環境での設定
At Work 対応プリンタを使用する場合
IND-SP2/T のパラレルポートには、双方向通信に非対応のプリンタと At Work 対
応プリンタ(NEC 製 PC-PR1000E/4W/EW,PC-PR2000/6W/4W)が接続できます。
本体のプリンタポートがアンフェノール14ピンコネクタの場合、パラ
レルポートは使用できません。
ジャンパーピンの確認
IND を取り付ける前に、P.10 を参照してパラレルポート用レジスタのアドレス設
定が、初期設定値であることを確認してください。
ドライバのインストール
以下の手順によりプリンタをインストールしてください。
① パソコンの電源を OFF にして、IND-SPT/2 と At Work プリンタをプリンタケー
ブルで接続してください。
② パソコンとプリンタの電源を ON にしてください。
③ Windows95が起動すると、自動的にドライバのインストールが開始されますの
で、画面にしたがってインストールしてください。
※ インストール途中に「プリンタが見つかりません」と表示されたら、[マ
ニュアルインストール]をクリックし、ポートを「LPT2」にしてからイン
ストールを続行してください。
④ インストールが終了した後、
[コントロールパネル]−[プリンタ]の中にあ
る、インストールしたプリンタドライバを選択して、nを押して一度削除し
てください。
⑤ Windows95 を再起動してください。再起動後、
「Windows Printing System」の
ドライバディスクのディスク1をフロッピードライブに入れて、その中の
「SETUP」を実行して、もう一度ドライバをインストールしてください。以上
で、At Work 対応プリンタのドライバのインストールは完了です。
60 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter3 Windows95 環境での設定
Q&A情報
Q.IND-SP において[デバイスマネージャ]−[ポート(COM/LPT)]の中の Extended
Communications Port PC-9861Kの2つめのドライバにIRQの競合がないのに!
が付けられています。このままでINDボードのシリアルポートは使用できるの
でしょうか?
A.使用できます。
(IND-SP のシリアルポートは1ポートしか使用できません。)
もともと、PC-9861K ボードはシリアルポートが 2 つの製品です。IND-SP はシ
リアルポートが1ポートですので2つめのドライバを無効にしてください。
※ 無効にするには、
「Extended Communications Port PC-9861K」の2つめ
のドライバのプロパティで Original Configuration のチェックボックス
の印を消しておいてください。
Q.使用しない/使用できない Extended Communications Port PC9861K は消去
できないのですか?
A.PC9861K ボードはシリアルポートが2ポートの製品ですので、どちらか一方
を消去するのは不可能です。消去する場合は[デバイスマネージャ]−[マルチファンクショ
ンアダプタ]の中の[Extended Communications Board(PC-9861K)]を消去して
ください。ただし、この場合 PC-9861K のポートが2つとも消去されてしまい
ます。
Q.IND-SSでシリアルポートの片方のポートだけ使用できるように設定できますか?
A.できます。IND ボード上のジャンパーピンの設定で片方のポートを「使用し
ない」にすると、Windows95 がシリアルポートを認識できなくなる場合があり
ます。その場合は、以下の手順で設定してください。
1. INDボード上のジャンパーピンの設定でCH2、CH3とも使用する設定にして
ください。使用しないポートも適当な設定に使用してください。
2. パソコンに IND ボードを装着して、Windows95 を起動してください。
P.32「シリアルポートの設定」を参照してインストールをしてください。
3.「ポート(LPT/COM)」の下にある「Extended Communication Port」の使用し
ない COM ポートを選択して[プロパティ]をクリックしてください。
4.「Original Configulation」
のチェックボックスの印を削除してください。
[OK]をクリックしてください。
5. Windows95 を終了して、パソコンの電源をOFF にした後、INDボードを取り
出してください。IND ボード上の使用しないシリアルポートのジャンパー
ピンを「使用しない」に設定してください。
6. IND ボードを取り付けて、Windows95 を起動すれば設定は完了です。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 61
3
MEMO
Chapter 4
Windows3.1/DOS
環境での設定
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
LAN ポートの設定
パソコンに IND ボードを取り付けたら、LAN ポートの設定とネットワークの設定
を行います。
なお、Windows3.1 のパソコンの場合でも、作業は DOS 上で行います。
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られていることを確認してください。
設定の手順
① パソコンの電源をオンにし、Windows が起動する場合は Windows を終了して、
DOS プロンプトの状態にします。
② フロッピードライブ(例:B)に「LAN ボードユーティリティ」をセットし、次の
ように入力します。
B:¥>LGYSETUP @
1 台のパソコンに LAN/IND ボードを複数枚取り付けて使用するときは、
必ず 1 枚ごとに取り付けて LAN/IND ボードの設定を行ってください。
③ LAN ボード設定プログラムのメインメニューが表示されたら、【1. ボードの設
定】を選択します。
LGY-98 設定プログラム
Ver.X.xx
MELCO Inc.JAPAN
<メインメニュー>
処理を選択してください
1. ボードの設定
2. 設定ファイルの生成
0. 終了
選択:↑・↓
64 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
決定:Enter
終了:Esc
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
④ リソース(I/O ポートアドレス、INT)の設定内容が表示されます。
LGY-98 設定プログラム
Ver.X.xx
MELCO Inc. JAPAN
<ボードの設定>
設定変更する項目を選択してください。
ボートの番号
I/O ポートアドレス
割り込みレベル
コネクタ選択
00D0h
INT 0
変更できません
ボート 1
⑤ 設定したいリソースの内容(I/0ポートアドレス、INT)にカーソルを合わせて、
@ を押します。
⑥ ポップアップウィンドウに値の一覧が表示されます。変更したい値にカーソ
ルを合わせて @ を押します。選択できないリソースの値はほかのデバイス
が使用しています。
選択できる範囲は次のとおりです。
I/O ポートアドレス
00D0h / 10D0h / 20D0h / 30D0h / 40D0h /
50D0h / 60D0h / 70D0h
割り込みレベル(INT)
0 / 1 / 2 / 5
割り込み番号(IRQ)と割り込みレベル(INT)の関係は次のようになって
います。
割り込みレベル
割り込み番号
INT 0
IRQ 3
INT 1
IRQ 5
INT 2
IRQ 6
INT 5
IRQ 12
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 65
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
⑦ 設定が終了したら v を押してください。設定変更の処理が行われます。任
意のキーを押すとメインメニューに戻ります。
⑧
v を押して LAN ボード設定プログラムを終了します。
⑨ パソコンをリセットして、Windows を再起動します。
⑩ 「LAN ボード診断プログラム」の手順に従って LAN ボード診断プログラムを実
行し、
設定が正しく行われているかどうか確認してください。設定が正しく行
われていれば、LAN ポートの設定は完了です。正しく行われていない場合は、
手順①から設定をやり直してください。
(参照P.109「LANボード診断プログラ
ム」)
INDボードが正しく取り付けられているにも関わらず、LANボード設定
プログラム起動時に「...ボードが装着されていません」のメッセージ
が表示される場合は、パソコンに取り付けられている他の拡張ボード
と I/O ポートアドレスが重複していることが考えられます。
この場合は、他のボード(またはポート)が使用する I/O ポートアド
レスを変更するか、一度他の拡張ボードを取り外してから LAN ポート
の I/O ポートアドレスを変更してください。
LANポートの割り込みレベルを未使用の設定にするには、
以下の手順を
行ってください。
① パソコンの電源をオンにし、Windows が起動する場合は Windows を
終了して、DOS プロンプトの状態にします。
② フロッピードライブ(例:B)に「LAN ボードユーティリティ」を
セットし、次のように入力します。必ず大文字で入力してくださ
い。
B:¥>LGYSETUP NOTSET@
③ 画面の指示に従って @ キーを押してください。
66 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
設定ファイルの生成
INDボードを次の条件で使用する場合のみ、LANポートの設定の後にドライバの設
定ファイル(LGY98.INS および NET.CFG)を生成する必要があります。
NetWare Lite J / Personal NetWare J を使用する
NetWare 4.1J / 3.12J / 3.11J クライアントで ODI ドライバを使用する
設定ファイルの生成には「LANボードユーティリティ」のバックアップディスクが
必要です。ディスクは書き込み可の状態にしておいてください。
設定ファイルの生成時には、
「LANボードユーティリティ」にデータの書
き込みを行います。
「LANボードユーティリティ」は必ずバックアップを
作成し、作業にはバックアップしたディスクを使用してください。ま
た、フロッピーディスクを書き込み可にしておいてください。
① LAN ボード設定プログラムのメインメニューから、
[2. 設定ファイルの生成]
を選択してください。次のメニューが表示されます。
LGY-98 設定プログラム Ver.X.xx
MELCOInc. JAPAN
使用するネットワーク OS を選択してください
1. NetWare 3.12J
2. NetWare 3.11J
3. NetWare Lite J
選択:↑・↓
決定:Enter
終了:Esc
② 使用するネットワーク OS を選択して @ を押すと、現在の LAN ポートの設定
内容が表示されます。
(NetWare 4.1J / Personal NetWare J を使用するとき
は「1.NetWare 3.12J」を選択してください)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 67
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
③ 書き込み先のパス名を入力するウィンドウがオープンします。デフォルトはカ
レントドライブのカレントディレクトリです。変更しないで@を押してくだ
さい。
書き込みが完了すると、
「設定ファイルを生成しました」とメッセージが表示さ
れます。
④ 任意のキーを押してください。メインメニューに戻ります。
⑤ メインメニューで[0. 終了]を選択して、プログラムを終了します。
NET.CFG ファイルについて
NET.CFG ファイルは、ODI ドライバの動作環境を定義するテキストファイルです。
LAN ボードの設定に関する情報を記述します。記述方法と例は次の通りです。
LINK DRIVER ドライバ名
LANボードの設定情報を記述するセクションの見出しです。
必ず行の先頭桁か
ら記述してください。ドライバ名は、
「LGY98」と記述してください。
オプション
ドライバのデフォルト設定を変更するための記述です。
オプションはセクショ
ン行の下に記述し、行の先頭にはスペースかタブを必ず挿入してください。
文字列の直前にセミコロン(;)がある行は、コメント行として扱われます。
「INT」
割り込みレベル(IRQ)を指定します。
NET.CFG ファイルの「INT」のデフォルトは3ですが、INDのLAN ポー
トの割り込みレベル(IRQ)のデフォルトは 6 ですので、必ず設定
ファイルの生成をしてください。
割り込み番号(IRQ)と割り込みレベル(INT)の関係は次のようになって
います。
割り込みレベル
割り込み番号
INT 0
IRQ 3
INT 1
INT 2
IRQ 5
IRQ 6
INT 5
IRQ 12
68 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
「PORT」
I/O ポートアドレスを 16 進数で指定します。デフォルトは
00D0 です。
「FRAME」
ボードが使用するフレームタイプを指定します。フレーム
タイプはNetwareサーバ側で設定されているものに合わせて
ください。
Netware3.11Jでは、フレームタイプのデフォルトは802.3で
す。設定の際には注意してください。
指定できるフレームタイプは次の通りです。
Ethernet_802.2
Ethernet_802.3
Ethernet_II
Ethernet_SNAP
<記述例>
LANポートの設定がINT 2(IRQ 6)、I/Oポートアドレス00D0
のとき
LINK DRIVER LGY98
INT 6
PORT 00D0
FRAME Ethernet_802.2
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 69
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
簡単 WEB を使用して LAN 環境を設定するとき
簡単 WEB は、名前のとおり簡単インストールで気軽に使えるピアツーピアのネッ
トワークOSです。ケーブルやハブなどを購入するだけで、ネットワーク環境を構
築できます。
必要なもの
LAN ボードユーティリティディスク
簡単 WEB ユーザーズマニュアル
ケーブル(別売品 ETP ケーブル)・ハブ(別売品 LHB S4/S8)など
インストールの手順については、
「簡単 WEBユーザーズマニュアル」を参照してく
ださい。
簡単 WEB をインストールする際は、IND を LGY-98 としてインストールしてくださ
い。また、本文中の「簡単 WEB ユーザーズマニュアル」は「LAN ボードユーティ
リティ」に読み替えてください。
別途購入するケーブル・ハブなどは、LANボードの種類や構築するネッ
トワークの種類によって異なります。
「Chapter2 パソコンに取り付け
ます」を参照して、必要なものを購入してください。
70 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare 4.1J クライアントマシンとして設定する
(NetWare4.1J の添付ディスク使用)
NetWare 4.1J クライアントのインストール手順
インストールの手順は、NetWare 4.1Jに添付されているマニュアルを参照してく
ださい。
① NetWare 4.1J に添付されている「NetWare Client for DOS and MS-Windows
Disk1 PC-9800」ディスクをフロッピードライブ(例:B)に挿入して、以下
のコマンドを実行してください。
A:¥>B:@
B:¥>SET NWLANGUAGE=NIHONGO
B:¥>INSTALL
② 画面に表示されている手順に従って、ステップ1∼4を実行してください。
③ ステップ5の「ネットワークボードのドライバを選択してください」を選択し
て、@ を押してください。
④ ネットワークボードの一覧が表示されるので、「他のドライバ」を選択して、
フロッピードライブに「LAN ボードユーティリティ」を挿入してください。
⑤「ドライバディスクの挿入」の画面が表示されるので、パス名にフロッピード
ライブ名を入力してください。
(例 B:¥)
⑥「MELCO LGY-98」が表示されるので、選択して @ を押してください。
⑦「LAN ドライバの設定画面」が表示されるので、必要に応じて各項目を変更し
てください。これでよければ、v を押してください。
⑧ ステップ6を選択して、@ を押すとインストールが開始されます。
以後は、NetWare 4.1J に添付されているマニュアルを参照してください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 71
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare3.12J クライアントマシンとして設定する
(NetWare3.12J の添付ディスク使用)
① WSINST を起動します。
フロッピードライブに NetWare3.12J の「WSDOS_1 NEC」ディスクをセットして
次のコマンドを実行してください。
<例>フロッピードライブが B ドライブの場合
A:¥>B:
B:¥>WSINST@
画面に表示されている手順に従って、ステップ 1 ∼ 4 を指定してください。
② ネットワークボード用のドライバを選択します。
ステップ 5 を選択し、@ を押します。
ディスクを「LAN ボードユーティリティ」に入れ替えて @ を押します。
③ ネットワークボードの一覧が表示されますので、「MELCO LGY-98」選択します。
LAN カードの設定を確認したら、v を押してメイン画面に戻ります。
④ インストールを実行します。
ステップ6を実行し、@を押します。画面に表される手順に従って操作してく
ださい。
72 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare3.11J クライアントマシンとして設定する
(IPX ドライバ使用)
IPX ドライバについての詳細は、
「NetWare 3.11J インストレーションマニュア
ル」を参照してください。
IPX.COM の生成
IPX.COM を生成するためには次のものが必要です。実行前に用意しておいてくだ
4
さい。
「WSGEN-PC98 ディスク」(NetWare 3.11J に添付のフロッピーディスク)の
バックアップ
「LAN ボードユーティリティ」のバックアップ
IPX ドライバのインストール作業中には、「WSGEN-PC98 ディスク」
「 LAN
ボードユーティリティ」にデータの書き込みを行います。
それぞれ必ず
バックアップを作成し、作業にはバックアップしたディスクを使用し
てください。
①「WSGEN-PC98 ディスク」をフロッピードライブ(例:B)にセットし、次のように
入力してください。
B:¥>WSGEN @
② 起動画面で @ を押し、処理を続行してください。
③ LAN ボードのリストが表示されますので、m を押してください。
④ フロッピードライブに「LAN ボードユーティリティ」をセットして、@ を押
してください。
⑤ 追加表示された[MELCO LGY-98 Driver v1.xxEC]にカーソルを合わせて@
を押してください。
フロッピードライブが2基のパソコンの場合は、もう一方のフロッピー
ドライブ(例:C)に「LANボードユーティリティ」をセットしてください。
以降の操作でフロッピーディスクの入れ替え作業が不要になります。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 73
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
⑥ 環境オプションとして I/O ポートアドレスがリスト表示されます。現在 LAN
ボードに設定している I/O ポートアドレスにカーソルを合わせて @ を押し
てください。
⑦ フロッピードライブに「WSGEN-PC98」ディスクをセットし、v を押してく
ださい。
⑧ 一覧表示されたマシンタイプの中から、
[NEC PC98 or H98]にカーソルを合
わせて @ を押してください。
⑨ 表示されたLANボードの情報を確認して、"Yes"の行で@を押してください。
⑩ "Insert disk LAN_DRV_918 in any drive" のメッセージが表示されたら、
「WSGEN-PC98 ディスク」と「LAN ボードユーティリティ」を入れ替えて @ を押
してください。
⑪ "Insert disk WSGEN in any drive" のメッセージが表示されたら、
「LAN ボー
ドユーティリティ」と「WSGEN-PC98 ディスク」を入れ替えて @ を押してくだ
さい。
⑫ "指示されたドライバおよび環境によるワークステーションソフトウェアの生
成が完了しました " のメッセージが表示されたら、@ を押してください。
以上の作業で、
「WSGEN-PC98ディスク」にLANボード用のIPX.COMが生成されます。
IPX ドライバのインストール
「IPX.COM の作成」で使用したWSGEN-PC98 ディスクから、次のファイルを任意のド
ライブ / ディレクトリにコピーしてください。
IPX.COM
NETX.COM/EMSNETX.EXE/XMSNETX.EXE のうちいずれか
<実行例>
AドライブにNetWareディレクトリを作成し、IPX.COMとNETX.COMを
コピーする場合
A:¥>MD NETWARE
A:¥>CD NETWARE
A:¥NETWARE>COPY B:IPX.COM
A:¥NETWARE>COPY B:NETX.COM
74 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
起動方法
ドライバをインストールしたマシンは、次のように起動してください。
(コマンド
を AUTOEXEC.BAT などのバッチファイルに記述してもかまいません。
)
A:¥>IPX
← IPX ドライバの常駐
Novell IPX/SPX v3.xx Rev. K(91XXXX)
(c) Copyright 1985, 1991 Novell Inc. All rights Reserved.
LAN Option: MELCO LGY-98 Driver v1.xxEC (93xxxx)
Hardware Configutation: IRQ = 3, I/O Address = 00D0h
A:¥>NETX ←ワークステーションシェルの実行(NetWare サーバの接続)
NetWare V3.XX - DOS/V 用ワークステーションシェル V.x(92xxx)
・
・
Running on DOS Vx.xx
接続しているサーバ:MELCO
96-xx-xx 09:30:10
インストール後に LAN ボードの設定を変更した場合
IPXドライバのインストール後にLANボードのI/Oポートアドレスの設定を変更し
た場合は、再度 IPX.COM を作成してください。
割り込みレベルを変更した場合は特に何もする必要はありません。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 75
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare3.12J サーバとして設定する
ドライバのインストール
「NetWare3.12J インストールマニュアル」も併せて参照してください。
① フロッピードライブ(例:B)に「LAN ボードユーティリティ」をセットし、ド
ライバをあらかじめハードディスクにコピーします。
<例>
A:¥>COPY B:¥NW312J¥LGY98SV.LAN
A:¥ @
② サーバのインストールの途中でr を押しながら vを押し、プロンプト
を表示させます。
③ 次のように入力してドライバをロードします。
(サーバ名は「MELCO」
とします)
MELCO: LOAD A:¥LGY98SV @
MELCO LGY98SV.LAN cannot be loaded until ETHERTSM is loaded.と
いうエラーメッセージが表示された場合は、NetWareのマニュアルを参
照するか、ノベル認定リセラーへお問い合わせください。
④ 割り込み番号、I/Oポートアドレスを設定する画面が表示されます。各項目に
は出荷時設定値が入力されています。
必要に応じて設定した値に変更してくだ
さい。
⑤ BIND コマンドを使用してサーバドライバを IPX にバインドします。
<実行例>
MELCO:BIND IPX TO LGY98SV @
⑥ BIND コマンドを実行すると、ネットワーク番号を入力するようメッセージが
表示されるので、
使用するネットワークのネットワーク番号を入力してくださ
い。
⑦ バインド作業が終了すると、ワークステーションからサーバに接続することが
可能になります。インストールの済んでいるワークステーションがあれば、ワー
クステーションよりサーバに接続できるかどうかテストしてください。
76 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
AUTOEXEC.NCF の作成
サーバ内のAUTOEXEC.NCFを使用すると、サーバ起動時にサーバのドライバのロー
ドを自動実行できます。AUTOEXEC.NCF は次の手順で作成できます。
① NetWare の INSTALL プログラムを実行します。
②[システムオプション]メニューを選択します。
③[AUTOEXEC.NCF ファイルの生成]を選択します。入力したコマンド行が表示さ
れますので、確認後保存してください。作成したAUTOEXEC.NCFファイルを変更
したい場合には、[AUTOEXEC.NCF ファイルの編集]を選択します。
サーバドライバのロード時のオプションについて
ロード時には次のオプションを指定することができます。
「INT」
割り込み番号(IRQ)を指定します。
NET.CFG ファイルの「INT」のデフォルトは 3 ですが、IND の LAN
ポートの割り込みレベル(IRQ)のデフォルトは 6 ですので、必
「PORT」
ず LAN ポートの設定と合わせてください。
I/O ポートアドレスをを 16 進数で指定します。デフォルトは
OOD0 です。
「FRAME」
ボードが使用するフレームタイプを指定します。フレームタイ
プは Netware サーバ側で設定されているものに合わせてくださ
い。N e t w a r e 3 . 1 1 J では、フレームタイプのデフォルトは
Ethernet_802.3 です。設定の際には注意してください。
「NAME」
1 枚の LAN ポートに複数の FRAME を割り当てた場合、プロトコル
とのバインドを行うための名前を定義します。
<フレームタイプを 2 つ使用するときの LOAD と BIND の記述例>
LOAD A:¥LGY98SV INT=3 PORT=00D0 FRAME=Ethernet_802.3 NAME=LGY98_8023
LOAD A:¥LGY98SV INT=3 PORT=00D0 FRAME=Ethernet_802.2 NAME=LGY98_8022
BIND IPX TO LGY98_8023 NET=XXXXXXXX
BIND IPX TO LGY98_8022 NET=YYYYYYYY
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 77
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
マイクロソフト LAN マネージャのクライアントとして設定する
(NDIS ドライバ v2.01)
NDISドライバ(v2.01)を使用してマイクロソフト LANマネージャのクライアント
マシンとして設定する方法について説明します。
ディレクトリとファイルの構成
「LAN ボードユーティリティ」の MSLANMAN.DOS 下のディレクトリ構成は、次の通り
です。このディレクトリ構成は、LANマネージャのインストール時に使用する「補
助ドライバディスク」に合わせてあります。
¥
MSLANMAN.DOS
DRIVERS
ETHERNET
LGY98
LGY98.DOS
LGY98.SIS
PROTOCOL.INI
NIF
LGY98.NIF
「LAN ボードユーティリティ」で 提供されるドライバファイルは以下の通りです。
LGY98.DOS
MS-DOS 用 NDIS ドライバ(LAN マネージャのサーバでは使用でき
ません)
また、NDISドライバのインストールを行うために使用するファイルは以下の通り
です。
PROTOCOL.INI プロトコルマネージャ設定ファイル
LGY98.NIF
ドライバ情報ファイル
LGY98.SIS
インストール用ファイル
78 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
インストール
LAN マネージャのセットアップ中にドライバをインストールする
① LAN マネージャのセットアップ中に、ドライバ選択の画面が表示されます。ド
ライバの一覧から「その他のドライバ」を選択します。
② 「LAN ボードユーティリティ」をセットするようメッセージが表示されたら、
「LAN ボードユーティリティ」をフロッピードライブにセットします。
③ ドライバの選択画面が表示されたら、ドライバの一覧から LGY-98 を選択しま
す。ネットワークプロトコルは、サーバのプロトコルと同じものを選択しま
す。
すでにLANマネージャがセットアップされている環境にドライバをインス
トールする
① LAN マネージャがセットアップされているディレクトリで、LAN マネージャの
SETUP ユーティリティを実行します。
② メニューから[表示 / 変更]を選択します。
④ 現在の設定が表示されています。
[設定削除]を選択して内容を削除します。
⑤ [新規設定]を選択します。ドライバの設定画面が表示されたら、
「LAN マネー
ジャのセットアップ中にドライバをインストールする」を参照してインストー
ルを行います。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 79
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
PROTOCOL.INI ファイルについて
PROTOCOL.INI ファイルのドライバセクションに使用できるエントリと値は、次の
とおりです。
エントリ
単位
指定可能な値
LAN ポートのデフォルト
デフォルト
DRIVERNAME
−
LGY98$
−
−
00D0
0x00D0
6
3
I0BASE
16 進数 0x00D0,0x10D0,0x20D0
0x30D0,0x40D0,0x50D0
0x60D0,0x70D0
INTERRUPT
整数
3,5,6,12
エントリの意味は、次のとおりです。
DRIVERNAME
N D I S ドライバのドライバ名を識別します。必ず半角大文字で
"LGY98$" と記述してください。
IOBASE
I/O ポートアドレスを指定します。デフォルトは 0x00D0 です。
INTERRUPT
割り込みレベル(IRQ)を指定します。デフォルトは 3 です。
LAN ポートのデフォルト設定は IRQ6 ですが、PROTOCOL.INI ファ
イルのデフォルトは IRQ3 です。LAN ポートの設定に合わせてく
ださい。
割り込み番号(IRQ)と割り込みレベル(INT)の関係は次のようになっ
ています。
割り込みレベル
割り込み番号
INT 0
IRQ 3
INT 1
IRQ 5
INT 2
INT 5
IRQ 6
IRQ 12
80 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
数値の前に「0x」を指定すると 16 進数の表記になります。
<記述例>
(LANボードの設定がINT0(IRQ 3)、I/Oポートアドレス00D0hのとき)
[LGY98_NIF]
;MELCO LGY-98 Ethernet NDIS Driver
DRIVERNAME=LGY98$
IOBASE=0x00D0
INTERRUPT=3
4
Microsoft CD-ROM Extention(MSCDEX.EXE)を使用する場合は、
AUTOEXEC.BATのLANマネージャに関する記述の後にMSCDEX.EXEを記述
してください。
<記述例>
NET START WORKSTATION
LOAD NETBEUI
MSCDEX
NDIS ドライバについて
NDIS(Network Driver Interface Specification)は、データリンク層
とLANボードの通信に関して、マイクロソフト社と3Com社が定めたイン
タフェースの規約です。
本製品は、NDIS2.01 MACドライバの仕様を満たしており、マイクロソフ
ト LANマネージャクライアントソフトウェアおよびNDIS ドライバ対応
の各種アプリケーションを利用できます。LANマネージャのサーバには
使用できません。
また、マイクロソフト WindowsNT Server 3.5/3.51/4.0 付属の LAN マ
ネージャクライアントソフトウェアを使用することにより、WindowsNT
Server 3.5/3.51/4.0 に接続することができます。
LANマネージャ以外で使用される場合のインストール方法については、
各ソフトウェアメーカーにお問い合わせください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 81
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
パケットドライバを使用して設定する
起動書式
パケットドライバの起動書式は次のとおりです。
LGYPKT packet_int_no < int_level > < io_addr >
packet_int_no
パケットドライバで使用するソフトウェア割り込みレベル
を 16 進数で指定します。0x60 から 0x80 の範囲で、使用して
いない割り込みを指定します。通常は 0x60 を選択します。
int_level
LAN ボードに設定されている割り込み番号(IRQ)を 10 進数
で指定します。デフォルトは 6 です。
割り込み番号(IRQ)と割り込みレベル(INT)の関係は次のようになっ
ています。
io_addr
割り込みレベル
割り込み番号
INT 0
IRQ 3
INT 1
INT 2
IRQ 5
IRQ 6
INT 5
IRQ 12
I / O ポートアドレスを 1 6 進数で指定します。デフォルトは
Ox00D0 です。
数値の前に「0x」を指定すると 16 進数の表記になります。
82 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
手順
① 「LAN ボードユーティリティ」の ¥PKTDRV¥LGYPKT.COM をハードディスク(例:
A)にコピーします。
② DOS プロンプトの状態で、次のように入力します。
<例>LANポートの設定がINT 2(IRQ 6)、I/Oポートアドレス 00D0のとき
A:¥ >LGYPKT 0x60 6 0x00D0
4
パケットドライバについて
パケットドライバは、米国の FTP Software 社が提案し、クラークソ
ン大学で開発されたフリーソフトウェアです。現在 Crynwr Software
社がサポートを行っています。
本製品は、Crynwr Packet Driver Collection で提供されているパ
ケットドライバソースを元に開発されました。パケットドライバに対
応した各種アプリケーションが利用できます。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 83
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare Lite J のネットワークマシンとして設定する
ドライバのインストール
次の手順で NetWare Lite J に ODI ドライバを組み込むことができます。
パソコンにSHARE.EXEが組み込まれていると、インストール時に「ディ
スクがセットされていません」というメッセージが表示され、インス
トールを正常に行うことができません。インストール時にはSHARE.EXE
の常駐を解除してください。SHARE.EXEがAUTOEXEC.BATに組み込まれて
いる場合にはSHARE.EXE に関する記述を削除(またはREMコマンドなど
でコメント扱いにする)して、パソコンを再起動してください。
① 「設定ファイルの生成」を参照して、LGY98.INS を生成してください。
(参照 P.67「設定ファイルの生成」)
② フロッピードライブに「NetWare Lite J インストールディスク」をセットし、
次のように入力します。
B:¥>INSTALL @
③ メインメニューが表示されたら、
[クライアント]
[サーバ]
[両方]のいずれか
を選択します。以後画面の指示に従って手順 1 ∼ 2 と進んでください。
④ STEP3 の[ネットワークインタフェースカード]で @ を押してください。
⑤ 画面上にインタフェースカードが一覧表示されます。]キーを押して一覧の
最後にある[* その他のカード]を選択し、@ を押してください。
⑥「LAN ボードユーティリティ」と「NetWare Lite J インストールディスク」を入
れ換えて v を押してください。
⑦ 表示された ODI ドライバのリストから[LGY98.COM]を選択します。
⑧ 設定内容が表示されたら、確認後 v を押してください。
⑨ 以後は画面のメッセージに従って、ディスクを入れ換えてください。
84 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
NetWare Lite 使用のため①の作業を行った後、ODI ドライバを使用し
て NetWareクライアントおよびPersonal NetWare J をお使いになる
ときは、LANボード設定プログラムで設定ファイル(LGY98.INS)を再度生
成してください。
Microsoft CD-ROM Extention(MSCDEX.EXE)を使用する場合は、
AUTOEXEC.BAT の STARTNET.BAT の記述の後に MSCDEX.EXE を記述して
ください。
4
<記述例>
CALL STARTNET
MSCDEX
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 85
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
Personal NetWare J のネットワークマシンとして設定する
ドライバのインストール
Personal Nerware J インストール時にネットワークカード設定画面が表示され
たら、次のように操作します。その他の手順は「Personal NetWare J インストール
ガイド」を参照してください。
Windows上からインストールするときのLANポートの指定方法は次のとおりです。
①「その他のドライバ」をクリックします。
② 「LANボードユーティリティ」ディスクをフロッピードライブにセットします。
セットしたドライブ名をダイアログボックスに入力し、[OK]ボタンをクリック
してください。
③ [1次インタフェースカード]の下向き矢印をクリックし、LGY-98を選択してく
ださい。
以後は画面の指示に従って、ディスクを入れ換えてください。
Personal NetWare J インストールガイドの最後で、LAN ドライバをインストー
ル先のドライブにコピーします。画面の指示に従って、
「LANボードユーティリティ」
ディスクを再度フロッピードライブにセットします。 以降の画面は「 P e r s o n a l
NetWare J インストールガイド」に従ってください。
86 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
シリアルポートの設定
シリアルポートのドライバについて
Windows3.1 上で、IND のシリアルポートを使用する場合、RS-232C ドライバは
Windows3.1 標準の comm.drv を使う必要があります。Windows3.1 をインストール
したディレクトリにある system.iniファイルの[BOOT]セクションの中の設定で
commm.drv=comm.drv の記述があるか確認してください。
ボーレート設定ユーティリティのインストール
IND には、以下のユーティリティが付属しています。ご使用のパソコンのハード
ディスクにインストールしてください。インストールは、専用のインストールプ
ログラム(INDSINST.EXE)で行います。
INDSPEED.EXE(DOS 用シリアル転送ボーレート設定ユーティリティ)
IND のシリアルポートの転送ボーレートの設定を DOS 上で行います。
INDSPEED.CPL(WINDOWS 用シリアル転送ボーレート設定ユーティリティ)
IND のシリアルポートの転送ボーレートの設定を Windows3.1 上で行います。
●インストールの前に SS SP
① インストール作業を安全に行うために、MS-DOSのDISKCOPY コマンドなどを使
用して、ユーティリティディスクのバックアップを作成してください。
※ 必ずバックアップしたユーティリティディスクの方を使用してください。
② Windows 用ユーティリティをインストールする場合は、パソコン本体に必ず
Windows3.1 のインストールを行ってからインストールしてください。
●実行手順 SS SP
① MS-DOSを起動して、フロッピーディスクに「ユーティリティディスク」をセッ
トしてください。
② プロンプトが表示されたら、以下のように入力します。
B:¥INDSINST@
(下線部には、
① でフロッピーをセットしたドライブ名を指定してください)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 87
4
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
③ インストールプログラムが起動し、以下の画面が表示されます。
各項目の選択
をして @ キーを押します。各ユーティリティが自動的にハードディスクに
コピーされインストールが完了します。
SS
SP
DOS 用ユーティリティのインストール
DOS用のユーティリティ(INDSPEED.EXE)を A:¥INDSTOOL ディレクトリ(固
定)にコピーします。ディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成し
ます。
Windows 用ユーティリティのインストール
Windows 用のユーティリティ(INDSPEED.CPL)を Windows3.1 のシステム
ディレクトリにコピーし、コントロールパネルアプリケーションとして登
録します。
Windows Printing System への対応
At Work 対応プリンタを使用して Windows から印刷をしたい場合にこの作
業が必要です。詳しくは P.91「パラレルポートの設定」を参照してくださ
い。
※ Windowsをインストールしたディレクトリを環境変数PATHに指定してくだ
さい。
88 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
シリアルボーレートの設定について
Windows3.1 上から IND シリアルポートの転送ボーレートを設定します。
通信ソフトが動作しているときは、
INDボーレート設定ユーティリティ
を起動しないでください。
●使用方法
4
① Windows3.1 を起動します。
②[メイン]グループの[コントロールパネル]アイコンをダブルクリックしま
す。
③[IND ボーレート設定]アイコンをダブルクルックすると、以下のようなダイ
アログボックスが表示されます。候補の中から選択して[設定終了]ボタンを
押すと転送ボーレートが確定されます。
[詳細設定]のラジオボタンをクリッ
クするとより多くの選択候補が表示されます。
SS
SP
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 89
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
IND 内部でのフロー制御
Windows3.1でモデム等の周辺機器を使用して、文字落ちを起こすなどの症状が出
る場合、ON にしてください。特にパソコンの処理速度が遅いとこの症状は発生
する可能性があります。
設定モード
簡易設定モード
設定可能な転送ボーレート(bps)
230400,115200,76800,57600,38400,28800,
19200,14400,9600,4800,2400,1200
230400,115200,76800,57600,46080,38400,
28800,25600,23040,19200,15360,14400,
詳細設定モード
12800,11520,9600,7680,7200,6400,
5120,4800,3600,2400,1800,1200,
900,600,450,300,150,75
INDのボーレート設定は、
ボーレート設定ユーティリティでのみ変更可
能です。Windows3.1 のコントロールパネルの中の「シリアルポート」
でのボーレートの設定や通信ソフト上のボーレートの設定は 9600bps
にしてください。
実際は、ボーレート設定ユーティリティでの設定値で動作します。
パソコン−モデム・TA 間の転送ボーレートは接続したモデムまたはTA
によって設定が異なります。各モデム・TA のマニュアルを参照して転
送ボーレートを変更してください。正常につながらない場合はボー
レートを低くしてお使いください。
90 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
パラレルポートの設定
IND-SP2/T のパラレルポートは、At Work 対応プリンタ(NEC 製 PC-PR1000E/4W/
EW,PC-PR2000/6W/4W)を接続しているときのみ使用できます。
パソコン本体のプリンタポートがアンフェノール 14 ピンのときは LPT1 として、
ハーフピッチ 36 ピンのときは LPT2 として使用できます。At Work 対応プリンタ
以外のプリンタでは使用できません。
4
ジャンパーピンの確認
IND を取り付ける前に、P.10 を参照してパラレルポート用レジスタのアドレス設
定が、初期設定値であることを確認してください。
付属ケーブルの接続
パソコン本体に 36 ピン プリンタコネクタがある場合、付属ケーブルは使用しま
せん。パソコン本体に 14 ピン プリンタコネクタしかない場合、下図を参照して
付属ケーブルで IND-SP2/T の PC CON 端子と接続してください。
付属のケーブル
PC CON
14 ピンプリンタコネクタ
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 91
Chapter4 Windows3.1/DOS 環境での設定
ドライバのインストール
プリンタに付属の Windows 用 Printing System をインストールする必要がありま
す。あらかじめ IND 専用のインストールプログラム INDSINST.EXE(P.87「ボー
レート設定ユーティリティのインストール」参照)で「Windows Printing System
への対応」を行った後、プリンタに付属の「Windows用Printing System ユーザー
ズマニュアル」を参照して WPS のインストールを行ってください。
92 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter 5
Windows NT4.0
環境での設定
Chapter5 WindowsNT4.0 環境での設定
WindowsNT4.0 での制約事項
WindowsNT4.0 上では、シリアルポート、パラレルポートは使用できま
せん。LAN ポートのみお使いいただけます。
WindowsNT4.0 への LAN ドライバのインストール
(NDIS ドライバ v3.0)
パソコンに IND ボードを取り付けたら、LAN ポートの設定とネットワークの設定
を行います。
設定を始める前に
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られている事を確認してください。
参照箇所について
LAN ドライバのインストールはパソコンの環境によって手順が異なります。あて
はまるケースに従って作業を行ってください。
WindowsNT4.0(以下WindowsNTと表記)のセットアップと同時にインストールする
「WindowsNT のセットアップ中にインストールする」の手順に従ってください。
WindowsNT がすでにセットアップされているパソコンにインストールする
「WindowsNT 搭載のパソコンにインストールする」の手順に従ってください。
EPSON 機での動作保証はできません。
LGY-98 としてドライバをインストールしてください。
94 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter5 WindowsNT4.0 環境での設定
ドライバのインストール
WindowsNT のセットアップ中にドライバをインストールする
WindowsNT に付属のマニュアルも併せて参照してください。
① WindowsNT のセットアップを開始します。作業中に「WindowsNT Server セッ
トアップ」または「WindowsNT Workstation セットアップ」ダイアログが表
示されます。
②[一覧から選択]ボタンをクリックしてください。
③「ネットワークアダプタの選択」ダイアログが表示されます。画面の一覧表か
ら「MELCO LGY-98 Adapter」を選択して、[OK]をクリックしてください。
④ 現在の LAN ポートの設定(I/O ポートアドレス、IRQ)が表示されます。内容
を確認して[続行]をクリックしてください。
「この IRQ レベル(I/O ポート
アドレス)は他のボードが使用しています。別の値を選択してください。」と
表示された場合は、重複しない値に設定してください。
⑤[続行]をクリックすると、
関連ファイルがコピーされます。以後は、
WindowsNT
付属のマニュアルを参照して、セットアップを続けてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 95
5
Chapter5 WindowsNT4.0 環境での設定
WindowsNT 搭載のパソコンにインストールする
① WindowsNT を起動します。administrator でログオンし、
[コントロールパネ
ル]を選択します。
②[ネットワーク]アイコンを選択します。
③「ネットワーク」ダイアログボックスの[アダプタ]タブをクリックして、
[追
加(A)]をクリックしてください。
④「ネットワークアダプタの選択」ダイアログボックスのネットワークアダプタ
の一覧表から「MELCO LGY-98 Adapter」を選択して[OK]をクリックして
ください。
⑤ 現在の LAN ポートの設定(I/O ポートアドレス、IRQ)が表示されます。内容
を確認して[続行]をクリックしてください。
「この IRQ レベル(I/O ポート
アドレス)は他のボードが使用しています。別の値を選択してください。」と
表示された場合は、重複しない値に設定してください。
⑥ WindowsNT の CD-ROM が要求されますので、CD-ROM ドライブの「¥PC98」を入力
して[続行]をクリックしてください。
以後は画面の指示に従って、作業を行ってください。
96 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter5 WindowsNT4.0 環境での設定
LAN ポートの設定
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られている事を確認してください。
設定の手順
① WindowsNT を起動して、administrator でログオンし、[スタート]-[設定]-[コントロー
ルパネル]を選択します。
5
② 「ネットワーク」アイコンを選択します。
③ 「ネットワークの設定」ダイアログボックスの、
[アダプタ]タブをクリックします。
④「MELCO LGY-98アダプタ」を選択して、[プロパティ]ボタンをクリックします。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 97
Chapter5 WindowsNT4.0 環境での設定
④ 現在の LAN ポートの設定(IRQ、I/O ポートアドレス)が表示されます。必要
に応じて各リソースの設定を変更し、
[OK]ボタンをクリックします。このとき
「この IRQ レベル(I/O ポートアドレス)は他のボードが使用しています。別の
値を選択してください」
と表示された場合は、重複しない値に設定を変更して
ください。
I/Oポートアドレス、IRQ の使用状況は、WindowsNT 付属の「WindowsNT 診
断プログラム」で確認することができます。
⑤ パソコンの電源をオフにします。次回パソコンの電源をオンにすると、変更
した LAN ポートの設定が有効になります。
LAN ポートの設定を変更した場合は、必ず画面のメッセージに従って
シャットダウンを行い、パソコンの電源を一度オフにしてください。
電源をオフにせずにパソコンをリセットすると、
LANポートの設定の変
更が有効にならない場合があります。
98 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter 6
Windows NT3.5/3.51
環境での設定
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
WindowsNT3.5/3.51 での制約事項
WindowsNT3.5/3.51では、IND上のシリアルポートおよびパラレルポー
トは使用できません。LAN ポートのみお使いいただけます。
WindowsNT への LAN ドライバのインストール
(NDIS ドライバ v3.0)
パソコンに IND ボードを取り付けたら、LAN ポートの設定とネットワークの設定
を行います。
設定を始める前に
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られている事を確認してください。
参照箇所について
LAN ドライバのインストールはパソコンの環境によって手順が異なります。あて
はまるケースに従って作業を行ってください。
WindowsNT3.5/3.51(以下WindowsNTと表記)のセットアップと同時にインストール
する
「WindowsNT のセットアップ中にインストールする」の手順に従ってください。
WindowsNT がすでにセットアップされているパソコンにインストールする
「WindowsNT 搭載のパソコンにインストールする」の手順に従ってください。
EPSON 機での動作保証はできません。
ファイルの構成
「LAN ボードユーティリティ」から提供される NDIS ドライバのファイル構成は次の
通りです。
LGY98.SYS
NDIS v3.0 ドライバ
OEMSETUP.INF セットアップファイル
LGY98.DLL
LAN ボード設定ファイル
100 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
ドライバのインストール
WindowsNT のセットアップ中にドライバをインストールする
WindowsNT に付属のマニュアルも併せて参照してください。
① WindowsNT のセットアップ作業を開始します。作業中に「WindowsNT セット
アップ」で、
「WindowsNT ネットワークの組み込み」画面が表示されます。
②「ネットワークアダプタの追加」の画面で、
[ネットワークアダプタカード(N)]の
下向き矢印をクリックし、
[<その他> 各メーカーのディスクが必要]を選択しま
す。
6
③「LAN ボードユーティリティ」をフロッピードライブ(例:B)にセットし、
B:¥WINNT と入力してください。
ドライブ・ディレクトリ名を指定したら、[OK]ボタンをクリックしてください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 101
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
④「OEM オプションの選択」ダイアログボックスが表示されるので、一覧表示さ
れたネットワークアダプタドライバ名を確認し、
[OK]ボタンをクリックします。
⑤ 現在の LAN ポートの設定(I/O ポートアドレス、IRQ)が表示されたら、内容を
確認して[続行]ボタンをクリックしてください。このとき「この IRQ レベル
(I/Oポートアドレス)は他のボードが使用しています。別の値を選択してくだ
さい」と表示された場合は、重複しない値に設定を変更してください。
I/O ポートアドレス、IRQ の使用状況は、WindowsNT 付属の「WindowsNT
診断プログラム」で確認することができます。
⑥ 「続行」ボタンをクリックすると、ネットワーク関連ファイルとドライバの
コピーが行われます。以後の操作は画面の指示に従ってください。
102 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
WindowsNT 搭載のパソコンにインストールする
① WindowsNT を起動して、administrator でログオンし、[コントロールパネル]
を選択します。
② [ネットワーク]アイコンを選択します。
③ 「ネットワークの設定」ダイアログボックスで[アダプタカードの追加(P)]ボ
タンをクリックします。
あとは、
「WindowsNT のセットアップ中にドライバをインストールする」の手
順②以降に従って作業を行ってください。
(参照 P.101「WindowsNT のセット
アップ中にドライバをインストールする」
)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 103
6
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
LAN ポートの設定
LANドライバをインストールしたら、LANポートの設定(I/0ポートアドレス、IRQ)
の設定を行います。
LANポートの設定を行う前に、パソコンに正しくINDボードが取り付け
られている事を確認してください。
設定の手順
① WindowsNT を起動して、administrator でログオンし、[コントロールパネル]
を選択します。
② 「ネットワーク」アイコンを選択します。
③ 「ネットワークの設定」ダイアログボックスの、
[組み込まれているアダプタ
カード(A)]から 「MELCO LGY-98 アダプタ」をクリックして、
[構成(C)]ボタ
ンをクリックします。
④ 「MELCO LGY-98 ネットワークカード セットアップ」のダイアログボックス
が表示されます。必要に応じて各リソースの設定を変更し、
[OK]ボタンをク
リックします。このとき「この IRQ レベル(I/O ポートアドレス)は他のボード
が使用しています。別の値を選択してください」と表示された場合は、重複し
ない値に設定を変更してください。
104 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter6 WindowsNT3.5/3.51 環境での設定
I/Oポートアドレス、IRQ の使用状況は、WindowsNT付属の「WindowsNT診
断プログラム」で確認することができます。
⑤ パソコンの電源をオフにします。次回パソコンの電源をオンにすると、変更
した LAN ポートの設定が有効になります。
LAN ポートの設定を変更した場合は、必ず画面のメッセージに従って
シャットダウンを行い、パソコンの電源を一度オフにしてください。
電源をオフにせずにパソコンをリセットすると、LANポートの設定の変
更が有効にならない場合があります。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 105
6
MEMO
Chapter 7
トラブル
シューティング
Chapter7 トラブルシューティング
トラブルかな?と思ったら
インフォメーションセンターによせられるトラブルのご相談の中には、使用上の
ミスや、勘違いなどの場合が多くあります。次のことを確認して、それでも回避
できない障害の場合はご連絡ください。
割り込みが重複していませんか
パソコン本体や他の周辺機器で使用する割り込みとINDボード上で使用する割り込
みの重複がないか再度確認してください。INDボードは出荷時3つの割り込みレベ
ルを使用します。パソコン本体や他の周辺機器のマニュアルもご参照ください。
ボードは正しくスロットに装着されていますか?
ボードが正しく装着されていないときは、正常な動作が保証されません。本書P.7
「Chapter2 パソコンに取り付けます」を参照して、再度装着してください。
ケーブルは正しく接続されていますか?
各ケーブルが、正しくコネクタに接続されていない可能性があります。本書 P.7
「Chapter2 パソコンに取り付けます」を参照して、ケーブルの接続を確認してく
ださい。
他のボードを抜いてみてください
IND を取り付けたパソコンが動作しないときは、IND 以外のボードをすべて抜き、
パソコンを起動してください。他のボードを外したときのみ動作するなら、その
ボードが IND と同じI/O ポートアドレス、または割り込みレベルを使用している
可能性が高いと言えます。他のボードのアドレスや割り込みレベルなどと重なら
ないように変更してください。
108 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter7 トラブルシューティング
LAN ボード診断プログラム
LANボード診断プログラム(MELCHK.EXE)は、LANポートの各機能をチェックするプ
ログラムです。診断の結果、
「エラー」が表示される場合は、メッセージの表示に
従って LAN ポートの設定などを再度確認してください。
本プログラムは、次のような場合に実行します。
LAN ポートの設定が正しく行われているか確認する
LAN ポートの設定が正しく行われない場合に、その原因を調べる
LAN ドライバのロード中にパソコンがハングアップする
ネットワーク上でトラブルが発生する(ネットワーク上のほかのパソコン
を認識できない、など)
診断の前に
LAN ボード診断プログラムの実行方法は、OS 別で手順が異なります。
MS-DOS、Windows3.1
→ Windows95 以外のパソコンで実行する
Windows95
→ Windows95 のパソコンで実行する
WindowsNT 3.5/3.51/4.0
→ MS-DOSを起動し、「Windows95以外のパソコンで実行する」を参照してください。
Windows95/NTの MS-DOSプロンプトからはLANボード診断プログラムは
実行できません。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 109
7
Chapter7 トラブルシューティング
Windows95 以外のパソコンで実行する
① パソコンの電源をオンにします。Windows が起動する場合は Windows を終了し
て、DOS プロンプトの状態にします。
② フロッピードライブ(例:B)に「LAN ボードユーティリティ」をセットし、次の
ように入力します。
B:¥>MELCHK @
「ネットワーク使用中」のメッセージが表示された場合は、ネットワー
クを動作させずにパソコンを再起動してから、②の作業を行ってくだ
さい。
③ 画面に「LAN ボード診断プログラム for LGY-98 Ver X.xx MELCO Inc. Japan」
と表示され、続いて診断結果が表示されます。
Windows95 のパソコンで実行する
① パソコンの電源をオンにします。起動時に「Windows95を再起動しています...」
とメッセージが表示されますので、すぐにキーボードの h を押してくださ
い。
② Windows95の起動メニューが表示されますので、
「コマンドプロンプトのみ」を
選択し、DOS プロンプトで起動します。
③ フロッピードライブに「LAN ボードユーティリティ」をセットし、次のように
入力します。
B:¥>MELCHK @
④ 画面に、「LANボード診断プログラム for LGY-98 Ver X.xx MELCO Inc. Japan」
と表示され、続いて診断結果が表示されます。
110 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter7 トラブルシューティング
診断結果
正常に LAN ポートが動作している場合は、画面に次のように表示されます。
LAN ボード診断プログラム Ver X.xx
I/O ポートアドレス
割り込みレベル
for LGY-98 MELCO Inc. Japan
:00D0
:INT 2 (IRQ 6)
診断項目
診断結果
1. ボードのチェック
正常
2. 割り込みレベルのチェック
3. LAN コントローラのチェック
正常
正常
4. 送受信メモリのチェック
5. イーサネットアドレスのチェック
正常
00:40:26:X:X:X
6. ループバックテスト
正常
Model3 TRS:XX ISR:XX
LAN ポートの I/O ポートアドレスが他のボードまたは内蔵ポートと重複し
ている場合、「LGY-98ボードが装着されていません」というエラーが表示さ
れることがあります。その場合には次のいずれかの処理を行ってください。
重複している他のボードの I/O ポートアドレスを変更するか内蔵ポー
トを無効にする。
重複している他のボードを取り外すか内蔵ポートアドレスを無効にし、
LAN ボードのI/O ポートアドレスを変更する。
(参照 P.17、P.64、P.97、
P.104 「LAN ポートの設定)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 111
7
Chapter7 トラブルシューティング
ボードのチェックについて
LANポートにハードウェア的な異常がないかを確認します。
「エラー」と表示され
たり、この診断中にプログラムが中断するときは、次のいずれかの原因が考えら
れます。
パソコンとの接触不良
他の拡張バススロットに取り付けなおして再度LANボード診断プログラムを実
行してください。
LAN ボードのハードウェア的な異常
LANボード(LGY-98)が複数枚あるときや併用するときは1枚ずつ診断プログ
ラムを実行し、特定の LAN ボードで異常が出るかどうか確認してください。
割り込みレベルのチェックについて
パソコン本体や他の周辺機器との割り込みレベルの重複を確認します。「エラー
この割り込み番号はすでに使われています」と表示される場合は、次のいずれか
の対策を行ってください。
他の周辺機器の割り込みレベルを変更する
他の周辺機器を全てパソコンから取り外した上で、LAN ボード設定プログ
ラムを実行して LAN ポートの割り込みレベルを変更する
LAN コントローラのチェックについて
「エラー」と表示された場合は、LANポートにハードウェア的な異常があると考え
られます。LAN ボード(LGY-98)が複数枚あるときや併用するときは交換して特
定の LAN/IND ボードで異常が出るかどうか確認してください。
送受信メモリのチェックについて
「エラー」と表示された場合は、次のいずれかの原因が考えられます。
「I/Oポートアドレスを確認してください」と表示されたときはパソコン本
体または他の周辺機器との、I/O ポートアドレスの重複
IND ボードのハードウェア不良。LAN ボード(LGY-98)が複数枚あるときや
併用するときは交換し、特定のLAN/INDボードで異常が出るかどうか確認し
てください。
ハードウェア構成の誤り(例:IND ボードを拡張 BOX に装着して使用してい
る等)
112 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter7 トラブルシューティング
イーサネットアドレスのチェックについて
数字はイーサネットアドレスです。X は IND ボードによって異なります。
00:40:26:XX:XX:XX
ループバックテストについて
「エラー」と表示された場合は、次のいずれかの原因が考えられます。
「割り込みレベルを確認してください」と表示されたときは、パソコン本
体または他の周辺機器との割り込み、重複が考えられます。
「割り込みレベルのチェック」を参照して設定の変更を行ってください。
また、、PC-9821X,V シリーズをお使いの場合で、このエラーメッセージが
表示された場合は、以下の手順を実行してください。
① xキーを押しながら、
パソコンのリセットスイッチを押してくださ
い。システムセットアップ画面が表示されます。
② サウンドの割り込みを INT5 から INT41 へ変更してください。
③ LGYSETUP により LAN ポートの割り込みを INT5 に変更してください。
④ 再度、LAN ボード診断プログラム(MELCHK)を実行してください。
ケーブルの接続ミス
ケーブルの断線
ハブのポートの異常
IND ボードの接触不良
ケーブルの接続ミスとは、次のような場合を指します。
IND-SS2/SP2 の場合
10BASE2ケーブルをT型コネクタを使わずに直接LANポートのコネクタ
に取り付けている
ケーブルの両端にターミネータが取り付けられていない
T型コネクタやターミネータの取り付けが不完全(カチッと音がするま
で回してください)
IND-SST/SPT の場合
ストレートケーブル使用して2台のパソコンを直接接続している(ハブ
を利用するか、2台のパソコンを接続するときは弊社製10BASE-Tクロス
ケーブル ETP-10X またはストレートケーブルと変換コネクタパック
ETP-XC を使用してください)
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 113
7
Chapter7 トラブルシューティング
LANボード診断プログラムが正常に実行できない場合、または診断結果が
すべて「正常」と表示されるのにトラブルが発生するときは
以上の現象が発生する場合は、次の場合にあてはまるか確認し、必要に応じて設
定などの変更を行ってください。
Windows 実行時のみのリソースの重複
パソコン本体や周辺機器の中には、
Windowsの実行時のみにリソースを使用するも
のがあります。
この場合はLANボード診断プログラムの診断結果が正常であったと
しても、リソース(割り込みレベル、I/Oポートアドレス)の重複が発生することが
あります。パソコン本体または周辺機器のマニュアルを参照して、リソースがLAN
ポートと重複していないか確認してください。
常駐プログラムの使用(Windows3.1/DOS のみ)
メニューソフト、圧縮ソフトなどの常駐プログラムが原因で、ネットワークOS が
正常に動作できない場合があります。CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT から常駐プロ
グラムを削除し、パソコンを再起動してください。
114 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter 8
補足事項
Chapter8 補足事項
製品仕様
ハードウェア仕様
SS
項目
IND-SS2
IND-SST
NEC製 PC-9800/9821シリーズデスクトップ
EPSON製 PC-286/386/486/586シリーズデスクトップ
対応パソコン
サイズ
外部拡張スロット標準サイズ
温度範囲
動作時:0∼50℃(温度勾配10℃/h)
保存時:-10∼55℃
湿度範囲
動作時:20∼80%(無結露)
IEEE802.3(イーサネット)準拠
インターフェース規格
コネクタ
10BASE2
10BASE-T
BNC
RJ-45
モジュラージャック
LANポート
バッファメモリ
I/Oポートアドレス
n0DOh∼n0DFh,n2DO∼n2DFh,n3DOh∼n3DFh
(nは0∼7のいずれか 出荷時設定:n=0)
割り込みレベル
INT0,1,2,5から1つ選択 出荷時設定:INT2
チャンネル数
2チャンネル
コネクタ
D-sub
転送モード
シリアル
ポート
16Kバイト
転送ボーレート
受信バッファ
割り込みレベル
25ピン
調歩同期
75∼230.4kbps
128バイト × 2チャンネル
CH2:INT0,1,2から1つ選択(出荷時設定INT0)
CH3:INT0,5,6から1つ選択(出荷時設定INT5)
※ 最新の製品情報や対応機種については、
カタログまたはインターネットホーム
ページ(http://www.melcoinc.co.jp/) をご参照ください。
116 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter8 補足事項
ハードウェア仕様
SP
項目
IND-SP2
IND-SPT
NEC製 PC-9800/9821シリーズデスクトップ
EPSON製 PC-286/386/486/586シリーズデスクトップ
対応パソコン
サイズ
外部拡張スロット標準サイズ
温度範囲
動作時:0∼50℃(温度勾配10℃/h)
保存時:-10∼55℃
湿度範囲
動作時:20∼80%(無結露)
インターフェース規
格
コネクタ
IEEE802.3(イーサネット)準拠
10BASE2
10BASE-T
BNC
RJ-45
モジュラージャック
LANポート
バッファメモリ
I/Oポートアドレス
割り込みレベル
コネクタ
D-sub
転送ボーレート
割り込みレベル
チャンネル数
▲1
INT0,1,2,5から1つ選択(出荷時設定:INT2)
1チャンネル
受信バッファ
パラレル
ポート
n0DOh∼n0DFh,n2DO∼n2DFh,n3DOh∼n3DFh
(nは0∼7のいずれか 出荷時設定:n=0)
チャンネル数
転送モード
シリアル
ポート
16kバイト
コネクタ
制御レジスタ
割り込みレベル
25ピン
調歩同期
75∼230.4kbps
400バイト
INT0,1,2から1つ選択(出荷時設定:INT0)
1チャンネル(注)
セントロ ハーフピッチ
36ピン
2バイト
INT0,5,6から1つ選択(出荷時設定:INT5)
▲ 1 EPSON 版 Windows95 動作時は使用できません。
※ 最新の製品情報や対応機種については、
カタログまたはインターネットホーム
ページ(http://www.melcoinc.co.jp/) をご参照ください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 117
8
Chapter8 補足事項
修理について
故障と思われる症状が発生した場合、まずマニュアルを参照して設定/接続が正し
く行われているかを確認してください。
異常が回避されない場合は下記要領で、㈱メルコ
修理センター宛製品をお送り
ください。
製品送付先
〒457 名古屋市南区柴田本通4−15
株式会社メルコ 修理センター宛
お預かりした修理品の専用窓口ですので、修理品に関するお問い合わ
せ以外は承っておりません。あらかじめご了承ください。
ご送付いただくもの
・障害の起きる製品
・下記チェック項目について明記した資料
・保証書の原本
ご送付方法
宅配便等、送付された控えが残る方法でお送りください。
・郵便は固くお断り申し上げます。
・送料は送り主様のご負担とさせていただきます。
・輸送中の事故につきましては、弊社にて責任を負いかねますので、
ご了承ください。
修理費用
保証書に記載の保証期間であれば無償修理となります。
(例外の詳細
は、保証書をご覧ください)
・保証書の原本が添付されていない場合は、有償になる場合がありま
すので、必ず添付してください。
修理期間
修理期間は、弊社到着後、7日程度
(弊社営業日数)
を予定しておりま
す。諸事情により、14日(弊社営業日数)
以上かかる場合は、弊社より
ご連絡いたします。
トラブル発生時にご連
①返送先お名前/住所/電話番号
(内線)
/FAX番号
絡いただきたい事項
②平日昼間の連絡先お名前/住所/電話番号
(内線)
/FAX番号
③修理対象のメルコ製品名
④メルコ製品ハードウェアシリアルNo.
⑤メルコ製品ソフトウェアシリアルNo.
⑥具体的な症状/エラーメッセージ
⑦発生状況
(初めから/ある日突然/環境を変えたら)
⑧発生 度
(必ず/ 繁/時々/時間が経過すると等)
⑨コンピュータ
(本体メーカ名/型番/シリアルNo.)
⑩ハードディスク(メーカ名/型番/シリアルNo.)
⑪LANボード診断プログラムの内容
⑫その他周辺機器(メーカ名/型番/シリアルNo.)
⑬Windows(メーカ名/バージョン)
⑭アプリケーション/バージョン
(症状に依存性のある場合はその詳
細を)
⑮製品以外の添付品
(付属ソフトなど)
118 ● IND シリーズ ユーザーズマニュアル
Chapter8 補足事項
メルブック販売のお知らせ
パソコンを初めて使う方のために、必要な情報だけをピックアップした書籍です。
パソコンやOSのしくみをとおして、メルコ製品を使ったパソコンの活用方法をわか
りやすく解説します。パソコンをはじめたばかりの方におすすめします。
ブックナンバー
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1,030円
メモリを知ろう
②
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③
MS-DOS/98基礎研究
1,030円
外部記憶装置を知ろう
④
マルチメディア基礎研究
1,030円
WINDOWSを知ろう
⑤
マルチメディア基礎研究
1,030円
386マシンをマルチメディアパソコンにする
⑥
マルチメディア基礎研究
完売
スキャナとWordでハガキを作ろう
⑦
MS-DOS/98基礎研究
1,030円
CPUアクセラレータを知ろう
⑧
MELWARE for WINDOWS
公式ガイドブック
⑨
Windows95対応ドライバ集&Windows95導入ガイドブック
完売
完売
⑩
⑪
DOS/V・98基礎研究
1,030円
イメージクリップセットとWordで年賀状をつくろう
⑫
DOS/V・98基礎研究
近日発売予定
外部記憶装置をアップグレードしよう(仮称)
⑬
マルチメディア基礎研究
近日発売予定
イメージクリップボードでホームページをつくろう
ご購入のお申し込みはお電話にて受け付けております。
TEL 052−619−1833
メルコ備品販売窓口
なお、発送料として別途270円が必要です。書店では販売しておりません。
※ 最新のメルブック刊行案内および内容紹介については、インターネットホーム
ページ(http://www.melcoinc.co.jp/)またはFAX情報
(ボックスNo 0800)をご参
照ください。
IND シリーズ ユーザーズマニュアル ● 119
8
MEMO
IND シリーズ
ユーザーズマニュアル
1997 年 2 月 1 日
第4版発行
発行 株式会社メルコ
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