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ドキュメンタリー映画上映 映画 『ただいま それぞれの居場所』

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ドキュメンタリー映画上映 映画 『ただいま それぞれの居場所』
足立区男女参画プラザ 情報誌
平成25年11月発行 第68号
≪今号の内容≫ ◆女性に対する暴力をなくす運動
◆DV被害者支援のために
◆女性フェスティバル2013あだち
◆講座案内
◆数字でコラム
毎年11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
夫やパートナーからの暴力、性犯罪、売買春、セクシャル・ハラスメント、ストーカー行為など、
女性に対する暴力は決して許されるものではありません。どんな暴力でも、1人で悩まずにまず
相談してみてください。あなたを助けてくれる人は、必ずいます。
こ
こ
に
電
話
DV被害者支援のために
できることを考えてみましょう
お近くの相談窓口をナビダイヤルにてご案内します。
中面へ
ドキュメンタリー映画上映
映画
<9日(土)>
●福島県双葉町を忘れないで(午前 10 時 30 分∼正午 3F第1学習室)
―放射能に追われて避難所に2年8ヵ月―
●うたごえ広場(午後 3 時 5 分∼4 時 4Fホール)
ピアノとギターで楽しくうたいましょう
<10日(日)>
●わくわく子ども広場(午前 10 時∼午後 0 時 30 分 1Fロビー)
●女のしゃべり場(午前 10 時 30 分∼午後 0 時 30 分 3Fサークル室)
陸前高田より「失って 生かされて 与えられ」
●“あたりまえ”のふしぎ(午後 1 時 30 分∼3 時 30 分 3F第 1 学習室)
生まれた時が違うとこんなに違う?
<両日>
●彩の展示
生花・手芸・編み物・籐工芸 ほか
●環境と暮らし
エコ作品の展示、体験コーナー(材料実費)
●被災地支援の会
物品販売、支援活動展示
『ただいま それぞれの居場所』
―新しい介護のかたち。 理想とジレンマ。
動きはじめた若い人たち―
日時: 11月9日(土) 午後1時∼3時
会場: エル・ソフィア4F ホール
定員: 250人(先着順)
映画終了後、「介護保険について」のトークあり
※直接会場へお越しください。
DVを正しく理解する
≪DVの種類≫
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは、配偶者または親
密な関係にある(配偶者及び元恋人を含む)男女間の暴
ど な
殴る・蹴る・物
を投げつける
力をいいます。暴力は、様々な形で長期的にかつ反復的
怒鳴る・無視す 性行為を強要する・
避妊しない
る・暴言をはく
に行われることが特徴です。また若い恋人間の暴力は、
など
など
など
「デートDV」として近年問題になっています。
「暴力」というと、殴る蹴るという身体的なものを想像し
がちですが、心を傷つけることや、精神的に支配すること
生活費を渡さない・
働くことを妨害する
行動を制限・監
視・束縛する
など
など
も含みます。多くの場合、DVは複数の種類の暴力が重な
っており、被害者を怖がらせて、次第に加害者の思い通り
に支配・コントロールされるようになっていきます。
≪DVのサイクル≫
DV加害者の暴力には、大きく分けて、「緊張蓄積期」
「爆発期」「安定期」の3つのサイクルがあると考えられて
感情を爆発させ、激し
い暴力をふるう
います。このサイクルは、長期間に渡って続き、その間に
内容や程度もエスカレートし、周期も短くなっていきます。
しかし、安定期がなく、緊張蓄積期と爆発期を繰返すケー
スも多くあります。
緊張が高まり、ピリピ
リしてきたり、軽い暴
力をふるう
被害者に謝罪したり、プレ
ゼントしたりして、優しくなる
(※ないことも多い)
※「安定期」は「ハネムーン期」と表現されることもあり、こ
の表現が被害者の自己責任を問うことになり、二次被害を
多く引き起こしていることも支援者は知っておく必要があり
ます。
子どもへの影響
被害者に寄り添う
被害者への対応では、被害者の気持ちに寄り添うことが求めら
れます。被害にあった人に対し、思いやりのつもりで口にする言葉
が、かえって傷つけ、苦しめることになるので注意が必要です。
≪被害者を励ます言葉≫ ≪被害者を傷付ける言葉≫
「あなたのせいではない」
「ご主人も反省している」
「あなたは1人ではない」
「子どもには父親が必要だ」
「話してくれてよかった」
「あんないい人が暴力なんて嘘だ」
「暴力は加害者の問題だ」
「あなたはまだましな方だ」
「あなたは頑張ってきた」
「好きで一緒になったのだから」
DV加害者には一定のタイプはなく、年齢・学歴・年収などに関係
はないと言われています。偏見や先入観を持たず、被害者の話を
十分に聞くことが必要です。
DV被害者を助ける相談機関があります。
DVに気づいたら、1人で悩まずにご相談ください。
DVは同時に『児童虐待』
子どもは、DVを目撃することにより、
心理的虐待を受けた状態となります。
さらにDV家庭の子どもの約半数は、直
接暴力の被害にもあっています。
一番安全であるべき家庭で日常的
に暴力にさらされることは、子どもにも
心身ともに将来にわたって大きな影響
を及ぼします。
∼男女参画プラザ 女性相談室相談員に聞きました∼
1.DVの構造にはどのようなものがありますか?
DV の背景には、妻は夫に従うべきという社会通念
や、束縛と愛情の混同、女性の経済的自立の困難さな
ど、多くの社会的な問題があります。また、暴力状況下
では被害者は翻弄され、無力感から自信を喪失し本来
の能力が削がれている状態となります。そしてその状
態にいる自分自身を責めるという悪循環に陥っていま
す。このような DV 構造を理解して、DV 被害者への適切
な支援が必要不可欠なのです。
2.どのような方が相談にきますか?
相談者の年齢は幅広く 20 代∼70 代後半の方まで
様々です。職業や子どもの有無、結婚しているか交際
している状態かなど、状況も多様です。最近ではデート
DV で10代の相談者も訪れるようになっています。
3.加害者の特徴はありますか?
DV は加害者の職業、社会的地位、教育レベル、収
入の多寡などにかかわりなく起きます。家庭内と外では
全く違う顔を持ち、世間的にはいい人と思われる加害
者も少なくありません。“暴力はお前が悪いからだ”“お
前がそうさせている”という暴力の正当化も特徴的で
す。その内面には問題のある偏った男女観があり、
様々な暴力手段で女性を支配し思い通りにコントロー
ルしようとする傾向が見受けられます。
4.相談のときに、心がけていることはありますか?
相談者の話に耳を傾け気持ちを受け止め、ゆっくり充
分に話していただける安全な場所であることをお伝えしま
す。また、DV は家庭という人目につかない場で、親密な間
柄に起こることなので潜在化しやすく、周囲に気づかれな
いままエスカレートする傾向があります。そのため、被害
の実態をなるべく具体的に把握するように心がけていま
す。
5.被害者そして支援者にメッセージをお願いします。
暴力は殴るだけではなく、言葉で傷つける、必要な生活
費を与えない、他者との交流妨害で孤立化させるなど
様々な手段があります。“これって暴力?”という疑問が湧
いたら、一人で抱え込まないで、まず声を上げてみましょ
う。DV は特殊な家庭に起こることではありません。恥ずか
しいと思わずに相談をしましょう。
もし、あなたが DV の相談を受けたら、決して被害者を
責めたり意見を押し付けたりせずに気持ちに寄り添ってく
ださい。そしてぜひ、専門の相談窓口に繋いでください。
男女参画プラザ女性相談室の様子
相談窓口のご案内
男女参画プラザ(臨時休業日・祝日・年末年始を除く)
DV電話相談
月曜日
女性相談
火・金曜日
水・木曜日
3880−5224 予約不要 1回30分
午前10時∼午後4時(正午∼午後1時を除く)
3880−5223 事前予約制 1回50分
午前10時∼午後4時(正午∼午後1時を除く)
午後3時∼8時
福祉事務所
総合相談係
中部 3880−5880
東部 3605−7105
(月∼金
千住
西部
午前8時30分∼午後5時
3888−3141
3897−5011
東京都・配偶者暴力相談支援センター
東京ウィメンズプラザ
5467−2455
(毎日 午前9時∼午後9時 年末年始を除く)
男性のための悩み相談
3400−5313
(東京ウィメンズプラザ)
(月・水 午後5時∼8時 祝日・年末年始を除く)
東京都女性相談センター 5261−3110
(月∼金 午前9時∼午後8時 祝日・年末年始を除く)
警察署
祝日・年末年始を除く)
北部
3883−6800
生活安全課
(月∼金曜日 午前8時30分∼午後5時15分
祝日・年末年始を除く)
千住
3879−0110
西新井 3852−0110
綾瀬
3620−0110
竹の塚 3850−0110
タイトル
日 時
対象・定員
①11/27 ②12/4 ③12/11
働く女性の
いずれも水曜
コミュニケーション
午後 6 時 30 分∼8 時 30 分
女性
(20人)
会場:シアター1010
わたしを彩る
11/29(金)
カラーコーディネート
午前 10 時∼正午
るためのコミュニケーションを学び
様々な色から、自分らしさを引き出
す「自分色」をについて考えます。
いずれも土曜
する足立!
午後 1 時 30 分∼3 時
※保育は①のみ
会場(②のみ):昭和の家
ベビーマッサージ&
①12/1 ②12/8
首すわり∼ハイハイ
ベビーマッサージやベビーダンスを
ベビーダンスで
いずれも日曜
前の赤ちゃんとその
通して赤ちゃんと父親がふれあい
育メンスタート!
午前 10 時∼11 時
父親(10組)
1分からはじめる
12/3(火)
どなたでも
かたづけ術
午前 10 時∼正午
印は保育つきの講座です。
※会場の記載がないものは、エル・ソフィアで行います。
(30人)
10/28(月)
データや五感を通して、これまで気
新しい視点で発見
(30人)
10/28(月)
ます。
(30人)
どなたでも
申込開始
さまざまな相手とよりよい関係を作
どなたでも
①11/30 ②12/7
※
内 容
づかなかった新しい足立を発見し
10/28(月)
ます。
11/11(月)
ます。
モノのかたづけ方を見直すことで、
自分らしい日々の過ごし方につい
11/11(月)
て考えます。
申込先着順です。
お早めに!
「デートDV」という言葉を知っていますか?これは学生など若年層を中心とした恋人間で起
こるDVです。10代・20代で被害にあったことがある人は、10.1%(※1)と10人に1人にの
ぼります。若者はまだ他人との関係づくりが未熟なうえに、インターネットやマンガなどメディア
の影響を受けやすく、自分でも気づかないうちにDVの加害者・被害者になっていることがあり
ます。「すぐに電話に出ないと怒り出してどなる」「自分の行動をいちいち報告させる」など携帯
電話による被害が多く見られるのもデートDVの特徴です。また、別れ話が暴力やストーカー
行為の引き金になる可能性もあるため、注意が必要です。
「これってDV?」と思ったら1人で悩まず、信頼できる大人や専門機関に相談しましょう。ま
た被害者から相談を受けたら、「あなたは悪くない」と言ってあげてください。そして相談先を教
えてあげてください。被害者を支えるためには、孤立させないことが大切です。
(※1 平成24年4月内閣府「男女間における暴力に関する調査」)
足立区男女参画プラザ
❏ 事務室受付
午前8時30分~午後5時(平日のみ、祝日・年末年始除く)
❏ 編集・発行 足立区男女参画プラザ
〒123−0851 東京都足立区梅田7−33−1 エル・ソフィア2F
電話 03-3880-5222 ファクス 03-3880-0133
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)梅島駅徒歩3分
Eメール [email protected]
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