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熱分解炉ワールプール
DIN 合格済み トガルト ITW シュトゥッ 仕様 索引 1. 一般情報 2. 製品概要8頁 3. 設計の規模と基本24頁 4. 企画開発の例40頁 5. 温度成層型蓄熱槽 XXL/WP-S 6. 常圧温水槽68頁 7. バッファー蓄熱槽 XP 8. ソーラー集熱器90頁 9. 制御116頁 3頁 52頁 80頁 10. 部品134頁 11. 取り付け案148頁 12. 証明書164頁 索引 1 一般情報 ラテントー通年太陽熱利用装置・ ドイツ製の新しい高効率性 持続可能な未来に向けて 数年後に化石燃料は使い果たされ、発熱への使用は貴 重で高価なものになるでしょう。けれども、地球が太陽か ら受け取る無償のエネルギー量は、世界の一次エネルギ ー需要の約1万倍に相当しています。そうです:太陽は未来 のエネルギー源です。 新築、または改築にかかわらず温水とともに、住宅の暖 房やプールの加熱でソーラーエネルギーの役割が大きく なる一方です。 現代的な装置には化石燃料や再生可能なエネルギー源( ソーラー、ペレット、ヒートポンプなど)との互換性が必要 です。そして、その場に存在している資源をエネルギー供 給にできるだけ使用可能にしなければなりません。 太陽熱利用装置の品質の決定的な要因は年間にどれぐら いの石油やガスの量を減少できるかです。ここでラテント ー通年太陽熱利用装置がこれからの基準になります。 一般情報 ソーラーパワーの最適利用・ ラテントー通年太陽熱利用装置 効率的な太陽熱利用装置が温水を供給してくれるのは夏 期だけではなく中間期や冬期にも太陽エネルギーを利用 できます。しかし、寒い日は、従来の多くの装置では集熱 器が受けた太陽熱をすぐに放熱してしまうか、得たエネ ルギーが配管や蓄熱システムで失われて、太陽熱が蓄熱 槽に届きません。そしてこのような「偽熱量」を価額の高 い追加加熱エネルギーを使って利用可能な温度レベル まで上げなければなりません。しかしラテントー通年太陽 熱利用装置は違います。 太陽熱利用装置の性能は集熱器の面積や蓄熱槽の容量 だけではなく、部品の性能や利用者の行動への最適な協 調にも因ります。太陽エネルギーの収熱量が少ない冬を 考えた設計では集熱器の能力が大きすぎて 利用効率が 悪くなる危険性があります、逆に夏の期間は使用するエネ ルギーの何倍もの太陽エネルギーが供給されます。 暖房のサポートが必要な冬期や中間期にもラテントー太 陽熱利用装置はソーラーエネルギーを効率よく収集し、熱 損失を最小限に減らして、優れた性能を発揮します。ラテ ントー太陽熱利用装置は少ないソーラーエネルギーの時 でも給湯が可能になります。外気温が0°C以下になっても 太陽熱を収集し暖房のサポートとしても利用できます。通 年の使用には設計から大きすぎる熱集器装置が要りませ ん。最適設計が欠かせません。 ラテントーは最適設計で通 年太陽熱利用装置のハイパフォーマンスを実現しました。 3 温水 1 冷水 速充熱型熱アキュムレータ・ ラテントーXXL太陽熱温度成層型蓄熱槽 集熱器で得られた太陽エネルギー熱量を、どのぐらい飲料 水の加熱や暖房の補助に利用できることの量や期間は、 主に太陽エネルギー蓄熱槽の構造によります。 装置の下部にもあるコイル状の面積の大きい熱交換器に より温水が事前加熱されます(使用可能な保有水量が2 0%増)、同時に太陽エネルギー蓄熱槽の下部にあるソー ラ部の熱が使われ冷えます。これにより、例えば冬期間中 の少ない日射量でも利用可能になります。このXXL技術で ラテントー温度成層型蓄熱槽はヒートポンプのような低温 時作動の発熱エネルギー装置とは理想的な組み合わせで す。 特別なラテントー成層システムでは蓄熱槽の上部分が作 動後早く利用可能な温度(最低45°C)に達することが上 から加熱されることで可能になります。 層別加熱(上の 温水熱交換器と下のソーラー熱交換器の温度差)によっ て上からの加熱が早くて、続いて太陽熱により蓄熱槽全 体を85°Cまでに暖めることができます。太陽エネルギー を効率的に利用しています。 何日間も持続する最適な成層温度保熱(DIN 合格 済み) 暖房用熱交換器は瞬間湯沸かし器の原理で吸熱放熱を繰 り返します。ですからラテントーXXLの内部では成層構造 図.: 暖房補助運転時(上)及び蓄熱加熱運転時(下) でラ テントー XXL の成層部分の温度 90 温度センサー 上 80 温度センサー 中 70 60 温 度 °C 温度センサー 下 50 成層 40 30 20 10 0 13:00 13:10 13:20 13:30 13:40 13:50 14:00 時間 90 温度センサー 上 80 温度センサー 中 70 60 温 度 40 °C 30 温度センサー 下 50 成層 20 10 0 13:00 4 13:10 13:20 13:30 13:40 13:50 14:00 時間 一般情報 ラテントーXXL の異なる温度層の間では乱流を起こして混合することはあ りません。温度層の成層機能が確認できます。 1 度領域に達します(温水測定子により定義されている蓄 熱槽の上部分)。 この温度から暖房、お風呂、シャワーな どの利用が可能です。ソーラー装置が必要なエネルギー 量以上を送っても蓄熱槽は85度まで 加熱できる能力が ありますからエネルギーの保存量は莫大になります。 優れた断熱性 ラテントーの熱アキュムレータは無償で得られる太陽エネ ルギーを何日間も保存して、後の利用のためにできるだけ 高い温度レベルで保つため開発されました。外部や層間 の熱損失を最小限に減らすため、容器内面は高断熱発泡 ポリウレタンを使用しています。この断熱でラテントーの 熱アキュムレータは一時間の温度低下を平均で0.1 度/h (63 W)の値までに減らせました。参照:ドイツの消費者 団体シュティフトゥング・ワーレンテストが2009年3月に 行った試験で一番良い結果を出した鉄鋼蓄熱槽は 130Wの熱損失で、ラテントーの熱アキュムレータの倍 以上の値を示しました。すべてのラテントー太陽熱温度 成層型蓄熱槽には追加断熱がいりません。腐食に強い 材料の使用によりメンテナンスもいりません。 瞬間湯沸かし器の原理で新鮮な水 瞬間湯沸かし器の原理のおかげでお客様の飲料水はい つでも新鮮です。恐ろしいレジオネラ属菌の繁殖は防止 され、蓄熱槽装置の寿命を短縮するカルキの析出も減ら せます。その上、ラテントー蓄熱槽には60/70°Cの温 度制限がありません(レジオネラ属菌、カルキ析出)。通 常の使用で飲料水熱交換器の水量は少なくても一日に一 度交換されます。例えば平均的なシャワーを考えると、2 5-40lの温水が使われています。その上に最高蓄熱温 度は85°Cまで加熱できる余裕の能力があります。ラテ ントーXXL500の場合でこの能力は22kW相当です。 長波型ステンレス製管でできている広面積熱交換 器、 ステンレスパイプの波型加工 少ないエネルギー量でも吸水と送水の温度差をできるだ け大きく得るために、ラテントーXXLの熱交換器は使用温 度に適応して効率よく集熱します’(太陽集熱器)。すべて の熱交換器は長波型のステンレス波付管でできており優 れた伝熱性が可能になりました(短波型熱交換管と違い「 シールド効果」が発生しません)。 DN25長波型ステンレ ス波管と、そこに接続されている成層型装置は長年の開発 努力の結果、伝熱効果を高めソーラーエネルギーの取得 率を向上しました。面積が大きく設計した飲料水熱交換器 は上部分だけの太陽熱効果でも50°C以上の利用可能温 一般情報 ラテントー XXL 良い伝熱 Schlechte Wärmeübertragung 悪い伝熱 「シールド効果」 „Shield-Effekt“ 追加的な蓄熱材としての相変化保熱材 蓄熱能率を向上するためにすべてのラテントー蓄熱槽の 上部分に相変化保熱材があります。これは60~70°Cの温 度領域で蓄熱水の上に浮かんでいる相変化保熱材が固体 から液体に状態変化しながら融解熱を吸収します。例えば 長い日照時間にたくさんのエネルギーが蓄熱システムに入 って来ると、相変化保熱材が作用して約65°Cになると融 解熱を吸収し熱エネルギーを吸収保存します(融解熱蓄 熱)。 ラテントー蓄熱槽から熱を取り出すと相変化保熱材に保 存された熱エネルギーがすぐに蓄熱水に放出されますが、 その時に相変化保熱材の温度変化はありません(凝固熱 保存)。蓄熱水は相変化保熱材の凝固時にまた暖められ ます。これは出力の高すぎる時も、保存熱損失なしで蓄熱 容量の増大ができることを意味しています。これが決め手 になり蓄熱槽の上部分(飲料水熱交換器)で蓄熱容量を 向上できた優れた技術です。 (ラテントー500で約1. 1 kWh)。 相変化保熱材を使用した利点 無償で手に入る太陽エネルギーをより長く保存できます 相変化保熱材により蓄熱水に補助加熱ができます ボイラーの発停回数が少なくできます ラテントーXXLは蒸発損失が少ない ラテントーXXLの上部分(熱い部分)にある相変化保熱は 効率の高い追加断熱材です 5 1 寸法は小型で能率が高い 137/240/477l の容量で(65 °Cの蓄熱水温、追加加熱 なし)や 930/1220 l/h の断続能率(85 °Cの追加加 熱)3/7.3/10* 性能指数でラテントー XXL 300/500は高 い快適さを保ちながら出力を速くすることができます。 ラテントーは小型の寸法で(例: ラテントー 500: 78 x 78 x 158 cm、必要な床面積 0.64 m²、 ディアゴナール 1.76 m) 改築や狭い空間にも最適です。 この小型の寸法や取り扱いやすい重量、ベルト用の凹み で、すべてのラテントー製品は簡単に運べます。そして、 基準に合致の狭いドアも通過できます。相変化保熱材は 能力向上に寄与します。 図:ラテントー 500 XXL ラテントー WP-S・ヒートポンプの接続に最適 ラテントーWP-Sは15kWまでのヒートポンプとの接続の ために特別に開発されました。 ヒートポンプの低いエネルギーレベルに合わせた熱交換器 は、そのヒートポンプから得られたエネルギーを保存するの に最適です。それと同時に高い温度領域 (85 °Cまで)に日 射の大きい日の太陽エネルギーを保存するための十分な 蓄熱容量が用意されてあります。 図:ラテントー 500 XW 断続的なエネルギー・ラテントー XW 温水蓄熱槽 ラテントーXW は例えば産業施設のシャワー装置、運 動場、ホテルなどの給湯器として使われています。瞬間 湯沸かし器の原理を作用して高い断続能力を有します (1115/1350 l/h 、蓄熱槽内65 °C、追加加熱なし、 XW 300/500)。 その上に熱損失はほとんど生じません。太陽熱を含んです べての発熱機器との組み合わせに適しています。相変化保 熱材は能率向上に寄与します。 長期蓄熱槽ラテントー XP ・バッファー蓄熱槽 長期蓄熱装置ラテントー XP バッファー蓄熱槽は例えば ソーラーシステムや、薪・木屑燃料型給湯器の(補足)バッ ファー蓄熱槽として使えます。伝熱性を向上するために長 波型ステンレス波管でできた熱交換器を使用しています。 装置の熱損失は0に近いです。相変化保熱材は能力向上 に寄与します。 図: ラテントー 500 XP * DIN 4708-3 (熱量 60 kW) 6 一般情報 ラテントー XXL/XW/XP 通年の大きい集熱・ラテントー CPC 真空管集熱器 ラテントー真空管集熱器は冬期や中間期でも、少ない熱 損失と、それによる高い能率と高い太陽エネルギー収熱量 が得られて納得できます。反射性能が良く、耐候性も優れ ている CPC 鏡は、不利な角度であっても、ほとんどすべて の方角から来る太陽光を太陽集熱器に誘導します。真空 管の向きを特別に調整する必要はありません。 1 制御付ラテントーソーラーポンプはソーラー循環装置の中 に取り付けるため、独立して事前に組み立てられているポ ンプステーションです。ソーラー制御Lは事前配線されて いて、場所を取らないよう断熱スペースに組み込まれてい ます。このため既存の暖房システムに後からソーラーシステ ムを取り付ける場合に最適です。 ラテントーソーラー制御Lは36組込みプログラミングされ ていて、水圧系統や水量センサーと圧力センサーの接続 性及び効率の良いポンプ運転用の制御端子があり、複雑 なソーラーシステムも効率よく制御と管理ができます。 ラテントーソーラー制御 S は簡単なソーラーシステムのた めの低コスト制御器の代表タイプです。 色々な異なる対応にこの装置で高度な温度差制御も実現 可能です。 インテリジェントな高機能制御技術 ラテントーのすべての制御装置は分かり易く操作性も良好 です。初心者でも簡単に使用できます。組み込みの全文メ ニューや動画で使用者に操作支援ができます。ラテントー システムの制御は利用者の暖房システムや個性的な要望に 対応できます。24組の水圧系統が事前プログラミングされ ていて、運転ウィザードも速く、運転も簡単です。メニューに ヘルプ文もありますから、専門家でない人でも操作が分かり 易いです。 ラテントーソーラー制御 L ラテントーソーラー制御 S ラテントーシステムは環境と健康を大切にします 快適さを制限することなく環境に責任を持ちます。数年前ま で考えられないことですが、最新技術を取り入れて実現しま した。ラテントー通年ソーラーシステムは部品が規格化され てユーニット結合で安全性を追求した総合システムです:加 熱は速くて清潔、飲料水の取り扱いは健康的で無菌です。 ラテントーソーラーシステムヘの投資は末永く快適さやア メニティを約束します。 一般情報 ラテントー CPC、 ソーラーポンプ、制御 7 2 2. 製品概要 8 蓄熱槽 10頁 集熱器 12頁 制御・ポンプ類・付属部品 14頁 2 製品概要 索引 9 ソーラー温度成層型蓄熱槽 ラテントー XXL/WP-S ソーラー温度成層型蓄熱槽 再生可能なエネルギーシステムとの組み合わせに非常によく向い ているのはこのDIN 4753やDIN 4708基準に準拠している樹脂製 常圧ソーラー蓄熱槽です(例えばヒートポンプとの組み合わせの ように補足暖房の効率が低い場合)。内蔵型ポリウレタン断熱、長 波型ステンレス波管製の飲料水・暖房・ソーラー熱交換器、ボルト 接続 G 11/4、相変化保熱材が付属しています。 2 XXL 300 XXL/WP-S 500 331 536 158x58x78 158 x 78 x 78 総容積 (l) 寸法 高さ x 奥行き x 幅(cm) 名称 図には電気カートリッジ・ヒーター(オプシ ョン)が付いた図です。 商品番号 包装単位 XXL 300 ソーラー温度成層型蓄熱槽 878 702 110 1 XXL 500 ソーラー温度成層型蓄熱槽 878 702 210 1 WP-S 500 熱交換器・ソーラーエネル ギー蓄熱槽 878 702 240 1 LAT XW 温水蓄熱槽 一戸建てや集合住宅の給湯のための常圧の樹脂製温水蓄熱槽で す。内蔵型ポリウレタン断熱、長波型ステンレス波管製の飲料水・ 暖房用の熱交換器、ボルト接続 G 11/4、相変化保熱材が付属して います。 総容積 (l) 寸法 高さ x 奥行きx 幅(cm) 名称 XW 300 XW 500 331 536 158x58x78 158 x 78 x 78 商品番号 包装単位 XW 300 ソーラー温度成層型蓄熱槽 878 702 120 1 XW 500 温水蓄熱槽 878 702 220 1 図は電気カートリッジ・ヒーター(オプショ ン)が付いた図です。 10 製品概要 ラテントー XP バッファー蓄熱槽 色々な異なる発熱器のボイラー出力を緩衝するための樹脂製常圧 バッファー蓄熱器です。内蔵型ポリウレタン断熱、長波型ステンレ ス波管製の熱交換器、ボルト接続 G 11/4、相変化保熱材が付属し ています。 XP 300 XP 500 331 536 158x58x78 158 x 78 x 78 商品番号 包装単位 XP 300 バッファー蓄熱槽 878 702 130 1 XP 500 バッファー蓄熱槽 878 702 230 1 総容積 (l) 寸法 高さ x 奥行き x 幅(cm) 名称 図は電気カートリッジ・ヒーター(オプショ ン)が付いた図です。 2 ラテントー・カートリッジ・ヒーター 蓄熱槽の電気加熱用です。容量は 3.6 及び 9 KW、230/400 V、調整可能な3極温 度調節器 (0–85 °C) や高温サーモ (110 °C)、保護構造、ねじ込み雌ネジ G 1½、 黒い樹脂製の蓋があります。 全長: 125 cm、 ヒータコイル長: 112 cm、非加熱コイル部分(上部分) :約 42 cm 名称 電気カートリッジ・ヒータ 3/6/9 KW 商品番号 包装単位 878 700 039 1 ラテントー継手エルボ Rp1 - G1 1/4 - Rp 1/2/ ・ 継手エルボ用締結部品 ラテントー継手エルボは継手エルボ用(複数の段階で)ラテントー締結装置 (878700093)への取り付けのためのものです。 締め付けネジ(M5)の上にポ リアミド板で断音取り付、衛生・暖房・ソーラー分野などに適しています。 材質:真鍮、ポリアミド、ステンレス、可鍛鉄 名称 製品概要 商品番号 包装単位 継手エルボ Rp1 - G1 1/4 - Rp 1/2 878 700 091 2 継手エルボ用締結部品 878 700 093 1 11 真空管集熱器・付属部品 ラテントー真空管集熱器 CPC CPC反射鏡がついている効率の高い集熱器、真空断熱されている強化ガラス 管、選択性の高いコーティング、 銅管(15 x 1 mm)の上に喰い込み継手2個込 み、完全に事前組み立て、右と左上に接続口 ラテントー CPC 12: 集熱器面積 2.28 m²、吸収体面積 2.0 m²、管12 本 ラテントーCPC 18: 集熱器面積 3.41 m²、吸収体面積 3.0 m²、管18 本 2 名称 寸法 CPC 12: 139 x 164 x 12 cm 寸法 CPC 18: 208 x 164 x 12 cm 商品番号 包装単位 真空管集熱器 CPC 12 878 700 054 1 真空管集熱器 CPC 18 878 700 055 1 集熱器CPC用予備管 878 700 059 1 ラテントー集熱器の屋根取り付けセット CPC 12 や CPC 18 の屋根取り付け用 (瓦屋根のみ、他についてはお問い合 わせに応じます) 名称 商品番号 包装単位 CPC 12用屋根取り付けセット 878 700 056 1 CPC 18用屋根取り付けセット 878 700 057 1 ラテントー集熱器の平屋根取り付けセット 真空管集熱器 CPC 12 や CPC 18 を地面や平屋根構造に取り付け用 名称 12 商品番号 包装単位 平屋根取り付けセット 45° 878 700 067 1 平屋根取り付けセット 30°/60° 878 700 068 1 製品概要 ラテントー接続セット スピードCPC 屋根を通して集熱器と配管できる柔軟性接続部品です。 耐高温断熱される1.0mのステンレス波管:2本、 銅管(15 x 0.8mm)上の喰 い込み継手:4個、完全事前取り付け、スリーブ(15 x 1 mm):2本、8 mmから 15 x 1 mmへの喰い込み継手 式異径コネクター 名称 接続セット スピード CPC 商品番号 包装単位 878 700 058 1 2 ラテントー空気抜きセット 集熱器か屋根の下で設置されたソーラーシステムの空気抜きを手動で行えま す。銅管用喰い込み継手チーズ15x1mm:1個、 スリーブニップル 15 Rp ½:1個、手動空気抜き栓G ½:1個 スピードCPC接続セットをソーラー・フィックス管の間に取り付けます。 名称 空気抜きセット 商品番号 包装単位 878 700 065 1 ラテントー注入・注ぎ装置 ソーラー循環の最も低い所に取り付けるための給水栓(ボールバルブ)です。 横側に補充や注入配管用の接続があります。 名称 商品番号 包装単位 注入・注ぎ装置 878 700 170 1 ブリーチ・ロック 螺合 G 1–22 mm 878 700 171 2 はめ込みガスケット 878 700 172 1 ラテントー熱媒体液 ソーラー循環の凍結防止や腐食防止にこの熱媒体液を注入します。真空管集 熱器にお勧めです。 –28 度まで凍結を防げます。調合済み、含量20l 名称 ソーラー 20 製品概要 商品番号 包装単位 878 700 061 1 13 制御・ポンプ類・部品 ラテントー システム制御 天候により異なる発熱源に切り替わったり、ソーラー装置を使用している暖房 装置を効率よく制御します。使用していないリレーには他の機能 を接続できま す。VFS・センサーにより流量を正確に測定できます。組み込み水圧プログラミ ング11組はIVTが薦めている取り付け案に一統しています。 暖房循環、ソー ラー、発熱の機能を有する、組み込みプログラミングされた基礎システムは 13組あり、4個の入力ボタンで利用者による操作 は分かり易いです。 運転 ウィザードが内装されています。 > 24 h 予備のあるRTC時計、 PT 1000 センサー用入力口:8個、 標準ポンプ の回転制御用電源端子:2個、高効率ポンプ用 PWM / 0-10 V 接続端子:2 個、 VFS、RPS センサー用の差込口:2個、CAN用差込口:2個、継電器出力 4個 230 V AC リレー浮動出力1個 、RC21 室内コントローラー用の差込口、室内コントロー ラー、 マイクロSDスロット、 2 GB カード付き 2 寸法 高さ= 228 mm、幅 = 180 mm、厚さ = 53 mm ケース色: 白 RAL 9003 硬調なディスプレー、照明されています。 名称 システム制御 商品番号 包装単位 878 700 182 1 ラテントーソーラー制御 L 発熱源、ソーラー、暖房などの複雑な装置を温度差で制御するためです。 VFS-センサーで流量を最適に測れます。ソーラーや固形物ボイラーに使用でき る事前プログラミングされている水圧選択肢36個あります。4個の入力ボタン で利用者による操作 は自明です。運転ウィザードが内装されています。 > 24 h 予備のあるRTC時計、 PT 1000 センサー用の入り口6個、効率の高 いポンプ用 PWM / 0-10 V 接続2個、 VFS- や RPS センサー用の差込口2 個、CAN用差込口2個、継電器出力4個 230 V AC リレー浮動出力1個 寸法:高さ = 163 mm、 幅 = 110 mm、 奥行き = 51 mm ケース色: 白 RAL 9003 硬調なディスプレー、照明されています。 名称 ソーラー制御 L 14 商品番号 包装単位 878 700 181 1 製品概要 ラテントー ソーラー制御 S 効率的な利用とシンプルなソーラー、蓄熱、暖房装置用の温度差調整制御で す。事前プログラミングされている9つの水圧プログラム(ソーラー、固形物ボ イラー)、4つの入力ボタンで簡単に操作できます。 運転ウィザードが内装さ れています。 > 24 h 予備のあるRTC時計、 PT 1000 センサー用入力口3個、 標準ポンプ の回転数を制御する電気出力1個、効率の高いポンプ用 PWM / 0-10 V 接続 1個 2 寸法 高さ = 115 mm、幅 = 86 mm、奥行き = 45 mm ケース色: 白、 RAL 9003 硬調なディスプレー、照明されています。 名称 ソーラー制御 S 商品番号 包装単位 878 700 180 1 ラテントーVFSコンビセンサー 1-12 l/min. ソーラーや暖房システムで流量と温度(戻り管)を計るセンサーです。 公定の 度量衡検定なしで熱量を簡易的に測りたい場合に最適です。 ラテントーソーラ ー制御 L やラテントーシステム制御との使用に適しています。 名称 VFSコンビセンサー1-12 l/min. 商品番号 包装単位 878 700 183 1 ラテントーセンサー PT 1000 センサー素子の温度センサーです。 DIN EN 60751 に沿って測定 誤差1度まで温度を正確に把握できます。ラテントーソーラー制御 S、 L とラ テントーシステム制御との使用に適しています。 名称 製品概要 商品番号 包装単位 集熱器管センサー PT 1000 878 700 184 1 潜水内温センサー PT 1000 878 700 185 1 外温センサーPT 1000 878 700 186 1 配管装置センサー PT 1000 878 700 187 1 15 ラテントー 制御付きソーラーポンプ 完全断熱、ソーラー循環取り付け用、断続空気抜き器付き、完全安全弁(最高 圧力 0.6 MPa)、 KFE 給水口:2個、重力式ブレーキ:2個、膨張水槽の接 続用ガスケットや温度計付き給水口:2個、接続 3/4" IG グルンドフォス・ソー ラー PM2 25-85 180 、PWM 信号流量計(グリコール用 0.8–10.3 l/min や 水用1.0–13 l/min)。 2 名称 商品番号 包装単位 制御付きソーラーポンプ 878 700 022 1 ビーチ・ロック ネジG 1–22 mm 878 700 171 2 はめ込みガスケット 878 700 172 1 ラテントー ソーラー ポンプ類 完全断熱、ソーラー循環取り付け用、 グリコール用 1.2–14 l/min や 水用 1.7–16l/minのPWM流量計、安全弁 0.6 MPa、KFE給水口:2個、重力式ブレー キ(チェッキバルブ):2個、温度計付き給水口:2個、入り口・出口 IG ¾ "、接 続ピッチG ¾" 、膨張水槽の接続用ガスケット、断続空気抜き器付き。 名称 商品番号 包装単位 ウィーロ・スターST5/6付きのソーラーポンプ類 878 700 085 1 グルンドフォス・ソーラ ーPM 2 25-85、PWM 信 号付き高効率ポンプ類 878 700 078 1 ラテントー ポンプグループ 高効率ポンプ付き暖房循環 完全断熱、混成暖房循環用、三方弁、 グルンドフォス・アルファ 2 25–60高 効率ポンプ付き、吸水配管にチェッキバルブ、温度計付き給水口2個、 送水配 管・吸水配管に G 1½ " AG接続(下)、Rp 1 "接続(上) 名称 高効率ポンプ付き暖房循環ポンプグループ 16 商品番号 包装単位 878 700 079 1 製品概要 ラテントー ボイラーポンプグループ 固形物燃料ボイラーや暖房循環や蓄熱槽の間に取り付けセットです。吸水配 管の温度を高く保持するために吸水配管用自動制御バイパス弁、開弁温度は 40°Cから70°Cまで自由に選べます。高効率ポンプ グルンドフォス・アルファ 2 L 25-60、温度計付き給水口2個、送水配管にチェッキバルブ、 G 1½ " 接続 (上)、管継用袋ナット付き、Rp 1 "接続(下) 名称 ボイラーポンプグループ 商品番号 包装単位 878 700 084 1 2 ラテントー 循環ポンプグループ 混成されていない暖房循環や蓄熱槽注入用ポンプグループです。高効率ポン プ グルンドフォス・アルファ 2 L 25-60、温度計付き給水口:2個 、吸水や送 水側にチェッキバルブ、上流接続 Rp 1 "、 下流接続 G 1½ " AG、ガスケット 名称 循環ポンプグループ 商品番号 包装単位 878 700 082 1 ラテントー ユニバーサル接合 暖房循環ポンプグループに接続用ボルト接続 G 1½、接続 Rp 1 材質:真鍮 名称 ユニバーサルネジ接合 製品概要 商品番号 包装単位 878 700 086 2 17 ラテントー三方弁調整モータ ラテントー暖房循環ポンプグループの上に取り付けます。天候補正調整用、電 気接続230 V、消費電力 2.5 W、トルク 6 Nm、 IP 40、接続ケーブル 2 m付き 2 名称 三方弁用調整モータ 商品番号 包装単位 878 700 087 1 ラテントーソーラー膨張槽 ソーラー設備の膜圧力膨張容器 (MAG)、EU 規準 97/23/EG、DIN 規準 4757と prEN13831を準拠しています。運転中の最高圧力 1MPa、ねじ接続 G ¾ 、または G 1、前圧力 400kPa (25 l)、 150 kPa (33 l)、 300 kPa ( 50 l以 上)。色:白、赤 名称 商品番号 包装単位 ソーラー膨張槽 25 l 878 700 025 1 ソーラー膨張槽 33 l 878 700 138 1 ソーラー膨張槽 50 l 878 700 139 1 ソーラー膨張槽 80 l 878 700 140 1 ソーラー膨張槽 100 l 878 700 141 1 ソーラー膨張槽 140 l 878 700 142 1 ラテントー圧力計 ソーラー膨張槽 の前圧を計るためのアナログ圧力計です。 名称 圧力計 450 kPa 18 商品番号 包装単位 878 700 145 1 製品概要 ラテントー・ソーラー前設置容器 VDI 規準 6002 によると前設置容器は「集熱器とソーラー膨張槽 の間の配管 容量は適切な大きさのソーラー膨張槽 の液体吸収能力の50%を下回ること」が 必要です。この最低条件は短い配管距離の屋上暖房センターで満たすのはなかな か難しいです。ソーラー前設置容器は膨張槽の膜をその膜を破壊できる高い温度 から確実に守ります。 運転中最高圧 1MPa、ネジ接合R ¾ " 色: 白、赤 名称 商品番号 包装単位 ソーラー前設置容器 6 L 878 700 136 1 ソーラー前設置容器 12 L 878 700 137 1 2 ラテントー・接続セット MAG 膜膨張槽 (MAG)をソーラーポンプグループに接続するためです。柔軟性ステ ンレス波管 DN 16、長さ1.5 m、 3/4" や 1" への異軽ソッケト、キャップ式 弁 3/4、または 1"、ガスケット付き MAG 3/4" 接続セット、ソーラー膨張槽 25–50 l 用 MAG 1" 接続セット、 ソーラー膨張槽80 l以上用 名称 商品番号 包装単位 接続セットMAG 3/4" 878 700 146 1 接続セット MAG 1" 878 700 147 1 ラテントー 熱動式温水調整弁 蓄熱槽出口で一定の水温を調整するために(調整域 50 °Cから75 °Cまで)、 分かり易くて明確な目盛りのある調整つまみで温度調整できます。非対称的 な流れ、火傷防止器、ネジ結合セット G 3/4" 込み(温水や冷水用逆流止め 弁:2個、ガスケット)、圧力レベル: PN 10、運転圧力: 1.0 MPa、圧力差:最高 0.3 MPa、最高温度: 95 °C (短期的に :100 °C)、 Kvs値: 3.0 m³/h、重量: 1.3 kg、水や添加不凍液に向いています (グリコール含量 50 %まで)脱亜鉛腐 食に強い真鍮 製) 名称 熱動式調整弁 製品概要 商品番号 包装単位 878 700 021 1 19 ラテントー 常時空気抜き器 熱媒体液からガスを抜くための常時空気抜き器です。最適な設置場所は集熱 器の送水配管やポンプグループソーラーです。 利点:メンテナンスのために運転中でもアクセスし易い、送水配管の高い温 度でも空気抜き能力が良好です。 2 名称 常時空気抜き器 商品番号 包装単位 878 700 066 1 ラテントー ソーラーフィックス ポンプグループと集熱器を接続するための時間や場所を節約できる速成配管 システムです。 2 本x 15 m 柔らかい銅管 15 x 0.8 mmと 18 x 1 (吸水記号付 き) 、コイルとして、シリコン線 2 本x 0.75 mm²、耐高温EPDM発泡ゴムで天候 や紫外線にも耐えるように完全断熱されています。 名称 商品番号 包装単位 ソーラーフィックス CU 15 878 700 150 1 ソーラーフィックス CU 18 878 700 151 1 締め付ける卵形金属クランプ 15/DN 16 878 700 154 1 締め付ける卵形金属クランプ 18/DN 20 878 700 155 1 ラテントー ソーラーフィックスフレックス ポンプグループと集熱器を接続するための時間や場所を節約できる速成配管シ ステムです。 2本 x 15 m ステンレス波管 DN 16と DN 20 (送水配管で記号付 き)、コイルとして、内造センサー線、耐高温EPDM発泡ゴムで天候や紫外線にも 耐えるように完全断熱されています。13mm 名称 20 商品番号 包装単位 ソーラーフィックスフレックスDN 16 ステンレス 878 700 152 1 ソーラーフィックスフレックスDN 20 ステンレス 878 700 153 1 締め付ける卵形金属クランプ 15/DN 16 878 700 154 1 締め付ける卵形金属クランプ 15/DN 20 878 700 155 1 製品概要 ラテントー フレックス ステンレス波管 熱交換器との柔軟接続のためのステンレス波管 DN 25、 10 m コイル 名称 フレックスDN 25 ステンレス 商品 包装単位 878 700 156 1 2 ラテントー ネジ接合 ステンレス波管を接続してまた分離するための部品です。ナット、 ガスケット、 ワッシャー付き 名称 商品番号 包装単位 ネジ接合 DN 16 878 700 157 2 ネジ接合 DN 20 878 700 158 2 ネジ接合 DN 25 878 700 159 1 ラテントー ネジ接合と差込プラグ 名称 製品概要 商品番号 包装単位 ネジ接合 DN 16–Cu 15 S 878 700 160 1 ネジ接合 DN 20–Cu 15 S 878 700 161 1 ネジ接合 DN 25–Cu 22 S 878 700 162 1 21 ラテントー ネジ接合、 スリーブ付き ステンレス波管と銅管を接続してまた分離するために。ナット、ワッシャー 18/22 、 リング 15、ガスケット、平座金 2 名称 商品番号 包装単位 ネジ接合 DN 16–Cu 15/18 M 878 700 163 1 ネジ接合 DN 20–Cu 15/22 M 878 700 164 1 ラテントー ネジ接合、ボルトネジ ステンレス波管とソーラーポンプを接続してまた分離するために。ナットネジG 3/4 ナット、ボルトネジR 3/4、ガスケット、平座金付き 名称 商品番号 包装単位 ネジ接合 DN 16–R ¾ 878 700 165 1 ネジ接合 DN 20–R ¾ 878 700 166 1 ネジ接合 DN 25–R ¾ 878 700 167 1 ラテントー ネジ接合ナット ステンレス波管と熱交換器、制御や注ぎ操作盤のあるソーラーポンプを繋いで離 せるために。ナット、ガスケット、平座金付き (商品878 700 168 はG 1¼-G 1接続付き) 名称 22 商品番号 包装単位 ネジ接合ナット DN 25–G 1 878 700 168 1 ネジ接合ナットDN 25–G 11/4 878 700 169 1 製品概要 ラテントー三方弁 床暖房、暖房、ヒートポンプ、換気、冷房装置などの使用に便利です。流れの方 向を速やかに変えます(AからBへの切り替え:3秒以内)。 流れの方向を逆 に変えることができますから、送水配管側への取り付けに特に向いていま す。MPU付き組込基板、 組込妨害防止プログラム(少なくても7日間に1度完 全な切り替え循環)、制御モータのボタン1個押すことで簡単に取り外せます。 制御モータを外した後はAとBは同時に「開」状態になります。弁の位置は表示 窓から簡単に確認できます。取り外せるケーブル (長さ 1.6 m)、接続: G 1"、圧 力レベル: PN 6、平均温度: 5 °Cから95 °Cまで(短期的に 110 °Cまで)、周囲 温度: 0 °Cから60 °Cまで、消費電力: 230 VAC、50 Hz、ケースの 感電保護 クラス: IP 20、スイッチングタイム・伝搬時間 :3秒、 流量係数: 6.5 m³/h. 重 量: 0.5 kg、水や添加不凍液に向いています (グリコール含量 50 %まで)、脱 亜鉛腐食に強い真鍮 名称 三方弁 商品番号 包装単位 878 700 220 1 2 ラテントー電磁弁 システム循環を1個ずつ自動的に切るため (例えば暖房機を通す循環を追加加 熱時に抑えます)。非通電閉タイプ (商品番号 878 700 221) と 非通電開タ イプ(商品番号 878 700 222)があります。 0 MPaから作動しています、最低 圧力差は必要ありません。 注意: 電磁弁取り付け位置は垂直です。 強制制御、 DN 25/Rp 1 "、圧力 0–1.0MPa、 平均温度 90 °Cまで、 流量係数 6.3 m³/h、バルブ筐体は真鍮、 ガスケット EPDM。 名称 製品概要 商品番号 包装単位 電磁弁、非通電閉タイプ 、 R1 878 700 221 1 電磁弁、非通電開タイプ 、 R1 878 700 222 1 23 3 3. 設計の基本 (基準) ラテントーXXL 成層型蓄熱槽 及び 真空管集熱器 CPC 24 ソーラー設備や付属部品の設計に関する主な要因や基準が 以下のページに記載されています。 ーラー収熱量や設置される集熱器の面積に影響を与える ソ 要因 26頁 3 射量による効率曲線 日 29頁 太陽熱収集装置のシステム設計31頁 テントーXXL や IVT CPC 12/18用ソーラー膨張槽の ラ 算出方法 34頁 プリネート管の発熱量38頁 温水消費計算 (推測)38頁 基準と規格 設計の基本 索引 39頁 25 65° 12°° 6 月 ° 11° 35° ° ° 18 ° 19 ° ° 10 ° ° 9° 12月 105° 90° 75° 60° 45° 30° 15° 0° ソーラー収熱量や設置される集熱器の面積に影響を与え る要因 ーラーエネルギーの主な使用目的 (温水/暖房の補 ソ 足)や温水消費量 暖 房システム(例えば輻射暖房)と 暖房されている面積 集熱器の向き、例えば南方向 集熱器設置の角度、例えば 60度 日射が90度の角度で集熱器に当たると最高効率に達しま す。 従って、冬季には設置角度が小さいと太陽の位置が集熱 器から見て低く、ソーラー収熱量も少ないです。 設置角度を大きくすると、夏季に太陽が集熱器には直接に 当たりません。しかし、その季節には日射量が多くてエネル ギーの消費も少ないです。 太陽熱収集装置を例えば冬期や中間期に夏期の温水需 要量を超えるソーラーエネルギーを得るために過大に設 計すると夏期に給湯に利用できないソーラーエネルギー の過剰が発生することに注意しなければなりません。この エネルギー過剰は装置の過熱や異常停止がはたらく事に なります。 26 40° 11月 1月 ° 5° 45° 17 ° 10月 2月 ° 6° 120° 9月 3月 ° 50° 8月 4月 ° 55° °° 16 7° 7 月 月 5 °° 15 8° 60° °° 14 3 13 °° 15° 30° 45° 60° 75° 太 陽 の 水 平 線 上 の 高 さ 90° 105° ° 30° 25° 20° 15° 10° 5° 120° 装置や部品に掛かっている熱負担が高くなってソーラー液 体の老化を促進させてしまいますから、正しい設計を行う ことによって回避してください。 警告 過熱は太陽熱収集装置の不具合ではありません。 設計の基本 ソーラー収熱量の要因 相 対 100% 的 な 日 冬半期 Winterhalbjahr 80% 射 量 3 relative Sonnenbestrahlung 60% 夏半期 Sommerhalbjahr 40% 20% 0% 0° 20° 40° 60° 80° 90° 図 1: Kollektor 集熱器の設置角度及び日射量 - Neigungswinkel 北緯50度、夏半期と冬半期 一 年 間 の 方向 100% 相 対 的 90% な 日 射 量 80% 70% 図 2: 設計の基本 日射量 -90° -45° 0° 45° 90° 西 西南 南 東南 東 W SW S SO O 屋根の向き 北緯50度 日射量と屋根の向きの関係 27 一年間の日射量 kWh/㎡a) 3 日照時間の平均(時 間/年) 図 3: 一年間の日射量(エネルギー)の平均(ドイツの例) 28 設計の基本 日照時間 異なる日射での効率曲線 CPC 集熱器と平版型集熱器の効率曲線比較(輻射 800W/㎡) Vergleich der Wirkungsgradkennlinien des CPC Kollektors und eines Flachkollektors bei 800 W/m2 Einstrahlung 80% 3 70% Wirkungsgrad η 60% 効 率 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 Δ T = T集熱器 -TUmgebungsluft [K] Kollektor 周辺気温 55 60 65 70 75 80 Flachk. Tinox 平板型集 CPC CPC 熱器ティノ ックス CPC 集熱器と平版型集熱器の効率曲線比較(輻射 600W/㎡) Vergleich der Wirkungsgradkennlinien des CPC Kollektors und eines Flachkollektors bei 600 W/m2 Einstrahlung 80% 70% Wirkungsgrad η 60% 効 率 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0 5 10 15 20 25 Δ T = T集熱器 -TUmgebungsluft [K] Kollektor 周辺気温 30 35 40 45 50 55 60 CPC CPC 65 70 75 80 平板型集 Flachk. Tinox 熱器ティノ ックス Vergleich der Wirkungsgradkennlinien des CPC Kollektors und eines Flachkollektors bei 300 W/m2 Einstrahlung 80% 70% 60% η 設計の基本 50% 効率 29 Wirkung 30% 20% 10% 0% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 Δ T = TKollektor-TUmgebungsluft [K] 60 65 70 CPC 75 80 Flachk. Tinox CPC 集熱器と平版型集熱器の効率曲線比較(輻射 300W/㎡) Vergleich der Wirkungsgradkennlinien des CPC Kollektors und eines Flachkollektors bei 300 W/m2 Einstrahlung 80% 70% Wirkungsgrad η 3 60% 効 率 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 Δ T = T集熱器 -T 周辺気温 [K] Kollektor Umgebungsluft 55 60 65 CPC CPC 70 75 80 平板型集 熱器ティ ノ Flachk. Tinox ックス 輻射 800W/㎡ Einstrahlung 800 W/m2 90 Raumwärmer 部屋暖房 Warmwasser 温水 Schwimmbad プール 80 70 真空管 60 Wirkungsgrad in % 50 効 率 Flachkollektor 40 30 20 10 0 0 10 20 30 温度差 Temperaturdifferenz (T 集熱器 Kollektor 30 Vakuumröhre 平版型集熱器 アブサーバ Absorber 40 50 60 70 80 90 - T外気温 ) (K) in K Außen 設計の基本 効率 太陽熱収集装置のシステム設計 算出の基本 太陽熱収集装置をその使用する目的に最適に合わせま す。一方で投資額を効率よく利用するためには吸収された 熱エネルギーをほとんど完全に消費したいです。 つまり、 装置は大きすぎてもいけません。また、太陽熱収集装置 は給湯や他にも計画されている使用目的の大部分を 担う ためには設計が小さすぎないように気を付かなければな りません。 置場所の特別な状況:屋根の向き、屋根の傾斜、影、 設 使用可能な面積など。お客様の所でこの値を計画用紙 に記入します。 集熱器の熱力学的なデータです。検査機関が認証工程 で得られた調査結果がコンピュータプログラムに組み込 まれています。 お客様のプロジェクトの特徴とそのデーターを元にして期 待できるシステム能力とその設計のサンプルを作ります。 給湯や補助暖房のために必要な集熱器面積については表 1の数字で大雑把な推定が可能ですが、太陽熱収集装置 の最適な規模を正確に計算するためにはその設置場所や 利用条件や運営者の消費プロフィールが分かっているこ とが必要です。 従って表1に述べられた値は推定された数字です。表1よ りコンピュータプログラムを使っている専門家の設計の方 が信頼性が高くなります。 その上に選択した装置のコンセプトは既存の設備や計画 されている設備との絡み合いで、最高の能率や快適さや信 頼性を満たさなければなりません。 この課題の解決で役に立つために専門家向きの能率の高 い太陽熱収集装置設計コンピュータプログラムも開発さ れています。 このようなプログラムの入力データは: 3 推定されている消費の構造 いつ、何度の温水をいくら必要とされる等のことです。 天候の状況 このためにプログラムには設置場所または比較可能な 場所の天候データと一年の経過のデータがあります。 集熱器の面積、基準値 温水及び暖房 使用人数 管集熱器 数/形 IVT CPC アパーチャ面積 2 - 1 x IVT CPC 18 3 m² 2–4 - 1 x IVT CPC 18、または 2 x IVT CPC 12 3–4 m² 4–6 3人まで + 暖房 2 x IVT CPC 12 、 または 1 x IVT CPC 18 + 1 x 12 4–5 m² 5–8 4人まで + 暖房 2 x IVT CPC 12 + 1 x IVT CPC 18 oder 4 x IVT CPC 12 7–8 m² 温水 使用人数 飲料水生成用の調整係数 (主な使用期間:四月から九月まで) 屋根の傾斜(集熱器の傾斜) 真南から離れている角度 南 東南・西南 東・西 設計の基本 0度 10度 20度 30度 40度 50度 60度 70度 80度 90度 0度 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.1 1.2 1.3 1.6 2.0 15度 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.1 1.2 1.3 1.5 1.9 30度 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.1 1.2 1.3 1.5 1.8 45度 1.2 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.2 1.3 1.5 1.8 60度 1.2 1.1 1.1 1.1 1.1 1.2 1.3 1.4 1.6 1.9 75度 1.2 1.1 1.1 1.2 1.2 1.3 1.4 1.5 1.7 2.0 90度 1.2 1.2 1.2 1.3 1.3 1.4 1.6 1.7 2.0 2.4 システム設計 31 飲料水生成及び1部分ソーラー暖房の調整係数 (一年中の主要用途) 屋根の傾斜 (集熱器の傾斜) 真南から離れた角度 南 3 東南・西南 東・西 0度 10度 20度 30度 40度 50度 60度 70度 80度 90度 0度 2.0 1.5 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.0 1.1 1.2 15度 2.0 1.5 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.0 1.1 1.3 30度 2.0 1.5 1.3 1.2 1.1 1.0 1.0 1.0 1.2 1.4 45度 2.0 1.6 1.4 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 1.3 1.5 60度 2.0 1.7 1.5 1.4 1.3 1.3 1.4 1.4 1.6 1.8 75度 2.0 1.8 1.7 1.6 1.6 1.6 1.6 1.7 2.0 2.3 90度 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.1 2.1 2.2 2.7 3.2 ソーラー屋根裏暖房センター 蓄熱槽とソーラーステーションが屋根の中に設置されてい る場合をソーラー屋根裏暖房センターと呼びます。ほとん どの場合に集熱器がソーラーステーションと同じ高さ、ま たは、ステーションより下に位置されています。太陽熱収 集装置の停止や集熱器内の蒸気発生時に起こる異常過 熱を回避するためには次の対策が必要です: 前設置容器 この膨張容器をサイホン配管と集熱器の間の縦管に設 置します。膨張容器膜の異常過熱を防ぐために客先範囲 で冷たい熱媒体液が入っている前設置容器を前に接続し ます。 サイホン配管 以下の図の水圧系統のようなサイホン配管は太陽熱収集 装置の停止時に集熱器からの蒸気がソーラーステーショ ンに溜まる事を防止します。そのために最低高さ1.5mの サイホン配管を設置します。 A サイホン配管 B 前設置容器 H サイホン配管の高さ:最低 1.50 m 32 設計の基本 システム設計 集熱器への配管 ソーラー循環を取り付ける条件 太陽熱収集装置は閉鎖循環として初期運転しなければ なりません。空気中の酸素が入ってしまうと不凍液の阻 害剤が早く消費されるからです。 装置を接液面側に亜鉛メッキされている熱交換器や蓄 熱槽や容器や配管に繋いではいけません。ソーラー内 液が亜鉛を剥げ落とす可能性があります。 すべてのガスケットや接続部品の材料は停止時の最高 温度(約270°C)に耐えるように作らなければなりませ ん。 柔軟な接続部品としては金属ホースを優先的に使用し ます。 不凍液と接触する装置や部品の間に電位差がないこと を確認しなければなりません。 銅資材で作られた部品 では制限された電圧 (約 1.5 V) があってもいいです。 すべての管では沈積や空気だまりによって循環への 妨害が発生しないような配管を行わなければなりませ ん。 循環システム内を常に最高点まで熱媒体液で満杯にし なければなりません。ガスを抜くためには最高点に空気 抜き器を設置してください。 集熱器を配管する時に送水配管と吸水配管は屋根の防 水層を貫通して屋根の空間に導きます。完全な装置脱 気を行うためには空気抜き器が最高点に設置されてい ることを確認してください。 のような固形物、取り付け補助材を除くために中の掃除( 洗浄)を行います。 第6章「初期運転」参照 膨張容器 膜膨張容器はDIN 4807 及び DIN 4757 基準に準拠し なければなりません。 3 警告 重要: はんだ付けは絶対にしないでください。性能保障さ れません。 ろう付け ろう付けで接合する場合には銀や銅を含んでいる合金を 使用してください。塩化物を含んでいる融剤を使ってはい けません。 配管中の汚れ 取り付けの時や注入の前には太陽熱収集装置とその部品 を汚れや水が入らないように保護しなければなりません。 工作が終わった時点に金属の薄片や包装材の残りや木粉 設計の基本 配管 33 ラテントーXXL及び IVT CPC 12/18用ソーラー膨張容器の計算 膨張容器の最低規模は熱媒体液の熱膨張体積及び熱収 集器の内体積を異常過熱時に受けられる大きさにしなけ ればなりません。 原因は以下です: 3 異常過熱時に太陽熱収集装置の中に蒸気が発生して圧力 が高くなります。それによって安全弁が動くかもしれませ ん。これは熱媒体液の損失になります。 膨張容器の大きさを正しく設計すれば異常過熱時にも負 担はそんなに大きくありません。 屋根裏センターではソーラー膨張容器を守るために前設 置容器が必要です。 20 m ソーラー配管 Cu 15での膨張容器体積、ラテントー XXL1個の場合 CPC 12 個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 1 0 2.0 25 878 700 025 2 0 1 3.0 35 878 700 138 2 2 0 4.0 50 878 700 139 2 1 1 5.0 50 878 700 139 2 0 2 6.0 80 878 700 140 2 3 0 6.0 80 878 700 140 2 2 1 7.0 80 878 700 140 2 1 2 8.0 80 878 700 140 2 4 0 8.0 80 878 700 140 2 20 m ソーラー配管 Cu 18での膨張容器体積、ラテントー XXL1個の場合 CPC 12個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 3 1 9.0 80 878 700 140 2 0 3 9.0 80 878 700 140 2 2 2 10.0 100 878 700 141 2 1 3 11.0 100 878 700 141 2 0 4 12.0 100 878 700 141 3 20 m ソーラー配管 Cu 18での膨張容器体積、ラテントー XXL2個の場合 CPC 12 個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 4 2 14.0 140 878 700 142 3 3 3 15.0 140 878 700 142 3 2 4 16.0 140 878 700 142 4 0 6 18.0 200 -- 4 4 4 20.0 200 -- 4 * 高さ5–10 m ; 動作圧 0.3MPa. ; 膨張容器の一次圧 0.25 MPa 34 設計の基本 膨張容器 3 20 m ソーラー配管 ES波管DN16での膨張容器体積、ラテントー XXL1個の場合 CPC 12 個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 1 0 2.0 35 878 700 025 2 0 1 3.0 35 878 700 138 2 2 0 4.0 50 878 700 139 2 1 1 5.0 50 878 700 139 2 0 2 6.0 80 878 700 140 2 3 0 6.0 80 878 700 140 2 20 m ソーラー配管ES波管DN20での膨張容器体積、ラテントー XXL1個の場合 CPC 12 個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 2 1 7.0 80 878 700 140 3 1 2 8.0 80 878 700 140 3 4 0 8.0 80 878 700 140 3 3 1 9.0 100 878 700 140 3 0 3 9.0 100 878 700 140 3 2 2 10.0 100 878 700 141 3 1 3 11.0 100 878 700 141 3 0 4 12.0 140 878 700 141 3 20 m ソーラー配管 ES波管DN20での膨張容器体積、ラテントー XXL2個の場合 CPC 12 個 CPC 18 個 集熱器面積 (m²) 膨張容器の大きさ (l) 注文番号 ソーラー 20* の量 個数 4 2 14.0 140 878 700 142 4 3 3 15.0 140 878 700 142 4 2 4 16.0 200 -- 4 0 6 18.0 200 -- 4 4 4 20.0 200 -- 4 * 高さ5–10 m ; 動作圧 0.3MPa. ; 膨張容器の一次圧 0.25 MPa 設計の基本 膨張容器 35 膨張容器の規模を設計する 膨張容器の大きさを計算する基本 以下の公式の元に 0.6 MPa の安全弁がある時の計算例 を示します。膨張容器の大きさを正確に算出するために は以下にある部品の累積を計算してから次のステップの 公式を使って膨張容器の大きさを計算します。 3 それぞれの体積を計算する例: 条件: CPC 12 OEM/INOX集熱器2個 配管: CU 15 mm、 2 本x 長さ15 m 高さ: 9 m ラテントーソーラー熱交換器の容量: 11.9 l 蒸気領域の配管: CU-管 15 mm、2本 x長さ 2 m 装置部品の詳細については各製品説明書の表を参照して ください。 次のページに通常に使う銅配管や CPC真空管収集器の 容量が記載されています。 V装置 = 蓄 熱槽熱交換器容量 + 配管容量 +集熱器容 量 = 11.9 l + 30 m x 0.133 l/m + 2 x 1.6 l = 18.1 l 集熱器収集箱の上にある配管や同じ高さにある配管は太 陽熱収集装置が停止中ですと蒸気で満杯になっている可 能性があります(縦に並んでいる集熱器の場合は最低位 置に設置されている集熱器収集箱の値を使います)。そ のため蒸気体積V蒸気 の算出では 関係している配管や集 熱器の容量も含まなければなりません。 V蒸気 = 2 x 1.6 l + 4 m x 0.133 l/m = 3.73 l (2 x CPC 12/+ 4 m 管 CU 15 mmの容量) 公式: V定格 ≥ (V装置 x 0.1 + V蒸気 x 1.25) x 4.8 V定格 V装置 V蒸気 = 膨張容器の定格容量 = ソーラー循環の全容量 = 蒸気領域にある集熱器と配管の容量 選択された膨張容器: 35 l 太陽熱収集装置の容量、一次圧、動作圧を計算します。 ソーラー液の必要量を算出する時に装置の容量に膨張容 器の運転時容量を足さなければなりません。膨張容器の 運転時容量はソーラー装置を普通圧から運転圧(高さH に因ります)へ上げてソーラー液を足す時に生じます。選 択された膨張容器の定格容量を基準して運転時容量の割 合や規定圧力については以下の表を参照してください。 高さ9 m の場合は次のページにある表を参照してくださ い。 V運転時容量 = V定格 x 12.5 % = 35 l x 0.125 = 4.4 l ソーラー液の必要量 V全容量: V全容量 = V装置 + V運転時容量= 19 l + 4.4 l = 23.4 l 結果: 35 l の膨張容器は十分です。 一次圧 0.25 MPa、動作圧 0.3 MPa、 ソーラー液 22.5 l 膨張容器の大きさを算出します: V定格≥ (V装置 x 0.1 + V蒸気 x 1.25) x 4.8 V定格≥ (18.1 l x 0.1 + 3.73 l x 1.25) x 4.8 = 31.1 l 36 設計の基本 膨張容器 膨張容器から装置の最高点までの高さ 運転時圧の膨張容器容量 (定格容量の割合、%) 全圧 動作圧 0 … 10 m 12.5 0.25 MPa 0.3 MPa 10 … 15 m 11.0 0.3 MPa 0.35 MPa 15 … 20 m 10.0 0.35 MPa 0.4 MPa 3 ソーラー部品の容量 銅管 形 Cu 12 Cu 15 Cu 18 Cu 22 Cu 28 容量( l/m) 0.079 0.133 0.201 0.314 0.491 ステンレス波管 形 DN 16 DN 20 容量( l/m) 0.25 0.39 形 CPC 12 CPC 18 容量( l/m) 1.6 2.4 集熱器 設計の基本 膨張容器 37 プリネート管の暖房出力 暖房器を接続する場合の配管設計概算のために以下の 表に書いてあるポイントを推薦します。 警告 この表は DIN EN 12828 に沿った専門的に詳しいポ ンプ設定ではなく概算値です。 3 管の最高暖房出力 温度差 10 K 管の寸法 15 K 20 K 25 K 最高暖房出力 Q [kW] m R w [kg/h] [Pa/m] [m/s] 14 x 2.0 (シュタビール) 1.1 1.7 2.3 2.8 97 200 0.34 タビール) 1.7 2.6 3.4 4.3 146 201 0.38 3.1 4.6 6.1 7.6 262 200 0.45 5.6 8.4 11.2 14.0 481 201 0.53 タビール) 11.1 16.7 22.2 27.8 955 200 0.63 42 x 4.6 (シュタビール) 29.0 43.5 58.0 72.5 2.493 200 0.81 16 x 2.2 (ナーノーフレックス、PE-X & シュ 20 x 2.8 (ナーノーフレックス、PE-X & シュ タビール 25 x 3.5 (ナーノーフレックス、PE-X & シュ タビーウ) 32 x 4.4 (ナーノーフレックス、PE-X & シュ 52 x 5.6 (シュタビール) 51.8 77.7 103.6 129.5 4.454 200 0.94 63 x 6.0 (シュタビール) 86.0 129.0 172.0 215.0 7.395 170 1.00 温水使用の概算算出 温水の使用を推測ための平均値は以下の通りです。 温水使用は蓄熱槽の冷水入り口に設置されている水量計 で算出できます。何週間にわたって毎日の使用のデータを 取って一日当たりの平均を計算します。 1 x 手を洗う (40 ℃) 1 x シャワー (40 ℃) 1 x お風呂(40 ℃) 1 x 洗髪 (40 ℃) 掃除(1日、一人当たり) 料理(1日、一人当たり) 皿洗い (50 ℃) 1日、一人当たり これから計画されている新築の場合にはできるだけ共通 点のある使用者グループの使用データを使ってください。 そして、そのデータを元に見込められた使用者行動に合わ せてください。 後からの装置増設を配慮した設計の必要性を確認するた めにはお客様の家族計画や建物の利用計画についても気 を使って聞いてください。 38 3 l 35 l 120 l 9 l 3 l 2 l 10–20 l 設計の基盤としては最新の DIN 及びDIN EN 規格を遵守してください。 設計の基本 暖房出力 規格と基準 ラテントーXXLと真空管 IVT CPC 12/18 の設置と取り付けに次の規格と規定を守らなければなりません。* 規格シリーズ: DIN 1988 飲料水取り付けの技術規則 (TRWI) 規格シリーズ: DIN EN 806 飲料水取り付けの技術規則 (TRWI) DIN EN 1717 飲料水設備中の汚染防止及び逆流に よる飲料水汚染を防ぐ安全装置への 一般的な要求 DVGW W 551 飲料水加熱及び配管装置・技術的な 対策 DVGW W 552 レジオネラ菌繁殖低減対策 DVGW W 553 中心的な飲料水加熱器の循環シス テム規模及び設計 DIN 4753 飲料水及び注水用加熱気と加熱装 置・要求、表示、機材、検査 DIN EN 12976-1太陽熱利用装置とその部品 ・既製装 置・第一部:一般的な要求 DIN EN 12976-2太陽熱利用装置とその部品 ・既製装 置・第二部:検査工程 3 DIN ENV 12977-1 太陽熱利用装置とその部品 ・カスタ ム製装置・第一部:一般的な要求 DIN ENV 12977-2太陽熱利用装置とその部品 ・カスタ ム製装置・第二部:検査工程 DIN ENV 12977-3 太陽熱利用装置とその部品 ・カスタ ム製装置・第三部:温水貯水槽の能 力検査 電気接続のときにはVDE 0100 やVDE 0700.や電気事業 者の規制を守らなければなりません。 DIN 4708-1 中央的な温水装置、概念、算定基準 DIN 4708-2 中央的な温水装置・住宅の飲料水加 熱の熱需要算定規則 DIN 8947 ヒートポンプ・すぐに接続可能な電気 圧縮機付きヒートポンプ温水器 DIN 18380 VOB、 建設工事の委託と契約規 則・ C 部 暖房及び中央的な温水 装置 DIN 18381 VOB、建設工事の委託と契約規則・ C 部 ガス・水・排水配管装置 DIN 18338 VOB、建設工事の委託と契約規則・ C 部 瓦葺及びかしめ作業 DIN 18339 VOB、建設工事の委託と契約規則・ C 部 板金作業 DIN 18421 VOB、建設工事の委託と契約規則・ C 部 技術装置での断熱作業 DIN 18451 VOB、建設工事の委託と契約規則・ C 部 足場作業 DIN EN 12828 建物内暖房システム・温水暖房装置 の設計 DIN EN 12975-1太陽熱利用装置とその部品・集熱 器・第一部:一般的な要求 * このリストは最新の規格改定をすべては開示してはいません。必要に応じて再確認してください。 設計の基本 企画や基準 39 4 4. 企画開発の例 40 次のページにお客様がラテントー太陽熱利用装置についての 問い合わせデータを元にしてカスタム製工事計画の例を記述 しました。 この章の終わりにはお客様からの問い合わせのためにラテン トー太陽熱装置設計用データ記入用紙のコピー原稿を用意し ました。 4 企画開発の例 41 データ処理のためにはサインと記入された専用のデータ 用紙 が必要です。 1 1 Datenerfassung für Latento Auslegung Thermische Solaranlage Herr Sonnenschein AD-Mitarbeiter: Herr Sonnenschein Objektanschrift: Musterhaus Fa: Name: Musterheizungsbau GmbH Musterheizungsbau GmbH Adresse: 0911 11 22 33 Fax: 4 Musterstraße 15 Ort: 90402 Nürnberg Sonnenallee 11 90402 Nürnberg Telefon: 90402 Nürnberg Adresse: Sonnenallee 11 11 22 33 44 55 Ort: Familie Mustermann Familie Mustermann Musterstraße 1 90402 Nürnberg Gewünscher Liefertermin: KW 12/07 KW 12 0911 11 22 33 4 Ist eine Solar-Simulation (Art. Nr. 878 700 200) für den Preis von 150 € gewünscht? Bei einer Realisierung des Bauvorhabens mit einer LATENTO Solaranlage werden diese 150 € mit dem Kaufpreis verrechnet. Ja Ja Nein Warmwasserbereitung Heizungsunterstüzung Passivhaus Niedrigenergiehaus (moderne Bauweise) Massivhausbauweise (80-er -90er Jahre) Dreiliterhaus Altbau All-Inclusive-Regelung: Nutzung der Solarenergie für: Nein Haustyp: Wärmeerzeugung: x Einfamilienhaus Zweifamilienhaus Öl-/Gaskessel Pelletsofen E-Heizstab 230 Volt Brennwertgerät Festbrennstoffkessel Erd/Sole Wärmepumpe Brennwerttherme E-Heizstab 400 Volt 例には次のデータが記入されています: 物形ローエネルギーハウス 建 温 水生成と暖房補足 屋上集熱器取り付け 暖 房には 8 kWの能力をもっているコンデンシングボイ ラーを使用 集熱器の設置場所は車庫の平屋根の上部 家には4人が居住、水需要は一人当たり50 l、 温水温度 は45 ℃ 浴槽1個とシャワー2個を取り付け Sonstige: x Angaben zum Primär- bzw. Sekundärwärmeerzeuger: Leistung (in kW): max. VL-Temp (in °C): Modell/Typ: Dachneigungswinkel (Kollektorneigung): x 45 Einfache Leitungslänge vom Kollektor zum Speicher (in m): 1 x Montageart der Kollektoren: Aufdach Flachdach Freiaufstellung Dachausrichtung (Grad): 180 1 8 Ja Verschattung des Kollektors: Baum Verschattungsform: 1 Höhe über Kollektor: x Abdeckung vorhanden: Nein Dachausrichtung Beispiel bei 180 Grad Haus Nein Breite des Objekts: Abdeckungszeiten: von Ausrichtung zum Kollektor: Entfernung vom Kollektor: Ja Beckengröße (m ): 2 Warmwasserbereitung: Personenzahl: 4 Beckenform: Art der Abdeckung: bis Länge (m): rund Breite (m): Tiefe (m): eckig Warmwasserbedarf pro Person und Tag bei 45°C: 30 l (niedrig) 50 l (mittel) Fliesenfarbe: 70 l (hoch) Warmwassergroßverbrauch > 150 Liter (z. B. Whirlpool): Nein Anzahl der Badewannen: Dusch- und Badegewohnheiten: Ja Art: 1 Duschwannen: Literangabe: morgens abends Ja Nein Zirkulationsleitung: Länge des durchströmten Rohrnetzes (in m): Heizungsunterstützung: Nutzungszeitraum des Schwimmbades: 1 x 2 Gebäudewärmebedarf (kW): Gesamtbeheizte Wohnfläche (m2): Soll Wassertemperatur (°C): Beheizte Wohnfläche mit Fußbodenheizung (m2): Systemtemperaturen Radiatoren (°C): Dauer der Heizperiode: 4.5 Hallenbad bis 125 VL 35 RL 28 VL RL von 01.10 bis 30.04 Angabe zum Schwimmbad: Freibad Nutzungszeitraum: von x 4,5 125 x Rauminnentemperatur (°C): 4 Beheizte Wohnfläche mit Radiatoren (m2): Systemtemperaturen FBH (°C): Maximale Wassertemperatur (°C): 2 geschützte Lage 125 Datum Unterschrift freie Lage Personenzahl: 2 42 1.10 30.04 3 Gewerbering Nord 5 D - 91189 Rohr Hotline +49 9876 9786 97 Fax +49 9876 9786 98 [email protected] • www.ivt-rohr.de ® 企画開発の例 ソーラーシミュレーション(商品番号878 700 200) が求 められた時には、建築計画をソーラーシミュレーションプ ログラム T*Sol を使って算出します。 2 結果としては詳細な一年間シミュレーションを明示しま す。 2 2 4 2 企画開発の例 2 43 2 2 2 2 4 44 企画開発の例 2 2 4 企画開発の例 45 この例のソーラーシミュレーションではソーラー温水生成 や暖房補足に IVT CPC 18 3本が使われています。 これで温水要求の 69 %、つまり2620 kWhに相当しているエ ネルギー量を賄えられます。 3 暖房熱要求へのソーラー貢献は 13.2 %になります。それ は800 kWhのエネルギーを相当しています。暖房と温水 の総エネルギー需要には ソーラーエネルギーが36 %を 貢献しています。全部で356 m³の天然ガスを節約したこ とになります。 3 3 4 IVT GmbH & Co. KG 91189 Rohr Model heating Ltd Model heating Ltd Building Project Mrs. and Mr. A.N. Other Basic Data Climate File Location: Climate Data Record: Total Annual Global Radiation: Latitude: Longitude: Efford "Efford" 1101,05 kWh 50,73 ° 1,57 ° . Domestic Hot Water Average Daily Consumption: Desired Temperature: Load Profile: Cold Water Temperature: Circulation: 200 l 45 °C Detached House (evening max) February:8 °C / August:12 °C No . Space Heating Standard Building Peak Heating Load: Standard External Temperature: Design Temperatures : 4,5 kW -4,6 °C 35 °C/28 °C System Components Collector Loop Manufacturer: Type: Number: Total Gross Surface Area: Total Active Solar Surface Area: Tilt Angle: Azimuth: IVT Latento GmbH IVT 18 CPC 3,00 10,29 m² 9 m² 45 ° 0° . Combination Tank (int HE) Manufacturer: Type: Volume: IVT GmbH Co KG Latento XXL 536 l . 3 Auxiliary Heating Manufacturer: Type: Nominal Output: T*SOL Database Gas Condensing Boiler - 8 8 kW Legend Original T*SOL Database With Test Report Solar Keymark T*SOL Pro 4.5 Page 2 08.07.2010 3 46 企画開発の例 データー用紙に記入されたデータを元にお客様の建築設 計にラテントーXXL を水圧システムの中に接続するための 取り付け案を作り上げます。 4 4 4 4 SR 企画開発の例 47 0 % 100 Feb 80 60 40 20 Jan Mrz uste Fa. M Apr rheiz ungs bau B auvo rha ben Sep Nov Dez ann sterm . Mu Fam Okt W 69 % ng W Decku Mai Zeitra Jun Jul um 1. 1. - 31 A .12. ug Dec ku ng G es. 34 Decku % ng H zg 13 ,1 % 4 企画開発の例 48 6 5 3 企画開発の資料、 3 注文リスト 6 (必要な部品のリスト、またはソーラ ーシミュレーション)を 送り状 と一緒に送ります。 5 5 太陽熱利用装置の データ収集シート 拘束力のない取り付け案製作用 施工業者 現場の住所 会社: 名前: お客さま番号: 住所: 住所: 市町村: 市町村: 電話番号: 営業担当: ファックス: 希望納期 ____________________ ソーラーシミュレーション (商品番号 878 700 200、価額 150 €)を希望しますか。ラテントー太陽熱利用装置で 建設計画を実地すれば、この 150 € を装置の購入価額から引きます。 ☼ はい ☼ いいえ システム制御はご希望ですか: ☼ はい ☼ いいえ 建物 ☼ 中高 ☼ 新築 建物の種類(タイプ): ☼ パッシーブ・ハウス ☼ ロー・エネルギー・ハウス (現代的な作り方) ☼ 重厚な構造 (80 -90 年代) ☼ 中古(1980 年以前) 建築年 約_______ 建物の大きさ: ☼ ☼ ☼ 一戸建て 集合住宅 (ユニット:______) 商業用建物 / その他 ソーラー装置について ソーラーエネルギーの利用目的: ☼ 給湯 ☼ 補足暖房 集熱器の取り付け: ☼ 屋上 ☼ 平屋ね ☼ 自由 屋根の傾斜(角度) (集熱器の傾斜(角度)): _________ 度 屋根の向き(方向): _________ 度 (図を参照してください。ここの例では 180 度です) 集熱器から蓄熱槽までの配管距離(片道): 集熱器に当たる影: O いいえ ______m O はい 影を与える形: O 建物 O 木 O その他: ____________ 集熱器の上の高さ =_______m 物体の幅 =_______m 集熱器からの距離 =_______m 集熱器からの方向 =_______度 Stand 07/2013 Seite 1 von 3 太陽熱利用装置の データ収集シート 拘束力のない取り付け案製作用 発熱 一次発熱 二次発熱 □ □ 石油・ガスボイラー □ □ □ □ □ ペレットボイラー コンデンシング・ボイラー ☼ ガス瞬間湯沸かし器 ☼ ボイラー 固形物燃料ボイラー 電気カートリッジヒーター ヒートポンプ その他: ___________________ 発熱について: 天候誘導: ☼ はい ☼ いいえ 能力: ______kW 送り線最高温度: ______°C 形: _______________ □ □ 石油・ガスボイラー □ □ □ □ □ ペレットボイラー コンデンシング・ボイラー ☼ ガス瞬間湯沸かし器 ☼ ボイラー 固形物燃料ボイラー 電気カートリッジヒーター ヒートポンプ その他: __________________ 発熱について: 天候誘導: ☼ はい 能力: ______kW 送り線最高温度: ______°C 形: _______________ ☼ いいえ 給湯 人数: _________ 一人の温水需要(1日、 45°C の場合): ☼ 30 l (低) ☼ 湯船の数: _________ 50 l (中) ☼ 70 l (高) シャワーパンの数: __________ 温水の高消費設備 > 150 l(例:ジェット風呂): ☼ いいえ ☼ はい 種類: _______________________ 消費量(l):________ シャワーとお風呂の習慣: ☼ 朝 ☼ 晩 ☼ 両方 循環配管: (循環配管の長さ(片道): ☼ いいえ _________ m) ☼ はい 暖房の補足 建物の熱需要: _________kW 暖房された総合面積: _________m² 暖房された住宅面積 放熱器使用: _________m² システム温度: 送り線_____°C 戻り線_____°C 天候誘導: ☼ はい ☼ いいえ 暖房期管: Stand 07/2013 床暖房使用: _________m² システム温度: 送り線______°C 戻り線_____°C 天候誘導: ☼ はい ☼ いいえ __________ から _________まで Seite 2 von 3 データ記入シート 太陽熱利用装置 取り付け案の作成用 その他 コメント、特徴 (例えば特別な取り付け状況、スレートの屋根など) __________________________________________________________________________________________ __________________________________________________________________________________________ __________________________________________________________________________________________ __________________________________________________________________________________________ __________________________________________________________________________________________ __________________________________________________________________________________________ ____________________________________________________________ 装置の図、または水圧システムの図 IVT GmbH&Co KG はこのデータ収集シートをもとに、太陽熱利用装置の基本計画を作成し、取り付け方法の提 案や資材の選択を法的拘束力のない形で提供いたします。計算の基準となるのはあくまでも個々のお客様から頂 くデータであり、試算の結果は一般に公開されている方法で算出した概算です。専門家による設計の代わりにな るものではありません。提供するデータ並びに計算の正確さについて、当社は賠償責任を負いません。法的拘束 力のない計算を原因としてIVT GmbH&Co KGに対し発生するかも知れない請求権は、いかなるものであっても無 効であることをここに明記します。上記の条件がお客様とIVT GmbH&Co Kgの間で拘束力を持つものと認めて頂 ける場合、下のお客様の署名をお願いいたします。 __________ 日付 2013年7月現在 ______________________________ 施工業者の商号 Gewerbering Nord 5 D-91189 Rohr Hotline +49 9876 9786 97 Fax +49 9876 9786 69 [email protected] ∙ www.ivt-rohr.de ________________________ 施工業者のサイン 5 5. 成層型蓄熱槽 XXL/WP-S 諸元 52 1. 安全について54頁 2. 部品の名称55頁 3. 商品の説明56頁 4. 追加加熱用加熱機器56頁 5. 機能57頁 6. 接続58頁 6.1 運搬58頁 5 6.2 設置58頁 6.3 配管58頁 6.4 温度・液面表示器58頁 6.5 注入59頁 7. 個別要求への対応60頁 8. 熱損失の回避61頁 9. 初期運転 61頁 10. 定期的なメンテナンス62頁 11. 排水と解体 62頁 12. 引き取りと処分62頁 13. 不具合の追求と修理63頁 14. 性能データ64頁 15. 技術データ66頁 成層蓄熱槽 XXL / WP-S 索引 53 技術情報 1. 安全について この技術情報には取り付け専門会社に重要な内容やお客 様向けの情報が書いてあります。 この技術情報では安全注意事項を2つの段階に分けまし た: DIN検査済み 常圧成層蓄熱槽ラテントー XXL はシュトゥットガルト大学 で HLK 研究会(暖房・換気・空調)によって検査されまし た。試験は DIN 4708、第三部及び DIN 4753、第八部に よります。 危険 この注意事項を守らないと人の安全に危害が及びま す。 警告 5 機器の安全についてのヒントです。このヒントを守ら ないと記載された機器に害を与えることになる可能 性があります。 警告 この技術情報を厳重に守ってください。技術情報、ま たは有効な規定や取り付け規則の不履行によって発 生する被害について IVT GmbH & Co. KG 社は賠償 責任を負えません。 危険 運転中に蓄熱槽の蓋を開けると火傷する危険があり ます: 蓄熱槽の中の温度は85 °Cまでに達することがあり ます。表面にある相変化保熱材は水の蒸発を抑えて いますから、蓄熱槽水の温度を軽く考えないでくだ さい。 従って、ラテントー XXL の中で作業する前に蓄熱槽 の水温を確認したください。ラテントーXXL の中に作 業する前に水温が40 °C以下に下がるまで待ってくだ さい。蓄熱槽内の水温に十分注意してください。 ラテントーXXL の取り付けや初期運転やすべての修 理作業はその作業の有資格者に依願してください。 ラテントーXWでこの技術的な情報で解決できない問題は、ラテントー・ホット・ラインに連絡してくださ い。 ラテントー・ホット・ライン: +49 (0) 9876/9786–40 54 温度成層蓄熱槽 XXL / WP-S 安全について 2. 部品名称 暖房用熱交換器 暖房用熱交換器 飲料水用熱交換器 ソーラー熱交換器 水 温水 電気カートリッジ・ヒーター(オプション) 温度・液面表示器 蓄熱槽蓋 ( PP/PU/PP製) 相変化保熱材 温度センサー用スリーブ ソーラー上部昇管 5 蓄熱槽 + 断熱 ( PP/PU/PP製) 注入・放出弁 ½" KFE栓付き 図はイメージです すべての熱交換器は長波型ステンレス管 DN 25、da 32.8 mm、接続 G 1¼" 温度成層蓄熱槽 XXL / WP-S 部品名称 55 3. 商品の説明 5 ラテントーXXL は一戸建てや二戸建て住宅のために開発 された常圧ソーラー成層型蓄熱器です。集合住宅の供給 にはティッシェルマンシステムで接続されている複数のラ テントー XXLを使う方法があります。 ラテントーXXLの中に温水生成のための太陽エネルギー (= 無償で手に入るエネルギー)を保存できます。蓄熱槽 は高断熱材で覆われ、保存されたエネルギーを何日間も 常備できます。エネルギーの需要量によりますが、悪天候 の期間を越える供給が可能です。 ソーラーエネルギーが十分にない時は必要な温水や冬期 に十分な暖房能力を確保するために、ラテントー XXL は 他の熱源でも必要な温度まで上げることができます。暖 房装置全体を運転するラテントーシステム制御はお客様 の個性的なニーズに合わせた 利用ができます。その際に 従来ラテントー XXLに入ってくるエネルギーをソーラー加 熱により蓄熱できる量を引かなければなりません。 (この 点については 60頁にある章「個別な要求への適応」も参 照してください。) 4. 追加加熱用加熱機器 ラテントー XXL の加熱には主に無償のソーラー熱を利用 します。しかし、十分なソーラーエネルギーがない場合に は他の加熱機器で追加加熱されます。十分な温水供給を 確保するためには加熱機器 が使用者向け水温より少な くても 15 度高くしなければなりません。(例えば温水の 水温 60 °C、加熱機器が送水配管で供給する最低温度 75°C)。 以下にある加熱機器についてはお客様の装置設計のため に取り付けの案を第11章にまとめました。 相変化保熱材 蓄熱槽にある水の他にラテントー XXLは相変化保熱材で 駆動されます。相変化保熱材は温度が約 65 °Cになると 溶解します。蓄熱槽の温度が変わらず、相変化保熱材は 溶解する時に熱エネルギーを吸収します。温度が上がっ ていく場合に熱損失がほとんどなしで追加エネルギーを 保存できます。蓄熱槽が 65 °C以下に冷えると相変化保 熱材がまた硬化して、保存されたエネルギーを蓄熱槽に ある水へ放出します。 その上に相変化保熱材は蓄熱槽にある水の蒸発を防いで います。水やエネルギーの損失を低減するために、すべて のラテントー XXLに出荷工場 から相変化保熱材を備え付 けています。相変化保熱材は健康面からみても問題ありま せん。廃材は家庭の一般のごみで廃却可能です。 気カートリッジ・ヒーター: 取り付け案A第11章 電 送りの高い温度がある追加加熱用ボイラー装置(最 低 60°C): 取り付け案 B第11章 低温ボイラー: 取り付け案 C第 11章 送りに高い温度がある追加加熱用ボイラー装置、固 形燃料ボイラー付き: 取り付け案 D第 11章 低温ボイラー、固形燃料ボイラー付き:取り付け案 E 第 11章 56 燃料ペレットボイラー:取り付け案 F第 11章 ヒートポンプ:取り付け案 G第 11章 地域熱供給 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 商品の説明・追加加熱 5. 機能 常圧ソーラー温度成層型蓄熱槽 ラテントーXXL内の蓄熱水は熱吸収のみに使われていま す。熱は熱交換器によって加熱されて取り出されています。 ですから、蓄熱水は暖房装置や飲料水装置への接点があ りませんから、混入もありません。これで蓄熱槽でのカル キ定着や泥の蓄積、飲料水熱交換器中のレジオネラ菌繁 殖などが防止できます。 ソーラー熱量 ラテントー XXLには飲料水の加熱や暖房用(オプション) に使用するために太陽エネルギーが保存されています。太 陽熱はソーラー熱交換器でラテントー XXL に搬入されま す。この工程は集熱器の温度が蓄熱槽の下部分より高くな った時からラテントーXXLが完全に最高温度まで温まられ ている時まで行っています。最高温度を TPUセンサーで設 定します。通常は工場側で 80℃にデフォルト設定されてい ます。この設定で上の部分の温度が 85℃に達することが あります (温水供給、蓄熱槽の上部分、図参照)。 温水 + ソーラー熱量 飲料水熱交換器の中で冷水は最初に集熱器の下部を通 って流れています。その時にソーラー給水領域の熱を奪 い飲料水 がプレ加熱されることによって比較的に低い 温度レベルでも利用できます。同時に使用可能な温水容 積が大きくなります。 追加加熱 ソーラーエネルギーが足りない場合にラテントー XXL を 暖房用熱交換器を通して必要な温度まで暖められます。 ラテントー XXLの追加加熱には送水配管の温度が高いほ うがいいです。追加加熱温度が高ければ高いほど ラテン トーXXLの追加加熱時間が早くなります。ラテントー XXLの 加熱データについては64頁 「能力データ」を参照してく ださい。 電気カートリッジ・ヒーター スタンドアローン(エネルギー供給はソーラー集熱器と電 気カートリッジ・ヒーターだけによります)、またはピーク 負荷の時にヒートポンプを使用する場合のためにも最高 能力9kWの電気カートリッジ・ヒーター(オプション)を 提供できます。 5 危険 電気カートリッジ・ヒーターの運転はラテントー XXL の中に十分の水が入っている時に限られています。火 事が発生する危険があります。電気カートリッジ・ヒ ーターの接続工事は有資格者に依願してください。 蓄熱槽の下部の熱を奪うことで送水配管と吸水配管の温 度差が高くなって、ソーラー熱交換器の効率も上がって、 ソーラー熱量が高くなります。 なのでラテントー XXLを低い集熱器温度からでも速くソー ラー熱で加熱できます。 温水 温水を瞬間沸かし器の原則で暖めます。需要が発生した 時のみに温水を作ります。 利点:水はいつも新鮮です。レジオネラ菌が繁殖する可能 性はありません。その上にステンレス製熱交換器が飲料水 品質や耐腐食性を完全に保証します。 温度成層型集熱器 XXL / WP-S 機能 上 部 57 6. 接続 保証 この章に書かれている警告がすべて履行されている場合 のみにIVT GmbH & Co. KG社がラテントー XXLの機能 を保証します。 特にラテントー XXLの正しい配管接続には注意が必要で す:保証は取り付け案の章に書いてあるように取り付け案 に沿って接続されているラテントー XXLに限られていま す。ラテントー XXLを取り付け案と異なる配管接続すると 責任は設計、または取り付けの会社にあります。 暖房接続 ラテントー XXLを一台や複数の加熱機器に接続する時に は専門的に正しく空気抜き装置を取り付けてください (例:自動空気抜き器)。 5 さい。 損失をできるだけ小さく抑えるためにはラテントーを 熱 追加加熱装置の近くに置きます。 熱損失をできるだけ少なくするためには暖房されている 警告 電気カートリッジ・ヒーター (878 700 039)を使用す る時: 電気カートリッジ・ヒーターを蓄熱槽に水を注 入したり配管したりする前にねじ込んだほうが良い です。天井の低い部屋 (< 2.70 m) に電気カートリッ ジ・ヒーターを入れる時に蓄熱槽を斜めにする必要 が出てくるかもしれません。 部屋に置きます (EnEV)。 危険 冷水の送水配管、 または暖房配管系の中に鋼鉄の管 が計画されているか初期運転されている場合には剝 片が飲料水熱交換器に入ってしまう危険性がありま す。接点で腐食が発生して飲料水熱交換器で漏れが 起こる可能性ありますから、 ろ過装置を取り付けてで 防止してください。 6.1 運搬 ラテントーXXL/WP-S を原則としていつも縦に運ばなけ ればなりません。短期間に(例えば設置所に運ぶ時に) 斜めにしてもかまいませんが、最大の傾斜は水平です。そ の時には蓋がすべてのネジでしっかり止めてあることを確 認してください。 警告 6.3 配管 火傷防止のために飲料水熱交換器の温水出口で温度調整 弁を取り付けてください (商品番号 878 700 021)。DIN EN 806-2 (2005年6月)によると温水温度として 60 ℃が 望ましいです。 温水配管の熱損失をできるだけ少なくするには温度調整 弁を 45 °Cから50 °Cまでの温度に設定することを勧め ています。 飲料水熱交換器の洗浄や石灰質除去のために圧力注入 管を温度調整弁の前に取り付けなければなりません。熱 交換器の効率が石灰化によって下がることを防ぐためには 20° dH (3.57 mmol)の硬度から硬水軟化装置の設置を進 めています。 温度センサー 温度センサーは取り付け案で書かれた高さにスリーブに 入れて設置してください。そして、センサーは制御配線に繋 いでください。スリーブの大きさは複数のセンサーを挿入 できるように設計されています。 運搬の時に被害を回避するためにはラテントー XXL/ WP-S を縦に運んでください。 6.2 設置 ラテントー XXLの設置場所を選ぶ時に次の項目を守ってく ださい: 霜から守られている場所 床が水平できれいに掃除された場所 ラテントーXXL に日射が直接に当たらないような所に置き ます。 (紫外線が樹脂を破壊する可能性があります。) 満水になったラテントーXXLの重量は約 410/660 kg (XXL 300/500)ですから、地盤の耐加重に注意してくだ 58 6.4 温度・液面表示器 ボタンを押すと表示が明るくなります。ボタンをちょっと 押すと、5秒間に温度及び液面表示が出ます。ボタンを長 く押すと「LONG」が表示されて液面表示が15分間オンに なります。 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 接続 温度の単位を変える 温度表示の単位を °C から °Fに変えたり戻したりするた めには運転中にボタンを温度が新しい単位で表示される まで長く押します。 (途中に今まで測定された最高液面の 値が出ます。) 電池交換 電池交換が必要になる場合はケースを開いて基板を取り 外すことが必要になります。電池 (AA リチウム 3.6 V) は 基板の裏側にあります。 電池をはめ込む時には極性に注 意してください。 + 陽極は基板とケーブルが繋がっている 側にあります。 電池交換が済んだら液面表示のすべての部分が表示され ます。この時に液面表示を改めて調整しなければなりませ ん。液面センサーの初期化のために水位を上下する必要 があります。それは例えば運転中に水が温度によって膨張 することでもできますが、確実にはラテントー内の液面を 本当に少し上下する必要があります。初期化が終わったら正 しい液面がまた表示されます。 調整 調整の時に電源がオフになった状態から表示器に「RESET」が表示されるまで押しボタンを押します。続いて「J」 の下に「X」が現れるまでにもう1度 このボタンを短く押し ます。表示がまた消えた後に初期化が自動的に完了され ます。初期化後にラテントーに水が入っていても容器が空 になっているような表示が出ます。 電池交換と同じ様に 少し上下する液面によって正しい液面が表示されることに なります。 5 危険 取り付けの時ではその地域の上下水道事業の規定及 び該当する DIN基準を守らなければなりません (関 連性のある基準の表は第 3章「技術資料の設計基準 基本」にあります。)接続には耐圧性があるように気を つけてください。冷水吸水配管には DIN 4753第1部 6.3-7 条に沿って部品検査を受けた安全装置 (安全 弁、逆流防止器、圧力調整弁、排水装置、調整装置、安 全装置)を組み込まなければいけません。 暖房装置を DIN EN 14336 に沿って圧力検査を行っ て洗浄してください。 6.5 注入 取り付け後には液面表示と温度表示を調整しなければな りません。項目 6.4「調整」を参照してください。 ラテントーXXL に注入・放出弁を通して飲料水を入れてく ださい。注入の時に排除される空気が出るために電気カー トリッジ・ヒーター(オプション)用の蓋を空気が出るまで 開けてください。 電気カートリッジ・ヒーターを使用している場合には排除 される空気が逃れるまでカートリッジ・ヒーターをねじ込 みソッケトから捩じり出してください。 液面表示のセグメントディスプレーが「OPT」になるまで に水を入れてください。液面センサーはラテントーの上 の 40 cmの位置にありますから、液面が表示に現れるの がある程度の時間がかかります。注入の時に表示を注入 モードに変えてください。 電源がオフになった状態から 「LONG」という単語が表示されるまでに押しボタンを押 します。 そして表示はその後にも約15 分間オンになって います。注入が済んだ後には KFE-栓 と電気カートリッジ・ ヒーター用の蓋をまた閉めてください。 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 接続 警告 飲料水熱交換器は最大に 1.5 MPa の圧力までにさら されても問題ありません。水圧が 1.5 MPa を越え ると熱交換器が膨らみます。それによってラテントー XXL が被害を受ける可能性があります。 DIN EN 12502 によって水の最大塩素含量としては 53 mg/l (温水)を厳守しなければなりません。そうし ないと熱交換器には孔食や隙間腐食が起こる可能性 があります。 59 暖房用熱交換器 流出配管G 1¼ 暖房用熱交換器 流入配管G 1¼ 飲料水 冷たい G 1¼ ソーラー 流出配管 G 1¼ ソーラー 流入配管 G 1¼ 飲料水 暖かい G 1¼ 電気カートリッジ・ヒーター (オプション) 温度センサー用 スリーブ 温度・液面表示器 5 7. 個別な要求への対応 ラテントーXXL の主な役割は無償である太陽熱を保存する ことです。できるだけたくさんの太陽熱を保存するために は従来型の追加加熱を最低限に制限することが望ましい です。この目的をどのように達成できることについては以 下のポイントを並べました: 温 水需要をぎりぎりまかなうように蓄熱水の温度 を低く設定してください。この温度が低ければ低い ほどたくさんのソーラー熱量を保存できます。. もし定期的に午前中に出かけるならば、朝の給湯 の後に従来型の追加加熱を行わないような温水作 動設定ができます。そうするとソーラー熱量のため に「熱保存場所」が増えます。ソーラー加熱で得ら れた温度が足りない場合には午後の遅い時間に従 来型追加加熱を行います。 飲料水熱交換器の通水量が低ければ低いほど同 じ温水量を出すためにラテントーXXL内の温度が 低くてもいいです。 熱交換器の通水量を20 l/min から13 l/min まで下げると使用可能な温水量が約 25 %増加します。 60 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 個別要求への対応・熱損失への対応・回避 8. 熱損失を回避する 循環配管はいつも熱損失を伴っています。 費用をできるだけに抑えるためには熱損失を避けること が重要です。 温水が通っているすべての管や計器板の断熱の他にも次 の対策が可能です: 一戸建てでは給湯場所の位置を適切に設計することで 循環配管の設置を回避できます。 循環配管がどうしても必要になったら、循環制御や循環 ポンプを取り付けてください。循環制御があれば循環ポ ンプは配管内の水温が設定された値より下がった時や 必要な時のみ(例えばお風呂のスイッチ、短期間に温水 を使った時など)に作動します。 その上にこれと同時に 循環ポンプの作動時間を極短い時間に設定すればより 良好です。 循環ポンプとしてはできるだけ小さいポンプの使用が望 ましいです。 マイクロ循環も熱損失の一つに原因です。温水が通って いるすべての管(飲料水、暖房、ソーラー)に熱サイホン を取り付けるとマイクロ循環を防止できます。 5 9. 初期運転 ラテントーXXL を初期運転する前には次のチェック・リストを確認してください。 ラテントー XXLの初期運転はすべての項目に「はい」と答える時になってから行ってくださ い。 はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ 配管は取り付け案に比べると正しくて完全ですか。 はい いいえ 暖房循環の注入と空気抜きが済んでいますか。 はい いいえ ソーラー循環の注入と空気抜きが済んでいますか。 はい いいえ はい いいえ 蓄熱槽の蓋はねじで固定されていて容器は密閉していますか。 はい いいえ 電気カートリッジ・ヒーターを使用する場合: カートリッジ・ヒーターは蓋にしっかりねじこめられていますか。専門家によって接続され ていますか。 すべての接続線や計器板の断熱は基準に合っていますか。 はい いいえ はい いいえ ポンプと加熱器は制御に正しく接続されていますか。 はい いいえ 容器には十分の水が入っていますか。 ソーラー熱交換器の接続が正しいですか。 暖房用熱交換器(暖房循環、ボイラー循環)は正しく接続されていますか。 飲料水熱交換器とそれの止水弁と圧力洗浄配管の接続は正しいですか。 すべての温度センサーは正しい位置に取り付けられていて制御器に接続されています か。 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 初期運転 61 10. 定期的なメンテナンス ラテントーXXL はとてもメンテナンスしやすいです。定期 的に確認すべきところは液面とシステムの圧力のみです。 6ヶ月ごと ラテントーXXL内の液面を確認します: 水の液面は 「Min」と「Max」の間にあるべきです。液面表示器が 「Opt」の位置になっていれば最適です。必要なった ら、58頁の説明に書いてあるように水を補給してくださ い。 ソーラー、ボイラー、暖房装置のシステム圧を確認しま す。必要になったら調整してください。 5 必要な時に 飲料水熱交換器の能力が落ちた場合には洗浄して石灰 を取り除いてください。この作業が必要な頻度は飲料水 の硬度と蓄熱槽の中の温度によります。 ソーラー熱量が少なくなったら (日射がある時に)、ソー ラー液を確認してください。ソーラー液が茶色く変色し た時、または凝固が起こった時にはソーラー液を交換し てください。 メーカの表示に従ってソーラー液を交換してください。 温度・液面表示器は電池で動いています。電池は必要 の応じて交換してください。詳細は第 6章4条「温度・ 液面表示器」を参照してください。 危険 火傷の危険があります。 取り外す前にはラテントー XXL がオフになっていて 蓄熱槽の中の水が十分に冷めたいことを確認してく ださい。 11. 排水と解体 12. 引き取りと処分 お客様のソーラー温度成層型蓄熱槽ラテントーXXL の処 分が計画されたら、その蓄熱槽ラテントーXXL を適切な再 利用を検討してください。 ラテントーXXLが無償により弊 社の住所に届けられたら、再利用のために受け取ることを 考慮します。 すべての管の水を抜いてください。 すべての配管を取り外してください。 ラテントーXXLの蓋を開けて固体の相変化保熱材を除い てください (相変化保熱材の処理:相変化保熱材は普通 の家庭ごみと一緒に処分できます。) ラテントー XXL を放出栓で空にしてください。 62 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S メンテナンス・排水と解体・引き取り 13. 不具合の追求と修理 蓄熱水が暖かくなりません ●集熱器にソーラー能力がある場合: – ソーラー循環に不具合があるかどうか確認 してください。 – ソーラーポンプが正しく機能しているかどうか 確認してください。 – ソーラー熱交換器の送水配管と吸水配管は正しく 接続されていますか。 – ソーラー循環に空気が入っていませんか。 空気 抜き栓 で空気を抜いてください。 – 圧力を確認してください。 – 集熱器のセンサーが正しく設置されていますか。 ● 従来型追加加熱の場合: – 暖 房用熱交換器は正しく接続されていますか。 – ボイラー循環に不具合がないかどうか確認 してください。 – 圧力を確認してください。 – 循環ポンプの機能を確認してください。 空気が入っているかもしれません。 – 制御の確認します。加熱器、ポンプ、温度センサー が正しく接続されていますか。 – 温度センサーが正しい高さに設置されています か。機能していますか。 温水が暖かくなりません ● 蓄熱水の水位を確認してください。必要なったら、補 給してください。 ● 飲料水熱交換器の送水配管と吸水配管が正しく接続 されていますか。 ● 蓄熱水は暖かくなっていますか。 (項目「蓄熱水が暖かくならない」を参照して ください) ●温度調整弁が正しく設定されていますか。 ● 循環ポンプの作動時間が長すぎませんか。 ● 冷水の吸水口から温水が流れてきますか。 装置内の圧力低下 ● 最初の数週間に溶存空気が逃れて圧力が下がってい くのが普通です。 ● 作 動中に 0.03 MPa の圧力変化が普通です。 ● 装置は密閉がどうか確認してください。 ● 安全弁の取り付けは正しくて、密閉に閉まっていて機 能しているかどうか確認してください。 ●空気抜き器が注入の後にまた閉まりましたか。 ● 膜膨張容器が正しく設定されていますか、または不 具合がありますか。 温水使用がなくても夜に蓄熱槽が冷たくなります。 ● ソーラーポンプが夜中に作動していませんか。制御 の設定を確認してください。 ● 夜中に集熱器の温度は外気温より高いですか。ソーラ ーポンプグループの送水配管と吸水配管にあるチェッ キ・バルブを確認してください。 ● すべての配管は断熱されていますか。 ● 温 水出口は直接上に向いているように取り付けてあ りますか(マイクロ循環)。 この接続を横に向くように行ってください。または、 サイホンを入れてください。 ● 循環ポンプは夜中に作動していますか。タイマーの 設定を変えてください。 ● チェッキ・バルブは機能していますか。必要ならば、 掃除してください。 ● 循環配管の重力循環が強すぎますか。より強い逆流 防止器を取り付けてください。または循環ポンプの 後に電動二方弁を付けてください。 5 蓄熱水の損失 ● 蓄熱槽の蓋がネジで閉じられていますか。 ●蓄 熱槽の蓋がしっかり閉まっていますか。密閉です か。 ● 注入・放出弁が密閉していますか。 蓄熱槽の上部分と下部分の温度は同じです。 ●水中センサーは正しい高さに設置されていますか。 ● 循環ポンプが強すぎませんか。 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 不具合追求と修理 63 14. 性能データ 5 追加加熱用の熱交換器を使った場合にラテントー XXL の性能データー 給湯中に送水配管が 75°Cになって追加加熱します。最大 消費電力は 43 kWです。 使用可能な温水容積 暖房用熱交換器で過熱するとラテントー XXLの上部分の 温度によって給湯できる使用可能な温水量が異なってき ます (45 °C、ΔT = 35 K、流量 20 l/min)。 給湯中に追加 加熱する場合に加熱器の送水配管にある水温が使用可能 な温水量に影響を与えています。 ラテントー・システム制御ではラテントー XXL の上部分に ある温度を設定します。 85 °Cでの追加加熱 給湯中に送水配管が85 °Cになって追加加熱します。最 大消費電力は 43 kWです。 ラテントー XXL 下部分が冷たい: この測定の時にラテントーXXLの下部分は冷水の温度にな っています (約16 °C)。給湯中には追加加熱しません。 例えば給湯の時に温水温度が加熱の時より低く設定され ている場合はそのような場合です。そうすると日中の収熱 量を待ちながら従来型の追加加熱が可能です (項目 7を 参照してください)。 75 °Cでの追加加熱 ラテントー XXL使用可能な容積 使 用 可 能 な 容 積 追加加熱なし XXL 300 追加加熱なし XXL 500 追加加熱 75°C XXL 300 追加加熱 75°C XXL 500 追加加熱 85°C XXL 300 追加加熱85℃ XXL500連続運転 蓄熱槽温度 (℃) 1温 水45 °C、ΔT = 35 K、流量20 l/min 85 °Cでの追加加熱 (1800 l/h) で45 °Cの給湯温度 (ΔT = 35 °K) を継続的に確保できます。 64 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 性能データ ラテントー XXL使用可能な容積 使 用 可 能 な 容 積 5 蓄熱槽温度 1 温 水 45 °C、ΔT = 35 K、流量20 l/min WP-S 500 蓄熱温度( °C) 58 54 50 10l/min. 10/45 208 195 155 15l/min. 10/45 188 175 140 20l/min. 10/45 163 131 88 加熱能力 ラテントーXXL のみの加熱能力は限られていて次の要因 に因ります: 追加加熱用熱交換器の送水配管にある温度 温 水の能力を保つためにラテントーXXL内に必要な保 温温度 暖 房の送水配管に最大必要な温度 ラテントーWP-S の使用可能な温水量、追加加熱熱交換 器を使用した場合1 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 性能データ 65 15. ラテントー XXL・技術データ 蓄熱槽 XXL 300 XXL 500 容器資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 蓋資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 断熱資材 ポリウレタン ポリウレタン 長さ[cm] 78 78 幅 [cm] 58 78 高さ[cm] 158 158 ディアゴナール [cm] 169 176 重量(空)[kg] 78 98 相変化保熱材が含められている重量 [kg] 83 118 蓄熱水の定格容積 [l] 331 536 一時間の温度低下(平均)[K/h] 0.1 0.1 蓄熱水の最高温度 [°C] 85 85 使用可能な温水容積 (65 °C 蓄熱温度)、追加加熱 なし [l] 137 247 連続能力 (85 °C 追加加熱) [l/h] 960 1220 3 7.3 ( 85/10/45で) 39 (85/10/45で) 50 容器 5 能力指数 NL* 温水継続能力 QD [kW] ソーラー熱交換器 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ [m] 9.8 14 表面面積[m²] 1.4 2.2 水の容積 [l] 6.9 9.8 G 1¼ G 1 ¼ 接続 飲料水熱交換器 長さ [m] 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 22.8 29.1 表面面積 [m²] 3.3 4.2 水の容積 [l] 16 20.5 G 1¼ G 1¼ 接続 暖房熱交換器 長さ[m] 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 13.0 15.8 表面面積 [m²] 2.0 2.3 水の容積 [l] 9.1 11 G 1¼ G 1¼ 接続 * DIN 4708-3 (加熱能力 60 kW) 66 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-SP 技術データ ラテントーWP-S・技術データ 蓄熱槽 WP-S 500 容器 容器資材 ポリプロピレン 蓋資材 ポリプロピレン 断熱資材 ポリウレタン 長さ l [cm] 78 幅 b [cm] 78 高さ h [cm] 158 ディアゴナール [cm] 176 重量(空)[kg] 105 相変化保熱材が含められている重量 [kg] 125 蓄熱水の定格容積 [l] 536 一時間の温度低下(平均)[K/h] 0.1 蓄熱水の最高温度[°C] 85 使用可能な温水容積 (65 °C 蓄熱温度)、追加加熱 なし [l] 連続能力 (85 °C 追加加熱) [l/h] 5 330 1700 能力指数 NL* 10* 温水継続能力 QD [kW] (85/10/45で) 69 ソーラー熱交換器 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ [m] 14 表面面積[m²] 2.2 水の容積 [l] 9.8 接続 G 1¼ 飲料水熱交換器 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ [m] 39.3 表面面積 [m²] 5.7 水の容積 [l] 27.5 接続 G 1¼ 暖房熱交換器 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ[m] 27.3 表面面積 [m²] 4 水の容積 [l] 19 接続 G 1¼ * DIN 4708-3 (加熱能力 60 kW) 温度成層型蓄熱槽 XXL / WP-S 技術データ 67 6 6. 常圧温水槽XW 技術情報 68 1. 安全について 2. 部品の名称71頁 3. 商品の説明72頁 4. 追加加熱用加熱機器72頁 5. 機能72頁 6. 接続73頁 6.1 運搬 70頁 73頁 6.2 設置73頁 6 6.3 配管73頁 6.4 温度・液面表示 器73頁 6.5 注入74頁 7. 熱損失の回避75頁 8. 初期運転75頁 9. 定期的なメンテナンス76頁 10. 排水と解体 76頁 11. 引取りと処分76頁 12. 不具合追求と修理77頁 13. 性能データ78頁 14. 技術データ79頁 温水槽 XW 索引 69 技術情報 この技術情報には取り付け専門会社に重要な内容やお客 様向けの情報が書いてあります。 この技術情報は取り付けの後にもラテントーXW の所の そばに置いていただくか、 または、保管にためにお客様に お渡してください。 1. 安全について この技術情報では安全注意事項を2つの段階に分けまし た: 危険 この注意事項を守らないと人の安全が危害が及びま す。 警告 機器の安全についてのヒントです。このヒントを守ら ないと記載された機器を破損させることになる可能 性があります。 警告 6 この技術情報を厳重に守ってください。技術情報、ま たは有効な規定や取り付け規則の不履行によって発 生する被害について IVT GmbH & Co. KG 社は賠償 責任を負えません。 危険 ラテントーXW の取り付けや初期運転やすべての修 理作業はその作業の有資格者に依願してください。 運転中に蓄熱槽の蓋を開けると火傷する危険があり ます: 蓄熱槽の中の温度は85 °Cまでに達することがあり ます。表面にある相変化保熱材は水の蒸発を抑えて いますから、蓄熱槽水の温度を軽く考えないでくだ さい。 従って、ラテントー XW の中で作業する前に蓄熱槽 の水温を確認したください。ラテントーXW の中に作 業する前に水温が40 °C以下に下がるまで待ってくだ さい。蓄熱槽内の水温に十分注意してください。 ラテントーXWでこの技術的な情報で解決できない問題があったら、ラテントー・ホット・ラインに連絡し てください。 ラテントー・ホット・ライン: +49 (0) 9876/9786–40 70 温水槽 XW 安全について 2. 部品の名称 暖房用熱交換器 飲料水用熱交換器 冷水 温水 温度・液面表示器 温水槽蓋 (PP/PU/PP製) 相変化保熱材 温度センサー用スリーブ 温水槽 + 断熱材 (PP/PU/PP製) 6 注入・放出弁 ½" KFE栓付き 図はイメージです すべての熱交換器は長波型ステンレス管 DN 25 da 32.8 mm、接続 G 1¼" 温水槽 XW 部品の名称 71 6 3. 商品の説明 5. 機能 ラテントーXXL は一戸建てや二戸建て住宅のために開発 された常圧温水槽です。集合住宅の供給にはティッシェ ルマンシステムで接続されている複数のラテントー XWを 使う方法があります。 ラテントーXWの中に温水生成のためのエネルギーを保 存できます。温水槽は高断熱材断熱に覆われ、保存され たエネルギーを何日間も常備できます。 常圧温水槽 ラテントーXW 内の蓄熱水は熱吸収のみに使われていま す。熱は熱交換器によって加熱されて取り出されています。 ですから、蓄熱水は暖房装置や飲料水装置への混入があ りません。これで蓄熱槽でのカルキ定着や泥の蓄積、飲 料水熱交換器中のレジオネラ菌などの繁殖が防止できま す。 温水の需要をいつでも満たすためにラテントーXWは色々 な異なる熱源からの給与が可能です。暖房装置全体を運 転するラテントーシステム制御は、お客様の個性的なニー ズに合わせた 利用ができます。 温水 温水は瞬間沸かし器の原理で暖めます。需要が発生した 時のみに温水を作ります。 利点:水はいつも新鮮です。レジオネラ菌が繁殖する可能 性はありません。その上にステンレス製熱交換器が飲料水 の品質や耐腐食性を完全に保証します。 相変化保熱材 蓄熱槽にある水の他にラテントー XW は相変化保熱材で 保熱されます。相変化保熱材は温度が約 65 °Cになった ら溶解します。温水槽の温度が変わらず、相変化保熱材 は溶解する時に熱エネルギーを吸収します。温度が上が っていく場合に熱損失がほとんどなしで追加エネルギー を保存できます。温水槽が 65 °C以下に冷えると相変化 保熱材がまた硬化して、保存されたエネルギーを温水槽 にある水へ放出します。 その上に相変化保熱材は温水槽にある水の蒸発を防いで います。水やエネルギーの損失を低減するために、すべて のラテントー XWに出荷工場 から相変化保熱材を備え付 けています。相変化保熱材は健康上も問題ありません。家 庭の一般ごみで廃却可能です。 4. 追加加熱用加熱機器 電気カートリッジ・ヒーター スタンドアローン(エネルギー供給は電気カートリッジ・ ヒーターだけによります)、またはピーク負荷の時にヒート ポンプを使用する場合のためにも最大能力9kWの電気 カートリッジ・ヒーター(オプション)を用意しています。 危険 電気カートリッジ・ヒーターの運転はラテントー XW の中に完全に水が入っている時に限られています。火 事が発生する危険があります。電気カートリッジ・ヒ ーターの接続工事は有資格者に依願してください。 十分な温水供給を確保するためには加熱機器 の送りを 使用者向け給水温度より少なくても 15 度高くしなければ なりません。(例えば温水の水温 60 °C、加熱機器の送り の最低温度 75°C)。 72 温水槽 XW 商品の説明・加熱機器・機能 6. 接続 保証 この章に書かれている警告をすべて履行されている場合 のみにIVT GmbH & Co. KG社がラテントー XWの機能 を保証します。 暖房接続 ラテントー XWを一台や複数の加熱機器に接続する時に は専門的に正しく空気抜き装置を取り付けてください (例:自動空気抜き器)。 水になったラテントーXWの重量は約 405/650 kg 満 (XW 300/500)ですから、地盤の耐加重に注意してくだ さい。 熱損失をできるだけ小さく抑えるためにはラテントーを 追加加熱装置の近くに置きます。 熱損失をできるだけ少なくするためには暖房されている 部屋に置きます (EnEV)。 6.3 配管 危険 冷水の送水配管、 または暖房配管の中に鋼鉄の管が 計画されているか初期運転されている場合には剝片 が飲料水熱交換器に入ってしまう危険性があります。 接点で腐食が発生して飲料水熱交換器で漏れが起 こる可能性ありますから、 ろ過装置を取り付けて防止 してください。 6.1 運搬 原則としてラテントーXWをいつも縦に運ばなければなり ません。短期間に(例えば設置所には運ぶ時に)斜めに してもかまいませんが、最大の傾斜は水平です。その時に は蓋がすべてのネジでしっかり止めてあることを確認して ください。 警告 電気カートリッジ・ヒーター (878 700 039)を使用す る時: 電気カートリッジ・ヒーターは蓄熱槽に水を注 入したり配管したりする前にねじ込んだほうが良好 です。天井の低い部屋 (< 2.70 m) に電気カートリッ ジ・ヒーターを入れる時に蓄熱槽を斜めにする必要 が出てくるかもしれません。 ラテントーXWを60°C以上の温度で運転する時、火傷防 止のために温度調整弁を取り付けなければなりません ( 商品番号 878 700 021)。DIN EN 806-2 (2005年6月) によると温水温度として 60 °Cが望ましいです。 温水配管の熱損失をできるだけ少なくするには温度調整 弁を 45 °Cから50 °Cまでの温度に設定することを薦め ています。 飲料水熱交換器の洗浄や石灰質除去のために圧力注入管 を温度調整弁の前に取り付けてください。 6 温度センサー 温度センサーは取り付け案で書かれた高さにラテントー XWのスリーブに入れて設置してください。そして、センサー は制御配線に繋いでください。スリーブの大きさは複数の センサーを挿入できるように設計されています。 6.4 温度・液面表示器 ボタンを押すと表示が明るくなります。ボタンをちょっと押 すと、約5秒間に温度及び液面表示が出ます。ボタンを長 く押すと「LONG」が表示されて液面表示が15分間オンに なります。 温度の単位を変える 温度表示の単位を °C から °Fに変えたり戻したりするた めには運転中にボタンを温度が新しい単位で表示される まで長く押します。 (途中に今まで測定された最高液面の 値が出ます。) 6.2 設置 ラテントー の設置場所を選ぶ時に次の項目を守ってくだ さい: 霜から守られている場所 床が水平できれいに掃除された場所 ラテントーXW に日射が直接に当たらないような所に置き ます。 (紫外線が樹脂を破壊する可能性があります。) 温水槽 XW 接続 73 電池交換 電池交換が必要なる場合にはケースを開いて基板を取り 外すことが必要になります。電池 (AA リチウム 3.6 V) は 基板の裏側にあります。 電池をはめ込む時には極性に注 意してください。 + 陽極は基板とケーブルが繋がっている 側にあります。 電池交換が済んだら液面表示のすべての部分が表示され ます。液面表示を改めて調整しなければなりません。液面 センサーの初期化のために水位を上下する必要がありま す。それは例えば運転中に水が温度によって膨張すること でもできますが確実にはラテントー内の液面を本当に少し 上下する必要があります。 初期化が終わったら正しい液面 がまた表示されます。 6 調整 調整の時に電源がオフになった状態から表示器に「RESET」が表示されるまで押しボタンを押します。続いては 「J」の下に「X」が現れるまでにもう1度 このボタンを短く 押します。表示がまた消えた後に初期化が自動的に完了さ れます。初期化後にラテントーに水が入っていても容器が 空になっているような表示が出ます。電池交換と同じ用に 少し上がっていく液面によって正しい液面が表示されるこ とになります。 6.5 注入 取り付け後には液面表示と温度表示を調整しなければな りません。項目 6.4「調整」を参照してください。 ラテントーXW に注入・放出弁を通して飲料水を入れてく ださい。注入の時に排除される空気が出るために電気カー トリッジ・ヒーター(オプション)用の蓋を空気が出るまで あけてください。 電気カートリッジ・ヒーターを使用している場合には排除 されている空気が逃れるまでカートリッジ・ヒーターをね じ込みソッケトから捩じり出してください。 液面表示のセグメントディスプレーが「OPT」になるまでに 水を入れてください。液面センサーはラテントー の上の 40 cmの位置にありますから、液面が表示に現れ るのがある程度の時間がかかります。注入の時に表示を 注入モードに変えてください。 電源がオフになった状態 から「LONG」という単語が表示されるまでに押しボタン を押します。 そして表示はその後にも約15 分間オンにな っています。注入が済んだ後には KFE-栓 と電気カートリ ッジ・ヒーター用の蓋をまた閉めてください。 警告 飲料水熱交換器は最大に 1.5 MPa の圧力までにさ らされても問題ありません。水圧が 1.5 MPaを越え ると熱交換器が膨らみます。それによってラテントー XW が被害を受ける可能性があります。 DIN EN 12502 によって水の最大塩化物含量として は 53 mg/l (温水)を厳守しなければなりません。そう しないと熱交換器には孔食や隙間腐食が起こる可能 性があります。 暖房用熱交換器 送水配管G 1¼ 暖房用熱交換器 吸水配管 G 1¼ 飲料水 冷たいG 1¼ 飲料水 暖かいG 1¼ 温度センサー用スリーブ 電気カートリッジヒータ (オプション) 温度・液面表示器 74 温水層 XW 接続 7. 熱損失の回避 運用費用をできるだけに抑えるためには熱損失を避ける ことが重要です。 温水が通っているすべての管や計器板の断熱の他にも以 下の対策が可能です: 温水循環配管はいつも熱損失を生じます。 一戸建てでは給湯場所の位置を適切に設計するこ とで循環配管の設置を回避できます。 循環配管がどうしても必要になったら、循環制御や 循環ポンプを取り付けてください。循環制御があれ ば循環ポンプは配管ない時のように水温が設定さ れた値より下がった時や必要な時のみ(例えばお風 呂のスイッチ、短期間に温水を使った時など)に作 動します。 その上にこれと同時に循環ポンプの作 動時間を極短い時間に設定すればより良好です。 循環ポンプとしてはできるだけ小さいポンプの使用 が望ましいです。 マイクロ循環も熱損失の一つに原因です。温水が通 っているすべての管(飲料水、暖房、ソーラー)に熱 サイホンを取り付けるとマイクロ循環を防止できま す。 危険 取り付けの時ではその地域の上下水道事業の規定及び該当する DIN基準を守らなければなりません (関連性のあ る基準の表は第 3章「技術資料の設計基準基本」にあります。)接続の時耐圧性を確認してください。冷水吸水配管 には DIN 4753第1部 6.3-7 条に沿って部品検査を受けた安全装置 (安全弁、逆流防止器、圧力調整弁、排水装置、 調整装置、他の安全装置)を組み込んでください。 6 熱交換器は石灰質の沈着などで性能が劣化します、水の硬度が20度dH(3.57mmol)以上の場合には硬水軟化装 置を推薦します。 8. 初期運転 ラテントーXW を初期運転する前には次のチェック・リストを確認してください。 ラテントー XWの初期運転はすべての項目に「はい」と答える時になってから行ってください。 容器には十分の水が入っていますか。 暖房用熱交換器の接続が正しいですか。 飲料水熱交換器とそれの止水弁と圧力洗浄配管の接続は正しいですか。 暖房用熱交換器の注入が済んでいますか。空気抜きされていますか。 温度センサーは正しい位置で取り付けられていて制御器に接続されていますか。 温水槽の蓋はネジで固定されていて容器は密閉していますか。 電気カートリッジ・ヒーターを使用する場合: カートリッジ・ヒーターは蓋にしっかりねじこめられていますか。専門家によって接続 されていますか。 すべての接続配管や計器板の断熱は基準に合っていますか。 ポンプと加熱器は制御に正しく接続されていますか。 温水槽 XW 熱損失の回避・初期運転 はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ 75 9. 定期的なメンテナンス ラテントーXWはとてもメンテナンスしやすいです。定期的 に確認すべきところは液面とシステムの圧力のみです。 6ヶ月ごと ラテントーXW内の液面を確認します: 水の液面は「Min」と 「Max」の間にあるべきです。液面表示器が「Opt」の位置 になっていれば最適です。必要なったら、項目6の説明に 書いてあるように水を補給してください。 危険 火傷の危険があります。 取り外す前にはラテントーXW がオフになっていて 蓄熱槽の中に水が十分に冷めたことを確認してくだ さい。 ーラー、ボイラー、暖房装置のシステム圧を確認しま ソ す。必要に応じて調整してください。 6 必要な時に 飲料水熱交換器の能力が落ちた場合には洗浄して石灰を 取り除いてください。この作業が必要な頻度は飲料水の 硬度と蓄熱槽の中の温度によります。 温度・液面表示器は電池で動いています。電池は必要に 応じて交換してください。詳細は第 6章4条「温度・液面 表示」を参照してください。 10. 排水と解体 すべての管の水を抜いてください。 すべての配管を取り外してください。 ラテントーXWの蓋を開けて固体の相変化保熱材を除い てください (相変化保熱材の処理:相変化保熱材は普通 の家庭ごみと一緒に処分できます。) ラテントー XW を放出栓で空にしてください。 11. 引き取りと処分 お客様のソーラー温度成層型蓄熱槽ラテントーXW の処 分が計画されたら、その蓄熱槽ラテントーXW を適切な 再利用を検討してください。 ラテントーXW が無償により 弊社の住所に届けられたら、再利用のために受け取ること を考慮いたします。 76 温水槽 XW メンテナンス・排水と解体・引取りと処分 12. 不具合の追求と修理 蓄熱水が暖かくなりません ●暖房用熱交換器は正しく接続されていますか 。 ●ボイラー循環に不具合がないかどうか確認します。 ●圧力を確認してください。 ●加熱ポンプの機能を確認してください。 空気が入っているかもしれません。 ●制御の確認しださい。加熱機、ポンプ、温度センサー が正しく接続されていますか。 ●温度センサーが正しい高さに設置されていますか。 機能していますか。 温水の温度が上がりません。 ● 蓄熱水の液面が十分ですか。必要なら、補給してくだ さい。 ● 飲料水熱交換器の送水配管と吸水配管が正しく接続 されていますか。 ● 蓄熱水は暖かくなっていますか。 (項目「蓄熱水が暖かくならない」を参照して ください) ●温度調整弁が正しく設定されていますか。 蓄熱水の損失 ● 蓄熱水層の蓋がネジで閉じられていますか。 ●蓄 熱槽の蓋がしっかり閉まっていますか。密閉してま すか。 ● 注入・放出弁が密閉していますか。 蓄熱槽の上部分と下部分の温度は同じです。 ●水中センサーは正しい高さに設置されていますか。 ● 循環ポンプが強すぎませんか。 ● 循環ポンプの作動時間が長すぎませんか。 ● 冷水の吸水口から温水が流れてきますか。 温水槽 XW 不具合の追求と修理 装置内の圧力低下 ●最 初の数週間に溶存空気が出て圧力が下がっていく のが普通です。 ● 作 動中に 0.03 MPa の圧力変化が普通です。 ● 装置は密閉がどうか確認してください。 ● 安全弁の取り付けは正しくて、密閉に閉まっていて機 能しているかどうか確認してください。 ●空気抜き器が注入の後にまた閉まりましたか。 ● 膜膨張容器が正しく設定されていますか、または不 具合がありませんか。 温水使用がなくても夜に蓄熱槽が冷たくなります。 ● ソーラーポンプが夜中に作動していませんか。制御 の設定を確認してください。 ● 夜中に集熱器の温度は外気温より高いですか。ソーラ ーポンプグループの送水配管と吸水配管にあるチェッ キバルブを確認してください。 ● すべての配管は断熱されていますか。 ● 温 水出口は直接上に向いているように取り付けてあ りますか(マイクロ循環)。 この接続を横に向くように行ってください。または、 サイホンを入れてください。 ● 循環ポンプは夜中に作動していまセンか。タイマー の設定を変えてください。 ● チェッキバルブは機能していますか。必要ならば、掃 除してください。 ● 循環配管の重力循環が強すぎませんか。より強い逆 流防止器を取り付けてください。または循環ポンプ の後に電動二方弁を付けてください。 6 77 13. 性能データ 追加加熱用の熱交換器を使った場合に得られるラテント ー XWの性能データー 使用可能な温水容積 暖房用熱交換器で過熱するとラテントー XWの上部分の 温度によって給湯できる使用可能な温水量が異なってきま す (45 °C、ΔT = 35 K、流量 20 l/min)。 給湯中に追加加 熱する場合に加熱器の送水配管にある水温が使用可能な 温水量に影響を与えています。 ラテントー・システム制御でラテントー XWの上部分にあ る温度を設定できます。 大加熱能力は 60 kWです。 85 °Cでの追加加熱 給湯中に送水配管が85 °Cになって追加加熱します。最 大加熱能力は 60 kWです。 75 °Cでの追加加熱 給湯中に送水配管が 75 °Cになって追加加熱します。最 使用可能な温水容積ラテントー XW1 6 追加加熱なし XXL 300 追加加熱なし XXL 500 追加加熱 75°C XXL 300 追加加熱 75°C XXL 500 追加加熱 85°C XXL 300 Text 蓄熱槽温度(℃) 1温 水45 °C、ΔT = 35 K、流量20 l/min 85 ℃での追加加熱 (1800 l/h) で45 ℃の給湯温度(ΔT = 35 °K) を継続的に確保できます。 78 温水槽 XW 性能データ 14. ラテントー XW・技術データ 温水槽 XW 300 XW 500 容器資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 蓋資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 断熱資材 ポリウレタン ポリウレタン 長さ l [cm] 78 78 幅 b [cm] 58 78 高さh [cm] 158 158 デイアゴナール [cm] 169 176 重量 (空)[kg] 74 92 相変化保熱材が含まれている重量 [kg] 79 112 蓄熱水の定格容積 [l] 331 536 一時間の温度低下(平均)[K/h] 0.1 0.1 蓄熱水の最高温度[°C] 85 85 能力指数 NL* 使用可能な温水容積 (65 °C 蓄熱温度)、追加加熱 なし [l] 4.5 11.5 174 277 1115 1350 ( 85/10/45で) 45 (85/10/45で) 55 容器 連続能力 (85 °C 追加加熱) [l/h] 温水継続能力 QD [kW] 飲料水熱交換器 6 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ [m] 22.8 31.2 表面面積[m²] 3.3 4.5 水の容積 [l] 16 21.7 G 1¼ G 1 ¼ 接続 装填・放出熱交換器 長さ [m] 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 14.5 19.5 2.2 2.8 水の容積 [l] 10.2 13.6 接続 G 1¼ G 1 ¼ 表面面積 [m²] * DIN 4708-3 (加熱能力 60 kW) 温水槽 XW 技術データ 79 7 7. バッファー蓄熱槽 XP 技術情報 80 1. 安全について82頁 2. 部品の名称83頁 3. 商品の説明84頁 4. 機能84頁 5. 接続 85頁 5.1 暖房接続85頁 5.2 運搬85頁 5.3 設置85頁 5.4 配管85頁 5.5 温度センサー 7 86頁 5.6 温度・液面表示器86頁 5.7 注入 87頁 6. 熱損失の回避87頁 7. 初期運転87頁 8. 定期的なメンテナンス88頁 9. 排水と解体88頁 10. 引取りと処分 88頁 11. 不具合追求と修理88頁 12. 技術データ バッファー蓄熱槽 XP 索引 89頁 81 技術情報 1. 安全について この技術情報には取り付け専門会社に重要な内容やお客 様向けの情報が書いてあります。 この技術情報は取り付けの後にもラテントーXP の所のそ ばに置いていただくか、 または、保管にためにお客様にお 渡しください。 この技術情報では安全注意事項を2つの段階に分けまし た: 危険 この注意事項を守らないと人の安全が危害が及びま す。 警告 機器の安全についてのヒントです。このヒントを守ら ないと記載された機器を破損させることになる可能 性があります。 警告 7 この技術情報を厳重に守ってください。技術情報、ま たは有効な規定や取り付け規則の不履行によって発 生する被害について IVT GmbH & Co. KG 社は賠償 責任を負えません。 危険 ラテントーXPの取り付けや初期運転やすべての修理 作業はその作業の有資格者におまかせください。 運転中に蓄熱槽の蓋を開けると火傷する危険があり ます: 蓄熱槽の中の温度は85 °Cまでに達することがあり ます。表面にある相変化保熱材は水の蒸発を抑えて いますから、蓄熱槽水の温度を軽く考えないでくだ さい。 従って、ラテントー の中の作業を始める前に蓄熱槽 の水温を確認したください。ラテントーXPの中に作 業する前に水温が40 °C以下に下がるまで待ってくだ さい。 ラテントーXPでこの技術的な情報で解決できない問題があったら、ラテントー・ホット・ラインに連絡して ください。 ラテントー・ホット・ライン: +49 (0) 9876/9786–60 82 バッファー蓄熱槽 XP 安全について 2. 部品の名称 暖房用熱交換器 送水配管 (左) / -吸水配管 (右) 1) 電気カートリッジ・ヒーター(オプション) 冷水 温水 温度・液面表示器 蓄熱槽蓋 ( PP/PU/PP製) 相変化保熱材 温度センサー用スリーブ 蓄熱槽 + 断熱 材( PP/PU/PP製) 接続用ソッケト、弁付き 7 図はイメージです 1) ステンレス: DN 25 da 32.8 mm、接続 G 1¼" バッファー蓄熱槽 XP 部品の名称 83 3. 商品の説明 ラテントーXP は一戸建てや二戸建て住宅のために開発さ れた常圧ソーラー成層型蓄熱器です。集合住宅の供給に はティッシェルマンシステムで接続されている複数のラテ ントー XPを使う方法があります。 ラテントーXPの中にはエネルギーを温水の形で保存でき ます。蓄熱槽の断熱は保存されたエネルギーを何日間も 常備できるような材質でできています。エネルギーの需 要量によりますが、ボイラーの追加加熱なしで夜間も保 温を維持することができます。 7 84 4. 機能 再生可能なエネルギー、例えば固形物ボイラーなどのシ ェアが伸びているから、 ラテントー XPは開発されました。 加熱器で使用されていないエネルギー、建物の暖房に必 要のないエネルギーはラテントー XPに仮保存されて、必 要な時にまたシステムに放出されています。 ソーラー熱量が大きいと既存のソーラー蓄熱槽ラテント ー XXL からラテントー XP への熱移動も可能です。 相変化保熱材 蓄熱槽にある水の他にラテントー XPは相変化保熱材で保 熱されます。相変化保熱材は温度が約 65 °Cになると溶 解します。蓄熱槽の温度が変わらず、相変化保熱は溶解 する時に熱エネルギーを吸収します。温度は上がってい く場合に熱損失がほとんどなしで追加エネルギーを保存 できます。蓄熱槽が 65 °C以下に冷えると相変化保熱材 がまた硬化して、保存されたエネルギーを蓄熱槽にある 水へ放出します。 その上に相変化保熱材は蓄熱槽にある水の蒸発を防いで います。水やエネルギーの損失を低減するために、すべて のラテントー に工場 出荷時から相変化保熱材を備え付 けいます。相変化保熱材は健康上も問題ありません。廃材 は家庭の一般ゴミで廃却可能です。 バッファー蓄熱槽XP 商品の説明・機能 5. 接続 保証 この章に書かれている警告をすべて履行されている場合 のみにIVT GmbH & Co. KG社がラテントー XPの機能を 保証します。 特にラテントー XPの正しい水圧接続には注意が必要で す:保証は取り付け案の章に書いてあるような取り付け案 に沿って接続されているラテントー XPに限られています。 ラテントー XPを取り付け案から異なった配管接続すると 責任は設計、または取り付けの会社にあります。 5.1 暖房接続 ラテントー XPを一台や複数の加熱機器に接続する時に は専門的に正しく空気抜き装置を取り付けてください。 (例:自動空気抜き器)。 5.2 運搬 原則としてラテントーXPをいつも縦に運ばなければなり ません。短期間に(例えば設置所には運ぶ時に)斜めに してもかまいませんが、最大の傾斜は水平です。その時に は蓋がすべてのネジでしっかり止めてあることを確認して ください。 警告 運搬の時に破損を回避するためにはラテントー XP を縦に運んでください。 5.3 設置 ラテントー XPの設置場所を選ぶ時に次に項目を守ってく ださい: 霜から守られている場所 床が水平できれいに掃除された場所 ラテントーXPに日射が直接に当たらないような所に置き ます。 (紫外線が樹脂を破壊する可能性があります。) 満水になったラテントーXPの重量は約 400/580 kg (XP 300/500)ですから、地盤の耐加重に注意してくださ い。 熱損失をできるだけ小さく抑えるためにはラテントーを 追加加熱装置の近くに置きます。 熱損失をできるだけ少なくするためには暖房されている 部屋に置きます (EnEV)。 バッファー蓄熱槽 XP 接続 警告 電気カートリッジ・ヒーター (878 700 039)を使用す る時に: 電気カートリッジ・ヒーターを蓄熱槽に水を 注入したり配管する前にねじ込んだほうが良いです。 天井の低い部屋 (< 2.70 m) で電気カートリッジ・ヒ ーターを入れる時に蓄熱槽を斜めにする必要が出て くるかもしれません。 5.4 配管 警告 ステンレス熱交換器は最大に 1.5 MPa の圧力までに さらされても問題ありません。例えば圧力試験で水 圧が 1.5 MPaを越えると熱交換器が膨らめます。そ れによってラテントーXW が被害を受ける可能性があ ります。 DIN EN 12502 によって水の最大塩化物含量として は 53 mg/l (温水)を厳守してください。そうしないと 熱交換器には孔食や隙間腐食が起こる可能性があり ます。 7 危険 取り付けの時では該当する DIN基準を守らなければ なりません (関連性のある基準の表は第 3章「技術 資料の設計基準基本」にあります。)接続では耐圧性 がある様に気をつけてください。 暖房装置はDIN EN 14336 に沿って圧力検査と洗浄 を行ってください。 85 5.5 温度センサー 温度センサーは取り付け案で書かれた高さにラテントー XPのスリーブに入れて設置してください。そして、センサー は制御配線に繋いでください。スリーブの大きさは複数の センサーを挿入できるように設計されています。 5.6 温度・液面表示器 ボタンを押すと表示が明るくなります。ボタンをちょっと 押すと、5秒間に温度及び液面表示が出ます。ボタンを長 く押すと「LONG」が表示されて液面表示が15分間オンに なります。 温度の単位を変える 温度表示の単位を °C から °Fに変えたり戻したりするた めには運転中にボタンを温度が新しい単位で表示される まで長く押します。 (途中に今まで測定された最高液面の 値が出ます。) ん。液面センサーの初期化のために水位を上下する必要 があります。それは例えば運転中に水が温度によって膨張 することでもできますが、確実にはラテントー内の液面を 本当に少し上下する必要があります。初期化が終わったら正 しい液面がまた表示されます。 調整 調整の時に電源がオフになった状態から表示器に「RESET」が表示されるまで押しボタンを押します。続いて「J」 の下に「X」が現れるまでにもう1度 このボタンを短く押し ます。表示がまた消えた後に初期化が自動的に完了され ます。初期化後にラテントーに水が入っていても容器が空 になっているような表示が出ます。 電池交換と同じ様に 少し上下する液面によって正しい液面が表示されることに なります。 電池交換 電池交換が必要になる場合はケースを開いて基板を取り 外すことが必要になります。電池 (AA リチウム 3.6 V) は 基板の裏側にあります。 電池をはめ込む時には極性に注 意してください。 + 陽極は基板とケーブルが繋がっている 側にあります。 7 電池交換が済んだら液面表示のすべての部分が表示され ます。この時に液面表示を改めて調整しなければなりませ 暖房用熱交換器 送水配管 G 1¼ 温度センサー用 スリーブ 暖房用熱交換器 吸水配管 G 1¼ 電気カートリッジ・ヒ ーター(オプション) 温度・液面表示器 86 バッファー蓄熱槽 XP 接続 6. 熱損失の回避 5.7 注入 取り付け後には液面表示と温度表示を調整しなければな りません。項目 5.6「調整」を参照してください。 ラテントーXP に注入・放出弁を通して飲料水を入れてくだ さい。注入の時に排除される空気が出るために電気カート リッジ・ヒーター(オプション)用の蓋を空気が出るまで開 けてください。 電気カートリッジ・ヒーターを使用している場合: 排除される空気が出るまでカートリッジ・ヒーターをねじ 込みソッケトから捩じり出してください。 運用費用をできるだけに抑えるためには熱損失を避ける ことが重要です。 温水が通っているすべての管や計器板の断熱の他にも次 の対策が必要です:温度サイホンの設置によっては配管シ ステム内の循環が抑えられます。暖房・温水プログラム の時間設定には使用時間に配慮してください。 液面表示のセグメントディスプレーが「OPT」になるまでに 水を入れてください。液面センサーはラテントー の上の 40 cmの位置にありますから、液面が表示に現れ るのがある程度の時間がかかります。注入の時に表示を注 入モードに変えてください。 電源がオフになった状態から 「LONG」という単語が表示されるまでに押しボタンを押 します。 そして表示はその後にも約15 分間オンになって います。注入が済んだ後には KFE-栓 と電気カートリッジ・ ヒーター用の蓋をまた閉めてください。 7 7. 初期運転 ラテントーXP を初期運転する前には次のチェック・リストを確認してください。 ラテントー XP の初期運転はすべての項目に「はい」と答える時になってから行ってくださ い。 はい いいえ はい いいえ 配管は取り付け案によると正しくて完全ですか。 はい いいえ 暖房循環の注入と空気抜きが済んでいますか。 はい いいえ ソーラー循環の注入と空気抜きが済んでいますか。 はい いいえ はい いいえ はい いいえ はい いいえ すべての接続配管や計器板の断熱は基準に合っていますか。 はい いいえ ポンプと加熱器は制御盤に正しく接続されていますか。 はい いいえ 容器には十分の水が入っていますか。 ステンレス熱交換器(ボイラー循環)の接続が正しいですか。 すべての温度センサーは正しい位置に取り付けられていて制御盤に接続されて いますか。 蓄熱槽の蓋はネジで固定されていて容器は密閉してますか。 電気カートリッジ・ヒーターを使用する場合: カートリッジ・ヒーターは蓋にしっかり ねじこめられていますか。専門家によって接続されていますか。 バッファー蓄熱槽 XP 熱損失の回避・初期運転 87 8. 定期的なメンテナンス 11. 不具合の追求と修理 ラテントーXP はとてもメンテナンスしやすいです。定期的 に確認すべきところは液面とシステムの圧力のみです。 蓄熱槽水は暖かくなりません ● 従来型追加加熱、再生エネルギー追加加熱で: – ステンレス熱交換器が正しく接続されています か。 – ボイラー循環に不具合があるかどうかのを確認し てください。 – 圧力を確認してください。 – 循環ポンプの機能を確認してください。空気が閉じ こまれていませんか。 – 制御を確認してください。熱源、ポンプ、温度センサ ーは正しく接続されていますか。 – 温度センサーは正しい位置に設置されています か。機能していますか。 ● 蓄熱水の損失 – 蓄熱槽の蓋はしっかり閉まっていますか。 – 蓄熱槽の蓋は密閉してますか。 – 前側の下部のねじにある排水弁は密閉してます か。 ● 装置内の圧力低下 – 最初の数週間に圧力が溶けた空気が抜けることで 下がっていくのは普通です。 – 作動中に 0.03 MPa までの圧力変化は普通です。 – 装置は密閉かどうか確認してください。 – 安全弁は正しく取り付けられていて、密閉にしまっ ていて、機能しているかどうか確認してください。 – 注入後に空気抜き器が閉まっていますか。 6ヶ月ごと テントーXP内の液面を確認します: 水の液面は「Min」 ラ と「Max」の間にあるべきです。液面表示器が「Opt」の 位置になっていれば最適です。必要なったら、項目5の 説明に書いてあるように水を補給してください。解体の 前には ラテントーXP が使用されていなくて蓄熱水が冷めてい ることを確認してください。 ソーラー、ボイラー、暖房装置のシステム圧を確認しま す。必要に応じて調整してください。 温度・液面表示器は電池で動いています。電池は必要 に応じて交換してください。詳細は第 6章4条「温度・ 液面表示器」を参照してください。 危険 7 火傷の危険 解体の前にはラテントーXP が使用されていなくて蓄 熱水が冷めていることを確認してください。 9. 排水と解体 すべての管から水を抜いてください。 すべての配管を取り外してください。 ラテントーXPの蓋を開けて固体の相変化保熱材を除い てください (相変化保熱材の処理:相変化保熱材は普通 の家庭ごみと一緒に処分できます。) ラテントー XP を放出栓で空にしてください。 10. 引取りと処分 お客様のバッファー蓄熱槽ラテントーXPの処分が計画さ れたら、その蓄熱槽ラテントーXPを適切な再利用を検討し てください。 ラテントーXPが無償により弊社の住所に届 けられたら、再利用のために受け取ることを考慮します。 88 バッファー蓄熱槽 XP メンテナンス・排水と解体・引き取り・不具合追求と修理 12. 技術データ ラテントー XP 蓄熱槽 XP 300 XP 500 容器資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 蓋資材 ポリプロピレン ポリプロピレン 断熱資材 ポリウレタン ポリウレタン 長さ l [cm] 78 78 幅 b [cm] 58 78 高さ h [cm] 158 158 ディアゴナール[cm] 169 176 重量(空)[kg] 72 88 相変化保熱材が含められている重量 [kg] 77 108 蓄熱槽の定格容積 [l] 331 536 一時間の温度低下(平均)[K/h] 0.1 0.1 蓄熱水の最高温度[°C] 85 85 最高蓄熱能力 [kWh] 29 47 容器 熱交換器 長波型ステンレス波管 DN 25 (ø 32.8 x 0.3 mm) 長さ [m] 26.2 33.5 3.8 4.8 水の容積 [l] 18.3 23.5 接続 G 1¼ G 1¼ 表面面積 [m²] バッファー蓄熱槽 XP 技術データ 7 89 8 8. ソーラー集熱器 システム設計と取り付け仕様 90 1. 一般的な情報92頁 2. 可能な接続94頁 3. 取り付け仕様96頁 4. 集熱器の取り付け102頁 5. 瓦屋根の屋上取り付け 103頁 6. センサーの取り付け105頁 7. 管の点検と交換106頁 8. 初期運転108頁 9. 運転記録111頁 10. メンテナンス112頁 11. 安全データーシート113頁 ソーラー集熱器 索引 8 91 1. 一般情報 IVT CPC システムの構造 集熱器の真空管12 本、または18本が一つのモジュール にまとめられています。上部はソーラー液が循環されてい る V型銅管の集熱器多岐管に接続されています。この接 続を離さなくても真空ガラス管の交換が可能です。従って そのために取り付けの手間なしで熱効率のとても良い接 続ができました。この繋ぎ方法で密閉問題をすべて解決さ れました。 装置を停止、排水しなくてもガラス管を一本一本いつでも 交換できます。 多岐管と集水管は樹脂でカバーされた高品質無フロン断 熱材で保温されています。このために熱損失は最低限に減 りました。取り付けに問題が起こらないように、そして、時 間節約のために出荷時に真空管集熱器は完全な状態に取 り付け済みです。 CPC鏡付き IVT 真空管集熱器 の作動の仕方 ソーラー集熱器の中心になているのは、そこに当たる日光 をいつでも効率よく熱に変えて真空集熱器に伝えること ができる吸収面の機能です。そのために吸収器は長く、吸 収伝熱性が良い窒化アルミニウムで選択的にコーティング 例:直射日光 されています。つまり、当たってくる日射をほとんど完全に 吸収できます (> 92 %)が、放熱のスペクトラムでエネルギ ーの放出が少ないことを確認しています(< 6 %)。 真空管は上部に融合されている二つのガラス円筒で構成さ れています。二つのガラス円筒の間にある円形間隙は真空で す。内側のガラス管は選択的にコーティングされている熱吸 収器です。 従って、窒化アルミニウムコーティングは真空中 にありますから、傷が付くことはありません。 IVT CPC 管の能力を高めるために管の後ろに耐候性能や反 射の高いCPC 鏡を設置しました。どんな方向から当たってき ても光は鏡によって管に導かれます。鏡の幾何で直射日光も 散光日射も吸収器に導かれます。例えば光が当たってくる角 度が不利でも鏡が日射を最適に吸収器に導きます。 管のコレクターボックスには多岐管と集水管があります。その 多岐管集水管にはU型に曲がった銅管が接続されています。 銅管はアルミでできている伝熱部材で被覆されています。伝 熱部材は熱をほとんど抵抗なしで中のガラス管から銅管を通 ってソーラー液に伝達します。 これで取り付けが非常に簡単 になり、作動も故障に対しても安定しました。万一に一本の集 熱管 が被害をうけても、装置の作動は停止しません。ガラス 管は一本ずつ交換できます。 伝熱による熱損失を回避するために吸収層は真空にしたガラ ス管の中に塗布されてあります。したがって外温が低くても効 率が高いです。 10 - 6 hPa の安定真空が吸収器を破壊から守 っていて集熱器の長い寿命を保証します。 8 例:直射日光、斜めから 例:散光日射 92 ソーラー集熱器 一般的な情報 技術データー CPC 集熱器 IVT CPC 型 12 18 外のり (幅 x 1.64 x 0.105): 1.39 2.08 真空管の数:12 18 個 m 総面積: 2.28 3.41 m² 開口面積: 2.00 3.00 m² 集熱器容量: 1.5 2.4 l 重量、約: 37 54 kg 許容作動最高圧: 1.0 ガラス材質: 硼珪酸 3.3 1.0 色:灰色 RAL 7015 ガラス管直径: 壁の厚さ: 真空度: 吸収材質: コーティング: MPa 47 mm 1.6 mm 長時間安定10-6 hPa アルミ 図:ラテントー真空管集熱器 CPC 12 認定 集熱器は DIN 4757 第 4部に沿って試験合格済みで す。 集熱器は TÜVによって検査済みで型式認証がありま す。 窒化アルミ 光学効率: C0: 0.642 損失因子: C1: 0.885 W/m2K 損失因子: C2: 0.001 W/m2K 2 迎え角: 15–90° 許容作動最高圧: 8 1.0 MPa 接続:喰い込み継手15 mm 圧力損失カーブ 真空管CPC 12 と CPC 18の圧力低下 熱媒体液ソーラー 20で算出 120 CPC 18 100 80 圧 力 低 下 60 [mbar] 40 CPC 12 20 0 0 0,25 0,5 0,75 1 1,25 1,5 1,75 2 2,25 2,5 2,75 3 3,25 3,5 3,75 4 4,25 4,5 4,75 5 流量 [l/min] ソーラー集熱器 一般的な情報 93 2. 可能な接続 集熱器1個の場合の可能な接続 集熱器2個、また2個以上が横に並んでいるの場合の可能 な接続 集熱器 2個、または2個以上が縦に並んでいる場合の可 能な接続 警告 8 センサー位置は送水配管側にあります(高温)。 警告 直列接続では圧力損失に注意してください。CPC 18 は最大4個、 CPC 12 は最大に6個をソーラー能力と ポンプ能力に配慮しながら接続してください。 94 ソーラー集熱器 可能な接続 横に並んでいる集熱器1個か2個、または縦に並んでいる 集熱器2個か3個の可能な接続 横に並んでいる直列接続1個か2個、縦に並んでいる複数 の直列接続 警告 センサー位置は送水配管側(高温)にあります。 ソーラー集熱器 可能な接続 8 95 3. 取り付け仕様 取り付け業者 取り付けと初期運転は認定された専門業者のみにより行 われます。専門業者は正しい取り付けと初期運転の責任を 担っています。装置を定期的に点検してください。 警告 直射日光や散光日射で、被覆されていない集熱管U 管の上部が200 °Cを超える温度に達することがあり ますから、取り付けの時に、集熱器が被覆されてい るままで取り付けてください。集熱管を衝撃から守っ てください。 システムの許容作動最高圧: 1.0 MPa. 取り付けの時に DIN、VDE、DVGW の安全基準に従 ってください。 メンテナンス 毎年一度、専門家による検査を受けることをお勧めしま す。 その際に不凍液の検査が必要です。安全に霜などに耐え られるかどうかを比重計で確認してください。 腐食防止について頼りになる基準は pH値です。pH値を pH試験紙で測定できます。 pH = 7以下に下がっていれ ば、腐食防止が確実ではないので、 SOLAR 20 を速やか に交換してください。 装置の機能検査と視覚的な確認の他には装置の圧力を測 定してください。装置の圧力が必要な作動圧以下に下がっ ていれば、ソーラー媒体液を補給してください。 集熱器内の蒸気発生 危険 8 取り付けについての一般的なヒント 壁への取り付けはお客様の用意した取り付け器具で簡単 にできます。 屋根への取り付けは屋上だけで可能です。 コレクターは原則として上に取り付けてください。 集熱器を別に掃除することは必要ありません。 集熱器を取り付ける時に真空管が過熱しないように灰 色の被覆ホイルを真空管に残してください。 ソーラー循環ではロー付け接続と喰い込み継手のみを 使ってください。 ソーラー循環送水配管と吸水配管の断熱は 150 °C ま での耐熱性と耐紫外線性(外)にしなければなりませ ん。 警告 真空管集熱器の上に真空管を被覆する灰色のホイ ルがあります。この被覆ホイルを集熱器の洗浄と注 入が済んでから取り外してください。その上に圧力検 査済みの時にしてください。ホイルは4週間以上天候 にざらされないように気をつけてください。 ホイル は真空管の黒い面積を完全に覆わなければなりませ ん。 避雷 屋上にすでに避雷器が設置されていれば集熱器も避雷装 置に入れなければなりません。 どの場合にも VDE 0185に 沿った等電位 ボンディングを行わなければなりません。 96 普通の昼光でも集熱器の中にある液体が蒸発する 可能性があります。その蒸気は集熱器の接続から出 ます。 火傷する危険があります。 ガラスにご注意 危険 ガラス体に力学的な圧力をかけないでください。ガラ スの破片で怪我する危険があります。 警告 もし被害があった時に怪我を防止するためには真空 管集熱器の取り付け時には手袋と保護眼鏡してくだ さい。 警告 重要: はんだ付けは絶対に使わないでください、性能保証 されません。 ソーラー集熱器 取り付け仕様 取り付けのポイント 勾配屋根での所要面積 C D C B A 集熱器が1列に並んでいる場合の所要床面: CPC 12 集熱器の枚数 寸法 A (m) CPC 18 寸法 B (m) 寸法 A (m) 寸法 B (m) 1 1.40 1.64 2.10 1.64 2 2.80 1.64 4.20 1.64 3 4.20 1.64 6.30 1.64 4 5.60 1.64 8.35 1.64 5 7.00 1.64 10.45 1.64 6 8.40 1.64 12.55 1.64 8 集熱器が2列に並んでいる場合の所要床面: CPC 12 集熱器の枚数 寸法 A (m) CPC 18 寸法 B (m) 寸法 A (m) 寸法 B (m) 2 1.40 3.35 2.10 3.35 4 2.80 3.35 4.20 3.35 6 4.20 3.35 6.30 3.35 8 5.60 3.35 8.35 3.35 10 7.00 3.35 10.45 3.35 12 8.40 3.35 12.55 3.35 寸法 C は妻側の厚さを含んでいる妻側が突き出ている長さに相 当しています。その横にある集熱器との距離 0.30 m は屋 根の下での水圧接続に必要です。 ソーラー集熱器 取り付け仕様 寸法 D 棟までの間隔は瓦3列が最低です。さもなければ特に濡 れた状態で敷かれている瓦の場合に 棟の近くにある瓦葺 に害を与える危険性があります。 97 平屋根での所要床面 A 集熱器が1列に並んでいる場合の所要面積: B CPC 12 集熱器の枚数 08 8 CPC 18 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 A B B A B B 30度 45度 30度 45度 (m) (m) (m) (m) (m) (m) 1 1.40 1.47 1.23 2.10 1.47 1.23 2 2.80 1.47 1.23 4.20 1.47 1.23 3 4.20 1.47 1.23 6.30 1.47 1.23 4 5.60 1.47 1.23 8.35 1.47 1.23 5 7.00 1.47 1.23 10.45 1.47 1.23 6 8.40 1.47 1.23 12.55 1.47 1.23 集熱器が2列、 または2列以上に並んでいる場合に空けなけれ ばならない距離: 間隔: 30度: 4.10 m 45度: 5.00 m 60度: 5.45 m 空いている間隔 98 ソーラー集熱器 取り付け仕様 平屋根の場合に使うコンクリート板の重量と位置 1 コンクリート板の方向を右の図に沿っ て合わせてください。 警告 60度の角度に設置するとコンクリート板の間には少 なくても 80 mm の距離を置いて固定用の穴を2個 あけてください。 1 ヒント 平屋根に砂利が敷かれている場合:コンクリート板を 置く所から砂利を除けてください。 樹脂性のシートかアスファルトルーフィングされてい る平屋根: コンクリート板を保護シート (建造物保護 シートPos.1) の上に置いてください。 B A 固定点の寸法 CPC 12 寸法 A CPC 18 寸法 B 寸法 B 30度 45度 (mm) (mm) (mm) 1100 1225 915 寸法 A 寸法 B 寸法 B 30度 45度 (mm) (mm) (mm) 1400 1225 915 8 必要なコンクリート板の枚数と重量 建物の高さ 8 mまで 集熱器の型 架台枠の枚数 枠の角度 前のコンクリート板の必 要重量 後ろのコンクリート板の必 要重量 CPC 12 2 30度 75 kg 75 kg CPC 18 2 30度 75 kg 75 kg CPC 12 2 45度 75 kg 75 kg CPC 18 2 45度 75 kg 75 kg 集熱器の型 架台枠の枚数 枠の角度 前のコンクリート板の必 要重量 後ろのコンクリート板の必 要重量 CPC 12 2 30度 120 kg 120 kg CPC 18 2 30度 120 kg 120 kg CPC 12 2 45度 120 kg 120 kg CPC 18 2 45度 120 kg 120 kg 建物の高さ 20 mまで ソーラー集熱器 取り付け仕様 99 縦にファサードに取り付ける場合の所要面積 B A 集熱器が1列に並んでいる場合の所要床面: CPC 12 集熱器の枚数 8 CPC 18 寸法 A (m) 寸法 B (m) 寸法 A (m) 寸法 B (m) 1 1.40 2 2.80 1.64 2.10 1.64 1.64 4.20 1.64 3 4.20 1.64 6.30 1.64 4 5.60 1.64 8.35 1.64 5 7.00 1.64 10.45 1.64 6 8.40 1.64 12.55 1.64 集熱器が2列に並んでいる場合の所要面積: CPC 12 集熱器の枚数 100 CPC 18 寸法 A (m) 寸法 B (m) 寸法 A (m) 寸法 B (m) 1 1.40 2 2.80 3.35 2.10 3.35 3.35 4.20 3.35 3 4.20 3.35 6.30 3.35 4 5.60 3.35 8.35 3.35 5 7.00 3.35 10.45 3.35 6 8.40 3.35 12.55 3.35 ソーラー集熱器 取り付け仕様 30° 、45° 、 60°の架台枠を使ってファサードに取り付 ける場合の所要面積 B A 集熱器が1列に並んでいる場合の所要面積: CPC 12 集熱器の枚数 CPC 18 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 A B B B A B B B 30度 45度 60度 30度 45度 60度 (m) (m) (m) (m) (m) (m) (m) (m) 1 1.40 1.06 1.23 1.47 2.10 1.06 1.23 1.47 2 2.80 1.06 1.23 1.47 4.20 1.06 1.23 1.47 3 4.20 1.06 1.23 1.47 6.30 1.06 1.23 1.47 4 5.60 1.06 1.23 1.47 8.35 1.06 1.23 1.47 5 7.00 1.06 1.23 1.47 10.45 1.06 1.23 1.47 6 8.40 1.06 1.23 1.47 12.55 1.06 1.23 1.47 ソーラー集熱器 取り付け仕様 8 101 4. 集熱器の取り付け 取り付けの作業要素手順 ソーラー装置の部品取り付け位置を決めます。 ラテントーを準備して暖房に接続します。 ソーラーステーションを取り付けます。 ラテントーから集熱器までに完全配管します。 集熱器用の取り付けセットを取り付けます。 集熱器を準備された取り付け具に掛けて固定してくだ さい。 集熱器をソーラー配管に接続します。 集熱器のセンサーを接続します。 不凍液で洗浄します。 不凍液で圧力検査を行います。 DIN 18380 に沿って検査記録を作ります。 灰色の日除けホイルを取り外します。 ソーラー装置を初期運転します。 お客様に説明します。 警告 取り付け具が風と雪の負担に耐えるように、真空管 集熱器と取り付けセットの綿密な固定を綿密に確認 してください。 真空管集熱器1台の納品範囲 前接続されているユニットは次の部品から成り立っていま す: 魔法瓶の原理の管12本、または18本 直接に還流されている伝熱ユニットと乾式に接続されて いる真空管のコレクターボックス CPC鏡 集熱器を屋上に運ぶ時の注意事項 重要: 集熱器を運ぶ時にはいつも風力に気をつけてください。 集熱器を包装されたままに屋上に持ってきてください。そ うすると集熱器の裏側に傷をつけることを防止できます。 破損は集熱器の能力に直接な影響を与えることがありま す。 8 102 ソーラー集熱器 集熱器の取り付け 5. 瓦屋根 の屋上取り付け 真空管集熱器を屋上に取り付けるとき、集熱器は屋根に 防水部材の上に取り付けます。屋根の防水部材を貫いてい るのは固定用の止め具だけです。 屋上固定具 CPC 12 CPC 18 サッシ 2 3 必要な部品: 換気用瓦2枚 (屋根を何箇所で貫いていることに より代わります)。 概略図 ブラッケ クランプ(上) ット 蓋 コレクター ボックス 換気瓦 クランプ付きサッ シ、事前取り付け サッシ ブラッケ ット クラン プ (下) 8 CPC真空管集熱器 真空管 CPC鏡 屋根の構造、断面図 瓦 ブラッケット 必要なら、芯地 横木 サッシ ソーラー集熱器 瓦屋根の屋上取り付け 103 ネジ釘 8x120 3本 ブラ ケ 瓦3 ット間の 列相 距離 当 平瓦 は約 6-8 1m 列相 当 ブラッケット 固定用のブラッケットを棧瓦、 または平瓦に取り付ける場合 横木 サッ シ 0.7 2本、ブ ラ -1. サッ 4、ま ッケト間 シ の距 0.6 3本、ブ たは 離は ラッ -1. ケ 0m ト間 の距 離は クランプ (上) サッシ サッシ、 クランプ、集熱器の取り付け ハンマーヘ ッドネジ クランプ (下) 8 サッシ 集熱器の取り付け 集熱器を保護包装されたままで屋根に運びます。前に取り 付けてある下のクランプの上に慎重に仮置きします。 ハンマーヘ Text ッドネジ 包装を開けて集熱器を上から下のクランプに滑らせます。 必要なら、集熱器の上部分をそのために少し持ち上げま す。そうするとクランプが下の枠を囲んで把持します。 上のクランプをコレクター・ボックスの溝に押し込んでハン マーヘッドネジで支持サッシにしっかり止めます。 上、下のクランプ、納品時の 状態 ここで折ってください 下のクランプの最終位置 クランプ、下 集熱器、下 のレール 104 サッシ サッシとハンマーヘッドネジ接続の 断面 サッシ ハンマーヘッドネジ ワッシャー 取り付けの原則 ソーラー集熱器 雌ネジ 瓦屋根の屋上取り付け 6. センサーの取り付け センサーは必ずコレクター・ボックスの送水配管側(高 温)に取り付けなければなりません。 コレクター・ボックス コレクター・ボックスの左側にも右側にも側板にセンサー 用のスリーブが内蔵されています。センサーを取り付ける 時にセンサーをスリーブに入れて、ゴムの膜にセンサーを 通してセンサーを先端まで水中スリーブに入れます。 警告 ヒント 高い作動温度でケーブルの溶融を防止するにはセン サーのケーブルを、直接に被覆されていない送水配 管に固定しないでください。 ソーラー集熱器 センサーを約 15 度斜めにス リーブに押し込みます。 90 mm センサーの取り付け 8 最初は膜を細い棒(長さは最低に15 cm、直径は最高 に ø 6 mm) で貫いて棒をセンサー用スリーブの先 端まで押し込んで深さを確認します。その後はセン サー用スリーブの正確な位置と長さでセットしてくだ さい。 105 7. 管の点検と交換 危険 不具合のある管、壊れている管を交換する際には必ず 手袋と保護眼鏡を着てください。怪我をする危険があ ります。 真空管はそれぞれが継続的に真空密閉になっています。1 本の管が外の影響で壊れたり、漏れたりしている場合には 交換しなければなりません。被害を受けた管はガラスが割 れただけでは認識でません。しかし、破損した管では下部 にある銀色の鏡 (バリウムゲッター) が入ってくる空気によ って白色に曇っているように見えます。 図1 管の解体 破損管の交換: CPC鏡の表面を壊さないように注意しながらガラスの破 片を慎重に除きます。残ったガラスをコレクター・ボックス から除きます。 そして 図 1 と図2 に示されているように 管の受けを外します。 8 物理的に破損していない管の交換: 最初は下の先端にある受け皿を取り外します。そのために 管を約 5 mm 上に押してコレクター・ボックスに入れ込ん で支持板の力を軽減してください。 支持受け皿を手に取 りながら親指と人差し指でロック解除を下に押し付けて受 け皿を持ち上げてコレクター・ボックスの方向に解除してく ださい(図 1、図 2)。 管を少し持ち上げながら縦軸に微妙に回しながらまっすぐ 下に引っ張り出してください (図 3)。 もし例えば平屋根取り付けで管を完全に取り出すためのス ペースが足りなかったら、次の手順に従ってください: 図2 警告 管の先端を手袋で握って守りながら床まで下に引っ 張り出します。そして、管の先端を直線に床で引っ張 り続きます。 U-型銅管の曲がりを回避するためには 管を持ち上げる角度を 集熱面から20 度以下にして ください。 図3 106 ソーラー集熱器 管の点検と交換 管1本を取り付ける シリコーン・リングが正しくにコレクター・ボックスに合って いるかどうか確認してください。シリコーン・リングが古い 管を取り外す時に破損していたら、新しいシリコーン・リン グと交換してください。シリコーン・リングは交換部品とし て入手できます。 管が簡単にコレクター・ボックスにあるシリコーン・リング を通すためには管の上の先端に石鹸水を塗ってください。 そして管を取り外した時と同じ様に新しい管を伝熱板の上 に押してください。 その時に伝熱板のついている 8 mm 銅管が集熱面からの角度が 20 度を超えないように注意し てください。管の先端を軍手で握りながら守ってください (火傷注意)。管を軽く回しながらシリコーンリングを通して コレクター・ボックスに押し込みます (図4、図 5参照)。 管の受け皿を管の先端に付けてください。先端にある鏡構 造を受け皿と一緒に上から掴んでください。そして受け皿 をアルミ枠の二つの切り目の間に差し込んで下に押してガ チッと音が鳴るまで枠の溝に押し込んで受け皿の下の当り まで組みつけてください(図6、図 7参照)。 図4 8 図5 図6 図7 ソーラー集熱器 管の点検と交換 107 8. 初期運転 最初の試運転は専門家だけによって行ってください。そ の際に初期運転記録を作ってください。 不凍液 ソーラー循環の被害を防止するためには熱媒体の凍結防 止を必ずしなければなりません。使用される不凍液 ソー ラー 20 は -28 °C の温度まで耐えられてすぐに使用でき るように準備されています。SOLAR 20 を水と混ぜたり薄 めたりしてはいけません。 警告 他の不凍液を使うとIVT真空管 集熱器CPCへの保証 は負いません。 密閉の確認 集熱器の排水は不可能ですから、圧力検査や洗浄を水で 行ってはいけません。 8 密閉を確認するためには次の項目に従ってください : 1. 装置の圧力検査は有効な基準や規定に沿って行ってく ださい。 2. 管と接続、ソーラーステーションの水圧力部品、集熱 器、注ぎ栓、排水栓が密閉かどうかのをを確認します。 3. 漏れがあれば修理して改めて検査します。 圧力の調整 膨張容器の一次圧力は装置の注入の前にその場の条件に 合わせなければなりません。一次圧力の予定値を算出す るには静力学的な高さを計算しなければなりません。静 力学的な高さは膨張容器とソーラー装置の一番高い所の 差です。 装置の作動圧は休止期間に(ソーラー装置が停止、集熱器 が冷めた)膨張容器の一次圧力を 0.05 MPa を超えなけ ればなりません。例:0.25 MPaの一次圧力装置の休止圧 力は 0.3 MPaに設定しなければなりません。 ソーラー循環の洗浄、空気抜き、注入 集熱器の上にある日射防止ホイルを使用することで集熱 器を直射日光や強い散光日射の時にも注入することがで きます。 ソーラー装置の正しい機能を確保するためには十分な大きさの膨張容器と正しく調整された圧力 が必要です。 休止時に膨張容器にあるソ ーラー液(定格体積の割合) 一時圧力 作動圧力 0–10 m 12.5 % 0.25 MPa 0.3 MPa 10–15 m 11.0 % 0.3 MPa 0.35 MPa 15–20 m 10.0 % 0.35 MPa 0.4 MPa 静力学的な高さ 集熱器が直射日光にさらされてあった時、または直射日光 が当たっている時には注入を行ってはいけません。注入と 洗浄にはソーラー 20 の他は使っていけません。 洗浄の時にソーラー液には軽い乳状の泡が発生しやすい 運ぶ能力のあるエンジンポンプを推薦します。 警告 集熱器は日除けホイルで日射から守られています。 初期運転と組み立てが完了されるまでにホイル.を外 してはいけません。 です。システムから戻ってくるソーラー 20 が透明になるま で洗浄してください。 ソーラー装置の注入はエンジンのある注入ポンプと簡単 な手動ポンプで可能です。最低に0.6 MPa で1分で5lを 108 警告 ソーラー装置が部分的にロー付けされていれば、不 凍液の最初の2lを別の容器を使用して受け、液体を 処分しなければなりません。 ソーラー集熱器 初期運転 ソーラー装置を洗浄、空気抜き、注入するためには次のス テップを行ってください: 1. 水 止弁、流量調整弁、チェッキバルブなどを完全に開け てください。 2. ソーラー装置に注入弁を通してソーラー 20 を入れて く ださい。 3. ソ ーラー装置を排水栓から空気が抜けるまで洗浄して ください。 4. システムから戻ってくるソーラー 20 が透明かどうか確 認してください。 5. 密閉検査を行ってください。 6. 許容作動圧を守ってください。圧力は30分以内に下が ってはいけません。 7. 残った空気を完全に抜くためにはソーラー装置をもう1 度洗浄してください。 膨張容器への配管に空気が入っている可能性がありま す。 空気を膨張容器から完全に抜くためには次のステップを 行ってください: 1. 作動圧を最高許容圧まで上げます。 2. 排水栓を速く開けます。空気を膨張容器から流し出し ます。 3. 膨 張容器から空気が抜けるまで繰り返してください。 4. ソーラー循環を送り出す方向と逆方向の両方向に洗浄 してください。 5. ソーラー装置に該当する作動圧を設定します(項目「 圧力設定」を参照してください)。 6. 注入弁を閉じます。 7. 止水弁、流量調整弁、チェッキバルブなどを作動位置に 戻してください。 流量 警告 自動空気抜き器が使用されている場合にはその前に ある止め弁を閉めなければなりません。 止め弁は空 気抜き器の部品が蒸気発生の時に熱によって壊れる ことを防止します。 集熱器が並列接続されている場合にはすべての集熱器配 管を個別に洗浄することが必要になるかもしれません。 流量の設定 ソーラー装置をできるだけ高い効率で運転するためには いわゆるローフロー原則を推薦します。そのためには流量 を約 0.3 l/min * m² アパーチャ面積に設定します。集熱 器の大きさによる推薦される設定値は以下の表を参照し てください。 流量をポンプの段階で粗く設定して流量計のところで細か く調整できます。 8 アパーチャの面積 集熱器の枚数 CPC 12 CPC 18 1.8 l/min 6 m² - 2 1.8 l/min 6 m² 3 - 2.1 l/min 7 m² 2 3 2.4 l/min 8 m² 3 2 2.7 l/min 9 m² - 3 ソーラー集熱器 初期運転 109 初期運転の完了 初期運転が故障なく完了させるためには次の項目を確認 してください: 熱媒体の耐寒性を適切な器具で確認してください。 電気接続を確認してください。コネクター同士がしっか りはまっているかどうか確認してください。電線に不具 合がないかどうか確認してください。 通電してスイッチの機能を確認してください。 循環ポンプと流量計を確認してください。 安全装置の機能を確認してください。 集熱器の日除けホイルを外してください。 装置のお客様への説明 集熱器の真空管は悪天候を配慮しながら設計しました。 製造の段階で欠陥が発生した場合には5年間の保証が付 きます。 しかし、以下のことで被害が発生した場合には製造者が 保証を負いません: 不適切な使用 取り付けや初期運転の間違い 自然消耗品 取り扱いの間違いや不用心、不適切な生産手段 弊社に責任のない科学的な、電気化学的な、電気的な 影響 取り付け説明書を無視した場合 不適切な変更や修理作業 他社由来部品の影響 攻撃的な蒸気、酸化腐食 不具合の発生にもかわらず装置の使用を続ける場合 嵐、雹などの天候による被害 110 除却 以下の操作を行ってください: 制御を電源から切り離してください。 熱媒体を排水栓で抜いてください。 熱媒体を地域の規定を守りながら適切に処分してくだ さい。 太陽熱利用装置の試運転記録 一般情報 お客様 姓 名 住所 郵便番号 電話番号 施工会社 会社 名前 住所 郵便番号 電話番号 一般的な情報 最初試運転 時間 ソーラー装置 集熱器 製品 集熱器総合面積 回路 築年 集熱器温度センサーの値 型 数 O列 O 平行 °C 制御 製品 型 ソーラーステーション 膜膨張容器 (MAG)の公称サイズ 膜膨張容器 MAG の全圧 (設定済み) 装置圧力 (全圧 + 0,05 50 Mpa) 流量 ソーラー媒体液 ソーラー 20 O はい ソーラー蓄熱槽 製品 O ティシェルマン O いいえ l MPa MPa l/min 不凍性: °C まで 型 その他 太陽熱利用装置の種類 O 給湯 (WWB) O 給湯 + 補足暖房 特徴・コメント: この太陽熱利用装置はすべての該当規定や基準を厳守しながら施工及び試運転しました。 _____________________________ 日付, 市町村 _______________________________________ _______________________________ サイン (施工会社) サイン(お客様) 9. メンテナンス 1年に1度専門家によって検査を受けることを推奨しま す。 危険 熱くなった加熱部品で焼けどする危険があります。 ソーラー装置内に熱い蒸気が発生して蓄熱槽まで進 むことがあります。その時に部品がとても熱くなるこ とがあります。 – 熱い加熱部品との接触をさけてください。 – 熱い加熱部品を取り扱う作業をする時にはそれに 向いている軍手を使ってください。 作動圧の確認 作動圧が圧力低下によって下がることがあります。圧力低 下の原因としては次の項目が考えられます: 漏れ 安全弁からの吹き出し 膨張容器の不十分な前圧 8 作動圧を確認するためには次のステップを行ってください: 1. 作動圧を目的値、または初期運転記録に書いてある設 定値と比べます。 2. 必要に応じて、作動圧を熱媒体の補給などでまた目的 値まで上げます。 ポンプ、弁、チェッキバルブなどの確認 ポンプ、弁、チェッキバルブナなどが完全に機能している かどうか確認してください。 安全装置が完全に機能しているかどうか確認してくだ さい。 ソーラー液不凍性の確認 ソーラー液の不凍性を次のように確認してください: 1. 毎年冬が始まる前に不凍性を不凍性測定器具で確認 します。 2. 必要なったら、不凍性を回復させます。 3.薄められていない ソーラー 20のみを補給してくださ い。 腐食防止の確認 ソーラー液の腐食防止を次のように確認してください: 1. pH試験紙で腐食防止を確認します。 2. pH値が < 7以下であれば、ソーラー液を完全に交換して ください。 集熱器と接続の目視検査 集熱器と接続部品の目視検査で次のことに注意してくだ さい: 1. 集熱器に被害がないかどうか確認します。不具合のあ る管の下部にある銀色蒸着が浸透した空気で白色に変 化したことで認識できます。 2. 必要に応じて不具合のある管を交換します。 3. 接続に漏れがないかどうか確認します。 警告 ソーラー液が熱によって分解されることを防止するた めにはソーラー装置が長時間に停止された時、また は機能停止の場合などに集熱器の表面を被覆してく ださい。 112 ソーラー集熱器 安全データシート 91/155/EWGに沿ったEG安全性データシート 1. 材質・製造方法・会社情報 製品名: ソーラー20 熱媒体液 (LS-事前ミックス、混和材、不凍性 –28 °C) 会社: IVT GmbH & Co KG 連絡先: 電話: 0049 (0) 9876-9786-0 2. 危険有害性の要約 人と環境に与えられる危険: 特に知られていません。。 3. 組成及び成分情報 科学的な特徴: 腐食防止剤配合1.2 - ポリプロピレン水溶液. CAS-Nr.: 57-55-6 急性毒性:LD50/経口/ネズミ:>2000 mg/kg 一次皮膚刺激性/うさぎ: 刺激性なし (OECDガイドライン 404). 一次粘膜刺激性/うさぎ: 刺激性なし (OECDガイドライン 405). その他の注意事項: 製品の試験を行っていません。この証言は部品1個ずつから 推定されました。 4. 応急対策 一般的な注意事項: 汚染された服装を脱いでください。 吸入された後: 蒸気か煙霧質が吸入された場合: 新鮮な空気、状況を説明し医者の指示を受 けてください。 目と接触した後: 最低 15 分間眼瞼を開いたままで水流で丁寧に洗ってください。 皮膚と接触した後: 水と石鹸を使って洗い流してください。 飲み込んだ場合: 口を注いだ後にたくさん水を飲んでください。 医療従事者へ情報 症状の治療 (汚染除去、生活機能)、特定の解毒薬は知られていません。 基準による表示: 表示が必要ありません。 その他の規定 水質危害クラス: WGK 1: 低い (ドイツ、 17.05.1999年5月17日付けの水質危害物質行政規定VwVwS) 8 5. 火災対策 適切な防火剤: ソーラー 20 は燃えません。近くに火事が発生したら、噴霧水、粉末消化剤、ア ルコール耐性泡消化剤、または二酸化炭素 (CO2)が適しています。 特別な危険: 健康に被害を与える蒸気、煙、霧の発生。この様な物質類は火災で放出される ことがあります。 特別な防護装備: 火災が発生したら、自給 式 呼吸 装置を着用してください。 その他の情報: 危険は燃えている物質と火災の条件によります。汚染された防火水はその地 域の官庁の規定を厳守しながら廃棄物処理をしなければなりません。 その他: 以前の版から変更なった情報はすべてその項にある左側にある縦の線でマー クされています。古い版はこれで無効になります。化学物質の取り扱いと調製 で必要になる物理学や安全技術や毒学や環境学の主なデータを提供し、貯蔵 や安全な取り扱いや運搬について 推薦することのためにこの安全データシー トが製作されています。この情報と関係して、またはこの中で説明された製品 の使用、適応、加工について保証はしません。 ソーラー集熱器 安全性データシート 113 弊社、弊社の法廷代理人、履行補助者が故意、または重過失で保証義務が発生した場合には違います。間接的な被害に ついての賠償責任も除外されます。 この情報は最良知識や良心で作成されて弊社の最新の情報に相当しています。製品の特質についての保証は含まれてい ません。 データシートを起票する部: AWT部、 Tel.: 0049 (0)9876/9786-0 6. 間違って放出された場合の対策 8 人体関係の対策: 特別な対策は必要ありません。 環境保護対策: 汚染された水/消火水を止めてください。この製品は前処理 (生物学的な下水 処理場) なしで水域に流してはいけません。 洗浄/吸着対策: 漏れた資材を土のうや吸水ブロックで止めて多量の砂や土か他の材料で覆っ てください。そして、吸収を促進させるために強く掃いてください。この混合物 を容器か樹脂性袋に入れて廃棄物処理処分に出します。少量 (水滴、ぽちゃり) は多量の水で注ぎ流します。排水や水域に入っていく可能性がある多量では担 当の水道局に連絡してください。 7. 取り扱いと貯蔵 取り扱い: 作業場での良い換気の他に特別な対策は必要ありあせん。 火災・爆発対策: 特別な対策は必要ありません。熱で危険にさらされている容器を冷やしてくだ さい。 貯蔵: 密閉して容器は乾燥されている所で保管してください。亜鉛メッキされた容器 は、貯蔵に使用できません。 8.晒されない様にしてください、個人保護具 呼吸保護: 蒸気か煙霧質が発生したら、呼吸の安全対策を取ってください。 目保護: サイドシールド付きの保護眼鏡 (フレームタイプ) (EN 166). 手保護: 化学物質耐性保護手袋C (EN 374). 推薦: 二トリルゴム (NBR) 保護級 6. 形式の多様性があり、メーカーの取り扱い説明書を厳守してください。 一般的な保護対策・衛生対策: 化学物質取り扱いでの一般的な安全対策を厳守してください。 9. 物理学的な特徴・科学的な特徴 形: 色: 114 液体 蛍光性の赤 ソーラー集熱器 安全性データシート 匂い: この製品の独特的な匂い 凝固点: 約–25 °C (ASTM D 1177) 凝固温度: 約–31 °C (DIN 51583) 沸点: > 100 °C (ASTMD D 1120) 引火点: 不明 爆発限界– 下: 2.6 Vol.-% (ポリプロピレングリコール) – 上: 12.6 Vol.-% (ポリプロピレングリコール) 発火点: 不明 蒸気圧、20 °C: 2.0 Pa 密度、20 °C: 約1.030 g/cm³ (DIN 51757) 溶解度(水): 完全に溶解可能 溶解度(他の溶剤): 極性のある溶媒で溶解可能 ph値、 20 °C: 9.0–10.5 (ASTM D 1287) 粘度 (動粘性、20 °C): 約5.0 mm²/s (DIN 51562) 10. 安定性と反応性 回避すべき物質: 強い酸化剤 危険を伴う反応: 貯蔵や取り扱いについての規定や警告を厳守すれば危ない反応は起こりませ ん。 危険を伴う分解物質:貯蔵や取り扱いについての規定や警告を厳守すれば危ない分解物質は発生し ません。 11. 生態学的な情報 水生有毒性の評価: この製品は検査されていません。この証言は部品1個ずつから 推定されまし た。 永続性と分解性: 消去法: 試験方法: OECD 301A (新版) 分析方法: 溶解有機物炭素減少 消去度: > 70 % 評価: 生物分解しやすい 生態系毒性: 魚類毒性: Leuciscus idus/LC50 (96 h):>100 mg/l 水生無脊髄動物I: EC50 (48 h): >100 mg/l 水生植物: EC50 (72 h): >100 mg/l 微生物/活性汚泥への効果: DEV - L 2 >1000 mg/l。低い濃度を専門的に正し く適切な生物下水処理場に流すと活性汚泥による分解活動が阻害されること はないと予測されます。 8 12. 廃棄・処分 ソーラー 20 熱媒体液を処分する時にその地域の 規定を厳守しながら、適 切な廃棄物処分所か焼却場で廃棄処分しなければなりません。100 l 以下の 量についてはその地域の市清掃局か環境担当者に問い合わせてください。 洗浄されていない包装料: 汚染されていない包装材は再利用できます。 洗浄できない包装材は熱媒体液と同じように処分しなければなりません。 13. 運搬について 運搬規定下で危険物ではありません。 (ADR RID ADNR IMDG/GGVSee ICAO/IATA) ソーラー集熱器 安全性データシート 115 9 9. 制御 116 1. システム制御118頁 2. ソーラー制御 L (制御付きソーラーポンプグループ 126頁 3. ソーラー制御 S 131頁 9 制御 索引 117 1.ラテントー・システム制御 ラテントー・システム制御はどこでも使えて異なる天候状 況で運転されている色々な異なる発熱源とソーラー装置 を使用している暖房システムのための効率的な暖房制御 です。 ソーラー装置1台と発熱源2台まで制御できます。 IVT 取り付け案に沿って事前プログラミングされた可能な 水圧11個とその上に暖房循環、ソーラー機能、発熱源機 能の基礎システム13個が組み込まれており、システムには 多様な使用膨張性があります。使用されていない接点には 自由に追加の機能を割り当てることも可能です(例えば積 み替え、温度差など) 。 操作は全文メニュで分かり易く運転ウイザードやグラフィ カル・アニメーションは手早い初期運転や簡単な操作が可 能します。 図: システム制御 機能 IVT 取り付け案に沿って事前プログラミングされたシステム11個 暖房循環、ソーラー、発熱源の機能を持っている13個の基礎システムの上に使用されていない接点に追 加機能を接続できます。 9 118 操作が入力ボタン4個で分かりやすいです。 文面メニュのヘルプ文とアニメ付き図形モードがあります。 機能の制御と長期的に保存されたデータを例えば熱量と作動時間の統計のために図形で処理する機 能があります。 RTC リアルタイムクロック、 > 24h 予備 4つの言語のメニュ: ドイツ語、英語、スペーン語、イタリア語 作動状況を示す発光ダイオド(赤・緑) 簡単な熱量測定 グルンドフォス直接センサー VFSで熱量計 時間と温度で操作される温度調節装置機能 ソーラーでレジオネラ菌回路 追加加熱でレジオネラ菌回路 冷却機能 運転ウイザード 装置の保護 集熱器の保護 蓄熱槽の保護 凍結防止プログラム 再冷却 真空管集熱器用の始動論理制御 自動排水システム(ドレーン・バック)用の制御プログラム エラー・メモリー、日付と時間付きのデータ処理 メニュ・ブロッカー SDカードヘのデータログ PC制御プログラム付きイーサネット接続(オプション) デジタル・インターフェース、ホーム・バス・システム(オプション) 制御 システム制御 仕様 Pt 1000 温度センサー用のコネクター8個 VFS、または RPS センサー用のコネクター2個 CAN オン / オフデータログとネットワーク接続用コネクター2個 RC21 ルームコントローラ用のコネクター1個 Micro SD スロット1個、 2 GBカード付き 標準ポンプの回転制御用リレー ELR 230 VAC 2個 ポンプ・弁用230 VAC中リレー端子4個、 力学的にオン 浮動リレー端子1個 チェンジャ 高効率ポンプの回転制御用切り替え可能な端子2 個( 0…10 V)または PWM 電源接続用の配線図 Kleinspannungen 最高 12 V 低電圧、最高 12VAC/DC 端子: 接続: S1 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8 V1 V2 VFS1 VFS2 RC S2 S3 VFS1 S4 S5 VFS2 S6 S7 S8 RC V1 センサー 1 センサー 2 センサー 3 センサー 4 センサー 5 センサー 6 センサー 7 センサー 8 0–10V / PWM 0–10V / PWM グルンドフォス直接センサー グルンドフォス直接センサー ルーム・コントローラー V2 SD Card Ethernet データ保存や更新用のSD カードスロットです。カードの向きが正しいかどうか確 認してください。過剰な圧力をかけないでください。カードは抵抗なしでガチッと 音がして収まります。イーサネットは LAN CAN 接続に取り込むためです。 浮動リレー R7 NO 通常開 (閉める) C コモン (電圧) NC 通常閉 (開ける) N PF-Relais 9 C NO 電源側 230 VAC 電源電圧 230 VAC 50–60 Hz 端子: 接続: L Mains N R1 R2 R3 Relais R4 R6 制御 システム制御 PE R5 R1 スイッチ端子 1 (回転) R2 スイッチ端子 2 (回転) R3 スイッチ端子 3 R4 スイッチ端子 4 R5 スイッチ端子 5 R6 スイッチ端子 6 N 電源 中性線 N L 電源 位相 L アース PEの接続は金属端子へ! 119 お客様が自分で設定できるもの 暖房制御では次の設定できます: 暖房運転の選択 作動種類の選択 室内温度を作動種類に合わせます。 操作のロック パーティー機能 時間の設定 作動時の室内温度設定 室内温度を時間帯による省エネ低温設定 暖房カーブの調節 吸水最高温度の設定 暖房制限と暖房作動の設定 設定値、現在値の確認 暖房・お湯の時間プログラム設定 警告 他の設定は専門家に任せてください。専門的に正しく ない設定変更によって暖房措置が誤った作動してい るか長持ちしないことがあります。 仕様 電圧 100–240 VAC 周波数 50 – 60 Hz 消費電力 0.5 – 3 W 電源容量: 9 リレーの総合投入容量 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) リレー R1 最低 リレー R2 最低 5 W …最高120 W (AC3) 5 W …最高120 W (AC3) ブレーカーの総合投入容量 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) ブレーカー R3 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) ブレーカー R4 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) ブレーカー R5 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) ブレーカー R6 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) 手動ブレーカー R7 460 VA (AC1)、 460 W (AC3) 0…10 V 出口 設計抵抗 10 kΩ パルス幅変調 端子 周波数1 kHz、 負論理 10 V 内部ヒューズ 保護構造 2 A 遅延型 250 V (3x) IP 40 保護等級 II 過電圧保護等級 II 汚染等級 II 周辺温度: 制御作動の時 0 °C–40°C 運送の時 0 °C–60°C 寸法 高さ = 228 mm、幅= 180 mm、奥行き= 53 mm ディスプレー ケース 120 完全図形表示 128 x 128 ドット ABS樹脂、3部 制御 システム制御 温度センサーの確認 システム制御の温度センサーはすべて同じ特徴をもっています(PT、0 °Cで1000 オーム). 抵抗の値については取り扱い説明書の5ページを参照してください。 警告 危険 初期運転のヒント 電気の取り付けはその地域の規定に沿って行わなけ ればなりません。常に機能を確保するためには、暖房 の制御回路には電圧が来ていなければなりません。 このため制御回路の前にある電源スイッチ類は常時 オンになっている非常スイッチやマスター・スイッチ だけにしてください。 ! この機器は電力で作動しています。正しくない取 り付けや正しくない修理作業は感電で命に危険 を与える可能性があります。取り付けと初期運転 は十分な資格を持っている専門家が行わなけれ ばなりません。原則として機器と部品は分解し ないでください。修理は製造者の他には行って はなりません。 9 制御 システム制御 121 事前プログラミングされた水圧図式 接続 温 度 セ ン サ ー ・ 低 電 圧 の み 図式 1 図式 2 図式 3 図式 4 図式 5 図式 6 IVT MV A 1 HK IVT MV A 2 HK IVT MV B 1 HK IVT MV C 1 HK IVT MV D 1 HK IVT MV E 1 HK S1 ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) S2 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 吸水配管センサー S3 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 、種々 (上) 吸水配管センサー 固形物燃料ボイラ ーセンサー 固形物燃料ボイラ ーセンサー HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 燃焼器センサー 燃焼器センサー 燃焼器センサー 燃焼器センサー HK2 吸水 S4 S5 HK1 送水配管 HK1 送水配管 S6 S7 外 外 外 外 外 外 S8 集熱器 集熱器 集熱器 集熱器 集熱器 集熱器 VFS1 VFS2 ソーラーポンプ信号 V1 9 122 ソーラーポンプ信号 V2 リ レ ー 接 続 ・ 2 3 0 VA R1 (ELR) ソーラーポンプ R2 (ELR) 暖房ポンプ 1 ソーラーポンプ ソーラーポンプ ソーラーポンプ 暖房ポンプ 2 ボイラーポンプ 吸水配管弁 固形物燃料ボイラ ーポンプ 吸水配管弁 給水ポンプ ボイラーポンプ 給水ポンプ 温度調整弁 1 開 R3 R4 温度調整弁 開 温度調整弁 1 閉 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 R5 温度調整弁 閉 温度調整弁 2 開 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 R6 暖房ポンプ 温度調整弁2 閉 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ カートリッジ・ヒー ター カートリッジ・ヒー ター 燃焼器 燃焼器 燃焼器 燃焼器 R7 (浮動) 制御 システム制御 接続 図式 7 図式 8 図式 9 図式 10 図式 11 図式 12 IVT MV F 1 HK IVT MV F 2 HK IVT MV G 1 HK IVT 2HK + 1WEZ + ソーラー IVT 2HK + 1WEZ 組み合わせ蓄熱 槽 +暖房循環 ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) ソーラー蓄熱槽 (下) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) 蓄熱槽HK (中) S2 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) S3 固形物燃料ボイラ ーセンサー HK2 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 S1 HK2 送水配管 HK1 送水配管 固形物燃料ボイラ ーセンサー S4 HK1 送水配管 HK1 送水配管 燃焼器センサー 燃焼器センサー 外 外 外 外 外 集熱器 集熱器 集熱器 集熱器 HK1 送水配管 S5 S6 外 S7 S8 VFS1 VFS2 ソーラーポンプ信号 ソーラーポンプ信号 V1 V2 ソーラーポンプ 暖房ポンプ 1 固形物燃料ボイラ ーポンプ ソーラーポンプ 暖房ポンプ 1 暖房ポンプ 1 R1 (ELR) 暖房ポンプ 2 暖房ポンプ 2 暖房ポンプ 2 R2 (ELR) 温度調整弁 1 開 温度調整弁 1 開 温度調整弁 1 開 R3 温度調整弁 開 温度調整弁1閉 温度調整弁 開 温度調整弁 1 閉 温度調整弁 1 閉 温度調整弁 開 R4 温度調整弁 閉 温度調整弁 2開 温度調整弁 閉 温度調整弁 2開 温度調整弁 2開 温度調整弁 閉 R5 暖房ポンプ 温度調整弁 2 閉 暖房ポンプ 温度調整弁 2 閉 温度調整弁 3 閉 暖房ポンプ R6 固形物燃料ボイラ ーポンプ 圧縮器 カートリッジ・ヒー ター カートリッジ・ヒー ター 制御 システム制御 9 R7 (浮動) 123 接続 温 度 セ ン サ ー ・ 低 電 圧 の み 図式 13 図式 14 併有蓄熱槽 + 圧縮器 + 充填ポンプ S1 図式 15 併有蓄熱槽 + ソーラー + バーナ 併有蓄熱槽 + 暖房循環2 ソーラー蓄熱槽 ( 下) ソーラー蓄熱槽 ( 下) S2 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) S3 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) HK1 送水配管 図式 18 ボイラー + 暖房循環 ボイラー+ 圧縮器 + 充填ポンプ ボイラー + バーナ ソーラー蓄熱槽 ( 下) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 燃焼器 S6 S7 図式 17 HK2 送水配管 S4 S5 蓄熱槽 BW (上) 図式 16 外 S8 燃焼器 外 外 外 外 外 集熱器 集熱器 集熱器 ソーラーポンプ ソーラーポンプ ソーラーポンプ VFS1 VFS2 V1 V2 9 リ レ ー 接 続 ・ R1 (ELR) R2 (ELR) ボイラーポンプ R3 充填ポンプ ボイラーポンプ 暖房ポンプ 2 BWポンプ BWポンプ BWポンプ R4 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 R5 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 圧縮器 バーナ要求 圧縮器 バーナ要求 2 R6 3 R7 0 (浮動) VA 124 充填ポンプ 制御 システム制御 図式 19 図式 20 バッファー + ボイラー + 暖房循環 バッファー + ボイ ラー + 圧縮器 図式 21 図式 22 バッファー+ ボイ ラー + ソーラー+ バーナ 混合されている暖 房循環2つ 図式 23 混合されている暖 房循環2つ + 圧縮 ソーラー蓄熱槽 ( 下) 図式 24 接続 混合されている暖 房循環2つ + ソーラ ー + 圧縮器 ソーラー蓄熱槽 ( 下) S1 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) 蓄熱槽 HK (中) S2 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) 蓄熱槽 BW (上) S3 HK2 送水配管 HK2 送水配管 HK2 送水配管 S4 HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 S5 HK1 送水配管 HK1 送水配管 HK1 送水配管 燃焼器 外 外 外 S6 外 外 集熱器 外 S7 集熱器 S8 VFS1 VFS2 ソーラーポンプ信号 V1 V2 ソーラーポンプ 暖房ポンプ 1 暖房ポンプ 1 暖房ポンプ 1 R1 (ELR) 充填ポンプ ボイラーポンプ 暖房ポンプ 2 暖房ポンプ 2 暖房ポンプ 2 R2 (ELR) BWポンプ BWポンプ BWポンプ 温度調整弁 1 開 温度調整弁 1 開 温度調整弁 1 開 R3 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 開 温度調整弁 1 閉 温度調整弁 1 閉 温度調整弁 1 閉 R4 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 閉 温度調整弁 2 開 温度調整弁 2 開 温度調整弁 2 開 R5 暖房ポンプ 暖房ポンプ 暖房ポンプ 温度調整弁 2 閉 温度調整弁 2 閉 温度調整弁 2 閉 R6 圧縮器 バーナ要求 圧縮器 バーナ 制御 システム制御 9 R7 (浮動) 125 2. ラテントー・ソーラー制御 ラテントー・ソーラー制御 L は複雑な発熱源、ソーラー装 置、暖房装置を温度差で制御するためにあります。事前プ ログラミングされている水圧選択肢36個あります。運転ウ イザードや4つの入力ボタンで利用者による操作 は素人 にも簡単です。ソーラー熱量を正確に測るためには流量 計の任意的な接続も可能です。 9 機能 ソーラーや固形燃料ボイラー用の基礎システム36 個、使用されていないリレー で追加機能を接続できます。 4個の入力ボタンで簡単な操作 ヘルプ文付きの全文メニュ、アニメ付きの図形モード 機能制御、図形データ処理、熱量や作動時間の統計用の長期データ保存 RTC リアルタイムクロック > 24 h 予備 多数の言語のメニュ:ドイツ語、英語、フランス語、スペーン語、イタリア語、ロシア語など 作動状況を知らせる発光ダイオード赤・緑 簡単な熱量測定 グルンドフォス直接センサーVFSで熱量測定 時間と温度で制御されている温度調節装置機能 ソーラーでレジオネラ菌対策回路 追加加熱でレジオネラ菌対策回路 冷却機能 運転ウイザード 装置保護 集熱器保護 蓄熱槽保護 凍結防止プログラム 吸水配管の冷却 真空管集熱器の始動論理 自動排水システム用の制御プログラム(ドレーン・バック) 日付・時間付きの不具合保存やデータ処理 メニューブロッカ 装備 温度センサーPt 1000用のセンサーコネクター6個 VFS やRPS センサー用のコネクター2個 データログやネットワーク接続用CAN 入り・切 のコネクター2個 標準ポンプの回転数制御用のリレーELR 230 VAC 2個 ポンプ、弁用の手動リレー230 VAC 端子、チェンジャー1個 高効率ポンプの回転数制御用の切り替え可能な端子 0…10 V 、または PWMパルス幅変調、2個 仕様 126 電圧 100–240 VAC 周波数 50–60 Hz 消費電力 0.5–2.5 W 電気リレー R1 最低5 W …最高 120 W (AC3用) 電気リレー R2 最低5 W …最高 120 W (AC3用) ブレーカー R3 460 VA (AC1用) / 460 W (AC3用) 制御 ソーラー制御 L 0…10 V 端子 10 kΩ用設計 パルス幅変調端子 周波数1 kHz、レベル10 V. 1 kΩ 負担 保護構造 IP 40 保護等級 II 過電圧保護等級 II 汚染度 II 周辺温度: 制御作動時 0 °C–40 °C 運送時 0 °C–60 °C 寸法 高さ= 163mm、幅 = 110mm、奥行き = 51mm デイスプレー 完全図形表示 128 x 64 ドット ケース ABS樹脂、3部 事前プログラミングされた水圧系図式 図式1: ソーラー 図式2: ソーラーとプール 図式 3: 固形物燃料ボイ ラー 図式 4: 積み替え 9 図式5: 吸水配管挙用 図式6: 温度調節装置 図式 7: 普遍Universal DeltaT 図式 8: 止水弁 図式 9: ソーラー、プール+ 熱交換器センサー 図式 10: ソーラー + 温度調節装置 図式11: ソーラー + 2ゾーン蓄熱槽 +弁 図式 12: ソーラー、吸水配 管挙用 制御 ソーラー制御 L 127 図式 13: ソーラー + バイ パス 図式 14: ソーラー + 熱交 換器 図式 15: ソーラー + 集熱器2台目 + 弁 図式 17: ソーラー + 蓄熱 槽2個、弁 図形 18:ソーラー + 蓄熱槽2個 +ポンプ 図式 19:ソーラー + 蓄熱槽 図式 20: ソーラー、プール 積み替え +熱交換器 図式 21: ソーラー + 弁と 図式 22: ソーラー + 固形 しての温度調節装置 物燃料ボイラー 図式16: ソーラー + 集熱器2台目 + ポンプ 図式 23: ソーラー + 冷却 1 図式 24: ソーラー + 冷却 2 図式 25: ソーラー + 冷 却3 図式 26: ソーラー + 熱交換 器 + 2ゾーン蓄熱槽 + 弁 図式27:ソーラー +熱交換 器+弁付き蓄熱槽 図式 28: ソーラー + プー ル用弁+熱交換器 図式 29: ソーラー + 固形 物燃料ボイラー + S4 図式 30: ソーラー2個 図式31: ソーラー +積み替 え + 温度調節装置 図式 32: ソーラー + 吸水 配管挙用 + 温度調節装置 図式 33: ソーラー + 集熱 器2台目 + 弁 + 弁付き蓄 熱槽2個目 図式 34: ソーラー + ポン プ付き集熱器2代目 + 弁 付き蓄熱槽2個目 9 図式 37: ソーラー + 弁付 き蓄熱槽3個 128 図式35: ソーラー + プール 図式 36: ソーラー + ポン 用弁 + 熱交換器 プ付き蓄熱槽3 個 Regelung 制御 ソーラー制御 Solarregelung LL 電源接続用の配線図 電圧 100–240 VAC 50–60 Hz N 端子: 接続: N 中性点接地 N 中性点接地を端子板 N に接続します。 L 位相 L L R1 R1 R2 R3 R3I R2 R3I R3 N リレー リレー リレー リレー 1 2 3 (NC) 3 (NO) 保護接地端子 PE は金属端子板に接続しま す。 制御基盤に: ソーラー制御 L バージョン V3 + V4: グルンドフォス直接セン サー VFS1 VFS1 CAN2 CAN バス接続 低電圧 最高 12 VAC/DC S1 端子: 接続: S1 温度センサー 1 S2 温度センサー 2 S3 温度センサー 3 S4 温度センサー 4 S5 温度センサー 5 V1 高効率ポンプの操作用などの 0-10 V ・パルス幅変調 信号端子 ソーラー制御 L バージョン V3 + V4: V2 高効率ポンプの操作用などの 0-10 V ・パルス幅変調 信号端子 S2 S3 グルンドフォス直接セン サー VFS2 CAN1 CAN バス接続 - PELV VFS2 S4 S5 CAN 温度センサー 6 12 V 電圧供給 V2 S6 + S6 下の端子板(灰色)にアースを接続します。 + CAN V1 9 制御 ソーラー制御 L 129 エラーメッセージのある不具合 コントローラーが不具合を認識するとディスプレーに注意 シンボルが現れます。問題がなくなった時に注意シンボル が情報シンボルに変わります。 注意シンボル、または情報シンボルの下にあるボタンを押 すと細かい情報が得られます。 危険 マニュアルに記載のない操作はしないでください。 エラーが発生したら、専門家に相談してください。 可能なエラーメッセージ: 専門家への指摘: センサー x の不具合 センサーか制御センサーのコネクターか接続線に不具合が ある(あった)ことを意味しています。 集熱器アラーム 集熱器での温度が設定されたアラーム温度を超えているか 超えていたことを意味しています。 再起動 制御が停電などの原因で再起動されたことを意味していま す。日付と時間を確認してください。 時間と日付 流量なし この表示は停電が復帰した時に自動的に現れます。時間と日 付を確認して、必要になったら、再調整してください。 蓄熱槽と集熱器の間の Δ T が 5分間で 50 度を越えると このエラーメッセージが出ます。 入・切回数が多い リレーが5分間で5回以上切れたり入れたりしたことを意味し ています。 AL 失敗 センサーで低くてもAL-T 目標温度-5 °C が設定された時間に 保っていられなかった場合にAL 失敗が表示されます。 9 130 制御 ソーラー制御 L 3. ラテントー・ソーラー制御 S ラテントー・ソーラー制御 S は簡単なソーラー装置を温度 差で制御するための制御です。その上にこの制御は色々 な異なるシステムの温度差制御や温度調節装置として使 用できます。事前プログラミングされている水圧選択肢や 運転ウイザードでお客様による操作 は素早くて簡単に です。 機能 ソーラー、または固形物燃料ボイラーの9つの基礎シス テム 4つの入力ボタンで操作は簡単です。 ヘルプ文付きの全文メニュ、アニメ付きの図形モード 機能制御、図形データ処理、熱量や作動時間の統計用 の長期データ保存 RTCリアルタイムクロック >24 h 予備 18 言語のメニュ: ドイツ語、英語、フランス語、スペー ン語、イタリア語、ポルトガル語、ポーランド語、チェコ語、 デンマーク語、ギリシャ語、クロアチア語、ハンガリー語、 オランダ語、ロシア語、スエーデン語、フィンランド語、ト ルコ語、ブルガリア語 簡単な熱量測定 時間と温度で制御される温度調節機能 ソーラーでレジオネラ菌対策回路 運転ウィザード 装置の保護 集熱器保護 蓄熱槽保護 凍結防止プログラム 吸水配管冷却 真空管集熱器用の起動論理 自動排水システム用の制御プログラムドレーン・バック) 日付・時間付きの不具合保存やデータ処理 メニューブロッカー 9 仕様 電圧 100–240 VAC 周波数 50–60 Hz 電力消費 0.5–2.0 W 電源容量: リレー R1 最低 5 W …最高120 W (AC3) 0…10 V 出口 10 kΩ用設計 パルス幅変調端子 負担 周波数1 kHz、レベル 10 V、1 kΩ 250 VAC. 6 (2)A. 50 Hz 内部ヒューズ 2 A 遅延型、250 V 保護構造: IP 40 保護等級 II 過電圧保護等級 II1 汚染度 II 周辺温度: 制御作動時 制御 ソーラー制御 L 0 °C–40 °C 131 運搬時 0 °C–60 °C 湿度: 制御作動時 相対湿度最高 85 % ( 25 °C) 運送時 結露は不許容 寸法 高さ = 115mm、幅= 86mm、奥行き = 45mm ディスプレー 完全図形表示 128 x 64 ドット ケース ABS樹脂、2部 装備 温度センサーPt 1000用のセンサーコネクター3個 標準ポンプの回転数制御用の電気出口ELR 230 VAC 1個 高効率ポンプの回転数制御用の切り替え可能な出口 0…10 V1個 、または パルス幅変調 水圧系図式 9 132 図式 1: ソーラーと 蓄熱槽 図式2: ソーラーとプ ール 図式 3: 固形物燃料 ボイラーと蓄熱槽 図式 6: 温度調節装置 図式 7: デルタ T ユ ニバーサル 図式 8: 止水弁 図式4: 蓄熱槽の積 み替え 図式 5: 暖房循環吸 水配管挙用 図式 9: ソーラーと熱 交換器とプール 制御 ソーラー制御 S エラーメッセージのある不具合 制御が不具合を認識するとディスプレーに注意シンボルが 現れます。問題がなくなった時に注意シンボルが情報シン ボルに変わります。 注意シンボル、または情報シンボルの下にあるボタンを押 すと細かい情報が得られます。 ACHTUNG 危険 マニュアルに記載のない操作はしないでください。 エラーが発生したら、専門家に相談してください。 可能なエラーメッセージ: 専門家への指摘: センサー x の不具合 センサーか制御のセンサーコネクターか接続線に不具合が ある(あった)ことを意味しています。 集熱器アラーム 集熱器での温度が設定されたアラーム温度が超えている・ 超えていたことを意味しています。 入・切回数が多い 再起動 リレーが5分間で6回以上切れたり入れたりしたことを意味し ています。 制御が停電などの原因で再起動されたことを意味していま す。日付と時間を確認してください。 9 制御 ソーラー制御 S 133 10 10. 付属部品 134 1. ソーラーポンプグループ136頁 2. 高効率ポンプ付きソーラーポンプグループ137頁 3 制御付きソーラーポンプ138頁 4. 暖房循環ポンプグループ139頁 5. 循環ポンプグループ140頁 6. ボイラーポンプグループ 7. 温度調節三方弁142頁 8. 電気カートリッジ・ヒーター143頁 9. サーボモータ145頁 141頁 10. 三方弁146頁 11. 電磁弁147頁 10 付属部品 索引 135 1. ソーラーポンプグループ 概要 ソーラー循環に取り付けるための完全断熱されているソ ーラーポンプグループです。WILO Star ST 25/6-ポンプと 常用自動空気抜き器付き 警告 アーマチャーグループを取り付ける時には集熱器と の間に十分な距離を保ってください(集熱器のすぐ後 は高温になりますから。) 屋根裏に取り付ける時は膨張容器が過熱しないよ うに気をつけてください (例えば前置容器の設置で) 。 ソーラー装置を取り付けと初期運転に DIN EN 12976-1が適用されす。訓練を受けた資格を有する専 門家(電気工事士など)のみが電気接続の工事が許 されています。その後、電気配線の確認・初期運転を 行ってください。それに関係している規定 (VDE 0100 、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域の(建築) 規定を遵守してください。ソーラー装置は落雷対策と してアース接続してください。膨張容器はDIN 4807 に沿って定期的に検査してください。 Wilo-Star ST 25/6 ソーラーポンプグループ (商品番号 878 700 085) 仕様 寸法: 高さ (断熱込み):500 mm 幅 (断熱込み、 ADGセットなし): 315 mm 送水配管の吸水配管の間隔: 125 mm 接続:ソーラー循環: Rp 3 / 4" 膨張容器G 3 / 4" 作動データ: 最高許容圧力: 1.0 MPa 最高許容温度 (停止時): 110 °C 短期的に 130 °C 装備: 安全弁: 0.6 MPa 圧力計: 0–1.0 MPa 温度計:20 –150 °C 重力式ブレーキ (チェッキバルブ): 送水配管と吸水配管の ボールバルブの間 流量計:グリコール: 0.8 –10.3 l/分 水: 1–13 l/分 材質: 部品: 真鍮 ガスケット: PTFE、石綿を含んでいな い繊維ガスケット 重力式ブレーキ (チェッキバルブ): 真鍮 断熱: EPP. λ = 0.04 W/(m*K) 10 L N PE 1~230 V, 50 Hz ソーラーポンプWilo Star ST25/6-3の図 136 端子の仕様 付属部品 ソーラーポンプグループ 2. 高効率ポンプ付きラテントー・ソーラーポンプグループ 概要 ソーラー循環に取り付けるための完全断熱されているソ ーラーポンプグループです。高効率ポンプグルンドフォス ソーラー PM 2 25-85 180、 PWMパルス幅変調 信号、 常用空気抜き器付き 警告 アーマチャーグループを取り付ける時には集熱器と の十分な距離を守ってください(集熱器のすぐ後には 高温になります)。 屋根裏に取り付けると膨張容器が過熱しないよう に気をつけてください (例えば前置容器の設置で) 。 ソーラー装置の取り付けと初期運転に DIN EN 12976-1が適用しています。訓練を受けた資格を有す る専門家(電気工事士など)のみは電気接続の工事 が許されています。それに関係している規定 (VDE 0100、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域の(建 築)規定を守らなければなりません。ソーラー装置 は落雷対策としてアースと繋いでください。膨張容器 はDIN 4807 に沿って定期的に検査してください。 高効率ポンプ付きソーラーポンプグループ (商品番号 878 700 078) 仕様 寸法: 高さ(断熱込み):500 mm 幅 (断熱込み、 ADGセットなし): 315 mm 送水配管と吸水配管の間隔: 25 mm 接続:ソーラー循環: Rp 3 / 4" 膨張容器G 3 / 4" 作動データ: 最高許容圧力: 1.0 MPa 最高許容温度 (停止時): 110 °C. 短期的に 130 °C 装備: 安全弁: 0.6 MPa 圧力計: 0–1.0 MPa 温度計:20 –150 °C 重力式ブレーキ (チェッキバルブ): 送水配管と吸水配管の ボールバルブ内 流量計:グリコール: 0.8 –10.3 l/分 水: 1–13 l/分 材質: アーマチュア: ケース:真鍮 ガスケット: PTFE、石綿を含んでいな い繊維ガスケット 断熱: EPP. λ = 0.04 W/(m*K) 10 図:グルンドフォスソーラー PM 2 25-85 付属部品 高効率ポンプト制御付きソーラーポンプグループ 137 3. 制御付きソーラーポンプ 概要 ソーラー循環に取り付けるための完全断熱されているソ ーラーポンプグループです。ソーラー制御LとWILO Star ST 25/6-ポンプ付きで事前取り付けなのですぐに接続で きます。 この制御でポンプの能力範囲全域で回転数を無段階に電 気制御できます。 警告 アーマチャーグループを取り付ける時には集熱器と の間に十分な距離を保ってください(集熱器のすぐ後 には高温度になります)。 屋根裏に取り付けると膨張容器が過熱しないよう に気をつけてください (例えば前置容器の設置で) 。 ソーラー装置の取り付けと初期運転は DIN EN 12976-1が適用しています。訓練を受けた資格を有す る専門家(電気工事士など)のみが電気接続の工事 が許されます。その後、電気配線の確認・初期運転を 行ってください。それに関係している規定 (VDE 0100 、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域の(建築) 規定を遵守してください。ソーラー装置は落雷対策と してアース接続してください。膨張容器はDIN 4807 に沿って定期的に検査してください。 制御付きソーラーポンプ (商品番号 878 700 022) 仕様 寸法: 高さ(断熱込み): 375mm 幅 (断熱込み、 ADGセットなし): 250mm 送水配管の吸水配管の軸距: 100 mm 接続:G 1" 作動データ: 最高許容圧力: 0.6 MPa 最高許容温度 (停止時): 120°C. 短期的に 160 °C 装備: 安全弁: 0.6 MPa 圧力計: 0–1.0 MPa 温度計:0–120 °C 重力式ブレーキ (チェッキバルブ): 送水配管と吸水配管の ボールバルブの間 流量計:グリコール: 0.8 –10.3 l/分 水: 2–15 l/分 材質: ガスケット : クリンゲリット、 最高 200 °C O リング : VITON/EPDM 最高 180 °C 重力式ブレーキ PPS (チェキバルブ): 断熱 : EPP. λ = 0.041 W/(m*K) 10 L 図: ソーラーポンプ Wilo Star ST 25/6 138 N PE 1~230 V, 50 Hz 端子の仕様 付属部品 制御付きソーラーポンプ 4. 暖房循環ポンプグループ、高効率ポ ンプ付き このポンプ「アルファ2」は省エネの 潜在能力のためにEnergy + Award 賞を取りました。理想条件で電力消 費は5W、エネルギー消費は年間60 kWhまで制限できます。 従来型の ポンプの比べてこれは最大 80パーセ ントのエネルギー節約に相当してい る値です。 概要 混合暖房循環に取り付ける三方弁とグルンドフォス・アル ファ 2 25-60付きの完全断熱されている暖房循環ポンプ グループです。温度計付きの止水弁2個と吸水配管には 重力式ブレーキ(チェックバルブ)があります。 電気能力 制御の水中循環ポンプ です。最高の省エネで温度快適 さはすばらしいです。暖房装置内の流れ音を回避できまし た。 高効率ポンプ付き暖房循環ポンプグループ (商品番号 878 700 079) 仕様 自動夜間省エネモード内装 エネルギーラベル A 寸法: 高さ(断熱込み):420 mm 幅 (断熱込み): 250 mm 警告 送水配管の吸水配管の軸距: 125 mm 接続(下):G 1½ AG 接続(上):Rp 1" 作動データ: 最高許容圧力: 1.0 MPa 最高許容温度 : 2 °C–110 °C Kvs値(m3/h):6.2 電力消費: 5... 45 W 取り付けは専門家が行ってください。取り付けの時 には最新技術の規定と法律的な規定を守ってくださ い。訓練を受けた資格を有する専門家のみが電気 接続の工事が許されます。それに関係している規定 (VDE 0100、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域 の(建築)規定を尊守してください。 装備: 温度計:0 °C–120 °C 重力式ブレーキ: 吸水配管内 材質: ガスケット : クリンゲリット、 最高 200 °C O リング : VITON/EPDM 最高 180 °C 重力式ブレーキ ( チェックバルブ) PPS 断熱: EPP. λ = 0.041 W/(m*K) L N 10 PE 1~230 V, 50 Hz 図:グルンドフォスアルファ 2 25-60 付属部品 端子の仕様 暖房循環ポンプグループ、高効率ポンプ付き 139 5. 高効率ポンプ付きの循環ポンプグループ 概要 循環ポンプグループ (商品 878 700 082) 混合されていない暖房循環や蓄熱槽の装填用、完全断熱 されている循環ポンプグループです。グルンドフォス・アル ファ 2 L 25-60付きです。 仕様 警告 寸法: 高さ(断熱込み): 420mm 幅 (断熱込み): 250mm 送水配管と吸水配管の軸距: 125 mm 接続(上): Rp 1" 接続(下):G 1½" AG 取り付けは専門家が行ってください。取り付けの時 には最新技術の規定と法律的な規定を守ってくださ い。訓練を受けた資格を有する専門家のみが電気 接続の工事が許されます。それに関係している規定 (VDE 0100、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域 の(建築)規定を守らなければなりません。 作動データ: 最高許容圧力: 0.8 MPa 最高許容温度 -15 °C から 110 °C まで 短期的に 130 °C Kvs値(m3/h):9.7 装備: 温度計:0 °C–120 °C 重力式ブレーキ (チェックバルブ): 吸水配管内 端子接続 材質: 部品 : ステンレス、真鍮 L N ガスケット: PTFE、真鍮 断熱 : EPP. λ = 0.04 W/(m*K) PE 1~230 V, 50 Hz 10 グルンドフォス・アルファ2 L 25-60 140 部品 高効率ポンプグループ付き循環ポンプグループ 6. 高効率ポンプ付きボイラーポンプグループ 概要 吸水配管の温度を高く保つための自動制御バイパス弁 付き、固形物燃料ボイラーと暖房循環や蓄熱槽の間に 取り付けるためのボイラー装填セットです。解除温度は 40 °C–70 °Cの間に自由に設定できます。ボイラー装填セ ットで温度が結露点より下がることを確実に防止します。 その対策で排気ガスが凝縮してボイラーを腐食させること はありません。 ポンプグループは完全に断熱されていま す。グルンドフォス・アルファ 2 L 25-60付き 警告 取り付けは専門家が行ってください。取り付けの時 には最新技術の規定と法律的な規定を遵守してくだ さい。訓練を受けた資格を有する専門家(電気工事 士など)のみが電気接続の工事が許されます。その 後、電気配線の確認・初期運転を行ってください。そ れに関係している規定 (VDE 0100、VDE 0185、VDE 0190 など) とその地域の(建築)規定を遵守してく ださい。 高効率ポンプ付きボイラーポンプグループ (商品番号 878 700 084) 仕様 寸法: 高さ(断熱込み): 420mm 幅 (断熱込み): 250mm 送水配管の吸水配管の間隔: 125 mm 接続(上):G 1½" AG 、ナット付 き 接続(下): Rp 1" 作動データ: 最高許容圧力: 0.8 MPa 最高許容温度 110 °Cまで (停止時) 短期的に 130 °C Kvs値(m3/h):9.7 装備: 温度計:0 °C –120 °C 重力式ブレーキ (チェックバルブ): 送水配管内 材質: 部品:ステンレス、真鍮 ガスケット: PTFE、真鍮 断熱 : EPP. λ = 0.04 W/ (m*K) 端子接続 10 L N PE 1~230 V, 50 Hz 図:グルンドフォス・アルファ 2 L 25-60 部品 高効率付きボイラーポンプグループ 141 7. 温度調節三方弁 適応 温度調節三方弁は給湯装置の中心部、温水器の直接後に 取り付けます。 そうすると混合水の温度調節が安定して、 通常の温度を保つことで弁の後にある配管システムでの 火傷防止が確実になります。 これはソーラー装置の蓄熱槽 に、高温が発生する時に役に立っています。 温度調節三方弁は火傷を防ぐ機能を担っています。つま り、冷水の給水が中断されたら、温水の給水も自動的に閉 まります。 機能 混合水 温水 温度調節三方弁 (商品番号 878 700 021) 仕様 圧力段階: PN 10 作動圧:1.0 MPa 圧力差: 混合時に最高 0.3 MPa 最高温度: 温度調節範囲: 95 °C (短期的に 100 °C) 50 °C–75 °C Kvs値 (m3/h): 3.0 重量: 1.3 kg 付属部品: 温水・冷水用が逆流止弁2個、 ガスケット付き 使用範囲: – 1- 中水 / 飲料水 – 閉鎖された循環にある水 – 凍結防止材を含んでいる水 (グリコー ル含量 ≤ 50 %) 資材 / 材質: 脱亜鉛腐食耐久性のある真鍮 (弁のケースと液体と接触している 金属部品 ) 冷水 10 142 付属部品 温度調節三方弁 8. 電気カートリッジ・ヒーター 概要 ソーラー蓄熱槽ラテントーXXLを電気で追加加熱するため のカートリッジ・ヒーターです。 物理的な取り付け ラテントーXXL の蓋にあるねじ込みソッケト G 1½に取り 付けます。 かしめるためにはテフロンテープをお勧めし ます。 警告 部屋の高さが2.7 m以下ですと電気カートリッジ・ヒ ーターをラテントーにねじ込むために容器を斜めに 向かなければなりません。この場合に電気カートリッ ジの取り付けは配管と注入の前に行わなければなり ません。 電気接続 VDE 0100 や 電気事業者の規定を守ってください。 設計上で予定された接続電線: 電気負荷に応じて厚さ1.5 から 4 mm²の柔軟な電線 。保護アース電線: 負荷電線よ り 50 mm 長くして張力が掛かった場合に負荷電線が最 後に引っ張られるように配線してください。 警告 現在有効な規定や規格の他にその地域の電気事業社 や水道局の接続条件を遵守してください。資格を有 する電気専門家(電気工事士など)により電気配線の 確認・初期運転を行ってください。 重要: 保護アース線の接続は必ず実地してください。 取り付け 最初の取り付けに掛かる前には次のことを確認してくださ い。 ラテントー蓄熱槽への取り付けは必ず上から垂直の方向 に行ってください。 作動中にヒーターとセンサー保護管は常に規定の位置 まで水を満たさなければいけません。温度による水流の 邪魔になってはなりません。 機器の調整作業の時は、ヒーターの電源を必ず切って ください。 ケースの周辺温度は 60 °C を超えない様にしてくださ い。 配管の接続 ラテントー蓄熱槽の取り付けや接続や使用の時にはマニ ュアルを必ず守ってください。空焚き状況の加熱は絶対に しないでください。 初期運転 電源を入れる前に装置内に必ず水を入れてください。蓄熱 槽の注入に使用される水は飲料水規定に該当しなければ なりません。ラテントー取り付け・使用マニュアルに書いて ある弊社の規定も厳守してください。 守らないと加熱装 置で孔食や隙間腐食の原因となります。最初の加熱を監 視してください。 温度制御が自動的に切るかどうか確認 してください。修理の場合は純正部品 の他は使わないで ください。 使用者へのヒント 不具合のあった時、自家修理は絶対しないでください。専 門家による修理は安全確実で早く完了できます。 10 三相 接続 400 V (納品状況) N 付属部品 電気カートリッジ・ヒーター L1 L2 L3 PE 143 メンテナンス 電気カートリッジ・ヒーターを沈積や懸濁物質から守って ください。メンテナンスの時はカートリッジ・ヒーターを完 全に電源から外してください。温度制限装置が作動した 時には元に戻すため、ケースの蓋にあるカバーをマイナス・ ドライバーで外してその下にある解除ボタンを力強く押し てください。 注意: 必ず原因を追求して (例えば石灰化、水が少なすぎ るなど) 対処してください。 仕様 電気カートリッジ・ヒーター 3/6/9 kW ねじ込みソッケ ット: G 1½ ニップル材質: 真鍮 浸水の深さ: 1120 mm 制御: 正常0-85 °C/温度制限装置 STB 100 °C 電圧: 三相交流 230/400 V 能力: 9000 W 材質 RHK: ステンレス 1.4571 ヒント 電気カートリッジ・ヒーターは電圧があっても加熱し ない時は、自動温度制限装置が作動したかもしれま せん。上に書いてあるようにして、電気カートリッジ・ ヒーターを再度、作動させてください。 10 144 付属部品 電気カートリッジ・ヒーター 9. サーボモータ 概要 ラテントー暖房循環ポンプグループの温度調節三方弁の 上に取り付けるサーボモータです。天候誘導制御(例えば システム制御)のためです。 使用 温度調節サーボモータは暖房循環ポンプグループの制御 モータとして使われます。サーボモータは例えばシステム 制御のような3点出口のある市販の制御システムをアクセ スするために設計されています。 機能 温度調節サーボモータは便利なはめ込み構造で三方弁の 上に取り付けます。納品時に部品についている固定ネジと ボルトでしっかり固定できます。ネジとボルトはその上に 捩じり防止の機能もあります。サーボモータは一体化設計 と小型寸法でラテントー暖房循環ポンプグループの断熱 材の中に入ります。トルク (設定範囲)はスイッチで 90度 接続図形:3点サーボモータ 230V~ Regler の範囲で設定できます。上下限のリミットスイッチがあり 駆動は確実に停止します。サーボモータは制御ボタンで手 動に切り替えられます(マイナス・ドライバー使用)。その時 に 連動装置は解除されて三方弁を手動ハンドル(角度表 示)で自由に設定できます。納品の時に制御がもっとも左 の位置になっています。角度目盛りは「送水・右」の場合の ために設定されています (手動ハンドルの表示窓ににある 目盛りは青色です。)。 「送水・左」の場合のためには色角 度目盛りを逆にできます。すると手動ハンドルの表示窓の 角度目盛りは赤になります。 警告 電気接続の時には最新技術の規定と法律的な規定 を遵守してください。 L1 N L1 1 2 3 SR5 / SR10 10 サーボモータ (商品番号 878 700 087) 仕様 作動電圧: 230 V 50 Hz 消費電力: 2.5 W 接続: 電気コード 2 m; 3 x 0.75 mm² 回転角:90度電気制御 トルク:6 Nm 作動時間: 140 s 回転方向: 端末で選択可能 手動制御: 機械的な連動装置解除 角度表示: 1 から10までの目盛り 周辺温度: 0 °C … + 50 °C 付属部品 サーボモータ 145 10. 三方弁 適応 ヒートポンプや床暖房や暖房・換気・冷房装置に使われる 真鍮でできている小型ゾーン制御三方弁です。一番の特 徴は二つの循環の間に流れの方向を速く変えることがで きて、つまり、効率的な作動です。 機能 制御ユニットの信号 (例えばラテントーシステム制御やラ テントーソーラー制御 L)で A循環からB循環に切り替えら れます。位置表示は流れの方向を示しています。 サーボモータが取り外された時に弁は両方の循環の流れ が可能になる様に、中央の位置になります。 警告 サーボモータは落ちてくる水滴から守る必要がありま す、駆動部分は弁の上に取り付けてください。 取り付け 三方弁を取り付ける時にはかならず流れの方向に注意して ください。 A (非通電閉) B (非通電開) AB (常時開) A A、B 、 ABの印は弁体にありま す。 初期運転 電気接続は3本のケーブル線で成り立っています。第1相 (断続時に電気を送っている相)は茶色、第2相(切り 替え相)は黒です。中性線は青です。モーターのつまみに ある樹脂製スライドはスイッチの状況を光学式表示しま す。 Spannungsversorgung und Signal N N 10 周辺温度: 消費電力: 自己消費: 制御信号: bu N 2 4 1 bk Y 6 5 2 6 3 4 1 bn L 圧力段階: PN 6 最高温度: 95°C (短期的に 110°C) / 最低 5°C 最高 60°C / 最低0°C 230 +/- 10 % VAC、 50 Hz 15 VA 2点 SPDT (1相、 2方向) ケース保護級: IP 20 作動時間: 3s Kvs値( m³/h): 6.5 重量:0.5 kg 付属部品: 電気コード (長さ 1.6 m 、納 入品目に入っています) AB 駆動部は固定ボタンを押すと水圧部から離せます。 Spannungsversorgung und Signal 電圧供給、 信号 三方弁 (商品番号878 700 220) 仕様 B L bu N 2 bk Y 6 5 2 bn L 3 6 3 L 3 Durchflussanschluss – Ventil 弁の水流接続 A B A B A Durchflussanschluss – Ventil A B B B B B A A A B B B A A A 使用範囲: – 暖房・床暖房 – 快適冷房・空気抜き – ゾーン 資材・材質: 脱亜鉛腐食に強い真鍮 (弁のケース) PPS (プラグ、被服版) ステンレス (棒) EPDM (O-リング) 付属部品 146 三方弁 11. 電磁弁、非通電閉 電磁弁、非通電開 概要 システム循環を1個ずつ自動的に切るための弁です(例え ば追加加熱の時に加熱器への循環を防止します。)。こ の電磁弁は「非通電時閉」 (商品番号 878 700 221) と 「非通電時開」 (商品番号 878 700 222)の2種類があり ます。弁は 0 Pa から作動します。最低温度差は必要あ りません。強制ガイド式 特徴 高い流量能力 強靭 閉まる時減衰 真空にも使用可能 低圧、または変動圧力状況でも使用可能 弁は最低圧力差 (∆ p)なしで作動可能 電磁弁 非通電閉 (商品番号878 700 221) 電磁弁 非通電開 (商品番号 878 700 222) 詳細 空気、水、油用の電磁弁 スイッチ機能: 常時閉 流れの方向: 決定済み 液体温度: –10 °C から最高 + 90 °C まで 周囲温度: –10 °C から最高 + 50 °C まで 取り付け位置: 自由、電磁石は垂直が理想 的です。 材質 ケース: ガスケット: 中の部品: 真鍮 NBR ステンレス、 PVDF、真鍮 流体が汚れている場合はストレ-ナを弁の前に取り付 けることを推薦します。 特性値 オリフィス [mm]: 接続サイズ: 最低作動圧: 最高作動圧: Kv値 (単位 m³/h): 総合重量 [kg]: 25 Rp 1" 0 Pa 1 MPa 8.0 1.30 標準電圧: AC: ~ (40 – 60 Hz) 24 V、 42 V、110 V、230 V VDE 0580に沿って初期運転 電圧の許容誤差: ± 10 % 通電時間 (ED): 100 % EN 60529 IP65に沿った保護 DIN EN 175301-803Aに沿ったコンセント 電力消費: VDE 0580 に沿って、コイル温度 + 20 °C、 交流電流 (AC): 20 VA/18 W 付属部品 電磁弁 警告 EMV基準についてのヒント: 電磁弁を適切に電源スイッチと接続することによっ て追加協和された基準 EN 50081-1 や EN 50082-1 の制限値を超えないことを確認してください。それ によって 89/336/EWG (電磁両立性) が担保されま す。 10 警告 磁石が直接上に向いているように取り付けてくださ い。 圧力機器基準(DGRL)についてのヒント : この形式の弁はサイズ DN 25 (Rp 1) まで圧力機器 基準(DGRL)の 3 条 (3節) に合致しています。これは 加盟国に有効なベスト・プラクトィスにあった設計や 製造を意味しています。弁にある CE表示は DGRLに 指していませんから、この基準への適合宣言が必要 ありません。 147 11 11. 取り付け案 148 1. スタンド・アローン 取り付け案 A 150頁 2. 高温送水配管(最低 60 °C) のボイラー装置 取り付け案 B 3. 暖房ボイラー付きボイラー装置 取り付け案 B 154頁 152頁 4. 低温ボイラー 取り付け案 C 156頁 5. 高温送水配管のボイラー装置、 固形物燃料ボイラー付き 取り付け案 D 158頁 6. 低温ボイラーと固形物燃料ボイラーの組み合わせ 取り付け案 E160頁 7. ペレットボイラー 取り付け案 F 8. ヒートポンプ 取り付け案 G 162頁 164頁 11 ラテントーXXL を水圧に接続についてのすべてのセンサー や機器の端子接続はラテントーシステム制御で説明され ています。その上にすべての温度センサーの位置も表示さ れています。 取り付け案 索引 警告 この取り付け案は設計や規定書ではありません。取 り付けられた機器の能力データやお客様側の状況 を配慮しない一般的な機能原理として書かれていま す。取り付けに必要な安全装置も配慮されませんで した。その点について取り付けを行う技術者と専門 家はその場合に応じて自分で設計や取り付けを行っ てください。 149 150 ヒント: スタンド・アローンで最高kWまでの面 積暖房のみを運転することが望ましいで す。そうすれば、3kWは給湯のために残 ります。 センサー挿入: S3 用水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 冷水 温水 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 11 取り付け案 A – スタンド・アローン 取り付け案 適応: スタンド・アローン式の暖房措置として。ソーラー暖房を経 て電気補足暖房付き暖房運転用。 機能 ベース負荷は電気暖房が担っています。十分なソーラーエ ネルギーが存在している時にはソーラー措置のみは暖房 措置にエネルギーを送水ます。 回路 中央制御が運転に必要な温度を把捉しながら算出します。 暖房システムから熱が要求されるとラテントー内の電気カ ートリッジ・ヒータが活動されます。ソーラー能力が十分で あれば、電気カートリッジ・ヒーターは起動しません。 保護 暖房循環 部屋暖房 6kW最高負担 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 システム 制御 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー 暖 房 循 環 送 水 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽 SDカード ヒ ー タ ー 保 護 カ ー ト リ ッ ジ 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 ソ ー ラ ー ポ ン プ 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 用 水 記号 暖房循環送水配管セン サー 水圧系統 IVT MV A 1HK 集熱器 センサー 外側センサー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 A – スタンド・アローン 151 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 取り付け案B ・高温送水配管 (最低 60 °C) のボイラー装置 152 冷水 センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 適応: 暖房運転: 一定不変に最低60度の送水温度があるボイラーが暖房 循環を直接に供給しています。 補足暖房:ソーラーエネルギー量が十分ならば、暖房循環は ラテントーのみで供給されています。その時に暖房装置は 切ります。 11 取り付け案 ボイラ 1 電磁便は通電になったら、暖房運転や用水流入りを開けます( 補足暖房の時にボイラーを通る循環を防いでいます。)ボイラーが オフになったら(ソーラー補足暖房)、弁は閉まっています。 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 システム 制御 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー ガ ス ボ イ ラ ー 油 暖 房 循 環 送 水 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽a イーサ ネット SDカード バ ー ナ ー 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ボ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 ボ イ ラ ー ポ ン プ 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 ソ ー ラ ー ポ ン プ 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 用 水 記号 暖房循環送水配管セン サー 水圧系統 IVT MV B 1HK 集熱器 センサー 外側センサー 油、ガスボイラーセンサー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案B ・高温送水配管(最低 60 °C) のボイラー装置 153 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 154 適応: 暖房運転: 一定不変に最低60度の送水温度があるボイラーが暖房 循環を直接に供給しています。 補足暖房:ソーラーエネルギー量が十分ならば、暖房循環は ラテントーのみで供給されています。その時に暖房装置は 切ります。 冷水 温水 センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 11 取り付け案 B ・暖房ボイラー付きボイラー装置 取り付け案 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 1 電磁便は通電になったら、暖房運転や用水流入りを開けます( 補足暖房の時にボイラーを通る循環を防いでいます。)ボイラーが オフになったら(ソーラー補足暖房)、弁は閉まっています。 暖房ボイ ラー システム 制御 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー ガ ス ボ イ ラ ー 油 暖 房 循 環 送 水 用 水 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽 イーサ ネット バ ー ナ ー 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 バ ー ナ ー ポ ン プ 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償の 義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV B 1HK SDカード 集熱器 センサー 用水センサー 記号 外側センサー 蓄熱槽センサー(中) 暖房循環送水配管セン サー 油、ガスボイラーセン サー 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 B ・暖房ボイラー付きボイラー装置 155 ソ ー ラ ー ポ ン プ 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 156 ヒント: 三方便がA線を開けますと暖房の流入は暖ま れたラテントーヲを通して加熱されます。 センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 冷水 温水 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 11 取り付け案 C ・低温ボイラー 取り付け案 適応: 暖房と給湯の外部ポンプグループ接続用の低温ボイラーで す。吸水線向上を経て給湯と補足暖房用のソーラー装置で す。 機能 普通運転でボイラー運転は低温システムで作動しています( 暖房循環、温水加熱)ソーラーエネルギー量は十分な時には 蓄熱槽温度が温水要求より高くなります。その時にシステム 制御は三方弁を切り替えます。暖房循環の吸水線はラテント ー内の熱交換器を通って流れて暖かくなります。暖房ボイラ ーは蓄熱槽のバイパス線から暖まれた水を吸水線からもら います。そうすることによって暖房ボイラーはより低い温度差 を加熱しなければないか加熱が必要なくなります。 ボイラー システム 制御 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー ガ ス ボ イ ラ ー 油 暖 房 循 環 送 水 暖 房 循 環 吸 水 用 水 記号 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽 集熱器 センサー 外側センサー イーサ ネット SDカード 油、ガスボイラーセンサー バ ー ナ ー 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 BW 三 装 方 填 弁 ポ ン プ 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 ソ ー ラ ー ポ ン プ 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV C 1HK 暖房循環吸水配管セン サー 暖房循環送水配管セン サー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 C ・低温ボイラー 157 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 158 冷水 温水 適応: 高温送水線ボイラー2個の組み合わせです。 機能 制御付き暖房ボイラーと固形物燃料ボイラーは暖房循環 を直接に供給しています。ですから固形物燃料装置でバッ ファー町時間が発生しません。固形物運転で余った能力は ラテントーで貯蔵します。蓄熱槽の設定温度に達した時に 制御付きボイラーが切られて蓄熱槽から暖房します(補足 暖房)。 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 11 取り付け案 D・高温送水配管のボイラー装置と固形物燃料ボイラー 取り付け案 バーナー センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 電磁弁は暖房ボイラーの運転時に開き ます。 システム 制御 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 固形物燃料 ソーラー装置 取り付け案 集 熱 器 セ ン サ ー 外 側 セ ン サ ー 油・ ガ ス ボ イ ラ ー 暖 房 循 環 送 り 線 薪 ボ イ ラ ー 用 水 記号 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽 集熱器 センサー 外側センサー イーサ ネット SDカード 油・ガスボイラーセンサー バ ー ナ ー 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 バ ー ナ ー ポ ン プ 薪 ボ イ ラ ー ポ ン プ 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 ソ ー ラ ー ポ ン プ 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠 償の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置へ の配慮なしでこの図に描出されています。 HE ソ ー ラ ー ポ ン プ センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV D 1HK 暖房循環送水配管セン サー 薪ボイラーセンサー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 D・高温送水配管のボイラー装置と固形物燃料ボイラー 159 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 160 固形物 燃料 暖房循環 暖房循環はすべて低温ボイラーによって 供給されています。用水運転も同じです。 蓄熱漕にエネルギーが余っていれば(ソー ラー装置か固形物燃料装置から)、このエ ネルギーは三方便を通して暖房システムに 出します。 センサー挿入: S3 用水 65cm S1 温度バッファー下 138cm 取り付け案 E ・低温ボイラーと固形物燃料ボイラー 冷水 温水 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 11 取り付け案 適応: 固形物燃料ボイラー・ペチカ付き低温ボイラー 機能 固形物燃料 固形物燃料運転でラテントーを加熱します。希望された蓄 熱温度が超えた時にシステム制御は三方便をAからABに切 り替えます。暖房の吸水はラテントーを通って暖められま す。温まった吸水は暖房ボイラーに入ってきて、バーナはオ フのままか、まだ足りていない温度差しか加熱しなければ なりません。固形物燃料装置が作動していない時にオフに なったボイラーグループ内の熱動式弁は暖房循環が固形 物燃料ボイラーを通ることを防いでいます。 ボイラー この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 システム 制御 ソーラー装置 取り付け案 集 熱 器 セ ン サ ー 外 側 セ ン サ ー 油・ ガ ス ボ イ ラ ー 暖 房 循 環 送 水 薪 ボ イ ラ ー 上 蓄 熱 槽 記号 暖 房 循 環 吸 水 下 蓄 熱 槽 集熱器 センサー 外側センサー イーサ ネット SDカード 油・ガスボイラーセンサー バ ー ナ ー 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 装 填 ポ ン プ 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ ポテンシャル フリー 圧力計 三 方 弁 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ 薪 ボ イ ラ ー ポ ン プ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 HE ソ ー ラ ー ポ ン センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV E 1HK 暖房循環送水配管セン サー 薪ボイラーセンサー 蓄熱槽センサー(上) 暖房循環吸水センサー 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 E ・低温ボイラーと固形物燃料ボイラー 161 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 取り付け案 F ・ペレットボイラー 162 冷水 温水 補足暖房: ソーラーエネルギー量が十分ならば、暖房循環はラテン トーのみで供給されています。その時に暖房装置を切りま す。 適応: 暖房運転 一定不変に最低60度の送水温度があるボイラーが暖房 循環を直接に供給しています。 11 取り付け案 センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 ペレット ボxaイラ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 システム 制御 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー 暖 房 循 環 送 水 薪 ボ イ ラ ー 記号 用 水 蓄 熱 槽 蓄 熱 槽 イーサ ネット SDカード 三方弁 暖房循環ポンプ 電源側 温度計 循環ポンプ 発熱器 ポテンシャル フリー 圧力計 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 発熱器 冷水 集熱器 センサー 記号 温水 外側センサー ソーラーポンプ 薪 ソ ミ 暖 ミ ボ ー ク ク 房 シ シ 中 下 イ ラ ン 循 ン ラ ー グ グ バ 環 バ ー ポ ル ル ポ ブ ブ ポ ン 開 ン 閉 ン プ プ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。 違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV F 1HK 暖房送り線センサー 薪ボイラーセンサー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 F ・ペレットボイラー 163 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 164 重用な情報: ラテントーWP-S内の暖房循環伝熱面積は3.8㎡です(で こぽこのない管4.8㎡相当)。15kWまでの能力を持って いるヒートポンプと組み合わせられます。暖房水体積が最 高に2500l/h、ΔTは>=(最低)5K。ヒートポンプの暖 房能力をこれより高く設計するとヒートポンプの製造者と 調製してください。ヒートポンプの作動時間を長くするため にはヒートポンプの高圧力スイッチにより頻繁な作動中止 を回避してください。 冷水 温水 暖房循環 送水配管 暖房循環 吸水配管 ソーラー 送水配管 ソーラー 吸水配管 機能 普通の暖房運転ではヒートポンプが余った能力を 蓄熱漕に処分できます(スイッチ機能)。蓄熱漕が 十分に暖かくなった時にヒートポンプが切られま す。そして、すべての暖房循環はラテントーのみで供 給されます。 適応 ヒートポンプ付きの装置。暖房制御はヒートポンプ マネジャーで行います(外部制御)。ソーラー制御 は制御付きソーラーポンプで行います。 センサー挿入: S3 温水 55cm S2 温度バッファー上 70-75cm S1 温度バッファー下 138cm 温水 冷水 11 取り付け案 G・ヒートポンプ 取り付け案 この資料の転送や複写、内容の利用や伝達は あからさまに認容されていなければ原則として 許されていません。違反で損害賠償の義務が 発生します。特許認可や実用新案登録の場合 の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計 の代わりにはなりません。機能に必要な部品は DIN Enによる必要な安全措置への配慮なしで この図に描出されています。 電磁弁は通電になったら、暖房運転や用 水流入を開けます(補足暖房の時にボイ ラーを通る循環を防いでいます。)循環 ポンプがオフになったら(補足暖房)、弁 ヒートポンプ は閉まっています。 ソーラー装置 取り付け案 外 側 セ ン サ ー 暖 房 循 環 送 水 用 水 中 下 蓄 蓄 熱 熱 槽 槽 記号 集熱器 センサー 外側センサー イーサ ネット SDカード ヒ ー ト ポ ン プ ポテンシャル フリー 暖房循環ポンプ 循環ポンプ 発熱器 発熱器 冷水 温水 ソーラーポンプ 暖 房 循 環 ポ ン プ ミ ク シ ン グ バ ル ブ 閉 電源側 ミ ク シ ン グ バ ル ブ 開 三方弁 温度計 圧力計 逆流止め弁 循環ポンプ 止め弁 ソ ー ラ ー ポ ン プ この資料の転送や複写、内容の利用や伝達はあからさまに認容されていなければ原則として許されていません。違反で損害賠償 の義務が発生します。特許認可や実用新案登録の場合の権利が留保されています。 この接続図は取り付け案です。専門的な設計の代わりにはなりません。機能に必要な部品はDIN Enによる必要な安全措置への配 慮なしでこの図に描出されています。 集 熱 器 セ ン サ ー センサー側 最高12V 水圧系統 IVT MV G 1HK 暖房循環送水配管セン サー 用水センサー 蓄熱槽センサー(中) 蓄熱槽センサー(下) 11 取り付け案 G・ヒートポンプ 165 電 源 電磁弁 制御モータ付き 暖房循環 ミクシングバルブ 温度調整 混合バルブ 膜膨張容器 安全弁 12 12. 認定書 166 1. 保障認定証 2. DIN CERTCO 認定証169頁 3. 年間集熱器収熱量の証明170頁 4. 環境マーク 「青い天使」授与についての契約171頁 168頁 12 認定証 索引 167 ® Certificate of Warranty LATENTO the solar heating system The IVT solar heating system LATENTO for domestic water heating and heating support is produced from high-grade qualitiy-controlled materials. Quality assurance is effected by means of in-house and external monitoring. The LATENTO solar heating system consists of the storage tank with top, vacuum tube collectors, pump groups and accessories as well as controllers and electrical components. For any damage to our products which is due to processing defects or defective material we will supply replacement free of charge, if the fault lies with us. Terms of this warranty from delivery date: Solar layer storage with top: 5 years Vacuum tube collectors: 5 years Pump groups and accessories: 2 years Controllers and electrical components: 2 years Our third part liability insurance covers the compensation up to EUR 5,000,000.00 for personal injury, property damage and pecuniary detriment. No liability is accepted for faulty installation, assembly or operation. Our technical documentation and the information contained are the integral parts of this warranty. 12 IVT GmbH & Co. KG Gewerbering Nord 5 D-91189 Rohr Germany Christoph Hennig Managing Director IVT GmbH & Co. KG 168 認定証 12 認定証 169 12 170 認定証 12 認定証 171 E&OE; subject also to technical modifications! © by IVT GmbH & Co. KG • Printed in Germany Reproduction, including extracts, only by permission KA - 0,1' - 09/2014 Gewerbering Nord 5 D - 91189 Rohr Hotline +49 9876 9786 97 Fax +49 9876 9786 98 [email protected] • www.ivt-rohr.de