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Aコース
アメリカ A コース :キャンプ ウナライー コース別活動記録 氏 名 (キャンプネーム) (ソウルメイト) …研修中、 お互いに協力して 乗り越えていった仲間 ○川島萌々(モモス) ・竹山 和(のん CHAN) ○西村啓佑(KEI ) ・原 新太郎(SHI NCHAN) ○田中友理佳(ゆっ CHAN) ・安部詩織(SHI ORI ) ○神谷明英(AKI ) ・上野 陽(YO) ○井上結美子(YUMI ) ・中野桃子(MOKO) ○清水一誠(いっ CHAN) ・塚本和己 (KAZU) 第 1日目/ 8月 1日 本研修初日 福岡を出て名古屋(中部セントレア)を経由しサンフ ランシ スコ国際空港に到着。みんなでメンバーが作っ たおそろいの Tシャツを着て空港を出た。日本では考 えられない涼しさを感じながらバスで市内観光へ ! ! スタンフォード大学→ゴールデンゲートブ リッジ→ フィッシャーマンズ・ワーフの順に観光し、アメリカの スケールの大きさ、文化の違いを実感した。昼食はス タン フォード 大学の食堂で食べた。バ イキング 形式 だったけれど、かなり量があって、味も濃くて全部食べ きれなかった。観光が終わるとみんな時差ボケと疲れ でバ スで爆睡…。夕食は迷いに迷 って結局マックに 行った。そしてホテルに帰って明日からのキャンプを 夢見ながら就寝…。 第 2日目/ 8月 2日 午前 5: 00ホテルの電話が鳴る。モーニングコールだ。 6: 00に朝食。アメリカンな朝食だったけれど、みんな けっこう食べていた。それからキャンプバスの乗車場 のバークレーマリーナへ。しばらくしてバスが来て、 バスに乗り込み、それから 8時間のバスの旅…。乗っ ている外国のキャンパーたちに日本の文化や遊びのこ とを話した。けれどなかなか伝わらず苦労した。キャ ンプの駐車場に着くと、班分けが行われた。レ イク側 の班レ イク 1、2、3、4、5とクリーク側の班クリーク 1、 2、3、4に分けられ、その班ごとに 7マイル(11. 2km) のハイクをして、キャンプウナラ イーへ到着。班ごと に寝泊まりする広場へ移動し、夕食を食べた。そして 火を囲みながらカウンセラーの話を聞いた。何を言っ ているのかよく判らなかったけれど…。そして満天の 星に感動しながら眠りについた。 第 3日目/ 8月 3日 朝 11時、グッドモーニング。今日はキャンプの初日。 本格的なキャンプ生活が始まった。 ウナラ イーの朝はゴング から 始まり、その後には モーニングミーティングがある。いわゆる朝の集いの ようなものだ。ウナラ イーのキャンパーたちは、毎朝 そこでテンションをハイにして叫ぶ。 「モーニングミー ティング!」朝日が昇るウナライーの山に、目覚ましの 声が響いた。 午前中は、カウン セラーのコーデ ィからオ リエン テーションがあった。丁寧な説明で面白くて分かりや すかった。午後は、レ イクで水泳。寒い。並行してス イムテストもあった。くたくたになりながら、夕食。 い つのまに か辺りも暗闇に つつまれ、ウラナ イーの 山々に夜が訪れた。大自然の山の中だから鹿にもあっ たし、流れ星は 5分に 1回ぐらい見れた。 これなら、日本では味わえない、最高のキャンプ生活 I Nウナライーを思う存分楽しめると思った。 第 4日目/ 8月 4日 トラ イブ ハイク前日。クリーク 2のメンバーは、昼 の 3時までに荷造りを済ませるように言われた。他の コースよりも早く済ませる理由は…夜に出発するから だ。皆より早く出発するということで、とてもド キド キかつワクワクという心情。自分の荷物を持ってキャ ンプファ イヤーへ行った。出発の直前、奇妙な歌で送 り出 され、夜のウナラ イーを 下 って行 った。夜の間 ずっと歩くと思っていた僕らは、30分後には皆が寝る 所を探し始めたのを見て立ちつくしていた。はたして 夜出発する必要があったのかは疑問だが、とても緊張 した 1日だった。 - 18- 第 5日目/ 8月 5日 前日に出発したクリーク 2のメンバー以外は今日か らいよいよ 2泊 3日のトライブハイク ! !3日分の食料を バックパックに詰めて、その重さにひっくり返りそう になりながらもいざ出発。しかし、いきなり急な崖が 私たちの目の前に立ちはだかった!先が思いやられな がらのスタートだったが、だんだん足も慣れてきて、休 憩をはさみながら順調に進んでいく。でも、目的地の レ イクを直前にしてゴツゴツの岩を登らなければなら なかった。無言でその岩を必死に登りながらやっと到 着!その時は疲れなんかは吹っ飛んで、達成感でいっ ぱいだ った。少しレ イクで泳いで、かなりお腹が空い た所でやっと夕食。この日はメイとキャッの誕生日で 手作りケーキを食べ、みんなで伝言ゲームなどをして 就寝。 第 6日目/ 8月 6日 キャンプ生活で初めての雨が降り、朝 4時にテント に移動するようにと起こされた。それから二度寝して 11時起床。私たちの口に合わないビーンズ&ライスを 食べてレ イクでずっとのんびり。そして午後 6時から ハイク開始!ベースキャンプ場を目指してひたすら歩 き続け、夜ご飯を食べたのはなんと夜の 12時だった。 それからまた歩き続け、1時にやっと就寝。 第 7日目/ 8月 7日 朝 6時に起きてみんなでサンラ イズを見た。そして また寝袋に戻って二度寝して 10時起床。シリアルを食 べて出発した。行きよりもずいぶん楽に感じ、足取りも 軽く、あっという間にベースキャンプ場に到着 ! ! 久しぶ りの見慣れた景色で嬉しかった。3日ぶりのシャワーで さっぱり!と思いきや、夕食の準備で浴びれず…。夕食 の後は久しぶりにみんなでキャンプファ イヤーをして ぐ っすり寝た。この 3日間でだいぶ日焼けやケガをした 私たち。だいぶワイルドになってきたカモ ! ? 第 8日目/ 8月 8日 今日は北京オリンピック開催の日…だが、そんなこ と関係なしにハイクで疲れた体をもちあげ朝食。 午前中はジャパンナイトの練習をした。 レ イクサ イドではカウンセラーのノラが女の子達の 髪をキレ イにあみこんでいて日本人の SHI ORIとモモ スもやってもらった ! ! 夕方に AKIのトライブで日本食パーティーをした。 雑炊を食べ、久々のお米に大満足した 1日だった。 そして、その日の夜中クマが出没した…。 第 9日目/ 8月 9日 朝起きるとカウンセ ラーがすでに変な格好 をして叫びまくってい た。い よ い よ 待 ち に 待ったスペシャルデー だ。朝食はレ イクサイ ドとクリークサイドで それぞれ集まってシリ アルとメロンを食べた。 今年のテーマはエイリ ア ン で、モ ー ニ ン グ ミーティングではカウンセラーがみんなエ イリアンの 格好をしてその日のアクティビティを発表していた。 その後は早速スプーンゲームスタート!日本人は浴衣 に着替え、フェ イスペ インティングもしてもらった。 昼食はセントラルに集まってホットドッグなどを食べ た。午後からはレ イクでエッグト スやド ーナツの目隠 し喰い、トライアスロンリレー、綱引きなどスペシャル デーならではのアクティビティが目白押しだった。夕 食もセントラルに集まって、カウンセラーが作ってく れた絶品カレーやポテトを食べた。その後はいよいよ ジャパンナ イトの発表!今までの練習が報われ、大成 功に終わった。手裏剣やはっぴ、扇子もプレゼントし て大盛況だった。その後はみんなでハードなフォーク ダン スを踊った。そして、いつも通りキャンプファ イ ヤーをし て、史上最強に ハ イテンシ ョン の 1日が終 わった。 第 10日目/ 8月 10日 チ ョ イス ハ イクの 前 日。忙しいかと思えば 2 時 半ま でに 準 備をし て おけといわれただけで、 特 に 何 も な か った。日 本人は何故か全員集 ま ってレ イクサ イド で ミ サ ン ガ を 作 っ た。 キ ャンプ フ ァ イヤ ーで は ク リー ク1が 全 員 女 装 し て 出 て き た。そ の 後はゴ ンゾ ー コー スは - 19- もう行ってしまったけれど他の班はグループごとに分 かれて就寝。明日からいよいよチョイスハイクだ。 第 11日目~ 14日目/ 8月 11日~ 14日(その 1= サンライズコース) サンライズコースにはゆっ CHAN、SHI ORI 、YUMI 、 YO、アネゴが参加した。朝日を見るために、朝の 3時 にキャンプ場を出発し、フラッシュラ イトと月明かり だけで満天の星空の下をハイクした。特に印象的だっ たのは、3日目に見た夕日と 4日目に見た朝日だ。どち らもあまりにも綺麗で感動して言葉がでなかった。沈 んでいった太陽を次の朝再び見たときは、地球はいつ もまわっているんだということを改めて感じることが でき、一生忘れることのできない思い出をつくること ができた。 また、ハイク中に泊まっていたレ イクの隣のレ イクに 行くことになった。とても近いと聞いていたのに、思っ たより遠く、ハードな道のりだったので、結構疲れた。 が、そのレ イクがとても綺麗だったので満足できた。 私たちはこのロマンチックなコースで色々なことを 感じることができ、大きく成長できたと思う。サンラ イズのみんな、ありがとう! 第 11日目~ 14日目/ 8月 11日~ 14日(その 2= ベアー&ログコース) 今日から「チョ イスハ イク」。私達(のん CHAN、 MOKO)は「ベアーレ イク」を目指し、いざ出発 ! ! 少 しずつ休憩をはさみながら目的地を目指し一生懸命歩 き、登っていく。山を下り、一つ超えると「ベアーレ イ ク」に到着!かと思いきや「ベアーレ イク」ではなく、 「ロゴレ イク」という名前の湖だった。 「ロゴレ イク」 で泳いだ後ご 飯を食べ、午後はのんびり。夜はココア を飲み星を見ながら就寝。次の日もゆっくり 1日を過 ごし帰る日となった。しかし帰る日にアクシデント発 生! ! カウン セラーがケガをし帰る道に迷うなど くたく たになりながらキャンプ場へ戻った。戻れたときはす ご くほっとした。 第 11日目~ 14日目/ 8月 11日~ 14日(その 3= ホーランド コース) 今からチョイスハイクに出発 ! ! ぼ くたち(KEI 、いっ CHAN、KAZU)はレ イク・ホーランドを目標に歩き だした。最初は平坦な道を 10時間ほど歩いた。途中に は地盤のゆるい歩きにくい道や、ひたすら先が見えな い道を歩いたが、ちょうど日が傾き始めたころ、ぼ くた ちはモスキートレ イクに到着した。 少し、ぬるぬるとしたレ イクに入り、今までのよごれ を洗い流してから、夕食を食べて 10時には就寝。 歩きっぱなしの長い 1日だった。 2日目は傾斜 45度以上の岩場を歩き通し、やっとレ イク・ホーランドに到着した。そこは、その地域でも珍 し く濾過し な くても飲めるほど 水がきれいなレ イク だった。 汗くさい服を脱ぎすてレ イクに飛び込んだ。泳ぎつ かれたぼ くたちは、その日は早めに寝た。そして今ま で来た道のりをたどるようにキャンプ場に帰ってきた。 第 11日目~ 14日目/ 8月 11日~ 14日(その 4= ゴンゾーコース) ゴンゾーコースはチョ イスハイクの中で最も厳しい とされる 112km の登山。日本人からは SHI NCHAN、 AKI 、モモスが挑んだ。他のコースより 1日早い 10日 の夜に出発。いきなり崖登り!さすがゴンゾーだと思 い知ら された。フラッシ ュラ イト を 消し、月の光で 10km の道のりを歩いた。ようやく着いた崖の上で就 寝。寒くてなかなか眠れなかった。 次の日は朝早くに起こされ、朝御飯の前に出発。そ の日にい くつもの山を登 ったのだが、ラン チの後に 登 った山は、私達の心臓を突き破るほど 厳し いもの だ った。ひたすら続く上り坂…。足にできたマメの痛 みも、息苦しさも、同じつらさを味わっている仲間がい たから歯を食いしばって一歩一歩前へ進めた。 ゴンゾーの最終目標であるラ イオンレ イクに到着し た。その場に倒れ込み、動けなかった。しかし、アメリ カ人の仲間は、湖で泳ぎ始めた。それを見て、いても たってもいられなくなり、私達も言葉の壁を越えて仲 間のいる湖へと飛び込んだ。 第 15日目/ 8月 15日 今日はウナラ イーで過ご す最後の日。いつものよう に「モーニングミーティング」と叫び、最後のアクティ ビティが発表された。ここで、もう、こう叫べないと思 うと淋し くなった。共に過ご せる残りの時間を大切に すごそうと思った。全員で“CampUnal ayee”のオリ ジナル Tシャツをもらった。この Tシャツに、アメリ カの仲間からメッセージを書いてもらい大切な宝物と - 20- 今までト イレを流してなかったので、水を流すのを忘 れていたほどだ った。ケーキを持ち帰り、みんなで打 ち上げをし、キャンプでの疲れをいやした。 第 17日目/ 8月 17日 なった。 この日、サウナのようなアクティビティをした。サ ウナの中ではネイティブ・アメリカンの歌をみんなで 歌った。熱くなった体を湖に飛び込み冷やした。久し ぶりにお風呂に入った気分を味わえた。 夕食のゴングが鳴り、チョ イスハイクで仲良くなっ た友達と お話をし ながら 食べた。今日は YOの誕生 日!みんなでサプ ラ イズ パーテ ィをし た。こ っそり 作っていたケーキをみんなで食べ、楽しい時を過ごし た。夕食後のベスパーではアンビ組で歌を披露した。 キャンプファ イヤーでも全員で歌い、カント リーロー ドを日本語と英語で歌った。次の日に朝 4時起きとい うのに、夜中までトラ イブの仲間と歌ったりゲームを したりして最後の夜を楽しんだ。ずっとこのまま、こ こで過ごしたいと、流れ星に何度も願った。 第 16日目/ 8月 16日 空港でゆっくり買い物をするために 5時に起きた。 ホテルで朝食を食べ、空港に向かい搭乗手続きを済ま せた。モモスはゴンゾーで拾った巨大なマツボックリ を手放したくなく、意地でスーツケースにしのび込ま せ、荷物を預けた。空港でお土産を買い、飛行機に乗り 込んだ。飛行機の中でトランプをしたり、まだまだ先 の見えない夏休みの宿題をしたりした。 第 18日目/ 8月 18日 名古屋に夕方到着し、日本食が恋しくみんな、おにぎ りやラーメンをむさぼり食った。久々の日本の味に感 動した。 福岡空港に つ くと、親が 迎えに 来て くれ ていた。 ホームシックにはならなかったけれど、やっぱり会え ると嬉しかった。 私達はこのキャンプで多くのことを学んだ。仲間が いたからこそきついハイクを乗り越えられたこと、ア メリカ人のように小さな事でも相手を尊重すること、 難しい言葉を使わなくても、楽しさを分かち合えるこ と。この経験は一生の宝物だ。 県のみなさん、麻生県知事、アンビシャス推進室のみ なさん、こんな宝物をくださってありがとうございま した。 朝 4時に起こされて、真っ暗な中、ウナライー最後の 朝食を食べた。その後、うっすら朝日も登り始めた山 道を下った。7マイルの道のりでさえ、アメリカの友達 と思い出話をしながら歩くと、すぐに着いてしまった。 別れたくない、またここへ戻ってきたい、という気持ち ばかりつのった。駐車場につき、バスに乗らない人達 や、カウン セラ ー達と はここ で お別れ。涙を 流し て ギュッと抱きしめ合った。ここを離れるのは淋しかっ たが、かたく再会を誓い合い、出会えた喜びを分かち 合った。カウンセラー達は私たちが見えなくなるまで ずっと大きく手を振ってくれた。涙が止まらなかった。 バスに乗り、8時間の道のりを帰ってゆく間も、1分 1 秒無駄にしないように、歌を教え合ったり、住所を教え 合ったりした。バークレーマリーナに着き、私達はこ こで二週間キャンプ生活を共にした皆とお別れ。最後 の言葉を交わし合い、ハグをして、何度も何度も“See younextt i me!I ' l lneverf or getyou! ”と 涙を 流し て 言った。ホテルに着き、レ ストランで食事をとった。 - 21-