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産学官連携の主な形態に関するQ&A - 岡山大学研究推進産学官連携
・出張旅費・謝金に関すること → 経理課(内線(津島)7083) ・雇用・人事に関すること → 人事課(内線(津島)7025) (2)産学官連携の主な形態に関する Q & A 1)技術相談 Q1 企業の技術者から研究室の設備,機器の借用を申し込まれた。どのように対応すればよい でしょうか? A 技術指導,共同研究,受託研究等の契約が見込まれないような,本学の規程等に基づ かない場合は,原則有償・無償に関わらず本学所有の設備,機器の貸与はできません。 本学の規定等に基づく契約を締結するよう企業側に勧めて下さい。 Q2 民間企業から継続的な技術指導を求められたが,どのようなことに注意すればよいです か? A 民間企業に対して一定期間,研究開発に関する技術指導を行う場合,特にノウハウ的 性格が高い課題の場合は発明審査委員会によるノウハウ指定を受けて下さい。技術指導 による報酬の額は,職員の職務発明等に対する補償金支払要項に準じます。 Q3 企業から成分分析を依頼されました。このような依頼試験にも対応する必要があるので しょうか? A 本学の規程等に基づかない場合は原則対応できません。 まずは,岡山県工業技術センターのような公的試験機関で対応可能か否かを確認するよ うに相手企業に助言して下さい。しかし,試験内容が高度で公的試験機関では対応が難 しい場合や学術的な意味合いがある場合,さらに本学にしか設置されていない特殊な設 備・機器や高度な分析手法を伴う場合は,技術指導,共同研究,受託研究等契約の可能 性について相手企業と協議して下さい。 Q4 技術相談を受けるときに,どのようなことに気をつけたらよいですか? A 対応の基準は技術相談をどのレベルに設定するかに依存します。技術相談が,共同研 究を誘致するための入り口という位置づけであれば,対応者のレベルを高くする必要が あります。一方,社会への貢献,すなわち大学の公的使命を果たすことが目的であれば, 広く応えることが良いと言えます。技術相談の対応を決める基準について考えてみると, 対応者のレベルの高い順に次のように考えることができます。 1)共同研究を前提にした相談であるか 2)自社の課題を解決したいという相談であるか 3)科学技術に関する知識を深めたいという相談であるか 4)科学技術以外の,一般の問題も含むよろず相談であるか − 32 − このような相談に対し,特に断る場合にはトラブルにならないように十分注意が必要で す。 Q5 技術相談の前に企業にどのような準備を望みますか? A 大学の求める産学連携は,企業の課題解決に対して大学の研究成果や人的資源で応え ることにより,地域・社会貢献を行うことにあります。連携の形には技術指導,共同研究, 受託研究,寄付金等がありますが,技術相談や面談から始めることが一般的です。まず はコーディネーターが対応することになりますが,効果的な面談になるよう,企業との 面談の前に,できる限り企業には次の点をお願いする方が望ましいでしょう。 1)会社概要,事業内容,コア技術等の資料や説明の準備 2)企業が大学に求めていることが不明な場合があるので,課題の整理,テーマや依 頼内容の明確化,できればデータ等があれば好ましい 3)連携に対する考え方や判断のできる立場の方の面談を求める 4)技術相談だけで終わるのではなく,技術指導,共同研究,受託研究につながるよ うな姿勢で臨むよう求める 2)技術指導,共同研究,受託研究,受託研究員,寄付金 Q1 技術指導,共同研究,受託研究の相談窓口,及び申込書の提出先はどこですか? A 民間企業等から本学へ技術指導,共同研究,受託研究等の相談がある場合,研究推進産 学官連携機構の産学官連携本部が主たる相談窓口になっています。そして,技術指導につ いては, 相談内容に応じて適切な研究推進産学官連携機構の職員が対応します。共同研究, 受託研究,受託研究員については,県内の民間企業等が対象となる場合は産学官融合セン ターが,県外の企業等が対象になる場合は産学官連携本部が実務を担当します。 申込書の提出先は以下のとおりです。 − 33 − Q2 共同研究など企業等の経費負担の内訳はどうなっているのですか? A 直接経費,間接経費,及び共同研究員を受け入れた場合の研究費等からなります。 「2.産学官連携の主な形態」の共同研究,受託研究の項等に記載していますので,参 照して下さい。 [参考] 岡山大学共同研究取扱規程 岡山大学受託研究取扱規程 Q3 共同研究経費や期間はどのようにして決まるのですか? A 研究経費及び研究期間は研究内容によって異なります。 これは,課題解決の社会的必要性,教員の課題に対する関心度合い,課題の難度,所要 研究期間,企業からの研究員派遣の有無,研究グループで手当てする研究スタッフ人数 等で大きく異なるからです。また,研究期間については複数年契約が可能です。本学で は 2 年から 3 年のケースが多く見受けられます。 [参考] 岡山大学共同研究取扱規程 Q4 技術者養成を兼ねた共同研究の依頼を受け,金額の見積りを求められました。アドバイス をお願いします。 A 「民間企業からの研究員派遣による共同研究の受け入れ」として対応して下さい。こ の場合の費用内訳は以下のとおりです。 直接経費 実 費 間接経費 直接経費の 10% 共同研究員研究料 6 か月につき 21 万円/人 [参考] 岡山大学共同研究取扱規程 Q5 間接経費はどのような扱いになっているのですか? A 間接経費は,現在のところ 40%が部局に還元され,60%が全学的共通費として本部で 管理します。共同研究件数が増加すると,契約内容の調整や受入れ事務手続きが増大し ます。産学官連携を円滑に進めるためには,このような事務的手続き作業は極力迅速に 進める必要があります。そこで,研究推進産学官連携機構や研究交流部の体制整備にも 活用されています。 Q6 共同研究の場合,法人税率の減免措置はないのでしょうか? A 一定の要件を満たす場合は,共同研究経費の一定額を法人税から税率控除できますの で,契約の際は相手企業に説明して下さい。なお,企業からの寄付金については,全額 を損金に算入できます。詳細は税務署へお問い合わせ下さい。 − 34 − Q7 共同研究契約の手続きはどのようにすればよいのですか? A 研究交流部産学連携推進課に相談していただくことになります。手続きの手順と留意 点は次のとおりです。 1)共同研究契約書の雛形を相手企業等に示し,その内容について理解してもらう必要 があります。特に,知的財産の取り扱いや守秘義務の取り決め等について,企業側に 十分検討してもらいます。 2)企業側が雛形の契約内容と異なる記載を行った場合は,その契約書内容について大 学側で検討し,場合によっては企業側と交渉します。その場合,企業側と研究推進産 学官連携機構職員,研究交流部産学連携推進課職員及び担当教員等で直接交渉するこ ともあります。 3)企業側との合意に達した時点で契約締結の手続きに入ります。本学に不利益が生じ るおそれがある場合は,合意に至るまで粘り強く交渉します。 Q8 企業から共同研究の申し出があったらどうしたらよいですか? A Q 1に記載してある共同研究の相談窓口にご相談下さい。 もしも,すでに研究内容や期間,経費等を企業側と合意している場合は,これらの情報 もご連絡下さい。大学側窓口として企業と再度契約内容確認のための事前交渉を行いま す。 Q9 最近,包括連携とか包括協定という言葉を耳にしますが,どのようなものなのですか? A 技術開発や人材育成,社会貢献などの幅広い領域で相互の信頼に基づいた活動を組織 的に推進することが「包括連携」の目的です。企業等と大学の間で包括連携協定を締結 すると,従来は個別の教員ごとに進められていた共同研究の進捗管理,予算管理等を, 大学側代表(担当理事・副学長)と企業側代表から成る連絡協議会等のマネジメント組 織が担当することで,適切に研究を進め,成果を得ることを目指します。 社会を構成する機関同士が,同じ目標の実現に向かって責任ある協調関係を築くこと が包括連携です。すでに岡山大学では政府機関,自治体,経済団体,金融機関を含む民 間企業,NPO 法人等と数多くの包括連携協定を結んできました。双方の個人的関係で は困難な組織的な責任ある対応が可能です。通常は双方の代表者で構成される連絡協議 会等が事業を定期的にマネジメントすることで,計画的な展開が図られます。 現在包括連携を締結している相手を巻末の資料集のところに表示していますが,研究 のみならず,教育や文化交流も含めた幅広い内容で様々な機関との連携が進展していま す。 Q10 企業との共同研究による研究成果が新製品に反映され,企業側から製品販売のPR資料 に技術的コメントを求められました。インタビューの様子を収めたビデオが収録される予 定です。このビデオは商品PRに利用される可能性が高いですが,事務に届け出る必要が ありますか? A 事務に届け出て下さい。共同研究は,教員本来の研究に付加されたものであり,本務 − 35 − として取り扱われます。共同研究成果を広く公表することは本学のPRにもつながるの で,積極的に行っていただきたいのですが,共同研究成果が反映された新製品のPRは, 企業の利潤追求に加担することになりかねませんので,慎重に判断する必要があります。 また,ビデオ録画が1回で足りるとしても,録画された映像は相当長期間にわたって定 期的,継続的に使用されるものであり,兼業承認手続きは必要になります。 Q11 共同研究では,企業から正当に入手した秘密情報の管理について,適切な管理を怠ると どうなります? A 共同研究には学生が従事することや,秘密情報を研究室で管理することが多いため, 外部に漏れ出す場合があります。秘密情報を有する企業から正当に開示された情報で あっても,不正の競合その他の不正の利益を得る目的で,またはその企業に損害を加え る目的で,その秘密情報を使用し,または開示する行為は,「不当競争防止法」で禁じ られています。 故意または過失によって秘密情報を使用したり開示した場合,懲役もしくは罰金が科 せられたり,併科されるので十分注意する必要があります。 Q12 共同研究や受託研究では,知的財産権の帰属はどうなりますか? A 共同研究と受託研究では取り扱いが異なり,以下のようになります。 1)共同研究の場合,共同により創出した発明の場合は,相手企業等と大学との共有に なります。 2)受託研究の場合,原則として大学所有になります。 民間機関等との共同研究で創出される発明等の取扱いについては,共同研究契約に よって決められますが,一般的には発明が大学側単独であれば大学帰属,民間機関等と の共同発明であれば民間機関と大学との共有になります。権利の持分は,発明に対する 貢献度を勘案して決定します。 受託研究の場合は, 原則として大学所有になります。特に, 国からの委託研究の場合は, いわゆる日本版バイドール規定( 「産業技術力強化法」 (平成 12 年法律第 44 号第 19 条)) によって,原則として特許権等は受託者が持つことになります。 Q13 共同研究や受託研究で非常勤研究員を雇用する場合の取扱いについて教えて下さい。 A 非常勤研究員とは,共同研究や受託研究の遂行に必要な能力を有すると学長が認めた 者のことで,非常勤職員として扱われます。非常勤研究員の給与は,企業等から受け入 れた共同研究あるいは受託研究の経費として支出できます。具体的な任用手続きは,所 属部局の事務部人事担当に問い合わせて下さい。 Q14 共同研究相手先企業から謝礼を出したいと言われた場合の対応は,どのようにすればよ いのですか? A 教員は職務(公務)として大学で研究を行っている限りでは,個人的なお礼(謝金等) を受け取ることには問題があります。すなわち,その職務に関して大学以外から金品を − 36 − 受け取ると,渡した側とともに刑法の贈収賄罪に問われる恐れがあります。ただし, (1) 原稿執筆や講演会の謝金 (2)兼業許可を得ている場合の報酬等は,特に問題ありませ ん。なお,教育研究を支援するための寄付として,寄付金制度があります。特定の教員 や特定の研究目的を指定しての寄付もできます。 Q15 企業との共同研究による特許実施の場合の不実施補償について教えて下さい。 A 特許法第 73 条第 2 項では,共有特許の実施について当事者間で何ら取り決めがなけ れば,A社はその特許発明をB大学の同意なく実施することができるといった趣旨の規 定を定めています。つまり,企業は取り決めがないことを理由に,特許を活用して収益 を上げた場合,その一部を大学に支払う必要がないことになります。これでは,大学は 収益が見込めないばかりか,発明者にも補償金を支払われないといった不利益を生じる ことになります。このため,本学ではかかる状況に陥られないよう,特許を自己実施で きない大学に対して企業側が実施料の一部を支払うという取り決めを行っています。こ のように共有企業が大学に対して支払う実施料のことを『不実施補償』と称しています。 本学としては,不実施補償を常に念頭において,企業側に粘り強く合意を求めています。 Q16 共同研究による発明の権利を相手企業に譲渡できますか? A できます。 共同研究による企業と大学の権利共有の場合は,両者で対価を協議の上,譲渡契約によっ て本学の持分を譲渡します。 Q17 共同研究や受託研究の相手方は,独占的な特許権の実施が可能ですか? A 共同研究や受託研究の相手企業等が希望する場合には,相手企業または相手企業の指 定する機関に対して,共同研究や受託研究成果の独占的な通常実施権を与えることがで きます。実施期間については,別途協議により決定します。 Q18 産学官連携を進める上で,特許権をどう考えておけばよいですか? A 産学官連携促進のために特許権があることはたいへん価値あることです。大学の研究 成果は特許権を行使して製品化することで社会に還元されます。大学は自ら特許権を行 使して製品化し販売することはできません。大学が研究成果の社会還元を進めるために は,民間企業の製品化プロセスが欠かせません。企業がリスクを負って製品化を行う際 に,リスク低減のために特許権による強力な保護を必要とします。このため,大学は研 究成果を特許権として保護しておく必要があります。このように特許権は研究成果をよ り確実に社会に還元するために重要な手段であることを理解して下さい。大学が所有す る特許は,出願数だけでなく,出願内容の質の高さも求められています。 [参考] 国立大学法人岡山大学研究ポリシー 国立大学法人岡山大学産学官連携ポリシー 国立大学法人岡山大学知的財産ポリシー − 37 − Q19 本学の活動で,知的財産の果たす役割は何ですか? A 産学官連携や社会貢献のためのツールの一つです。 研究成果の健全な社会還元には知的財産が不可欠であるとする考えと,他方,学会活動 や学術論文の刊行で研究成果を公知にすることが公共の利益になるという考えがありま すが,政府が「知的創造サイクル」 ,すなわち「知」の創造,保護,活用を循環させる ことで国力増強を意図している現在,両者はバランスを持って取り扱われるべきだと考 えられています。 Q20 企業との共同研究で生み出された場合の発明者について教えて下さい。 A 発明のアイデアを生み出す際の,具体的な貢献度合いで判断して下さい。 特許法で言う発明は,「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」 (特許 法第 2 条)ですから,技術的思想の創作行為に現実に加担した者が発明者になるべきも のであって,単に研究資金を提供しただけ,あるいは発明を生み出す源である課題を提 供しただけでは発明者にはなり得ません。 Q21 共同研究で生み出された特許権の帰属等について教えて下さい。 A 大学の教職員による単独発明の場合は大学単独所有になります。また,教職員と企業 等の従業員が共同で行った共同発明の場合は,大学と企業との共有になります。持分は 貢献度に応じて決定します。 [参考] 岡山大学共同研究取扱規程 岡山大学受託研究取扱規程 Q22 企業との共有特許の出願を行う場合の手続きを教えて下さい。 A まず発明の内容を大学の発明審査委員会で審議します。その結果,承継(特許が妥当 と判断)された特許については,大学から企業等に対して特許共同出願契約案を示し, 合意に至れば締結し,そのいずれか一方から出願手続きを行います。特許共同出願契約 に関する手続きは,研究交流部産学連携推進課及び知的財産本部で行います。したがっ て,企業等と共同で行った研究成果としての発明については,まず発明届けを知的財産 本部へ提出して下さい。 Q23 共同研究を行うときの秘密保持のための手続きはどうすればよいのですか? A 秘密保持については,共同研究契約書に記載することになっています。なお,共同研 究実施前に企業側等と大学側の双方が協議する場合にも,互いにまたはどちらか一方が 秘密を提供する場合は,共同研究締結前に秘密保持契約を締結しなければなりません。 Q24 企業から個人宛に寄付したいとの申し出を受けたのですが,どうすればよいですか? A 申し出を受けることは可能です。個人が寄付を受領した場合は,改めて当該教職員か ら本学に寄付するための手続きを行って下さい。 − 38 − 寄付金とは,本学に対する次の経費を持って寄付されたものです。 ①学術研究に要する経費 ②教育の奨励に関する経費 ③学生または生徒に貸与または給与する学資 ④図書,機械,器具及び標本等に要する経費 ⑤施設整備に要する経費 ⑥運営に要する経費 ⑦上記に掲げるものの他,大学の発展のために必要な経費 Q25 企業から寄付を受けるにあたり, 寄付金名称に社名を「冠」として付すことは可能ですか? A 可能です。 寄付金名称に寄付者の氏名や社名等の冠を付しても差し支えありません。 Q26 共同研究相手先には,規模など決まりがありますか? A 共同研究先に,法人,団体等,規模には特段の決まりは設けていません。 相手先の形態,研究内容等を聞き,共同研究契約等を説明し,相手先の希望を把握して 契約形態を選択することになります。 Q27 海外の企業等と共同研究するとき,どのようなことに注意すればよいですか? A わが国では,平和国家としての立場から,大量破壊兵器等に関する貨物の輸出や技術 提供に関し,国際協調の下に「外国為替及び外国貿易法」(略して外為法)に基づき, 輸出管理が行われています。 大学においても,教育・研究活動を行う上では,貨物の輸出及び非居住者に対する技 術の提供等につき規制している外為法が適用されます。例えば,国際的な共同研究等に おいて,海外への貨物の輸出(試作品や資料等の送付・持ち出し)は,外為法に基づく 経済産業大臣の輸出許可の対象となる場合があります。また,大学において受け入れて いる留学生等について,入国後6か月が経過していない者に対する技術提供(当該技術 者に係わる資料の提示や電子メール,口頭での伝達を含む。 )は外為法に基づく経済産 業大臣の役務取引許可の対象となる場合があります(国際的な共同研究を含む。研究の 場所が国内であるか国外であるかを問わない。 ) 。 不明な点は産学官連携本部(内線(津島)8465)あるいは研究交流部産学連携推進課 (内線(津島)7757)にお尋ね下さい。 外為法の詳細は,下記関連ホームページを参照して下さい。 経済産業省安全保障貿易管理: http://www.meti.go.jp/policy/anpo 3)設備の開放 Q1 研究用設備機器で,企業等に解放しているものが学内にあるのでしょうか? − 39 − A あります。 学外からの希望に応えるため,津島地区と鹿田地区では外部の企業,研究者等が一部機 器・設備を利用することが可能になりました。 (1)自然生命科学研究支援センター 分析計測・極低温部門(津島地区) 1)使用可能機器 ・ESR 分析関連(CW-ESR 装置,パルス ESR 装置) ・円二色性分散計 ・走査型レーザー生物解析システム ・ベクトル・ネットワーク・アナライザー 2)分析・測定サービス ・NMR 測定(300,400,600MHz) ・CHN 元素分析(粉末,液体) ・ペプチド配列解析 ・質量分析(プロテオーム測定,その他の LC-MSMS 測定 3)連絡先 岡山市北区津島中三丁目 1 番 1 号 岡山大学理学部コラボレーション棟内,分析計測分野職員室 Tel. 内線(津島)8747 Fax. 内線(津島)8748 メール [email protected] ホームページ http://kikibun1.kikibun.okayama-u.ac.jp/home.html (2)自然生命科学研究支援センター ゲノムプロテオーム解析部門(津島地区) 1)使用可能機器及び受託サービス ・質量分析計 ・2次元電気泳動 ・生体分子間相互作用解析装置 2)連絡先 岡山市北区津島中一丁目 1 番 1 号 岡山大学自然生命科学研究支援センター・ゲ ノムプロテオーム解析部門 Tel. 内線(津島)7262 Fax. 内線(津島)7264 (3)医学部共同実験室(鹿田地区) 1)使用可能機器 ・電子顕微鏡関連(透過型電子顕微鏡,走査型電子顕微鏡,蒸着) ・光学顕微鏡関連(共焦点レーザー顕微鏡,3 次元画像処理装置,正立顕微鏡) ・細胞解析・分取関連(フローサイトメーター,セルソーター) ・生体成分の精製,濃縮関連(分離用遠心機) ・光分析関連(分光光度計,電子スピン共鳴装置,原子吸光光度計) − 40 − ・汎用機器・設備(凍結乾燥機,低温実験室) ・フォトセンター(大判ポスター・写真作成・画像処理) ・受託サービス(電顕試料作製・DNA シーケンス・セルソーティング等) 2)サービス ・電子顕微鏡試料作製サービス ・受託ペプチド合成 3)連絡先 岡山市北区鹿田町二丁目 5 番 1 号 岡山大学医学部共同実験室 Tel. 内線(鹿田)7472 Fax. 内線(鹿田)7483 メール [email protected] ホームページ http://www.hsc.okayama-u.ac.jp/med/med-jikken/ (3)産学官連携の支援等に関する Q & A 1)大学発ベンチャー,兼業 Q1 教員がベンチャー企業の設立に関与する際,何か制約があるのでしょうか? A 大学発ベンチャー企業の設立に関与する場合,発起人や取締役等になる場合は,役員 兼業に相当しますので,学長の承認が必要です。 Q2 大学発ベンチャー企業創出の際,大学から出資してもらえるのでしょうか? A 現在本学が大学発ベンチャー企業に出資する制度は設けられていませんが,本学は金 融機関等と包括連携を結んでいるので,資金調達計画や経営指導等の経営面での全面的 支援を受けることができる可能性がありますので,研究推進産学官連携機構産学官連携 本部に問い合わせ下さい。 (問い合わせ先:内線(津島)8465) Q3 外部機関から講演会講師として呼ばれました。日当と謝金の支給はありませんが,交通費 は支給されます。この場合の学内手続きはどうすればよいでしょうか? A 法人業務以外の業務に従事する場合は,通常兼業承認手続きが必要ですが,兼業に従 事する日数が 2 日以内の場合, 3 日以上 7 日以内で総従事時間数が 10 時間未満の場合は, 承認手続きは不要です。ただし,勤務時間以外に従事していただくことが必要なため, 必要に応じて,年次有給休暇の手続きを行って下さい。 Q4 県内のインキュベーション施設について教えて下さい。 A 岡山県内には,次のような施設があります。 ①岡山大インキュベータ ②ビジネスインキュベート岡山(BIO:Business Incubator Okayama) − 41 −