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JA仙台ディスクロージャー誌 一括DL
JA SENDAI REPORT 2 015 ごあいさつ ごあいさつ 仙台農業協同組合 代表理事組合長 遠 藤 睦 朗 組合員、地域の皆さまには、日頃から当組合の事業と諸活動に、ご利用、ご参画を頂き、厚く御 礼申し上げます。 本年も皆さまに、経営等の内容をより一層知っていただくためにディスクロージャー誌を作成い たしましたので、ご高覧いただければ幸いであります。 昨年は「復興再生」の年と位置付け、東日本大震災で被災された組合員・利用者の「農業基盤の 再構築とくらしの再建による早期復興」を基本に掲げ、組織を挙げて各事業に取り組んでまいりま した。また、津波による浸水被害を受けた沿岸部の地域については、行政や全農・農林中金など JA グループの支援をいただきながら営農関連施設の整備など営農基盤の強化に向けた事業に取り 組んできました。一方では大型ほ場整備事業が実施され、当該地区農業の生産基盤も大きく変わり つつあります。今後は、集落営農組織や認定農業者などの担い手へ農地の集積・集約化が進むこと から、農業生産法人設立支援や農業経営管理支援など担い手育成の取組みや「21 世紀水田農業チャ レンジプラン」を推し進め、生産力・販売力の向上に努めてまいります。 さて、農業・農協をとりまく情勢は、TPP 交渉、大幅な米価の下落や農地中間管理機構による 農地集約等、内憂外患の様相にあります。また、JA 全中の社団法人化を始めとする農協改革では 農協法改正が来年 4 月に施行される予定となっており、JA グループにとって大きな制度変更とな ります。このように大きな局面を迎えておりますが、引き続き各行政・関係機関と連携を図りなが ら、組織一丸となった取組みを展開してまいります。 このように、JA 仙台を取り巻く情勢は大変厳しい状況ではありますが、一日も早い復興を目指 すとともに、コンプライアンス態勢の一層の充実強化や経営基盤の強化などの自己改革を進めなが ら、役職員が一丸となって事業に邁進してまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い を申しあげ、ご挨拶とさせていただきます。 平成 27 年7月 1 REPORT 2 015 基本理念 基本理念/経営管理体制 総合事業体として、利用者への最大の「奉仕」を行い、「信頼」 を築くとともに、 「安全・安心」な農産物の生産・供給を通じた 農業振興をはかります。 経営管理体制 当組合は農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事項 を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。また、 総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。 組合の業務執行を行う理事には、組合員の意思を公正かつ公平に反映させるため、支店を一つの地区とし、 その地区毎に理事が選出されるようにしています。また、信用事業については専任担当の理事を置くととも に、農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。 2 JA SENDAI REPORT 2 015 JA仙台のプロフィール 〈平成27年3月31日現在〉 プロフィール 名 称 / 仙台農業協同組合(せんだいのうぎょうきょうどうくみあい) 本店所在地 / 〒983−0039 宮城県仙台市宮城野区新田東二丁目15−2 事 業 地 域 / 仙台市、多賀城市、塩釜市、松島町、利府町、七ヶ浜町、 黒川郡富谷町東向陽台(JA 仙台管内) 支店・営農センター数 / 支店 20 営農センター3 出 資 金 / 140 億4千万円 総 資 産 / 3,143 億円 貯 金 / 2,802 億円 貸 出 金 / 1,020 億円 長期共済保有高 / 9,138 億円 JA仙台のシンボルマークについて 組合の基本理念である「奉仕(青)」 「信頼(緑)」「安全・安心(オレンジ)」 の3つのイメージを、S E N D A I の頭 文字「S」をモチーフとして重ねたデ 購 買 品 供 給 高 / 40 億3千万円 ザイン。上に向かって伸びるしなや 販 売 品 取 扱 高 / 40 億1千万円 もり」ある関係づくりや、ぬくもりを 組 合 員 数 / 30,442 人(正組合員 12,505 人、准組合員 17,937 人) 職 員 数 / 532 人 単体自己資本比率 / 17.30 % かな曲線は、組合員と利用者の「ぬく 感じる接点をイメージし、「ぬくもり」 の組織づくりを目指すJ A 仙台の柔軟 性を表現。また、「羽」の広がりをイ メージし、未来への飛躍を表現。 3 REPORT 2 015 東日本大震災における支援および復旧復興の取り組み 管内3市3町に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から4年が経過する中、行政の震災復興計 画に沿って、農業や生活の再建等に向けた動きが具体的に進みました。 農業においては、管内農地の瓦礫撤去、除塩などの復旧作業がほぼ完了し、農業経営の効率化を目指し たほ場の大区画化、排水の改善のために暗渠整備等を行うほ場整備事業が国・県により進められました。 また、被災した農業者、営農組織は、行政や JA グループの補助事業を活用して農業機械や農業関連施設 東日本大震災における支援および復旧復興の取り組み 等を取得し、営農再開を可能としました。 生活面においては、いまだに多くの方が仮設住宅等での生活を余儀なくされている状況ですが、防災集 団移転促進事業にかかる移転地造成が年度内に全て完了し、一部の地域では引き渡しが進みました。また、 災害復興公営住宅についても全て計画通り着工されるなど、平成 27 年度は住宅の再建が大幅に進む見通 しとなっております。 当組合としては、引き続き行政・関係団体と連携して、地域農業の担い手への営農指導、営農組織の法 人化指導や出資等、農業を通じた被災地域の復興を支援するとともに、住宅再建に向けた住宅ローンの新 規貸出や条件変更、移転先の斡旋や住宅の紹介等、被災者の生活再建に積極的に取り組んでまいります。 ■ 活動内容・経過報告 1.震災復興相談窓口の相談対応 震災復興にかかる対応に万全を期すため、全 20 支店・3営農センターに被災者から農業経営や生 産販売、農業・生活資金などに関する相談を受け付ける「震災復興相談窓口」を設置しております。 平成 26 年度は、73 名の震災復興相談窓口担当者が 46 件の相談に対応いたしました。 主な相談内容は、営農関連では、営農再開にかかる農作業受委託、パイプハウス設置等の農業経営、 補助事業・融資にかかる相談など多岐にわたっており、生活関連では、被災した自宅・賃貸住宅の建 替え・修繕等の新規融資、不動産の売買、相続、防災集団移転促進事業関連にかかる相談が継続して おります。 2.農とくらしの相談会対応 津波等の地区被災の大きい4支店(六郷支店、七郷支店、高砂支店、七ヶ浜支店)において、栽培 技術や農業関係の補助金申請事務等の営農相談のみならず、住宅ローン等の借入相談、不動産紹介等 の資産相談も可能な総合的な相談会「農とくらしの相談会」を毎月 1 回開催しており、平成 26 年度は、 37 件の相談に対応いたしました。 3.農地復旧、ほ場整備事業の状況 平成 26 年度に仙台市東部地区の農地復旧工事がほぼ完了し、残る未復旧農地は塩竈市島しょ部 (17 ha) 、松島町(0.6 ha)のみとなりました。 農業生産性の向上及び農業経営の安定化を目的として仙台市東部・四郎丸地区、多賀城市、七ヶ浜 町において、国および県によるほ場整備事業が進んでおります。仙台市東部地区(計画面積 1,978 ha) では、仙台市若林区六郷井土地区において大区画ほ場(1 ha)の引き渡しが実現し、平成 27 年度は 4 JA SENDAI 年度中に工事が完了し引き渡しが実現しました。多賀城市(計画面積 260 ha)は、基本計画の策定・ 事業同意が行われ、平成 27 年度に埋蔵文化財調査のうえ、平成 28 年度から工事を開始する予定とし ております。七ヶ浜町(計画面積 122 ha)では、代ケ崎工区および下田工区にて平成 27 年度引き渡 し・作付けを予定しています。 REPORT 2 015 4地区ブロックでの引き渡しを予定しています。仙台市四郎丸地区(計画面積 90 ha)は、平成 26 4.交付金等の支援状況 東日本大震災における支援および復旧復興の取り組み 被災地域の営農再開のため、各種の助成金・リース事業等活用し、申請手続きや農業機械等の支援 を行いました。 名 称 平成26年度の取組実績 ◦被災した共同利用施設の復旧、資機材の共同調達、リース方式による農業機械 等の導入を支援事業として、国・県・市町村が補助。農業生産法人、被災され た農業者(原則5戸以上)が組織する団体が対象。 東日本大震災農業生産対策交付金 ◦31件、総事業費588百万円 【整備事業】11件・総事業費457百万円(H25年繰越) 【推進事業】19件・総事業費129百万円 【農地再生に向けた取組み】1件・総事業費2百万円 被災地域農業復興総合支援事業 (リース事業) ◦仙台市・七ヶ浜町が行うリース事業で貸付先は津波被災の集落営農組織等。被 災農業者向けに、トラクター・田植機・コンバイン等の農業機械や育苗ハウス、 農業用機械格納庫をリース。 主な物件は以下のとおり ①穀物乾燥調製施設 2施設(仙台市・七ヶ浜町) ②育苗用パイプハウス施設 24棟 ③農業用機械格納庫 4棟 東日本大震災農機・園芸施設リー ス導入支援対策 JA仙台東日本大震災営農再開支 援事業(土壌改良資材) ◦リース料総額(税抜)の10%をリース初年度に助成(農林中央金庫助成) 。 ◦平成27年3月末までに11件について契約完了。リース物件供給金額39百万円 助成金額3百万円 ◦津波被害による休耕から、25・26年から営農を再開する農地で表土除去(客 土対応ほ場含む)が行われた農地を耕作する農業生産法人、集落営農組織等に 対し10a当り上限1万円の範囲で実質資材調達費用を助成(農林中央金庫の 助成枠の範囲内) 。 ◦土壌改良資材21,290袋・総事業費39百万円 JA仙台東日本大震災営農再開支 援事業(肥料) ◦東日本大震災の津波被害による休耕から、26年から営農を再開した農地(27 年より再開する農地含む)を耕作する対象組織及び認定農業者に対し10a当 り上限1万円を助成。 (但し実質肥料調達費用までの助成であり農林中央金庫 助成枠の範囲内)実質助成額10a当り約9,000円 ◦仙台市(六郷・七郷・高砂)・七ヶ浜町の11組織、認定農業者14名に対し、肥 料20,023袋・総事業費30百万円 地域復興事業支援 ◦東日本大震災の被災地域において農業を通じて地域の集落機能の再生を図る取 組や新たな事業展開により地域の復興に取みを行う集落営農組織に対して、組 織の事務所や付加価値の高い新たな作物栽培等に必要な資材の調達費用を助成 (農林中央金庫助成) 。 ◦27年3月末までに6百万円 5 REPORT 2 015 震災復旧・復興にかかる活動 ●平成26年4月 ●平成26年7月 21日 荒浜プロジェクト会議 2 日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第2回) 26日 キリンスプリングフェアー 仙大豆販売会(〜27日) 4 日 仙台農業復興塾(第1回基礎編) 30日 県営ほ場整備事業名取地区北分区一時利用地指定ヵ所 引渡し 14日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第3回) 15日 JAグループ大阪ボランティア受入(〜16日) 16日 仙台農業復興塾(第1回実践編) 東日本大震災における支援および復旧復興の取り組み ●平成26年5月 17日 荒浜小学校 農業体験(第4回) 3 日 JA千葉みらい農産物直売所しょいか〜ご 仙大豆 販売会(〜4日) 31日 井土・荒浜合同先端農業視察 7 日 六郷ライスセンター入札結果報告会 8 日 荒浜小学校 農業体験(第1回) 13日 JAグループ新潟ボランティア受入(〜14日) 21日 JAグループ全国連ボランティア受入(〜22日) 22日 JAとぴあ浜松視察研修対応(〜23日) 23日 荒浜小学校 農業体験(第2回) 27日 JAグループ神奈川ボランティア受入(〜29日) 仙台農業復興塾(第1回基礎編) 地域農業ビジョンづくり講座 ●平成26年8月 4 日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第4回) 7 日 被災地域農業復興総合支援事業(リース事業)連絡会 8 日 日本農業新聞・共済総研取材対応 JAとぴあ浜松視察研修対応 20日 七ヶ浜生産組合法人化研修会 〃 荒浜プロジェクト会議 25日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第5回) 26日 仙台農業復興塾(第2回基礎編) 28日 荒浜小学校 農業体験(第5回) 29日 荒浜集落営農組合法人化先進地視察研修(〜30日) JAグループ神奈川 ボランティア受入 ●平成26年9月 ●平成26年6月 9 日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第1回) 12日 キリン絆プロジェクト商品開発視察 13日 全国米穀販売事業共済協同組合 青年部視察対応 16日 JAグループ静岡ボランティア受入(〜19日) 18日 JAグループ全国連ボランティア受入(〜19日) 20日 荒浜小学校 農業体験(第3回) 〃 荒浜プロジェクト会議 23日 農林中央金庫営農再開支援事業贈呈式 3 日 荒浜小学校 農業体験(第6回) 4 日 七ヶ浜生産組合法人化研修会 5 日 多賀城市ほ場整備推進委員会先進地視察研修(9日) 6 日 泉佐野市絆交流プロジェクト 9 日 JAグループ宮崎ボランティア受入(〜10日) 11日 荒浜集落営農組合法人化研修会(第6回) 18日 農業・農村の震災復興に関する研究会 19日 農中総研 震災復興調査対応 28日 荒浜集落営農組合法人化地区説明会 JAグループ静岡 ボランティア受入 農林中央金庫営農再開 支援事業贈呈式 6 泉佐野市絆交流プロジェクト JAグループ宮崎 ボランティア受入 JA SENDAI ●平成27年1月 2 日 JA赤城たちばな視察受入 10日 農事組合法人六郷南部実践組合設立総会 3 日 荒浜小学校 農業体験(第7回) 15日 農事組合法人ファーム七ヶ浜設立総会 21日 新東北みやげコンテスト 19日 荒浜農業簿記研修(第1回) 29日 JAグループ島根ボランティア受入(〜30日) 20日 6次産業化プロデューサー育成塾(24・27日) 〃 東北農研主催「乾田直播技術講習会」(荒浜) 28日 荒浜農業簿記研修(第2回) 〃 荒浜プロジェクト会議 〃 JA全農営農・技術センター野菜品種展示商談会 農事組合法人ファーム七ヶ浜 設立総会 ●平成26年11月 ●平成27年2月 4 日 井土生産組合 個別指導会 4 日 荒浜農業簿記研修(第3回) 10日 仙台農業復興塾(第2回実践編・視察研修会) 5 日 ㈱ベジフル仙台加工向け野菜商談会 11日 仙台市収穫まつり 6 日 新東北みやげコンテスト受賞企業限定販売会 (〜8日) 13日 JA会津いいで視察受入 〃 荒浜プロジェクト ALSOKメダリスト復興支援 イベント 20日 荒浜農業簿記研修(第4回) 28日 麗山高原豚生産振興組合視察受入 26日 仙台農業復興塾(第3回実践編) ●平成26年12月 ●平成27年3月 23日 JAグループ東北復興商談会 2 日 6次産業化プロデューサー育成塾(22日) 4 日 荒浜農業簿記研修(第5回) 3 日 JA全農代表理事専務 管内視察対応 10日 JAグル-プ国産農畜産物商談会(〜11日) 9 日 キリン絆プロジェクト視察(〜10日、16〜17日) 13日 復興物産市「東北いいもんパーク」仙大豆販売会 (〜16日) 21日 農事組合法人せんだいあらはま設立総会 東日本大震災における支援および復旧復興の取り組み 農事組合法人六郷南部実践組合 設立総会 荒浜小学校 農業体験 新東北みやげコンテスト 仙大豆優秀賞受賞 REPORT 2 015 ●平成26年10月 15日 荒浜復興感謝のつどい 23日 仙台東部地区農業災害復興連絡会 25日 六郷ライスセンター運営委員会 農事組合法人せんだいあらはま 設立総会 JAグル-プ国産農畜産物商談会 荒浜復興感謝のつどい 7 REPORT 2 015 事業の概況(平成26年度) 東日本大震災から4年が経過し、当組合管内の営農にかかる復旧・復興状況においては、津波の被害を 受けた沿岸部の地域では大型ほ場整備事業が開始されるなど具体的な取組みが行われているものの、事業 完了まで数年を要するなど依然として復興までの道のりは遠く厳しいものとなっております。 このようななか、当組合では当該事業年度を「復興再生」の年と位置付け、「農業基盤の再構築とくら しの再建による早期復興」を基本に掲げ、「震災復興相談窓口」を引き続き設置しながら組合員や地域の 事業の概況 みなさまの営農や生活に関する相談に応じるとともに、農業生産法人設立支援や農業経営管理支援など担 い手育成や生産基盤の整備など一日も早い復旧・復興のために取り組んでまいりました。 ■ 指導事業 〔 営農指導 〕 平成 26 年度は、支店を拠点とした JA の総合機能の発揮と営農センターを拠点とした地域農業の実 践をもとに、 「豊かで暮らしやすい地域社会の実現」と「くらしの再建による早期復興」を掲げ活動し ました。 1.JA 仙台 21 世紀水田農業チャレンジプラン推進協議会を開催し、米の生産数量目標配分にかかる 調整および平成 27 年度「とも補償事業」見直しの検討および土地利用型作物の作付調整に取り組 みました。 2.地域リーダーの育成強化と組織の機能強化および全体合意を目的に、実行組合長研修会や定期会 議を開催しました。 3. 「経営所得安定対策交付金制度」への加入および交付金申請手続に関する事務支援を行い、米の 直接支払交付金、水田活用の直接支払交付金、畑作物の直接支払交付金の受給事務支援に取り組み ました。 4.米・麦・大豆・野菜等の集荷販売に伴うすべての栽培履歴簿の記帳確認を実施するとともに、残 留農薬、DNA 検査および放射性物質の独自調査による安全・安心な農産物の提供に努めました。 5.平成 26 年2月の大雪により被害を受けた園芸施設の再建では、仙台市および全農の助成を得て、 パイプハウスの導入支援に取り組みました。 6.集落営農組織の法人化について組織の集落の合意形成を図り、5法人の新規設立を支援しました。 7.集落営農組織の会計記帳代行のほか、農業法人の経営相談および経営所得安定対策等の申請、新 規就農者、農業融資などの運営支援による組織指導に取り組みました。引き続き農業法人に対する JA の出資について提案をしました。 8.被災した農地の営農再開にあたり、土壌分析調査を実施した結果に基づく施肥設計と作付誘導に 取り組みました。また、復旧したほ場の一部では生育不良が確認されたことから、国・県・市行政 との連携をはかり堆肥散布を実施しました。 9.米生産者の生産意識向上を図ることとJA仙台産米の「高品質・良食味」をPRすることを目的に、 米食味コンクールを開催しました。 10.農業労災保険の加入推進に取り組みました。 8 JA SENDAI バル」を各会場で開催しました。 〔 生活活動 〕 平成 26 年度は、地域に根ざした食農教育の推進と文化活動の実践を目的に各種研修会を開催しまし REPORT 2 015 11.組合員・地域との「絆」を大切にすることを目的に、支店の特色を活かした「ふれあいフェスティ た。また、 「くらしと環境を守る活動」の一環として女性部と各支店が協力し地域に地球温暖化防止の 意識を啓発する取組みを実施しました。さらに、組合員とその家族の健康を守ることを目的に、各種検 診の助成を継続しました。 事業の概況 1.青年部活動では、今後の「農業政策にどう対応すべきか」をテーマに、農政学習会を開催しまし た。また、食農活動として小学校を中心に田んぼ・畑の農作業体験を行いました。 2.女性部活動では、消費電力削減を意識し本店や各支店の店舗前に「グリーンカーテン」を設置し ました。また、教育文化活動の取組強化を目的に、月刊誌「家の光」の普及推進運動を取り組みま した。 3.食農教育の一環として、食と農の結びつきをテーマに大人を対象とした「第4期あぐり塾」を年 間通して開催しました。平成 26 年度においては、農業体験のカリキュラムに牛の搾乳体験を新た に取り入れ実施しました。また、小学校を対象に出張食農教育講座として豆腐づくり講座を実施し ました。 4.各種検診(腹部超音波・前立腺がん・大腸がん等)の助成活動を行い、健康を守る活動に取り組 みました。 ■ 販売事業 〔 米 〕 平成 26 年産米については、「作況指数 105」(やや良)と3年連続の豊作基調となりました。販売に ついては、復興米や環境保全米の PR と、安定販売を実施するため卸業者との複数年契約を実施したも のの、民間在庫が過去最大となったため米価は大幅に下落しました。 〔 麦 〕 平成 26 年産麦については、国産需要は堅調で、単価は前年並みに推移したものの、長雨による播種 時期の長期化により減収となりました。 〔 大豆 〕 平成 26 年産大豆については、生育期の好天により規格外も少なく品質が良いものを販売できました。 〔 野菜 〕 共販野菜については、契約栽培による販売や県外出荷を実施しました。秋冬野菜時期は好天に恵まれ ましたが、市場の入荷が多く安値となりました。 インショップについては、2店舗が増え 23 店舗となりました。 〔 畜産物 〕 畜産は、仔牛の需給関係がひっ迫しているため仔牛価格が好調に推移しました。 9 REPORT 2 015 ■ 直販事業 〔 農産物直売所 〕 1. 「農産物直売所たなばたけ」を通じて当組合管内の生産者が生産した安全・安心で新鮮な農産物 を消費者へ提供しました。 2.出荷協力会を中心に販売物確保による出荷量の増加、計画的なイベント(定期・行政・提携 JA) の開催による「農産物直売所たなばたけ」の PR に取り組みました。 3.被災地の復興支援を目的に「キリン絆プロジェクト」を活用した商品開発を行いました。仙台産 事業の概況 大豆を使用したスイーツ「仙大豆シリーズ(ソイチョコ、ソイコロ)」のほか、新たに「仙大豆シリー ズ(焼き菓子)」を商品化し、各種イベントや提携JA等を通じて販売促進を行いました。 4.半生そば「のじり長寿そば」を商品開発し、「農産物直売所たなばたけ」「西部営農センター」で 販売しました。 また、宮城県産食材にこだわった伊達の逸品漬(白菜漬け)を開発し、仙台駅1階「食材王国み やぎ」で限定販売しました。 〔 米供給センター 〕 1.秋保・松島・大倉地区など地域限定の環境保全米をホテルや旅館に供給しました。 2.姉妹 JA の「JA とぴあ浜松」と「JA 東京むさし」へ玄米、精米を年間供給しました。 3.JA 仙台産米を酒造用原料として供給し、5銘柄(仙臺驛政宗、あきうまい、縁、天賞、梅の酒) を「農産物直売所たなばたけ高砂店」および一部銘柄については仙台駅において販売しました。 4.支店、営農センター等と協力し、ふれあいフェスティバルや各種催事に積極的に参加し JA 仙台 産米の取扱拡大を図りました。 ■ 農業倉庫事業 フレコン集荷の増大に対応するため、フレコン計量器を増設しました。また、品質管理の徹底と稼働率 向上をはかるため、常温倉庫から低温倉庫への移動および民間低温倉庫への移管を実施しました。 ■ 農産物検査事業 1.公正かつ円滑な農産物検査に努めました。 2.放射性物質、残留農薬、DNA の検査を実施するとともに、すべての販売農産物において、生産履 歴簿の回収・記帳確認を行い、安全・安心な農畜産物の提供に努めました。 3.土壌検査および米の食味検査の実施、栽培履歴簿の記帳確認を行い生産基準に基づいた適切な栽培 管理、農作物の品質向上に取り組みました。 ■ 利用事業 カントリーエレベーター事業については、平成 26 年産米の取扱量は増加したものの、麦の取扱量は減 少しました。また、大豆センター事業については、転作大豆で品質・収量ともに好調でした。 10 JA SENDAI 農業経営の規模拡大や農用地の集団化を進めるとともに、担い手への農地集積と集約を支援しました。 ○農地利用集積円滑化事業 農地利用調整(集積)に取り組み、913.7 ha の保有実績となりました。また、平成 26 年度に農地 REPORT 2 015 ■ 農用地利用調整事業 復旧の対象となった地域では、23.0 ha の農地が減額請求権の対象となりました。 ○農地中間管理事業 当事業における契約締結件数は、71 件、契約締結面積は、33.9 ha となりました。 福祉用具レンタル事業の普及活動として各組織等に PR 活動を行いましたが、平成 26 年度の利用者は 事業の概況 ■ 介護保険事業 1名であることから、今後はレンタル事業を廃止し、「百歳元気プロジェクト」の推進等高齢者福祉事業 として介護予防運動を展開することとしました。 ■ 購買事業 〔 営農センター 〕 ○ 生産資材 1.被災地域組合員の生産活動を支援するため、支援事業を活用したパイプハウス等の生産資材の供 給を行政や全農・農林中央金庫等と連携して行いました。 2.低コストの生産活動を支援するため、環境保全米等の水稲生産資材や園芸用資材、転作用資材を 中心とした年間予約とりまとめを行いました。 3.当用価格において肥料・農薬の組合員価格設定により、組合員メリットの提供と利用の拡大を図 りました。 ○ 生活資材 1.安全・安心で品質の良い生活用品を低価格で提供するため、女性部を中心に生活用品の予約共同 購入を行いました。 2.生活資材の理解と普及促進のため、女性部で開催した料理教室において、生活用品の実演販売会 を行いました。 〔 物流 〕 1.需要時期に合わせた適切な供給と保管コストの削減を行うため、計画的仕入と計画的配送に努め ました。 2.㈲仙台くみあい運輸と協力し、利用者のニーズに合わせた商品の迅速・丁寧な配送に努めました。 〔 ガス供給センター 〕 1.ガス供給先の巡回と安全点検の実施を徹底し、安全・安心なガス利用の PR に努めました。 2.組合員価格の設定により、利用拡大を図りました。 3.再生可能エネルギーの組合員ニーズに応えるため、太陽光システムのPRと利用拡大を図りました。 11 REPORT 2 015 〔 給油所 〕 1. 「JA−SS キャッシュメンバーズカード」の普及による利便性向上をはかり、利用拡大に努めま した。 2.組合員満足度を向上するため、CS アップコンテストや技術研修に参加し、サービス力と技術力 の充実に努めました。 3.季節需要に対応するため、早期の燃料予約とりまとめにより低価格の燃料提供に努めました。 〔 機械化センター 〕 事業の概況 ○ 農機整備 1.平成 26 年度東日本大震災農業生産対策交付金を活用した農業機械の整備支援を行いました。 2.組合員の利便性向上を図るため、農繁期における休日営業を行いました。 ○ 自動車事業 利用者の拡大を図るため、サービスを充実させた JA 仙台「とく・とく車検」の推進を行いました。 ■ 葬祭事業 1.葬祭事業に関する商品・サービスの充実を図り、PR に努めました。 2.やすらぎ会員の増加を図るため、支店職員や女性部等各組織へ出向き、「エンディングノート」の 活用セミナーを開催しました。 ■ 宅地等供給事業 1.組合員の資産管理・資産の有効活用・事業承継・各種税金などの諸問題に対応するため、「土地活 用と税の相談会」を毎月開催し、相談機能の充実を図りました。 2.組合員の賃貸安定経営をサポートするため、特典付きの「土地活用キャンペーン」を実施しました。 3.平成 26 年7月に被災組合員の早期復興にかかる相談機能の充実を図るため、新たに七郷不動産セ ンターを開設しました。 4.資産管理部会協議会および各地区資産管理部会を中心に研修会・セミナーを開催し、情報提供およ び部会活動の充実を図りました。 ■ 信用事業 〔 貯金 〕 暮らしの再建による早期復興と豊かで暮らしやすい地域社会の実現に向け、組合員・地域利用者の ニーズに適した金融商品の提供を行いました。 〔 融資 〕 組合員の営農資金、資産有効活用資金、借換えニーズの掘り起こし等、取扱いの拡大を図りました。 また、地域情報誌への広告の掲載や、各種相談会を開催し、住宅ローン、マイカーローン、教育ロー ンの推進に積極的に取り組みました。 12 JA SENDAI 〔 長期・短期共済 〕 1.組合員・利用者の「ひと・いえ・くるま」の総合保障の確立に取り組みました。 2.自動車共済事故処理体制については、専任職員による迅速な対応を行い、自動車共済金5億6千 REPORT 2 015 ■ 共済事業 5百万円(2,102 件)を支払いました。 3.地域における普及基盤の拡大を図るため、第9回 JA 仙台少年野球大会の開催、JA 共済小・中 学生書道・ポスターコンクール、交通安全キャンペーン、アンパンマンキャラバン等の活動を行い ※ JA 共済小・中学生書道・ポスターコンクール(書道の部)において JA 仙台管内の小学生が「文部科学 大臣奨励賞」を受賞しました。 事業の概況 ました。 〔 支払共済金 〕 1.共済金請求に対し迅速な審査と支払いに努めました。 2.平成 26 年度中の当組合における支払共済金は 87 億6千万円となりました。 13 REPORT 2 015 事業活動のトピックス(平成26年度) ■ 七郷不動産センターオープン 復興に向けた被災地域における住宅再建などの需要に対応しようと、新たに七郷不動産センターを開設 しました。同センターは、七郷・六郷地区を担当エリアとして業務を行って参ります。 事業活動のトピックス ■「仙大豆シリーズ」第1回新東北みやげコンテストの食品部門で優秀賞を受賞 JA 仙台のオリジナルブランド「仙大豆シリーズ」が、仙台市産業振興事業団主催の「第1回新東北み やげコンテスト」の食品部門で優秀賞を受賞しました。同シリーズ商品の味や食感、デザイン、震災復興 を背景とした商品展開などが高評価を受けたものです。 ■ 農産物直売所たなばたけ高砂店 来店客100万人達成 農産物直売所たなばたけ高砂店は平成 26 年8月 31 日、平成 23 年 10 月の本店舗オープンから来店客数 100 万人を記念し、100 万人目 の来店者に1万円相当の管内産農産物詰め合わせを贈呈しました。 ■ 農産物直売所たなばたけ高砂店、多賀城店オープン3周年記念祭 JA 仙台農産物直売所たなばたけ高砂店と多賀城店は、両店のオープンから3周年を記念し、平成 26 年 10 月 11 〜13 日の3日間で「オープン3周年記念祭」を開催しました。 14 JA SENDAI 平成 26 年度の事業活動の結果、様々な部門で高い評価をいただきました。 JAバンク宮城 年金振込口座獲得の部 奨励賞 平成26年度 JA共済新契約優績組合表彰 「生命共済の部」 「医療系共済の部」 「建物共済の部」 平成26年度 JA共済新契約優績組合表彰 事業活動のトピックス 平成26年度 JA共済新契約優績組合表彰 平成26年度 JA共済新契約優績組合表彰 REPORT 2 015 受 賞 ・ 表 彰 歴 ( 平 成 26 年 度 ) 「年金共済の部」 平成26年度 JA広報大賞総合の部 平成26年度 「家の光」愛読者拡大実績表彰 大賞 受賞 受 賞 平成26年度 日本農業新聞普及優績JA 日本農業新聞 長期普及優績JA 受 賞 受 賞 15 REPORT 2 015 農業振興および地域貢献活動 当組合は、地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を展開し ています。 また、JA の総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の協同組合として、 農業や助けあいを通じた社会貢献に努めています。 農業振興・地域貢献活動 ■ 地産地消の取り組み ファーマーズ・マーケット事業、ふれあいフェスティバルなどの農業祭りの開催等、地産地消運動へ積 極的に取り組みました。また、平成 20 年度より取り組んでいる「秋保環境保全米プロジェクト」に加え、 当組合と松島町は、町内産の環境保全米を町内の旅館・ホテル、飲食店で提供しようと「松島発!環境保 全米プロジェクト」に平成 22 年度より取り組んでいます。 ■ 仙臺驛政宗 「仙臺驛政宗」は、原材料や蔵元を徹底して仙台にこだわっ た純米吟醸酒で、根白石地区生産組合が酒米の栽培を行い、泉 区の仙台伊澤家勝山酒造㈱が酒造りを手掛けています。 平成 26 年産米を使用した地酒「仙臺驛政宗」の販売を記念 して、JA 仙台や JR 東日本、JR 東日本東北総合サービス㈱な どで構成する仙臺驛政宗酒造り協議会が、仙台駅2階で「仙臺 驛政宗新酒発表会」を開催し、集まった消費者に祝い酒を振舞 いました。 また、シリーズ新商品「純米大吟醸山田錦 100 %」のお披 露目も行いました。 なお、仙台駅のエキナカと農産物直売所たなばたけのみで販 売しています。 16 JA SENDAI REPORT 2 015 ■ のじり長寿そば JA 仙台西部地区生産組織連絡会と JA 仙 台は初めての試みとして平成 26 年産ソバ1 ㌧を試験的に商品化した「のじり長寿そば」 半生麺を販売しました。 今後、需要に応じて生産量の増加と販路拡 大を目指します。 管内小学校において、食農教育による豆腐づくり、バケツ稲づくり等の農業体験を行うとともに、農業 への理解をより一層深めてもらおうと「田んぼの生き物調査」を行うなど、食料と農業の大切さを伝えま 農業振興・地域貢献活動 ■ 食農教育に向けた取り組み した。 ■ 第4期あぐり塾 4月 開塾式 5月 田植え体験 6月 りんご摘果、搾乳体験 7月 いきもの調査 8月 J A施設見学 9月 稲刈り体験 10月 新米試食会 11月 リンゴ収穫体験 開塾式 田植え体験 いきもの調査 12月 豆腐づくり体験 1月 修了式 修了式 稲刈り体験 17 REPORT 2 015 ■ 環境にやさしい農業と食の安全・安心への取り組み 環境にやさしい農業をめざし、環境保全米への取り組みをはじめ、「トレーサビリティ(生産履歴記帳)」 や「ポジティブリスト制度」ならびに「GAP(適正農業規範)」の周知を徹底するとともに、飛散防止対 策を含めた農薬等の適正使用により消費者への安全で安心な農産物の提供に努めました。 また、環境対策の一環として「仙台広域農業用廃プラスチック適正処理推進協議会」を中心に廃ビニー ル・廃パイプの回収、また不用農薬、期間切れ農薬回収に取り組みました。 ※トレーサビリティ(生産履歴記帳)とは……食品の生産から加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、 商品からさかのぼって確認できるようにすることです。また、そのシステムをいいます。 農業振興・地域貢献活動 ※ポジティブリスト制度とは……基準が設定されていない農薬等が一定量(人の健康を損なうおそれのない量 = 「一律基準」 )を超えて残留する食品の流通を原則禁止する制度です。 ※ GAP(適正農業規範)とは……農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点検項 目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動 のことです。 ■ 高齢者福祉活動 ① JA仙台高齢者福祉ふれ愛の会 高齢者・家族の心のケアを重点に活動している「JA 仙台高齢者福祉ふれ愛の会」では、ふれあい サロンを高砂地区で開催し、高齢者との交流を深めるとともに、研修会を実施し活動の充実に努めま した。 ② 年金友の会 元気な高齢者の健康、生きがいづくり対策として、年金友の会を中心にふれあいの集い、文化活動 発表会、脳卒中予防をテーマとした学習会を行い、活動の充実に努めました。 ■ JA仙台健康ウォーキング 無理のない運動で健康寿命を延ばしてもらうため、JA 仙台高齢者福祉ふれ愛の会と JA 仙台は、JA 健 康寿命 100 歳プロジェクトの一環として、JA 仙台健康ウォーキングを開催しました。 平成 26 年度で2回目の開催となり、約 30 人が利府町のモリリン加瀬沼公園で、講師指導のもと約3キ ロのコースを笑顔でウォーキングしました。 18 JA SENDAI 女性部ではペットボトルキャップの回収を行っています。回収したキャップは、リサイクルメーカーな どを通じてワクチンに交換され、発展途上国へ寄付されます。 平成 26 年度で4年目となるこの取組みは、計 100 万個以上の実績をあげ、回収量は毎年増加しています。 REPORT 2 015 ■ エコキャップ回収 農業振興・地域貢献活動 ■ ドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付 JA 仙台管内産環境保全米を、県立こども病院に隣接する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に寄付し、 子供たちと餅つきを行いました。 19 REPORT 2 015 ■ 枝豆収穫祭 仙台市泉区の松森育苗センター敷地内のほ場で平成 22 年度 年度以降に契約した同 JA 住宅ローン利用者を対象に枝豆収穫 体験を開催しました。 この収穫体験は、住宅ローン利用者が准組合員中心となって いることから枝豆の収穫を通じ、農業を身近に感じてもらい JA らしさを PR しようと平成 20 年度から始まったものです。 毎年の恒例行事として、参加者から好評を得ています。 農業振興・地域貢献活動 ■ JA共済少年野球大会 JA 仙台優勝旗争奪「第9回 JA 共済少年野球大会」をベルサンピアみやぎ泉野球場で開催し、JA 仙台 管内の少年野球チーム 15 チームが参加しました。 20 JA SENDAI 子どもたちの健全な心身の育成・発達と少年サッカーの技術向上を目的に、「JA 仙台カップ 2014 少年 低学年サッカー大会」を仙台市泉区の泉サッカー場で開催しました。 大会は、全 16 チームが参加し、1日目は4チームずつに分かれてのリーグ戦、2日目は各リーグ上位 REPORT 2 015 ■ JA仙台カップ 2チームによる決勝トーナメントと下位2チームによる交流戦トーナメントを行いました。 農業振興・地域貢献活動 ■ こども110番の設置 不審者からこどもたちや女性、高齢者を守ろうと管内 23 ヵ所の ATM コーナーに「こども 110 番」を 設置しています。 また、 営農相談車を中心に「こども110番の車」を運用。こどもにもわかりやすく、ステッカーを表示し、 より一層地域を見守る目を強くしていきます。 ※こども 110 番とは……不審者に尾行され不安になったこども等が ATM コーナー内に逃げ込み、専用のボタ ンを押すと入り口ドアが自動で施錠され、外部から侵入できなくなると同時に、提携警備会社に通知ととも に映像が送信され、さらには適格なアドバイスも受けられるシステムのことです。 ■ AED(自動体外式除細動器)の設置 全支店及び事業所35ヵ所にAEDを設置し、支店周辺で起こった心肺停止に関わる急病人やケガ人の「い ざ!」というときのために、迅速に対応できるようにしています。 ※ AED とは……突然、心臓がけいれん(心室細動)をおこし心肺停止になった場合に、心臓に電気ショック を与え心臓を正常に戻す(除細動する)器械です。 ■ 清掃活動 環境整備を目的として、定期的に店舗周辺の清掃活動を行いました。本店及び新田東支店においては、 毎月1回、店舗周辺及び最寄駅から店舗までの通勤ルートの清掃活動を行いました。 21 REPORT 2 015 リスク管理の状況 ■ リスク管理体制 組合員・利用者の皆さまに安心して JA をご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、 信頼性を高めていくことが重要です。 このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理基本 方針」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備し ています。また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを 通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。 リスク管理の状況 〔 各種リスク管理 〕 ① 信用リスク管理 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値が 減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当組合は、個別の重要案件または大口 案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店 に融資審査部署を設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、 取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審 査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、 資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の 健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の償却・引当 基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努めています。 ② 市場リスク管理 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負 債(オフ ・ バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益 が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リス クとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在して いる中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変 動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ り、収益化および財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラ ンスを重視した ALM(資産・負債管理)を基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金 融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当組合の保 有有価証券ポートフォリオ(安全かつ有利な分散投資の組み合わせ)の状況や ALM などを考慮し、 経営層で構成する ALM 委員会を定期的に開催して、運用方針およびリスク管理方針を協議したのち、 理事会において決定しています。運用部門は、理事会で決定した運用方針などに基づき、有価証券の 売買やリスクヘッジ(損失等の危機回避)を行っています。運用部門が行った取引についてはリスク 22 JA SENDAI しています。 ③ 流動性リスク管理 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難 REPORT 2 015 管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告 になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリス ク(資金繰りリスク)および市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく 不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な 流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要 討を行っています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切であるこ リスク管理の状況 素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検 とまたは外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当組合では、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスクおよび流動性 リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の 過程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、事 務手続にかかる各種規程を理事会で定め、その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとと もに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握して理事会に報告する体制を整備して、 リスク発生後の対応および改善が迅速・正確に反映ができるよう努めています。 ⑤ 事務リスク管理 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関 が損失を被るリスクのことです。 当組合では、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアル を整備するとともに、自主検査・自店検査を実施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・ 事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェッ クを行い、再発防止策を実施しています。 ⑥ システムリスク管理 システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備に伴い金融 機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被る リスクのことです。 当組合では、コンピュータシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、シ ステムの万一の災害・障害等に備え、システムリスク管理についてのマニュアルを策定しています。 23 REPORT 2 015 ■ 法令遵守体制 利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑みれ ば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますま す重要になっています。 このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹底こそ が不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上につながるとの観点にたち、コンプライアンスを重 視した経営に取り組みます。 リスク管理の状況 ■ コンプライアンス運営態勢 コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプライ アンス委員会を設置しています。 基本姿勢および遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修会 を行い全役職員に徹底しています。 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を設置し、 その進捗管理を行っています。 また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の専用 ダイヤルを設置しています。 さらに、特別報告制度(ダイレクトライン)を設けることにより、内部からのコンプライアンスに関す る通報・報告をすることができ、不祥事等の早期発見または抑制に有効な働きをしています。 ■ 金融ADR制度への対応 ① 苦情処理措置の内容 当組合では、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームペー ジ・チラシ等で公表するとともに、JA バンク相談所や JA 共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応 に努め、苦情等の解決を図ります。 当組合の相談・苦情等受付窓口(電話 0120−159−965 平日 8:30 〜17:00 金融機関の休業日 を除きます) ② 紛争解決措置の内容 当組合では、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 1)信用事業 ①の窓口または宮城県 JA バンク相談所(電話:022−264−8708 平日 9:00 〜17:00 金融機 関の休業日を除きます)にお申し出ください。 なお、外部の紛争解決機関を利用して解決を図りたい場合は、次の機関を利用できます。 24 JA SENDAI ・東京弁護士会紛争解決センター 電話 03−3581−0031 ・第一東京弁護士会仲裁センター 電話 03−3595−8588 ・第二東京弁護士会仲裁センター 電話 03−3581−2249 REPORT 2 015 〔 利用者からの直接申し立てを可能としている弁護士会 〕 〔 JA バンク相談所を通じての利用となる弁護士会 〕 ・仙台弁護士会紛争解決支援センター (JA バンク相談所を通じてのご利用となります。詳しくは上記宮城県 JA バンク相談所にお申 し出ください。) ・現地調停:東京の弁護士会と東京以外の弁護士会が、テレビ会議システム等により、共同して解決 に当ります。 ・移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に手続を移管します。 なお、現地調停、移管調停は、全国の弁護士会で実施しているものではありません。具体的内容は 上記宮城県 JA バンク相談所または東京三弁護士会にお問合せ下さい。 リスク管理の状況 (注)「東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下「東京三弁護士会」という)では、東 京以外の地域のお客様からのお申し出について、お客様の意向に基づき、お客様のアクセスに便利な 地域で手続を進める方法もあります。 2)共済事業 ①の窓口または JA 共済相談受付センター(JA 共済連全国本部 電話:0120−536−093 平日 9:00 〜17:00 土日・祝祭日および 12 月 29 日〜1月3日を除きます)にお申し出ください。 なお、中立的な外部機関を利用して解決を図ることを希望される場合は、苦情の申し出内容によ り次の外部機関を紹介いたします。 (電話 03−5368−5757) ㈳日本共済協会 共済相談所 ㈶自賠責保険・共済紛争処理機構 (電話 本 部 03−5296−5031) ㈶日弁連交通事故相談センター (電話 仙台支部 022−223−2383) ㈶交通事故紛争処理センター (電話 仙台支部 022−263−7231) ■ 内部監査体制 当組合では、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理および各部門の業 務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて 業務運営の適切性の維持・改善に努めています。 また、内部監査は、本店・支店のすべてを対象とし、中期および年度の内部監査計画に基づき実施して います。監査結果は代表理事組合長および監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部 門の改善取組状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告すること としていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに 適切な措置を講じています。 25 REPORT 2 015 ■ 個人情報保護方針 仙台農業協同組合(以下「当組合」といいます。)は、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取 り扱うことが当組合の事業活動の基本であり社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守すること を誓約します。 1.関連法令等の遵守 当組合は、個人情報を適正に取り扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「法」といいま す。 )その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライ ン等に定められた義務を誠実に遵守します。 リスク管理の状況 個人情報とは、法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別でき るものをいい、以下も同様とします。 2.利用目的 当組合は、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合および法令に より例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内でのみ個人情報を取り 扱います。 ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。 利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速や かにご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、あらか じめ明示します。 3.適正取得 当組合は、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。 4.安全管理措置 当組合は、取り扱う個人データを利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよう努め、また安全 管理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。 個人データとは、法第2条第4項が規定する、個人情報データベース等(法第2条第2項)を構成 する個人情報をいい、以下同様とします。 5.第三者提供の制限 当組合は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることな く、個人データを第三者に提供しません。 6.機微(センシティブ)情報の取り扱い 当組合は、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民 族、門地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な 範囲においてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。 7.開示・訂正等 当組合は、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。保有個人 データとは、法第2条第5項に規定するデータをいいます。 8.苦情窓口 当組合は、取り扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そのため 26 JA SENDAI 9.継続的改善 当組合は、取り扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的 な改善に努めます。 REPORT 2 015 の内部体制の整備に努めます。 ■ 情報セキュリティ基本方針 仙台農業協同組合(以下「当組合」といいます。)は、組合員・利用者等の皆さまとの信頼関係を強化し、 より一層の安心とサービスを提供するため、組合内の情報およびお預かりした情報のセキュリティの確保 と日々の改善に努めることが当組合の事業活動の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方 1.当組合は、情報資産を適正に取り扱うため、コンピュータ犯罪に関する法律、不正アクセス行為の 禁止に関する法律、I T 基本法その他の情報セキュリティに関係する諸法令、および農林水産大臣を はじめ主務大臣の指導による義務を誠実に遵守します。 リスク管理の状況 針を遵守するよう努めます。 2.当組合は、情報の取り扱い、情報システムならびに情報ネットワークの管理運用にあたり、適切な 組織的・人的・技術的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な侵入、紛失、漏えい、改ざん、 破壊、利用妨害などが発生しないよう努めます。 3.当組合は、情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリティ基本方 針に基づき、組合全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。 4.当組合は、万一、情報セキュリティを侵害するような事象が起きた場合、その原因を迅速に解明し、 被害を最小限に止めるよう努めます。 5.当組合は、上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報セキュリティ マネジメントシステムを確立し、維持改善に努めます。 ■ 金融商品の勧誘方針 当組合は、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、 組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。 1.組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、 適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。 2.組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分に理解し ていただくよう努めます。 3.不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員・利用者 の皆さまの誤解を招くような説明は行いません。 4.電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。 5.組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。 6.販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会につきましては、適切な対応に 努めます。 27 REPORT 2 015 自己資本の状況 ◇ 自己資本比率の状況 当組合では、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基 盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理および 業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 27 年3月末における自己資本比率は、17.30 %となりました。 ◇ 経営の健全性の確保と自己資本の充実 当組合の自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額 自己資本の状況 項 目 内 容 発行主体 仙台農業協同組合 資本調達手段の種類 普通出資 コア資本に係る基礎項目に算入した額 3,536 百万円(前年度 3,592 百万円) ○ 非累積的永久優先出資 項 目 内 容 発行主体 仙台農業協同組合 資本調達手段の種類 非累積的永久優先出資 コア資本に係る基礎項目に算入した額 10,510 百万円(前年度 10,510 百万円) 当組合は、 「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出し て、当 JA が抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理およびこれらのリスクに対応した十 分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 また、19 年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別 の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度 を評価することにより、経営の健全性維持・強化を図っております。 28 JA SENDAI 18.00 % 当組合の自己資本比率は、国内基準値4%、 JA バンク基本方針に基づく基準値8%の 16.00 % いずれをも上回っており、自己資本の充実 14.00 % と経営の健全性・財務の安全性が十分確保 されています。 12.00 % 10.00 % 8.00 % REPORT 2 015 20.00 % 17.30 % 6.00 % 4.00 % 2.00 % 8.00 % 0.00 % JA仙台 国内基準 国際統一基準 (JAバンク自主ルール基準) 自己資本の状況 4.00 % JA仙台の自己資本比率 自己資本の額 22,947 百万円 自己資本比率 = = 17.30 % リスクアセット+オペレーショナルリスク 132,586 百万円 (自己資本比率) 自己資本 自己資本は、コア資本にかかる基礎項目(普通出資、優先出資、内部留保、一般貸倒引当金等)−コ ア資本にかかる調整項目の額とした広義の自己資本を表します。当組合の自己資本は組合員の普通出資 によっています。コア資本にかかる基礎項目に算入した額は 22,952 百万円です。 リスクアセット 銀行などの自己資本比率を計算するうえでの資産のことで、貸出金や保有している有価証券などを損 失が発生する可能性に応じて評価しなおして算出します。例えば、安全性の高い国債は保有額がいくら 多くてもゼロとみなし、リスクの高いものはそのリスクに応じてリスクアセットに計上します。した がって、保有資産のリスクが大きければ大きいほど分母が大きくなり、自己資本比率は低下します。 オペレーショナルリスク オペレーショナルリスクとは、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務 運営の過程において、損失を被るリスクのことです。 29 REPORT 2 015 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当組合の貯金は、JA バンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険 制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。 JAバンク・セーフティネット 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 破綻未然 防止システム 貯金保険制度 破綻未然防止のための JAバンク独自の制度 貯金者等保護のための 公的な制度 ■「JAバンクシステム」の仕組み JA バンクは、全国の JA・信連・農林中央金庫(JA バンク会員)で構成するグループの名称です。組 合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JA バンク会員の総力を 結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JA バンクシステム」を運営しています。 「JA バンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱としています。 JA バンクシステム 組合員・利用者 行 政 全中全国監査機構 JA中央会 貯金保険機構 JAバンク支援協会 系統債権管理 回収機構 安心 便利 JAバンク会員の経営健全性確保 金融サービスの提供の充実 JA バンク基本方針 連携 協力・連携、 経営改善指導 JA 信連 (JAバンク 県本部) 農林中金 (JAバンク 中央本部) 破綻時の支援 破綻未然防止の 支援 不良債権の 管理・回収 破綻未然防止システム ・JA等の経営状況のモニタリング ・JA等に対する経営改善指導 ・JAバンク支援基金等による資本 注入などのサポート等 一体的事業運営 ・実質的に一つの金融機関として機 能するような運営システムの確立 ・共同運営システムの利用 ・全国どこでも統一された良質で高 度な金融サービスの提供 農林中金への指導権限の付与など 再編強化法 …(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律) 30 JA SENDAI 「破綻未然防止システム」は、JA バンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編強化 法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、 「JA バンク基本方針」を定め、JA の経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさら REPORT 2 015 ■ 破綻未然防止システムの機能 に厳しい JA バンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定して います。 また、 JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を行います。 モニタリング 個々のJA JAバンク 中央本部 ・ 県本部 「JAバンク中央本部・ 県本部」が経営改善へ の対応方針を協議、指 導し、その取組みを強 力にサポートします。 行政の基準よりもさらに 厳しいJAバンク独自の ルール基準に満たない場 合は、状況に応じて資金 運用によるリスクを一定 の範囲に制限しながら、 経営改善に取組みます。 指導 JAバンク 独自の基準 に満たない JA 経営改善 への 取組み 経営健全性の 向上 健全なJA 支援 経営改善への取組み や事業運営形態の見 直し(事業譲渡、合併) な ど を 行 うJAに は、 「JAバンク支援基金」 からの資本注入など の支援を行います。 JAバンク 支援基金 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 全国のJA・信連・農林中金 の代表者で構成される「JA バ ン ク 中 央 本 部」を 設 置。 県段階では、信連に「JAバ ンク県本部」を設置し個々 のJAの財務状況、業務体制 などのチェック(モニタリ ング)を行い、問題点の早 期発見につとめます。 事業形態の 見直し ■「一体的な事業推進」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JA バンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営シ ステムの利用、全国統一の JA バンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取組みをしています。 ■ 貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金等の払出しができなくなった場合などに、貯金者等を保護 し、また、資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度です。 この制度は、銀行・信金・信組・労金等が加入する「預金保険制度」と同様の内容になっています。 31 REPORT 2 015 事業のご案内 指導事業等 当組合では、組合員の営農を支援するための営農指導事業をはじめ、農業倉庫、カントリーエレベーター、 育苗センターなどの共同利用施設を運営しています。また、各種の生活文化活動や食農教育を通じて、組 合員や地域の皆さまとの「絆」を大事にしながら、暮らしのお手伝いをさせていただいております。 販売事業 販売事業は、米や野菜などの組合員が生産した農産物を販売する業務です。販売先には、全農、市場、卸・ 小売業者等があります。また、管内スーパー等での農産物販売(インショップ)を展開し、新鮮な地場産 事業のご案内 農産物を提供しています。 直販事業 直販事業では、組合員が生産した農産物を中間取引なく、当組合が直接お客さまへお届けします。当組 合直営の農産物直売所において、新鮮な地場産農産物を提供するほか、豆腐・惣菜などの加工品、野菜を 使ったスイーツなども提供しています。また、米供給センターでは JA 仙台産の安全・安心なお米を提供 しています。 このような取組みを通して、皆さまに喜んでいただける新商品の開発、ブランド化を目指しております。 購買事業 購買事業は、肥料、農薬等の農業生産資材や、食品、LP ガス、灯油、ガソリン燃料等の生活関連資材 を供給する業務です。また、車検や農業機械の整備・点検・修理も購買事業の一つです。 (1)営農センター資材館 肥料、農薬等農業生産に必要な資材を中心に、食品等一部の生活関連資材を組合員や地域の皆さま へ供給を行っています。また、随時、電話・FAX による注文も受付し、提携運送会社より配送も行っ ています。 (2)ガス供給センター 賃貸住宅および個人住宅から飲食店等の各種事業者まで、LP ガスの供給を行っています。 (3)給油所(GS) 管内2つの給油所にて、ガソリン・軽油等の供給を行っています。また、灯油の配送も行っています。 (4)機械化センター(SS) 管内4つの機械化センターにて、車検(仙台機械化センターのみ取扱い)や農業機械の整備・点検・ 修理を行っています。また、根白石機械化センターでは灯油等の配送も行っております。 葬祭事業 葬祭事業は、皆さまの万一のときの葬儀一式を取り扱う業務です。葬祭センターにて、取り扱っています。 32 JA SENDAI 宅地等供給事業は、組合員の土地の有効活用、アパート経営、賃貸住宅の斡旋等の不動産に関する業務 のことです。管内5つの不動産センターにて、業務を行っています。 信用事業 REPORT 2 015 宅地等供給事業 信用事業は、貯金、融資、為替等いわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。 当組合の信用事業は、JA・農林中央金庫という二段階の組織が有機的に結びついた「JA バンクシステ ム」の一員として、大きな力を発揮しています。 ◇ 貯金のご案内 組合員はもちろん、地域の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。 特 徴 当 座 貯 金 手形・小切手などをお使いいただく場合の貯金です。 普 通 貯 金 個人、法人ともご利用いただけます。公共料金などの自 動支払、給料、年金などの受取にもご利用下さい。 総 合 口 座 普通貯金に定期貯金や定期積金をセットすることがで き、セットした定期貯金や定期積金を担保として一定の 範囲内で自動融資がご利用になれます。 通 知 貯 金 個人、法人ともご利用いただけます。お預入は7日間以 上、お引出しの時は2日前にご通知いただく貯金です。 期 間 お預入金額 自 由 1円以上 7日以上 5万円以上 1円以上 納税準備貯金 税金の支払いに備える貯金です。 貯 蓄 貯 金 利便性と有利性を併せもった貯金です。基準残高は1,000 円以上で、残高に応じて利率がステップアップします。 自 由 ス 定 ー 期 パ 貯 ー 金 1か月から5年間までのお預入れ期間で、幅広いニーズ に対応できる定期貯金です。 大口定期貯金 お預入れ金額が1千万円以上の高利回りの定期貯金で す。 定型方式 1、2、3、6か月 1、2、3、4、5年 満期日指定方式 1か月超5年未満 期 定 日 期 指 貯 定 金 個人の方がご利用でき、利息の計算は1年複利で、3年 にわたり預入れができる定期貯金です。 最長3年 (据置1年) 1円以上 3百万円未満 変 定 動 期 金 貯 利 金 お預入れ期間中、半年ごとに金利が変動します。 定型方式 1、2、3年 1円以上 積立式定期貯金 〈エンドレス型〉 積立期間や満期日を定めずに積立てる定期貯金です。 事業のご案内 貯金の種類 1円以上 1千万円以上 積立回数無制限 積立式定期貯金 〈満 期 型〉 最初の預入日に満期日を指定して積立てる定期貯金で す。 積立期間6か月〜10年 据置期間1か月〜3年 積立式定期貯金 〈年 金 型〉 受取開始以降最長20年間年金として、積立てた元利金 を分割してお受取りになれる定期貯金です。 積立期間12 か 月 以 上 据置期間2か月〜10年 受取期間3か月〜20年 定 期 積 金 〈定 額 式〉 掛金を毎回定額とし、積立てするものです。 定 期 積 金 〈目 標 式〉 目標金額に応じて積立てするものです。 定 期 積 金 〈満期分散式〉 定額式と逓増式とを組み合わせたもので、期間を設定し 積立てするものです。 積立ごとに 1円以上 6か月〜10年 1,000円以上 2年〜10年 1,000円以上 33 REPORT 2 015 ◇ 融資のご案内 組合員や地域の皆さまの営農と暮らしに必要な資金をはじめ、東日本大震災で被災された方々をサポー トするための災害復旧資金も取り扱っております。また、地域経済の発展に貢献するために地方公共団体 等への融資も行っております。 種 類 お使いみち 融資金額 融資期間 ご返済方法 担保・保証等 担保貯金の範囲内 担保貯金の 満期日以内 で1年以内 期日一括返済 定期貯金 定期積金 共済積立金額の80%以内 5年以内 期日一括返済 元金均等返済 元利均等返済 共済証書 農地以外の取得 事業費の範囲内 15年以内 金 農地の取得等 事業費の範囲内 35年以内 相続税納付資金 相続税の納付 納付予定額の範囲内 20年以内 賃貸住宅ローン アパート等の建築資金 事業費の範囲内 35年以内 貯金担保貸付金 お使いみち自由 共済証書貸付金 土 地 取 得 資 金 営 農 資 事業のご案内 住 宅 ロ ー ン 自宅等の新築・ 増改築・購入資金 5,000万円以内 35年以内 教 育 ロ ー ン お子様の教育資金 500万円以内 13年以内 お車の購入 500万円以内 7年以内 100万円以内 300万円以内 1年契約の 更新型 7年以内 マイカーローン カ ー ド ロ ー ン ワイドカードローン お使いみち自由 農 機 具 ロ ー ン 農機具の購入 600万円以内 農機ハウスローン 農機具の購入 資材格納庫の建設 1,000万円以内 アグリマイティー資金 農業生産・加工・ 販売等の資金 事業費の100%以内 「担い手」農業資金 (証書貸付) 農機具等の購入 1,000万円以内 「担い手」農業資金 (当座貸越) 担い手応援ローン (証書貸付) 農 ロ ー アグリドリームローン アグリスーパー資金 農業経営等の資金 原則不要です。 た だ し 保証機 関 の 保 証が必 要です。 元金均等返済 元利均等返済 農産物 販売代金等 担 保・ 保 証 人 が 必 要 と なる 場 合 が あ りま す。 1年契約の 更新型 農産物 販売代金等 1,500万円以内 1年契約の 更新型 (ただし前年度販売実績の範囲内) 農産物 販売代金等 原則不要です。 た だ し 保 証機 関 の 保 証 が必 要です。 元金均等返済 元利均等返済 原則不要です。 た だ し 保証機 関 の 保 証が必 要です。 300万円以内 (ただし前年度販売実績の範囲内) 販売代金の範囲内 (ただし所定の対象品目のみ) ・住宅等の復旧資金 東日本大震災災害復旧 1,000万円以内 ・農機具等の復旧資金 支援資金(宮城県農業 15年以内 ・その他災害復旧に (うち生活資金200万円以内含) 信用基金協会保証型) 要する資金 34 毎月返済 担 保・ 保 証 機 関 の 保 証が必 要です。 期日一括返済 元金均等返済 1,000万円以内 営農等の資金 元金均等返済 元利均等返済 担 保・ 保 証 人 が必要です。 1年以内 農業運転資金 ン 期日一括返済 元金均等返済 元利均等返済 10年以内 2,000万円以内 1年契約の 更新型 (ただし年間農業収入額の80%以内) 担い手応援ローン (当座貸越) 営 10年以内 元金均等返済 元利均等返済 原則不要です。 た だ し 保証機 関 の 保 証が必 要です。 JA SENDAI お使いみち 融資金額 融資期間 ・住宅等の復旧資金 東日本大震災災害復旧 1,000万円以内 ・農機具等の復旧資金 支援資金(JA 仙台独 15年以内 ・その他災害復旧に (うち生活資金200万円以内含) 自資金) 要する資金 ご返済方法 担保・保証等 元金均等返済 元利均等返済 担 保・ 保 証 人 が必要です。 元金均等返済 元利均等返済 原則不要です。 た だ し 保 証人 が 必 要 と なり ます。 元金均等返済 原則不要です。 た だ し 保 証機 関 の 保 証 が必 要です。 東日本大震災農業生産 対策交付金にかかる農 業資金 東日本大震災農業生 産対策交付金補助事 業に要する資金 東日本大震災農業生産対策交 付金補助事業の国の補助残額 の範囲内 JAグ ル ー プ 宮 城 東日本大震災対応緊急 資金(原発事故) 農業経営に必要な経 営資金 東京電力への損害賠償請求予 定額の範囲内(ただし、1,000 万円以内) 制 度 資 金 融 資 国、宮城県、関係市・町の各種制度資金の融資を取り扱っています。 公庫等受託業務 株式会社日本政策金融公庫資金等の申込み取次ぎ業務を行っております。 20年以内 7年以内 【各種貸出金のご利用にあたっての留意事項】 1)借入申込に際しましては、当組合および保証機関の所定の審査がございます。審査の結果がご希望 にそえない場合がございます。 事業のご案内 ※一部取扱期間が定められている商品がございます。 REPORT 2 015 種 類 2)貸出金のご利用は、ご本人の収入等から無理なく返済できるよう計画的に行って下さい。特に、変 動金利の貸出金は定期的に利率を見直しますので、金利情勢により当初借入利率より高くなることが ございます。 3)担保を設定した場合、担保価格が下落しますと、担保の追加等をお願いすることがございます。 ◇ 為替業務 全国銀行内国為替制度加盟のどこの金融機関にでも、振込・送金や手形・小切手などの取立が安全、確 実、迅速にできる内国為替を取り扱っています。 ◇ その他業務 年金などの各種自動受取や公共料金などの各種自動支払の申込を受け付けています。また、国債の窓口 販売や公金・日銀歳入金の収納なども取り扱っています。 業務の種類 内 容 年金・給与等の自動受取 当組合の貯金口座を指定することにより、各種年金、給与、ボーナスなどの自動受取ができます。 公共料金等自動振替 電話・電気・ガス・水道・NHK 放送受信料の5大公共料金をはじめ、各種料金の支払いが、 お申込みにより当組合の指定貯金口座から自動振替されます。 J A カ ー ド の 取 扱 三菱 UFJ ニコス㈱が発行する JA カードの申込みを受け付けています。 公 固定資産税など市町村に支払うお金を、当組合窓口で収納しています。 金 の 収 納 日 銀 歳 入 金 の 収 納 相続税などの日銀歳入金を、当組合窓口で収納しています。 (代理業務) 国 債 等 の 窓 口 販 売 新型窓口販売型国債ならびに個人向け国債を、当組合窓口でお求めになれます。 投資信託の窓口販売 公社債・株式投資信託がお求めになれます。 ネ インターネットに接続されているパソコン、携帯電話から残高照会、振込、振替等のサービ スがご利用できます。 ッ ト バ ン ク (注)平成 18 年 10 月1日、協同クレジットサービス㈱は、三菱 UFJ ニコス㈱(合併時、UFJ ニコス㈱)と合併しました。 35 REPORT 2 015 事業のご案内 36 共済事業 JA共済は、皆さまの暮らしに安心をお届けするために、大規模な自然災害に対しても十分に備えてまいりま した。これからも、確かな保障力で皆さまの信頼と期待にお応えできるよう、健全な経営に努めてまいります。 JA SENDAI REPORT 2 015 事業のご案内 平成26年度全国共済農業協同組合連合会(略称:全共連/愛称:JA共済連)資料より 37 REPORT 2 015 事業のご案内 JA共済災害シートの提供 アンパンマンキャラバン 平成26年度全国共済農業協同組合連合会(略称:全共連/愛称:JA共済連)資料より 38 JA SENDAI 1.貸借対照表 平成 25 年度(平成 26 年3月 31 日現在) 平成 26 年度(平成 27 年3月 31 日現在) 資産の部合計 310,783,778 負債及び純資産の部 1.信 用 事 業 負 債 (1)貯 金 (2) 借 入 金 (3)その他の信用事業負債 未 払 費 用 そ の 他 の 負 債 2.共 済 事 業 負 債 (1)共 済 借 入 金 (2) 共 済 資 金 (3)共 済 未 払 利 息 (4)未 経 過 共 済 付 加 収 入 (5)その他の共済事業負債 3.経 済 事 業 負 債 (1) 経 済 事 業 未 払 金 (2)経 済 受 託 債 務 (3)その他の経済事業負債 4. 設 備 借 入 金 5.雑 負 債 (1)未 払 法 人 税 等 (2)資 産 除 去 債 務 (3)そ の 他 の 負 債 6. 諸 引 当 金 (1)賞 与 引 当 金 (2)退 職 給 付 引 当 金 (3)役 員 退 職 慰 労 引 当 金 (4)災 害 損 失 引 当 金 固定資産除去損失引当金 (5) 7.繰 延 税 金 負 債 再評価に係る繰延税金負債 8. 負 債 の 部 合 計 1. 組 合 員 資 本 (1)出 資 金 (うち優先出資金) (2)資 本 準 備 金 (3)再 評 価 積 立 金 (4)利 益 剰 余 金 利 益 準 備 金 その他利益剰余金 営農・農業振興積立金 教育研修基金積立金 信用事業基盤強化積立金 施設整備等積立金 税効果調整積立金 経営安定対策積立金 圧 縮 積 立 金 特 別 積 立 金 当期未処分剰余金 (うち当期剰余金) (5)処 分 未 済 持 分 2.評 価 ・ 換 算 差 額 等 (1)その他有価証券評価差額金 (2)土 地 再 評 価 差 額 金 純 資 産 の 部 合 計 314,388,960 負債及び純資産の部合計 (単位:千円) 平成25年度 282,111,338 276,412,533 4,336,469 1,362,334 150,765 1,211,569 1,461,266 432,067 540,265 5,870 481,424 1,638 1,095,199 1,071,087 15,092 9,019 147,328 836,801 346,508 1,992 488,299 1,726,381 258,005 1,345,312 35,710 25,571 61,781 29,987 823,152 288,231,455 21,126,180 14,102,140 10,510,000 4,400 2,251 7,087,814 3,633,029 3,454,784 163,000 243,000 560,000 275,000 ─ ─ 196,891 845,680 1,171,212 (767,101) △ 70,425 1,426,142 823 1,425,318 22,552,323 310,783,778 平成26年度 285,664,532 280,241,428 4,321,792 1,101,311 119,607 981,704 1,572,852 498,808 600,793 5,881 466,314 1,054 640,673 605,896 25,803 8,973 126,321 795,136 259,116 2,016 534,004 1,592,975 251,734 1,298,310 42,930 ─ ─ ─ 824,339 291,216,830 21,748,891 14,046,592 10,510,000 4,400 2,251 7,765,927 3,793,029 3,972,897 203,000 283,000 700,000 355,000 45,000 130,000 182,556 885,680 1,188,660 (722,228) △ 70,279 1,423,238 161 1,423,076 23,172,130 314,388,960 決算の状況 資 産 の 部 平成25年度 平成26年度 1.信 用 事 業 資 産 291,005,094 294,596,642 (1) 現 金 1,010,071 1,140,236 (2) 預 金 175,478,236 181,399,416 系 統 預 金 173,885,944 180,216,225 系 統 外 預 金 1,592,292 1,183,190 (3) 有 価 証 券 11,299,105 10,929,054 国 債 7,101,226 7,930,017 政 府 保 証 債 4,197,879 2,999,036 (4) 貸 出 金 104,363,652 102,089,479 (5)その他の信用事業資産 246,939 281,459 未 収 収 益 211,023 243,385 そ の 他 の 資 産 35,916 38,073 (6)貸 倒 引 当 金 △ 1,392,911 △ 1,243,003 2.共 済 事 業 資 産 444,988 508,692 (1)共 済 貸 付 金 435,879 500,927 (2)共 済 未 収 利 息 5,920 5,881 (3)その他の共済事業資産 3,276 3,587 △ 1,702 (4) 貸 倒 引 当 金 △ 87 3.経 済 事 業 資 産 1,884,098 1,500,555 (1)経 済 事 業 未 収 金 1,298,616 1,153,054 (2) 経 済 受 託 債 権 126,081 16,193 (3)棚 卸 資 産 449,283 317,207 購 買 品 443,060 310,380 その他の棚卸資産 6,223 6,826 (4) その他の経済事業資産 38,841 35,211 △ 21,111 (5) 貸 倒 引 当 金 △ 28,723 4. 雑 資 産 163,203 103,799 5.固 定 資 産 9,967,733 10,250,908 (1)有 形 固 定 資 産 9,939,880 10,227,080 建 物 7,115,753 7,178,139 機 械 装 置 1,783,752 1,839,734 土 地 6,104,483 6,101,453 建 設 仮 勘 定 10,073 420,587 その他有形固定資産 1,852,528 1,874,139 減 価 償 却 累 計 額 △ 6,926,710 △ 7,186,973 (2)無 形 固 定 資 産 27,852 23,827 6.外 部 出 資 7,318,660 7,323,874 (1)外 部 出 資 7,319,607 7,324,858 系 統 出 資 7,091,507 7,091,508 系 統 外 出 資 228,100 233,350 (2)外部出資等損失引当金 △ 947 △ 983 7.繰 延 税 金 資 産 ─ 103,927 8.繰 延 資 産 ─ 560 REPORT 2 015 決 算 の 状 況 39 REPORT 2 015 2.損益計算書 平成 25 年度(平成 25 年4月1日から平成 26 年3月 31 日まで) 平成 26 年度(平成 26 年4月1日から平成 27 年3月 31 日まで) (単位:千円) 平成25年度 平成26年度 科 目 1. 事 業 総 利 決算の状況 益 5,886,922 5,716,884 購 買 事 業 収 益 5,120,690 4,258,562 信 用 事 業 収 益 3,671,075 3,472,607 購 買 品 供 給 高 4,886,056 4,033,993 資 金 運 用 収 益 3,354,223 3,240,878 修理サービス料 197,065 194,457 (う ち 預 金 利 息) 1,186,442 1,209,348 そ の 他 の 収 益 37,568 30,111 (うち有価証券利息) 190,478 136,779 購 買 事 業 費 用 4,401,070 3,535,601 (う ち 貸 出 金 利 息) 1,977,302 1,894,750 購買品供給原価 4,150,489 3,294,649 役務取引等収益 72,901 71,930 購 買 品 供 給 費 218,509 221,869 その他経常収益 243,950 159,798 そ の 他 の 費 用 32,071 19,081 信 用 事 業 費 用 655,125 676,117 (うち貸倒引当金繰入額) 361 ─ 資 金 調 達 費 用 323,504 289,854 (うち貸倒引当金戻入益) ─ △ 7,851 (う ち 貯 金 利 息) 299,493 267,596 (う ち 貸 倒 損 失) 101 57 (うち給付補塡備金繰入) 6,460 7,368 購 買 事 業 総 利 益 719,620 722,961 (う ち 借 入 金 利 息) 6,067 5,626 177,615 178,876 (うちその他支払利息) 11,482 9,262 料 113,904 104,036 役務取引等費用 19,215 19,102 そ の 他 の 収 益 63,710 74,840 その他経常費用 312,405 367,160 販 売 事 業 費 用 31,993 31,095 (うち貸倒引当金戻入益) △ 187,556 △ 143,122 費 5,775 5,503 販 売 事 業 収 益 販 売 販 手 数 売 信 用 事 業 総 利 益 3,015,949 2,796,489 そ の 他 の 費 用 26,218 25,592 共 済 事 業 収 益 1,505,907 1,542,002 販 売 事 業 総 利 益 145,621 147,780 共 済 付 加 収 入 1,458,495 1,480,302 233,663 211,589 共済貸付金利息 12,313 12,941 直 料 165,781 136,736 そ の 他 の 収 益 35,098 48,758 そ の 他 の 収 益 67,881 74,852 共 済 事 業 費 用 83,669 88,595 直 販 事 業 費 用 77,053 82,064 共済借入金利息 12,369 12,940 直 用 9,625 9,422 共 済 推 進 費 33,893 35,363 そ の 他 の 費 用 67,428 72,642 共 済 保 全 費 900 1,141 直 販 事 業 総 利 益 156,609 129,524 そ の 他 の 費 用 36,506 39,150 農業倉庫事業収益 69,171 68,938 9 1,614 農業倉庫事業費用 9,586 10,600 1,453,406 農 業 倉 庫 事 業 総 利 益 59,584 58,337 カントリーエレベーター事業収益 111,755 137,688 カントリーエレベーター事業費用 25,321 29,665 カントリーエレベーター事業総利益 86,434 108,023 (うち貸倒引当金繰入額) 共 済 事 業 総 利 益 40 平成25年度 平成26年度 科 目 1,422,238 直 販 事 業 収 益 販 販 手 数 費 JA SENDAI 平成25年度 平成26年度 科 目 15,544 3 . 事 外 収 益 110,373 143,110 取 雑 利 息 2,160 1,999 12,608 受 取 出 資 配 当 金 73,645 73,810 80,964 86,531 賃 料 16,405 16,161 共同防除事業費用 78,920 84,019 償 却 債 権 取 立 益 1,443 253 共同防除事業総利益 2,043 2,512 外部出資等損失引当金戻入益 23 ─ 育苗センター事業収益 46,360 46,860 入 16,695 50,885 育苗センター事業費用 20,235 19,594 4 . 事 業 外 費 用 24,030 11,903 育苗センター事業総利益 26,125 27,266 支 払 雑 利 息 2,383 2,082 堆肥センター事業収益 415 ─ 外部出資等損失引当金繰入 ─ 36 堆肥センター事業費用 87 ─ 寄 付 金 2,000 30 堆肥センター事業総利益 327 ─ 雑 損 失 19,647 9,754 その他利用事業収益 196 益 969,406 885,314 その他利用事業費用 17 益 231,118 1,152 その他利用事業総利益 179 125 固 定 資 産 処 分 益 171,132 1,152 葬 祭 事 業 収 益 343,181 360,960 災害損失引当金戻入益 14,400 ─ 葬 祭 事 業 費 用 249,645 264,115 その他の特別利益 45,585 ─ 葬 祭 事 業 総 利 益 93,536 失 158,956 22,970 宅地等供給事業収益 299,573 319,375 固 定 資 産 処 分 損 68,348 19,856 宅地等供給事業費用 23,466 23,336 減 失 37,038 3,113 宅地等供給事業総利益 276,106 296,038 災 害 に よ る 損 失 53,569 ─ 農用地利用調整事業収益 83,323 92,103 税 引 前 当 期 利 益 1,041,568 863,496 農用地利用調整事業費用 83,119 87,304 法人税・住民税及び事業税 361,547 275,230 農用地利用調整事業総利益 204 4,798 法 人 税 等 調 整 額 △ 87,079 △ 133,962 介護保険事業収益 455 281 法 計 274,467 141,267 介護保険事業費用 339 197 当 金 767,101 722,228 介護保険事業総利益 115 84 当 期 首 繰 越 剰 余 金 328,768 451,344 指 導 事 業 収 入 74,063 18,960 再 評 価 差 額 金 取 崩 額 59,509 751 指 導 事 業 支 出 204,721 158,878 圧 縮 積 立 金 取 崩 額 15,833 14,334 指 導 事 業 収 支 差 額 △ 130,658 △ 139,918 当 期 未 処 分 剰 余 金 1,171,212 1,188,660 15,297 ライスセンター事業費用 2,411 2,935 ライスセンター事業総利益 12,885 共同防除事業収益 2. 事 業 理 費 5,003,859 4,962,776 3,714,650 3,652,661 業 務 費 220,556 216,241 金 146,670 170,892 費 881,045 886,692 その他事業管理費 40,936 36,287 883,063 754,108 施 担 設 業 利 益 収 常 利 別 96,844 6 . 特 費 負 雑 58 5 . 特 件 税 貸 183 経 人 諸 事 管 受 利 別 損 損 人 期 税 損 等 剰 合 余 決算の状況 業 ライスセンター事業収益 REPORT 2 015 平成25年度 平成26年度 科 目 41 REPORT 2 015 3.注記表 4.引当金の計上基準 (1)貸倒引当金 【平成26年度】 Ⅰ.重要な会計方針に係る事項に関する注記 1.有価証券の評価基準及び評価方法 (1)満期保有目的の債券…償却原価法(定額法) (2)その他有価証券 貸倒引当金は、 あらかじめ定めている資産査定規程、 経理規程及び資産の償却・引当規程に則り、次のとお り計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生して いる債務者に係る債権及びそれと同等の状況にある債 ①時価のあるもの…期末日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部純資産直入法に より処理し、売却原価は移動平均 法により算定) ②時価のないもの…移動平均法による原価法 務者に係る債権については、債権額から、担保の処分 可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、 その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破 綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債 なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整 権については、債権額から担保の処分可能見込額及び と認められる部分については償却原価法による取得価 保証による回収が可能と認められる額を控除し、その 額の修正を行っています。 残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必 決算の状況 2.棚卸資産の評価基準及び評価方法 要と認められる額を計上しています。 (1)購買品(肥料、農薬、飼料等の単品数量管理品目) 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した ……最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額 金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上して は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によ り算定) (2)購買品(その他の数量売価併用管理品) います。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第 57条の9により算定した金額に基づき計上しています。 ……売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益 すべての債権は、資産査定規程に基づき、資産査定 性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定) 部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定 (3)その他の棚卸資産(原材料・貯蔵品) ……個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性 の低下に基づく簿価切下げの方法により算定) 3.固定資産の減価償却の方法 (1)有形固定資産 ①建物(建物付属設備を除く) a)平成10年3月31日以前に取得したもの 監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に 基づいて上記の引当を行っています。 (2)賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支 給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。 (3)退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末におけ …旧定率法 る退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事 b)平成10年4月1日から平成19年3月31日まで 業年度に発生していると認められる額を計上していま に取得したもの …旧定額法 c)平成19年4月1日以後に取得したもの …定額法 ②建物(建物付属設備を除く)以外 a)平成19年3月31日以前に取得したもの …旧定率法 b)平成19年4月1日以後に取得したもの …定率法 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法 に規定する方法と同一の基準によっています。 (2)無形固定資産 定額法を採用しています。 なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合に おける利用可能期間(5年及び10年)に基づく定額法 により償却しています。 す。 a)退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当 事業年度までの期間に帰属させる方法については、期 間定額基準によっています。 b)数理計算上の差異、過去勤務債務費用及び会計基準 変更時差異の費用処理方法 数理計算上の差異については、各事業年度の発生 時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年 数(10年)による定額法により按分した額を、それぞ れ発生の翌事業年度から費用処理することとしていま す。 過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務 期間以内の一定の年数(5年)による定額法により費 用処理しています。 (4)役員退職慰労金引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金 42 JA SENDAI (5)外部出資等損失引当金 Ⅳ.貸借対照表に関する注記 1.オペレーティング・リース取引の内容 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるた ファイナンス・リース取引以外の、所有権が当組合に移 め、出資形態が株式のものについて有価証券の評価と 転しないオペレーティング・リース取引については、通常の 同様の方法により、必要と認められる額を計上してい 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 ます。 5.リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも なお、解約可能なオペレーティング・リース取引(一契 約300万円を超えるもの)の解約金は161,119千円です。 2.担保に供されている資産 の以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適 担保に供している資産等は次のとおりです。 用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の ①指定金融機関の取扱いに対して質権設定 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 6.消費税等の会計処理方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっ ています。 ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は当事業 7.記載金額の端数処理方法 …預 金 36,150千円 ②日銀の被災地金融機関支援オペを活用した借入金 4,260,000千円に対する質権設定 …定期預金 4,260,000千円 上記のほか、為替決済用の代用として、預金10,000,000 千円を差し入れています。 3.役員との間の取引による役員に対する金銭債権 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金 理事及び監事に対する金銭債権の総額 308,271千円 額千円未満の科目又は項目については「0」で表示して 4.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 います。 決算の状況 年度の費用に計上しています。 REPORT 2 015 規程に基づく期末要支給額を計上しています。 貸出金のうち、破綻先債権額は86,628千円、延滞債権 額は2,059,776千円です。 Ⅱ.会計方針の変更に関する注記 1.退職給付に関する会計基準等の適用 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が 相当期間継続していることその他の事由により元本又は 「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利 平成24年5月17日。以下、「退職給付会計基準」といい 息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除 ます。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」 く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、 (企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日)が 法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第 平成26年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用 3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定 されることになったことに伴い、当事業年度よりこれら する事由が生じている貸出金です。 の会計基準等を適用しています。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、 これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を 破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目 見直し、割引率の決定方法について、職員の平均残存勤 的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 務期間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権はありません。3 支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単 カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払 一の加重平均割引率を使用する方法へ変更しました。 日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債 なお、この変更に伴う期首の利益剰余金並びに損益に 与える影響はありません。 権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は103,249千円で す。貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援 Ⅲ.会計上の見積りの変更に関する注記 1.一般貸倒引当金の計上方法の変更 一般貸倒引当金の計上方法は、従来、貸倒実績率で算 定した金額に基づいて計上していましたが、年度間の不 均衡を是正し財務基盤を強化するため、貸倒実績率で算 定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上 することとしました。 これにより、従来の方法と比べて、一般貸倒引当金が 268,008千円増加し、事業利益、経常利益及び税引前当 期利益が同額減少しています。 を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶 予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利と なる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3カ月以上延滞債権に該当しないものです。 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及 び貸出条件緩和債権額の合計額は2,249,654千円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金 額です。 5.土地の再評価に関する法律に基づく再評価 「土地の再評価に関する法律」 (平成10年3月31日公布 法律第34号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を 43 REPORT 2 015 改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、 再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当 額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計 上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」とし Ⅵ.金融商品に関する注記 1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 て純資産の部に計上しています。 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資 ①再評価を行った年月日 平成11年3月31日 ②再評価を行った土地の当事業年度末における時価の 合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、 残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債 や地方債などの債券による運用を行っています。 2,572,195千円 (2)金融商品の内容及びそのリスク ③同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内 31日公布政令第119号)第2条第3号に定める、当 の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出 該事業用土地について地方税法第341条第10号の土 金は、貸出先の契約不履行によってもたらされる信用 地課税台帳又は同条第11号の土地補充課税台帳に登 リスクに晒されています。 録されている価格(固定資産税評価額)により算出 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的 決算の状況 及びその他有価証券で保有しています。これらは発行 しました。 体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変 Ⅴ.損益計算書に関する注記 動リスクに晒されています。 1.固定資産減損会計に基づく減損損失の計上 借入金は、農家組合員に制度資金を転貸するための (1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認 識した資産または資産グループの概要 当事業年度に減損を計上した固定資産は、以下のと 場 所 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 用 途 種 類 当組合は、個別の重要案件又は大口案件について その他 生 出 支 店 事業用店舗 土 地 等 松島給油所 事業用店舗 土 地 等 は理事会において対応方針を決定しています。ま た、通常の貸出取引については、本店に融資審査課 地 業務外固定資産 旧坪沼倉庫 遊 休 資 産 土 (2)減損損失の認識に至った経緯 事業用店舗については、当該店舗の事業利益が2期 連続赤字であること等から、帳簿価額を回収可能価額 まで減額し、 当該減少額を減損損失として認識しました。 また、業務外固定資産については、遊休資産とされ、 早期処分対象であることから、処分可能価額で評価し、 その差額を減損損失として認識しました。 (3)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額 と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳 (単位:千円) 場 所 借入金です。また、日銀の被災地金融機関支援オペを 活用した借入42億6千万円を行っております。 おりです。 合 計 (土地) (建物) (その他)注 を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を 行っています。審査にあたっては、取引先のキャッ シュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとと もに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、 与信判定を行っています。貸出取引において資産の 健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を 厳正に行っています。不良債権については管理・回 収方針を作成・実施し、資産の健全化に取り組んで います。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金に ついては「資産の償却・引当規程」に基づき必要額 を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ②市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの 生 出 支 店 1,363 861 ─ 502 市場性リスクを的確にコントロールすることによ 松島給油所 1,606 824 ─ 782 り、収益化及び財務の安定化を図っています。この 旧坪沼倉庫 143 143 ─ ─ ため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランス 3,113 1,828 ─ 1,285 を重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応 合 計 (注)「その他」は構築物、機械装置、器具備品等です。 (4)回収可能価額の算出方法 減損損失を計上した上記のすべての資産について、 回収可能価額は正味売却可能価額を採用しています。 また、その時価は固定資産税評価額に基づき算定し、 建物以外の償却資産については正味売却価額から減価 44 額を控除した金額として計上しています。 度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応 できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や 経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有 価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、 理事会において運用方針を定めるとともに、経営層 JA SENDAI なお、時価を把握することが極めて困難と認められる 的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部 ものについては、次表には含めず(3)に記載しています。 門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会 (単位:千円) 貸借対照表 計 上 額 で決定された方針などに基づき、有価証券の売買や リスクヘッジを行っています。運用部門が行った取 引についてはリスク管理部門が適切な執行を行って いるかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を 行い経営層に報告しています。 ③市場リスクに係る定量的情報 (トレーディング目的以外の金融商品) 当組合で保有している金融商品はすべてトレー ディング目的以外の金融商品です。当組合におい て、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受 ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券の うちその他有価証券に分類している債券、貯金及び 当組合では、これらの金融資産及び金融負債につ △ 139,383 11,327,515 26,627 425,087 ─ 104,131,812 296,745,987 280,176,703 4,321,426 284,498,130 3,285,336 3,571,040 △ 64,724 △ 365 △ 65,090 (2)金融商品の時価の算定方法 【資産】 を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの ①預金 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮 181,260,032 (注)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を 控除しています。 いて、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅 管理にあたっての定量的分析に利用しています。 差 額 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近 似していることから、 当該帳簿価額によっています。 定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.21% 満期のある預金については、期間に基づく区分ごと 上 昇 し た も の と 想 定 し た 場 合 に は、 経 済 価 値 が に、リスクフリーレートである円Libor・スワップ 289,326千円減少するものと把握しています。 レートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額と 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場 合を前提としており、金利とその他のリスク変数の 相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が 生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能 性があります。 ④資金調達に係る流動性リスクの管理 して算定しています。 ②有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっ ています。 ③貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で 市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・ 後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近 調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流 似していることから当該帳簿価額によっています。 動性の確保に努めています。また、市場流動性リス 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び クについては、投資判断を行う上での重要な要素と 期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク 位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把 フリーレートである円Libor・スワップレートで割 握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる 行っています。 金額として算定しています。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、 市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合に また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失 した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除 した額を時価に代わる金額としています。 は合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含 【負債】 む)が含まれています。当該価額の算定においては一 ①貯金 定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件 要求払貯金については、決算日に要求された場合 等によった場合、当該価額が異なることもあります。 の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。ま 2.金融商品の時価等に関する事項 (1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及び これらの差額は、次のとおりです。 決算の状況 借入金です。 預 金 181,399,416 有価証券 満期保有目的の債券 10,902,427 その他有価証券 26,627 貸出金 102,089,479 貸倒引当金 注 △ 1,243,003 貸倒引当金控除後 100,846,475 資産計 293,174,946 貯 金 280,241,428 借入金 4,321,792 負債計 284,563,220 時 価 REPORT 2 015 で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常 た、定期性貯金については、期間に基づく区分ごと に、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー トである円Libor・スワップレートで割り引いた現 在価値を時価に代わる金額として算定しています。 45 REPORT 2 015 ②借入金及び設備借入金 (単位:千円) 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で 市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行 後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額 と近似していると考えられるため、当該帳簿価額に よっています。 固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分し た当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレー トである円Libor・スワップレートで割り引いた現 在価値を時価に代わる金額として算定しています。 (3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融 種 類 貸借対照表計上額 外部出資 注 7,324,858千円 決算の状況 外部出資等損失引当金 △ 983千円 引当金控除後 7,323,874千円 (注)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについ ては、時価を把握することが極めて困難であると認められ るため、時価開示の対象とはしていません。 (4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円) 1年超 2年超 3年超 4年超 1年以内 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預 金 5年超 181,399,416 ─ ─ ─ ─ ─ 1,200,000 26,400 1,200,000 ─ 600,000 ─ 600,000 ─ 1,200,000 ─ 6,100,000 ─ 有価証券 満 期 保 有 目的の債券 その他有価証券の うち満期があるもの 貸出金(注1, 2) 8,601,771 6,944,985 6,562,459 6,364,956 6,135,647 66,377,983 合 計 191,227,587 8,144,985 7,162,459 6,964,956 7,335,647 72,477,983 (注1)貸出金のうち、貸借対照表上の当座貸越536,542千円につ いては「1年以内」に含めています。また、期限のない劣 後特約付貸出金2,802,000千円については「5年超」に含め ています。 (注2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失 した債権等1,101,676千円は償還の予定が見込まれないため、 含めていません。 (5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円) 1年以内 貯金 注 1年超 2年超 3年超 4年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 261,947,622 13,247,419 2,964,172 借入金 4,274,449 15,489 14,539 合 計 266,222,071 13,262,909 2,978,711 5年超 その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は 償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額につい ては、次のとおりです。 種 類 国 債 26,402 26,627 224 該当する事項はありません。 Ⅷ.退職給付に関する注記 1.採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基 づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制 度に加え、 同規程に基づき退職給付の一部にあてるため、 全国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度 を採用しています。 2.退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 3,586,863千円 期首における退職給付債務 156,889千円 勤務費用 53,517千円 利息費用 183,318千円 数理計算上の差異の発生額 退職給付の支払額 △ 378,203千円 3,602,385千円 期末における退職給付債務 3.年金資産の期首残高と期末残高の調整表 期首における年金資産 期待運用収益 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照 差額 注 2.当事業年度中に売却したその他有価証券 数理計算上の差異の発生額 (1)満期保有目的の債券で時価のあるもの 貸借対照表 計 上 額 (※)「貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えないも の」はありません。 (注)なお、上記評価差額から繰延税金負債62千円を差し引い た額161千円が、「その他有価証券評価差額金」に含まれて います。 3,790 207,297 1.有価証券の時価及び評価差額に関する事項 46 貸借対照表計上 額が取得原価又 は償却原価を超 えるもの (単位:千円) 取 得 原 価 又は償却原価 203,507 Ⅶ.有価証券に関する注記 361,185 ─ 63,902 425,087 (2)その他有価証券で時価のあるもの 1,247,995 (注)貯金のうち、要求払貯金及び出資予約貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。 差 額 (※)「時価が貸借対照表計上額を超えないもの」はありません。 8,801 4,723 639,513 1,252,718 630,711 時 価 債 7,903,390 8,264,576 時価が貸借 国 ─ ─ 対照表計上 地 方 債 額を超える 政 府 保 証 債 2,999,036 3,062,939 もの 合 計 10,902,427 11,327,515 商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品 の時価情報には含まれていません。 貸借対照表 計 上 額 特定退職共済制度への拠出金 退職給付の支払額 期末における年金資産 2,178,098千円 21,780千円 341千円 127,507千円 △ 211,225千円 2,116,503千円 4.退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に 計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 特定退職共済制度 表計上額、時価及びこれらの差額については、次のと 未積立退職給付債務 おりです。 未認識数理計算上の差異 3,602,385千円 △ 2,116,503千円 1,485,882千円 △ 187,572千円 JA SENDAI 1,298,310千円 その他有価証券評価差額金 退職給付引当金 1,298,310千円 資産除去債務 △ 164千円 繰延税金負債合計(B) △ 70,137千円 ・繰延税金資産の純額(A) + (B) 103,927千円 5.退職給付費用及びその内訳項目の金額 勤務費用 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 合 計 156,889千円 53,517千円 △ 21,780千円 58,856千円 247,483千円 6.年金資産の主な内訳 △ 62千円 2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 27.84% ・法定実効税率 (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 1.73% 住民税均等割等 △ 14.28% 評価性引当額の増減 おりです。 80% 税率変更による繰延税金資産の影響額 年金保険投資 17% その他 現金及び預金 3% 債券 △ 0.02% 0.84% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 16.36% 100% 合 計 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在 及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多 様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を 1.資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの (1)当該資産除去債務の概要 当組合の根白石育苗センターは、設置の際に土地所 決算の状況 Ⅹ.その他の注記 7.長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 有者との事業用定期借地権契約を締結しており、賃借 考慮しています。 8.割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項 長期期待運用収益率 1.33% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 1.08% 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のと 割引率 REPORT 2 015 貸借対照表計上額純額 期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計 0.34% 上しています。また、一部の建物に使用されている有 1.0% 害物質を除去する義務に関しても資産除去債務を計上 9.特例業務負担金の将来見込額 しています。 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及 (2)当該資産除去債務の金額の算定方法 び農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための 資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期 農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則 間は2年〜12年、割引率は0.504%〜2.164%を採用し 第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)がおこな ています。 う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した 特例業務負担金47,130千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示され平成27年3月現在における (3)当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減 期首残高 有形固定資産の取得に伴う増加額 平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、 時の経過による調整額 694,926千円となっています。 資産除去債務の履行による減少額 期末残高 1,992千円 ─ 千円 23千円 ─ 千円 2,016千円 Ⅸ.税効果会計に関する注記 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 ・繰延税金資産 貸倒引当金 113,927千円 退職給付引当金 360,720千円 賞与引当金 70,183千円 減損損失 63,326千円 未収利息未計上額 41,033千円 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計(A) 15,551千円 664,742千円 △ 490,678千円 174,064千円 ・繰延税金負債 固定資産圧縮積立金 △69,909千円 47 REPORT 2 015 【平成25年度】 Ⅰ.重要な会計方針に係る事項に関する注記 1.有価証券の評価基準及び評価方法 り計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生して (1)満期保有目的の債券…償却原価法(定額法) いる債務者に係る債権及びそれと同等の状況にある債 (2)その他有価証券 務者に係る債権については、債権額から、担保の処分 ①時価のあるもの…期末日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部純資産直入法に より処理し、売却原価は移動平均 法により算定) ②時価のないもの…移動平均法による原価法 可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、 その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破 綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債 権については、債権額から担保の処分可能見込額及び なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整 保証による回収が可能と認められる額を控除し、その と認められる部分については償却原価法による取得価 残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必 額の修正を行っています。 要と認められる額を計上しています。 2.棚卸資産の評価基準及び評価方法 (1)購買品(肥料、農薬、飼料等の単品数量管理品目) 決算の状況 ……最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額 は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によ り算定) (2)購買品(その他の数量売価併用管理品) ……売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益 性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定) (3)その他の棚卸資産(原材料・貯蔵品) ……個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性 の低下に基づく簿価切下げの方法により算定) 3.固定資産の減価償却の方法 (1)有形固定資産 ①建物(建物付属設備を除く) a)平成10年3月31日以前に取得したもの …旧定率法 b)平成10年4月1日から平成19年3月31日まで に取得したもの …旧定額法 c)平成19年4月1日以後に取得したもの …定額法 ②建物(建物付属設備を除く)以外 a)平成19年3月31日以前に取得したもの …旧定率法 b)平成19年4月1日以後に取得したもの …定率法 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法 に規定する方法と同一の基準によっています。 (2)無形固定資産 定額法を採用しています。 なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合に おける利用可能期間(5年及び10年)に基づく定額法 により償却しています。 4.引当金の計上基準 (1)貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、 48 経理規程及び資産の償却・引当規程に則り、次のとお 上記以外の債権については、それぞれ過去の一定期 間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率等に基 づき計上しています。 すべての債権は、資産査定規程に基づき、資産査定 部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定 監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に 基づいて上記の引当を行っています。 (2)賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支 給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。 (3)退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における 退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業 年度に発生していると認められる額を計上しています。 a)退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当 事業年度までの期間に帰属させる方法については、期 間定額基準によっています。 b)数理計算上の差異、過去勤務債務費用及び会計基準 変更時差異の費用処理方法 数理計算上の差異については、各事業年度の発生 時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数 (10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発 生の翌事業年度から費用処理することとしています。 過去勤務債務は、その発生時の職員の平均残存勤務 期間以内の一定の年数(5年)による定額法により費 用処理しています。 (4)役員退職慰労金引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金 規程に基づく期末要支給額を計上しています。 (5)外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるた め、出資形態が株式のものについて有価証券の評価と同 様の方法により、必要と認められる額を計上しています。 (6)災害損失引当金 東日本大震災の影響に伴う復旧費用等の支出に備え JA SENDAI (7)固定資産除去損失引当金 する事由が生じている貸出金です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、 当期において建替えのため、解体工事を行っている 破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目 建物について、その解体費のうち、工事進捗率に基づ 的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 き当期の費用として認められる額を計上しています。 5.リース取引の処理方法 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権はありません。3 カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも の以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適 用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 6.消費税等の会計処理方法 REPORT 2 015 るため、その見積額を計上しています。 日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債 権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は15,677千円です。 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図 ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっ ています。 元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる 取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は当事業 年度の費用に計上しています。 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及 び貸出条件緩和債権額の合計額は2,673,028千円です。 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金 額千円未満の科目又は項目については「0」で表示して なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金 額です。 5.土地の再評価に関する法律に基づく再評価 います。 決算の状況 7.記載金額の端数処理方法 月以上延滞債権に該当しないものです。 「土地の再評価に関する法律」 (平成10年3月31日公布 Ⅱ.貸借対照表に関する注記 1.オペレーティング・リース取引の内容 法律第34号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を 改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、 ファイナンス・リース取引以外の、所有権が当組合に移 再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当 転しないオペレーティング・リース取引については、通常の 額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」とし なお、解約可能なオペレーティング・リース取引(一契 約300万円を超えるもの)の解約金は236,929千円です。 2.担保に供されている資産 ①再評価を行った年月日 平成11年3月31日 ②再評価を行った土地の当事業年度末における時価の 担保に供している資産等は次のとおりです。 ①指定金融機関の取扱いに対して質権設定 …預 金 て純資産の部に計上しています。 36,150千円 ②日銀の被災地金融機関支援オペを活用した借入金 4,260,000千円に対する質権設定 合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 2,620,518千円 ③同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月 31日公布政令第119号)第2条第3号に定める、当 …定期預金 4,260,000千円 該事業用土地について地方税法第341条第10号の土 上記のほか、為替決済用の代用として、預金10,000,000 地課税台帳又は同条第11号の土地補充課税台帳に登 千円を差し入れています。 録されている価格(固定資産税評価額)により算出 3.役員との間の取引による役員に対する金銭債権 しました。 理事及び監事に対する金銭債権 …金銭債権 180,668千円 4.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は90,778千円、延滞債権 額は2,566,571千円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が 相当期間継続していることその他の事由により元本又は 利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利 息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除 く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、 法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第 3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定 Ⅲ.損益計算書に関する注記 1.固定資産減損会計に基づく減損損失の計上 (1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認 識した資産または資産グループの概要 当期に減損を計上した固定資産は、 以下のとおりです。 場 所 用 途 種 類 その他 生 出 支 店 営業用店舗 建 物 等 六郷給油所 営業用店舗 建 物 等 松島給油所 営業用店舗 建 物 等 長町不動産センター 営 業 用 店 舗 建 物 等 旧坪沼倉庫 遊 休 資 産 土 地 業務外固定資産 49 REPORT 2 015 (2)減損損失の認識に至った経緯 た、通常の貸出取引については、本店に融資審査課 営業用店舗については、当該店舗の事業利益が2期 を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を 連続赤字であること等から、帳簿価額を回収可能価額 行っています。審査にあたっては、取引先のキャッ まで減額し、 当該減少額を減損損失として認識しました。 シュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとと また、業務外固定資産については、遊休資産とされ、 もに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、 早期処分対象であることから、処分可能価額で評価し、 与信判定を行っています。貸出取引において資産の その差額を減損損失として認識しました。 健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を (3)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額 と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳 収方針を作成・実施し、資産の健全化に取り組んで (単位:千円) 場 所 合 計 (土地) (建物) (その他) 決算の状況 生 出 支 店 7,629 5,558 1,850 220 六郷給油所 7,148 ─ 7,148 ─ 松島給油所 2,097 ─ ─ 2,097 長町不動産センター 19,981 ─ 18,589 1,391 旧坪沼倉庫 180 180 ─ ─ 37,038 5,739 27,588 3,710 合 計 厳正に行っています。不良債権については管理・回 (注)「その他」は構築物、機械装置、器具備品等です。 (4)回収可能価額の算出方法 減損損失を計上した上記のすべての資産について、 回収可能価額は正味売却可能価額を採用しています。 また、その時価は固定資産税評価額に基づき算定し、 います。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金に ついては「資産の償却・引当規程」に基づき必要額 を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ②市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの 市場性リスクを的確にコントロールすることによ り、収益化及び財務の安定化を図っています。この ため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランス を重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応 度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応 できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や 経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有 価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、 建物等については正味売却価額から減価額を控除した 理事会において運用方針を定めるとともに、経営層 金額として計上しています。 で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常 的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部 Ⅳ.金融商品に関する注記 1.金融商品の状況に関する事項 で決定された方針などに基づき、有価証券の売買や (1)金融商品に対する取組方針 リスクヘッジを行っています。運用部門が行った取 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資 引についてはリスク管理部門が適切な執行を行って に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、 いるかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を 残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債 行い経営層に報告しています。 や地方債などの債券による運用を行っています。 (2)金融商品の内容及びそのリスク ③市場リスクに係る定量的情報 (トレーディング目的以外の金融商品) 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディ の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出 ング目的以外の金融商品です。当組合において、主要 金は、貸出先の契約不履行によってもたらされる信用 なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる リスクに晒されています。 金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他 また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的 有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。 及びその他有価証券で保有しています。これらは発行 当組合では、これらの金融資産及び金融負債につ 体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変 いて、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅 動リスクに晒されています。 を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの 借入金は、農家組合員に制度資金を転貸するための 借入金です。また、日銀の被災地金融機関支援オペを 活用した借入42億6千万円を行っております。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 50 門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会 管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮 定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.21% 上 昇 し た も の と 想 定 し た 場 合 に は、 経 済 価 値 が 264,791千円減少するものと把握しています。 当組合は、個別の重要案件又は大口案件について 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場 は理事会において対応方針を決定しています。ま 合を前提としており、金利とその他のリスク変数の JA SENDAI ています。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が 生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能 性があります。 ③貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で 市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行 ④資金調達に係る流動性リスクの管理 後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・ 似していることから当該帳簿価額によっています。 調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び 動性の確保に努めています。また、市場流動性リス 期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク クについては、投資判断を行う上での重要な要素と フリーレートである円Libor・スワップレートで割 位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把 り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる 握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を 金額として算定しています。 行っています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、 した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除 した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 は合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含 ①貯金 む)が含まれています。当該価額の算定においては一 要求払貯金については、決算日に要求された場合 定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件 の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。ま 等によった場合、当該価額が異なることもあります。 た、定期性貯金については、期間に基づく区分ごと 2.金融商品の時価等に関する事項 に、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー (1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 トである円Libor・スワップレートで割り引いた現 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及び これらの差額は、次のとおりです。 在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ②借入金及び設備借入金 なお、時価を把握することが極めて困難と認められる 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で ものについては、次表には含めず(3)に記載しています。 市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行 (単位:千円) 後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額 預 金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 貸出金 貸倒引当金(注1) 貸倒引当金控除後 資産計 貯 金 借入金 負債計 175,478,236 時 価 決算の状況 市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合に 貸借対照表 計 上 額 REPORT 2 015 相関を考慮していません。 差 額 175,297,007 △ 181,229 11,200,551 11,597,410 98,554 98,554 104,363,652 △ 1,392,911 102,970,741 106,163,984 289,748,083 293,156,956 276,412,533 276,345,493 4,336,469 4,337,077 280,749,003 280,682,570 396,858 ─ と近似していると考えられるため、当該帳簿価額に よっています。 固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分し た当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレー トである円Libor・スワップレートで割り引いた現 在価値を時価に代わる金額として算定しています。 3,193,242 3,408,872 △ 67,039 607 △ 66,432 (注1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を 控除しています。 (2)金融商品の時価の算定方法 【資産】 ①預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近 (3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融 商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品 の時価情報には含まれていません。 貸借対照表計上額 外部出資 注 外部出資等損失引当金 引当金控除後 7,319,607千円 △ 947千円 7,318,660千円 (注)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについ ては、時価を把握することが極めて困難であると認められ るため、時価開示の対象とはしていません。 似していることから、当該帳簿価額によっています。 満期のある預金については、期間に基づく区分ごと に、リスクフリーレートである円Libor・スワップ レートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額と して算定しています。 ②有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっ 51 REPORT 2 015 (4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円) 1年超 2年超 3年超 4年超 1年以内 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預 金 175,478,236 有価証券 満 期 保 有 1,200,000 目的の債券 その他有価証券の 71,000 うち満期があるもの 5年超 ─ ─ ─ ─ ─ 1,200,000 26,400 1,200,000 ─ 600,000 ─ 600,000 ─ 6,400,000 ─ 貸出金(注1, 2) 8,689,575 7,071,181 6,824,589 6,442,054 6,225,426 67,226,642 合 計 185,438,812 8,297,581 8,024,589 7,042,054 6,825,426 73,626,642 (注1)貸出金のうち、貸借対照表上の当座貸越545,580千円につ いては「1年以内」に含めています。また、期限のない劣 後特約付貸出金2,802,000千円については「5年超」に含め ています。 (注2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失 した債権等1,884,182千円は償還の予定が見込まれないため、 含めていません。 (5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 決算の状況 (単位:千円) 1年以内 1年超 2年超 3年超 4年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 貯金 注 252,488,414 13,713,138 8,528,364 借入金 4,274,677 14,449 15,489 合 計 256,763,092 13,727,587 8,543,853 883,331 14,539 897,870 560,407 8,801 569,208 5年超 238,877 8,513 247,390 (注)貯金のうち、要求払貯金及び出資予約貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。 種 類 債 券 国 債 合 計 売却額 5,750,958千円 5,750,958千円 146,986千円 146,986千円 Ⅵ.退職給付に関する注記 1.採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基 づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制 度に加え、 同規程に基づき退職給付の一部にあてるため、 全国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度 を採用しています。 2.退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 3,703,997千円 期首における退職給付債務 164,082千円 勤務費用 56,295千円 利息費用 △ 1,215千円 数理計算上の差異の発生額 退職給付の支払額 △ 336,296千円 3,586,863千円 期末における退職給付債務 3.年金資産の期首残高と期末残高の調整表 2,226,174千円 期首における年金資産 22,261千円 期待運用収益 419千円 退職給付の支払額 (1)満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照 表計上額、時価及びこれらの差額については、次のと おりです。 (単位:千円) 貸借対照表 計 上 額 時 価 差 額 債 7,002,671 7,280,249 時価が貸借 国 ─ ─ 対照表計上 地 方 債 額を超える 政 府 保 証 債 4,197,879 4,317,161 もの 合 計 11,200,551 11,597,410 133,224千円 特定退職共済制度への拠出金 1.有価証券の時価及び評価差額に関する事項 277,577 ─ 119,281 396,858 (注)「時価が貸借対照表計上額を超えないもの」はありません。 △ 203,981千円 2,178,098千円 期末における年金資産 4.退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に 計上された退職給付引当金の調整表 3,586,863千円 退職給付債務 特定退職共済制度 △ 2,178,098千円 1,408,764千円 未積立退職給付債務 未認識数理計算上の差異 △ 63,451千円 貸借対照表計上額純額 1,345,312千円 退職給付引当金 1,345,312千円 5.退職給付費用及びその内訳項目の金額 (2)その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は 勤務費用 164,082千円 償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額につい 利息費用 56,295千円 ては、次のとおりです。 期待運用収益 国 (単位:千円) 取 得 原 価 又は償却原価 種 類 貸借対照表計上 額が取得原価又 は償却原価を超 えるもの 債 97,412 貸借対照表 差額(注) 計 上 額 98,554 1,141 (注1)「貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えない もの」はありません。 (注2)なお、上記評価差額から繰延税金負債317千円を差し引 いた額823千円が、「その他有価証券評価差額金」に含まれ ています。 数理計算上の差異の費用処理額 合 計 △ 22,261千円 65,395千円 263,511千円 6.年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のと おりです。 債券 83% 年金保険投資 15% 現金及び預金 2% 合 計 52 売却益 数理計算上の差異の発生額 Ⅴ.有価証券に関する注記 種 類 2.当事業年度中に売却したその他有価証券 100% JA SENDAI 固定資産除去損失費用否認 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在 及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多 様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を 考慮しています。 その他 5.93% 0.78% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 26.35% 3.法定実効税率の変更 当事業年度において、「所得税法等の一部を改正する 8・割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項 法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公 割引率 1.5% 布され、平成26年4月1日以後に開始する事業年度から 長期期待運用収益率 1.0% 復興特別法人税が廃止されることとなりました。これに 数理計算上の差異の処理年数 10年 伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した 9.特例業務負担金の将来見込額 REPORT 2 015 7.長期期待運用収益率の設定方法に関する記載 法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する事業年度 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及 に解消が見込まれる一時差異等については、前事業年度 び農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための の29.61%から27.84%に変更されましたが、その影響額 農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則 は軽微です。 第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)がおこな う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した なお、同組合より示され平成26年3月現在における 平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、 Ⅷ.その他の注記 1.資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの (1)当該資産除去債務の概要 当組合の根白石育苗センターは、設置の際に土地所 有者との事業用定期借地権契約を締結しており、賃借 731,914千円となっています。 決算の状況 特例業務負担金47,982千円を含めて計上しています。 期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計 Ⅶ.税効果会計に関する注記 上しています。また、一部の建物に使用されている有 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 しています。 ・繰延税金資産 (2)当該資産除去債務の金額の算定方法 貸倒引当金超過額 退職給付引当金 64,656千円 資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期 372,089千円 間は2年〜12年、割引率は0.504%〜2.164%を採用し 賞与引当金 71,828千円 減損損失 66,520千円 41,382千円 未収利息未計上額 その他 42,333千円 658,812千円 繰延税金資産小計 評価性引当額 害物質を除去する義務に関しても資産除去債務を計上 △ 613,963千円 繰延税金資産合計(A) 44,848千円 ています。 (3)当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減 期首残高 有形固定資産の取得に伴う増加額 時の経過による調整額 資産除去債務の履行による減少額 期末残高 2,170千円 ─ 千円 22千円 200千円 1,992千円 ・繰延税金負債 固定資産圧縮積立金 △ 74,359千円 △ 317千円 その他有価証券評価差額金 資産除去債務 △ 158千円 繰延税金負債合計(B) △ 74,835千円 ・繰延税金負債の純額(A)+(B) △ 29,987千円 2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 ・法定実効税率 29.61% (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 1.46% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 1.05% 住民税均等割等 評価性引当額の増減 税率変更による繰延税金資産の影響額 1.43% △ 4.44% 0.03% 繰延税金資産の増加 △ 4.31% 貸倒引当金限度超過額の減少 △ 3.09% 53 REPORT 2 015 4.剰余金処分計算書 科 目 当期未処分剰余金 (単位:千円) 平成25年度 平成26年度 1,171,212 1,188,660 719,867 729,692 利益準備金 160,000 145,000 任意積立金 515,000 540,000 営農・農業振興積立金 40,000 35,000 教育研修基金積立金 40,000 35,000 140,000 140,000 施設整備等積立金 80,000 70,000 税効果調整積立金 45,000 120,000 130,000 130,000 特別積立金 40,000 10,000 優先出資配当金 33,632 33,632 普通出資配当金 11,235 11,060 451,344 458,967 剰余金処分額 信用事業基盤強化積立金 経営安定化対策積立金 決算の状況 次期繰越剰余金 (注1)優先出資配当金の配当割合は、次のとおりです。 平成 25 年度 0.32 % 平成 26 年度 0.32 % (注2)普通出資配当金の配当割合は、次のとおりです。 平成 25 年度 0.32 % 平成 26 年度 0.32 % (注3)次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額が含まれています。 平成 25 年度 40,000 千円 平成 26 年度 37,000 千円 (注4)目的積立金の種類、積立目的、積立目標額、積立基準等は次のとおりです。 【営農・農業振興積立金】 (積 立 目 的)運用果実相当額をもって地域農業の振興及び担い手育成対策の継続的な実施に資することを 目的とする。 (積立目標額)10 億円に達するまで積み立てる。 (積 立 基 準)当該事業年度の剰余金の 20 分の1に相当する金額を基準に積み立てるものとする。 ただし、当該事業年度の剰余金によりその積立額を変更することができるものとする。 (取崩基準等)積立金の取り崩しは、原則として欠損金が生じ、その補填に充てる場合のみ取り崩すものと する。 【教育研修基金積立金】 (積 立 目 的)運用果実相当額をもって組合員、役職員の教育・研修の充実をはかり、人材育成の継続的な 実施に資することを目的とする。 (積立目標額)5億円に達するまで積み立てる。 (積 立 基 準)当該事業年度の剰余金の 20 分の1に相当する金額を基準に積み立てるものとする。 ただし、当該事業年度の剰余金によりその積立額を変更することができるものとする。 (取崩基準等)積立金の取り崩しは、原則として欠損金が生じ、その補填に充てる場合のみ取り崩すものとする。 54 JA SENDAI 決算の状況 【施設整備等積立金】 (積 立 目 的)将来の JA 施設の更新、災害等による修繕や解体または新たな事業展開をはかるための施設 取得並びに固定資産減損会計に伴い発生する固定資産減損損失に充てることを目的とする。 (積立目標額)①補助金により取得した減価償却資産を、将来において更新する必要がある場合、当該補助 金により圧縮した額に達するまで計画的に積み立てるものとする。 ②期末減価償却資産の 100 分の 20 に相当する金額に達するまで積み立てるものとする。 (積 立 基 準)①補助金により取得した減価償却資産の圧縮額を、当該資産の耐用年数で除した金額を基準 に積み立てるものとする。 ②当該事業年度の剰余金の 10 分の1に相当する金額を基準に積み立てるものとする。 ③ ①と②にかかわらず、当該事業年度の剰余金によりその積立額を変更することができる ものとする。 (取崩基準等)①施設の更新または取得した場合は、その取得額を取り崩すものとする。 ②大規模な災害の発生により施設の修繕を行った場合は、その修繕額を取り崩すものとする。 ③固定資産減損損失が生じ経営に影響を与えると判断した場合は、その損失額の補填に必要 な額を取り崩すものとする。 REPORT 2 015 【信用事業基盤強化積立金】 (積 立 目 的)信用事業の店舗整備、機械化の対応、金利の自由化対応及び新たな信用システム導入に伴う 経費等に充てることを目的とする。 (積立目標額)期末貯金残高の 100 分の1に相当する金額に達するまで積み立てる。 (積 立 基 準)期末貯金残高の 1,000 分の 0.5 に相当する金額を基準に積み立てる。ただし、当該事業年度の 剰余金によりその積立率を変更することができるものとする。 (取崩基準等)①信用事業の店舗整備、機械化の対応等が必要となった場合は、その必要額を取り崩すもの とする。 ②新たな信用システムの導入により必要となった場合は、その必要額を取り崩すものとする。 ③金利変動など信用事業の著しい低下により欠損金が生じる場合は、欠損金の補填に必要な 額を取り崩すものとする。 【税効果調整積立金】 (積 立 目 的)税効果会計による繰延税金資産の取崩しの補填に備え、経営の健全性を確保することを目的 とする。 (積立目標額)繰延税金資産相当額 (積 立 基 準)積立金計上額が繰延税金資産合計額に対し 100 万円以上不足した場合に、その差額相当額を 積み立てる。 (取崩基準等)繰延税金資産の回収可能性の見直しや税率変更等に伴い、繰延税金資産合計額が 100 万円以 上減少した場合に、その差額相当額を取り崩すものとする。 【経営安定化対策積立金】 (積 立 目 的)組合の健全な発展をはかるため新たな会計基準の変更や資産償却などへの対応、さらに農林 年金制度完了に伴う一括費用処理等予想しがたい諸リスクに備えることを目的とする。 (積立目標額)7億3千万円に達するまで積み立てる。 (積 立 基 準)積立目標額の6分の1に相当する金額を基準に積み立てる。ただし、当該事業年度の剰余金 によりその積立額を変更することができるものとする。 (取崩基準等)新たな会計基準の変更等積立目的に照らして予想しがたい支出や償却等費用が生じたとき、 当該費用相当額を取り崩すことができるものとする。 55 REPORT 2 015 5.部門別損益計算書(平成 26 年度) 合計 信用 (単位:千円) 共済 農業関連 生活その他 営農指導 共通管理費等 決算の状況 事 業 収 益 ① 10,811,066 3,472,607 1,542,002 3,148,368 2,629,127 18,960 事 業 費 用 ② 5,094,181 676,117 88,595 2,418,465 1,762,057 148,945 5,716,884 2,796,489 1,453,406 729,903 867,070 △ 129,985 4,962,776 3,652,661 307,449 1,528,810 1,173,469 41,458 305,973 158,338 40,035 900,124 694,910 23,789 181,544 93,947 23,754 1,330,535 881,619 166,653 296,794 153,588 38,834 830,915 616,588 65,643 163,185 84,447 21,352 754,108 1,267,679 553,282 △ 600,632 36,155 △ 502,375 143,110 81,400 20,531 3,571 3,571 18,114 12,182 2,118 2,118 27,505 19,915 3,464 3,464 11,230 10,950 1,904 1,904 4,859 4,859 845 845 885,314 1,345,508 569,278 △ 576,590 45,480 △ 498,362 1,152 345 345 6,638 5,956 205 205 4,216 3,534 335 335 5,921 5,778 184 184 4,783 3,176 81 81 1,409 1,409 1,339,215 565,266 △ 582,176 40,881 △ 499,690 181,887 124,922 93,442 99,438 △ 499,690 1,157,328 440,344 △ 675,618 △ 58,557 事 業 総 利 益 ③ (①−②) 事 業 管 理 費 ④ (う ち 人 件 費 ⑤) (うち減価償却費⑤’) *うち共通管理費 ⑥ (う ち 人 件 費 ⑦) (うち減価償却費⑦’) 事 業 利 益 ⑧ (③−④) 事 業 外 収 益 ⑨ *うち共通部分 ⑩ 事 業 外 費 用 ⑪ *うち共通部分 ⑫ 経 常 利 益 ⑬ (⑧+⑨−⑪) 特 別 利 益 ⑭ *うち共通部分 ⑮ 特 別 損 失 ⑯ *うち共通部分 ⑰ 税引前当期利益 ⑱ (⑬+⑭−⑯) 営農指導事業分配賦額 11,903 22,970 863,496 ⑲ 営農指導事業分配賦後 税引前当期利益 ⑳ (⑱−⑲) 863,496 372,390 286,073 9,905 72,413 △ 1,019,910 37,473 △ 527,796 9,475 △ 133,453 △ 68,438 △ 11,903 △ 1,152 △ 19,856 (注1)共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、以下のとおりです。 1)共通管理費等……各 事業に配賦された職員の割合(50 %)と人件費を除いた事業管理費の割合(50 %) の平均値によります。 2)営農指導事業……信用事業、共済事業、農業関連事業及び生活その他事業について、均等割(50 %)と各 事業区分の事業総利益割(50 %)によります。 (注2)配賦割合……注1の配賦基準で算出した配賦の割合 区 分 信用事業 共通管理費等 営農指導事業 共済事業 30.0 % 36.4 % 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 29.1 % 18.7 % 16.0 % 19.9 % 7.1 % 17.8 % 25.0 % (注3)部門別の資産 区 分 56 100.0 % 100.0 % (単位:千円) 計 事業別の総資産 314,388,960 総資産 314,388,960 (共通資産配分後) (うち固定資産) 計 10,250,908 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 294,598,684 信用事業 共済事業 508,692 875,934 684,924 757 300,729,792 4,247,605 4,579,407 3,431,519 1,400,635 3,546,814 2,162,941 2,142,439 1,588,890 809,821 共通資産 17,719,965 JA SENDAI 確 認 書 REPORT 2 015 6.財務諸表の正確性等にかかる確認 1.私は、当組合の平成 26 年4月1日から平成 27 年3月 31 日までの事業年度にか かるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべ ての重要な点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されてい ることを確認いたしました。 有効に機能していることを確認しております。 (1)業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整 備されております。 決算の状況 2.この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、 (2)業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性 を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されておりま す。 (3)重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。 平成 27 年7月 29 日 仙台農業協同組合 代表理事組合長 57 REPORT 2 015 損 益 の 状 況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:百万円、口、人、%) 項 目 経 損益の状況 経 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 益 10,076 10,134 11,017 11,833 10,811 信 用 事 業 収 益 3,230 3,416 3,532 3,671 3,472 共 済 事 業 収 益 1,599 1,501 1,532 1,505 1,542 農業関連事業収益 2,436 2,477 3,227 3,808 3,148 生活その他事業収益 2,789 2,718 2,709 2,774 2,629 営農指導事業収益 20 21 16 74 18 益 45 385 1,256 969 885 常 収 常 利 当 期 剰 余 金 △ 288 △ 528 1,142 767 722 事 業 粗 利 益 5,092 5,313 6,170 5,886 5,716 金 3,680 14,172 14,144 14,102 14,046 3,680,730 14,172,436 14,144,750 14,102,140 14,046,592 出 資 出 資 口 数(口) 純 資 産 額 10,712 20,774 21,976 22,552 23,172 総 資 産 額 215,188 285,370 310,402 310,783 314,388 信 用 事 業 総 利 益 2,423 2,653 3,421 3,015 2,796 高 198,009 253,319 276,803 276,412 280,241 高 107,272 102,869 101,918 104,363 102,089 有 価 証 券 残 高 14,252 14,345 16,469 11,299 10,929 信 用 事 業 資 産 額 195,459 266,445 290,573 291,005 294,596 剰 余 金 配 当 額 ─ ─ 33 44 44 出 資 配 当 額 ─ 0 33 44 44 事業利用分量配当額 ─ ─ ─ ─ ─ 数 565 568 554 539 532 単体自己資本比率 9.94 % 17.10 % 16.88 % 16.74 % 17.30 % 貯 貸 職 金 出 残 金 員 残 (注1)当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 (注2)当組合の出資一口金額は、1,000 円です。 (注3)当組合では、信託業務の取扱いは行っていません。 (注4)「単体自己資本比率」は、 「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」 (平成 18 年金融 庁・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基 づく単体自己資本比率を記載しています。 58 JA SENDAI (単位:百万円、%) 項 目 資 金 運 用 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 収 支 3,030 2,951 △ 79 金 運 用 収 益 3,354 3,240 △ 113 資 金 調 達 費 用 323 289 △ 33 役 務 取 引 等 収 支 53 52 0 役 務 取 引 等 収 益 72 71 0 役 務 取 引 等 費 用 19 19 0 そ の 他 信 用 事 業 収 支 △ 68 △ 207 △ 138 その他信用事業収益 243 159 △ 84 その他信用事業費用 312 367 54 信 用 事 業 粗 利 益 3,015 2,796 △ 219 信 用 事 業 粗 利 益 率 1.05 % 0.96 % △ 0.09 % 事 率 1.91 % 1.84 % △ 0.07 % 総 資 産 経 常 利 益 率 0.31 % 0.28 % △ 0.03 % 資 本 経 常 利 益 率 4.43 % 3.92 % △ 0.52 % 総 資 産 当 期 純 利 益 率 0.24 % 0.23 % △ 0.02 % 資 本 当 期 純 利 益 率 3.51 % 3.19 % △ 0.31 % 業 粗 利 益 損益の状況 資 REPORT 2 015 2.利益総括表および利益率 (注1)信用事業粗利益率=信用事業総利益/信用事業資産(債務保証見返を除く)平均残高× 100 (注2)事業粗利益率=事業総利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高× 100 (注3)総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高× 100 (注4)資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高× 100 (注5)総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高× 100 (注6)資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高× 100 3.貯貸率・貯証率 (単位:%) 区 分 貯貸率 貯証率 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 期 末 37.76 36.43 △ 1.33 期中平均 37.28 37.55 0.27 期 末 4.09 3.90 △ 0.19 期中平均 5.83 4.06 △ 1.78 (注1)貯貸率(期末) =貸出金残高/貯金残高× 100 (注2)貯貸率(期中平均) =貸出金平均残高/貯金平均残高× 100 (注3)貯証率(期末) =有価証券残高/貯金残高× 100 (注4)貯証率(期中平均) =有価証券平均残高/貯金平均残高× 100 59 REPORT 2 015 4.資金運用収支の内訳 (単位:百万円、%) 平成 25 年度 項 目 平均残高 資 金 運 用 勘 定 利 息 平成 26 年度 利回り 平均残高 利 息 利回り 289,028 3,354 1.16 % 291,705 3,240 1.11 % 金 170,143 1,186 0.70 % 175,914 1,209 0.69 % う ち 有 価 証 券 16,086 190 1.18 % 11,292 136 1.21 % 金 102,797 1,977 1.92 % 104,498 1,894 1.81 % 資 金 調 達 勘 定 281,076 323 0.12 % 283,460 289 0.10 % うち貯金・定期積金 275,718 305 0.11 % 278,260 274 0.10 % う う ち 預 ち 貸 出 損益の状況 う ち 借 入 金 4,344 6 0.14 % 4,332 5 0.13 % う ち そ の 他 1,013 11 1.13 % 867 9 1.06 % 利 鞘 総 資 金 0.66 % 0.58 % (注1)総資金利鞘=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率) (注2)資金運用勘定の利息欄の預金には、農林中央金庫からの特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 5.受取・支払利息の増減額 (単位:百万円) 項 目 受 取 △ 66 △ 113 金 59 22 券 △5 △ 53 金 △ 119 △ 82 息 △ 18 △ 33 う ち 貯 金 ・ 定 期 積 金 △ 20 △ 30 う う 支 利 平成 26 年度増減額 息 う 差 平成 25 年度増減額 ち ち ち 預 有 価 貸 払 証 出 利 う ち 借 入 金 0 0 う ち そ の 他 2 △2 引 △ 48 △ 79 (注1)増減額は前年度対比です。 (注2)受取利息の預金には、農林中央金庫からの特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 60 JA SENDAI REPORT 2 015 事 業 の 概 況 1.信用事業 (1)貯金 ① 科目別貯金平均残高 種 類 (単位:百万円、%) 平成 25 年度 平均残高 平成 26 年度 構 成 比 平均残高 構 成 比 平均残高増減 93,632 34.0 95,769 34.4 2,136 当 座 貯 金 209 0.1 205 0.1 △4 普 通 貯 金 92,088 33.4 94,336 33.9 2,248 貯 蓄 貯 金 1,325 0.5 1,217 0.4 △ 107 通 知 貯 金 8 0.0 9 0.0 1 定期性貯金 181,859 66.0 182,344 65.5 484 定 期 貯 金 176,368 64.0 176,873 63.6 504 定 期 積 金 5,490 2.0 5,470 2.0 △ 19 その他の貯金 226 0.1 146 0.1 △ 79 275,718 100.0 278,260 100.0 2,542 合 計 ② 定期貯金期末残高 種 類 事業の概況 当座性貯金 (単位:百万円、%) 平成 25 年度 期末残高 平成 26 年度 構 成 比 期末残高 構 成 比 期末残高増減 定 期 貯 金 175,727 100.0 174,909 100.0 △ 817 固定金利定期 175,714 99.9 174,899 99.9 △ 815 変動金利定期 12 0.1 10 0.1 △2 (注1)固定金利定期は、預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金です。 (注2)変動金利定期は、預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金です。 (2)貸出金 ① 科目別貸出金平均残高 種 類 (単位:百万円) 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 手 形 貸 付 836 818 △ 17 証 書 貸 付 101,434 103,146 1,712 当 座 貸 越 527 533 6 割 引 手 形 ─ ─ ─ 102,797 104,498 1,701 合 計 61 REPORT 2 015 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 (単位:百万円、%) 平成 25 年度 種 類 期末残高 平成 26 年度 構 成 比 期末残高 構 成 比 期末残高増減 固定金利貸出 57,549 55.1 59,158 57.9 1,609 変動金利貸出 46,814 44.9 42,931 42.0 △ 3,883 合 計 104,363 100.0 102,089 100.0 △ 2,274 ③ 貸出金の担保別内訳残高 種 類 貯 (単位:百万円) 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 金 1,312 1,177 △ 135 券 ─ ─ ─ 産 76,454 71,978 △ 4,476 その他の担保 142 95 △ 47 小 計 77,908 73,251 △ 4,657 農業信用基金協会 3,011 2,751 △ 260 そ の 他 保 証 22,899 25,549 2,650 小 計 25,910 28,300 2,390 545 536 △9 104,363 102,089 △ 2,274 有 価 事業の概況 不 証 動 信 用 合 計 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 該当する取引はありません。 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 種 類 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 設 備 資 金 87,766 86,662 △ 1,107 運 転 資 金 16,597 15,427 △ 1,166 104,363 102,089 △ 2,274 合 計 62 (単位:百万円) JA SENDAI 平成 25 年度 種 類 農 林 水 (単位:百万円、%) 期末残高 構 成 比 期末残高 構 成 比 期末残高増減 業 5,105 4.9 4,975 4.9 △ 131 製 造 業 ・ 鉱 業 671 0.6 693 0.7 22 建 設 ・ 不 動 産 業 6,263 6.0 5,942 5.8 △ 322 電気・ガス・熱供給水道業 321 0.3 321 0.3 0 運 輸 ・ 通 信 業 661 0.6 717 0.7 56 卸売・小売・サービス業 9,223 8.8 8,213 8.0 △ 1,010 金 融 ・ 保 険 業 3,311 3.2 3,239 3.2 △ 72 地 方 公 共 団 体 5,144 4.9 4,609 4.5 △ 535 73,528 70.5 73,375 71.9 △ 284 104,363 100.0 102,089 100.0 △ 2,274 そ 産 平成 26 年度 の 他 合 計 事業の概況 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 1)営農類型別 種 類 REPORT 2 015 ⑥ 貸出金の業種別残高 (単位:百万円) 平成 25 年度 農業 平成 26 年度 増 減 1,381 1,184 △ 196 213 220 6 野菜・園芸 33 15 △ 17 果樹・樹園農業 ─ ─ ─ 工芸作物 ─ ─ ─ 3 2 0 養鶏・養卵 ─ ─ ─ 養蚕 ─ ─ ─ 1,131 946 △ 184 ─ ─ ─ 1,381 1,184 △ 196 穀作 養豚・肉牛・酪農 その他農業 農業関連団体 合 計 (注1)農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資 金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。 なお、上記⑥および⑦の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。 (注2)「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が 従となる農業者等が含まれています。 (注3) 「農業関連団体等」には、JA や全農(経済連)とその子会社等が含まれています。 63 REPORT 2 015 2)資金種類別 〔貸出金〕 (単位:百万円) 種 類 平成 25 年度 平成 26 年度 増 減 プロパー資金 1,219 1,013 △ 206 農業制度資金 161 170 9 農業近代化資金 27 53 25 その他制度資金 133 117 △ 15 1,381 1,184 △ 196 合 計 (注1)プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。 (注2)農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等 を行うことで、JA が低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の 転貸資金と②を対象としています。 (注3)その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当 します。 事業の概況 〔受託貸付金〕 該当する取引はありません。 ⑧ リスク管理債権の状況 区 分 破 先 平成 25 年度 増 減 90 86 △4 権 2,032 2,059 27 3ヵ月以上延滞債権 ─ ─ ─ 貸出条件緩和債権 15 103 87 2,138 2,249 110 滞 債 平成 26 年度 権 延 綻 (単位:百万円) 債 合 計 (注1)破綻先債権 元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息の取立て 又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以 下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲 げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じているものをいいます。 (注2)延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、 (注1)に掲げるもの及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的 として、利息の支払いを猶予したもの以外のものをいいます。 (注3)3ヵ月以上延滞債権 元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金( (注1) 、 (注2)に掲げ るものを除く。 )をいいます。 (注4)貸出条件緩和債権 債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、 債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金( (注1) 、 (注2)及び(注3)に掲げるもの を除く。 )をいいます。 64 JA SENDAI を考慮していませんので、将来発生が予想される損失の額をそのまま表すものではありません。 ⑨ 金融再生法債権区分に基づく保全状況(平成 26 年度) 債権区分 危 要 険 管 債 理 債 常 債 担 保 保 証 引 当 合 計 1,380 575 9 796 1,380 権 768 580 67 114 763 権 103 95 ─ 0 96 2,251 1,251 76 911 2,240 小 計 正 保 全 額 債 権 額 破産更生債権及び これらに準ずる債権 (単位:百万円) 権 REPORT 2 015 (注5)これらの開示額は、担保の処分等によって回収できるもの及び個別貸倒引当金に繰り入れられているもの 99,915 102,167 (注)上記の債権区分は、 「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」 (平成 10 年法律第 132 号)第6条に基 づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当組合は同法の 対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。 事業の概況 合 計 1)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 2)危険債権 経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い債権 3)要管理債権 3ヵ月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権 4)正常債権 上記以外の債権 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 平成 25 年度 区 分 期首 残高 期中 平成 26 年度 期中減少額 増加額 目的使用 その他 期末 期首 残高 残高 期中 期中減少額 増加額 目的使用 その他 期末 残高 一般貸倒引当金 141 69 ─ 141 69 69 337 ─ 69 337 個別貸倒引当金 1,501 1,351 33 1,467 1,351 1,351 928 6 1,345 928 合 計 1,642 1,421 33 1,608 1,421 1,421 1,265 6 1,414 1,265 65 REPORT 2 015 ⑫ 貸出金償却の額 (単位:百万円) 項 目 平成 25 年度 貸出金償却額 平成 26 年度 18 6 (3)内国為替取扱実績 (単位:件、百万円) 平成 25 年度 種 類 送金・振込為替 代金取立為替 事業の概況 雑 為 替 合 計 仕 向 平成 26 年度 被 仕 向 仕 向 被 仕 向 件 数 101,427 238,850 105,155 248,377 金 額 103,581 119,957 90,222 119,073 件 数 12 85 8 93 金 額 17 18 11 69 件 数 6,099 4,996 6,189 4,848 金 額 9,932 9,656 8,071 7,707 件 数 107,538 243,931 111,352 253,318 金 額 113,531 129,632 98,305 126,850 (4)有価証券 ① 種類別有価証券平均残高 区 分 国 (単位:百万円) 平成 25 年度 増 減 債 11,470 7,663 △ 3,807 債 74 ─ △ 74 政 府 保 証 債 4,541 3,628 △ 912 合 計 16,086 11,292 △ 4,794 地 方 ② 商品有価証券種類別平均残高 該当する取引はありません。 66 平成 26 年度 JA SENDAI 種 類 (単位:百万円) 1 年 超 3 年 超 5 年 超 7 年 超 期 間 の 10 年 超 3 年 以 下 5 年 以 下 7 年 以 下 10 年 以 下 定め無し 1年以下 合 計 平成 25 年度 国 債 71 26 600 2,400 4,002 ─ ─ 7,100 政府保証債 1,199 2,398 599 ─ ─ ─ ─ 4,197 債 26 ─ 1,800 2,400 3,701 ─ ─ 7,929 政府保証債 1,199 1,799 ─ ─ ─ ─ ─ 2,999 REPORT 2 015 ③ 有価証券残存期間別残高 平成 26 年度 国 ④ 有価証券の時価情報等 (単位:百万円) 平成 25 年度 種 類 時 価 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 売 買 目 的 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 満期保有目的 11,200 11,597 396 10,902 11,327 425 債 7,002 7,280 277 7,903 8,264 361 政府保証債 4,197 4,317 119 2,999 3,062 63 その他有価証券 97 98 1 26 26 0 97 98 1 26 26 0 11,297 11,695 398 10,928 11,354 425 国 国 債 合 計 事業の概況 取得価額 平成 26 年度 (注1)時価は期末日における市場価格等によります。 (注2)取得価額は、取得原価または償却原価によります。 (注3)売買目的有価証券について、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に含めます。 (注4)満期保有目的の債券について、取得価額を貸借対照表価額として計上しています。 (注5)その他有価証券について、時価を貸借対照表価額としています。 (5)その他 ① 窓販業務実績 種 類 (単位:百万円) 平成 25 年度 公共債窓販実績 平成 26 年度 29 14 ② 金銭の信託の時価情報等 該当する取引はありません。 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引 該当する取引はありません。 67 REPORT 2 015 2.共済事業 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (単位:百万円) 平成 25 年度 種 類 新契約高 平成 26 年度 保有契約高 新契約高 保有契約高 事業の概況 生命総合共済 13,901 315,872 14,056 298,367 終 身 共 済 6,373 156,397 7,769 151,835 定期生命共済 84 4,318 236 4,063 養老生命共済 6,854 144,514 5,465 131,869 こども共済 797 27,791 896 27,504 医 療 共 済 497 5,799 245 5,703 が ん 共 済 ─ 463 ─ 431 定期医療共済 ─ 3,897 ─ 3,672 介 護 共 済 91 91 339 430 年 金 共 済 ─ 392 ─ 361 建物更生共済 66,578 609,446 62,621 615,505 合 計 80,480 925,319 76,677 913,873 (注1)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加され た定期特約金額を含む) 、年金共済は付加された定期特約金額)です。 (注2)こども共済は養老生命共済の内書です。 (注3)平成5年度以前に契約された養老生命、こども、長期定期生命、終身、年金の各共済契約については、生 命総合共済に合算して計上しています。 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (単位:百万円) 平成 25 年度 種 類 新契約高 平成 26 年度 保 有 高 新契約高 保 有 高 医 療 共 済 7 34 8 42 が ん 共 済 1 7 1 9 定 期 医 療 共 済 0 6 0 6 合 計 9 48 10 57 (注)金額は、入院共済金額を表示しています。 (3)介護共済の介護共済金額保有高 平成 25 年度 種 類 介 護 共 新契約高 済 197 (注)金額は、介護共済金額を表示しています。 68 (単位:百万円) 平成 26 年度 保 有 高 197 新契約高 658 保 有 高 851 JA SENDAI (単位:百万円) 平成 25 年度 種 類 新契約高 年 金 開 始 前 年 金 開 始 後 合 計 平成 26 年度 保 有 高 196 ─ 196 新契約高 2,007 588 2,595 保 有 高 222 ─ 2,093 613 2,707 222 REPORT 2 015 (4)年金共済の年金保有高 (注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。 (5)短期共済新契約高 (単位:百万円) 平成 25 年度 種 類 火 傷 災 害 保障金額 共 共 平成 26 年度 掛 金 額 42,965 273,752 46 15 定額定期生命共済 賠 償 責 任 共 済 自 動 車 共 済 自 賠 責 共 済 合 計 38 0 0 945 120 1,131 39,956 269,952 38 3.購買事業 生 産 資 材 床 業 自 包 家 そ 生 活 資 材 食 衣 耐 日 家 L 平成 25 年度 資 機 動 装 資 の 品 41 15 0 2 955 113 1,128 (単位:百万円) 品 目 飼 肥 農 温 農 燃 掛 金 額 事業の概況 済 済 保障金額 生産資材計 米 生 鮮 ・ 久 用 保 庭 P 料 消 一 費 健 雑 燃 ガ 平成 26 年度 料 料 薬 材 械 料 63 511 484 169 1,239 959 57 536 526 167 547 860 車 材 畜 他 141 138 52 184 122 124 38 191 般 3,945 0 71 3,173 0 72 品 財 貨 7 96 335 5 141 218 料 ス 2 427 1 420 940 4,886 860 4,033 生活資材計 合 計 (注)金額は、購買品取扱実績(供給高)を表示しています。 69 REPORT 2 015 4.葬祭事業 (単位:百万円) 項 目 祭 壇 引 利 出 平成 25 年度 用 物 平成 26 年度 料 65 67 等 277 293 343 360 合 計 (注)金額は、取扱実績を表示しています。 5.宅地等供給事業 (単位:百万円) 項 目 平成 25 年度 平成 26 年度 土地建物売買等仲介取扱 5,828 5,757 施 理 4,001 4,227 他 12 14 9,843 9,999 設 そ 管 の 事業の概況 合 計 (注)金額は、取扱実績を表示しています。 6.販売事業 種 類 (単位:百万円) 平成 25 年度 平成 26 年度 摘 要 米 穀 3,019 2,610 麦 類 6 1 豆 類 ・ 雑 穀 83 177 出荷契約米、加工米等 大麦、小麦等 大豆、はと麦等 野 菜 690 675 果 樹 3 1 花 卉 ・ 花 木 6 6 切花、植木等 肉牛、生乳等 畜 産 物 484 482 そ の 他 58 57 4,352 4,012 合 計 上記以外のもの (注)販売事業取扱高は、組合員から委託されて行う受託販売品の取扱実績です。 70 JA SENDAI (単位:百万円) 農産物直売所 米供給センター 種 類 産 提 一 モ 業 玄 平成 25 年度 直 携 品 工 生 そ の 活 合 計 般 チ 務 そ 用 の 合 計 平成 26 年度 品 他 405 305 408 279 房 品 57 85 855 59 86 833 米 米 米 米 28 12 113 176 25 12 103 69 他 4 336 3 215 REPORT 2 015 7.直販事業 (注)金額は、取扱実績を表示しています。 (単位:百万円) 項 目 平成 25 年度 平成 26 年度 74 63 0 1 9 204 101 9 5 18 12 1 1 3 158 56 9 5 指導事業に係る収入 行政機関からの補助金 受益者から徴収した実費収入 84 1 2 △ 130 83 1 2 △ 139 組合員組織の運営に係る費用 各種農政活動に係る費用 収 入 指 導 補 助 金 実 費 収 入 労働保険事務組合手数料 指 導 雑 収 入 支 出 営 農 改 善 費 生 活 文 化 費 教 育 情 報 費 組 農 指 織 育 成 政 活 動 導 雑 収支差額 費 費 費 9.その他農業関連事業等 摘 要 事業の概況 8.指導事業 指導事業に係る支出 農業経営向上に係る費用 生活文化活動に係る費用 広報等に係る費用 (単位:百万円) 事業の種類 項 目 平成 25 年度 平成 26 年度 農 業 倉 庫 事 業 カントリーエレベーター事業 保 管 料 収入金額 48 111 48 137 共 同 防 除 事 業 育苗センター事業 堆肥センター事業 農用地利用調整事業 介 護 保 険 事 業 防除収益 供 給 量 供 給 高 利 用 料 取 扱 高 80 52,414 箱 0 83 0 86 53,399 箱 ─ 87 0 摘 要 米等を保管する倉庫事業 米の調製・出荷事業 無人ヘリコプターによる防除事業 健苗の供給 熟成堆肥の供給 農地利用集積円滑化事業等 福祉用具レンタル 71 REPORT 2 015 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円、%) 項 目 平成25年度 経過措置による 経過措置による 平成26年度 不 算 入 額 不 算 入 額 コア資本にかかる基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 21,081 21,704 14,106 14,050 2 2 7,087 7,765 (△)44 (△)44 △ 70 △ 70 69 337 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 69 337 うち、適格引当金コア資本算入額 ─ ─ ─ ─ うち、回転出資金の額 ─ ─ うち、上記以外に該当するものの額 ─ ─ 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本 調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 ─ ─ 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセント に相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 1,011 910 22,162 22,952 うち、出資金及び資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 うち、利益剰余金の額 うち、外部流出予定額 (△) うち、上記以外に該当するものの額 コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 自己資本の充実の状況 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に 含まれる額 コア資本にかかる基礎項目の額 (イ) コア資本にかかる調整項目 (2) 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを 除く。 )の額の合計額 72 ─ 27 4 19 うち、のれんに係るものの額 ─ ─ ─ ─ うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以 外の額 ─ 27 4 19 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 ─ ─ ─ ─ 適格引当金不足額 ─ ─ ─ ─ 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 ─ ─ ─ ─ 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算 入される額 ─ ─ ─ ─ 前払年金費用の額 ─ ─ ─ ─ 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 ─ ─ ─ ─ 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 ─ ─ ─ ─ 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 ─ ─ ─ ─ JA SENDAI 平成25年度 特定項目に係る十パーセント基準超過額 経過措置による 経過措置による 平成26年度 不 算 入 額 不 算 入 額 ─ ─ ─ うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関 連するものの額 ─ ─ ─ ─ うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連す るものの額 ─ ─ ─ ─ うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連する ものの額 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関 連するものの額 ─ ─ ─ ─ うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産 に関連するものの額 ─ ─ ─ ─ うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連する ものの額 ─ ─ ─ ─ 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 (ロ) ─ 4 (ハ) 22,162 22,947 120,950 120,863 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の 合計額 △ 7,998 △ 7,385 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ ライツに係るものを除く) 27 19 うち、繰延税金資産 ─ ─ うち、前払年金費用 ─ ─ △ 10,275 △ 9,652 2,248 2,247 ─ ─ 11,426 11,723 信用リスク・アセット調整額 ─ ─ オペレーショナル・リスク相当額調整額 ─ ─ 132,376 132,586 16.74 % 17.30 % コア資本に係る調整項目の額 自己資本 自己資本の額( (イ) − (ロ) ) (3) リスク・アセット等 信用リスク・アセットの額の合計額 うち、他の金融機関等向けエクスポージャー うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るものの額 うち、上記以外に該当するものの額 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して 得た額 リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 自己資本の充実の状況 ─ REPORT 2 015 項 目 自己資本比率 / (ニ) ) 自己資本比率((ハ) (注1)農協法第 11 条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に 基づき算出しています。 (注2)当組合は、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信 用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用し ています。 (注3)当組合が有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 73 REPORT 2 015 2.自己資本の充実度に関する事項 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 (単位:百万円) 平成 25 年度 信用リスク・アセット 平成 26 年度 エクスポージャー リスク・アセット額 所要自己資本額 エクスポージャー リスク・アセット額 所要自己資本額 a b=a×4% a b=a×4% の期末残高 の期末残高 自己資本の充実の状況 我が国の中央政府及び中央銀行向け 我が国の地方公共団体向け 地方公共団体金融機構向け 我が国の政府関係機関向け 地方三公社向け 7,189 4,043 4,198 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 7,942 4,632 2,999 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 金融機関及び第一種金融商品 取引業者向け 178,791 37,999 1,519 182,124 36,424 1,456 法人等向け 中小企業等向け及び個人向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 信用保証協会等保証付 3,118 23,794 32,712 22,823 1,834 3,015 2,887 16,559 11,214 22,264 743 295 115 662 448 890 29 11 371 24,043 38,827 27,603 1,272 2,755 304 16,717 13,318 27,161 537 270 12 668 532 1,086 21 10 441 7,319 ─ 7,319 ─ 292 506 474 ─ 474 ─ 18 共済約款貸付 出資等 他の金融機関等の対象資本調達手段 ─ ─ ─ 9,652 24,130 965 特定項目のうち調整項目に算 入されないもの ─ ─ ─ ─ ─ ─ 複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド) のうち、個々の資産の把握が困難な資産 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 証券化 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 経過措置によりリスク・アセット の額に算入、不算入となるもの ─ 2,248 89 ─ △ 7,385 △ 295 20,674 19,416 776 10,078 8,909 356 309,956 ─ 120,950 ─ 4,838 ─ 313,281 ─ 120,863 ─ 4,834 ─ 上記以外 標準的手法を適用するエクスポージャー別計 CVAリスク相当額÷8% 中央清算機関関連エクスポージャー ─ ─ ─ ─ ─ ─ 信用リスク・アセットの額の合計額 309,956 120,950 4,838 313,281 120,863 4,834 オペレーショナル・リスク に対する所要自己資本の額 <基礎的手法> オペレーショナル・リスク相当額を 所要自己資本額 オペレーショナル・リスク相当額を 所要自己資本額 8%で除して得た額 8%で除して得た額 a b=a×4% a b=a×4% 11,426 457 11,723 468 所要自己資本額計 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額 a b=a×4% a b=a×4% 132,376 5,295 132,586 5,303 (注1) 「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャー の種類ごとに記載しています。 (注2)「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体 的には貸出金や有価証券等が該当します。 (注3) 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に 係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」 、 「法人等向け」等においてリ スク・ウエイトが 150 %になったエクスポージャーのことです。 (注4) 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 (注5)「証券化(証券化エクスポージャー) 」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエ クスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポー ジャーのことです。 74 JA SENDAI 達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額 金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。 (注7) 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以 外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等) ・間接清算 参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が含まれます。 REPORT 2 015 (注6)「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調 (注8)当組合では、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。 <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)> (粗利益(正の値の場合に限る)× 15 %)の直近3年間の合計額 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷ 8% 3.信用リスクに関する事項 (1)標準的手法に関する事項 当組合では、自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出 格付等は次のとおりです。 ① リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けの み使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。 適格格付機関 自己資本の充実の状況 しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する 株式会社格付投資情報センター(R&I) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody’s) スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch) (注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。 ② リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・ス コアは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適格格付機関 金融機関向けエクスポージャー カントリー・リスク・スコア 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー(長期) R&I, Moody’s, JCR, S&P, Fitch 法人等向けエクスポージャー(短期) R&I, Moody’s, JCR, S&P, Fitch 75 REPORT 2 015 (2)信用リスクに関するエクスポージャー(業種別、残存期間別)の期末残高 項 目 平成 25 年度 平成 26 年度 信用リスクに関するエクスポージャー 信用リスクに関するエクスポージャー 残 高 農 残 高 貸出金等 債 券 法 人 76 ─ 90 90 ─ 業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 建 設 ・ 不 動 産 業 6,274 6,274 ─ 5,937 5,937 ─ 電気・ガス・熱供給・水道業 10 10 ─ 10 10 ─ 運 輸 ・ 通 信 業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 金 融 ・ 保 険 業 11,818 2,802 4,198 19,579 2,802 2,999 卸売・小売・サービス業 1,991 1,991 ─ 1,299 1,299 ─ 体 12,261 5,149 7,111 12,574 4,613 7,942 外 171,248 77 ─ 175,670 ─ ─ 人 88,182 88,155 ─ 87,513 87,495 ─ 他 18,093 ─ ─ 10,606 ─ ─ 309,956 104,536 11,309 313,281 102,249 10,941 下 178,723 1,462 1,270 184,799 1,448 1,226 1 年 超 3 年 以 下 4,223 1,798 2,424 3,256 1,457 1,799 3 年 超 5 年 以 下 3,629 2,427 1,201 4,528 2,724 1,804 5 年 超 7 年 以 下 7,026 4,621 2,404 6,474 4,069 2,405 7 年 超 10 年 以 下 12,712 8,704 4,008 12,939 9,233 3,706 10 超 83,044 83,044 ─ 81,520 81,520 ─ 期 間 の 定 め 無 し 20,597 2,477 ─ 19,761 1,794 ─ 309,956 104,536 11,309 313,281 102,249 10,941 地 上 方 業 産 債 券 76 造 水 貸出金等 業 製 林 (単位:百万円) ・ 公 共 記 以 個 の 団 業種別合計 残 存 期 間 自己資本の充実の状況 そ 鉱 1 年 以 年 残存期間合計 (注1)当組合では国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。 (注2)信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 (注3)「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシー ト・エクスポージャーを含みます。 「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の 請求に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。 (注4) 「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 76 JA SENDAI 項 目 農 林 (単位:百万円) 平成 25 年度 法 人 業 ─ ─ 業 ─ ─ 業 ─ ─ 電気・ガス・熱供給・水道業 ─ ─ 運 輸 ・ 通 信 業 ─ ─ 金 融 ・ 保 険 業 ─ ─ 卸 売 ・ 小 売 ・ サ ー ビ ス 業 42 40 地 体 ─ ─ 外 104 22 人 1,687 1,209 1,834 1,272 製 水 造 建 設 業 ・ 方 上 産 平成 26 年度 ・ 不 公 鉱 動 共 記 産 団 以 個 合 計 REPORT 2 015 (3)三月以上延滞エクスポージャーの期末残高 (注1)当組合では国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。 ているエクスポージャーのことです。 (4)貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 ① 貸倒引当金の額 (単位:百万円) 平成 25 年度 区 分 期首 残高 平成 26 年度 期中減少額 期中 増加額 目的使用 その他 期末 残高 期首 残高 期中減少額 期中 増加額 目的使用 その他 期末 残高 141 69 ─ 141 69 69 337 ─ 69 337 個 別 貸 倒 引 当 金 1,501 1,351 33 1,467 1,351 1,351 928 6 1,345 928 合 計 1,642 1,421 33 1,608 1,421 1,421 1,265 6 1,414 1,265 農林水産業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 製造業・鉱業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 建設・不動産業 63 59 ─ 63 59 59 23 ─ 59 23 電気・ガス・ 熱供給・水道業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 運輸・通信業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 金融・保険業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 卸売・小売・飲食・ サ ー ビ ス 業 61 60 ─ 61 60 60 26 ─ 60 26 地方公共団体 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 上 記 以 外 16 1 ─ 16 1 1 ─ ─ 1 ─ 人 1,359 1,230 ─ 1,359 1,230 1,230 878 ─ 1,230 878 計 1,501 1,351 ─ 1,501 1,351 1,351 928 ─ 1,351 928 法 人 一 般 貸 倒 引 当 金 個 業 種 別 自己資本の充実の状況 (注2) 「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し (注)当組合では国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。 77 (単位:百万円) 項 目 法 人 REPORT 2 015 ② 貸出金償却の額 平成 25 年度 平成 26 年度 農 林 水 産 業 製 造 業・鉱 業 建 設・不 動 産 業 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 電気・ガス・熱供給・水道業 運 輸・通 信 業 ─ ─ ─ ─ 金 融・保 険 業 卸売・小売・サービス業 地 方 公 共 団 体 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 上 ─ 33 33 ─ 6 6 記 以 外 人 個 合 計 (単位:百万円) 平成 25 年度 項 目 格付あり 格付なし 平成 26 年度 計 格付あり 格付なし 計 リ ス ク・ ウ エ イ ト リ ス ク ・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト リ ス ク ・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト リ ス ク ・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト 0% 2% 4% 10 % 20 % 35 % 50 % 75 % ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 19,547 ─ ─ 2,958 176,033 32,190 2,709 21,216 19,547 ─ ─ 2,958 176,033 32,190 2,709 21,216 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 19,598 ─ ─ 2,700 182,171 38,139 2,220 21,393 19,598 ─ ─ 2,700 182,171 38,139 2,220 21,393 リ ス ク ・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト リ ス ク ・ ウ エ イ ト リ ス ク・ ウ エ イ ト 100 % 150 % 200 % 250 % ─ ─ ─ ─ 57,296 252 ─ ─ 57,296 252 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 39,569 9,755 ─ ─ 39,569 9,755 ─ ─ そ の 他 リ ス ク ・ ウ エ イ ト 1250 % 合 計 ─ ─ ─ ─ ─ 312,204 ─ ─ 312,204 ─ ─ ─ ─ ─ 315,548 ─ ─ 315,548 信用リスク削減効果勘案後残高 自己資本の充実の状況 (5)信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250 %を適用する残高 (注1)信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 (注2)「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、 「格付な し」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。 なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。 (注3)経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集 計の対象としています。 (注4)1250 %には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバ ティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250 %を適用した エクスポージャーがあります。 78 JA SENDAI (1)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、 エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポー REPORT 2 015 4.信用リスク削減手法に関する事項 ジャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リ スク・アセット額を軽減する方法です。 当組合では信用リスク削減手法を「自己資本比率算出規程」にて定めています。 信用リスク削減手法として、①適格金融資産担保、②保証、③貸出金と自組合貯金の相殺を適用し ています。 ①適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手 または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をい います。当組合では、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いて ②保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、 我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外 の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体 で長期格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証 された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク ・ ウエ イトを適用しています。 自己資本の充実の状況 います。 ③貸出金と自組合貯金の相殺については、1)取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他 これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す 十分な根拠を有していること、2)同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合 貯金をいずれの時点においても特定することができること、3)自組合貯金が継続されないリ スクが監視及び管理されていること、4)貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視および管 理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相 殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っ ています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 79 REPORT 2 015 (2)信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 (単位:百万円) 平成 25 年度 区 分 適格金融資産担保 平成 26 年度 保 証 適格金融資産担保 保 証 地方公共団体金融機構向け ─ 4,198 ─ 2,999 我が国の政府関係機関向け ─ ─ ─ ─ 地 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ け 92 ─ 66 中小企業等向け及び個人向け 497 1,367 606 1,437 抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン ─ ─ ─ ─ 不 動 産 取 得 等 事 業 向 け 17 ─ ─ ─ 等 3 ─ ─ 122 化 ─ ─ ─ ─ 中 央 清 算 機 関 関 連 ─ ─ ─ ─ 102 2 ─ ─ 712 5,567 672 4,436 方 三 公 社 向 け 金 融 機 関 及 び 第 一 種 金 融 商 品 取 引 業 者 向 け 法 三 人 月 等 以 証 自己資本の充実の状況 上 上 向 延 券 記 以 滞 外 合 計 (注1) 「エクスポージャー」とは、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。 (注2) 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に 係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」 、 「法人等向け」等においてリ スク・ウエイトが 150 %になったエクスポージャーのことです。 (注3)「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、 その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。 (注4)「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以 外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含ま れます。 (注5)当組合では「クレジット・デリバティブ」について、該当する取引はありません。 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当する取引はありません。 6.証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 80 JA SENDAI (1)出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘 定の株式又は出資として計上されているものであり、当組合においては、これらを①子会社および関 REPORT 2 015 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理しています。 ①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当組合の事 業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営につい ては毎期の決算書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努め ています。 ②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場 リスクの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通し などの投資環境分析及びポートフォリオの状況や ALM などを考慮し、理事会で運用方 針を定めるとともに経営層で構成する ALM 委員会を定期的に開催して、日常的な情報 員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っていま す。運用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうか チェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 ③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日 常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の 自己資本の充実の状況 交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針及び ALM 委 対応を行っています。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社および関 連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証 券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額 金」として純資産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、 毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等 があれば、注記表にその旨記載することとしています。 (2)出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 平成 25 年度 貸借対照表計上額 上 非 場 上 場 合 計 ─ 7,319 7,319 (単位:百万円) 平成 26 年度 時価評価額 ─ 7,319 7,319 貸借対照表計上額 時価評価額 ─ 7,324 7,324 ─ 7,324 7,324 (注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。 (3)出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 該当する取引はありません。 81 REPORT 2 015 (4)貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をそ の他有価証券としている株式・出資の評価損益等) 該当する取引はありません。 (5)貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評 価損益等) 該当する取引はありません。 8.金利リスクに関する事項 (1)金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、金融機関の保有する貸出金、有価証券、貯 自己資本の充実の状況 金等の市場金利に影響を受ける資産・負債の金利又は期間のミスマッチが存在する中で、金利の変動 により利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当組合では、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリス ク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスク コントロールに努めています。 具体的には、市場金利が上下に2%変動した時に発生する経済価値の変化額(低下額)を金利リス ク量として算出しています。 要求払貯金の金利リスク量においては、当組合では、当座貯金および普通貯金の額の 50 %相当額 を0〜5年の期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。このとき、明 確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される要求払貯金のうち、引き出される ことなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義しています。 金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 <金利リスク> = <運用勘定の金利リスク量> + <調達勘定の金利リスク量(△)> 3,554 百万円 = 8,284 百万円 + △ 4,730 百万円 (2)金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 項 目 金利ショックに対する損益・ 経済価値の増減額 82 平成 25 年度 (単位:百万円) 平成 26 年度 △ 3,356 △ 3,554 JA SENDAI 沿革 ◇ 仙台原町農業協同組合、仙台市農業協同組合、宮城農業協同組合、仙台市西農業協同 組合、秋保町農業協同組合、利府町農業協同組合、宮城松島町農業協同組合が合併 して、仙台農業協同組合を設立 H 10 年 5 月 12 日 ◇ 宅地建物取引業の許可を受け、業務取扱を開始 H 10 年 12 月 1 日 ◇ 葬祭センターが全域での業務取扱を開始 H 12 年 4 月 1 日 ◇ 介護用品貸出事業の取扱開始 ◇ 営農指導機能の本店集中化 ◇ 長町・高砂に不動産センター設置 H 14 年 1 月 4 日 ◇ 県下統一経済・管理システム稼動 H 14 年 4 月 1 日 ◇ 仙台市泉農業協同組合、多賀城市農業協同組合、七ヶ浜町農業協同組合と合併 H 16 年 3 月 29 日 ◇ 子会社 ㈱仙台市農協会館の清算結了 H 16 年 10 月 1 日 ◇ 松島Aコープ店を㈱エーコープ宮城に経営移管 H 17 年 1 月 4 日 ◇ 金融システムを JA バンクの全国統一システムである JASTEM システムに移行 H 18 年 3 月 1 日 ◇ セブン銀行と ATM 提携 H 18 年 7 月 10 日 ◇ 本店事務所移転・新田東支店の設置 H 19 年 4 月 1 日 ◇ 支店営農経済機能の集約化と中央、西部、東部の3営農センターを設置 H 19 年 12 月 5 日 ◇ 農産物直売所を高砂支店隣接地に設置 H 20 年 4 月 1 日 ◇ ローン営業センターを泉支店内に設置 H 20 年 8 月 28 日 ◇ 設立 10 周年記念式典・公演を開催 H 21 年 4 月 1 日 ◇ 担い手支援チーム・マーケティングチームの新設 H 23 年 5 月 1 日 ◇ 震災復興・総合企画部および市場開発部の新設 H 23 年 10 月 8 日 ◇ JA 仙台農産物直売所「たなばたけ高砂店」本店舗の開店 H 24 年 4 月 1 日 ◇ 総務部震災復興推進課の新設 H 24 年 8 月 28 日 ◇ JA 東京むさしと友好 JA 締結 H 24 年 12 月 22 日 ◇ JA おちいまばりと姉妹 JA 締結 H 25 年 2 月 5 日 ◇ 長町支店移転 H 25 年 2 月 7 日 ◇ JA とぴあ浜松と姉妹 JA 締結 H 25 年 8 月 20 日 ◇ 物流センターの設置 H 26 年 4 月 1 日 ◇ 管理部の新設 H 26 年 7 月 1 日 ◇ 七郷不動産センターの新設 H 27 年 4 月 1 日 ◇ 管理部情報システム課の新設 H 27 年 6 月 22 日 ◇ 松島支店の新築 組合の概要 H 10 年 3 月 1 日 REPORT 2 015 組 合 の 概 要 1.組合員の状況 (1)組合員数 区 分 正 組 合 員 個 法 准 組 合 個 法 合 計 (単位:人) 数 人 人 員 人 人 平成 25 年度 12,767 12,738 29 16,526 16,207 319 29,293 平成 26 年度 12,505 12,464 41 17,937 17,611 326 30,442 増 減 △ 262 △ 274 12 1,411 1,404 7 1,149 83 REPORT 2 015 (2)出資口数 (単位:口) 区 分 平成 25 年度 増 減 正 組 合 員 3,053,049 3,005,028 △ 48,021 准 組 合 員 468,666 461,285 △ 7,381 処分未済持分 70,425 70,279 △ 146 計 3,592,140 3,536,592 △ 55,548 優 先 出 資 金 10,510,000 10,510,000 ─ 合 計 14,102,140 14,046,592 △ 55,548 2.組合員組織の状況 組 織 名 実行組合 21世紀水田農業チャレンジプラン推進協議会 組合の概要 稲作部会協議会 (平成 27 年4月 30 日現在) 構成員数(人) 255(組織) 17(組織) 664 大豆生産部会協議会 36(組織) 麦生産部会協議会 15(組織) 野菜生産部会協議会 547 果樹生産部会協議会 120 花卉・花木・造園部会協議会 74 菌茸生産部会協議会 13 畜産部会協議会 68 資産管理部会協議会 1,013 青年部 314 女性部 751 年金友の会 2,503 農産加工連絡協議会 11(組織) パソコン研究会 13 ゴルフクラブ 84 平成 26 年度 161 高齢者福祉ふれ愛の会 45 青色申告協議会 17(組織) JA SENDAI (平成 27 年6月 29 日現在) 区 分 氏 名 備 考 常勤・非常勤 代表権 代表理事組合長 常 勤 有 遠 藤 睦 朗 代表理事専務 〃 〃 後 藤 正 廣 常 〃 無 梁 川 勝 夫 管理総務担当・実務精通 〃 〃 〃 小 野 誠 金融共済担当・実務精通 〃 〃 〃 阿 部 春 彦 営農経済担当・実務精通 非常勤 無 山 田 嘉 一 〃 〃 〃 林 裕 志 〃 〃 〃 佐 藤 喜 一 〃 〃 〃 小 林 茂 夫 〃 〃 〃 森 山 寿 行 〃 〃 〃 佐 藤 喜 早 〃 〃 〃 佐 藤 太 郎 〃 〃 〃 和 田 長 雄 〃 〃 〃 佐 藤 史 保 〃 〃 〃 菅 野 育 男 〃 〃 〃 菅 井 勝 之 〃 〃 〃 安 達 和 郎 〃 〃 〃 斎 藤 好 雄 〃 〃 〃 阿 部 繁 男 〃 〃 〃 日 野 明 夫 〃 〃 〃 早 坂 幸 也 〃 〃 〃 藤 澤 和 明 〃 〃 〃 加 藤 健 〃 〃 〃 三 浦 善 一 〃 〃 〃 佐 藤 忠 浩 〃 〃 〃 庄 子 富士男 〃 〃 〃 桂 島 新 悦 〃 〃 〃 針 生 喜 初 〃 〃 〃 赤 間 益 子 〃 〃 〃 伊 藤 成 子 務 理 理 事 事 代 表 監 事 〃 無 鳥 田 安 治 常 勤 監 事 常 勤 〃 阿 部 善 夫 事 非常勤 〃 今 野 靖 夫 〃 〃 〃 佐 藤 壮 一 〃 〃 〃 庄 司 智 充 監 組合の概要 役職名 REPORT 2 015 3.役員 実務精通 (注1)常務理事・小野 誠は、農協法第 30 条第3項に定める信用事業を担当する専任の理事です。 (注2)監事・庄司 智充は、農協法第 30 条第 12 項に定める員外監事です。 (注3)常勤監事・阿部 善夫は、農協法第 30 条 13 項に定める常勤監事です。 85 REPORT 2 015 4.職員 区 分 (単位:人) 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 一 般 職 員 325 147 472 321 146 467 312 146 458 309 138 447 296 132 428 営農指導員 33 3 36 40 4 44 34 5 39 30 5 35 24 6 30 生活指導員 ─ 13 13 ─ 13 13 ─ 14 14 ─ 16 16 ─ 18 18 常用的臨時雇用者 25 19 44 27 17 44 26 17 43 27 14 41 39 17 56 合 計 383 182 565 388 180 568 372 182 554 366 173 539 359 173 532 5.特定信用事業代理業者の状況 (平成 27 年3月 31 日現在) 組合の概要 区 分 氏名又は名称(商号) 主たる事務所の所在地 代理業を営む営業所 又は事業所の所在地 特定信用事業代理業者 農林中央金庫 東京都千代田区有楽町 1 − 13 − 2 仙台市青葉区上杉 1 − 2 − 16 6.JA 仙台の区域 仙台市、多賀城市、塩釜市、松島町、利府町、七ヶ浜町、富谷町東向陽台を区域としています。 86 JA SENDAI 平成 27 年7月1日施行 常 勤 監 事 監 査 室 管理総務担当 常 務 理 事 管 理 部 監 総 務 部 情報システム課 リスク対策課 経 営 管 理 課 総 務 広 報 課 人 事 教 育 課 経 理 課 震災復興推進課 代表理事専務 員 代表理事組合長 金融共済担当 常 務 理 事 会 推 進 課 ロ ー ン 営 業C 金 融 部 金 融 業 務 課 融 資 審 査 課 共 済 部 共 済 業 務 課 共 済 査 定 課 事 会 部門別委員会 理 資 産 管 理 部 営農経済担当 常 務 理 事 営 農 部 ※ SS…機械化センター GS…給油所 C……センター E……エレベーター の略です。 市場開発部 金 融 共 済 課 中田支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 長町支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 西多賀支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 六郷支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 七郷支店 金 共 渉 融 済 外 課 課 課 高砂支店 金 共 渉 融 済 外 課 課 課 岩切支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 上杉支店 金 融 共 済 課 中央営農C 金 融 共 済 課 渉 外 課 秋 保 店 資 産 管 理 課 長 町 不 動 産C 七 郷 不 動 産C 高 砂 不 動 産C 泉 不 動 産C 多賀城不動産C 経 済 課 物 流 資 材 課 農 機 自 燃 課 新田東支店 生出支店 宮城支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 根白石支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 泉 金 共 渉 支 店 向陽台支店 融 済 外 課 課 課 金 融 共 済 課 西部営農C ガ ス 供 給 C 経 済 部 金 融 共 済 課 渉 外 課 組合の概要 事 合 総会・総代会 組 金融共済 推 進 部 旅行センター 原町支店 REPORT 2 015 7.機構図 葬 祭 C 六 郷 松 島 仙 台 根 白 石 (燃 料 配 多 賀 城 G S G S S S S S 送C) S S 利府支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 多賀城支店 金 共 渉 南宮支店 金 融 共 済 課 七ヶ浜支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 松島支店 金 融 共 済 課 渉 外 課 融 済 外 課 課 課 東部営農C 松 島SS 営 農 企 画 課 指 導 検 査 課 販 売 業 務 課 担い手支援課 ふ れ あ い 課 利 用 事 業 課 マーケティング課 米 ファーマーズ 事 業 課 高砂農産物直売所 多賀城農産物直売所 供 給 C 七郷カントリー E 七郷大豆センター 根白石カントリー E 根白石大豆センター 根白石育苗センター 野村育苗センター 松森育苗センター 利府育苗センター 多賀城ライス C 87 REPORT 2 015 8.店舗一覧 【支店】 ◆ JA のキャッシュカードによる ATM での入出金は、すべての曜日・稼動時間帯で手数料無料です。 名 称 ATM 設置・稼働状況 こども 110 番 AED 店 〒983−0039 仙台市宮城野区新田東2−15−2 TEL 022−236−2411 FAX 022−236−4331 原町支店 〒983−0842 仙台市宮城野区五輪1−6−4 TEL 022−291−0211 FAX 022−297−2329 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 新田東支店 〒983−0039 仙台市宮城野区新田東2−15−2 TEL 022−236−2418 FAX 022−236−4312 台 数 2台 平 日 9:00〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 中田支店 〒981−1104 仙台市太白区中田5−6−3 TEL 022−241−1721 FAX 022−241−6958 台 数 1台 平 日 9:00〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 長町支店 〒982−0011 仙台市太白区長町6−1−2 TEL 022−246−0185 FAX 022−246−0187 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 西多賀支店 〒982−0032 仙台市太白区富沢1−8−18 TEL 022−245−6311 FAX 022−243−3380 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 生出支店 〒982−0251 仙台市太白区茂庭字中ノ瀬西45−1 TEL 022−281−2050 FAX 022−281−2052 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 生出支店 秋 保 店 〒982−0243 仙台市太白区秋保町長袋字白澤口50 TEL 022−399−2021 FAX 022−399−2211 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 六郷支店 〒984−0835 仙台市若林区今泉1−20−54 TEL 022−289−2114 FAX 022−289−2476 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 七郷支店 〒984−0032 仙台市若林区荒井字畑中68 TEL 022−288−5031 FAX 022−288−5179 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 高砂支店 〒983−0005 仙台市宮城野区福室2−7−13 TEL 022−258−0431 FAX 022−259−5955 台 数 2台 平 日 8:45〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 岩切支店 〒983−0821 仙台市宮城野区岩切字今市59−1 TEL 022−255−8151 FAX 022−255−8549 台 数 1台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 上杉支店 〒980−0011 仙台市青葉区上杉1−2−16(JAビル内) TEL 022−722−1041 FAX 022−267−8352 台 数 2台 平 日 8:45〜18:00 土日祝 取扱なし 宮城支店 〒989−3128 仙台市青葉区愛子中央1−3−22 TEL 022−392−2101 FAX 022−392−2355 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 本 組合の概要 88 所在地・電話番号 設置 設置 設置 設置 JA SENDAI ATM 設置・稼働状況 こども 110 番 AED 根白石支店 〒981−3221 仙台市泉区根白石字町尻道下28−5 TEL 022−379−2211 FAX 022−379−3760 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 泉 店 〒981−3117 仙台市泉区市名坂字東裏50 TEL 022−372−3231 FAX 022−372−3244 台 数 2台 平 日 8:45〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 向陽台支店 〒981−3102 仙台市泉区向陽台4−24−1 TEL 022−372−2321 FAX 022−374−5339 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 利府支店 〒981−0112 宮城郡利府町利府字大町75 TEL 022−356−2211 FAX 022−356−2121 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 多賀城支店 〒985−0873 多賀城市中央1−1−15 TEL 022−368−3417 FAX 022−368−3098 台 数 1台 平 日 8:30〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 南宮支店 〒985−0851 多賀城市南宮字町72−2 TEL 022−368−2519 FAX 022−368−3705 台 数 1台 平 日 8:45〜17:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 七ヶ浜支店 〒985−0823 宮城郡七ヶ浜町遠山4−1−5 TEL 022−762−6237 FAX 022−762−6238 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 松島支店 〒981−0215 宮城郡松島町高城字町東二20−3 TEL 022−354−2101 FAX 022−354−3588 台 数 1台 平 日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 設置 設置 支 組合の概要 所在地・電話番号 REPORT 2 015 名 称 【営農センター】 名 称 所在地・電話番号 業務・施設の概要 AED 中央営農センター 〒984−0835 仙台市若林区今泉1−20−54 TEL 022−289−2914 FAX 022−289−2921 ・営農指導員による営農相 談及び圃場巡回 ・資材館にて生産資材供給 設置 西部営農センター 〒989−3128 仙台市青葉区愛子中央1−3−22 TEL 022−391−0150 FAX 022−392−6760 設置 東部営農センター 〒981−0112 宮城郡利府町利府字新神明前52 TEL 022−767−8350 FAX 022−356−2502 設置 【事業所等】 名 称 所在地・電話番号 ローン営業センター 〒981−3117 仙台市泉区市名坂字東裏50 TEL 022−371−1750 FAX 022−218−3948 ・住宅ローン商品販売 ・住宅ローン相談 ・泉支店2階に設置 物 〒984−0002 仙台市若林区卸町東1−9−18 TEL 022−284−7282 FAX 022−231−5024 ・資材配送拠点 流 資 材 課 業務・施設の概要 AED 設置 89 REPORT 2 015 組合の概要 名 称 所在地・電話番号 葬 祭 セ ン タ ー 〒984−0002 仙台市若林区卸町東1−9−18 TEL 022−231−0983 FAX 022−231−0988 ・葬祭取扱い 仙台機械化センター 〒984−0002 仙台市若林区卸町東1−9−18 TEL 022−284−7285 FAX 022−284−7289 ・農機具整備・修理 ・自動車車検・修理 根白石機械化センター (燃料配送C) 〒981−3221 仙台市泉区根白石字町尻道下28−1 TEL 022−379−3439 FAX 022−379−3257 ・農機具整備・修理 ・燃料配送 多賀城機械化センター 〒985−0851 多賀城市南宮字伊勢98 TEL 022−368−4128 FAX 022−368−4128 ・農機具整備・修理 松島機械化センター 〒981−0215 宮城郡松島町高城字動伝三5−5 TEL 022−354−5958 FAX 022−354−5977 ・農機具整備・修理 六 郷 給 油 所 〒984−0835 仙台市若林区今泉1−20−54 TEL 022−289−2759 FAX 022−289−3987 ・給油所 松 島 給 油 所 〒981−0215 宮城郡松島町高城字動伝三5−5 TEL 022−354−2510 FAX 022−354−3097 ガス供給センター 〒983−0003 仙台市宮城野区岡田字南在家107−3 TEL 022−388−8898 FAX 022−388−6674 ・LPガスの供給 米供給センター 〒985−0863 多賀城市東田中2−1−32 TEL 022−389−2131 FAX 022−368−3422 ・精米供給 長町不動産センター 〒982−0011 仙台市太白区長町6−1−2 TEL 022−304−4351 FAX 022−304−4350 ・資産相談 ・賃貸物件仲介 七郷不動産センター 〒984−0032 仙台市若林区荒井字畑中68 TEL 022−253−6085 FAX 022−253−6086 高砂不動産センター 〒983−0005 仙台市宮城野区福室2−7−13 TEL 022−388−7831 FAX 022−388−7830 泉不動産センター 〒981−3117 仙台市泉区市名坂字町53 TEL 022−375−1854 FAX 022−375−4005 多賀城不動産センター 〒985−0863 多賀城市東田中2−1−32 TEL 022−368−3629 FAX 022−309−7021 農産物直売所 「たなばたけ」高砂店 〒983−0005 仙台市宮城野区福室2−7−30 TEL 022−388−7318 FAX 022−259−5838 農産物直売所 〒985−0863 多賀城市東田中2−1−32 TEL 022−368−2805 FAX 022−368−2806 「たなばたけ」多賀城店 90 業務・施設の概要 AED 設置 設置 設置 設置 設置 ・地場産農産物販売 ・加工品販売 設置 設置 設置 JA SENDAI 設置場所 ガス供給センター内(1台) サンマリ沖野店敷地内(1台) 平日 8:45〜18:00 土日祝 9:00〜17:00 平日 9:00〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 多賀城市役所内(1台) イトーヨーカドーアリオ仙台泉店内(1台) 平日 8:45〜17:00 土日祝 取扱なし 平日 10:00〜21:00 土日祝 10:00〜17:00 JR品井沼駅前(1台) 利府町役場内(1台) 平日 8:45〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 平日 9:00〜19:00 土日祝 9:00〜17:00 REPORT 2 015 【店舗外 ATM】 ※ 「ガス供給センター内」 「サンマリ沖野店敷地内」「JR品井沼駅前」には「こども110番」が設置されております。 【提携 ATM】 名 称 利用可能時間 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 ゆうちょ銀行 ATM 利用手数料等 利用可能時間 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜21:00 セ ブ ン 銀 行 ATM 利用手数料等 ◆入出金 (1件あたり) :平日 8:45〜18:00……無料 土曜 9:00〜14:00……無料 日曜・祝日及び上記以外の時間帯……108円 ◆残高照会:すべての時間帯……無料 組合の概要 ◆入出金 (1件あたり) :平日 8:45〜18:00……無料 土・日・祝日及び上記以外の時間帯……108円 ◆残高照会:すべての時間帯……無料 利用可能時間 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜21:00 イ ー ネ ッ ト ATM 利用手数料等 ◆入出金 (1件あたり) :平日 8:45〜18:00……無料 土曜 9:00〜14:00……無料 日曜・祝日及び上記以外の時間帯……108円 ◆残高照会:すべての時間帯……無料 利用可能時間 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜21:00 ロ ー ソ ン ATM 利用手数料等 ◆入出金 (1件あたり) :平日 8:45〜18:00…無料 土曜 9:00〜14:00……無料 日曜・祝日及び上記以外の時間帯……108円 ◆残高照会:すべての時間帯……無料 利用可能時間 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 三菱東京 UFJ 銀行 ATM 利用手数料等 ◆出金 (1件あたり) :平日 8:45〜18:00……無料 土・日・祝日及び上記以外の時間帯……108円 ◆残高照会:すべての時間帯……無料 ※ JA仙台発行のキャッシュカードでは、入金はご利用になれません。 利用可能時間 JF マリンバンク ATM 平日 8:00〜21:00 土日祝 9:00〜17:00 利用手数料等 ◆出金 (1件あたり) ・残高照会:すべての時間帯……無料 ※ JA仙台発行のキャッシュカードでは、入金はご利用になれません。 上記利用時間は、利用可能な最長の時間帯です。実際のご利用可能時間は ATM により異なりますので、ご注意 ください。 91 REPORT 2 015 手数料のご案内 下記手数料には消費税が含まれております。また、平成 27 年7月末現在の手数料です。 ご不明な点は窓口にお問い合わせ下さい。 内国為替手数料・振込手数料 項 目 県内系統金融機関宛 当 組 合 同一店宛※ 窓 口 上記以外※ ATM 3万円未満 108円 3万円以上 324円 3万円未満 324円 3万円以上 540円 電信扱い 文書扱い 3万円未満 108円 手数料のご案内 JAネットバンク利用 視覚障がい者等の 窓口利用 3万円未満 648円 3万円以上 864円 3万円未満 540円 3万円以上 756円 3万円未満 432円 電信扱い 3万円以上 324円 3万円以上 648円 ※窓口利用において、振込依頼者が組合員様ご本人の場合、当組合同一店または本支店宛の振込手数料はかかり ません。 内国為替送金手数料・代金取立手数料 項 目 県内系統金融機関宛 送 金 432円 代金取立 432円 上記以外 他行宛・県外系統金融機関宛 普通扱い (送金小切手) 648円 普通扱い 648円 至急扱い 864円 振込・送金の組戻料(1件) 648円 取立手形組戻料(1通) 648円 取立手形店頭呈示料(1通) ※648円を超える実費を要する場合はその実費 648円 不渡手形返却料(1通) 648円 貯金関連手数料 項 目 92 他行宛・県外系統金融機関宛 国債保護預り手数料 手数料 小切手帳(1冊) 432円 約束手形帳(1冊) 432円 自己宛小切手(1通) 540円 定額自動送金(1件) ※送金先が当組合店舗の場合は免除 54円 自動集金(1件) 54円 貯金取引履歴明細表用紙代 27円 項 目 手数料 国 債 無料 個人向け国債 無料 JA SENDAI 項 目 手数料 住宅ローンの固定金利特約期間中 一 部 繰上返済 上記以外 固定金利特約期間中 全 額 繰上返済 上記 以外 21,600円 1,080円 32,400円 実行日から3年未満 3,240円 実行日から3年以上5年未満経過 2,160円 実行日から5年以上7年未満経過 1,080円 実行日から7年以上経過 REPORT 2 015 貸付金繰上返済手数料(住宅ローン、消費者ローンのみ) 無 料 発行手数料・再発行手数料 項 目 手数料 残高証明書発行手数料(1通) 432円 融資証明書(1通) 1,080円 756円 ICキャッシュカード再発行手数料 ※盗難・紛失・汚損による場合ならびに、JAカード一体型のクレジット機能を外す場合。 (ただし、JAカード一体型更新時に審査上の理由によりクレジット機能を外す場合、手 数料は免除します。 ) JAカード一体型カード再発行手数料 ※盗難・紛失・汚損による場合に限ります。 1,080円 手数料のご案内 貯金通帳・貯金証書再発行手数料(1通) ※盗難・紛失・汚損による場合に限ります。 1,080円 キャッシュ・サービスコーナー利用手数料 項 目 ご利用時間帯 手数料 JA のキャッシュカード (当組合、県内外 JA) すべての曜日・ATM 稼動時間帯において 無 料 JF マリンバンクの カード すべての曜日・ATM 稼動時間帯において 無 料 三菱東京 UFJ 銀行の カード 8:45〜18:00 無 料 上記以外の時間 108円 土 曜 9:00〜17:00 108円 日曜・祝日 9:00〜17:00 108円 8:45〜18:00 108円 上記以外の時間 216円 9:00〜14:00 108円 14:00〜17:00 216円 9:00〜17:00 216円 平 日 平 日 ゆうちょ・提携他行の カード 土 曜 日曜・祝日 93 REPORT 2 015 開示項目一覧 <農業協同組合施行規則第 204 条関係> 開 示 項 目 開示項目一覧 ●概況及び組織に関する事項 ○業務の運営の組織 ○理事、経営管理委員及び監事の氏名及び役職名 ○事務所の名称及び所在地 ○特定信用事業代理業者に関する事項 ●主要な業務の内容 ○主要な業務の内容 ●主要な業務に関する事項 ○直近の事業年度における事業の概況 ○直近の5事業年度における主要な業務の状況 ・経常収益 ・経常利益又は経常損失 ・当期剰余金又は当期損失金 ・出資金及び出資口数 ・純資産額 ・総資産額 ・貯金等残高 ・貸出金残高 ・有価証券残高 ・単体自己資本比率 ・剰余金の配当の金額 ・職員数 ○直近の2事業年度における事業の状況 ◇主要な業務の状況を示す指標 ・事業粗利益及び事業粗利益率 ・資金運用収支、役務取引等収支及びその他事 業収支 ・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、 利息、利回り及び総資金利ざや ・受取利息及び支払利息の増減 ・総資産経常利益率及び資本経常利益率 ・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率 ◇貯金に関する指標 ・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他 の貯金の平均残高 ・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びそ の他の区分ごとの定期貯金の残高 ◇貸出金等に関する指標 ・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形 の平均残高 ・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の 残高 ページ 83 〜87 85 88 〜90 86 32 〜38 8 〜13 58 58 58 58 58 58 58 58 58 58 58 58 58, 86 59 59 60 60 59 59 61 61 開 示 項 目 ページ ・担保の種類別の貸出金残高及び債務保証見返額 62 ・使途別の貸出金残高 62 ・主要な農業関係の貸出実績 63 〜64 ・業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸 63 出金の総額に対する割合 ・貯貸率の期末値及び期中平均値 59 ◇有価証券に関する指標 ・商品有価証券の種類別の平均残高 66 ・有価証券の種類別の残存期間別の残高 67 ・有価証券の種類別の平均残高 66 ・貯証率の期末値及び期中平均値 59 ●業務の運営に関する事項 ○リスク管理の体制 22 〜23 ○法令遵守の体制 24 ○苦情処理措置及び紛争解決措置の内容 24 〜25 ●組合の直近の2事業年度における財産の状況 ○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書又 39 〜55 は損失金処理計算書 ○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額 ・破綻先債権に該当する貸出金 64 ・延滞債権に該当する貸出金 64 ・3か月以上延滞債権に該当する貸出金 64 ・貸出条件緩和債権に該当する貸出金 64 ○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破 綻先債権、延滞債権、3 か月以上延滞債権及び貸 65 出条件緩和債権に該当するものの額ならびにその 合計額 28〜29, 72〜82 ○自己資本の充実の状況 ○次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、 時価及び評価損益 ・有価証券 67 ・金銭の信託 67 ・デリバティブ取引 67 ・金融等デリバティブ取引 67 ・有価証券店頭デリバティブ取引 67 ○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 65 ○貸出金償却の額 66 61 62 <自己資本の充実の状況に関する開示項目> ●単体における事業年度の開示事項 ○定性的開示事項 ・自己資本調達手段の概要 ・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要 ・信用リスクに関する事項 ・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 ・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要 ・証券化エクスポージャーに関する事項 ・オペレーショナル・リスクに関する事項 ・出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 ・金利リスクに関する事項 ○定量的開示事項 ・自己資本の構成に関する事項 ・自己資本の充実度に関する事項 ・信用リスクに関する事項 ・信用リスク削減手法に関する事項 ・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ・証券化エクスポージャーに関する事項 ・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的価値の増減額 94 ページ 28 28 22 〜23, 75 79 80 80 28 〜29, 75 81 82 72 〜73 74 〜75 75 〜78 79 〜80 80 80 81 〜82 82 JA SENDAI 〜 あなたもJA仙台の組合員になりませんか 〜 REPORT 2 015 組合員加入のご案内 組合員について 当組合は、仙台市、多賀城市、塩釜市、松島町、利府町、七ヶ浜町、黒川郡富谷町東向 陽台(JA 仙台管内)を活動地域とする農業協同組合です。 構成員は組合員となっており、組合員は JA 仙台管内にお住まいの方に限定されています。 正組合員と准組合員の違い 正組合員は農業者(農家)でなければなりませんが、農業者ではない方も出資していた だくことで准組合員になることができます。准組合員につきましては、総代会での議決権 はありませんが、当組合の各事業をご利用いただくことができます。 組合員の主なメリット ① 各種事業におきましても組合員特典をご用意しております。 ② 配当金(事業年度実績により、配当がない場合もあります。 ) ● 出資配当金(出資金に対する配当金) ● 事業分量配当金(利用高に対する配当金) ※配当金は法令等に基づき業績等を考慮し、年度ごとに配当の有無・配当対象・配当率 が総代会で決定されます。 加入の手続き 出資金(一口 1,000 円以上)をそえて各支店窓口へお申し込みください。 ● 必要書類等 1.加入申込書 2.本人確認書類 運転免許証などの公的書類の原本 をご提示いただき、ご本人であるこ とを確認させていただきます。 3.ご印鑑 ● 組合員加入条件 JA 仙台の管内にお住まいの方 ※加入に関しまして一定の条件があり ますので、詳しくはお近くの支店窓 口にてお問い合わせください。 ※定款に基づき、お申し込みをお断り する場合があります。 組合員加入申込に伴う個人情報は、JA 仙台「個人情報保護方針」に基づき、お客様と当 組合との組合員資格の管理並びに各事業サービスの利用の申込み受付に利用いたします。 95 REPORT 2 015 96