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決算説明資料
決算説明資料
株式会社タダノ
2009年05月
~ 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して ~
※予測に関する注意事項
・本資料(業績計画を含む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて作成して
おりますが、リスクや不確実性を含んでおります。
会社概要
【会社名】
株式会社タダノ(1948年8月24日設立)創業者 多田野 益雄
【代表者】
【本社】
1955年国内初の油圧式トラッククレーンを開発
代表取締役社長(CEO)多田野 宏一
香川県高松市新田町甲34番地
【主な事業】
【事業所】
【拠点】
建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車の製造販売
東京事務所(墨田区)、高松工場(高松市)、志度工場(さぬき市)、多度津工場(多度津町)、
千葉工場(千葉市)
(国内) 3支社、10支店、23営業所(海外)北京事務所、中東事務所(UAE・ドバイ)
【関係会社】
【資本金】
【売上高】
国内子会社 15社、国内関連会社 3社、海外子会社 10社、海外関連会社 2社
13,021百万円
【株式】発行済 129百万株
株主数 10,756名(09年3月末)
162,767百万円(08年度)
【従業員数】
連結 2,912名、単独 1,400名(09年3月末)
【主要な子会社】
(08年度末)
売上高
従業員数
ファウン(独・バイエルン州)
建設用クレーン等の製造
47,208百万円
504人 (90年に買収)
タダノ・ファウン(同上)
建設用クレーン等の販売
48,768百万円
94人 (91年設立)
タダノ・アメリカ(米・テキサス州)
建設用クレーン等の販売
15,012百万円
51人 (98年子会社化)
国際機械商事㈱(東京都港区)
建設用クレーン等の販売
15,057百万円
24人 (90年子会社化)
㈱タダノアイメス(東京都墨田区) 建設用クレーン等の販売(中古クレーン)
8,324百万円
18人 (00年子会社化)
四国機工㈱(香川県多度津町)
6,649百万円
129人 (89年子会社化)
建設用クレーン等の部品の製造
※09年4月1日付で国際機械商事㈱を当社に吸収合併いたしました。
1
08年度決算のポイント
【08年度の経営方針】
(単位:百万円)
07年度
金額
売上高
08年度
比率
174,360
金額
100.0% 162,767
増減率
比率
100.0%
-6.6%
営業利益
17,960
10.3%
10,365
6.4%
-42.3%
経常利益
17,980
10.3%
10,331
6.4%
-42.5%
当期純利益
11,619
6.7%
5,539
3.4%
-52.3%
1株当たり配当金
中間 7.00円 中間 8.00円
期末 9.00円 期末 8.00円
年間 16.00円 年間 16.00円
引続き「安全と品質を徹底的に追求する」
と同時に「中期経営計画(08-10)初年度に
取り組む」年度と位置づける。
◆ 6期ぶりの減収、7期ぶりの減益
年度後半より経営環境激変
販売面では国内需要の急減や海外需要の弱含
みの中で売上確保に努めた。
調達・生産面では増産から一転して、在庫削
減のための生産調整に取り組まざるを得ない
状況となった。
(RC生産実績 08年10月183台、09年3月88台)
07年度
08年度
設備投資額
8,128百万円
6,004百万円
減価償却費
1,973百万円
2,762百万円
◆建設用クレーン、国内減少・海外増加
⇒建設用クレーン(国内) 423億円 → 360億円
年度後半に買い控えのため需要急減
⇒建設用クレーン(海外) 626億円 → 738億円
欧州・北米・中東向け建設用クレーンが増加
(海外売上高比率は、過去最高の54.9%)
為替レート(EUR)
161.24円
152.44円
※欧米は、海外子会社売上のため1-12月売上
為替レート(US$)
117.84円
103.46円
※07年度期末配当には記念配当 2円を含んでおります。
※08年度より設備投資額にはリース資産分を含んでおります。
※為替レートは1-12月期中平均レート(海外子会社12月決算のため)
◆売上減少に伴い、利益も減少
経常利益
179億円 → 103億円
当期純利益
116億円 → 55億円
2
損益計算書(対前年同期比較)
(単位:百万円)
07年度
金額
◆売上原価率 75.1% → 78.2%
08年度
比率
金額
比率
売上高
174,360 100.0% 162,767 100.0%
売上原価
131,002
割賦販売利益
売上総利益
75.1% 127,342
78.2%
比較増減
-11,592
-3,659
-359
-0.2%
90
0.0%
450
42,997
24.7%
35,515
21.8%
-7,482
販管費
25,037
14.4%
25,149
15.4%
112
営業利益
17,960
10.3%
10,365
6.4%
-7,594
20
0.0%
-33
0.0%
-53
経常利益
17,980
10.3%
10,331
6.4%
-7,648
特別損益
480
0.3%
-313
-0.2%
-793
18,460
10.6%
10,018
6.2%
-8,442
6,756
3.9%
4,375
2.7%
-2,381
84
0.0%
104
0.1%
19
11,619
6.7%
5,539
3.4%
-6,080
営業外損益
税引前当期純利益
法人税等
少数株主利益
当期純利益
【増減のポイント】
・原材料価格の高騰によるコストアップを売価改善
で補うも、原価率は、前年同期比 3.1%悪化
(原材料価格アップ、円高、評価損)
◆割賦販売利益 △359百万円 →
90百万円
・未経過割賦販売利益戻入増加 191百万円
・未経過割賦販売利益繰入減少 259百万円
◆販管費
1億円増加
・変動費減少
・人件費減少
・その他諸経費増加
△670百万円
△218百万円
1,000百万円
◆営業外損益
・営業外収益 1,187百万円 → 1,423百万円
・営業外費用 1,167百万円 → 1,457百万円
◆特別損益
・貸倒引当金取崩益
・投資有価証券評価損
517百万円
951百万円
◆経常利益増減要因
⇒売上115億円減により
⇒売上原価率3.1%悪化により
⇒割賦利益の増加により
⇒販管費の増加により
⇒営業外損益の悪化により
△29億円
△50億円
+5億円
△1億円
△1億円
3
貸借対照表(対前期末比較)
(単位:百万円)
07年度末
手許資金
08年度末
金額
比率
金額
比率
22,202
12.5%
21,466
12.2%
比較
増減
55,987
31.6%
40,557
23.0% -15,429
たな卸資産
39,947
22.5%
51,003
28.9%
11,055
9,378
5.3%
10,371
5.8%
993
71.9% 123,398
69.9%
-4,117
流動資産計
127,516
有形固定資産
36,151
20.4%
37,912
21.5%
1,761
無形固定資産
736
0.4%
653
0.4%
-82
投資その他の資産
13,000
7.3%
14,499
8.2%
1,499
固定資産計
49,888
28.1%
53,066
30.1%
3,177
177,404 100.0% 176,465 100.0%
-939
資産合計
仕入債務
35,484
20.0%
27,914
15.8%
-7,569
有利子負債
28,563
16.1%
41,249
23.4%
12,685
その他
25,866
14.6%
20,839
11.8%
-5,026
負債計
89,914
50.7%
90,003
51.0%
89
87,490
49.3%
86,461
49.0%
-1,029
177,404 100.0% 176,465 100.0%
-939
純資産計
負債・純資産計
◆売上債権は減少
559億円 → 405億円
⇒売上債権回転期間の短縮続く。
(07年度:117.2日→08年度:90.9日)
-736
売上債権
その他
【増減のポイント】
◆たな卸資産は増加
399億円 → 510億円
(510億円のうちFAUNグループ分147億円)
⇒たな卸資産回転期間は悪化
(07年度:83.6日→08年度:114.4日)
◆有利子負債は増加
285億円 → 412億円
⇒短期 42億円増加、長期 79億円増加
リース債務 5億円増加
4
キャッシュ・フローの概要
年度後半の急激な需要減によるたな卸資産の増加、設備投資や仕入債務の支払いを財務活動によるキャッ
シュフローで賄うも、総合キャッシュ・フローは6億円の減少
税引前当期純利益 100億
売上債権減少 141億
たな卸資産増加 173億
営業活動CF
マイナス 51億
その他 27億
ニューエラー社株式譲渡 26億
仕入債務減少 63億
投資活動CF
マイナス 66億
有形固定資産の取得他 55億
TADANO Mantis社買収 37億
長期借入金純増 33億
短期借入金純増 109億
法人税等支払 83億
財務活動CF
プラス 120億
配当金支払他 22億
総合CF
マイナス 6億
5
製品別売上高
(単位:百万円)
(百万円)
200,000
建設用クレーン
高所作業車
空気圧機器事業
174,360
車両搭載型クレーン
建機事業その他
その他事業
07年度
金額
建設用
クレーン
162,767
160,000
33,478
29,818
14,957
11,957
15,250
11,084
120,000
08年度
比率
105,003 60.2%
金額
比較増減
比率
109,906
67.5%
金額
増減率
4,903
4.7%
車両搭載型
クレーン
15,250
8.7%
11,084
6.8%
-4,165 -27.3%
高所作業車
14,957
8.6%
11,957
7.4%
-2,999 -20.1%
その他
33,478 19.2%
29,818
18.3%
-3,659 -10.9%
建機事業
168,689 96.7%
162,767
100%
-5,922
-3.5%
80,000
空気圧機器
事業
3,070
1.8%
-3,070
その他事業
2,600
1.5%
-2,600
174,360
100%
109,906
105,003
40,000
合計
海外売上比率
0
07年度
162,767
46.8%
100%
-11,592
54.9%
-6.6%
8.1%
※ 08年4月1日に、空気圧機器とその他事業を営む㈱ニューエラーの
08年度
全株式を長野計器㈱に譲渡しました。
6
海外仕向地別売上高推移
( 百万円)
海外売上は、 02年度以降08年度まで7年連続の増加(年度ベース)
前年度比 +13.1%→+21.7%→+12.8%→+36.7%→+30.0%→+33.9%→+9.6%
100,000
80,000
60,000
オールテレーンクレーン ATF160G
40,000
20,000
0
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
11,435
9,754
10,893
11,978
12,000
ヨーロッパ
3,619
3,325
3,042
3,859
5,413
アメリカ(北米・中南米)
4,225
4,368
5,362
5,185
4,888
アジア(中国含む)
2,142
3,098
3,602
5,663
7,347
中東
956
1,524
2,066
3,696
4,634
アフリカ他
22,379
22,072
24,968
30,384
34,285
合計
99.63
108.80
118.41
131.03
134.47
為替レート(EUR)
107.83
121.54
125.35
115.99
108.24
為替レート(US$)
23.8%
25.0%
30.1%
31.4%
33.7%
海外売上比率
※為替レートは期中平均レート(海外子会社12月決算のため、通期1-12月平均)
01年度以前はDMをEURに換算したものを表示しております。
アメリカのうち、北米 07年度 18,342百万円 → 08年度 20,145百万円
00年度
01年度
02年度
03年度
16,292
11,519
4,749
8,507
5,790
46,859
136.92
110.21
38.8%
19,170
14,744
7,861
11,708
7,409
60,894
146.14
116.38
42.1%
25,566
20,884
12,069
13,878
9,158
81,557
161.24
117.84
46.8%
29,630
22,867
10,954
15,836
10,063
89,354
152.44
103.46
54.9%
7
建設用クレーン
建設用クレーン売上高(海外)
(百万円)
73,815
80,000
40,000
24,629
44,184
下期
上期
18,873
36,325
23,728
37,489
13,821
20,455
世界台数シェア
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
( 暦年ベース)
23.7%
23.3%
21.0%
22.3%
21.5%
28,430
建設用クレーン売上高(国内)
5 6 ,5 1 6
5 8,8 93
4 1 ,5 3 5
45 ,76 4
( 百万円)
3 2,7 99
40 ,00 0
80,000
下期
上期
21,135
24 ,76 1
26,198
33,965
42,353
36,091
22,297
14,301
16,159
20,056
21,790
17,806
10,793
10,342
13,926
12,272
国内台数シェア
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
(年度ベース)
49.2%
47.8%
46.4%
51.3%
49.6%
0
5 0,6 26
7 8 ,1 5 0
80 ,00 0
60 ,00 0
40,000
10 9 ,9 0 6
1 0 5,0 03
1 00 ,00 0
34,219
32,695
13,969
10,660
0
1 20 ,00 0
62,650
下期
上期
建設用クレーン売上高
(百万円)
5 9,2 80
4 8 ,4 8 6
20 ,00 0
3 6 ,6 1 4
21 ,00 3
2 6,0 93
0
04 年度
0 5年度
0 6 年度
0 7年度
0 8 年度
8
国内建設投資の推移と見通し
(兆円)
90
政府投資: 政府建設投資
民間投資: 民間建設投資
80
民間投資は、09年度減少
70
(民間設備投資の減少背景)
60
50
40
30
20
10
0
06年 07年 08年 09年
85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年
度実 度見 度見 度見
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
績見 込み 通し 通し
政府投資 19.3 20.7 22.5 23.3 24.2 25.7 28.6 32.3 34.2 33.2 35.1 34.5 32.9 33.9 31.9 29.9 28.1 25.9 23.4 20.8 18.9 18.2 17.9 16.7 16.3
民間投資 30.6 32.7 38.9 43.2 48.8 55.6 53.7 51.6 47.4 45.4 43.8 48.2 42.2 37.4 36.5 36.2 33.0 30.9 30.2 31.9 32.5 33.5 30.7 30.8 28.4
建設投資 49.9 53.5 61.5 66.6 73.1 81.4 82.4 83.9 81.6 78.7 79.0 82.8 75.1 71.4 68.5 66.1 61.2 56.8 53.7 52.8 51.5 51.8 48.6 47.5 44.7
※ 数字はすべて名目建設投資。予測は、(財)建設経済研究所の「建設投資の見通し」(09年4月21日発表)による。
9
建設用クレーンの国内総需要の推移
( 台)
08年度建設投資見通し約48兆円は、85年度レベル
(08年11月新発売:排ガス規制
対応のラフテレーンクレーン)
8,0 00
ピーク時 90年度 6,755台
7,0 00
GR-600N
6,0 00
総需要は、07年度まで5年連続増加したが
5,0 00
08年度は前年度比▲21.8%
(前年同期比:上期+7.8%、下期は需要急減で▲47.7%)
4,0 00
3,0 00
2,0 00
1,0 00
0
85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
下期総需要 1,314 1,390 1,849 2,755 3,039 3,489 3,173 2,276 1,749 1,788 1,933 2,327 1,417 913 812 762 569 530 607 740 907 1,071 1,311 685
上期総需要 1,302 1,383 1,653 2,467 2,609 3,266 3,367 2,766 2,035 1,737 1,863 2,247 1,821 1,019 792 697 644 536 571 642 811 982 1,148 1,237
通期総需要 2,616 2,773 3,502 5,222 5,648 6,755 6,540 5,042 3,784 3,525 3,796 4,574 3,238 1,932 1,604 1,459 1,213 1,066 1,178 1,382 1,718 2,053 2,459 1,922
※ 数字は当社調べ
10
建設用クレーン
国内シェア 51.3%→49.6%で1位
油圧式建設用クレーン国内総需要1,922台(08年度、当社調べ) 前期比21.8%減、6年ぶりの減少
⇒年度後半に入り、景気の先行き懸念による買い控えにより、需要が急減
国内売上高は360億9千1百万円(前期比 85.2%)
【オールテレーンクレーン】
【ラフテレーンクレーン 】
・国内建設用クレーンの中心機種
国内総需要の96%(北米総需要の73%)
・市街地の建築工事に欠かせない都市型クレーン
・コンパクトな車体で、挟小地でも性能発揮
(前輪、後輪共にステアリング可能)
・クレーンの運転席と自動車の運転席が兼用
・国内向け12~60t吊り 4機種
(排ガス対応、動態管理システム搭載)
・海外向け12~70t吊り 5機種
(国内海外向け共にタダノ製造)
・国内は一般道走行
北米はトレーラー輸送
(写真製品:08年7月発売
ラウンドブームを採用した最新鋭機)
GR-250N
・国内では都市開発、高架・橋梁工事向けの大型クレーン
国内総需要の3%
ATF220G
(欧州総需要の75%)
・遠距離走行性に加え
小回り性にも優れる。
(写真製品:08年3月発売
ファウン製造日本向け機種 第2弾
5軸のうち4軸ステアリング可能)
・国内向け60~550t吊り5機種
(タダノ製造;キャリヤは独ファウン製)
・海外向け40~220t吊り 8機種(独ファウン製造)
・国内一般道走行時には分解搬送が必要
欧州では分解走行不要
11
建機事業(建設用クレーン)
【トラッククレーン】
・走行性に優れたトラックに架装したクレーン。国内総需要の1%、主に海外向け
・遠距離走行性に優れる。
・国内向け20t吊り2機種(タダノで製造)
・海外向け30~90t吊り6機種(タダノと独ファウンで製造)
・キャリヤは従来は日産ディーゼル製であったが、日産ディーゼルより技術供与
及びエンジン等部品供給を受け、06年1月よりキャリヤ自社生産開始
GT-550EX
【建設用クレーンの共通事項】
~監督官庁~
・国土交通省(自動車の規制)及び厚生労働省(クレーンの規制)
・ここ数年、NOx・PM等排ガス規制、騒音規制が強化傾向
近年は、走行規制(オールテレーンクレーン等大型機種の分解搬送)の取締り強化の動き
~主な国内販売先と特徴~
・クレーン工事業(ゼネコンの一次・二次下請で、クレーン免許を有するオペレーター付でクレーンを現場派遣)
・90年代までは業界慣行で手形による割賦販売が多かったが、現在はファイナンスリース会社経由へシフト
12
世界クレーン業界の再編図(油圧式クレーンメーカー・クローラクレーンメーカー)
American Crane(米)
石川島建機
98年
住友重機械
86年
99年
Demag (独)
01年
日立建機
02年
01年
日立住友
Link‐Belt
(米)
コベルコ
クレーン
02年
00年
02年
Compact Truck
(スイス)
MANITOWOC (米)
03年
02年
タダノ
02年
GROVE(米)
78年
90年
TEREX(米)
TADANO
Mantis(米)
06年
FAUN(独)
99年
LIEBHERR
(独)
Shuttlelift(米)
08年
08年
00年
07年
03年
北起多田野(中)
83年
National(米)
95年
Krupp(独)
Coles(英)
95年
Franna(豪)
PPM(仏)
中国現地国産
徐州(中)
浦元(中)
長江(中)
泰安(中)
87年
NA
P&H(米)
Lorain(米)
NA
Bendini(伊)
03年
京城重工(中)
08年 秦安東岳
重工(中)
加藤製作所
Autogru(伊)
Locatelli(伊)
ロシア現地生産
Marchetti(伊)
Autocranes(露)
NA
Gottwald(独)
錦州(中)
蛙埠(中)
三一(中)
買収を示す。(数値はその年度)
Luna(西)
Sennebogen(独)
提携を示す。(数値はその年度)
出資・JVを示す。
*日本建設機械工業会資料より、当社作成
13
建設用クレーンの世界総需要の推移
( 台)
※折れ線は、各市場の需要ボトムの年を1とし、各年の比率推移
を表す。(北米は2003年、欧州は1994年、日本は2002年)
ピーク年
ボトム年
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
北米
欧州
その他
日本
2002
2003
1,518 2,683 2,407 1,251 1,070 1,124 1,159 1,372 1,777 1,998 2,614 2,472 2,281 1,490 1,175
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
954
2004
2005
2006
2007
2008
1,101 1,614 2,398 2,988 3,577
1,728 1,939 2,470 2,248 2,009 1,238 1,120 1,272 1,502 1,702 2,110 2,268 2,392 2,290 2,031 1,995 1,941 2,053 2,116 2,485 3,002
449
536
571
918 1,316 945
704
868 1,026 1,379 895
554
559
812
757
896 1,073 1,270 1,618 2,273 2,834
5,244 5,684 6,755 6,619 5,042 3,831 3,505 3,711 4,384 3,821 2,151 1,667 1,493 1,378 1,085 1,154 1,350 1,614 1,961 2,345 2,317
8,939 10,842 12,203 11,036 9,437 7,138 6,488 7,223 8,689 8,900 7,770 6,961 6,725 5,970 5,048 4,999 5,465 6,551 8,093 10,091 11,730
合計
日本シェ ア 58.7% 52.4% 55.4% 60.0% 53.4% 53.7% 54.0% 51.4% 50.5% 42.9% 27.7% 23.9% 22.2% 23.1% 21.5% 23.1% 24.7% 24.6% 24.2% 23.2% 19.8%
1.59 2.81 2.52 1.31 1.12 1.18 1.21 1.44 1.86 2.09 2.74 2.59 2.39 1.56 1.23 1.00 1.15 1.69 2.51 3.13 3.74
北米
※ 1.海外のデータは暦年ベース
1.54 1.73 2.21 2.01 1.79 1.11 1.00 1.14 1.34 1.5292年以降はCIMA/CEMA/FEMの統計データより当社推計
1.88 2.03 2.14 2.05 1.81 1.78 1.73 1.83 1.89 2.21 2.68
欧州
2.海外市場の89~91年はSYSTEMATIC及びCIMAの統計データより当社推計。
4.83 5.24 6.23 6.10 4.65 3.53 3.23 3.42 4.04 3.52 1.98 1.54 1.38 1.27 1.00 1.06 1.24 1.49 1.81 2.16 2.14
日本
3.日本市場の89~91年は期単位で集計
4.中国・旧ソ連国産の建設用クレーンは含まず。また、北米市場のブームトラックは含まず。(スライド20の下段参照)
14
地域別需要機種構成(08年
08年1-12月暦年ベース)
12月暦年ベース)
TC
総需要 10,091台→ 11,730台 ※中国・旧ソ連国産の建設用クレーンは含まず。
RC
AC
欧州 総需 2,485台→ 3,002台(+20.8%)
(当社シェア 11.3%→ 12.1%)
TC 138台・RC 608台・AC 2,256台
アジア(日本含む)
総需 2,681台→ 2,609台(△2.7%)
(当社シェア 46.3%→ 49.7%)
北米 総需 2,988台→ 3,577台(+19.7%)
(当社シェア 10.1%→ 9.4%)
TC 558台・RC 2,620台・AC 399台
TC 60台・RC 2,397台・AC 152台
中東・アフリカ
総需 1,252台→ 1,601台(+27.9%)
(当社シェア 24.2%→ 23.2%)
TC 161台・RC 1,014台・AC 426台
※TCはトラッククレーン、RCはラフテレーンクレーン、ACはオールテレーンクレーンを表す。
数値はISC(AEM/CEMA/FEM)データによる当社集計。その他は、中南米、ロシア、オセアニア
台数・シェアは、07年1-12月からの変化を示す。
その他
総需 685台→ 941台(+37.4%)
(当社シェア 17.4%→ 16.5%)
TC 116台・RC 480台・AC 345台
15
建設用クレーン
世界シェア 22.3%→21.5%で2位
油圧式建設用クレーン 世界総需要11,730台(08年1-12月、当社調べ)総需要は、前期比16.2%増
⇒通年で需要増加したが、資金調達環境の変化やエネルギー関連プロジェクトの延期の影響で年度後半に失速
海外売上高は、738億1千5百万円 (前年同期比117.8%)
世界販売台数は増加したものの、シェアは低下し第2位であった。
・欧州エリア [主にオールテレーンクレーン市場]
・北米エリア
【タダノ・ファウン(独/バイエルン州)】
欧州総需要は増加した。
【タダノ・アメリカ(米/テキサス州ヒューストン)】
北米総需要は増加した。
・中国エリア [主にトラッククレーン市場]
【当社及び北起多田野(北京)起重機】
・その他エリア
【当社】
中東総需要は増加した。
・海外での販売サービスは、販売代理店経由がメインで、一部がグループ販売会社による直接販売・直接サービス
・製品開発は仕向地の自動車等の法規制に合致させる必要あり、新機種開発は通常2~3年要
・法規制や用途の違いがあって、建設用クレーンに見られる需要動向は、油圧ショベルとは異なる。
16
欧州事業
●FAUNグループの概要
【 FAUN GmbH 】
90年に買収、資本金:45百万EUR 当社100%出資
所在地:ドイツ国バイエルン州、事業内容:建設用クレーンの開発・製造
代表者:社長 アレクサンダー・クネヒト、従業員:504人
【 TADANO FAUN GmbH 】
資本金:5百万EUR FAUN社100%出資、所在地:FAUN社と同じ
事業内容:建設用クレーンの販売
代表者:社長 大屋敷 智、従業員:94人
【 TADANO FAUN Holland B.V. 】
資本金:908千EUR TADANO FAUN GmbH社100%出資
所在地:オランダ国ヴェーネンダール、事業内容:建設用クレーンの販売
代表者:社長 大屋敷 智、従業員:7人
FAUN GmbH
●グループ売上高の推移
04年:114百万EUR/206台、05年:175百万EUR/271台、06年:218百万EUR/331台、07年:266百万EUR/373台
08年:309百万EUR/502台
●設備投資の状況
ブーム組立棟の新築:07年3月竣工、キャリヤ組立ラインの増設:07年7月着手、08年3月完了、
オプション取付棟の増築:07年7月着手、08年10月完了
●部品製造合弁会社の設立
設立:08年9月、所在地:ドイツ国バイエルン州FAUN社工場内
会社名:【TADANO FAUN Stahlbau GmbH(タダノファウンシュタールバウ)】
資本金:650千EUR(出資比率 FAUN社 80%、アムロン10%、香西鉄工所10%)
事業内容:FAUN社向け建設用クレーン部品の製造
代表者:社長 作田 実(当社)
オプション棟
事業計画:2011年売上高1百万EUR、従業員12名
17
米州事業
●米州グループ会社の概要
【 TADANO America Holdings, Inc. 】
資本金:45,001千USD 当社100%出資
所在地:米国テキサス州、事業内容:米州持株会社
代表者:社長 澤田 憲一
【 TADANO America Corp. 】
資本金:2,500千USD 当社100%出資、所在地:TAHIと同じ
事業内容:建設用クレーンの販売
代表者:社長 柿沼 陽、従業員:51人
TADANO America Corp.
【 TADANO Mantis Corp. 】
08年に買収、資本金:287千USD TAHI社100%出資
所在地:米国テネシー州、事業内容:油圧伸縮ブーム式クローラークレーンの製造・販売
代表者:社長 森田 士朗 、従業員:130人
●TADANO America Corp.売上高の推移
04年:30百万USD、05年:80百万USD、06年:95百万USD、07年:142百万USD、
08年:145百万USD
TADANO Mantis社
主要製品である
伸縮ブーム式クローラー
クレーン
●米国クレーンメーカー(現TADANO Mantis)買収
・2008年12月に米国伸縮ブーム式クローラークレーンメーカーであるSpanDeck社(現TADANO Mantis)
を買収
・買収金額:37.5百万USD(有利子負債8.7百万USDを含む)
・主要製品:伸縮ブーム式クローラクレーン(履帯式の足回りを持つキャリヤに油圧伸縮するブームを
持つクレーンを組み合わせた製品で、これまで当社では扱っていない製品)
土木・建設工事に使われ、不整地や泥濘地、トンネル内での作業などに適する。
・同製品において世界シェア35%(総需要196台)、北米シェア86%(同72台)でともに
第1位(07年TADANO Mantis調べ)
・売上高:63,200千USD(09年計画)、営業利益:6,700千USD(同)
18
中国事業
●油圧式クレーンの中国市場の状況
08年暦年の油圧式クレーン総需要は21,000台(+10%)、09年は16,000台(▲25%)と推定(当社調べ)
03年9,500台(+50%)→04年11,500台(+21%)→05年10,800台(▲6%)→06年約14,100台(+30%)→07年約19,500台(+38%)
なお、吊り上げ能力25t吊り以下の小振りのクレーンが総需要の約83%、中国国産のトラッククレーンがほとんど。
●建設用クレーン合弁会社【北起多田野(北京)起重機有限公司】の概要
資本金:3千万US$。当社50%、北京京城重工機械有限責任公司50%出資(設立日03年3月)
所在:北京市順義区林河(北京市郊外) 工場3.6万㎡、工場用地12万㎡
事業内容:トラッククレーン、ラフテレーンクレーン等の製造販売
役員:董事長 蘇 傑(京城重工)、副董事長 程 箭(当社)
総経理 多田野 誠二(当社)、常務副経理 袁 暁峰(京城重工)、副総経理 内田 秀三(当社)
北起多田野
従業員 約300名(うち当社出向8名、出張ベースでの指導 当面5名前後)
07年 売上台数314台 シェア1.6% 売上高3.3億元、累損解消を1年前倒しで07年達成
08年 売上台数337台 シェア1.4% 売上高3.6億元
◆06年1月に当社 追加出資1千万US$を実施。
・目的:「高性能・高品質のタダノブランド」の地位を中国市場で確立する。
・トラッククレーン製造を自動車産業該当との当局見解を踏まえ、上限の50%まで追加出資
※現時点では、連結対象とはならず、グループ業績に与える影響はほとんどない。
●油圧部品合弁会社【京城多田野(北京)液圧機器有限公司】の概要
資本金250万㌦:出資者、タダノ50%、三村鉄工5%、村上製作所5%、京城重工40%、
07年9月20日設立
所在:北京市通州区(京城重工が建設予定の工場をリースにて借り受け)
京城多田野
09年1月製造開始:北京オリンピック等の影響で当初計画より9ヶ月の遅れ
役員:董事長 蘇 傑(京城重工)、副董事長 南 幸男(当社)、総経理 南 幸男、副総経理 張 迎選(京城重工)
事業内容:建機用油圧部品(バルブ、ロータリージョイント、小型シリンダ、配管等)の製造販売
(香川県の協力工場の出資や協力を得る合弁は初めて。当面、北起多田野への供給目的、将来は日本へも)
19
車両搭載型クレーン
【カーゴクレーン】国内シェア 48.3%→46.2%で2位
国内総需要 10,610台(08年度、当社調べ)総需要は、前期比で30.9%減
⇒トラック需要が引続き減少するなか、燃費や品質を一段と高めたモデルチェンジ製品を市場投入
するなど拡販に努めたが、前期比41億円減の110億8千4百万円(前期比 72.7%)
・通常のトラックに架装した小型クレーン、貨物の積載・運搬・設置作業等が1台で可
ZE364
・物流用途、造園業や建設業用途、トラックディーラーの間接販売
・小型・中型・大型トラック架装用に多数の機種 0.49t~4.9t吊り
(右上写真は、品質や燃費を高めたモデルチェンジ機種08年1月発売のZestシリーズ)
(右下写真は、車両運搬車スーパーセルフローダー)
~監督官庁~
・主に厚生労働省(クレーンの規制)
~主な販売先と特徴~ ・国内トラックディーラー
・トラック需要に左右される傾向
・ここ数年、タダノアメリカを経由し、
北米でブームトラックを拡販中
住宅や一般建設用途
クレーン部を輸出し、現地にてトラックに架装
(左写真は、20t吊りブームトラック)
07年度以降は住宅建設減少により需要減少
TM20110
・
SS28
20
車両搭載型クレーン
カーゴクレーン総需要(当社調べ)
( 台)
30,000
99,620
10,000
車両搭載型クレーン売上高
( 百万円)
120,000 20,000
105,510
20,000
( 台)
105,430
下期
上期
17,235
下期
上期
普通トラック上半期総需要
85,110
普通トラック年間総需要
17,410 17,280
15,670
15,360
56,430
62,960
52,120
49,100
8,310
8,900
8,060
7,520
10,610
36,860
43,150
3,920
16,425
100,000
15,000
15,250
14,721
80,000
8,271
8,495
60,000 10,000
40,000
20,000
8,510
8,970
7,840
6,690
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
-0.7%
-11.1% -30.9%
0
0
前年同期
-12.0% +11.1%
増減率
11,084
4,420
5,000
7,610
7,524
7,630
7,091
7,930
8,964
7,725
6,664
0
国内台数シェ ア
(年度ベース)
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
48.4%
47.6%
48.8%
48.3%
46.2%
( 年度ベース )
21
高所作業車
国内シェア 27.2%→32.7%で2位
トラック搭載タイプ国内総需要2,967台(08年度、当社調べ) 総需要は、前期比45.8%減
⇒通信向け需要が昨年度前半でピークアウトし、レンタル向け需要も大幅に減少するなか、拡販に
努めた結果、シェアは向上したが、前期比30億円減の119億5千7百万円(前期比 79.9%)
・電気・通信工事用
~監督官庁~
(通信用6機種、電工用3機種)
・主に厚生労働省(高所作業車の規制)
スーパー
・看板や内外装等の一般工事用
~主な販売先と特徴~
デッキ
(一般用10機種、クローラ2機種、ホイール3機種)
・電力電工、通信、レンタル、一般、国土交通
・足回りはトラックだけでなく、
省や旧道路公団等。
・電力電工・通信・レンタル全てにおいて設備
ホイール、クローラもあり
投資抑制の動き
・当社は、高付加価値のスーパーデッキ及び
・高度な制御技術を装備した
高架橋梁点検車の販売に注力
独自製品「スーパーデッキ」 4機種
・高架道路や橋梁点検のための
「高架橋梁点検車」 2機種
22
高所作業車
(台)
国内高所作業車総需要(当社調べ)
8,000
下期
上期
高所作業車売上高
( 百万円)
20,000
下期
上期
6,114
6,000
14,957
15,000
5,476
12,965
4,560
3,197
4,000
3,692
2,267
10,000
5,818
5,290
1,399
2,000
2,917
(年度ベース)
7,190
6,239
2,013
0
前年同期 04年度
増減率
-3.4%
8,136
9,405
2,967
2,609
1,679
11,957
11,343
5,000
3,209
1,951
4,115
1,568
5,104
5,774
6,820
6,139
0
05年度
+23.5%
08年度
国内台数シェア
04年度
05年度
06年度
07年度
08年度
+34.1% -10.4% -45.8%
( 年度ベース )
24.0%
25.1%
22.4%
27.2%
32.7%
06年度
07年度
23
その他
⇒部品、修理、中古車等のその他売上高は、円高と需要減により中古車売上が減少したため 、
298億1千8百万円(前期比 89.1%)
【中古クレーン】
・ここ数年、世界的なクレーン需要拡大で、
中古価格高騰続いた。
・08年度後半に、円高と需要急減により中古車価格
が急落
【部品修理】
・当社は、修理用の部品売上を計上
(修理は、主に国内指定サービス工場や海外代理店
が担当し、サービス工場や海外代理店で売上計上)
オールテレーンクレーンブーム着脱作業例 CL-500
【オールテレーンクレーン着脱リフター】
・公道走行に際して、法令に基づき分解・搬送を必要
とする国内オールテレーンクレーンの着脱用リフター
24
その他
その他売上高
(中古クレーン等)
( 百万円)
2 0,00 0
( 百万円)
2 0,00 0
下期
上期
1 5,15 4
その他売上高
(部品、修理、建機周辺商品他)
下期
上期
15 ,4 02
15 ,8 57
1 7,9 39
1 5,46 8
15 ,5 39
1 4,51 4
1 5,00 0
1 5,00 0
1 2,70 4
7,58 3
7 ,2 58
8 ,2 11
7 ,7 98
1 0,00 0
1 1,2 94
3,86 4
9,68 3
1 0,17 0
8,25 5
8,35 3
0 7年度
0 8年度
8,13 9
1 0,00 0
7,90 9
6,69 4
5,00 0
5,00 0
7,57 1
8 ,1 43
0 4 年度
0 5年度
1 8,52 4
7 ,6 45
7 ,7 40
7,42 9
0 6年度
07 年度
0 8 年度
6,01 0
6,60 5
7,32 9
04 年度
05 年度
0 6 年度
0
0
25
09年度業績予想
【09年度の経営方針】
(単位:百万円)
08年度
金額
売上高
162,767
09年度予想
比率
金額
100.0% 125,000
比較増減
比率
100.0% -37,767
営業利益
10,365
6.4%
4,100
3.3%
-6,265
経常利益
10,331
6.3%
3,750
3.0%
-6,581
5,539
3.4%
2,200
1.8%
-3,339
当期純利益
1株当たり配当金
中間 8.00円 中間 5.00円
期末 8.00円 期末 5.00円
【予想】
国内需要・海外需要ともに減少し、減収減益
【課題】
●たな卸資産の圧縮
●シェアアップによる売上確保
●原価低減と抜本的経費削減
●品質力向上とCS(カスタマーサポート)体制強化
年間 16.00円 年間 10.00円
08年度
経営環境の激変を受けて、「中期経営計
画(08-10)」を当面凍結する。
①コアバリューの追求「安全・品質・効率」
②急激な市場変動への迅速な対応
09年度計画
設備投資額
6,004百万円
1,200百万円
減価償却費
2,762百万円
2,868百万円
為替レート(EUR)
152.44円
125.00円
為替レート(US$)
103.46円
95.00円
【経常利益増減要因】
⇒売上377億円減により
⇒売上原価率1.3%悪化により
⇒割賦利益の増加により
⇒販管費の減少により
⇒営業外損益の悪化により
△82億円
△16億円
+4億円
+31億円
△3億円
※08年度より設備投資額にはリース資産分を含んでおります。
26
09年度業績予想(製品別売上高)
(単位:百万円)
( 百万円)
建設用クレーン
車両搭載型クレーン
高所作業車
その他
162,767
150,000
11,084
100,000
125,000
高所作業車
21,650
その他
10,014
合計
8,191
50,000
109,906
85,145
0
08年度
金額
建設用
クレーン
車両搭載型
クレーン
29,818
11,957
08年度
09年度予想
海外売上比率
09年度予想
比率
109,906 67.5%
比較増減
金額
比率
金額
増減率
85,145
68.1%
-24,761 -22.5%
11,084
6.8%
8,191
6.6%
-2,893 -26.1%
11,957
7.3%
10,014
8.0%
-1,943 -16.2%
29,818 18.3%
21,650
17.3%
-8,168 -27.4%
125,000
100%
-37,767 -23.2%
162,767
54.9%
100%
52.0%
-2.9%
【製品別ポイント】
◆建設用クレーン
△247億円
(国内)買い控えにより、売上減 △71億円
(海外)欧州・中東向け減少で売上減 △176億円
◆車両搭載型クレーン
△28億円
国内需要の後退を受け減少
◆高所作業車
△19億円
国内需要の後退を受け減少
◆その他
△81億円
中古車・部品他で売上減
27
09年度業績予想(海外仕向地別売上高)
(百万円)
アフリカ他
中東
アジア
アメリカ
ヨーロッパ
(単位:百万円)
89,354
08年度
80,000
金額
09年度予想
比率
金額
比較増減
比率
金額
増減率
29,630
ヨーロッパ
29,630 33.2%
23,128 35.6%
-6,502 -21.9%
アメリカ
(北米・中南米)
22,867 25.6%
21,747 33.5%
-1,120
アジア
10,954 12.3%
6,947 10.7%
-4,007 -36.6%
中東
15,836 17.7%
6,690 10.3%
-9,146 -57.8%
アフリカ他
10,062 11.3%
6,488 10.0%
-3,574 -35.5%
65,000
60,000
-4.9%
23,128
22,867
40,000
10,954
20,000
21,747
15,836
6,947
合計
6,690
10,062
89,354
100%
65,000
100% -24,354 -27.3%
※09年度アメリカには連結予定のTADANO Mantisの売上を含む。
6,488
0
08年度
09年度予想
28
参考資料(製品に関わる排ガス規制の概要)
規制値の単位:g/kWh
当社製品等
所管
法令等
国交省
・トラック
(カーゴクレーン (旧運輸)
架装対象)
道路運送
車両法
(省令)
道路運送
車両の保
安基準
・オールテレーン
クレーン
自動車
NOx・PM法
(適用:条例のみ)
03年
(H15)
04年
(H16)
05年
(H17)
新型車10月 継続生産車9月
06年
(H18)
07年
(H19)
08年
(H20)
新短期 KR-(12t以下) 新長期(3.5t超)
NOx PM
3.38 0.18
9月
9月
10月
10年
(H22)
10月 0.7
0.01
(12t超)
新短期 KS-(12t超)
国交省
(旧建設)
・ラフテレーン
クレーン
国交省
(旧運輸)
(通達)
建設機械
に関する
技術指針
道路運送車
両法
(省令)
道路運送車
両の保安基
準
運行規制
運行規制強化
PM
0.25
10月
*新車登録後7年経過で対象
PM
0.18
【運行】
9月
直轄工事使用規制(2次規制)
NOx
6.0
新型車10月
【登録】
4月施行
10月施行
平成10年
(1次規制)
【生産】
*新車登録後8~10年経過で対象
NOx PM
NOx・PM法車種規制 4.5 0.25
東京都
条例
(千葉、埼玉、
神奈川県も
類似)
11年
(H23)
09年目標値
NOx PM
中央環境
10月 0.7 0.01
審議会
(3.5t超12t以下)
八次答申 NOx PM
NOx PM
2.0 0.027
10月
09年
(H21)
(適用地域)東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・愛知県・三重県・大阪府、兵庫県の対策地域。
・トラッククレーン
・高所作業車
(トラックタイプ)
02年
(H14)
PM
0.20
【使用】
移行
継続生産車9月
NOx PM
3.6 0.17
平成19年75kW~130kW
ディーゼル特殊自動車平成15年規制
平成18年130kW~560kW
平成22年頃
新規制
【生産】
29
Fly UP