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エコクレイウォールⅡ工法PAT

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エコクレイウォールⅡ工法PAT
ライト工業の
技術情報通信
Raito Press
10
vol.
OV E M
2 015 N
BER
2015 年 11 月号
編集・発行:ライト工業株式会社
目次
エコクレイウォールⅡ工法について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.1
現場紹介ー
「矢作川白浜漏水対策工事」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.2
ごあいさつ
深秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
ライトプレスVol.10では、
「エコクレイウォールⅡ工法」の事例をご紹介します。
皆様の業務にお役にたてる内容を今後も提供してまいりたいと考えております。
今後ともにご高配のほど、よろしくお願いいたします。
新しい環境配慮型遮水壁工法
エコクレイウォールⅡ工法
建設技術審査証明書
PAT
建設技術審査証明書 技審証第 0701 号(一財)
土木研究センター
ARIC 登録番号 No.0403
▶ 環境配慮型遮水壁工法
概要
ARIC
特長
エコクレイウォールⅡ工法は、粘土鉱
物(ECウォール材)を主材料とした、
セメントを使用しない連続粘土遮水壁
工法です。
当工法は、少量の掘削液と
粉体状のECウォール材(A、B)
を現位
置土と混合撹拌を行います。
この粉体
状のECウォール材が掘削液を吸水し
膨潤することで遮水性能の高い粘土
遮水壁を造成します。
1 環境配慮型工法
施工時の排泥がなく、セメントを使用しないため
従来工法に使用されるセメントの製造過程に排出
されるCO₂の削減に繋がり、環境負荷を大きく低減
することができます。
2 高い遮水性能
止水シートを併用せずに高い遮水性能を実現し、
透水係数は、10-7(cm/s)以下と非常に優れた性能
を有しています。
4 地震に対する安全性
粘土遮水壁であるため、変形追随性および自己
修復機能を兼ね備え、地震時においても壁体に
クラックが入らず安全性に優れています。
5 吸着性
粘土鉱物を用いた壁体であるため、壁体自体に重金属
等の汚染物質を吸着する能力を有しています。また、
セシウムに対する優れた吸着能力も確認されています。
6 経済性
排泥がなく、経済性に優れた工法です。
3 耐久性
使用する材料は粘土鉱物を主体とするため、壁体
の劣化がなく長期にわたり安定した遮水壁を造成
できます。
7 狭隘地でも施工可能
小型等厚式施工機により狭隘部や近接部での施工が可能です。
適用例
当工法は遮水性、
耐久性、
地震時の安全性に優れていることから、
調整池の遮水壁、
堤体の漏水対策、
最終処分場の遮水壁、汚染土壌の封じ込めなどに適用できます。
エコクレイウォール
エコクレイウォール
エコクレイウォール
産業廃棄物
床付け面
汚染物質
透水層
不透水層
調整池の遮水壁
不透水層
不透水層
堤体の漏水対策
最終処分場の遮水壁
1
エコクレイウォール
汚染土壌の封じ込め
不透水層
現場紹介 ー「矢作川白浜漏水対策工事」
エコクレイウオールⅡ工法は、優れた遮水性能と耐久性を評価され当現場で要求された河川堤防の浸透による
パイピング防止を十分に確保できるものとして採用されました。
■ 工事概要
発注者名 : 国土交通省 中部地方整備局 豊川河川事務所
施工者名 : 株式会社 近藤組
施工目的 : 洪水時における河川水位上昇に伴う堤体および基礎地盤への浸透によるパイピング防止
施工期間 : 平成26年10月~平成27年6月
施工数量 : 施工延長L=288.1m、壁厚W=550㎜、壁深度H=16.8~17.8m、壁面積
(橋梁部)
A=4,940m²
要求性能 : 透水係数k=1.0×10ー6cm/s以下
施工箇所
施工状況
施工箇所
国土交通省中部地方整備局豊橋河川事務所HP参照
NO.8
NO.4+5.0
NO.2+5.0
要求性能
1.0×10-6
透水係数
NO.ー1ー10.0
NO.ー3
1.0×10-7
(cm/s)
1.0×10-8
1.0×10-9
No.-3
エコクレイウォールⅡ
No.-1-10.0
No.2+5.0
No.4+5.0
No.8
サンプル箇所
GL-3
概要図
GL-10
GL-16
ウェットサンプリングによる壁体透水試験の結果
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