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担保物権に関する基本書式

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担保物権に関する基本書式
担保物権に関する基本書式
1.オンライン庁・書面申請書の基本パターン ―― 抵当権の抹消
登 記 申 請 書
登記の目的
抵当権抹消(順位番号後記のとおり)
(注‐1)
原
平成20年1月4日弁済(注‐2)
因
権 利 者
杉並区高円寺一丁目2番3号
義 務 者
千代田区丸の内二丁目4番5号
甲野一郎
株式会社 東京銀行
代表取締役 乙野二郎(注‐3)
添付書類
登記識別情報(又は登記済証)(注‐4)登記原因証明情報(注‐5)
資格証明情報 代理権限証明情報
登記識別情報(登記済証)を提出することができない理由(注‐6)
□不通知 □失効 □失念 □その他(
平成20年1月10日申請
代 理 人
)
東京法務局 渋谷出張所
新宿区西新宿一丁目2番3号 法務太郎 印 (注‐7)
連絡先の電話番号 03-3456-7890
登録免許税
金2,000円(注‐8)
不動産の表示
不動産番号
1234567890123(注‐9)
所
在
杉並区高円寺一丁目
地
番
52番
地
目
宅地
地
積
250.06㎡
(順位番号3番)
不動産番号
56789101234
所
杉並区高円寺一丁目52番地
在
家屋番号
52番
種
類
居宅
構
造
木造瓦葺平家建
床 面 積
(順位番号1番)
130.55㎡
(注‐1)土地と建物とで順位番号が同じ場合はたとえば「1番抵当権抹消」のように記
載すれば足りる。
(注‐2)債務を完済し、抵当権が消滅した日を記載する。
(注‐3)登記権利者は抵当権の設定者、登記義務者は抵当権者である。
(注‐4)抵当権者の登記識別情報又は登記済証(いわゆる権利証)の原本を添付する。
2
登記済証は登記完了後返却される。登記識別情報を記載した書面は封筒に入れ、封筒には
抵当権者の氏名(名称)及び登記の目的を記載し、登記識別情報が在中する旨明記する。
(注‐5)登記原因証明情報とは登記の原因となった事実又は行為及びこれに基づき現に
権利変動が生じたことを証する情報をいう。抵当権抹消の場合は抵当権者が作成した弁済
証書や解除証書がこれに当たるが(なおこの場合の原因日付は抵当権設定契約解除の日付
で「年月日解除」と記載する)、それらがなければ報告的な登記原因証明情報を別に作成
して提出する。
(注‐6)登記識別情報(又は登記済証)を提出できないときはその理由の箇所に☑する
ことになる。この場合には抵当権者の印鑑証明書の提出が必要となる。
(注‐7)認印でよい。書類補正の場合に備え、連結先電話番号(携帯番号が便利である)
を記載する。
(注‐8)抹消の登録免許税は、不動産一個につき1,000円である。申請書の次に印紙
用の台紙を綴じ、収入印紙又は現金納付の場合の領収書を貼り付け、申請書との間に(代
理人が)契印(割印のこと)をする。
(注‐9)不動産番号を記載したときは、土地の所在・地番等の記載は省略できるが、誤
記の場合に備えて、この様に併記しておくことが実務上は望ましいとされる。
【報告的な登記原因証明情報・参考例】
登記原因証明情報
1. 当事者及び不動産等
(1)対象となる抵当権の登記
平成18年1月8日受付第302号抵当権
(2)当事者
権 利 者
(甲)杉並区高円寺一丁目2番3号
義 務 者
(乙)千代田区丸の内二丁目4番5号
(3)不 動 産
甲野一郎
株式会社東京銀行
(省略)
2.登記の原因となる事実又は法律行為
甲は、乙に対し、平成20年1月4日、本件抵当権の被担保債権全額を弁済しま
した。
平成20年1月10日 東京法務局 杉並出張所
上記の登記原因により抵当権が消滅したことに相違ありません。
(債務者兼設定者) 杉並区高円寺一丁目2番3号
(抵当権者)
千代田区丸の内二丁目4番5号
甲野一郎 印
株式会社東京銀行
代表取締役 乙野二郎 印
3
【登記記録】
【権利部(乙区)
】
(所有権以外の権利に関する事項)
【順位番号】 【 登 記 の 【受付年月日・ 【原 因】
目的】
1
【権利者その他の事項】
受付番号】
抵 当 権 設 平成18年1月 平 成 1 8 年 債 権 額 金2,000万円
定
5日第302号 1 月 4 日 金 利
息 年2.85%
銭 消 費 貸 借 損 害 金 年3.90%
同日設定
債 務 者
杉並区高円寺一丁
目2番3号
甲野一郎
抵当権者
千代田区丸の内二
丁目4番5号
株式会社東京銀行
(取扱店 杉並支店)
共同担保
目録(あ)第20
1号
2
1 番 抵 当 平成20年1月 平 成 2 0 年 余 白
権抹消
10日
1月4日弁
第426号
済
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先取特権に関する基本書式
2.一般先取特権の保存(要点のみ)
ケース..
給料債権担保のため、会社所有の不動産上に先取特権の登記を行う場合である。
一般先取特権は登記がなくても特別の担保(抵当権等)を有しない債権者には対抗できる
が、登記をした第三者には対抗できない(民336)から、登記をした第三者に優先する
ためには登記が必要となる。
登記の目的
一般の先取特権保存
原
平成○年○月から同年○月までの給料債権の先取特権発生
因
債 権 額
金何万円
債 務 者
住所
乙 株式会社
先取特権者
住所
甲
義 務 者
住所
乙 株式会社
添付書類
登記原因証明情報(注‐1) 登記識別情報(又は登記済証)
代表取締役 X
印鑑証明書(注‐2) 資格証明情報 代理権限証明情報
課税価格
債権額
登録免許税
4
× 1000
(注‐3)
(注‐1)給料債権の不払いの場合、原因証書がないのが普通だから、報告的な登記原因
証明情報を作成することになろう。
(注‐2)所有権登記名義人の作成後3箇月以内の印鑑証明書を添付する(令16‐Ⅱ、
Ⅲ、18‐Ⅱ、Ⅲ)。
(注‐3)登免別表一、一(五)。
【登記記録】
【権利部(乙区)
】
(所有権以外の権利に関する事項)
【順位番号】 【 登 記 の 【 受 付 年 月 【原 因】
目的】
1
【権利者その他の事項】
日・受付番号】
一 般 の 先 年月日
平 成○年 ○ 債 権 額 金何万円
取 特 権 保 第何号
月 から同 年 債 務 者 住所 乙株式会社
存
○ 月まで の 先取特権者 住所 甲
給 料債権 の
先 取特権 発
生
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