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501000
「インタープリテーションモデル」
シダは長生き
テーマ
いつ
随時
ところ
川久保(村落、林
川久保(村落、林間
村落、林間など)
など)
対象者
小学生( 年生)
年生)、ファミリー、シニア、学校教師
、ファミリー、 シニア、学校教師、一般、その他(
シニア、学校教師 、一般、その他(
どんな自然
植物(シダ類)
植物(シダ類)、その他生き物(
ガイド方法
ツアーガイド、ポイントガイド、ローテーションガイド、その他(
A:つかみ
A.○
A.○さあ、皆さん。この葉っぱを見たことあるかな?
(導入)
・興味を刺激し、心
を捉える
)
)、景観、環境学習、自然文化
)
●鳥の羽みたいだなあ、小さい葉っぱが沢山並んでるね、
鳥の羽みたいだなあ、小さい葉っぱが沢山並んでるね、・・○
・・○これはシダという
植物です。たくさんの種類があり、葉っぱの形も様々です。 ●フーン。
B.○
B.○それでは、皆さんの周りに何種類のシダが見えますか? ●5,10・
5,10・ ・ ・
○日本には約 630 種、イギリス約 70 種(氷河期を経験したため少ない)
氷河期を経験したため少ない )、川久保で
はイギリスよりも多い 88 種もあるそうです。
B:つなぎ
シダは約4億年前の古生代に発生し、石炭紀には大発生し今の石炭となりました 。
・ビジターの生き方
さらに恐竜時代の終りとなった大量絶滅からも生き延びてきました。人類の歴 史
とのつなぎ
・テーマへ近づける
500 万年に比べるとなんと長生きしていますね。
○シダは漢字で羊歯と書き、花が咲かない、胞子で増えるという特徴により花や
木々とは区別されています。ワラビ、ゼンマイなど食べられるものもあ ります。
ります。
C.○このシダの名前はなんでしょう。
このシダの名前はなんでしょう 。表から見ても、
表から見ても、裏から見ても同じように見
えます。●
えます。●わからんなあ。裏表同じなら両面シダだ。
C:本体
○そのとおりです。それでは川久保で見られるシダの一部を紹介します。
・自然をじっくり見
・トクサ:庭園にも植えられる管状のシダ(写真)
た り 探 検 し た
・イノモトソウ:軸に翼があり、村落付近にのみ生育(写真)
り・ ・ ・
・オオバイノモトソウ:軸に翼がなく、林間部に生育(写真)
・不思議発見へいざ
・イノデ:茶色い鱗片に覆われた新芽を猪の手に見立てた命名(写真)
なう
・ヤブソテツ:羽状の数が多く、広く分布(写真)
・リョウメンシダ:美しい大型シダ、裏から見ても同形に見える(写真)*
・クマワラビ:ソーラスは上部のみ、名は葉柄下部に密生する黒褐色の鱗片由来
・タチシノブ:可憐な感じのレース編み、3回羽状(写真)
・マメヅタ:岩や樹幹に着生、栄養葉は円形から楕円形、胞子葉はへら形(写真 )
・ゲジゲジシダ:羽と羽の間に翼、ゲジゲジをイメージすることより命名(写真 )
D.まとめ
(むすび)
・シシガシラ:獅子のタテガミに例えられた、放射状の株をつくる(写真)
・ゼンマイ:渦巻き状の新芽を食用、栄養葉と胞子葉に変身(写真)
・感じ・発見の交流
・カニクサ:1枚の葉が数メートルのつる状になる(写真)
・行動へつなげる呼
D.○
D.○他にもたくさんのシダが生えています。探してみてください。
びかけ
●はーい。
*川久保観察会では現物
注意・準備
写真
整理NO
作成者
別府 和清
作成時期
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2011.7.2
KB003
02
01
トクサ
03
オオバイノモトソウ
05
04
06
イノモトソウ
リョウメンシダ
[テキストを入力してください]
ヤマヤブソテツ
イノデ
07
クマワラビ(裏面)
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KB003
09
08
マメヅタ
タチシノブ
09a,b
マメヅタ 胞子葉
11
10
12
栄養葉
シシガシラ
ゲジゲジシダ
ゼンマイ
13
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カニクサ
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period)は、地質時代の区分のひとつ。古生代の後半で、デボン紀
・石炭紀(せきたんき、Carboniferous
石炭紀
の後、ペルム紀の前の時代を指し、これはおおよそ現在より 3 億 6700 万年前から 2 億 8900 万年前ま
での時期にあたる。この期間はデボン紀末の大量絶滅からペルム紀直前の数百万年に及ぶ氷河期で
区切られている。
名前の由来はこの時代の地層から多く石炭を産することによる。この地層から石炭を産するのは当時
非常に大きな森林が形成されていたことの傍証となる。
北米では石炭紀の前半をミシシッピ紀
ミシシッピ紀(Mississippian)、後半をペンシルベニア紀
ペンシルベニア紀 (Pennsylvanian) と呼
ミシシッピ紀
ぶ研究者もいる。これらはおおよそ 3 億 2300 万年前よりも前か後かで分けられる。
第四紀
新生代 新第三紀
古第三紀
顕
白亜紀
中生代 ジュラ紀
三畳紀
生
代
古生代
ペルム紀
石炭紀
デボン紀
シルル紀
オルドビス紀
カンブリア紀
原生代
始生代
冥王代
シルル紀、デボン紀よりシダ発生が確認されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シダ植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
』
成長したワラビ→
シダ植物(シダしょくぶつ、羊歯植物、歯朶植物)は、維管
シダ植物
束植物かつ非種子植物である植物の総称、もしくはそこ
に含まれる植物のことで、胞子によって増える植物である。
側系統群であることが判っている。
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側系統群を認める分類では、シダ植物はシダ植物門として、ひとつの分類群にまとめられることもある
が、単系統群のみを分類群とする体系では、シダ植物門とヒカゲノカズラ植物門の 2 群に分かれる(加
えて、トクサ植物門を独立門として置くこともあった)。非単系統群であるが、共通する点も多く、ここでは、
これらを総合して説明する。より一般的なシダ
シダについてはシダ綱を、それ以外については各群の項目を
シダ
参照されたい。
特徴
各シダ植物は、それぞれに性質の違う点もあるが、共通の性質はおおよそ次のようなものである[1]。
1. 維管束植物である。
2. 種子を形成しない。
3. 配偶体(有性世代)と胞子体(無性世代)という 2 つの世代があり、世代交代を行う。
4. 胞子体が生活史の中心を占めて、主な散布手段となっている。
5. 胞子体が主な生活形態だが、配偶体(前葉体)も胞子体から独立して生活している。
これらは、植物界にあって胞子体を発達させて維管束を持つようになった群のうち、種子植物以前の性
質を共有するグループと言ってもよいものである。我々は種子植物を中心に見がちなので、それ以前の
植物、という感じで、それぞれの差異に目を向けるより、共通性を意識してまとめてしまった、と言ってい
いだろう。
系統関係
陸上植物は車軸藻類と姉妹群の関係にある。陸上植物の中ではコケ植物がまず現れ、苔類、蘚類、ツ
ノゴケ類の順に古い起源を持つ。維管束植物は、ツノゴケ類と同一の起源から進化してきたと考えられ
る。
初期の維管束植物は、茎が発達する一方で、葉の未発達な段階があったと考えられ、そこから小葉シ
ダ類と大葉シダ類が別々に葉を発達させてきた。大葉シダ類からは、種子植物が現れる。小葉シダ類
からヒカゲノカズラ植物門が生き残り、大葉シダ類からシダ植物門の各種が生き残った。
シダ植物門には高木になるものが含まれるが、それ以外の類はいずれも小柄な植物である。しかし、そ
れぞれに古生代には大きな樹木のようになった先祖があり、いずれも多くの種を抱えていたとされる。し
たがって、現在の状態はいくつかの系統の、それぞれごく一部のものが小型化して生き延びた姿とも見
られる。
•
•
ヒカゲノカズラ植物門(小葉シダ類)
o
ヒカゲノカズラ類:ヒカゲノカズラ・トウゲシバ・ヨウラクヒバなど
o
クラマゴケ類:クラマゴケ・イワヒバなど
o
ミズニラ類
シダ植物門(大葉シダ類)
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o
マツバラン類:葉を持たない。マツバラン・イヌナンカクラン
o
ハナヤスリ類:真嚢シダ。マツバラン類に近縁。ハナヤスリ・ハナワラビ
o
トクサ類
o
リュウビンタイ類:真嚢シダ。
o
薄嚢シダ類:いわゆる一般的なシダ類。水生シダ類と合わせシダ綱を形成。
o
水生シダ類:サンショウモ・デンジソウ・アカウキクサは単系統を成す。
伝統的な分類
伝統的には、「シダ類」(Fern)は、葉を持つもののみを含め、近縁の種は「シダ様植物」(Fern ally)と呼
んだ。前者には、真嚢シダ類と薄嚢シダ類とが含まれ、後者には、トクサ類、マツバラン類等が含まれる。
シダ類とシダ様植物を合わせたものをシダ植物と言い、これら
は言い分けられていた。
生活環
シダ植物の生活環は典型的な単複世代交代型であり、胞子
体と前葉体の 2 期があり、それぞれが生活を営む。前葉体は
雌雄同体(ひとつの体に造卵器と造精器を持つ)が一般的で
あるが、イワヒバ科や水生シダは雌雄異体である。この場合、
胞子に雌雄の別がある。
前葉体と発芽したばかりの本体(コウヤワラビ)
胞子体
前葉体
(もしくは造胞体)
(もしくは配偶体)
核相
複相(2n)
単相(n)
光合成
する
する
体制
根、茎、葉を持つ
一般に 0.5~2cm のハート型の葉状体で、仮根を持つ
名称
生殖 無性生殖によって胞子(n)を作る
次世代
胞子は発芽して前葉体となる
(精子と卵細胞を作り)
有性生殖によって受精卵(2n)を作る
受精卵は成長して胞子体となる
体制について
葉
葉の構造は、大きく大葉と小葉に分かれる。前者は大きく広がった葉で、葉脈がその中で枝分かれする。
シダ植物門のものと、種子植物はこれである。小葉は、小さく単純で、葉脈は主脈のみで枝分かれはな
い。ヒカゲノカズラ植物門のものがこれである。トクサ類は当初は小葉であるとされたが、現在では大葉
の一つと見られている。
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茎の構造
シダ植物の茎は、ほとんどが肥大成長を行わない。維管束の配置は種子植物の真性中心柱(木部と師
部のセットが同心円に並ぶ)ではなく、中心に木部、それを師部が囲むという原生中心柱か、その変形、
あるいはそれが同心円的になった網状中心柱という形を取る。ただ、ハナヤスリ類だけで真性中心柱が
見られる。
胞子をつける胞子葉と、栄養葉の間であまり変わらないものから、連続的に、極端に 2 型性を持つもの
まである。後者では、栄養葉の上に胞子葉が乗っかっているように見えるハナワラビや、胞子葉がそれ
と見て分かるイヌガンソク、シシガシラ、クサソテツなどが観察しやすい。
胞子嚢
胞子嚢は、これらの植物の生殖器官である。基本的には柄を持つ嚢状の構造で、その内部に減数分裂
によって胞子を形成する。この胞子嚢の形成の様式に大きく 2 つある。
薄嚢性
単独の細胞から始まり、完成した胞子嚢は単一の細胞層に包まれる。普通のシダ類はこの
型。
真嚢性
数個の細胞が起源となって、垂直方向に分裂して、胞子嚢を形成する。完成した胞子嚢は、
複数層の細胞層に包まれている。ヒカゲノカズラ類、ミズニラ類、クラマゴケ類、マツバ
ラン類、トクサ類、ハナヤスリ類、それにリュウビンタイ類がこの型である。
胞子の二形
シダ植物のほとんどは 1 種類の胞子を造り、それが発芽すれば、前葉体には卵と精子が形成され、受
精が行われる。しかし、種子植物では花粉と胚嚢というように前葉体に雌雄の別があり、異なった部位
で異なった形の胞子が形成されている。このような配偶体の明らかな二形性は、その元となる胞子の大
胞子と小胞子の二形性に基づくものである。このような胞子の二形が見られるのは、現生のシダ植物で
はクラマゴケ類、ミズニラ類と水生シダ類だけである。
前葉体
一般のシダ類では前葉体は薄膜状で、ややゼニゴケを思わせる姿をしている。しかし、全く異なった姿
のものもいくつかある。やや異なった形のものとして、細長いリボン状やひも状のものがあり、普通のシ
ダ類の一部に見られる。
塊状
地中性で塊のような姿の前葉体を作るものに、ヒカゲノカズラ類、マツバラン類とハナヤ
スリ類がある。この型の前葉体は、菌類と共生関係を持つ。
内生型
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前葉体が胞子の膜外に伸び出さずに形成されるもので、クラマゴケ類がこれである。この
形は種子植物の場合にやや近い。
特殊な体制
シダ植物は維管束植物であり、いわゆる根・茎・葉があると言われる。しかし、この点から見直さねばな
らない例もある。
根も葉もないもの
マツバラン類は、ほぼ全体が茎のみからなり、分化した根も明らかな葉もない。そのため、
かつてはそれらが分化する前の原始的なものの生き残りと考えられた。現在では、より発
達した群から退化的に生じたとの説もある。
担根体
クラマゴケ類とミズニラ類に見られる構造で、茎に似ているが、葉を生じず、地中に向か
って伸び、その上に根を生じる。クラマゴケ類ではほぼ根に見える細長いものであるが、
ミズニラ類では短く詰まった形である。
担葉体
ハナヤスリ類に見られる構造で、茎に見えるが限定成長を行い、その上に胞子葉と栄養葉
をつける。
人との関わり
日本ではワラビ、ゼンマイ、クサソテツなど、山菜として利用されるものがいくつかある。その一部は、商
品として流通するほど、広く利用される。ジュウモンジシダ、ナチシダなども食用とされることがある。東
南アジアなどでは、オオタニワタリやミズワラビも使われる。
ヘゴなどの木性シダ類の幹やゼンマイ類の根塊が、洋ラン栽培など園芸用資材として利用される。
また、オオタニワタリなど、鑑賞価値の高いものは、古くから栽培されてきた。広くシダ植物の範囲では、
イワヒバとマツバランが、日本では古典園芸植物として、江戸時代より栽培が行われた。ただし、そのた
めの採取により、これらはその個体数が減少し、絶滅に瀕している地域もある。
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