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CSRレポート Vol.1(環境)

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CSRレポート Vol.1(環境)
モリマープレミックス株式会社 CSR レポート Vol.1
■ 環境配慮型 新倉庫始動
2015年3月 工場稼働率の向上と、横持ちの無駄の排除、環境配慮をテーマとして計画されました新倉庫が完成しました。
この倉庫は、環境への負荷を軽減すべく省エネルギーで稼働できる機能を備えております。
◆ 次世代への架け橋となる基幹倉庫
現状、当社は狭敷地を有効に使い生産活動を行ってきましたが、2010年から敷地限界により外部倉庫の採用を行ってきました。 しかしながらそれらは
横持ちのムダでしかなく、創立30年を迎え次世代を見据えた生産活動を再考し、2013年から新工場設立のプランを策定、2015年3月に省エネ化と無駄な
エネルギー消費を削減すべく新倉庫を完成させました。 このことにより、地球温暖化ガスであるCO₂の削減と省エネルギー化を実現させました。
●倉庫概要
建屋敷地面積 3256㎡ ●環境負荷軽減
トラック横持ちによるCO₂削減量 100t/年
◆ 省エネルギーの取り組み
私たちの省エネルギー活動は、CO₂の排出の大きな要因である電気と熱エネルギーの削減に努め、もっとも効率の良い使い方を行い環境負荷とCO₂削減に
貢献を行います。新倉庫においても、その概念に則り、太陽光発電の開始と低消費電力LED照明の採用、熱源にはクリーンエネルギー化のため、効率
の良いLPGボイラーを採用、近隣への環境配慮に取り組みました。
◆ 太陽光発電所の設置でエネルギーの創生
新倉庫の屋根には、太陽光パネルを設置、306kwの発電を開始しました
この発電開始により、当グループ内の総発電能力が1メガワットを超えました
二酸化炭素排出抑制量は、年間約500トン-CO2となり、これは38,000本
の杉の木を樹林したのと同じ効果となります。
また、猛暑の続く昨今パネル設置により倉庫内の放射熱による気温上昇の
抑制、作業場内のエアコン電力の抑制が行えます。
● モリマー モリマープレミックス伊賀第一発電所
発電規模 306kw 発電開始 2015年2月
◆ 水源汚染への危機管理
モリマープレミックス㈱は、室生赤目青山国定公園を有する青山高原の裾野に位置
し、近畿の水瓶である琵琶湖に次ぐ京阪神の水源「木津川」の源流に位置しています。
当社は操業から熱源に重油ボイラーを採用してきましたが、万が一重油流出の事故
発生させた場合、近隣はもとより流域までの影響を重く受け止め2013年に重油ボイラ
を全て廃止し、環境負荷の少ないLPGボイラーの採用を行いました。
この採用により河川汚染の危機リスクを無くし、CO₂ 約500トン/年の削減を行います
※ 本社ボイラ-を含め
◆ 地域との共生と貢献
当社の生産活動に於いてなくてはならない近隣住民との共生、自然豊かな中
でのモノづくり活動において、地域住民への貢献を行っています。
新倉庫においても、近隣住民の生活の一端を担う、生活を守るという目的で、
構内防火水槽の共用化を申し出ました。
このことにより万が一近隣で火災が発生した時でも公用の防火水槽
に加え、当社の水槽の利用で水源確保が容易になり、素早い消火活
動が可能となります。
◆ 構内作業者への配慮
本新倉庫では、モノの保管のみならず老朽化した補修工場との同期も
行われます。 新工場の新ラインは全て屋台式とし、モノの搬入から完成
品の出荷までを一貫して担います。
また、塗装作業者の健康リスクの更なる改善に、旧施設では不十分であった
個別集中排気装置の採用と、夏場の暑さ対策であったスポットクーラーを廃止、
エネルギー効率の良いセントラルクーラーを設置し、安定した作業環境の提供
と、安全な作業が出来る施しを行いました。
無駄を省き、余裕ある空間での作業活動で生産活動の向上と安全な環境の元
省エネルギー化をこれからも推進いたします。
圧縮機
再生ペレット
■ 廃棄物”ゼロ 0” への挑戦
当社のモノづくり上どうしても出てくるのがフィルムをはじめとする廃棄物
廃棄場所の確保が困難になり費用もかさむ状態が続いていました。
特にフィルムが多量に発生し、困難を極めていましたが現在は、圧縮し
マテリアルリサイクル原料や熱源燃料として利用されています。
また、新たに当社が挑んでるのが、リサイクルしもう一度工場に戻す「おかえり」
製品です。 廃棄物を再ペレット化し、構内の冶具等に使える再生品
に加工し戻してくるというもの。 なかなかハードルは高いですが、一部
応用し、傷防止のアングル等にして当社に戻し、再活用しています。
再活用後は、再々活用へとエネルギーの無駄遣い低減に貢献します。
圧縮フィルム
おかえり製品(アングル)
● 年間フィルムリサイクル量 約12t ◆ 再生しやすいものの採用
搬送・輸送において、今までは木製のパレットを使用していましたが、森林伐採の
問題や、使用後の廃棄の問題が声高くなってきた昨今、当社としては従来の木製
パレットから樹脂パレットの採用を推進しています。
木製から樹脂製に変更することでリサイクルの促進と環境への負荷軽減に貢献
致します。
モリマープレミックスは30周年を迎えました!
モリマープレミックス株式会社 三重県伊賀市下阿波2829 Tel 0595-48-0316
Fax 0895-48-0310
2015.3.1 生産業務課
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