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福祉介護分野 - 学校法人 大岡学園|大岡学園高等専修学校
平成27年度 文部科学省 『成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業』 福祉(介護)分野 高等専修学校における介護福祉人材養成のための 産学官連携による実践的な職業教育の構築 - 地域版教育プログラムの開発・検証- 幹事校 : 学校法人さくら学園 安城生活福祉高等専修学校 - 背景 福祉系の専修学校 三河地域の介護施設 就職 離職 人手不足 現場とのギャップをなくす実践的な教育プログラム 『地域版』 教育プログラム - 目的 - ・ 生徒の就職先となる、三河地域の福祉 施設の「声」に徹底的にこだわる。 ① カリキュラム ② シラバス ③ 現場実習プログラム 「開発過程自体を成果物として全国へ発信」 - 機関 幹事校 安城生活福祉高等専修学校 高等教育機関(介護福祉士養成校) 慈恵福祉保育専門学校(大阪) 三河地域の福祉施設 安寿の郷ホーム(特養、デイ) なのはな苑(特養、デイ) 西尾老人保健施設(老健) 全国版の開発校 グループホームじけい 東洋学園高等専修学校(大阪) デイサービスじけいの庭 大岡学園高等専修学校(兵庫) 安城市社会福祉協議会 立修館高等専修学校(山口) その他様々な福祉施設の声 - フロー 三河地域福祉施設アンケート カリキュラム構築 シラバス構築 事前実習 (従来システム) 実習プログラム再構築 新システムで実習準備 再実習 自己評価、施設側評価 三河地域福祉施設アンケート 送付施設: 三河地域の介護施設28施設 回答施設: 24施設 (回答率86%) 設問数: 27問 (カリキュラム、資格、スキル、 実習プログラム、進路 など) Q: 必要な科目は? - カリキュラム- A : 初任者研修講義・実習、レクリエーション、ビジネスマナーなど Q: 必要な資格は? - カリキュラム- A : 介護福祉士より初任者研修、実務者研修も必要 区分 科目 1年 2年 3年 時間数 内容、留意点 職業観育成 1 1 1 105 ビジネスマナー 1 1 1 105 最低限のビジネスマナー (各実習前に習得必要) コミュニケーション能力育成 2 2 2 210 コミュニケーション技術の習得 (各実習前に習得必要) 人間力育成 2 2 2 210 ワープロ・情報処理 2 2 2 210 パソコンスキル 課題研究 2 1 1 140 漢字、文章、計算などの基本スキル HR 1 1 1 105 小計 11 10 10 1085 介護福祉基礎 1 1 施設アンケートの結果 共通科目 社会福祉基礎Ⅰ コミュニケーション技術 1 1 1 1 1 70 2年次:初任者研修の「職務の理解」 「尊厳・自立支援」「介護の基本} 70 2年次:初任者研修の「サービスの 理解と医療との連携」 3年次:「振り返り」 105 2年次:初任者研修の「介護における コミュニケーション技術」 70 初任者研修の「老化の理解」「認知症の理 解」「障害の理解」「こころとからだのしくみ」 ※認知症ライフパートナーの資格も目指す。 カリキュラム、シラバス作成 こころとからだ のしくみ 35 時間 × 2 初任者研修の「老化の理解」6h 分。 ①老化に伴うこころとからだの変化と日常 ②高齢者と健康 こころとからだのしくみ 2 「認知症の理解」6h 分。 ①認知症を取り巻く状況 ②医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理 生活支援技術 専門科目 3 4 245 2年次:初任者研修の「こころとからだのしく み」「生活支援技術(実技含む)」、 「ターミナルケア」 1 1 70 初任者研修まとめとしての現場実習 様々な施設の現場見学、記録物を書く練習 2 2 175 レクリエーションに関する講義、 実習準備、現場実習 1 1 70 介護報酬請求に関する講義 社会福祉基礎Ⅱ 5 175 実務者研修に関する授業+課題(通信制) 介護過程Ⅲ 集中 実務者研修に関する集中講義 医療的ケア 集中 実務者研修に関する集中講義 施設見学・施設実習 レクリエーション講義、実習 1 医療福祉事務総論 ③認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活 ④家族への支援 ※認知症ライフパートナーの学習も行う。 「障害の理解」6h 分。 ①障害の基礎的理解 ②障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の 特徴、かかわり支援等の理解 「こころとからだのしくみと生活支援技術」 一部単元 Ⅰ 基本知識の学習 13h 分。 ①介護の基本的な考え方 ②介護に関するこころのしくみの基礎的理解 ③介護に関するからだのしくみの基礎的理解 合計 31h 分を含む。 小計 3 12 15 1050 カリキュラム シラバス例 - 高等教育機関との接続 安城生活福祉高等専修学校 初任者研修の講義、実習 レクリエーションの講義、実習 (基礎的な内容) 実務者研修の講義 進学ルート 高等教育機関 実務経験ルート 就職 介護福祉士国家資格の学習 (専門的な内容) 必要な実務経験 介護福祉士 実習プログラム アンケート結果 ・ レク実習は、レクリエーションを経験できる貴重な場 ・ 事前に利用者の情報を把握することが大切 ・ 生徒、教員、施設担当者の密な情報共有が必要 従来の実習システム 再構築した実習システム 事前情報収集ボランティア 事前計画(グループ) 事前オリエンテーション(3者) 生徒と教員で情報交換 教員と担当者で情報交換 学内リハーサル 実習 自己評価、担当者評価 振り返り、発表会 事前情報収集 ボランティア グループで 計画 施設担当者と事前オリエンテーション (計画内容の事前説明) 学内リハーサル 実習 実習成果発表会 (委員会内実施 : 説明+実演) 実習後アンケート結果例 事前ボランティアの内容を 実習に生かせた(90%) 事前ボランティアの必要 性を強く感じる(95%) 事前オリエンテーション の必要性を感じる (100%) 従来の実習と比べて よくできた(95%) 新しい実習システムの評価は良好といえる ご静聴ありがとうございました。