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経済学部 - 一橋大学

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経済学部 - 一橋大学
2015 一橋大学 _ ガイドブック
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経済学部
(2)学修計画のために
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[2] 学修計画のために
Ⅰ.経済学部四年一貫カリキュラムの概要
経済学部のカリキュラムは「四年一貫教育」という理念のもとに組み立てられている。まず,専門教育の中核にあ
たる部分の講義は経済学部教育科目として開設されている。そこでは,各自が学ぼうとする専攻分野を念頭に置きな
がら,基礎的な100番台コア科目・200番台コア科目,さらに,より専門的な内容の講義(300番台)へと履修を積み重
ねていくことが可能であり,学生が勉強のための計画を体系的に立てられるよう配慮されている。無理のない学習の
ためには,100番台科目については 1 年次に履修を終えておくことが望ましい。また,勉学の進んだ学生は大学院科目
である400番台講義を履修することもできる。
一方,学生が幅広い知識を身につけることを目指した全学共通教育科目が共通科目,総合科目として開設されてい
る。また,他学部の学部教育科目も全学共通教育科目として算入される。各自の専攻分野の特性や興味に応じて,学
生はこれらの科目の履修計画を立てること。
Ⅱ.履修方法
1.卒業要件
卒業要件は,学部に 4 年以上在学し,経済学部教育科目68単位以上,全学共通教育科目(他学部の学部教育科目
を含む)52単位以上,自由選択の単位(すべての科目のうちから自由に選択し修得した単位)24単位以上,合計144
単位以上を修得し,かつ学士論文試験に合格することである。これらに加え、平成22年度(2010年度)以降入学生
についてはGPAが1.80以上でなくてはならない。単位修得にあたっては,以下の 2 ∼ 4 に示す前期課程から後期課
程への進学要件および科目別の要件を満たさなければならない。
2.前期課程(1-2年次)から後期課程(3-4年次)への進学要件
(1)前期において 2 年以上在学し,合計68単位以上を修得することが前期から後期への進学要件である。ただし全
学共通教育科目については,別に定める科目ごとの要件を満たさなければならない(「全学共通教育学修計画のた
めに」参照)。
(2)全学共通教育科目に関する要件を満たしたうえで68単位に満たない単位数については,すべての科目から自由
に選択して修得すれば,規定上は後期に進学できる。しかし上に述べたように,経済学部教育科目のうち必修で
ある100番台コア科目,200番台コア科目については前期課程在学中可能な限り早い時期に履修しておくことが望
まれる。
3.経済学部教育科目および主ゼミナールの履修要件
(1)経済学部教育科目については,以下の(2),(3)に示す要件を満たした上で前期・後期両課程を通じて合計68
単位以上を修得しなければならない。前期課程在学中に修得した経済学部教育科目の単位は,前期から後期への
進学判定時においては「進学のバー」を満たす単位に算入され,また卒業判定時においては卒業要件を満たす単
位に算入される。ただし主ゼミナールは後期課程においてのみ履修可能である。
(2)100番台コア科目 4 科目 8 単位,200番台コア科目の中から 2 科目 8 単位は必修の単位であり,卒業までに必ず
修得しなければならない。100番台コア科目として経済学入門,経済思想入門,統計学入門,経済史入門,200番
台コア科目として基礎ミクロ経済学,基礎マクロ経済学,基礎計量経済学,基礎経済数学が開講される。100 番
台コア科目,200番台コア科目は、平成21年度(2009年度)以前入学生であっても、同一科目を反復履修する
ことはできない。
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(3)後期においては主ゼミナール 8 単位を修得することが必要である。主ゼミナールには,①経済学部教育科目の
主ゼミナール,②後期共通ゼミナールの 2 種類がある。どちらを修得するかによって,経済学部教育科目の履修
要件が以下のように異なる。
① 経済学部教育科目主ゼミナールを履修する者:主ゼミナールの単位数は学部教育科目の履修要件68単位のう
ちに含まれる。
② 後期共通ゼミナールを主ゼミナールとして履修する者:主ゼミナールの単位は全学共通教育科目に算入され
る。したがって学部教育科目の履修要件68単位を満たすためには,別に経済学部教育科目 8 単位を修得しなけ
ればならない。
(4)後期において,経済学部教育科目の副ゼミナールを履修した場合は,学部教育科目の単位を修得したものとし,
後期共通及び他学部教育科目の副ゼミナールを履修した場合は,全学共通教育科目の単位を修得したものとする。
4.後期における全学共通教育科目の履修および自由選択の単位
(1)全学共通教育科目の卒業要件(52単位以上)のうち 8 単位以上は後期課程在学中に修得しなければならない。
(2)卒業に必要な総単位数 144 単位から経済学部教育科目および全学共通教育科目の最低必要単位を引いた残りの
単位数については「自由選択の単位」として,学部教育・全学共通教育の別にかかわらず,前期・後期両課程を
3
通じて履修した任意の科目の単位を充当することができる。
Ⅲ.履修上の注意事項
※注 「全学共通教育学修計画のために」も参照のこと。
(1)経済学部教育科目には,科目コードに100番台∼400番台の番号が振られている。ほぼこの順番に入門(基礎)的
科目から中級科目,さらにより進んだ専門科目のレベルに対応しており,段階的に履修を積み上げていくことを促
す科目編成になっている。ここで,100番台は入門科目,200番台は中級科目,300番台および400番台は専門科目に
相当する。
(2)100番台科目と200番台科目のうち,とくに基本的な下記の科目は「コア科目」と呼ばれ,必修科目である。
100番台コア科目
200番台コア科目
経済学部学生にとって共通の基礎知識を提供する科目
100番台コア科目に続く中級レベルの知識を提供する科目
下記の 4 科目すべて必修
下記のうちから 2 科目を選択必修
経済学入門 経済思想入門
基礎ミクロ経済学 基礎マクロ経済学
統計学入門 経済史入門
基礎計量経済学 基礎経済数学
これら100番台コア科目,200番台コア科目は,1,2 年次に履修することが強く望まれる。なぜなら200番台科目
は100番台科目の履修を,また300番台科目は100・200番台科目の履修を前提としているからである。とくにすべて
の科目の基礎となる100番台のコア科目 4 科目は,できるだけ 1 年次のうちに履修すること。
(3)100番台コアの全科目および200番台コアの一部科目は,同一科目が夏学期に 1 つ以上,冬学期に 1 つ以上,計 2
つ以上開講されるので,どれか 1 つを選んで履修すること。ただし,100番台コア科目,200番台コア科目は,平成
21年度(2009年度)以前入学生であっても、同一科目を反復履修することはできない。
なお、200番台コア科目には、日本語のほか英語でも開講される科目がある。この場合、同一分野であっても、日本
語と英語科目の両方を、卒業要件となる経済学部教育科目 68 単位に算入することができる(例:
「基礎ミクロ経済
学」と「Basic Microeconomics」
)。ただし、200番台コア科目の選択必修としては1科目とみなす。
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(4)100番台コア科目,200番台コア科目の履修は,前期課程から後期課程への進学要件とはなっていないが卒業要件
である点に十分に注意されたい。これら必修科目は卒業までに必ず履修しなければならない。
(5)後期課程で100番台コア科目を履修しようとする場合,他の専門科目と時間割が重なるなど履修計画に支障を来た
す可能性が高い。したがって,少なくとも100番台コア科目は 1・2 年次のうちに履修を終えておくことが強く望ま
れる。
(6)前期課程の在学生が300番台以上の科目を履修することはもちろん可能である。ただし,100番台・200番台コア科
目の知識を十分に固めた上で,計画的・段階的な履修を行うことが望ましい。
(7)前期課程在学中に修得した300番台以上科目の単位は,前期から後期への進学判定時においては「進学のバー」を
満たす単位に算入され,卒業時においては,卒業要件を満たす単位に算入される。
(8)基礎ゼミは,経済学部以外の他学部生にも開かれている前期ゼミ(主に 1・2 年生向け)であり,選択科目である。
(9)段階的履修のイメージ:下図は,典型的な履修パターンを学年進行に従って図式化したものである。履修計画作
成の参考とされたい。
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Ⅳ.その他の注意事項
(1)異なる教員が担当する同一科目を履修した場合は,平成21年度(2009年度)以前入学生の場合,原則としてそれ
ぞれ別個の科目を履修したものとみなすが,そのうち 1 科目分を除いた残りの科目は自由の選択の科目として取り
扱われる。これを反復履修とよぶ。一方,平成22年度(2010年度)以降入学生の場合,当該科目が上書き再履修制
度の対象であれば,反復履修は認められない。ただし上述のように,平成21年度(2009年度)以前入学生であっ
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ても、100 番台コア科目,200 番台コア科目の同一科目を反復履修することはできない。反復履修制限規定につい
ては,この(1),(2)以外に,履修ルールブックのⅠ履修規定【1】一橋大学学部履修規則第10条および【2】履修
規定のアウトラインの反復履修関係の項を参照すること。また反復履修に関しては,履修ルールブックのⅠ履修規
定【1】(4)学部履修規則改正に伴う授業科目「新旧読み替え表」にも注意すること。
(2)別に定めのない限り,同一教員が担当する同一科目を反復履修することはできない。担当教員が 1 名でも重なる
場合は,「同一教員が担当する同一科目」とみなされる。
(3)平成22年度(2010年度)以降入学生については、過去に履修登録した科目を再度履修し、総履修登録単位数を増
やさずに当該科目の成績評価を上書きする、上書き再履修の制度を利用できる。上書き再履修で取得した成績評価
は、元履修の成績評価を無条件に上書きする。経済学部教育科目のうち100番台から300番台までは、広くこの制度
の適用を認めている。また、この制度の対象となる経済学部教育科目については、異なる教員が担当する場合でも、
同一名称の科目であれば上書き再履修が可能である。対象科目など制度の詳細は『履修ルールブック』を参照する
こと。
(4)経済学部400番台科目は大学院科目であり,履修の際には,必ず担当教員と相談すること。また他学部の学部教育
科目を履修する場合にも,科目により履修可能な学部や学年が指定されている場合などがあるので,当該学部の「学
修計画のために」にも目を通すこと。
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(5)経済学部教育科目は,基本的には他学部学生の履修を制限する学部指定はとくに設けていない。しかし何らかの
履修制限がある場合もあり,シラバス,学修計画ガイドブックに十分注意した上で,初回のガイダンスにも必ず出
席すること。
(6)
「経済の日本語中級(留学生用)」、
「経済の日本語上級Ⅰ(留学生用)」、
「経済の日本語上級Ⅱ(留学生用)
」は、留
学生対象科目なので、日本人学生は履修することができない。
(7)「医療経済論Ⅱ」(EU-C487),「医療保険論」(EU-C488),「医療産業論」(EU-C489)は,東京医科歯科大学(御
茶ノ水)で夜間に開講されるので注意すること。
(8)本学大学院経済学研究科修士課程進学時の学部在籍時に履修した400番台科目の単位認定については,大学院の学
生便覧・講義要綱の経済学研究科細則第 2 条を参照すること。
(9)平成18年度(2006年度)にはカリキュラムが次のように変更された。「数量経済分析 A」(EU-B355-1)が「数量
経済分析」
(EU-B355)に授業科目名が変更された。これに伴い平成17年度以前に「数量経済分析 A」を履修した者
が,平成18年度以降に「数量経済分析」を履修する場合は,反復履修制限規定が適用される。
「医療経済論Ⅱ」,
「医
療保険論」,「医療産業論」は300番台から400番台に変更されたが,それぞれ同一科目である。
(10)平成23年度(2011年度)にはカリキュラムが次のように変更された。
「基礎講義」
(EU-K216-X)が廃止され、
「基
礎講義A∼F」
(EU-K221-1∼6、各2単位)が新設された。
「地域研究の方法」
(EU-C293)が廃止され、
「地域研究の
方法A∼C」
(EU-C211-1∼3、各2単位)が新設された。
「経済語学」
(EU-D281)が廃止され、
「経済語学A∼C」
(EUD211-1∼3、各2単位)が新設された。
上記に伴う履修規定上の取り扱いは以下のとおりとする。平成22年度以前に「基礎講義」、
「地域研究の方法」、
「経
済語学」をそれぞれ履修した者も、平成23年度以降に「基礎講義A∼F」、「地域研究の方法A∼C」
、「経済語学A∼
C」をそれぞれ別科目として履修できる。なお、
「基礎講義」はGPAの算入対象外であったが、
「基礎講義A∼F」は
GPAの算入対象となる。
また,
「基礎数学」
(EU-B381,2単位)が「数値解析」
(EU-B381,2単位)に授業科目名が変更された。これに伴
い平成22年度以前に「基礎数学」を履修した者が,平成23年度以降に「数値解析」を履修する場合は,反復履修制
限規定が適用される。
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(11) 平成24年度(2012年度)にはカリキュラムが次のように変更された。
「現代経済I」(EU-C281,2単位)が廃止され,
「現
代経済IA∼IC」(EU-C281-1∼3,各2単位)が新設された。
上記に伴う履修規定上の取り扱いは,以下のとおりとする。平成23年度(2011年度)以前に「現代経済I」を履修し
た者は,「現代経済IC」を履修したとみなし,平成24年度以降「現代経済IC」の履修に際しては,平成21年度以前
入学生に対しては反復履修制限規定が,平成22年度以降入学生に対しては上書き再履修規定が適用される。
また,「経済の日本語入門」(EU-K192,2 単位 ),
「法と経済学」(EU-C446,2 単位 ),「公共経済特論 A ∼ C」(EUC447-1∼3,各2単位),
「応用数理」(EU-B484,2単位),「地域開発論」(IG-I454,2単位)が新設された。
(12)平成25年度(2013年度)にはカリキュラムが次のように変更された。
「経済の日本語入門」が「経済の日本語中級(留学生用)」へ、「経済の日本語Ⅰ(留学生用)」が「経済の日本語
上級Ⅰ(留学生用)
」へ、
「経済の日本語Ⅱ(留学生用)」が「経済の日本語上級Ⅱ(留学生用)
」へ、それぞれ授業科
目名が変更された。
これに伴う履修規定上の取り扱いは以下のとおりとする。平成 22 年度(2010 年度)以降入学者で、平成 24 年度
(2012年度)以前に「経済の日本語入門」を履修した学生が、
「経済の日本語中級(留学生用)」を履修した場合、そ
の成績は、
「経済の日本語入門」を上書きする。同様に、
「経済の日本語上級Ⅰ(留学生用)」の成績は「経済の日本
語Ⅰ(留学生用)」の成績を上書きし、「経済の日本語上級Ⅱ ( 留学生用)」の成績は「経済の日本語Ⅱ(留学生用)」
の成績を上書きする。
また、「Basic Seminar A」、「Basic Seminar B」、「Basic Seminar C」、「Basic Seminar D」、「Basic Seminar E」、
「海外調査A」、「海外調査B」
、「海外調査C」が新設された。
(13)
「経済語学B(TOEFL Preparation)
」、
「Selected Topics in Economics D(Language and Economy)」、
「Selected
Topics in Economics E(Language and Virtual Reality)」の履修については以下の点に留意すること。
① 平成21年度(2009年度)以前の入学者で、平成24年度(2012年度)以前に国際交流科目「Academic English 2」
を履修済みの学生は,「経済語学B(TOEFL Preparation)
」を履修することはできない。平成22年度(2010年度)
以降入学者で,平成24年度以前に国際交流科目「Academic English 2」を履修した学生が「経済語学B(TOEFL
Preparation)
」を履修した場合,
「Academic English 2」の成績は「経済語学B(TOEFL Preparation)
」の成績に
よって上書きされる。
② 平成21年度以前の入学者で、平成24年度以前に国際交流科目「Language and Economy」を履修済みの学生は,
「Selected Topics in Economics D(Language and Economy)」を履修することはできない。平成22年度以降入学者
で,平成24年度以前に国際交流科目「Language and Economy」を履修した学生が「Selected Topics in Economics
D(Language and Economy)」を履修した場合,
「Language and Economy」の成績は「Selected Topics in Economics
D(Language and Economy)」の成績によって上書きされる。
③ 平成21年度以前の入学者で、平成24年度以前に国際交流科目「Language and Virtual Reality」を履修済みの学
生は,「Selected Topics in Economics E(Language and Virtual Reality)」を履修することはできない。平成 22 年
度以降入学者で,平成24年度以前に国際交流科目「Language and Virtual Reality」を履修した学生が「Selected
Topics in Economics E(Language and Virtual Reality)」を履修した場合,
「Language and Virtual Reality」の成
績は「Selected Topics in Economics E(Language and Virtual Reality)」の成績によって上書きされる。
Ⅴ. 卒業要件チェックリスト
卒業要件をまとめると以下の通りである。全学共通教育科目中の「その他の全学共通教育科目」は他学部教育科目
で置き換えることができる(「全学共通教育学修計画のために」を参照のこと)。また,経済学部教育科目としてカウ
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ントされる科目については「Ⅱ.履修方法 3.経済学部教育科目および主ゼミナールの履修要件」を参照のこと。
チェックリストを使用する際には,より詳細な規定が書かれた「全学共通教育学修計画のために」,「学修計画のた
めに(経済学部):Ⅱ.履修方法,Ⅳ.その他の注意事項」を必ず参照すること。
合計で144単位以上修得
全学共通教育科目を合計で52単位以上修得
全学共通教育科目 8 単位を後期課程で修得
経済学部教育科目を68単位以上修得
100番台コア科目(経済学入門,経済思想入門,統計学入門,経済史入門)を全て修得
200番台コア科目(基礎ミクロ経済学,基礎マクロ経済学,基礎計量経済学,基礎経済数学)の中から 2 科目
8 単位を修得
後期課程において主ゼミナール 8 単位を修得
学士論文試験に合格
平成22年度(2010年度)以降入学生:GPA1.80以上
Ⅵ.「法学副専攻プログラム」について
3
1.経済学・法学副専攻プログラム設置のねらい
平成16年度(2004年度)より,法学部と経済学部の間で「副専攻プログラム」が設置された。本学では従来から
学部学生が他学部の科目を自由選択科目,あるいは全学共通教育科目として履修することに対する障壁が比較的低
く,たとえば,経済学部の学生が法学部の科目を履修することも可能であった。
「副専攻プログラム」の導入によっ
て,経済学部と法学部双方の学生にとって他学部の学問体系を習得するために必要とされる最低要件が明確になり,
他学部の専門領域をより効率的に習得することができると期待される。
経済学部の学生の場合は「法学副専攻プログラム」,法学部の学生の場合は「経済学副専攻プログラム」を履修す
ることになる。以下では,経済学部の学生の場合について,「法学副専攻プログラム」の概要を説明する。
2.「法学副専攻プログラム」の内容と履修要件
経済学部生に対して法学部が提供する副専攻プログラムは「法学副専攻プログラム」と「国際関係副専攻プログ
ラム」 の 2 種類がある。それぞれの副専攻プログラムの修了認定要件は,下記のとおりである。なお,外国人留学
生が本プログラムを履修する場合には,「法の日本語」(法言語論部門基礎科目),「法学入門」(全学共通教育科目)
などを,20単位とは別に併せて履修すると,法学系科目の理解が容易になるであろう。
(1)法学副専攻プログラム
基礎法部門,公法部門,民事法部門,企業法経済法部門,刑事法部門の「基礎科目」のうちから,入学から卒
業までに20単位を履修すること。
(2)国際関係副専攻プログラム
基礎法部門,国際法部門,法言語論部門(「法の日本語」を除く),グローバル・ネットワーク論部門の「基礎
科目」のうちから,入学から卒業までに20単位を履修すること。
なお,各部門ごとの「基礎科目」にどのような科目があるかについては,本ガイドブックの「法学部『学修計画
のために』」の「Ⅱ 履修要件」の箇所に掲げられた一覧を参照すること。
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3.副専攻プログラムの履修手続と修了証明
2年次以降の夏・冬学期履修登録確認期間後の指定された期間に、「副専攻プログラム履修申告」を行う。教務課
に申告書が備えられる。
修了要件を満たしていれば、原則として卒業時に、卒業証明書や学位記とは別に「副専攻プログラム修了証明書」
を発行する。
4.「副専攻プログラム・ガイダンス」の実施
本プログラムの履修希望者に対しては,法学部・経済学部合同で, 4 月中旬に,「副専攻プログラム・ガイダン
ス」を実施する予定である。履修希望者は必ず出席すること。
Ⅶ.「学部・大学院 5 年一貫教育システム」について
経済学部・経済学研究科では, 4 年間の学部教育と 1 年間の大学院教育(修士課程)を有機的に組み合わせ,学部
入学から 4 年後に学士の学位を,そして 5 年後には修士の学位を取得することができる「学部・大学院 5 年一貫教育
システム」を導入している。この「5 年一貫教育システム」には専修コースと研究者養成コースがあり,専修コース
は「公共政策」,
「統計・ファイナンス」,
「地域研究」 の 3 つの専門職業人養成プログラムと一般の 4 つのプログラム
から成っている。
本研究科では,「5 年一貫教育システム」に参加する学生を毎年全体で20名程度募集する。「5 年一貫教育システム」
に参加するためには,学部 3 年生の冬学期に実施される試験を受け,これに合格する必要がある。この試験は,学部
3 年の夏学期までの成績,本人の研究計画書,指導教員の推薦書などによる書類審査と面接試験によって行われる。
「5
年一貫教育システム」への参加が内定した者は,学部 4 年次の 7 月に実施される「大学院経済学研究科修士課程特別
選抜入試」を必ず受験しなければならない。この試験を受験し,合格すれば,経済学研究科修士課程への入学が正式
に許可される。
「5 年一貫教育システム」に参加したいと考える学生は,学部入学時から綿密に授業の履修計画を立てて,優れた成
績をおさめていることが必要である。春と秋に説明会を実施する。 1 年次から参加可能なので,興味のある者はぜひ
出席されたい。
※「学部・大学院5年一貫教育システム」参加者選考の実施要領等については,経済学研究科のホームページ
http://www.econ.hit-u.ac.jp/を参照するか,あるいは,経済学研究科事務室(法人本部棟 3 階)に問合せること。
Ⅷ.「複合領域コース∼医療・介護経済コース∼」について
一橋大学は東京医科歯科大学,東京外国語大学,東京工業大学と「四大学連合」を作り, 4 大学間で講義を履修で
きる「複合領域コース」を導入している。複合領域コースの概要は http://www.hit-u.ac.jp/academic/g4/index.html にて説
明されている。
複合領域コースは 2 年生から始まり本学と他大学の必要単位を取得すれば,修了が認定される。経済学部では,そ
の一環として東京医科歯科大学との複合領域コース「医療・介護・経済コース」を実施している。本コースでは一橋
大学の提供科目の一部(医療保険論,医療経済論Ⅱ,医療産業論)を東京医科歯科大学キャンパスで開講する一方,
東京医科歯科大学の提供科目の一部(健康増進政策論・医学総論,医療管理政策論,保健医療活動とリスク管理)を
一橋大学キャンパスで開講している。このほかの東京医科歯科大学の科目も許可された範囲で履修することができる。
医療・介護・経済コースの詳細はhttp://www.econ.hit-u.ac.jp/~koho/jpn/curriculum/education/course.htmlを参照のこと。
経済学部が関わる複合領域コースとしては他に東京工業大学との「文理総合コース」がある。いずれも出願期間は
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原則,前年度の 1 月∼ 2 月の間。
履修手続きについては教務課に問い合わせること。また,複合領域コース提供科目の詳細は「複合領域コース履修
の手引き」を参考にすること。
Ⅸ.「グローバルリーダーズプログラム選抜クラス」について
経済学部「グローバル・リーダーズ・プログラム」は、グローバル化の進む社会経済システムの中で、経済学とそ
の関連分野における専門的な知見と、豊かな教養に支えられた幅広い視野を持ち、的確な現実感覚と創造性を備え、
自ら考える力を持って課題の発見と解決に努め、日本語と英語の両方で優れたコミュニケーション能力を持ち、ビジ
ネス・公共政策・学術研究などの現場で活躍するリーダーの育成を目指します。
経済学部「グローバル・リーダーズ・プログラム」では、大学 1 年次終了時点において、書類審査および面接によ
り、英語力、学業成績、学習意欲・動機などを基準に15名程度の学生を選抜し、
「グローバル・リーダーズ・選抜クラ
ス」を形成します。選抜クラスの学生には、上記の「グローバル・リーダーズ・カリキュラム」のうち、経済学部独
自の少人数クラスによる学術英語スキル養成科目、外国人教員による英語コミュニケーション・スキルの基礎ゼミ、
および外国人教員または英語の堪能な日本人教員による経済学の基礎ゼミを必修(したがって優先的に履修可能)と
し、短期海外調査にも優先的に参加することを可能にします。さらに、長期留学実現に向けて、外国人のプログラム・
3
コーディネーターから、手厚い指導とサポートの機会を得ることができます。また、学部4年間で、経済学部専門科目
の単位の6割以上を英語による授業で修得することが義務付けられます。
以上の要件をすべて満たした学生には、Honors Degree(優等学位)として「グローバル・リーダーズ・プログラ
ム修了証書」を授与します。
プログラムの詳細については
http://www4.econ.hit-u.ac.jp/glp/
を参照すること。
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