高齢になると，妊娠しにくい 平均結婚年齢，第一子出生年齢がどんどん

齊藤英和 （さいとう・ひでかず）
１９５３年，東京都生まれ。専門は生殖医学，不妊治療。日本
産婦人科学会・倫理委員会・登録調査小委員会委員長。長
年，不妊治療の現場に携わっていく中で，初診される患者の
年齢がどんどん上がってくることに危機感を抱き，大学などで
加齢による妊娠力の低下や，高齢出産のリスクについての啓
発活動を始める。白河桃子さんとの共著で「妊活バイブル」，
「『産む』と『働く』の教科書」（いずれも講談社）がある。内閣府
の「少子化危機突破タスクフォース」座長。
高齢になると，妊娠しにくい
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014052200004.html
95%が子ども
を持つことが
できる
２０～２４歳の５％に対して，４０歳以上だと不妊率は６４％
平均結婚年齢，第一子出生年齢がどんどん高齢化
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014061200013.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014060600009.html
1
妊娠・出産の適齢も踏まえて自分の人生設計を
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014061600005.html
自然流産の危険率
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014061300011.html
男性でも３０歳を超えると精子の質などの妊孕力（にんようりょ
く：相手を妊娠させる能力）が低下する
男性の年齢
男性の年齢が高くなるほど，相手の方の流産のリスクも高まる
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014070200012.html
精子遺伝子の断片化の点からも高齢になると，妊娠しにくくなる
遺伝子が断片化した精子は，卵子と受精しなかったり，受精しても途中で発育
が止まったりする可能性が高くなる。
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014070300007.html
若い１９～２６歳群が一番良いタイミングで，約５０％妊娠する
明らかに高まる年齢は，男性が４０歳以上の時
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014072200009.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014072200014.html
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AMH（アンチ・ミューラリアン・ホルモン）
卵巣内にどれくらいの卵の数が残っているか
卵子の数は排卵しなくともどんどん減っていく
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014080600010.html
３５歳を超えた群以降はかなり高い流産率になる
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014081300003.html
４０歳以上では２７歳の２倍以上
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014081800006.html
若い時はこの値が高く，加齢に伴い低下する
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014080600010.html
日本の周産期医療は世界で一番安全
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014081800006.html
米国：１８．７，韓国：１０．８，英国：５．０，フランス：６．５，ドイツ：５．２，
スウェーデン：２．６，フィンランド：４．９http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014082100005.html
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４０歳代中ごろでは２０歳代に比べると約１０倍危険が増
す http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014082100005.html
不妊の原因は男女どちらにもあり得るので，同時に検査を受けることが重要
女性の年齢が上昇すると，生まれる児の染色体異常の率が上昇
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014090100011.html
不妊診療科の治療の流れ
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014090900018.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014091000003.html
⼦宮移植受けた⼥性が出産
岡崎明⼦
2014年10⽉4⽇18時42分
世界初，スウェーデンで
子宮移植を受けたスウェーデンの女性（３６）が男児を出産
したと，同国のイエーテボリ大のチームが３日付の英医学誌
ランセットに発表した。世界初の成功例となる。
移植を受けた女性は卵巣はあるものの，病気で生まれつき
子宮がなかった。閉経した６１歳の知人女性から昨年，子宮
の提供を受けた。自身の卵子と夫の精子を体外受精させ，移
植した子宮に受精卵を入れて妊娠した。胎児の心拍に異常
が出たことから今年９月，妊娠３１週で帝王切開によって１７７
５グラムの男の子を出産した。母子ともに健康で，すでに退院
している。
チームによると，この女性のほかに，子宮移植を受けた７人
が妊娠中という。
子宮移植による妊娠は，昨年にトルコで成功したが，その後，
流産した。
⼦宮移植を受けた⼥性から⽣まれた⾚ちゃん
＝ランセット提供
後略
（岡崎明子）
4
４０歳以上で生殖補助医療治療を受ける方の割合
年次
受診割合（％）
2007
31.2
2008
32.1
2009
33.4
2010
35.7
2011
37.9
2012
39.7
5
凍結
IVF
ICSI
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014121700007.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014121700007.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014122500007.html
Am J Psychiatry 2013; 170: 599-608
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2015010700004.html
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2015011400010.html
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日本産科婦人科学会のホームページより
http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2015012200016.html
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