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食品表示の留意点,相談窓口についてはこちら [PDFファイル

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食品表示の留意点,相談窓口についてはこちら [PDFファイル
食品の表示について
はじめに
食品を販売する者は,
「食品表示基準」に従った表示をしなければならない義務が課せら
れています。
そのため,食品を製造,加工,輸入し食品を販売するにあたり,適切に表示を行う必要
があります。
なお,食品表示法は平成27年4月1日から施行されていますが,経過措置期間(生鮮
食品:平成28年9月30日 加工食品:平成32年3月31日)が設けられており,こ
の間は従前の基準に基づく表示が認められています。
<参考>
食品表示法
5条 食品関連事業者等※は,食品表示基準に従った表示がなされていない食品の販売をし
てはならない。
※食品関連事業者等とは,次のいずれかに該当するものです。
(1)食品の製造,加工若しくは輸入を業とする者又は食品の販売を業とする者(食品関
連事業者)
(2)
(1)のほか,食品を販売する者。
(業とはせず,一時的に食品を販売する者。例:
バザーや町内会等で食品を販売する者のこと。)
食品衛生法
第19条第1項 内閣総理大臣は,一般消費者に対する器具又は容器包装に関する公衆衛
生上必要な情報の正確な見地から,規格又は基準が定められた器具又は容器包装に関す
る表示につき,必要な基準を定めることができる。
2項 前項の規定により表示につき基準が定められた器具又は容器包装は,その基準に合
う表示がなければ,これを販売し,販売の用に供するために陳列し,又は営業上使用し
てはならない。
3項 販売の用に供する食品及び添加物に関する表示の基準については,食品表示法で定
めるところによる。
1
<食品表示法とは>
食品を摂取する際の安全性及び一般消費者の自主的かつ合理的な食品選択の機会を確保
するため,食品衛生法,JAS 法,健康増進法の食品の表示の表示に関する規定を統合し,一
元化したもの。
食品表示法の施行に伴い,新たに食品表示基準が定められましたが,これまでの基準と
の主な変更点は以下のとおりです。
(1)現在,任意表示扱いとなっている加工食品の栄養成分表示について,経過措置期間
終了後,原則,全ての加工食品に栄養成分表示が義務化された。
(2)食品に関する機能性表示(特定の保健の目的が期待できる旨の表示を行うこと)に
ついては,これまで「特定保健用食品(トクホ)
」と「栄養機能食品」しか認められて
いなかったが,新たに「機能性表示食品」制度が創設された。
(3)アレルギーや食品添加物,製造所固有記号などの表示方法が変更となった。
※経過措置期間(旧基準による表示が表示が認められる期間)
経過措置期間中は,旧基準による表示も認められますが,旧基準と新基準の表示の混在は,
製造所固有記号を除き,原則認められていません。
加工食品:平成32年3月31日まで
生鮮食品:平成28年9月30日まで
(1)栄養成分表示の義務化について
➣原則 一般消費者向けの全ての加工食品及び添加物に栄養成分表示を行う。
➣例外 一定の要件に該当する場合,栄養成分表示を省略することができる。
※栄養成分表示が省略できる場合
① 容器包装の表示可能面積が概ね30㎠以下であるもの
② 酒類
③ 栄養の供給源として寄与の程度が小さいもの※1
※1 栄養の供給源として寄与の程度が小さいものとは,コーヒー豆やハーブ,茶葉や
それらの抽出物,スパイス等のことです。
④ 極めて短い期間で原材料(配合割合を含む)が変更されるもの※2
※2 極めて短い期間で原材料が変更されるものとは,日替わり弁当等3日以内に原材
料が変更されるもののことです。ただし,周期性のあるサイクルメニューは除かれ
ます。
⑤ 消費税の免税事業者又は概ね常時使用する従業員が20人以下(商業又はサービス業
は5人以下)の事業者が販売するもの
⑥ インストア加工した場合
2
栄養成分表示の義務化の範囲について
栄養成分表示が義務化されたのは,一般消費者用の加工食品及び添加物になります。
なお,それ以外については,任意で表示することは可能です。
栄養成分表示の順番と単位について
栄養成分を表示する場合の単位は,100g 若しくは100ml 又は1食分,1包装その
他の1単位当たりの栄養成分の量及び熱量について,以下の順番で表示します。1食分当
たりの栄養成分の量及び熱量を表示する場合は,その量(g)を併せて表示します。
順番 記載名
単位 備考(
「記載名)を「別名」で表示する場合)
1
熱量
kcal エネルギー
2
たんぱく質
g
蛋白質,たん白質,タンパク質,たんぱく,タンパク
3
脂質
g
4
炭水化物
g
5
食塩相当量
g
※この5項目以外の栄養成分を表示したい場合は,この5項目+表示したい栄養成分を表
示します。
3
(2)機能性表示食品制度について
機能性表示食品とは,安全性及び機能性に関する一定の科学的根拠に基づき,企業の責
任において特定の保健の目的が期待できる旨の表示を行うものとして,消費者庁長官に届
出られたものです。
機能性を表示することができる食品は,これまで国が個別に許可した特定保健用食品(ト
クホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていましたが,食品表示法の施行
とともに「機能性表示食品制度」が創設されました。
機能性表示食品を販売した事業者は,あらかじめ国が定めたルールに基づき安全性や機
能性に関する評価を行うとともに,生産・製造,品質の管理体制,健康被害の情報収集体
制を整え,商品の発売前の60日前までに消費者庁長官に届け出ることが必要です。
なお,届け出られた内容は消費者庁の HP に公開されるので,消費者は商品の安全性や機
能性がどのように確保されているかなど,商品の情報を発売前に確認することができます。
4
(3)表示方法の変更について
食品表示法の施行に伴い,アレルギーや添加物,製造所固有記号などの表示方法が変更
になっています。
①アレルギーの表示方法の変更について
➣原則 アレルギー表示は,個別表示する。
特定原材料等※1を原材料として含んでいる場合は,原則,原材料又は添加物の表示
の直後に特定原材料等を含む旨又は由来する旨を原材料の直後に括弧を付して個別に
表示します。
➣例外 個別表示により難い場合や個別表示がなじまない場合※2は,一括表示することが
できる。
アレルギー表示については,これまで個別表示するか,一括表示するかは,事業者
の判断で選択されており,一括表示についても相当程度普及していること。また,一
覧性があるなどのメリットも踏まえ,個別表示により難い場合や個別表示がなじまな
い場合などは,一括表示することも可能とされています。
※1 特定原材料等とは,
「特定原材料+特定原材料に準ずるもの」のことです。
特定原材料(表示義務あり)
えび,かに,小麦,そば,卵,乳,落花生
食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになっ (7品目)
た食品のうち,特に発症数,重篤度から勘案して表示す
る必要性の高いもの
特定原材料に準ずるもの(表示が推奨され
ている)
食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになっ
た食品のうち,症例数や重篤な症状を呈する者の数が継
続して相当数みられるが,特定原材料に比べると少ない
あわび,いか,いくら,オレンジ,カシュ
ーナッツ,キウイフルーツ,牛肉,くるみ,
ごま,さけ,さば,大豆,鶏肉,バナナ,
豚肉,まつたけ,もも,やまいも,りんご,
ゼラチン(20品目)
もの
※2 個別表示により難い場合や個別表示がなじまない場合の例は,以下のとおりです。
〇 個別表示よりも一括表示の方が文字数を減らせる場合であって,表示面積に限りがあ
り,一括表示でないと表示が困難な場合
〇 食品の原材料に使用されている添加物に特定原材料等が含まれているが,最終製品に
おいてはキャリーオーバーに該当し,当該添加物が表示されない場合
〇 同一の容器包装内に容器包装されていない食品を複数詰め合わせる場合であって,容
器包装内で特定原材料等が含まれる食品と含まれていない食品が接触する可能性が高い
場合
〇 裏面に表示があるために表示を確認することが困難な食品について,表面に表示する
ため(ラベルを小さくするため)に表示量を減らしたい場合
5
<個別表示の例>【原則】
原材料名
A、B(卵・小麦を含む)
、C(大豆を含む)
※ 個別表示する場合,繰り返しになるアレルギー表示は省略することができます。
<一括表示の例>【例外】
原材料名
A、B、C、
(一部に卵・小麦・大豆を含む)
※ 一括表示する場合は,特定原材料等そのものが原材料として表示されている場合や,
代替表記(特定原材料等と具体的な表示方法が異なるが,特定原材料等の表示と同一
のものであると認められるもの。例:「卵」の代わりに,「玉子」や「たまご」と表示
すること。
)されている場合であっても,改めて括弧内に表示することが必要です。
※ アレルゲンを一括表示する場合は,これまで「(原材料の一部に〇〇、△△、□□を
含む)
」と表示していましたが,新基準では「(一部に〇〇・△△・□□を含む)」と表
示します。
②添加物の表示方法の変更について
➣原則 原材料名の下に「添加物」の欄を設けて表示する。
➣例外 斜線や改行,罫線を加えて「原材料」と「添加物」の区分を明確に分けることで,
「添加物」の欄を省略することができる。
<添加物の欄を設けて表示した例>【原則】
原材料名 豚ばら肉、砂糖、食塩、卵たん白、植物性たん白、香辛料
添加物
リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸 Na)、コチ
ニール色素
<添加物の欄を設けず,斜線により原材料と添加物を区分して表示した例>【例外】
原材料名 豚ばら肉、砂糖、食塩、卵たん白、植物性たん白、香辛料 / リン酸塩(Na)
、
調味料(アミノ酸)
、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸 Na)、コチニール色素
<添加物の欄を設けず,改行により原材料と添加物を区分して表示した例>【例外】
原材料名 豚ばら肉、砂糖、食塩、卵たん白、植物性たん白、香辛料
リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸 Na)、コチ
ニール色素
<添加物の欄を設けず,罫線を加えることで原材料と添加物を区分して表示した例>【例
外】
原材料名 豚ばら肉、砂糖、食塩、卵たん白、植物性たん白、香辛料
リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸 Na)、コチ
ニール色素
6
③製造者と表示責任者(販売者)が異なる場合の表示方法について
一般用加工食品を販売する場合「販売者の氏名又は名称及び住所」に加えて,これまで
どおり,公衆衛生上の危害発生・拡大防止の観点から「製造所の所在地及び製造者の氏名
又は名称」を表示する必要があります。この際,
「製造所の所在地及び製造者の氏名又は名
称」は「販売者の氏名又は名称及び住所」に近接して表示する必要があります。
<1 食品関連事業者が販売者であり,製造者が異なる場合>
ア 製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を一括表示部分の枠外に表示した場合の
表示例(※製造所の表示を枠外にする場合は,販売者の欄に近接して表示する。
)
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
販売者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
※1
製造所
〇〇株式会社
宮城県大崎市古川旭●-●-●
イ 製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を一括表示部分の枠内に表示した場合の
表示例
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
販売者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
製造所※1
〇〇株式会社
宮城県大崎市古川旭●-●-●
7
ウ
製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を,製造所固有記号を用いて表示した場合
の表示例(※製造所固有記号を用いて表示する場合に併せて必要となる表示事項※2につ
いては,必ずしも販売者の欄に近接して表示する必要はないが,分かりやすい箇所に表
示する必要がある。
)
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
販売者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■ +AA
製造所固有記号
AA:〇〇株式会社▲▲工場 神奈川県…
BB:〇〇株式会社◆◆工場 栃木県…
CC:〇〇株式会社▼▼工場 愛知県…
エ
輸入品を小分けし,加工所の所在地及び加工者の氏名又は名称を一括表示部分の枠内
に表示した場合の表示例
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
原産国名
△△国
販売者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
※3
加工所
〇〇株式会社
宮城県大崎市古川旭●-●-●
オ
輸入品を小分けし,加工所の所在地及び加工者の氏名又は名称を一括表示部分の枠外
に表示した場合の表示例
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
原産国名
△△国
販売者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
※3
加工所
〇〇株式会社
宮城県大崎市古川旭●-●-●
8
<2 食品関連事業者が製造者である場合>
製造者が表示責任者である場合は,製造者の氏名又は名称,製造者の住所及び製造所の
所在地を表示すればよい。なお,製造者の住所と製造所の所在地が同一の場合(会社と製
造工場が同一の敷地にあり,住所が同一の場合など)は,製造所所在地の表示を省略するこ
とができる。
ア 製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を一括表示部分の枠外に表示した場合の表
示例(※製造所所在地は,製造者の欄に近接して表示する。
)
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
製造者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
※4
製造所
宮城県大崎市古川旭●-●-●
イ 製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を一括表示部分の枠内に表示した場合の表
示例
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
製造者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■
※4
製造所
宮城県大崎市古川旭●-●-●
ウ
製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を,製造所固有記号を用いて表示した場合
の表示例(※製造所固有記号を用いて表示する場合に併せて必要となる表示事項※2につ
いては,必ずしも販売者の欄に近接して表示する必要はないが,分かりやすい箇所に表
示する。
)
名称
原材料名
添加物
内容量
賞味期限
保存方法
製造者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■ +AA
製造所固有記号
AA:〇〇株式会社▲▲工場 神奈川県…
BB:〇〇株式会社◆◆工場 栃木県…
CC:〇〇株式会社▼▼工場 愛知県…
9
※1 「製造者」
,
「製造場所」等の製造した場所が分かるような事項名も可。なお,
「加工
所の所在地及び加工者の氏名又は名称」を表示する場合は「加工所」,「加工場所」等
の加工した場所が分かるような事項名とする。
※2 製造所固有記号を表示した場合には,次の①から③までのいずれかを併せて表示す
る必要がある。
① 製造所の所在地又は製造者の氏名若しくは名称の情報の提供を求められたときに回
答する者の連絡先
② 製造所固有記号が表す製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称を表示したウェブ
サイトのアドレス(二次元コードその他これに代わるものを含む。)
③ 当該製品を製造している全ての製造所の所在地又は製造者の氏名若しくは名称並び
に製造所固有記号
※3 「加工者」
,
「加工場所」等の加工した場所が分かるような事項名も可。
※4 「製造場所」等の製造した場所が分かるような事項名も可。
④製造所固有記号による表示について
➣原則 同一製品を2以上の複数工場で製造する場合に,製造所固有記号を使用すること
ができる。また,製造所固有記号を使用する場合は,※2の表示を併せて行う必要があ
る。
なお,新基準では原則,同一製品を複数工場で製造する場合にのみ製造所固有記号の
使用が認められることから,新基準の下では製造所固有記号が使用できない事業者が経
過措置期間中に販売する場合は,経過措置期間中に限り,従前取得した製造所固有記号の
使用が認められている。
また,製造所固有記号で表示する際には,製造者の住所,氏名又は名称の次に,原則「+」
を冠して表示することとされた。
表示例
製造者
□□株式会社
宮城県石巻市東中里■-■-■ +AA
製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称の代わりに販売者の住所及び氏名又は名称
をもって表示する場合には,製造所固有記号は,販売者の住所,氏名又は名称の次に,原
則「+」を冠して表示することとされた。
表示例
販売者
□□株式会社
宮城県大崎市古川旭●-●-●+AA
10
加工食品の表示の留意点について
①
②
名称
原材料名
③
④
⑤
⑥
⑦
添加物
内容量
消費期限
保存方法
製造者
⑧ 製造所
天ぷら(魚肉ねり製品)
たら、いとより、たまねぎ、きゃべつ、にんじん、でん粉(小麦を
含む)
、大豆たんぱく、植物油脂、魚介エキス、食塩、砂糖、ぶど
う糖
トレハロース、ソルビット、調味料(アミノ酸等)
140g
16.2.1
要冷蔵(10℃以下)
〇〇かまぼこ株式会社
宮城県塩釜市□□町△△-▽▽
宮城県石巻市□□町△△-▽▽
① 名称
商品の内容を表す一般的な名称を表示します(商品名ではないことに注意)
。また,一
部の加工食品(別表参照)は,名称の表示方法が個別に規定されているので「基準別表
第4」に基づき表示します。
② 原材料名
原材料に占める重量の割合の高いものから順に,最も一般的な名称で表示します。ま
た,一部の加工食品(別表参照)は,原材料の表示方法について個別に規定されている
ので「基準別表第4」に基づき表示します。
③ 添加物
栄養強化の目的で使用されるもの,加工助剤及びキャリーオーバーを除いた全ての添
加物について,添加物に占める重量の割合の高いものから順に,定められた方法で表示
します。また,一部の加工食品(別表参照)は,添加物の表示方法が個別に規定されて
いるので「基準別表第4」に基づき表示します。
➣物質名表記:その物質名を表示します。なお,簡略名の表示が認められている場合も
あります。
➣用途名併記:
「基準別表第6」の用途の添加物は,使用の目的・用途と物質名を併せて
表示します。
甘味料,着色料,保存料,増粘剤・安定剤・ゲル化剤・粘料,酸化防止剤,
発色剤,漂白剤,防かび剤又は防ばい剤
表示例:甘味料(キシリトール),着色料(β-カロテン),保存料(ソル
ビン酸)
➣一括名表記:
「基準別表第7」の用途の添加物は,同様の機能・効果を有するものを一
括名で表示することができます。
イーストフード,ガムベース,かんすい,酵素,光沢剤,香料,酸味料,
チューインガム軟化剤,調味料,豆腐用凝固剤,苦味料,乳化剤,pH調
整剤,膨張剤
表示例:香料,酸味料,pH調整剤,乳化剤
④ 内容量
特定商品の販売に関する計量に関する政令第5条に掲げる特定商品については,計量
法の規定により表示します。それ以外の商品については,重量(g又はkg),容量(m
l又は L)
,個数等の単位を明記して表示します。なお,一部の加工食品(別表参照)は,
内容量の表示方法が個別に規定されているので「基準別表第4」に基づき表示します。
11
⑤ 期限表示
品質の劣化が急速で,速やかに消費すべき食品には,消費期限を品質の劣化が比較的
遅い食品には,賞味期限を表示します。なお,一括表示の枠内に表示することが困難な
場合は,一括表示の消費期限(賞味期限)欄に「消費期限 この面の上部に記載」など,
具体的な表示箇所を明示する方法で表示することもできます。
表示例 消費期限 平成28年4月1日
賞味期限 28.4(※賞味期限が3ヶ月を超える場合「年月」で表示できる)
消費期限 16.4.1
賞味期限 160401
消費期限 この面の上部に記載
⑥ 保存方法
開封前の保存方法を食品の特性に従い表示します。
食品衛生法第11条第1項の規定により保存の方法の基準が定められているものは,
その基準に従い表示します。また,常温で保存すること以外に留意すべき特段の事項が
ないものについては,牛乳,乳飲料を除いて表示を省略できます。ただし,直射日光を
避ける必要がある場合は,
「直射日光を避ける旨」の表示が必要です。
⑦ 表示責任者
表示責任者の欄には,それぞれの業態に合わせ「製造者」,「加工者」,「販売者」又は
「輸入者」と表示し,表示責任者の氏名と住所を表示します。
⑧ 製造所
製造所の欄には,それぞれの業態に合わせ「製造所又は製造所所在地」,「加工所又は
加工所所在地」等と表示し,それぞれ製造所(加工所)の氏名及び住所を表示します。
なお,製造者の氏名又は製造所所在地が表示責任者の氏名又はその住所と同一である場
合は,同一である項目の表示を省略することができます。
その他の注意点
〇 原料原産地
生鮮食品に近い加工食品(22品目)については,原材料及び添加物に占める重量の
割合が最も高い生鮮食品で,かつ,当該割合が50%以上であるものの原産地を原材料名
に対応させて表示します。また農産物漬物,野菜冷凍食品,うなぎ加工品,かつお削り
ぶしの4品目についても原料原産地の表示が必要です。
原料原産地を表示する際は,原則,国産品にあっては国産である旨を,輸入品にあって
は,原産国名を表示します。なお,国産品にあっては,国産である旨の表示に代えて,次の
地名を表示することができます。
➣農産物⇒都道府県名その他一般に知られている地名
➣畜産物⇒主たる飼養地(最も飼養期間が長い場所)の都道府県名その他一般に知られて
いる地名
➣水産物⇒水域名,水揚げした港名,水揚げした港又は主たる養殖場の都道府県名その他一
般に知られている地名
表示例1
名称
原材料名
原料原産地名
あじの開き
真あじ、食塩
A国
表示例2
名称
原材料名
…
12
あじの開き
真あじ(A国)
、食塩
…
(別表)
「基準別表第4」で個別に表示方法が定められている食品と表示事項
(1)農産物缶詰及び農産物瓶詰
(2)トマト加工品
(3)乾しいたけ
(4)農産物漬物
(5)ジャム類
(6)乾めん類
(7)即席めん
(8)マカロニ類
(9)パン類
(10)凍り豆腐
(11)ハム類
(12)プレスハム
(13)混合プレスハム
(14)ソーセージ
(15)混合ソーセージ
(16)ベーコン類
(17)畜産物缶詰及び畜産物瓶詰
(18)煮干魚類
(19)魚肉ハム及び魚肉ソーセージ
(20)削りぶし
(21)うに加工品
(22)うにあえもの
(23)うなぎ加工品(輸入品以外のものに限る。
)
(24)乾燥わかめ
(25)塩蔵わかめ
(26)みそ
(27)しょうゆ
(28)ウスターソース類
(29)ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料
(30)食酢
(31)風味調味料
(32)乾燥スープ
(33)食用植物油脂
(34)マーガリン類
(35)調理冷凍食品
(36)チルドハンバーグステーキ
(37)チルドミートボール
(38)チルドぎょうざ類
(39)レトルトパウチ食品
(40)調理食品缶詰及び調理食品瓶詰
(41)炭酸飲料
(42)果実飲料
(43)豆乳類
(44)にんじんジュース及びにんじんミックスジュース
13
名
称
原
材
料
名
添
加
物
内
容
量
〇
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〇
〇
◆機能性表示食品を含む食品表示法の全般的な内容
消費者庁食品表示企画課 03-3507-8800(代表)
品質事項…原材料、原産地、内容量などの品質(旧 JAS 法)に関すること
衛生事項…添加物、アレルゲン、期限表示などの衛生(旧食品衛生法)に関すること
保健事項…栄養成分表示、特定保健用食品、栄養機能食品(旧健康増進法)に関すること
◆品質事項の表示に関するお問い合わせ先
公 所 名
宮城県環境生活部
食品企画班
食と暮らしの安全推進課
連絡先
022-211-2643
◆衛生事項に関するお問い合わせ先
公 所 名
連絡先
仙南保健所
食品衛生班 0224-53-3117
塩釜保健所
食品薬事班
022-363-5505
塩釜保健所岩沼支
所
塩釜保健所黒川支
所
大崎保健所
食品薬事班
0223-22-2188
食品薬事班
022-358-1111
食品衛生班
0229-91-0710
栗原保健所
石巻保健所
食品薬事班
食品衛生班
0228-22-2115
0225-95-1417
登米保健所
気仙沼保健所
宮城県環境生活部
食と暮らしの安全
推進課
食品薬事班
食品薬事班
食品安全班
0220-22-6120
0226-22-6615
022-211-2644
◆保健事項に関するお問い合わせ先
公 所 名
連絡先
仙南保健所
成人・高齢 0224-53-3120
班
塩釜保健所
健康づくり
支援班
022-363-5503
大崎保健所
健康づくり
支援班
成人・高齢
班
成人・高齢
班
成人・高齢
班
成人・高齢
班
食育・栄養
班
0229-87-8010
栗原保健所
石巻保健所
登米保健所
気仙沼保健所
宮城県保健福祉部
健康推進課
0228-22-2116
0225-95-1419
所管区域
白石市、角田市、蔵王町、
七ヶ宿町、大河原町、村
田町、柴田町、川崎町、
丸森町
塩竈市、多賀城市、松島
町、七ヶ浜町、利府町
名取市、岩沼市、亘理町、
山元町
大和町、大郷町、富谷町、
大衡村
大崎市、色麻町、加美町、
涌谷町、美里町
栗原市
石巻市、東松島市、女川
町
登米市
気仙沼市、南三陸町
所管区域
白石市、角田市、蔵王町、
七ヶ宿町、大河原町、村
田町、柴田町、川崎町、
丸森町
塩竈市、多賀城市、松島
町、七ヶ浜町、利府町、
名取市、岩沼市、亘理町、
山元町、大和町、大郷町、
富谷町、大衡村
大崎市、色麻町、加美町、
涌谷町、美里町
栗原市
0220-22-6117
石巻市、東松島市、女川
町
登米市
0226-22-6614
気仙沼市、南三陸町
022-211-2637
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