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JaGra ニュース Vol.307 (2013 年 8 月 8 日収録分~8 月 12 日配信予定)

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JaGra ニュース Vol.307 (2013 年 8 月 8 日収録分~8 月 12 日配信予定)
JaGra ニュース Vol.307
(2013 年 8 月 8 日収録分~8 月 12 日配信予定)
1 週間のニュースから

ピックアップ(8/1~8/8)
【印刷業界ニュース】

凸版印刷、スタジオアルタ/街頭ビジョンと Facebook を連動(8/7:流通ニュース)
http://ryutsuu.biz/topix/f080715.html
凸版印刷とスタジオアルタは 8 月 7 日、JR 新宿駅東口のアルタビジョンで広告主の Facebook 上
の最新情報を放映する新しいプロモーションサービス「いいね!カウンタービジョン」を開発したと
発表した。8 月上旬から本格的な提供を開始する。
「いいね!カウンタービジョン」は、Facebook 上の最新情報と、Facebook 上の「いいね!」のカウ
ント数を街頭ビジョンに放映するサービス。広告主が掲載した Facebook 上の最新情報を専用サ
ーバを通じて定期的に抽出、街頭ビジョン画面用に変換し、広告主の放映枠に放映する。
広告主は、街頭ビジョンでタイムリーな情報を配信できる。Facebook 上の公式ページに対する
「いいね!」のカウント数もリアルタイムに表示でき、広告主は Facebook と連動した新しいプロモ
ーションを実施できる。

大日本印刷、デジタルサイネージ自販機に災害情報配信サービス(8/7:ソフトバンク ビジネス
+IT)
http://www.sbbit.jp/article/cont1/26711
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1308/07/news105.html
大日本印刷(DNP)は 7 日、出光のサービスステーションにおいて、「災害情報配信デジタルサイ
ネージ自販機」の運用を開始すると発表した。サービスステーションにある自動販売機のデジタ
ルサイネージに、地上デジタル・データ放送とインターネットの双方で情報提供を行い、大規模災
害時の情報拠点としての活用を見込む。
今回の配信サービスは、2011 年に DNP、ダイドードリンコ、日本テレビの 3 社によって共同開発さ
れた地上デジタル・データ放送とインターネットの双方に対応したデジタルサイネージ一体型飲料
自販機向けのもの。出光興産の特約販売店である共栄オーメックの柴又サービスステーションに
設置されていた。

印刷用紙、アジアで下落 夏場の不需要期入りで(8/8:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO58239980X00C13A8QM8000/
印刷用紙の取引価格がアジアで下落している。上質塗工紙の香港市場での取引価格は1トン
730~760 ドル前後で前月比約 13 ドル(2%)下がった。下落は約8カ月ぶりだ。上質紙も 830~
850 ドル前後で約 10 ドル(1%)下がった。昨年末ごろから上昇傾向が続いていたアジアの印刷用
紙の市況に一服感が出た。特にチラシなどに使われる塗工紙は汎用性があるため増産されやす
く、パンフレットなどに使う上質紙よりも1割程度安い状態が続いている。
1

レシートをスマホで撮影してキャンペーンに応募、大日本印刷が開発(8/6:Tech-On)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130806/296301/?bpnet
大日本印刷は 2013 年 8 月 6 日に、スーパーなどのレシートをスマートフォンで撮影するだけで、
キャンペーンなどに参加できる応募システムを開発したと発表した。流通小売やメーカーに同シ
ステムを提供することを想定している。ユーザーの応募の手間を省くとともに、事業者の作業負
担を軽減することができる。
レシートの読み取りには、アイエスピーのレシート解析技術(認識率 96%)を活用している。レシ
ートの内容を解析して、購入品目と日時、合計金額などから、対象の商品を購買したことを証明
する。読み込みの重複や二重応募なども防ぐことができるとする。

DNP、バーコードを読み取ってポイントを管理するリライトカードシステムを発売(8/6:Web 担当者
フォーラム)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2013/08/06/15807
大日本印刷は(DNP)は、ポイントカードで裏面の磁気層の代わりに表面のバーコードを読み取っ
てポイントを管理するバーコードリライトカードシステムを発売する、と 8 月 5 日発表した。カードの
磁気層をなくしてリーダーライターの機能を簡略にしてシステムの価格を抑え、ポイントサービス
を導入しやすくする。スマートフォンなどでカードに印字された 2 次元コードを読み取り、特売情報
を提供するなどプロモーションも可能になる。
リライトカードの磁気層を省くことで従来の黒発色カードより約 30%低価格になり、リーダーライタ
ーに磁気情報の読み取り機能がないため価格を約 30%低減するとともに 20%小型化した。カー
ドは 200 回書き換えでき、裏面にはフルカラー印刷が可能。紙のカードにスタンプやシールを貼る
方式と異なり、ポイント管理や購買履歴の把握が容易になる。カードは 3 万枚の場合で 1 枚 30
円(税別)、リーダーライターは 100 台で 1 台 9 万 5000 円(同)。

集合住宅の電力需要分散 ピーク時 クーポン配信、外出促す(8/5:産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130805/biz13080509090003-n1.htm
マンション用のエネルギー管理システム(HEMS)事業者であるファミリーネット・ジャパン(FNJ、
東京都渋谷区)と大日本印刷はこのほど、電力需要のピークをシフトさせる実証実験に乗り出し
た。インターネット上のユーザーの活動を、実店舗への購買活動に結び付ける「O2O(オーツー
オー)」の仕組みを活用。需給の逼迫(ひっぱく)時に商品購入などに使える割引クーポンを付与
することで、外出を促し節電につなげる。実験は来年の6月末まで実施する。
FNJでは受注分を含めて、1万2千戸の首都圏のマンションを対象に、HEMSを導入している。
今回のプロジェクトでは入居者からモニターを募集し、200世帯にタブレット端末を無償提供。搭
載されたホームアプリの活用で、日々の電力利用状況を確認できるようにした。
2

大日本印刷、ポイントサービスを低コストで導入できる ASP サービスの提供を開始(8/2:Web 担
当者フォーラム)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2013/08/02/15786
大日本印刷(DNP)は、同社のポイント会員管理システム「POINT TACTiX(ポイントタクティクス)」の
機能から、ポイント管理や会員管理など、ポイントサービス導入時に必要な基本機能を抽出して
パッケージ化した ASP サービス(インターネットを通じてアプリケーションなどを提供するサービス)
を 7 月 31 日に開始する、と同日発表した。新サービスにより、中小規模のポイントサービスが、低
コストでスピーディーに導入できるようになる。会員が数千人~30 万人規模までのポイントサービ
スを対象とし、最短 1 ヵ月程度で導入することができる。

オンデマンドサービスのキンコーズが東京のセキュアードプロダクションセンターを集約(8/6:財
経新聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/117609/
オンデマンドによるコピー・プリントやポスター印刷、製本・パネル等の各種加工を行うキンコー
ズ・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:須原 清貴)は、2013 年 8 月 6 日
(火)に、都内 5 か所のセキュアードプロダクションセンター(以下:SPC)を集約いたします。
今回の集約により、セクションごとに専門的な人員を配置した生産ラインが構築され、大量かつ
多種にわたる印刷オーダーを高品質でよりスピーディーに仕上げることできるようになります。ま
た、ターポリン素材への印字をはじめとする特殊加工が可能な機器が設置されるため、お客様の
多様なニーズにお応えすることができます。

京セラ、凸版系のプリント配線基板メーカー買収(8/6:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASDD060GG_06082013TJ2000
京セラは6日、凸版印刷とNECが出資するプリント配線板メーカー、トッパンNECサーキットソリ
ューションズ(東京・港、宮島恵二社長)を 10 月1日付で買収すると発表した。金額は非公表。産
業機器やスマートフォン向け配線基板をつくる同社を買収し、自社の基板事業の強化につなげ
る。
凸版印刷から 55%、NECから 45%の株式を譲り受け、完全子会社にする。従業員は 1133 人で、
新潟県や富山県、フィリピンに工場を持つ。

胆管がん発症し死亡 北海道で初の労災認定 印刷会社勤務の男性(8/2:北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/483253.html
印刷会社で従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、厚生労働省の専門家検討会は1
日、道内の印刷会社の元従業員で、胆管がんを発症して2004年に50代で死亡した男性1人を
労災認定することを決めた。道内で認定されるのは初めて。
厚労省は北海道労働局に認定の手続きをするよう指示した。月内には男性の遺族に通知される
見通し。
3

凸版印刷、4~6月営業益 2.9 倍 液晶関連の採算改善(8/2:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNZO5805414002082013DT3000
凸版印刷の 2013 年4~6月期の連結営業利益は、前年同期比 2.9 倍の 50 億円弱だったようだ。
スマートフォン(スマホ)の普及や円安の進行を背景に、液晶パネル関連部材の採算が改善。半
導体向けフォトマスクの販売も回復した。
売上高は微増の 3600 億円強となったもよう。国内や米国の住宅市況の回復を追い風に、壁紙な
ど建材が伸びた。主力の情報・ネットワーク系事業は電子化の影響でチラシやパンフレットの印
刷受注が低調だった。
増益をけん引したのは液晶パネル関連部材や半導体向けフォトマスクを手掛けるマテリアルソリ
ューション事業。同事業の営業損益は 30 億円弱の黒字と、前年同期(6億円の赤字)から大幅に
改善したもようだ。

トッパン・フォームズ/41 億円投じ、八王子の滝山工場、増築完成(8/2:LNEWS)
http://lnews.jp/2013/08/f080210.html
トッパン・フォームズは 7 月 31 日、東京都八王子市戸吹町で進めていたセントラルプロダクツ滝山
工場の増築工事が完成した。
主要ビジネスであるデータ・プリント・サービス(DPS)で印刷から出荷まで一貫製造体制が完成し、
首都圏での DPS の基幹工場としての機能が拡大する。
一連の拠点集約をはじめとする製造コスト削減などにより 2016 年 3 月期までの 3 か年で累計 100
億円のコスト削減を実現、DPS を中心にした競争力強化を図っていく。
なお、関西圏で大阪桜井工場の第 2 期工事を 2014 年 6 月の完成を目指して進めている。

大日本印刷、子会社がこん包資材を背面ボードに活用する省資源の販売台を開発(8/1:日経
BP)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20130801/360095/?rt=nocnt
大日本印刷の 100%子会社で店頭販促ツールや広告宣伝物制作の DNP エス・ピー・テックは、
店頭広告(POP)ツールシリーズ「PaPaTPoP(ぱぱっとポップ)」で、こん包資材を背面ボードに活
用する省資源の販売台タイプ「PaPaTPoP ワゴン」を開発した。組み立てた後に廃棄物が出ない
ことが特長となり、環境配慮をアピールする。
PaPaTPoP ワゴンは、構造が複雑で組み立てに時間がかかる従来のワゴン(販売台)タイプの
POP の問題を販売台の構造の見直しで解決し、ワンタッチで組み立てられるようにした。土台を
安定感のある 6 角形の形状にし、販売台部分は通常の商品陳列や、「ジャンブル陳列」と呼ぶ商
品を投げ込んだように見せるスペースに利用できる。
ゴムの力を利用して簡単に組み立てが可能になり、外装箱をそのまま背面ボードに利用すること
で省資源化を実現する。外装箱を含めて全てを POP ツールに使用するため廃棄物がでない。さ
らに、ジャンブル陳列は一般的な商品棚と違い、不規則に陳列した商品で来店者の目を引きつ
け、手に取りやすくさせる効果も期待できるという。
4
【PC・プリンタ・ハードウェア】

【プリンタ】富士ゼロックス、高い生産性と出力品質を備えた「DocuColor 5656 P」発売(8/6:マイ
ナビ)
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/06/085/index.html
富士ゼロックスは 6 日、ライトプロダクション・カラーシステム「DocuColor 5656 P」を発売した。標
準価格は 560 万円。
「DocuColor 5656 P」は、デザイン・印刷業務や企業内のプリントオンデマンド用途といった幅広い
ニーズに対応するパブリッシング・システム。従来機(DocuColor 5151 P)の高画質・用紙汎用性・
設置環境を選ばない 100V 電源を継承しながら、並列 RIP 処理方式のプリントサーバー「PX560
Print Server」を新たに採用し、カラー/モノクロとも 56 ページ(同社 J 紙、A4 横送り)の高いパフォ
ーマンスを実現した。
ま た 、 上 位 機 (Color C75 Press) と 同 じ プ リ ン ト 自 動 調 整 専 用 ソ フ ト 「 Simple Image Quality
Adjustment」を装備したことにより、これまでオペレーターが目視で行っていたプリント物のズレや
色ムラの補正が簡単に行えるようになった。このほか、オフィスのドキュメント環境におけるセキュ
リティー機能も充実しており、ユーザー認証やログ管理なども可能となっている。

【インクジェットデジタル印刷機】日本 HP、柔素材に印刷できるインクジェットプレス最上位機種
(8/5:PC Online)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130805/1100592/
日本ヒューレット・パッカード(日本 HP)は 2013 年 8 月 5 日、厚みのある板状素材に直接印刷でき
るフラットベッド UV 硬化型インクジェットプレスの最上位機種「HP Scitex FB10000 インダストリア
ルプレス」の受注を開始した。アクリル素材やポリプロピレンなどの軟素材から硬質(板状)素材
まで幅広く対応する。
オフセット印刷相当の高画質を特徴とする「HP Scitex HDR プリンティングテクノロジー」を採用。
紙器パッケージから段ボール製ディスプレイ、建装材、家具までさまざまな用途に活用できる。イ
ンクは新開発で伸縮率約 300%の「HP HDR240 Scitex インク」で、一般的な UV 硬化型ではプリン
トが難しい素材に印刷できる。
6 色のインク(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/ライトシアン/ライトマゼンタ)と、3 種類の
インクドロップサイズ(15/30/45 ピコリットル)を 1 つのプリントモードで使い分け可能。印刷速度は
毎時 625 平方メートル。オプションの「マルチシートローディングテーブル」を使って、同時に最大
1.6×3.2m のシート 4 枚を自動給紙する。
屋内での揮発性有機化合物(VOC)排出量の基準をクリアし、米国の環境保護機関による
「GREENGUARD Gold 認証」、ドイツの健康関連評価基準「AgBB」の認定を取得。12 歳以下の児
童や高齢者のいる教育機関や医療施設で安心して使用できる。
5
6

【デジタル複合機】シャープ、データ暗号化機能搭載の 1 台 4 役のデジタルフルカラー複合機
(8/5:マイナビ)
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/05/014/index.html
シャープは 8 月 2 日、コンパクトな本体に、1 台 4 役の機能と省エネ/セキュリティ機能を搭載した
デジタルフルカラー複合機 3 モデル「MX-2514FN」「MX-3114FN」「MX-3614FN」を発売すると発表
した。
本機は、コピー/プリンター/スキャナー/ファクスの各機能を搭載したフルカラー複合機のエントリ
ーモデルで、設置面積が小さいコンパクトなサイズながら、最大 3,400 枚までの用紙がセットでき、
大量の原稿も一度に印刷できる。コピーやプリントなどの際、複合機に蓄積されるデータを暗号
化して保存、出力後や送信後は自動的にデータを消去する。
また、電源の消し忘れなどを防止する「電源 ON/OFF スケジュール機能」や、印刷を伴わない時
は紙にトナーを定着させるための加熱を行わず消費電力を抑える「エコスキャン機能」などの省エ
ネ機能を搭載。さらに、複合機内に蓄積されたデータを暗号化/自動消去し、情報漏洩を防止す
るセキュリティ機能を標準搭載しているほか、データの閲覧や共有が手軽に行えるクラウドサー
ビス、無線 LAN 機能を活用したスマートフォンなどのモバイル端末との連携機能にも対応した。
製 品 の 希 望 小 売 価 格( 税 別) は 、 「 MX-2514FN 」が 161 万 5,000 円 (10 月 23 日 発 売 ) 、
「MX-3114FN」が 127 万円、「MX-3614FN」が 116 万円(いずれも 8 月 26 日発売)。

【プリンタ:海外】エプソンが独の写真フェスで出力に協力、厳しい気候をクリアし耐久性実証
(8/7:Japanese Internet.com)
http://japan.internet.com/busnews/20130807/2.html
エプソンドイツは、5 月下旬から 6 月上旬に開催されたフォトフェスティバル「Horizonte Festival」
のプレミアムパートナーとして、写真の出力に協力した。
このフェスティバルは、写真を通して人々の環境意識を高めることが目的。エプソンは大判インク
ジェットプリンター「SuperColor SC-S シリーズ」で、合計印刷面積 1,400 平米、25 点の作品群の
出力を行った。
この製品は、高画質印刷だけでなく、直射日光や風雨による変色/劣化に強い耐候性が特徴。海
辺の砂浜に展示された作品も、強い日差しや雨、潮風、波しぶきなどに耐えたという。

【調査報告】2012 年度法人向けタブレット出荷台数は前年比 1.8 倍、ICT 総研調べ(8/6:PC
Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/20130806_610516.html
株式会社 ICT 総研は 6 日、2012 年度の法人向けタブレット端末の出荷調査、アンケートなどを元
にした、今後の市場予測を発表した。
2012 年度の出荷台数は、前年(2011 年度)比 1.8 倍の 79 万台(推計値、以下同)。業務利用されて
いる個人デバイス(いわゆる BYOD)を含めると、法人で利用されているタブレットは 100 万台を超
えると見ている。また、2013 年度以降も前年比 20~40%程度の拡大を続け、2015 年度には 175
万台まで拡大すると予測している。
7
企業規模別の台数推計では、社員数 1~99 人の中小企業が 16 万台、同 100~999 人の中堅企
業が 31 万台、同 1,000 人以上の大企業が 32 万台。現状では規模が大きい企業ほど導入が進ん
でいるが、2013 年度以降は中小企業が市場の伸びを牽引すると見込んでいる。
また、2012 年度の全タブレット端末出荷台数は全 489 万台で、構成比は個人向けが 83.8%、法人
向けが 16.2%。2013 年度以降も全体の出荷台数は右肩上がりとなるが、法人向け出荷台数の伸
びが個人向けを上回り、2015 年度には出荷台数が 895 万台、構成比は個人向け 80.4%、法人向
け 19.6%になると予測した。

【プリンタ:海外】エプソン、昇華転写プリンタを海外で販売(8/5:朝日新聞)
http://www.asahi.com/and_M/interest/bcnnews/BCN201308050014.html
セ イ コ ー エ プ ソ ン ( 碓 井 稔 社 長 ) は 、 同 社 と し て 初 め て の 昇 華 転 写 プ リ ン タ 「 SureColor
SC-F7000/F6000」を海外向けに販売している。
プリンタを構成する各要素を自社で開発する強みを生かし、インク、プリントヘッド、インク供給シ
ステムを総合的に最適化することで、安定稼動を可能にする高い信頼性を実現した昇華転写プ
リンタ。とくに、独自のインクジェット技術とマイクロピエゾテクノロジーのコア部品であるマイクロピ
エゾプリントヘッドは、印刷時に熱を使わず、ヘッド内でインクが気化することがないので、昇華転
写印刷に適している。
昇華転写印刷は、スポーツウェアなどアパレル業界でも使用され、画質はもちろん、色の再現性
などが非常に重要になることから、エプソンが培ってきた高画質印刷のノウハウを注入。また、テ
キスタイル印刷を行う業者は印刷量が多く、一日中プリンタを動作させていることも多いので、利
便性を考慮して大容量のインクタンクシステムを搭載した。
「SC-F7000」は 64 インチ幅、「SC-F6000」は 44 インチ幅。ともに国内では未発売。

小森コーポレーション、PRINT 13 で「KOMORI OnDemand」提案(8/2:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/event/2013/08/5417.html
http://www.print2013.com/
(株)小森コーポレーションは、9 月 8 日から 12 日までの 5 日間、米国・シカゴで開催される「PRINT
13」において、菊半裁寸延 6 色オフセット枚葉印刷機「リスロン SX29」を出展し、オフセット印刷と
デジタル印刷双方の技術を融合した「KOMORI OnDemand」を提案していく。
同社ブースで展開される印刷実演では、「リスロン SX29」で 8 ページのカタログ印刷後、コニカミノ
ルタ社製「bizhub PRESS C8000」でパーソナルデータの追い刷り印刷を行うハイブリッドワークフ
ローを公開する。また同展示会では、drupa2012 で初公開されたコニカミノルタ社のデジタルイン
クジェット枚葉印刷機「KM-1」(KOMORI ブランド名は Impremia IS29)が、北米で技術展示として初
披露される。
このインクジェット枚葉印刷機は、KOMORI とコニカミノルタ社の共同開発による技術を採用して
おり、2014 年に市場に投入される予定。
8

低価格 3D プリンター、ビックカメラとヤマダ電機が相次ぎ販売(8/2:PC Online)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130802/1100344/
ビックカメラとヤマダ電機は、個人向けの 3D プリンターの販売を相次いで開始した。一部の店舗
で実演販売するほか、直販サイトでも提供する。
ビックカメラは 2013 年 8 月 1 日、ロボトマドットコム製の「CellP 3D プリンター組立キット」の販売を
開始した。実勢価格は約 14 万 2000 円。購入後に自分で組み立てて使う、組み立てキットとして
の製品になる。専門スタッフが組み立てを代行する「組立調整サービス」も 3 万 5000 円で提供す
る。
組み立て後の本体サイズは幅 400×奥行き 400×高さ 418mm。積層ピッチは 0.1mm で、幅 200
×奥行き 180×高さ 180mm までの造形ができる。
一方、ヤマダ電機は 2013 年 8 月 2 日、米スリーディー・システムズ製の「Cube」をの販売を開始し
た。実勢価格は約 16 万 8000 円。こちらは完成品であり、購入後の組み立てや調整は不要だ。9
月 1 日には、上位モデルの「CubeX」(約 41 万 8000 円~)の販売も開始する予定。
Cube の本体サイズは 260×260×340mm。積層ピッチは 0.2mm で、最大造形サイズは幅 140×
奥行き 140×高さ 140mm。
3D プリンターは、プラスチックの素材を塗り重ねることで立体物を造形する。従来は業務用として、
設計品の試作などに利用されていた。ここ最近、米国で個人でも購入できる価格帯の低価格製
品が登場したことで大きな話題を呼んだ。国内では、10 万円台の製品を量販店が取り扱うのは
初めてのことだ。
ビックカメラの広報・IR 部の松本昌也主任は、「数日前から直販サイトで製品を紹介していたが、
実物を見る前に予約する人もいて、3D プリンターへの注目度は高い」と語る。ヤマダ電機によれ
ば、「5 年間で 3D プリンターを 15 万~16 万台販売する見込み」(第一商品事業部デジタル商品部
の神道浩氏)という。
【ソフトウェア・Web サービス・ネットワーク】

【Web フォント】ソフトバンク・テクノロジー、日本語 Web フォントの情報サイト「FONTPLUS TIPS」
開設(8/6:Japanese Internet.com)
http://japan.internet.com/webtech/20130806/5.html
http://fontplustips.com/
ソフトバンク・テクノロジーは、Web フォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」と連動した、日
本語 Web フォントの情報サイト「FONTPLUS TIPS」を開設。FONTPLUS ユーザーや Web フォ
ントの導入を検討している人を対象に、利活用を促進しながら最新情報を発信していくという。
同サイトでは、フリーランスデザイナー大谷秀映氏による日本語 Web フォントの解説や、実用ノ
ウハウを掲載。デザインのコツや画像との組み合わせなどの実用例も、HTML と一緒にブログ形
式で紹介されている。
9
Web フォントとは、Web サーバー上に置かれたフォントを CSS 内で指定し、ブラウザ上で表示
させる機能。ユーザーのデバイス環境に依存せず意図したフォントが表現できるため、Web デザ
イナーを中心に需要が高い。
なお、同社が運営する FONTPLUS では、国内主要フォントメーカーや中国・韓国企業との提携
も含め、現在 600 書体以上の Web フォントを提供している。同社独自のサブセット技術により
Web ページ内の文章を自動で解析し、使用文字だけを抽出するため、データサイズが大幅に軽
減されて表示速度が高速化するという。

【AdobeCC 出力対応】アドビ、Illustrator CC と InDesign CC の入稿に対応する印刷所リストを公
開(8/6:マイナビ)
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/06/147/index.html
アドビ システムズは、日本製品担当者のブログ「いわもとぶろぐ」内にて、同社の公式 Web サイト
内に「Adobe Illustrator CC」および「Adobe InDesign CC」での入稿に対応する印刷会社のリストが
公開されたと発表した。
Illustrator CC および InDesign CC は、同社が 6 月 18 日より発売している最新バージョンのソフト
ウェア。このたび同社の Web サイト内にて公開されたリストには、最新バージョンのソフトでの入
稿に対応した印刷会社が掲載されている。
また、このリストは印刷会社からの申し込みを受けて、同社が情報を掲載しているものとなってお
り、掲載料は無料。リスト内では所在地の都道府県と社名、各企業の Web ページへのリンク、住
所・電話番号/FAX 番号、入稿に対応しているソフトウェアおよび PDF フォーマット(PDF/X-1a、
PDF/4)が記載されており、デザイナーが入稿先を選択する際の参考にすることができそうだ。

【調査報告】印刷やスキャンなど文書業務の外部委託市場、2017 年までに 6%台で成長(8/6:
ZDJapan)
http://japan.zdnet.com/it-management/analysis/35035603/
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20130806Apr.html
IDC Japan は 8 月 6 日、企業内の文書の印刷やスキャン、処理といった業務を外部に委託する“ド
キュメントアウトソーシングサービス”市場の 2012 年の売上実績と 2017 年までの予測を発表した。
2012 年の売上実績は 2320 億 7300 万円、2012~2017 年は年平均成長率(CAGR)が 6.2%で推
移し、2017 年には 3141 億 1200 万円を予測している。
ドキュメントアウトソーシングサービスは、欧米を中心に市場が拡大しており、日本国内でも動向
が注目されている。同サービスについて IDC では、集中コピーセンターで管理する“インハウスプ
ロダクションプリント”、イメージのスキャンとスキャンした文書の保管を外部に委託する“イメージ
ング/ドキュメントアーカイブ”、外注印刷を最適化する“プリントソーシング/プロキュアメント”、
文書に関係する業務プロセス全体を外部に委託する“BPO ドキュメント”に分類している。
2012 年の国内のドキュメントアウトソーシングサービス市場で最大の売り上げとなったのは、BPO
ドキュメントサービス。請求明細やダイレクトメールなどの印刷、発送を一括して外部に委託する
出力業務関連の BPO ドキュメントサービスは 1702 億 2500 万円となっている。
10
印刷だけでなく、返送された書類の入力やエンドユーザーからの問い合わせ対応など関連する
業務全体を外部に委託する BPO ドキュメントサービスは 371 億 4100 万円となった。そのほかの
分野の売り上げは、インハウスプロダクションプリントサービスが 119 億 5700 万円、イメージング
/ドキュメントアーカイブサービスが 89 億円、プリントソーシング/プロキュアメントサービスが 38
億 5000 万円となった。
国内のドキュメントアウトソーシングサービスの 2012~2017 年の CAGR は 6.2%と予測。だが、予
測される成長率はサービス分野別に違いがあるとしている。CAGR で見ると、関連業務全体の
BPO ドキュメントは 9.4%、出力だけの BPO ドキュメントは 6.1%と予測している。プリントソーシン
グ/プロキュアメントは 3.3%、インハウスプロダクションプリントが 1.8%、イメージング/ドキュメ
ントアーカイブが 1.8%と予測している。

【3D プリンタサービス】アドウェイズ・ラボット、3D プリンタ用フィギュアデータ共有サイトを 8 月下
旬公開(8/7:MdN)
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/31387/?rm=1
http://delmo.jp/
株式会社アドウェイズ・ラボットは、3D プリンター用フィギュアデータ共有サイト「DELMO(デルモ)」
を 2013 年 8 月下旬にスタートすると発表した。現在はティザーサイトのみ公開されている。
同サイトは、フィギュアの 3D データを作成し投稿したり、他のユーザーが作ったフィギュアデータ
を使って、個人向け 3D プリンターで印刷することが可能な 3D プリンター用フィギュアデータ共有
サイト。「3D プリンターがほしい!」「個人用プリンター「Cube」を購入してみた。」など DELMO スタ
ッフによる 3D プリンター体験記も読むことが可能だ。

【3D プリンタ用データサービス】Hanza Studio、個人でデータ販売もできる 3D プリンタ用データ共
有サイト(8/7:PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130807_610682.html
http://www.3d-caddata.com/
Hanza Studio は 7 日、無料で利用できる 3D プリンタ向けの CAD データ共有サイト「3D CAD
DATA.COM」を公開した。
投稿された 3D プリンタ用 CAD データを自由にダウンロードできる共有サイト。データは 3D プリン
タで利用できる STL 形式で、ダウンロード後の改変も可能。実際に出力した結果の写真をアップ
ロードするコーナーもある。
ユーザーは自作や、改変したデータもアップロードできるが、その際、オリジナル作品に価格を付
けて有償で販売することもできる。決済には、Gumroad のシステムを採用する。このほか、投稿デ
ータに対する支持(Like)の数に応じて、その報償として 3D プリンタ用フィラメントが提供される。
11

【3D プリンタサービス】撮った写真がリアルな 3D フィギュアになる「FOTOFIG」サービス開始
(8/5:Japanese Internet.com)
http://japan.internet.com/busnews/20130805/8.html
http://fotofig.izanagi3d.com/
ハウスオブアートは、写真から 3D プリントフィギュアを作成するサービス「FOTOFIG(フォトフィ
グ)」を公開した。現在はベータテストキャンペーンとして、通常価格より 1 万円値引きされた特別
価格で提供中。
FOTOFIG は、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像データをもとに、リアルな 3D プリ
ントフィギュアを作成するサービス。前後左右 4 方向から撮影した画像を、同社の CG クリエイタ
ーが 3D データ化し、3D プリンタで立体的なカラーフィギュアを出力する。
注文、撮影、データ送信の過程は PC・スマートフォン上で完結。モデルが 3D スキャニングのた
めに施設まで出向く必要が無く、結婚式や七五三、入学記念など節目となるシーンをその場で気
軽に撮影し、フィギュアとして残すことができるそうだ。
フィギュアの材質はフルカラー石膏で、納期はおよそ 1~2 か月。3D データ作成のみでも注文可
能。なお、ベータテストキャンペーン特別価格の適用には、FOTOFIG サイト内への画像掲載に了
承が必要となる。

【イベントレポート】3D プリンタなど先端技術を駆使したサービスが続々! - ソニー・ミュージックコ
ミュニケーションズの展示会「Sync.」(8/7:マイナビ)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/08/07/sync/index.html
「人が想いや行動を『同期』することであたらしいビジネスが生まれるのではないか」という視点か
ら、ソニー・ミュージックコミュニケーションズによる企業向けの展示会「Sync.(シンク)」が開催され
た。同社では、音楽にまつわる企画からクリエイティブ、プロモーションからイベントの運営までト
ータルで行っているため、展示内容は B to B のものがメインながらも、興味深い先進技術も多く、
本レポートではその中からいくつか紹介したいと思う。
まず紹介したいのは、会場内展示物のいたるところに設置されていた「Sync.」というシステム。展
示会名と同名であることからも分かるように、同社が今回の展示会のために開発したものだ。来
場者は入り口で登録を行う際、シールをはりつけた入場証を受け取る。そして、場内の展示物に
興味をもった場合、そのシールを、各展示ブースに設置された装置にタッチする。こうすることで、
端末がシールに登録された識別情報を読み取り、来場者ごとの行動履歴が記録される。そのた
め、会場出口そばに設置されたタブレット端末にシールをかざせば、興味を持った内容を"おさら
い"できる。いわば、リアル版の「いいね!」ボタンというわけだ。
(中略)次に目を引いたのが次世代型ペンライト「FreFlow(フリフラ)」。これはコンサートやライブ、
イベントなどで参加者が使用するペンライトを一括で制御できるという優れもの。たとえば、コンサ
ートなどでは音楽に合わせて数万本のペンライトがリアルタイムに変化する演出が可能となる。こ
れまでも NHK 紅白歌合戦やミュージックステーション、著名アーティストのライブなどで用いられて
いるため、会場全体が一体となった演出に感動した方もいるのではないだろうか。
12
(中略)同社は、最近各方面で話題を集めている 3D プリンターを使用したサービス「3D プリント・
フィギュア」も展開しており、会場出口近くに特設ブースを設置していた。このサービスは、3D スキ
ャナで全身を撮影し、そのデータをもとに 3D プリンタを用いて出力したフィギュアを提供するもの。
3D データの色調や質感などは人の手により 1 体ずつ調整され、出力後のフィギュアは磨き加工を
施し、表面にワックスを塗布して完成させる。

【動画作成・印刷版下データ作成サービス】動画広告/印刷事業者向けクラウドサービスの新ブラ
ンド「2Media」をスタート(8/5:VF リリース)
http://release.vfactory.jp/release/54033.html
http://www.2media.jp/w2p/w2pcloud/
http://www.2media.jp/w2mcloud/
株式会社クレオネットワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮島利光、以下クレオネッ
トワークス)は、広告メディアや印刷、サイネージ事業者向けクラウドサービスの新ブランド
「2Media」(ツーメディア)をスタートさせます。
「2Media」は、自社の Web サイトに動画作成や印刷用版下データの作成機能を組み込むための
バックエンド型クラウドサービス(BaaS※1)です。動画広告/印刷通販/印刷事業者などが、本サ
ービスを自社の Web サイトに組み込むことで、一般消費者が、簡単な操作で本格的な動画や印
刷用版下データを作成できるようになり、広告、印刷、サイネージ事業者の市場を大幅に広げる
ことが可能になります。

【CUD ツール】東洋インキ、CUD 支援ツールの Mac 版をバージョンアップ(8/2:印刷ジャーナル)
http://www.pjl.co.jp/news/product/2013/08/5416.html
http://www.toyo-uding.com/
東洋インキ(株)は、カラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing シミュレーター(Mac 版)」を
バージョンアップし、専用ウェブサイトを通じて配布を開始した。
同ツールソフトは、従来専門的な知見がなければ困難だった CUD に対応したグラフィックデザイ
ンの制作を、誰でも簡単に実現できる画期的なソリューションとして、行政機関や企業、学校など
を中心に配布し、これまでに 1 万 3,000 本を超える出荷実績を誇る。
今回のバージョンアップでは、グラフィックデザインの分野でのユーザー比率が多い Mac 版を対
象に、実際のデザイン制作の現場でより使いやすくなるよう、各機能や適用ファイル形式・データ
形式の見直し・追加を実施している。

【IPA 今月の呼びかけ】「すべてのネットサービスで異なるパスワードを」、IPA が対策を呼び掛け
(8/2:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130802_610072.html
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/08outline.html
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は 1 日、IPA からの「今月の呼びかけ」として、各種のイン
ターネットサービスで同じパスワードを使い回すことは避け、すべてのインターネットサービスで異
なるパスワードを使うよう注意を喚起した。
13
IPA では、なんらかの方法で入手した ID とパスワードのリストを流用してログインを試みる「パスワ
ードリスト攻撃」の被害が続いており、こうした攻撃によりログインが成立した ID とパスワードの組
み合わせは、他の不正アクセスに悪用され、最終的には金銭的被害に結び付くものと考えられる
と指摘している。
こうした攻撃が成立する背景としては、同じパスワードを様々なインターネットサービスで使い回
す利用者が多いことが挙げられ、パスワードリスト攻撃はこの状況に目をつけた攻撃手法だと説
明。また、大規模なパスワードリスト攻撃は報道などで大きくとりあげられるが、それらは氷山の
一角である可能性があり、自分の使っているサービスに攻撃被害の報道がない場合でも決して
安心はできないとしている。

【調査報告】モバイルユーザーほど「紙に書き込みたい」「顧客への提案は紙で」--IDC 調査
(8/1:ZDJapan)
http://japan.zdnet.com/business-application/analysis/35035413/
IDC Japan は 8 月 1 日、国内において、モバイルの普及がオフィスでのプリント環境や印刷枚数に
与える影響についての調査結果を発表した。モバイルデバイスを仕事で使うユーザー(モバイル
ユーザー)は、PC のみを仕事で使うユーザーと比べ、「印刷した紙に書き込みがしたい」「顧客提
案には紙を利用する」などの特徴があるという結果が出た。
同調査においてモバイルユーザーは、印刷ページのボリューム、カラー比率共に PC のみを使用
しているユーザーより高い傾向にあるという結果だったという。「モバイルユーザーの方が活発な
ビジネス活動を行っていることが主な理由であると考えられるが、モバイル機器の利用が直接的
にページボリューム減少につながるわけではない」と IDC は説明している。
「デジタル情報をプリントする理由」の項目では、PC のみのユーザーと比べ、モバイルユーザー
の回答が特に集まったのは「紙に書き込みがしたい」(4 割弱)、「顧客訪問時に情報を提示する」
(3 割弱)、「顧客に後で参照してもらう」(2 割強)があった。「紙に書き込みがしたい」は、PC のみ
を仕事で使うユーザーと比べて 2 倍弱、「顧客に後で参照してもらう」は 3 倍強、「顧客に後で参照
してもらう」では 2 倍強の差がある。
それでも、IDC は「将来のオフィスでの印刷ページ数は、モバイル機器の影響や高解像度ディス
プレイの普及や環境意識といった複合的な要因により、緩やかな減少傾向を見せるだろう」と分
析している。
14
【出版・電子書籍】

青空文庫「風立ちぬ」、7 月アクセスランキング首位に。Kindle 版も好調(8/7:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20130807_610649.html
著作権が消滅した文学作品を中心に取り揃える青空文庫で、いまアクセスランキングにちょっとし
た異変が起こっている。通常、青空文庫ではアクセスランキング上位の顔ぶれは定番作品でがっ
ちりと固められており、最近では著作権が切れて新たに追加された柳田国男著「遠野物語」や吉
川英治著「宮本武蔵」が一時的にテキスト版ランキングの上位 10 作品にランクインしたのが目立
つ程度で、それ以外は「こころ」「吾輩は猫である」「人間失格」「ドグラ・マグラ」「銀河鉄道の夜」な
どが不動といっていい状態だ。そこに今回割り込んだのが、堀辰雄の代表作「風立ちぬ」。ヒット
中のアニメ映画の原作ということで注目を集め、7 月は 2 位にほぼダブルスコアとなる 1 万回を超
えるアクセスがあったとのこと。このほか、Kindle のベストセラーランキングの無料の部でも、青空
文庫ベースの「風立ちぬ」が 1 位をキープするなど人気だ。大ヒットが伝えられる宮崎駿監督作品
「風立ちぬ」だが、人気の影響が 1937 年に出版された 80 年近く前の原作小説にも及び、多くの新
たな読者をつかんだようだ。

紀伊國屋書店のアジア向けネット通販事業に産業革新機構が出資(8/7:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/07/news045.html
世界よ、これが Kinokuniya だ――書店大手の紀伊国屋書店が本格的に世界に打って出る。
同社は 8 月 6 日、産業革新機構との間で、アジア地域で書籍を中心とした EC 事業を展開するた
めの新会社に共同で最大 20 億円の出資(第三者割当による増資)を行うことで基本合意した。
この新会社は 4 月に紀伊國屋書店とインフォシティの出資により 4 月に設立されたアジアンベイ
シス(ABC)を指す。ABC は本社こそ東京だが、シンガポール、マレーシア、タイ、台湾、オーストラ
リア、UAE などの地域で、英語、日本語、中国語、現地語など各国語の書籍(長期的には電子書
籍の取り扱いも視野に入れている)、日本発の文化関連商品(文具、キャラクターグッズなど)を
中心としたネット通販事業を「Kinokuniya」ブランドを生かして展開する計画。
ABC が目指すのは、日本で生まれる商品をアジアに供給する流通チャネルとしての役割。紀伊
國屋書店は、国内 64 店舗 10 営業(本)部など国内最大級の書店チェーンを展開する一方、海外
では米国、シンガポール、台湾、インドネシア、マレーシア、タイ、オーストラリアなど 8 カ国 25 店舗
で営業している。今回の発表に伴い、紀伊國屋書店の現地法人が運営する店舗・通販事業のう
ち、通販事業を ABC に譲渡し、ABC の企業基盤にする考え。
出版業界、あるいは電子書籍関連で産業革新機構が投資を決めたのはこれが一年ぶり二度目。
最初の投資は、出版デジタル機構に対してのものだった。
海外を視野に入れたネット通販事業に紀伊國屋書店が乗り出すのは大きな動きだ。米大手書店
の Barnes & Noble はハードウェアも内製しつつ海外展開を図っているが、経営的にも苦戦してい
る。紀伊國屋書店の今回の動きは、7 月に開催された東京国際ブックフェアの基調講演で
KADOKAWA 取締役会長の角川歴彦氏が話した日本のコンテンツを集約した統合プラットフォー
ムの必要性の話とも関連し、今後が注目される。
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
The Japan Times 紙と International New York Times 紙がセットに――デジタル購読サービスも本
格始動(8/7:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/07/news102.html
ジャパンタイムズは 8 月 7 日、New York Times と日本国内での新聞発行に関して業務提携し、
The Japan Times と International New York Times と セット発行の「The Japan Times /
International New York Times」として創刊することを発表した。10 月 16 日より発行。それに伴い、
2013 年 11 月より購読料が現行の 4480 円から 5000 円になる。
今後同紙は 2 部セットでの配達となり、1 部は The Japan Times が、もう 1 部は New York Times
が編集・制作する。発行日は月曜日から土曜日で日曜日にはタブロイド版の新紙面「The Japan
Times On Sunday」が購読者に届けられる。
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BookLive の専用端末 Lideo、くまざわ書店グループでも販売開始(8/7:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/07/news051.html
BookLive は 8 月 8 日から、電子書籍専用端末「BookLive!Reader Lideo」を全国で 211 店舗展開し
ている大手書店グループ「くまざわ書店グループ」の主要 7 店舗で販売開始する。
同端末は 2012 年 12 月以降、三省堂書店店頭、同社 Web サイトまた電話窓口で販売されていた
が、くまざわ書店グループで販売されることにより、さらに多くの人が電子書籍を直接体験し購入
できるようになった。
今回これを記念して、Lideo や BookLive!プリペイドカード 1000 円分などが当たる大抽選会を
「ACADEMIA 港北店」と「ACADEMIA イーアスつくば店」で開催する。期間は 8 月 17 日から 25 日
までで、1500 円以上を購入した人全員に抽選会に参加できるチケットを期間中に配布、24 日・25
日の 2 日間、各店舗の特設コーナーで抽選会が実施される。

【印刷会社の電子書籍サイト事業】富山と福井の印刷会社、地域の広報誌を電子書籍化(8/1:
日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57968850R30C13A7LB0000/
印刷会社の橋本写真製版社(富山市)と国府印刷社(福井県越前市)が地域情報の発信を売り
物にする電子書籍サイト事業に乗り出した。それぞれが本社を置く富山、福井両県にある自治体
の広報誌などを無料で電子書籍化して公開する。地域の観光、生活情報を集めるポータル(玄
関)サイトの開設、運営を足掛かりに、有料で出版物を電子化するなど新たな収益事業の確立を
目指す。
橋本写真製版社は 31 日までにポータルサイト「トヤマ イーブックス」を本格稼働させた。同サイト
には県内自治体が定期発行する広報誌や観光パンフレットなどを電子書籍化して蓄積する。公
的な発行物は原則、無料で電子書籍化とサイト上での公開を受け付ける。
現時点での登録媒体数は富山県や黒部市、滑川市などの広報誌、富山大学の学生らが発行す
る無料情報誌など約 60 件。今年中に 200~300 件まで増やしたいと考えている。
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
経産省、アマゾンとネットショッピングの「製品安全」で協力(8/2:新文化)
http://www.shinbunka.co.jp/news2013/08/130802-06.htm
8 月 1 日、Amazon.co.jp(アマゾン)と協力し、製品安全関連 4 法の遵守およびリコールの実効性
確保などに向けた情報提供に取り組むと発表した。ネットショッピングサイトを活用する事業者が
拡大しているなかで、製品の安全確保などを図る狙い。
具体的には、アマゾンが出品者に対して同法遵守や注意喚起を促すほか、経産省による「出品
者の調査」への協力などを行っていく。
製品安全関連 4 法とは、消費生活用製品安全法、電気用品安全法、ガス事業法、液化石油ガス
の保安の確保及び取引の適正化に関する法律。

【フォーラムレポート】「本が売れなければ図書館の未来もない」――公共図書館電子化モデル
の議論(8/5:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/05/news065.html
「公共図書館等への電子書籍配信に係る課題整理研究会(以下、研究会)」は 7 月 30 日、一般社
団法人電子出版制作・流通協議会(電流協)の後援による「これからの公共図書館の電子化モデ
ルを考える」フォーラムを実施した。全国から図書館関係者が多数訪れていたようで、定員 168 名
の会議室はほぼ満室だった。
フォーラムの冒頭、国立情報学研究所教授で研究会座長の高野明彦氏から、計 6 回行われた研
究会の検討結果報告が行われた。米国ではほとんどの公共図書館に電子書籍が導入されてい
るが、日本では全国約 3000 館のうち何らかの形で電子書籍が利用できる公共図書館は“ようやく
10 館を超える程度”で、普及の遅れは歴然だという。
この研究会はそういった状況を踏まえ、公共図書館などの公共施設での電子書籍の普及と利用
促進を図り、国民の読書文化の充実と商用を含めた電子書籍流通全体の活性化を目的に発足
した。図書館関係者、電子書籍制作者、出版社、法律家など、さまざまな立場の人が参加してお
り、検討内容は以下の 6 項目。報告では課題整理と問題解決の方向性を提示している。要点をま
とめておこう。

【調査報告】全国公立図書館における電子書籍検討の現況は?(8/5:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/05/news045.html
インプレス R&D は 8 月 2 日、『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施
報告書』を発売した。価格は、書籍版が 1 万 2500 円、電子版が 1 万円。
同書は、電子出版制作・流通協議会が実施した電子書籍に関する検討状況のアンケート調査結
果をまとめたもの。対象は全国 360 カ所の公立図書館で、実施期間は 4 月 3 日から 5 月 31 日。
有効回答数は 225 件となっている。
アンケート結果によれば、すでに電子書籍サービスを実施している図書館が 17 館(8%)、具体的
に実施する予定がある館が 7 館(3%)と少なめながら、すでに実施を検討している図書館は 79
件(35%)に上る。特に、政令市および区立図書館においてこの傾向が強く現れているが、市町
村立図書館では議員・住民からの問い合わせがないため半数以上が「未検討」だ。
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電子書籍に期待する機能では、文字拡大機能(76%)、音声読み上げ機能(73%)、文字と地の
色の反転機能(読書障害対応)(57%)といったアクセシビリティ機能が挙げられた。これは電子
書籍サービスの主な提供対象として高い比率を占めるのが、非来館者(68%)、高齢者(53%)、
障害者(61%)ということが要因として考えられる。

【キャンペーン】kobo とグリコがコラボ、「PRETZ」のおまけで電子コミック 10 作品が無料に(8/7:
MdN)
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/31384/?rm=1
江崎グリコ株式会社が販売する、プレッツェル菓子「PRETZ(プリッツ)」と楽天の電子書籍サービ
ス「楽天<kobo>」がコラボした「コミック&プリッツ」キャンペーンを実施している。
同キャンペーンは、キャンペーンマークがついたグリコ「PRETZ」(サラダ/ロースト/トマトプリッ
ツ/つぶベジプリッツ)を購入し、箱の内側にあるクーポンコードを使って無料で電子コミックをダ
ウンロードできるキャンペーン。キャンペーンマークがついた商品のみが対象で、なくなり次第終
了する。クーポンコードは 2013 年 12 月 31 日(火)まで有効だ。
ダウンロードできるのは人気コミック 10 作品で、クーポンコード 1 つにつき 1 作品の 3 分の 1 ずつ
ダウンロードすることが可能。キャンペーンマークがついた「PRETZ」を 3 つ購入すれば 1 巻分を
読める。

【描き下ろしコミックを毎日配信するアプリ】集英社、描き下ろしマンガなどを毎日配信するアプリ
「ジャンプ LIVE」(8/1:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130801_609975.html
株式会社集英社は 1 日、描き下ろしマンガなどを中心としたコンテンツを毎日配信する、スマート
フォン/タブレット向けアプリ「ジャンプ LIVE」の配信を開始した。
「ジャンプ LIVE」は、週刊少年ジャンプの新増刊として、8 月 1 日から 30 日間、描き下ろしマンガを
中心に毎日新しいコンテンツをスマートフォンやタブレット向けに配信するアプリマンガ誌。
「家庭教師ヒットマン REBORN!」の天野明氏のオールカラー新作「エルドライブ」や、「テニスの王
子様」の許斐剛氏の新作で読者からの反応によってストーリーが変わる「LADY COOL」など、描
き下ろしマンガを 1000 ページ以上掲載。マンガだけでなく、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂
彦氏が「暗殺教室」の松井優征氏にパスタを振る舞う様子を動画コンテンツとして配信するなど、
未発表のアニメーションやミニゲームなどのコンテンツ配信も行う。
対応 OS は iOS 5.0 以上または Android 2.3.3 以上。配信プラットフォームは App Store と Google
Play。アプリの価格は無料。8 月 1 日から 1 カ月間は毎日コンテンツを追加し、すべてのコンテン
ツにアクセスできる有料パスは 250 円。また、配信開始から 1 週間(8 月 7 日まで)は、有料パス
を 100 円で購入できる。
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
【作品投稿サイトの販売支援サービス】エブリスタ、自作の小説・コミックを販売できるサービスを
開始(8/2:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130802_610181.html
ディー・エヌ・エー(DeNA)と NTT ドコモが共同出資する株式会社エブリスタは 1 日、作品投稿サイ
ト「E★エブリスタ」の新たなサービスとして、自分の小説やコミックを販売できるプラットフォームを
開始した。エブリスタではサービス開始を記念し、2013 年 12 月 31 日までの期間限定で印税率を
80%にする。
「E★エブリスタ」は、自作の小説やコミックを投稿できるサイト。現在 200 万作品以上が投稿され
ており、小説・コミック累計 460 万部超の「王様ゲーム」などの作品も生まれている。
新サービスでは、作者が自作の小説・コミックに自由に値付けして販売できる。1 話(最大 40 ペー
ジ)ごとに作品を小さく区切って販売でき、完結した作品だけでなく、連載しながらの販売も可能。
設定可能な価格は 40~120 円。作者は売上の 40%を印税として受け取ることができ、12 月 31
日までは印税率が 80%となる。
ユーザーが販売されている作品を読むには「エブリスタ図書券」が必要となり、エブリスタ図書券
は 100 枚 105 円から購入できる。
エブリスタでは、今回の販売プラットフォーム開始により、まずは月に 30 万円以上の収入を得るク
リエイターが 100 人誕生することを目指すとしている。

【楽天決算説明会から】世界の電子書籍市場は楽天と Amazon の戦いになる――三木谷社長が
大きな自信(8/2:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130802_610231.html
楽天株式会社は 2 日、2013 年度第 2 四半期(4~6 月)の連結決算を発表した。売上高は 1277
億 3200 万円(前年同期比 39.7%増)、営業利益は 246 億 6500 万円(同 28.9%増)。
主な事業の業績は、「インターネット金融」セグメントが、売上高 517 億円(前年同期比同 75.6%
増)、営業利益 115 億円(同 183.3%増)。「インターネットサービス」セグメントのうち、楽天市場・
楽天トラベルが売上高 414 億円(同 17.9%増)、営業利益 201 億円(同 9.0%増)。その他のインタ
ーネットサービスが売上高 318 億円(同 32.6%増)、営業損失が 83 億円。
利益が大きく伸長したインターネット金融事業では今期、テレビ CM やポイントキャンペーンにより
「楽天カード」の会員獲得が加速。売上高・営業利益ともに順調に増加した。楽天証券では顧客
の取引が活発化したことで、売上高は前年同期の 3 倍、営業利益は同 8 倍に拡大したという。
楽天市場の EC 事業も売上高・営業利益ともに高成長率を維持しており、今期連結となったスタイ
ライフを除いた営業利益率は 54.8%になる。国内 EC 流通総額は 4130 億円(前年同期比 17.1%
増)、ユニーク購入者数は 1353 万人(同 12.7%増)、注文件数は 5766 万件(同 15.2%増)だった。
スマートフォンやタブレット端末などからの利用が増加しており、これらスマートデバイス経由の流
通総額は前年同期比で 48.4%増加したとしている。
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
【電子雑誌】世界の「今」を届ける、企業経営者のためのビジネス情報誌「Qualitas」創刊(8/1:
Japanese Internet.com)
http://japan.internet.com/busnews/20130801/5.html
http://www.qualitas-web.com/
(創刊号:Flash データ閲覧可)
enjin は、世界の「今」を届けるビジネス情報誌「Qualitas(クオリタス)」を、8 月 1 日に創刊した。年
4 回発行の季刊誌で、企業経営者やメディア関係者、主要大学に配布される。
同社は同誌について、「『読みづらい』『ダサい』というビジネス誌のイメージを払拭し、洗練された
デザインで、かつ質の高いビジネス情報を紹介する」と説明。対象読者層は、企業経営者、起業
家、就職活動学生などとしている。
創刊号では特集として、「日本再生への道」をテーマとした特別対談・特別インタビューを収録。未
曾有の大震災を経験し、国内外の情勢に翻弄され続ける日本社会の再生に向けたキーポイント
について、各界を代表する著名人 5 人が語っている。
【その他・地域】

【新潟県】新潟の企業・団体、3Dプリンター導入相次ぐ(8/8:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO58227700X00C13A8L21000/
新潟県内の企業や団体が樹脂を使って立体物を造形する「3次元(3D)プリンター」を相次いで
導入している。三条市などが出資する燕三条地場産業振興センターは今夏、小型モデルを購入
した。金属加工業が集積する燕三条の中小企業に技術を紹介し、試作品開発で活用してもらう
のが狙い。他にも実際に導入を決めた地元企業が出始めており、製品開発の効率化に期待が高
まる。
燕三条地場産センターが導入したのは 40 万円ほどの米国製3Dプリンター。今月中に企業向け
に公開する予定で、9月に開催する展示会ではデモを行って地元企業向けに3Dプリンターの技
術を紹介する。燕三条地区には包丁や工具など手で持って使用する道具を製造する金属加工会
社が多く集まる。こうした製品は開発までにデザインの改良を重ねて使用感を向上させるが、試
作のため模型をつくるには外注で作製してもらう場合が多く、時間が必要なうえにコストがかかっ
ていた。
3Dプリンターの場合、設計データを入力すれば自社で容易に模型をつくれるため、試作・開発の
速度が上がる。同センターは「外注が不要となるため商品デザインの秘密保持にもつながる」と
みており、今後は実際に機器を企業向けに貸し出すことも検討する。
実際に機器の導入を決めた県内企業も出ている。爪切りや盆栽用ハサミを手掛ける諏訪田製作
所(三条市)は8月末にも3Dプリンターを導入する予定だ。年間で扱う数十点の製品アイデアを
全て模型で試作するのは難しいため、3Dプリンターを新製品の形状を確認するのに活用し、商
品開発を加速させる。
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県内印刷大手の第一印刷所(新潟市)も導入を検討中。缶バッジなど企業のノベルティグッズを
手掛けているが、設計段階でのイメージづくりに活用できるとみている。
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【宮城県】英語教材:被災地生まれ 英語を学べる対戦型カードゲーム(8/5:毎日.jp)
http://mainichi.jp/select/news/20130805k0000e040111000c.html
東日本大震災で被災した子どもたちの学習支援活動から生まれた英語カードゲーム教材が宮城
県石巻市にある。全国に広めようと設立された教材会社「光鰐舎(こうがくしゃ)」の「イングリッシ
ュ・コネクト」。支援ボランティアと子どもたちが考案し、被災した地元企業の協力で実現した「オー
ル石巻」の商品だ。「学習支援で復興に携わりたい」と、東京から同市へ移り住んだ元会社員、長
田幸和さん(42)が取り組んでいる。
中学1年レベルの英単語と文法を学べる対戦型のカードゲーム。一枚一枚に描かれたアイコンを
手がかりに単語カードを並べ、英文を完成させて得点を競う。ボランティアらと試作品を作り、子ど
もたちと遊びながら意見を聞き、試行錯誤を重ねた。今春発売した完成品は「英文を作るヒントが
隠されていて分かりやすい」「テストで並べ替え問題ができるようになった」と子どもたちには好評
だ。
震災後、仮設住宅では子ども部屋を確保できなかったり、学校の授業再開が遅れたりして、子ど
もたちの学習環境は一変した。塾講師経験がある長田さんは、学習支援ボランティアで石巻を訪
れるうち移住を決意し、東京のアパレル会社を2011年8月に退職。同10月から仮設住宅の集
会場などで週1回、地元の母親らや大学生などで作るボランティア団体「ママサポーターズ」など
と小中学生に英語を教え始めた。
しかし、既存の英単語カードや参考書では飽きてしまう子が多い。「英語が苦手な子でも、わくわ
くしながら遊んでいるうちに覚えられるような教材を作りたい」と開発を始めた。商品化段階では
「被災した会社と一緒に『オール石巻』で作りたい」と12年11月、地元印刷会社の佐藤由理さん
(45)と光鰐舎を設立。デザイン会社などにも協力を呼び掛けて発売にこぎ着けた。
石巻の中心部にあるシンボル的な「鰐(わに)山」を会社名に、被災地と世界を結ぶ願いを込めて
「コネクト」を教材名に、それぞれ盛り込んだ。長田さんは「石巻はここまでできるぞ、ということを
示したい」と意気込む。1セット1800円。
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【神奈川県:印刷会社】山陽印刷が芸術支援 ワークショップで地域交流も−−横浜/神奈川
(8/1:毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/news/20130801ddlk14020201000c.html
山陽印刷(横浜市金沢区福浦)は社内に「アーティストネットワーク+コンパス」という部署を置き、
芸術家支援活動に力を入れている。インクの缶や紙など印刷工程で出る廃材を使った作品を制
作する子ども向けワークショップを行い、交流の輪を地域にも広げている。
同社は1949年に創業。現在地に移転した90年から、展覧会のダイレクトメールや図録を無料
で印刷するなど、若手芸術家の発掘や育成に力を入れてきた。秋山桂子社長は「感性を磨くには、
文化芸術が必要です。印刷会社はデザインや企画に携わるので、社員にとっても芸術家との交
流が大切だと思った」と理由を語る。
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さらに昨年からは、中区伊勢佐木町周辺のミニシアター3館が合同で行っている「横浜みなと映
画祭」に、チラシやポスターを無償で提供している。「シネコンに押されているけれど、小さな街の
映画館を応援したい」からだといい、文化を大切にして地域へ貢献する姿勢が伺える。
7月25日には、彫刻家の天野浩子さんを講師に招き、印刷で使用しているインクの缶を材料に、
5〜12歳の子どもたち14人がトーテムポール作りをした。
この日は親子連れが集まったが、同社がある福浦地区は工場が建ち並ぶ。「殺風景で、『隣は何
をする人ぞ』という感じだけれど、材料となる廃材やアート作品を置くスペースを提供してもらうな
ど、連携を深めたい」と地域に広げていきたいという。
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【岐阜県:印刷会社】スマホかざすと動画表示 情報誌に広告掲載(8/1:中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20130801/CK2013080102000028.html
岐阜市の印刷会社「岐阜文芸社」は、発行する無料季刊情報誌「VIVO(ビボ)」に、スマートフォ
ン(多機能携帯電話)をかざすと動画などが表示される広告の掲載を始めた。飯尾賢社長(42)
は「デジタルと融合させた、付加価値のある新しい紙媒体を目指したい」と意気込む。
別の会社が開発したアプリ「COCOAR(ココある)」を使い、四隅に緑のマークがある広告写真に
かざすと映像などが流れ出す。家の広告では室内を三百六十度見渡せたり、演奏会では過去の
様子が映し出されたりする。
iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)、アンドロイドの携帯で使用可能。公式アプリストアで
「COCOAR」で検索し、ダウンロードできる。
VIVOは二〇〇五年三月発刊のシニア向け情報誌。健康や介護の情報、各界で活躍する人の紹
介などを掲載している。毎回三万部を発行し、岐阜市内のコミュニティセンターや図書館などに置
いている。
主読者はスマートフォンを使いこなす年齢層とは異なるが、飯尾社長は「いったんアプリを入れれ
ば難しい操作はいらないので、チャレンジしてみてほしい」と話している。
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【京都府:印刷会社】ソーラーランタン埋設 京都市国際交流会館と市美術館(8/6:京都新聞)
http://kyoto-np.jp/environment/article/20130806000036
京都市左京区の市国際交流会館エントランスと市美術館事務棟東側に、昼間に太陽光で発電し、
夜間に緑色や赤色に光るデザインソーラーランタンが埋設された。
次世代太陽光発電とされる有機太陽電池の一種で、半透明な色素部分が発電する。夜間はた
めた電力で点灯し、緑色や赤色部分のキャラクターなどの絵柄が浮かび上がる。
中京区の日本写真印刷と、新エネルギー・産業技術総合開発機構、京都市が2年間の実証実験
として6月に始めた。同社は「エコとデザイン性が両立している点を見て、楽しんでもらえれば」と
している。
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【神戸:会員制モノづくり工房】兵庫の成長企業・ニューフロンティアを目指す:コムネット(8/5:中
小企業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20130805-02.html
コムネットは、包装業界向けCADソフト開発やレーザー加工機の販売で事業を拡大してきた。新
たな事業の柱の育成を目指し、9月2日から神戸国際ビジネスセンター(神戸市中央区)で、会員
制モノづくり工房「Maker's(メイカーズ)」の営業を始める。
同社は1999年からレーザー加工機の販売を始めており、今では年商の約8割が同事業の売り
上げだ。低出力のレーザー加工機を中心に販売しており、印章店、ユニフォーム屋、家具や仏壇
など木工メーカー、看板屋、印刷業者などユーザーはさまざま。「事業開始当初は年100台未満
の販売だったが、現在は年約250台程度」(五十嵐晃治社長)と話す。
販売台数の伸びは、小規模事業者や個人でモノづくりを行う人が増えているのが背景と分析する。
「メイカーズムーブメント」が注目されるように、そうした動きはさらに加速しているという。
「メイカーズ」は、レーザー加工機のユーザー企業から、受託加工を行っていた工房を改造して開
設する。設備投資額は約2000万円に抑えた。「既存事業の延長線上で始められ、事業採算を
取りやすい」(同)と勝算を語る。
メイカーズにはレーザー加工機を12台置く。最大の機種は3000ミリ×1500ミリメートルのワー
クも加工できる。3Dプリンター(立体造型機)は工業製品の試作にも対応できる装置を導入。3次
元CADを使い設計作業できる部屋も設けた。
機械や3次元CADの使用時間は会費によって制限を設けるが、30ある作業スペースは営業時
間中いつでも利用できる。同社社員が講師を務める機械講習会でライセンスを取得した人が、機
械を使える仕組みだ。
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【がん細胞スキャナー】がん細胞スキャナー発売…大日本スクリーン製造(8/7:産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130807/wec13080721170010-n1.htm
大日本スクリーン製造は7日、抗がん剤などの効果を短時間で測定する機器を発売したと発表し
た。本業の印刷機事業で培った画像処理技術を応用、成長が見込めるライフサイエンス分野に
参入した。代表的な他社製品と比べ測定時間を10分の1程度に短縮。価格は735万円に抑え、
製薬会社や研究機関に売り込む。
開発したのは、「スリー・ディー・セル・イメージャー」。抗がん剤を適用したがん細胞の培養試験で
使う。現在は、顕微鏡で調べる方法が主流だが、検査試薬を使う途中で細胞が死ぬため、細胞
の変化など経過を観察できなかった。
新しい機器は、検査試薬を使用せずに、がん細胞を生きたまま観察できるのが特徴。がん細胞
が入ったプレートを置くと、コピー機のように読み取って細胞の数や大きさを測り、データ化する。
数年後に年間100台以上の販売を目指す。
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【TSUTAYA:AR アプリ】TSUTAYA アプリ、ジャケット撮影でレビューが閲覧できる「ジャケ写!」
(8/5:Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130805_610395.html
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は 5 日、同社が提供する「TSUTAYA アプリ」
において、DVD やブルーレイ、CD のジャケット画像をスマートフォンで撮影すると、作品のユーザ
ーレビューや予告編が見られるサービス「ジャケ写!」を追加した。TSUTAYA アプリは App Store
および Google Play から無料でダウンロードできる。
発売 3 カ月以内の DVD、ブルーレイ、CD の新作を中心に、まずは合計 2 万タイトルが対象で、
「TSUTAYA online」に投稿されたユーザーレビューや予告編映像を閲覧できる。「TSUTAYA
CLUB MAGAZINE」などのフリーペーパーを読み込んで情報を取得することも可能となっている。
ジャケ写!のサービスは、ソニー株式会社が開発した拡張現実感技術「SmartAR」を応用してい
る。
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【プロモーションイベント】CM でお馴染み「スプライトの巨大スプラッシュ自販機」が新宿に出
現!“マトリックス”風効果が楽しめる水しぶき体験ムービーを公開(8/5:Japanese Internet.com)
http://japan.internet.com/busnews/20130805/5.html
日本コカ・コーラは、炭酸飲料「スプライト」専用の巨大自販機を使用した同製品の TVCM につ
いて、CM に登場する巨大スプラッシュ自販機の体験イベントを 7 月 23 日に新宿で実施。高所か
ら落下するスプライトの水しぶきを浴びる体験者の映像を、ユーザーが好みのアングルで視聴で
きるインタラクティブ「スプラッシュムービー」としてキャンペーンサイトで公開した。
同 TVCM は、海岸に設置された巨大自販機からスプライトが落下し、その衝撃で取り出し口か
ら勢いよく飛び出す水に体験者が驚く様子を撮影したもの。炭酸飲料で味わえる爽快感を水しぶ
きで表現したという、インパクトのある仕掛けが印象的だ。
(中略)
なお、スプラッシュ自販機は「お台場合衆国」と「よみうりランド」に 8 月中常設されるほか、各地で
体験イベントも実施される予定。見ているだけで涼しくなる自販機だが、実際に体験してみるのも
良いかもしれない。
■スプライト 夏「つきぬけ爽快!」体験イベント今後のスケジュール
<常設>
・お台場合衆国:7/13(土)~9/1(日)
・よみうりランド:7/13(土)~9/1(日)
<イベント>
・MTV ZUSHI FES 13(リビエラ逗子マリーナ):8/9(金)~8/11(日)
※バレットタイムムービー撮影を開催期間中のどこか 1 日実施予定(開催日調整中)
※入場には入園チケットが必要
・東名高速道路 海老名 SA(下り):8/14(水)
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【イベント・セミナー】
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【サマースクール:夏休みの自由研究に~遊んで学べるドット DNP 市ヶ谷サマースクール】
http://www.dnp.co.jp/dotdnp/summer2013/
http://www.pjl.co.jp/news/event/2013/08/5419.html
日時:
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8 月 31 日(土)まで
【セミナー:インクジェット時代がきた!-液晶テレビも骨も作れる驚異の技術】
http://www.pjl.co.jp/news/event/2013/08/5436.html
http://www.jfpi.or.jp/JBFA/seminar/h25_seminar_2012_9_27.pdf
日時:
平成 25 年 9 月 27 日(金) 午後 3 時 30 分~午後 5 時
講師:
山口 修一 (やまぐちしゅういち) 氏
株式会社マイクロジェット 代表取締役社長、工学博士
会場:
トッパン・フォームズビル 1F ホール
〒105-8311 東京都港区東新橋 1-7-3
TEL: 03-3551-8615 (日本フォーム印刷工業連合会事務局)
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募集:
180 名 (先着順になりますのでお早めに FAX にてお申し込み下さい)
参加費:
無料
【2013 北海道情報・印刷産業展】
http://www.print.or.jp/event/index-sangyo2013.html
http://www.print.or.jp/training/forum20130725.html
【会期】
(セミナー)
平成 25 年 9 月 5 日(木)・6 日(金)・7 日(土)
午前 9 時 30 分~午後 5 時(最終日は午後 4 時)
【会場】
アクセスサッポロ
(札幌市白石区流通センター4 丁目 3-55)
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【NRI 未来創発フォーラム 2013】
http://www.nri.co.jp/forum/entry.html
【大阪会場】
日時
2013 年 10 月 9 日(水)13:30~17:00
会場
大阪国際会議場(グランキューブ大阪)[メインホール]【地図】
定員
1,500 名
参加費用
無料(事前お申込みが必要です。)
【東京会場】
日時
2013 年 10 月 28 日(月)13:30~17:00
会場
東京国際フォーラム[ホール A]【地図】
定員
2,800 名
参加費用
無料(事前お申込みが必要です。)
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