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電子メディアが脳に与える影響
最近の研究から、ゲームなどの電子メディアが脳にどのような影響を与えているのか、 次のようなことが明らかになってきています。 下のイラストは、ゲームをしているときと作文を書いているときの脳の働きを表しています。色がついて いる部分がよく働いている部分です。 目からの情報を分析・処理する「後 頭葉」は、ゲームをしているときも作 文を書いているときも働いている。 感情や行動をコントロールしたり、 考えたりする「前頭葉」は、ゲームを しているときは働いていない。 作 文 ゲーム 長時間の使用は 依存すると 北海道の現状 は 東北大学加齢医学研究所 川島隆太所長講演から 旭川赤十字病院第一小児科 諏訪清隆部長講演から 北海道教育委員会が実施した 調査の結果から ・うつ状態や認知機能低下のリ スクが見られる。 ・子どもの注意能力や言語能 力、記憶力を低下させるおそ れがある。 ・ネット・ゲーム依存の脳は、 麻薬中毒と同じような状態の 傾向が見られる。 だ か 中学生 高校生 16.6% 28.7% ら ゲーム機、スマホなどの電子メディアは、節度をもって、時間のめやすを決めて使用することが大切です。 (ゲームを含めて、電子メディアに触れる時間は、1日合計2時間以内がめやすです。) そ こ で ゲーム、スマホなどの電子メデ ィアの使い方を見直すために、右 の「セルフチェックシート」を使 用して、子どもと電子メディアの 使用状況を確認してみましょう! ( http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp /hk/sgg/dosanko/06itemseito.pdf) 次号のテーマ(9月 12 日発行予定) 「電子メディアの利用と学力の関係」 No チ ェ ッ ク 項 目 チェック欄 例 家庭でスマホ等の使い方についてのルールがない。 ☑ 1 食事中もスマホ等を使用していることがある。 □ 2 スマホ等を何時間でもしていると感じることがある。 □ 3 スマホ等の使用に夢中になり親との会話がないと感じることがある。 □ 4 スマホ等を使用している時に話しかけると不機嫌になることがある。 □ 5 スマホ等を使用する時間を決めても守れないことがある。 □ 6 スマホ等に夢中になり人にぶつかったり、ぶつかりそうになったことがある。 □ 7 スマホ等を深夜12時を過ぎても続けていることがある。 □ 8 スマホ等をそばに置いて勉強するなど、片時も離さないことがある。 □ 9 スマホ等の使用について家族に内緒にしたり、ごまかしたりしたことがある。 □ 10 スマホ等以外の趣味や楽しみへの関心がないと思うことがある。 □