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乳がん予防 ~命と乳房を守るために
今 セミナーの 時 代 2016 年 8 月 ウェルライフセミナーのお知らせ 乳がん予防 ~命と乳房を守るために~ <乳がんが増えています> 最近、芸能人の方々が乳がんの罹患を公表し話題になっていますが、日本人女性の乳がんが増えて います。先日、年上の友人が 70 歳の記念にと受けたがん検診で乳がんがみつかり手術をしました。今 は元気に観光の仕事をしていますが、本人も「この年でね~」と驚いていました。 がんの中では乳がんにかかる方が一番多く、12 人に1人が乳がんになると言われています。 「生理 期間が長い」 「出産回数が少ない」など生涯にわたってエストロゲンという女性ホルモンにさらされて いる期間が長いこと、 また、 脂肪分が多い欧米型の食生活などが影響していることがわかっています。 <検診と自己チェックで命と乳房を守りましょう> 乳がん予防に「1日 30 分の運動と 20 分の笑い」とある講演会で女医さんが話されていましたが、 残念ながら乳がんにかからない方法はまだないようで早期発見・早期治療が大切になってきます。 皆様は、がん検診を受け、自己チェックをしていますか。 がん検診では、乳房専用のレントゲンである「マンモグラフィ」が主流です。マンモグラフィは小 さな超早期のがんを見つけることが得意である反面、乳腺が多い乳房(特に若い方)だと乳がんのし こりが写りにくいことがあります。一方、超音波エコーは乳腺が多くてもしこりが見つけやすいので すが、小さいがんは見つけにくいという弱点があります。どの検査が自分に向いているのか知って、 定期的に検診を受けられることが早期発見につながります。 そして自己チェックも続けていきましょう。とにかく乳房を[見て][触って]みることです。いろい ろやり方はありますが、ひとつに、リラックスして湯船につかりながら触ることもお勧めです。 <治療法も進んでいます> 私がナースとして病棟に勤務していた頃、乳房をすべて深く広く切除し放射線治療も行なってとて もひどい傷になっていた方が多かったように思います。見るのが辛かったのでよく覚えています。今 は乳房を残すこともできますし、全部切除することになっても「再建」があります。以前は健康保険 が使えず 100 万円ほどしたシリコン製の乳房を使う場合も、多くが保険適応になりました。やわらか いきれいなふくらみができます。 「乳がん予防」セミナーでは、このようなお話だけでなく、クイズをしたり、乳癌触診モデルでし こりを触ったり、予防のための体操をしたりと楽しく学んでいただいています。 (ウェルライフ開発室 浅野 智代美) ウェルライフセミナー(メンタルヘルス・介護・健康) 保健師の資格を持った専属講師が担当し、全国で 300 回以上開催しています。 【お問合せ先】 株式会社第一生命経済研究所 ウェルライフ開発室 TEL 03-5221-4783 担当 荒銭