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持続可能な社会を創り、 世界中の方々をより豊かにするため

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持続可能な社会を創り、 世界中の方々をより豊かにするため
Top Message
トップメッセージ
持続可能な社会を創り、
世界中の方々をより豊かにするため、
ミッションステートメントの実 践を通して
グローバルメジャープレーヤーに
なることを目指します。
グローバルメジャープレーヤーへの挑戦
能な循環型社会の未来を見通すことを始めています。YFは
「YANMAR FUTURE」の頭文字で、テクノロジーで社会の
ヤンマーグループではミッションステートメントにおい
課題に応えよう、という志から生まれたヤンマーのDNAを、
て、人々の生命(いのち)の根幹を担う「食料生産」と「エネ
次の100年に活かしていく、という意志を込めています。
ルギー変換」の事業分野の中で、持続可能な社会を創り、
世界中の方々をより豊かにすることを掲げています。これ
は、1912年の創業から100年を迎えたことを機にこれか
ら私たちが進むべき事業領域や価値観、社会への貢献のあ
02
グローバルな社会課題に対する
ヤンマーのCSR
り方を宣言したものであり、ヤンマーグループの存在意義
ミッションステートメントで掲げる「食料生産」と「エネ
は、まさにこのミッションステートメントを実現すること
ルギー変換」の分野では、国内外で社会課題が山積し、今
だと考えています。
後ますます深刻化することが予想されています。人口爆発
ミッションステートメントの実現に向けたマイルストー
による食料不足の懸念、食料増産やエネルギー消費増加に
ンとして、2018年にグローバルメジャープレーヤーにな
伴う環境負荷の増大、CO2 増加に起因する気候変動の問題
ることを目指しています。グローバルメジャープレーヤー
などが挙げられます。こうした社会課題を市場のニーズと
とは、世界中のお客様にヤンマーブランドが認知されてい
捉え、ビジネスを通じて解決を図り、成長へとつなげてい
る企業であること。また、役員・社員一人ひとりがグロー
きます。つまり、ヤンマーグループが考えるCSRとは、ミッ
バルに活躍できる人財であること、という意味を込めた高
ションステートメントに基づく経営の実践なのです。
い目標です。
ヤンマーグループでは、こうした課題に対応できる組織
さらに、ヤンマーグループでは次の100年を支える技術
体制を着実に整えています。
「食料生産」では、持続可能な
を生み出していく取り組みを「YF2112」と名付け、持続可
農業の実現に向け、北海道や九州にアグリソリューション
YANMAR CSR報告書 2015
代表取締役社長
センターを設置し、農家の皆様の効率的な農業経営や付加
とともに、社員がより効率的に情報共有できる新ネット
価値の高い農作物づくりをサポートする体制を整備しまし
ワークシステムを導入しました。
た。また、海外ではインド、ベトナムに新会社を設立し、
また、グローバルでビジネスを行ううえでは、その国
農業の機械化を通した、より豊かで安全な暮らしを可能に
や地域の文化、歴史、風土、慣習などを理解し、ダイバー
するソリューションを展開しています。
「エネルギー変換」
シティ(多様性)を尊重しながら事業を進めていくことが
では、産業用ディーゼルエンジン排出ガス規制「Tier4」対
大切です。ヤンマーグループでは、ダイバーシティ推進
応の小形ディーゼルエンジンの開発・販売や、バイオマス
プロジェクトを立ち上げるとともに、働き方改革推進室
発電などにも果敢に挑戦しています。
を設置しグローバルに活躍できる人財の育成に努めてい
ます。
世界中のお客様に唯一無二の価値を
スピーディーに提供
2012年に創業100周年を迎えた私たちは、これまで
ヤンマーにしかできない唯一無二の価値を世界中のお
には、新たな価値や市場を創造し続けなければなりませ
客様へスピーディーに提供できるようにするためには、
ん。これまで以上に、お客様はもちろん、社員、ビジネ
働く環境や働き方の改革、人財の育成といった、社員が
スパートナー、地域社会、環境などさまざまなステーク
能力を最大限に発揮できる機会を提供する必要があると
ホルダーの皆様へ配慮し期待に応えていくことで、グロー
考えています。
バルメジャープレーヤーへの挑戦を進めてまいります。
そこで、本社ビル「YANMAR FLYING-Y BUILDING」や、
引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願
遠隔監視システムを活用した「ヤンマーリモートサポー
い申し上げます。
の100年、お客様が困っていることを解決することで成
長してきました。次の100年、さらに成長していくため
トセンター」など、お客様への情報発信拠点を拡充する
YANMAR CSR報告書 2015
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