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第2章 環境保全行政

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第2章 環境保全行政
第2章 環境保全行政
1-1 環境行政のあゆみ
年
月
昭和39(1964)
3
神奈川県公害防止に関する条例制定
42(1967)
8
公害対策基本法制定
43(1968)
6
大気汚染防止法、騒音規制法制定
44(1969)
4
騒音規制法に基づく地域指定(市内全域)
45(1970)
2
一酸化炭素に係る環境基準閣議決定
4
水質汚濁に係る環境基準閣議決定
11
横須賀市役所に県が大気汚染測定局設置
12
公害対策基本法の一部改正、水質汚濁防止法制定など公害関係14法の制改廃
3
神奈川県公害防止条例制定
46(1971)
項
目
衣笠支所に県が大気汚染測定局設置(現在は衣笠行政センター)
追浜支所に大気汚染測定局設置(現在は追浜行政センター)
5
騒音に係る環境基準閣議決定
水質汚濁に係る環境基準の水域類型閣議決定(東京湾ほか)
6
悪臭防止法制定
特定工場における公害防止組織の整備に関する法律制定
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物規制、K値
47(1972)
48(1973)
新設 5.26
既設11.7
新設 3.5
既設 7.01
7
環境庁設置
10
大気汚染防止法に基づく事務の一部委任
12
水質汚濁に係る環境基準
1
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物規制、K値
3
水質汚濁に係る環境基準の水域類型指定(鷹取川、平作川ほか)
6
神奈川県大気汚染緊急時措置要綱施行(二酸化硫黄、オキシダントに関するもの)
11
博物館久里浜分室に大気汚染測定局設置(現在は久里浜行政センター)
12
神奈川地域公害防止計画承認
1
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物規制、K値
5
大気汚染に係る環境基準
環境庁告示
新設 3.5
既設 6.42
環境庁告示
悪臭防止法に基づく地域指定(市内全域)
8
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の排出基準制定(第1次)
12
西部支所に大気汚染測定局設置(現在は西行政センター)
-7-
年
月
昭和49(1974)
4
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物規制、K値
5
水質汚濁防止法に基づく事務の委任
騒音に係る環境基準の地域の類型指定、騒音規制法に基づく地域指定(工業専用地
域を除く市内全域)について神奈川県告示
水銀に係る水質環境基準、排水基準、環境庁告示並びに総理府令
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(旅館、試験研究施設)
12
50(1975)
51(1976)
52(1977)
53(1978)
54(1979)
55(1980)
56(1981)
57(1982)
58(1983)
項
目
新設 1.17
既設 3.5
2
PCBに係る水質環境基準、排水基準、環境庁告示並びに総理府令
4
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物規制、K値
12
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の排出基準改定(第2次)
3
大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物の総量規制導入
6
振動規制法制定
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(水道施設、中央卸売り市場)
6
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の排出基準改定(第3次)
9
特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に基づく事務の一部委任
10
振動規制法に基づく地域指定(工業専用地域を除く市内全域)
3
神奈川県公害防止条例の全面改正
6
水質汚濁防止法の一部改正(水質総量規制の導入)
7
二酸化窒素に係る環境基準の改正
5
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(病院、一般廃棄物処理施設)
8
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の排出基準改定(第4次)
3
水質汚濁に係る環境基準の水域類型指定(相模湾)
9
水質汚濁に係る環境基準の水域類型指定(松越川ほか)
10
神奈川県公害防止条例に基づく許可事務等の委任
大気汚染防止法に基づく事務の一部委任
特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に基づく事務の全面委任
7
神奈川県環境影響評価条例の施行
11
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(冷凍用調理食品製造業など8業種)
3
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の総量規制適用(新設)
4
神奈川県公害防止条例一部改正施行(深夜飲食店騒音規制強化)
6
大気汚染防止法に基づくばいじんの規制基準の改正
7
神奈川県における東京湾富栄養化対策指導指針の施行
9
神奈川県公害防止条例に基づくばいじんの規制基準の改正
3
神奈川地域公害防止計画承認、かながわ環境プラン策定
4
神奈川県悪臭防止対策に関する指導要綱の施行
9
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の排出基準改正(第5次)
-8-
新設 1.17
既設 3.0
年
月
昭和59(1984)
5
神奈川県における相模湾富栄養化対策指導指針の施行
60(1985)
3
大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の総量規制適用(既設)
4
横須賀市役所、衣笠行政センターの県設置大気汚染測定局を市に移管
6
大気汚染防止法に基づくばい煙発生施設追加(小型ボイラー)
61(1986)
12
化学的酸素要求量についての水質総量規制基準に係る総理府令等の改正公布
62(1987)
6
神奈川県公害防止条例施行規則改正(許可対象施設の見直し)
63(1988)
2
大気汚染防止法に基づくばい煙発生施設追加(ガスタービン、ディーゼルエンジン)
8
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(共同調理場、弁当仕出屋、飲食店など)
11
騒音規制法に基づく特定建設作業の規制基準改正
2
神奈川県ガスタービン、ディーゼル機関及びガスエンジンに係る窒素酸化物対策指
平成元(1989)
項
目
導要綱施行
3
水質汚濁防止法に基づく有害物質追加(トリクロロエチレン、テトラクロロエチレ
ン)
6
水質汚濁防止法の一部改正(地下水質に係る項目追加)
大気汚染防止法に基づく特定粉じん(石綿)発生施設追加
2(1990)
3(1991)
9
悪臭防止法に基づく悪臭4物質の追加(プロピオン酸、ノルマル酪酸等)
6
水質汚濁防止法の一部改正(生活排水対策の法制化、指定地域特定施設の規制)
11
大気汚染防止法に基づくばい煙発生施設追加(ガス機関、ガソリン機関)
7
水質汚濁防止法に基づく特定施設の追加(トリクロロエチレン又はテトラクロロエ
チレンによる洗浄施設、蒸留施設)
4(1992)
8
土壌の汚染に係る環境基準
環境庁告示
6
自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減に関する特別措置
法公布
5(1993)
3
水質汚濁に係る環境基準の項目追加(トリクロロエチレン等健康項目15物質)
6
悪臭防止法に基づく悪臭10物質の追加(トルエン、キシレン、酢酸エチル等)
8
水質汚濁に係る海域の窒素及び燐の環境基準及び排水基準の設定
11
環境基本法制定・施行、公害対策基本法廃止
12
水質汚濁防止法に基づく有害物質の追加(ジクロロメタン等13物質)の基準設定及
び既存項目(鉛、砒素)の基準強化
7(1995)
2
東京湾の全窒素・全燐に係る環境基準の水域類型の指定
4
悪臭防止法に基づく嗅覚測定法による基準を追加及び悪臭の防止に関する国、地方
公共団体、国民の責務を規定
8(1996)
3
大気汚染防止法に基づく特定粉じん排出等作業の追加及び有害大気汚染物質対策の
推進を規定
4
環境基本条例を施行
-9-
年
月
平成 8(1996)
12
項
目
騒音規制法に基づく特定施設の追加(といしを用いる切断機)及び特定建設作業の
追加(バックホウ、トラクターショベル、ブルドーザー)
9(1997)
2
ベンゼン等による大気の汚染に係る環境基準(ベンゼン、トリクロロエチレン、テ
トラクロロエチレン)環境庁告示
3
地下水の水質の汚濁に係る環境基準
環境庁告示
10
神奈川県公害防止条例を全面改正し、神奈川県生活環境の保全等に関する条例を
制定
10(1998)
12
神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則制定
4
神奈川県公害防止条例を全面改正し、神奈川県生活環境の保全等に関する条例及び
規則を施行
8
環境基本計画策定
9
騒音に係る環境基準の改正(騒音の評価手法として等価騒音レベルの採用等)
10
地球温暖化対策の推進に関する法律公布
12
大気汚染防止法第4条第1項の規定による排出基準及び水質汚濁防止法第3条第3
項の規定による排水基準を定める条例の一部改正(窒素含有量及び燐含有量に係る
上乗せ排水基準の設定)
11(1999)
2
水質汚濁に係る環境基準の項目追加(硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう
素の3項目)
下水道部(公共下水道事業管理部門)ISO14001規格の認証取得
3
神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則一部改正(小型焼却炉、50kg/h等、
指定施設に追加)
4
騒音規制法による道路に面する地域の騒音曝露状況を把握するため、自動車騒音の
常時監視の制度導入
6
環境影響評価法の施行
7
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律公布
12
本庁舎、9行政センター、廃棄物処理工場など24施設において、ISO14001規格の
認証取得
12(2000)
13(2001)
1
ダイオキシン類対策特別措置法の施行
6
環境会計導入
3
横須賀市環境配慮指針(日常生活編、事業活動編、開発行為等事業編)策定
横須賀市地球温暖化対策実行計画策定
4
ジクロロメタンに係る大気環境基準の設定
神奈川県生活環境の保全等に関する条例改正(夜間営業の大型小売店に係る騒音規
制)
-10-
年
月
平成13(2001)
4
項
目
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(排出
量等の把握及び届出)
6
自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措
置法が自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の
削減等に関する特別措置法に改正
水質汚濁防止法施行令の一部改正(PCBをポリ塩化ビフェニルに変更、ほう素及
びその化合物、ふっ素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜
硝酸化合物及び硝酸化合物を有害物質に追加)
10
水質汚濁に係る環境基準の水域類型指定変更(鷹取川、平作川が、E類型からB類
型へ変更)
11
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく、特定施設(水質基準対象施設)の追加
(硫酸カリウムの製造の用に供する施設(廃ガス洗浄施設)等)
14(2002)
12
水質総量規制指定項目に窒素・りんを追加する環境省令の改正公布
3
市役所大気汚染測定局を市役所本館2号館7階から、消防局庁舎地下1階へ移設
大気汚染防止法第4条第1項の規定による排出基準及び水質汚濁防止法第3条第3項の
規定による排水基準を定める条例の一部改正(上乗せ基準を設定する物質の追加
ふっ素及びその化合物)
4
横須賀市グリーン購入基本方針施行
5
土壌汚染対策法公布
7
神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則の一部改正(PCBをポリ塩化ビフェ
ニルに変更、ほう素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜硝
酸化合物及び硝酸化合物の追加指定)
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく特定施設(水質基準対象施設)の追加(カ
ーバイト法アセチレンの製造の用に供するアセチレン洗浄施設等)
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく底質環境基準の設定
10
神奈川県生活環境の保全等に関する条例の一部を改正する条例公布
第5次水質総量規制の施行
15(2003)
11
神奈川県生活環境の保全等に関する条例施行規則の一部改正の規則公布
12
ISO14001認証更新(1回目)
1
追浜大気汚染測定局を5階から地下1階へ移設
2
土壌汚染対策法施行
3
横須賀市環境基本計画改定
横須賀市地球温暖化対策実行計画改定
4
神奈川県生活環境の保全等に関する条例の一部を改正する条例施行
-11-
年
月
項
目
平成15(2003)
9
有害大気汚染物質(アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、水銀、ニッケル化合
物の4物質)の指針値設定
11
神奈川県悪臭防止対策に関する指導要綱の廃止
水質汚濁に係る環境基準生活環境項目の追加(全亜鉛)
12
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく特定施設(水質基準対象施設)の追加
(4-クロロフタル酸水素ナトリウムの製造の用に供する施設の一部等)
16(2004)
2
横須賀市新エネルギービジョン策定
3
神奈川県生活環境の保全等に関する条例及び同施行規則改正(フロン関係条項削、
廃棄物焼却炉設備基準、屋外燃焼行為、化学物質、土壌関係条項の改正)
水質汚濁に係る環境基準要監視項目追加(塩化ビニルモノマー他4項目)
5
大気汚染防止法改正(一部平成17年6月1日施行、VOC排出規制
施行平成18年
4月1日)
11
悪臭防止法に基づく臭気指数規制を施行
12
ダイオキシン類対策特別措置法施行規則の一部改正(ダイオキシン類の測定方法に
簡易測定法を追加)
17(2005)
2
京都議定書発効(2月16日)
京都議定書の発効に伴い、地球温暖化対策推進法の改正法を完全施行(平成17年2
月16日施行)
3
環境配慮指針(開発行為等事業編)改定
6
大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行(VOC排出規制に係る一部規定)
8
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく特定施設(水質基準対象施設)の追加
(担体付き触媒の製造及び金属の回収に係る施設、フロン類の破壊の用に供する施
設)
18(2006)
9
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく簡易測定方法の告示
12
ISO14001認証更新(2回目)
2
石綿による健康等に係る被害の防止のための大気汚染防止法等の一部を改正する法
律の公布
19(2007)
3
横須賀市地球温暖化対策実行計画改定
10
横須賀市地球温暖化対策地域協議会設立
12
水質汚濁防止法の省令等の一部を改正する省令施行(亜鉛含有量の排水基準値変更)
3
横須賀市地球温暖化対策地域推進計画策定
ISO14001規格の外部認証返上
横須賀市環境マネジメントシステム(YES)構築
-12-
年
月
平成20(2008)
3
項
目
横須賀市環境教育・環境学習マスタープラン策定
横須賀市環境学習プログラム作成
21(2009)
4
衣笠行政センターの大気汚染測定局を廃止
6
ダイオキシン類対策特別措置法施行規則の一部改正(毒性等価係数の変更)
3
水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定
-13-
1-2 廃棄物行政のあゆみ
年
月
項
目
昭和45(1970)
12
廃棄物の処理及び清掃に関する法律制定
51(1976)
6
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(産業廃棄物の処理の委託基準、廃棄
物処理施設として最終処分場を追加)
平成 3(1991)
4
資源の有効な利用の促進に関する法律制定
10
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(特別管理一般(産業)廃棄物の区分
追加、特別管理産業廃棄物にマニフェスト使用義務付け、廃棄物処理施設の設置に
ついて許可制度導入)
7(1995)
6
容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)制定
9(1997)
6
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(処理業の欠格要件の拡充、施設設置
手続きの明確化、産業廃棄物全般にマニフェスト使用義務付け ほか)
10(1998)
6
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)制定
12(2000)
5
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)制定
6
循環型社会形成推進基本法制定
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(産業廃棄物処理業許可の欠格要件の
追加、マニフェスト制度の強化、廃棄物処理基準に従わない廃棄物の焼却の原則禁
止ほか)
13(2001)
6
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特別措
法)制定
14(2002)
7
使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)制定
15(2003)
7
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(不法投棄未遂罪の創設、欠格要件の
厳格適用ほか)
16(2004)
6
特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法制定
4
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(最終処分場跡地の形質変更の届出義
務、廃棄物処理施設事故時の届出義務、不法投棄罪の罰則強化ほか)
17(2005)
5
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(産業廃棄物行政の保健所設置市から
政令指定市への移行、維持管理積立金制度の創設前の最終処分場への適用拡充、処
理業・施設設置者の欠格要件該当時の届出義務の創設ほか)
18(2006)
3
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(石綿等廃棄物等の無害化処理に係る
環境大臣の認定制度・令7条許可対象施設の創設、石綿含有(一般・産業)廃棄物
の処理基準の創設)
19(2007)
9
廃棄物の処理及び清掃に関する法律一部改正(「木くず」の範囲の変更)
20(2008)
4
廃棄物の処理及び清掃に関する法律猶予解除(マニフェスト交付等状況報告書の提
出義務化)
-14-
2 環境部組織等(平成21年4月1日)
(1)部の機構
環 境 部
環境総務課
総務担当
計画調査担当
自然・環境政策課
環境計画担当
温暖化対策担当
自然環境推進担当
環境管理課
大気担当
水質騒音担当
産業廃棄物担当
資源循環推進課
啓発担当
環境美化担当
一般廃棄物指導担当
浄化槽指導担当
環境施設課
広域処理施設建設準備室
リサイクルプラザ
南処理工場
環境第1事務所
環境第2事務所
(2)事務分掌
自然・環境政策課
①
環境基本計画に関すること。
②
緑の基本計画に関すること。
③
自然及び環境施策の推進に関すること。
④
地球温暖化対策に関すること。
⑤
環境マネジメントシステムに関すること。
環境管理課
①
工場及び事業場の大気、水質、騒音、悪臭、土壌等に係る監視及び規制指導に関すること。
②
大気、水質、騒音、悪臭、土壌等に係る環境監視及び調査に関すること。
③
工場及び事業場の大気、水質、騒音、悪臭、土壌等に係る苦情処理に関すること。
④
産業廃棄物排出事業者の指導監督に関すること。
⑤
産業廃棄物の処理業等の許可及び指導監督に関すること。
⑥
廃棄物処理施設の許可及び指導監督に関すること。
⑦
放置自動車の発生防止及び適正処理に関すること。
⑧
その他環境管理に関すること。
-15-
3
環境対策費の予算及び決算
(1)平成21年度予算
○ 歳
入
単位 : 千円
項
目
平成21年度予算額
前年度当初予算額
比 較 増 △ 減
県
補
助
金
9,600
0
9,600
県
委
託
金
180
180
0
寄
附
金
99
157
△58
手
数
料
41,912
45,626
△3,714
入
13
0
13
51,804
45,963
5,841
雑
合
○ 歳
計
出
(除
項
人件費)
単位:千円
目
平成21年度予算額
前年度当初予算額
比 較 増 △ 減
費
1,368
938
430
環 境 に や さ し い 暮 ら し 事 業
479
331
148
環 境 基 本 計 画 進 行 管 理 事 業
1,150
1,244
△94
エ
業
2,227
1,323
904
環 境 配 慮 指 針 検 索 シ ス テ ム 事 業
1,127
0
1,127
環
業
3,910
3,421
489
ス ト ッ プ 地 球 温 暖 化 対 策 事 業
21,816
9,528
12,288
新 環 境 基 本 計 画 策 定 事 業
4,425
0
4,425
業
48,484
46,713
1,771
業
687
683
4
新 規 有 害 物 質 環 境 調 査 事 業
1,656
1,775
△119
ダ イ オ キ シ ン 類 規 制 監 視 事 業
7,895
8,950
△1,055
産
業
3,195
3,142
53
放 置 自 動 車 適 正 処 理 事 業
601
758
△157
99,020
78,806
20,214
環
環
境
コ
審
オ
境
フ
教
境
環
議
保
境
業
合
廃
会
ィ
ス
育
対
管
理
物
営
推
推
全
棄
運
指
経
進
進
事
事
策
事
事
導
事
計
-16-
(2)決算(歳出)の推移
(除 人件費)単位:円
年度(平成)
4
決
算
額
16
100,847,691
17
101,197,283
18
90,953,989
19
84,667,780
20
64,902,929
環境基本条例について
(1)条例制定の背景
近年、わが国では経済発展の中で社会経済活動に伴い、自動車による大気汚染、生活排水によ
る水質汚濁、廃棄物の増大や身近な自然の減少など様々な環境問題が発生し、さらに地球温暖化
やオゾン層の破壊など地球的規模の問題も顕在化してきた。
これらの問題は主として市民の日常生活や事業者の事業活動などから生ずるものであり、従来
の公害問題のような規制や分野別の対応では的確かつ効果的な解決が容易でない状態である。
また、本市の自然特性である活断層やがけ地の存在に係る安全施策等も新たな課題となってい
る。
このような状況の中、市、市民及び事業者が一体となって環境の保全及び創造に関する施策を
総合的かつ計画的に推進することについて基本となる事項を定めることにより、市民の安全かつ
健康で文化的な生活の確保に寄与するため、環境基本条例を制定し、平成8年4月1日に施行し
た。
(2)条例の概要
条例は前文と4章20条から構成され、その環境政策のフローチャートは図2-1のとおりで、
特徴としては次の点があげられる。
①
「環境の恵みを享受する権利」を位置付けた。(前文)
②
環境保全及び創造に関する施策の基本方針の中に、丘陵地及び斜面地の緑やがけ地、活断
層等の自然特性への配慮を明記した。(第7条第2号)
③
環境基本計画及びこれに基づく配慮指針の策定を明記した。(第8条及び第9条)
④ 庁内における環境総合調整を行うことを明記した。(第11条)
⑤ 環境保全及び創造に関する施策に市民等の意見の反映を明記した。(第18条)
⑥ 環境審議会を設置することとした。(第20条)
-17-
本市の環境問題
地球規模の環境問題
・自動車による大気汚染、騒音
・生活排水による水質汚濁
・廃棄物の増大
・身近な自然の減少
・がけ地や活断層の存在
・開発に対する適切な対応
・地球温暖化
・オゾン層の破壊
・海洋の汚染
・酸性雨
・野生生物の種の減少 ・発展途上国の公害問題
・砂漠化
・森林(特に熱帯林)の減少
・有害廃棄物の越境移動に伴う環境汚染
環境政策の転換
市の環境行政は、これらの環境問題に対応するため、従来の
事業者に対する公害防止規制政策を転換して、環境を総合的
にとらえ、市民及び事業者と協力して環境政策を展開しなけ
ればならない。
環境基本条例の制定
新たな環境政策の展開を図る枠組みとして条例を制定する。
条 例 の 構 成
目的
基本理念
現在及び将来の市民の安全かつ健康で文化的な生活を確保
・環境の恵みの持続的な享受 ・市、市民及び事業者の一体的となった取組
・地球規模の環境問題に対する配慮
市、市民及び事業者の責務
環境の保全及び創造に関する施策の基本方針
・人の健康の保護及び良好な生活環境の確保
・人と自然が共生する環境の創出
・環境への負荷の少ない社会の構築
環境の保全及び創造に関する施策等
・環境基本計画の策定
・規制
・環境配慮指針の策定
・施設整備の推進
・環境状況、環境施策の年次報告
・環境教育、環境学習等
・庁内総合調整
・自発的活動の促進
環 境 審 議 会
各 個 別 事 業 の 実 施
図2-1
環境政策のフローチャート
-18-
・情報の提供
・調査研究
・市民等の意見の反映
・財政上の措置
5
環境政策について
(1)環境基本計画進行管理
環境基本条例に基づき、平成10年8月に策定(平成15年3月改定)した環境基本計画に掲げて
いる施策の実施状況を調査・把握した年次報告書を庁内環境活動結果と併せて「環境報告書」と
して作成し、本市のホームページからも市民等に公表を行った。
また、環境審議会において、実施状況の結果を報告するとともに意見の聴取を行った。
(2)新エネルギービジョンの推進
環境基本計画に基づいて、新エネルギーの公共施設への積極的な導入や市域での普及を図るた
め、平成16年2月に新エネルギー施策の基本的な方向性を示した新エネルギービジョンを策定し
た。
ビジョンでは、新エネルギー導入のための基本方針を掲げ、20の具体的プロジェクトを明記し、
特に導入の可能性や重要度が高く、他のプロジェクトを先導していくものを重点プロジェクトと
位置づけて推進した。
(3)環境配慮指針及び環境ナビゲーションシステムの活用
環境基本条例に基づいて、平成12年度に市民、事業者、開発事業者向けに環境負荷低減のため
の具体的な行動例を示した「環境配慮指針(日常生活編、事業活動編、開発行為等事業編)」を
策定した(平成17年3月に「開発行為等事業編」を改定)。これらを窓口等で配布するとともに、
市民には「環境家計簿」も併せて配布し、日常生活の中で環境に配慮した行動を推進するよう啓
発を行った。なお、平成19年度はシステムの環境情報の更新を行った。
また、平成13年度には開発地区の環境情報から環境配慮事項をパソコンで検索できる「環境ナ
ビゲーションシステム」を構築し、「適正な土地利用の調整に関する条例」に基づく環境配慮に
ついての協議の際に、事業者に対して「開発行為等事業編」及びシステムのCD-ROMを配付し、自
主的かつ積極的な環境配慮の実践を促している。
(4)環境会計の取り組み
本市の環境活動に係る費用とその効果を測定し、予算配分や施策決定の1つのツールとするこ
とや、市民等に対する環境行政のアカウンタビリティー(説明責任)の確保を目的として、平成
10年度決算から自治体としては全国で初めて全庁的に環境会計を導入した。
平成13年度決算からは、内部管理のための使いやすさと外部公表のわかりやすさを考慮し、本
市が実施する地域の環境を保全するための事業(環境施策)の効果算定方法を貨幣換算に代えて、
横須賀市における環境負荷発生量や環境の状態を指標によって表わすこととした。
また、平成16年度決算からは、市が施策として行っている事業の費用対効果である「環境施策」
の部分については、事務事業評価、行政評価が確立し、環境に関する事業もこちらへ移行される
ことが見込まれたため、「環境対策」のみの集計とした。
平成19年度における環境対策費用は約10億円で、貨幣換算できる効果は約5億円であったが、
貨幣換算できない効果もあるため、効果は概ね費用に見合ったものであると考えられる。
-19-
(5)環境教育指導者等派遣
市民ボランティアを環境教育指導者として登録し、小中学校での「総合的な学習の時間」等に
おける環境教育の推進のため、学校等に派遣した。
また、指導者間での情報交換会や、指導者のスキルアップのための研修会などを開催した。
(6)エコライフの推進(住宅用太陽光発電システム設置費補助)
地球温暖化対策の一環として、市域での新エネルギーの導入を進めるため、住宅用太陽光発電
システム設置費補助を行った。市内の住宅に未使用の太陽光発電システムを設置するか、未使用
の太陽光発電システムが設置されている住宅を購入する人(本人が居住することが条件)を対象
として、システムの最大出力1キロワットあたり2万円(上限額10万円)を補助するもので、平
成20年度は123件の補助を実施した。
(7)横須賀市地球温暖化対策実行計画の推進
平成9年に開催された第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)
で採択された京都議定書を受け、政府は平成11年4月に「地球温暖化対策の推進に関する法律」
を施行し、温室効果ガス削減のための計画策定とその公表を自治体に義務付けた。
これに基づき、平成13年3月、本市は自らの事務・事業から発生する温室効果ガスの削減を目
的とした横須賀市地球温暖化対策実行計画を策定し推進してきたが、この計画が平成17年度まで
の計画であったことや平成17年2月の京都議定書の発効等を受け、より実効的に地球温暖化対策
を推進するため、平成18年3月に計画を改定した。改定した計画では、市の所有する全ての公共
施設を対象とし、平成18年度から平成22年度までの5年間で温室効果ガス排出量を平成10年度比
6.2%削減することを目標として掲げた。
なお、平成19年度に新たに構築した横須賀市環境マネジメントシステム(YES)により、計画の
進行管理を行っているが、この計画で見込んでいた省エネルギー効果保証事業であるESCO
(Energy Service Company、エスコ)事業や、廃棄物焼却量の減量化が当初の予定どおり進んで
いないため、平成18年度、平成19年度及び平成20年度の温室効果ガス排出量実績は、基準年度(平
成10年度)に比べて、それぞれ0.2%増、0.1%減、1.1%減となっている(表2-1)。
表2-1
年度
項目
地球温暖化対策実行計画における温室効果ガス排出量の削減目標及び削減実績
H14
削減目標
2.5%
削減実績
10.3%
削減
取組施設
H15
H16
H17
H18
3.2%
13.3%
削減
8.5%
削減
H19
H20
6.2%
10.9%
削減
ISO適用施設
0.2%
増加
0.1%
削減
全ての施設
-20-
1.1%
削減
(8)横須賀市地球温暖化対策地域推進計画の推進
市域の温室効果ガスの排出量の削減等について総合的かつ計画的な施策を推進するため、横須
賀市地球温暖化対策地域推進計画を平成19年3月に策定した。この計画では、市域における平成
24年度の温室効果ガス排出量を基準年度(二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素は平成2年度、代
替フロンガス等は平成7年度)に比べて6%以上削減することを目標としている。また、優先度
の高さ、効果の大きさ・多様さ、市民・事業者などとの協働の可能性等を踏まえ、8つの重点プ
ロジェクトを掲げ、このプロジェクトを中心に計画を推進している。
(9)横須賀市地球温暖化対策地域協議会活動の推進
市域における地球温暖化対策を市民、市民団体、事業者、市等で協働して推進するため、「横
須賀市地球温暖化対策地域協議会」を平成18年10月に設立した。横須賀市地球温暖化対策地域推
進計画に掲げる8つの重点プロジェクトを当協議会が中心となって推進している。
平成20年度は、地球温暖化対策出前講座や、新規事業として「緑のカーテン普及モデル事業」
や「ストップ温暖化2008inよこすか」のイベントを実施するなど、温暖化対策についての周知・
啓発活動を実施した。また、地球温暖化対策地域協議会ニュースを発行し、活動状況の報告等の
情報発信を行った。
(10)グリーン購入の推進
環境負荷の少ない商品等を調達し循環型社会を構築するため、「国等による環境物品等の調達
の推進に関する法律(グリーン購入法)」が平成13年4月に施行された。
本市においても、平成13年度から事務・事業に係る物品等の調達においてグリーン購入の推進
に努め、平成14年度にグリーン購入の本格的な推進に向けて「横須賀市グリーン購入基本方針」
並びに「横須賀市グリーン購入調達方針」を策定し、全庁的な取り組みを行っている。
平成20年度は、18分野237品目を取り組み対象とし、文具類、OA機器など13分野で90%以上
の達成率となった(表2-2)。
-21-
表2-2
分 野
達成率
購入できなかった理由等
紙類
58.6%
(70.2%)
コピー用紙の調達率が29.4%となるなど、
依然として古紙配
合率100%の適合品を市場から調達するのが困難な状態が
継続しています。
文具類
99.8%
(99.7%)
適合品の価格が高い場合や、仕様を満たす品物が見つか
らなかった場合などに調達できませんでした。
オフィス
家具等
100%
(99.9%)
―
OA機器
目 標
グリーン購入調達実績
100%
97.3%
(98.3%)
適合品の価格が高い場合や、仕様を満たす品物が見つから
なかった場合などに調達できませんでした。
家電製品
100%
(100%)
―
エアコンディ
ショナー等
99.3%
(100%)
仕様を満たす品物が見つからなかった場合などに調達でき
ませんでした。
温水器等
100%
(100%)
―
照明
63.9%
(52.4%)
蛍光ランプ(直管型・40形)適合品の価格がそうでないも
のの2倍以上であるためや仕様を満たす品物が見つからな
かったりしたため、適合品を購入できない場合がありまし
た。
自動車等
100%
(95%)
―
消火器
100%
(100%)
―
制服・作業服
81.1%
(99.6%)
仕様の規格が各々異なるため、適合品を購入できない場
合がありました。
100%
(100%)
―
41.5%
(96.3%)
仕様を満たす品物が見つからなかった場合や、適合品が高
価であった場合に調達できませんでした。
その他繊維製
品
99.9%
(94%)
仕様を満たすブルーシートが見つからなかった場合などに
調達できませんでした。
設備
100%
(100%)
―
防災備蓄用品
100%
(-)
―
100%
(100%)
―
33.8%
(57.3%)
印刷業務委託に際して、紙類の古紙配合率が基準を満たす
ものを事業者が入手できなかった場合や、自動車関連委託
において基準を満たす業務を履行できる適当な事業者がい
ない場合などに調達できませんでした。
インテリア・
寝装寝具
積極的な調達
に努める。
100%
作業用手袋
公共工事
役務
積極的な調達
に努める
注)「達成率」の( )内は平成19年度の達成率を示す。
-22-
(11)環境教育・環境学習の推進
将来を担う子どもたちが、環境への興味や関心を深め、環境に配慮した行動を実践していくた
めの総合的・体系的な環境教育・環境学習の取り組みの推進を図る「横須賀市環境教育・環境学
習マスタープラン」を平成20年3月に策定した。
このプランでは、市域全体における環境教育・環境学習を推進するため、「人づくり」「機会
づくり・場づくり」「情報提供・普及啓発」「連携・協働」をキーワードに、市の各部局で行っ
ている環境教育・環境学習に関する事業を体系化し、重点施策を明示した。また、市民、市民活
動団体、事業者、学校、地域の各主体が役割分担、あるいは協働しながら環境教育・環境学習を
推進していく取り組みなども例示した。
併せて、環境学習に具体的に取り組むためのツールとして、「横須賀市環境学習プログラム」
を作成し、ホームページで配信している。
さらに、学校への普及のため、「環境学習プログラムモデル事業」を小・中学校各1校で、平
成20年12月5日と平成21年3月18日に実施した。
(12)こども環境フォーラムの開催
学校や「こどもエコクラブ」での子どもたちの日ごろの環境保全活動の発表、市民団体等の環
境活動パネルの展示、講演等を通して、子どもたちを中心とした来場者に環境への興味や関心を
深めてもらうことを目的として、平成21年2月1日に横須賀芸術劇場(ヨコスカ・ベイサイド・
ポケット)において「こども環境フォーラム」を開催した。
(13)自然環境施策の推進
横須賀の自然をより身近に感じてもらうため、「ホタル」や「海の生きもの」などの情報をホ
ームページで発信している。
また、自然環境保全の理解と環境教育の一環として、平成20年度から「猿島自然観察会」を開
催している。
(14)横須賀市環境マネジメントシステム(YES)の運用・改善
平成11年度に本庁舎や行政センターなど24施設で、ISO14001環境マネジメントシステムの認証
を取得し、平成18年度末まで約7年間にわたり、このシステムに基づく環境管理活動に取り組み、
その結果、職員への環境行動の定着及び光熱水費等の削減等の一定の効果を上げることができた。
そこで、さらに効率的な事務執行を実現するとともに市民生活への悪影響が顕在化しつつある
地球温暖化問題に対する全庁的な対応など、本市の環境活動を推進するため、市の全ての組織・
施設(ただし、指定管理者の管理する施設を除く)を対象にした横須賀市環境マネジメントシス
テム(YES)を平成19年3月に構築し、運用している。これにより、ISO14001の認証は返上した。
YESは横須賀市独自の環境マネジメントシステムであり、市が行う全ての事務・事業の執行に
おいて、環境への配慮が当たり前になされている状態(環境文化の醸成)を目指すものである。
平成19、20年度はこのシステムに基づき、市長の定めた環境方針のもと、各課単位で目標を設
定しその管理をするとともに、職員による内部環境監査により活動状況の点検及び優良取組の推
薦・表彰(表2-3)を行ったほか、これをシステムの見直しにもつなげた。
-23-
表2-3 YESの代表的な優良取組一覧
番号
取組部課
取組項目
取組内容
1
企画調整部
企画調整課
2
市民部
衣笠行政センター
市職員ボランティア(交流サ
ポーター)によるパンフレッ
トの補充
「平作川クリーン大作戦」の
実施
3
市民部
西行政センター
施設内の環境意識啓発ポス
ターの掲示
病院管理部
総務課
健康福祉部
保健所総務課
病棟正門前広場等の緑化利
用
4
5
6
健康福祉部
健康安全科学セン
ター
7
こども育成部
ハイランド保育園
8
環境部
環境第3事務所
9
環境部
環境第2事務所
10
11
都市部
建築指導課
土木みどり部
河川課
ブラインドの活用
施設全体での環境に関する
取り組み
幼児期からの環境教育の推
進(幼児期教育により環境配
慮に対する生活習慣の意識
付け)
事務所周辺地域における散
乱ごみ回収活動
積極的な環境配慮活動
行動シートを利用した実施
状況の管理
EM菌による環境配慮
12
港湾部
港湾総務課
部単位でのフリース着用に
よる暖房費削減目標の明確
化
13
上下水道局施設部
水再生課
産業廃棄物の再利用
14
中央消防署
(坂本出張所、三
春出張所、平作出
張所を含む)
ペットボトルキャップの分
別収集でアフリカの子ども
にワクチンを送る取組
15
教育委員会
生涯学習部
生涯学習課
(生涯学習センタ
ー)
環境問題に対する市民・利用
者への周知徹底
16
教育委員会
児童図書館
不要になった紙袋やビニー
ル袋を本の持ち帰り用に利
用
市職員ボランティア(交流サポーター)に呼びかけ、日常
の通勤の際に駅設置の集客用パンフレットの補充を行う。
年1回、地域の小学生から高齢者まで参加する「平作川ク
リーン大作戦」を実施している。
西行政センターのフロアや湯沸場に「ゴミの分別」、「エ
アコンの設定温度調節」、「エコドライブ」、「節水」を
啓発するポスターを掲示した。
病棟正門前の広場や病棟の屋上にボランティアによる植栽
を行って、緑化した。
夏期の休前日の退庁時に、ブラインドを下ろすことを徹底
している。
・入口の自動ドアの感知エリアが階段と事務室の間に位置
しているため、職員の動線上となって必要がないときにも
ドアが開閉しがちであった。これを改善するため、床にテ
ープを明示することで感知エリアを避けて歩かせるように
し、不用意な開閉を防止している。
・事務作業の部屋と特殊機器のある部屋のみ冷暖房を行
い、他の共用部分は行わないと徹底し、電気使用料を昨年
度よりも着実にダウンさせ、それをグラフ化している。
食物を残さない、節水をする、ごみを出さない工夫をする、
牛乳パックの再利用などを通じて、環境保全の大切さを教
える。
毎週月曜日に環境第3事務所周辺地域の散乱ごみの回収活
動を行っている。
・職員へのクイズ・テスト形式による環境指導
・運転日誌の裏面を利用した環境配慮の意識向上
・ペットボトルキャップ回収による環境と福祉活動の連携
など、YESの形式にとらわれない積極的活動や細かいミーテ
ィングを実施しており、庁内他部門での模範となる取り組
みである。
エレベータの使用と事務用紙の利用について、各個人の実
施状況を行動シートにより把握している。
EM菌による河川浄化を呼びかけ、ボランティア団体へ活性
液を配布し各河川に放流し、環境への配慮を図る。
ウォームビズの積極的な取り組みとして部単位でフリース
を用意し、灯油消費量をゼロにする目標を掲げた。
下水を浄化した後に出来る汚泥を廃棄せず、資源として再
利用。
YESシートの環境配慮行動目標に「ごみの分別の徹底」をあ
げているが、単なる4分別ではなく、ペットボトルのキャ
ップをさらに別に収集し、それを集めてアフリカの子ども
たちにワクチンを送る活動をしている団体へ協力してい
る。
生涯学習センターの指定管理者である(財)横須賀市生涯学
習財団は、横須賀市におけるYESの環境方針や地球温暖化対
策推進計画を常設展示するとともに、生涯学習センターで
行われる市民大学等の講座において、環境に関する講座を
積極的に開講した。さらに、講座の配布資料や募集チラシ
には紙の再利用を呼びかける文章を入れるなど、受講者、
利用者に対して環境に対する啓発活動を行っている。
不要になった紙袋やビニール袋を図書館利用者や職員から
提供してもらい、図書館利用者が本を持ち帰る際に利用し
てもらう。
-24-
6
環境問題の啓発
(1)環境月間・かながわ環境月間
国連人間環境会議は、1972年6月、人類とその子孫のため、人間環境の保全と改善を世界共通
の努力目標とし、その決意を表明するため「人間環境宣言」を採択した。これを記念し、世界各
国では毎年6月5日を「世界環境デー」としている。我が国では、この日を環境基本法により「環
境の日」と定め、さまざまな啓発行事を行っている。
本市では、環境省の主唱する「環境月間」と県が主唱する「かながわ環境月間」(6月1日~
6月30日、テーマ“自然の力を借りて地球を守ろう”)に表2-4のとおり、事業を行った。
表2-4
行事の名称
環境月間における施策
実施月日
行事内容
備考
市庁舎に懸垂幕を掲揚するとともに、環境省ポス
環 境 月 間 の 周 知 6月1日~30日 ターを事業所に配布するなど、環境月間の周知と啓
発を行った。
ストップ温暖化
2008inよこすか
6月1日
太陽光発電システムのパネル展示・発電実験・相
談コーナーの開設、ソーラークッカー体験や電気自
動車等を展示し、温暖化対策の啓発を行った。
地球環境問題に関するパネルや環境にやさしい
地球環境パネル展示 6月9日~13日 暮らしの実践例の説明パネルを展示し、環境問題に
対する啓発を行った。
「猿島自然観察会」
「広報よこすか」で
の環境特集の掲載
6月7日
環境月間に併せて、自然環境保全の理解と環境教
育の一環として、猿島公園で自然観察会を行った。
5月
地球温暖化対策や環境教育・環境学習について
「広報よこすか」5月号で環境特集として掲載
し、市民等への周知を行った。なお、この中で、
環境月間中のイベントについて、PRを行った。
横須賀商工
会議所
市庁舎展示
コーナー
猿島公園
(2)巡回環境パネル展
市内の小中学校を巡回して、環境問題や環境にやさしい暮らしの実践例を解説したパネルの展
示と啓発冊子の配布を行い、将来を担う子どもたちに環境に関する知識の普及と環境保全への取
り組みについて啓発を行った。
(3)冊子「海の生きもの」とビデオ「よこすかの海」の周知
海辺生物環境調査結果をもとに環境教育や環境学習の参考資料として作成した冊子「海の生き
もの」を希望する市民へ配布するとともに、ビデオ「よこすかの海」の中央図書館ビデオライブ
ラリーでの視聴や、「海の生き物」のホームページへの掲載など、広く周知をしている。
-25-
(4)パンフレット「どうする?地球温暖化」の配布
地球温暖化防止のための啓発用パンフレットとして「どうする?地球温暖化」を各種イベント
において配布した。
7
環境保全に係る協議会等への参加
(1)神奈川県県市環境保全事務連絡協議会
県及び市間の連絡を緊密にし、公害その他の環境保全に関する問題の検討や情報交換、研究会
等を行い、知識並びに技術の向上を図るため、県及び県下17市(横浜市、川崎市を除く)で組織
する協議会に参加している。
(2)東京湾岸自治体環境保全会議
東京湾岸自治体が広域的な対策について協議を行い、連帯的、統一的な公害行政を推進し、東
京湾の水質浄化を図ることを目的として、昭和50年8月に設置された。構成は、1都2県を含む
東京湾岸26自治体であり、平成20年度事業として、東京湾水質浄化のための国への要請及び研修
会の開催等を実施した。
(3)横須賀市地域水質保全協議会
本市域の水質を保全し、地域住民の良好な生活環境を保持することを目的として、昭和49年11
月に設置された。構成は、県・市の行政機関、市内の工場・事業場及び漁業協同組合等であり、
平成20年度事業として、水質環境調査、施設見学会、会報誌の発行、研修会等を実施した。
8
公害苦情の状況
公害に関する苦情は、ほとんどが住民の日常生活に係わる地域内で発生する身近な問題で、住宅
と工場や飲食店が混在したり近接しているところなどで多く発生している。また、発生源の大半が
小規模な事業所であるため、十分な対策がとられないものも多く、未解決のまま数年を要している
問題もある。
過去の状況をみると、件数は平成10年度が207件と突出して多く、ダイオキシン類に対する住民
の不安から小型焼却炉や屋外燃焼によるばい煙苦情が多かった。
平成11年度以降は140件前後で変動はなかったが、ここ数年減少している。
表2-5、図2-2に過去の公害苦情受付状況を示した。
-26-
表2-5
種 類
公害苦情受付件数
年度別推移
ばい煙
粉じん
水質汚濁
騒音
振動
悪臭
その他
合計
10
105
5
8
39
3
44
3
207
11
61
6
7
36
6
16
1
133
12
72
2
1
35
2
23
3
138
13
72
8
3
40
3
17
1
144
14
62
12
0
44
1
18
2
139
15
61
11
0
45
7
13
0
137
16
58
21
6
37
4
15
0
141
17
66
15
0
47
11
16
1
156
18
44
12
0
31
8
22
0
117
19
38
9
0
32
7
13
0
99
20
24
2
0
7
1
6
0
40
年度(平成)
なお、上記の公害苦情件数は新規受付分のみである。
件
250
200
150
その他
悪臭
100
振動
騒音
水質汚濁
50
粉じん
ばい煙
0
10
11
12
図2-2
13
14
15
16
公害苦情受付件数
-27-
17
18
年度別推移
19
20
年度
最近3年間の苦情受付及び処理状況は次のとおりである。
(1)公害の種類別苦情受付状況
公害の種類別苦情受付状況は、ばい煙106件、騒音70件、悪臭41件、粉じん23件、振動16件、
その他1件となっている。(図2-3参照)
それぞれの苦情発生源をみると、ばい煙は屋外燃焼、騒音は建設作業や深夜飲食店のカラオケ、
悪臭は焼却・食品の加工に伴う臭気、粉じんは建設作業・資材置場にともなうもの、振動は建設
作業が主なものとなっている。
(2)用途地域別苦情受付状況
用途地域別にみると、第一・第二種低層住居専用地域、第一・第二種中 高 層 住 居 専 用 地 域、
第一・第二種住居地域のいわゆる住居系地域で発生した苦情が131件で、全体の51.2%を占めてい
る。なお、これらの苦情は住居と工場や飲食店などが近接した場所がほとんどである。(図2-
4参照)
(3)被害の種類別苦情受付状況
被害の種類をみると、ほとんどが感覚的・心理的なものであり、被害者と加害者の感情問題等
が解決を妨げている場合が多い。(図2-5参照)
(4)公害苦情処理状況
公害の発生源の大半が経営基盤の弱い中小零細事業所であり、あまり公害防止対策に設備投資
ができないため、作業方法の改善、工場設備の簡易的改善にとどまり、抜本的対策がとられない
ものが多い。また、機械器具製造工場の悪臭、土砂置場の騒音などの公害防止対策が難しい問題
について、解決に長期を要する場合もみられる。(図2-6参照)
-28-
その他
2.3%
悪臭
16.0%
市街化調整区域
16.8%
振動
6.3%
公害種類別
苦情件数
256件
準工業地域
8.2%
ばい煙
41.4%
工業地域
2.7%
騒音
27.3%
近隣商業地域
3.9%
公害種類別苦情件数
第1種・第2種
住居専用地域
15.6%
商業地域
7.8%
図2-4
操業時間の改善
0.6%
機械施設の改善
4.1%
その他
0.3%
用途地域別
苦情件数
256件
工業専用地域
7.0%
粉じん
9.0%
図2-3
第1種・第2種
中高層住居
専用地域
25.8%
第1種・第2種
低層住居専用地域
9.8%
用途地域別苦情件数
廃止
1.8%
故障の修理
0.6%
作業方法の改善
11.8%
公害苦情
被害の件数
256件
操業行為の
中止
36.1%
公害苦情
解決内容
169事業所
その他
18.9%
感覚・心理的
99.6%
図2-5
作業完了
26.0%
公害苦情被害の種類
図2-6
平成18年度~平成20年度の状況
-29-
公害苦情解決内容
9
神奈川県生活環境の保全等に関する条例の申請届出状況
神奈川県生活環境の保全等に関する条例は、平成9年12月26日に公布、平成10年4月1日に施行
された。この条例では、公害を発生する可能性の大きい作業(指定作業)を行う工場・事業場を指
定事業所と規定し、その新設や施設等の変更に際しては、事前に県知事(本市域は市長)の許可を
受けることとしている。
最近3年間の申請届出状況は表2-6のとおりであり、指定事業所数は表2-7のとおりである。
表2-6
神奈川県生活環境の保全等に関する条例の申請届出状況
指定事業所、環境管理事業所の許可等の状況
設置許可申請
変更許可申請
環境管理事業所の認定申請
届出等の受理状況
指定事業所関係
事業開始届
変更完了届
変更計画中止届
変更計画届
変更計画早期着手届
変更届
地位承継届
廃止等届
現況届
既設届
環境管理事業所変更届
環境配慮書関係
環境配慮書
大型夜間小売店関係
開始届
変更計画届
変更届
廃止等届
承継届
地下水汚濁関係
環境汚染原因調査報告
環境汚染対策計画報告
浄化対策完了報告
土壌汚染関係
特定有害物質関係
事業所廃止報告
汚染された土地の公表
土地区画形質変更届
土壌調査報告
公害防止計画
公害防止計画完了報告
周知計画
周知計画完了届
ダイオキシン類関係
事業所廃止報告
土地区画形質変更届
土壌調査報告
公害防止計画
公害防止計画完了報告
周知計画
周知計画完了届
合
計
-30-
平成18年度
4
14
5
平成19年度
4
11
1
平成20年度
2
12
9
5
6
0
3
1
42
10
14
0
0
13
0
3
0
0
0
47
12
3
0
0
9
3
11
0
3
0
41
3
9
0
0
15
5
4
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
2
3
4
0
0
0
6
2
27
32
6
1
4
5
1
0
32
31
2
7
1
1
3
0
24
25
5
6
5
5
0
13
13
0
0
0
0
234
0
10
10
0
0
0
0
198
0
7
7
0
0
0
0
197
表2-7
年 度(平成)
項 目
指定事業所
指定事業所数
18
19
20
571
570
568
10 公害防止管理者等届出状況
「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」は、公害関係法令の規制の強化に伴い、
産業公害の発生源である工場内に、これに対応する公害防止組織の設置を義務づけたものである。
すなわち、特定工場においては、設置している施設の種類と規模に応じて、公害防止統括者及び公
害防止に関する知識・技能を有する公害防止主任管理者、公害防止管理者の選任を義務づけ、工場
内の公害防止組織の確立を図っている。
平成21年3月末の選任状況は、表2-8に示す。
表2-8 公害防止管理者等選任状況(平成21年3月31日現在)
特定工場数
21
公害防止管理者
公害防止
統括者数
17(17)
大気関係
水質関係
騒音 粉じん 振動
1種
2種
3種
4種
1種
2種
3種
4種
-
-
4(4)
2(2)
-
5(5)
-
3(3)
6(2)
2(2)
9(6)
注)( )内は、代理者の数
11 建築確認申請時等における公害防止指導
(1)建築確認申請時の指導
環境対策において最も根本的なものは公害発生の未然防止であるが、その一環として、公害を
発生させる恐れのある工場等については、建 築 確 認 申 請 等の段階で、立地条件、その他公害が
発生しない措置を講ずるよう、事業者に対し事前指導を行っている。
平成20年度指導件数
1件
(2)適正な土地利用の調整に関する条例に基づく環境配慮の協議
横須賀市環境配慮指針の規定に基づき、事業者等に対して開発事業等計画に当たっての環境保
全及び創造をするための配慮について協議を行っている。
平成20年度指導件数
88件
-31-
12 公害防止協定
本市と現東京電力(株)西火力事業所横須賀火力発電所は、昭和46年4月7日、大気汚染防止対策
を重点において往復書簡方式による公害防止協定を締結した。昭和59年11月及び昭和60年3月から
1・2号ボイラーの使用燃料を石油から石炭・石油混合燃料[COM(Coal Oil Mixture)]へ転換す
ることに伴い、転換後の大気汚染、水質汚濁、騒音、振動等の公害発生を未然に防止するため、昭
和56年12月28日、条文形式の公害の防止に関する協定を改正し締結した。以後、
平成3年9月9日 1号ガスタービン設置に伴う一部改正
平成9年6月10日 COM使用廃止に伴う全面改正
平成13年3月30日 1号ガスタービン廃止に伴う一部改正
平成15年6月25日 2号ガスタービン設置に伴う一部改正
平成17年7月22日 1号ボイラー廃止等に伴う一部改正
平成18年5月24日 2号ボイラー、2号ガスタービン廃止に伴う一部改正
を行った。
また、本市と(株)東京ガス横須賀パワーは、平成17年12月14日、地域環境の保全を図ることを目
的に協定を締結した。
13 公害防止施設の設置資金融資制度
本市では、公害防止施設の建設に際し、資金の不足が比較的多くみられる中小企業を助成するた
めの融資制度を設けている。
その融資条件等を表2-9に示す。
表2-9
資
金
公害防止施設設置資金
名 商工業施設整備促進資金(環境整備支援資金)
利 用 資 格
中小企業者及び協同組合等で公害防止に関し改善の指導勧告を受けたもの及
び、公害を防止すること(移転を含む)が必要と市長が認めたもの
資 金 使 途 公害の除去または防止のために市内に設置する施設等の資金
融 資 限 度 1億円まで
期
間 10年以内
利
率 年2.0%以内(平成21年4月現在)
資料:経済部
-32-
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