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倫理学 大 野 晃 徳
授業科目名 担当教員 オオ 倫理学 テル ノリ 4 大 野 晃 徳 (通年) 授 業 目 的 ノ 単位数 (前期)倫理学の歴史を振り返ると、快楽と幸福を同一視する人たちが少な からず存在します。はたして、その見方は正しいのでしょうか。前期の講義 ではその点をまず吟味した上で、快楽と幸福とが異なることを確認し、さら に「遊び」に注目しながら、幸福とは何かを考えてゆきます。 (後期)我々の自由は、ある程度の制限を受けざるをえませんが、ではいっ たいどの程度まで自由は制限されうるのでしょうか。後期はミルの古典的名 著『自由論』をたたき台としながらその点について考察し、さらにそこで得 た結論をもとに、ドラッグの問題についても考えてゆきます。 前 期 後 第1回 前期講義概要説明 期 第1回 前期講義概要説明 第2回 ロックの快楽論(単純観念としての快楽) 第2回『自由論』の検討(自由を論じる意義) 第3回 ベンサムの快楽論(快楽計算) 第3回『自由論』の検討(思想・言論の自由) 授 第4回 ミルの快楽論(質の高い快楽) 第4回『自由論』の検討(思想・言論の自由) 第5回 エピクロスの快楽論(アタラクシア) 第5回『自由論』の検討(行動の自由) 業 第6回 快楽と幸福は異なる(ソクラテス) 第6回『自由論』の検討(行動の自由) 第7回 アリストテレスの幸福論① 第7回『自由論』の検討(自由の制限) 第8回 アリストテレスの幸福論② 第8回『自由論』の検討(自由の制限) 計 第9回 遊びとは何か(ホイジンガの定義) 第10回 遊びとは何か(カイヨワの定義) 画 第11回 遊びとは何か(カイヨワの定義) 第9回『自由論』の検討(自由の原理の応用) 第10回 ドラッグ使用の自由はあるのか 第11回 ドラッグ規制の現状 第12回 逸脱としての遊び 第12回 ドラッグ規制の根拠について考える 第13回 遊びと幸福 第13回 ドラッグ規制の根拠について考える 第14回 幸福と快楽の関係について 第14回 合理的な規制のあり方・ドラッグコート 第15回 期末試験 小テスト:20% テキストは使用しません。 定期試験:60% 参考書 (後期)ミル『自由論』 (岩 波文庫) テキスト 参考書 ・ 成績評価方法・ 基準 第15回 期末試験 出 席:20% レポート: % そ の 他: 準備学習等 履修にあたって前提となる知識はありません。