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日本の近代化とフランスの影響(PDF: 1.53MB)

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日本の近代化とフランスの影響(PDF: 1.53MB)
ショートスピーチ
日本の近代化とフランスの影響
三浦 信孝
参考文献
三浦信孝編『近代日本と仏蘭西
―10人のフランス体験』大修館
書店、2004年3月
日仏文化83号『両大戦間におけ
る日仏関係の新段階』日仏会館、
2014年1月
1924(大正13) 日仏会館設立
日仏会館開館記念式典
1924年12月14日(前列左端にポール・ク
ローデル)
1919(大正8) パリ講和会議に西園寺公望
全権大使出席
ジョルジュ・クレマンソー(1841-1929)
当時のフランス首相クレマンソーと西園寺は旧知であった
1921(大正10) 九鬼周造渡欧(〜1929);
クローデル大使着任(〜1927)
九鬼周造『巴里心景』
甲鳥書林,1942
パリ時代の九鬼周造が『明星』
に匿名で発表した詩歌を収録
ポール・クローデル
(1868-1955)
1867(慶応3) パリ万博に幕府使節団派遣
渋沢栄一、徳川昭武に随行して渡仏(〜1868)
渋沢栄一(青淵)・
杉浦靄人『航西日
記』耐寒同社, 明4
(1871)
渋沢の滞仏日記
渋沢栄一
(1840-1931)
1858(安政5) 日仏修好通商条約
『仏蘭西一件 3巻』安政5(1858)
日仏修好通商条約締結のため来日したジャン=バ
ティスト=ルイ・グロ男爵一行に関する町奉行所の
記録
1864(元治1) 村上英俊『仏語明要』;Léon
Roches公使着任(~1868)
村上英俊『仏語
明要附録』達理
堂,明治3(1870)
日本初の本格的な仏和
辞典『仏語明要』(元治1)
の附録
レオン・ロッシュ(1809-1901)
第2代駐日フランス公使
参考文献
三浦信孝編『近代日本と仏蘭西
―10人のフランス体験』大修館
書店、2004年3月
日仏文化83号『両大戦間におけ
る日仏関係の新段階』日仏会館、
2014年1月
1950(昭和25) 森有正渡仏(〜1976没)
1951(昭和26) 加藤周一渡仏(〜1954)
森有正『バビロンの流れの
ほとりにて』大日本雄弁会
講談社,1957
森のエッセイは日本の知識人の西洋認識
に大きな影響を与えた
Histoire delalittérature japonaise
『日本文学史序説』をはじめとする加
藤の著作は、各国で訳されている
1867(慶応3) パリ万博に幕府使節団派遣
渋沢栄一、徳川昭武に随行して渡仏(〜1868)
渋沢栄一(青淵)・
杉浦靄人『航西日
記』耐寒同社, 明4
(1871)
渋沢の滞仏日記
渋沢栄一
(1840-1931)
1870(明治3) 西園寺公望渡仏(〜1880)
西園寺公望『欧羅
巴紀遊抜書』小泉
策太郎,1932
西園寺の滞仏日記
西園寺公望
(1849-1940)
1871(明治4) 岩倉使節団欧米視察(〜1873)
中江兆民渡仏(1872〜74)
久米邦武編『特命
全権大使米欧回
覧実記』博聞社,
明治11(1878)
中江兆民
(1847-1901)
1882(明治14) 中江兆民『民約訳解』
戎雅屈・婁騒(ジャン・ジャック・ルー
ソー)(中江兆民訳解)『民約訳解』
仏学塾出版局,明治15(1882)
兆民によるルソー『社会契約論』の翻訳(漢訳)
1884(明治16) 黒田清輝渡仏(〜1893)
黒田清輝《読書》
黒田の代表作とされる
黒田清輝
(1866-1924)
自画像
1907(明治40) 永井荷風、アメリカから渡仏
(〜1908)➡1909『ふらんす物語』
永井荷風『新編ふ
らんす物語』 博文
館,大正4(1915)
初版発禁処分後に構成を
変えて出版されたもの
永井荷風
(1879-1959)
1865(慶応1) 横須賀造船所起工(LéonceVerny)
横須賀海軍工廠編
『横須賀海軍船廠史』
横須賀海軍工廠, 大
正4(1915)
横須賀造船所(海軍工廠)の正史
レオンス・ベルニ
(1837-1907)
横須賀造船所首長
1872(明治5) 富岡製糸場竣工(Paul Brunat)
一曜斎国輝[画]『上州富岡製糸場之図』大黒屋平吉, [明治5 (1872)]
富岡製糸場を描いた錦絵
1873(明治6) Gustave Boissonade来日(〜1895)
G. Boissonade, Projet de Code
civil pour le Japon, accompagné
d'un commentaire, 1880
ボアソナードによる民法典のフランス
語草案
ギュスターヴ・
ボアソナード
(1825-1910)
1864(元治1) 村上英俊『仏語明要』;Léon
Roches公使着任(~1868)
村上英俊『仏語
明要附録』達理
堂,明治3(1870)
日本初の本格的な仏和
辞典『仏語明要』(元治1)
の附録
レオン・ロッシュ(1809-1901)
第2代駐日フランス公使
1913(大正2) 島崎藤村渡仏(〜1916)、
藤田嗣治渡仏
島崎藤村『平和の
巴里』左久良書房,
大正4(1915)
藤村のエッセイは、フランス
イメージの形成に大きな影
響を与えた
藤田嗣治
(1886-1968)
1921(大正10) 九鬼周造渡欧(〜1929);
クローデル大使着任(〜1927)
九鬼周造『巴里心景』
甲鳥書林,1942
パリ時代の九鬼周造が『明星』
に匿名で発表した詩歌を収録
ポール・クローデル
(1868-1955)
1922(大正11) 大杉栄渡仏(〜1923)
1923(大正12) 関東大震災、大杉栄虐殺
大杉栄『日本脱出記』
アルス,大正12(1923)
大杉栄の遺作となったフランス渡航記
1928(昭和3) 金子光晴、アジア・ヨーロッパ
放浪の旅へ(〜1932)
金子光晴(1895-1975)
アジア・ヨーロッパ放浪の旅は、後年
『ねむれ巴里』(1973)等に描かれる
1936(昭和11) 横光利一渡欧
横光利一『欧洲紀行』創元
社,昭12(1937)
横光利一(1898-1947)
1929(昭和4) 岡本太郎渡仏(〜1940)
岡本かの子『世界に摘む花』
実業之日本社, 昭11(1936)
太郎と同行した母・かの子による紀行
岡本太郎(1911-1996)
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