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2016 年 3 月 No.
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内容
AC21 国際フォーラム 2016、ケム
ニッツ工科大学にて開催予定 ... 1
AC21 スペシャル・プロジェクト・ファ
ンド 2015:採択プロジェクト最終
報告 ............................................ 3
「生体材料における抗菌ペプチド」
ワークショップ................................ 3
19
AC21 国際フォーラム 2016、ケムニッツ工科大学にて開催
予定
「科学による社会変容を目指すイノベーション・ネットワーク」
へ多様な角度からアプローチ ― 地球規模の課題克服に
向け、国際的、学際的且つ部門横断的なイノベーションの
ネットワークを
ケムニッツ工科大学 事務局長
「植物フェノミクスのフロンティア」
ワークショップ................................ 5
世界が注目する多機能性分子 .... 6
Eberhard Alles
現在のグローバル化した世界では、個々の
ガジャマダ大学にて AC21 国際ス
クーリング 2017 開催予定 ......... 8
組織は勿論、国単位でさえも社会・経済問題
AC21 推進室より ......................11
能となっています。それらはもはや地理的な、
イベント・カレンダー.................. 12
や自然災害等に独自で対処することは不可
あるいは学問領域や部門・業界といった境界
で線引きできるものではないからです。よっ
AC21 推進室活動記録 ............ 12
て、このような課題に対する有望な、未来志
AC21 メンバー ......................... 12
向の解決策は国際的、学際的且つ部門横断
的なイノベーション・ネットワークの構築によっ
内容
てのみ、もたらされ得るでしょう。各国の科
学、商業、政治および社会といった分野の連
携協力者から成るネットワークを作れば、各
自がその強み・得意分野を持ち寄り、互いに
手を取り合ってこれらの課題を克服することができ、また未来の世代のために、この世界
を生きるに値する場所に変えることも可能となります。
2016 年 4 月 30 日から 5 月 3 日までケムニッツ工科大学において開かれる第 8 回
AC21 国際フォーラムでは、その全体テーマ「科学による社会変革を目指すイノベーショ
ン・ネットワーク」の下、AC21 メンバー内外から 150 名を超える参加者が集い、基調講演
やパネルディスカッション、ワークショップを通じて、本テーマの持つ多様な側面を論じる
予定です。さらに国、学問領域、部門を異にする協力者をいかに獲得すべきか、に関して、
フォーラム参加者による「最善事例(ベスト・プラクティス)」の発表や意見交換も企画され
ており、互いから学び、その後につながるプロジェクトを AC21 ネットワーク内で開始する
機会となるでしょう。
本フォーラムのプログラムには全体会議とワークショップのほか、4 月 30 日には AC21
運営委員会、5 月 3 日には AC21 総会が予定されており、AC21 のより一層の発展に向
1
けた戦略が決定されることとなっています。またケムニッツ市と周
ラム特設ウェブサイト(https://www.tu-chemnitz.de/ac21)でも提供
辺地域の文化・観光名所の訪問をはじめ、本学のパートナー企
しています。
業の見学やケムニッツ市のガイド付き観光ツアー等、興味深い
フォーラムに関する問合せ・依頼等、参加者と主催者間の連
付随プログラムも用意されています。しかも、第 8 回 AC21 国際
絡を円滑にできるよう、ワンストップ・サービスとして専用のメール
フォーラムはケムニッツ工科大学創立 180 周年記念行事の一環
アドレスも用意しました(if2016@tu-chemnitz)。
として開催されることから、4 月 30 日のスプリング・ガラは参加者
にとってのハイライトとなるでしょう。
さあ、第 8 回 AC21 国際フォーラム 2016 が始まります。実りあ
る、記憶に残るイベントにしようではありませんか。
我々ケムニッツ工科大学は、第 8 回 AC21 国際フォーラム 2016
ケムニッツ工科大学へようこそ!
に皆さんを迎えることを心待ちにしています。全詳細は本フォー
(原文英語)
2
No.
AC21 スペシャル・プロジェクト・ファンド
2015:採択プロジェクト最終報告
本プロジェクトではまた、ペプチドと物質科学の分野をつ
なぎ、連携を築くことを目指しました。その中核イベントは
2015 年 10 月 22 日に約 60 名が参加者を迎えて開催され
「生体材料における抗菌ペプチド」
ワークショップ
たワークショップです。このような機会が必要とされていた
ことは、参加者の反応を見れば一目瞭然だったため、既に
ストラスブール大学
実施中の国外協力者・提携先の訪問に加え、さらにラボ間
Burkhard Bechinger
の相互訪問を実施することとなりました。
ワークショップでは、博士課程在籍中の院生や若手およ
本プロジェクトの目的は、抗菌ペプチド添加による感染抵
び中堅以上の研究者による 15 の口頭発表が行われ、本プ
抗性物質の創出を目指して、ステレンボッシュ大学、ミネソ
ロジェクトに関与している AC21 メンバー大学 4 校の色々な
タ大学、フライブルク大学、ストラスブール大学(プロジェクト
部門・組織で進行中の研究活動に関する全体的な把握が
代表)の研究者と学生が集い、連携・協力する、というもの
可能となりました。「自然免疫システムと新規抗菌ペプチド」
です。世界的な感染症の再出現と、市販抗生物質に対し多
についての発表が少なからずあり、それに続く講演では「新
耐性を示す病原体の急速な拡大を考えると、そのような感
規生体材料」が取り上げられ、最後は「生体材料と抗菌ペ
染症に対峙する新たな戦略を開発する必要があります。
プチド研究のためのテクニック」というテーマによって締め
括られました。
抗菌ペプチド等の天然化合物が自然免疫エフェクター分
子として、多くの病原微生物に対する一次防御ラインを形
今回初めて参加研究チームのデータ、専門知識、機器
成する類の、完全に新規の作用機序を持つ新規の薬剤が
性能が包括的な形で発表され、各チーム・各テーマをつな
求められており、それ故、効能の高い新規医薬品の新たな
ぐ相互関係が築かれました。現時点では無関係の個々の
コンセプトを開発するため、内在性抗菌ペプチドの研究が
研究トピックを世界的な視野で捉えることで、この科学プロ
行われていますが、これらは医療機器表面、インプラントや
グラムは非常に興味深いものとなりました。そして、これを
その他の生体材料の生物学的機能化のためにも用いられ
契機に生まれた新しい接点・接触は、今回刻まれた第一歩
ています。脂質膜中で、抗菌ペプチドは、ナノ細孔とチャネ
をはるかに凌駕する数の共同研究へと結実していくはずで
ルを形成したり、膜アセンブリを阻害したりします。
す。
3
19
ワークショップが予想以上の成果を生むイベントになった
結果として、AC21 スペシャル・プロジェクト・ファンドの支
のは、AC21スペシャル・プロジェクト・ファンドの支援を受け
援で実現したプロジェクトは我々の想像をはるかに超えるも
たからに他なりません。ワークショップを挟んでの数日は、
のとなりました。4 大学からの研究者が数日間、場合によっ
ストラスブール大学の分析センターおよび NMR センターや
ては数週間にわたり顔を合わせ、ワークショップの目的で
フライブルク大学にて、ステレンボッシュ大学からの大量の
ある興味深いデータの交換だけでなく、斬新なアイディアを
チロシジン(抗菌ペプチド)を調べることに費やされました。
生み、生体材料における抗菌ペプチドという未開拓の分野
同様に、元々ミネソタ大学によって設計された抗菌ペプチド
に新しい協力関係を構築し、最初の実験を開始することが
GL13K の調査分析がストラスブールにて行われました。
できたのです。
(原文英語)
4
No.
よび表現型解析施設、バイエル クロップサイエンス社の研
「植物フェノミクスのフロンティア」
ワークショップ
究・開発用の温室を見学し、2 日目にはノースカロライナ州
立大学のファイトトロン(環境調節実験施設)も訪問しました
アデレード大学
が、これらの訪問は、植物表現型解析施設および植物栽
Michael Keller
培施設の現在の施設能力、表現型解析の科学的・商業的
ノースカロライナ州立大学
応用にスポットを当てることで、概略説明や背景知識の導
Rebecca Boston
J. José Cisneros
入部として役立ちました。2 日目に行われた参加者によるそ
れぞれの研究概要の発表において強調されたのは、細胞
という顕微鏡的レベルから植物全体という肉眼レベルの規
模に至るまで、さらに研究分野・領域といった広大な規模を
2015 年 6 月 1 日から 3 日まで「植物フェノミクスのフロン
含め、植物表現型解析の進展には不可欠な、今後目指す
ティア」ワークショップがノースカロライナ州立大学によって
べき方向性という点です。これについては、翌日の植物フェ
主催され、ノースカロライナ州立大学、アデレード大学、上
ノミクスのフロンティアに関する小グループおよび全体での
海交通大学、ノッティンガム大学の研究者のほか、連携諸
討議でも取り扱われ、3 日間の日程が終了しました。
機関・企業から選り抜かれた専門家が参加しました。この
ワークショップは、AC21 スペシャル・プロジェクト・ファンドの
本ワークショップはいくつか重要な成果を残しました。植
助成を受けて実現可能となったもので、植物フェノミクス研
物フェノミクスについて、その標準および統合的な枠組みと
究の現状を分析し、植物生物学、各種測定技術、先端的計
いう問題を中心に据えた共同論文を書くこと、そして共同研
算手法から成るこの学際的分野の未来像を概念面で具現
究計画を進めることに参加者からの同意が得られたのです。
化するための素晴らしい機会となりました。
これにより、多様な生物的・非生物的要因の影響下にある
モデル植物種のフェノームが数値化され、最終的にはこの
3 日間にわたって参加者は植物フェノミクスの「今」を考
標準的アプローチが植物収量を左右する重要要因の測定
察し、施設訪問、現在の研究活動についての意見交換、現
にいかに活用可能かが示されることでしょう。また、本ワー
状の課題点をめぐる議論を行いました。初日にはノースカ
クショップ参加者間での研究協力が植物生物学、計装、分
ロライナ・バイオテクノロジー・センターのリサーチ・トライア
析学の分野で開始されることとなりました。
ングル・パーク内の各施設、モンサント社の自動化温室お
(原文英語)
5
19
世界が注目する多機能性分子
AC21 メンバー大学 4 校の科学者が
ケムニッツに集合、ポルフィリンおよ
びフタロシアニン研究の将来的な応
用を討議
ケムニッツ工科大学
Dietrich R. T. Zahn
ラスブール大学(フランス)の研究者グループの尽力により、
自然は光合成、ヒト代謝等の様々なポルフィリン分子の
AC21 スペシャル・プロジェクト・ファンドの採択、という結果
応用例を教えてくれます。この分子の美点は、異なるポル
が得られたのです。AC21 メンバー以外の大学・研究機関
フィリン誘導体合成の柔軟性に依拠しており、その中心金
(インペリアル・カレッジ・ロンドン、ヨハネス・ケプラー大学、
属イオンや配位子は多岐にわたります。それ故、想定され
テュービンゲン大学、フライベルク工科大学、ドレスデン・ラ
ている応用例に基づく標的手法を用い、分子の性質を変化
イプニッツ固体・加工材料研究所、ケムニッツ病院)から招
させることが可能です。このような興味深い性質は、フタロ
いた研究者らも、この最先端且つ未来志向の研究分野に
シアニンという類似の分子にも応用でき、数十年にわたっ
高い関心を示しました。
て世界中の研究者の関心の的となっています。
今回、ワークショップ参加者から特に喜ばれたのは、ポ
2015 年 10 月 22 日から 23 日に「ポルフィリンおよびフタ
ルフィリンおよびフタロシアニン研究のパイオニア、Michael
ロシアニン誘導体の応用に関する展望」(https://www.tu-
Hanack 教授(テュービンゲン大学)の出席です。教授から
chemnitz.de/physik/HLPH/AC21/index.html ) と 題 す るワ ー
は開会の辞として、電子応用のみならず、光学応用、光電
クショップがケムニッツ工科大学で開催されました。本ワー
子応用のための非線形光学的性質に関するものも含め、
クショップの目的は、最新研究や、ポルフィリンとフタロシア
フタロシアニン研究における偉大な功績の数々をめぐる、
ニン分子の革新的で有望な応用例についての概略を提供
示唆に富む内容が語られました。また、フタロシアニンとポ
することでした」とは、ワークショップの主催者、ケムニッツ
ルフィリン分子の将来の応用において、より高い可能性を
工科大学半導体物理学部門を率いる Dietrich Zahn 教授の
持つ分野についての発表が招待講演者やポスターセッショ
言ですが、このコンセプトに興味を持った「国際学術コンソ
ンを通じて行われました。例えば、自然の光合成に対する
ーシアム(AC21)」のメンバー大学 3 校、即ちノースカロライ
ポルフィリンの重要性、太陽光燃焼物生産に向けた新規の
ナ州立大学(米国)、チュラロンコン大学(タイ)、そしてスト
人工光合成ポルフィリン分子の合成実験等です。加えて、
そのような分子を標的手法により変化
させ、二酸化炭素分解の活性媒体やス
ピントロニクス構成要素として、あるい
は量子コンピュータにおいて利用する
ための条件等も論じられました。
この学際的なワークショップが、若
手・ベテランを問わず、普段は出会う機
会の無い異分野の研究者らにとって満
足のいくものであったことは明らかです。
それは講義やポスターセッション、夕食
会の間にも活発な議論が繰り広げられ
た事実からも十分伺えました。
(原文英語)
6
No.
7
19
ガジャマダ大学にて AC21 国際スクー
リング 2017 開催予定
持続可能な発展のための地域社会と
地域固有の技術 ― 強靭な社会を目
指して
ガジャマダ大学 学長
Dwikorita Karnawati
ジョグジャカルタからご挨拶申し上げます。
AC21 国際スクーリング 2017 は、ガジャマダ大学が位置
するここジョグジャカルタの地で開催されます。ガジャマダ
大学はインドネシアの社会的、経済的、環境的発展を牽引
する教育、研究、社会奉仕における業績・成果によってよく
知られていますが、これは本学がインドネシアで最古・最大
の総合大学であるからこそ、と言えるでしょう。インドネシア
のジョグジャカルタ市に 360 エーカーの敷地を持つ本学は、
18 学部(学部・大学院一貫課程)、2 スクール(総合研究科
および専門学校)から成り、68 の学部プログラム、23 の学
本学とニュージーランドの諸大学が協同してインドネシア東
位取得プログラム、104 の修士および専門職プログラム、そ
部の強靭な地域づくりと経済的発展に取り組んでいます。
して 43 の博士プログラムを提供しています。
AC21 国際スクーリング 2017 のテーマは「持続可能な発
ガジャマダ大学は地域社会振興の中核的拠点であり、
展のための地域社会と地域固有の技術 ― 強靭な社会を
国内各地や国外からやって来た学生が学んでいます。学
目指して」というものです。スクーリングのカリキュラムは、
生交流、複数学位、共同指導、単位取得、国際共同研究出
セミナー、インターンシップ、ワークショップ、社会奉仕活動、
版等の各種プログラム・プロジェクトを通じて実施される留
エクスカーションの 5 つから構成され、AC21 メンバー大学
学生の受け入れは、本学の学習環境がインドネシア的且
からの専門家を含む、インドネシア国内外の有識者、専門
つ国際的な雰囲気を醸す一助となっていますが、多くのプ
家が講演者として招聘されます。これら種々の企画で取り
ログラムが国際認証機関の認証を得ており、例えば、経
上げる対象は、本学の 4 つの研究分野となる予定です。す
済・ビジネス学部では AACSB の認証を、化学工学科では
なわち、農学、保健医療、科学技術、社会人文学の 4 分野
iChemE の認証を獲得しており、また 21 のプログラムが
です。
AUN-AQA から認証されています。
本学のカリキュラムには地元地域振興プログラムも入っ
ており、そのいくつかは地域の振興と協力関係に基づく持
続可能な発展のための教育(ESD)、地域のレジリエンス
(強靭性)と経済発展(CaRED)等の学生の社会奉仕プログ
ラムです。2015 年には日本、オーストラリア、マレーシア、
米国、ドイツからの 100 名以上の留学生が学生社会奉仕、
つまり地域振興プログラムに参加しました。ESD プログラム
では、「経済・環境・社会」という持続可能な発展における 3
つの要素に対する意識を高めるため、村落や遠隔地との
協力関係を進めています。また CaRED プログラムを通じ、
8
No.
このスクーリングの参加者には、理解を深め、その知識
を社会奉仕という形で日々の問題に対する実際的な解決
策に還元していくことが期待されます。さらに期待されるこ
ととして、地域固有の技術を地域産業の中で実践する、コミ
ュニティへの訪問を通して「地域の知」を学ぶ、といったこと
も挙げられるでしょう。我々ガジャマダ大学は、2017 年の国
際スクーリングが世界中の多くの参加者を惹きつけるもの
となることを確信しています。
(原文英語)
9
19
10
No.
AC21 推進室より
これは国外でも同様で、私が訪れたことのある米国や
英国の高等教育マネジメントコースでも、ネットワーキング
専門職員の国際交流への期待
が大学院の価値の 1 つとして重視されています。特に米国
高等教育研究センター
のプログラムには米国外からの入学者も多く、グローバル
准教授・AC21 推進室員
な人的ネットワークが仕事上のアイディアを交換したり、職
中島英博
場の暗黙の前提に気づいたりすることに役立っているよう
です。
国内外を問わず、大学の職場は、教務、財務、施設、
研究支援、国際交流、情報基盤、学習支援、図書館など、
専門性で分断されているために部署最適に陥りやすい組
織です。そのため、他の職場との比較は、自組織の持つ
暗黙の価値観や文化に気づき、職場の学習を促進する簡
単で効果的な方法の 1 つです。
AC21 ではこれまで研究交流と学生交流を活発に進め
てきました。AC21 の活動は研究・教育が中心ですが、そこ
に加盟大学間の職員交流ができる機会も加えられないか
と考えることがあります。教員・学生に加えて、職員の間に
国際的な人的ネットワークが広がっていくことは、目に見え
る成果にはつながりにくいかもしれませんが、加盟校同士
で強い大学をつくっていく基盤になるものと考えています。
今年度より新たに AC21 推進室員に加わりました。2014
年に高等教育研究センターへ着任し、大学教育の質向上
に関わる研究とサービスに関わっております。今年から学
内のいくつかの会議に参加するようになりました。その中で
名古屋大学の多岐にわたる取り組みに触れるとともに、そ
れらを担う教職員の厚みに、あらためて他大学にはない基
幹大学の強みを再発見しています。AC21 推進室会議もそ
の 1 つで、スケールの大きいコンソーシアム事業が、熱意
ある教職員によって進められていく様子を目にし、大きな刺
激を受けています。
私は、教育発達科学研究科の高等教育学講座(協力
講座)を兼担させていただいています。教育発達科学研究
科は高等教育マネジメントが学べる、日本では数少ない夜
間の社会人大学院の 1 つです。近隣大学から集まった意
欲ある大学職員の方と共に学ぶ時間は、こちらが学ぶこと
も多く、とても充実しています。一般に、社会人大学院には
研究・学習の場に加えて、ネットワーキングの機能も重視さ
れています。異なる経験を持ち寄って率直な議論ができる
同窓生ネットワークは、在学生や修了生にとって大きな財
産になっているようです。
11
19
イベント・カレンダー
年
2016
月日
4/30 – 5/3
2017
TBA
2018
TBA
イベント・活動
第 8 回 AC21 国際フォーラム
第 14 回 AC21 運営委員会
第 8 回 AC21 総会
第 2 回 AC21 国際スクーリング
第 15 回 AC21 運営委員会
第 9 回 AC21 国際フォーラム
第 16 回 AC21 運営委員会
第 9 回 AC21 総会
場所
ケムニッツ工科大学(ドイツ)
ケムニッツ工科大学(ドイツ)
ケムニッツ工科大学(ドイツ)
ガジャマダ大学(インドネシア)
ガジャマダ大学(インドネシア)
吉林大学(中国)
吉林大学(中国)
吉林大学(中国)
イベント・活動
第 140 回 AC21 推進室会議
第 141 回 AC21 運営委員会
第 142 回 AC21 推進室会議
第 143 回 AC21 推進室会議
第 144 回 AC21 推進室会議
APAIE 2016 参加
第 145 回 AC21 推進室会議
場所
名古屋大学(日本)
名古屋大学(日本)
名古屋大学(日本)
名古屋大学(日本)
名古屋大学(日本)
メルボルン(オーストラリア)
名古屋大学(日本)
AC21 推進室活動記録
(2015 年 10 月–2016 年 3 月)
年
2015
2016
月日
10/27
11/19
12/16
1/22
2/24
2/29 – 3/3
3/28
AC21 メンバー
オーストラリア
アデレード大学 The University of Adelaide
中国
吉林大学 Jilin University
南京大学 Nanjing University
東北大学 Northeastern University
北京大学 Peking University
上海交通大学 Shanghai Jiao Tong University
同済大学 Tongji University
フランス
ストラスブール大学 University of Strasbourg
ドイツ
ケムニッツ工科大学 Technische Universität Chemnitz
フライブルク大学 University of Freiburg
インドネシア
ガジャマダ大学 Gadjah Mada University
日本
名古屋大学 Nagoya University
ラオス
ラオス国立大学 National University of Laos
ニュージーランド
カンタベリー大学 University of Canterbury
南アフリカ共和国
ステレンボッシュ大学 Stellenbosch University
タイ
チュラロンコン大学 Chulalongkorn University
カセサート大学 Kasetsart University
アメリカ
ノースカロライナ州立大学 North Carolina State University
ミネソタ大学 University of Minnesota
AC21 とは
AC21 は、世界の高等教育機関から構成される国際学術コ
ンソーシアムです。国の垣根を越え、地球規模の課題に取
り組む学術ネットワーク構築を目的として、2002 年に創設さ
No.
2016 年 3 月
編集・発行
れました。名古屋大学には、AC21 を運営する事務局が置
かれています。
19
国際学術コンソーシアム(AC21)
推進室
〒464-8601
名古屋市千種区不老町
名古屋大学
TEL 052-789-5684
e-mail [email protected]
URL http://www.ac21.org
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