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0 2 4 6 8 10 12 1998年1999年2000年2001年2002年2003年2004年
【デジタルカメラ産業の PLC】 デジタルカメラ産業は、革新的な製品が主に日本から生まれてきた産業であり、日本が現在でも強い競争力を 持つ産業である。次の資料を参考にして、日本市場におけるデジタルカメラの製品ライフサイクルの各段階で、 デジタルカメラ企業が取った製品戦略についてまとめてみよう。ただし、①導入期の戦略(1995~1999 年)、② 成長期の戦略(2000~2002 年) 、③成熟期の戦略(2003 年~)の時代区分で考察すること。最後に、日本市場 が成熟する中で、④今後の戦略についても考えてみよう。 <参考資料> 各カメラの国内出荷台数(国内需要) 千台 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 銀塩カメラ デジタルカメラ 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 1997年 1996年 1995年 0 デジタル一眼レフ *デジタルカメラの出荷台数にはデジタル一眼レフの出荷台数も含まれている。 12 10 8 6 4 2 0 120% 100% 80% 60% 40% 20% 0% 1998年1999年 2000年2001年2002年2003年 2004年2005年 150万画素以上の製品を発売した企業数 厚さが20mm以下の製品を発売した企業数 ズーム装備率(%) 500万画素以上の製品を発売した企業数 手振れ補正搭載企業数 ※上記は主要 11 社のデジタルコンパクトカメラを対象にしている。 ※ズーム装備率に関しては、ソニー、カシオ、キヤノン、オリンパス、富士フィルムの 5 社のみ 100000 90000 80000 70000 60000 円 50000 40000 30000 20000 10000 0 700 600 500 400 300 200 100 年 年 05 20 年 04 20 03 年 20 02 年 平均価格 20 01 年 20 年 00 20 年 99 19 98 年 19 19 97 年 0 96 19 画素 平均画素 主要製品 発売日 製品 メーカー 特徴 1995 年 3 月 QV-10 カシオ 低画素(25 万画素)、低価格(6 万 5000 円) 1997 年 4 月 DS-300 富士フィルム メガピクセル機 1997 年 10 月 C-1400L オリンパス メガピクセル機 2000 年 5 月 IXY DIGITAL キヤノン 小型・スタイリッシュ カシオ 薄型カード型 2002 年 6 月 EXILIM EX-S1&M1 2002 年 12 月 DMC-FZ1 松下 手振れ補正 2003 年 5 月 μ -10 DIGITAL オリンパス 生活防水 2005 年 10 月 GR DIGITAL リコー ズーム無し、重量感、高価格(79800 円)、こだわり派向け 2005 年 11 月 DSC-R1 ソニー 1000 万画素級製品